JP2003249884A - 柔軟性ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実装するための装置および方法 - Google Patents

柔軟性ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実装するための装置および方法

Info

Publication number
JP2003249884A
JP2003249884A JP2003005844A JP2003005844A JP2003249884A JP 2003249884 A JP2003249884 A JP 2003249884A JP 2003005844 A JP2003005844 A JP 2003005844A JP 2003005844 A JP2003005844 A JP 2003005844A JP 2003249884 A JP2003249884 A JP 2003249884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
spot
spot beams
beams
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003005844A
Other languages
English (en)
Inventor
Daniel R Franzen
ダニエル・アール・フランゼン
Daniel R Lane
ダニエル・アール・レイン
Nicholas F Dicamillo
ニコラス・エフ・ディカミロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
Original Assignee
TRW Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRW Inc filed Critical TRW Inc
Publication of JP2003249884A publication Critical patent/JP2003249884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18519Operations control, administration or maintenance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/2041Spot beam multiple access

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星通信ネットワークにおいて、ペイロード
・アーキテクチャのコストおよび重量を極力抑え、軌道
上において容量の再割り当てを可能とし、費用をかけず
に簡単にペイロード・アーキテクチャをビーム毎に試験
する。 【解決手段】 多重ビーム衛星は、複数の第1スポット
・ビームを受信する入力部と、複数の第2スポット・ビ
ームを送信する出力部とを備えている。ペイロード・ア
ーキテクチャが入力部と出力部との間に結合されてい
る。これは、入力部が受信した複数の第1スポット・ビ
ームからの信号の切換および濾波を柔軟かつ選択的に行
い、信号を前記出力部に供給し、前記複数の第2スポッ
ト・ビームとして送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には通信衛
星の分野に関する。更に特定すれば、本発明は、柔軟な
ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実現するための
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信衛星は電話通信に制限されて
いた。しかしながら、現在では、音声、データ、ビデ
オ、テレビジョン、およびラジオを含み、しかもこれら
とは限らないあらゆる形態の通信が、静止(同期)衛星
によって中継されている。主要な産業の中には、信頼性
の高い衛星通信サービスが連続的に利用できるか否かに
大きく依存するものもある。図1は、2機の衛星によっ
て通信のために冗長性を備えた、従来の衛星通信ネット
ワークを示す図である。衛星620および640は、均
一カバレッジ配置方法を用いて、地球のある領域610
の内部に位置する地上局630と通信を行う。この均一
カバレッジ配置方法では、限定する訳ではないが、北ア
メリカのような地球のある領域610全域との通信を可
能にする。衛星620または衛星640の一方が仮に故
障したとすると、他方の衛星がその通信機能を引き継ぐ
ことになる。しかしながら、この冗長性は、単に一方が
故障した場合に備えて2機の衛星を用いなければならな
いため、実現には費用がかかる。更に、ある場所で需要
が増大した場合、あるエリアにおいて見られるトラフィ
ック増大に伴う追加の負荷を処理するように、軌道内で
衛星を再構成することができない。加えて、衛星を設計
しているときには、衛星内に過剰な容量を設けることは
不可能である。何故なら、これは打ち上げよりも1年以
上前という場合もあるからである。その時点では、市場
の需要が確定していないということもあり得る。
【0003】前述の冗長性および容量の問題を克服する
ために、ある機構は多数のフィード(feed)を利用して多
数のスポット・ビームを形成し、地球上の特定の場所6
10を目標(ターゲット)としている。これまでは、フ
ィード・ホーン(feed horn)のサイズが大きいことか
ら、単一のアンテナ内に配置できるのは比較的少数のフ
ィードのみであった。しかしながら、米国特許第6,2
11,825号、米国特許第6,215,452号、お
よび米国特許第6,236,375号に示されるよう
に、以後半球地球カバレッジ・アンテナ(hemisperical
earth coverage antenna)と呼ばれるものを用いると、
多数のスポット・ビームを有することができ、各スポッ
ト・ビームが個々に地球上の特定の場所610を目標と
することが可能になる。これらの特許は、本願の譲受人
に譲渡されており、その内容はこの言及により全体的に
本願にも援用されるものとする。また、ペイロード内で
異なる信号をスイッチングし(切り換え)、異なるフィ
ードに対する受信/送信を行うこともできる。
【0004】図2は、前述のアンテナ・システムを利用
した非均一カバレッジ分散によって、地球上の所定の場
所に配置されたスポット・ビームの一例を示す図であ
る。衛星710は、西経47度にあるその位置から、南
アメリカおよびアメリカ合衆国の東海岸をカバーするよ
うにそのスポット・ビーム740を位置付ける。一方、
衛星720は、そのスポット・ビーム750がアジアお
よびオーストラリアの部分をカバーするように配置され
ている。更に、スポット・ビームの位置決めは、衛星の
アンテナにおけるフィードの物理的整合、および静止軌
道において衛星が位置する経度によって左右される。そ
の詳細は、米国特許第6,211,835号、第6,2
15,452号、および第6,236,375号に記載
されており、この言及によりこれらの全体が本願にも援
用されるものとする。一旦フィードが衛星内部で設定さ
れると、これらを個々に変更して別の地理的場所を目標
にすることはできない。しかしながら、均一カバレッジ
配置方法とは異なり、需要が最も多く収益性が最大とな
るエリアに向けてスポット・ビームを指向させすること
ができる。したがって、スポット・ビームを発生するた
めのフィードの位置決めは、衛星通信ネットワークの収
益を決定する上で非常に重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スポット・ビーム・ブ
ロードバンド・システムは、頻繁にシステムの容量をビ
ーム・グループに分割する。典型的なシステムでは、各
ビーム・グループは、地上におけるある数のカバレッジ
領域、およびこれらの領域に供するために割り当てられ
た関連衛星資源から成る。ハブ−スポーク・ネットワー
クでは、一サイトから生成されたアップリンク、即ち、
ゲートウェイがある。従来のハブ−スポーク・システム
では、一般に、ゲートウェイが所定のカバレッジ・エリ
ア内になければならない。衛星上のペイロードは、スポ
ット・ビームを受信または送信する位置を変更するスイ
ッチを有し、個々の切換例は共通である。これまで、シ
ステムは、カバレッジ・エリア間でのスペクトル割り当
てをどのように行うかについて予め規定しており、ハー
ド・ワイヤ電力分割器、電力分割モジュールまたはその
他のモジュールを用いてアップリンク帯域幅を割り当て
ていた。この手法に伴う問題は、システムの需要度が著
しく変動し、セルによっては割り当てられる資源が過剰
になったり、過少になる可能性が非常に高いことであ
る。その結果、契約容量の低下や、急激なシステム収益
の低下を招く。したがって、グループ内のセル間で衛星
アップリンク・チャネル帯域幅を軌道上で再割り当てす
るために、柔軟性を高めた手法が求められている。
【0006】軌道上にある間、衛星を試験(テスト)
し、これらが予測通りに動作し続けていることを確認す
る必要がある。これには、個別試験段階(フェーズ)が
含まれ、その中で衛星製造業者は、衛星が元の仕様要件
通りに機能し動作し続けることを証明する必要がある。
動作可能であることを宣言するためには、衛星が適正に
機能し動作することを証明する必要がある。この試験段
階は多くの場合軌道上テスト(IOT:in-orbit tes
t)と呼ばれており、受信利得対システム温度比(G/
T)、有効等方性放射電力(EIRP:Effective Isot
ropic Radiated Power)、帯域幅、並びにアップリンク
およびダウンリンク・キャリア対干渉(C/I)比を含
むことができる。
【0007】ハード・ワイヤ接続性(hard-wired connec
tivity)を有するシステムの試験は困難である。従来の
衛星試験方法は、衛星までビームまたは信号を送信し、
この信号を衛星に中継させて地上局または地球上に位置
する試験局まで返送させることから成る。次いで、受信
信号のパラメータを、最初に衛星まで送信した信号のパ
ラメータと比較する。従来の衛星のビームは少数に過ぎ
なかったので、試験は1カ所または少数の箇所の地上局
で行うことができた。しかしながら、衛星が多数のビー
ムを送信および受信できるようになり、試験段階におい
てロジスティックな問題(logistical problems)が生ず
る可能性も出てきた。このような状況では、各アップリ
ンク・ビームおよび各ダウンリンク・ビームを試験する
には、費用がかかり、しかも極度に困難であり手間がか
かる。ビーム毎に衛星まで信号を送信し、中継して第2
ビームにおいて信号を地球まで返送する必要がある。こ
のためには、各試験対象ビームに対応して、地球全域の
異なる場所に、例外的に多数の地上局または試験局を配
置することが必要になる場合がある。ビームの送信およ
び受信には多数の地上局が関わるので、この種の試験は
非常に手間がかかる。また、機内テスト信号発生器も公
知であるが、この解決策も費用がかかる。したがって、
多重ビーム衛星の試験効率を向上させる手段を提供する
ことが望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】好適な実施形態は、ペイ
ロード・アーキテクチャのコストおよび量(mass)を極力
抑えつつ、利用可能な帯域幅を最大限確保し、軌道上に
おいて容量を再割り当てすることができる衛星通信ネッ
トワークに関する。この総合的な目的を達成するに当た
り、軌道上における柔軟性を、低コスト、小重量、およ
び低電力の最新アンテナ設計によって、実用的かつ簡素
に実現可能とした。
【0009】好適な実施形態の目的は、多重ビーム衛星
に基づくブロードバンド通信ネットワークを提供し、軌
道上において、アップリンク・ビームのために、選択し
たグループ内の各スポット・ビームからリアル・タイム
で信号情報を抽出し、柔軟性のあるアップリンクの実現
およびペイロード周波数計画にこの信号情報を投入する
ことができるようにすることである。柔軟性のあるアッ
プリンクの実現により、スポット・ビームの組み合わせ
を選択し、各ビーム毎に所望のアップリンク容量を処理
する。このようなネットワークによって、帯域幅を最大
化し、いずれの選択したビーム・グループにおいてもス
ポット・ビーム間においてチャネル能力(容量)の再割り
当てを軌道上で行うことが可能となる。
【0010】また、好適な実施形態は、軌道上試験ユニ
ットのコストや重量、または多数の試験地の費用も解消
することも目的とする。好適な実施形態は、連結(接続
形態)の切換によって、単一の現場から試験を行うこと
ができる。
【0011】本発明の第1の態様では、柔軟性のあるア
ップリンクの実現によって、ユーザ・セルのグループ間
におけるアップリンク帯域幅の再割り当てを軌道上で行
うことが可能となる。所与のスポット・ビームからの信
号を電力分割し、1組のスイッチおよびマルチプレクサ
にルーティング(経路選択)する。スイッチおよびマル
チプレクサは、この信号を選択し、信号をフィルタリン
グ(濾波)し、これを別の信号と結合する。結合された
信号は、次いで増幅され、ダウンリンク・ビームを通じ
て送信される。
【0012】本発明の第2の態様では、スイッチおよび
マルチプレクサは、スポット・ビームの点検および試験
によって、費用をかけずに軌道上でビーム・スポットを
使用可能にする方法を実現する。柔軟なアップリンクに
よって、試験目的のためにのみ、各セルからダウンリン
クへ、更に同じセルにという、アップリンクの接続形態
が可能となる。言い換えると、これは、アップリンク信
号の接続形態に関しては、各セルがゲートウェイとして
動作することを可能にする。これによって、単一の試験
現場から全てのスポット・ビームを試験することができ
る。このサイトでアップリンクを生成し、ダウンリンク
を観察する。各ビーム内における振る舞いを試験するに
は、走査パターンにしたがって衛星のアンテナ構造の向
きを変える。このようにして、スポット・ビームの位置
を変え、適切なアップリンク接続形態を指令することに
よって、各ビームを順番に試験することができる。この
構成によって、地球上にある1カ所の局からのテスト信
号を用いて、各衛星スポット・ビームを1つずつ試験す
ることが可能となる。これによって、各ユーザ・ビーム
を試験の目的のためのゲートウェイと見なすことができ
る。
【0013】本発明のその他の目的、利点および顕著な
特徴は、本発明の好適な実施形態を開示する添付図面と
関連した以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】これより、添付図面を参照しなが
ら本発明について詳細に説明する。図面では、同様の参
照番号は同様のエレメントを表すこととする。
【0015】本発明の好適な実施形態を多重ビーム衛星
に関して以下に説明する。この多重ビーム衛星は、ビー
ム・グループ単位で複数のビームを(地球から)受信す
る入力部と、ビーム・グループ単位で複数のビームを
(地球に)送信する出力部とを含む。ペイロード・アー
キテクチャが、入力部および出力部間に結合されてい
る。ペイロード・アーキテクチャは、信号のスイッチン
グ(切換)およびフィルタリング(濾波)を組み合わせ
て行う柔軟な実装態様を含む。この信号は、入力部が受
信した第1複数のビーム(即ち、アップリンク・ビー
ム)に対応し、出力部にルーティング(経路選択)さ
れ、第2複数のビーム(即ち、ダウンリンク・ビーム)
として送信され、特定的な所望の動作上の効果をもたら
す。好適な実施形態は単なる一例に過ぎず、本発明ある
いはその応用または使用を制限する意図は全くない。信
号、複数の信号、ビーム、または複数のビームという用
語を全体を通じて用いるが、相互に交換可能であること
を意図している。
【0016】詳細な説明の前に、衛星ペイロード・アー
キテクチャの一例について、簡単にその概要を述べてお
く。一例とした衛星ペイロード・アーキテクチャは、複
数の受信アンテナにおいて高周波アップリンク・ビーム
を受信し、チャネルの切換および濾波のために、この高
周波数をこれよりも低い周波数に変換し、この低周波信
号をそれよりも高い周波数に変換し、高電力信号を複数
の送信アンテナの内1つに分配することができる。
【0017】図3は、本発明の好適な実施形態による、
多重ビーム衛星の一ビーム・グループのみに対するペイ
ロードにおける電子回路を示すブロック図である。衛星
ペイロードは、他のビーム・グループ各々にも、同様の
電子回路を含むことができる。衛星は、多数のビーム・
グループ、例えば、8つのビーム・グループの送受信を
行うために、様々な種類のアンテナ構造を含むことがで
きる。例えば、アプリンク・スポット・ビームを受信す
るための第1アンテナまたはアンテナ・セット、および
ダウンリンク・スポット・ビームを受信するための第2
アンテナまたはアンテナ・セットを含むことができる。
あるいは、1つ以上の共有アンテナ・アパーチャ(anten
na aperture)を設け、各々がアップリンクおよびダウン
リンク・スポット・ビームを受信および送信するように
してもよい。
【0018】図3は、第1二重偏波アンテナ20、第2
二重偏波アンテナ30、第3二重偏波アンテナ40、お
よび第4二重偏波アンテナ50を示し、各々、地球から
のアンプリンク・ビームを周知の方法で受信する。アッ
プリンク信号(ブロードバンド通信信号等)をアンテナ
で受信すると、受信信号は、4つの偏分波器(OMT:
オルソモード・トランスデューサ:ortho-mode transdu
cer)110を通過し、8つのバンド・パス・フィルタ
(BPF)120に達する。濾波された信号は、8つの
低ノイズ増幅器/ダウンコンバータ(LNA D/C)
130に達する。LNA D/C130は、受信および
濾波された信号を(Ka−バンドにおける約30GHz
のような)高周波数から、(C−バンドにおける約4ま
たは5GHzのような)それよりも低い周波数に変換す
る。
【0019】次に、低周波C−バンド信号を、8つのC
−バンド用増幅器140によって増幅し、入力マルチプ
レクサ(IMUX)および切換集合体200に伝達す
る。IMUX/切換アセンブリ(IMUXおよび切換ア
センブリ)200は、アプリンク4:2連結(接続形
態)切換ネットワーク210を含み、これは電力分割切
換ネットワークとすることができる。アップリンク4−
2接続形態切換ネットワーク210から出力された信号
は、2つのアウトバウンド入力マルチプレクサ(IMU
X)220の一方または4:1逆IMUX230のいず
れかに入力することができる。IMUX220は、O
1、O2、O3、O4を出力し、C−バンド冗長切換ネ
ットワーク310に接続されている。4:1逆IMUX
230の出力I1は、C−バンド冗長切換ネットワーク
310に接続されている。
【0020】C−バンド冗長切換ネットワーク310の
出力は、5つのアップコンバータ(U/C)320に接
続されている。U/C320は、低周波信号を、それよ
りも高い(約20GHzのような)K−バンド周波数信
号に変換し、地球への返送に用いる。次に、高周波K−
バンド信号は、5つのK−バンド線形化チャネル増幅器
(LCAMP)330および5つのTWTA340を通
過する。5つのTWTA340は、送信RF電力を供給
しダウンリンク送信を行う高電力増幅器である。5つの
TWTA340は、4つのアウトバウンド信号O−1、
O−2、O−3、O−4をユーザに出力し、1つのイン
バウンド信号I−1をゲートウェイ(図示せず)に出力
する。K−バンド冗長切換ネットワーク350は、信号
I−1、O−1、O−2、O−3、O−4を出力マルチ
プレクサ(OMUX)および切換アセンブリ400に接
続する。
【0021】OMUX/切換アセンブリ(OMUXおよ
び切換アセンブリ)400は、信号I−1、O−1、O
−2、O−3、O−4をアウトバウンド・マルチプレク
サ(OMUX)420に結合する機械式スイッチ410
を含むことができる。これらの信号は、OMUX420
を通過し、機械式スイッチ410に適切に分配される。
スイッチ430は、アウトバウンド信号を、ダウンリン
クOMT510の1つ、ならびに第1二重偏波ダウンリ
ンク・アンテナ520、第2二重偏波ダウンリンク・ア
ンテナ530、第3偏波ダウンリンク・アンテナ54
0、および第4二重偏波ダウンリンク・アンテナ550
のような対応するダウンリンク・アンテナに分配する。
【0022】電力変換ユニット150も設けて、DC電
力をLNA D/C130およびC−バンド用増幅器1
40に供給することができる。加えて、集中周波数ソー
ス(源)ユニット160が、局部発振(LO)信号をL
NA D/C130およびU/C320に供給する。電
力変換ユニット150および集中周波数源ユニット16
0は、衛星のビーム・グループ全ての間で共有されてい
る。
【0023】IMUX/切換アセンブリ200ならびに
OMUX/切換アセンブリ400は、アップリンク・ア
ンテナ20、30、40、50のいずれかからダウンリ
ンク・アンテナ520、530、540、550のいず
れかへのアップリンク信号でも適切に切り換え濾波する
ように動作する。図3はIMUX/切換アセンブリ20
0の一実施形態ならびにOMUX/切換アセンブリ40
0の一実施形態を示すが、他の実施形態および構成も本
発明の範囲に含まれるものとする。IMUX/切換アセ
ンブリ200は、OMUX/切換アセンブリ400より
も低い(4GHzのような)周波数で動作する。
【0024】図4は、一地理的エリアに対して容量を増
加するために、軌道上において衛星のスポット・ビーム
容量を柔軟に割り当てる構造を概念的に示す図である。
この柔軟な割り当てが望まれるのは、例えば、需要がこ
の地理的エリアにおいて増大したからである。衛星の1
つ以上のアンテナ内部に配置されたフィードが通常カバ
ーするビームとして、衛星と共に4つのスポット・ビー
ムが描かれている。図4に示すように、信号01、0
2、03または04の各々を異なる地理的エリアにそれ
ぞれ指向させることができ、あるいは全ての信号をいず
れかの地理的エリアに集中させることもできる。図4は
極端な信号再割り当てシナリオ(状況)を示すのであ
り、他の信号分配の組み合わせも数多くある。したがっ
て、特定の地理的エリア内で需要が上昇した場合、追加
の信号を高需要エリアにルーティングさせ、ビーム・グ
ループ内の他のエリアから信号を引き上げることも可能
である。衛星機内で命令可能なスイッチを利用すること
によって、いずれの所与の時点においてもチャネルの割
り当てを変更することができる。例えば、優先度の高い
ビームに2つのトランスポンダを設け、需要が少ない2
つのビームの各々に1つのトランスポンダを割り当てる
こともできる。これらの構成は軌道上で変更することが
できる。
【0025】図5に関して更に以下で説明するが、好適
な実施形態における衛星は、8つの独立したビーム・グ
ループを有し、その各々が4つの地上セルにカバレッジ
を提供する。したがって、衛星当たり合計で32個の地
上セルにカバレッジを提供する。各ビーム・グループ
は、単一のアクティブ・ゲートウェイ、4つのアウトバ
ウンド・トランスポンダ、および1つのインバウンド・
トランスポンダを有する。この設計はモジュール状であ
り、追加のビーム・グループも容易に受け入れ、更に大
きなカバレッジを提供することができる。
【0026】このペイロード・アーキテクチャでは、4
つまでのビーム間で、一グループにおいて4つのアウト
バウンド・トランスポンダを4つまでのビーム間で分配
することができる。容量は、1つのビームに集中させた
り、数個のビーム間で拡散させたり、または4つのビー
ム全ての間で均一に拡散させることができる。分配の変
更は、軌道上で行うことができる。好適な実施形態にお
ける衛星は、インターネットのようなブロードバンド通
信に用いる半球状地球カバレッジ衛星(hemispherical e
arth coverage satellite)である。衛星は、(米国特許
第6,236,375号に開示されているような)多数
のスポット・ビームを有する多数のアンテナ構造を含む
ことができる。
【0027】各ビーム・グループは、当該グループ内に
ある4つのセルのいずれかまたは全てにおいてユーザに
対応し、当該グループ内にある2つのセルの一方におい
てアクティブ・ゲートウェイに対応する。この連結(接
続形態)または接続性(connectivity)を「4:2」と表
記する。何故なら、アウトバウンド容量を4つのビーム
間で分配し、ゲートウェイに可能な場所が2箇所あるか
らである。対照的に、「2:1」接続形態では、4つの
アウトバウンド・トランスポンダを2つのビーム間で割
り当て、ゲートウェイの場所は1つである。4:2接続
形態に変更するために必要な追加のハードウエアは僅か
に過ぎない。何故なら、最新のアンテナは、アンテナま
たはRF光学部品を変更することなく、32本以上のビ
ームに適応する(収容可能である)からである。常に高
い性能を全てのビームに与えることにより、このアンテ
ナは4:2柔軟手法を可能とし、多数の有用なビームを
配信することができる。
【0028】4:2接続形態は、軌道上で構成でき、
2:1接続形態の機能性全てを備えることができる。そ
の際、単に2つのビームのみの間で4つのアウトバウン
ド・トランスポンダを割り当てることを選択し、ゲート
ウェイの場所を選択するだけでよい。しかしながら、
4:2接続形態は、2:1接続形態で可能なものを上回
る有用な割り当てを提供する。図4の左側に示すよう
に、必要であれば、4つのビーム間で均等に容量を拡散
することができる。また、図4の右側に示すように、1
つのセルのみに容量を集中させることもできる。勿論、
2つまたは3つのビーム間で容量を分割する中間割り当
ても可能である。
【0029】4つのセルに渡って容量を分配することに
より、4ビーム・グループ化では、2ビーム・グループ
化と比較して、カバレッジの配備および容量の分配にお
いて柔軟性を格段に高めることができる。この接続形態
は、半球状アンテナおよびその他の広視野アンテナを利
用し、アンテナ当たりのカバレッジを倍増し、最初は低
い容量密度で広範なエリアをカバーする。このように容
量を最初に広げることにより、容量の過少利用という危
険性を低下させ、最少数の衛星打ち上げによって広範な
サービスを提供し、市場参入のための時間短縮および初
期コスト削減がもたらされる。2:1アーキテクチャ
は、2つのビーム間で4つのアウトバウンド・トランス
ポンダを共有するので、初期容量の分散を一層密度濃く
行う必要があり、そのためカバレッジを確保するために
必要な衛星も多くなる。4:2設計は、トランスポンダ
をビームの適切なサブセットに割り当てることによっ
て、2ビーム・グループ化のために構成することもで
き、容量の密度およびカバレッジに対する強化度合いの
変化に合わせて、配備計画を連続的に遂行する柔軟性が
得られる。軌道上での柔軟性のために、通信マーケット
の発展、およびサービスの新規公開(ロールアウト)の進
展に連れて、資源の再割り当てを行うことができる。
【0030】図5に示すように、8つのビーム・グルー
プの各々は、2つのセルの一方における単一のアクティ
ブ・ゲートウェイと4つのセルのいずれかにおけるユー
ザ端末全てとの間で同時双方向通信を提供する。ビーム
・グループ毎に、アクティブ・ゲートウェイを主要Aセ
ルまたは主要Bセルのいずれかに配置することができ
る。ゲートウェイの選択は、軌道上で指令可能であり、
必要であれば軌道上でサービスの復元も可能である。ゲ
ートウェイから出て行く(アウトバウンド)トラフィッ
クでは、ペイロードはアクティブ・ゲートウェイから二
重偏波アップリンクを受信し、4つのアウトバウンド・
チャネル(O−1、O−2、O−3、O−4で示す)の
各々を、4つの地上セルのいずれにおいても、ユーザ端
末にダウンリンクする。図5に示す例では、各地上セル
が1つのアウトバウンド・チャネルを受信することを例
示しているが、好適な実施形態におけるペイロード・ア
ーキテクチャには柔軟性があり、1つ、2つ、3つ、ま
たは4つのアウトバウンド・チャネルをいずれの地上セ
ルにでもルーティングすることができ、これによって軌
道上で容量を割り当てし直すことができる。
【0031】ゲートウェイに入来する(インバウンド)
トラフィックでは、ペイロード・アーキテクチャは4つ
のサブチャネル・アップリンク(図5ではI−a、I−
1b、I−1c、I−1dで示す)を、4つアウトバウ
ンド・チャネルに対応する4つまでの地上セル内のユー
ザから受信する。ペイロード・アーキテクチャは、4つ
のサブチャネルを多重化し、結合した(組み合わせた)
信号をアクティブ・ゲートウェイにルーティングする。
図5では、O−2アウトバウンド・チャネルはインバウ
ンド・サブチャネルI−1aに対応し、O−4は1−1
cに対応し、O−1は1−1bに対応し、O−3は1−
1dに対応すると想定している。しかしながら、このペ
イロード・アーキテクチャには柔軟性があり、地上のコ
マンドに基づいて、アウトバウンド・チャネルおよびイ
ンバウンド・チャネル間のマッピングを変更することが
できる。
【0032】アウトバウンド処理では、多重ビーム・ア
ンテナは主要Aセルまたは主要Bセルのいずれかから二
重偏波ゲートウェイ・アップリンクを受信する。各偏波
上の信号をC−バンドにダウンコンバートし、増幅し、
1:2IMUXによってチャネル化し、4つのチャネル
O−1、O−2、O−3、O−4を生成する。次に、4
つのチャネルの各々をアップコンバートし、利得を制御
し、線形化TWTAによって増幅する。OMUX/切換
アセンブリは、必要に応じて、アウトバウンド・チャネ
ルの切換および結合(組み合わせ)を行い、0ないし4
つのチャネルをビーム・グループ内の各地上セルに供給
する。次に、信号をダウンリンク・アンテナにルーティ
ングし、ビーム・グループ内の1つ、2つ、3つ、また
は4つのセルに送信する。
【0033】多重ビーム・アンテナは、ビーム・グルー
プ内の1つ、2つ、3つ、または4つのセルのいずれか
から、4つのユーザ・アップリンク・インバウンド・サ
ブチャネルを受信する。4つのサブチャネルを4:1ス
イッチにルーティングし、次いで4:1逆IMUXにル
ーティングし、これらを結合して1つのI−1チャネル
にする。このI−1チャネルをアップコンバートし、利
得を制御し、線形化TWTAによって増幅する。OMU
X/切換アセンブリは、I−1チャネルを適切なアウト
バウンド・チャネルと結合し、次いで、ゲートウェイ地
上セルに対応するダウンリンク・フィードに信号を切り
換える。
【0034】図6は、図3のペイロード・アーキテクチ
ャにおけるアップリンク4:2接続形態切換機構210
の詳細の第1例を示す。このアップリンクの実現によっ
て、ペイロード・アーキテクチャの複雑性に対する影響
を極力抑え、性能には何等影響を与えることなく、柔軟
なアップリンク接続形態およびカバレッジが可能とな
る。
【0035】各スポット・ビームからの信号は、1:3
電力分割(PD)回路または1:2電力分割(PD)回
路において電力が分割される。次に、2:1スイッチ
(SW)または4:1スイッチ(SW)から成るスイッ
チにルーティングされる。スイッチは、アップリンク信
号を選択し、続いて、図3のペイロード・アーキテクチ
ャに示すように、この信号が濾波、増幅され、ダウンリ
ンクを通じて送信される。
【0036】先に説明したように、この柔軟なアップリ
ンクの実現によって、ゲートウェイを4つのセルから成
るグループにおける2つのセルのいずれかに置くことが
可能となる。ユーザの帯域幅は、4つのセル全ての間
で、1つのセルにおいて、またはその間のあらゆる組み
合わせで用意することができる。柔軟なアップリンクの
実現によって、軌道上で帯域幅および接続形態の指定が
可能となる。
【0037】また、スイッチング・マトリクスによっ
て、費用をかけずに、軌道上でスポット・ビームの点検
および試験を行うことにより、ビーム・スポットを使用
可能にする方法を実施する。図3のアップリンク4:2
接続形態切換ネットワークの第2例を図7に示す。これ
は、試験目的のためにのみ、各セルからダウンリンク
へ、そして同じセルへという、アップリンクの接続形態
を可能にする。
【0038】別途設けた電力分割および切換(スイッチ
ング)回路によって、いずれの副次(二次)セルのスポ
ット・ビームであっても(主要セルの代わりに)、試験
目的のためのアップリンク信号接続形態に関して「ゲー
トウェイ」として動作することができる。これによっ
て、単一の試験現場から全てのスポット・ビームの試験
が可能となる。この現場で、アップリンクを生成し、ダ
ウンリンクを観察する。各ビーム内における振る舞い
(動作)を試験するには、走査パターンにしたがって衛
星のアンテナ構造の向きを変える。別個の第1および第
2アンテナの場合やアンテナ・セットの場合、アンテナ
またはアンテナ・セットの位置を変える。1つ以上の共
有アンテナ・アパーチャの場合、共有アンテナ・アパー
チャ(複数のアパーチャ)の位置を変える。このように
して、スポット・ビームの位置を変え、適切なアップリ
ンク接続形態を指令することによって、各ビームを試験
することができる。この構成によって、地球上にある1
カ所の局からのテスト信号を用いて、各衛星スポット・
ビームを1つずつ試験することが可能となる。これによ
って、各ユーザ・ビームを試験の目的のためのゲートウ
ェイと見なすことができる。
【0039】その結果、ペイロード・アーキテクチャを
ビーム毎に試験および点検する方法が、費用をかけずに
簡単に得られる。こうすると、機上試験ユニットの必要
性が回避され、低コスト化および小型軽量化がもたらさ
れる。これによって、試験の間多数の地上局を使用する
必要性も回避される。その結果、軌道上での試験段階に
おいて、時間および資金が大幅に節約できる。
【0040】以上、好適な実施形態を具体的に参照しな
がら本発明について説明したが、好適な実施形態の説明
は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するように
解釈してはならない。種々のその他の修正や変更も、本
発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者に
は想起されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、総合冗長性を備えた2機の衛星を有す
る従来の衛星通信ネットワークを示す図である。
【図2】図2は、半球地球カバレッジ・アンテナを利用
し、地球上の既定の場所に配置したスポット・ビームの
一例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態の一例におけるペイ
ロード回路のブロック図である。
【図4】図4は、予測に反して需要が変化した地理的エ
リア内で容量を再割り当てするための衛星における容量
柔軟性を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態の一例における、ビ
ーム・グループの柔軟性を示す図である。
【図6】図6は、図3に示したペイロード・アーキテク
チャにおける、アップリンク4:2接続形態切換ネット
ワーク210の第1例を示す詳細なブロック図である。
【図7】図7は、図3に示したペイロード・アーキテク
チャにおける、アップリンク4:2接続形態切換ネット
ワーク210の第2例を示す詳細なブロック図である。
【符号の説明】
20,30,40,50 二重偏波アンテナ 110 オルソモード・トランスデューサ 120 バンド・パス・フィルタ(BPF) 130 低ノイズ増幅ダウンコンバータ(LNA D
/C) 140 C−バンド用増幅器 150 電力変換ユニット 160 集中周波数源ユニット 200 入力マルチプレクサ(IMUX)/切換アセ
ンブリ 210 アップリンク接続形態切換ネットワーク 220 アウトバウンドIMUX 230 4:1逆IMUX 310 C−バンド冗長切換ネットワーク 320 アップコンバータ(U/C) 330 K−バンド・リニアライザ/チャネル増幅器 340 TWTA 350 K−バンド冗長切換ネットワーク 400 出力マルチプレクサ(OMUX)/切換アセ
ンブリ 410,430 機械式スイッチ 420 マルチプレクサ(OMUX) 510 ダウンリンクOMT 520,530,540,550 二重偏波ダウンリ
ンク・アンテナ 620,640 衛星 630 衛星ディッシュ 710 衛星 740 スポット・ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・アール・レイン アメリカ合衆国カリフォルニア州90405, サンタ・モニカ,ユークリッド・ストリー ト 2450 (72)発明者 ニコラス・エフ・ディカミロ アメリカ合衆国カリフォルニア州90503, トーランス,クリスティン・アヴェニュー 20615 Fターム(参考) 5K072 BB22 CC03 DD02 DD06 EE04 GG02 GG15 GG22 GG23 GG26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重ビーム衛星であって、 複数の第1スポット・ビームを受信する入力部と、 複数の第2スポット・ビームを送信する出力部と、 前記入力部と前記出力部との間に結合されたペイロード
    ・アーキテクチャであって、前記入力部によって受信さ
    れた前記複数の第1スポット・ビームからの信号のスイ
    ッチングおよびフィルタリングを柔軟および選択的に行
    い、スイッチングされフィルタリングされた信号を前記
    出力部にルーティングし、前記複数の第2スポット・ビ
    ームとして送信する、ペイロード・アーキテクチャと、
    を備える多重ビーム衛星。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星において、前記ペイ
    ロード・アーキテクチャは、前記入力部によって受信さ
    れた前記複数の第1スポット・ビームの内1つを選択し
    てゲートウェイを収容し、前記複数の第1スポット・ビ
    ームは、主ビームおよび二次ビームを含み、前記ペイロ
    ード・アーキテクチャは主ビームを選択してゲートウェ
    イを収容する多重ビーム衛星。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の衛星において、前記ペイ
    ロード・アーキテクチャは、前記複数の第1スポット・
    ビームのスイッチングおよびフィルタリングを行うこと
    によって、前記複数の第1スポット・ビーム間でリター
    ン・チャネルを割り当てる多重ビーム衛星。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の衛星において、前記ペイ
    ロード・アーキテクチャは、前記複数の第1スポット・
    ビームの電力分割およびスイッチングを行うことによっ
    て、前記複数の第1スポット・ビームの内、ゲートウェ
    イを収容するために選択された前記1つから、結合リタ
    ーン信号を選択する多重ビーム衛星。
  5. 【請求項5】 多重ビーム衛星であって、 複数の第1スポット・ビームを受信する入力部と、 複数の第2スポット・ビームを送信する出力部と、 前記入力部と前記出力部との間に結合されたペイロード
    ・アーキテクチャであって、前記入力部で受信された前
    記複数の第1スポット・ビームからの信号のスイッチン
    グおよびフィルタリングを柔軟および選択的に行い、ス
    イッチングされフィルタリングされた信号を、前記出力
    部によって送信される前記複数の第2スポット・ビーム
    としてルーティングし、前記複数の第1スポット・ビー
    ムの各々、および前記複数の第2スポット・ビームの各
    々の試験を実行する、ペイロード・アーキテクチャと、
    を備える多重ビーム衛星。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の衛星において、前記ペイ
    ロード・アーキテクチャは、前記複数の第1スポット・
    ビームを選択的に切り換え、いずれのアップリンク・ビ
    ームでもゲートウェイ・ビームとして動作可能とする多
    重ビーム衛星。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の衛星において、単一の地
    上局からのテスト信号を用いて前記試験を実行する多重
    ビーム衛星。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の衛星において、前記ペイ
    ロード・アーキテクチャは、前記複数の第2スポット・
    ビームの内あるセルに対応する1つを、前記複数の第1
    ビーム・スポットの内前記セルに対応する1つに対し
    て、試験目的のみのための連結を可能にする多重ビーム
    衛星。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の衛星において、前記試験
    は、制御システムと共に行い、前記少なくとも1つの第
    1アンテナおよび前記少なくとも1つの第2アンテナの
    を位置を変更して、前記複数の第1スポット・ビームお
    よび前記複数の第2スポット・ビームの各1つずつを、
    前記単一の地上局から試験することを可能にした多重ビ
    ーム衛星。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の衛星において、前記複
    数の第1スポット・ビームは、主要セルおよび二次セル
    に対応するスポット・ビームを含み、前記試験は、二次
    セルに対応する第1スポット・ビームの試験を含む多重
    ビーム衛星。
  11. 【請求項11】 多重ビーム衛星の試験方法であって、 前記衛星において複数の第1スポット・ビームを受信す
    るステップと、 前記衛星から複数の第2スポット・ビームを送信するス
    テップと、 前記複数の第1スポット・ビームをスイッチングし、あ
    るセル内の第1スポット・ビームの当該セル内の第2ス
    ポット・ビームとの連結を可能にするステップと、 単一の地上局から、前記第1スポット・ビームおよび前
    記第2スポット・ビームに対するテスト信号を送り、前
    記第1スポット・ビームおよび前記第2スポット・ビー
    ムを試験するステップと、を含む試験方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、更
    に、前記複数の第1スポット・ビームの各1つ、および
    前記複数の第2スポット・ビームの各1つに対して、前
    記単一の地上局からテスト信号を送る前記ステップを繰
    り返すステップを含む方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、前記
    衛星は、前記複数の第1スポット・ビームを受信する第
    1アンテナまたはアンテナ・セットと、前記複数の第2
    スポット・ビームを送信する第2アンテナまたはアンテ
    ナ・セットとを備え、前記複数の第1スポット・ビーム
    および前記複数の第2スポット・ビームの内、あるセル
    に対応する1つずつから成る各対毎に、前記第1アンテ
    ナまたはアンテナ・セットおよび前記第2アンテナまた
    はアンテナ・セットの位置を変更する方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の方法において、前記
    衛星は、前記複数の第1スポット・ビームおよび前記複
    数の第2スポット・ビームを受信する1つ以上の共有ア
    ンテナ・アパーチャを備えており、前記複数の第1スポ
    ット・ビームおよび前記複数の第2スポット・ビームの
    内、あるセルに対応する1つずつから成る各対毎に、前
    記共有アンテナ・アパーチャの位置を変更する方法。
JP2003005844A 2002-01-11 2003-01-14 柔軟性ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実装するための装置および方法 Pending JP2003249884A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/044131 2002-01-11
US10/044,131 US6973287B2 (en) 2002-01-11 2002-01-11 Apparatus and method to implement a flexible hub-spoke satellite communications network

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003249884A true JP2003249884A (ja) 2003-09-05

Family

ID=21930668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003005844A Pending JP2003249884A (ja) 2002-01-11 2003-01-14 柔軟性ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実装するための装置および方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6973287B2 (ja)
EP (1) EP1328076A3 (ja)
JP (1) JP2003249884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015503297A (ja) * 2011-12-08 2015-01-29 ヴィアサット, インコーポレイテッドViaSat, Inc. ハブ・スポーク型のスポット・ビーム衛星通信システムにおける干渉管理

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7511666B2 (en) * 2005-04-29 2009-03-31 Lockheed Martin Corporation Shared phased array cluster beamformer
US7741997B1 (en) * 2005-08-17 2010-06-22 Lockheed Martin Corporation Multiple-beam phased array with switchable element areas
US8036669B2 (en) * 2006-04-20 2011-10-11 Qualcomm Incorporated Orthogonal resource reuse with SDMA beams
WO2008027974A2 (en) * 2006-08-29 2008-03-06 Wildblue Communications, Inc. Network-access satellite communication system
WO2008108885A2 (en) 2006-09-26 2008-09-12 Viasat, Inc. Improved spot beam satellite systems
US20080136227A1 (en) * 2006-12-11 2008-06-12 3M Innovative Properties Company Vehicle seat sensor assembly
US7792070B1 (en) * 2007-04-13 2010-09-07 Douglas Burr Multi-beam satellite network to maximize bandwidth utilization
EP2137837B1 (en) * 2007-04-16 2014-05-07 Astrium Limited Routing of downlink channels in a communications satellite
FR2922861B1 (fr) * 2007-10-30 2009-11-20 Org Europeenne Telecommunications Par Satellite Eutelsat Procede d'optimisation de la charge utile d'un satellite de telecommunication multifaisceaux.
US7474263B1 (en) * 2007-10-31 2009-01-06 Raytheon Company Electronically scanned antenna
FR2928511B1 (fr) * 2008-03-05 2010-12-17 Eutelsat Procede d'etablissement de liaisons radiofrequences via un satellite multifaisceaux.
US9236934B1 (en) 2009-10-16 2016-01-12 Viasat, Inc. Satellite system architecture for coverage areas of disparate demand
US9514336B2 (en) * 2009-12-17 2016-12-06 Symbol Technologies, Llc Method and system for adaptive operation of a power amplifier of a radio frequency identification (RFID) reader device
FR2969431B1 (fr) * 2010-12-21 2013-01-11 Thales Sa Satellite de diffusion a couverture multifaisceaux et plan de frequence flexible
US8340016B1 (en) 2011-07-29 2012-12-25 Viasat, Inc. Flexible forward and return capacity allocation in a hub-spoke satellite communication system
AU2012347615B2 (en) 2011-12-08 2016-02-04 Viasat, Inc. Beam switching in a bent pipe satellite for replacing a failing gateway by a virtual utility gateway
US8805275B2 (en) * 2012-06-11 2014-08-12 Viasat Inc. Robust beam switch scheduling
US9979077B2 (en) * 2014-12-15 2018-05-22 Gary Gwoon Wong Vehicle antenna for satellite communication
US9848370B1 (en) * 2015-03-16 2017-12-19 Rkf Engineering Solutions Llc Satellite beamforming
US9967792B2 (en) 2015-03-16 2018-05-08 Space Systems/Loral, Llc Communication system with multi band gateway
US9831940B2 (en) 2015-12-01 2017-11-28 Hughes Network Systems, Llc Gain/flatness enhancement for RF switch matrix
US10084509B2 (en) 2015-12-01 2018-09-25 Hughes Network Systems, Llc Flexible redundancy using RF switch matrix
US10136438B2 (en) 2016-01-22 2018-11-20 Space Systems/Loral, Inc. Flexible bandwidth assignment to spot beams
EP3291470B1 (en) 2016-08-30 2020-03-25 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Regenerative payload using end-to-end fec protection
KR102397530B1 (ko) * 2017-09-22 2022-05-13 비아셋, 인크 유연한 인트라-위성 신호 경로들
CN112821941B (zh) * 2021-01-14 2022-10-21 重庆邮电大学 一种多波束低轨卫星通信系统预切换方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6469128A (en) * 1987-09-10 1989-03-15 Toshiba Corp Radio wave sender of artificial satellite
IT1240809B (it) * 1990-03-28 1993-12-17 Selenia Spazio Spa Ora Alenia Sistema integrato sensore-attuatore per il controllo del puntamento di antenne a bordo di satelliti artificiali.
US6067453A (en) * 1996-10-25 2000-05-23 Pt Pasifik Satelit Nusantara Satellite-based direct access telecommunications systems
FR2762937B1 (fr) * 1997-05-05 1999-06-11 Alsthom Cge Alcatel Antenne active a reseau d'elements rayonnants a architecture redondante
US6175719B1 (en) * 1997-06-25 2001-01-16 Hughes Electronics Corporation Multi-spot-beam satellite system with broadcast and surge capacity capability
US6048366A (en) * 1998-10-26 2000-04-11 Exigent International, Inc. Satellite simulator
US6442148B1 (en) * 1998-12-23 2002-08-27 Hughes Electronics Corporation Reconfigurable multibeam communications satellite having frequency channelization
US6236375B1 (en) 1999-01-15 2001-05-22 Trw Inc. Compact offset gregorian antenna system for providing adjacent, high gain, antenna beams
US6211835B1 (en) 1999-01-15 2001-04-03 Trw Inc. Compact side-fed dual reflector antenna system for providing adjacent, high gain antenna beams
US6215452B1 (en) 1999-01-15 2001-04-10 Trw Inc. Compact front-fed dual reflector antenna system for providing adjacent, high gain antenna beams
US6233433B1 (en) * 1999-02-04 2001-05-15 The Boeing Company Apparatus and method of testing multi-beam satellite repeater in-orbit from a single ground station using a sampling and combining matrix
EP1083682A3 (en) * 1999-09-10 2003-07-02 TRW Inc. Built-in self test (BIST) approach for regenerative data transmission system
US20020032003A1 (en) * 2000-06-15 2002-03-14 Avraham Avitzour Multi-spot satellite system for broadband communication

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015503297A (ja) * 2011-12-08 2015-01-29 ヴィアサット, インコーポレイテッドViaSat, Inc. ハブ・スポーク型のスポット・ビーム衛星通信システムにおける干渉管理

Also Published As

Publication number Publication date
US20030134592A1 (en) 2003-07-17
EP1328076A3 (en) 2004-01-02
US6973287B2 (en) 2005-12-06
EP1328076A2 (en) 2003-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003249884A (ja) 柔軟性ハブ−スポーク衛星通信ネットワークを実装するための装置および方法
EP0624008B1 (en) Mobile communication satellite payload
EP0290509B1 (en) Satellite communications system for mobile users
US4813036A (en) Fully interconnected spot beam satellite communication system
JP2650700B2 (ja) 周波数再使用を利用する衛星通信方法
US6336030B2 (en) Method and system for providing satellite coverage using fixed spot beams and scanned spot beams
US6438354B2 (en) Reconfigurable satellite and antenna coverage communications backup capabilities
US5765098A (en) Method and system for transmitting radio signals between a fixed terrestrial station and user mobile terminals via a network of satellites
US7024158B2 (en) Broadband communication satellite
EP1605609B1 (en) Stratospheric platforms based mobile communications architecture system
US6954614B2 (en) Wideband transmission through narrowband transponder
JPH021629A (ja) 周波数共用形衛星通信システム
CN108432156B (zh) 具有增加的通信容量的卫星系统和增加卫星系统容量的方法
JPH04233804A (ja) 多重、周波数アドレス可能な走査ビームを生成する方法および装置
US20030134635A1 (en) Intermediate frequency transponded payload implementation
US20230388009A1 (en) Techniques for switching between operating modes of beamforming systems and satellites
US20030134595A1 (en) Optimization of eirp via efficient redundancy pooling concepts
US20030134594A1 (en) Downlink switching mechanism for a satellite
US7835733B1 (en) Satellite telecommunication system
ASSAL et al. Hardware development for future commercial communications satellites