JP2003249361A - 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器

Info

Publication number
JP2003249361A
JP2003249361A JP2002343970A JP2002343970A JP2003249361A JP 2003249361 A JP2003249361 A JP 2003249361A JP 2002343970 A JP2002343970 A JP 2002343970A JP 2002343970 A JP2002343970 A JP 2002343970A JP 2003249361 A JP2003249361 A JP 2003249361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
brightness
emitting
color
emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002343970A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kobayashi
英和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002343970A priority Critical patent/JP2003249361A/ja
Publication of JP2003249361A publication Critical patent/JP2003249361A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光特性の経時変化が異なる複数種類の発光
単位(例えばEL素子)を含んで構成される発光体(例
えばEL装置)において、ある程度の使用時間が経過し
た後であっても良好な発光状態を得ることができる発光
体、さらにはこの発光体の輝度設計方法と輝度設計プロ
グラム、及び電気光学装置、電子機器を提供する。 【解決手段】 発光特性の経時変化が異なる複数種類の
発光単位105を含んで構成される発光体100であ
る。発光単位105間の発光寿命のずれ量が20%以内
となるように、発光単位105のそれぞれの初期輝度が
設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示体や光源に
好適なエレクトロルミネッセンス(electroluminescenc
e:以下、ELとも称す。)等の発光体、この発光体の
輝度設計方法と輝度設計プログラム、さらに電気光学装
置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】自発光素子であるEL素子(特に、有機
EL素子)を利用した表示体や光源等の発光体が従来か
ら種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。こ
のような発光体においては、カラー表示が可能な有機E
L表示装置も公知である。有機EL表示装置でカラー表
示を行うためには、光の三原色である赤(R)、緑
(G)、青(B)に対応して、赤色に発光する有機EL
素子(発光単位)と、緑色に発光する有機EL素子(発
光単位)と、青色に発光する有機EL素子(発光単位)
とで1画素を構成するのが通常であり、例えば、任意の
画素を明るい白色とする場合には、その画素を構成する
赤、緑及び青の各有機EL素子の全てを発光させればよ
く、また、1画素を構成する赤、緑及び青の各有機EL
素子の発光輝度を適宜制御すれば、任意の画素を所望の
色及び輝度で発色させることが可能である。
【0003】そして、上記のように3色の有機EL素子
を利用してカラー表示を行う場合、良好なホワイトバラ
ンスをとるのが重要であることが知られている(例え
ば、特許文献2参照)。そこで、従来は、各画素を構成
する3色のEL素子の発光輝度を考慮しつつ、良好なホ
ワイトバランスが得られるような各色の発光面積(外部
に光を照射可能な発光面積)を求め、その発光面積が得
られるように各有機EL素子の開口率を決定していた。
【0004】
【特許文献1】特開平10−12377号公報
【特許文献2】特開平2000−353590号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の開口率の決定方法では、製品の出荷直後で
あれば、各有機EL素子の発光輝度は良好なホワイトバ
ランスを維持することはできるものの、発光材料毎に劣
化の進み具合が異なるのが通常であるため、使用を開始
してからある程度の時間を経過した後(発光時間の累積
がある程度の時間に達した後)には、ホワイトバランス
が崩れてしまい、白色発光させることを意図して各有機
EL素子に所定の電流を供給したとしても、実際の発色
は綺麗な白色にはならず、また、他の任意の色を任意の
輝度で発色させようとしても、やはり意図した発色状態
は得られない、という未解決の課題を有していた。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたもので、発光特性の経
時変化が異なる複数種類の発光単位(例えばEL素子)
を含んで構成される発光体(例えばEL装置)におい
て、ある程度の使用時間が経過した後であっても良好な
発光状態を得ることができる発光体、さらにはこの発光
体の輝度設計方法と輝度設計プログラム、及び電気光学
装置、電子機器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発光体は、発光特性の経時変化が異なる複
数種類の発光単位を含んで構成される発光体であって、
上記発光単位間の発光寿命のずれ量が20%以内となる
ように、上記発光単位のそれぞれの初期輝度が設定され
てなることを特徴としている。また、上記発光体におい
ては、上記発光単位の発光寿命が、発光輝度が初期輝度
の所定割合になるまでに要する時間であるのが好まし
く、その場合に上記所定割合が50%であるのが好まし
い。
【0008】また、上記発光体においては、赤の発色が
可能な発光単位と、緑の発色が可能な発光単位と、青の
発色が可能な発光単位との3ドットを1画素とすること
によりカラー表示が可能となっており、上記各発光単位
の開口率が、下記式(1)を満足しているのが好まし
い。 a:a:a=W:W:W…式(1) ただし、Lは、上記赤の発色が可能な発光単位の初期
輝度、Lは、上記緑の発色が可能な発光単位の初期輝
度、Lは、上記青の発色が可能な発光単位の初期輝
度、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口率、
は、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、a
は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率、W:W
:Wは、上記1画素で白色を表示するための各色の
輝度比(W は赤色、Wは緑色、Wは青色にそれぞ
れ対応)である。
【0009】また、本発明の別の発光体は、発光特性の
経時変化が異なる複数種類の発光単位を含んで構成され
る発光体であって、上記発光単位間の所定時間あたりの
発光量のずれ量が20%以内となるように、上記発光単
位のそれぞれの初期輝度及び開口率が設定されてなるこ
とを特徴としている。上記発光体においては、上記発光
単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量は、上記各発
光単位の発光輝度の減衰曲線をその発光輝度の初期輝度
で除算することにより求められる規格化減衰曲線を基に
決定されているのが好ましい。
【0010】また、上記発光体においては、赤の発色が
可能な発光単位と、緑の発色が可能な発光単位と、青の
発色が可能な発光単位との3ドットを1画素とすること
によりカラー表示が可能となっており、上記各発光単位
の開口率の比が、下記式(2)を満足しているのが好ま
しい。 a:a:a=1:3〜8:8〜15 ……式(2) ただし、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口
率、aは、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、
は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率であ
る。
【0011】本発明の発光体の輝度設計方法は、発光特
性の経時変化が異なる複数種類の発光単位を含んで構成
される発光体の輝度設計方法であって、上記発光単位間
の発光寿命のずれ量が20%内となるように、上記発光
単位のそれぞれの初期輝度を設定する初期値決定処理、
を実行することを特徴としている。
【0012】上記発光体の輝度設計方法においては、上
記決定された初期値に基づき、上記発光単位の種類毎に
開口率を決定する開口率決定処理、を実行するのが好ま
しい。また、上記発光体の輝度設計方法においては、上
記決定された初期値に基づき、上記発光単位の種類毎に
電流値又は電圧値の使用範囲を決定する使用範囲決定処
理、を実行するのが好ましい。
【0013】また、上記発光体の輝度設計方法において
は、上記発光単位の発光寿命を、発光輝度が初期輝度の
所定割合になるまでに要する時間とするのが好ましく、
その場合に上記所定割合を50%とするのが好ましい。
【0014】また、上記発光体の輝度設計方法において
は、赤の発色が可能な発光単位と、緑の発色が可能な発
光単位と、青の発色が可能な発光単位との3ドットを1
画素とすることによりカラー表示が可能となっており、
上記各発光単位の開口率を、上記式(1)を満足させる
のが好ましい。
【0015】また、本発明の別の発光体の輝度設計方法
は、発光特性の経時変化が異なる複数種類の発光単位を
含んで構成される発光体の輝度設計方法であって、上記
発光単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量が20%
以内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期輝度
及び開口率を設定する初期値決定処理及び開口率決定処
理、を実行することを特徴としている。上記発光体の輝
度設計方法においては、上記発光単位間の所定時間あた
りの発光量のずれ量を、上記各発光単位の発光輝度の減
衰曲線をその発光輝度の初期輝度で除算することにより
求められる規格化減衰曲線を基に決定するのが好まし
い。
【0016】本発明の発光体の輝度設計プログラムは、
発光特性の経時変化が異なる複数種類の発光単位を含ん
で構成される発光体の輝度設計プログラムであって、上
記発光単位間の発光寿命のずれ量が20%内となるよう
に、上記発光単位のそれぞれの初期輝度を設定する初期
値決定処理、をコンピュータで実行させるようになって
いることを特徴としている。
【0017】上記発光体の輝度設計プログラムにおいて
は、上記決定された初期値に基づき、上記発光単位の種
類毎に開口率を決定する開口率決定処理、をコンピュー
タで実行させるようになっているのが好ましい。また、
上記発光体の輝度設計プログラムにおいては、上記決定
された初期値に基づき、上記発光単位の種類毎に電流値
又は電圧値の使用範囲を決定する使用範囲決定処理、を
コンピュータで実行させるようになっているのが好まし
い。
【0018】また、上記発光体の輝度設計プログラムに
おいては、上記発光単位の発光寿命を、発光輝度が初期
輝度の所定割合になるまでに要する時間とするのが好ま
しく、その場合に上記所定割合を50%とするのが好ま
しい。
【0019】また、上記発光体の輝度設計プログラムに
おいては、赤の発色が可能な発光単位と、緑の発色が可
能な発光単位と、青の発色が可能な発光単位との3ドッ
トを1画素とすることによりカラー表示が可能となって
おり、上記各発光単位の開口率を、上記式(1)を満足
させるのが好ましい。
【0020】また、本発明の別の発光体の輝度設計プロ
グラムにおいては、発光特性の経時変化が異なる複数種
類の発光単位を含んで構成される発光体の輝度設計プロ
グラムであって、上記発光単位間の所定時間あたりの発
光量のずれ量が20%以内となるように、上記発光単位
のそれぞれの初期輝度及び開口率を設定する初期値決定
処理及び開口率決定処理、をコンピュータで実行させる
ようになっていることを特徴としている。上記発光体の
輝度設計方法においては、上記発光単位間の所定時間あ
たりの発光量のずれ量を、上記各発光単位の発光輝度の
減衰曲線をその発光輝度の初期輝度で除算することによ
り求められる規格化減衰曲線を基に決定するのが好まし
い。
【0021】本発明の電気光学装置は、上記発光体を表
示装置として備えることを特徴としている。本発明の電
子機器は、上記発光体を表示装置として備えることを特
徴としている。
【0022】なお、上記発明において発光体としては、
有機エレクトロルミネッセンスや無機エレクトロルミネ
ッセンス、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放出
ディスプレイ(FED)などに適用可能であるが、特に
有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)に適用する
のが好ましい。EL素子(発光単位)の発光特性の経時
変化として、その発光輝度の減衰曲線(定電流駆動の場
合には同一電流を流すという条件下で、定電圧駆動の場
合は同一電圧を印加するという条件下で、使用時間経過
に伴う発光輝度の変化を示す曲線)を調査してみると、
充分に長い時間を考えれば、発光輝度の初期値、すなわ
ち初期輝度が、減衰曲線の形状に大きな影響を与えてい
ることが判った。これは、発光輝度が高めに設定されて
いると、発光材料に流れた電流の積分値(定電流駆動の
場合)又は発光材料に印加された電圧の積分値(定電圧
駆動の場合)は比較的短時間の間に大きな値になるし、
逆に、発光輝度が低めに設定されていれば、そのような
電流値や電圧値の積分値は、比較的長時間が経過しない
と大きな値にはならないからである。すなわち、かかる
積分値と発光材料の劣化の進行具合とは、密接に関連す
るのである。
【0023】なお、発光輝度の初期値(初期輝度)と
は、発光輝度の大きさを表すことができる値のことであ
り、例えば、発光輝度の平均値であってもいいし、発光
輝度の最大値であってもよい。そして、上記発明の発光
体においては、上記発光単位間の発光寿命のずれ量が2
0%以内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期
輝度、すなわち発光輝度の平均値或いは最大値等の初期
値が設定されている。また、上記発明の発光体の輝度設
計方法や輝度設計プログラムでは、上記発光単位間の発
光寿命のずれ量が20%以内となるように、上記発光単
位のそれぞれの初期輝度、すなわち発光輝度の平均値或
いは最大値等の初期値が設定される。そして、この決定
された初期値に基づき、上記発光単位の種類毎に開口率
が決定され、また、上記決定された初期値に基づき、上
記発光単位の種類毎に電流値(定電流駆動の場合)又は
電圧値(定電圧駆動の場合)の使用範囲が決定される。
ここで、発光単位間の発光寿命のずれ量が20%以内と
なるようにするのは、20%以内であれば、それぞれの
開口率を適宜に設定することによって得られるホワイト
バランスが、発光体の寿命内で許容範囲となり、商品と
しての価値も損なわれない範囲内となるからである。
【0024】電流値又は電圧値の使用範囲は、最小値と
最大値との両方の値で定義することが可能であるが、最
小値が0アンペア又は0ボルトの場合には、最大値のみ
や、中央値のみで定義することも可能である。発光させ
ないときの電流値又は電圧値の値(つまり、最小値)
は、0アンペア又は0ボルトであるのが通常であるか
ら、電流値又は電圧値の使用範囲は、最大値や中央値と
いう一つの値で定義することが最も自然且つ簡易であ
る。
【0025】そして、かかる電流値又は電圧値の使用範
囲に基づいて実際の電流値又は電圧値が制御されれば、
各EL素子(発光単位)の発光輝度の実際の減衰曲線
は、初期値決定処理で決定された初期値(初期輝度)に
よって決まる減衰曲線にほぼ一致するようになる。する
と、各EL素子(発光単位)の種類毎の発光輝度の初期
値(初期輝度)は、各EL素子(発光単位)間の発光寿
命のずれ量が20%以内となるように、それぞれの初期
輝度が設定されていることから、各EL素子(発光単
位)の劣化の進行具合は、ほぼ揃うようになる。
【0026】なお、初期値決定処理で決定された発光輝
度の初期値(初期輝度)は、上記のように各EL素子
(発光単位)間の寿命のずれ量が20%以内となること
を第一に考慮したものであり、この初期値(初期輝度)
に基づき、開口率決定処理において各EL素子(発光単
位)の種類毎に開口率が決定されるため、各EL素子
(発光単位)間の輝度比を所望の状態(例えば、綺麗な
白色が得られるホワイトバランス)にすることができ
る。また、上記初期値(初期輝度)に基づき、上記使用
範囲決定処理において各EL素子の電流値(定電流駆動
の場合)又は電圧値(定電圧駆動の場合)の使用範囲を
決定することができる。
【0027】また、光の三原色である赤(R)、緑
(G)、青(B)の3ドットで1画素を構成するよう
に、各画素を三色のEL素子(発光単位)、すなわち赤
の発色が可能なEL素子(発光単位)と、緑の発色が可
能なEL素子(発光単位)と、青の発色が可能なEL素
子(発光単位)とを備えることで、カラー表示が可能と
なる。その場合に、上記各EL素子(発光単位)の開口
率が、上記式(1)を満足していれば、初期値決定処理
で決定された発光輝度の初期値(初期輝度)がどのよう
な値であっても、適切なホワイトバランスを得ることが
できる。
【0028】また、前記発明においては、各EL素子
(発光単位)の発光寿命を、発光輝度が初期輝度(製造
直後に得られるはずの発光輝度)の所定割合に劣化する
のに要するであろう使用時間とすることにより、EL素
子(発光単位)間の発光寿命のずれ量が20%以内とな
るようにしている。つまり、ある程度の使用時間が経過
したときに、各EL素子(発光単位)の発光輝度の劣化
割合が等しければ、全体としての輝度は低下しても、輝
度比は初期状態と同じである。このため、例えば所望の
ホワイトバランスが得られるように開口率を設定してい
た場合には、ある程度の使用時間が経過してEL素子
(発光単位)の発光輝度が低下しても、所望のホワイト
バランスを保つことができるのである。なお、所定割合
を50%とすることで、EL素子(発光単位)の発光輝
度が初期値の半分にまで劣化したときにも、各EL素子
(発光単位)間でその初期の輝度比を保ち、所望のホワ
イトバランスを保つことができるようになる。
【0029】また、本発明の発光体においては、上記発
光単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量が20%以
内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期輝度及
び開口率が設定されている。このように、発光単位間の
所定時間あたりの発光量のずれ量が20%以内となるよ
うにするのは、20%以内であれば、それぞれの開口率
を適宜に設定することによって得られるホワイトバラン
スが、所定時間内において許容範囲となり、商品として
の価値も損なわれない範囲内となるからである。
【0030】また、上記発光単位間の所定時間あたりの
発光量のずれ量を、上記各発光単位の発光輝度の減衰曲
線をその発光輝度の初期輝度で除算することにより求め
られる規格化減衰曲線を基に決定するのが好ましい。各
EL素子(発光単位)の規格化減衰曲線同士のずれが小
さければ、発光輝度が低下する過程においても輝度比は
初期状態に近い状態を保つことができることから、長時
間に渡って輝度比を比較的良好に保つことができるから
である。ここで、規格化減衰曲線同士のずれ量は、例え
ば最小自乗法を利用することによって判断することがで
きる。また、所用時間については、適宜な基準によって
設定されるが、例えば得られる製品の保証期間に対応し
た(ほぼ一致した)時間を採用することができる。な
お、規格化減衰曲線同士のずれ量として、EL素子(発
光単位)が寿命に達するまでの規格化減衰曲線同士のず
れ量を用いれば、耐用年数全体に渡って輝度比を比較的
良好に保つことができる。
【0031】また、上記各発明における発光体は、表示
装置とすると好適であり、したがってこれを備えた電気
光学装置、及び電子機器は特に良好なものとなる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態は、赤の発色が可能
な有機EL素子(発光単位)、緑の発色が可能な有機E
L素子(発光単位)及び青の発色が可能な有機EL素子
(発光単位)の3ドットを1画素とすることによりカラ
ー表示を可能としたEL装置(発光体)としての表示装
置(有機EL表示装置)に、本発明を適用したものであ
る。
【0033】図1は、本実施の形態における有機EL表
示装置の設計プログラムの機能構成を示すブロック図で
あり、この設計プログラムは、通常のコンピュータにお
いて実行される。即ち、この設計プログラムは、機能的
に分解すると、各色毎の有機EL素子の初期輝度(発光
輝度の初期値)とその有機EL素子の寿命との関係を取
得する特性取得処理部10と、各色毎の有機EL素子の
初期輝度と寿命との関係に基づき、これから設計する有
機EL表示装置に使用される有機EL素子同士の寿命が
揃うように、すなわち、上記有機EL素子間の発光寿命
のずれ量が20%以内となるように、それら有機EL素
子の発光輝度の初期値(初期輝度)を決定する初期値決
定処理部20と、決定された初期値とホワイトを表示す
るための各色の輝度比とに基づき、有機EL素子の発光
色毎に開口率を決定する開口率決定処理部30と、決定
された初期値に基づき、有機EL素子の発光色毎に電流
値の中央値(定電流駆動の場合)又は電圧値の中央値
(電圧駆動の場合)を決定する使用範囲決定処理部40
と、を備えた構成となっている。
【0034】図2は設計プログラムを実行した処理の概
要を示すフローチャートであり、以下、図2を参照して
本実施の形態をさらに詳細に説明する。設計プログラム
が開始されると、先ず、ステップ101において、設計
対象の有機EL表示装置に使用される発光材料の種類毎
に、初期輝度と寿命との関係が取得される。本実施の形
態では、有機EL素子に用いられる発光材料毎に、初期
輝度と発光特性の経時変化(寿命)との関係について、
予め測定された複数の結果がコンピュータのハードディ
スクに保存されており、ステップ101では、その保存
されている初期輝度と経時変化(寿命)との関係を読み
出す処理が実行されることになる。
【0035】ここで、図3に示すように、同じ発光材料
であっても、初期輝度を高め(例えば、600cd/m
)に設定し、その初期輝度が得られた電流又は電圧を
付与し続けると、同じ値の電流又は電圧を付与している
にも関わらず、発光輝度は比較的短時間のうちに大きく
減衰してしまう。これに対し、初期輝度を中程度(例え
ば、400cd/m)に設定し、その初期輝度が得ら
れた電流又は電圧を付与し続けると、初期輝度を高めに
設定した場合に比べて、発光輝度の減衰曲線は緩やかに
なる。さらに、初期輝度を低め(例えば、100cd/
)に設定し、その初期輝度が得られた電流又は電圧
を付与し続けると、発光輝度は比較的長い時間が経過し
ても僅かに減衰するだけである。
【0036】ちなみに、このような初期輝度と発光特性
の経時変化(寿命)との関係は、発光材料毎に異なって
いる。このため、初期輝度のときにホワイトバランスが
得られるようにRGBの輝度比を揃えただけでは、ある
程度の時間が経過すると、当初の輝度比が崩れてホワイ
トバランスが得られなくなってしまうのである。ステッ
プ101からステップ102に移行し、今度は、ステッ
プ101で取得した各発光材料の図3に示すような特性
に基づき、初期値決定処理部20が、各発光材料毎に、
同一の電流値又は電圧値で発光し続けた場合に、発光輝
度が初期輝度の所定割合(本例では50%)になるまで
に要する時間(半減期)が1000時間となる初期輝度
、L、Lを求める。つまり、例えば図3に示し
たように、各発光材料の減衰曲線の形状は、初期輝度の
値によって大きく異なるのであるから、その初期輝度の
値を適宜選定することにより、半減期が1000時間と
なる初期輝度を各色毎に求めることができるのである。
この結果、初期値決定処理部20において、例えば、 L=800cd/m=800cd/m=150cd/m という各色毎の初期輝度が求められる。なお、ここでは
半減期が1000時間となる初期輝度を求めたが、設定
する半減期の時間については、1000時間に限定され
ることなく適宜な時間、例えば得られる製品の保証期間
に対応した(ほぼ一致した)時間を採用することができ
る。
【0037】ステップ102で各色の初期輝度が求めら
れたら、ステップ103に移行し、RGB各色の発光ス
ペクトルを考慮し、ステップ102で求めた各色毎の初
期輝度L、L、Lに基づき、下記式に従って、1
画素中における各色毎の開口率a、a、aを演算
する。 a:a:a=W:W:W
ここで、aは、上記赤の発色が可能なEL素子の開口
率、aは、上記緑の発色が可能なEL素子の開口率、
は、上記青の発色が可能なEL素子の開口率であ
る。
【0038】また、W:W:Wは、1画素で白色
を表示するための各色の輝度比(W は赤色、Wは緑
色、Wは青色にそれぞれ対応)であり、RGB各色の
発光スペクトルに基づいて設定される。例えば、色度R
(0.67、0.33)、G(0.35、0.6)、B
(0.15、0.16)の場合、白(0.33、0.3
3)を表示するためには、RGBの輝度比W:W
は、1:8:2となるから、その輝度比と、各色毎
の初期輝度L、L、Lとを上記式に代入すること
により、各色毎の開口率a、a、aが求められ
る。
【0039】ちなみに、L=800cd/m、L
=800cd/m、L=150cd/m、W
:W=1:8:2、を上記式に代入すると、 a:a:a=15:120:160 となる。この数値を1/100にしてそれを開口率と読
み替えると、赤の開口率は1.5%、緑の開口率は12
%、青の開口率は16%となる。かかる場合の1画素全
体での発光輝度(単位面積当たりでなく、画素全体での
発光輝度)は、L ×0.015+L×0.12+L
×0.16で求められ、数値を代入すると、132c
d/mとなる。
【0040】なお、上記開口率(画素毎の開口率)を、
各ドット(サブピクセル)毎での開口率に換算すると、
それぞれ3倍となり、赤は4.5%、緑は36%、青は
48%となる。従って、現在の有機EL表示装置に用い
られるTFT(薄膜トランジスタ)基板によって得られ
る開口率に近い値である。また、青については開口率が
大きく1画素を3ドットで等分に分けた面積では足りな
くても、開口率が小さい赤の面積を青に割り当てること
により充分実現することができる。
【0041】ステップ103の処理を終えたら、ステッ
プ104に移行し、ステップ102で求めた各色毎の初
期輝度L、L、Lに基づき、各色毎に、使用時の
電流値の中央値Ic、Ic、Ic(定電流駆動の
場合)又は電圧値の中央値Vc、Vc、Vc(電
圧駆動の場合)を決定する。例えば、定電流駆動の場
合、発光輝度に応じて大きな電流、小さな電流が各有機
EL素子に流れることになるが、充分に長い時間(例え
ば、1000時間)を考えると、最大電流値と最小電流
値(通常は、0アンペア)の平均値(通常は、最大電流
値の1/2の値)が平均的に流れ続けたことと同じと考
えることができる。従って、図3に示した例であれば、
縦軸の「初期輝度」を「電流値の中央値」と読み替える
ことができ、「電流値の中央値」としても同じ傾向で発
光輝度が減衰することになる。定電圧駆動の場合でも、
同様である。
【0042】よって、ステップ104では、初期輝度L
、L、Lを得るのに必要な電流値又は電圧値を、
電流値の中央値Ic、Ic、Ic又は電圧値の中
央値Vc、Vc、Vcとして設定すればよい。ス
テップ104の処理を終えたら、ステップ105に移行
し、ステップ102〜104で決定された各値を利用者
が指定するファイルに出力し、これで今回の図2の処理
を終了する。
【0043】そして、以上の処理を経て設計された有機
EL表示装置によれば、有機EL素子(発光単位)の発
光輝度の減衰(経時変化)が各色で揃っているため、使
用時間が1000時間程度に達しても、ホワイトバラン
スが崩れないという利点がある。なお、本実施の形態で
は、発光輝度が初期輝度の50%になる時間が、各有機
EL素子で一致するように設計を行っているが、これは
50%に限定されるものではなく、その他の割合であっ
てもよい。また、各有機EL素子で一致するように設計
することなく、各有機EL素子間の発光寿命のずれ量が
20%以内となるように、上記有機EL素子のそれぞれ
の初期輝度を設定(設計)するようにしてもよい。
【0044】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本実施の形態も、上記
第1の実施の形態と同様に、RGBの3ドットを1画素
とすることによりカラー表示を可能としたEL装置(発
光体)としての表示装置(有機EL表示装置)に、本発
明を適用したものである。ただし、本実施の形態では、
各有機EL素子(発光単位)の発光輝度が初期輝度の所
定割合(例えば、50%)の値にまで低下するまでに要
する時間を揃えるのではなく、一色の有機EL素子の発
光輝度が初期輝度の所定割合(例えば、50%)の値に
低下する時点を考え、使用時間がその時点に達するまで
の間、各色の発光輝度ができるだけ同じような傾向で減
衰するような設計を行うようなっている。
【0045】なお、本実施の形態における設計プログラ
ムの処理の大きな流れは、上記第1の実施の形態の場合
と同様であるため、図2を利用して本実施の形態におけ
る設計プログラムの内容を説明する。本実施の形態にあ
っても、ステップ101を経てステップ102に移行
し、初期輝度L、L、Lを決定するのであるが、
ステップ102における処理の内容が上記第1の実施の
形態と若干異なっている。
【0046】即ち、ステップ102に移行したら、先
ず、RGB各色の減衰曲線をそれぞれの初期輝度で除算
することにより、図4に示すような規格化減衰曲線(初
期輝度で規格化した輝度)求め、それら規格化減衰曲線
のなかから、所望の傾向(右肩下がりの直線に最も近い
減衰傾向)を示している減衰曲線を選出する。図4の例
であれば、緑の減衰曲線が選出される。次に、緑の規格
化減衰曲線に基づき、緑の有機EL素子が寿命に達する
時点として、緑の有機EL素子の発光輝度が初期輝度の
所定割合(例えば、50%)に低下する時点を求める。
かかる時点は、例えば1000時間という具合に求めら
れる。
【0047】そして、上記のように求められた1000
時間に達するまでの間の、緑の有機EL素子の規格化減
衰曲線と赤の有機EL素子の規格化減衰曲線とのずれ量
が最小となるような、赤の有機EL素子の初期輝度L
を求める。同様に、上記のように求められた1000時
間に達するまでの間の、緑の有機EL素子の規格化減衰
曲線と青の有機EL素子の規格化減衰曲線とのずれ量が
最小となるような、青の有機EL素子の初期輝度L
求める。
【0048】好適な初期輝度L及びLが求められた
場合には、ずれ量の判断に用いた緑の有機EL素子の減
衰曲線における初期輝度Lとセットにして、ステップ
102における結論とする。しかし、ずれ量の小さい初
期輝度L及びLが求められなかった場合には、緑の
有機EL素子の初期輝度を適宜変更して規格化減衰曲線
を求めた上で、再度、初期輝度L及びLを求めれば
よい。なお、規格化減衰曲線同士のずれ量の大小の判断
は、例えば、上記のように求められた1000時間まで
の時間積分値同士の比較により行うことも可能である
し、或いは、最小自乗法を利用して行うことも可能であ
る。ただし、ステップ101で取得された初期輝度と寿
命との関係の種類が少ないときに、時間積分値を利用し
てずれ量の大小判断をする場合には、緑での時間積分値
を挟む赤の二つの時間積分値に基づき、緑の時間積分値
に一致することになる赤の初期輝度を、内挿法により求
めるようにしてもよい。
【0049】そして、ステップ101では、例えば、 L=700cd/m=900cd/m=110cd/m という各色毎の初期輝度が求められる。ここで、ステッ
プ102で求められた初期輝度L、L、Lが上記
のような値であり、白を表示するためのRGBの輝度比
:W:Wが1:8:2であるとすると、各色毎
の開口率a、a、aは、 a:a:a=99:616:1260 ≒1:6:13 となる。適当な縮尺で、赤の開口率は2%、緑の開口率
は12%、青の開口率は26%となる。かかる場合の1
画素全体での発光輝度(単位面積当たりでなく、画素全
体での発光輝度)は、L×0.02+L×0.12
+L×0.26で求められ、数値を代入すると、15
0.6cd/mとなる。
【0050】なお、このようにして求められた開口率、
さらには前記実施の形態で求められる開口率より、本発
明の発光体では、特に上記各EL素子(発光単位)間の
開口率の比を、下記式の範囲内にするのが好ましい。 a:a:a=1:3〜8:8〜15 RGBの輝度比をこのような範囲にすれば、得られるホ
ワイトバランスが良好になり、しかもこの良好なホワイ
トバランスがEL装置(発光体)の寿命までの間保持さ
れるようになる。
【0051】なお、上記開口率(画素毎の開口率)を、
各ドット(サブピクセル)毎での開口率に換算すると、
それぞれ3倍となり、赤は6%、緑は36%、青は78
%となり、平均すれば、現在のTFT基板の開口率に近
い値であるから、青について足りない分を、赤の面積を
青に割り当てることにより充分実現できる。ステップ1
02の処理を終えたら、ステップ103に移行するが、
ステップ103以降の処理は、上記第1の実施の形態と
同様であるため、説明は省略する。
【0052】そして、以上の処理を経て設計された有機
EL表示装置によれば、有機EL素子の発光輝度の規格
化減衰曲線を各色毎に求め、それら規格化減衰曲線同士
のずれ量が小さくなるように、各有機EL素子の初期輝
度を求め、さらに開口率と電流値又は電圧値の中央値と
を決定するようにしているから、各有機EL素子の発光
輝度が徐々に減衰する過程においても、従来に比して良
好なホワイトバランスが得られるという利点がある。な
お、本実施の形態では、発光輝度が初期輝度の50%に
なる時間を有機EL素子の寿命として扱ってるが、これ
は50%に限定されるものではなく、その他の割合であ
ってもよい。
【0053】次に、このようにして設計された有機EL
表示装置(発光体)の例を示す。図5は、駆動素子を形
成した基板側に光を出射する、いわゆるボトムエミッシ
ョンタイプの有機EL表示装置の一例を模式的に示す側
断面図である。この図5に示す有機EL表示装置(発光
体)100は、基板101、回路素子部102、画素電
極(陽極)103、バンク部104、発光素子(発光単
位)105、対向電極106(陰極)、および封止基板
107を備えたもので、フレキシブル基板(図示略)の
配線や駆動IC(図示略)を接続して構成されたもので
ある。
【0054】基板101は、有機EL表示装置100が
ボトムエミッションタイプであることから透光性である
必要があり、例えば厚さ0.5mm程度のガラス板が好
適に用いられる。回路素子部102は、TFT等からな
る駆動素子(アクティブ素子)108を基板101上に
形成して構成されたもので、この回路素子部102上に
は、複数の画素電極103が所定のパターンで形成配置
されている。画素電極103は、ITO等からなる透明
電極であり、これによって発光素子105からの光が、
画素電極103を透過するようになっている。
【0055】各画素電極103間には、例えば感光性の
アクリル樹脂等からなるバンク部104が形成されてお
り、このバンク部104によって形成された凹部開口1
09には発光素子105が形成されている。なお、前記
駆動素子108やその配線等は、バンク部104の直下
に位置にするように形成配置されており、これによって
これら駆動素子108等が発光素子105からの光を出
射を妨げないようになっている。
【0056】発光素子105は、本例では画素電極10
3上に形成された正孔注入層110と、この上に形成さ
れた発光層111とを備えて構成されたもので、赤
(R)の発色をなす発光素子(発光単位)105Rと、
緑(G)の発色をなす発光素子(発光単位)105G
と、青(B)の発色をなす発光素子(発光単位)105
Bとからなり、これら3ドットを1画素とすることによ
ってカラー表示をなすよう構成されたものである。な
お、必要に応じて、発光層11の上に電子注入層を形成
し、これを含めて発光素子105としてもよい。
【0057】対向電極(陰極)106は、バンク部10
4および発光素子105の上部を覆ってその全面に形成
されたもので、LiF、Ca、Alがこの順に形成され
てなるものである。なお、この対向電極106におい
て、最上層となるAlは、発光素子105からの光を反
射する反射膜としても機能するようになっている。そし
て、このようにして形成された対向電極106上には、
ガラス等からなる封止基板107が、封止樹脂(図示せ
ず)によって積層されている。
【0058】このような構成の有機EL表示装置100
において、前記各発光素子105は、その開口率が例え
ば凹部開口109における底部側の開口、すなわち正孔
注入層110が画素電極103に接する面積によって決
まる。この面積(開口率)は、前述したように予め設定
された各発光素子(発光単位)105の初期輝度によっ
てそのホワイトバランスを良好にするべく、例えば上記
の式(2)に示した範囲となるように各発光素子(発光
単位)105間の開口率の比が決定されることにより、
決められるものである。すなわち、この開口率の比によ
って決まるホワイトバランスに対し、これが表示装置と
して好適な範囲の輝度となるような比率が求められ、先
に決定された開口率の比に対してこの比率がそれぞれに
かけられることにより、上記のホワイトバランスを保持
しつつ、表示装置として好適な輝度を得ることのできる
開口面積(開口率)が決定されているのである。
【0059】また、これら各発光素子(発光単位)10
5の配置とその開口率の比としては、例えば図6に示す
ような形態とされる。すなわち、B(青)の発光素子
(発光単位)105BはR(赤)の発光素子(発光単
位)105R、G(緑)の発光素子(発光単位)105
Gに比べてその開口率の比が大きいため、図6に示した
ようにその開口率(開口面積)を大きくする。また、無
効領域をなるべく少なくして全体の開口率を確保するべ
く、B(青)の発光素子(発光単位)105Bの一方の
側にR(赤)の発光素子(発光単位)105RとG
(緑)の発光素子(発光単位)105Gとを配置するよ
うにしている。
【0060】図7は、封止基板107側に光を出射す
る、いわゆるトップエミッションタイプの有機EL表示
装置(発光体)の一例を模式的に示す側断面図である。
この図7に示す有機EL表示装置(発光体)150が図
5に示した有機EL表示装置(発光体)100と主に異
なるところは、基板101として透光性ではない金属や
樹脂等からなる基板を使用できる点と、画素電極103
として透明でない電極を使用できる点と、対向電極10
6として透光性のものが使用される点と、封止基板10
7としても透光性のものが使用される点である。なお、
画素電極103としては、特に反射性を有する電極を使
用し、あるいは透明電極にAl等の反射膜を設けた積層
構造としておくのが好ましい。なお、この例において
は、前記各発光素子105の開口率(開口面積)は、例
えば凹部開口109における上部側の開口、すなわち発
光層111が対向電極106に接する面積によって決ま
る。
【0061】このような有機EL表示装置150にあっ
ても、各発光素子(発光単位)105の配置とその開口
率の比としては、図6に示したような形態とされる。ま
た、この有機EL表示装置150にあっては、トップエ
ミッションタイプであることから、図7に示す構造とは
異なり、駆動素子108やその配線等をバンク部104
の直下に形成配置する必要がなく自由に形成配置するこ
とができる。換言すれば、駆動素子108やその配線等
の位置に関係なく各発光素子(発光単位)105の配置
やその開口率(開口面積)を設定することができ、した
がって設計自由度が高くなるとともに、開口率(開口面
積)そのものもボトムエミッションタイプに比べ大きく
することができる。
【0062】本発明の電気光学装置は、上記発光体を表
示装置として備えたものであり、具体的には、前記有機
エレクトロルミネッセンス(有機EL表示装置)以外
に、無機エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプ
レイ(PDP)、電界放出ディスプレイ(FED)など
を挙げることができる。
【0063】(第3の実施の形態)図8は、本発明にお
ける有機EL表示装置(発光体)を搭載した電子機器の
一例としてのモバイル型パーソナルコンピューターを示
す斜視図である。
【0064】モバイル型パーソナルコンピュータ200
は、キーボード201を備えた本体部202と、上記第
1又は第2の実施の形態に係る有機EL表示装置(発光
体)からなる表示ユニット203と、を備えている。 (第4の実施の形態)図9は、本発明における有機EL
表示装置(発光体)を搭載した電子機器の一例としての
携帯電話を示す斜視図である。
【0065】携帯電話300は、複数の操作ボタン30
1と、受話口302と、送話口303と、上記第1又は
第2の実施の形態に係る有機EL表示装置(発光体)3
04と、を備えている。 (第5の実施の形態)図10は、本発明における有機E
L表示装置(発光体)を搭載した電子機器の一例として
のディジタルスチルカメラを示す斜視図である。なお、
外部機器との接続についても簡易的に示している。
【0066】ディジタルスチルカメラ400は、ケース
401と、その背後に設けられ、上記第1又は第2の実
施の形態に係る有機EL表示装置(発光体)からなる表
示パネル402と、ケース401の観察側 (図において
は裏面側)に設けられる光学レンズやCCD(Char
ge Coupled Device)等を含んだ受光
ユニット403と、シャッタボタン404と、そのシャ
ッタボタン404を押した時点におけるCCDの撮像信
号が転送・格納される回路基板405と、を備えてい
る。この表示パネル402には、CCD等の撮像素子に
より光電変換して生成された撮像信号に基づいて、表示
が行われる。
【0067】また、このディジタルスチルカメラ400
にあっては、ケース401の側面にビデオ信号出力端子
406と、データ通信用の入出力端子407とが設けら
れている。そして、図に示されるように、前者のビデオ
信号出力端子406には、テレビモニタ500が、ま
た、後者のデータ通信用の入出力端子407にはパーソ
ナルコンピュータ600が、それぞれ必要に応じて接続
され、所定の操作によって、回路基板405のメモリに
格納された撮像信号が、テレビモニタ500や、パーソ
ナルコンピュータ600に出力される構成となってい
る。
【0068】なお、本発明における有機EL表示装置
(発光体)を備えた電子機器としては、上記のものに限
らず、他に例えば、テレビ、携帯用テレビ、ビューファ
インダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、PD
A、携帯用ゲーム機、車載用オーディオ機器、自動車用
計器、CRT、カーナビゲーション装置、ページャ、電
子手帳、電卓、時計、ワードプロセッサ、ワークステー
ション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備え
た機器などを挙げることができる。
【0069】また、上記各実施の形態では、本発明にか
かる発光体の輝度設計方法及び輝度設計プログラムを、
有機EL表示装置の輝度設計方法及び輝度設計プログラ
ムに適用した場合について説明しているが、これに限定
されるものではなく、無機EL表示装置の設計方法及び
設計プログラムに本発明を適用しても構わない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
発光単位の発光特性の劣化(経時変化)の進行具合をほ
ぼ揃えることができ、したがって各発光素子間の輝度比
を長期に渡って良好な状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における設計プログラム
の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 設計プログラムの処理の概要を示すフローチ
ャートである。
【図3】 初期輝度と寿命との関係の例を示すグラフで
ある。
【図4】 規格化減衰曲線の例を示すグラフである。
【図5】 ボトムエミッションタイプの有機EL表示装
置の一例を模式的に示す側断面図である。
【図6】 各発光単位の配置とその開口率の比を模式的
に示す平面図である。
【図7】 トップエミッションタイプの有機EL表示装
置の一例を模式的に示す側断面図である。
【図8】 本発明における有機EL表示装置を搭載した
電子機器の一例としてのモバイル型パーソナルコンピュ
ーターを示す斜視図である。
【図9】 本発明における有機EL表示装置を搭載した
電子機器の一例としての携帯電話を示す斜視図である。
【図10】 本発明における有機EL表示装置を搭載し
た電子機器の一例としてのディジタルスチルカメラを示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 特性取得処理部 20 初期値決定処理部 30 開口率決定処理部 40 使用範囲決定処理部 100 有機EL表示装置(発光体) 105(105R、105G、105B) 発光素子
(発光単位) 150 有機EL表示装置 200 モバイル型パーソナルコンピュー(電子機器) 300 携帯電話(電子機器) 400 ディジタルスチルカメラ(電子機器)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光特性の経時変化が異なる複数種類の
    発光単位を含んで構成される発光体であって、 上記発光単位間の発光寿命のずれ量が20%以内となる
    ように、上記発光単位のそれぞれの初期輝度が設定され
    てなることを特徴とする発光体。
  2. 【請求項2】 上記発光単位の発光寿命が、発光輝度が
    初期輝度の所定割合になるまでに要する時間であること
    を特徴とする請求項1記載の発光体。
  3. 【請求項3】 上記所定割合が50%であることを特徴
    とする請求項2記載の発光体。
  4. 【請求項4】 赤の発色が可能な発光単位と、緑の発色
    が可能な発光単位と、青の発色が可能な発光単位との3
    ドットを1画素とすることによりカラー表示が可能とな
    っており、 上記各発光単位の開口率が、下記式を満足していること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光体。 a:a:a=W:W:W
    ただし、Lは、上記赤の発色が可能な発光単位の初期
    輝度、Lは、上記緑の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、Lは、上記青の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口率、
    は、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、a
    は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率、W:W
    :Wは、上記1画素で白色を表示するための各色の
    輝度比(W は赤色、Wは緑色、Wは青色にそれぞ
    れ対応)である。
  5. 【請求項5】 発光特性の経時変化が異なる複数種類の
    発光単位を含んで構成される発光体であって、 上記発光単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量が2
    0%以内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期
    輝度及び開口率が設定されてなることを特徴とする発光
    体。
  6. 【請求項6】 上記発光単位間の所定時間あたりの発光
    量のずれ量は、上記各発光単位の発光輝度の減衰曲線を
    その発光輝度の初期輝度で除算することにより求められ
    る規格化減衰曲線を基に決定されていることを特徴とす
    る請求項6記載の発光体。
  7. 【請求項7】 赤の発色が可能な発光単位と、緑の発色
    が可能な発光単位と、青の発色が可能な発光単位との3
    ドットを1画素とすることによりカラー表示が可能とな
    っており、上記各発光単位の開口率の比が、下記式を満
    足していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の発光体。 a:a:a=1:3〜8:8〜15 ただし、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口
    率、aは、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、
    は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率であ
    る。
  8. 【請求項8】 発光特性の経時変化が異なる複数種類の
    発光単位を含んで構成される発光体の輝度設計方法であ
    って、 上記発光単位間の発光寿命のずれ量が20%内となるよ
    うに、上記発光単位のそれぞれの初期輝度を設定する初
    期値決定処理、を実行することを特徴とする発光体の輝
    度設計方法。
  9. 【請求項9】 上記決定された初期値に基づき、上記発
    光単位の種類毎に開口率を決定する開口率決定処理、を
    実行することを特徴とする請求項8記載の発光体の輝度
    設計方法。
  10. 【請求項10】 上記決定された初期値に基づき、上記
    発光単位の種類毎に電流値又は電圧値の使用範囲を決定
    する使用範囲決定処理、を実行することを請求項8又は
    9記載の特徴とする発光体の輝度設計方法。
  11. 【請求項11】 上記発光単位の発光寿命を、発光輝度
    が初期輝度の所定割合になるまでに要する時間とするこ
    とを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の発光
    体の輝度設計方法。
  12. 【請求項12】 上記所定割合を50%とすることを特
    徴とする請求項11記載の発光体の輝度設計方法。
  13. 【請求項13】 赤の発色が可能な発光単位と、緑の発
    色が可能な発光単位と、青の発色が可能な発光単位との
    3ドットを1画素とすることによりカラー表示が可能と
    なっており、 上記各発光単位の開口率を、下記式を満足させることを
    特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の発光体の
    輝度設計方法。 a:a:a=W:W:W
    ただし、Lは、上記赤の発色が可能な発光単位の初期
    輝度、Lは、上記緑の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、Lは、上記青の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口率、
    は、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、a
    は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率、W:W
    :Wは、上記1画素で白色を表示するための各色の
    輝度比(W は赤色、Wは緑色、Wは青色にそれぞ
    れ対応)である。
  14. 【請求項14】 発光特性の経時変化が異なる複数種類
    の発光単位を含んで構成される発光体の輝度設計方法で
    あって、 上記発光単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量が2
    0%以内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期
    輝度及び開口率を設定する初期値決定処理及び開口率決
    定処理、を実行することを特徴とする発光体の輝度設計
    方法。
  15. 【請求項15】 上記発光単位間の所定時間あたりの発
    光量のずれ量を、上記各発光単位の発光輝度の減衰曲線
    をその発光輝度の初期輝度で除算することにより求めら
    れる規格化減衰曲線を基に決定することを特徴とする請
    求項14記載の発光体の輝度設計方法。
  16. 【請求項16】 発光特性の経時変化が異なる複数種類
    の発光単位を含んで構成される発光体の輝度設計プログ
    ラムであって、 上記発光単位間の発光寿命のずれ量が20%内となるよ
    うに、上記発光単位のそれぞれの初期輝度を設定する初
    期値決定処理、をコンピュータで実行させるようになっ
    ていることを特徴とする発光体の輝度設計プログラム。
  17. 【請求項17】 上記決定された初期値に基づき、上記
    発光単位の種類毎に開口率を決定する開口率決定処理、
    をコンピュータで実行させるようになっていることを特
    徴とする請求項16記載の発光体の輝度設計プログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 上記決定された初期値に基づき、上記
    発光単位の種類毎に電流値又は電圧値の使用範囲を決定
    する使用範囲決定処理、をコンピュータで実行させるよ
    うになっていることを請求項16又は17記載の特徴と
    する発光体の輝度設計プログラム。
  19. 【請求項19】 上記発光単位の発光寿命を、発光輝度
    が初期輝度の所定割合になるまでに要する時間とするこ
    とを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の発
    光体の輝度設計プログラム。
  20. 【請求項20】 上記所定割合を50%とすることを特
    徴とする請求項19記載の発光体の輝度設計プログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 赤の発色が可能な発光単位と、緑の発
    色が可能な発光単位と、青の発色が可能な発光単位との
    3ドットを1画素とすることによりカラー表示が可能と
    なっており、 上記各発光単位の開口率を、下記式を満足させることを
    特徴とする請求項16〜20のいずれかに記載の発光体
    の輝度設計プログラム。 a:a:a=W:W:W
    ただし、Lは、上記赤の発色が可能な発光単位の初期
    輝度、Lは、上記緑の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、Lは、上記青の発色が可能な発光単位の初期輝
    度、aは、上記赤の発色が可能な発光単位の開口率、
    は、上記緑の発色が可能な発光単位の開口率、a
    は、上記青の発色が可能な発光単位の開口率、W:W
    :Wは、上記1画素で白色を表示するための各色の
    輝度比(W は赤色、Wは緑色、Wは青色にそれぞ
    れ対応)である。
  22. 【請求項22】 発光特性の経時変化が異なる複数種類
    の発光単位を含んで構成される発光体の輝度設計プログ
    ラムであって、 上記発光単位間の所定時間あたりの発光量のずれ量が2
    0%以内となるように、上記発光単位のそれぞれの初期
    輝度及び開口率を設定する初期値決定処理及び開口率決
    定処理、をコンピュータで実行させるようになっている
    ことを特徴とする発光体の輝度設計プログラム。
  23. 【請求項23】 上記発光単位間の所定時間あたりの発
    光量のずれ量を、上記各発光単位の発光輝度の減衰曲線
    をその発光輝度の初期輝度で除算することにより求めら
    れる規格化減衰曲線を基に決定することを特徴とする請
    求項22記載の発光体の輝度設計方法。
  24. 【請求項24】 請求項1〜7のいずれかに記載の発光
    体を表示装置として備えることを特徴とする電気光学装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項1〜7のいずれかに記載の発光
    体を表示装置として備えることを特徴とする電子機器。
JP2002343970A 2001-12-20 2002-11-27 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器 Pending JP2003249361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002343970A JP2003249361A (ja) 2001-12-20 2002-11-27 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001388388 2001-12-20
JP2001-388388 2001-12-20
JP2002343970A JP2003249361A (ja) 2001-12-20 2002-11-27 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003249361A true JP2003249361A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28676958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002343970A Pending JP2003249361A (ja) 2001-12-20 2002-11-27 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003249361A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005243281A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置、有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法、及び電子機器
US7358934B2 (en) 2004-09-03 2008-04-15 Hitachi, Ltd. Field emission display apparatus with improved white balance

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005243281A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置、有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法、及び電子機器
US7358934B2 (en) 2004-09-03 2008-04-15 Hitachi, Ltd. Field emission display apparatus with improved white balance

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220393082A1 (en) Electro-optical device, method for manufacturing electro-optical device, and electronic apparatus
KR101239814B1 (ko) 발광 장치 및 전자 기기
JP4899929B2 (ja) 表示装置
KR101714962B1 (ko) 표시 장치, 표시 방법, 및 전자 기기
US8749464B2 (en) Display device, and method of operation thereof
US6870323B1 (en) Color display with white light emitting elements
CN111656526B (zh) 阵列基板、显示装置及其驱动方法
US10163986B2 (en) Electro-optical device, method for manufacturing electro-optical device, and electronic apparatus
JP2006164935A (ja) 光発生装置及びこれを有する表示装置
JP3693051B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の輝度設計方法と電気光学装置の輝度設計プログラム、及び電子機器
JP2001222904A (ja) 光源、照明装置、液晶装置及び電子機器
US10403687B2 (en) Electro-optical device, method for manufacturing electro-optical device, and electronic apparatus
JP2003249361A (ja) 発光体、発光体の輝度設計方法と発光体の輝度設計プログラム、電気光学装置、及び電子機器
US20030030371A1 (en) Organic light emitting backlight device for liquid crystal display
WO2019218964A1 (zh) 发光器件及显示装置
CN114863876A (zh) 显示面板及其显示驱动方法以及电子设备
CN110007520B (zh) 背光源、背光模组、显示装置及其显示方法
CN114628608A (zh) 显示基板及显示装置
KR20060028104A (ko) 광 발생 장치, 이를 갖는 백라이트 어셈블리 및 표시장치
JP2006317897A (ja) 表示装置、及びその動作方法
CN108539030A (zh) 一种有机发光显示面板及其显示装置
KR20050043940A (ko) 전자발광 디스플레이 디바이스에서의 픽셀 구조
JP2008040484A (ja) 画像表示システム及びその製造方法
CN114582251A (zh) 用于显示至少一张图像的显示装置、用于制造显示装置的方法和用于运行显示装置的方法
CN117095627A (zh) 显示装置的电压设定方法和电压设定装置、显示装置