JP2003248544A - グラフィカルユーザインターフェース、情報処理装置の操作方法、情報処理装置、並びにプログラム - Google Patents

グラフィカルユーザインターフェース、情報処理装置の操作方法、情報処理装置、並びにプログラム

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JP2003248544A
JP2003248544A JP2002048661A JP2002048661A JP2003248544A JP 2003248544 A JP2003248544 A JP 2003248544A JP 2002048661 A JP2002048661 A JP 2002048661A JP 2002048661 A JP2002048661 A JP 2002048661A JP 2003248544 A JP2003248544 A JP 2003248544A
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jog
input device
user interface
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Kazumi Yoshimoto
一実 吉本
Hiroyuki Maruyama
洋行 丸山
Sachihiro Yamaguchi
祥弘 山口
Gakuo Inagaki
岳夫 稲垣
Makoto Shiroma
真 城間
Tomoe Tanaka
朋恵 田中
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在入力デバイスで操作することが出来るウ
ィンドウを一目で判断でき、入力デバイスに関するウィ
ンドウとターゲットウィンドウ間での視線の移動を少な
くすることができるグラフィカルユーザインターフェー
スを提供する。 【解決手段】 ノート型パーソナルコンピュータ1は、
ジョグダイヤル10で行える項目を表示するジョグウィ
ンドウ100又は110を、ジョグダイヤル10の操作
対象となるウィンドウ(ターゲットウィンドウ)130
の近くに張り付かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】例えば、回転又は回動及び押
圧操作を行う入力デバイスの情報処理装置上における動
作をユーザに画像を介して説明するために使われるグラ
フィカルユーザインターフェース及び情報処理装置の操
作方法、情報処理装置、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばノート型のパーソナルコンピュー
タ等で代表される携帯型情報処理装置にあっては、内面
に表示画面を有する蓋体が、上面にキーボードを有する
本体に対して開閉自在に取付けられている。この本体の
上面には、前記キーボードの手前側でかつ前記本体の左
右方向略中間部において、タッチパッドが設けられてい
ることが多い。このタッチパッドを指先でなぞることに
より、側えば表示画面に表示されるポインタを移動操作
する等の操作を行うことが可能になる。そして、このタ
ッチパッドの手前側には、左クリックボタンと右クリッ
クボタンとが設けられているのが一般的である(例えば
特開平11−102234号公報参照)。このように、
タッチパッドと左右のクリックボタンとは、携帯型情報
処理装置においては、デスクトトッブ型のパーソナルコ
ンピュータにおいて必要とされるマウスの機能を果たす
ことになる。
【0003】また、タッチパッドの代わりに、ポインタ
操作用のスティックを設けたスティック式のものもあ
る。このものにあっては、スティックが、本体上面のう
ち、キーボード中で、かつ本体の左右方向略中間部に位
置するように配設されて、スティックの上部を指先で前
後左右に動かすことによりポインタの操作が行われる。
【0004】さらに、タッチパッドの代わりに、ポイン
タ操作用のトラックボールを設けたトラックボール式の
ものもある。このものにあっては、トラックボールが、
キーボードの手前でかつ本体の左右方向略中間部に配設
されて、指先でトラックボールを回転させることにより
ポインタの操作が行われる。
【0005】上記スティック式あるいはトラックボール
式のいずれにあっても、本体上面には、キーボードの手
前側でかつ本体の左右方向略中間部において、左クリッ
クボタンと右クリックボタンとが設けられている。
【0006】例えば、タッチパッドと左クリックボタン
及び右クリックボタンを用いて、携帯型情報処理装置上
でスタートメニューボタンを操作する例を説明する。ス
タートメニューボタンは、タスクバー上に備えられてお
り、ユーザがプログラム、ドキュメント、システムのセ
ッティング、ヘルプ情報等にアクセスするための中心的
な場所として動作するスタートメニューを開くための手
段として機能する。前記ポインタでスタートメニューボ
タンをポインティングし、左クリックボタンをクリック
すると、スタートメニューが表示される。
【0007】スタートメニューには、例えば「プログラ
ム」、「検索」、「設定」、「ヘルプ」等のメニューア
イテムが備えられている。このうち、「プログラム」メ
ニューアイテムでは、スタートメニューから階層表示さ
れたプログラムメニューへのアクセスが可能となる。プ
ログラムメニューにはユーザが選択できる複数のアプリ
ケーションプログラム及びプログラムグループが表示さ
れる。
【0008】ところで、上記スタートメニューボタンを
備えたタスクバー上でユーザが所望のアプリケーション
プログラムを選択し、起動するまでには煩雑な操作を繰
り返すことになる。
【0009】すなわち、先ずタスクバー上のスタートメ
ニューボタンをポインタでポインティングし、左マウス
ボタンをクリックし、スタートメニューを表示させる。
次に、スタートメニューから「プログラム」メニューア
イテムをポインティングし、左マウスボタンをクリック
し、プログラムメニューを表示させる。そして、プログ
ラムメニュー上の所望のアプリケーションプログラムの
表示をポインティングし、左マウスボタンをクリックす
る。アプリケーションプログラムグループであったとき
にはさらにポインティングとクリックを繰り返す必要が
ある。その後、CPUが所望のアプリケーションプログ
ラムを起動する。
【0010】このようにユーザが所望したアプリケーシ
ョンプログラムを起動するまでには、ユーザにタッチパ
ッドと左クリックボタンを煩雑に操作させることにな
り、ユーザインターフェースとしては使い難かった。ま
た、スタートメニュープログラムから「ヘルプ」等のメ
ニューアイテムをクリックし、所望の処理を行う場合に
も同様である。
【0011】そこで、最近では、例えばジョグダイヤル
のような回転又は回動及び押圧操作が可能な入力デバイ
スや、さらに広くは前方側及び後方側への連続操作や押
下操作が可能な入力デバイスを用いた簡単な操作により
所望の処理を即座に実行させることができる情報処理装
置が広く使われるようになった。
【0012】また、ユーザが所望した処理を情報処理装
置に実行させるまでに、ユーザに煩雑な操作を繰り返さ
せることがないように、前記入力デバイスによる回転又
は回動及び押し込み操作、さらに広くは前方側及び後方
側への連続操作や押下操作に対応したグラフィカルユー
ザインターフェース(graphical user interface:GU
I)が広く使われるようになった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来よりジョグウィン
ドウを用いて現在ジョグダイヤルで行える操作のリスト
をユーザーに示す手法は考えられてきた。しかし、従来
のジョグウィンドウは、ターゲットウィンドウに拠らず
その表示位置は固定されていたため、現在のどのウィン
ドウをジョグダイヤルで操作することが出来るのかが分
かりづらかった。また、ターゲットウィンドウの場所に
よっては、ジョグウィンドウとターゲットウィンドウ間
で視線を大きく往復させねばならず、ユーザーの快適な
操作を損なうものであった。また、ターゲットウィンド
ウのサイズや表示位置が変わった時に、ジョグウィンド
ウの表示位置がターゲットウィンドウの表示を妨げるよ
うな位置あたることがあり、その都度、ユーザがジョグ
ウィンドウの位置を修正せねばならなかった。また、従
来のジョグウィンドウはウィンドウサイズが固定されて
いたため、操作リストを表示するのに十分な大きさが無
いことがあり、ユーザーが現在の操作の選択肢を見渡す
ことが出来ずにいた。さらに、ジョグウィンドウに表示
されるフォントが大変小さく、視力の弱い方等に対して
の配慮が十分でなかった。
【0014】そこで、本発明は、前記実情に鑑みてなさ
れたものであり、現在入力デバイスで操作することが出
来るウィンドウを一目で判断でき、入力デバイスに関す
るウィンドウとターゲットウィンドウ間での視線の移動
を少なくすることができるグラフィカルユーザインター
フェース、情報処理装置の操作方法、情報処理装置、並
びにグラフィカルユーザインターフェース処理に関する
プログラムの提供を目的とする。
【0015】また、本発明は、ターゲットとなるウィン
ドウ毎に入力デバイスに関するウィンドウの位置を設定
でき、また操作リストの項目数にあわせてウィンドウの
高さが自動調節し、現在選択できる操作を見渡すことが
出来るグラフィカルユーザインターフェース、情報処理
装置の操作方法、情報処理装置、並びにグラフィカルユ
ーザインターフェース処理に関するプログラムの提供を
目的とする。
【0016】さらに、本発明は、システムフォントに合
わせて入力デバイスに関するウィンドウのサイズが自動
調節され、視力の弱いユーザー等においても、操作リス
トの項目が読みやすくなるようなグラフィカルユーザイ
ンターフェース、情報処理装置の操作方法、情報処理装
置、並びにグラフィカルユーザインターフェース処理に
関するプログラムの提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグラフィカ
ルユーザインターフェースは、前記課題を解決するため
に、前方向及び後方向への連続操作と押下操作を可能と
する入力デバイスを用いたユーザによる入力操作と情報
処理装置との間のインターフェース動作を画像を表示し
ながら行うグラフィカルユーザインターフェースにおい
て、前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作が行
えるかを表示する第1のウィンドウを、前記入力デバイ
スによる操作の対象となる第2のウィンドウの近くに張
り付かせる。
【0018】本発明に係る情報処理装置の操作方法は、
前記課題を解決するために、情報処理装置において作業
中のアプリケーションに最も適切な操作項目を表示する
アプリケーションモードを有してなるグラフィカルユー
ザインターフェースを用いた情報処理装置の操作方法で
あって、前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作
が行えるかを表示する第1のウィンドウを、前記入力デ
バイスによる操作の対象となる第2のウィンドウの近く
に張り付かせて表示する第1のウィンドウ表示工程を備
える。
【0019】本発明に係る情報処理方法は、前記課題を
解決するために、前方向及び後方向への連続操作と押下
操作を可能とする入力デバイスと、前記入力デバイスを
用いてユーザがどんな操作が行えるかを表示する第1の
ウィンドウを、前記入力デバイスによる操作の対象とな
る第2のウィンドウの近くに張り付かせて、前記入力デ
バイスを用いたユーザによる操作と情報処理装置との間
のインターフェース動作を画像を表示しながら行うグラ
フィカルユーザインターフェースとを有し、前記入力デ
バイスにおける操作状態を監視して前記グラフィカルユ
ーザインターフェースを表示部に表示し、かつ前記グラ
フィカルユーザインターフェースを用いての操作に応じ
た情報処理を行う。
【0020】本発明に係るグラフィカルユーザインター
フェース処理に関するプログラムは、前記課題を解決す
るために、情報処理装置において作業中のアプリケーシ
ョンに最も適切な操作項目を表示するアプリケーション
モードを有してなるグラフィカルユーザインターフェー
ス処理に関するプログラムであって、前記入力デバイス
を用いてユーザがどんな操作が行えるかを表示する第1
のウィンドウを、前記入力デバイスによる操作の対象と
なる第2のウィンドウの近くに張り付かせて表示する第
1のウィンドウ表示工程を備える。
【0021】このような構成により、例えば本発明のグ
ラフィカルユーザインターフェースは、現在入力デバイ
スの操作により出来ることを表示するウィンドウ(第1
のウィンドウ)が、入力デバイスによる操作の対象とな
るウィンドウ(第2のウィンドウ)の近くに張り付くこと
により、現在操作可能なウィンドウを直感的に認識する
ことを可能にした。
【0022】また、第1のウィンドウが、第2のウィン
ドウの近くに張り付くことにより、操作中の視線の移動
が少なくてすみ、操作性を向上させている。
【0023】また、第1のウィンドウが張り付く場所は
ユーザーが任意に移動させることが可能である。また第
1のウィンドウは、第2のウィンドウ毎に張り付く位置
を記録しており、第2のウィンドウのサイズ変更、最大
化、最小化、表示場所の移動等がおきても、自動的に第
2のウィンドウの相対位置に追従する機能を持ち、ユー
ザーにより自然でストレスの少ない操作を提供する。
【0024】また、第1のウィンドウの縦幅が、現在、
入力デバイスで出来ることのリスト(以下操作リストと
表記)の項目数にあわせて、または第2のウィンドウの
縦幅にあわせて自動的に適切な高さに伸縮することによ
り、操作項目を可能な限り多く表示することが可能とな
り、ユーザーに対して今どのような操作が可能なのかを
分かりやすく示すことが出来る。
【0025】また、操作リストのフォントはシステムフ
ォントと連動している。例えば小さいフォントが読みづ
らいので大きいフォントをシステムで設定しているユー
ザーには操作リストのフォントも大きなフォントで表示
され、フォントサイズにあわせて第1のウィンドウの大
きさも自動的に修正される。また、本発明は、ノート型
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で使われてい
る入力デバイス、例えばジョグダイヤルのような回転又
は回動及び押下動作が可能な選択デバイスや、或いはホ
イールマウス等の類型のデバイスを対象とし、それら入
力デバイスを用いたユーザによる操作に従って表示部に
表示されるグラフィカルユーザインターフェースの従来
の問題を解決するためになされたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、前
方向及び後方向への連続操作と押下操作を可能とする入
力デバイスの動作をユーザに画像を介して説明するため
に使われるグラフィカルユーザインターフェース(GU
I)を後述する画面表示部に表示する、図1に示すよう
なノート型パーソナルコンピュータ1であり、本発明の
情報処理装置の操作プログラムを記録した記録媒体を内
蔵又は装着して本発明の情報処理装置の操作方法が実行
されるものである。
【0027】このノート型パーソナルコンピュータ1
は、本体2と、本体2に対して開閉自在に取付けられた
蓋体3とを有する。すなわち、本体2の後端部に対し
て、左右方向に設定された軸線を中心として揺動自在と
して蓋体3が連結されて、蓋体3を本体2に対して図1
矢印Aで示すように揺動させることによって、本体2に
重合される閉状態と、図1に示すように蓋体3が起立さ
れた開状態とを選択的にとり得るようになっている。な
お、本明細書では、前後方向および左右方回を、図1に
示す方向に設定して説明する。
【0028】本体2の上面には、キーボード4が配設さ
れている。このキーボード4は、アルファベットキーや
10キー、さらには各種機能キー等の多数のキーからな
り、全体的に左右方向に細長く設定されて、本体1の上
面のうち後部に位置するように設定されて、本体2の上
面のうちキーボード4よりも手前側は、大きな面積を有
するパームレストとされている。
【0029】本体2の上面、より具体的にはキーボード
4の手前側となるパームレストには、タッチパッド6
と、左クリックボタン6a、右クリックボタン6bが配
設されている。図2に詳細に示すように、タッチパッド
6は、矩形とされて、本体2の左側にやや寄り、かつキ
ーボード4に近い位置に配設されている。より具体的に
は、キーボード4の前線部に沿って伸びるタッチパッド
6の後線部が、キーボード4のうち使用頻度の極めて高
いスペースキー4aの近くに位置するように設定されて
いる。左右のクリックボタン6a、6bは、タッチパッ
ド6の手前側でかつタッチパッド6の付近に配設されて
いる。このような左右のクリックボタン6a、6bは、
本体2の左右方向に直列となるように配設されている。
なお、タッチパッド6は、既知のように、いわゆるポイ
ンティングデバイスの一種である。
【0030】左クリックボタン6aと右クリックボタン
6bとは、左右方向に若干の間隔を有するように配設さ
れて、この左右のクリックボタン6aと6bよりも手前
側には、回転又は回動及び押し込み操作が行われる入力
デバイスの具体例であるジョグダイヤル10が配設され
ている。このように、ジョグダイヤル10は、左右のク
リックボタン6a、6bの直近でかつタッチパッド6の
直近に位置するように設定されている。ジョグダイヤル
10の右側には、ジョグダイヤル10の押し込み操作に
対応した処理を元に戻すための戻し操作が行われるバッ
クボタン5が設けられている。
【0031】ジョグダイヤル10は、その詳細な具体例
については後述するが、回転部材を有し、この回転部材
は、本体2の左右方向に細長く伸びるように形成され
て、その一部がパームレストよりも若干上方へ突出され
ている。回転部材は、本体2の左右方向となるように設
定されて本体2の上面とほぼ平行な軸線を中心として、
正逆回転可能、つまり図3の(a)に矢印FRで示すよ
うに前後方向に回転されるようになっている。また、回
転部材は、図3の(b)に矢印Pで示すように下方へ押
し込み可能つまり押し下げ可能とされている。
【0032】ジョグダイヤル10は、その回転部材の正
方向回転、逆方向回転、押し込み変位というように、基
本的に3次元の変位要素を有するが、これに加えて、各
回転方向での回転量、およびこの回転量を演算すること
により回転速度も得られることになる。つまり、回転部
材の操作状態の相違の種類が数多く得られることにな
り、操作状態の相違に応じて各種機能を割り当てて、ノ
ート型パーソナルコンピュータ1の使い勝手が大幅に向
上されることになる。
【0033】パームレスト上に左右の手首付近を支持さ
せた伏態で、キーボード4を利用して各種入力を行うと
きに、タッチパッド6や左右のクリックボタン6a、6
bは指先で操作されることになる。ジョグダイヤル10
の回転部材は、このタッチパッド6の近くにあり、また
左右のクリックボタン6a、6bの近くにあるので、キ
ーボード4を利用した入力作業中に、大きく手を移動さ
せることなく、例えば人差し指あるいは親指の先でもっ
て、回転部材の回転操作や押し込み操作を行うことがで
き、回転部材に対する操作性が良好なものとなる。これ
に加えて、ジョグダイヤル10の回転部材が、本体2の
左右方向略中間部に位置するので、操作者の利き手が右
手であってもあるいは左手であっても、常に利き手でも
って回転部材を操作することができ、回転部材に対する
操作性の点でより一層好ましいものとなる。
【0034】また、蓋体3の内面には、液晶式等の平面
式の表示画面9が設けられている。
【0035】このノート型パーソナルコンピュータ1で
は、ジョグダイヤル10のGUIを以下の二つの操作モ
ードで動作させる。スクロールモードと、アプリケーシ
ョンモードである。
【0036】スクロールモードは、ローラー型のデバイ
スにとって、もっとも直感的な動作であると思われるス
クロール操作を行うモードである。ユーザーが意識せず
ジョグダイヤル10を上下に回転した場合には、フォー
カスがあたっているウィンドウがスクロールを行う。つ
まり、ジョグダイヤル10を回すと、ジョグダイヤル1
0の回転に合わせてウィンドウがスクロールする。その
際には特に画面上には後述するジョグウィンドウの表示
をおこなわない。スタートメニューのスクロールも可能
である。
【0037】アプリケーションモードは、スクロール以
外の操作を行うモードである。ジョグダイヤル10を押
すことにより、その時にフォーカスがあたっている(作
業中)のアプリケーションにとってもっとも適切な操作
メニューが用意され、ユーザは適宜、ジョグダイヤル1
0を回転したり、押し込むことで、そのアプリケーショ
ン固有の動作を行うことができる。このときの操作はユ
ーザにとって説明が別途必要なため、画面上に現在ジョ
グダイヤルで操作可能な命令が内であるかをわかりやす
く表現するウィンドウ(以下、これをジョグウィンドウ
という)を表示する。操作可能な命令としては、例えば
フォーカスされているアプリケーションソフトウェアが
CDプレーヤーであれば、再生、一時停止、音量操作な
どである。また、後述するようにジョグダイヤル10で
操作できるソフトウェアのウィンドウ右横にジョグウィ
ンドウが表示される。この際、ジョグダイヤル10で操
作できる機能は、ソフトウェアによって異なる。
【0038】そして、ノート型パーソナルコンピュータ
1では、これら、スクロールモードと、アプリケーショ
ンモードの切り替えを、明示的に行っている。例えば、
スクロールモードからアプリケーションモードへの切り
替えは、ジョグダイヤル10を押すことにより行える。
また、図4等を参照して後述するインジケートウィンド
ウ90のモードボタン92の[APPS]をクリックするこ
とによっても行える。また、アプリケーションモードか
らスクロールモードへの切り替は、後述するジョグウィ
ンドウ(リスト表示)に表示されているメニューから
「スクロールモード(SCROLL MODE)」をジョグダイヤ
ルで選ぶか、ジョグウィンドウの閉じるボタンをクリッ
クするか、インジケートウィンドウのモードボタン92
の[SCROLL]をクリックするかのいずれかの操作により
行える。
【0039】このように、ノート型パーソナルコンピュ
ータ1では、スクロールモードや、アプリケーションモ
ードをユーザに実行させたり、切り替えさせたりするこ
とができるので、ユーザに、現在、ジョグダイヤル10
を操作すること、何が起きるかを的確に知らせることが
でき、安心してジョグダイヤル10を使わせることを可
能とした。
【0040】以下には、ジョグダイヤル10の操作に応
じて表示画面9に表示されるGUIの具体例について説
明する。
【0041】コンピュータシステム(オペレーティング
システムOS)の起動後、ジョグダイヤル10を用いた
ノート型パーソナルコンピュータ1の操作方法をGUI
を用いてユーザに示すユーティリティ(以下、ジョグダ
イヤルユーティリティという)も自動的に起動する。こ
のジョグダイヤルユーティリティは、後述するジョグダ
イヤル状態監視プログラムに含まれるか、又は連動して
いる。そして、ユーザによりジョグダイヤル10が回転
されるか、押されるかすると、表示画面9上(デスクト
ップ)には、インジケートウィンドウ90が表示され
る。コンピュータシステムの起動中、ジョグダイヤルユ
ーティリティは常に起動している。システムを終了する
と、ジョグダイヤルユーティリティも終了する。
【0042】インジケートウィンドウ90は、現在ジョ
グダイヤル10で何ができるかという情報を常に表示す
るためのウィンドウであり、システム起動中は常にデス
クトップに表示されている。ただし、ユーザーが任意の
手段で、非表示とすることも可能である。デフォルトで
は常時表示されるが、図1に示すように、あまり目立た
ないバー表示である。ユーザは、文字を全部読まなくて
もアイコン等でインジケート内容がわかる。後述するよ
うに、ツールバーへの収納も可能であり、ウィンドウ上
のボタン以外の部分をドラッグすることで移動ができ
る。また、ウィンドウ上でマウス右ボタンをクリックす
ると、コンテキストメニューが表示される。内容は、タ
スクトレイアイコンを右クリックした場合と同じ物であ
る。
【0043】インジケートウィンドウ90は、図4に示
すような構成要素からなる。ランチャーボタン91はク
リックされることにより、後述するランチャーが起動し
て、ソフトウェアを起動させるためのものである。
【0044】モードボタン92には、現在の操作モード
が表示される。クリックされるとモードが切り替わる。
スクロールモードのときに[SCROLL]が点灯し、アプリ
ケーションモードのときに[APPS]が点灯する。これら
スクロールモードと、アプリケーションモードについて
は前述した通りである。
【0045】液晶エリア93には、情報が表示される。
全角で11ptの文字が10文字表示できる。アプリケー
ションごとに、必要な文字列が表示される。つまり、表
示される内容はモードやソフトウェアによって異なる。
【0046】ジョグアイコン94は、ジョグダイヤル1
0の上下回転、押し込み動作を表す。このアイコンをク
リックすることでジョグダイヤルを押したことと同じに
なる。
【0047】閉じるボタン95は、インジケートウィン
ドウ90を非表示とするボタンである。このとき、イン
ジケートウィンドウは、タスクトレイアイコンのみの表
示となる。
【0048】このようにインジケートウィンドウ90
は、常に表示されているが、ウィンドウ上の閉じるボタ
ン95をクリックすることで、非表示とすることができ
る。また、このボタン95は、押すと初回時のみ、次回
からこのウィンドウを表示するかどうかのチェックボッ
クス付きの復帰方法ダイアログを表示してから、非表示
となる。
【0049】また、タスクバーを右クリックして現れる
「ツールバー」メニューから、ジョグダイヤルを選ぶこ
とで、インジケートウィンドウをツールバー表示でき
る。その場合、画面上のインジケートウィンドウは非表
示となる。
【0050】また、インジケートウィンドウ90は、タ
スクトレイアイコンを右クリックして表示されるコンテ
キストメニューから「インジケートウィンドウの再表
示」を押すことで再び表示される。再表示される場所は
最後に表示されていた場所である。
【0051】ユーザーが上記の操作を行わない限り、ジ
ョグダイヤル10の操作によってインジケートウィンド
ウが再表示されることはない。
【0052】なお、このインジケートウィンドウ90
は、コンピュータシステムの起動、リスタート時には、
以下のように表示される。インジケートウィンドウ90
は最初非表示状態となる。ただし、通常の非表示状態と
は異なり、ジョグダイヤル10を押す、回すなどの何ら
かの操作を行った場合にのみ、インジケートウィンドウ
90が、前回終了時の最終位置に表示される。また、前
回終了時やリスタート以前に、ユーザが非表示操作を行
って、ウィンドウが消えていた場合であっても、同様の
動きとなる。すなわち、前回終了時、又はリスタート前
に非表示した場合であっても、ジョグダイヤル10を回
転したり、押したりした場合にはインジケートウィンド
ウ90は再表示される。
【0053】次に、ジョグウィンドウについて説明す
る。インジケートウィンドウ90を表示している状態か
ら、ジョグダイヤル10を押すことにより、前述のアプ
リケーションモードへと移行できる。そして、アクティ
ブになっているソフトウェアのいろいろな操作をジョグ
ダイヤル10で行うことができる。
【0054】このジョグウィンドウは、デフォルトでは
非表示である。ジョグダイヤル10が押されるか、イン
ジケートウィンドウ90のモードボタン92が操作され
るか等によってフォーカスがあたっているウィンドウの
右横に表示される。また、ジョグウィンドウには、ガイ
ド表示状態とリスト表示状態があり、ウィンドウ外観が
異なる。また、ジョグウィンドウのどこを持っても移動
を行うことができる。また、後述するように、ジョグウ
ィンドウは、インジケートウィンドウから射出され、ア
ニメーションしながら、所定の位置へ移動する。また、
ジョグウィンドウのアニメーションはユーザーがジョグ
ダイヤル設定でオフにできる。
【0055】ジョグウィンドウの表示は、ジョグダイヤ
ル10で操作できるソフトウェア(アクティブになって
いるソフトウェア)によって、前述したように、リスト
表示(図5の(a))と、ガイド表示(図5の(b))
があり、いずれか一方のみが表示され、同時に表示され
ることはない。ソフトウェアによっては、リスト表示と
ガイド表示の両方に対応し、それぞれの表示を切り替え
て操作できる。リスト表示とガイド表示の切り替えは、
ジョグダイヤル10の近傍に設置されたバックボタン5
の押下による。
【0056】図5の(a)のリスト表示ウィンドウ10
0は、メニューやファイル名などを表示する。これらの
項目はジョグダイヤル10で選択できる。リスト表示ウ
ィンドウ100は、「リスト表示」と表示されているジ
ョグウィンドウ名表示領域101と、リスト表示領域1
03とからなる。リスト表示領域103は、ユーザが選
択する、リスト文字列を表示している。リスト表示領域
103上には選択枠102がジョグダイヤル10の前後
(上下)回転操作に応じて移動表示される。ジョグウィ
ンドウ名表示領域101にはシフトキーインジケートマ
ーク104と、閉じるボタン105が設けられている。
シフトキーインジケートマーク104は、キーボード4
上のシフトキー4L、4Rが有効な場面で点灯する。シ
フトキー4L、4Rが押されている場合には、別色に点
灯する。
【0057】リスト表示領域103に表示される文字の
大きさは、ユーザーが設定したシステムフォントの大き
さに比例する。システムフォントの設定変更をした場合
は、次に再起動した後から、変更が有効になる。また、
アプリケーションに、スクロールモードがある場合は、
最上部のリストは「SCROLL MODE」、以下アプリケーシ
ョンごとに用意されたメニューリストが表示される。ジ
ョグAPI対応アプリケーションの場合は、その項目は
ない。また、下の階層がある場合は左端にフォルダアイ
コンが表示される。また、選択できないメニューは灰色
で表示され、フォーカスされているメニュー、すなわち
選択枠102にて囲まれている項目は例えば水色表示さ
れる。また、現在選ばれているメニューは水色反転表示
される。
【0058】図5の(b)のガイド表示ウィンドウ11
0は、ジョグダイヤル10の操作ガイドを表示する。ガ
イド表示ウィンドウ110も、「ガイド表示」と表示さ
れているジョグウィンドウ名表示領域111と、ガイド
表示領域112とからなる。ガイド表示領域112に
は、上下回転動作が示されたガイド文字列が表示され
る。
【0059】ガイド表示ウィンドウ110のガイド表示
領域112の上部には最大2行のキャプションが表示さ
れる。最初の半角12文字が2倍サイズ、例えば「Backか
長押で戻る」と表示される。ジョグダイヤルをイメージ
したアイコン113の周りにジョグを上下回転、プッシ
ュした場合の文字が等倍表示される。ジョグの上下回転
は矢印114,115で、プッシュは矢印116で案内
されている。
【0060】ジョグウィンドウ名表示領域111には、
シフトキーインジケートマーク117と、閉じるボタン
118が設けられている。
【0061】ジョグウィンドウの表示濃度は、ユーザー
により変更できる。ユーザーが設定した表示濃度は、詳
細を後述するアニメーション終了後、ジョグダイヤルを
触っていないときの状態に反映される。アニメーション
移動中は薄く半透明になっており、定位置に停止後は、
ユーザーが指定した透明度まで濃くなる。また、ユーザ
ーがジョグ操作を行うと、濃度は100%となり、非透
過表示となる。その後、最後のジョグダイヤル操作か
ら、3秒が経過すると、ユーザー設定の表示濃度へ戻
る。
【0062】このように、ノート型パーソナルコンピュ
ータ1では、画面上に表示されているGUIを、図4に
示したインジケートウィンドウ90と、図5に示したジ
ョグウィンドウ(リスト表示ウィンドウ100、ガイド
表示ウィンドウ110)に分けることで、デスクトップ
上にウィンドウが常に表示され邪魔になっているという
問題を解決した。また、同時に必要なときのみウィンド
ウが表示されるため、「ジョグウィンドウが表示されて
いれば、スクロール以外のことができる。表示されてい
なければ(もしくはジョグウィンドウを自分で閉じれ
ば)、単にスクロール」というように、ジョグダイヤル
でできることが、視覚的にも一目でわかるようになっ
た。
【0063】また、このノート型パーソナルコンピュー
タ1では、ユーザーが任意にジョグダイヤルを押さない
限り、スクロール以外のことはできないようにしたの
で、ユーザが意図せず、ジョグダイヤルでの操作が切り
替わらないようになった。
【0064】また、このノート型パーソナルコンピュー
タ1では、ジョグダイヤルによって操作できる内容によ
って、ウィンドウの外観をまったく別のものにした。ジ
ョグダイヤルの操作は、音量操作のような、回すだけア
クションが実行されるような操作系「ガイド操作」と、
メニュー項目が複数表示され、回転により選択を行い、
押すことで実行するという操作系「リスト操作」が存在
する。この2つの操作系がまったく異なるウィンドウ外
観をもつことで、操作系の違いを明示的にユーザーに示
し、操作の混乱をおこしにくくした。
【0065】なお、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、複数のアプリケーションの中からユーザに所望の
アプリケーションを選択させて実行させるためのアプリ
ケーションランチャー表示を、ジョグダイヤル10で操
作可能な独立のアプリケーションとした。図6にはジョ
グダイヤルランチャー表示ウィンドウ120を示す。こ
のジョグダイヤルランチャー表示ウィンドウ120は、
「ジョグダイヤルランチャー」と表示されたジョグウィ
ンドウ名表示領域121と、複数のアプリケーション名
が表示されたアプリケーション名表示領域122とから
なる。このアプリケーション名表示領域122は、スタ
ートメニューの一部の項目を取り込んで表示している。
ジョグダイヤル10の回転に合わせてアプリケーション
名がスクロールし、選択枠123内に所望のアプリケー
ション名を入れることで□のマークの色が変わり、ジョ
グダイヤル10の押し込みにより選択が決定され、実行
される。ジョグウィンドウ名表示領域121には、閉じ
るボタン124が配置されている。
【0066】このアプリケーションランチャー表示は、
ユーザがキーボード4上のコントロールキーを押しなが
らジョグダイヤル10を押したときや、ディスクトップ
にフォーカスがあるときにジョグダイヤル10を押した
ときや、インジケートウィンドウ90のランチャーボタ
ン91を押したときや、スタートメニューからランチャ
ーアプリケーションを選んで実行したときに表示され
る。
【0067】次に、ジョグダイヤル10の構成について
図7〜図15を参照して説明する。まず、図7は、ジョ
グダイヤル10の基本的な構成例を示すものであり。2
1は本体1に固定される基板、22は保持ブラケットで
あり、保持ブラケット22は、支点23を中心として揺
動自在として基板21に取付けられている。保持ブラケ
ット22に、回転部材11が矢印aで示すように正逆回
転可能に保持されており、その回転中心が符号αで示さ
れる。回転部材11は、回転型のエンコーダを構成する
もので、後の具体側において詳細に説明するが、矢印a
で示すように回転操作されたとき、その回転方向と回転
量とが検出可能とされている。
【0068】基板21上には、押圧されたときにONと
なる接点24が取付けられている。保持ブラケット22
には、接点24の直上方において、押圧部22aが形成
されている。接点24の上部接点端子となる可動接点端
子24aが板ばね等によって形成されて、常時は接点2
4がOFFとなるように設定されている。この可動接点
端子24aのばね力に抗して回転部材11を矢印bで示
すように押し込み操作することによって、可動接点端子
24aが押圧部22aによって下方へ押圧変位されて、
接点24がONとされる。
【0069】次に、図8乃至図17を参照しつつ、ジョ
グダイヤル10の具体例について説明するが、図7で説
明した構成要素と同一構成要素には同一符号を付してあ
る。
【0070】まず、基板21は、左右一対の取付穴31
を有して(図9参照)、本体1内に形成されている取付
ボス部32に対してねじ33を利用して固定される(図
8参照)。
【0071】保持ブラケット22は、回転部材11の形
状に対応させてほぼ長方形状とされた開口部22bを有
し(図11参照)、保持ブラケット22の一方の側端緑
部が、基板21に互いに直列に設けた複数の保持爪34
に挟持されて、この複数の保持爪34を結ぶ軸線βが図
7における揺動支点23を構成している。ただし、保持
ブラケット22は、わずかではあるが、保持爪34に対
して上下方向にもほぼまっすぐストローク変位可能とさ
れている。保持ブラケット22には、保持爪34が位置
する側とは反対側の側端縁部において、左右一対の突起
状の軸部22cを有し、この軸部22cが、基板21に
形成された左右一対の保持孔35内に、上下方向にわず
かに変位可能として嵌合されている(図11、図12参
照)。これにより、保持ブラケット22は、基板21に
よって、軸線αを中心にして揺動自在、かつ上下方回に
わずかに変位可能となるように保持されている。
【0072】基板21上には、接点24が構成され(図
9、図10参照)、前述のようにばね性を有するその可
動接点端子24aの直上方に位置するように、保持ブラ
ケット22の下面に押圧部22aが形成されている(図
10参照)。回転部材11を押し込み操作することによ
って、接点24がONとされる。なお、接点24および
押圧部22aは、回転部材11の軸線方向略中間部に存
在するように配置されるために、本来であれば図10に
おいては示されないが、この接点24と押圧部22aと
の関係を明確に示すために、接点24、押圧部22aの
位置を本来の位置よりも回転部材11の軸線方向にずら
して図10に描いてある。
【0073】回転部材11は、軸部材36と、軸部材3
6の外周に嵌合、一体化された外皮部材37とを有する
(図9、図10参照)。軸部材36は、回転軸線αを構
成するもので、その左右端部が、保持ブラケット22に
正逆回転可能に保持されている。また、外皮部材37
は、操作者によって測接触れられるために、軟質の合成
樹動等によって滑りにくくされており、滑り止めのため
に、その外周には周方向等間隔に凹凸が施されている。
なお、外皮部材37の一部は、保持ブラケット22の開
口部22bを通して、保持ブラケット22の上方へわず
かに突出されている。また、保持ブラケット22は、詳
細は略すが、回転部材11の組付容易化等のために、左
右の分割構成とされている。0
【0074】軸部材36の各端部は外皮部材37によっ
ては被覆されることなく、露出状態とされる(図9参
照)。軸部材36そのものは、合成樹脂等によって絶縁
性を有するように形成されているが、その外周面には、
図13乃至図15に示すように、導電性被膜38が施さ
れている。図14、図15では、導電性被膜38はその
存在を明確にするために実際よりも厚く描かれている。
【0075】導電性被膜38は、軸部材36の一端部に
おいては、軸部材36の周方向全長に渡って存在するよ
うに設定されており、この周方向全長に渡って存在する
第1部分が符号38aで示される。また、導電性被膜3
8は、軸部材36の他端部においては、軸部材36の周
方向に等間隔に分断されて存在して、この等間隔に分断
された第2部分が符号38bで示される。
【0076】基板21には、導電性のばね材からなる細
長い入力端子39が設けられ、この入力端子39が、上
記第1部分38aに常時接触されている(図14参
照)。また、基板21には、導電性のばね材からなる細
長い出力端子40、41が設けられ、各出力端子40、
41はそれぞれ、導電性部材38の第2部分38bに向
けて付勢されている(図15参照)。2つの出力端子4
0と41とは、互いに軸部材36の軸方向に隔置され、
かつ軸部材36の周方向においてわずかにずれた位置関
係とされている。
【0077】入力端子39から所定電圧を印加した状態
で、回転部材11の回転に応じて、出力端子40、41
からは図16、図17に示すようなパルス状の電圧信号
が検出される。出力端子40からの検出電圧が信号Aと
して示され、出力端子41からの検出電圧が信号Bとし
て示される。信号Aと信号Bとは、パルスの立ち上がり
時点あるいは立ち下がり時点という検出時点に時間差を
生じる。信号Aの検出時点と構号Bの検出時点とを比較
してどちらが早く検出されたかをみることによって、回
転部材11の回転方向が識別される。また、検出された
パルス数をカウントすることによって、回転部材11の
回転量を検出することができる。単位時間あたりの回転
量を演算することによって、回転部材11の回転速度を
検出することができる。
【0078】なお、図8において符号42は飾り板を示
し、図9において符号43は回転部材換11に適度の回
転抵抗を与えるための板ばねである。
【0079】次に、ノート型パーソナルコンピュータ1
の電気的構成例について図18を用いて説明するが、以
下の説明では、ジョグダイヤル10が前後方向に回転さ
れる場合を例にしている。
【0080】まず、中央処理装置(CPU)51は、側
えば、intel社製のPentiumn(登録商標)プロセッサ等
で構成されて、ホストバス52に検続されている。ホス
トバス52には、さらに、ノースブリッジ53が接続さ
れており、ノースブリッジ53は、PCIバス56にも
接続されている。ノースブリッジ53は、例えばintel
社製の400BXなどで構成されており、CPU51やメイ
ンメモリ54周辺の制御を行うようになされている。な
お、このノースブリッジ53と後述するサウスブリッジ
58とで、いわゆるチップセットが構成されている。
【0081】ノースブリッジ53は、さらに、メインメ
モリ54及びキャッシュメモリ55とも接続されてい
る。キャッシュメモリ55は、CPU51が使用するデ
ータをキャッシュするようになされている。なお、図示
していないが、CPU51にも1次的なキャッシュメモ
リが内蔵されている。
【0082】メインメモリ54は、例えば、DRAM
(Dynamic Read Only Memory)で構成され、CPU51
が実行するプログラムや、CPU51の動作上必要なデ
ータを記憶するようになされている。具体的に、メイン
メモリ54には、起動が完了した時点において、例えば
電子メールプログラム54A、オートパイロットプログ
ラム54B、ジョグダイヤル状態監視プログラム54
C、ジョグダイヤルドライバ54D、オペレーティング
プログラム(OS)54E、その他のアプリケーション
プログラム54F1〜54FnがHDD70から転送さ
れ、記憶される。
【0083】電子メールプログラム54Aは、後述する
モデム75を介して電話回線76のような通信回線など
からネットワーク経由で通信文を授受するプログラムで
ある。電子メールプログラム54Aは、特定機能として
の着信メール取得機能を有している。この着信メール取
得機能は、プロバイダ77が備えるメールサーバ78に
対して、そのメールボックス79内に自分(利用者)宛
のメールが着信しているかどうかを確認して、自分宛の
メールがあれば取得する処理を実行する。
【0084】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0085】OS(基本プログラムソフトウェア)54
Eは、例えばマイクロソフト社のいわゆるWindows95
や98(共に登録商標)、アップルコンピュータ社のい
わゆるマックOS(登録商標)等に代表される、コンピ
ュータの基本的な動作を制御するものである。
【0086】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、上記各アプリケーションからジョグダイヤル対応で
あるか否かの通知を受け取り、例えば対応であればジョ
グダイヤルつまりジョグダイヤル10を操作することで
何が行えるかを表示するために動作する。通常、ジョグ
ダイヤル10のイベント待ちになっているし、アプリケ
ーションからの通知を受け取るリストも持っている。ジ
ョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル10の
操作に対応して各種機能を実効する。ジョグダイヤル状
態監視プログラム54Cは、前述したようにジョグダイ
ヤルユーティリティを含んでなる。
【0087】ビデオコントローラ57は、PCIバス5
6に接続されており、そのPCIバス56を介して供給
されるデータに基づいて、表示画面3上の表示を制御す
るようになされている。
【0088】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続され、マイクロホン66からの入力を取り
込み、あるいはスピーカ65に対して音声信号を供給す
る。また、PCIバス56にはモデム75も接続されて
いる。モデム75は、公衆電話回線76、インターネッ
トサービスプロバイダ77を介して、インターネット等
の通信ネットワーク80やメールサーバ78等に接続す
ることができる。
【0089】また、PCIバス56にはサウスブリッジ
58も接続されている。サウスブリッジ58は、例え
ば、intel社製のPIIX4Eなどで構成されており、各種の
I/O(Input / Output)を制御するようになされてい
る。即ち、サウスブリッジ58は、IDE(Integrated
Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレー
ションレジスタ59、タイマ回路60、およびIDEイ
ンタフェース61等で構成され、IDEバス62に接続
されるデバイスや、ISA/EIO(Industry Standar
d Architecture / Extended Input Output)バス63お
よびエンベデットコントローラ68を介して接続される
デバイスの制御等を行うようになされている。
【0090】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0091】プライマリIDEコントローラは、IDE
バス62を介して、コネクタ(図示は省略)に接続して
おり、コネクタには、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラは、他のIDEバス
等を介して、図示を省略したCD−ROMドライブや、
セカンドHDD、FDDなどといった、いわばIDEデ
バイスであるベイデバイスが装着されたときに、その装
着されたベイデバイスのコネクタが電気的に接続される
ようになされている。
【0092】なお、HDD67には、電子メールプログ
ラム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョ
グダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤル
ドライバ67D、OS(基本プログラムソフトウェア)
67Eの他、複数のアプリケーションプログラム67F
1〜67Fn等が記憶されている。HDD67内の上記各
プログラム67A、67B、67C、67D、67E、
67F1〜67Fn等は、起動(ブートアップ)処理の過
程で、RAM54内に順次転送され、格納される。
【0093】ISA/EIDバス63には、さらに、エ
ンベデットコントローラ68が接続されている。このエ
ンベデットコントローラ68は、マイクロコントローラ
からなりI/Oコントローラとして使われる。すなわ
ち、エンベデットコントローラ68は、I/Oインター
フェース69、ROM70、RAM71、CPU72が
相互に接続されて構成されている。
【0094】ROM70の中には、LED制御プログラ
ム70A、タッチパッド入力監視プログラム70B、キ
ー入力監視プログラム70C、ウェイクアッププログラ
ム70D、ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eが
予め格納されている。
【0095】LED制御プログラム70Aは、電源ラン
プPL、電池ランプBL、必要に応じてメッセージラン
プML、その他のLEDよりなるランプの点灯の制御を
行うプログラムである。タッチパッド入力監視プログラ
ム70Bは、タッチパッド6からのユーザによる入力を
監視するプログラムである。キー入力監視プログラム7
0Cは、キーボード4やその他のキースイッチからの入
力を監視するプログラムである。ウェイクアッププログ
ラム70Dは、サウスブリッジ58内のタイマ回路60
から供給される現在時刻データに基づいて、予め設定さ
れた時刻になったかどうかをチェックして、設定された
時刻になると、所定の処理(またはプログラム)等を起
動するために各チップ電源の管理を行うプログラムであ
る。
【0096】ジョグダイヤル状態監視プログラム70E
は、ジョグダイヤルつまりジョグダイヤル10における
回転部材11が回転されたか、或いは押されたかを常に
監視するためのプログラムである。また、このジョグダ
イヤル状態監視プログラム70Eは、ジョグダイヤル1
0をユーザが触ろうとしているか否かも監視できる。こ
のジョグダイヤル状態監視プログラム70Eの詳細は後
述する。
【0097】ROM70には、さらにBIOS70Fが
書き込まれている。BIOS(Basic Input/Output Sys
tem)とは、基本入出力システムのことをいい、OSや
アプリケーションソフトと周辺機器(ディスプレイ、キ
ーボード、HDD等)の間でのデータの受け渡し(入出
力)を制御するソフトウェアプログラムである。
【0098】RAM71は、LED制御、タッチパッド
入力ステイタス、キー入力ステイタス、設定時刻用の各
レジスタ等や、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジ
スタ等を、レジスタ71A〜71Fとして有している。
例えば、LED制御レジスタ71Aは、ジョグダイヤル
10が押されて、後述する電子メールの瞬時の立ち上げ
状態を表示するメッセージランプMLの点灯を制御す
る。キー入力ステイタスレジスタ71Cは、後述するワ
ンタッチ操作用にジョグダイヤル10が押されると、操
作キーフラグが格納されるようになっている。設定時刻
レジスタ71Dは、ある時刻を任意に設定することがで
きる。
【0099】また、このエンベデットコントローラ68
には、図示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤ
ル10、タッチパッド6、クリックボタン6a,6b、
キーボード4がそれぞれ接続されており、ジョグダイヤ
ル10、タッチパッド6、クリックボタン6a,6b、
キーボード4それぞれの操作に対応した信号を、ISA
/EIDバス63に出力するようになされている。ま
た、エンベデットコントローラ68には、電源ランプP
L、電池ランプBL、メッセージランプML、その他の
LEDよりなるランプが接続されている。
【0100】エンベデットコントローラ68には、さら
に、電源制御回路73が接続されている。電源制御回路
73は、内蔵バッテリ74又はAC電源に接続されてお
り、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内
蔵バッテリ74や、周辺装置のセカンドバッテリの充電
のための制御を行うようになされている。また、エンベ
デットコントローラ68は、電源をオン又はオフすると
き操作される電源スイッチ97を監視している。
【0101】エンベデットコントローラ68は、電源が
オフ状態でも、常に内部電源により、上記各プログラム
70A、70B、70C、70D、70Eを実行するこ
とができる。つまり、上記各プログラムは、表示画面3
のLCD上に何のウィンドウが開かれて無くても、常時
働いている。つまり、エンベデットコントローラ68は
電源スイッチ88がオフでOS54EがCPU51で起
動していなくても、常時、ジョグダイヤル状態監視プロ
グラム70Eを実行し、特に、詳細は省略するが、ノー
ト型パーソナルコンピュータNPに専用のキーを設けな
くとも、プログラマブルパワーキー(PPK)機能を持
たせ、例えば省電力状態、あるいは電源オフ時に、ジョ
グダイヤル10をユーザが押すだけで好みのソフトウェ
アやスクリプトファイルを起動できるようにしてある。
【0102】さらにエンベデットコントローラ68に
は、図示を省略するが、USBポートとIEEE1394ポ
ートが接続されている。USBポートには、USBケー
ブルが接続される。IEEE1394ポートには、IEEE13
94ケーブルを介して例えばデジタルビデオカメラが接
続され、デジタルビデオカメラからの映像信号をノート
型パーソナルコンピュータNPに取り込むのに使われ
る。
【0103】次に、ジョグダイヤル状態監視プログラム
70Eを実行したときエンベデットコントローラ68の
動作を説明する。図19はジョグダイヤル10における
回転部材11の回転状態を回転検出部85を経てエンベ
デットコントローラ68が監視しているハート゛構成を示
す図である。また、エンベデットコントローラ68は、
バックボタン5の状態も監視している。図20はエンベ
デットコントローラ68がジョグダイヤル状態監視プロ
グラム70Eを実行したときのフローチヤートである。
【0104】先ず、エンベデットコントローラ68は、
バックボタン5が押下されたか否かを監視し、押下され
ていなければ、ジョグダイヤル10の回転部材11が前
後いずれかに回転されたかを回転検出部85を介して検
出する。ジョグダイヤル10の回転部材11が前後いず
れかに回転されると、回転検出部85は、図16、図1
7に示す信号Aと信号Bのタイミングを基に前回転であ
るか、後回転であるかを検出する。前回転であることを
検出すると前回転パルスをエンベデットコントローラ6
8のカウンタ(1)86に供給する。後回転であること
を検出すれば、後回転パルスをエンベデットコントロー
ラ68のカウンタ(2)87に供給する。エンベデット
コントローラ68は、ジョグダイヤル状態監視プログラ
ム70Eを実行し、5msのポーリングによりカウンタ
(1)8 6, カウンタ(2)87の変化量や、それら
の差、さらにジョグダイヤル10が押されたかを監視し
ている。
【0105】先ず、図20において、エンベデットコン
トローラ68は、ジョグダイヤル状態監視プログラム7
0Eを実行し、5msのポーリングにより、ステップS
1にて、バックボタン5の押下状態を取得する。バック
ボタン5が押下された(YES)とステップS2で3判
断すると、後述のステップS10に進むが、バックボタ
ン5が押下されていない(NO)と判断するとステップ
S3以降に進む。
【0106】ステップS3において右回転パルスの現在
時刻Tでのカウント値Counter1(T)から時刻T−1での
カウント値Counter1(T-1)を減算し、カウンタ86のカ
ウント値の変化量Counter1を求める。
【0107】次に、ステップS4において左回転パルス
の現在時刻Tでのカウント値Counter1(T)から時刻T−
1でのカウント値Counter1(T-1)を減算し、カウンタ8
7のカウント値の変化量Counter2を求める。
【0108】そして、ステップS5において前記カウン
ト値の変化量の差を求める。つまり、変化量Counter1と
変化量Counter2との差を求める。この変化量の差が負値
であれば左回転である。
【0109】また、ステップS6ではジョグダイヤル4
の押下状態を取得する。ステップS7では前記ステップ
S5で求めた変化量を判断し、さらにステップS8では
ジョグダイヤル4の押下状態が変化したかを判断する。
ステップS7で変化量が検出されるか、あるいはステッ
プS8で押下状態が変化したと判断すると、ステップS
10に進み、ホストバス52を介して、CPU51で起
動されるジョグダイヤルドライバ54Dに現在のジョグ
ダイヤル4の押下状態と変化量を、割り込みによりI/
Oレジスタ71F経由で通知する。このステップS10
での処理は、ステップS2にてバックボタン5が押下さ
れたと判断されたときにもバックボタン5の処理に準用
されて行われる。この場合、ホストバス52を介して、
CPU51で起動されるジョグダイヤルドライバ54D
に現在のバックボタン5の押下状態を、割り込みにより
I/Oレジスタ71F経由で通知することになる。
【0110】次に、ノート型パーソナルコンピュータ1
にて実行されるジョグダイヤルユーティリティの各アプ
リケーションソフトウェア毎の動作具体例をいくつか説
明する。
【0111】先ず、図21及び図22を用いて、ジョグ
ダイヤル非対応のメモ書きのアプリケーションを立ち上
げたときのジョグダイヤルユーティリティの処理手順を
第1具体例として説明する。メモ書きアプリケーション
を開きながら適度に画面をスクロール切り替えしつつ、
ドキュメントを作成するときに適用される。ノート型パ
ーソナルコンピュータ1にてオペレーションシステム
(OS)が起動され、フォーカスがデスクトップに合わ
せられ、ユーザがメモ書きアプリケーションで作業をは
じめようとするところから始まる。
【0112】はじめに、図22の(a)に示すようにイ
ンジケートウィンドウ90の液晶エリア93には「JOG
LAUNCHER [PUSH]」と表示され、モードボタン92は「S
CROLL」が点灯した状態になっている。そして、ユーザ
ーがメモ書きアプリケーションを起動する(図21)
と、インジケートウィンドウ90の液晶エリアには図2
2の(b)に示すように「MODE CHANGE [PUSH]」と表示
され、モードボタン92は「SCROLL」が点灯する。この
ときジョグウィンドウは表示されない。ここで、ユーザ
ーがメモ書きアプリケーションのウィンドウ135にて
適当な文章を入力すると、文章が入力され表示される。
ある程度文章を打った後で、確認の為に前のほうを見る
ためスクロールしたいとユーザが思ったとする。そこ
で、ユーザはジョグダイヤル10を上方向に回す。イン
ジケートウィンドウ90のジョグアイコン94が上回転
を示し、メモ書きアプリケーションの画面が矢印136
の上方向にスクロールする。次に、ユーザが文章を確認
し、元の位置にカーソルを戻したいと思い、ジョグダイ
ヤル10を下方向に回すと、インジケートウィンドウ9
0のジョグアイコン94が下回転を示し、メモ書きアプ
リケーションの画面が矢印136で示すように下方向に
スクロールする。
【0113】このように、ジョグダイヤル非対応のメモ
書きアプリケーションを使っているとき、ジョグダイヤ
ルユーティリティは常にスクロールモードになる。ジョ
グダイヤル10を回すとジョグダイヤルの回転に合わせ
てメモ書きアプリケーションの画面135が矢印136
で示すようにスクロールする。
【0114】次に、第2具体例として、静止画や動画を
一括管理するピクチャー管理アプリケーションを立ち上
げたときのジョグダイヤルユーティリティの処理手順を
図23及び図24を参照して説明する。このピクチャー
管理アプリケーションは、ジョグダイヤル対応であると
する。ノート型パーソナルコンピュータ1にてオペレー
ションシステム(OS)が起動され、最初にピクチャー
管理アプリケーションを起動して作業を行うとする。
【0115】はじめに、ユーザがOSを起動すると、図
24の(a)に示す、インジケートウィンドウ90の液
晶エリア93には「JOG LAUNCHER [PUSH] 」 と表示さ
れ、モードボタン92は「SCROLL」が点灯した状態にな
っている。そこで、ユーザがジョグダイヤル10を押す
と、前記図6に示したようにジョグランチャーがたちあ
がる。このとき、インジケートウィンドウ90は図24
の(b)に示すように、「Jog XP Launcher」となる。
モードボタン92は「APPLI」が点灯する。ジョグウィ
ンドウは表示されていない。次に、ユーザはジョグダイ
ヤル10を回すことで、図6のアイコンとアプリケーシ
ョン名をぐるぐる回す。回しつづけると、回転している
ドラムが遠心力で広がっていく。そのとき、インジケー
トウィンドウ90のジョグアイコン94は変化(上下回
転を示す)する。ユーザがジョグランチャー表示ウィン
ドウ120からピクチャー管理アプリケーションを選択
し、ジョグダイヤル10を押下すると回転しているドラ
ムが小さくなり、はじけるような表示となり、ピクチャ
ー管理アプリケーションが起動して、図23に示すよう
な、ピクチャー管理アプリケーションウィンドウ140
が表示される。このとき、ピクチャー管理アプリケーシ
ョンの起動と同時に、動作モードはアプリケーションモ
ードへと遷移する。インジケートウィンドウ90のモー
ドボタン92は「APPLI」が点灯する。そして、ジョグ
ウィンドウ100がインジケートウィンドウ90に接す
るように表示され、所定のアニメーションの後、ピクチ
ャー管理アプリケーションウィンドウ140の右横に張
り付く(この場合はリスト表示)。そして、ユーザがピク
チャー管理アプリケーションをジョグダイヤル10を用
いて操作する。ここで、ユーザがジョグウィンドウ10
0が邪魔なので閉じるボタン105を押すと、ジョグウ
ィンドウ100は所定のアニメーション後非表示とな
る。インジケートウィンドウ90のモードボタン92は
「SCROLL」が点灯する。この状態で、ユーザがジョグダ
イヤル10を回すと、ピクチャー管理アプリケーション
ウィンドウ140の画面がスクロールし、インジケート
ウィンドウ90のジョグアイコン94が変化(上下回転
を示す)する。そして、ユーザが再びジョグダイヤル1
0を押すと、アプリケーションモードへ遷移し、インジ
ケートウィンドウ90のモードボタン92は「APPLI」
が点灯し、ジョグウィンドウ100がインジケートウィ
ンドウ90に接するように表示され、所定のアニメーシ
ョンの後、ピクチャー管理アプリケーションウィンドウ
140の右横に張り付く(この場合はリスト表示)。そし
て、ユーザがジョグダイヤル10を回してジョグウィン
ドウ100のリストから「アプリケーション終了」を選
んで、ジョグダイヤル10を押すとピクチャー管理アプ
リケーションは終了する。
【0116】もしも、このピクチャー管理アプリケーシ
ョンがジョグダイヤル非対応であったときには、インジ
ケートウィンドウ90の液晶エリア93に「JOG LAUNCH
ER [PUSH] 」 と表示され、モードボタン92の「SCROL
L」が点灯した状態になってから、ユーザがジョグダイ
ヤル10を押すことにより、インジケートウィンドウ9
0の液晶エリアには図22の(b)に示すように「MODE
CHANGE [PUSH]」と表示され、モードボタン92は「SC
ROLL」が点灯する。このときジョグウィンドウは表示さ
れない。ここで、ユーザーが既に取り込んだ静止画や動
画を確認したいときには、ジョグダイヤル10を上方向
に回す。インジケートウィンドウ90のジョグアイコン
94が上回転を示し、ピクチャー管理アプリケーション
の画面が上方向にスクロールする。次に、ユーザが既に
取り込んだ静止画や動画を確認し、元の位置にカーソル
を戻したいと思い、ジョグダイヤル10を下方向に回す
と、インジケートウィンドウ90のジョグアイコン94
が下回転を示し、ピクチャー管理アプリケーションの画
面が下方向にスクロールする。
【0117】次に、第3具体例として、インターネット
ブラウザを立ち上げたときのジョグダイヤルユーティリ
ティの処理手順を説明する。0
【0118】このインターネットブラウザは、ジョグダ
イヤル非対応であるが、本件出願人が特願2001−3
14546にて開示した技術により基本的な動作をジョ
グダイヤルに対応させることができる。これは、ジョグ
スクリプトという、スクリプト言語によってジョグダイ
ヤルの状態遷移等が記述されたイベント駆動型プログラ
ムのファイルを、前記ブラウザの起動と同時にロード
し、ジョグダイヤルサーバにて実行することにより可能
となる。ジョグスクリプトには、状態遷移、各状態の表
示内容、各状態の動作が記述されている。
【0119】ここでは、ユーザが、インターネットブラ
ウザを使ってインターネットにて検索をする動作を説明
する。他の作業の合間にインターネットブラウザでどこ
かのホームページHomepageを見たいと思った場面であ
る。どのような方法でインターネットブラウザを起動し
てもいいが、ここではユーザがツールバーから起動しよ
うとしている。
【0120】はじめに、ユーザはツールバー(クイック
起動)からインターネットブラウザのアイコンをクリッ
クし、このインターネットブラウザを立ち上げる(図2
5)。すると、図26の(a)に示すように、インジケ
ートウィンドウ90の液晶エリア93に「MODE CHANGE
[PUSH] 」と表示され、モードボタン92は「SCROLL」
が点灯する。ジョグウィンドウは表示されない。例え
ば、ページが3つのフレームに別れている場合、ユーザ
は一番下のフレームにマウスカーソルを動かす。ここ
で、ジョグダイヤル10を回すと、カーソル直下のフレ
ームがスクロールする。そして、インジケートウィンド
ウ90のジョグアイコン94が変化(上下回転を示す)す
る。ジョグダイヤル10をユーザが押下すると、インジ
ケートウィンドウ90のモードボタン92は「APPLI」
が点灯する。そして、ジョグウィンドウ100がインジ
ケートウィンドウ90に接するように表示され、所定の
アニメーションの後、インターネットブラウザのウィン
ドウ136の右横に張り付く(この場合はリスト表示)。
ここでリスト表示のリスト項目は、前記スクリプトファ
イルに記述されている。次に、ユーザがジョグダイヤル
10を回し、「お気に入り」をさがす。インジケートウ
ィンドウ90のジョグアイコン94が変化(上下回転を
示す)する。ユーザが「お気に入り」をクリックする
と、ジョグウィンドウ100は消去されず、その位置に
残ったままで、インターネットブラウザのお気に入りメ
ニューが開く。しかし、ここではジョグダイヤル10を
回してもメニューは上下しないので、タッチパネルでメ
ニューを選ぶ。そして、何か新しいページを開き、ジョ
グウィンドウ100から「戻る」を選んでページを戻
る。今度はジョグウィンドウ100から「スクロールへ
戻る」を選んでクリックする。ジョグウィンドウ100
は所定のアニメーション後非表示となる。インジケート
ウィンドウ90のモードボタン92は「SCROLL」が点灯
する。次に、他のフレームにマウスをずらしたとする。
ジョグダイヤル10を回すと、その下がスクロールす
る。インジケートウィンドウ90のジョグアイコン94
が変化(上下回転を示す)する。ここで、デスクトップを
クリックすると、インジケートウィンドウ90の液晶エ
リア93には図26の(b)に示すように「JOG LAUNCH
ER [PUSH]」 と表示され、モードボタン92は「SCROL
L」が点灯した状態になる。
【0121】次に、第4具体例として、音楽再生アプリ
ケーションを立ち上げたときのジョグダイヤルユーティ
リティの処理手順を挙げる。この音楽再生アプリケーシ
ョンは、ATRAC3形式でHDDに保存した音楽を再
生するためのアプリケーションである。保存した音楽の
中からユーザがジョグダイヤル10を用いて選んだ曲を
再生する処理である。この音楽再生アプリケーション
は、ジョグダイヤル対応アプリケーションである。
【0122】はじめに、ユーザが音楽再生アプリケーシ
ョンを起動すると、図27に示すように音楽再生アプリ
ケーションのウィンドウ145が表示されるとともに、
インジケータウィンドウ90のモードボタン92の[A
PPS]が点灯し(図28)、アプリケーションモード
へ遷移する。そして、図29に示すように、ジョグウィ
ンドウ(ガイド表示ウィンドウ)110が、音楽再生ア
プリケーションウィンドウ145の右横に張り付く。こ
こではインジケートウィンドウ117も点灯する。
【0123】ジョグウィンドウ(ガイド表示ウィンド
ウ)110は、プレーヤ操作用のガイド表示のウィンド
ウであるので、ユーザがそのガイド表示にしたがって、
例えばジョグダイヤル10を回すと、インジケートウィ
ンドウ90のジョグアイコン94が回転する。ユーザが
例えば3曲目を選択し、ジョグダイヤル10を押すと3
曲目の再生が始まる。もし、ユーザが音量を上げたいの
でシフトキー4L、4Rを押すと、ジョグウィンドウ
(ガイド表示ウィンドウ)110の画面が図29の「プ
レーヤ操作」から図30の「音量操作」に変わる。シフ
トキーインジケータも、シフトキーが押されているとき
の表示に変わる。
【0124】次に、第5の具体例として、前記第4の具
体例にて音楽再生アプリケーションを起動し音楽を再生
している状態から、インターネットブラウザを立ち上
げ、再生している音楽のアーティスト関連情報を検索す
るときのジョグダイヤルユーティリティの処理手順を説
明する。
【0125】ユーザがバックボタン5を押すと、ジョグ
ウィンドウがガイド表示からリスト表示に切り替わる所
定のアニメーションがおきて、表示サイズが切り替わ
る。もちろん、ユーザがリストからメニューを選択して
コマンドを実行しても、リスト表示のジョグウィンドウ
は消えない。ここで、ユーザがツールバー(クイック起
動)からインターネットブラウザのアイコンをクリック
し、インターネットブラウザを立ち上げると、インジケ
ートウィンドウ90の液晶エリア93は「MODE CHANGE
[PUSH] 」と表示され、モードボタンは92「SCROLL」
が点灯する。ジョグウィンドウは表示されない。インタ
ーネットブラウザにおいて、例えば、ページが3つのフ
レームに別れている場合、ユーザは一番下のフレームに
マウスカーソルを動かす。ここで、ジョグダイヤル10
を回すと、カーソル直下のフレームがスクロールする。
そして、インジケートウィンドウ90のジョグアイコン
94が変化(上下回転を示す)する。ジョグダイヤル10
をユーザが押下すると、インジケートウィンドウ90の
モードボタン92は「APPLI」が点灯する。そして、既
に前述したように、ジョグウィンドウ100がインジケ
ートウィンドウ90に接するように表示され、所定のア
ニメーションの後、インターネットブラウザのウィンド
ウ136の右横に張り付く(この場合はリスト表示)。こ
こでリスト表示のリスト項目から「お気に入り」が選択
され、ユーザが前記再生している音楽のアーティスト関
連情報を検索する処理に入る。目的のアーティスト関連
情報が得られると、ユーザは、フォーカスを、音楽再生
アプリケーションウィンドウ145に写す。ジョグウィ
ンドウは一度消えたのち、インジケートウィンドウ90
のモードボタン92は「APPLI」が点灯する。ジョグウ
ィンドウ110がインジケートウィンドウ90に接する
ように表示され、所定のアニメーションの後、音楽再生
アプリケーションウィンドウ145の右横に張り付く
(この場合はガイド表示、シフトキーインジケートが点
灯)。
【0126】次に、リスト表示ウィンドウ100と、ガ
イド表示ウィンドウ110の表示遷移について詳細に説
明する。アプリケーションの中で、操作に応じて、ガイ
ド表示とリスト表示が切り替わる場合がある。その場合
の挙動は以下のとおりである。
【0127】表示状態が変わった場合は、まず、ウィン
ドウ上の描画をクリアする。その後一度透過度を下げて
から、必要に応じてサイズ変更や位置変更を行い、再び
透過度をあげて、ウィンドウの描画を行う。また、リス
ト表示同士の遷移であっても、ウィンドウサイズが変わ
る可能性がある場合には、この仕様に従う。遷移したリ
スト状態のウィンドウサイズが現在と変わらない場合、
ウィンドウ上の描画をクリアする。その後一度透過度を
下げてから、再び透過度をあげて、ウィンドウの描画を
行う。一方、サイズが変わる場合、ウィンドウクリア
後、透過度が下がっている状態で、サイズ修正を行い、
デスクトップ領域を越える場合は補正を行って正しい位
置に移動する。その後、透過度をあげ、描画をおこな
う。
【0128】ジョグウィンドウの大きさは、ガイド状態
では固定であり、リスト状態では、最小で5行(このと
きのウィンドウサイズはガイド状態のウィンドウサイズ
と同一)、最大でフォーカスが当たったウィンドウの高
さまでの範囲で変化し、リストの項目数で変化する次
に、ジョグウィンドウの非表示について説明する。ジョ
グウィンドウはアプリケーションモードの間は常に表示
される。一方、以下のようにスクロールモードへ戻る
と、非表示になる。非表示になる際は、ジョグウィンド
ウ上の描画はクリアされ、透過度が0にむかって連続的
に減少するように、消えていくアニメーションを行う。
【0129】具体的には、ジョグウィンドウ上の閉じる
ボタンが押されると消える。またジョグウィンドウ(リ
スト表示)上の「SCROLL MODE」の項目が選択されても
消える。また、インジケートウィンドウ90の「SCROL
L」ボタンが押されても消える。さらに、デスクトップ
にフォーカスが移ると消える。また、このジョグウィン
ドウが消えているときには、スクロールモードへ戻り、
スクロールが可能なウィンドウならばスクロールができ
るが、スクロールができないウィンドウでは、なにも操
作ができない。
【0130】次に、ジョグウィンドウの再表示について
説明する。ジョグウィンドウはアプリモードに戻れば再
表示される。ジョグウィンドウは、ウィンドウごとに最
後に表示されていた位置を記憶しており、再表示は消え
る前に表示されていた最後の位置に表示される。
【0131】たとえば、アプリケーションモードでジョ
グウィンドウが表示されているときに、閉じるボタンを
押すとスクロールモードに戻るので、ジョグウィンドウ
は消えるが、再びジョグを押せば、アプリモードに戻
り、ウィンドウは表示される。ジョグを回しただけでは
再表示されない。
【0132】なお、インジケートウィンドウ90は、常
にデスクトップに表示されているが、図31のようにタ
スクバーに格納したり、或いは非表示にもできる。タス
クバーに格納するには、タスクバーを右クリックし、表
示されるメニューのツールバーからジョグダイヤルユー
ティリティをクリックすればよい。また、タスクバーか
らデスクトップに復元するには、タスクバーを右クリッ
クし、表示されるメニューのツールバーからジョグダイ
ヤルユーティリティをクリックしてチェックをはずせば
よい。
【0133】次に、図32及び図33を用いて、インジ
ケートウィンドウ90と、ジョグウィンドウ100との
関連性を説明する。インジケートウィンドウ90とジョ
グウィンドウ100又は110というようにGUIを二
つにわけたが、その関連性がわかりづらくならないよう
に、常に表示されているインジケートウィンドウ90か
らジョグウィンドウ100又は110が射出されて生ま
れる動きをするアニメーションを追加した。
【0134】図32に示すように、ジョグウィンドウ1
00はフォーカスの当たったウィンドウ(以下、これを
ターゲットウィンドウという)130の右横(底辺を基
準)に表示されるよう、まずは垂直方向に移動し、それ
から水平方向に移動する(図33)。
【0135】図33の(a)から(c)までの垂直方向
の移動は、インジケートウィンドウ90と、フォーカス
のあたったターゲットウィンドウ130の下辺の高さに
よって決まる。その後、ターゲットウィンドウ130の
右辺にジョグウィンドウ100の左辺が接するように水
平方向に移動する(図33の(d))。移動中は薄く半
透明になっており、定位置に停止後は、ユーザーが指定
した透明度まで濃くなる。ウィンドウ上の描画は、定位
置へ定まってから行われる。移動中のウィンドウ上の描
画は行われない。
【0136】ジョグウィンドウ100が移動アニメーシ
ョン中に、フォーカスが移ってしまった場合は、初めか
らアニメーションをやりなおすことになる。また、ジョ
グウィンドウ100が移動アニメーション中に、フォー
カスがあたったターゲットウィンドウ130が移動する
もしくは、サイズが変わった場合は、それに追従する。
アニメーションは、ウィンドウごとにスクロールモード
から切り替わった場合のみ行われ、非表示後の再表示、
対象ウィンドウの移動やリサイズが起きた場合には行わ
れない。アニメーションはユーザーがジョグダイヤル設
定でオフにすることができる。その場合には、直接定位
置に出現し、透過度のみが変化し、最終透過度になった
時点でウィンドウ上の描画を行う。
【0137】以上に説明したように、ノート型パーソナ
ルコンピュータ1では、インジケートウィンドウ90と
ジョグウィンドウ100は関連があり、また、必要に応
じて生まれるものであるということを明示的に表現する
ことができた。
【0138】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグダイヤル4等の入力デバイスに静電容量感
知の機構を設け、ユーザーが入力デバイスを操作しよう
として手を近づけた際にのみインジケートウィンドウ9
0を表示させることで、常に画面上にGUIを表示させ
ないようにもできる。具体的には、図34に示す回路を
設ける。図35には、図34に示した各部での信号波形
A,B,Cを示す。ジョグダイヤル10に設けられた電
源電圧5Vが抵抗Rを介して供給されている静電容量
感知部にユーザが手を近づけると、抵抗Rを介した感
知出力AがインバータINで反転され、二つのダイオ
ードD、D及び抵抗RとコンデンサCを用いた
カットオフ回路でカットオフされ(カットオフ出力
B)、インバータINで再度反転されてローアクティ
ブ(Low Active)整形された出力Cとなる。この出力C
はユーザが手を近づけたという感知出力であり、図18
に示したノート型パーソナルコンピュータ1内のI/O
インターフェース69に供給される。そして、I/Oイ
ンターフェース内部69では、エンベデットコントロー
ラ68のCPU71が実行しているジョグダイヤル状態
監視プログラム70Eによりユーザが手を近づけたと判
断される。この後、I/Oインターフェース69からC
PU51へ、ユーザが手を近づけたという判断結果が渡
され、ジョグダイヤル状態監視プログラム54Cを実行
しているCPU51はLCD9上にインジケートウィン
ドウ90を表示する。
【0139】以上に説明したように、ノート型パーソナ
ルコンピュータ1では不必要なウィンドウ表示を抑え、
ユーザーによる他の操作を邪魔するようなケースを抑え
ることができる。
【0140】さらに、ノート型パーソナルコンピュータ
1では、タッチパッド6とジョグダイヤル10が物理的
に近接していることを利用して、タッチパッド6の領域
をいくつかに分割し、ある領域をクリックした後にジョ
グダイヤル10を操作すると、ユーザが指定した動作が
おきるといったような利用もできる。たとえば、タッチ
パッド6の中央上部を触ってからジョグダイヤル10を
押し込むとウェブブラウザの「進む」と「戻る」がジョ
グダイヤル操作に割り当てられ、ジョグダイヤル10を
上に回すと「ページを前に進み」、後ろに回すと「前の
ページに戻る」といったような利用も実現できる。
【0141】またさらに、キーボード4の特定のキーと
ジョグダイヤル10の操作の連携にアプリケーション動
作を割り当てることが考えられる。たとえばコントロー
ルキーを押しながらジョグダイヤル10を押すと、いつ
いかなる場合でもアプリケーションを起動するためのラ
ンチャーが起動するなどという使い方ができる。
【0142】以上説明したようにノート型パーソナルコ
ンピュータ1は、ジョグダイヤル10を備え、スクロー
ルモードとアプリケーションモードという操作モードを
切り替え、さらにインジケートウィンドウ90とジョグ
ウィンドウ100又は110を適宜アプリケーションに
応じて使い分けるので、デスクトップ上に不必要なウィ
ンドウを常に表示しなくても良くなる。また、ユーザが
どちらの操作モードにいるのか容易に判断できる。ま
た、ユーザが意図しない操作モード切替が起きなくな
る。また、ユーザがジョグダイヤル10で今現在何がで
きるかを容易に理解できる。また、ユーザが理解できな
い状態に踏み入った場合であっても、常にスクロールモ
ードに戻ることで、その状態から復帰できる。また、ア
プリケーションランチャーが別アプリケーションになっ
ているので、いついかなるときにでもランチャーが起動
できる。
【0143】なお、ノート型パーソナルコンピュータ1
は、図32等に示すように、ジョグダイヤル10で行え
る項目を表示するジョグウィンドウ100又は110
を、ジョグダイヤル10の操作対象となるウィンドウ
(ターゲットウィンドウ)130の近くに張り付かせる
ことにより視線移動の減少等により操作性を改善してい
る。以下、ジョグウィンドウ100又は110をターゲ
ットウィンドウ130の近くに張り付かせるという動作
や、ターゲットウィンドウ130の移動や、サイズの変
化等に対するジョグダイヤル100又は110の表示の
変化等の動作について詳細に説明する。
【0144】これらの動作は、以下に説明する従来の問
題点を解決するために成されたものである。従来よりジ
ョグウィンドウを用いて現在ジョグダイヤルで行える操
作のリストをユーザーに示す手法は考えられてきた。し
かし、従来のジョグウィンドウは、ターゲットウィンド
ウに拠らずその表示位置は固定されていたため、現在の
どのウィンドウをジョグダイヤルで操作することが出来
るのかが分かりづらかった。また、ターゲットウィンド
ウの場所によっては、ジョグウィンドウとターゲットウ
ィンドウ間で視線を大きく往復させねばならず、ユーザ
ーの快適な操作を損なうものであった。また、ターゲッ
トウィンドウのサイズや表示位置が変わった時に、ジョ
グウィンドウの表示位置がターゲットウィンドウの表示
を妨げるような位置あたることがあり、その都度、ユー
ザがジョグウィンドウの位置を修正せねばならなかっ
た。また、従来のジョグウィンドウはウィンドウサイズ
が固定されていたため、操作リストを表示するのに十分
な大きさが無いことがあり、ユーザーが現在の操作の選
択肢を見渡すことが出来ずにいた。さらに、ジョグウィ
ンドウに表示されるフォントが大変小さく、視力の弱い
方等に対しての配慮が十分でなかった。
【0145】先ず、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、上述したように、現在、ジョグダイヤル10の操
作により出来ることを表示するジョグウィンドウ100
又は110を、ジョグダイヤル10による操作の対象と
なるターゲットウィンドウ130の近くに張り付かせ
た。
【0146】ここでは、複数のアプリケーションが立ち
上がっている状態でジョグダイヤルを使用する場合につ
いて図36及び図37を用いて説明する。ユーザによ
り、例えば、アプリケーションA、アプリケーションB
という二つのアプリケーションが図36に示すように立
ち上げられているとする。ここで、ユーザがひとつのア
プリケーションウィンドウ(B)130にカーソルを
載せクリックしてフォーカスしてから、ジョグダイヤル
10をプッシュするとジョグウィンドウ100がター
ゲットウィンドウ(アプリケーションウィンドウ
(B))130に張り付く(図36)。再度、別のア
プリケーションウィンドウ(A)130をフォーカス
してジョグダイヤル10をプッシュすると今選択したウ
ィンドウ(アプリケーションウィンドウ(A)13
)にジョグウィンドウ100が張り付く(図3
7)。
【0147】このようにすればターゲットウィンドウ1
30にジョグウィンドウ100が張り付くため、どのウ
ィンドウがジョグダイヤルによる操作が可能であるかが
簡単に分かる。すなわち、現在操作可能なウィンドウを
直感的に認識することができる。また、ジョグウィンド
ウが、ターゲットウィンドウの近くに張り付くことによ
り、操作中の視線の移動が少なくてすみ、操作性を向上
させることもできる。
【0148】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグウィンドウ100がターゲットウィンドウ
130に張り付く場所をユーザに任意に移動させること
を可能とした。
【0149】ユーザは、図38に示すように、アプリケ
ーションのウィンドウ(ターゲットウィンドウ)130
毎に、ジョグルダイヤルウィンドウをドラッグして、ジ
ョグウィンドウの位置を100から100のように
変更することができる。
【0150】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグウィンドウ100の、ターゲットウィンド
ウ130毎に張り付く位置を記録しており、ターゲット
ウィンドウ130の表示場所の移動等や、サイズ変更、
最大化、最小化がおきても、自動的にターゲットウィン
ドウの相対位置に追従する。
【0151】ユーザが例えば図39に示すように、ター
ゲットウィンドウ130の表示位置を矢印で示すよう
に変え、ターゲットウィンドウ130としても、ジョ
グウィンドウ100は、ターゲットウィンドウ130
に張り付いたジョグウィンドウ100として表示さ
れる。
【0152】また、ユーザが例えばアプリケーションC
のターゲットウィンドウ130aに張り付いているジョ
グウィンドウ100a(図40の(a)に示す)を、図
40の(b)に示す位置にドラッグしてジョグウィンド
ウ100bとしてから、ターゲットウィンドウ130b
のサイズを大きくしてターゲットウィンドウ130cと
しても、ジョグウィンドウ100cは相対位置を覚えて
いるので、自動的にアプリケーションに追随する。
【0153】以上に説明したように、ユーザーはドラッ
グ操作で簡単にジョグウィンドウ100の表示場所を変
更することが出来る。変更されたジョグウィンドウ10
0の表示位置はその時のターゲットウィンドウ130毎
に相対位置として記録される。ユーザーはターゲットウ
ィンドウ130毎に自由に見やすい位置を設定すること
が可能である。またターゲットウィンドウの位置・サイ
ズが変更された際、ユーザーはジョグウィンドウの位置
を再調整する手間を省くことが出来る。
【0154】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグウィンドウ100の縦幅が、現在、ジョグ
ダイヤル10で出来ることのリスト(以下操作リストと
表記)の項目数にあわせて自動的に適切な高さに伸縮す
る。
【0155】例えばユーザが図41の(a)に示すジョ
グウィンドウ100のリストから深度を持つ項目(選
択するとリストに更に選択項目が表示される)を選択す
ると、操作リストの項目数が増える。このとき、ジョグ
ダイヤルユーティリティは自動的に高さを調節しジョグ
ウィンドウ100を表示する。
【0156】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグウィンドウ100の縦幅が、ターゲットウ
ィンドウ130の縦幅にあわせて自動的に適切な高さに
伸縮する。
【0157】例えばユーザが図42の(a)に示すよう
にジョグウィンドウ100aが張り付けられているター
ゲットウィンドウ130aの高さを、図42の(b)に
示すターゲットウィンドウ130bのように高くする
と、ジョグウィンドウ100bの高さも自動的に調節さ
れる。こうすることにより、ユーザは現在の選択肢全体
を見渡すことができるようになる。つまり、操作項目を
可能な限り多く表示することが可能となり、ユーザーに
対して今どのような操作が可能なのかを分かりやすく示
すことが出来る。
【0158】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
では、ジョグウィンドウ100内の操作リストのフォン
トをシステムフォントと連動することができる。例えば
小さいフォントが読みづらいので大きいフォントをシス
テムで設定しているユーザーにはジョグウィンドウ10
0内の操作リストのフォントも大きなフォントで表示す
る。つまり、システムで設定されたフォントサイズにあ
わせてジョグウィンドウ100内のフォントの大きさも
自動的に修正される。
【0159】ユーザがノート型パーソナルコンピュータ
1のデスクトップを右クリックして出るコンテキストメ
ニューからプロパティを選びデザインタブからシステム
フォントの大きさを変更したとする。この際に、ジョグ
ダイヤルユーティリティは、図43の(a)に示したジ
ョグウィンドウ100aのフォントサイズをシステムフ
ォントの大きさに合わせて、図43の(b)のように変
更する。またジョグウィンドウ100自体のサイズも、
変更されたフォントで操作リストを表示するのに十分な
大きさに自動的に変更する。こうすることにより、視力
の弱いユーザーの方にとっても読みやすいフォントでの
操作を提供することが可能である。
【0160】次に、前述したジョグウィンドウの位置決
めのアルゴリズムを説明する。以下では、「ウィンドウ
の座標」をウィンドウの左上座標で示す。
【0161】先ず、ジョグウィンドウの出現時の位置決
め手順について図44を用いて説明する。はじめに、ス
テップS21にて、ターゲットウィンドウの右下座標(
tw_right, tw_bottom )を取得する。次に、ステップS
22にてスクリーンのサイズ(s_width, w_height ) を
取得する。そして、ステップS23にて表示するリスト
量よりジョグウィンドウの高さjdw_heightを取得する。
またジョグウィンドウの幅はjdw_width(定数) とする。
【0162】次に、ステップS24にてs_width - tw_r
ight > jdw_width を判定する。ここで、s_width - tw_
right > jdw_widthである、つまりターゲットウィンド
ウの右側にジョグウィンドウを表示するのに十分なスペ
ースがあるときは、ステップS25に進み、ステップS
21,ステップS22の値より、出現位置は、座標(tw_
right, tw_bottom jdw_height )と決定する。
【0163】一方、ステップS24にてs_width - tw_r
ight > jdw_widthでない、すなわちs_width - tw_right
< jdw_width のときには、ターゲットウィンドウの右
側にジョグウィンドウを表示するのに十分なスペースが
無いので、ステップS26に進み、出現位置は座標( s_
width jdw_width, wt_bottom jdw_height ) とする。
【0164】次に、図45を参照して、ターゲットウィ
ンドウ移動時の位置決めアルゴリズムを説明する。先
ず、ステップS31にてターゲットウィンドウの現在の
座標を( tw_x, tw_y )、ジョグウィンドウの現在の座標
を( jdw_x, jdw_y ) とする。ステップS32では、タ
ーゲットウィンドウの移動後の座標 ( new_tw_x, new_t
w_y ) を取得する。また、ステップS33では、スクリ
ーンのサイズ( s_width,w_height ) を取得する。
【0165】そして、ステップS34では、ジョグウィ
ンドウを表示する座標を、( jdw_x+ ( new_tw_x tw_x
), jdw_y + ( new_tw_y tw_y ) ) とする。ただし、
これだけではジョグウィンドウがスクリーンの外に表示
される可能性があるので次のステップS35の処理を行
う。すなわち、移動後のジョグウィンドウの座標を (ne
w_jdw_x, new_jdw_y ) とする。New_jdw_x < 0 のとき
new_jdw_x は0とする。New_jdw_x > s_width のとき ne
w_jdw_x は s_width jdw_widthとする。New_jdw_y < 0
のとき new_jdw_y は0とする。New_jdw_y > s_height
のとき new_jdw_y は s_height - heightとする。
【0166】次に、図46を参照して、ターゲットウィ
ンドウリサイズ時の位置決めアルゴリズムについて説明
する。はじめにステップS41にてジョグウィンドウの
現在の座標を( jdw_x, jdw_y ) とする。次に、ステッ
プS42てにターゲットウィンドウの現在の左上座標を
( tw_.left, tw_top ) 、右下座標を( tw_right, tw_bo
ttom ) とする。次に、ステップS43にてターゲット
ウィンドウのリサイズ後の左上座標を( new_tw_left, n
ew_tw_top ) 右下座標を( new_tw_right, new_tw_botto
m ) とする。
【0167】そして、ステップS44にて例えばターゲ
ットウィンドウの右辺に変化があるか否かを判断し、変
化があれば変化に追従してジョグウィンドウのサイズを
決定する。このステップS44は、ステップS441〜
ステップS444からなり、ステップS441にてtw_l
eft = new_tw_left かつ tw_top = new_tw_top かつtw_
right ≠ new_tw_right かつ tw_bottom = new_tw_bott
om のとき、つまりターゲットウィンドウの右辺に変化
があったと判断したときに、ステップS442にて(tw_
right - tw_left) / 2 < jdw_x ならば 座標( jdw_x +
( new_tw_righttw_right ), jdw_y ) にジョグウィンド
ウを表示し、(tw_right tw_left) /2 > jdw_x ならば
座標(jdw_x, jdw_y )にジョグウィンドウを表示する。
つまり、ターゲットウィンドウの近い方の辺が変化した
時はその変化に追従する。一方、ステップS441にて
NOであるときには、ステップS444に進み、遠い方
の辺が変化したと判断し、追従はしない。
【0168】なお、これら一連の処理はY座標について
も同様に行われる。また、上辺が変化した時、左辺が変
化した時、底辺が変化したとき、上辺と左辺が変化した
時、左辺と底辺が変化した時、底辺と右辺が変化した
時、右辺と上辺が変化した時についても同様である。
【0169】また、移動後のジョグウィンドウがスクリ
ーン外になってしまう可能性があるので、位置確定後に
ステップS443にて、前記ステップS35の処理を行
う。すなわち、移動後のジョグウィンドウの座標を ( n
ew_jdw_x, new_jdw_y ) とする。New_jdw_x < 0 のとき
new_jdw_x は0とする。New_jdw_x > s_width のときne
w_jdw_x は s_width jdw_widthとする。New_jdw_y < 0
のとき new_jdw_yは0とする。New_jdw_y > s_height
のとき new_jdw_y は s_height - heightとする。
【0170】したがって、このノート型パーソナルコン
ピュータ1では、現在ジョグダイヤルで操作することが
出来るウィンドウを一目で判断できる。また、ジョグウ
ィンドウとターゲットウィンドウ間での視線の移動を少
なくすることができる。また、ターゲットとなるウィン
ドウ毎にジョグウィンドウの位置を設定できる。また、
操作リストの項目数にあわせてジョグウィンドウの高さ
が自動調節されるので、現在選択できる操作を見渡すこ
とが出来る。また、システムフォントに合わせてジョグ
ウィンドウのサイズが自動調節され、視力の弱いユーザ
ー等においても、操作リストの項目が読みやすい。
【0171】また、このノート型パーソナルコンピュー
タ1は、ジョグダイヤル10に対し、発光(点灯、点
滅)機能を組み込み、ユーザーに対し、ジョグダイヤル
10の押下などのタイミングを点灯・点滅などによって
通知する機能も備えている。
【0172】この通知機能は、従来のジョグダイヤルが
持っていた以下の問題点を解決するためになされたもの
である。従来のジョグダイヤルでは、直感的に回すとい
うことは意識できても、押すことで他の操作モードが可
能になるというイメージが伝わらなかった。そのうえ、
いつ、ジョグダイヤルを押すと、どんな変化がおき、ど
んな操作ができるのかという事をあらわす方法がなく、
ユーザにとってはジョグダイヤルを押すことに不安があ
った。また、ジョグダイヤルからのフィードバックを表
示するために、デスクトップ上にウィンドウを表示する
必要があるため、場合によってはそのウィンドウが他の
操作の邪魔になることがあった。
【0173】そこで、ノート型パーソナルコンピュータ
1は、ジョグダイヤルを押すことで別動作モードが用意
されており、アプリケーション個別の動作がジョグで可
能である、という場合にジョグダイヤルを点滅させるこ
とで、ユーザーに適切なタイミングでジョグ押下操作を
誘導する。
【0174】図47には、ジョグダイヤル10を点灯、
点滅させる構成を示す。ジョグダイヤル10の回転部材
11は、例えば透明とされ、LED150の点滅、点灯
による光を透過する。I/Oインターフェース69はエ
ンベデットコントローラ68からLED150の点滅、
点灯又は消灯のコマンドを受け取り、LED150を点
滅、点灯又は消灯させる。
【0175】ジョグダイヤル10の回転部材11の回転
方向は回転検出部85により検出され、上方向への回転
であるか、下方向への回転であるかの検出結果をI/O
インターフェース69に供給する。I/Oインターフェ
ース69は、前記検出結果をエンベデットコントローラ
68に送る。
【0176】以下に、図48〜図50を用いてスクロー
ルモードとアプリケーションモードとの切り替えに伴う
ジョグダイヤル10の点滅、点灯処理を説明する。
【0177】ジョグダイヤルは、前述したように、スク
ロールモードと、アプリケーションモードの2つの操作
モードで動作される。そして、それら2つの操作モード
を明示的にジョグダイヤルを押すことによって切り替え
るようになっている。ただし、アプリケーションモード
はすべてのアプリケーションに適用されているわけでは
なく、スクロールモードしか持たないアプリケーション
が存在する。
【0178】例えば、今、ノート型パーソナルコンピュ
ータ1にて、図48に示すように、ジョグダイヤル非対
応のアプリケーションFと、ジョグダイヤル対応のアプ
リケーションGが起動されているとする。現在は、図4
8の(a)に示すように、アプリケーションFのウィン
ドウ130にフォーカスがあたっている。このとき、
ノート型パーソナルコンピュータ1のジョグダイヤル1
0は、スクロールモードでの操作が可能である。
【0179】次に、アプリケーションモードをもつジョ
グダイヤル対応アプリケーションGのウィンドウ130
にフォーカスが移った場合(図48の(b))には、
ジョグダイヤル10を図49の(a)に示すように当初
2秒点滅し、その後点灯したままにし(図49の
(b))、ユーザにジョグダイヤル10を押下すること
で、アプリケーションモードへ入ることができることを
通知する。
【0180】ユーザーがそれに従いジョグダイヤル10
を押すことでアプリケーションモードへはいる。その時
点で、ジョグダイヤルは消灯し(図49の(c))し、
アプリケーションGのウィンドウ130の右横にはジ
ョグウィンドウ(ガイド表示)100が張り付く。
【0181】図48、図49を用いて説明した動作は、
図50に示す処理手順を行うジョグダイヤルユーティリ
ティによって成される。すなわち、ステップS51にて
アプリケーションモードを持つアプリケーションにフォ
ーカスが移ったか否かが判定され、移ったと判定される
とステップS52に進んでジョグダイヤル10を図47
に示した構成で2秒間点滅してから、ステップS53に
て点灯する。その後、ユーザがジョグダイヤル10を押
したのをステップS54にて判定すると、ステップS5
5にてジョグダイヤル10を消灯する。
【0182】ステップS51にてアプリケーションモー
ドを持つアプリケーションにフォーカスが移っていない
と判定すればジョグダイヤルを点滅、点灯することはな
い(ステップS56)。
【0183】また、スクロールモードしか持たないアプ
リケーションにフォーカスがあたった場合にはジョグダ
イヤルは点灯しない。また、一度フォーカスのあたった
ことのあるアプリケーションから一度フォーカスがはず
れ、再びフォーカスがあたった場合には、ジョグダイヤ
ルは最初から点灯し、点滅はしない。
【0184】また、ノート型パーソナルコンピュータ1
は、LED150での発光色を変化させることで、ジョ
グダイヤル10の持つスクロールモード/アプリケーシ
ョンモードといった排他の操作モードのどのモードにい
るかを判別できるようにした。
【0185】図51及び図52を参照して発光色を変化
させる具体例について以下に説明する。ここでは、ジョ
グダイヤルの操作モードが、スクロールモードと、マル
チメディア再生アプリケーションモードと、プレゼンテ
ーションモードの3つとする。このうち、マルチメディ
ア再生アプリケーションモードとプレゼンテーションモ
ードは、前記アプリケーションモードに属するものであ
る。
【0186】スクロールモードは単なるスクロール機
能、マルチメディア再生アプリケーションモードとは、
アプリケーションを起動すると、最初に行えることは上
下の回転で曲の前後移動、ジョグダイヤルを押すことで
再生・一時停止切り替えを行うことができるモードであ
る。プレゼンテーションモードとは、ジョグダイヤルを
回すことでプレゼンテーションのページを切り替えるこ
とができ、ジョグを押すことでページ中に用意されたイ
ベント(アニメーションや、文字の表示など)を行うこ
とができるモードである。
【0187】また、ここでは、説明を簡単にするため
に、前記スクロールモードはアプリケーションHでのみ
行われ、前記マルチメディア再生アプリケーションモー
ドはアプリケーションIでのみ行われ、前記プレゼンテ
ーションモードは、アプリケーションJでのみ行われる
とする。
【0188】今、前記3つのアプリケーションが起動さ
れ、表示画面9には、図51に示すように、それぞれの
アプリケーションのウィンドウ130、130、1
30 が表示されているとする。図51の(a)に示す
ようにアプリケーションHのウィンドウ130にフォ
ーカスがあたっているときには、ジョグダイヤル10が
スクロールモードで操作できることをユーザに知らせる
ために、例えば白色のLEDを点滅、点灯してジョグダ
イヤル10を白に光らせる。また、図51の(b)に示
すようにアプリケーションIのウィンドウ130にフ
ォーカスがあたっているときには、ジョグダイヤル10
がマルチメディア再生アプリケーションモードで操作で
きることをユーザに知らせるために、例えば青色LED
を点滅、点灯してジョグダイヤル10を青に光らせる。
また、図51の(c)に示すようにアプリケーションJ
のウィンドウ130にフォーカスがあたっているとき
には、例えば緑色LEDを点滅、点灯してジョグダイヤ
ル10を緑に光らせる。
【0189】図52には、前記各モードに応じてジョグ
ダイヤル10を点滅、点灯又は消灯させるときの、ジョ
グダイヤルユーティリティの処理手順を示す。
【0190】ステップS61にてアプリケーションHに
フォーカスがあたっていると判定すれば、ステップS6
2にてジョグダイヤル10を2秒間白色に点滅してか
ら、ステップS63にてジョグダイヤル10を点灯し、
ステップS64にてジョグダイヤル10が押されたこと
を判定すると、ステップS65にてジョグダイヤル10
を消灯する。
【0191】また、ステップS61にてアプリケーショ
ンHにフォーカスがないと判定すれば、ステップS71
に進み、その後、ステップS72にてジョグダイヤル1
0を2秒間青色に点滅してから、ステップS73にてジ
ョグダイヤル10を点灯し、ステップS74にてジョグ
ダイヤル10が押されたことを判定すると、ステップS
75にてジョグダイヤル10を消灯する。また、ステッ
プS71にてアプリケーションIにフォーカスがないと
判定すれば、ステップS81に進み、その後、ステップ
S82にてジョグダイヤル10を2秒間緑色に点滅して
から、ステップS83にてジョグダイヤル10を点灯
し、ステップS84にてジョグダイヤル10が押された
ことを判定すると、ステップS85にてジョグダイヤル
10を消灯する。
【0192】このようにすれば、前記3つの操作モード
に対し、白色、青色、緑色をわりあて、これらの各モー
ドへ遷移可能な場合には、割り当てられた色でジョグダ
イヤル10を点滅/点灯することができる。
【0193】以上に説明したように、ノート型パーソナ
ルコンピュータ1では、LED150等を用いた発光
(点滅、点灯)機能を組み込むことにより、ユーザに対
してジョグダイヤルの押下などのタイミングを点灯・点
滅などによって通知することができる。
【0194】なお、ノート型パーソナルコンピュータ1
は、図53〜図58に示すように、ジョグダイヤル10
を他の位置に配置してもよい。図53及び図54には、
左右方向に若干の間隔を有するように配された左クリッ
クボタン6aと右クリックボタン6bとの間にジョグダ
イヤル10を配置したノート型パーソナルコンピュータ
を示す。
【0195】図55〜図58は、それぞれジョグダイヤ
ル10の別の具体例を示すものである。以下、これ等の
ジョグダイヤル10の別の具体例について順次説明す
る。まず、図55のジョグダイヤル10では、タッチパ
ッド6の形状が、左右の側縁部に丸みを持たせるように
デザイン的な変更がなされ、また比較的使用頻度の高い
左のクリックボタン7の左右方向長さを、比較的使用頻
度の低い右クリックボタン8の左右方向長さよりも長く
してある。そして、ジョグダイヤル10を、キーボード
4とタッチパッド6との間に配設、つまりキーボード4
とタッチパッド6とで前後方向から挟まれるように配設
してある。この別の具体例では、ジョグダイヤル10の
回転部材11は、もっぱら人差し指で操作されることに
なる。
【0196】図56には、ポインティングデバイスをス
ティック式としたものを示す。すなわち、キーボード4
内のうちスペースキ4aの付近において、スティック4
5が上下方向に伸ばして配設されて、このスティック4
5が指先で揺動操作されるようになっている。左右のク
リックボタン7、8およびジョグダイヤル10の配置
は、図2の場合と同様に、左クリックボタン7と右クリ
ックボタン8とでジョグダイヤル10が左右方向から挟
まれるように配置されている。また、タッチパッド6が
存在しないために、左右のクリックボタン7、8および
ジョグダイヤル10は全体的にキーボード4の付近に位
置されている。
【0197】図57には、図56の場合と同種にポイン
ティングデバイスをスティック式としたものであるが、
左クリックボタン7と右クリックボタン8との左右方向
間隔が図56の場合よりもより小さくされている場合を
示す。そして、ジョグダイヤル10は、実線で示す例で
は、左右のクリックボタン7、8とキーボード4との間
に配設されている。また、一点銀線で示す例では、ジョ
グダイヤル10は、左右のクリックボタン7、8の手前
側に配設されている。
【0198】図58には、ポインティングデバイスがト
ラックボール式とされている場合を示す。すなわち、キ
ーボード4の手前側において、トラックボール46が回
転自在に配設されて、このトラックボール46が指先で
回転操作される。左右のクリックボタン7、8、および
ジョグダイヤル10は、トラックボール46の手前側に
配設されている。なお、ジョグダイヤル10は、左右の
クリックボタン7、8の手前側に配設したり、トラック
ボール46とキーボード4との間に配設することもでき
る。
【0199】また、ここまでの実施の形態では、入力デ
バイスをジョグダイヤル10として説明してきたが、特
別にジョグダイヤルのみに限定するものではなく、図5
9に示すようなホイール付マウス200のホイール20
1に適用してもよい。
【0200】また、図60の(a)に断面を示すように
突起部202が押し込み可能で、かつ図60の(b)に
平面を示すように前後に動くような入力デバイスに適用
してもよい。矢印U方向への突起部202の連続的な可
動によりジョグダイヤルの前方向への回転と同様の操作
性を有する。また、矢印D方向への突起部202の連続
的な可動によりジョグダイヤルの後方向への回転と同様
の操作性を有する。
【0201】また、図61の(a)に断面を、図61の
(b)に平面を示すように、隆起部203及び205へ
の連続的な押下と、隆起部204への押下を、ジョグダ
イヤルの回転、及び押し込みに対応させたような入力デ
バイスに適用してもよい。
【0202】また、図62の(a)に平面を、図62の
(b)に断面を示すように、ボタン206及び208へ
の連続的な押下と、ボタン207への押下を、ジョグダ
イヤルの回転、及び押し込みに対応させたような入力デ
バイスに適用してもよい。
【0203】なお、本発明は、ノート型パーソナルコン
ピュータに限定されるものではなく、携帯情報端末装置
や、携帯電話装置に適用することもできる。
【0204】図63に示す携帯情報端末装置210は、
本体211の上部側にLCDからなる表示画面212を
有している。また、本体211の下部側には例えば予定
表ボタン213、アドレス帳ボタン214、To Doボタ
ン216、メモ帳ボタン217を備える。また、アドレ
ス帳ボタン214とTo Doボタン216との間には、前
記ジョグダイヤル10と同様の回転部材を備えたジョグ
ダイヤル215を備える。
【0205】この携帯情報端末装置210は、付属メモ
リがバスを介して接続されたCPU並びにそれぞれバス
を介して接続された表示部、文字認識部、音声認識部、
通信部などを有する。
【0206】さらに、この携帯情報端末装置210は、
スピーカ、撮像部を備え、マイクロホンも設けられてい
る。また、ヘッドホン端子、ライン入力及び出力端子が
設けられている。よって、音声の出力、入力や、撮像に
よる画像の取り込みなども実行できる。さらに、IEE
E1394端子や、USB端子を備えている。もちろ
ん、モデムを搭載しており、インターネットに接続する
こともできる。
【0207】そして、表示画面212上には、ジョグダ
イヤル215の操作をユーザに画像を通して説明するた
めに使われるインジケートウィンドウ90が表示され
る。もちろん、表示画面212上には、ジョグウィンド
ウ(リスト表示、ガイド表示)も表示される。
【0208】ここで、前記各ボタンとそれに応じた表示
画面での表示と、グラフィカルユーザインターフェース
の動作について説明する。予定表ボタン213は、スケ
ジュールを例えば5分単位で入力・確認することができ
る表示を表示画面212上に表示するときに使うボタン
である。ここでのスケジュール入力は、図示しないペン
を用いて行う。このとき、前記ジョグダイヤル215に
よる、グラフィカルユーザインターフェースを介した入
力操作により、時間を前後に動かすようにできる。ま
た、月日を動かすようにしてもよい。
【0209】アドレス帳ボタン214は、電話番号や住
所などのパーソナルデータを表示画面212上に表示す
るときに使うボタンである。このとき、前記ジョグダイ
ヤル215による、グラフィカルユーザインターフェー
スを介した入力操作により、各データをスクロールする
ことができる。
【0210】To Doボタン216は、仕事や用件など、
これから取り組む項目をリストアップして表示画面21
2上に表示するときに使うボタンである。このとき、前
記ジョグダイヤル215による、グラフィカルユーザイ
ンターフェースを介した入力操作により、各用件をスク
ロールすることができる。
【0211】メモ帳ボタン217は、思いついた用件な
どをメモしたいときにメモ帳を表示画面212上に表示
するために使うボタンである。このとき、前記ジョグダ
イヤル215による、グラフィカルユーザインターフェ
ースを介した入力操作により、各用件をスクロールする
ことができる。
【0212】次に、図64に示す携帯電話装置220
は、表示部222と本体223を回転軸221を軸に回
動することができるタイプのものである。表示部222
の上部左にはアンテナ224が設けられ、中心部にはL
CDからなる表示画面が設けられている。本体223の
中央部には操作キー228が配置されている。また、本
体223の上部には、前記ジョグダイヤル10と同様の
回転部材を備えたジョグダイヤル226を備える。
【0213】そして、表示画面上には、ジョグダイヤル
226の操作をユーザに画像を通して説明するために使
われるグラフィカルユーザインターフェースとしてイン
ジケートウィンドウ90が表示される。もちろん、表示
画面上には、ジョグウィンドウも表示される。
【0214】例えば、ジョグダイヤル226を用いたユ
ーザによる入力操作に応じ、登録電話番号を表示画面上
に呼び出す処理を行うとき、ジョグウィンドウのリスト
表示からジョグダイヤル226の回転操作及び押下操作
により登録電話番号呼び出しアイテムを選択し、さらに
上スクロール、下スクロールを行い、押下により選択し
た電話番号をダイアルするようにしてもよい。
【0215】なお、本発明におけるグラフィカルユーザ
インターフェースに関するプログラムをユーザに提供す
る記録媒体としては、磁気ディスク、CD−ROM、固
定メモリ等を挙げることができる。また、プログラムと
しては、前記記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの
通信媒体、及びこれらの通信媒体を介して実現されるも
のでもよい。
【0216】
【発明の効果】本発明に係るグラフィカルユーザインタ
ーフェースは、現在入力デバイスで操作することが出来
るウィンドウを一目でユーザに判断させ、入力デバイス
に関するウィンドウとターゲットウィンドウ間での視線
の移動を少なくするさせる。また、ターゲットとなるウ
ィンドウ毎に入力デバイスに関するウィンドウの位置を
設定でき、また操作リストの項目数にあわせてウィンド
ウの高さを自動調節し、現在選択できる操作をユーザに
見渡させることが出来る。また、システムフォントに合
わせて入力デバイスに関するウィンドウのサイズを自動
調節し、視力の弱いユーザー等にも、操作リストの項目
を読みやすくさせる。
【0217】本発明に係る情報処理装置の操作方法は、
現在入力デバイスで操作することが出来るウィンドウを
一目でユーザに判断させ、入力デバイスに関するウィン
ドウとターゲットウィンドウ間での視線の移動を少なく
するさせるグラフィカルユーザインターフェースを表示
部に表示する。また、そのグラフィカルユーザインター
フェースでは、ターゲットとなるウィンドウ毎に入力デ
バイスに関するウィンドウの位置を設定でき、また操作
リストの項目数にあわせてウィンドウの高さを自動調節
し、現在選択できる操作をユーザに見渡させることが出
来る。また、システムフォントに合わせて入力デバイス
に関するウィンドウのサイズを自動調節し、視力の弱い
ユーザー等にも、操作リストの項目を読みやすくさせ
る。
【0218】本発明に係る情報処理装置は、現在入力デ
バイスで操作することが出来るウィンドウを一目でユー
ザに判断させ、入力デバイスに関するウィンドウとター
ゲットウィンドウ間での視線の移動を少なくするさせる
グラフィカルユーザインターフェースを表示部に表示す
る。また、そのグラフィカルユーザインターフェースで
は、ターゲットとなるウィンドウ毎に入力デバイスに関
するウィンドウの位置を設定でき、また操作リストの項
目数にあわせてウィンドウの高さを自動調節し、現在選
択できる操作をユーザに見渡させることが出来る。ま
た、システムフォントに合わせて入力デバイスに関する
ウィンドウのサイズを自動調節し、視力の弱いユーザー
等にも、操作リストの項目を読みやすくさせる。
【0219】本発明に係るグラフィカルユーザインター
フェース処理に関するプログラムは、現在入力デバイス
で操作することが出来るウィンドウを一目でユーザに判
断させ、入力デバイスに関するウィンドウとターゲット
ウィンドウ間での視線の移動を少なくするさせるグラフ
ィカルユーザインターフェースを表示部に表示する。ま
た、そのグラフィカルユーザインターフェースでは、タ
ーゲットとなるウィンドウ毎に入力デバイスに関するウ
ィンドウの位置を設定でき、また操作リストの項目数に
あわせてウィンドウの高さを自動調節し、現在選択でき
る操作をユーザに見渡させることが出来る。また、シス
テムフォントに合わせて入力デバイスに関するウィンド
ウのサイズを自動調節し、視力の弱いユーザー等にも、
操作リストの項目を読みやすくさせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノート型パーソナルコンピュータの外観を示す
図である。
【図2】ノート型パーソナルコンピュータの要部の平面
図である。
【図3】ジョグダイヤルの回転、押し込み操作を示す図
である。
【図4】インジケートウィンドウを表す図である。
【図5】ジョグウィンドウを表す図である。
【図6】ジョグダイヤルランチャーウィンドウを表す図
である。
【図7】ジョグダイヤルの具体例を示す図である。
【図8】ジョグダイヤルの具体例を示す断面図である。
【図9】ジョグダイヤルの具体例を示す断面図である。
【図10】ジョグダイヤルの具体例を示す断面図であ
る。
【図11】ジョグダイヤルの上面図である。
【図12】ジョグダイヤルの右側側面図である。
【図13】回転部材を構成する軸部材の側面一部断面図
である。
【図14】図13のX10−X10線相当断面図であ
る。
【図15】図13のX11−X11線相当断面図であ
る。
【図16】操作部を後方向に回転させたときに各出力端
子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図17】操作部を前方向に回転させたときに各出力端
子で検出される信号状態を示すタイムチャートである。
【図18】ノート型パーソナルコンピュータの電気的構
成を示すブロック図である。
【図19】ノート型パーソナルコンピュータのエンベデ
ットコントローラの動作を説明するための図である。
【図20】エンベデットコントローラが実行するジョグ
ダイヤル監視プログラムを説明するためのフローチャー
トである。
【図21】メモ書きアプリケーションを立ち上げたとき
の表示画面を示す図である。
【図22】メモ書きのアプリケーションを立ち上げると
きのインジケートウィンドウを示す図である。
【図23】ピクチャー管理アプリケーションのウィンド
ウとそれに張り付いたジョグウィンドウを示す図であ
る。
【図24】ピクチャー管理アプリケーションを立ち上げ
るときのインジケートウィンドウを示す図である。
【図25】インターネットブラウザのウィンドウとそれ
に張り付いたジョグウィンドウを示す図である。
【図26】インターネットブラウザを立ち上げるときの
インジケートウィンドウを示す図である。
【図27】音楽再生アプリケーションのウィンドウを示
す図である。
【図28】音楽再生アプリケーションを立ち上げるとき
のインジケートウィンドウを示す図である。
【図29】音楽再生アプリケーションのウィンドウにプ
レイヤー操作用のジョグウィンドウが張り付いた様子を
示す図である。
【図30】音楽再生アプリケーションのウィンドウに音
量操作用のジョグウィンドウが張り付いた様子を示す図
である。
【図31】タスクバーに収納されたインジケートウィン
ドウを示す図である。
【図32】インジケートウィンドウとジョグウィンドウ
との関連性を説明するための図である。
【図33】インジケートウィンドウから射出されたジョ
グウィンドウがターゲットウィンドウに張り付く様子を
示す図である。
【図34】ユーザが入力デバイスを操作しようとして手
を近づけたことを感知するための静電容量感知機構を示
す回路図である。
【図35】前記回路図上に示した各部での信号波形を示
す図である。
【図36】複数のアプリケーションが立ち上がっている
ときに、ジョグダイヤルを使用した場合を説明するため
の図である。
【図37】複数のアプリケーションが立ち上がっている
ときに、ジョグダイヤルを使用した場合を説明するため
の図である。
【図38】ジョグウィンドウの位置を変更した様子を示
す図である。
【図39】ターゲットウィンドウの位置が変更されたと
きに、ジョグウィンドウの位置も変更する様子を示す図
である。
【図40】ターゲットウィンドウの拡大に伴ってもジョ
グウィンドウが相対位置を変えないで張り付く様子を示
す図である。
【図41】リストの項目数に応じて自動的に適切な高さ
に伸縮するジョグウィンドウを示す図である。
【図42】ターゲットウィンドウの変更された高さに応
じて高さを変更したジョグウィンドウを示す図である。
【図43】フォントをシステムフォントと連動させたジ
ョグウィンドウを示す図である。
【図44】ジョグウィンドウの出現時の位置決めアルゴ
リズムを説明するためのフローチャートである。
【図45】ターゲットウィンドウ移動時のジョグウィン
ドウの位置決めアルゴリズムを説明するためのフローチ
ャートである。
【図46】ターゲットウィンドウリサイズ時のジョグウ
ィンドウの位置決めアルゴリズムを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図47】ジョグダイヤルを点灯、点滅させる構成を示
す図である。
【図48】スクロールモードとアプリケーションモード
とを切り替えるときの画面表示を示す図である。
【図49】ジョグダイヤルの点滅、点灯、消灯を模式的
に示した図である。
【図50】スクロールモードとアプリケーションモード
とを切り替えるとき、ジョグダイヤルの点灯、点滅処理
を示すフローチャートである。
【図51】ジョグダイヤルの発光色を操作モードに応じ
て変化させたときの画面表示を示す図である。
【図52】ジョグダイヤルの発光色を操作モードに応じ
て変化させたときの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図53】ジョグダイヤルを他の位置に配置したノート
型パーソナルコンピュータの外観図である。
【図54】図53に示したノート型パーソナルコンピュ
ータのジョグダイヤル配置付近の平面図である。
【図55】ジョグダイヤルを他の位置に配置した他のノ
ート型パーソナルコンピュータの要部の平面図である。
【図56】ジョグダイヤルを他の位置に配置した他のノ
ート型パーソナルコンピュータの要部の平面図である。
【図57】ジョグダイヤルを他の位置に配置した他のノ
ート型パーソナルコンピュータの要部の平面図である。
【図58】ジョグダイヤルを他の位置に配置した他のノ
ート型パーソナルコンピュータの要部の平面図である。
【図59】入力デバイスの他の第1具体例を示す図であ
る。
【図60】入力デバイスの他の第2具体例を示す図であ
る。
【図61】入力デバイスの他の第3具体例を示す図であ
る。
【図62】入力デバイスの他の第4具体例を示す図であ
る。
【図63】情報処理装置の他の具体例である携帯情報端
末を示す図である。
【図64】情報処理装置の他の具体例である携帯電話を
示す図である。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ、5 バックボタ
ン、9 表示画面、10 ジョグダイヤル、90 イン
ジケートウィンドウ、100 リスト表示用ジョグウィ
ンドウ、110 ガイド表示用ジョグウィンドウ、12
0 ジョグダイヤルランチャーウィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510H 5/14 5/14 Z 5/34 5/34 M (72)発明者 山口 祥弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 稲垣 岳夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 城間 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田中 朋恵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B020 AA15 CC12 DD05 FF53 GG13 5C082 AA01 AA21 BA02 BB53 BD02 CA32 CA52 CA62 CA72 CB05 DA86 MM09 5E501 AA03 BA05 CA03 CB01 EA01 FA06 FA43 FB22

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方向及び後方向への連続操作と押下操
    作を可能とする入力デバイスを用いたユーザによる入力
    操作と情報処理装置との間のインターフェース動作を画
    像を表示しながら行うグラフィカルユーザインターフェ
    ースにおいて、 前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作が行える
    かを表示する第1のウィンドウを、前記入力デバイスに
    よる操作の対象となる第2のウィンドウの近くに張り付
    かせることを特徴とするグラフィカルユーザインターフ
    ェース。
  2. 【請求項2】 前記入力デバイスを用いたユーザの操作
    により、前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウ
    に張り付かせる位置を任意に移動させることを特徴とす
    る請求項1記載のグラフィカルユーザインターフェー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記入力デバイスを用いたユーザの操作
    により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた前
    記第1のウィンドウの位置を、第2のウィンドウの位置
    に対する相対位置として記録しておくことを特徴とする
    請求項1記載のグラフィカルユーザインターフェース。
  4. 【請求項4】 前記入力デバイスを用いたユーザの操作
    により前記第2のウィンドウが移動されたとき、前記第
    1のウィンドウの表示位置を追従させることを特徴とす
    る請求項1記載のグラフィカルユーザインターフェー
    ス。
  5. 【請求項5】 前記入力デバイスを用いたユーザの操作
    により前記第2のウィンドウがサイズ変更されたとき、
    前記第1のウィンドウの表示位置を追従させることを特
    徴とする請求項1記載のグラフィカルユーザインターフ
    ェース。
  6. 【請求項6】 前記第1のウィンドウに表示するどんな
    操作が行えるかを示す項目の数に合わせて前記第1のウ
    ィンドウの高さを伸縮することを特徴とする請求項1記
    載のグラフィカルユーザインターフェース。
  7. 【請求項7】 前記第2のウィンドウの高さの変更に合
    わせて、前記第1のウィンドウの高さを伸縮することを
    特徴とする請求項1記載のグラフィカルユーザインター
    フェース。
  8. 【請求項8】 前記第1のウィンドウに表示されるフォ
    ントを前記情報処理装置のシステムフォントに連動させ
    ることを特徴とする請求項1記載のグラフィカルユーザ
    インターフェース。
  9. 【請求項9】 回転又は回動及び押圧される前記入力デ
    バイスを用いた操作に対応することを特徴とする請求項
    1記載のグラフィカルユーザインターフェース。
  10. 【請求項10】 情報処理装置において作業中のアプリ
    ケーションに最も適切な操作項目を表示するアプリケー
    ションモードを有してなるグラフィカルユーザインター
    フェースを用いた情報処理装置の操作方法であって、 前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作が行える
    かを表示する第1のウィンドウを、前記入力デバイスに
    よる操作の対象となる第2のウィンドウの近くに張り付
    かせて表示する第1のウィンドウ表示工程を備えること
    を特徴とする情報処理装置の操作方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のウィンドウ表示工程は、前
    記入力デバイスを用いたユーザの操作に応じて、前記第
    1のウィンドウを前記第2のウィンドウに張り付かせる
    位置を任意に移動させることを特徴とする請求項10記
    載の情報処理装置の操作方法。
  12. 【請求項12】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウの位置を、第2のウィンドウの位
    置に対する相対位置として記録する位置記録工程と、 前記位置記録工程で記録された前記第1のウィンドウの
    相対位置に基づいて、前記第2のウィンドウの表示の変
    更に伴い前記第1のウィンドウの表示位置を追従させる
    追従工程とを備えることを特徴とする請求項10記載の
    情報処理装置の操作方法。
  13. 【請求項13】 前記追従工程は、前記第2のウィンド
    ウが移動されたときに前記第1のウィンドウの表示位置
    を追従させることを特徴とする請求項12記載の情報処
    理装置の操作方法。
  14. 【請求項14】 前記追従工程は、前記第2のウィンド
    ウのサイズが変更されたときに前記第1のウィンドウの
    表示位置を追従させることを特徴とする請求項12記載
    の情報処理装置の操作方法。
  15. 【請求項15】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウの高さを伸縮させる伸縮工程を備
    えることを特徴とする請求項10記載の情報処理装置の
    操作方法。
  16. 【請求項16】 前記伸縮工程は、前記第1のウィンド
    ウに表示するどんな操作が行えるかを示す項目の数に合
    わせて前記第1のウィンドウの高さを伸縮することを特
    徴とする請求項15記載の情報処理装置の操作方法。
  17. 【請求項17】 前記伸縮工程は、前記第2のウィンド
    ウの高さの変更に合わせて、前記第1のウィンドウの高
    さを伸縮することを特徴とする請求項15記載の情報処
    理装置の操作方法。
  18. 【請求項18】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウに表示されるフォントを前記情報
    処理装置のシステムフォントに連動させるフォント連動
    工程を備えることを特徴とする請求項10記載の情報処
    理装置の操作方法。
  19. 【請求項19】 前方向及び後方向への連続操作と押下
    操作を可能とする入力デバイスと、 前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作が行える
    かを表示する第1のウィンドウを、前記入力デバイスに
    よる操作の対象となる第2のウィンドウの近くに張り付
    かせて、前記入力デバイスを用いたユーザによる操作と
    情報処理装置との間のインターフェース動作を画像を表
    示しながら行うグラフィカルユーザインターフェースと
    を有し、 前記入力デバイスにおける操作状態を監視して前記グラ
    フィカルユーザインターフェースを表示部に表示し、か
    つ前記グラフィカルユーザインターフェースを用いての
    操作に応じた情報処理を行う情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記入力デバイスを用いたユーザの操作によ
    り、前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウに張
    り付かせる位置を任意に移動させる請求項19記載の情
    報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記入力デバイスを用いたユーザの操作により
    前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた前記第1
    のウィンドウの位置を、第2のウィンドウの位置に対す
    る相対位置としておく請求項19記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記入力デバイスを用いたユーザの操作により
    前記第2のウィンドウが移動されたとき、前記第1のウ
    ィンドウの表示位置を追従させる請求項19記載の情報
    処理装置。
  23. 【請求項23】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記入力デバイスを用いたユーザの操作により
    前記第2のウィンドウがサイズ変更されたとき、前記第
    1のウィンドウの表示位置を追従させる請求項19記載
    の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記第1のウィンドウに表示するどんな操作が
    行えるかを示す項目の数に合わせて前記第1のウィンド
    ウの高さを伸縮する請求項19記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記第2のウィンドウの高さの変更に合わせ
    て、前記第1のウィンドウの高さを伸縮する請求項19
    記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、前記第1のウィンドウに表示されるフォントを
    前記情報処理装置のシステムフォントに連動させる請求
    項19記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 前記グラフィカルユーザインターフェ
    ースは、回転又は回動及び押圧される前記入力デバイス
    を用いた操作に対応する請求項19記載の情報処理装
    置。
  28. 【請求項28】 情報処理装置において作業中のアプリ
    ケーションに最も適切な操作項目を表示するアプリケー
    ションモードを有してなるグラフィカルユーザインター
    フェース処理に関するプログラムであって、 前記入力デバイスを用いてユーザがどんな操作が行える
    かを表示する第1のウィンドウを、前記入力デバイスに
    よる操作の対象となる第2のウィンドウの近くに張り付
    かせて表示する第1のウィンドウ表示工程を備えること
    を特徴とするグラフィカルユーザインターフェース処理
    に関するプログラム。
  29. 【請求項29】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウの位置を、第2のウィンドウの位
    置に対する相対位置として記録する位置記録工程と、 前記位置記録工程で記録された前記第1のウィンドウの
    相対位置に基づいて、前記第2のウィンドウの表示の変
    更に伴い前記第1のウィンドウの表示位置を追従させる
    追従工程とを備えることを特徴とする請求項28記載の
    グラフィカルユーザインターフェース処理に関するプロ
    グラム。
  30. 【請求項30】 前記追従工程は、前記第2のウィンド
    ウが移動されたときに前記第1のウィンドウの表示位置
    を追従させることを特徴とする請求項29記載のグラフ
    ィカルユーザインターフェース処理に関するプログラ
    ム。
  31. 【請求項31】 前記追従工程は、前記第2のウィンド
    ウのサイズが変更されたときに前記第1のウィンドウの
    表示位置を追従させることを特徴とする請求項29記載
    のグラフィカルユーザインターフェース処理に関するプ
    ログラム。
  32. 【請求項32】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウの高さを伸縮させる伸縮工程を備
    えることを特徴とする請求項28記載のグラフィカルユ
    ーザインターフェース処理に関するプログラム。
  33. 【請求項33】 前記伸縮工程は、前記第1のウィンド
    ウに表示するどんな操作が行えるかを示す項目の数に合
    わせて前記第1のウィンドウの高さを伸縮することを特
    徴とする請求項32記載のグラフィカルユーザインター
    フェース処理に関するプログラム。
  34. 【請求項34】 前記伸縮工程は、前記第2のウィンド
    ウの高さの変更に合わせて、前記第1のウィンドウの高
    さを伸縮することを特徴とする請求項32記載のグラフ
    ィカルユーザインターフェース処理に関するプログラ
    ム。
  35. 【請求項35】 前記入力デバイスを用いたユーザの操
    作により前記第2のウィンドウの近くに張り付けられた
    前記第1のウィンドウに表示されるフォントを前記情報
    処理装置のシステムフォントに連動させるフォント連動
    工程を備えることを特徴とする請求項28記載のグラフ
    ィカルユーザインターフェース処理に関するプログラ
    ム。
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