JP2003244794A - 通信装置を利用した最適なデジタル補聴器の提案システム - Google Patents

通信装置を利用した最適なデジタル補聴器の提案システム

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JP2003244794A JP2002084487A JP2002084487A JP2003244794A JP 2003244794 A JP2003244794 A JP 2003244794A JP 2002084487 A JP2002084487 A JP 2002084487A JP 2002084487 A JP2002084487 A JP 2002084487A JP 2003244794 A JP2003244794 A JP 2003244794A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】「従来のアナログ補聴器に嫌悪感を抱き二度と
補聴器は付けない」、「デジタル補聴器の音質や聞こえ
を知らない」「近くにデジタル補聴器を扱っている店が
ない」などの理由で、補聴器店に足を運ぼうとさえしな
い高齢者のために、「通信装置を利用した最適なデジタ
ル補聴器提案システム」を提案する。 【解決手段】通信装置、たとえばインターネットを利用
した顧客との双方向コミュニケーションによる最適なデ
ジタル補聴器提案システムを提案する。インターネット
に接続されたWeb上で、聴力検査を実施するものとす
る。この聴力検査結果を、Webサーバで分析して、最
適なデジタル補聴器を表示し、聴力検査結果に合わせて
自動的にフィッティング処理を行う。次に、Web上
で、あらかじめ登録された場面ごとの会話を選択し、会
話を前記フィッティングを施されたデジタル補聴器で増
幅したときの、音声データを自動生成し試聴することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、たとえ
ばインターネットのWeb上で、聴力検査を実施し、そ
の結果を分析して、顧客に最適なデジタル補聴器を提案
するエキスパートシステムである。 【0002】 【従来の技術】従来は、規格大量生産に向くアナログ補
聴器が主流であり、ほとんどの高齢者(老人性難聴)は
アナログ補聴器を着用していた。アナログ補聴器は、価
格的にも安いため、福祉制度における推奨補聴器となっ
ていた。耳の遠くなった高齢者が、障害者手帳を申請す
るときに、役所の指定した医師の診断を受け、補聴器を
無償で受け取っていたが、その補聴器は通常アナログ補
聴器であった。また、3万円台という低価格のアナログ
補聴器は、敬老の日のプレゼントにベストであるため、
孫からのプレゼントとして受け取った人も多い。ところ
が、アナログ補聴器は、車の騒音、都会の喧騒、飲み屋
での不特定多数の会話、その他周囲にあるすべての雑音
も、話し相手の声と一緒に増幅して、耳に強制的に入れ
てしまうため、肝心の話相手の話が聞き取れないことが
多い。健常者は、本当に聴きたい音声と、雑音として切
り捨てたい音を明確に分けて聞き取っているため、あま
り気にならない。たとえば、居酒屋で100人の客が飲
んでいたとする。そのうちの10人のグループの輪に入
って、2人の音声だけを取捨選択して耳に入れて、会話
するとことは、健常者は当たり前のようにできている。
神が作った人間の聴神経はかくもよくできているのであ
り、健常者は聞き分けを無意識的に行っている。別の言
葉でいえば、聴神経が最適なプログラム処理をしている
のである。たとえば、健常者が、アナログ補聴器をつけ
てテレビを見ながら、家族でだんらんしていたとしよ
う。テレビの音と家族の話し声が混ざって、強制的に耳
に入ってくるので、テレビの音のほうが大きければ、話
し声は全く聞こえない。つまり、アナログ補聴器が効果
的な場面は、発信源がひとつの時だけである。このた
め、高齢者が、耳が遠くなってからいきなり装着して
も、ただうるさいと感じるだけで、何の役にたたない。
ゆえに最寄りの補聴器店で購入に失敗した高齢者が多い
のである。この代表的な例が「週間ポスト2月1日号」
に載っていたので参考にされたい。この失敗の原因は補
聴器店にある。補聴器の販売という性質もあって、来客
は少なく、かつ来客も高齢で静かにしているために、店
に中での試聴は静かであるため、雑音のない室内で行わ
れている。従って、現実的な試聴とは言えず、その人に
合った補聴器の提供が行われていない。このようなアナ
ログ補聴器の諸問題を解決するために、デンマークのワ
イデックス社や、スイスのバーナホン社等で、音声をデ
ジタル的に処理するデジタル補聴器が開発された。日本
でも、「特開2000−125397話者識別型デジタ
ル補聴器:日本電気」や、「特開2001−25096
ディジタル補聴器:日立製作所」のようなデジタル補聴
器の提案がなされている。デジタル補聴器は、音をデジ
タル的に分析し、意味のある話し声と、意味のない雑音
を区別して、会話だけを増幅し、雑音を削減するという
処理を行っている。つまり、聴神経が行っている処理に
近いプログラム処理を行っている。このデジタル補聴器
を装着することによって、聞こえなくて家に閉じこもっ
ていた高齢者が、積極的に社会にでていくようになり、
有意義な老後生活を送れるようになる。しかしながら、
このデジタル補聴器は日本全国どこにでも売っているわ
けではない。たとえば、デジタル補聴器の技術力に定評
があるワイデックスの輸入代理店(http://ww
w.widexjp.co.jp)は、関東地区には東
京と横浜の2店しかない。地方に住んでいる人は、ワイ
デックスの補聴器を扱っている補聴器がどこにあるかさ
えわからない。各社ともホームページでは、デジタル補
聴器の魅力を説明しているが、実際に使ってみないとこ
の効果はわからない。アメリカやカナダのような広大な
国土や、発展途上国に住んでいる人間にとっては、デジ
タル補聴器を試聴することは、夢のまた夢であろう。こ
のような環境にいる高齢者が、補聴器で会話がうまくで
きずに、孤立していくのは当然の成り行きである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上述べて
きたような「従来のアナログ補聴器に嫌悪感を抱く」、
「デジタル補聴器の音質や聞こえを知らない」「デジタ
ル補聴器を扱っている店を知らない」などの理由で、円
滑なコミュニケーションをあきらめている高齢者に、家
の中で、無料でデジタル補聴器のフィッティングや試聴
ができるようにすることができる「通信装置を利用した
最適なデジタル補聴器提案システム」を、提供すること
である。 【0004】 【課題を解決するための手段】以上のべた課題を解決す
るために、本発明では、通信装置を利用して、聴力検査
を実施する聴力検査部と、該検査結果を分析して最適な
デジタル補聴器を検索する補聴器検索部と、該検査結果
を分析して選択したデジタル補聴器に自動的に最適なフ
ィッティングを施す自動フィッティング部と、あらかじ
めデータベースに登録された音声パターンから試聴した
い音声パターンを選択する音声パターン選択部と、該選
択された音声パターンを、自動フィッティングが施され
たデジタル補聴器で増幅したときの音声データを作成す
る音声データ生成部を備えたことを特徴とする顧客との
双方向コミュニケーションによる最適なデジタル補聴器
提案システムを提供することである。 【0005】 【発明の実施の形態】たとえば、インターネットのWe
bを使って、このシステムを実施する例を示す。以下、
図4を参考に、実施例を説明する。 【0006】[ステップ1]インターネットのWeb上
で、「補聴器」に興味を持ったユーザは、まず「聴力検
査」を実施する。聴力特性曲線とは、図1に示すよう
に、横軸に音の高低を示す周波数(Hz)、縦軸に音の
大きさを示すデシベルの単位で、特性曲線が描かれたも
のである。この実現方法として、たとえばCGIを利用
するものとする。このアプリケーションは、Web上で
は、図2に示すようなイメージであるとする。この検査
は無料で受けられる。ただし、ユーザの住所、氏名、電
話番号などの属性を入力して、会員Noとパスワードを
もらってから、実行できるようにする。こうすることに
よって、簡単に膨大な顧客データを得ることができ、マ
ーケティングにつなげることができるからである。この
ステップは、補聴器店で、オージオメータといわれる機
器を使って検査している工程を自動化しようとするもの
である。このステップでの実施例は、たとえば、以下の
ような複数の方法をあげてみた。なぜなら、国によって
は、聴力検査は、法律上では、「聴力検査士」にしか認
められていないからである。 (1)まず、PCにイヤホンを接続し、ます右耳につけ
る。周波数のメニューから「250Hz」を選択し、
「試聴」をクリックすると、「0デシベル」から1デシ
ベルごとに音が大きくなっていく。少しでも聞こえた時
点で、「OK」ボタンをクリックする。同様に「500
Hz」...「20000Hz」と醇に検査して行く。
左耳でも、同様の検査をする。 (2)耳が遠くなった高齢者であれば、会社の健康診断
や、近くの補聴器店で、聴力検査をした経験があるはず
である。その時の、検査データを直接入力する。 (3)ある特定のタイプの聴力特性を複数、Webに表
示してその中から自分に近い聴力特性を選択できるよう
にすればいい。たとえば、難聴の程度を「軽度難聴」
「中程度難聴」「高度難聴」の3タイプ、特性曲線の型
を、「高音域急減型」「高音域漸減型」「低音域急減
型」「低音域域漸減型」の4タイプ用意して、「難聴の
程度」「特性曲線の型」の、それぞれから1つを選択さ
せて、おおよその聴力特性を決定するという方法等が考
えられる。以上のうち、どの方法を採用するかは、各国
の法律や、開発期間、コストなどを勘案して決定すれば
いい。 【0007】[ステップ2]次に、「最大許容音量」の
検査を実施する。「最大許容音量」というのは、ある音
量以上の音を聞くと、不快感を感じるという限度の音量
のことである。聴力特性曲線の方法と同様に、250H
zを選択して、「検査実行」をクリックすると「0デシ
ベル」から1デシベルごとに音が大きくなっていく。
「不快感」を感じたところで、「MAX」ボタンをクリ
ックし、音を止める。同様に「500H
z」......「20000Hz」と順に検査して行
く。ところが、この「最大許容音量」というのは、通常
補聴器店では検査していない。現実には、試聴時におい
て、検査員は補聴器のボリュームを回しながら、「聞こ
えますか?聞こえますか?」と発声し、試聴者が「は
い、聞こえます。」と言う時点で、設定を終了させてい
る。このため、補聴器技術者によって勝手に設定された
「最大許容音量」が「不快感」を感じる限度以上だった
場合、聴神経が痛くなり、補聴器をつけるだけで苦痛と
感じる高齢者が多くなるという原因になっている。不快
感を感じた高齢者は、再フィッティングのため、補聴器
店を最訪問するはめになっている。この発明では、補聴
器店での検査に欠けている「最大許容音量」も検査する
ことによって、より顧客に合ったフィッティングをする
ことが可能になる。この工程も、ステップ1と同様に、
データを入力するとか、難聴の程度を選択させるような
様々な方法が考えられる。このようにして、検査された
結果は「検査表示」ボタンをクリックすることで、図1
のように表示される。この例の場合、低音域が比較的よ
く聞こえるが、高音域がほとんど聞こえないという特性
曲線が得られる。同様に、左耳についても同様な検査を
実行する。図1のような検査結果は、右耳用、左耳用の
2種類の結果が得られる。 【0008】[ステップ3]ステップ1、ステップ2で
得られた検査結果を、Webサーバに送信する。検査結
果は図1のようなグラフ形式であっても、表形式であっ
ても構わない。まず、右耳用の検査結果を送信する。送
信された結果は、「デジタル補聴器データベース」で、
分析されて、最適なデジタル補聴器が自動的に検索され
る。「デジタル補聴器データベース」には、各補聴器メ
ーカのデジタル補聴器の、性能と特徴、パンフレット内
容が格納されている。通常、補聴器店では、顧客の聴力
特性曲線を分析して、「軽度難聴用」「中程度難聴用」
「重度難聴用」「最重度難聴用」のどのタイプの補聴器
を推奨するかを決定している。これも、聴力特性曲線に
よって補聴器のタイプが、簡単なプログラム処理で一意
に決まるため、自動化できる工程である。 【0009】[ステップ4]このデータベースから検索
されたデジタル補聴器を、Web上に表示する。本発明
では、表示するスタイルは問わない。たとえば、表示す
る内容として「メーカ」「補聴器の形状」「性能」「価
格」「特徴」などが考えられる。 【0010】[ステップ5]顧客は、ステップ4で表示
された複数のデジタル補聴器から、「試聴してみたい」
補聴器を選択することができる。このためには、ステッ
プ4では、補聴器を使ったこともない顧客にも十分わか
るようなわかりやすい説明する必要がある。 【0011】[ステップ6]好みのデジタル補聴器を選
択すると、Webサーバにデータが送信され、ステップ
1,2で得られた検査結果を元に、選択されたデジタル
補聴器のフィッティングを行う。この「デジタル補聴器
のフィッティング」とは、通常、補聴器店内で、補聴器
の技術者が、図1の特性を見ながら、適切なデータを手
作業で入力していく作業のことである。デジタル補聴器
の場合、最初のフィッティングは、聴力特性直線と最大
許容音量によって一意に決定されるものであり、自動化
が可能な工程である。実際は、一定期間、試聴してみて
「混入雑音をもう少し削減してほしい」「高音をもう少
し取り入れてほしい」といった要望を取り入れて、満足
するまでフィッティングを繰り返すことが多いが、最初
のフィッティングは、コンピュータによる自動化が可能
である。 【0012】[ステップ7]次に、図3のような「試聴
アプリケーション」を起動する。これは、ステップ6で
フィッティングした補聴器を使って、あらゆる場面を想
定して「試聴」してみるアプリケーションである。図3
に示す「音質」「場面」「話題」をメニューから選択し
て、「試聴」をクリックすると、音声データをダウンロ
ードしてイヤホンで聴くことができる。 【0013】[ステップ8]ステップ7で選択された音
声データは、「音声パターンデータベース」から検索さ
れる。たとえば「大人の女性の声」「喫茶店」「Sho
pping」を選択すると、あらかじめ登録された「大
人の女性が、喫茶店で、Shoppingの話をしてい
る音声パターン」を、選択する。 【0014】[ステップ9]ステップ8で検索された音
声データを、ステップ6でフィッティングを施されたデ
ジタル補聴器で聴いたときの、音声データを自動生成
し、ダウンロードする。音声パターンを録音する際に
は、初めに、話をしない状態で録音された混入雑音がし
ばらく続いたあと、会話を録音するようにする。なぜな
ら、混入雑音を抑制し、会話のみを増幅するデジタル補
聴器の魅力が、はっきりわかるからである。図3の「試
聴」をクリックすると、音声データをダウンロードして
イヤホンで聴くことができる。その際に、試聴した音声
が正しく聞こえているかどうかを確認するため、試聴後
に、話の内容をテキストで表示する。たとえば、「話
題」を「Shopping」に指定した場合、 「ザワザワ(混入雑音)」 「今日は何処で買い物しようか?」 「銀座の高島屋に行こうよ」 「カシミヤのコートが、安ければ買いたいね」 のように、Webに表示して、正しく聞き取れたかどう
かを確認することができる。 【0015】[ステップ10]これだけでは、確信がも
てなければ、様々な場面の音声パターンを試してみれば
よい。様々な場面の音声パターンを用意すれば、それら
を試聴することにより、安心感を与えることもできるか
らである。この「音声パターンデータベース」には、顧
客の要望を聞いて、様々な場面の音声パターンを随時、
登録していくことが求められる。たとえば、「ロックミ
ュージックがガンガンかかっている喫茶店」「東京モー
ターショーの展示会館の中」とか、顧客が、聞き取りに
くいと思われる場面での会話を音声パターンデータベー
スに、登録していく。 【0016】[ステップ11]もし、このデジタル補聴
器に興味がなければ、ステップ5に戻り、別のデジタル
補聴器を選択し、試聴を続ける。興味があれば、ステッ
プ12に進む。 【0017】[ステップ12]ステップ1、2で検査し
た検査結果を画面に表示して、プリンタに印刷する。 【0018】[ステップ13]家の近くに、このシステ
ムに参加しているデジタル補聴器店を検索する。本発明
では検索方法については特定しない。たとえば、家の住
所を入力すれば「Mapfan」などの地図検索のサイ
トで近い店を検索表示してくれるものでもいい。 【0019】[ステップ14]ステップ13で検索した
デジタル補聴器店が、近くにあれば、印刷結果を持参し
て、その補聴器店を訪問する。その際に、会員Noとパ
スワードを掲示すれば、割引を受けられるような工夫を
する。こうすることで、このシステムの存在が口コミや
メルコミで、全国に広まる効果も期待できるからであ
る。また、デジタル補聴器店が、とても行ける場所では
ない場合(札幌から東京など)、ネットでオンライン購
入することもできる。オンライン購入の際は、「ステッ
プ6でフィッティングした設定で購入する」という条件
をつける。購入後、一定期間試聴したあと、フィッティ
ングを変更したい場合は、「250Hzを3デシベルあ
げてほしい」「低音域の雑音をもう少しカットしてほし
い」「高音域の雑音をもう少しカットしてほしい」など
という具体的な要求をメールで送信し、補聴器は宅配便
で送ることでフレキシビルに対応することも可能であ
る。または、ステップ3で、検査結果をサーバに送信す
る際に、補聴器に詳しい顧客が、このような要望ができ
るオプションを、Web上に表示するような方法でもい
い。 【0020】以上示した実施例は、Web上で実施され
るものであるが、ブロードバンドの時代になり、大容量
の動画を双方向でやりとりすることができるようになれ
ば、さらに高齢者に使いやすいシステムを提供すること
ができる。たとえば、「喫茶店」の写真画像と、「大人
の女性」の写真をクリックすれば、「喫茶店の中で、1
メートル先の大人の女性と会話している」ようなリアル
な動画が、表示されるという、より臨場感にあふれるシ
ステムを構築することもできるようになる。 【0021】 【発明の効果】日本は世界に類を見ない高齢化社会に向
かっており、耳の遠い高齢者が急増中である。現在でさ
え、600万人の難聴者がいる(ほとんどは高齢者)と
いわれており、補聴器はビッグビジネスになる可能性が
ある。実際、高齢者の日常用品である眼鏡の市場は、6
000億円市場にもなると試算されている。眼鏡と同じ
ように、誰もが当たり前のように補聴器をつけるように
なると、価格の高い補聴器の市場は、それ以上の市場規
模になるものと思われる。以下に、このシステムを提供
することによるメリットを述べる。 【0022】「お客様のメリット」 (1)パソコンは一家に一台あるので、耳が遠い高齢者
を持つ子供や孫が聴力検査を薦めてくれる。 (2)聴力検査は無料なので、補聴器に抵抗がある高齢
者でも、気軽に検査できる。 (3)アナログ補聴器での失敗に懲りた高齢者が、家に
いながらデジタル補聴器の魅力を実感できる。 (4)特に、米国やオーストラリア、カナダのような広
大な国土に住んでいる高齢者や、デジタル補聴器の代理
店さえない発展途上国に住む高齢者が、気軽にデジタル
補聴器の試聴ができる効果は大きい。 【0023】「補聴器メーカーと販売代理店のメリッ
ト」 (1)日本では、金融資産の半分以上は60歳以上の高
齢者が持っている。パソコンは一家に一台あるので、膨
大な潜在需要の掘り起こしが期待できる。 (2)特にパソコンを扱うことのできる団塊の世代が6
0歳以上になる10年後には、デジタル補聴器の爆発的
な普及が期待できる。 (3)多くの高齢者がデジタル補聴器を購入することに
よって、デジタル補聴器の価格が下がりそれに比例して
売り上げも伸びるという好循環が生まれる。 (4)聴力検査やデジタル補聴器の選定を、顧客に家で
やってきてもらうので、販売店内での「聴力検査、フィ
ッティング」工程が省力化できる。 (5)その結果、補聴器技術者の余った時間を、販売企
画や営業などの付加価値の高い仕事に回すことができ、
業務の効率化が期待できる 【0024】「社会のメリット」 (1)耳が遠いため、孤独に陥っている高齢者がデジタ
ル補聴器を装着することによって、社会参加が促進され
る。 (2)デジタル補聴器によって、社会参加に意欲的にな
った高齢者が、お金を使うことにより、GDPの6割を
占める消費が大幅に伸び、景気がよくなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】聴力検査結果の一例を示したものである。 【図2】聴力検査アプリケーションの一例を示したもの
である。 【図3】試聴アプリケーションの一例を示したものであ
る。 【図4】本発明の実施例を示すフローチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】通信装置を利用して、聴力検査を実施する
    聴力検査部と、該検査結果を分析して最適なデジタル補
    聴器を検索する補聴器検索部と、該検査結果を分析して
    選択したデジタル補聴器に、自動的に最適なフィッティ
    ングを施す自動フィッティング部と、あらかじめデータ
    ベースに登録された音声パターンから、試聴したい音声
    パターンを選択する音声パターン選択部と、該選択され
    た音声パターンを、自動フィッティングが施されたデジ
    タル補聴器で、増幅したときの音声データを作成する音
    声データ生成部を備えたことを特徴とする顧客との双方
    向コミュニケーションによる最適なデジタル補聴器提案
    システム。
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