JP2003244748A - 移動端末の位置検出方法およびシステム - Google Patents

移動端末の位置検出方法およびシステム

Info

Publication number
JP2003244748A
JP2003244748A JP2002061293A JP2002061293A JP2003244748A JP 2003244748 A JP2003244748 A JP 2003244748A JP 2002061293 A JP2002061293 A JP 2002061293A JP 2002061293 A JP2002061293 A JP 2002061293A JP 2003244748 A JP2003244748 A JP 2003244748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
position detection
base station
mobile terminal
detecting
received power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002061293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Okamura
武夫 岡村
Katsura Fujiwara
桂 藤原
Kenji Yanagi
健二 柳
Taiji Nakamura
太治 中村
Takeshi Kawashima
猛 河嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002061293A priority Critical patent/JP2003244748A/ja
Publication of JP2003244748A publication Critical patent/JP2003244748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無線基地局のセル内において端末位置を局所化
できる移動端末の位置検出方法およびシステムを提供す
る。 【解決手段】複数の基地局10と、通信網を介して接続
された上記各基地局と接続された位置管理局30とから
なる移動体通信システムにおいて、基地局のうちの少な
くとも1つが、移動端末からの位置検出信号の到来角度
と、その平均受信電力または伝播距離を検出し、位置検
出パラメータとして上記位置管理局に送信し、上記位置
管理局が、基地局から受信した位置検出パラメータと該
基地局周辺の地図情報に基づいて、移動端末の位置を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末の位置検
出方法およびシステムに関し、更に詳しくは、アダプテ
ィブアレーアンテナを備えた移動体通信用の基地局にお
ける受信電波の解析によって電波発信源の位置を検出す
る移動端末の位置検出方法およびシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムでは、端末ユーザに
対する各種の位置情報提供サービスが提案されている。
特に、密集した基地局配置によって基地局毎にピコセル
が形成されるPHSでは、移動端末の位置をセル単位で
表した比較的簡易な位置情報提供サービスを実現できる
ため、多くの提案がなされている。例えば、特開平9−
68566号公報は、移動端末の位置を通話圏内にある
基地局位置で代表させる移動局の位置検出方法を提案し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端末位
置を基地局の位置で代表させる位置検出方式は、セルサ
イズの検出誤差を前提としており、検出精度に問題があ
る。また、PHSは、基地局の出力電波を高電力にする
ことによって個々のセルを大型化する傾向にあり、この
場合、従来の位置検出方式では、検出誤差が大き過ぎて
実用的でなくなるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、無線基地局のセル内にお
いて端末位置を局所化できる移動端末の位置検出方法お
よびシステムを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、移動端末が建物の陰
に位置した場合でも、基地局位置を基準にして端末位置
を検出できる移動端末の位置検出方法およびシステムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の基地局と、通信網を介して上記各
基地局と接続された位置管理局とからなる移動体通信シ
ステムにおいて、上記基地局のうちの少なくとも1つ
が、移動端末からの位置検出信号の到来角度と、位置検
出信号の平均受信電力または伝播距離とを検出し、位置
検出パラメータとして上記位置管理局に送信するための
手段を備え、上記位置管理局が、基地局から受信した位
置検出パラメータと該基地局周辺の地図情報に基づい
て、移動端末の位置を検出するための手段を備えたこと
を特徴とする。
【0007】本発明による移動体通信用の基地局は、複
数のアンテナ素子と、上記アンテナ素子と対応した複数
のウエイト調整器と、各ウエイト調整器に設定すべきウ
エイト値を制御するアダプティブプロセッサとからな
り、上記アダプティブプロセッサが、移動端末から送信
された位置検出信号の到来角度と、位置検出信号の平均
受信電力または伝播距離と検出し、位置検出パラメータ
として出力するための手段を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明による移動端末の位置検出方法は、
複数のアンテナ素子からなるアダプティブアレイアンテ
ナを備えた基地局で、移動端末から受信した位置検出信
号の到来角度と、位置検出信号の平均受信電力または伝
播距離とを含む位置検出パラメータを検出し、上記基地
局または移動体通信システムを構成する他の局の何れか
において、上記位置検出パラメータと上記基地局周辺の
地図情報に基づいて、上記移動端末の位置を算出するこ
とを特徴とする。
【0009】更に詳述すると、上記位置検出パラメータ
の検出は、例えば、各アンテナ素子からの受信信号に与
えるウエイトを位置検出信号に対して最適化する第1の
アダプティブアルゴリズムで位置検出パラメータを検出
する第1ステップと、各アンテナ素子からの受信信号に
与えるウエイトを上記第1ステップで検出された特定の
到来角度方向からの信号受信に最適化する第2のアダプ
ティブアルゴリズムで平均受信電力を測定する第2ステ
ップと、上記第1ステップで測定された平均受信電力と
上記第2ステップで測定された平均受信電力とを比較し
て、上記位置検出パラメータを検証する第3ステップと
からなる。
【0010】本発明の1実施例によれば、上記第3ステ
ップで位置検出パラメータが不適当と判定された場合、
例えば、第2のアダプティブアルゴリズムに従って、最
適化する到来角度を変えながら平均受信電力の測定を繰
り返し、ピーク値となる平均受信電力と到来角度を検出
して、新たな位置検出パラメータとしている。
【0011】また、本発明の1実施例では、上記位置検
出パラメータの検出において、各受信信号に与えるウエ
イトを第1のアダプティブアルゴリズムで最適化した状
態で、干渉波の到来角度を検出しておき、上記第3ステ
ップにおいて、上記干渉波の到来角度を除外して、新た
な位置検出パラメータを検出している。
【0012】本発明の1つの特徴は、移動端末位置の算
出において、上記位置検出パラメータが示す平均受信電
力と予め与えられた伝播距離特性を示す計算式とに基づ
いて、基地局から移動端末迄の見通し距離を算出し、基
地局周辺の地図情報に基づいて、基地局と移動端末との
間の障害物の有無を判定し、上記基地局と移動端末との
間に障害物がないと判定された場合に、上記基地局の位
置と、位置検出パラメータが示す到来方向と、上記見通
し距離とに基づいて、地図上での移動端末の位置を特定
することにある。 基地局と移動端末との間に障害物が
あると判定された場合は、例えば、地図情報に従って位
置検出信号の反射点と伝播経路を特定し、予めモデル化
された各反射点の反射係数を適用して伝播距離を算出
し、地図上での移動端末の位置を特定する。
【0013】本発明の別の特徴は、上記位置検出パラメ
ータとして移動局からの受信電波の到来角度と伝播距離
とを与えられた場合、基地局周辺の地図情報に基づい
て、基地局と移動端末との間の障害物の有無を判定し、
上記基地局と移動端末との間に障害物がないと判定され
た場合に、上記基地局の位置と位置検出パラメータに基
づいて、地図上での移動端末の位置を特定することにあ
る。基地局と移動端末との間に障害物があると判定され
た場合は、例えば、地図情報に従って位置検出信号の反
射点と伝播経路を特定し、伝播経路上で移動端末の位置
を特定する。
【0014】本発明のその他の特徴は、以下に述べる実
施例の説明から明らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による位置検出機
能を備えた移動体通信システムの全体構成を示す。
【0016】本発明の移動体通信システムは、基地局制
御装置20を介して通信網40に接続される複数の基地
局(BS)10(10−1〜10−n)と、上記通信網
40に接続された位置管理局30およびモニタ局50か
らなる。但し、モニタ局50は、必須の要件ではない。
【0017】各基地局10は、後述するようにアダプテ
ィブアレイアンテナを備えている。任意の移動局(移動
端末:MS)1から位置検出要求があった時、上記位置
検出要求を受信した基地局、例えば、基地局10−1が
位置管理局30に通知する。基地局10−1は、位置管
理局からの指令に従って移動局位置計算に必要な位置パ
ラメータを収集し、これを位置管理局に送信する。
【0018】位置管理局30は、移動体通信システムに
おける移動局の現在位置を管理するためのもので、各移
動局がどの基地局の通信圏内に位置しているかを記憶し
ている。
【0019】位置管理局30は、図2に示すように、プ
ロセッサ31と、通信網40に接続するための通信制御
部32と、上記プロセッサ31が実行する各種のプログ
ラムを記憶したプログラムメモリ33と、各移動局の位
置を管理するためのデータメモリ34、地図データファ
イル35、変換テーブル36とからなっている。プログ
ラムメモリ33には、後述する位置検出処理ルーチン3
00と、位置管理局30が必要とする各種の機能を実現
するためのその他のプログラム350が格納されてい
る。
【0020】位置管理局30は、基地局10−1から受
信した位置パラメータと、地図データファイル35から
読み出した基地局10−1と対応する地図情報およびモ
デル化された構造物情報に基づいて、移動局の位置を検
出し、基地局10−1を介して移動局1に通知する。変
換テーブルは、各基地局10の識別番号と、基地局が位
置する地図領域との対応関係を示しており、これによっ
て地図データファイル35から移動局の位置検出に必要
な特定領域の情報が読み出される。
【0021】図3は、上記位置検出システムにおける位
置検出手順を示すシーケンス図である。
【0022】移動局1が位置検出要求を発行すると(ス
テップ101)、これを受信した基地局10から位置管
理局30に位置検出要求が通知される(ステップ10
2)。位置管理局30は、上記位置検出要求の受信する
と、基地局10に対して位置パラメータの測定を指令す
る(ステップ103)。上記位置パラメータ測定指令を
受信した基地局10は、移動局1に対し位置検出信号の
送信を要求し(ステップ104)、位置パラメータの測
定処理200を開始する。
【0023】移動局1は、上記位置検出信号の送信要求
を受信すると、位置検出信号となる所定パターンのデー
タ送信を開始する(ステップ105)。基地局10は、
位置パラメータの測定処理200において、移動局1が
送信した位置検出信号(所望波)の到来角度と平均受信
電力を測定する。位置パラメータとなる所望波到来角度
と平均受信電力を測定が完了すると、基地局10は、移
動局1に対して位置検出信号の送信停止を指令し(ステ
ップ106)、位置管理局30に位置パラメータを通知
する(ステップ107)。
【0024】移動局1は、位置検出信号の送信停止指令
を受信すると、位置検出信号の送信を停止し、位置検出
結果が通知されるのを待つ。位置管理局30は、基地局
10から位置パラメータを受信すると、位置検出処理3
00を開始する。位置検出処理300では、位置パラメ
ータと基地局10の通話エリア内に該当する地図情報お
よび構造物情報に基づいて、移動局1の位置を算出す
る。位置検出が完了すると、位置管理局30から基地局
10に位置情報が送信され(ステップ108)、基地局
10から移動局1に位置情報が通知される(ステップ1
09)。移動局の位置は、例えば、現在位置を示した地
図情報の形式、または住所表示の形式で通知される。
【0025】図4は、基地局10の主要部の構成を示
す。
【0026】基地局10は、4つのアンテナ素子11
(11-1〜11-4)と、各アンテナ素子に接続された
送受信機12−i(i=1〜4)と、各送受信機に接続
されたウエイト調整器13−i(i=1〜4)と、各ウ
エイト調整器13−iのウエイトwi(i=1〜4)を
最適化するアダプティブプロセッサ14と、アダプティ
ブプロセッサ14に与えるべき参照信号r(t)を発生
する参照信号発生器15と、ウエイト調整器13-1〜
13-4の出力信号yi(i=1〜4)を加算するため
の加算器16と、加算器16と各ウエイト調整器13−
iに接続された制御部17と、制御部17を通信網40
に接続するための回線インタフェース18とからなって
いる。通信網側から移動局への送信信号は、制御部17
から各ウエイト調整器13−iを介して送受信機12−
i(i=1〜4)に供給される。
【0027】アダプティブプロセッサ14は、各送受信
機12−iから出力される受信信号xi(t)(i=1
〜4)と、加算器16の出力信号yに応じて、各ウエイ
ト調整器13−iのウエイトwi(i=1〜4)を最適
化する。また、メモリ19に用意された位置パラメータ
測定ルーチン200を実行して、位置パラメータを検出
する。位置パラメータの検出に必要な測定データは、デ
ータ領域19Bに一時的に保持される、アンテナ素子1
1-1〜11-4は、例えば、図5に示すように、基地局
基準点Oを中心とするX、Y軸上に配置され、点Qで示
す移動局からの電波をそれぞれ異なった位相で受信す
る。ここで、s1〜s4は、各アンテナ素子への入力信
号を示している。各送受信機12−iからは、上記入力
信号s1〜s4に応じた受信信号xiが出力される。
【0028】アダプティブプロセッサ14は、後述する
ように、各ウエイト調整器13−iのウエイトwiを所
望波に対して最適化した状態で、各送受信機12−iか
ら出力される受信信号xiに基づいて、基地局基準点O
における入力信号s(以下、所望波という)の平均受信
電力Pと、所望波sの到来角度θmを検出する。これら
の値は、制御部17を介して位置管理局30に位置パラ
メータとして通知される。
【0029】以下、図4に示す基地局の構成図と、図7
に示す位置パラメータ測定ルーチン200のフローチャ
ートを参照して、アダプティブプロセッサ14の動作に
ついて詳述する。
【0030】アンテナ素子11-1からの入力信号s1
は、送受信機12-1で増幅され、周波数変換を受けた
後、同相信号Iと直交信号Qに変換してウエイト調整器
13-1に入力される。以下の説明では、時刻tにウエ
イト調整器13-1に入力される同相信号I(t)と直交信
号Q(t)を総称して入力信号x1(t)と表現する。同様
に、ウエイト調整器13-2、13−3、13−4の入
力信号をそれぞれx2(t)、x3(t)、x4(t)と表現す
る。
【0031】各ウエイト調整器13-iは、受信信号
I、Qのそれぞれについて位相調整と振幅調整を行う。
これらの位相調整、振幅調整は、アダプティブプロセッ
サ14から指定されたウエイト調整値に従って行われ
る。ここでは、ウエイト調整器13-iにおける信号I
とQの調整値を総称してwi(t)と表現する。ウエイト
調整器13-1〜13-4で位相、振幅調整された信号y
1(t)〜y4(t)は、加算器16で加算され、信号y(t)
として制御部17およびアダプティブプロセッサ14に
供給される。
【0032】アダプティブプロセッサ14は、各送受信
機12−iからの出力信号xi(t)と、参照信号発生器
15から所望波のレプリカとして出力される参照信号r
(t)と、加算器16からの出力信号y(t)に基づいて、ウ
エイト値wi(t)の制御と、所望波s(t)の到来角度θm
や平均受信電力Pの検出を行う。
【0033】アダプティブプロセッサ14は、位置管理
局30から位置パラメータの測定を指令されると、入力
信号x1(t)〜x4(t)から所望波s(t)を抽出するた
め、先ず、各ウエイト調整器13−iの最適ウエイトを
導出し(ステップ201)、各ウエイト調整器13−1
〜13−4に上記最適ウエイトを与えた状態で、位置検
出信号の平均受信電力Pと到来角度θmを検出する(ス
テップ202)。
【0034】所望波s(t)の到来角度θが不明な場合の
最適ウエイトの導出方法としては、CMA(Constant Mo
dulus Algorithm)や、MMSE(最小2乗誤差法)等が
知られている。ここでは、現在の移動体通信において主
流となっているMMSEを採用した場合の最適ウエイト
の導出について述べる。MMSEでは、出力信号y(t)
と所望波s(t)のレプリカである参照信号r(t)のと差を
最小にすることによって、最適ウエイトが決定される。
【0035】移動局の位置検出を行う時、移動局は、位
置検出信号として、参照信号r(t)と同一パターンのデ
ータ信号を送信している。時刻t1における入力信号xi
の値をxi=Ii(t)+jQi(t)として、時刻t1、t2、
t3、…の入力信号x1、x2、x3、x4の値を、図6
に示すように、時間軸を行方向にとってマトリクス状に
記憶した場合、時刻tにおける各送受信機12−iから
の入力信号、ウエイト値、加算器16の出力信号は、そ
れぞれ式(1)、式(2)、式(3)で表される。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】ここで、式(1)におけるTは転置、すな
わち、マトリクスにおける行と列の関係を入れ替えて表
示したことを意味している。式(2)、式(3)におけ
るTも同様である。
【0040】図6に示したマトリクスにおいて、式
(4)に従って入力信号X(t)の相関行列Rxxを求め、
式(5)に従って入力信号X(t)と参照信号r(t)との相
関ベクトルrxrを求めると、ウエイトWの最適値Wmm
seは、式(6)から求めることができる。
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】
【数6】
【0044】ここで、式(5)における添え字*は複素
共役、すなわち、複素数の虚数部の符号を反転すること
を意味し、式(4)における添え字Hは複素共役転置、
Mは入力信号X(t)のサンプル数を意味している。
【0045】移動局に参照信号r(t)と同一パターンの
位置検出信号を送信させ、各ウエイト調整器13−iに
式(6)で示す最適ウエイトMmmseを与えた場合、出力
信号y(t)の平均電力P(以下、平均受信電力と言う)
は、次式(7)で示すように、所望波s(t)の平均電力
と等しくなる。
【0046】
【数7】
【0047】到来角度θmをもつ所望波s(t)を基準と
して、アダプティブアンテナの各素子11−1〜11−
4における受信信号の受信位相項をそれぞれv1(θ)、
v2(θ)、v3(θ)、v4(θ)とし、これらの受信位相
項の方向ベクトルV(θm)を次式(8)のように定義し
た場合、式(5)で示した相関ベクトルrxrは、式
(9)のように表すことができる。
【0048】
【数8】
【0049】
【数9】
【0050】従って、図6に示した入力信号のマトリク
スを使用して、入力信号ベクトルX(t)と参照信号r(t)
の相関ベクトルrxrを求め、出力信号y(t)の平均電
力Pmを測定しておくことにより、式(5)と式(9)
の関係から、所望波の到来角度θmを検出できる。
【0051】MMSEによって最適ウエイトを導入した
時、アンテナの指向性パターンが干渉波の到来方向にヌ
ル(零点)を形成すると言う特徴がある。アダプティブ
アレーの応答値Dは、式(10)で表される。そこで、
本実施例では、最適ウエイト状態でθを変化させること
によって、アンテナの指向性パターンを求め、該指向性
パターンから干渉波の到来方向を示すヌル形成角度θn
を検出しておく(ステップ203)。
【0052】
【数10】
【0053】移動局からの所望波の受信中に、所望波と
相関性の高い干渉波が到来した場合、上述したMMSE
によって検出される所望波の到来角度θmは、所望波と
干渉波とを合成した電波の到来角度を示すことになり、
所望波の実際の到来角度とは異なったものとなる。この
場合は、干渉波の影響を除去することによって、所望波
到来角度の検出精度を高める必要がある。干渉波の影響
は、特定到来角度からの入力信号に対して最適ウエイト
を導出するDCMP(Directionally Constrained Mini
mization of Power)方式や、MSN(Maximum Signal
to Noise Ratio)方式のアダプティブアルゴリズムを採
用することにより除去できる。
【0054】ここでは、DCMPを採用した場合を例に
とって、アダプティブプロセッサ14のその後の動作に
ついて説明する。DCMPは、アンテナのメインローブ
方向以外の他の方向から到来する電波の影響を最小化す
る方法であり、最適ウエイトWdcmpは次式(11)で表
される。式(11)におけるθは、拘束到来角度と呼ば
れている。
【0055】
【数11】
【0056】アダプティブプロセッサ14は、ウエイト
調整器13−1〜13−4に、式(11)の拘束到来角
度θにMMSEで抽出したθmの値を代入して得られる
ウエイトWdcmpを適用した状態で、平均受信電力Pdを
測定する(ステップ204)。次に、平均受信電力Pd
とMMSEで測定した平均受信電力Pmとを比較する
(ステップ205)。
【0057】平均受信電力PdとPmが略等しい場合
は、干渉波の影響はなく、MMSEで抽出した到来角度
θmが移動局からの受信信号の方向を示しているものと
判断できる。この場合は、所望波の到来角度を示すパラ
メータθの値としてθm、所望波平均受信電力を示すパ
ラメータPの値としてPmの値を採用し(ステップ20
6)、これらの位置パラメータを制御部17を介して位
置管理局30に送信する(ステップ210)。
【0058】平均出力電力PdとPmとが明らかに異な
る場合は、所望波と相関性をもつ干渉波の影響を受けて
いるものと判断して、平均受信電力Pdの測定をやり直
す。この場合、θの値を変化させることによって、式
(11)から次々と異なったウエイトWdcmpを算出し、
ウエイト調整器への適用ウエイトを変えながら平均受信
電力Pdを測定し、拘束到来角度θと平均受信電力Pd
との対応関係を記録する(ステップ207)。その結
果、幾つかの拘束到来角度θにおいて平均受信電力Pd
がピーク値を示すことが判る。
【0059】平均受信電力Pdがピーク値となる拘束到
来角度θのうち、式(10)で説明したヌルの形成角度
に該当するものは除外し、残されたピーク値の中から最
大値となる拘束到来角度θmaxと平均受信電力Pmaxを抽
出する(ステップ208)。この場合、所望波の到来角度
を示すパラメータθの値として拘束到来角度θmax、所
望波平均受信電力を示すパラメータPの値としてPmax
の値を採用し(ステップ209)、これらの位置パラメ
ータを制御部17に送信する(ステップ210)。
【0060】上述したMMSEとDCMPのように、ア
ダプティブアレーにおける複数のアルゴリズムを組み合
わせることによって、所望波の到来角度θmと平均受信
電力Pを精度よく検出することが可能となる。
【0061】位置管理局30は、基地局10から報告さ
れた位置パラメータと、予め地図データファイル35に
蓄積されている地図情報および構造物情報とに基づい
て、移動局の位置を検出する。移動局の位置は、プロセ
ッサ31が、後述する位置検出ルーチン300を実行す
ることによって推定される。
【0062】位置管理局30では、基地局と移動局との
間に存在する構造物を予めモデル化しておき、例えば、
レイトレース法等を適用して、路面や障害物による電波
の反射や回析を考慮した形で所望波の伝搬経路と移動局
の位置を推定する。この場合、反射や回析の損失を計算
する際に発生する誤差によって、移動局から送信された
電波の伝搬距離には誤差が生じるため、移動局には、推
定位置を中心とした或る誤差範囲内に位置するものとし
て現在位置が通知される。伝播距離の誤差は、構造物の
モデル化の精度によって変化する。
【0063】以下、位置管理局30が行う移動局の位置
検出方法について説明する。
【0064】基地局10から移動局1を見通せる場合、
位置検出信号(所望波s)の伝播経路は、大地からの反
射が1波だけ存在するモデルで近似できる。この場合、
基地局10の受信平均電力Pと伝搬距離dとの関係は、
式(12)および式(13)で示され、これらの式か
ら、平均受信電力Pの値に応じて、位置検出信号の伝搬
距離dを算出することができる。
【0065】
【数12】
【0066】
【数13】
【0067】ここで、Ptは移動局からの位置検出信号
の出力電力(固定値)、hは移動局の高さ、hは基
地局のアンテナの高さ、Γは反射係数を表している。反
射係数Γは、位置検出信号が垂直振動波として伝播する
TE入射の場合は式(14)のΓHで表され、位置検出
信号が水平振動波として伝播するTM入射の場合は式
(15)のΓで表される。ここで、φは接地角度、ε
cは複素誘電率を表している。
【0068】
【数14】
【0069】
【数15】
【0070】図8は、基地局から移動局を見通せる場合
の位置検出結果の1例を示す。
【0071】例えば、PHS用の基地局において、位置
検出信号(所望波)が、到来角度θm=−2度、平均受
信電力P=−70dBmとして検出された場合、位置管
理局30で推定する移動局1の位置は次のようになる。
【0072】今、基地局周辺の大地はコンクリート、移
動局の出力電力Pt=10mW、出力波長λ=15c
m、移動局の高さh=1.5m、基地局のアンテナの
高さh =10mと仮定すると、式(12)と式(1
5)から、移動局と基地局との間の推定距離(電波の伝
播距離)dは200mとなる。従って、移動局の現在位
置Qは、基地局10から到来角度θm=−2度の方向に
200mの位置Qと推定される。
【0073】但し、基地局で平均受信電力Pを実測した
時の大地の反射係数と、計算式(12)で採用した反射
係数Γとの間には誤差があるため、推定距離d=200
mには、反射係数Γの違いによる誤差が含まれる。その
誤差分を1dBとすると、伝播距離上の誤差は約25m
となるため、移動局の現在位置は、推定位置Qから距離
25mの範囲71と判断される。
【0074】移動局が、基地局から見通せる位置にある
か否かの判断は、計算式(12)〜(14)で距離dを
推定した後、移動局の推定位置Qを基地局周辺の地図上
に重ね合わせることによって判定できる。図8のよう
に、推定位置Qと基地局との間に障害物が存在しなかっ
た場合は、範囲71を示す位置情報が基地局経由で移動
局に通知される。
【0075】地図上で、推定位置Qと基地局との間に障
害物(建造物)が存在する場合は、例えば、レイトレー
ス法を用いて、反射を含む伝搬特性の解析を行う。以
下、基地局10から移動局1を見通せなかった場合の移
動局の位置計算について説明する。
【0076】反射を含む伝搬特性の解析では、障害物の
反射係数Γを求める必要がある。TM入射となるPHS
の場合、建物の壁面が波長λに比べて十分に大きいと仮
定できるため、式(15)を適用できる。
【0077】図9は、基地局から移動局を見通せなかっ
た場合の位置検出結果の1例を示す。
【0078】例えば、PHSの基地局10で、所望波
が、到来角度θm=30度、平均受信電力P=−80d
Bmとして検出された場合、位置管理局30で検出する
移動局1の位置は次のようになる。
【0079】ここでも、基地局周辺の大地はコンクリー
ト、移動局の出力電力Pt=10mW、出力波長λ=1
5cm、移動局の高さh=1.5m、基地局のアンテ
ナの高さh=10mと仮定する。
【0080】本例の場合、平均受信電力が図8の例より
も減衰しているため、最初に計算された見通し推定距離
dは、200m以上となっている。基地局10の周辺地
図上で、到来角度θm=30度の方向に推定距離dの位
置を重ね合わせてみると、A点で建造物81に反射して
いることが判明する。また、A点での入射方向に伝播経
路を辿ってみると、B点で建造物82に反射しているこ
とが判る。
【0081】反射点A、Bがコンクリート壁面と仮定す
ると、A点では、入射角度が60度で、反射係数が0.
5、反射損失が6dBの反射となる。同様にB点では、
入射角度30度、反射係数が0.66、反射損失が3.6
dBの反射となる。これらの反射損失を考慮し、式(1
2)から伝搬距離dを計算すると、d=210mとな
る。但し、基地局で平均受信電力Pを実測した時の建物
での反射係数と、計算式(12)で採用したモデル化さ
れた建造物の反射係数Γとの間には誤差があるため、上
記推定距離d=210mには、反射係数Γの違いによる
誤差が含まれる。その誤差を3dBとすると、距離とし
ては約80mの誤差となる。
【0082】この場合、移動局の位置は、反射点A、B
を含む位置検出信号(所望波)の伝播経路上で、基地局
10から210m離れた推定位置Qを中心として、誤差
範囲80mの領域72と推定される。
【0083】図10は、地図データファイル35に格納
されている地図データの構造を示す。
【0084】地図60は、複数のメッシュ領域からな
り、各メッシュ領域と対応して、基板レイヤ61の地図
情報と、ユーザ固有レイヤ62の情報が用意されてい
る。
【0085】基板レイヤ61は、一般的な地図を描くた
めに必要な情報を定義したものであり、例えば、道路や
街区、市区町村などの境界、鉄道や河川、家型、それら
に付随する名称、シンボルなど、地図の構成要素毎に分
けられた複数のレイヤ61−1〜61−nからなる。
【0086】一方、ユーザ固有レイヤ62は、ユーザが
独自に用意した情報を示すものであり、本発明の場合、
各基地局の位置、基地局アンテナの高さ、基地局周辺で
地図上に位置する各建造物の高さや壁面の反射係数、道
路や広場の反射係数データなどが、ユーザ固有レイヤ6
2−1〜62−mとして用意されている。
【0087】図11は、位置管理局のプロセッサ31が
参照する変換テーブル36の構成を示す。
【0088】変換テーブル36は、基地局識別子36A
と、各基地局が位置する地図のメッシュ領域の識別子3
6Bとの対応関係を定義している。上記変換テーブル3
6は、基地局から位置パラメータを受信した時、地図デ
ータファイル35から送信元基地局の識別子と対応する
メッシュ領域の地図情報を読み出すために参照される。
【0089】図12は、位置管理局30のプロセッサ3
1が実行する位置検出ルーチン300のフローチャート
を示す。
【0090】位置検出ルーチン300では、位置パラメ
ータの送信元となった基地局10−jの識別子に基づい
て変換テーブル36を参照し、上記基地局10−jが位
置するメッシュ領域の識別子36Bを特定し、地図デー
タファイル35からメッシュ領域の識別子36Bと対応
する道路地図情報を読み出す(ステップ301)。
【0091】次に、前述した式(12)〜(15)に従
って、基地局10−jから移動局までの見通し距離dを
計算し(ステップ302)、上記基地局を起点として、
道路地図上で到来角度θm方向に直線距離dの地点Qを
特定する(ステップ303)。また、地図データファイル
35から、上記メッシュ領域における家型または建造物
を示すレイヤの情報を読出し、基地局と地点Qとを結ぶ
直線上の障害物の有無を判定する(ステップ304)。
【0092】基地局と地点Qとの間に障害物が存在して
いなければ、地点Qの誤差範囲を計算し(ステップ30
5)、移動局の現在位置を基地局10−jに通知する
(ステップ310)。
【0093】基地局と地点Qとの間に障害物が存在して
いた場合は、基地局10−jを起点として、電波の伝播
経路を遡り、距離dの伝播経路上で反射地点となる建造
物を特定する(ステップ306)。地図データファイル3
5から上記反射地点となった建造物の反射係数を読出
し、反射経路に沿った新たな伝播距離dを計算し、移動
局の位置Qを推定する(ステップ307)。この後、移
動局位置Qの誤差範囲を計算し(ステップ308)、移
動局の現在位置を基地局10−jに通知する(ステップ
310)。
【0094】以上のように、本発明では、基地局で検出
した位置パラメータに従って基地局から移動局への見通
し距離を計算した後、地図情報に従って障害物の有無を
判定している。また、障害物が存在した場合は、予めモ
デル化された構造物情報を参照し、所望波の反射による
減衰を考慮して伝播経路と伝搬距離とを計算し、移動局
の位置を推定している。
【0095】従って、本発明によれば。各基地局の通信
圏内において、移動局の現在位置を局所化して示すこと
が可能となる。また、実際の運用に際しては、移動局に
通知する位置情報に、伝搬距離の推定上で発生する誤差
範囲を示すことによって、端末ユーザに誤った位置情報
が提示されるのを回避できる。
【0096】図13は、図1に示したモニタ局50から
特定の移動局の位置検出要求を出した場合の制御シーケ
ンスを示す。
【0097】モニタ局50から、検知対象となる移動局
の識別子を指定して、位置管理局30に位置検出要求を
送信すると(ステップ100)、位置管理局30は、上
記移動局を通話圏内にもつ基地局10に対して、位置パ
ラメータの測定を指令する(ステップ102)。基地局
は、位置パラメータ測定指令で指定された移動局に対し
て、位置検出信号の送信を要求する(ステップ10
4)。以下、図3と同様のシーケンス(ステップ105
〜107)を経て移動局の位置検出処理300が実行さ
れ、位置検出結果は、位置管理局30から要求元のモニ
タ局に送信される(ステップ110)。
【0098】以上の実施例では、基地局10が、位置パ
ラメータとして所望波の到来角度θと平均受信電力Pを
測定し、位置管理局30が、地図情報から判明する受信
電波の伝播経路上における各反射地点での電波減衰量を
考慮にいれて、受信電波の伝播距離dを計算していた。
【0099】しかしながら、本発明では、各基地局10
が、電波の伝播速度Vcと伝播時間ΔTの関係式を利用
して、移動局からの受信電波の伝播距離dを計算し、こ
れを所望波の到来角度θと共に位置管理局30に送信す
るようにしてもよい。
【0100】図14は、基地局10による電波伝播距離
dの測定方法を示す。
【0101】例えば、図3のステップ104で、基地局
10から移動局1に位置検出信号の送信要求を送信する
とき、図14に示すように、基地局10が、要求メッセ
ージ401の送信完了時刻taを記憶して、移動局1か
らの位置検出信号402の到来を待つ。移動局1には、
上記要求メッセージ401を受信してから、所定時間
(tc)後に、位置検出信号402の送信を開始させ
る。基地局における上記位置検出信号402の受信時刻
をtbとすると、基地局から移動局迄の電波の伝播所要
時間ΔTは、(tb−ta−tc)/2として算出される
ため、基地局から移動局迄の距離dは、d=Vc×ΔT
の式から計算できる。
【0102】上述した電波の伝播所要時間ΔTの測定と
電波伝播距離dの計算は、例えば、図7に示した位置パ
ラメータの検出ルーチン200において、最適ウエイト
の導出ステップ201に先立って行えばよい。本実施例
の場合、所望波の平均受信電力Pは移動局の位置計算に
は不要となるため、ルーチン200の最終ステップ21
0では、位置パラメータとして、所望波の到来角度θと
電波伝播距離dの値を位置管理局30に送信すればよ
い。
【0103】図15は、基地局で電波伝播距離dを算出
した場合に位置管理局30が実行する位置検出ルーチン
300Sのフローチャートを示す。
【0104】本実施例にように、信号電波の伝播時間Δ
Tから計算した電波伝播距離dを利用すると、反射係数
誤差に起因した距離の計算誤差を考慮する必要がなくな
るため、図12に示したルーチン300から、見通し距
離の計算ステップ302の他に、反射係数を考慮した誤
差範囲および電波伝播距離の計算ステップ305、30
7、308を省略できる。また、基地局と移動局との間
に障害物があった場合、ステップ306において、地図
上で反射地点を特定しながら、電波の反射の法則に従っ
た方向に、基地局10から電波伝播距離dの地点を特定
すればよい。本実施例によれば、図7、図12で説明し
た実施例に比較して、高い精度で移動局の位置を推定で
きる。
【0105】以上の実施例では、位置パラメータの検出
を基地局10で行い、位置管理局30で移動局の位置検
出を行ったが、本発明の変形例として、移動局の位置検
出機能を各基地局に持たせ、移動局からの位置検出要求
に対して、基地局10が独自に応答するようにしてもよ
い。この場合、移動局の位置検出(位置検出ルーチン3
00および300Sの実行)機能を基地局の制御部17
に与え、制御部17が、地図データファイル35と変換
テーブル36を利用して、端末位置を検出するようにす
ればよい。
【0106】このように各基地局10で位置パラメータ
の検出と位置検出を行うようにした場合、図3の制御シ
ーケンスにおけるステップ102、103、107、1
08を省略できるため、移動局からの位置検索要求に対
して迅速に応答することが可能となる。
【0107】実施例では、基地局10が、MMSEとD
CMPの組み合せによって位置パラメータを検出した
が、本発明における位置パラメータの検出には、実施例
で説明したアルゴリズム以外の他のアダプティブアルゴ
リズムを適用できること明らかである。
【0108】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、アダプティブアレーアンテナを備えた基地局におい
て、移動局の位置検出に必要なパラメータを検出し、こ
れらの位置パラメータと、地図情報と、予めモデル化さ
れた構造物情報とに基づいて、移動局に現在位置を推定
しているため、基地局の通信圏内における移動局の位置
を比較的狭い範囲内に局所化することが可能となる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位置検出機能を備えた移動体通信
システムの全体構成を示す図。
【図2】図1における位置管理局30の構成を示すブロ
ック図。
【図3】本発明の位置検出システムにおける位置検出手
順を示すシーケンス図。
【図4】図1における基地局10の主要部の構成を示す
ブロック図。
【図5】アダプティブアレイアンテナの配置と受信信号
との関係を示す図。
【図6】図4に示したアダプティブプロセッサ14が処
理する入力信号を説明するための図。
【図7】アダプティブプロセッサ14が実行する位置パ
ラメータ検出ルーチン200のフローチャート。
【図8】基地局から移動局が見通せる場合の位置検出結
果の1例を示す図。
【図9】基地局から移動局が見通せない場合の位置検出
結果の1例を示す図。
【図10】位置管理局30が備える地図データファイル
に格納される地図データの構造を説明するための図。
【図11】位置管理局30が備える変換テーブル36の
構成を示す図。
【図12】位置管理局30が実行する位置検出ルーチン
300のフローチャート。
【図13】本発明の位置検出システムにおける位置検出
手順の他の実施例を示すシーケンス図。
【図14】基地局における電波(位置検出信号)の伝播
距離測定方法の1例を説明するための図。
【図15】位置パラメータが電波の伝播距離を含む場合
に実行される位置検出処理ルーチン300Sのフローチ
ャート。
【符号の説明】 1:移動局、10:基地局、11:アンテナ素子、1
2:送受信機、13:ウエイト調整器、14:アダプテ
ィブプロセッサ、15:参照符号発生器、16:加算
器、17:制御部、18:回線インタフェース、19:
メモリ、20:基地局(BS)制御局、30:位置管理
局、31:プロセッサ、32:通信制御部、35:地図
データファイル、36:変換テーブル、40:通信網、
50:モニタ局、200:位置パラメータ検出ルーチ
ン、300:位置検出ルーチン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 健二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 中村 太治 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 河嶋 猛 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 Fターム(参考) 5J062 AA08 BB05 CC16 EE01 GG02 HH05 5K067 DD19 DD20 DD42 EE02 EE10 EE16 EE24 FF03 HH21 HH22 KK03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアンテナ素子からなるアダプティブ
    アレイアンテナを備えた移動体通信用の基地局を利用し
    た移動端末の位置検出方法であって、 移動端末からの位置検出信号を受信した基地局で、該位
    置検出信号の到来角度と平均受信電力を含む位置検出パ
    ラメータを検出するステップと、 上記基地局または移動体通信システムを構成する他の局
    の何れかにおいて、上記位置検出パラメータと上記基地
    局周辺の地図情報に基づいて、上記移動端末の位置を算
    出するステップとからなることを特徴とする移動端末の
    位置検出方法。
  2. 【請求項2】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、 各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを前記
    位置検出信号に対して最適化する第1のアダプティブア
    ルゴリズムで位置検出パラメータを検出する第1ステッ
    プと、 各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを上記
    第1ステップで検出された特定の到来角度方向からの信
    号受信に対して最適化する第2のアダプティブアルゴリ
    ズムで平均受信電力を測定する第2ステップと、 上記第1ステップで測定された平均受信電力と上記第2
    ステップで測定された平均受信電力とを比較して、上記
    位置検出パラメータを検証する第3ステップとからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動端末の位置検出
    方法。
  3. 【請求項3】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、前記第3ステップで前記位置検出パラメータが不適
    当と判定された時、前記第2のアダプティブアルゴリズ
    ムに従って、最適化する到来角度を変えながら平均受信
    電力の測定を繰り返し、ピーク値となる平均受信電力と
    到来角度を検出して新たな位置検出パラメータとする第
    4ステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の移
    動端末の位置検出方法。
  4. 【請求項4】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを
    前記第1のアダプティブアルゴリズムで最適化した状態
    で、干渉波の到来角度を検出するステップを含み、 前記第4ステップで、上記干渉波の到来角度を除外し
    て、前記新たな位置検出パラメータを検出することを特
    徴とする請求項3に記載の移動端末の位置検出方法。
  5. 【請求項5】前記位置算出ステップが、 前記位置検出パラメータが示す平均受信電力と予め与え
    られた伝播距離特性を示す計算式とに基づいて、前記基
    地局から移動端末迄の見通し距離を算出するステップ
    と、 前記基地局周辺の地図情報に基づいて、上記基地局と移
    動端末との間の障害物の有無を判定するステップと、 上記基地局と移動端末との間に障害物がないと判定され
    た場合に、上記基地局の位置と、位置検出パラメータが
    示す到来方向と、上記見通し距離とに基づいて、地図上
    での移動端末の位置を特定するステップとからなること
    を特徴とする請求項1に記載の移動端末の位置検出方
    法。
  6. 【請求項6】前記基地局と移動端末との間に障害物があ
    ると判定された場合、前記地図情報に従って、前記位置
    検出信号の反射点と伝播経路を特定し、予めモデル化さ
    れた各反射点の反射係数を適用して伝播距離を算出し、
    地図上での移動端末の位置を特定するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項5に記載の移動端末の位置検出方
    法。
  7. 【請求項7】前記位置算出ステップで特定された移動体
    の位置を中心として、誤差範囲を設定するステップを含
    むことを特徴とする請求項5に記載の移動端末の位置検
    出方法。
  8. 【請求項8】複数のアンテナ素子からなるアダプティブ
    アレイアンテナを備えた移動体通信用の基地局を利用し
    た移動端末の位置検出方法であって、 移動端末からの位置検出信号を受信した基地局で、該位
    置検出信号の到来角度と伝播距離とを含む位置検出パラ
    メータを検出するステップと、 上記基地局または移動体通信システムを構成する他の局
    の何れかにおいて、上記位置検出パラメータと上記基地
    局周辺の地図情報に基づいて、上記移動端末の位置を算
    出するステップとからなることを特徴とする移動端末の
    位置検出方法。
  9. 【請求項9】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、 前記位置検出信号の伝播所要時間から該位置検出信号の
    伝播距離を計算する第1ステップと、 各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを前記
    位置検出信号に対して最適化する第1のアダプティブア
    ルゴリズムで、該位置検出信号の到来角度と平均受信電
    力を検出する第2ステップと、 各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを上記
    第2ステップで検出された特定の到来角度方向からの信
    号受信に対して最適化する第2のアダプティブアルゴリ
    ズムで平均受信電力を測定する第3ステップと、 上記第2ステップで測定された平均受信電力と上記第3
    ステップで測定された平均受信電力とを比較して、上記
    到来角度を検証する第4ステップとからなることを特徴
    とする請求項8に記載の移動端末の位置検出方法。
  10. 【請求項10】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、前記第4ステップで前記到来角度が不適当と判定さ
    れた時、前記第2のアダプティブアルゴリズムに従っ
    て、最適化する到来角度を変えながら平均受信電力の測
    定を繰り返し、ピーク値となる平均受信電力と到来角度
    を検出して、該到来角度と前記電波伝播距離を新たな位
    置検出パラメータとする第5ステップを含むことを特徴
    とする請求項9に記載の移動端末の位置検出方法。
  11. 【請求項11】前記位置検出パラメータの検出ステップ
    が、各アンテナ素子からの受信信号に与えるウエイトを
    前記第1のアダプティブアルゴリズムで最適化した状態
    で、干渉波の到来角度を検出するステップを含み、 前記第5ステップで、上記干渉波の到来角度を除外し
    て、前記新たな位置検出パラメータを検出することを特
    徴とする請求項10に記載の移動端末の位置検出方法。
  12. 【請求項12】前記位置算出ステップが、 前記基地局周辺の地図情報に基づいて、上記基地局と移
    動端末との間の障害物の有無を判定するステップと、 上記基地局と移動端末との間に障害物がないと判定され
    た場合に、上記基地局の位置と、前記位置検出パラメー
    タが示す電波の到来方向と伝播距離とに基づいて、地図
    上での移動端末の位置を特定するステップとからなるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の移動端末の位置検出方
    法。
  13. 【請求項13】前記基地局と移動端末との間に障害物が
    あると判定された場合に、前記地図情報に従って、前記
    位置検出信号の反射点と伝播経路を特定し、地図上での
    移動端末の位置を特定するステップを含むことを特徴と
    する請求項12に記載の移動端末の位置検出方法。
  14. 【請求項14】複数のアンテナ素子と、上記アンテナ素
    子と対応した複数のウエイト調整器と、各ウエイト調整
    器に設定すべきウエイト値を制御するアダプティブプロ
    セッサと、を備えた移動体通信用の基地局において、 上記アダプティブプロセッサが、移動端末から送信され
    た位置検出信号の到来角度と、上記位置検出信号の平均
    受信電力または伝播距離とを検出し、位置検出パラメー
    タとして出力するための手段を備えたことを特徴とする
    基地局。
  15. 【請求項15】前記アダプティブプロセッサが、移動端
    末から送信された位置検出信号に対してウエイト値を最
    適化する第1のアダプティブアルゴリズムで検出した平
    均受信電力と、上記第1のアダプティブアルゴリズムで
    検出された特定の到来角度方向からの信号受信に対して
    ウエイト値を最適化する第2のアダプティブアルゴリズ
    ムで検出した平均受信電力とを比較し、前記位置検出パ
    ラメータを検証するための手段を備えることを特徴とす
    る請求項14に記載の基地局。
  16. 【請求項16】複数の基地局と、通信網を介して上記各
    基地局と接続された位置管理局とからなる移動体通信シ
    ステムにおいて、 上記基地局のうちの少なくとも1つが、移動端末からの
    位置検出信号の到来角度と、上記位置検出信号の平均受
    信電力または伝播距離とを検出し、位置検出パラメータ
    として上記位置管理局に送信するための手段を備え、 上記位置管理局が、基地局から受信した位置検出パラメ
    ータと該基地局周辺の地図情報に基づいて、移動端末の
    位置を検出するための手段を備えたことを特徴とする移
    動体通信システム。
  17. 【請求項17】前記位置検出手段が、前記位置検出パラ
    メータが示す平均受信電力と予め与えられた伝播距離特
    性を示す計算式とに基づいて前記基地局から移動端末迄
    の見通し距離を算出し、該基地局周辺の地図情報に基づ
    いて該基地局と移動端末との間の障害物の有無を判定
    し、障害物があると判定された場合に、上記地図情報に
    従って位置検出信号の反射点と伝播経路を特定し、予め
    モデル化された各反射点の反射係数を適用して伝播距離
    を算出し、地図上での移動端末の位置を特定することを
    特徴とする請求項16に記載の移動体通信システム。
  18. 【請求項18】前記位置検出手段が、前記位置検出パラ
    メータと前記基地局周辺の地図情報とに基づいて、該基
    地局と移動端末との間の障害物の有無を判定し、障害物
    があると判定された場合に、上記地図情報に従って位置
    検出信号の反射点と伝播経路を特定し、該伝播経路に沿
    った前記伝播距離の位置を移動端末の位置と推定するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の移動体通信システ
    ム。
JP2002061293A 2001-12-14 2002-03-07 移動端末の位置検出方法およびシステム Pending JP2003244748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061293A JP2003244748A (ja) 2001-12-14 2002-03-07 移動端末の位置検出方法およびシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001380962 2001-12-14
JP2001-380962 2001-12-14
JP2002061293A JP2003244748A (ja) 2001-12-14 2002-03-07 移動端末の位置検出方法およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003244748A true JP2003244748A (ja) 2003-08-29

Family

ID=27790843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061293A Pending JP2003244748A (ja) 2001-12-14 2002-03-07 移動端末の位置検出方法およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003244748A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007046447A1 (ja) * 2005-10-19 2007-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置及び通信端末装置の移動方向通知方法
JP2008076188A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Yokosuka Telecom Research Park:Kk 無線測位システム及び無線装置
JP2010085587A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nomura Research Institute Ltd 地図表示装置、地図表示方法及びコンピュータプログラム
JP2011124758A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Fujitsu Ltd 無線基地局及びセル識別子の特定方法
JP2019028790A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 住友電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
RU2693936C1 (ru) * 2018-02-20 2019-07-08 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "Военный учебно-научный центр Военно-воздушных сил "Военно-воздушная академия имени профессора Н.Е. Жуковского и Ю.А. Гагарина" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации Способ определения координат источника радиоизлучения
WO2019172009A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、位置推定方法、位置推定プログラム、および通信システム
JP2019158864A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、位置推定方法、位置推定プログラム、および通信システム
WO2023116645A1 (zh) * 2021-12-21 2023-06-29 北京罗克维尔斯科技有限公司 移动终端的定位方法、装置、设备和存储介质

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007046447A1 (ja) * 2005-10-19 2007-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置及び通信端末装置の移動方向通知方法
JP2008076188A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Yokosuka Telecom Research Park:Kk 無線測位システム及び無線装置
JP2010085587A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nomura Research Institute Ltd 地図表示装置、地図表示方法及びコンピュータプログラム
JP2011124758A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Fujitsu Ltd 無線基地局及びセル識別子の特定方法
JP7059535B2 (ja) 2017-07-31 2022-04-26 住友電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2019028790A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 住友電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
RU2693936C1 (ru) * 2018-02-20 2019-07-08 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "Военный учебно-научный центр Военно-воздушных сил "Военно-воздушная академия имени профессора Н.Е. Жуковского и Ю.А. Гагарина" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации Способ определения координат источника радиоизлучения
WO2019172009A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、位置推定方法、位置推定プログラム、および通信システム
CN111837049A (zh) * 2018-03-08 2020-10-27 松下知识产权经营株式会社 通信装置、位置估计方法、位置估计程序和通信系统
EP3764122A4 (en) * 2018-03-08 2021-05-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. COMMUNICATION DEVICE AND POSITION ESTIMATION PROCESS, POSITION ESTIMATION PROGRAM AND COMMUNICATION SYSTEM
JP2019158864A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、位置推定方法、位置推定プログラム、および通信システム
JP7241296B2 (ja) 2018-03-08 2023-03-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、位置推定方法、位置推定プログラム、および通信システム
WO2023116645A1 (zh) * 2021-12-21 2023-06-29 北京罗克维尔斯科技有限公司 移动终端的定位方法、装置、设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111983560B (zh) 一种双可重构智能表面辅助的毫米波单基站定位方法
JP3323206B2 (ja) 通信システムにおける位置発見方法および装置
US20030114169A1 (en) Method and system for detecting the position of mobile station
Sayed et al. Network-based wireless location: challenges faced in developing techniques for accurate wireless location information
US7773995B2 (en) Method and apparatus for utilizing RF signals to create a site specific representation of an environment
JP4130923B2 (ja) 角度測定に基づいてモバイルユニットの位置測定を行うための方法およびシステム
US8433337B2 (en) RSS-based DOA indoor location estimation system and method
Golden et al. Sensor measurements for Wi-Fi location with emphasis on time-of-arrival ranging
US8204512B2 (en) Wireless node location mechanism featuring definition of search region to optimize location computation
CA2558394C (en) Location of wireless nodes using signal strength weighting metric
CA2047253C (en) Method of locating a mobile station
US20020183071A1 (en) Method and apparatus for positioning a mobile station
EP2494829B1 (en) System for wireless locations estimation using radio transceivers with polarization diversity
US6026305A (en) Geographical location system and method for locating radiotelephone engaged in a call
TW201037344A (en) Wireless position determination using adjusted round trip time measurements
JP2001500970A (ja) 多重基地信号による位置測定
TW201305589A (zh) 無線區域網路定位方法及設備
WO2019096211A1 (zh) 基于可重构天线的定位方法及定位系统
KR101121907B1 (ko) 지향성 안테나를 이용한 실시간 위치추적 시스템 및 방법
JP2003244748A (ja) 移動端末の位置検出方法およびシステム
Kumar et al. Phase-based angle estimation approach in indoor localization system using Bluetooth low energy
KR100622218B1 (ko) 무선통신시스템에서 단일 셀을 이용한 단말기 위치 결정장치 및 그 방법
Abonyi Investigation of Received Signal Strength (RSS) as a Matrix for Localization in Wireless Sensor Networks (WSNS)
Folea et al. Indoor localization based on Wi-Fi parameters influence
JP2001083231A (ja) 位置情報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040225