JP2003244173A - 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法 - Google Patents

遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法

Info

Publication number
JP2003244173A
JP2003244173A JP2002039510A JP2002039510A JP2003244173A JP 2003244173 A JP2003244173 A JP 2003244173A JP 2002039510 A JP2002039510 A JP 2002039510A JP 2002039510 A JP2002039510 A JP 2002039510A JP 2003244173 A JP2003244173 A JP 2003244173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lan
remote control
control system
network
name information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002039510A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshida
毅 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002039510A priority Critical patent/JP2003244173A/ja
Publication of JP2003244173A publication Critical patent/JP2003244173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、応答性がよく、LAN内部の通信
量の低下を招くことがなく、安価で操作性が高く、実用
性の高い遠隔制御システムと遠隔制御方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明の遠隔制御システムと遠隔制御方
法は、LAN内のカメラ1a〜1dに対してカメラ名情
報とコマンド情報をTCP/IPでネットワーク4を介
して送信することができるブラウザ手段7aを搭載した
クライアントコンピュータ7と、カメラ指定データ−ロ
ーカルIPアドレス変換テーブル2cに基づいてカメラ
1a〜1dのローカルIPアドレスを特定するDNS機
能手段2aとを有したホストコンピュータと2を備え、
LANにはゲートウェイ3が設けられ、LAN内のカメ
ラ1a〜1d相互とカメラ1a〜1dとホストコンピュ
ータ2間の通信はDNS機能手段2bがUDPで行うこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートウェイを介
してインターネットやWANに接続されたLAN内部の
構成機器を制御する遠隔制御システム、とくにLAN内
相互の通信にはプロトコルとしてUDP(User Datagra
m Protocol)を用い、インターネット,WANを介して
の通信にはプロトコルとしてTCP/IP(Transmissi
on ControlProtocol/Internet Protocol)を用いた遠
隔制御システムと、その処理側制御システム及び遠隔制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲートウェイを介してインターネ
ットやWANに接続されたLAN内部の構成機器を制御
する場合、通信プロトコルとしてTCP/IPが用いら
れてきた。図10は従来のTCP/IPを使った遠隔制
御システムの構成図である。この従来の遠隔制御システ
ムは、LAN内部の構成機器としてカメラを遠隔制御す
るものである。
【0003】図10において、1は遠隔操作により映像
を撮影するための撮像部、1a,1b,1c,1dは撮
像部1のカメラ名A,B,C,Dのカメラ、2はこれら
カメラ1a,1b,1c,1dをそれぞれ個々に制御可
能なホストコンピュータ(以下、ホストPC)である。
3はプロトコルの交換を行うゲートウェイ、4は通信プ
ロトコルとしてTCP/IPが用いられるインターネッ
トやWAN等のネットワーク、5,6a,6bは公衆回
線を介したときのモデム、あるいはルータ等の中継機
器、7は中継機器6aを介してネットワーク4に接続さ
れるクライアントコンピュータ(以下、クライアントP
C)、7aはブラウザ手段である。
【0004】この従来の遠隔制御システムは、ゲートウ
ェイ3までのインターネットやWAN等のネットワーク
4と、LAN内部のゲートウェイ3とホストPC2の間
や、ホストPC2とカメラ1a〜1dの間で、すべて通
信プロトコルとしてTCP/IPを用いている。しか
し、このTCP/IPは詳細にまでわたって規定された
比較的重いプロトコルであって、これに基づいて動作す
るプログラムは複雑な処理をするため処理時間がかか
り、LAN内部のトラフィック低下を招くばかりでな
く、構成機器のコストもこれに応じて上がるものであっ
た。例えば、TCP/IPの上位プロトコルとしてSM
TPを用い、電子メールを利用して制御する場合等は処
理時間が非常にかかるものであった。このため電子メー
ルは伝送に時間がかかり、直ぐにレスポンスができな
い。
【0005】そこで、特開2001−331394号公
報でローカルプロトコルとプライベートアドレスを採用
した遠隔制御システムが提案された。すなわち、携帯端
末から遠隔制御したい家電機器への接続要求は、この家
電機器のプライベートアドレスを指定して公衆回線を経
由してゲートウェイ装置内の着信制御装置にて着信され
る。この着信制御装置によりPPPによるネットワーク
接続がなされ、家電機器に接続される。携帯端末による
接続はアドレス変換装置を通らず、あたかも屋内ネット
ワークに新しい装置が接続されたかの状態になる。携帯
端末のWWWブラウザ機能を用いてユーザが行った操作
内容のデータは、公衆回線、ゲートウェイ装置を通して
遠隔制御しようとする家電機器のWWWサーバー機能に
入力され、サーバー機能により操作内容のデータに基づ
いて家電機器の制御をするというものである。
【0006】着信装置としてゲートウェイ装置内にht
tpdで構成された監視部を設け、携帯端末が着信装置
に着信してppp接続されると、これを監視している監
視部はHTMLデータからなるウェブページを携帯端末
に送信する。このウェブページには家電機器に関するユ
ーザインタフェースが記述されており、携帯端末のユー
ザがブラウザによりウェブページからこれを遠隔操作す
ると、CGIによって機器専用のAVC拡張プログラム
を呼出し、IEEE1394で規定されたAVコントロ
ールコマンドを送って家電機器を制御する。
【0007】しかし、この従来の遠隔制御システムは、
IEEE1394が高速のため電子メールを使用したと
きのようなレスポンスの遅れはないが、別の側面でレス
ポンスの遅れが出てくるものであり、システム自体実用
性に欠けるものであった。すなわち、IEEE1394
とTCP/IPとはデータ構造の互換性が欠けており、
エラー制御、配送制御の論理も根本的に異なるため、仮
にIEEE1394とTCP/IPの変換を行うために
はプログラム上完全に個別の対応を迫られるものであっ
た。IEEE1394はRS232C−RS422の流
れを汲むシリアルインタフェースであるが、TCP/I
Pとは物理層も含め互換性はまったくない。そしてこの
ような個別の変換処理を行うためには、データ変換を行
うための特別のハードウェアまたはソフトウェアとそれ
による処理時間が必要であり、ハードウェアが実現でき
たとしても新たなレスポンスの遅れが発生するし、これ
を完全に自力で開発する必要があり、システムを構築す
るのは容易なことではない。また、実用化されたIEE
E1394対応のインターフェースも少ないため、今の
ところ実用性に乏しい。そして、遠隔制御するブラウザ
搭載の携帯端末等がなければネットワーク接続ができな
いし、家電機器を結ぶ家庭内のスター型のデータリンク
を利用するものであって、ppp接続の制御であり、バ
スに接続された機器同士が通信することはできないもの
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の遠隔制御システムは、ネットワークの通信プロトコ
ルとしてTCP/IPを用いるが、LAN内部でもTC
P/IPを使用するものである。しかし、このTCP/
IPは詳細にまでわたって規定された処理に手間のかか
る重いプロトコルであって、これに基づいて動作するプ
ログラムは処理時間がかかり、LAN内部のトラフィッ
ク低下を招くばかりでなく、構成機器のコストもこれに
応じて上がるものであった。そして例えば、SMTPで
電子メールを利用して制御するのは非常に長い処理時間
を要するものであった。従って、この従来の遠隔制御シ
ステムでは、直ぐにレスポンスを返せないものであっ
た。
【0009】また、特開2001−331394号公報
で提案された従来の遠隔制御システムは、ゲートウェイ
装置を介して直接ppp接続するが、IEEE1394
とTCP/IPとはデータ構造の互換性がまったく欠け
ているため、IEEE1394とTCP/IPの変換を
行うためにはプログラム上完全に個別の対応を迫られる
ものであった。このためにデータ変換を行うための処理
時間や特別のハードウェアが必要となり、このためレス
ポンスが遅れるとともに、IEEE1394は家電機器
を結ぶ家庭内のスター型のデータリンクを利用するもの
であって、ppp接続の制御であり、バスに接続された
機器同士が通信することはできないものであった。遠隔
制御するブラウザ搭載の携帯端末等がないとネットワー
ク接続ができない。
【0010】そこで本発明は、応答性がよく、LAN内
部の通信量の低下を招くことがなく、安価で操作性が高
く、実用性の高い遠隔制御システムを提供することを目
的とする。
【0011】また、本発明は、応答性がよく、LAN内
部の通信量の低下を招くことがなく、安価で操作性が高
く、実用性の高い遠隔制御システムの処理側制御システ
ムを提供することを目的とする。
【0012】そして、応答性がよく、LAN内部の通信
量の低下を招くことがなく、操作性が高く、実用性の高
い遠隔制御方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題を解決
するために本発明の遠隔制御システムは、LAN内の制
御対象機器に対して機器名情報とコマンド情報をTCP
/IPでネットワークを介して送信することができるブ
ラウザ手段を搭載したクライアントコンピュータと、機
器名情報−ローカルIPアドレス変換テーブルに基づい
て制御対象機器のローカルIPアドレスを特定するDN
S機能手段とを有したホストコンピュータとを備え、L
ANにはゲートウェイが設けられ、LAN内の各制御対
象機器相互と該各制御対象機器とホストコンピュータ間
の通信はDNS機能手段がUDPで行うことを特徴とす
る。
【0014】これにより、応答性がよく、LAN内部の
通信量の低下を招くことがなく、安価で操作性が高く、
実用性の高い遠隔制御システムを提供することができ
る。
【0015】また本発明の遠隔制御システムの処理側制
御システムは、LAN内においては、各制御対象機器相
互と該各制御対象機器とホストコンピュータ間の通信は
DNS機能手段がUDPで行うことを特徴とする。
【0016】これにより、応答性がよく、LAN内部の
通信量の低下を招くことがなく、安価で操作性が高く、
実用性の高い遠隔制御システムの処理側制御システムを
提供することができる。
【0017】本発明の遠隔制御方法は、LAN内の制御
対象機器に対してクライアントコンピュータから機器名
情報とコマンド情報をTCP/IPでネットワークを介
して送信し、LANのホストコンピュータでは、機器名
情報−ローカルIPアドレス変換テーブルに基づいて制
御対象機器のローカルIPアドレスを特定して、制御対
象機器をTCP/IPで遠隔制御するとともに、LAN
内の各制御対象機器相互と該各制御対象機器とホストコ
ンピュータ間の通信はUDPで行うことを特徴とする。
【0018】これにより、応答性がよく、LAN内部の
通信量の低下を招くことがなく、操作性が高く、実用性
の高い遠隔制御方法を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
ネットワークに接続されたLAN内の制御対象機器と、
制御対象機器に対して機器名情報とコマンド情報をTC
P/IPでネットワークを介して送信することができる
ブラウザ手段を搭載したクライアントコンピュータと、
LANに設けられ、ブラウザ手段を搭載するとともに、
該LAN内の機器名情報とローカルIPアドレスを変換
するための機器名情報−ローカルIPアドレス変換テー
ブルと、該機器名情報−ローカルIPアドレス変換テー
ブルに基づいて制御対象機器のローカルIPアドレスを
特定するDNS機能手段とを有したホストコンピュータ
とを備え、LANにはゲートウェイが設けられ、LAN
内の各制御対象機器相互と該各制御対象機器とホストコ
ンピュータ間の通信はDNS機能手段がUDPで行うこ
とを特徴とする遠隔制御システムであり、LAN内の相
互通信はUDPを使うためトラフィックを低減でき、遠
隔制御時の応答性がよく快適な操作を行うことができ
る。システム構成がシンプルで安価で、TCP/IPで
遠隔制御してローカルにはUDPで通信するから汎用
性、実用性の高いシステムとなる。ゲートウェイからL
AN内部のUDPの通信がネットワークに出て行くこと
がなく、セキュリティの高い遠隔制御システムとするこ
とができる。
【0020】本発明の請求項2記載の発明は、ネットワ
ークに接続され、ブラウザ手段からの要求で操作閲覧画
面を表示させるとともに、該操作閲覧画面からの入力で
制御対象機器の機器名情報とコマンド情報をTCP/I
Pパケットに構成してネットワークに送信し、該ネット
ワークからのブラウザ手段への応答を処理してブラウザ
手段に渡す要求処理手段が設けられたウェブサーバーを
備えた請求項1記載の遠隔制御システムであり、ブラウ
ザ手段を一般に普及しているブラウザプログラムで構成
することができ、ウェブサーバーから操作閲覧画面をダ
ウンロードして入力でき、例えばPerlやRuby等
の言語で記述されたCGIで要求処理手段を機能させて
制御対象機器を制御することができる。
【0021】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2に記載された遠隔制御システムにおいて、LA
N内の機器名情報とローカルIPアドレスを変換するた
めの機器名情報−ローカルIPアドレス変換テーブル
と、該機器名情報−ローカルIPアドレス変換テーブル
に基づいて制御対象機器のローカルIPアドレスを特定
するDNS機能手段に代えて、LAN内の機器名情報と
ポート番号を変換するための機器名情報−ポート番号変
換テーブルと、該機器名情報−ポート番号変換テーブル
に基づいて制御対象機器のポート番号を特定するDNS
機能手段を備えたことを特徴とする遠隔制御システムで
あり、機器名情報−ポート番号変換テーブルを用いてD
NS機能手段がポート番号で制御するためUDPをLA
N内で採用することができ、トラフィックを低減でき、
遠隔制御時の応答性がよく快適な操作をおこなうことが
でき、システム構成がシンプルで安価となる。
【0022】本発明の請求項4記載の発明は、ゲートウ
ェイにはTCP/IPとUDPとを変換するためのプロ
トコル変換テーブルが設けられ、ネットワークから送ら
れてきたTCP/IPパケットがゲートウェイによって
すべてUDPパケットに変換されることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の遠隔制御システムであ
り、LAN内ではすべてUDPを使うためトラフィック
を大幅に低減でき、遠隔制御時の応答性がよく快適な操
作を行うことができる。システム構成がシンプルで安価
で、TCP/IPで遠隔制御してローカルにはUDPで
通信するから汎用性、実用性の高いシステムとなる。ゲ
ートウェイからLAN内部のUDPの通信がネットワー
クに出て行くことがなく、セキュリティの高い制御シス
テムとすることができる。
【0023】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
に記載された遠隔制御システムにおいて、クライアント
コンピュータのブラウザ手段に代えて、LAN内の制御
対象機器に対して機器名情報とコマンド情報をTCP/
IPでネットワークに送信することができ、且つネット
ワーク上の他のウェブサーバーにはアクセスする機能は
もたない操作閲覧手段を搭載したことを特徴とする請求
項1記載の遠隔制御システムであり、操作閲覧手段を、
一般に普及しているブラウザプログラムでなく、専用の
操作閲覧プログラムで構成することができ、プログラム
がコンパクトのためクライアントコンピュータのリソー
スを消費することが少ないため遠隔制御時の応答性がよ
く、快適な操作を行うことができる。
【0024】本発明の請求項6記載の発明は、制御対象
機器がカメラであり、クライアントコンピュータのブラ
ウザ手段で画像を閲覧することを特徴とする請求項1〜
4のいずれかに記載の遠隔制御システムであり、カメラ
が画像を撮影してクライアントコンピュータに送るため
にUDPを使用するが、LAN内での通信であるため、
信頼性があり且つ高速でネットワークに送出することが
できる。ブラウザ手段として一般的なものが採用でき、
ウェブサーバーから操作閲覧画面をダウンロードして、
例えばPerlやRuby等の言語で記述されたCGI
により制御対象機器を制御することができる。
【0025】本発明の請求項7記載の発明は、制御対象
機器がカメラであり、クライアントコンピュータの操作
閲覧手段で画像を閲覧することを特徴とする請求項5記
載の遠隔制御システムであり、カメラは画像を撮影して
クライアントコンピュータに送るため、LAN内をUD
Pで通信することで十分信頼性のある画像を高速でネッ
トワークに送出することができる。専用の操作閲覧プロ
グラムで操作閲覧手段を構成することができ、プログラ
ムがコンパクトのためクライアントコンピュータのリソ
ースを消費することが少ないため遠隔制御時の応答性が
よく、快適な操作を行うことができる。
【0026】本発明の請求項8記載の発明は、ネットワ
ークにゲートウェイを介して接続されたLAN内の制御
対象機器と、LANに接続され、ブラウザ手段を搭載す
るとともに、該LAN内の機器名情報とローカルIPア
ドレスを変換するための機器名情報−ローカルIPアド
レス変換テーブルと、該機器名情報−ローカルIPアド
レス変換テーブルに基づいて制御対象機器のローカルD
NS機能手段が設けられたホストコンピュータを備え、
制御対象機器に対してネットワーク上をTCP/IPに
従ってクライアントコンピュータから機器名情報とコマ
ンド情報が送信される遠隔制御システムの処理側制御シ
ステムであって、LAN内においては、各制御対象機器
相互と該各制御対象機器とホストコンピュータ間の通信
はDNS機能手段がUDPIPアドレスを特定するプロ
トコルで行うことを特徴とする遠隔制御システムの処理
側制御システムであり、LAN内の相互通信はUDPを
使うためトラフィックを低減でき、遠隔制御時の応答性
がよく快適な操作を行うことができる。システム構成が
シンプルで安価で、TCP/IPで遠隔制御してローカ
ルにはUDPで通信するから汎用性、実用性の高いシス
テムとなる。ゲートウェイからLAN内部のUDPの通
信がネットワークに出て行くことがなく、セキュリティ
の高い遠隔制御システムの処理側制御システムとするこ
とができる。
【0027】本発明の請求項9記載の発明は、遠隔制御
システムが請求項2〜7のいずれかに記載の遠隔制御シ
ステムであることを特徴とする請求項8記載の遠隔制御
システムの処理側制御システムであり、上述の遠隔制御
システムの特徴を生かせた処理側制御システムにするこ
とができる。
【0028】本発明の請求項10記載の発明は、ネット
ワークに接続されたLAN内の制御対象機器に対してク
ライアントコンピュータから機器名情報とコマンド情報
をTCP/IPでネットワークを介して送信し、LAN
のホストコンピュータでは、DNS機能手段が機器名情
報−ローカルIPアドレス変換テーブルに基づいて制御
対象機器のローカルIPアドレスを特定して、制御対象
機器をTCP/IPで遠隔制御するとともに、LANに
はゲートウェイを設け、DNS機能手段がLAN内の各
制御対象機器相互と該各制御対象機器とホストコンピュ
ータ間の通信はUDPで行うことを特徴とする遠隔制御
方法であり、LAN内の相互通信はUDPを使うためト
ラフィックを低減でき、遠隔制御時の応答性がよく快適
な操作を行うことができる。システム構成がシンプルで
安価で、TCP/IPで遠隔制御してローカルにはUD
Pで通信するから汎用性、実用性が高い。ゲートウェイ
からLAN内部のUDPの通信がネットワークに出て行
くことがなく、セキュリティの高い遠隔制御システムを
実現できる。
【0029】本発明の請求項11記載の発明は、ネット
ワークに接続されたLAN内の制御対象機器に対してク
ライアントコンピュータから機器名情報とコマンド情報
をTCP/IPでネットワークを介して送信し、LAN
のホストコンピュータでは、DNS機能手段が機器名情
報−ポート番号変換テーブルに基づいて制御対象機器の
ポート番号を特定して、制御対象機器をTCP/IPで
遠隔制御するとともに、LANにはゲートウェイを設
け、DNS機能手段がLAN内の各制御対象機器相互と
該各制御対象機器とホストコンピュータ間の通信はUD
Pで行うことを特徴とする遠隔制御方法であり、機器名
情報−ポート番号変換テーブルを用いてポート番号で制
御するためLAN内でUDPを採用することができ、ト
ラフィックを低減でき、遠隔制御時の応答性がよく快適
な操作をおこなうことができ、システム構成がシンプル
で安価となる。
【0030】本発明の請求項12記載の発明は、ゲート
ウェイにTCP/IPとUDPとを変換するためのプロ
トコル変換テーブルを設け、ネットワークから送られて
きたTCP/IPパケットがゲートウェイによってすべ
てUDPパケットに変換されることを特徴とする請求項
10または11に記載の遠隔制御システムであり、LA
N内ではすべてUDPを使うためトラフィックを大幅に
低減でき、遠隔制御時の応答性がよく快適な操作を行う
ことができる。ゲートウェイからLAN内部のUDPの
通信がネットワークに出て行くことがなく、セキュリテ
ィの高い制御システムとすることができる。
【0031】本発明の請求項13記載の発明は、制御対
象機器がカメラであり、クライアントコンピュータで画
像を閲覧することを特徴とする請求項10〜12のいず
れかに記載の遠隔制御システムであり、カメラは画像を
撮影してクライアントコンピュータに送るため、LAN
内をUDPで通信することで十分信頼性のある画像を高
速でネットワークに送出することができる。
【0032】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おける遠隔制御システムと処理側制御システムについて
説明する。処理側制御システムは、クライアントコンピ
ュータ等との組み合わせで遠隔制御システムを構成する
ものである。図1は本発明の実施の形態1における遠隔
制御システムの構成図、図2は本発明の実施の形態1に
おける遠隔制御システムのシーケンスチャート、図3
(a)は本発明の実施の形態1における遠隔制御システ
ムのクライアントPCのブラウザ手段による操作閲覧画
面を示す図、図3(b)は(a)の操作閲覧画面からウ
ィンドウとして開いた操作画面を示す図、図4は本発明
の実施の形態1におけるウェブサーバーのCGIの処理
フローチャート、図5は本発明の実施の形態1における
ウェブサーバーのボタン−カメラ指定データ変換テーブ
ル図、図6は本発明の実施の形態1におけるホストPC
のカメラ指定データ−ローカルIPアドレス変換テーブ
ル図である。なお、本実施の形態1の遠隔制御システム
はLAN内部の複数のカメラからなる撮像部を遠隔制御
するものであるが、構成機器としてはカメラのほか、互
いに通信したり遠隔制御できる他の機器でよい。
【0033】図1において、1は遠隔操作により映像を
撮影するための撮像部、1a,1b,1c,1dは撮像
部1のカメラ名A,B,C,Dのカメラ、2はこれらカ
メラ1a〜1dをそれぞれ個々に制御可能なホストP
C、2aはホストPC2に搭載したブラウザ手段、2b
はホストPC2のブラウザ手段2aにプラグインされた
DNS(Domain Name System/Service)機能手段(例え
ばUNIX(登録商標)であればBIND)、2cはホ
ストPC2のメモリ部に設けられたカメラ指定データ−
ローカルIPアドレス変換テーブル、2dはDHCP
(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーと
しての機能を行うDHCP機能手段である。3は通信プ
ロトコルの交換を行うゲートウェイ、3aはゲートウェ
イ3に設けられたプロトコル変換テーブル、4は通信プ
ロトコルとしてTCP/IPが用いられるインターネッ
トやWAN等のネットワーク、5,6a,6bは公衆回
線を介したときのモデム、あるいはルータ等の中継機
器、7は中継機器6aを介してネットワーク4に接続さ
れるクライアントPC、7aはクライアントPC7に搭
載されたブラウザ手段、8はCGIによってクライアン
トPC7のブラウザ手段7aにカメラ1a〜1dの操作
閲覧画面を表示させるウェブサーバー、8aはウェブサ
ーバー8のCGI機能を担い、画像送信要求を処理した
り、操作閲覧画面を送信したり、画像処理を行ったりす
る、サーバー内のディレクトリ“cgi−bin”内に
設けられた要求処理手段、8bはウェブサーバー8のメ
モリ部に設けられたボタン−カメラ指定データ変換テー
ブル、8cはウェブページや操作閲覧画面等のデータを
格納した画面データ格納部、8eは画像格納部である。
【0034】本実施の形態1における遠隔制御システム
の特徴は、クライアントPC7からカメラ1a〜1dに
画像送信要求をするとき、操作性を向上させるためにカ
メラ名A,B,C,Dを指定するだけでブラウザ手段7
aからカメラ1a〜1dを制御できるようにしたことで
ある。クライアントPC7からブラウザ手段7aによっ
てウェブサーバー8に格納された操作閲覧画面を表示
し、ユーザはこの操作閲覧画面上でカメラ名A,B,
C,Dのいずれかを指定することにより、カメラ1a〜
1dを遠隔制御するものである。IPアドレスを直接入
力するのはユーザにとってかなり負担がかかることであ
るが、本実施の形態1においては、ウェブサーバー8の
要求処理手段8aに入力支援処理を行わせ、ホストPC
2のDNS機能手段2aにDNS処理を行わせている。
【0035】すなわち、ブラウザ手段7aによって表示
された操作閲覧画面上で、カメラ名A,B,C,Dと関
係付けられ、図3(a)に示すようにアクティブに埋め
込まれたボタン1〜4(後記する)の1つを指定する
と、図3(b)に示すような指定したカメラのカメラ操
作画面のウインドウが開く。図3(a)(b)におい
て、11はクライアントPC7のブラウザ手段7aが表
示する操作閲覧画面の中のカメラ指定ボタン、12はカ
メラ指定ボタン11の各ボタン1,2,3,4と対応し
たカメラ1a〜1dが撮影した画像を表示する画像、1
3はカメラのアングルやズームを制御するための操作ボ
タン、13aは画像送信要求ボタンである。
【0036】カメラ操作画面の操作ボタン13や画像送
信要求ボタン13aの中から画像送信要求ボタン13a
を選んでクリックすると、クライアントPC7のブラウ
ザ手段7aはウェブサーバー8のCGIに起動をかけて
画像送信要求を送信する。また操作ボタン13をクリッ
クすると、カメラ1aの姿勢等を制御するコマンドを送
信する。なお、ウェブサーバー8の要求処理手段8aが
この送信処理を行い、図5に示したボタン−カメラ指定
データ変換テーブル8bに従って、指定されたカメラの
カメラ指定データをイーサネット(登録商標)フレーム
のIフィールドに埋め込み、httpでホストPC2に
向けて送信する。
【0037】図5に示すようにボタン−カメラ指定デー
タ変換テーブル8bにおいては、ボタン1〜4がそれぞ
れカメラ名A,B,C,Dに対応し、さらにそれぞれカ
メラ指定データ「0x01」,「0x02」,「0x0
3」,「0x04」が関係付けられている。例えばカメ
ラ名Aに対応したボタン1を選択すると、カメラ指定デ
ータ「0x01」が選ばれ、イーサネットフレームのI
フィールドに埋め込まれて、httpでホストPC2に
向けて送信されることになる。
【0038】ゲートウェイ3ではTCP/IPのパケッ
トはそのままフォワーディングされ、ホストPC2に送
られる。このホストPC2のブラウザ手段2aにはDN
S機能手段2bがデーモンとしてプラグインされてお
り、このDNS機能手段2bが図6に示すカメラ指定デ
ータ−ローカルIPアドレス変換テーブル2cを参照し
て、パケットのIPヘッダにこのカメラのローカルIP
アドレスを書き込み、LAN内部に送信する。なお、T
CPヘッダにはポート番号を書きこむ必要があるが、実
施の形態1の場合にはウェルノウンポート番号「80」
が書き込まれる。これはhttpを使用して送信するこ
とを示す。
【0039】図6のカメラ指定データ−ローカルIPア
ドレス変換テーブル2cは、カメラ指定データ「0x0
1」,「0x02」,「0x03」,「0x04」が、
それぞれローカルIPアドレス「192.168.2.
101」「,192.168.2.102」,「19
2.168.2.103」,「192.168.2.1
04」と関係付けられている。このローカルIPアドレ
スは、RFC−1918によって定義されたプライベー
トアドレスのクラスCを割り振ったものである。655
36個の構成機器の指定まで可能である。
【0040】このパケットを受信したカメラ1a〜1d
は、コマンドの内容を解析し、画像送信要求と判断す
る。なお、希望する画像を得るためにカメラ1a〜1d
のアングルやズームを制御する場合は、カメラ操作画面
に表示された操作ボタン13からのGUI(グラフィカ
ルユーザインターフェース)入力により、ピッチ角を+
5°等のコマンド情報がイーサネットフレームのIフィ
ールドに埋め込まれて送信され、ホストPC2のDNS
機能手段2bによりカメラ指定データはローカルIPア
ドレスに変換され、画像送信要求と同様にカメラ1a〜
1dが受信し、これを解析する。
【0041】次にカメラ1a〜1dは画像の撮影を終了
すると、画像データをデータフィールドにセットして、
TCPヘッダとアプリケーションヘッダを付加し、TC
PパケットとしてホストPC2に送信する。ホストPC
2はIPヘッダとイーサネットヘッダを付加してインタ
ーネット等のネットワーク4にゲートウェイ3を介して
送出する。ネットワーク4からこのパケットを受信した
クライアントPC7は、ブラウザ手段7aによって画像
データを取り出し、さらにウェブサーバー8の要求処理
手段8aを起動して画像を図3の操作閲覧画面の所定の
位置に配置させる。要求処理手段8aは表示用のデータ
をクライアントPC7のブラウザ手段7aに渡し、画像
が操作閲覧画面の画像12として表示される。
【0042】ところで、本実施の形態1の遠隔制御シス
テムにおいては、LAN内でトラフィックを低減して制
御速度を上げ、高速通信を実現するために、LAN内部
の構成機器の相互の通信にはTCP/IPに代えてロー
カルにRFC768で定められたUDP(User Datagra
m Protocol)を使用している。しかし、これはLAN内
部だけのことであり、図2に示すように外部からの画像
送信要求や他のコマンド、外部への通信はすべてTCP
/IPで通信する。
【0043】このUDPはTCP/IPプロトコル群の
トランスポートレイヤの1つのプロトコルであるが、T
CPに代わって使用可能であり、UDPをローカルに含
んでTCP/IP通信が行えるものである。このUDP
は、TCPと比較して非常に単純なプロトコルであり、
ポート番号の通知とデータの誤り検出しか行わない単純
なものである。従ってTCPは、通信上のシーケンス番
号や応答確認番号による到着確認や、ウィンドウ制御、
フロー制御等を行うが、UDPはこれらの制御をまった
く行わない。また誤り検出についても、誤りが検出され
た場合やパケットが消失した場合に再送信することはな
い。もし訂正するのであれば上位のレイヤのプロトコル
で行うものである。なお、UDPヘッダに書き込むポー
ト番号は、LAN構成機器に対してプライベートのポー
ト番号を与えておき、このプライベートのポート番号で
宛先と送信元を特定する。これについては実施の形態2
で詳述する。
【0044】しかし、UDPは通信処理がこのように簡
単なため高速通信が可能であり、本実施の形態1のよう
にカメラ1a〜1dで撮った画像を送信する場合には、
パケットが例え数個消失しても若干の乱れが生じる程度
のことですむから、LAN内部のトラフィックを下げる
ことが可能になる。通常LAN内の限定された制御の場
合には、データ量も小さく、誤りが発生する確率はかな
り小さいから、UDPで十分な信頼性を得ることができ
る。また、UDPでは構成機器間、ここではカメラ1a
〜1dとホストPC2間で互いに通信、制御することが
可能である。この点従来のIEEE1394によればス
ター型のデータリンクを利用するため、ppp接続の制
御となり、バスに接続された構成機器同士で通信したり
制御することはできない。
【0045】このUDPを用いた内部通信について事例
を用いて説明する。図2に示すように実施の形態1にお
いてはローカルIPアドレスを使用するから、LAN内
部でローカルIPアドレスの割り当てを行わなければな
らない。このためホストPC2のブラウザ手段2aには
DNS機能手段2bのほかに、DHCPサーバーとして
の機能を行うDHCP機能手段2dが設けられている。
新しく設置したカメラ1a〜1dからホストPC2に対
してローカルIPアドレス割り当て要求がUDPで行わ
れると、ホストPC2はDHCP機能手段2dによりロ
ーカルIPアドレスの割り当てを行い、UDPによって
これを各構成機器に通知する。
【0046】このほかのUDPを用いた内部通信として
は、ゲートウェイ3に対する動作設定のための通信があ
る。すなわち、LAN内部からネットワーク4へのTC
P/IPでの送信、またはホストPC2からLAN内部
に向けて送信するTCP/IPの通知等、LAN内部で
発生するTCP/IPの通知は、設定条件に従ってゲー
トウェイ3にプロトコル変換を行わせる必要がある。こ
のため、ホストPC2はUDPによってゲートウェイ3
に対する動作設定の通知を行い、ゲートウェイ3がその
設定をプロトコル変換テーブル3aに格納したときに
は、UDPによってホストPC2に終了通知を送信して
いる。
【0047】このようにLAN内部間の通信にはUDP
を用いることにより、トラフィックが低減し、高速通信
が可能になる。また、プロトコルをUDPにすることに
より、ゲートウェイ3がパケットフィルタリング機能を
もつことになる。すなわち、LAN内部のUDPのパケ
ットがインターネットやWAN等のネットワーク4に出
て行くことはないし、ネットワーク4からゲートウェイ
3に対するアクセスに対してはTCP/IPで応答する
ために、他のプロトコルを使用する場合と比べてセキュ
リティホールがなく、外部からの不正な進入に対して強
く、システム構成もシンプルで安価なシステムとするこ
とができる。
【0048】次に、図2のシーケンスチャートに基づい
て、クライアントPC7からカメラ1aに画像を要求し
てブラウザ手段7aに表示させるシーケンスを説明す
る。Seq1において、クライアントPC7のブラウザ
手段7aを立ち上げ、ウェブサーバー8に操作閲覧画面
フォームを格納したディレクトリを指定して操作閲覧画
面を要求する。ウェブサーバー8は、要求処理手段8a
が起動され、図4の処理フローチャートに示すように、
CGIに対するメソッドがGETで(Step1)、動
作(関数)が「get」もしくは「put」のどちらで
あるかが判断され(Step2)、これが「get」の
場合に指定された操作閲覧画面データを読み出し(St
ep3)、次に各カメラ1a〜1dの前回撮影して記録
している画像データを画像格納部8eから読み出し(S
tep4)、Seq2に示すように操作閲覧画面フォー
ムにリンクさせてクライアントPC7のブラウザ手段7
aにデータを渡す(Step5)。クライアントPC7
ではブラウザ手段7aが、各カメラ1a〜1dの前回撮
影して記録してある画像を掲載した操作閲覧画面を表示
する。
【0049】Seq3において、ユーザがブラウザ手段
7aに表示された操作閲覧画面の入力を行う。ユーザは
カメラ指定ボタン11の中でカメラ1aと関係付けられ
たボタン1と画像送信要求を行うための画像送信要求ボ
タン13aを、マウス等でGUI入力する。ブラウザ手
段7aはhttpでTCPヘッダ、IPヘッダ、イーサ
ネットヘッダを付加してウェブサーバー8に画像送信要
求を行う。この画像送信要求はウェブサーバー8の要求
処理手段8aに起動をかけるものである。
【0050】Seq4でウェブサーバー8が画像送信要
求を受け取ると、要求処理手段8aが起動され、図4に
示すような処理を行う。図4において、CGIに対する
メソッドが判断され、GETか(Step1)、POS
Tかが判断される(Step6)。実施の形態1の画像
送信要求ではPOSTであるから、続いてボタン名をカ
メラ指定データに変換し(Step7)、該当するカメ
ラ名が存在するか否かが判断される(Step8)。該
当するカメラ名Aがあれば、ボタン−カメラ指定データ
変換テーブル8bにより、カメラカメラ名Aがカメラ指
定データ「0x01」に変換される。もし、Step8
において該当するカメラ名Aが存在しないときにはエラ
ー処理される(Step11)。
【0051】カメラ名Aが存在した場合には、変換後の
カメラ指定データ「00x1」をパケットデータのIフ
ィールドに埋め込み(Step9)、httpでTCP
ヘッダ、IPヘッダ、イーサネットヘッダ、イーサネッ
トフッタトレーラ等を付加してホストPC2に送信する
(Step10)。
【0052】ゲートウェイ3はこのパケットをフォワー
ディングし(Seq5)、これをホストPC2が受信す
る。ホストPC2のブラウザ手段7aにはDNS機能手
段がプラグインされており、このDNS機能手段が図6
に示すカメラ指定データ−ローカルIPアドレス変換テ
ーブル2cを参照して、パケットのIPヘッダにローカ
ルIPアドレスを書き込み、LAN内部に送信する(S
eq6)。なお、TCPヘッダにはポート番号を書き込
む必要があるが、実施の形態1の場合にはウェルノウン
ポート番号「80」が書き込まれる。これはhttpを
使用して送信することを示すものである。このパケット
を受信したカメラ1aは、コマンドの内容を解析し、画
像送信要求と判断する。
【0053】次にカメラ1aが画像を撮影すると、この
画像データにTCPヘッダとアプリケーションヘッダを
付加し、TCPパケットとしてホストPC2に送信する
(Seq7)。ホストPC2はIPヘッダとイーサネッ
トヘッダを付加してhttpでネットワーク4に送出し
(Seq8)、このパケットを受信したクライアントP
C7は、ブラウザ手段7aによってIフィールドからカ
メラ名と画像データを取り出し(Step12)、カメ
ラ名から画面表示座標を割り出し(Step13)、ブ
ラウザ手段7aにデータを渡し(Step14)、図3
(a)に示す操作閲覧画面の所定の位置に画像12とし
て表示するものである(Seq9)。
【0054】このように、実施の形態1の遠隔制御シス
テムは、カメラ名A,B,C,Dの指定をするだけで制
御するカメラを特定でき、操作性がきわめて高い。ま
た、LAN内部の相互の通信にはUDPを用いるから、
トラフィックが低減され、アクセス速度も快適となり、
ゲートウェイ3がパケットフィルタリング機能をもつこ
とになる。すなわち、LAN内部のUDPのパケットが
インターネットやWAN等のネットワーク4に出て行く
ことはないし、ネットワーク4からゲートウェイ3に対
するアクセスに対してはTCP/IPで応答するため
に、他のプロトコルを使用する場合と比べてセキュリテ
ィホールがなく、外部からの不正な進入に対して強く、
システム構成上シンプルで安価なシステムとすることが
できる。パケットがなくなっても若干の乱れが生じる程
度のことですむ。通常LAN内の限定された制御の場合
には、データ量も小さく、誤りが発生する確率はかなり
小さいから、十分な信頼性を得ることができる。また、
構成機器間で互いに制御することが可能である。
【0055】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける遠隔制御システムと処理側制御システムについて
説明する。図7は本発明の実施の形態2における遠隔制
御システムのシーケンスチャート、図8は本発明の実施
の形態2における遠隔制御システムのカメラ指定データ
−ポート番号変換テーブル図である。本実施の形態2の
遠隔制御システムは実施の形態1の遠隔制御システムと
基本的に同一構成であるから、図1,3〜5を参照し、
同一符号の説明は実施の形態1の説明に譲って省略す
る。なお、実施の形態2の遠隔制御システムもLAN構
成機器としてカメラを遠隔制御するものである。
【0056】実施の形態2の遠隔制御システムの構成を
示す図1において、1は撮像部、1a,1b,1c,1
dはカメラ、2はホストPC、2aはブラウザ手段、2
bはDNS機能手段、2cはカメラ指定データ−ローカ
ルIPアドレス変換テーブル、2dはDHCP機能手
段、3はゲートウェイ、3aはゲートウェイ3に設けら
れたプロトコル変換テーブル、4はネットワーク、5,
6は中継機器、7はクライアントPC、7aはブラウザ
手段、8はウェブサーバー、8aは要求処理手段、8b
はボタン−カメラ指定データ変換テーブル、8cは画面
データ格納部、8eは画像格納部である。
【0057】本実施の形態2は実施の形態1と異なり、
LAN内部ではトランスポートレイヤの通信プロトコル
として、TCPを使用せず、すべてUDPを採用してい
る点に大きな特徴がある。実施の形態2のゲートウェイ
3は、ホストPC2からの動作設定でTCP/IPとU
DPとが完全変換できるように設定されたプロトコル変
換テーブル3aをもっており、TCP/IPで送られて
きたイーサネットフレームからIPヘッダ、TCPヘッ
ダを除いてUDPヘッダを付加し、UDPパケットに変
換する。IPヘッダに書き込まれたグローバルIPアド
レス、TCPヘッダに書き込まれたhttpで主として
使用されるウェルノウンポート番号「80」は、LAN
内部ではUDPヘッダのプライベートなポート番号に変
換される。図8のカメラ指定データ−ポート番号変換テ
ーブルによれば、カメラ指定データ「0x01」,「0
x02」,「0x03」,「0x04」が、それぞれプ
ライベートなポート番号「1025」,「1026」,
「1027」,「1028」に関係付けられている。
【0058】このUDPパケットは、ポート番号で指定
されたカメラ、例えばポート番号「1025」のカメラ
1aに送られ、カメラ1aは画像を撮り、画像データに
UDPヘッダを付けてUDPパケットとし、ホストPC
2に送られる。ゲートウェイ3はこのUDPパケットを
受信し、プロトコル変換テーブル3aに基づいてプロト
コルをTCP/IPに変換する。TCPヘッダ、IPヘ
ッダ、イーサネットヘッダ、イーサネットトレーラ等を
付加してネットワーク4に送出する。なお、このときT
CPヘッダにはウェルノウンポート番号80が書き込ま
れ、IPヘッダにはクライアントPC7のグローバルI
Pアドレスが書き込まれる。クライアントPC7のブラ
ウザ手段7aがネットワーク4からこれを受信し、操作
閲覧画面の所定の位置にカメラの画像12を表示する。
【0059】次に、図7のシーケンスチャートに基づい
て、クライアントPC7からカメラ1aに画像を要求し
てブラウザ手段7aに表示させるシーケンスを説明す
る。Seq1からSeq4のStep11まで実施の形
態1と同一であるから、詳細な説明は省略する。
【0060】Seq5において、ゲートウェイ3は受け
取ったイーサネットフレームをネットワークレイヤでI
Pダイヤグラムへ変換し、トランスポートレイヤでTC
Pパケットへ変換する。さらに、ゲートウェイ3はプロ
トコル変換テーブル3aを参照して、カメラ1aに対す
るポート番号「1025」を抽出してUDPヘッダを生
成して画像送信要求のデータに付加し、UDPパケット
をLAN内部に送信する。ホストPC2はSeq6でフ
ォワーディングし、Seq7でカメラ1aがUDPパケ
ットを受信する。
【0061】Seq8において、カメラ1aはUDPパ
ケットからヘッダを除いてコマンドを解析し、画像を撮
ってUDPパケットのIフィードにセットしてLANに
送出する。Seq9でホストPC2はUDPパケットを
フォワーディングし、Seq10においてゲートウェイ
3はUDPをTCP/IPにプロトコル変換する。ゲー
トウェイ3はIPヘッダとイーサネットヘッダを付加し
てhttpでネットワーク4に送出し、Seq11でこ
のパケットを受信したクライアントPC7は、ブラウザ
手段7aによってIフィールドからカメラ名と画像デー
タを取り出し(Step12)、カメラ名から画面表示
座標を割り出し(Step13)、プラグインにデータ
を渡し(Step14)、操作閲覧画面の所定の位置に
画像を表示する。
【0062】このように、実施の形態2の遠隔制御シス
テムは、LAN内部ではトランスポートレイヤの通信プ
ロトコルとしてTCPを使用せず、すべてUDPを採用
しているから、トラフィックが低減され、またゲートウ
ェイ3がパケットフィルタリング機能をもつことにな
る。LAN内部のUDPのパケットがインターネットや
WAN等のネットワーク4に出て行くことはないし、シ
ステム構成上シンプルで安価なシステムとすることがで
き、十分な信頼性を得ることができる。LAN内の構成
機器間で互いに制御することが可能である。
【0063】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける遠隔制御システムと処理側制御システムについて
説明する。図9は本発明の実施の形態3における遠隔制
御システムの構成図である。本実施の形態3の遠隔制御
システムは実施の形態2の遠隔制御システムと基本的に
同一構成であるから、図2〜6を参照し、同一符号の説
明は実施の形態1の説明に譲って省略する。なお、実施
の形態3の遠隔制御システムもカメラを遠隔制御するも
のである。
【0064】実施の形態3の遠隔制御システムは、実施
の形態2のようにウェブサーバー8を設けてクライアン
トPC7のブラウザで操作閲覧画面をダウンロードする
のでなく、クライアントPC7のメモリに格納した専用
の操作閲覧プログラムにより、LAN内部の構成機器を
制御する点に特徴がある。従って、図9に記載されてい
るようにウェブサーバー8と要求処理手段8a、ボタン
−カメラ指定データ変換テーブル8b、画面データ格納
部8c、画像格納部8eが設けられていない。
【0065】実施の形態3においては、クライアントP
C7のCPUに操作閲覧プログラムがロードされ、機能
実現手段である専用の操作閲覧手段7bとして機能させ
る。図7において、7bはクライアントPC7の操作閲
覧手段、7cはクライアントPC7のメモリ部に格納さ
れたボタン−カメラ指定データ変換テーブル、7dはメ
モリ部の画面データ格納部、7eはメモリ部の画像格納
部である。
【0066】実施の形態3の遠隔制御システムは、専用
の操作閲覧プログラムでカメラ1a〜1dの制御を行う
ために、操作閲覧手段7bを立ち上げ、画面データ格納
部7dから操作閲覧画面を表示する。このとき画像格納
部7eから前回入手した画像12を読み出して操作閲画
面上に表示させる。実施の形態2の入力と同様の操作を
行うと、操作閲覧手段7bはボタン−カメラ指定データ
変換テーブル7cに従って、指定されたカメラのカメラ
指定データをイーサネットフレームのIフィールドに埋
め込み、httpでゲートウェイ3に向けて送信する。
【0067】ゲートウェイ3ではこのパケットをTCP
/IPからUDPにプロトコル変換し、このUDPパケ
ットをカメラ1a〜1dへ向けて送信する。パケットを
受信した指定されたカメラ1aは、コマンドの内容を解
析し、画像送信要求と判断する。
【0068】次にカメラ1aが画像を撮影し、この画像
データにUDPヘッダとアプリケーションヘッダを付加
し、UDPパケットとして送信する。ゲートウェイ3で
はこのパケットをUDPからTCP/IPにプロトコル
変換し、IPヘッダとイーサネットヘッダを付加してh
ttpでネットワーク4に送出し、このパケットを受信
したクライアントPC7は、操作閲覧手段7bによって
カメラ名と画像データを取り出し、操作閲覧手段7bが
カメラ名から画面表示座標を割り出し、操作閲覧画面の
所定の位置に画像12として表示するものである。
【0069】実施の形態3の遠隔制御システムは、専用
の操作閲覧プログラムでカメラ1a〜1dの制御を行う
ため、実施の形態2のように汎用のブラウザを使用しな
いから、クライアントPC7のリソースを多く消費する
ことがなく、機能を絞ったことで快適な操作とアクセス
速度を実現できる。システムをシンプルで安価なものに
することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明の遠隔制御システムによれば、L
AN内の相互通信はUDPを使うためトラフィックを低
減でき、遠隔制御時の応答性がよく快適な操作を行うこ
とができる。システム構成がシンプルで安価で、TCP
/IPで遠隔制御してローカルにはUDPで通信するか
ら汎用性、実用性の高いシステムとなる。ゲートウェイ
からLAN内部のUDPの通信がネットワークに出て行
くことがなく、セキュリティの高い遠隔制御システムと
することができる。
【0071】また、ブラウザ手段を一般に普及している
ブラウザプログラムで構成することができ、ウェブサー
バーから操作閲覧画面をダウンロードして入力でき、例
えばPerlやRuby等の言語で記述されたCGIで
要求処理手段を機能させて制御対象機器を制御すること
ができる。
【0072】機器名情報−ポート番号変換テーブルを用
いてDNS機能手段がポート番号で制御するためUDP
をLAN内で採用することができ、トラフィックを低減
でき、遠隔制御時の応答性がよく快適な操作をおこなう
ことができ、システム構成がシンプルで安価となる。
【0073】さらに、ゲートウェイにTCP/IPとU
DPとを変換するためのプロトコル変換テーブルが設け
られたため、LAN内ではすべてUDPを使うためトラ
フィックを大幅に低減でき、遠隔制御時の応答性がよく
快適な操作を行うことができる。システム構成がシンプ
ルで安価で、TCP/IPで遠隔制御してローカルには
UDPで通信するから汎用性、実用性の高いシステムと
なる。ゲートウェイからLAN内部のUDPの通信がネ
ットワークに出て行くことがなく、セキュリティの高い
制御システムとすることができる。
【0074】操作閲覧手段を、一般に普及しているブラ
ウザプログラムでなく、専用の操作閲覧プログラムで構
成することができ、プログラムがコンパクトであるため
クライアントコンピュータのリソースを消費することが
少なく、遠隔制御時の応答性がよく、快適な操作を行う
ことができる。
【0075】また、制御対象機器がカメラであるから、
画像を撮影してクライアントコンピュータに送るため、
LAN内をUDPで通信することで十分信頼性のある画
像を高速でネットワークに送出することができる。ブラ
ウザ手段として一般的なものが採用でき、ウェブサーバ
ーから操作閲覧画面をダウンロードしてCGIにより制
御対象機器を制御することができる。
【0076】本発明の遠隔制御システムの処理側制御シ
ステムは、システム構成がシンプルで安価で、TCP/
IPで遠隔制御してローカルにはUDPで通信するから
汎用性、実用性の高いシステムとなる。ゲートウェイか
らLAN内部のUDPの通信がネットワークに出て行く
ことがなく、セキュリティの高い遠隔制御システムの処
理側制御システムとすることができる。上述の遠隔制御
システムの特徴を生かせた処理側制御システムにするこ
とができる。
【0077】本発明の遠隔制御方法は、LAN内の相互
通信はUDPを使うためトラフィックを低減でき、遠隔
制御時の応答性がよく快適な操作を行うことができる。
システム構成がシンプルで安価で、TCP/IPで遠隔
制御してローカルにはUDPで通信するから汎用性、実
用性が高い。ゲートウェイからLAN内部のUDPの通
信がネットワークに出て行くことがなく、セキュリティ
の高い遠隔制御システムを実現できる。
【0078】また、機器名情報−ポート番号変換テーブ
ルを用いてポート番号で制御するためLAN内でUDP
を採用することができ、トラフィックを低減でき、遠隔
制御時の応答性がよく快適な操作をおこなうことがで
き、システム構成がシンプルで安価となる。
【0079】そして、LAN内ではすべてUDPを使う
ためトラフィックを大幅に低減でき、遠隔制御時の応答
性がよく快適な操作を行うことができる。ゲートウェイ
からLAN内部のUDPの通信がネットワークに出て行
くことがなく、セキュリティの高い制御システムとする
ことができる。
【0080】制御対象機器がカメラであるから、カメラ
は画像を撮影してクライアントコンピュータに送るた
め、LAN内をUDPで通信することで十分信頼性のあ
る画像を高速でネットワークに送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における遠隔制御システ
ムの構成図
【図2】本発明の実施の形態1における遠隔制御システ
ムのシーケンスチャート
【図3】(a)本発明の実施の形態1における遠隔制御
システムのクライアントPCのブラウザ手段による操作
閲覧画面を示す図 (b)(a)の操作閲覧画面からウィンドウとして開い
た操作画面を示す図
【図4】本発明の実施の形態1におけるウェブサーバー
のCGIの処理フローチャート
【図5】本発明の実施の形態1におけるウェブサーバー
のボタン−カメラ指定データ変換テーブル図
【図6】本発明の実施の形態1におけるホストPCのカ
メラ指定データ−ローカルIPアドレス変換テーブル図
【図7】本発明の実施の形態2における遠隔制御システ
ムのシーケンスチャート
【図8】本発明の実施の形態2における遠隔制御システ
ムのカメラ指定データ−ポート番号変換テーブル図
【図9】本発明の実施の形態3における遠隔制御システ
ムの構成図
【図10】従来のTCP/IPを使った遠隔制御システ
ムの構成図
【符号の説明】
1 撮像部 1a,1b,1c,1d カメラ 2 ホストコンピュータ(ホストPC) 2a ブラウザ手段 2b DNS機能手段 2c カメラ指定データ−ローカルIPアドレス変換テ
ーブル 2d DHCP機能手段 3 ゲートウェイ 3a プロトコル変換テーブル 4 ネットワーク 5,6 中継機器 7 クライアントコンピュータ(クライアントPC) 7b 操作閲覧手段 7c,8b ボタン−カメラ指定データ変換テーブル 7d,8c 画面データ格納部 7e,8e 画像格納部 8 ウェブサーバー 8a 要求処理手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続されたLAN内の制御
    対象機器と、 前記制御対象機器に対して機器名情報とコマンド情報を
    TCP/IPで前記ネットワークを介して送信すること
    ができるブラウザ手段を搭載したクライアントコンピュ
    ータと、 前記LANに設けられ、ブラウザ手段を搭載するととも
    に、該LAN内の機器名情報とローカルIPアドレスを
    変換するための機器名情報−ローカルIPアドレス変換
    テーブルと、該機器名情報−ローカルIPアドレス変換
    テーブルに基づいて前記制御対象機器のローカルIPア
    ドレスを特定するDNS機能手段とを有したホストコン
    ピュータとを備え、 前記LANにはゲートウェイが設けられ、前記LAN内
    の各制御対象機器相互と該各制御対象機器と前記ホスト
    コンピュータ間の通信は前記DNS機能手段がUDPで
    行うことを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】前記ネットワークに接続され、前記ブラウ
    ザ手段からの要求で操作閲覧画面を表示させるととも
    に、該操作閲覧画面からの入力で制御対象機器の機器名
    情報とコマンド情報をTCP/IPパケットに構成して
    前記ネットワークに送信し、該ネットワークからの前記
    ブラウザ手段への応答を処理して前記ブラウザ手段に渡
    す要求処理手段が設けられたウェブサーバーを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載された遠隔制御シ
    ステムにおいて、LAN内の機器名情報とローカルIP
    アドレスを変換するための機器名情報−ローカルIPア
    ドレス変換テーブルと、該機器名情報−ローカルIPア
    ドレス変換テーブルに基づいて前記制御対象機器のロー
    カルIPアドレスを特定するDNS機能手段に代えて、 LAN内の機器名情報とポート番号を変換するための機
    器名情報−ポート番号変換テーブルと、該機器名情報−
    ポート番号変換テーブルに基づいて前記制御対象機器の
    ポート番号を特定するDNS機能手段を備えたことを特
    徴とする遠隔制御システム。
  4. 【請求項4】前記ゲートウェイにはTCP/IPとUD
    Pとを変換するためのプロトコル変換テーブルが設けら
    れ、 前記ネットワークから送られてきたTCP/IPパケッ
    トが前記ゲートウェイによってすべてUDPパケットに
    変換されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の遠隔制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載された遠隔制御システムに
    おいて、クライアントコンピュータのブラウザ手段に代
    えて、LAN内の制御対象機器に対して機器名情報とコ
    マンド情報をTCP/IPで前記ネットワークに送信す
    ることができ、且つ前記ネットワーク上の他のウェブサ
    ーバーにはアクセスする機能はもたない操作閲覧手段を
    搭載したことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記制御対象機器がカメラであり、クライ
    アントコンピュータのブラウザ手段で画像を閲覧するこ
    とを特徴とする請求項5記載の遠隔制御システム。
  7. 【請求項7】前記制御対象機器がカメラであり、クライ
    アントコンピュータの操作閲覧手段で画像を閲覧するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遠隔制
    御システム。
  8. 【請求項8】ネットワークにゲートウェイを介して接続
    されたLAN内の制御対象機器と、 前記LANに接続され、ブラウザ手段を搭載するととも
    に、該LAN内の機器名情報とローカルIPアドレスを
    変換するための機器名情報−ローカルIPアドレス変換
    テーブルと、該機器名情報−ローカルIPアドレス変換
    テーブルに基づいて前記制御対象機器のローカルIPア
    ドレスを特定するDNS機能手段が設けられたホストコ
    ンピュータを備え、 前記制御対象機器に対して前記ネットワーク上をTCP
    /IPに従ってクライアントコンピュータから機器名情
    報とコマンド情報が送信される遠隔制御システムの処理
    側制御システムであって、 前記LAN内においては、各制御対象機器相互と該各制
    御対象機器と前記ホストコンピュータ間の通信は前記D
    NS機能手段がUDPで行うことを特徴とする遠隔制御
    システムの処理側制御システム。
  9. 【請求項9】遠隔制御システムが請求項2〜7のいずれ
    かに記載の遠隔制御システムであることを特徴とする請
    求項8記載の遠隔制御システムの処理側制御システム。
  10. 【請求項10】ネットワークに接続されたLAN内の制
    御対象機器に対してクライアントコンピュータから機器
    名情報とコマンド情報をTCP/IPで前記ネットワー
    クを介して送信し、前記LANのホストコンピュータで
    は、DNS機能手段が機器名情報−ローカルIPアドレ
    ス変換テーブルに基づいて前記制御対象機器のローカル
    IPアドレスを特定して、前記制御対象機器をTCP/
    IPで遠隔制御するとともに、 前記LANにはゲートウェイを設け、前記DNS機能手
    段が前記LAN内の各制御対象機器相互と該各制御対象
    機器と前記ホストコンピュータ間の通信はUDPで行う
    ことを特徴とする遠隔制御方法。
  11. 【請求項11】ネットワークに接続されたLAN内の制
    御対象機器に対してクライアントコンピュータから機器
    名情報とコマンド情報をTCP/IPで前記ネットワー
    クを介して送信し、前記LANのホストコンピュータで
    は、DNS機能手段が機器名情報−ポート番号変換テー
    ブルに基づいて前記制御対象機器のポート番号を特定特
    定して、前記制御対象機器をTCP/IPで遠隔制御す
    るとともに、 前記LANにはゲートウェイを設け、前記DNS機能手
    段が前記LAN内の各制御対象機器相互と該各制御対象
    機器と前記ホストコンピュータ間の通信はUDPで行う
    ことを特徴とする遠隔制御方法。
  12. 【請求項12】前記ゲートウェイにTCP/IPとUD
    Pとを変換するためのプロトコル変換テーブルを設け、 前記ネットワークから送られてきたTCP/IPパケッ
    トが前記ゲートウェイによってすべてUDPパケットに
    変換されることを特徴とする請求項10または11に記
    載の遠隔制御方法。
  13. 【請求項13】前記制御対象機器がカメラであり、クラ
    イアントコンピュータで画像を閲覧することを特徴とす
    る請求項10〜12のいずれかに記載の遠隔制御方法。
JP2002039510A 2002-02-18 2002-02-18 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法 Pending JP2003244173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002039510A JP2003244173A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002039510A JP2003244173A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003244173A true JP2003244173A (ja) 2003-08-29

Family

ID=27780513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002039510A Pending JP2003244173A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003244173A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104040A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mitsubishi Electric Corp インターネットゲートウェイ
KR101078362B1 (ko) * 2004-09-03 2011-10-31 엘지전자 주식회사 유디피 브로드캐스팅을 이용한 로컬망의 자동 아이피 셋팅방법 및 시스템
US8335840B2 (en) 2008-01-22 2012-12-18 Fujitsu Limited Address distribution system and method and program for the same
KR101304527B1 (ko) 2012-06-05 2013-09-05 주식회사 티비티 영상매트릭스장치를 이용한 고화질 영상 제어 및 저장시스템
CN103916637A (zh) * 2014-04-15 2014-07-09 浙江宇视科技有限公司 一种安全地共享监控前端设备的方法和装置
JP2018157483A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 接続制御装置およびネットワークシステム
WO2021119314A1 (en) * 2019-12-13 2021-06-17 Sony Group Corporation Managing multiple image devices

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101078362B1 (ko) * 2004-09-03 2011-10-31 엘지전자 주식회사 유디피 브로드캐스팅을 이용한 로컬망의 자동 아이피 셋팅방법 및 시스템
JP2007104040A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mitsubishi Electric Corp インターネットゲートウェイ
US8335840B2 (en) 2008-01-22 2012-12-18 Fujitsu Limited Address distribution system and method and program for the same
KR101304527B1 (ko) 2012-06-05 2013-09-05 주식회사 티비티 영상매트릭스장치를 이용한 고화질 영상 제어 및 저장시스템
CN103916637A (zh) * 2014-04-15 2014-07-09 浙江宇视科技有限公司 一种安全地共享监控前端设备的方法和装置
JP2018157483A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 接続制御装置およびネットワークシステム
WO2021119314A1 (en) * 2019-12-13 2021-06-17 Sony Group Corporation Managing multiple image devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6353848B1 (en) Method and system allowing a client computer to access a portable digital image capture unit over a network
US7406079B2 (en) Repeater and an inter-network repeating method
US9712568B2 (en) Server apparatus and method of operating a network
US7222357B2 (en) Method and system for hosting a web site on a digital camera
JP3688464B2 (ja) 端末装置、サーバ装置、通信装置および制御方法
JP2005051473A (ja) ネットワーク相互接続装置及びネットワーク相互接続方法、名前解決装置、並びにコンピュータ・プログラム
US20060155851A1 (en) Networked home surveillance architecture for a portable or remote monitoring device
US20050021603A1 (en) Server
JP2001520472A (ja) 低帯域幅リンクを経由するネットワークのための方法及びシステム
JP2001007861A (ja) ゲートウェイ装置
WO2007136101A1 (ja) 通信モジュール及びこの通信モジュールを備えたアプリケーションプログラム
JP2009165041A (ja) ネットワーク機器、アドレス変更通知方法及びアドレス変更通知プログラム
CN106453683A (zh) 一种摄像头集中接入管理的方法
JP2003244173A (ja) 遠隔制御システムとその処理側制御システム及び遠隔制御方法
JP3925237B2 (ja) 遠隔制御システムとその処理側分散制御システム及び遠隔制御方法
US20080180524A1 (en) Remote monitoring control method of network camera
JP2007336035A (ja) ネットワークカメラ及びネットワークカメラシステム
WO2009138721A2 (en) Network camera management
WO2023160210A1 (zh) 提高kvm显示数据实时性的方法、系统、设备和存储介质
JP2008053773A (ja) 端末装置または中継機器、及びプログラム
CA2515367A1 (en) Terminating a session in a network
JP4779328B2 (ja) 画像配信システム
JP2003249941A (ja) 遠隔制御システムの設定方法とその遠隔制御システム、及びその処理側分散制御システム
JP6317630B2 (ja) トンネル接続装置、トンネル終端装置、接続制御方法、及びプログラム
JP2004158923A (ja) Httpセッション・トンネリング・システム、その方法、及びそのプログラム