JP2003243988A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2003243988A
JP2003243988A JP2002044054A JP2002044054A JP2003243988A JP 2003243988 A JP2003243988 A JP 2003243988A JP 2002044054 A JP2002044054 A JP 2002044054A JP 2002044054 A JP2002044054 A JP 2002044054A JP 2003243988 A JP2003243988 A JP 2003243988A
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健司 望月
Koji Kotani
光司 小谷
Tadahiro Omi
忠弘 大見
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/94Vector quantisation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトル量子化を用いたデータの圧縮処理を
ハードウェアにより高速に実行できるようにする。 【解決手段】 複数のテンプレートパターンの中から入
力パターンに最も類似したテンプレートパターンを検索
する際に、入力パターンおよびテンプレートパターンの
特徴量を用いて、類似度を演算するテンプレートパター
ンを選択し、選択したテンプレートパターンと、入力パ
ターンとの類似度を演算する際に、ビットシリアルで当
該演算を実行するようにして、ベクトル量子化における
パターンマッチング処理にて、マッチングを行う必要の
あるテンプレート数を減少させるとともに、マッチング
を行う際の演算に要するサイクル数を減少させ、ベクト
ル量子化を用いたデータの圧縮処理を高速に実行するこ
とができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベクトル量子化に
よりデータを圧縮処理するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、情報処理やマルチメディアの
分野では、パターンマッチングと呼ばれる処理がよく用
いられており、その1つに画像データや音声データのデ
ータ圧縮処理に用いられるベクトル量子化がある。
【0003】ベクトル量子化は、例えば、画像データや
音声データのデータ圧縮処理に従来から用いられている
手法である。ベクトル量子化を用いた一般的な画像デー
タ圧縮では、2次元配列の画像データの中から所定の大
きさ(例えば、4×4画素)のブロック毎に対応する画
像データを取り出し、それぞれを4×4画素のブロック
であれば16次元の入力ベクトルとして扱う。また、画
像データを取り出すブロックと同じ大きさの画素パター
ン(テンプレートベクトル)を予め幾つか用意してお
く。
【0004】そして、入力ベクトルとテンプレートベク
トルとを比較し、複数のテンプレートベクトルの中から
入力ベクトルに最も類似したテンプレートベクトルを見
つけ出す。具体的には、入力ベクトルデータとテンプレ
ートベクトルデータとの距離演算をテンプレートベクト
ルデータ毎に実行し、その結果、距離が最小になるテン
プレートベクトルを最も類似度が高いものとする。この
ようにして、ベクトル量子化では、テンプレートベクト
ルを用いて入力ベクトルを量子化することにより画像デ
ータ圧縮を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のベクトル量子化において、画像データや
音声データ等をデータ圧縮処理するには非常に多くの演
算を行う必要があり、圧縮処理に多大な時間を要すると
いう問題があった。
【0006】この問題を解決する1つの方法として、ベ
クトルの特徴量を利用し、ベクトル量子化における演算
量を減少させる方法があった。この方法では、入力ベク
トルの特徴量と予め求めておいたテンプレートベクトル
の特徴量とをそれぞれ比較し、その比較結果を用いて検
索対象とする(距離演算の対象とする)テンプレートベ
クトルの数を減少させる。これにより、ベクトル量子化
における距離演算等の演算量を減少させ、ベクトル量子
化を高速化させることができた。
【0007】しかしながら、上述したベクトルの特徴量
を利用して演算量を減少させる方法にて、複数の特徴量
を使用する場合には、特徴量保存メモリや特徴量比較回
路が増加し、ベクトル量子化の処理を実現するためのハ
ードウェア規模が増加してしまうという問題があった。
また、逆に、特徴量の数を少なくすると、ベクトル量子
化における演算の減少量は小さくなり、高い演算省略効
果が得られなくなってしまうという問題があった。
【0008】また、ベクトル量子化による圧縮処理に多
大な時間を要するという問題を解決する他の方法とし
て、ベクトル量子化における距離演算を上位の桁から行
うことで距離演算に要するステップ数を減少させる方法
があった。この方法では、ベクトル量子化の処理をハー
ドウェア化する際、上位の桁からデータを入力し、上位
の桁からデータを出力させる演算回路を、入力ベクトル
データとテンプレートベクトルデータとの距離演算回路
として用意する。これにより、距離演算に基づく最小距
離の更新判定を上位の桁から順次行い、最小距離を更新
しないと判断した時点で、距離演算を停止させることが
できる。したがって、ベクトル量子化における距離演算
に要するステップ数を減少させ、ベクトル量子化を高速
化させることができた。
【0009】しかしながら、上述したベクトル量子化に
おける距離演算に要するステップ数を減少させる方法で
は、テンプレートベクトルデータの検索は全てのテンプ
レートベクトルデータに対して行うので、入力ベクトル
データとテンプレートベクトルデータとが明らかに異な
るパターンであっても、距離演算を実行(開始)してし
まい、無駄な演算を数多く実行してしまうという問題が
あった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、ベクトル量子化を用いたデータ
の圧縮処理をハードウェアにより高速に実行できるよう
にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、予め用意された複数のテンプレートパターンの中か
ら、入力パターンに最も類似した上記テンプレートパタ
ーンを示す情報を出力するデータ処理装置であって、類
似したテンプレートパターンを検索する際に、上記入力
パターンおよびテンプレートパターンの特徴量を用い
て、上記入力パターンとテンプレートパターンとの類似
度を演算するテンプレートパターンを選択する第1の検
索手段と、上記第1の検索手段により選択されたテンプ
レートパターンと、入力パターンとの類似度を演算する
際に、ビットシリアルで当該演算を実行する第2の検索
手段とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明のデータ処理装置の他の特徴とする
ところは、第2の検索手段は、ビットシリアルで入力さ
れたデータに対して演算単位時間で当該演算を実行し、
演算単位時間毎に演算結果に基づいて類似度が最大とな
るか否かを判定することを特徴とする。
【0013】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、第1の検索手段は、入力パターンおよび
テンプレートパターンの特徴量を用いて、類似度を演算
するテンプレートパターン数を削減し、第2の検索手段
は、上記入力パターンと上記第1の検索手段にて選択さ
れたテンプレートパターンとの類似度の演算をビットシ
リアルで実行し、当該演算に要するステップ数を削減す
ることを特徴とする。
【0014】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、入力パターンおよびテンプレートパター
ンは、少なくとも1つ以上の要素から構成される1つの
ベクトルデータであることを特徴とする。
【0015】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、入力パターンおよびテンプレートパター
ンは、少なくとも1つ以上の要素から構成され、第2の
検索手段は、上記入力パターンとテンプレートパターン
との類似度として差分絶対値距離を算出する類似度演算
手段を有し、第1の検索手段は、上記入力パターンの特
徴量とテンプレートパターンの特徴との差分絶対値が、
当該テンプレートパターンとは異なるテンプレートパタ
ーンと入力パターンとの差分絶対値距離の値以上の場合
には、当該異なるテンプレートパターンと入力パターン
との差分絶対値距離の演算を実行しないと判定する類似
度演算判定手段を有することを特徴とする。
【0016】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、類似度演算手段は、第1の検索手段にて
選択されたテンプレートパターンおよび入力パターンが
ともにデータの上位桁側から演算時間単位毎にビットシ
リアルで入力され、入力されたデータを演算時間単位内
で演算し、演算結果である差分絶対値距離を上位桁側か
らビットシリアルで出力することを特徴とする。
【0017】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、特徴量は、入力パターンおよびテンプレ
ートパターンを構成する個々の要素の総和、および個々
の要素のうち一部の要素をとり得る値の中間値を基準と
して反転操作した後の要素の総和の少なくとも一方であ
ることを特徴とする。
【0018】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、類似度演算手段は、半導体回路により構
成され、入力されるデータはバイナリ数系により上位桁
側から入力され、出力するデータは冗長な数系により上
位桁側から出力することを特徴とする。
【0019】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、類似度演算手段は、入力パターンおよび
テンプレートパターンの要素の差分絶対値を要素毎に算
出する差分絶対値演算手段と、差分絶対値演算手段によ
り算出された要素毎の差分絶対値を加算する加算手段と
を有し、差分絶対値演算手段は、パターンの要素数分だ
け備えられていることを特徴とする。
【0020】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、差分絶対値演算手段は、バイナリ数系に
より上位桁側からデータが入力され、入力されたデータ
の差分値をビットシリアルで演算し、冗長な数系により
上位桁側から出力することを特徴とする。
【0021】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、差分絶対値演算手段は、さらに、上位桁
側からビットシリアルで出力する差分値にて最初現れた
“0”以外の数値を状態として記憶し、当該記憶した状
態に応じて差分値を反転または非反転し差分絶対値を演
算する機能を有することを特徴とする。
【0022】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、加算演算部は、演算単位時間分だけ遅延
する遅延手段を有し、冗長な数系により上位桁側からデ
ータが入力され、演算結果を冗長な数系により上位桁側
から出力することを特徴とする。
【0023】本発明のデータ処理装置のその他の特徴と
するところは、第2の検索手段は、入力パターンとテン
プレートパターンとの最小差分絶対値距離を保持する保
持手段と、保持手段に保持されている最小差分絶対値距
離が上位桁側からビットシリアルで入力されるととも
に、上記テンプレートパターンとは異なるテンプレート
パターンと入力パターンとの差分絶対値距離を算出する
類似度演算手段により求められた差分絶対値距離が上位
桁側からビットシリアルで入力され、入力された差分絶
対値距離を比較演算する比較手段を有し、比較手段によ
る比較にて、上記テンプレートパターンとは異なるテン
プレートパターンと入力パターンとの差分絶対値距離
が、上記保持手段に保持されている最小差分絶対値距離
より大きいと確定した後、以降の下位桁の演算を中止す
ることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。以下に説明する本発明の実施形態に
よるデータ処理装置は、パターンマッチングの1つであ
るベクトル量子化を実現するデータ処理装置を一例とし
て示している。ここで、ベクトル量子化において類似度
を差分絶対値距離で考えると、入力ベクトルに最も類似
したテンプレートベクトルは、差分絶対値距離が最も小
さくなるテンプレートベクトルを探し出す操作に相当す
る。
【0025】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態によるデータ処理装置の一構成例を示すブロ
ック図である。図1において、第1の検索部110は、
パターンマッチング処理(ベクトル量子化)において検
索を行うテンプレート数を減少させるための処理を行う
ものであり、特徴量演算部101および類似度演算判定
部102により構成される。特徴量演算部101は、入
力ベクトルを用いて入力ベクトルの特徴量を算出する。
類似度演算判定部102は、特徴量記憶部104に記憶
されているテンプレートベクトルの特徴量と、特徴量演
算部101により算出された入力ベクトルの特徴量とに
基づいて、類似度演算(距離演算)を実行するか否かを
判定する。
【0026】類似度演算部103は、類似度演算判定部
102による判定結果に応じて、入力ベクトルとテンプ
レートベクトルとの類似度演算(距離演算)を実行す
る。特徴量記憶部104は、予め算出したテンプレート
ベクトルの特徴量を記憶するものであり、テンプレート
記憶部105は、複数のテンプレートベクトルを記憶す
るものである。
【0027】最大類似度検索部106は、類似度演算部
103により算出された類似度と、最大類似度記憶部1
07に記憶されている現在までの処理において最大であ
る類似度とを比較する。アドレス指示部108は、テン
プレート記憶部105内の全てのテンプレートベクトル
に対して処理が完了した後、最大類似度検索部106で
の比較結果に基づいて、類似度が最大であった(入力ベ
クトルに最も類似した)テンプレートベクトルのアドレ
スをインデックスとして出力する。
【0028】図2は、上記図1に示した第1の検索部に
よる処理を説明するための図である。なお、図2におい
ては、入力ベクトルおよびテンプレートベクトルの特徴
量として、各ベクトルの要素(所定の大きさ、例えば4
×4画素のブロックに含まれる各画素のデータ値)の総
和を用いた場合の処理について説明する。
【0029】ここで、ベクトルの次元をn次元とする
と、入力ベクトルの要素和とテンプレートベクトルの要
素和との差(後述する式(1)の)と、入力ベクトル
とテンプレートベクトルとの差分絶対値距離(後述する
式(1)の)とには、以下のような関係が成り立つ。
【0030】
【数1】
【0031】上記式(1)において、ilは入力ベクト
ルIのl番目の要素であり、tklはk番目のテンプレー
トベクトルTkのl番目の要素である。式(1)は、
「2つのベクトル間の差分絶対値距離は、それらのベク
トルの要素和の差の絶対値に等しいか、あるいは要素和
の差の絶対値より大きい」ということを示している。す
なわち、上記式(1)を用いる方法は、ブロックの全体
の濃さを特徴量として抽出し用いる方法である。
【0032】上記式(1)に示した関係を用いたベクト
ル量子化において、複数のテンプレートベクトルで構成
されるコードブックから入力ベクトルに最も類似するテ
ンプレートベクトルを探し出すコードブック検索手順を
以下に示す。
【0033】(手順1)予めテンプレートベクトルの要
素の総和を全て計算し、特徴量記憶部104に記憶して
おく。
【0034】(手順2)入力ベクトルIが与えられた
ら、特徴量演算部101にて入力ベクトルIの要素の総
和を計算する。そして、1番目のテンプレートベクトル
1と入力ベクトルIとの差分絶対値距離を類似度演算
部103にて計算し、最大類似度記憶部107に最小差
分絶対値距離として記憶する。
【0035】(手順3)2番目のテンプレートベクトル
2の要素の総和と、入力ベクトルIの要素の総和との
差を類似度演算判定部102にて計算する。さらに、類
似度演算判定部102は、算出した要素の総和の差と、
最大類似度記憶部107に記憶されている最小差分絶対
値距離とを比較する。
【0036】上記比較の結果、類似度演算判定部102
は、最小差分絶対値距離よりも要素の総和の差が小さい
か、あるいは最小差分絶対値距離と要素の総和の差とが
等しい場合には、類似度演算部103にて類似度演算を
実行すると判定する。上記判定に従い、類似度演算部1
03は、テンプレートベクトルT2と入力ベクトルIと
の差分絶対値距離を計算する。
【0037】最大類似度検索部106は、類似度演算部
103にて算出した差分絶対値距離と、最小差分絶対値
距離とを比較する。その結果、類似度演算部103にて
算出した差分絶対値距離が最小差分絶対値距離より小さ
い場合には、このテンプレートベクトルのインデックス
を保存し、類似度演算部103にて算出した差分絶対値
距離を最小差分絶対値距離として最大類似度記憶部10
7に記憶し更新する。
【0038】一方、類似度演算判定部102での比較の
結果、最小差分絶対値距離よりも要素の総和の差が大き
い場合には、このテンプレートベクトルと入力ベクトル
との差分絶対値距離は最小差分絶対値距離を更新する
(最小差分絶対値距離より小さくなる)ことはないた
め、類似度演算判定部102は、類似度演算部103に
て類似度演算を実行しないと判定し、差分絶対値距離演
算を行わずに次のテンプレートベクトルの検索を開始す
る。
【0039】(手順4)手順3をテンプレート記憶部1
05に記憶されている全てのテンプレートベクトルに対
して最後まで繰り返す。
【0040】以上のように処理を実行し、第1の検索部
110により検索対象となる(マッチングすべき)テン
プレートベクトルを特徴量に基づいて選択することで、
入力ベクトルとテンプレートベクトルとのマッチング回
数を減少させることができる。ここで要素の総和の差分
を求める計算は、全てのテンプレートベクトルについて
行うが、1次元のスカラ演算であるのに対し、差分絶対
値距離演算はn次元のベクトル演算であるため、n≧2
である場合には、単なるスカラ演算によりn次元のベク
トル演算を多く省略することができ、演算量を減らすこ
とができる。
【0041】例えば、図2に示すように入力ベクトルI
の要素の総和と、(k−1)番目のテンプレートベクト
ルTk-1の要素の総和との差が“53”であり、入力ベ
クトルIとテンプレートベクトルTk-1との差分絶対値
距離が“94”(図2においては、(k−1)番目まで
のテンプレートベクトルでの最小差分絶対値距離である
と仮定する。)であったとする。
【0042】このとき、入力ベクトルIの要素の総和
と、k番目のテンプレートベクトルT kの要素の総和と
の差が“18”であり、最小差分絶対値距離である入力
ベクトルIとテンプレートベクトルTk-1との差分絶対
値距離“94”より小さいので、入力ベクトルIとテン
プレートベクトルTkとの差分絶対値距離を計算する。
算出された差分絶対値距離が“21”であり、最小差分
絶対値距離より小さいので、最小差分絶対値距離を“2
1”に更新する。
【0043】そして、入力ベクトルIの要素の総和と、
(k+1)番目のテンプレートベクトルTk+1の要素の
総和との差が“42”であり、最小差分絶対値距離であ
る入力ベクトルIとテンプレートベクトルTkとの差分
絶対値距離“21”より大きいので、入力ベクトルIと
テンプレートベクトルTk+1との差分絶対値距離は計算
しない。このように、テンプレートベクトルTk+1につ
いては、単なる1次元のスカラ演算のみを実行し、n次
元のベクトル演算を実行せずに、次のテンプレートベク
トルに対する処理に移行する。
【0044】なお、上述した例では特徴量としてベクト
ルの要素の総和を用いていたが、特徴量はこれに限られ
るものではない。例えば、以下に説明するような入力ベ
クトルおよびテンプレートベクトルにおけるそれぞれの
反転後の要素の総和の差を特徴量として用いても良い。
入力ベクトルとテンプレートベクトルとの差分絶対値距
離と、それぞれの反転後の要素の総和の差とには、式
(2)のような不等式が成り立つ。
【0045】
【数2】
【0046】なお、上記式(2)は、各画素のデータ値
が“0”〜“255”の範囲内の値である場合を一例と
して示している。ここで、「反転」とは中間値を中心と
して白黒反転するということである。例えば、各画素の
データ値が“0”〜“255”の範囲内の値である場合
には、中心値が“127.5”であるため、反転すると
データ値“128”は“127”に、データ値“10
0”は“155”になる。以下に説明する例では、反転
画素(ピクセル)のデータ値を“255”から減算する
ことで反転を行う。
【0047】また、反転は全ての画素に対して行うので
はなく、部分的に画素を反転させる。式(2)では0〜
m番目の画素に対して非反転、(m+1)〜n番目の画
素に対して反転としているが、必ずしも連番である必要
はない。しかしながら、反転させる画素は、入力ベクト
ルおよびテンプレートベクトルともに同じ要素番号でな
ければならない。
【0048】上記式(2)を用いる方法は、ブロック内
における輝度の変化方向の特徴を抽出して用いる方法で
ある。図3に、式(2)に示した関係を利用するための
特徴量の抽出例を示す。上記式(2)に示した関係を利
用するための特徴量の抽出では、特定の反転パターンを
予め用意する。図3においては、反転パターンを「白」
と「黒」の2値で表現している。「白」の部分は非反
転、「黒」の部分は反転である。
【0049】まず、特徴量演算部101は、反転パター
ンを用いて入力ベクトルの反転に該当するピクセルを反
転し、反転後の要素の総和を求める。また、テンプレー
トベクトルについても同様の反転パターンを用いて反転
し、要素の総和を求め、特徴量記憶部104に記憶して
おく。
【0050】次に、上述したようにして求めた反転後の
入力ベクトルの要素の総和と反転後のテンプレートベク
トルの要素の総和との差を、類似度演算判定部102に
て求める。図3に示した例では、要素の総和の差分値は
“1552”となり、このとき入力ベクトルとテンプレ
ートベクトルとの差分絶対値距離は、上記式(2)より
必ず“1552”に等しいか、あるいはそれより大きい
値となる。この上記式(2)に示した不等式で表される
関係を利用して、現在までの処理にて得られた最小差分
絶対値距離より反転後のベクトルの要素の総和の差が大
きい場合には、そのテンプレートベクトルの検索(距離
演算)は不要として演算を省略することができる。
【0051】次に、上記図3に示した例では、1種類の
反転パターンのみを用いていたが、複数の反転パターン
を用いることも可能である。図4に、複数の(5種類
の)反転パターンを用いた場合の例を示す。なお、図4
においても、反転パターンを「白」と「黒」の2値で表
現し、「白」の部分は非反転、「黒」の部分は反転であ
る。
【0052】上記図3に示した例と同様に、それぞれの
反転パターンを用いて、入力ベクトルおよびテンプレー
トベクトルを反転させ、反転後の入力ベクトルの要素の
総和と反転後のテンプレートベクトルの要素の総和との
差をそれぞれの反転パターンに対して求める。ここで、
上記式(2)より入力ベクトルとテンプレートベクトル
との差分絶対値距離は、要素の総和の差分値以上となる
ので、それぞれの反転パターンにおける要素の総和の差
分値の中の最大値を求め、それを特徴量として採用す
る。
【0053】図4に示した例では、反転後の入力ベクト
ルの要素の総和と、反転後のテンプレートベクトルの要
素の総和との差の最大値は“1252”となる。このと
き、入力ベクトルとテンプレートベクトルとの差分絶対
値距離は、必ず“1252”に等しいか、あるいはそれ
より大きい値となる。このように、特徴量の抽出に用い
る反転パターン数を増やすことで、さらに演算量を減ら
すことができる。
【0054】図5は、12種類の静止画像について、5
種類の反転パターンを用いてベクトル量子化を行った
際、入力ベクトルとテンプレートベクトルとの差分絶対
値距離についての演算を実行した回数の割合を示す図で
ある。図5において、コードブック検索率は、テンプレ
ート記憶部105に記憶されているテンプレートベクト
ル数に対する差分絶対値距離の演算を実行したテンプレ
ートベクトル数を百分率で示したものである。なお、図
5に示した例において、コードブックのサイズ(テンプ
レート記憶部105に記憶されているテンプレートベク
トルの総数)は2048である。図5に示したように、
用意したテンプレートベクトルの総数の1〜7%の数だ
け入力ベクトルとテンプレートベクトルとの差分絶対値
距離の演算を実行すれば良いので、ベクトル量子化に要
する時間を格段に短縮することができ、ベクトル量子化
を用いたデータの圧縮処理を高速化することができる。
【0055】上述したような特徴量を用いる検索方法で
は、2つのベクトル(入力ベクトルとテンプレートベク
トル)の間に成り立つ数学的関係を使用しているため、
精度の低下を発生させずに演算を省略することができ
る。
【0056】次に、パターンの類似度演算を実行する際
の演算サイクル数を減少させるための第2段階目の処理
について説明する。ベクトル量子化においては、類似度
を差分絶対値距離で考える。類似度、すなわち差分絶対
値距離の演算は、上記図1に示した類似度演算部103
にて実行される。
【0057】図6は、差分絶対値距離を演算する回路ブ
ロック図の一例である。図6において、601は差分絶
対値演算部であり、ベクトルの各要素毎の差分絶対値距
離をそれぞれ算出する。602は加算演算部であり、差
分絶対値演算部601にて算出された各要素毎の差分絶
対値距離の和を算出し出力する。ここで、図6におい
て、ベクトル(入力ベクトルおよびテンプレートベクト
ル)の次元は16次元としているが、本発明はこれに限
らず、次元数を増やすことも可能である。
【0058】図7は、上記図6に示した差分絶対値演算
部601の回路ブロックの一例を示す図である。図7に
示す差分絶対値演算部601は、上位桁側からデータを
ビットシリアルで入力して演算単位時間内で演算し、演
算結果である差分絶対値を上位桁側から出力する。ま
た、差分絶対値演算部は、バイナリデータを入力し、2
進3値SD数系で結果を出力する。ここで、2進3値S
D数系は、各桁に“−1、0、1”を許す数系といった
符号集合を許す数系である。例えば、10進数の“2”
は、2進3値SD数系では“0 0 1 0”、“0 1
−1 0”、“1−1 −1 0”などと表すことができ
る(上位から23、22、21、20の重みの桁である)。
【0059】差分絶対値演算部は、差分演算を行うブロ
ックと絶対値演算を行うブロックとの2つのブロックに
より構成され、差分演算ブロック701では上位桁側か
ら1桁ごとの減算を行い、1桁ごとに減算結果を出力す
る。減算結果は一時保存レジスタ702にラッチされる
とともに、状態制御ブロック703に入力される。状態
制御ブロック703は、減算結果を上位の桁から調べ
て、最初に現れた“0”以外の数字が負ならば符号反転
ブロックに符号反転要求信号を送るようなステートマシ
ンである。
【0060】絶対値演算ブロック704は、状態制御ブ
ロック703の状態から、符号反転要求信号が出されて
いるときは、差分値が負であるので絶対値をとるために
反転を行う。一方、符号反転要求信号が出されていない
ときは、差分値が“0”または正であるのでデータをス
ルーで(そのまま)出力する。
【0061】この図7に示した差分絶対値演算部をベク
トルの次元数分だけ並列に用意することで、入力ベクト
ルおよびテンプレートベクトルを上位桁側から16要素
分ビットシリアルで入力し、演算単位時間内で演算さ
れ、演算結果である差分絶対値を上位桁側からビットシ
リアルで出力することができる。
【0062】次に、差分絶対値演算部601より上位桁
側から出力された差分絶対値を、加算演算部にて、全て
上位桁側から足し合わせることで差分絶対値距離を演算
することができる。上位桁側からの加算を行うために、
2進3値SD数系を用いる。この2進3値SD数系を用
いると、加算演算の桁上げ信号の伝播は最大2桁で収ま
るという特徴がある。これを利用し、下1桁および下2
桁を参照しながら演算を実行することで上位桁側からの
加算演算が実行できる。
【0063】図8は、上記図6に示した加算演算部の回
路ブロックの一例を示す図である。図8に示す加算演算
部は、上位桁側からデータの入力して演算単位時間内で
演算し、上位桁側からデータを出力する。ここで2進S
D数系による加算演算においては、桁上げ信号は2桁ま
で伝播するので、2桁まで下の情報を参照するために内
部に2つの遅延素子を用いた構造にする。図8におい
て、XN、YNは入力データであり、ZN+2は出力データ
である。
【0064】なお、図8に示した加算演算部は、入力す
るデータ数が2つの場合を示しているが、入力数を増や
すことも可能である。図9は、入力するデータ数を4つ
に拡張した加算演算部の回路ブロックの一例を示す図で
ある。各加算部は、図10に示す真理値表を満たすよう
に設計すれば良い。これを入力するデータ数を16に拡
張した加算演算部と絶対値演算部を用いることで、2つ
の16次元のベクトル間の差分絶対値距離を上位桁側か
ら演算することができる。なお、2進SD数系において
は、値の負表現等は1桁を数ビットで表現することで任
意に設計可能である。
【0065】次に、最大類似度検索部106について説
明する。上述した2進3値SD数系の数の大小は、上位
桁側から数値を調べて行き、ある桁以上で“2”以上の
差が出た時点で決定することができる。ある2つの数に
ついて、一方の数がm桁目以上で“2”だけ大きけれ
ば、その数のほうが他方の数より大きい。
【0066】上位桁側からシリアルで入力される多数の
数値の中から最小値を見つけ出すには、ある桁を受け取
った時点で、最小と思われる数値より大きいことが判明
した数値を“Larger”、最小より1だけ大きいと
いう数値を“Can‘t Decide”、最小である
と思われる数値を“Smaller”というように3つ
の状態を定義し、図11に示すような状態遷移図に基づ
くように回路を設計すれば良い。そして、データを最後
まで入力したときに、“Smaller”状態に残って
いる数値が最小値(Winner)である。
【0067】上述したような原理に基づく最小値検索演
算部を図12に示す。状態遷移図による状態を一時保持
する順序回路1201を“State Indicator”、「Small
er」状態にある数の現在見ている桁の最小値を求める回
路1202を“Minimum value observer”、「Winner」
の位置をエンコードする回路1203を“Winner obser
ver”とする。この回路構成によれば、各々の入力に対
して“State Indicator”を用意することで、入力の数
を自由に増やすことができる。
【0068】“State Indicator”は初期状態で「Small
er」にリセットされる。比較すべきデータを上位桁から
シリアルで入力し、1つが「Smaller」状態、残りの全
てが“Larger”状態になった時点で“Winner observe
r”ブロックは比較結果と判定終了フラグを出力する。
【0069】以上、説明した処理をまとめると、図13
および図14に示すフローチャートに従い本実施形態で
の処理が実現される。なお、図13および図14におい
て、Addrはテンプレートベクトルのアドレスであ
り、Nはテンプレートベクトルの総数、minAは検索
候補のテンプレートベクトルのアドレス、minDは最
小差分絶対値距離、Fiは入力ベクトルの特徴量、Ft
テンプレートベクトルの特徴量、Dは特徴量の差分絶対
値、Distは演算中の差分絶対値距離である。
【0070】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。ベクトル量子化の方法の1つとし
て、パターンマッチングを行う前の処理としてブロック
の平均値を除去するという方法がある。
【0071】以下に、ブロックの平均値を除去する方法
の一例について説明する。あるベクトルXを式(3)
(4)に示すように、その平均値mと、平均値mが除去
された残差Rとに分けて、残差Rを新たなベクトルとし
てパターンマッチングを行う。
【0072】
【数3】
【0073】しかし、ブロックの平均値情報を除去する
ことで、全ブロックの平均値が均一化されてしまい、平
均値情報のばらつきが小さくなってしまう。ここで、上
述した式(1)に示した関係を利用して演算量を減らす
方法は、ベクトルの平均値情報のばらつきが大きいこと
を利用した方法であるので、ベクトルの平均値情報のば
らつきが均一化されているときには有効に作用しない。
【0074】しかし、平均値が除去されてもブロックの
輝度の変化の情報は失われていないので、上述した式
(2)に示した関係を利用して演算を減らす方法は有効
である。図15は、平均値の情報を除去したブロックに
おいて、上述した第1の実施形態による演算省略方法を
用いて、12種類の静止画像について、5種類の反転パ
ターンを用いてベクトル量子化を行った際の差分絶対値
距離の演算を実行した割合を示すグラフである。なお、
図13においてはコードブックのサイズは3種類使用し
ている。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、画像データや音声データのデータ圧縮処理に用
いられるベクトル量子化におけるパターンマッチング処
理にて、入力パターンおよびテンプレートパターンの特
徴量を利用することで、マッチングを行う必要のあるテ
ンプレート数を減少させることができる。また、マッチ
ングを行う際の演算を上位桁側から行うことで、演算の
サイクル数を減少させることができる。このように2つ
の演算省略処理を組み合わせることで、高い演算省略率
を得ることができ、ベクトル量子化を用いたデータの圧
縮処理を高速に実行することができる。また、ベクトル
量子化において、ブロックの平均値の情報を除去する方
法を適用した場合には、複数の特徴量を用いることでマ
ッチングを行う必要のあるテンプレート数を減少させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるデータ処理装置の一構成
例を示すブロック図である。
【図2】第1の検索部による処理を説明するための図で
ある。
【図3】第1の検索部による特徴量の抽出処理の他の例
を示す図である。
【図4】複数の反転パターンを用いた場合の特徴量の抽
出処理の一例を示す図である。
【図5】5種類の反転パターンを用いた際の差分絶対値
距離の演算を実行した回数の割合を示す図である。
【図6】差分絶対値距離を演算する回路ブロックの一例
を示す図である。
【図7】差分絶対値演算部の回路ブロックの一例を示す
図である。
【図8】加算演算部の回路ブロックの一例を示す図であ
る。
【図9】入力するデータ数を4つに拡張した加算演算部
の回路ブロックの一例を示す図である。
【図10】加算演算部の各加算部の真理値表を示す図で
ある。
【図11】最小値を見つけ出すための状態遷移図を示す
図である。
【図12】最小値検索演算部の一構成例を示すブロック
図である。
【図13】第1の実施形態による処理を示すフローチャ
ートである。
【図14】第1の実施形態による処理を示すフローチャ
ートである。
【図15】5種類の反転パターンを用いた際の第2の実
施形態における差分絶対値距離の演算を実行した回数の
割合を示す図である。
【符号の説明】
101 特徴量演算部 102 類似度演算判定部 103 類似度演算部 104 特徴量記憶部 105 テンプレート記憶部 106 最大類似度検索部 107 最大類似度記憶部 108 アドレス指示部 110 第1の検索部
フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2−1−17− 301 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB17 CC02 CG06 CH08 DA17 DB02 DB09 DC34 DC36 5C059 MD07 UA02 5J064 AA03 BA13 BB03 BB04 BC01 BC08 BC09 BC14 BC21 5L096 AA06 DA05 EA23 GA08 GA10 GA19 HA09 JA03 JA09 JA26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め用意された複数のテンプレートパタ
    ーンの中から、入力パターンに最も類似した上記テンプ
    レートパターンを示す情報を出力するデータ処理装置で
    あって、 類似したテンプレートパターンを検索する際に、上記入
    力パターンおよびテンプレートパターンの特徴量を用い
    て、上記入力パターンとテンプレートパターンとの類似
    度を演算するテンプレートパターンを選択する第1の検
    索手段と、 上記第1の検索手段により選択されたテンプレートパタ
    ーンと、入力パターンとの類似度を演算する際に、ビッ
    トシリアルで当該演算を実行する第2の検索手段とを備
    えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の検索手段は、ビットシリアル
    で入力されたデータに対して演算単位時間で当該演算を
    実行し、演算単位時間毎に演算結果に基づいて類似度が
    最大となるか否かを判定することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の検索手段は、上記入力パター
    ンおよびテンプレートパターンの特徴量を用いて、上記
    類似度を演算するテンプレートパターン数を削減し、 上記第2の検索手段は、上記入力パターンと上記第1の
    検索手段にて選択されたテンプレートパターンとの類似
    度の演算をビットシリアルで実行し、当該演算に要する
    ステップ数を削減することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記入力パターンおよびテンプレートパ
    ターンは、少なくとも1つ以上の要素から構成される1
    つのベクトルデータであることを特徴とする請求項1に
    記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記入力パターンおよびテンプレートパ
    ターンは、少なくとも1つ以上の要素から構成され、 上記第2の検索手段は、上記入力パターンとテンプレー
    トパターンとの類似度として差分絶対値距離を算出する
    類似度演算手段を有し、 上記第1の検索手段は、上記入力パターンの特徴量とテ
    ンプレートパターンの特徴との差分絶対値が、当該テン
    プレートパターンとは異なるテンプレートパターンと入
    力パターンとの差分絶対値距離の値以上の場合には、当
    該異なるテンプレートパターンと入力パターンとの差分
    絶対値距離の演算を実行しないと判定する類似度演算判
    定手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記類似度演算手段は、上記第1の検索
    手段にて選択されたテンプレートパターンおよび入力パ
    ターンがともにデータの上位桁側から演算時間単位毎に
    ビットシリアルで入力され、上記入力されたデータを演
    算時間単位内で演算し、演算結果である差分絶対値距離
    を上位桁側からビットシリアルで出力することを特徴と
    する請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記特徴量は、上記入力パターンおよび
    テンプレートパターンを構成する個々の要素の総和、お
    よび上記個々の要素のうち一部の要素をとり得る値の中
    間値を基準として反転操作した後の要素の総和の少なく
    とも一方であることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】 上記類似度演算手段は、半導体回路によ
    り構成され、入力されるデータはバイナリ数系により上
    位桁側から入力され、出力するデータは冗長な数系によ
    り上位桁側から出力することを特徴とする請求項5に記
    載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記類似度演算手段は、入力パターンお
    よびテンプレートパターンの要素の差分絶対値を要素毎
    に算出する差分絶対値演算手段と、 上記差分絶対値演算手段により算出された要素毎の差分
    絶対値を加算する加算手段とを有し、 上記差分絶対値演算手段は、パターンの要素数分だけ備
    えられていることを特徴とする請求項5に記載のデータ
    処理装置。
  10. 【請求項10】 上記差分絶対値演算手段は、バイナリ
    数系により上位桁側からデータが入力され、入力された
    データの差分値をビットシリアルで演算し、冗長な数系
    により上位桁側から出力することを特徴とする請求項8
    に記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 上記差分絶対値演算手段は、さらに、
    上位桁側からビットシリアルで出力する差分値にて最初
    現れた“0”以外の数値を状態として記憶し、当該記憶
    した状態に応じて差分値を反転または非反転し差分絶対
    値を演算する機能を有することを特徴とする請求項10
    に記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 上記加算演算部は、演算単位時間分だ
    け遅延する遅延手段を有し、冗長な数系により上位桁側
    からデータが入力され、演算結果を冗長な数系により上
    位桁側から出力することを特徴とする請求項10に記載
    のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 上記第2の検索手段は、入力パターン
    とテンプレートパターンとの最小差分絶対値距離を保持
    する保持手段と、 上記保持手段に保持されている最小差分絶対値距離が上
    位桁側からビットシリアルで入力されるとともに、上記
    テンプレートパターンとは異なるテンプレートパターン
    と入力パターンとの差分絶対値距離を算出する類似度演
    算手段により求められた差分絶対値距離が上位桁側から
    ビットシリアルで入力され、入力された差分絶対値距離
    を比較演算する比較手段を有し、 上記比較手段による比較にて、上記テンプレートパター
    ンとは異なるテンプレートパターンと入力パターンとの
    差分絶対値距離が、上記保持手段に保持されている最小
    差分絶対値距離より大きいと確定した後、以降の下位桁
    の演算を中止することを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ処理装置。
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