JP2003242703A - 光ディスク接触部材、光ディスクの傷付き防止被膜および塗料組成物 - Google Patents

光ディスク接触部材、光ディスクの傷付き防止被膜および塗料組成物

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JP2003242703A
JP2003242703A JP2002352174A JP2002352174A JP2003242703A JP 2003242703 A JP2003242703 A JP 2003242703A JP 2002352174 A JP2002352174 A JP 2002352174A JP 2002352174 A JP2002352174 A JP 2002352174A JP 2003242703 A JP2003242703 A JP 2003242703A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置において、CDやDVD等の
光ディスクがトレイや対物レンズと接触した場合であっ
ても、光ディスクと接触する部位に形成された被膜によ
って光ディスクに傷が付くのを防止できる。 【解決手段】 光ディスク装置における光ディスクと接
触または接触する可能性のある部材であって、上記光デ
ィスクと接触または接触する可能性のある部位の表面
に、ウレタン樹脂をベースとし、少なくともポリウレタ
ン粒子およびフッ素樹脂粉末を含む被膜が形成されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの再生
または記録を行なう光ディスク装置において光ディスク
と接触またはその可能性のある部位に光ディスクへの傷
付きを防止できる被膜が形成された光ディスク接触部
材、光ディスクの傷付き防止被膜およびその被膜を形成
しうる塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは多くの種類が開発さ
れており、CDやDVD等の光ディスク自体を光ディス
ク装置に挿入するタイプと、MOやMDあるいはDVD
−RAM等のケースに収納された光ディスクを光ディス
ク装置に挿入するタイプの2種類が知られている。光デ
ィスク自体を光ディスク装置に挿入するタイプでは、デ
ィスク挿入口でCDやDVDの光ディスク記録面に摩擦
傷が付くという問題がある。また、CDやDVD等を再
生中または記録中に、光ディスク装置に不慮の衝撃が加
わった場合、対物レンズや光ディスク記録面に傷が付く
という場合がある。また、CDとDVDとを同一のレン
ズで集光する機能を有する光ディスク装置では、ワーキ
ングディスタンスの差に起因する対物レンズの光ディス
クへの衝突という問題があり、対物レンズや光ディスク
記録面に傷が付く場合がある。さらに、従来の半導体レ
ーザーに代わって、より多くの記録が可能なヘリウムネ
オンレーザーの開発が行なわれており、この場合、対物
レンズと光ディスクとの間隔が非常に狭くなる。このた
め、光ディスク自身の精度や光ディスクの運転時のたわ
み等で対物レンズと光ディスクとが衝突し、対物レンズ
や光ディスク記録面に傷が付く場合が考えられる。
【0003】上述した光ディスク装置における対物レン
ズや光ディスク記録面への傷付き問題に対して、例え
ば、ピックアップアクチュエータ可動部の光ディスクに
最も近い部分を光ディスクよりも軟質な材料で形成した
り(特許文献1)、対物レンズの周囲にシリコーンゴム
のプロテクタを装着したり(特許文献2)、対物レンズ
の周囲に羊製フェルト等の緩衝材を装着したり(特許文
献3)、対物レンズ自体にゴム等の弾性体を装着するこ
と(特許文献4)等の工夫がなされている。
【0004】
【特許文献1】特開平2−54433号公報(特許請求
の範囲)
【特許文献2】特開平11−312322号公報(段落
[0008])
【特許文献3】特許2593998号公報(段落[00
31])
【特許文献4】特開2000−242958号公報(段
落[0013])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DVD
やヘリウムネオンレーザーを用いた光ディスク装置で
は、光ディスク記録面の傷や対物レンズの傷が、これま
で以上に光ディスクの読取性能に影響する。例えば光デ
ィスク装置のトレイやディスク挿入口を光ディスクより
も軟質な材料であるポリアセタール樹脂で形成しても、
光ディスク記録面へ読取性能に影響が生じる擦り傷を完
全に防止することは困難である。また、ポリアセタール
樹脂やゴムまたはフェルト等の緩衝材の対物レンズ周囲
への装着は、緩衝材のクリープ変形や弾性変形が大き
く、対物レンズと光ディスクとの完全な衝突を防止する
ことは困難である。
【0006】本発明はこのような問題に対処するために
なされたものであり、光ディスク装置において、CDや
DVD等の光ディスクがトレイや対物レンズと接触した
場合であっても、光ディスクと接触する部位に形成され
た被膜によって光ディスクに傷が付くのを防止できる光
ディスク接触部材およびその被膜、その被膜を形成しう
る塗料組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
接触部材は、光ディスク装置における光ディスクと接触
または接触する可能性のある部材であって、上記光ディ
スクと接触または接触する可能性のある部位の表面に、
ウレタン樹脂をベースとし、少なくともポリウレタン粒
子およびフッ素樹脂粉末を含む被膜が形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明に係る光ディスクの傷付き防止被膜
は、光ディスク装置における光ディスクと接触する部位
または接触する可能性のある部位に形成して光ディスク
への傷付きを防止する被膜であって、該被膜は、ウレタ
ン樹脂をベースとし、少なくともポリウレタン粒子およ
びフッ素樹脂粉末を配合してなることを特徴とする。
【0009】本発明に係る光ディスクの傷付き防止塗料
組成物は、光ディスク装置における光ディスクと接触す
る部位または接触する可能性のある部位に被膜を形成し
て光ディスクへの傷付きを防止する塗料組成物であっ
て、該塗料組成物は、被膜形成成分であるウレタン樹脂
に少なくともポリウレタン粒子およびフッ素樹脂粉末を
配合してなることを特徴とする。
【0010】また、光ディスクと接触する部位または接
触する可能性のある部位が光ディスクのデータ読み取り
面に直接接触する、または接触する可能性のある部位で
あり、特にディスクトレイ、ディスク挿入口、対物レン
ズおよび対物レンズ保持部材から選ばれた少なくとも一
つであることを特徴とする。
【0011】光ディスク記録面への擦り傷などを防止す
るためには、光ディスクに接触する部位を潤滑性に優れ
た塗膜で被覆し、滑りによって光ディスクへの攻撃を緩
衝する方法が考えられる。例えば、塗膜内にフッ素樹脂
を練り込んだり分散させたりして塗膜を形成する方法が
考えられる。しかし、実験の結果、高速回転する光ディ
スクの傷付きを防止し得なかった。本発明は、ウレタン
樹脂をベースとして、少なくともポリウレタン粒子およ
びフッ素樹脂粉末を配合した被膜を光ディスクに接触す
る部位に形成することによって、被膜自身の優れた摺動
性とともに被膜の弾性変形で、光ディスクへの衝突ある
いは擦れを緩和し光ディスクに傷の生じることのない光
ディスク接触部材となることを見出した。本発明はこの
ような知見に基づくものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る被膜のベース樹脂と
して、または塗料のバインダーとして用いられる被膜形
成成分としてのポリウレタン樹脂は、水酸基を有し、イ
ソシアネートと反応する成分で、ポリエステルポリオー
ル樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂、アクリルポリオ
ール樹脂、水酸基含有フルオロオレフィンとアルキルビ
ニルエーテルの共重合体(FEVE)、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール(PTMG)等のポリオール成
分あるいはジオール成分や熱可塑性ウレタン樹脂のいず
れか1種類以上と、トリレンジイソシアネート(TD
I)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリ
ジンイソシアネート(TODI)、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート(TMDI)、キシリレンジイソシア
ネート(XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート(H−MDI)等のポリイソシアネート成分のい
ずれか1種以上もしくは、イソシアネート基を含む化合
物とトリメチロールプロパンなどのポリオールとの付加
物、イソシアネート基を含む化合物の重合体でビュレッ
トタイプ重合体、フエノール類、ラクタム類、アルコー
ル類、オキシム類などのブロック剤でイソシアネート基
をブロックしたブロックイソシアネートタイプ等から1
種以上を組合せ、架橋させるウレタン樹脂や、湿気硬化
型ウレタン樹脂、油変性ウレタン樹脂、ラッカー型ウレ
タン樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、紫外線硬化型ウレタ
ン樹脂等のポリウレタン系樹脂等が挙げられる。
【0013】ポリエステルポリオール樹脂の例として
は、武田薬品工業社製商品名タケラックU−25、同U
−27、同U−53、同U−502;日本ポリウレタン
工業社製商品名NIPPOLLAN1100、同19
2、同3023、同131、同4009、同4070、
同5019;住化バイエルウレタン社製商品名Desm
ophen670、同1652、同C200等が挙げら
れる。
【0014】ポリエーテルポリオール樹脂の例として
は、武田薬品工業社製商品名タケラックE−550、同
E−551、同E−551T、住化バイエルウレタン社
製商品名Desmophen250U、同1900U、
同1920U等が挙げられる。
【0015】アクリルポリオール樹脂の例としては、武
田薬品工業社製商品名タケラックUA−902、同UA
−905、同UA−906;住化バイエルウレタン社製
商品名DesmophenA365BA、同A665B
A;大日本インキ化学工業社製商品名ACRYDIC
FU−409等が挙げられる。
【0016】水酸基含有フルオロオレフィンとアルキル
ビニルエーテルの共重合体(FEVE)の例としては、
旭硝子社製商品名LUMIFLON LF−600、同
LF−601、同FE−3000等が挙げられる。
【0017】ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(PTMG)の例としては、保土谷化学工業社製商品名
PTG−1000、同PTG−2000、三菱化学社製
商品名PTMG−1000、同PTMG−2000等が
挙げられる。
【0018】熱可塑性ウレタン樹脂の例としては、日本
ポリウレタン工業社製商品名NIPPOLLAN502
5、同5033、同5037、同5109、同511
0、同5115、同5120、同5137、同519
6、同5230等が挙げられる。
【0019】ポリイソシアネート類の例としては、武田
薬品工業社製商品名タケネートD−102、同D−10
3、同D−103H、同D−103M2、同D−10
4、同D−202、同D−204、同D−212、同D
−215、同D−217、同D−110N、同D−12
0N、同D−140N、同D−160N、同D−170
N、同D−181N;日本ポリウレタン工業社製商品名
CORONATE L、同HK、同HL、同HX;旭化
成工業社製商品名DURANATE24A−100、同
TPA−100、同21S−75E、同MFA−90
X、同E405−80T、同TSE−100、同TSA
−100;住化バイエルウレタン社製商品名Sumid
ur N−75、同N−3200、同N−3300、同
E−4280、同VPLS2010等が挙げられる。
【0020】ブロックイソシアネート類の例としては、
武田薬品工業社製商品名タケネートB−800、同B−
830、同B−832、同B−815N、同B−842
N、同B−846N、同B−870N;日本ポリウレタ
ン工業社製商品名CORONATE2503、同251
2、同2507、同2513、同2515、同252
7;旭化成工業社製商品名DURANATE E405
−B80T、同MF−B60X;住化バイエルウレタン
社製商品名Desmodur BL3175、同BL1
265MPA;大日本インキ化学工業社製商品名BUR
NOCK DN−980、同DN−955等が挙げられ
る。
【0021】湿気硬化型ウレタン樹脂の例としては、日
本ポリウレタン工業社製商品名CORONATE223
4、同2298が、ラッカー型ウレタン樹脂の例として
は、住化バイエルウレタン社製商品名Desmolac
2100、同4125T等がそれぞれ挙げられる。
【0022】これらのウレタン樹脂の中で、柔軟性、耐
摩耗性、密着性に優れた被膜を形成しうるポリウレタン
樹脂であるポリオール(多価水酸基)とポリイソシアネ
ート(多価イソシアネート基)を架橋させたポリウレタ
ン樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂が好ましい。前者におけ
るウレタン結合は、水酸基とイソシアネート基との付加
反応によって得られる。先に例示したポリオールの中で
も、特に柔軟性、耐摩耗性、密着性に優れたポリエステ
ルポリオール、あるいは柔軟性、耐水性に優れたポリエ
ーテルポリオールが好ましいが、ポリオールの中でも比
較的に硬いとされるアクリルポリオール、水酸基含有フ
ルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体
(FEVE)等もポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル(PTMG)の様な柔軟性を付与可能なポリオールや
ジオールをブレンドすることや、架橋剤であるポリイソ
シアネートに柔軟性の高い材料を使用することで被膜の
柔軟性を確保し、使用することができ、好ましい。ま
た、後者は、ウレタン樹脂の中でも突出して分子量が高
く、柔軟性、耐摩耗性に優れ、好ましい。一方、ポリイ
ソシアネートは選択するにあたり、反応性、柔軟性を考
慮する。なお、本発明の塗料組成物として1液型、2液
型のいずれも形態をとっても何ら構わない。
【0023】水酸基を含む化合物とイソシアネート基を
含む化合物の混合比率は、当量比で(水酸基/イソシア
ネート基)が 0.5〜2.0 の範囲が好ましく、0.7〜1.5
がより好ましい。当量比が 0.5 未満の場合は被膜が硬
く脆くなり、2.0 をこえた場合には、未反応の官能基が
残るため、耐水性が悪くなるなど、被膜の物性が低下す
る。
【0024】これら被膜のベース樹脂、または塗料のバ
インダーである被膜形成成分としてのウレタン樹脂は、
被膜が柔軟性に優れた弾性を有するポリウレタン樹脂で
あることが好ましい。弾性はJIS K 7127に準
拠する引張試験による破断伸び率で測定でき、樹脂単体
の被膜で引張破断時伸びが 50〜1000 %、好ましくは10
0〜1000 %である。 50 %未満の場合、ポリウレタン樹
脂としての弾性が少なくなるため傷付き防止効果が低下
し、 1000 %をこえると被膜強度が低下する。
【0025】本発明で使用できるポリウレタン粒子はポ
リウレタン樹脂の弾性粉末である。その形状は球状のも
のに限らず、粉砕により製造される異形粉末であっても
よい。ポリウレタン粒子を被膜内に配合することによ
り、弾性粒子が被膜表面に部分的に突出する。そのた
め、弾性粒子自体の弾性効果と突出による小接触面積化
効果とにより、光ディスク接触部材が光ディスクへ接触
した場合であっても、その光ディスクへの攻撃を抑制で
きる。
【0026】ポリウレタン粒子の平均粒径は 150μm 以
下が好ましく、5〜50μm が特に好ましい。粒径が大き
すぎると被膜から粒子が脱落し易くなり、傷付き防止効
果の持続性が低下する場合がある。
【0027】また、ポリウレタン粒子の配合割合は、被
膜あるいは塗料の樹脂成分 100 重量部に対し、20〜150
重量部であるのが好ましい。20 重量部未満であれば相
手に対する傷防止効果が得られないことがあり、150 重
量部をこえると基材との密着性が低下したり、摩擦摩耗
耐久性が低下したりすることがある。ポリウレタン粒子
の具体的な例としては、大日本インキ化学工業(株)製
商品名バーノックCFBシリーズ等が挙げられ、例えば
バーノックCFB100が挙げられる。
【0028】本発明で使用できるフッ素樹脂粉末は、フ
ッ素を含有する樹脂粉末であり、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエ
チレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン
−フルオロアルキルビニルエーテル−フルオロオレフイ
ン共重合体(EPE)、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチ
レン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニリデン
(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素
樹脂の粉末が挙げられる。これらの中で、最も摩擦特性
に優れ、低価格で入手できるPTFE粉末が好ましい。
【0029】本発明で使用できるPTFE粉末は、−C
2CF2−を繰り返し単位とする高分子であり、摩擦係
数が極めて低い特徴を有する樹脂粉末である。その滑り
効果が摩擦を低減することから、滑ることにより光ディ
スクとの接触時の摩擦を軽減し、傷付き防止効果を向上
させる。PTFE粉末の平均粒径は 50 μm 以下が好ま
しく、20μm 以下が特に好ましい。平均粒径が 50 μm
をこえると傷付き防止効果の持続性が低下する場合があ
る。
【0030】フッ素樹脂粉末の配合割合は、被膜あるい
は塗料の樹脂成分 100 重量部に対し、10〜150 重量部
であるのが好ましい。10 重量部未満であれば相手に対
する摩擦低減効果が発揮されず、150 重量部をこえると
基材との密着性が低下したり、被膜の凝集力が低下した
りして、摩擦摩耗耐久性が発揮されない場合がある。P
TFE粉末の具体例としては、ダイキン工業社製商品名
ルブロンL−2、ルブロンL−5、旭硝子社製商品名フ
ルオンL155J、フルオンL170J、住友スリーエ
ム社製商品名ダイニオンTF9202、TF9205、
TF9207、喜多村社製商品名KTL−8F、KTL
−610等が挙げられる。
【0031】本発明に係る傷付き防止被膜は、ベースと
なるウレタン樹脂にポリウレタン粒子およびフッ素樹脂
粉末を混合して分散させ、基材に架橋接着もしくは本被
膜のフィルムを作製し、基材に接着剤で接着することに
より得られる。接着剤はエポキシ樹脂やウレタン樹脂な
どの有機樹脂系接着剤などを使用でき、接着の際は場合
により、プライマー処理や表面を活性化させるコロナ放
電処理などを使用することもできる。架橋接着やフィル
ム作製時の被膜形成条件は、選択された樹脂の最適硬化
条件を選択する。
【0032】本発明に係る傷付き防止塗料組成物は、通
常、ウレタン樹脂を場合にもよるが塗装方法や塗膜厚を
考慮し、溶媒に溶解、または、分散し、その溶解物もし
くは分散体に、ポリウレタン粒子およびフッ素樹脂粉末
を混合して分散させることにより得られる。該傷付き防
止塗料組成物は、3本ロール、ビーズミル、アトライタ
ー、ボールミル、高速インペラー等を用いて調合でき
る。また、塗布方法はスプレー、刷毛塗り等を採用で
き、基材に塗布後の硬化方法は、そのウレタン塗料に選
択された樹脂の最適塗膜形成条件により硬化させる。
【0033】基材に形成された被膜厚は、5〜300μm が
好ましく、10〜150μm が特に好ましい。被膜厚が 5μm
未満の場合、弾性粒子パウダーの脱落が発生しやす
く、耐摩耗性が低下するだけではなく、摺動耐久性をも
低下させる場合がある。また、150μm をこえると被膜
が剪断されすぎて耐久性が低下する場合がある。
【0034】上述した被膜が形成される光ディスク装置
における光ディスクと接触する部位または接触する可能
性のある部位について図面により説明する。図1はトレ
イタイプの光ディスク装置を、図2はスロットインタイ
プの光ディスク装置をそれぞれ示す。光ディスク装置1
は、図1に示すトレイタイプの場合はトレイ3に光ディ
スク2を載置した後、トレイ3とともに装置内に収容さ
れる。一方、図2に示すスロットインタイプの場合は光
ディスク2をディスク挿入口4より直接装置内に収容さ
れる。いずれの場合も装置内に収容される際に光ディス
ク2のデータ読み取り面が光ディスク装置1の一部に直
接接触する。または光ディスク2の移動または回転に伴
い接触する可能性のある部位が生じる。上述した被膜は
このような光ディスクと接触するまたは接触する可能性
のある部位、特に光ディスクのデータ読み取り面が直接
接触するまたは接触する可能性のある部位に設ける。
【0035】被膜が形成できる光ディスクに接触する部
位の材質としては種々の材質を使用でき、金属、プラス
チック、エラストマー等、特に限定されない。例えば、
金属の材質としては、鉄材、SUS材、アルミ材、銅
材、真鍮材等、プラスチックの材質としては、全芳香族
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、
ポリスチレン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアセタール、セルロース、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレ
タン、不飽和ポリエステル等が挙げられ、また、エラス
トマーにも適用可能で、天然ゴム、クロロプレンゴム、
ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴ
ム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴ
ム等の熱加硫ゴムやオレフィン系、スチレン系、ウレタ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系などの熱可塑性の
エラストマー等が挙げられる。
【0036】光ディスクのデータ読み取り面が直接接触
するまたは接触する可能性のある部位としては、ディス
クトレイ3またはディスク挿入口4がある。また、光デ
ィスク装置1内部に収納されている対物レンズはデータ
読み取り時に回転する光ディスク面と接触する可能性が
ある。このため、光ディスク面を保護するため対物レン
ズ自身、または対物レンズ保持部材に保護部材が設けら
れている。図3は対物レンズ部の拡大断面図の一例であ
る。図3(a)に示すように、レンズ保持部材6に設けら
れたレンズ取り付け部6aに対物レンズ7が取り付けら
れる。レンズ保持部材6の上面6bの高さはレンズ面7
aの高さより高く設定され、レンズ面7aが直接光ディ
スク面に接触するのを防いでいる。本発明においては、
レンズ保持部材6の上面6bに上述した傷付き防止塗料
の被膜5を形成する。
【0037】図3(b)に示すように、レンズ保持部材6
にレンズ保護部材8が設けられる場合がある。この場合
においても、レンズ保護部材8上面に被膜5を形成す
る。また、図3(c)に示すように、対物レンズ自身にレ
ンズ面保護部材7aを設ける場合がある。この場合にお
いても、そのレンズ面保護部材7a上面に被膜5を形成
する。
【0038】上記被膜5を設けることにより、光ディス
クのデータ読み取り面がディスクトレイ、ディスク挿入
口、対物レンズまたは対物レンズ保持部材に直接接触し
たとしても、優れた摺動性を有する弾性被膜により光デ
ィスクのデータ読み取り面を傷付けることがない。
【0039】
【実施例】実施例1 樹脂単体で硬化後の破断時伸びが 126 %になる様にポ
リエステルポリオールおよびTDIを当量比で(水酸基
/イソシアネート基)= 1.0 に混合したもの100 重量
部をメチルエチルケトン 100 重量部、酢酸ブチル 100
重量部で溶解した溶液に、ポリウレタン粒子(平均粒径
15〜25μm、大日本インキ化学工業社製商品名CFB1
00) 40 重量部、フッ素樹脂粉末粉末(平均粒径 4μ
m、住友スリーエム社製商品名ダイニオンTF920
7) 20 重量部を分散し、傷付き防止塗料組成物を得
た。この塗料を直径φ5mm の鋼球に、硬化被膜として
40〜50μm 厚になるように塗装し、硬化条件 80℃×60
分で硬化させ、評価試験片を作製した。この評価試験片
に相手材として太陽誘電社製CD−Rを採用してピンオ
ンディスク型摩擦摩耗試験機(JIS K 7218に
準拠)を用いて評価した。
【0040】図4はピンオンディスク型摩擦摩耗試験機
の概要図である。図4において、9は評価試験片、10
は相手材となるCD−R、11は架台である。評価試験
片9に荷重Wを負荷した状態でCD−R10の記録面と
接触させて、すべり速度 7.2m/min.、荷重 0.2 N およ
び 0.4 N の2条件、運転時間 5 min. の条件で架台1
1を回転させて記録面を摩擦摩耗させた。試験後、CD
−R10の記録面への傷付き性と被膜の耐摩耗性を評価
した。
【0041】評価基準として、記録面への傷付き性は、
試験後のCD面を倍率6倍の顕微鏡で観察して傷の幅を
測定し、傷が全く認められなかったものを◎、傷幅が
0.05mm 以内のものを○、傷幅が 0.05mm 以上 0.2mm 未
満のものを△、傷幅が 0.2mm以上のものを×で表した。
また、被膜の耐摩耗性は、試験後のCD面を倍率6倍の
顕微鏡で観察して摩耗部の直径を測定し、顕微鏡観察で
も摩耗が全く認められなかったものを◎、目視では摩耗
は認められないが顕微鏡観察では摩耗が認められたもの
を○、目視で摩耗痕が認められたものを△、下地が露出
したものを×で表した。評価結果は、CD−R記録面へ
の傷付き性は0.2 Nの場合○、0.4 N の場合○、被膜の
耐摩耗性は0.2 Nの場合◎、0.4 N の場合◎であった。
【0042】実施例2〜実施例13 塗料組成物を表1の配合材料および配合比に代える以外
は実施例1と同様にして傷付き防止塗料組成物を得た。
ただし、ブロックイソシアネートを用いた実施例13の
硬化条件は 140℃×30 分で硬化させた。なお、塗料組成
物配合の単位は重量部である。得られた傷付き防止塗料
組成物を用いて実施例1と同一の条件で評価した。結果
を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】比較例1〜比較例5 本発明の塗料組成物に対してウレタン粒子を除いた配合
(比較例1)、フッ素樹脂粉末を除いた配合(比較例
2)を用いて評価試験片9に被膜を形成して実施例1と
同一の条件で評価した。また、傷付き防止被膜を形成し
ない直径φ5mmの鋼球を用いて(比較例3)、傷付き防
止被膜を形成しない直径φ5mm の超高分子量ポリエチ
レン(NTN精密樹脂社製ベアリーUH5041)製の
球を用いて(比較例4)、傷付き防止被膜を形成しない
直径φ5mm のパーフルオロアルキル樹脂(NTN精密
樹脂社製ベアリーFE5000)製の球を用いて(比較
例5)、それぞれ実施例1と同一の条件で評価した。結
果を表2に示す。なお、塗料組成物配合の単位は重量部
である。
【0045】
【表2】
【0046】表1に示すように、各実施例は、CD−R
記録面への傷付き性および被膜の耐摩耗性に優れてい
た。一方、表2に示すように、ウレタン粒子およびフッ
素樹脂粉末のいずれかを除いた比較例1または比較例
2、および被膜のない比較例3〜比較例5はいずれもC
D−R記録面への傷付き性および被膜の耐摩耗性に劣っ
ていた。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク接触部材は、光
ディスクと接触または接触する可能性の有る部位の表面
に、ベースであるウレタン樹脂に少なくともポリウレタ
ン粒子およびフッ素樹脂粉末を含む被膜を形成してなる
ので、光ディスクに対して衝突や擦れが生じても記録面
へ傷が付くことがない。また、光ディスク記録面の傷や
対物レンズの傷がこれまで以上に光ディスクの読取性能
に影響するDVDやヘリウムネオンレーザーを用いた光
ディスク装置に特に有効である。
【0048】本発明に係る光ディスクの傷付き防止被膜
は、弾性変形量が極めて小さいため、対物レンズまたは
対物レンズの保持部材に形成することによって、対物レ
ンズと光ディスクとが干渉することを効果的に防止す
る。その結果、対物レンズに傷が付くことを防止でき
る。また、この場合でも光ディスク記録面への傷付きを
防止できる。
【0049】本発明に係る傷付き防止塗料組成物は、被
膜形成成分であるウレタン樹脂に少なくともポリウレタ
ン粒子およびフッ素樹脂粉末を配合してなるので、光デ
ィスクの記録面への傷付きを効果的に防止できる。ま
た、ディスクトレイやディスク挿入口や対物レンズおよ
び対物レンズ保持部材の表面に容易に被膜を形成するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレイタイプの光ディスク装置の斜視図であ
る。
【図2】スロットインタイプの光ディスク装置の斜視図
である。
【図3】対物レンズ部の拡大断面図である。
【図4】ピンオンディスク型摩擦摩耗試験機の概要図で
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 2 光ディスク 3 トレイ 4 ディスク挿入口 5 被膜 6 レンズ保持部材 7 対物レンズ 8 レンズ保護部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 納村 幸伸 神奈川県厚木市上依知1429−1 アクロス 株式会社内 (72)発明者 稲垣 貞敏 三重県員弁郡東員町大字穴太970 NTN 精密樹脂株式会社内 (72)発明者 福澤 覚 三重県員弁郡東員町大字穴太970 NTN 精密樹脂株式会社内 Fターム(参考) 5D046 BA03 CB02 CB11 HA08 5D119 AA13 AA32 JA43 JA64 JC04 JC06 MA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク装置における光ディスクと接
    触または接触する可能性のある光ディスク接触部材であ
    って、 前記光ディスクと接触または接触する可能性のある部位
    の表面に、ウレタン樹脂をベースとし、少なくともポリ
    ウレタン粒子およびフッ素樹脂粉末を含む被膜が形成さ
    れてなることを特徴とする光ディスク接触部材。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクと接触する部位または接
    触する可能性のある部位が、光ディスクのデータ読み取
    り面に直接接触する、または接触する可能性のある部位
    であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク接触
    部材。
  3. 【請求項3】 前記データ読み取り面に直接接触、また
    は接触する可能性のある部位がディスクトレイ、ディス
    ク挿入口、対物レンズおよび対物レンズ保持部材から選
    ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項2
    記載の光ディスク接触部材。
  4. 【請求項4】 光ディスク装置における光ディスクと接
    触する部位または接触する可能性のある部位に形成して
    光ディスクへの傷付きを防止する光ディスクの傷付き防
    止被膜であって、 該被膜は、ウレタン樹脂をベースとし、少なくともポリ
    ウレタン粒子およびフッ素樹脂粉末を配合してなること
    を特徴とする光ディスクの傷付き防止被膜。
  5. 【請求項5】 光ディスク装置における光ディスクと接
    触する部位または接触する可能性のある部位に被膜を形
    成して光ディスクへの傷付きを防止する光ディスクの傷
    付き防止塗料組成物であって、 該塗料組成物は、被膜形成成分であるウレタン樹脂に少
    なくともポリウレタン粒子およびフッ素樹脂粉末を配合
    してなることを特徴とする光ディスクの傷付き防止塗料
    組成物。
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