JP2003242415A - ソフトウェア課金管理システムおよび方法 - Google Patents

ソフトウェア課金管理システムおよび方法

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JP2003242415A
JP2003242415A JP2002039458A JP2002039458A JP2003242415A JP 2003242415 A JP2003242415 A JP 2003242415A JP 2002039458 A JP2002039458 A JP 2002039458A JP 2002039458 A JP2002039458 A JP 2002039458A JP 2003242415 A JP2003242415 A JP 2003242415A
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Hideki Murota
秀樹 室田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアの利用時間を詳細に把握して、実
際に利用した時間に基づく適正な対価を算出可能なソフ
トウェアの課金管理システムを提供し、効率的にソフト
ウェアを流通させることを目的とする。 【解決手段】第1のソフトウェアに、起動時に前記サー
バに接続する起動手段と、第1のソフトウェアが稼動し
た時間を伝送する報告手段とを設け、第2のソフトウェ
アに、報告手段により伝送された時間を記録する稼動状
況記録手段と、稼動状況記録手段により記録した利用時
間に基づき第1のソフトウェアの利用に係る料金を算出
する算出手段とを設け、第1のソフトウェアと第2のソ
フトウェアが通信しながら第1のソフトウェアの利用時
間に応じたソフトウェア課金管理システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報端末で利用す
るソフトウェアの流通に関し、特に当該ソフトウェアの
課金管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコン、携帯電話、PDA(P
ersonal Digital Assistan
t)、情報家電など、様々な情報端末で利用可能なソフ
トウェアが、ネットワークや媒体(CD−ROMなど)
を介して流通している。
【0003】係るソフトウェアの流通における課金につ
いては、以下の方法がある。1)利用者は、ソフトウェ
ア販売会社にソフトウェアの対価を支払い、媒体やネッ
トワークを介してソフトウェアを入手する、2)利用者
に対して媒体やネットワークを介して機能を制限したソ
フトウェアを配布し、利用者の試用の後、必要な場合は
対価を支払い、機能制限の解除コードなどを通知しても
らう、方法である。
【0004】また、3)利用者に対して媒体やネットワ
ークを介してソフトウェアを配布し、利用者が当該プロ
グラムを利用した日数や回数に対して対価を支払う方法
(例えば、特開平8−54952号公報、特開平10−
20956号公報)、4)媒体やネットワークを介して
配布したソフトウェアについて、利用者が利用したい希
望時間を設定し、その希望時間によって対価を支払う方
法(例えば、特開平10−333901号公報)などが
提案されている。
【0005】しかしながら、従来においては、以下の問
題がある。上述の1)の方法においては、永久的なライ
センスを利用者に提供することになるため高価になり、
利用者の立場からみると、実際に利用する前に高額の対
価を支払う必要があるので、効果的にソフトウェアを流
通させることができなかった。
【0006】また、上述の2)の方法においては、利用
者が事前にソフトウェアを試用することが可能で、必要
な場合にのみ対価を支払うため、上述の1)の方法と比
べると効率的にソフトウェアを流通させることができる
が、永久的なライセンスであることには変わりがなく、
高価な対価が必要である。
【0007】また、上述の3)の方法においては、利用
日数や利用回数に基づいて対価を支払う形態であるた
め、上述の1)および2)の方法に比べて対価を安くす
ることが可能であるが、実際にソフトウェアを利用した
時間を詳細に把握することができなかった。
【0008】特開平8−54952号公報の場合、起動
した時にだけ日付を確認する方法であるため、分や秒の
単位で実際に利用した時間に対して対価を設定すること
ができなかった。例えば、情報端末で毎日30分だけ利
用する場合においても、日数により対価を設定してしま
うため、利用時間以上の対価を支払うことになる。
【0009】特開平10−20956号公報の場合、利
用回数だけに基づいて対価を算出しているため、1回で
10時間利用する場合と、1時間単位で10回利用する
場合では、同じ10時間の利用において、対価が大きく
異なることになる。
【0010】また、上述の4)の方法においては、希望
利用時間に基づいて対価を支払うため、上述の3)の方
法と比べて、細かな対価の設定および支払いが可能であ
る。しかしながら、特に対話性のあるゲームや編集処理
などのソフトウェアの場合、予め設定した時間通りに処
理を終了させることは難しい。
【0011】すなわち、「予定時間より早く終了した」
場合は、当初予定した時間に相当する対価を余分に支払
う必要が生じるし、「予定を時間では終了しない」場合
は、処理中においても利用希望時間が終了するために、
利用途中でありながらソフトウェアが使えなくなってし
まう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る問題に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
ソフトウェアの利用時間を詳細に把握して、実際に利用
した時間に基づく適正な対価を算出可能なソフトウェア
の課金管理システムを提供し、効率的にソフトウェアを
流通させることを可能にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、情報端末で稼動する第1の
ソフトウェアとサーバで稼動する第2のソフトウェアが
通信しながら前記第1のソフトウェアの利用に応じた課
金を管理するシステムにおいて、前記第1のソフトウェ
アに、起動時に前記サーバに接続する起動手段と、前記
第1のソフトウェアが稼動した時間を伝送する報告手段
とを設け、前記第2のソフトウェアに、前記報告手段に
より伝送された時間を記録する稼動状況記録手段と、前
記稼動状況記録手段により記録した利用時間に基づき第
1のソフトウェアの利用に係る料金を算出する算出手段
とを設けたものである。
【0014】本発明の第2の態様は、上述の第1の態様
に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、前記起
動手段に、インストール後の初回起動時に利用者に係る
情報を入力し前記サーバに伝送する利用者情報登録手段
と、前記第1のソフトウェアを一意に識別可能なソフト
IDを生成し前記サーバに伝送するID生成手段とを設
けたものである。
【0015】本発明の第3の態様は、上述の第1または
2の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおい
て、前記起動手段に、前記ソフトIDにより第1のソフ
トウェアの起動許可の発行を依頼する起動許可申請手段
を設けたものである。
【0016】本発明の第4の態様は、上述の第1から3
の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、
前記報告手段に、一定時間間隔で当該ソフトウェアの稼
動状況を報告する稼動状況送信手段を設けたものであ
る。
【0017】本発明の第5の態様は、上述の第1から4
の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、
前記報告手段に、当該ソフトウェアの利用が終了するこ
とを通知する終了手段を設けたものである。
【0018】本発明の第6の態様は、上述の第1から5
の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、
前記管理サーバに、利用者に係る情報および前記ソフト
IDを記録する利用者情報記録手段を設けたものであ
る。
【0019】本発明の第7の態様は、上述の第1から6
の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、
前記サーバに、利用料金の算出に係る算出ルールを記録
した料金算出情報記録手段を設けたものである。
【0020】本発明の第8の態様は、上述の第1から7
の態様に係るソフトウェア課金管理システムにおいて、
前記サーバに、前記起動許可申請手段が伝送した前記ソ
フトIDにより第1のソフトウェアの起動許可あるいは
起動不許可を発行する起動許可手段を設けたものであ
る。
【0021】本発明の第9の態様は、コンピュータを上
述の第1から8の態様に係るソフトウェア課金管理シス
テムとして動作させるためのプログラムを提供するよう
にしたものである。
【0022】本発明の第10の態様は、コンピュータを
上述の第1から8の態様に係るソフトウェア課金管理シ
ステムとして動作させるためのプログラムをコンピュー
タ読み取り可能な媒体に記録して提供するようにしたも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明のソフトウェア課
金管理システム1の一実施形態を示す構成図である。ソ
フトウェア課金管理システム1は、情報端末2とサーバ
3がインターネットや携帯電話網などのネットワーク4
を介して通信を行うことにより、ソフトウェアの利用に
応じた課金を行うものである。
【0024】情報端末2は、実際には、パソコン、携帯
電話、PDAなどである。第1のソフトウェア5をイン
ストール可能で、当該機種の上でソフトウェアが稼動
し、サーバ3と通信可能な機器なら、特に機器を限定す
るものではない。
【0025】情報端末2で稼動する第1のソフトウェア
5は、起動時にサーバ3と接続する起動手段6と、第1
のソフトウェア5が稼動した時間を伝送する報告手段7
と、第1のソフトウェア5の実際の機能である本体部8
を備えている。
【0026】起動手段6は、利用者に係る情報を入力し
サーバに伝送する利用者情報登録手段9と、第1のソフ
トウェア5を一意に識別可能なソフトIDを生成してサ
ーバ3へ伝送するID生成手段10と、第1のソフトウ
ェアの起動許可の発行を申請する起動許可申請手段11
とを備えている。
【0027】利用者情報登録手段9は、第1のソフトウ
ェア5がインストール後に最初に起動した時、図2に示
すような利用者情報入力画面などにより、利用者の氏
名、住所、電話番号、電子メールアドレス、ユーザI
D、パスワード、支払い情報(例えば、クレジットカー
ド番号など)、料金プランなどの利用者に係る情報を入
力し、サーバに伝送する。
【0028】ID生成手段10は、利用する第1のソフ
トウェア5を一意に識別するためのソフトIDを生成す
る。ソフトIDは、第1のソフトウェア5と第1のソフ
トウェア5が稼動する情報端末2の対が一意に識別可能
であれば、特に形式を限定するものではない。ソフトウ
ェアの名称とインストールした情報端末2のCPUのシ
リアル番号などでもよい。
【0029】起動許可申請手段11は、利用者IDおよ
び第1のソフトウェア5のソフトIDをサーバ3へ伝送
し、第1のソフトウェア5の起動、すなわち利用の許可
を申請する。
【0030】報告手段7は、一定時間間隔で第1のソフ
トウェア5の稼動状況を報告する稼動状況送信手段12
と、第1のソフトウェア5の終了を通知する終了手段1
3を備えている。
【0031】稼動状況送信手段12は、例えば3600
秒などの一定時間間隔で、第1のソフトウェア5が稼動
中であることを、例えばソフトIDを付加した「稼動
中」などのメッセージと時刻をサーバ3に送信する。
【0032】終了手段13は、第1のソフトウェア5が
終了する際に、サーバ3に対して、例えばソフトIDを
付加した「終了」などのメッセージを送信する。
【0033】本体部8は、第1のソフトウェア5が提供
する実際の機能であり、例えば、ゲームや、グラフィッ
クスソフトや、エディタなどの機能自体である。
【0034】サーバ3は、第2のソフトウェア14がイ
ンストール可能なコンピュータシステムであり、ハード
ウェアの観点からみると、情報を記録するコンピュータ
用の記録装置(磁気ディスク、光ディスクなど)、コン
ピュータに指示を与える入力装置(キーボード、マウ
ス、バーコードリーダなど)、演算を行うCPU、結果
を表示するCRTなどの表示装置、他装置と情報を交換
するインタフェース、通信機器などから実現されてい
る。
【0035】第2のソフトウェア14は、利用者に係る
情報およびソフトIDを記録する利用者情報記録手段1
5と、情報端末2に対して第1のソフトウェア5の起動
許可あるいは起動不許可を発行する起動許可手段16
と、利用時間を記録する稼動状況記録手段17と、利用
料金の算出に係る算出ルールを記録した料金算出情報記
録手段18と、利用時間に基づき第1のソフトウェア5
の利用に係る料金を算出する算出手段19とを備えてい
る。
【0036】配信対象である第1のソフトウェア5は、
図1に示すようにサーバ3にソフト記録手段20を設け
ることも、第1のソフトウェア5の配信専用のサーバを
別途用意することも可能である。
【0037】利用者情報記録手段15は、実際にはデー
タベースシステムであり、第1のソフトウェア5が伝送
した利用者に係る情報および第1のソフトウェアのソフ
トIDを、図3に示すような形態で記録する。
【0038】利用者に係る情報の記録において、情報端
末2とサーバ3の間の通信は、SSL(Secure
Sockets Layer)などの、高いセキュリテ
ィ通信を利用するのが一般的である。
【0039】起動許可手段16は、第1のソフトウェア
5の起動許可申請手段11から受信したソフトIDに基
づき、利用者情報記録手段15を参照して、当該利用者
が第1のソフトウェア5を利用する権利を有している場
合は起動許可を、権利を有していない場合は起動不許可
のメッセージを発行する。
【0040】稼動状況記録手段17は、実際にはデータ
ベースシステムであり、報告手段7が伝送した第1のソ
フトウェア5の利用時間を、例えば図4に示すような形
態でユーザID毎に、どのソフトウェアを、何時から何
時まで使用し、結果としてどれだけの時間利用したかを
記録する。
【0041】料金算出情報記録手段18は、各ソフトウ
ェア毎に、時間や回数当たりの単価を記録したものであ
る。図5に例を示すように、料金プラン、初期費用、無
料利用時間、無料利用回数などを記録することも可能で
ある。
【0042】算出手段19は、稼動状況記録手段15に
記録された利用時間に係る情報に対して、料金算出情報
記録手段18が記録しているルールを適用し、利用者の
当該ソフトウェアの利用に対する課金額を算出する。
【0043】図6および図7は、本発明のソフトウェア
課金管理システム1の動作を示すフローチャート図であ
る。図6は、利用する第1のソフトウェア5をインスト
ールするまで、図7は、第1のソフトウェア5および第
2のソフトウェア14が通信して動作するソフトウェア
課金管理システム1全体の動作を示す。
【0044】まず、利用者は、情報端末2などから、ネ
ットワーク4を介してサーバ3のソフト記録手段20へ
接続し、必要な第1のソフトウェア5を抽出する。
【0045】次に、抽出した結果より、利用しようとす
る第1のソフトウェア5を選択し、情報端末2へダウン
ロードする。場合によっては、この段階で申し込みだけ
を行い、後日、当該ソフトウェアを記録したCD−RO
Mなどの媒体を送付してもらうことも可能である。
【0046】ダウンロードにより入手した第1のソフト
ウェア5を、情報端末2にインストールし、利用可能な
状態にする。これで、第1のソフトウェア5を利用する
準備が完了したことになる。
【0047】次に、第1のソフトウェア5を利用する場
合の動作について説明する。情報端末2において、イン
ストールした第1のソフトウェア5を起動する。
【0048】起動手段6は、インストール後初めての起
動か否かを確認し、初めての起動の場合は、図2に示し
た利用者情報入力画面を表示する。利用者は、氏名、住
所、電話番号、電子メールアドレス、ユーザID、パス
ワード、支払い情報、料金プランなどを入力する。
【0049】次に、情報端末2を特定するCPUのシリ
アル番号など、第1のソフトウェア5を識別するIDな
どを関連付けて、ソフトIDを生成する。
【0050】次に、入力した利用者に係る情報とソフト
IDをサーバ3に伝送する。サーバ3は、受信した利用
者に係る情報とソフトIDを利用者情報記録手段15に
より記録する。利用者に係る情報は、会員登録などの形
態で、初回起動時とは切り離して、事前に記録すること
も可能である。
【0051】次に、起動許可申請手段11は、利用者I
D、パスワードを入力する画面を表示し、利用者が入力
した利用者ID、パスワード、および第1のソフトウェ
ア5のソフトIDを起動許可手段16へ伝送し、第1の
ソフトウェア5の起動、すなわち利用の許可を申請す
る。
【0052】起動許可手段16は、受信した利用者I
D、パスワード、第1のソフトウェア5のソフトIDに
基づいて利用者情報記録手段15を参照し、当該起動申
請が正当な利用する権利を有する者からの申請か否か確
認する。
【0053】正当な権利を有する者からの申請の場合、
起動許可手段16は、「起動許可」のメッセージを起動
許可申請手段11へ伝送する。同時に、稼動状況記録手
段17の「開始時刻」欄にサーバ3の内部の時計から取
得した時刻を記録する。
【0054】正当な権利を有していない者からの申請の
場合、「起動不許可」のメッセージを起動許可申請手段
11へ伝送する。
【0055】起動許可申請手段11が「起動許可」を受
信した場合、第1のソフトウェア5が完全に起動し、利
用することができる。「起動不許可」を受信した場合、
第1のソフトウェア5はそのまま終了する。
【0056】第1のソフトウェア5が起動した後、稼動
状況送信手段12は、一定時間間隔で、稼動中であるこ
とを報告するメッセージと時刻をサーバ3へ伝送する。
報告する間隔は、数秒から数万秒で間で自由に設定する
ことが可能で、第1のソフトウェア5の機能や用途など
に応じて、予め設定すればよい。
【0057】稼動状況記録手段17は、稼動状況送信手
段12が報告した時刻を、ソフトIDに基づいて検索し
た稼動状況記録手段17の「稼動時刻」欄にセットし、
「開始時刻」と「稼動時刻」の差を求め、「稼動時間」
欄にセットする。第1のソフトウェア5が終了するまで
繰り返す。
【0058】第1のソフトウェア5が終了する際、終了
手段13は、サーバ3に対して、例えばソフトIDを付
加した「終了」などのメッセージを送信して、第1のソ
フトウェア5の利用終了を通知する。
【0059】稼動状況記録手段17は、終了手段13の
「終了」の報告に基づき、稼動状況記録手段17の「稼
動時刻」欄にサーバ3の内部の時計から取得した時刻を
記録し、「開始時刻」と「稼動時刻」の差を求めて「稼
動時間」欄にセットする。
【0060】また、稼動状況記録手段17は、「終了」
メッセージに基づく処理が完了したことを「終了許可」
などのメッセージを終了手段13へ伝送することにより
通知する。
【0061】終了手段13は、「終了許可」を受け取る
ことで、実際に第1のソフトウェア5を終了する。
【0062】起動許可申請手段11および終了手段13
から伝送されるメッセージにより第1のソフトウェア5
の「開始時刻」、「稼動時刻」、「稼動時間」をセット
することもできるが、稼動状況送信手段12および稼動
状況記録手段17により定期的に稼動状況を記録するこ
とで、第1のソフトウェア5を利用中にネットワーク4
を介した通信が途切れた場合や、第1のソフトウェア5
が異常終了した場合でも、直前までの利用時間を正確に
把握することが可能である。
【0063】課金額の算出は、定期的(例えば月に一度
など)に以下の手順で行う。図3および図4に基づい
て、例えば、時間料金と回数料金の両方を用いて課金額
を算出する場合について説明する。
【0064】稼動状況記録手段17より、該当するユー
ザIDおよびソフトIDのレコードを抽出し、利用時間
を合算する。同時に、レコード数を利用回数とする。
【0065】ユーザID「U001」、ソフトID「C
PU1−1001」の場合、図4の稼動状況記録手段1
7の該当する3件のレコードを合算する。すなわち、合
計利用時間は、600秒+1200秒+1200秒=3
000秒であり、利用回数はレコード数から3回であ
る。
【0066】次に、利用者情報記録手段15を参照する
と、ユーザID「U001」の利用者は、ソフトID
「CPU1−1001」に対して、料金プランAの契約
であることがわかる。
【0067】図5の料金算出情報記録手段18により、
料金プランAは、初期費用が300円、300秒および
1回の無料使用があり、時間単価が1秒当たり0.1
円、回数単価が1回当たり20円である。
【0068】また、料金の算出は、例えば次式に示す算
出式を用いる。 時間料金=(合計稼動時間−無料時間)×時間単価 回数料金=(合計稼動回数−無料回数)×回数単価 利用対価=初期費用+時間料金+回数料金 なお、時間料金または回数料金が0円以下の場合は、0
円とする。
【0069】したがって、時間料金が(3000秒−3
00秒)×0.1円=270円、回数料金が(3回−1
回)×20円=40円であり、ユーザID「U00
1」、ソフトID「CPU1−1001」の利用対価
は、初期費用300円+270円+40円で610円と
なる。
【0070】上述の課金額の算出は一実施例であり、稼
動状況記録手段17により記録した第1のソフトウェア
5の利用時間に基づいて課金額を算出する方法であれ
ば、料金コース、初期費用、時間料金、回数料金の組み
合わせなどに限定されるものではない。
【0071】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明によるソフトウェア課金管理
システムは、上述の実施の形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の
変更が可能なことは当然のことである。
【0072】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明に係る
ソフトウェア課金管理システムによれば、利用者が実際
に使用した時間や回数に基づいて、適正な対価を算出す
ることが可能になり、従来と比べてソフトウェアの流通
を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】 本発明の利用者情報入力画面の概要図であ
る。
【図3】 本発明の利用者情報記録手段が記録する内容
の概要図である。
【図4】 本発明の稼動状況記録手段が記録する内容の
概要図である。
【図5】 本発明の料金算出情報記録手段が記録する内
容の概要図である。
【図6】 本発明の第1のソフトウェアをインストール
するまでのフローチャートである。
【図7】 本発明のソフトウェア課金管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ソフトウェア課金管理システム 2 情報端末 3 サーバ 4 ネットワーク 5 第1のソフトウェア 6 起動手段 7 報告手段 8 本体部 9 利用者情報登録手段 10 ID作成手段 11 起動許可申請手段 12 稼動状況送信手段 13 終了手段 14 第2のソフトウェア 15 利用者情報記録手段 16 起動許可手段 17 稼動状況記録手段 18 料金算出情報記録手段 19 算出手段 20 ソフト記録手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報端末で稼動する第1のソフトウェア
    とサーバで稼動する第2のソフトウェアが通信しながら
    前記第1のソフトウェアの利用に応じた課金を管理する
    システムであって、前記第1のソフトウェアが、起動時
    に前記サーバに接続する起動手段と、前記第1のソフト
    ウェアが稼動した時間を伝送する報告手段とを備え、前
    記第2のソフトウェアが、前記報告手段により伝送され
    た時間を記録する稼動状況記録手段と、前記稼動状況記
    録手段により記録した利用時間に基づき第1のソフトウ
    ェアの利用に係る料金を算出する算出手段とを備える、
    ことを特徴とするソフトウェア課金管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトウェア課金管理シ
    ステムであって、前記起動手段が、インストール後の初
    回起動時に、利用者に係る情報を入力し、前記サーバに
    伝送する利用者情報登録手段と、前記第1のソフトウェ
    アを一意に識別可能なソフトIDを生成し、前記サーバ
    に伝送するID生成手段と、を備えることを特徴とする
    ソフトウェア課金管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のソフトウェア課
    金管理システムであって、前記起動手段が、前記ソフト
    IDにより、第1のソフトウェアの起動許可の発行を依
    頼する起動許可申請手段、を備えることを特徴とするソ
    フトウェア課金管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のソフ
    トウェア課金管理システムであって、前記報告手段が、
    一定時間間隔で当該ソフトウェアの稼動状況を報告する
    稼動状況送信手段、を備えることを特徴とするソフトウ
    ェア課金管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のソフ
    トウェア課金管理システムであって、前記報告手段が、
    当該ソフトウェアの利用が終了することを通知する終了
    手段、を備えることを特徴とするソフトウェア課金管理
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5記載のソフトウェア課金
    管理システムであって、前記管理サーバが、利用者に係
    る情報および前記ソフトIDを記録する利用者情報記録
    手段、を備えることを特徴とするソフトウェア課金管理
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のソフ
    トウェア課金管理システムであって、前記サーバが、利
    用料金の算出に係る算出ルールを記録した料金算出情報
    記録手段、を備えることを特徴とするソフトウェア課金
    管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のソフ
    トウェア課金管理システムであって、前記サーバが、前
    記起動許可申請手段が伝送した前記ソフトIDにより、
    第1のソフトウェアの起動許可、あるいは起動不許可を
    発行する起動許可手段、を備えることを特徴とするソフ
    トウェア課金管理システム。
  9. 【請求項9】 コンピュータを請求項1から8に係るソ
    フトウェア課金管理システムとして稼動させるためのプ
    ログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを請求項1から8に係る
    ソフトウェア課金管理システムとして稼動させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読取可能な媒体。
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