JP2003242346A - 上場投信設定支援システム - Google Patents

上場投信設定支援システム

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JP2003242346A JP2002036451A JP2002036451A JP2003242346A JP 2003242346 A JP2003242346 A JP 2003242346A JP 2002036451 A JP2002036451 A JP 2002036451A JP 2002036451 A JP2002036451 A JP 2002036451A JP 2003242346 A JP2003242346 A JP 2003242346A
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Keiichi Miyazaki
啓一 宮崎
Hiroto Uchino
寛人 内野
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Mizuho Trust and Banking Co Ltd
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Mizuho Trust and Banking Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受益証券交付当日での株式差入確認を可能にす
る。 【解決手段】前日未済計算手段303は、株式受渡取得
手段301からの設定に係る株式の受渡予定についての
情報と、前日差入取得手段302から差入れが行なわれ
た株式の情報とを照合して、差入未済株式の情報を出力
する。当日未済計算手段305は、該差入未済株式の情
報と、当日差入取得手段304からの受益証券交付当日
における株式の差入情報とに基づいて、交付当日におけ
る差入未済株式の情報を計算する。未済更新手段308
は、当日未済計算手段からの差入未済株式の情報と、事
後差入取得手段307からの交付翌日以降の株式の差入
情報とを照合して差入未済株式を更新するとともに、担
保金額計算手段306からの情報により担保金額を更新
する。株式購入促進手段309は、差入未済株式の差入
れが一定期限までに完了しない場合に、その株式につい
て、市場における購入を促進する情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上場投信設定支援
システムに関し、より詳細には、現物出資型の上場投信
(ETF:Exchange Traded Fund)の設定を支援するた
めのコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上場投信(ETF)が脚光を浴び
ている。ETFとは証券取引所等に上場される投資信託
である。ETFの仕組みは、典型的には、図2のような
ものである。すなわち、指定参加者(AP:Authorized
Participants)は、ETF設定の約定に基づき、PC
F(Portfolio Composition File)により定められた複
数の株式(株式バスケット)を受託銀行に差入れ、PC
F構成株式時価総額相当のETF受益証券の交付を受け
る。これを「設定」という。逆に、指定参加者は、受託
銀行にETF受益証券を差入れ、ETF受益証券評価額
相当のPCF構成株式を取得する。これを「交換」とい
う。
【0003】投資信託委託会社は、受託銀行に株式の運
用指図をする。この際の運用は、典型的には、TOPI
Xや日経225等の株価指数に連動するように行なわれ
る。指定参加者は、典型的には証券会社である。指定参
加者は、ETF受益証券を、投資信託委託会社を通じて
設定・交換することができる。これに対して、一般投資
家は、ETF受益証券を、証券取引所において市場価格
で売買する。以上がETFの典型的な仕組みであり、従
来、ETFの設定(新規設定と追加設定の双方を含む)
における株式の差入れ(典型的には振替により行なわれ
る)の確認処理は、コンピュータにより行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ETFの設定における株式の差入れの確認処理を行なう
コンピュータシステムにおいては、受益証券交付日当日
における株式の差入れの確認を行なうことができないと
いう問題点があった。そのため、指定参加者は、受益証
券交付日前日までに株式を準備して差入れを行なわなけ
ればならず、受益証券交付日当日において調達した株式
を差入れることができなかった。したがって、指定参加
者は、調達した株式を寝かすことになるという、資金運
用上の不利益を蒙った。また、ETFの受益証券の交付
日を受渡日として調達した株式をもってETF受益証券
を取得・転売することができないため、ETFの価格
と、PCFにより定められた株式の価格の差を利用し
て、指定参加者がリスクなく利益を図ることができない
という問題があった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、受益証券交付日当日
における株式の差入れの確認を行なうことができる上場
投信設定支援システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、コンピュータによって実行されて上
場投信の設定を支援するシステムであって、上場投信の
設定に係る株式の受渡予定についての情報を取得する株
式受渡取得手段と、前記上場投信の受益証券交付前日ま
での株式の差入情報を取得する前日差入取得手段と、前
記株式受渡取得手段から設定に係る株式の受渡予定につ
いての情報を取得し、前記前日差入取得手段から差入れ
が行なわれた株式の情報を取得し、前記株式の受渡予定
についての情報と前記差入れが行なわれた株式の情報と
を照合して、差入未済株式の情報を出力する前日未済計
算手段と、前記上場投信の受益証券交付当日における株
式の差入情報を取得する当日差入取得手段と、前記前日
未済計算手段から差入未済株式の情報を受け取り、前記
当日差入取得手段から受益証券交付当日における株式の
差入情報を受け取り、受益証券交付当日における差入未
済株式の情報を計算する当日未済計算手段と、を含むこ
とを特徴とする上場投信設定支援システムを提供する。
このような構成を有する本発明によれば、受益証券交付
当日における株式の差入情報を取得することができるの
で、指定参加者は従来よりも長く資金を運用することが
でき、よって、資金運用上の不利益を低減することがで
きる。
【0007】上記した本発明に係る上場投信設定支援シ
ステムはさらに、当日未済計算手段から差入未済株式の
情報を受け取り、差入未済株式の差入れがなされない場
合の担保となるべき金額を計算する担保金額計算手段
と、受益証券交付翌日以降の株式の差入情報を取得する
事後差入取得手段と、当日未済計算手段から差入未済株
式の情報を受け取り、事後差入取得手段から受益証券交
付翌日以降の株式の差入情報を受け取り、差入未済株式
を更新するとともに、担保金額計算手段から前記担保と
なるべき金額を受け取って更新する未済更新手段と、差
入未済株式の差入れが一定期限までになされない場合
に、未済更新手段から受け取った差入未済株式につい
て、市場における購入を促進する情報を出力する株式購
入促進手段と、を備えていることが好ましい。さらに、
株式購入促進手段が、担保となるべき金額を信託財産と
した受渡履行信託に基づいて差入未済株式の購入を促進
する情報を出力するよう構成されていることが好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の上場投信設定支援システ
ムの一実施形態として、信託銀行における上場投信設定
支援システムを例に挙げて説明する。図1は、本発明の
一実施形態である信託銀行300における上場投信設定
支援システムを示す概念図である。図1を参照して、シ
ステムの概略について以下に説明する。指定参加者の端
末100は、指定参加者が端末として用いるコンピュー
タである。指定参加者は、投信委託会社に対しETF設
定の申込みを行なう。指定参加者は、申込みに基づき、
PCFにより定められた株式の差入れを信託銀行に対し
て行なう。本実施例では、指定参加者が、保振機構のサ
ーバ200における信託銀行の口座に直接振替を行なう
ことにより、株式の差入れが行なわれる。
【0009】保振機構のサーバ200は、株券の受渡し
を、株券そのものを動かさずに、口座の振替によって行
うサーバである。指定参加者と信託銀行は、保振機構の
サーバ200に口座を有しており、指定参加者の端末1
00から振替の指示が送信されると、指定参加者から信
託銀行に株式の差入れが行なわれることになる。信託銀
行300の株式受渡取得手段301は、ETF設定に係
る株式の受渡予定についての情報を取得するコンピュー
タ機能である。ETF設定に係る株式の受渡予定につい
ての情報とは、誰がいつまでにどのような株式を何株差
入れるべきかを示す情報である。本実施例では、ETF
を設定する指定参加者の名称、ETFの約定番号及び株
式の差入れ日、差入れるべきPCFにより定められた各
構成株式の銘柄コードと株式数が、これにあたる。差入
れ株式に係る情報については、PCF一単位の各構成株
式の銘柄コード、株式数とETFの設定口数を用いるこ
ともできる。
【0010】株式受渡取得手段301が通信手段を備え
ている場合、ETF設定に係る株式の受渡予定について
の情報は、投資信託委託会社からFTPファイル転送プ
ロトコルにより受信する。なお、ETF設定に係る株式
の受渡予定についての情報を、オペレータがファックス
で送られてきた設定の連絡票を元に手で入力するように
したり、フレキシブルディスクなどの電子媒体に記憶さ
れた情報をコンピュータに読み込ませることにより入力
するようにしてもよい。
【0011】前日差入取得手段302は、保振機構のサ
ーバ200から、ETF受益証券の交付日前日の振替が
完了した状態における信託銀行の保振口座の情報を取得
するコンピュータ機能である。ETF受益証券の交付日
前日の振替が完了した状態における信託銀行の保振口座
の残高は、交付日前日の取引終了時間までになされた振
替を反映している。
【0012】前日未済計算手段303は、株式受渡取得
手段301からETF設定に係る株式の受渡予定につい
ての情報を受け取り、かつ、前日差入取得手段302か
らETF受益証券の交付日前日の振替が完了した状態に
おける信託銀行の保振口座の情報を取得し、両者を照合
することによって、前日の振替完了時において、差入れ
未了となっている株式を計算するコンピュータ機能であ
る。前日未済計算手段303が株式受渡取得手段301
から受け取るETF設定に係る株式の受渡予定について
の情報は、例えば、約定の相手方が指定参加者X証券で
ある場合には、「指定参加者X証券が、ETF約定番号
39294のために、ETF受益証券交付日である平成
13年12月1日までに、A電気の株式2000株、B
製薬の株式3000株、C自動車の株式6000株を差
入れる」というようなものである。また、前日未済計算
手段303は、前日差入取得手段302からETF受益
証券の交付日前日の振替が完了した状態における信託銀
行の保振口座における各株式についての保有株数の情報
を受け取る。
【0013】そして、前日未済計算手段303は、株式
受渡取得手段301から受け取ったETF設定に係る株
式の受渡予定についての情報を加算した情報と、前日差
入取得手段302から取得した保振口座の実際の株数と
を、銘柄・相手先毎に照合する。一致している場合は、
差入未済株式はないことになる。不一致のものがある場
合には、不一致となった株数を、株式受渡取得手段30
1から受け取った株式の受渡予定についての情報と照合
することにより、差入未済株式の情報を出力する。
【0014】なお、前日未済計算手段303は、振替の
確認を行なう外部の金融機関等から、振替を行なった相
手先を特定する情報(相手先の名称、相手先コード)を
インターネットなどのネットワークを通じて受け取って
もよい。相手先を特定する情報と、前日差入取得手段3
02から取得した保振口座の実際の株数から、例えば
「指定参加者X証券が、A電気の株式1000株、B製
薬の株式2000株、C自動車の株式6000株の振替
をした」という情報が得られる。この場合、指定参加者
X証券が設定により差し入れるべき株式(A電気200
0株、B製薬3000株、C自動車6000株)と、現
実に差入れが行なわれた株式(A電気1000株、B製
薬2000株、C自動車6000株)とを照合し、差入
れるべき株式から、現実に差入れが行なわれた株式を差
し引くことによって、差入未済株式の情報(A電気10
00株、B製薬1000株)を出力する。以下、この場
合を例として説明する。
【0015】当日差入取得手段304は、保振機構のサ
ーバ200から、ETF受益証券の交付日当日における
信託銀行の保振口座の情報を取得するコンピュータ機能
である。当日差入取得手段304は、保振機構のサーバ
200に接続してETF受益証券交付日当日における振
替情報を取得する。本実施例においては、当日の取引終
了時刻までの振替の情報を取得しているが、当日の午前
までの分を取得するなど、当日のある一定の時間までの
振替の情報を取得するようにしてもよい。
【0016】当日未済計算手段305は、前日未済計算
手段303から差入未済株式の情報を受け取り、当日差
入取得手段304から、ETF受益証券交付日当日の振
替情報を取得し、両者を照合することによって、ETF
受益証券交付当日において、差入れ未了となっている株
式を計算するコンピュータ機能である。前述の例におい
ては、当日差入取得手段304により、例えば、指定参
加者X証券から「A電気1000株」の振替があったと
すると、当日未済計算手段305は、前日未済計算手段
303から、指定参加者X証券に関する差入未済株式の
情報として、A電気1000株、B製薬1000株を受
け取り、当日差入取得手段304から、指定参加者X証
券に関するETF受益証券交付日当日の振替情報とし
て、A電気1000株を取得する。
【0017】そして、当日未済計算手段305は、両者
を照合することによって、ETF受益証券交付当日にお
いて、差入れ未了となっている株式を計算する。 前述
の例によれば、指定参加者X証券については、「B製薬
1000株」が、ETF受益証券交付当日において、差
入れ未了となっている株式となる。
【0018】ここで、ETF受益証券交付当日において
差入れ未了となっている株式が存在した場合には、ET
F設定はキャンセルとし、当日において差入れ未了とな
っている株式が存在しない場合には、ETF受益証券を
交付するという手続をとるようにしてもよい。しかしな
がら、本実施例においては、当日において差入れ未了と
なっている株式があっても、指定参加者を委託者、信託
銀行を受託者、投信委託会社を受益者とした信託契約を
締結し、指定参加者より受渡遅延した株式の代金に以降
の株価変動リスクを加味した金額を信託財産として受渡
履行信託(特定金外信託)を設定することにより、差入
未済株式の差入れがなされない場合の担保となるべき金
額を確保し、ETF設定の約定をキャンセルとしない
で、ETF受益証券を交付することにしている。以下に
説明する。
【0019】担保金額計算手段306は、当日未済計算
手段305から差入未済株式の情報を受け取り、差入未
済株式の差入れがなされない場合の担保となるべき金額
を計算するコンピュータ機能である。本実施例では、担
保となるべき金額を、ETF受益証券交付日の2日後の
正午までに差入未済株式の差入れがなされない場合を想
定して、差入未済株式のETF受益証券交付前日におけ
る時価の115パーセントとして計算している。すなわ
ち、担保となるべき金額を、この期間における株価変動
リスクを考えて、時価の115パーセントとしている。
【0020】事後差入取得手段307は、保振機構のサ
ーバ200から、ETF受益証券の交付日翌日以降にお
ける信託銀行の保振口座の情報を取得するコンピュータ
機能である。なお、事後差入取得手段307は、当日差
入取得手段304、前日差入取得手段302と異なった
コンピュータで構成してもよいし、同じコンピュータを
時分割で用いてもよい。上記した例においては、事後差
入取得手段307の取得した保振口座の情報から指定参
加者X証券の振替を抽出した際に、指定参加者X証券か
ら「B製薬1000株」の振替があった場合(ケース
1)と、指定参加者X証券から振替がなかった場合(ケ
ース2)とが考えられる。
【0021】未済更新手段308は、当日未済計算手段
305から差入未済株式の情報を受け取り、事後差入取
得手段307から、ETF受益証券交付翌日以降の振替
情報を取得し、両者を照合することによって、差入れ未
了となる株式を更新するとともに、担保となるべき金額
を更新するコンピュータ機能である。上記した例では、
未済更新手段308は、当日未済計算手段305から、
指定参加者X証券については「B製薬1000株」の差
入未済株式の情報を受け取り、事後差入取得手段307
から、ETF受益証券交付翌日以降の振替情報として、
ケース1の場合は「B製薬1000株」、ケース2の場
合には「該当株式なし」を取得する。本実施例では、未
済更新手段308は、ETF受益証券交付日以降、毎日
事後差入取得手段307から、ETF受益証券交付翌日
以降の振替情報を取得しており、振替情報は随時取得す
ることができる。
【0022】前述の例のケース1においては、指定参加
者X証券については、「B製薬1000株」の振替がな
されたので、差入れ未了の株式はなくなる。指定参加者
が未済株式の振替をなすと、未済更新手段308は、差
入未済株式を更新するとともに、振替がなされた株式を
担保するに相当な額を指定参加者に返却し、当該相当な
額を担保となるべき金額から減じる。ケース1の場合、
未済更新手段308は、差入未済株式をゼロに更新し、
担保となるべき金額は指定参加者に返還され、担保とな
るべき金額はゼロに更新される。そして、差入未済株式
がゼロになった場合には、精算金計算手段310で精算
金の計算が行なわれるまでもなく、取引は無事終了す
る。
【0023】一方、前述の例のケース2においては、指
定参加者X証券は振替を行なわなかったので、差入れ未
了の株式として「B製薬1000株」が残ってしまう。
この場合、未済更新手段308は、差入未済株式は「B
製薬1000株」のままとし、担保となるべき金銭もそ
の金額のままとする(これも同額での更新である)。そ
して、差入れ未了の株式の情報を株式購入促進手段30
9に送り、以下のように、担保となるべき金銭によっ
て、株式市場からB製薬1000株の購入が促進され
る。
【0024】株式購入促進手段309は、差入未済株式
の差入れが一定期限までになされない場合に、未済更新
手段308から受け取った差入未済株式について、市場
における購入を促進する情報を出力するコンピュータ機
能である。市場における購入を促進する情報とは、投信
委託会社等に対し、株式を市場において購入して取得す
る行動を促す情報をいう。この情報は、例えば投信委託
会社が差入未済株式について受渡履行信託の受益権を行
使することを促す文書ファイルであってもよいし、投信
委託会社に設置されたコンピュータに対して、所定のフ
ォーマットに従って、FTPファイル転送プロトコルに
よって送信される情報であってもよい。本実施例では、
市場における購入を促進する情報は、担保となるべき金
額を信託財産とした受渡履行信託の受益権に基づいて差
入未済株式の購入が必要である旨を投信委託会社に連絡
する文書ファイル情報である。
【0025】また、本実施例では、指定参加者X証券を
委託者、信託銀行を受託者、投信委託会社を受益者と
し、担保となるべき金額を信託財産とした受渡履行信託
(特定金外信託)が設定されている。差入未済株式の差
入れが一定期限までになされない場合や信託約款に規定
された引渡不履行の確定の事情があった場合には、投信
委託会社は差入未済株式について、受益権を行使し、受
渡履行信託財産をもって株式が購入される。前述の例の
ケース2の場合には「B製薬1000株」が購入され
る。購入された株式は、保振機構のサーバ200におけ
る信託銀行の口座に振替がなされ、株式の差入れが完了
する。
【0026】精算金計算手段310は、未済更新手段3
08から更新された担保となるべき金額を受け取り、担
保となるべき金額から、差入未済株式の市場における調
達価格を差し引いて、ETFを購入した指定参加者に返
却すべき金額を計算するコンピュータである。差入未済
株式の市場における調達価格は、投信委託会社から受け
取る。前述の例のケース2の場合、例えば更新された担
保となるべき金額が、150万円で、「B製薬1000
株」の調達価格が145万円であった場合、差額として
5万円が返却すべき金額となる。なお、担保となるべき
金額が過小の場合は、返却すべき金額がマイナスとなる
ことがある。この場合には、ETFを購入した指定参加
者より、差額を受け入れることになる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受益証券交付日当日における株式の差入れの
確認を行なうことができる上場投信設定支援システムを
提供することができる。これにより、以下の顕著な作用
効果を奏することができる。第一に、受益証券交付前日
までに株式を準備して差入れる必要がなく、受益証券交
付当日において調達した株式を差入れればよいため、指
定参加者は、調達した株式を寝かす必要がなく、1日分
長く資金を運用することができる。これは、扱っている
株式の時価総額が極めて大きいため、指定参加者にとっ
て大きな利益である。第二に、ETFの受益証券の交付
日を受渡日として調達した株式をもってETF受益証券
を取得・転売することも可能であり、ETFの価格と、
PCF構成株式の価格の差を利用して、指定参加者がリ
スクなく利益を図ることができる。このように指定参加
者がリスクなく利益を図ることを促進することにより、
二つの価格差は解消に向かい、ETFの株価指数への連
動度を高めることができる。また、本発明において、E
TF受益証券交付日において差入れ未了となっている株
式があっても、差入未済株式の差入れが一定期限までに
なされない場合の担保となるべき金銭を受け入れてET
F受益証券を交付することにより、ETF設定契約のキ
ャンセルを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である信託銀行における上
場投信設定支援システムを示す概念図である。
【図2】ETFの仕組みの典型例を示す概念図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによって実行されて上場投
    信の設定を支援するシステムであって、 上場投信の設定に係る株式の受渡予定についての情報を
    取得する株式受渡取得手段と、 前記上場投信の受益証券交付前日までの株式の差入情報
    を取得する前日差入取得手段と、 前記株式受渡取得手段から設定に係る株式の受渡予定に
    ついての情報を取得し、前記前日差入取得手段から差入
    れが行なわれた株式の情報を取得し、前記株式の受渡予
    定についての情報と前記差入れが行なわれた株式の情報
    とを照合して、差入未済株式の情報を出力する前日未済
    計算手段と、 前記上場投信の受益証券交付当日における株式の差入情
    報を取得する当日差入取得手段と、 前記前日未済計算手段から差入未済株式の情報を受け取
    り、前記当日差入取得手段から受益証券交付当日におけ
    る株式の差入情報を受け取り、受益証券交付当日におけ
    る差入未済株式の情報を計算する当日未済計算手段と、
    を含むことを特徴とする上場投信設定支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の上場投信設定支援システ
    ムにおいて、該システムはさらに、 前記当日未済計算手段から差入未済株式の情報を受け取
    り、差入未済株式の差入れがなされない場合の担保とな
    るべき金額を計算する担保金額計算手段と、 受益証券交付翌日以降の株式の差入情報を取得する事後
    差入取得手段と、 前記当日未済計算手段から差入未済株式の情報を受け取
    り、前記事後差入取得手段から受益証券交付翌日以降の
    株式の差入情報を受け取り、差入未済株式を更新すると
    ともに、前記担保金額計算手段から前記担保となるべき
    金額を受け取って更新する未済更新手段と、 前記差入未済株式の差入れが一定期限までになされない
    場合に、前記未済更新手段から受け取った差入未済株式
    について、市場における購入を促進する情報を出力する
    株式購入促進手段と、を備えていることを特徴とする上
    場投信設定支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の上場投信設定支援システ
    ムにおいて、前記株式購入促進手段が、前記担保となる
    べき金額を信託財産とした受渡履行信託に基づいて差入
    未済株式の購入を促進する情報を出力するよう構成され
    ていることを特徴とする上場投信設定支援システム。
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