JP2003241631A - 単語学習カード、単語学習システム、単語学習方法および単語学習用コンピュータプログラム - Google Patents

単語学習カード、単語学習システム、単語学習方法および単語学習用コンピュータプログラム

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JP2003241631A
JP2003241631A JP2002036062A JP2002036062A JP2003241631A JP 2003241631 A JP2003241631 A JP 2003241631A JP 2002036062 A JP2002036062 A JP 2002036062A JP 2002036062 A JP2002036062 A JP 2002036062A JP 2003241631 A JP2003241631 A JP 2003241631A
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learning
word learning
words
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JP2002036062A
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Noriko Wada
法子 和田
Seijiro Otsuka
誠次郎 大塚
Tsutomu Tsuchiya
努 土屋
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Original Assignee
Tokyo Broadcasting System Inc TBS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手法の進歩に乏しい従前の単語学習方法
を改善し、単語の学習効果をより高めることのできる単
語学習カード、単語学習システム等を提供する。 【解決手段】 単語学習カード1の表示枠2を構成する
複数のマス3に、学習対象の英単語3aだけでなく、そ
れと観念的な関連付けがなされた図柄3bを併せて表示
し、イメージによる単語の定着力を高めるようにした。
また、単語の頭文字群4a〜4eをアルファベット順で
配置したので、アルファベットの習得に便利で学習の集
中力も向上する。さらに、単語学習カード1と表示枠2
に配置した英単語3aに関するアニメーションとを表示
画面に表示する表示手段と、表示枠内に配置した単語の
発音を含む音声を出力する音声出力手段と、を備える単
語学習システムとして、音声付きアニメーションにより
英単語の学習効果を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、英語やドイツ
語、フランス語、日本語などの言語の単語学習に好適な
単語学習システムに関するものである。
【0002】
【発明の背景】英語やドイツ語、フランス語、日本語な
どの言語の単語を学習する方法については、従来から効
果的な学習方法が存在していないのが現状であり、例え
ば学習教材用の教科書のような書籍を読み、そこに記載
されている不知の単語を一つ一つ学習者が自ら辞書をひ
いてその意味内容を知得するような学習方法が一般的で
ある。ところが、こうした学習方法では、学習者が自ら
辞書をひいてその意味内容を調べるための労力がたいへ
ん大きく負担が重い。また、労力が大きく負担が重いわ
りには、意味内容を辞書の文字面を追って知得するもの
であるため、何度も同じ単語について辞書をひかないと
記憶として定着し難い。そして、こうした負担を克服し
て意味内容を知得できたとしても、書籍が単語の正確な
発音を音声で教示してくれる訳ではないため、正確な発
音まで習得することは難しいのが実際である。この場合
には、その書籍について発音が収録されたテープやCD
などが別途用意されていれば、それを聴いて正確な発音
を習得することも可能であるが、発音を聴きながら書籍
の文字面を追っていくだけでは変化に乏しく学習者も飽
き易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、進歩に乏
しい従前の単語の学習方法を改善すべく鋭意研究を重ね
て得られたものであって、その目的は、単語の学習効果
を高めることができる単語学習カード、単語学習システ
ム、単語学習方法、単語学習用のコンピュータプログラ
ムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
る本発明は、言語の単語学習をビンゴゲーム方式で行う
のに用いられ、複数の行および列からなるマトリックス
状の表示枠を有する単語学習カードについて、表示枠を
構成する複数のマス内に、それぞれ学習対象の単語と、
当該単語と観念的な関連付けがなされた図柄と、を併せ
て表示したものである。
【0005】このように各マス内に単語の綴りだけでな
く、その単語と観念的な関連付けがある図柄が併せて表
示されていると、図柄のイメージによって単語の定着力
を高めることができ、学習効果を高めることができる。
【0006】また、本発明は、言語の単語学習をビンゴ
ゲーム方式で行うのに用いられ、複数の行および列から
なるマトリックス状の表示枠を有する単語学習カードで
あって、表示枠の行数または列数と同数となるように、
学習対象とする単語についてその頭文字の文字順にした
がって複数の異なる頭文字を一纏まりとした複数の頭文
字群を設定し、各頭文字群を異なる行または列に割り当
てて当該行または列を構成するマス内に単語を配置した
単語学習カードを提供する。
【0007】この単語学習カードは、英語、ドイツ語、
フランス語、日本語のような言語の単語学習をビンゴゲ
ーム方式で行うのに使用される。ビンゴゲームとは、マ
トリックス状の表示枠内に所定の数字をランダムに配置
したビンゴカードを使用して行われ、ランダムに選択さ
れる数字が自己の所持するビンゴカード内の数字と一致
するかを確認し、一致する数字によって所定の配列を完
成させる早さを競うゲームである。本発明の単語学習カ
ードは、その数字に換えて複数の行および列からなるマ
トリックス状の表示枠に学習対象とする単語を配置した
ものである。したがって、この単語学習カードを利用し
てビンゴゲーム方式で単語学習を行えば、楽しく単語学
習を行うことができ、学習効果を高めることができる。
【0008】また、この単語学習カードは、表示枠の行
数または列数と同数となるように、学習対象とする単語
についてその頭文字の文字順にしたがって複数の異なる
頭文字を一纏まりとした複数の頭文字群を設定し、各頭
文字群を異なる行または列に割り当てて当該行または列
を構成するマス内に単語を配置したものである。例え
ば、学習対象とする単語が英単語であって表示枠が5行
5列の場合を例にとると、その頭文字の文字順、即ちア
ルファベット順にしたがって第1頭文字群「A〜E」、
第2頭文字群「F〜J」、第3頭文字群「K〜O」、第
4頭文字群「P〜T」、第5頭文字群「U〜Z」といっ
た具合に、複数の異なる頭文字を一纏まりとした複数の
頭文字群が設定される。そして、各頭文字群は、各頭文
字群を異なる行または列に割り当てられており、当該行
または列を構成するマス内には学習対象とする単語が配
置される。具体的には、第1頭文字群を「A〜E」とし
これに属する英単語は5行5列の表示部における最も左
にある第1列に、第2頭文字群を「F〜J」としこれに
属する英単語はその隣の第2列に、第3頭文字群を「K
〜O」としこれに属する英単語は第2列の右隣りの第3
列に、といった具合に割り当てられる。したがって、学
習対象とする英単語のアルファベット順を容易に習得す
ることができる。また、このように列や行ごとに割り当
てられる単語の頭文字が予め分かっているため、学習者
の集中力を向上させることもできる。
【0009】さらに本発明は、前記単語学習カードと表
示枠内に配置した単語に関するアニメーションとを表示
画面に表示する表示手段と、表示枠内に配置した単語の
発音を含む音声を出力する音声出力手段と、を備える単
語学習システムを提供する。
【0010】この単語学習システムによれば、前述した
単語学習カードの作用効果に加えて、単語学習カードと
表示枠内に配置した単語に関するアニメーションとを表
示画面に表示する表示手段と、表示枠内に配置した単語
の発音を含む音声を出力する音声出力手段と、を備える
ので、音声付きのアニメーションによって学習対象の単
語を学習者の視覚と聴覚にうったえて強烈に印象付ける
ことができるから、単語が学習者の記憶に定着し易く学
習効果を向上できる。
【0011】また本発明は、上記単語学習システムにつ
いて、学習者の人数に応じて学習対象の総単語数を決定
し、表示枠内に配置した単語配列が異なるように複数の
単語学習カードをディジタルデータとして生成する単語
学習カード生成手段を備えるものとした。
【0012】これによれば、学習者の人数に応じて単語
学習カードを作成することができて便利である。そし
て、例えば初級、中級、上級といった学習レベルに応じ
て学習対象とする単語の難易度を可変的に設定できるよ
うにし、学習者の人数に応じて学習対象の総単語数を決
定すれば、単語の習得度に合わせたより効果的な単語学
習を行うことができる。
【0013】さらに本発明は、上記単語学習システムに
ついて、すべての単語学習カードに配置した単語の中か
ら特定の単語をランダムに選択する単語選択手段を備え
るものとした。
【0014】これによれば、単語選択手段によって単語
がランダムに選択されるので、単語学習をビンゴゲーム
方式で運試し的に楽しく行うことができるので、学習効
果が更に高まる。
【0015】また、本発明は、上記目的を達成すべく別
の単語学習システムを提供する。即ち、この単語学習シ
ステムは、学習者の人数に応じて学習対象とする総単語
数を決定し、複数の行および列からなるマトリックス状
の表示枠内に単語を配置した複数の単語学習カードを各
カードどうしで単語配列が異なるようにディジタルデー
タとして生成する単語学習カード生成手段と、すべての
単語学習カードに配置した単語の中から特定の単語をラ
ンダムに選択する単語選択手段と、ディジタルデータと
して生成された単語学習カードと、単語選択手段が選択
した単語と観念的な関連付けがなされたアニメーション
とを表示画面に表示する表示手段と、単語選択手段が選
択した単語についての発音を含めて前記アニメーション
の音声を出力する音声出力手段と、を備えるものであ
る。
【0016】これによれば、前記単語学習カード生成手
段によって学習者の人数に応じて単語学習カードを作成
することができて便利であり、前記単語選択手段によっ
て単語がランダムに選択されることで単語学習を運試し
的に楽しく行うことができ、前記表示手段と音声出力手
段によって、音声付きのアニメーションで学習対象の単
語を学習者の視覚と聴覚にうったえて強烈に印象付ける
ことができるから、単語が学習者の記憶に定着し易くな
って学習効果を向上できる。
【0017】この単語学習システムについては、単語学
習カード生成手段、単語選択手段、表示手段および音声
出力手段が、例えばパーソナルコンピュータやテレビ放
送受信装置等のような単一の機器に全て備えるシステム
構成としてもよいし、あるいはデータ通信可能に接続さ
れる複数の機器に分散したシステム構成としてもよい。
【0018】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
めに、前記複数の単語学習カードをデジタルデータとし
て生成する単語学習カード生成手段と、デジタルデータ
としての前記単語学習カードと選択された単語に関する
動画像データと当該単語の発音を含む音声データとをデ
ータ伝達媒体に送出するデータ送出手段と、を有する学
習マネージャ端末と、該学習マネージャ端末と該データ
伝達媒体を通じて相互接続可能に構成された複数の学習
者端末と、を備える単語学習システムであって、学習マ
ネージャ端末か学習者端末の何れかが、すべての単語学
習カードに配置した単語の中から特定の単語をランダム
に選択する単語選択手段、前記動画像データの表示手
段、前記音声データの音声出力手段の少なくとも何れか
を有しており、該単語学習選択手段によって特定の単語
が選択されると、該表示手段と音声出力手段によって選
択された単語の音声付きアニメーションを出力するよう
になっている単語学習システムを提供する。
【0019】この単語学習システムでは、学習マネージ
ャ端末が、前記複数の単語学習カードをデジタルデータ
として生成する単語学習カード生成手段と、デジタルデ
ータとしての前記単語学習カードと選択された単語に関
する動画像データと当該単語の発音を含む音声データと
を、LAN、WAN、インターネット網といった有線・
無線の公衆ネットワークや専用ネットワークを利用した
通信システムや、地上波、衛星波、ケーブル等の双方向
CATVやディジタル放送波を利用した放送システムの
ような各種のデータ伝達媒体を通じて送出するデータ送
出手段を備えており、複数の学習者端末が学習マネージ
ャ端末と該データ伝達媒体を介して相互接続可能に構成
されている。そして、学習マネージャ端末か学習者端末
の何れかが、すべての単語学習カードに配置した単語の
中から特定の単語をランダムに選択する単語選択手段、
前記動画像データの表示手段、前記音声データの音声出
力手段の少なくとも何れかを有しており、該単語学習選
択手段によって特定の単語が選択されると、該表示手段
と音声出力手段によって選択された単語の音声付きアニ
メーションを出力するようになっている。したがって、
前述した単語学習カードの作用・効果に加えて、前記単
語学習カード生成手段によって学習者の人数に応じて単
語学習カードを作成することができて便利であり、前記
単語選択手段によって単語がランダムに選択されること
で単語学習をビンゴゲーム方式で運試し的に楽しく行う
ことができ、前記表示手段と音声出力手段によって、音
声付きのアニメーションで学習対象の単語を学習者の視
覚と聴覚にうったえて強烈に印象付けることができるか
ら、単語が学習者の記憶に定着し易くなって単語の学習
効果を向上できる。
【0020】そして、上記単語学習システムについて
は、学習者端末が、学習マネージャ端末から受信した単
語学習カードデータを紙製または合成樹脂製のカードに
印刷する手段を更に有するものとして構成できる。
【0021】これによれば、学習者が単語学習カードを
所持していなくても、プリントアウトすることができる
ので、その場で学習者の人数に合わせて単語学習カード
を用意することができて便利である。
【0022】さらに本発明は、前記単語学習カードを複
数枚使用してビンゴゲーム方式で行う単語学習方法であ
って、すべての単語学習カードに配置した単語の中から
特定の単語をランダムに選択する学習マネージャ装置が
特定の単語をランダムに選択する過程と、学習マネージ
ャ装置が、選択された単語に関する動画像データを表示
装置に送出すると共に選択された単語の発音を含む音声
データを音声出力装置に送出する過程と、前記表示装置
と音声出力装置が音声付きアニメーションを出力する過
程と、を含むものである単語学習方法を提供するもので
ある。
【0023】この単語学習方法では、前述した単語学習
カードの作用・効果に加えて、前記単語をランダムに選
択する過程によって単語学習をビンゴゲーム方式で運試
し的に楽しく行うことができ、前記表示装置と音声出力
装置が音声付きアニメーションを出力する過程によって
学習対象の単語を学習者の視覚と聴覚にうったえて強烈
に印象付けることができるから、単語が学習者の記憶に
定着し易くなって単語の学習効果を向上できる。
【0024】以上のような本発明による単語学習方法や
単語学習システムについては、様々な態様で実施するこ
とができる。その実施態様の一つとしては、例えば家庭
や英会話教室などで、その場に備えるパーソナルコンピ
ュータを「学習マネージャ装置」として機能させると共
に、該パーソナルコンピュータに付属するディスプレイ
を「表示装置」として、また該パーソナルコンピュータ
に付属するスピーカを「音声出力装置」として機能させ
て実施するモデルがある。
【0025】また、他の実施態様としては、例えば複数
のパーソナルコンピュータを備える学校の教室などで、
教師用のパーソナルコンピュータを「学習マネージャ装
置」「学習マネージャ端末」として機能させると共に、
各生徒用のパーソナルコンピュータに付属するディスプ
レイや教師用のパーソナルコンピュータに接続されたプ
ロジェクターなどを「表示装置」「表示手段」として、
また教師用のパーソナルコンピュータに接続された教室
のオーディオシステムを「音声出力装置」「音声出力装
置」として機能させて実施するモデルがある。
【0026】更に他の実施態様としては、例えば放送局
の放送設備に付属するコンピュータやホームページを提
供するWebサーバ端末などを「学習マネージャ装置」
「学習マネージャ端末」として機能させると共に、家庭
内などに備えるデジタルテレビ装置、パーソナルコンピ
ュータ、PDA、携帯電話等のような受信装置に付属す
るディスプレイを「表示装置」「表示手段」として、ま
たそれらに付属するスピーカを「音声出力装置」「音声
出力手段」として機能させて実施してもよい。
【0027】そして、本発明は、上記目的を達成すべ
く、コンピュータを、前記単語学習カードをデジタルデ
ータとして生成する単語学習カード生成手段、デジタル
データとして生成されたすべての前記単語学習カードに
配置した単語の中から特定の単語をランダムに選択する
単語選択手段、選択された単語に関連する動画像データ
と当該単語の発音を含む音声データを音声付きアニメー
ションとして再生する再生手段、として機能させるため
の単語学習用コンピュータプログラムを提供する。
【0028】また、この単語学習用コンピュータプログ
ラムについては、デジタルデータとして生成された単語
学習カードを印刷装置によって紙製または合成樹脂製の
カードに印刷させる手段として前記コンピュータを機能
させるようにしたものとして構成するとよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する符号
については同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0030】単語学習カードの構成〔図1〕
【0031】この実施形態の単語学習カード1は厚紙に
印刷を施して形成されたもので、英単語の学習用であ
る。単語学習カード1には、5行5列のマトリックス状
の表示枠2を設けてある。表示枠2には、合計で25の
マス3があり、各マス3には英単語3aと、この各英単
語を観念的に想起させるような図示せぬ図柄が描かれた
図枠3bが設けてある。この図枠3bに描かれる図柄と
しては、人を描いた漫画キャラクターや、生物や物を擬
人化した漫画キャラクターが描かれており、非常に親し
みがわいて学習者の記憶に残りやすい図柄となってい
る。
【0032】表示枠2の第1列2a、第2列2b、第3
列2c、第4列2d、第5列2eは、各列2a〜2eが
それぞれ一纏まりであることを学習者が直感的にイメー
ジとして知得できるように、それぞれ順に白色、青色、
赤色、緑色、黄色の着色が施されている。この着色の順
序はBS対応のテレビ装置の操作リモコンの押釦の着色
の順序と同じである。
【0033】そして、第1行にある各列2a〜2eのマ
ス3の上方には、各列2a〜2eに配置されている英単
語の頭文字群4a〜4eが表記されている。この頭文字
群4a〜4eは、頭文字の文字順、即ちこの実施形態で
はアルファベット順にしたがって異なる頭文字を一纏ま
りにしたもので、第1の頭文字群4aには頭文字「AB
C D E」が、第2の頭文字群4bには頭文字「F G
H I J」が、第3の頭文字群4cには頭文字「K L
M N O」が、第4の頭文字群4dには頭文字「P Q
R S T U」が、第5の頭文字群4eには残余の頭文
字「U V WX Y Z」がそれぞれ表記されている。こ
のようにアルファベット順の頭文字群4a〜4eを各列
2a〜2eに併記し、前述のように各列2a〜2eごと
に着色を異ならせてあるため、特に幼児や英単語の初学
者がアルファベット順を容易に習得できるようになって
いる。
【0034】以上のような単語学習カード1を使用して
英単語学習を進めるには、この実施形態ではランダムに
選択された英単語と同じ英単語が表示されているマス3
に図示せぬ選択済みシールを貼り付けるようにする。そ
して、縦、横、斜めで5つの選択済みシールが直線状に
揃ったらビンゴゲームにおけるのと同様に“ビンゴ”が
成立する。なお、シールではなく、マス3にミシン目を
設けておき、そのミシン目でマス3に穴を開けて英単語
が選択済みであることを示すようにしてもよい。
【0035】次に、以上のような単語学習カード1を使
用して行う英単語学習方法、英単語学習システム、英単
語学習用コンピュータプログラムの実施形態について説
明する。
【0036】第1実施形態〔図2〜図5〕 ; 図2
は、例えば家庭や集会場などのような特定の場所に学習
者が集合し、単語学習カード1を使って英単語学習を行
う場合の実施形態である。
【0037】5はパーソナルコンピュータで、これには
周辺装置であるディスプレイ装置6、スピーカ装置7、
キーボード8、プリンタ9が接続されている。学習者S
1,S2,S3が所持しているのが単語学習カード1で
ある。なお、各学習者S1,S2,S3が所持する単語
学習カード1は、それぞれ表示枠2に配置した英単語3
aがそれぞれ異なった内容となっている。
【0038】パーソナルコンピュータ5と周辺装置とを
機能ブロック図で表すと図3のとおりで、パーソナルコ
ンピュータ5にはシステム全体やプログラムの実行を司
る制御演算装置5aと、主記憶装置5bを含むCPU5
cが搭載されている。CPU5cは、入出力チャネル5
dを介してハードディスクのような補助記憶装置5eに
接続されている。本実施形態の単語学習用コンピュータ
プログラム10はここに格納されている。また入出力チ
ャネル5dには、前述のディスプレイ装置6、スピーカ
装置7、キーボードやマウスといった入力装置8、プリ
ンタ9が、それぞれに内蔵する図示せぬ入力制御装置や
出力制御装置を介して接続されている。
【0039】このようなハード構成の英単語学習システ
ムでは、補助記憶装置5eに格納されている英単語学習
用コンピュータプログラム10がCPU5cの制御演算
装置5aにより主記憶装置5bに読み出されて所定の命
令・演算が実行されることで、パーソナルコンピュータ
5を「学習マネージャ端末」、CPU5cを「単語学習
カード生成手段」「データ送出手段」「単語選択手段」
「再生手段」として機能させるようになっている。
【0040】次に、実際の英単語学習方法について説明
する。
【0041】まず、マウス8bを操作して英単語学習用
コンピュータプログラム10を起動する。英単語学習用
コンピュータプログラム10がCPU5cにより実行さ
れると、初期画面が「表示装置」「表示手段」としての
ディスプレイ装置6に表示される。そして、初期画面の
学習開始ボタンを選択すると、英単語学習の開始である
が、ここでは予め学習者S1〜S3が英単語学習カード
1を所持しておらず、該カード1を生成する過程から説
明する。
【0042】この生成過程を実行するには、学習者S1
〜S3がキーボード8aやマウス8bを操作して学習者
S1〜S3のそれぞれのユーザー名を入力してから該カ
ード1の作成をCPU5eにリクエストする。CPU5
cは英単語学習用コンピュータプログラム10を実行し
て、入力装置8によって入力された学習者S1〜S3の
人数に応じて学習対象として適当な総英単語数を設定す
る。少人数で総英単語数が多すぎると、学習が終わるま
でに時間が掛かり過ぎて学習者が飽きてしまう場合があ
り、逆に英単語数が少な過ぎると、ビンゴが早く成立し
たり同時ビンゴが成立する可能性が生じるためである。
そして、CPU5cは、設定した総英単語数に応じて所
定の乱数表に基づいてそれぞれ内容が異なる、即ち表示
枠2に配置した英単語3aが各英単語学習カード1どう
しで少なくとも部分的に異なっている英単語学習カード
をディジタルデータとして学習者S1〜S3の人数より
多めに生成しておく。
【0043】そして、まず学習者S1に対して、例えば
図4(a)で示すようなカード配布画面W1がディスプ
レイ装置6に表示される。学習者S1がマウス8bを操
作してボタンW1aをクリックすると、図4(b)で示
すように英単語学習カードW1bが表示され、これで良
ければボタンW1cを押す。また換える場合にはボタン
W1dをクリックして他の英単語学習カードを表示させ
る。これは、英単語学習カード1の図柄3bなどを学習
者S1〜S3の好みに応じて選択できる自由度を高める
ためである。そして、学習者S2,S3についても上記
要領で自己の使用する英単語学習カードを決定する。な
お、使用する英単語学習カードが決定すると、CPU5
cは、生成した全ての英単語学習カードに使用している
英単語、英単語の配列など学習の進行を管理するための
管理データを主記憶装置5bに記憶させて保持してい
る。あとは各英単語学習カードをプリンタ9で印刷すれ
ば、学習者S1〜S3は英単語学習カード1をそれぞれ
所持することができる。
【0044】次は英単語学習を行う過程である。まず学
習者S1からであるが、ディスプレイ装置6には、例え
ば図5のような英単語選択画面W2が表示される。この
選択画面W2には、学習者S1の英単語学習カードW2
aが表示されており、その外側にはルーレット軌道W2
bが表示されている。このルーレット軌道W2bには先
に設定した総英単語数にあたる英単語枠が設けており、
各英単語枠にはそれぞれ英単語が表示されている。な
お、英単語枠だけでなく、例えば「もう1回!」「2つ先
にジャンプ!」のような遊び枠を設けるようにしてもよ
い。英単語学習カードW2aの隣にあるのはコントロー
ラW2cである。
【0045】学習者S1は、この選択画面W2で、入力
装置8(キーボード8a、マウス8b)を利用して、自
己の英単語学習カードW2aに含まれている英単語のい
ずれかを選択する。するとルーレット軌道W2bには、
学習者S1の英単語学習カードW2a上で選択した英単
語に対応する英単語枠に文字「狙」が表示される。次い
で学習者S1は、コントローラW2cを入力装置8を利
用して下方へ倒すように操作する。すると、図示せぬア
ニメーションキャラクターがルーレット軌道W2b上を
全力疾走で走り出す。そして、文字「狙」の英単語枠に
アニメーションキャラクターが停止するように狙いを定
めて、もう一度下方へ倒すようにコントローラW2cを
操作する。すると、アニメーションキャラクターは徐々
に走るのを止めて停止する。そして、タイミングが合え
ば「狙」の位置にアニメーションキャラクターが停止す
るが、タイミングを外すと他の英単語枠に停止してしま
う。また、アニメーションキャラクターは、時にはつま
ずいて転倒して、文字「狙」の英単語枠とは全く異なる英
単語枠に停止することもある。このようにランダムに英
単語が選択されることで、学習者S1〜S3はスリル感
をもって集中して且つ楽しく英単語を選択することがで
きる。
【0046】以上のようにして英単語が選択されると、
CPU5cは補助記憶装置5cからその英単語について
用意されている動画データと音声データとを読み出し
て、「再生手段」としてそれぞれ入出力チャネル5dを
通じてディスプレイ装置6とスピーカ7に送出する。こ
れにより選択された英単語を観念的に連想させるような
音声付きアニメーションが出力される。この音声付きア
ニメーションは、例えばMacromedia Flash(商標)のよ
うなソフトウェアによって作成され、そのプラグインで
あるFlash Player(商標)によって再生することができ
る。そして、この音声付きアニメーションでは、人を描
いた漫画キャラクターや、生物や物を擬人化した漫画キ
ャラクターがアニメーションで表示される。したがっ
て、非常に親しみがわいて英単語がイメージとして学習
者の記憶に残りやすいようになっている。また、選択さ
れた英単語の発音を含めて音声が出力されることで、英
単語の綴りだけではなく、発音も同時に学習することが
できて効率的で、高い学習効果を上げることができる。
【0047】以上のようにして学習者S2→学習者S3
→学習者S1・・・についても英単語の選択と音声付き
アニメーションの再生とが繰り返し行われていく。そし
て、学習者S1〜S3の何れかの英単語学習カード1に
ついてビンゴが成立すると学習を終了してもよいし、全
員の英単語学習カード1についてすべてビンゴが成立す
るまで学習を継続してもよい。
【0048】第2実施形態〔図6〜図10〕 ; 図6
は、例えば学校や英会話教室などのような特定の場所に
構築した、教師端末21、プロジェクタ用端末22と、
複数の学習者端末23と、を「データ伝達媒体」としての
配線24によりネットワーク接続した英単語学習システ
ムにより英単語学習を行う実施形態である。
【0049】教師用端末21はパーソナルコンピュータ
で構成されており、この実施形態の英単語学習システム
による英単語学習の進行を司るものである。教師用端末
21には、ディスプレイ装置21aと、マイクを備える
ヘッドセット21bと、教師の姿を撮像するCCDカメ
ラのような撮像装置21cが接続されている。
【0050】プロジェクタ用端末22もパーソナルコン
ピュータで構成されており、プロジェクタ22aと、ス
ピーカシステム22bが接続されている。
【0051】各学習者端末23もパーソナルコンピュー
タで構成されており、それぞれディスプレイ装置23a
と、マイクを備えるヘッドセット23bと、学習者を撮
像するCCDカメラのような撮像装置23cが接続され
ている。
【0052】そして、以上の英単語学習システムでは、
教師用端末21が「学習マネージャ装置」、「単語学習
カード生成手段」と「データ送出手段」を有する「学習
マネージャ端末」として機能し、プロジェクタ用端末2
2が「学習マネージャ装置」、「単語選択手段」を有す
る「学習マネージャ端末」、「再生手段」として機能
し、プロジェクタ用端末22に接続されたプロジェクタ
22が「表示装置」「表示手段」として機能し、プロジェ
クタ用端末22に接続されたスピーカシステム22cが
「音声出力装置」「音声出力手段」として機能し、学習者
端末23が「学習者端末」としての機能するものである。
そして、教師用端末21、プロジェクタ用端末22、学
習者端末23には、それぞれこの実施形態による英単語
学習用コンピュータプログラムがインストールされてお
り、これが各端末21,22,23で実行されることで
上述のような「端末」や「装置」や「手段」として機能させる
ようになっている。
【0053】次に、上記構成の英単語学習システムによ
り行う英単語学習方法について説明する。
【0054】まず、英単語学習カードの生成過程であ
る。この単語学習カード生成過程では、教師用端末21
のディスプレイ装置21aに図7で示すようなカード配
布画面W3が表示される。そして、図示せぬキーボード
やマウスのような入力装置を使ってカード配布画面W3
中の配信ボタンW3aを押下すると、プロジェクタ用端
末22と各学習者端末23に対して単語学習カード生成
モードへの移行指示が出される。このとき、プロジェク
タ用端末22では、プロジェクタ22aによって映写さ
れる画面22cに待機画面が表示されている。一方、各
学習者端末23のディスプレイ装置23aには、図4
(a)のカード配布画面W1が表示される。そして、図
示せぬキーボードやマウスのような入力装置を使って各
学習者端末23でボタンW1aが押下されると、配信リ
クエストが教師用端末21に送信される。
【0055】教師用端末21では、この配信リクエスト
を受信すると、前述した第1実施形態と同様に、配信リ
クエストの数(学習に参加する学習者端末23の数)に
応じて学習対象として適当な総英単語数を設定し、設定
した総英単語数に応じて所定の乱数表に基づいてそれぞ
れ内容が異なる、即ち図1の英単語学習カード1で示す
ところの表示枠2に配置した英単語3aが各英単語学習
カードどうしで少なくとも部分的に異なっている英単語
学習カードをディジタルデータとして配信リクエストの
数より多めに生成し、配信リクエストのあった学習者端
末23に対して送信する。
【0056】すると、各学習者端末23のディスプレイ
装置23aには、図4(b)で示すように英単語学習カ
ードW1bが表示され、これで良ければボタンW1cを
押す。また換える場合にはボタンW1dをクリックして
他の英単語学習カードの配信リクエストを教師用端末2
1に送信する。こうして、各学習者端末23の英単語学
習カードが決定すると、教師用端末21では、生成した
全ての英単語学習カードに使用している英単語、英単語
の配列など学習の進行を管理するための管理データを保
持しており、ディスプレイ装置21aで図7に示すよう
にその一覧を把握できるようになる。なお、各学習者端
末23の英単語学習カードの詳細をみたい場合には、各
カードをクリックすると、図7で示すような詳細画面W
4がポップアップ表示される。
【0057】次は英単語学習を行う過程である。教師用
端末21で、「単語学習」のタグをクリックすると、図8
で示すような管理画面W5が表示され、そこにある学習
開始ボタンW5aを押下すると、各学習者端末23のデ
ィスプレイ装置23aには図9で示すような学習画面W
6が表示される。この学習画面W6には、選択した英単
語学習カードW6aと、コントローラW6bと、他の学
習者端末23に備える撮像装置23cで撮像された学習
者の動画像を表示する複数の表示枠W6cが含まれてい
る。
【0058】そして、教師用端末21で英単語をひく学
習者端末23の順序を適当に決めて、最初の学習者端末
23を指定する。その順序は管理画面W5のリストW5
bに表示される。最初の学習者端末23には、ここでは
じめて図9で示すコントローラW6bが表示され、他の
学習者端末23の学習画面W6にはコントローラW6b
は表示されていない。そして、学習者端末23で第1実
施形態と同様に英単語を選択すると、当該英単語がプロ
ジェクタ用端末22に送信され、画面22cに図10の
ようなルーレット画面W7が表示される。なお、このル
ーレット画面W7には、第1実施形態と同様に構成され
たルーレット軌道W7aと、最初に英単語をひく学習者
端末23の撮像装置23cにて撮像された学習者の動画
像W7bが表示される。
【0059】この状態から最初に英単語をひく学習者端
末23で、第1実施形態と同様に、図示せぬ入力装置を
使ってコントローラW6bを操作して、アニメーション
キャラクターを全力疾走させる開始とそれを停止させる
リクエストをプロジェクタ端末22に送信する。プロジ
ェクタ端末22では、リクエストに応じてアニメーショ
ンキャラクターの疾走開始と停止の各処理を行い出目の
英単語を確定する。ここで確定した英単語は、教師用端
末21と学習者端末23に送信され、教師用端末21で
は、各学習者端末23の英単語学習カードに対応する英
単語が含まれているかを検出する。また、学習者端末2
3では、学習者が入力装置を使って自分で英単語学習カ
ードに対応する英単語が含まれているかをチェックし
て、含まれていれば入力装置で当該英単語をクリックし
てマーキングを行う。そして、マーキング箇所は教師用
端末21に自動送信され、教師用端末21では、各学習
者端末23ごとにマーキングした英単語を自動記録し、
図7の管理画面W5にそれが反映される。
【0060】次に、第1実施形態と同様に、選択された
英単語について音声付きアニメーションを出力するため
の動画像データと音声データがプロジェクタ端末22か
ら送出されて、プロジェクタ22aによってアニメーシ
ョンが、またスピーカシステム22bによって音声が出
力される。この英単語学習を終えると、再び教師用端末
21が学習者端末23を指定するステップに戻って上述
のような英単語の選択と音声付きアニメーションによる
英単語の学習とを繰り返して行うようにする。
【0061】以上のようにして英単語の選択と学習を繰
り返した結果、リーチの学習者端末23が発生した場合
に、学習者端末23で図示せぬ「リーチ宣言」ボタンが押
下されると、教師用端末21にそれが送信される。教師
用端末21には、管理画面W5のリストW5cに送信元
の学習者端末23が表示される。そして、教師用端末2
1の管理画面W5にある「祝リーチ画面表示」ボタンW5
dを押下すると、プロジェクタ端末22では画面22c
にリーチを祝す画面がその学習者端末23の撮像装置2
3cで撮像された学習者のライブ映像と共に表示され
る。
【0062】また、学習者端末23でビンゴが成立した
場合、教師用端末21には、管理画面W5のリストW5
dにビンゴが成立した学習者端末23が表示される。そ
して、教師用端末21の管理画面W5にある「祝ビンゴ
画面表示」ボタンW5fを押下すると、プロジェクタ端
末22ではリーチを祝す画面がその学習者端末23の撮
像装置23cで撮像された学習者のライブ映像と共に表
示される。
【0063】学習を終了するときは、教師用端末21の
管理画面W5にある「学習終了」ボタンW5gを押下し
て、各学習者端末23とプロジェクタ端末22にその旨
を通知する。
【0064】第3実施形態〔図11〕 ; 図11は、
第2実施形態の英単語学習システムを「伝送路」としてイ
ンターネット網31を利用して行うものである。即ち、
インターネット網31を介して学習マネージャサーバ3
2と複数の学習者端末33とが接続した英単語学習シス
テムにより英単語学習を行う実施形態である。
【0065】この実施形態では、学習マネージャサーバ
32が「学習マネージャ装置」、「単語学習カード生成手
段」「データ送出手段」「単語選択手段」とを有する「学習マ
ネージャ端末」として機能し、学習者端末33が「学習者
端末」「再生手段」として機能し、学習者端末33に接続
したディスプレイ装置33aが「表示装置」「表示手段」と
して機能し、学習者端末33に接続したスピーカ33b
が「音声出力装置」「音声出力手段」として機能するもので
ある。
【0066】そして、この英単語学習システムで英単語
学習を行うには、学習マネージャサーバ32が提供する
ホームページ上で学習する日時が予め告知されており、
その日時に合わせて学習者端末33がインターネット網
31を通じて該ホームページにアクセスし、第2実施形
態で説明したのと同様の要領で学習マネージャサーバ3
2が進行役となって英単語の学習を行うようにする。な
お、第2実施形態では、教師が教師用端末21を操作す
るところがあるが、その操作については自動化できるの
で、学習マネージャサーバ32が機械的に英単語学習を
進行していく。その詳細な学習方法については、第2実
施形態と同様であり重複するので説明を省略する。ま
た、ここでは、インターネット網31に接続した学習者
端末33としてパーソナルコンピュータを例示している
が、インターネット網31に接続可能であれば、PD
A、携帯電話、カーナビゲーションシステム、通信カラ
オケ端末などその他の通信端末を利用してもよいことは
もちろんである。
【0067】第4実施形態〔図12〕 ; 図12は、
第3実施形態の英単語学習システムを「データ伝達媒体」
としてディジタル放送システムを利用して行うものであ
る。即ち、この実施形態では、放送局41に学習マネー
ジャ装置41aが設置されており、この学習マネージャ
装置41aとテレビジョン受信装置42とを、CS(通
信衛星)43を介して双方向接続した英単語学習システ
ムにより英単語学習を行うものである。
【0068】この実施形態では、放送局41の学習マネ
ージャ装置41aが「学習マネージャ装置」、「単語学習
カード生成手段」「データ送出手段」「単語選択手段」とを
有する「学習マネージャ端末」として機能し、テレビジョ
ン受信装置42が「学習者端末」、「再生手段」、「表示装
置」、「表示手段」、「音声出力装置」、「音声出力手段」と
して機能するものである。
【0069】そして、この英単語学習システムで英単語
学習を行うには、放送局41が日時を予め告知し、その
日時に合わせてテレビジョン受信装置42でチャンネル
を合わせて放送を受信し、第2実施形態で説明したのと
同様の要領で学習マネージャ装置41aが進行役となっ
て英単語の学習を行うようにする。なお、第2実施形態
では、教師が教師用端末21を操作するところがある
が、その操作については自動化できるので、学習マネー
ジャサーバ32が機械的に英単語学習を進行していく。
その詳細な学習方法については、第2実施形態と同様で
あり重複するので説明を省略する。
【0070】各実施形態の変形例 ; 前述の各実施形
態では、英単語について説明したが、英単語ではなく他
の言語であってもよいことはもちろんである。
【0071】前記第1実施形態における英単語学習用コ
ンピュータプログラムは、CD−ROM等のメディアか
らパーソナルコンピュータ5にインストールしたり、イ
ンターネット網を介して当該プログラムを提供するWe
bサーバにパーソナルコンピュータ5を接続してダウン
ロードしインストールするようにしてもよい。また、前
記Webサーバが、パーソナルコンピュータ5で学習対
象とする英単語を増やすことができるように、前記英単
語学習用コンピュータプログラムや動画像データや音声
データを含む英単語のデータを更新できるようにしても
よい。さらに、パーソナルコンピュータ5ではなく、こ
れと同様に機能させることができるテレビゲーム機を利
用してもよい。
【0072】前記各実施形態では、ルーレット軌道W2
b,W7aに総英単語数にあたる英単語枠を設けるよう
にしたが、例えば学習者が選択した英単語に対応する列
(例えば第1列)に含まれる英単語と、他の学習者の英
単語学習カードにおける同じ列(例えば第1列)に含ま
れる英単語とがランダムな配置で英単語枠に表示される
ようにしてもよい。
【0073】前記各実施形態については、例えばリーチ
が掛かった学習者または学習者端末23について割り込
み処理を行い、英単語を選択する順序を繰り上げるよう
にしてもよい。こうすることでより英単語学習のゲーム
性を高めることができる。
【0074】前記各実施形態については、学習対象の総
英単語数を設定する際に、例えば初級、中級、上級とい
った学習レベルに応じて学習対象とする単語の難易度を
可変的に設定できるようにしてもよい。こうすると英単
語の習得度に合わせたより効果的な単語学習を行うこと
ができる。
【0075】前記第2実施形態では、教師用端末21に
ヘッドセット21bや撮像装置21cを備えるように
し、学習者端末23もヘッドセット23bや撮像装置2
3cを備えるようにしているが、教師や学習者の映像を
プロジェクタ22bによって映し出す必要がない場合
や、教師や学習者の発声をスピーカシステム22cで出
力する必要のない場合には、これらを備えないようにし
てもよい。
【0076】前記第3実施形態では、学習マネージャサ
ーバ32が提供するホームページ上で学習日時が予め告
知されており、その日時に合わせて各学習者端末33が
インターネット網31を通じて該ホームページにアクセ
スして英単語の学習を行うようにしているが、学習マネ
ージャサーバ33が各学習者端末33ごとにオンデマン
ドで前述した「学習マネージャ端末」として機能させても
よい。これは第4実施形態でも同様であり、放送局41
の学習マネージャ装置41aがテレビジョン受信装置4
2ごとにオンデマンドで前述した「学習マネージャ端末」
として機能させてもよい。
【0077】前記第4実施形態では、「データ伝達媒体」
としてCS43を利用した放送システムを例示したが、
BSのような他のディジタル放送波を利用する放送シス
テムや双方向CATVのような放送システムを利用して
もよい。また、テレビジョン受信装置42を例示した
が、「データ伝達媒体」としての放送システムに対して双
方向アクセス可能であれば、携帯電話、PDA、カーナ
ビゲーションシステム、テレビゲーム機、通信カラオケ
等であってもよい。
【0078】
【発明の効果】本発明の単語学習カード、単語学習シス
テム、単語学習方法、単語学習用コンピュータプログラ
ムによれば、単語学習をビンゴゲームのように運試し的
に楽しく集中して行うことができ、且つ、音声付きアニ
メーションによる音声とイメージよって単語学習を行う
ことができるから高い学習効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による英単語学習カードの説明図。
【図2】第1実施形態による英単語学習システムの構成
図。
【図3】図2の英単語学習システムの機能ブロック図。
【図4】一実施形態による表示画面の説明図。
【図5】一実施形態による表示画面の説明図。
【図6】第2実施形態による英単語学習システムの構成
図。
【図7】一実施形態による表示画面の説明図。
【図8】一実施形態による表示画面の説明図。
【図9】一実施形態による表示画面の説明図。
【図10】一実施形態による表示画面の説明図。
【図11】第3実施形態による英単語学習システムの構
成図。
【図12】第4実施形態による英単語学習システムの構
成図。
【符号の説明】
1 英単語学習カード(単語学習カード) 2 表示枠 2a 第1列 2b 第2列 2c 第3列 2d 第4列 2e 第5列 3 マス 3a 英単語 3b 図枠 4a 第1の頭文字群 4b 第2の頭文字群 4c 第3の頭文字群 4d 第4の頭文字群 4e 第5の頭文字群 5 パーソナルコンピュータ(学習マネージャ装
置) 5a 制御演算装置 5b 主記憶装置 5c CPU(学習マネージャ装置、単語学習カード
生成手段、単語選択手段) 5d 入出力チャネル 5e 補助記憶装置 6 ディスプレイ装置(表示装置) 7 スピーカ装置(音声出力装置、音声出力手段) 8 入力装置 8a キーボード 8b マウス 9 プリンタ(印刷装置) 10 英単語学習用コンピュータプログラム W1 カード配布画面 W1a ボタン W1b 英単語学習カード W1c ボタン W1d ボタン W2 英単語選択画面 W2a 英単語学習カード W2b ルーレット軌道 W2c コントローラ 21 教師用端末 21a ディスプレイ装置 21b ヘッドセット 21c 撮像装置 22 プロジェクタ用端末 22a ヘッドセット 22b プロジェクタ 22c スピーカシステム 23 学習者端末 23a ディスプレイ装置 23b ヘッドセット 23c 撮像装置 W3 カード配布画面 W3a カード配布ボタン W4 詳細画面 W5 管理画面 W5a 学習開始ボタン W5b リスト W5c リスト W6 学習画面 W6a 英単語学習カード W6b コントローラ W6c 表示枠 W7 ルーレット画面 W7a ルーレット軌道 W7b 動画像 31 インターネット網 32 学習マネージャサーバ 33 学習者端末 33a ディスプレイ装置 33b スピーカ装置 41 放送局 41a 学習マネージャ装置 42 テレビジョン装置 43 CS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 努 東京都町田市高ケ坂1598−18 株式会社セ ラフ内 Fターム(参考) 2C028 AA02 AA03 AA04 AA05 BA01 BA02 BB04 BB06 BC05 BD01 5D045 AB11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 言語の単語学習をビンゴゲーム方式で行
    うのに用いられ、複数の行および列からなるマトリック
    ス状の表示枠を有する単語学習カードであって、 表示枠を構成する複数のマス内に、それぞれ学習対象の
    単語と、当該単語と観念的な関連付けがなされた図柄
    と、を併せて表示した単語学習カード。
  2. 【請求項2】 表示枠の行数または列数と同数となるよ
    うに、学習対象とする単語についてその頭文字の文字順
    にしたがって複数の異なる頭文字を一纏まりとした複数
    の頭文字群を設定し、各頭文字群を異なる行または列に
    割り当てて当該行または列を構成するマス内に単語を配
    置した請求項1記載の単語学習カード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の単語学習
    カードと表示枠内に配置した単語に関するアニメーショ
    ンとを表示画面に表示する表示手段と、表示枠内に配置
    した単語の発音を含む音声を出力する音声出力手段と、
    を備える単語学習システム。
  4. 【請求項4】 学習者の人数に応じて学習対象の総単語
    数を決定し、表示枠内に配置した単語配列が異なるよう
    に複数の単語学習カードをディジタルデータとして生成
    する単語学習カード生成手段を備える請求項3記載の単
    語学習システム。
  5. 【請求項5】 すべての単語学習カードに配置した単語
    の中から特定の単語をランダムに選択する単語選択手段
    を備える請求項3または請求項4記載の単語学習システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の複数の単
    語学習カードをデジタルデータとして生成する単語学習
    カード生成手段と、デジタルデータとしての前記単語学
    習カードと選択された単語に関する動画像データと当該
    単語の発音を含む音声データとをデータ伝達媒体を通じ
    て送出するデータ送出手段と、を有する学習マネージャ
    端末と、該学習マネージャ端末と該データ伝達媒体を通
    じて相互接続可能に構成された学習者端末と、を備える
    単語学習システムであって、 学習マネージャ端末か学習者端末の何れかが、すべての
    単語学習カードに配置した単語の中から特定の単語をラ
    ンダムに選択する単語選択手段、前記動画像データの表
    示手段、前記音声データの音声出力手段の少なくとも何
    れかを有しており、該単語学習選択手段によって特定の
    単語が選択されると、該表示手段と音声出力手段によっ
    て選択された単語の音声付きアニメーションを出力する
    ようになっている単語学習システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の複数の単
    語学習カードを用いビンゴゲーム方式で行う単語学習方
    法であって、 すべての単語学習カードに配置した単語の中から特定の
    単語をランダムに選択する学習マネージャ装置が特定の
    単語をランダムに選択する過程と、 学習マネージャ装置が、選択された単語に関する動画像
    データを表示装置に送出すると共に選択された単語の発
    音を含む音声データを音声出力装置に送出する過程と、 前記表示装置と音声出力装置が音声付きアニメーション
    を出力する過程と、を含むものである単語学習方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、 請求項1または請求項2記載の単語学習カードをデジタ
    ルデータとして生成する単語学習カード生成手段、 デジタルデータとして生成されたすべての前記単語学習
    カードに配置した単語の中から特定の単語をランダムに
    選択する単語選択手段、 選択された単語に関連する動画像データと当該単語の発
    音を含む音声データを音声付きアニメーションとして再
    生する再生手段、として機能させるための単語学習用コ
    ンピュータプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100646023B1 (ko) 2004-12-07 2006-11-15 이지수 단어 학습 교재 및 이를 이용한 단어 학습 방법
JP2011128362A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Cocone Corp 学習システム
KR101090264B1 (ko) 2011-02-15 2011-12-07 김혜림 색상, 도형, 그림의 특성과 학습기기의 장점을 접목하여 언어를 익히는 G-learning 학습방법

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