JP2003240255A - 建物用の冷暖房装置 - Google Patents
建物用の冷暖房装置Info
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- JP2003240255A JP2003240255A JP2002036057A JP2002036057A JP2003240255A JP 2003240255 A JP2003240255 A JP 2003240255A JP 2002036057 A JP2002036057 A JP 2002036057A JP 2002036057 A JP2002036057 A JP 2002036057A JP 2003240255 A JP2003240255 A JP 2003240255A
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発生熱で直接に室内を冷暖房して効率をよく
する。 【解決手段】 建物用の冷暖房装置は、第1の吸放熱面
11と第2の吸放熱面12からなる一対の吸放熱面を有
するペルチェ素子10と、ペルチェ素子10の第1の吸
放熱面11に熱結合されて、建物の天井60や壁70、
あるいは床80の室内側に配設される放熱吸熱室内プレ
ート20と、ペルチェ素子10の第2の吸放熱面12に
熱結合されて、放熱吸熱室内プレート20が吸熱した熱
を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート20が
放出する熱を室外で吸熱する排熱器30と、ペルチェ素
子10に供給する電流の方向を制御しながら通電する電
源40を備える。冷暖房装置は、電源40がペルチェ素
子10に流す電流の方向を制御して、放熱吸熱室内プレ
ート20から排熱器30に、または排熱器30から放熱
吸熱室内プレート20に熱を移動させて、室内を冷房ま
たは暖房する。
する。 【解決手段】 建物用の冷暖房装置は、第1の吸放熱面
11と第2の吸放熱面12からなる一対の吸放熱面を有
するペルチェ素子10と、ペルチェ素子10の第1の吸
放熱面11に熱結合されて、建物の天井60や壁70、
あるいは床80の室内側に配設される放熱吸熱室内プレ
ート20と、ペルチェ素子10の第2の吸放熱面12に
熱結合されて、放熱吸熱室内プレート20が吸熱した熱
を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート20が
放出する熱を室外で吸熱する排熱器30と、ペルチェ素
子10に供給する電流の方向を制御しながら通電する電
源40を備える。冷暖房装置は、電源40がペルチェ素
子10に流す電流の方向を制御して、放熱吸熱室内プレ
ート20から排熱器30に、または排熱器30から放熱
吸熱室内プレート20に熱を移動させて、室内を冷房ま
たは暖房する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用の冷暖房装
置に関し、とくにペルチェ素子を使用している冷暖房装
置に関する。
置に関し、とくにペルチェ素子を使用している冷暖房装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から建物用の冷暖房装置として、コ
ンプレッサーを内蔵するエアコンが使用される。この冷
暖房装置は、冷風や温風を吹き出す室内機に蒸発器とフ
ァンを装備し、型式としては、床置、壁掛、天井吊り、
天井埋込の他、応用例として床吹き出し、壁吹き出し等
がある。一方、室外機には圧縮機、凝縮機、ファンが内
蔵される。この構造の冷暖房装置は、一般にヒートポン
プと呼ばれる。この冷暖房装置は、媒体を圧縮して高温
とし、減圧して低温となる性質を利用するもので、媒体
にはフロンガスを使用している。フロンガスは、近年オ
ゾン層を破壊する原因といわれ、深刻な問題となって代
替フロンが開発されている。
ンプレッサーを内蔵するエアコンが使用される。この冷
暖房装置は、冷風や温風を吹き出す室内機に蒸発器とフ
ァンを装備し、型式としては、床置、壁掛、天井吊り、
天井埋込の他、応用例として床吹き出し、壁吹き出し等
がある。一方、室外機には圧縮機、凝縮機、ファンが内
蔵される。この構造の冷暖房装置は、一般にヒートポン
プと呼ばれる。この冷暖房装置は、媒体を圧縮して高温
とし、減圧して低温となる性質を利用するもので、媒体
にはフロンガスを使用している。フロンガスは、近年オ
ゾン層を破壊する原因といわれ、深刻な問題となって代
替フロンが開発されている。
【0003】ヒートポンプ式の冷暖房装置は、家庭用エ
アコンや小中規模程度までの建物には主流となっている
空調機である。上記の他に、大規模建物の冷温熱源とし
ては電気による電動冷凍機、電気ボイラー、石油やガス
などの化石燃料を使用した吸収冷凍機、ボイラー、直焚
き冷温水発生機がある。また、近年では、太陽熱や地
熱、地下水等の自然エネルギーを利用した機種が開発さ
れている。
アコンや小中規模程度までの建物には主流となっている
空調機である。上記の他に、大規模建物の冷温熱源とし
ては電気による電動冷凍機、電気ボイラー、石油やガス
などの化石燃料を使用した吸収冷凍機、ボイラー、直焚
き冷温水発生機がある。また、近年では、太陽熱や地
熱、地下水等の自然エネルギーを利用した機種が開発さ
れている。
【0004】これからのエネルギーを利用した熱源機器
を中央に設置し、冷水・温水を発生させてパイピングに
より冷温水を循環し、室内放熱機で空調するシステムも
使用される。いずれにしても、冷媒・水方式共、夏季の
冷房時は5℃〜7℃、暖房時は50℃〜55℃とし、こ
れを室内放熱機に循環させている。室内放熱機に内蔵さ
れたファンは、冷風や温風を吹き出して、冷房時は25
℃〜27℃、暖房時は20℃〜22℃の室温を維持す
る。この空調方式は、専門用語で“完全拡散混合空調方
式”と呼ばれる。
を中央に設置し、冷水・温水を発生させてパイピングに
より冷温水を循環し、室内放熱機で空調するシステムも
使用される。いずれにしても、冷媒・水方式共、夏季の
冷房時は5℃〜7℃、暖房時は50℃〜55℃とし、こ
れを室内放熱機に循環させている。室内放熱機に内蔵さ
れたファンは、冷風や温風を吹き出して、冷房時は25
℃〜27℃、暖房時は20℃〜22℃の室温を維持す
る。この空調方式は、専門用語で“完全拡散混合空調方
式”と呼ばれる。
【0005】一方、風を吹き出さない空調方式として、
床暖房が広く承知されている。また、特殊な例として床
や壁のコンクリート内にパイプを埋設して、そのパイプ
に冷温水を循環しその幅射効果をねらった方式もある
が、このタイプの冷暖房装置は設備費が高価である。し
たがって、空調の吹き出しによる風切り音を極限まで小
さくしたい音楽ホールや高級住宅の寝室、クアハウスの
リラクゼーションルーム等にまれに採用される程度であ
る。
床暖房が広く承知されている。また、特殊な例として床
や壁のコンクリート内にパイプを埋設して、そのパイプ
に冷温水を循環しその幅射効果をねらった方式もある
が、このタイプの冷暖房装置は設備費が高価である。し
たがって、空調の吹き出しによる風切り音を極限まで小
さくしたい音楽ホールや高級住宅の寝室、クアハウスの
リラクゼーションルーム等にまれに採用される程度であ
る。
【0006】21世紀は、地球環境を配慮したやさしい
システムであることが不可欠である。キーワードは、
“安全”“コスト縮減”“メンテナンスフリー(長寿
命)”他である。このことを実現するには、下記項目に
注視することが重要である。 (1) 省資源・省コストであること そのためには、小型・軽量である素材を使った製品が必
要となる。 (2) フロン等の冷媒ガスを使用しないこと。 オゾン層の破壊や地球温暖化に配慮した製品でなければ
自然環境を破壊する。 (3) 信頼性が高い。 特に難しい原理や動作を必要としないで、簡単な機構で
冷暖房できること。 (4) 長寿命・メンテナンスフリー 圧縮機・ファン等の機械的可動部品が少なくて、冷暖房
が可能となる機構。従来のコンプレッサーは、機械的に
金属疲労する部品があり、しかも圧縮するために振動や
騒音を皆無にできず、長寿命にするのが難しい。 (5) ひとつで冷暖房が可能 簡単な機構で冷却・加熱の両方が可能な素材であるこ
と。 (6) 低位の温度帯に注目 従来のように冷却に5℃〜7℃と低温の液体を使用し、
暖房には50℃〜55℃と高温に加熱された液体を使用
するとエネルギーロスが多くなる。
システムであることが不可欠である。キーワードは、
“安全”“コスト縮減”“メンテナンスフリー(長寿
命)”他である。このことを実現するには、下記項目に
注視することが重要である。 (1) 省資源・省コストであること そのためには、小型・軽量である素材を使った製品が必
要となる。 (2) フロン等の冷媒ガスを使用しないこと。 オゾン層の破壊や地球温暖化に配慮した製品でなければ
自然環境を破壊する。 (3) 信頼性が高い。 特に難しい原理や動作を必要としないで、簡単な機構で
冷暖房できること。 (4) 長寿命・メンテナンスフリー 圧縮機・ファン等の機械的可動部品が少なくて、冷暖房
が可能となる機構。従来のコンプレッサーは、機械的に
金属疲労する部品があり、しかも圧縮するために振動や
騒音を皆無にできず、長寿命にするのが難しい。 (5) ひとつで冷暖房が可能 簡単な機構で冷却・加熱の両方が可能な素材であるこ
と。 (6) 低位の温度帯に注目 従来のように冷却に5℃〜7℃と低温の液体を使用し、
暖房には50℃〜55℃と高温に加熱された液体を使用
するとエネルギーロスが多くなる。
【0007】さらに、快適な空調を実現するためには以
下のことが大切となる。 (1) 頭寒足熱 従来の冷暖房装置である拡散混合空調方式では逆となっ
ており、なおかつ温度差が大きいので室内全体を快適に
するのが難しい。 (2) 風のない空調 風が人体に直接当ると快適な冷暖房は実現できない。と
くに冷風が直接に当たると健康に好ましくない。温風が
直接にあたっても快適ではない。 (3) 音のない空調 従来の冷暖房装置に装備されるファンは、騒音レベルを
低下できるが、騒音を低くすると冷暖房の効率も低下す
る。このため、騒音レベルを極めて低くするのが難し
い。とくに、ファンの騒音を皆無には原理的にできな
い。
下のことが大切となる。 (1) 頭寒足熱 従来の冷暖房装置である拡散混合空調方式では逆となっ
ており、なおかつ温度差が大きいので室内全体を快適に
するのが難しい。 (2) 風のない空調 風が人体に直接当ると快適な冷暖房は実現できない。と
くに冷風が直接に当たると健康に好ましくない。温風が
直接にあたっても快適ではない。 (3) 音のない空調 従来の冷暖房装置に装備されるファンは、騒音レベルを
低下できるが、騒音を低くすると冷暖房の効率も低下す
る。このため、騒音レベルを極めて低くするのが難し
い。とくに、ファンの騒音を皆無には原理的にできな
い。
【0008】さらに、地球環境への配慮を考慮すると以
下のことが要求される。 (1) 省エネ 熱エネルギーの搬送動力を少なくして省エネルギーにで
きる。 (2) 安全かつ長寿命 危険要因となるエネルギーを用いない。たとえば油やガ
スを燃焼させる方式は、燃焼温度が極めて高いので、火
災等の種々の弊害の原因となる。また機械的に運動する
部品を用いるので、機械疲労や摩耗により極めて長寿命
化できない。 (3) 熱の有効利用 本来、空調に求められている温度は20℃〜27℃程度
の温度帯である。この温度に制御するために、従来の冷
暖房装置は、石油やガスを燃焼させて数百度の高温の熱
源を使用しているが、温度差が甚だしく熱を直接に高効
率に利用するのが難しい。
下のことが要求される。 (1) 省エネ 熱エネルギーの搬送動力を少なくして省エネルギーにで
きる。 (2) 安全かつ長寿命 危険要因となるエネルギーを用いない。たとえば油やガ
スを燃焼させる方式は、燃焼温度が極めて高いので、火
災等の種々の弊害の原因となる。また機械的に運動する
部品を用いるので、機械疲労や摩耗により極めて長寿命
化できない。 (3) 熱の有効利用 本来、空調に求められている温度は20℃〜27℃程度
の温度帯である。この温度に制御するために、従来の冷
暖房装置は、石油やガスを燃焼させて数百度の高温の熱
源を使用しているが、温度差が甚だしく熱を直接に高効
率に利用するのが難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の冷暖
房装置が有する以上の欠点や問題を一挙に解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、極めて簡単な構造で冷暖房の両方ができ、しかも発
生熱で直接に室内を冷暖房して効率をよくでき、さらに
機械的な可動部分をなくして極めて長寿命でメンテナン
スフリーにでき、さらにまた、ファン等の騒音を皆無に
することが可能で極めて静かで快適に冷暖房でき、しか
も高温に燃焼させる必要もなく安全性を極めて高くでき
る建物用の冷暖房装置を提供することにある。
房装置が有する以上の欠点や問題を一挙に解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、極めて簡単な構造で冷暖房の両方ができ、しかも発
生熱で直接に室内を冷暖房して効率をよくでき、さらに
機械的な可動部分をなくして極めて長寿命でメンテナン
スフリーにでき、さらにまた、ファン等の騒音を皆無に
することが可能で極めて静かで快適に冷暖房でき、しか
も高温に燃焼させる必要もなく安全性を極めて高くでき
る建物用の冷暖房装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建物用の冷暖房
装置は、ペルチェ素子10と放熱吸熱室内プレート20
と排熱器30と電源40とを備える。ペルチェ素子10
は、第1の吸放熱面11と第2の吸放熱面12からなる
一対の吸放熱面を有し、通電される電流の方向で、第1
の吸放熱面11と第2の吸放熱面12とに切り換えて熱
を強制的に移動させる。放熱吸熱室内プレート20は、
ペルチェ素子10の第1の吸放熱面11に熱結合されて
建物の天井60の室内側に配設される。排熱器30は、
ペルチェ素子10の第2の吸放熱面12に熱結合され
て、放熱吸熱室内プレート20が吸熱した熱を室外に放
出し、あるいは放熱吸熱室内プレート20が放出する熱
を室外で吸熱する。電源40は、ペルチェ素子10に供
給する電流の方向を制御しながら通電する。冷暖房装置
は、電源40がペルチェ素子10に流す電流の方向を制
御して、放熱吸熱室内プレート20から排熱器30に、
または排熱器30から放熱吸熱室内プレート20に熱を
移動させて、室内を冷房または暖房する。
装置は、ペルチェ素子10と放熱吸熱室内プレート20
と排熱器30と電源40とを備える。ペルチェ素子10
は、第1の吸放熱面11と第2の吸放熱面12からなる
一対の吸放熱面を有し、通電される電流の方向で、第1
の吸放熱面11と第2の吸放熱面12とに切り換えて熱
を強制的に移動させる。放熱吸熱室内プレート20は、
ペルチェ素子10の第1の吸放熱面11に熱結合されて
建物の天井60の室内側に配設される。排熱器30は、
ペルチェ素子10の第2の吸放熱面12に熱結合され
て、放熱吸熱室内プレート20が吸熱した熱を室外に放
出し、あるいは放熱吸熱室内プレート20が放出する熱
を室外で吸熱する。電源40は、ペルチェ素子10に供
給する電流の方向を制御しながら通電する。冷暖房装置
は、電源40がペルチェ素子10に流す電流の方向を制
御して、放熱吸熱室内プレート20から排熱器30に、
または排熱器30から放熱吸熱室内プレート20に熱を
移動させて、室内を冷房または暖房する。
【0011】本発明の請求項2の建物用の冷暖房装置
は、放熱吸熱室内プレート20を、建物の床80の室内
側に配設している。さらに、本発明の請求項3の建物用
の冷暖房装置は、放熱吸熱室内プレート20を、建物の
壁70の室内側に配設している。
は、放熱吸熱室内プレート20を、建物の床80の室内
側に配設している。さらに、本発明の請求項3の建物用
の冷暖房装置は、放熱吸熱室内プレート20を、建物の
壁70の室内側に配設している。
【0012】排熱器30は、放熱フィン32、放熱プレ
ート31、熱交換パイプのいずれかとすることができ
る。放熱フィン32または放熱プレート31である排熱
器30は、室外であるが建物内に設けている放熱吸熱領
域50に配設することができる。放熱吸熱領域50は、
天井裏61あるいは床下81に設けることができる。さ
らに、ペルチェ素子10を壁70に配設して、壁70内
に放熱吸熱領域50を設けることもできる。壁70内に
設けている放熱吸熱領域50は、天井裏61に設けてい
る放熱吸熱領域50に連通させることができる。
ート31、熱交換パイプのいずれかとすることができ
る。放熱フィン32または放熱プレート31である排熱
器30は、室外であるが建物内に設けている放熱吸熱領
域50に配設することができる。放熱吸熱領域50は、
天井裏61あるいは床下81に設けることができる。さ
らに、ペルチェ素子10を壁70に配設して、壁70内
に放熱吸熱領域50を設けることもできる。壁70内に
設けている放熱吸熱領域50は、天井裏61に設けてい
る放熱吸熱領域50に連通させることができる。
【0013】さらに、本発明の建物用の冷暖房装置は、
放熱吸熱室内プレート20を天井60と床80に配設し
ており、天井60の放熱吸熱室内プレート20で室内を
冷房し、床80の放熱吸熱室内プレート20で室内を暖
房することができる。
放熱吸熱室内プレート20を天井60と床80に配設し
ており、天井60の放熱吸熱室内プレート20で室内を
冷房し、床80の放熱吸熱室内プレート20で室内を暖
房することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための建物用の冷暖房装置を例
示するものであって、本発明は冷暖房装置を下記のもの
に特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための建物用の冷暖房装置を例
示するものであって、本発明は冷暖房装置を下記のもの
に特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0016】図1に示す建物用の冷暖房装置は、第1の
吸放熱面11と第2の吸放熱面12からなる一対の吸放
熱面を有するペルチェ素子10と、このペルチェ素子1
0の第1の吸放熱面11に熱結合されて建物の天井6
0、床80、壁70等の室内側に配設される放熱吸熱室
内プレート20と、ペルチェ素子10の第2の吸放熱面
12に熱結合されて、放熱吸熱室内プレート20が吸熱
した熱を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート
20が放出する熱を室外で吸熱する排熱器30とを備え
る。
吸放熱面11と第2の吸放熱面12からなる一対の吸放
熱面を有するペルチェ素子10と、このペルチェ素子1
0の第1の吸放熱面11に熱結合されて建物の天井6
0、床80、壁70等の室内側に配設される放熱吸熱室
内プレート20と、ペルチェ素子10の第2の吸放熱面
12に熱結合されて、放熱吸熱室内プレート20が吸熱
した熱を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート
20が放出する熱を室外で吸熱する排熱器30とを備え
る。
【0017】ペルチェ素子10の原理図を図2に示す。
この図に示すように、ペルチェ素子10は、P型半導体
13とN型半導体14を中間電極16を介して直列に接
続しており、P型半導体13とN型半導体14に通電で
きるように一対の出力電極15を接続している。一対の
出力電極15を直流電源40に接続して、矢印で示すよ
うに電子を流すと、N型半導体14では、電子が中間電
極16からN型半導体14に移動するためのエネルギー
と、N型半導体14の内部を出力電極15まで移動する
ためのエネルギーを中間電極16から得るため、中間電
極16側ではエネルギーが不足して温度が下がり、出力
電極15側では電子が奪ったエネルギーを放出して温度
が上がる。また、P型半導体13においても、正孔が電
子と同様の働きをして、中間電極16側で温度が下が
り、出力電極15側では温度が上がる。その結果、冷却
される側の面で吸収する総熱量が、総供給電力に相当す
る熱量と合算されて放熱側に放出される。この図におい
て、仮にペルチェ素子10の上面を第1の吸放熱面11
として、下面を第2の吸放熱面12とすると、図に示す
電流方向においては、第1の吸放熱面11から第2の吸
放熱面12に熱を強制的に移動できる。したがって、第
1の吸放熱面11を建物の室内側に配設して、第2の吸
放熱面12を室外側に配設して、図に示す方向に通電す
ると、第1の吸放熱面11が冷却されて室内を冷房でき
る。ペルチェ素子10は、電流の方向を逆にすると、第
1の吸放熱面11で放熱して第2の吸放熱面12で吸熱
する。したがって、電流の方向を切り換えて室内を暖房
し、または冷房できる。
この図に示すように、ペルチェ素子10は、P型半導体
13とN型半導体14を中間電極16を介して直列に接
続しており、P型半導体13とN型半導体14に通電で
きるように一対の出力電極15を接続している。一対の
出力電極15を直流電源40に接続して、矢印で示すよ
うに電子を流すと、N型半導体14では、電子が中間電
極16からN型半導体14に移動するためのエネルギー
と、N型半導体14の内部を出力電極15まで移動する
ためのエネルギーを中間電極16から得るため、中間電
極16側ではエネルギーが不足して温度が下がり、出力
電極15側では電子が奪ったエネルギーを放出して温度
が上がる。また、P型半導体13においても、正孔が電
子と同様の働きをして、中間電極16側で温度が下が
り、出力電極15側では温度が上がる。その結果、冷却
される側の面で吸収する総熱量が、総供給電力に相当す
る熱量と合算されて放熱側に放出される。この図におい
て、仮にペルチェ素子10の上面を第1の吸放熱面11
として、下面を第2の吸放熱面12とすると、図に示す
電流方向においては、第1の吸放熱面11から第2の吸
放熱面12に熱を強制的に移動できる。したがって、第
1の吸放熱面11を建物の室内側に配設して、第2の吸
放熱面12を室外側に配設して、図に示す方向に通電す
ると、第1の吸放熱面11が冷却されて室内を冷房でき
る。ペルチェ素子10は、電流の方向を逆にすると、第
1の吸放熱面11で放熱して第2の吸放熱面12で吸熱
する。したがって、電流の方向を切り換えて室内を暖房
し、または冷房できる。
【0018】ペルチェ素子10は、室内の広い面積で吸
熱し、あるいは放熱して効率よく冷暖房できるように、
第1の吸放熱面11に放熱吸熱室内プレート20を熱結
合する状態で連結しており、第2の吸放熱面12には排
熱器30を熱結合する状態で連結している。放熱吸熱室
内プレート20は建物の室内側に配設されて、排熱器3
0は室外に配設される。図1の建物は、放熱吸熱室内プ
レート20を天井60と床80と壁70の室内側に配設
している。放熱吸熱室内プレート20は、アルミニウム
板や銅板等の金属板あるいは金属箔である。この放熱吸
熱室内プレート20は、表面を塗装し、あるいはクロス
を貼って表面処理している。放熱吸熱室内プレート20
は、必ずしも天井60と床80と壁70の全体に固定す
る必要はない。図3は、壁面の一部に放熱吸熱室内プレ
ート20を固定する状態を示す。天井や床にも全体でな
く一部に放熱吸熱室内プレートを固定して、室内全体を
冷暖房できる。
熱し、あるいは放熱して効率よく冷暖房できるように、
第1の吸放熱面11に放熱吸熱室内プレート20を熱結
合する状態で連結しており、第2の吸放熱面12には排
熱器30を熱結合する状態で連結している。放熱吸熱室
内プレート20は建物の室内側に配設されて、排熱器3
0は室外に配設される。図1の建物は、放熱吸熱室内プ
レート20を天井60と床80と壁70の室内側に配設
している。放熱吸熱室内プレート20は、アルミニウム
板や銅板等の金属板あるいは金属箔である。この放熱吸
熱室内プレート20は、表面を塗装し、あるいはクロス
を貼って表面処理している。放熱吸熱室内プレート20
は、必ずしも天井60と床80と壁70の全体に固定す
る必要はない。図3は、壁面の一部に放熱吸熱室内プレ
ート20を固定する状態を示す。天井や床にも全体でな
く一部に放熱吸熱室内プレートを固定して、室内全体を
冷暖房できる。
【0019】排熱器30は、放熱フィン32、放熱プレ
ート31、熱交換パイプのいずれかである。放熱フィン
32または放熱プレート31である排熱器30は、室外
で建物内の放熱吸熱領域50に配設され、あるいは建物
の外部に配設される。この排熱器30を建物の外部に配
設する構造は、強制的に送風することなく、簡単な構造
で吸熱あるいは放熱できる。熱交換パイプは、ペルチェ
素子の第2の吸放熱面に熱結合するように固定される。
熱交換パイプは、内部に冷却水を通過させて、第2の吸
放熱面を冷却して吸熱する。また、熱交換パイプは、温
水や水を通過させて、第2の吸放熱面に熱を供給する。
熱交換パイプは、建物外に設置しているチラー等に連結
される。チラーは、熱交換パイプに循環される水を外気
で冷却し、あるいは外気の熱を吸収して循環水に熱エネ
ルギーを供給する。
ート31、熱交換パイプのいずれかである。放熱フィン
32または放熱プレート31である排熱器30は、室外
で建物内の放熱吸熱領域50に配設され、あるいは建物
の外部に配設される。この排熱器30を建物の外部に配
設する構造は、強制的に送風することなく、簡単な構造
で吸熱あるいは放熱できる。熱交換パイプは、ペルチェ
素子の第2の吸放熱面に熱結合するように固定される。
熱交換パイプは、内部に冷却水を通過させて、第2の吸
放熱面を冷却して吸熱する。また、熱交換パイプは、温
水や水を通過させて、第2の吸放熱面に熱を供給する。
熱交換パイプは、建物外に設置しているチラー等に連結
される。チラーは、熱交換パイプに循環される水を外気
で冷却し、あるいは外気の熱を吸収して循環水に熱エネ
ルギーを供給する。
【0020】図4ないし図10は、建物にペルチェ素子
10と放熱吸熱室内プレート20と排熱器30を固定す
る断面図を示す。図4と図5は、ペルチェ素子10で天
井60を冷却または加温する天井60の断面構造を示
す。この図は、天井60の室内側に放熱吸熱室内プレー
ト20を固定している。放熱吸熱室内プレート20の表
面は、塗装しあるいは表面シート91を接着して表面処
理している。この放熱吸熱室内プレート20は、天井6
0に固定しているペルチェ素子10の第1の吸放熱面1
1に熱結合する状態で固定している。ペルチェ素子10
の上面にある第2の吸放熱面12は、排熱器30である
放熱プレート31または放熱フィン32を固定してい
る。放熱吸熱室内プレート20と放熱プレート31の間
には、プラスチック発泡体等の断熱材92を入れて断熱
している。
10と放熱吸熱室内プレート20と排熱器30を固定す
る断面図を示す。図4と図5は、ペルチェ素子10で天
井60を冷却または加温する天井60の断面構造を示
す。この図は、天井60の室内側に放熱吸熱室内プレー
ト20を固定している。放熱吸熱室内プレート20の表
面は、塗装しあるいは表面シート91を接着して表面処
理している。この放熱吸熱室内プレート20は、天井6
0に固定しているペルチェ素子10の第1の吸放熱面1
1に熱結合する状態で固定している。ペルチェ素子10
の上面にある第2の吸放熱面12は、排熱器30である
放熱プレート31または放熱フィン32を固定してい
る。放熱吸熱室内プレート20と放熱プレート31の間
には、プラスチック発泡体等の断熱材92を入れて断熱
している。
【0021】図6ないし図9は、ペルチェ素子10で壁
70を冷却または加温する壁70の断面構造を示す。こ
れ等の壁構造は、ペルチェ素子10の第1の吸放熱面1
1に熱結合して固定している放熱吸熱室内プレート20
を壁70の室内側に固定している。放熱吸熱室内プレー
ト20の表面は、塗装や表面シート91で表面処理して
いる。放熱吸熱室内プレート20の裏面にはプラスチッ
ク発泡体等の断熱材92を張設している。断熱材92
は、放熱吸熱室内プレート20を断熱して効率よく室内
を冷暖房する。図6の壁構造は、ペルチェ素子10の第
2の吸放熱面12に排熱器30である放熱プレート31
を熱結合して固定している。図7の壁構造は、排熱器3
0として放熱フィン32を使用している。これ等の壁構
造は、室外であるが建物内である壁70の内部に放熱吸
熱領域50を設けて、この放熱吸熱領域50に放熱プレ
ート31や放熱フィン32等の排熱器30を配設してい
る。
70を冷却または加温する壁70の断面構造を示す。こ
れ等の壁構造は、ペルチェ素子10の第1の吸放熱面1
1に熱結合して固定している放熱吸熱室内プレート20
を壁70の室内側に固定している。放熱吸熱室内プレー
ト20の表面は、塗装や表面シート91で表面処理して
いる。放熱吸熱室内プレート20の裏面にはプラスチッ
ク発泡体等の断熱材92を張設している。断熱材92
は、放熱吸熱室内プレート20を断熱して効率よく室内
を冷暖房する。図6の壁構造は、ペルチェ素子10の第
2の吸放熱面12に排熱器30である放熱プレート31
を熱結合して固定している。図7の壁構造は、排熱器3
0として放熱フィン32を使用している。これ等の壁構
造は、室外であるが建物内である壁70の内部に放熱吸
熱領域50を設けて、この放熱吸熱領域50に放熱プレ
ート31や放熱フィン32等の排熱器30を配設してい
る。
【0022】壁70の内部に放熱吸熱領域50を設ける
壁構造は、図3に示すように、壁70の内部を壁70と
垂直な方向であって上下方向に複数の領域に分割して、
ペルチェ素子10の第2の吸放熱面で放出または吸熱さ
れる熱を移動させる空気の給排路51とすることができ
る。図に示す給排路51は、互いに隣接する第1給排路
52と第2給排路53を備え、第1給排路52にペルチ
ェ素子10の第2の吸放熱面に熱結合された排熱器(図
示せず)を配置している。第1給排路52と第2給排路
53は、境界面が隔壁72で区画されており、それぞれ
上下方向に空気を通過できるようにしている。さらに、
この隔壁72の下端部には、空気を通過させる通気穴7
3を開口している。第1給排路52と第2給排路53の
上端は、図示しないが、天井裏まで延長されて開口して
おり、天井裏を放熱吸熱領域として空気を換気できるよ
うにしている。ただ、給排路は、壁面の上端部に貫通穴
を開口して、この貫通穴から室外に空気を通過させて給
排路内を換気することもできる。図3の壁構造は、たと
えば、室内を冷房するときには、図の矢印で示すよう
に、第2給排路53を冷気の供給路とし、第1排気路5
2を暖気の排出路として空気を通過させる。第2給排路
53に供給される冷気は、第2給排路53を下降し、通
気穴73を通過した後、第1排気路52に侵入する。第
1排気路52に侵入した空気は、排熱器から放熱される
熱で加熱されて上昇し、第1給排路52の上端部から排
出される。この給排路51は、排熱器30で加熱された
空気を自然に対流させて効率よく換気できる。さらに、
室内を暖房するときには、鎖線の矢印で示すように、第
1給排路51を暖気の供給路とし、第2排気路を冷気の
排出路として空気を通過させる。給排路を通過する空気
は、自然対流させることもできるが、ファン(図示せ
ず)で送風して対流させることもできる。ファンで空気
を送風する構造は、給排路を効率よく換気できる特長が
ある。
壁構造は、図3に示すように、壁70の内部を壁70と
垂直な方向であって上下方向に複数の領域に分割して、
ペルチェ素子10の第2の吸放熱面で放出または吸熱さ
れる熱を移動させる空気の給排路51とすることができ
る。図に示す給排路51は、互いに隣接する第1給排路
52と第2給排路53を備え、第1給排路52にペルチ
ェ素子10の第2の吸放熱面に熱結合された排熱器(図
示せず)を配置している。第1給排路52と第2給排路
53は、境界面が隔壁72で区画されており、それぞれ
上下方向に空気を通過できるようにしている。さらに、
この隔壁72の下端部には、空気を通過させる通気穴7
3を開口している。第1給排路52と第2給排路53の
上端は、図示しないが、天井裏まで延長されて開口して
おり、天井裏を放熱吸熱領域として空気を換気できるよ
うにしている。ただ、給排路は、壁面の上端部に貫通穴
を開口して、この貫通穴から室外に空気を通過させて給
排路内を換気することもできる。図3の壁構造は、たと
えば、室内を冷房するときには、図の矢印で示すよう
に、第2給排路53を冷気の供給路とし、第1排気路5
2を暖気の排出路として空気を通過させる。第2給排路
53に供給される冷気は、第2給排路53を下降し、通
気穴73を通過した後、第1排気路52に侵入する。第
1排気路52に侵入した空気は、排熱器から放熱される
熱で加熱されて上昇し、第1給排路52の上端部から排
出される。この給排路51は、排熱器30で加熱された
空気を自然に対流させて効率よく換気できる。さらに、
室内を暖房するときには、鎖線の矢印で示すように、第
1給排路51を暖気の供給路とし、第2排気路を冷気の
排出路として空気を通過させる。給排路を通過する空気
は、自然対流させることもできるが、ファン(図示せ
ず)で送風して対流させることもできる。ファンで空気
を送風する構造は、給排路を効率よく換気できる特長が
ある。
【0023】図8の壁構造は、ペルチェ素子10を天井
裏61に配設している。この壁構造は、壁70の室内側
に固定している放熱吸熱室内プレート20を天井裏61
に突出するように延長して、天井裏61でペルチェ素子
10の第1の吸放熱面11に連結している。放熱吸熱室
内プレート20の裏面には、断熱材92を固定してい
る。この構造は、壁70内にペルチェ素子10を配置し
ないので、壁70の構築を簡単にできる。さらに、図9
の壁構造は、放熱吸熱室内プレート20を壁70の室内
側に固定し、排熱器30である放熱プレート31を建物
の外壁として建物外に配設している。排熱器30である
放熱プレート31と放熱吸熱室内プレート20の間に断
熱材92を設けて断熱している。この構造は、放熱プレ
ート31を建物の外壁プレート71に併用できる。ま
た、排熱器30を建物外に配設するので、外気に直接に
排熱し、あるいは外気から吸熱できる。図に示す壁構造
は、壁70が厚いので、ペルチェ素子10の第2の吸放
熱面12には、熱結合材33を介して排熱器30を熱結
合するように連結している。
裏61に配設している。この壁構造は、壁70の室内側
に固定している放熱吸熱室内プレート20を天井裏61
に突出するように延長して、天井裏61でペルチェ素子
10の第1の吸放熱面11に連結している。放熱吸熱室
内プレート20の裏面には、断熱材92を固定してい
る。この構造は、壁70内にペルチェ素子10を配置し
ないので、壁70の構築を簡単にできる。さらに、図9
の壁構造は、放熱吸熱室内プレート20を壁70の室内
側に固定し、排熱器30である放熱プレート31を建物
の外壁として建物外に配設している。排熱器30である
放熱プレート31と放熱吸熱室内プレート20の間に断
熱材92を設けて断熱している。この構造は、放熱プレ
ート31を建物の外壁プレート71に併用できる。ま
た、排熱器30を建物外に配設するので、外気に直接に
排熱し、あるいは外気から吸熱できる。図に示す壁構造
は、壁70が厚いので、ペルチェ素子10の第2の吸放
熱面12には、熱結合材33を介して排熱器30を熱結
合するように連結している。
【0024】図10は、床構造を示す。この床構造は、
床80の上面である室内側に放熱吸熱室内プレート20
を固定している。放熱吸熱室内プレート20は、上面に
敷物93を敷き、あるいは木材を薄くスライスした突板
を接着して表面処理している。床80の内部には、ペル
チェ素子10を配設している。ペルチェ素子10の第2
の吸放熱面12には、排熱器30である放熱プレート3
1を熱結合する状態で連結している。排熱器30である
放熱プレート31は、床下81の放熱吸熱領域50に配
設している。
床80の上面である室内側に放熱吸熱室内プレート20
を固定している。放熱吸熱室内プレート20は、上面に
敷物93を敷き、あるいは木材を薄くスライスした突板
を接着して表面処理している。床80の内部には、ペル
チェ素子10を配設している。ペルチェ素子10の第2
の吸放熱面12には、排熱器30である放熱プレート3
1を熱結合する状態で連結している。排熱器30である
放熱プレート31は、床下81の放熱吸熱領域50に配
設している。
【0025】以上の建物は、天井裏61と床下81と壁
70内に、ペルチェ素子10の排熱器30を配設する放
熱吸熱領域50を設けている。この放熱吸熱領域50
は、ファンで強制的に外気を換気し、あるいは自然対流
させて外気を換気させる。放熱吸熱領域50に換気され
る空気は、室内を暖房するときには排熱器30を冷却
し、冷房するときには排熱器30に熱エネルギーを供給
する。夏期に室内を冷房するときは、床下81の冷たい
空気を壁70内から天井裏61に移動させて、天井裏6
1から室外に排気する。このように外気を換気させる
と、放熱吸熱領域50に通過させる空気温度を低くし
て、排熱器30を効率よく冷却できる。反対に冬期に室
内を暖房するときは、暖かい天井裏61の空気を壁70
から床下81に移動させて、床下81から外部に排気す
る。このように換気すると、天井裏61で暖かく加温さ
れた空気で排熱器30を加温して効率よく室内を暖房で
きる。
70内に、ペルチェ素子10の排熱器30を配設する放
熱吸熱領域50を設けている。この放熱吸熱領域50
は、ファンで強制的に外気を換気し、あるいは自然対流
させて外気を換気させる。放熱吸熱領域50に換気され
る空気は、室内を暖房するときには排熱器30を冷却
し、冷房するときには排熱器30に熱エネルギーを供給
する。夏期に室内を冷房するときは、床下81の冷たい
空気を壁70内から天井裏61に移動させて、天井裏6
1から室外に排気する。このように外気を換気させる
と、放熱吸熱領域50に通過させる空気温度を低くし
て、排熱器30を効率よく冷却できる。反対に冬期に室
内を暖房するときは、暖かい天井裏61の空気を壁70
から床下81に移動させて、床下81から外部に排気す
る。このように換気すると、天井裏61で暖かく加温さ
れた空気で排熱器30を加温して効率よく室内を暖房で
きる。
【0026】ペルチェ素子10は、電流の方向で冷房と
暖房に切り換えできる。図11ないし図13は、電源4
0のブロック図である。図11の電源40は、正負の出
力端子41とペルチェ素子10との間に切換スイッチ4
2を接続している。切換スイッチ42を制御回路43で
切り換えて、ペルチェ素子10に流す電流の方向を変更
して、室内の冷房と暖房を切り換える。さらに、図の電
源40は、温度センサー(図示せず)でオンオフに切り
換えられる制御スイッチ44を備える。制御スイッチ4
4は、温度センサーで検出される室内温度でオンオフに
切り換えられて、室内温度を設定値に制御する。
暖房に切り換えできる。図11ないし図13は、電源4
0のブロック図である。図11の電源40は、正負の出
力端子41とペルチェ素子10との間に切換スイッチ4
2を接続している。切換スイッチ42を制御回路43で
切り換えて、ペルチェ素子10に流す電流の方向を変更
して、室内の冷房と暖房を切り換える。さらに、図の電
源40は、温度センサー(図示せず)でオンオフに切り
換えられる制御スイッチ44を備える。制御スイッチ4
4は、温度センサーで検出される室内温度でオンオフに
切り換えられて、室内温度を設定値に制御する。
【0027】図12の電源40は、天井と壁と床のペル
チェ素子10に、切換スイッチ42を介して出力端子4
1を接続している。切換スイッチ42は、制御回路43
でオンオフに制御される。制御回路43は、切換スイッ
チ42で冷房と暖房に切り換える。ペルチェ素子10で
放熱吸熱室内プレート20を加温して暖房するときは、
床と壁のペルチェ素子10に放熱吸熱室内プレート20
が発熱する方向に通電する。冷房するときは天井と壁の
ペルチェ素子10の放熱吸熱室内プレート20が吸熱す
るように通電する。
チェ素子10に、切換スイッチ42を介して出力端子4
1を接続している。切換スイッチ42は、制御回路43
でオンオフに制御される。制御回路43は、切換スイッ
チ42で冷房と暖房に切り換える。ペルチェ素子10で
放熱吸熱室内プレート20を加温して暖房するときは、
床と壁のペルチェ素子10に放熱吸熱室内プレート20
が発熱する方向に通電する。冷房するときは天井と壁の
ペルチェ素子10の放熱吸熱室内プレート20が吸熱す
るように通電する。
【0028】さらに、図13の電源40は、天井と壁と
床の全てのペルチェ素子10に通電して、室内を冷暖房
できるようにしている。この電源40は、天井と壁と床
に固定している全ての放熱吸熱室内プレート20が発熱
するように通電して、天井と壁と床を加熱して暖房し、
あるいは天井と壁と床に固定している全ての放熱吸熱室
内プレート20が吸熱するように通電して、天井と壁と
床を冷却して冷房することができる。この場合、暖房す
るときには、床のペルチェ素子10に流す平均電流を天
井よりも大きくして、すなわち床の発熱を天井より大き
くして室内を快適な温度分布とすることができる。ま
た、冷房のときには、天井のペルチェ素子10に流す平
均電流を床のペルチェ素子10の電流よりも大きくし
て、すなわち天井の吸熱を床よりも大きくして室内を快
適な温度分布にできる。
床の全てのペルチェ素子10に通電して、室内を冷暖房
できるようにしている。この電源40は、天井と壁と床
に固定している全ての放熱吸熱室内プレート20が発熱
するように通電して、天井と壁と床を加熱して暖房し、
あるいは天井と壁と床に固定している全ての放熱吸熱室
内プレート20が吸熱するように通電して、天井と壁と
床を冷却して冷房することができる。この場合、暖房す
るときには、床のペルチェ素子10に流す平均電流を天
井よりも大きくして、すなわち床の発熱を天井より大き
くして室内を快適な温度分布とすることができる。ま
た、冷房のときには、天井のペルチェ素子10に流す平
均電流を床のペルチェ素子10の電流よりも大きくし
て、すなわち天井の吸熱を床よりも大きくして室内を快
適な温度分布にできる。
【0029】図1の建物は、床下81と壁70と天井裏
61の放熱吸熱領域50に外気を循環させているが、床
下の放熱吸熱領域と、壁の放熱吸熱領域と、天井裏の放
熱吸熱領域を独立させて、各々に外気を循環させること
もできる。
61の放熱吸熱領域50に外気を循環させているが、床
下の放熱吸熱領域と、壁の放熱吸熱領域と、天井裏の放
熱吸熱領域を独立させて、各々に外気を循環させること
もできる。
【0030】
【発明の効果】本発明の建物用の冷暖房装置は、従来の
ヒートポンプ式の冷暖房装置とは異なる独特の構造によ
って、以下の優れた特長を実現して、従来の冷暖房装置
が有する様々な問題点を一挙に解決できる。
ヒートポンプ式の冷暖房装置とは異なる独特の構造によ
って、以下の優れた特長を実現して、従来の冷暖房装置
が有する様々な問題点を一挙に解決できる。
【0031】(1) 極めて簡単な構造で冷暖房の両方が
できる。本発明の冷暖房装置は、一対の吸放熱面を有す
るペルチェ素子の第1の吸放熱面に放熱吸熱室内プレー
トを熱結合して、建物の天井や壁、あるいは床の室内側
に配設すると共に、第2の吸放熱面に排熱器を熱結合し
ている。ペルチェ素子は、通電する電流の方向で、第1
の吸放熱面と第2の吸放熱面とに切り換えて熱を強制的
に移動できる特性がある。このため、ペルチェ素子に流
す電流の方向を変えることでペルチェ素子の熱特性を逆
にして、極めて簡単な構造で冷暖房の両方を実現でき
る。また、電気方式であるため、冷暖房の切り換えや温
度調節等の制御も極めて容易である。
できる。本発明の冷暖房装置は、一対の吸放熱面を有す
るペルチェ素子の第1の吸放熱面に放熱吸熱室内プレー
トを熱結合して、建物の天井や壁、あるいは床の室内側
に配設すると共に、第2の吸放熱面に排熱器を熱結合し
ている。ペルチェ素子は、通電する電流の方向で、第1
の吸放熱面と第2の吸放熱面とに切り換えて熱を強制的
に移動できる特性がある。このため、ペルチェ素子に流
す電流の方向を変えることでペルチェ素子の熱特性を逆
にして、極めて簡単な構造で冷暖房の両方を実現でき
る。また、電気方式であるため、冷暖房の切り換えや温
度調節等の制御も極めて容易である。
【0032】(2) 発生熱で直接に室内を冷暖房して効
率をよくできる。本発明の冷暖房装置は、天井、壁、床
等の室内側に配設した放熱吸熱室内プレートで直接に室
内を冷暖房している。このため、従来の冷暖房装置のよ
うに、フロンガスや水等の媒体を使用することなく冷暖
房の効率よくできる。それは、媒体の搬送によるエネル
ギーの損失を皆無にできるからである。しかも、フロン
ガス等を使用しないので、地球環境にも配慮した構造と
いえる。さらに、従来の冷暖房装置のように、屋外に室
外機を配設する必要がないので、極めて省スペースに設
置して建物の外観をよくできる特長もある。
率をよくできる。本発明の冷暖房装置は、天井、壁、床
等の室内側に配設した放熱吸熱室内プレートで直接に室
内を冷暖房している。このため、従来の冷暖房装置のよ
うに、フロンガスや水等の媒体を使用することなく冷暖
房の効率よくできる。それは、媒体の搬送によるエネル
ギーの損失を皆無にできるからである。しかも、フロン
ガス等を使用しないので、地球環境にも配慮した構造と
いえる。さらに、従来の冷暖房装置のように、屋外に室
外機を配設する必要がないので、極めて省スペースに設
置して建物の外観をよくできる特長もある。
【0033】(3) 振動や騒音を皆無にして極めて静か
で快適に冷暖房できる。本発明の冷暖房装置は、従来の
冷暖房装置のように、圧縮機やファンやボイラー等を必
要としない。したがって、使用中における振動や騒音の
発生を皆無にして、極めて静かに冷暖房できる。
で快適に冷暖房できる。本発明の冷暖房装置は、従来の
冷暖房装置のように、圧縮機やファンやボイラー等を必
要としない。したがって、使用中における振動や騒音の
発生を皆無にして、極めて静かに冷暖房できる。
【0034】(4) 極めて長寿命でメンテナンスフリー
にできる。本発明の冷暖房装置は、圧縮機やファン等の
機械的な可動部分を必要としないので、機械的に金属疲
労して磨耗する部品を皆無にして極めて長寿命にできる
にできる。本発明の冷暖房装置は、圧縮機やファン等の
機械的な可動部分を必要としないので、機械的に金属疲
労して磨耗する部品を皆無にして極めて長寿命にできる
【0035】(5) 風を吹き出すことなく快適に冷暖房
する。本発明の冷暖房装置は、従来の空調式の冷暖房装
置のように冷風や温風を吹き出すことなく冷暖房できる
ので、送風による弊害を皆無にできる。風が人体に直接
当ると快適な冷暖房は実現できない。とくに、冷風が直
接に当たると健康に好ましくない。本発明の冷暖房装置
は、室内に風を吹き出すことなく冷暖房するので、極め
て快適な冷暖房を実現して、夏場のクーラー病や冬場の
乾燥を有効に防止できる。
する。本発明の冷暖房装置は、従来の空調式の冷暖房装
置のように冷風や温風を吹き出すことなく冷暖房できる
ので、送風による弊害を皆無にできる。風が人体に直接
当ると快適な冷暖房は実現できない。とくに、冷風が直
接に当たると健康に好ましくない。本発明の冷暖房装置
は、室内に風を吹き出すことなく冷暖房するので、極め
て快適な冷暖房を実現して、夏場のクーラー病や冬場の
乾燥を有効に防止できる。
【0036】(6) 高温に燃焼させることなく安全性を
高くできる。本発明の冷暖房装置は、従来の床暖房等の
ように、ボーラー等で高温に燃焼させる必要がないの
で、安全性を極めて高くできる特長がある。とくに、危
険要因となる油やガスを燃焼させないので、火災等の種
々の弊害を確実に防止できる。また、化石燃料の燃焼に
よる地球環境への悪影響も皆無にできる。
高くできる。本発明の冷暖房装置は、従来の床暖房等の
ように、ボーラー等で高温に燃焼させる必要がないの
で、安全性を極めて高くできる特長がある。とくに、危
険要因となる油やガスを燃焼させないので、火災等の種
々の弊害を確実に防止できる。また、化石燃料の燃焼に
よる地球環境への悪影響も皆無にできる。
【図1】本発明の一実施例にかかる建物用の冷暖房装置
の概略構成図
の概略構成図
【図2】ペルチェ素子の原理を示す概略図
【図3】壁面の一部に放熱吸熱室内プレートを固定する
状態を示す断面斜視図
状態を示す断面斜視図
【図4】天井にペルチェ素子を配設する構造を示す拡大
断面図
断面図
【図5】天井にペルチェ素子を配設する他の構造を示す
拡大断面図
拡大断面図
【図6】壁にペルチェ素子を配設する構造を示す拡大断
面図
面図
【図7】壁にペルチェ素子を配設する他の構造を示す拡
大断面図
大断面図
【図8】壁にペルチェ素子を配設する他の構造を示す拡
大断面図
大断面図
【図9】壁にペルチェ素子を配設する他の構造を示す拡
大断面図
大断面図
【図10】床にペルチェ素子を配設する構造を示す拡大
断面図
断面図
【図11】電源の一例を示すブロック図
【図12】本発明の一実施例にかかる冷暖房装置の電源
を示すブロック図
を示すブロック図
【図13】本発明の他の実施例にかかる冷暖房装置の電
源を示すブロック図
源を示すブロック図
10…ペルチェ素子
11…第1の吸放熱面
12…第2の吸放熱面
13…P型半導体
14…N型半導体
15…出力電極
20…放熱吸熱室内プレート
30…排熱器
31…放熱プレート
32…放熱フィン
33…熱結合材
40…電源
41…出力端子
42…切換スイッチ
43…制御回路
44…制御スイッチ
50…放熱吸熱領域
51…給排路
52…第1給排路
53…第2給排路
60…天井
61…天井裏
70…壁
71…外壁プレート
72…隔壁
73…通気穴
80…床
81…床下
91…表面シート
92…断熱材
93…敷物
Claims (10)
- 【請求項1】 第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(1
2)からなる一対の吸放熱面を有し、通電される電流の方
向で、第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(12)とに切
り換えて熱を強制的に移動させるペルチェ素子(10)と、
このペルチェ素子(10)の第1の吸放熱面(11)に熱結合さ
れて建物の天井(60)の室内側に配設される放熱吸熱室内
プレート(20)と、ペルチェ素子(10)の第2の吸放熱面(1
2)に熱結合されて、放熱吸熱室内プレート(20)が吸熱し
た熱を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート(2
0)が放出する熱を室外で吸熱する排熱器(30)と、ペルチ
ェ素子(10)に供給する電流の方向を制御しながら通電す
る電源(40)とを備え、 電源(40)がペルチェ素子(10)に流す電流の方向を制御し
て、放熱吸熱室内プレート(20)から排熱器(30)に、また
は排熱器(30)から放熱吸熱室内プレート(20)に熱を移動
させて、室内を冷房または暖房するようにしてなる建物
用の冷暖房装置。 - 【請求項2】 第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(1
2)からなる一対の吸放熱面を有し、通電される電流の方
向で、第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(12)とに切
り換えて熱を強制的に移動させるペルチェ素子(10)と、
このペルチェ素子(10)の第1の吸放熱面(11)に熱結合さ
れて建物の床(80)の室内側に配設される放熱吸熱室内プ
レート(20)と、ペルチェ素子(10)の第2の吸放熱面(12)
に熱結合されて、放熱吸熱室内プレート(20)が吸熱した
熱を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート(20)
が放出する熱を室外で吸熱する排熱器(30)と、ペルチェ
素子(10)に供給する電流の方向を制御しながら通電する
電源(40)とを備え、 電源(40)がペルチェ素子(10)に流す電流の方向を制御し
て、放熱吸熱室内プレート(20)から排熱器(30)に、また
は排熱器(30)から放熱吸熱室内プレート(20)に熱を移動
させて、室内を冷房または暖房するようにしてなる建物
用の冷暖房装置。 - 【請求項3】 第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(1
2)からなる一対の吸放熱面を有し、通電される電流の方
向で、第1の吸放熱面(11)と第2の吸放熱面(12)とに切
り換えて熱を強制的に移動させるペルチェ素子(10)と、
このペルチェ素子(10)の第1の吸放熱面(11)に熱結合さ
れて建物の壁(70)の室内側に配設される放熱吸熱室内プ
レート(20)と、ペルチェ素子(10)の第2の吸放熱面(12)
に熱結合されて、放熱吸熱室内プレート(20)が吸熱した
熱を室外に放出し、あるいは放熱吸熱室内プレート(20)
が放出する熱を室外で吸熱する排熱器(30)と、ペルチェ
素子(10)に供給する電流の方向を制御しながら通電する
電源(40)とを備え、 電源(40)がペルチェ素子(10)に流す電流の方向を制御し
て、放熱吸熱室内プレート(20)から排熱器(30)に、また
は排熱器(30)から放熱吸熱室内プレート(20)に熱を移動
させて、室内を冷房または暖房するようにしてなる建物
用の冷暖房装置。 - 【請求項4】 排熱器(30)が、放熱フィン(32)、放熱プ
レート(31)、熱交換パイプのいずれかである請求項1な
いし3に記載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項5】 排熱器(30)が放熱フィン(32)または放熱
プレート(31)で、この構造の排熱器(30)を、室外である
が建物内に設けている放熱吸熱領域(50)に配設している
請求項1ないし3に記載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項6】 天井裏(61)を放熱吸熱領域(50)としてい
る請求項5に記載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項7】 放熱吸熱領域(50)を床下(81)に設けてい
る請求項5に記載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項8】 ペルチェ素子(10)を壁(70)に配設して、
壁(70)内に放熱吸熱領域(50)を設けている請求項5に記
載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項9】 壁(70)内に設けている放熱吸熱領域(50)
を天井裏(61)に設けている放熱吸熱領域(50)に連通して
いる請求項8に記載される建物用の冷暖房装置。 - 【請求項10】 放熱吸熱室内プレート(20)を天井(60)
と床(80)に配設しており、天井(60)の放熱吸熱室内プレ
ート(20)で室内を冷房し、床(80)の放熱吸熱室内プレー
ト(20)で室内を暖房する請求項1と2に記載される建物
用の冷暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036057A JP2003240255A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | 建物用の冷暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036057A JP2003240255A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | 建物用の冷暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240255A true JP2003240255A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27778050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002036057A Pending JP2003240255A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | 建物用の冷暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003240255A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203604A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | Leading Edge Associates株式会社 | 温度制御ユニット、および、温度制御ユニットを用いた温度制御システム、ならびに、温度制御ユニットを用いた温度制御建築構造 |
-
2002
- 2002-02-13 JP JP2002036057A patent/JP2003240255A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203604A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | Leading Edge Associates株式会社 | 温度制御ユニット、および、温度制御ユニットを用いた温度制御システム、ならびに、温度制御ユニットを用いた温度制御建築構造 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050209 |
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