JP2003240011A - 自在継手 - Google Patents

自在継手

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JP2003240011A
JP2003240011A JP2002037681A JP2002037681A JP2003240011A JP 2003240011 A JP2003240011 A JP 2003240011A JP 2002037681 A JP2002037681 A JP 2002037681A JP 2002037681 A JP2002037681 A JP 2002037681A JP 2003240011 A JP2003240011 A JP 2003240011A
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Japan
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yoke
shaft
tip
bearing cup
bearing
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JP2002037681A
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Koichiro Ono
浩一郎 小野
Hideki Sunada
英樹 砂田
Masanori Oinuma
正憲 老沼
Takayuki Yokota
貴之 横田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
    • F16C21/005Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement the external zone of a bearing with rolling members, e.g. needles, being cup-shaped, with or without a separate thrust-bearing disc or ring, e.g. for universal joints
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
    • F16D3/41Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes with ball or roller bearings

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  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアリングカップの底部側の圧縮変形を抑制
して、十字軸の先端軸との過度なフリクションの発生を
防止する。 【解決手段】 入力軸と出力軸の各対向端部にそれぞれ
設けられた入力軸ヨーク12と出力軸ヨークとを、十字
軸15によって連結すると共に、前記各ヨークの先端側
に形成された保持孔18内に保持されたニードルベアリ
ング16によって前記十字軸の各先端軸15bを前記各
ヨークに回転自在に支持してなる自在継手である。前記
ヨーク先端部12aの幅厚W1を小さくしつつ該ヨーク
先端部をベアリングカップ22の基端部22a側に配置
して底部22b側への大きな入力荷重の発生を抑制し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のエン
ジンの駆動力を変速機から終減速装置までの動力伝達機
構に適用される自在継手に関し、とりわけ、入力軸ヨー
クからの入力荷重によるベアリングカップの底部側及び
ニードルベアリングの外側の一部に対する集中荷重を回
避し得る自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両のステアリング機構
や変速機から終減速装置までの動力伝達機構には、フッ
ク式(カルダン式)やダブルカルダン式などの各種の自
在継手が用いられており、その一つとして図4に示すよ
うなものがある(特開2001−12490号など参
照)。
【0003】概略を説明すれば、この自在継手は、カル
ダン式継手であって、図示では入力軸ヨーク側の要部の
みを示している。すなわち、入力軸の一端部に入力軸ヨ
ーク1が設けられている一方、図外の出力軸の一端部に
前記入力軸ヨーク1と対向する出力軸ヨークが設けられ
ている。また、前記入力軸ヨーク1と出力軸ヨークとの
間には、十字軸2がニードルベアリング3を介して回動
自在に介装されている。
【0004】前記入力軸ヨーク1は、ほぼU字形状を呈
し、その各先端部1aに保持孔4がそれぞれ貫通形成さ
れている一方、前記出力軸ヨークもほぼU字形状を呈
し、各先端部に保持孔が貫通形成されている。
【0005】また、前記十字軸2は、各先端軸2aに前
記各保持孔4に挿通保持される前記ニードルベアリング
3が取り付けられている。
【0006】前記ニードルベアリング3は、前記各保持
孔4の内周面4aに圧入保持されるほぼ有底円筒状のベ
アリングカップ5と、該ベアリングカップ5の内周面5
aと前記十字軸2の先端軸2aとの間に介装された複数
のニードルローラ6とから構成されている。また、この
ニードルローラ6と、ベアリングカップ5の内周面及び
十字軸2の先端軸2aの外周面との間には、各ニードル
ローラ6の円滑な回転を確保するために、微少隙間が形
成されている。
【0007】また、前記入力軸ヨーク1の先端部1a
は、その径方向の幅厚さWが比較的大きく設定されて、
保持孔4に前記ベアリングカップ5のほぼ全体が挿入さ
れる大きさに設定されている。
【0008】そして、前記入力軸の回転駆動に伴い入力
軸ヨーク1に伝達された入力トルクは、各先端部1aか
ら入力軸側のニードルベアリング3に入力され、ここか
ら十字軸2の各先端軸2aに伝達され、さらに出力軸側
のニードルベアリングを経て該出力軸ヨークの先端部か
ら出力軸に伝達されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記カルダ
ン式の自在継手にあっては、回転駆動力の伝達経路が前
述のようになっているため、ベアリングカップ5の底部
5b側に大きな集中荷重が発生し、これに伴ってニード
ルベアリング3に極めて大きな入力荷重が作用する。し
たがって、十字軸2の先端軸2aとの接触応力分布を適
切に取ることが要請されており、このために、ニードル
ローラ6の形状を変更するなどの工夫がなされているも
のの、十分な対応策にはなっていなかった。
【0010】特に、図4に示すように、ヨーク1の先端
部1aの幅Wが比較的大きく設定されて、ベアリングカ
ップ5の底部5a全体も前記保持孔4内に被嵌状態に保
持するようになっていることから、入力トルクが入力軸
ヨーク1から先端軸2aに作用した際に、ベアリングカ
ップ5の底部5bに図5の矢印に示すように径方向への
押圧されて圧縮力が加わり、これによってベアリングカ
ップ5の底部5bが圧縮変形するおそれがある。したが
って、かかる圧縮変形によって、ニードルローラ6の底
部5b側の一端部6aも十字軸2の先端部2aとの間で
圧縮されて、その大きな入力トルクが作用し易くなる。
【0011】すなわち、この原因は、前述のようにヨー
ク1の先端部1aの幅Wが比較的大きくかつ保持孔4が
ベアリングカップ5の底部5b側に依っていることか
ら、入力トルクの最大作用点Pがベアリングカップ5の
底部5b側になっているからである。
【0012】この結果、ヨーク先端部1aとベアリング
カップ5の底部5bとの間のフリクションが過大とな
り、適正なフリクションが得られないばかりか、図3の
Y線で示すように、ニードルローラ6に対する面圧が、
内側端部6bでは平均面圧よりも十分に低くなるのに対
して、先端部6a側では平均面圧より大きな局部的な集
中応力が作用する。このため、経時的にニードルローラ
6の先端部6a側が部分的に摩耗し易くなって、ニード
ルベアリング3の耐久性が低下してしまうおそれがあ
る。
【0013】そこで本発明は、ヨーク先端部とベアリン
グカップの底部側との間の過大なフリクションの発生を
抑制すると共に、ニードルローラに対する集中応力の発
生を抑制し得る自在継手を提供しようとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力軸と出力軸の各対向端部にそれぞれ設けられた
入力軸ヨークと出力軸ヨークと、該入力軸ヨークと出力
軸ヨークとを連結する十字軸と、前記各ヨークの先端部
に形成された保持孔内にベアリングカップが保持され
て、該ベアリングカップの内部に有する複数のニードル
ローラの内側に前記十字軸の各先端軸が挿通されたニー
ドルベアリングとを備え、該各ニードルベアリングを介
して前記各ヨークを十字軸が回動自在に連結してなる自
在継手において、前記ベアリングカップを、前記各ニー
ドルローラの先端部が前記各ヨークの位置よりも外側に
位置するように各ヨークの保持孔内に保持させたことを
特徴としている。
【0015】したがって、この発明によれば、例えば、
入力軸ヨークからベアリングカップに対して入力する
際、該ベアリングカップの底部側が各ヨーク先端部より
も外方へ突出した状態になっていることから、該各ヨー
クによるベアリングカップ底部の圧縮変形が防止され
る。したがって、ベアリングカップ底部側のニードルロ
ーラと十字軸との間に大きなフリクションの発生を抑制
できる。
【0016】請求項2に記載の発明にあっては、前記ヨ
ーク先端部の幅長さを、前記ベアリングカップの軸方向
の長さよりも短く設定すると共に、前記保持孔の軸方向
の中心位置を前記ニードルローラの軸方向の中心位置よ
りも前記十字軸の交点側寄りに位置させたことを特徴と
している。
【0017】請求項3に記載の発明にあっては、前記ベ
アリングカップの外周面所定位置に嵌合溝を円周方向に
沿って形成すると共に、該嵌合溝にスナップリングを嵌
合して前記ベアリングカップをヨーク先端部に位置決め
固定したことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる自在継手の
各実施形態を図面に基づいて詳述する。この各実施形態
では、自在継手を車両のエンジンの駆動力を変速機から
終減速装置に伝達するプロペラシャフトに適用したもの
を示している。
【0019】図2は本発明の第1の実施形態を示し、こ
の自在継手は、従来と同じくカルダン式継手であって、
変速機側の入力軸11の一端部に、入力軸ヨーク12が
設けられている一方、終減速装置側の出力軸13の一端
部に、前記入力軸ヨーク12と対向する出力軸ヨーク1
4が設けられている。また、前記入力軸ヨーク12と出
力軸ヨーク14との間には、十字軸15が各ニードルベ
アリング16、17を介して回動自在に介装されてい
る。
【0020】前記入力軸ヨーク12は、プレス材によっ
てほぼU字形状に折曲形成され、その各先端部12aに
円形状の保持孔18がそれぞれ貫通形成されている一
方、前記出力軸ヨーク14もプレス材によってほぼU字
形状に形成され、各先端部14aに円形状の保持孔19
が貫通形成されている。
【0021】また、前記入力軸ヨーク12と出力軸ヨー
ク14は、その先端部12a、14aを含む全体の幅厚
さW1が従来のものに比較して十分に薄く設定されてい
ると共に、その配置がベアリングカップ22の内側、つ
まり十字軸15の交点部15a側寄りとなるように設定
されている。
【0022】前記十字軸15は、中央の交点部15aを
中心とした90°位置に4つの先端軸15bが一体に突
設されていると共に、該各先端軸15bには前記各保持
孔18,19に挿通保持される前記ニードルベアリング
16,17が取り付けられている。前記各先端軸15b
は、交点部15a側の基端部に円環状のフランジ部20
が一体に形成されていると共に、先端面の中央位置に図
1に示すように円形状の突起21が一体に設けられてい
る。また、各先端軸15bは、図2に示すように、その
外周面15cのヨーク12側からの荷重入力方向(矢印
方向)側の一部が円弧状に切欠かれてほぼ楕円形形状に
形成されている。
【0023】前記ニードルベアリング16,17は、便
宜上、入力軸ヨーク12側のものについて説明すれば、
図1に示すように、前記各保持孔18内に挿通保持され
るほぼ有底円筒状のベアリングカップ22と、該ベアリ
ングカップ22の内周面と前記十字軸15の先端軸15
bの外周面との間に介装された複数のニードルローラ2
3とから構成されている。
【0024】前記ベアリングカップ22は、軸方向の長
さがニードルローラ23の長さを確保するために比較的
長く設定されていると共に、前述のように入力軸ヨーク
12の先端部12aの幅長さが比較的薄く形成されてい
ることから、十字軸15の交点部15a側の基端部22
a側が前記入力軸ヨーク先端部12aの保持孔18に挿
通保持されているにの対して先端の底部22b側は保持
孔18から外方に突出して先端部12aには保持されて
いない状態になっている。
【0025】また、ベアリングカップ22の十字軸15
側の内側外周面には、スナップリング24を嵌合保持す
るほぼ円環状の嵌合溝25が形成されている。このスナ
ップリング24は、ベアリングカップ22を前記各ヨー
ク12の保持孔18に挿通した際に、該各ヨーク12に
固定するためのものである。
【0026】さらに、ベアリングカップ22の内周面2
2aの内側開口端付近に形成された円環溝と前記十字軸
先端軸15bの前記フランジ部20との間には、内部を
シールするシールリング26が介装されている。さら
に、このベアリングカップ22は、底壁22bの底面に
前記先端軸15bの突起21と当接する凸部27が一体
に設けられている。
【0027】前記各ニードルローラ23は、図1に示す
ように、前記先端軸15bの外周面15cとベアリング
カップ22の内周面22aとの間に、微少隙間を介して
回転自在に保持され、その長さがベアリングカップ22
の長さに対応して比較的長く設定されて、ベアリングカ
ップ22の底部22b側に位置したその各一端部23a
は前記保持孔18の位置よりも十分に外方に突出した位
置になっている。
【0028】以下、この実施形態の作用を、便宜上、入
力側だけについて説明すると、駆動軸の回転に伴い入力
軸ヨーク12から先端部12aを経てベアリングカップ
22に入力荷重が作用するわけであるが、前記先端部1
2a(保持孔18)はベアリングカップ22の基端部2
2a側に配置されて底部22b側には配置されていない
ことから、従来のように、前記入力荷重によって底部2
2bが径方向への圧縮変形が確実に防止される。このた
め、前記入力荷重は、その多くがニードルローラ23の
先端部23a側に集中的に作用せずに、その内側、つま
り先端部と反対側の内側端部23b側に作用して軸方向
の全体に分散させることができ、底部22b内周面と十
字軸各ニードルローラ23と十字軸15の先端軸15b
との間のフリクションを十分に小さくすることができ
る。
【0029】すなわち、各ニードルローラ23に軸直角
方向から作用する入力荷重は、図3のX線で示すよう
に、各ニードルローラ23の前記中心付近と他端部23
b側に平均面圧よりも少し多く掛かるだけで、先端部2
3a側では従来(Y線)のようには多くは掛からなくな
り、したがって、内側端部23bを含めたニードルロー
ラ23の全体にほぼ均一圧(平均面圧に近づく)にする
ことが可能になる。このため、各ニードルローラ23の
先端部23a側の局部的な摩耗の発生が防止される。こ
の結果、ニードルベアリング16の耐久性を向上させる
ことができる。
【0030】なお、出力軸13側では、十字軸15の先
端軸15bから各ニードルベアリング17を介して出力
軸ヨーク14の先端部14aに回転トルクが伝達される
が、この場合も前記入力軸11側と同じ作用によってニ
ードルベアリング17の各ニードルローラ23の先端部
側に対する集中荷重の発生が効果的に防止され、ニード
ルベアリング17の耐久性の向上が図れる。
【0031】また、前記入力軸ヨーク12と出力軸ヨー
ク14の各先端部12a、14aが、ベアリングカップ
22の軸方向の長さより十分に短い薄肉に形成されてい
ることから、図4に示す従来のヨーク1に比べ保持孔の
周囲を別途薄肉に成形するなどの加工が必要なくなるこ
とから成形作業が良好になる。また、各保持孔18の軸
方向の中心位置を、各ニードルローラ23の軸方向の中
心位置よりも十字軸15の交点15aよりに位置させた
ことから、前述のようにニードルローラ23の摩耗の発
生を防止できる。
【0032】さらに、この実施形態では、前記ベアリン
グカップ22は、先端軸15bに対して底面の凸部27
と先端軸15bの突起21との当接により支持されるよ
うになっており、凸部27と突起21との接触面積が底
面全体に先端軸15bの先端面全体が当接する場合に比
較してフリクションが大幅に低減する。したがって、先
端軸15bとベアリングカップ22との相対回転が円滑
になる。
【0033】また、前記ベアリングカップ22は、嵌合
溝25に嵌着したスナップリング24によってヨーク1
2の各先端部12aに固定されるようになっているた
め、保持孔18へ挿通した際の軸方向の位置決めが容易
になり、かかるヨーク12への取付作業能率が向上す
る。
【0034】なお、前記実施形態では、入力軸ヨーク1
2側を中心に説明したが、出力軸ヨーク14側も入力軸
ヨーク12側と全て同一であるから、同じ作用効果が得
られる。
【0035】本発明は、前記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨に応じて各構成を自由に
変更することも可能である。また、本発明は、プロペラ
シャフトなどの動力伝達機構ばかりかステアリング機構
の自在継手にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、例えば入力軸ヨークから十字軸
の先端部に入力トルクが作用した際に、その入力トルク
の作用点がベアリングカップの底部側ではなくその反対
側の基端部側に作用するため、前記入力荷重によるベア
リングカップの底部の圧縮変形が確実に防止される。こ
のため、ベアリングカップの底部と十字軸の先端軸との
間の過度なフリクションの発生を抑制できると共に、ニ
ードルローラの内側に作用させて軸方向の全体に分散さ
せることができ、全体に均一圧にすることが可能にな
る。
【0037】この結果、前記底部内周面と十字軸先端部
外周面との間の適正なフリクションが得られると共に、
各ニードルローラなどの局部的な摩耗の発生が防止され
て、ニードルベアリングの耐久性を向上させることがで
きる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の作用効果に加えて、ヨーク先端部の幅方向の長
さを短くして薄肉に形成したため、従来のヨークのよう
に保持孔の周囲を別途薄肉に成形するなどの加工が必要
なくなることから成形作業が良好になる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1、2の発明の作用効果に加えて、スナップリングによ
ってヨークの保持孔に対するベアリングカップの位置決
めが容易になるため、かかる取付作業能率の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自在継手の実施形態を示す要部
断面図である。
【図2】本実施形態における自在継手を一部断面して示
す側面図である。
【図3】各実施形態と従来の自在継手のニードルローラ
に作用する面圧分布図である。
【図4】従来の自在継手の要部断面図である。
【図5】従来の入力軸ヨークからの入力荷重によるベア
リングカップの圧縮変形状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11…入力軸 12…入力軸ヨーク 13…出力軸 14…出力軸ヨーク 15…十字軸 15a…交点部 15b…先端軸 16、17…ニードルベアリング 18、19…保持孔 22,32…ベアリングカップ 23,33…ニードルローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 老沼 正憲 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 横田 貴之 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と出力軸の各対向端部にそれぞれ
    設けられた入力軸ヨークと出力軸ヨークと、 該入力軸ヨークと出力軸ヨークとを連結する十字軸と、 前記各ヨークの先端部に形成された保持孔内にベアリン
    グカップが保持されて、該ベアリングカップの内部に有
    する複数のニードルローラの内側に前記十字軸の各先端
    軸が挿通されたニードルベアリングとを備え、 該各ニードルベアリングを介して前記各ヨークを十字軸
    が回動自在に連結してなる自在継手において、 前記ベアリングカップを、前記各ニードルローラの先端
    部が前記各ヨークの位置よりも外側に位置するように各
    ヨークの保持孔内に保持させたことを特徴とする自在継
    手。
  2. 【請求項2】 前記ヨーク先端部の幅長さを、前記ベア
    リングカップの軸方向の長さよりも短く設定すると共
    に、前記保持孔の軸方向の中心位置を前記ニードルロー
    ラの軸方向の中心位置よりも前記十字軸の交点側寄りに
    位置させたことを特徴とする請求項1に記載の自在継
    手。
  3. 【請求項3】 前記ベアリングカップの外周面所定位置
    に嵌合溝を円周方向に沿って形成すると共に、該嵌合溝
    にスナップリングを嵌合して前記ベアリングカップをヨ
    ーク先端部に位置決め固定したことを特徴とする請求項
    1または2に記載の自在継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098952A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社ジェイテクト ユニバーサルジョイントの軸受カップ隙間の計測方法、及びその計測方法を適用したユニバーサルジョイントの製造方法。

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098952A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社ジェイテクト ユニバーサルジョイントの軸受カップ隙間の計測方法、及びその計測方法を適用したユニバーサルジョイントの製造方法。

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