JP2003237694A - 交通手段の運転室、特に旅客機のコックピット用の出入口装置 - Google Patents

交通手段の運転室、特に旅客機のコックピット用の出入口装置

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JP2003237694A
JP2003237694A JP2003014659A JP2003014659A JP2003237694A JP 2003237694 A JP2003237694 A JP 2003237694A JP 2003014659 A JP2003014659 A JP 2003014659A JP 2003014659 A JP2003014659 A JP 2003014659A JP 2003237694 A JP2003237694 A JP 2003237694A
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sluice
entrance
exit
doorway
frame structure
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Bernd Roessner
レスナー ベルント
Wilfried Sprenger
シュプレンガー ヴィルフリート
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Airbus Operations GmbH
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/14Windows; Doors; Hatch covers or access panels; Surrounding frame structures; Canopies; Windscreens accessories therefor, e.g. pressure sensors, water deflectors, hinges, seals, handles, latches, windscreen wipers
    • B64C1/1407Doors; surrounding frames
    • B64C1/1469Doors between cockpit and cabin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64D45/0028Devices specially adapted for the protection against criminal attack, e.g. anti-hijacking systems means for restricting access to flight deck doors or door arrangements specially adapted to restrict unauthorized access
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース要求と表面が最小限に抑えられ、重
量を最小限に抑えた簡単な構成が達成され、更には、圧
力密閉式の隔絶、並びに出入口装置のバリアブルな複数
の入口/出口が保証され得るような、運転室、好ましく
は飛行機のコックピット用の出入口装置を提供する。 【解決手段】 出入口領域内に安全スルース(1)が設
けられていて、このスルースが円筒形に形成されていて
且つその縦軸線を中心にフレーム構造体(2)内で回転
可能であり、スルース(1)がスルース出入口(11)
を有し、その開口部がフレーム構造体(2)の少なくと
も2つの入口/出口・セクタ(21)と一致され、スル
ース出入口(11)が予め選択されたセクタ・ポジショ
ンへと走行可能であり且つロック可能であり且つ同時に
他の全ての入口/出口・セクタ(21)が入口/出口の
ためには閉鎖されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通手段の運転室
用の出入口装置、特に旅客機のコックピット用の出入口
装置に関し、この際、運転室は出入口領域を介して乗客
キャビンと連絡されている。
【0002】
【従来の技術】航空交通の運行時には、乱暴を働き又は
テロ行為を行い、全旅客機、並びに、乗客、パイロッ
ト、スチュワード及びスチュワーデスを極度な危険にさ
らし得る人物からの干渉という危険が増加している。交
通手段の運転室、特に飛行機のコックピットに人物を管
理せずに入れるという可能性でさえ、運行の安全及び乗
客の人命が脅かされ得る。他の公共交通手段の運行時に
も、交通手段、特に、鉄道、自動車、又は船舶に対する
危険、並びに、それらの交通手段で移送すべき乗客に対
する危険が存在する。実際に危険状況は、可能な侵入者
に対して適切な措置が対抗してとられ得ない場合に、常
に決定的に危険なものとなる。
【0003】運転室の防護、例えば飛行機のコックピッ
トの防護を改善するためには防弾強化ドアが知られてい
る。このような措置は確かに受動的防護の向上をもたら
すが、この際、万一の攻撃者は能動的に制圧され得ず又
は全く排除され得ない。
【0004】例えば、銀行や、安全性を重視する他の設
備では、安全スルース(安全門)が知られていて、これ
らの安全スルースは隔絶可能な空間を作り出す。スルー
スは、このスルース内に留まる人物が入室以前に、例え
ば、カメラを介し、視覚窓を介し、又は他の方法により
視覚的にチェック可能であるという重要な長所を有す
る。更に、危険時には、侵入者を能動的に制圧するため
のスルースの隔絶機能を利用することが可能である。最
も簡単な形式のスルースは、建物内の所謂風よけ(戸外
の風が直接建物の内部に入らないように、入口のドアの
内側に設けられた小区画で、建物の内部とはカーテンや
ドアなどで区切られている)であり、この風よけは慣例
の2つの旋回ドアを有するが、これらの旋回ドアは対応
するスペースを必要とし、このスペースは、交通手段で
は殆ど提供され得ないものである。
【0005】他のスルース解決策ではスライドドアが使
用され、これは、一方では大きな密閉面を前提とし、他
方では、自動化の場合にはそれらのドアが開放プロセス
及び閉鎖プロセスのために個々に駆動されなくてはなら
ない。安全上の理由からの課題設定がある場合、スルー
ス表面は、暴力の行使、銃器、及び火災に対しても抵抗
力を有するべきであるので、それに対応する強化が必要
不可欠であり、このことはスライドドアの使用時に多く
の重量を要求する。また、スライドドアの個々の自動操
作は比較的手間と費用のかかる駆動を要求する。
【0006】他のスルース構想では回転ドア原理が使用
され、この場合には、内部及び外部に向かって逆方向に
移動する公衆の流れを同時に保証し、主として熱エネル
ギー節約のために外気から建物内部空間を隔絶すること
が重要である。この際、上から見て円形状の回転ドアは
星形の形式で個々のセグメントに分割されている。この
場合、回転シリンダの側面で作用するブラシは空隙を密
閉するために用いられる。説明したこの構成は多大なス
ペース要求と結び付いていて、このスペース要求は、む
しろ、交通手段におけるこの種の回転ドアの使用を排除
させる。また、圧力密閉性が保証され得ず、このことは
既述の隔絶機能のために重要なことであり、それは、能
動的な制圧のためにスルース空間内に例えば刺激性ガス
を導入することを可能にするためであり、同時に、操縦
室、コックピット、乗客キャビン、又は乗客室のような
隣接空間に影響を及ぼさないためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、スペース要求と表面が最小限に抑えられていて、重
量を最小限に抑えた簡単な構成が達成されていて、更に
は、圧力密閉式の隔絶、並びに出入口装置のバリアブル
な複数の入口/出口が保証され得るように、運転室、好
ましくは飛行機のコックピット用の当初に掲げた形式の
出入口装置を形成することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、当初に掲げ
た形式の出入口装置において、請求項1に記載した構成
によって解決される。
【0009】この際、スルースの有利な幾何学的構成を
用い、スペースを節約し且つ交通手段のコックピット領
域内における現在のスペース状況に適合した装置が創作
されたことは有利であり、この装置は、侵入者に対する
防衛ゾーンとして効果的に利用され得る。この際、危険
状況において、スルース空間は、例えば、刺激性ガスの
噴射、空気供給の遮断などのような特別な措置により、
攻撃者に対して能動的に使用され得る。この場合、スル
ースは、内部圧に関し、次のように隔絶可能である。即
ち、隣接空間(例えば、操縦室/コックピット、乗客室
/キャビン)が影響を及ぼされずに留まるようにであ
る。
【0010】他の構成及び有利な構成は、請求項2〜1
4に記載されている。また、他の長所は、以下の説明か
ら明らかである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面に描かれた実施形態に
基づいて本発明を説明する。図面において同じ構成部材
には同じ符号が付けられている。
【0012】図1には、本発明の基礎を成す、運転室用
の出入口装置の原理コンセプトが、回転可能な円筒形の
スルース1の形式で描かれていて、このスルース1はス
ルース出入口11を有する。ここでは下方に向かって開
いている鐘形のスルース1は固定式のフレーム構造体2
内で回転し、このフレーム構造体2は、ここでは4つの
入口/出口・セクタ21を有し、底部プレート23に固
定されている。スルース1の下側の端部には環状異形部
材12が取り付けられていて、この環状異形部材12は
底部プレート23の環状溝22内で支持されている。ス
ルース1の上側の軸受はジャーナル軸受13によって提
供されている。ジャーナル軸受13は、好ましくは乗客
キャビン6の天井構造体61(図2参照)に固定されて
いる。ここでスルース機能は、スルース出入口11のポ
ジションに応じ、4つのセクタ21のうちの1つのセク
タ21だけで出入りが可能であり、それに対して他の3
つのセクタ21は閉鎖されたままであるという形式で提
供される。入力命令に応じてスルース1は選択されたポ
ジションに移動され、そこで固定され、その結果、所定
のセクタ21だけで入りと出が行われ得る。
【0013】ここでは非図示の手段(カメラ、視覚窓な
ど)により、責任者は、どの人物がスルース1への入り
を望んでいるのか、又は、誰がスルール1内にいるのか
をチェックする。制御命令の作動により、人物のチェッ
クの後、スルース出入口11が対応する出口セクタ21
へと移動され、人物はスルース1を後にすることができ
る。
【0014】小さな半径Rでスルース1を円筒形に幾何
学的に構成することにより、スルース1の表面サイズを
最小限に抑えることができ、その結果、防弾材料を用い
て内張りを施す場合には重量が節約され得る。スルース
1のためには、好ましくは高硬質の防弾材料が設けられ
得て、この防弾材料は、重量要求において、飛行機構造
内では軽量の構造方式に対応する。例えばポリアミド生
地が使用可能であり、このポリアミド生地はCETEX HPPE
(Ten Cate社、オランダ)という名前で知られている。
【0015】有利な幾何学的構成に基づき、スルース1
は狭まった空間にも設置され得る。図4には、運転室用
の出入口装置1として、コックピット領域における旅客
機の乗客キャビン6内での設置例が描かれている。
【0016】図2では、スルース1が圧力を逃さないよ
うに圧力密閉式(プレッシャーシールド式)で実施され
ていて且つ侵入者の制圧を目的としてスルース雰囲気が
空気導管24を用いて排気される場合に、キャビン内部
圧の力がいかにスルース1に作用するかが、小さな矢印
で明確化されている。空気導管24は例えば旅客機内で
は慣例の(非図示の)減圧弁に導かれ、又は、外気との
接続により圧力を同化することが可能とされる。空気の
取り去りが短期間で生じること或いは酸素の不足によ
り、侵入者の攻撃能力が失われる。スルース1内で爆発
物が点火されるのであれは、空気導管24は圧力調整の
ためにも用いられる。結果としてスルース1の上側に作
用する圧縮力(P)は環状異形部材12を底部プレート
23の溝22内に押し付け、その結果、そこでは十分な
圧力密閉性が達成される。スルース出入口11の縁部の
密閉は図6に基づいて詳細に説明され、そこでは、スル
ース隔絶が固定ポジション或いは所定のセクタ21だけ
で行われることも分かる。つまり、空気排気の活性化以
前にスルース1は対応するポジションへと回転されなく
てはならない。圧縮力(P)の結果、スルース1は溝2
2内の摩擦を介して追加的に固定され、このことは回転
動作に対抗作用する。スルース壁の圧力付勢に関しては
円筒形状が強度の有利性を提供する。
【0017】非図示ではあるが本発明によるスルース1
の他の変形例は、円筒形の鐘体の下側の開口部が底部に
よって閉鎖される場合に可能である。この場合、回転軸
受は、ジャーナル軸受13に類似する下側のジャーナル
軸受により又はローラー上で行われる。しかし、底部を
有するこの変形例では、スルース1内にいる人物が回転
時にスルース1と共に移動されることが考慮されなくて
はならない。そのために駆動部はより強く設計されなく
てはならない。
【0018】図3による俯瞰図は、本発明が必要時に半
径Rに応じてより多数の入口/出口・セクタ21を可能
にすることを明確にしている。ここでは例として6つの
セクタが描かれている。更にこの配置は、図示されてい
るように規則的である必要はない。また、6つ或いは4
つの入口/出口・セクタ21よりも少ない入口/出口・
セクタ21が設けられ得る。このことは、平面図をバリ
アブルに構成する際に長所を有する。空間的な実状に対
応して入口或いは出口が構成され得る。図内の双方向矢
印は、スルース出入口11により開放されているセクタ
21内の入りと出を表している。
【0019】図4Aには、俯瞰図として、旅客機の前胴
体の平面図が示されていて、この旅客機は、乗客キャビ
ン6と、コックピット3と、クルー用休憩室4とトイレ
5とを有する。図示されているように乗客キャビン6を
分割する際、トイレ5とクルー休憩室4の配置により、
コックピット領域への通路62が形成されている。この
通路62内に、本発明に従い、スルース1として形成さ
れている出入口装置が配設されている。ほぼ75cm直
径というおおよその直径を有するスルース1は、現存の
室区画内に難なく組み込まれ、それにより所望の安全機
能を満たすことができる。図4Bから見て取れるよう
に、図4Aに示されているスルースポジションの他に3
つの別のスルースポジションが可能であり、この際、そ
れぞれの開いた出入口11は、描かれた矢印により見て
取れ、それと同時に他の3つの入口/出口・セクタでは
出入口が閉鎖されている。同様に、室4に対する出入口
がy方向ではなく幾らか斜めの方向に延在していること
が見て取れる。更に、この構成は、必要に応じ、スルー
ス1の内部空間をトイレ5か又はクルー休憩室4に割り
当てることを可能にする。それにより、例えば着衣及び
脱衣時の運動自由性がより多いこと、柔軟体操のための
スペースがより多いこと、又は、他の出来事からの隔離
により、快適性の改善が結果として得られている。
【0020】図5には、下側領域にスルース駆動部26
を有するスルース1の可能な実施形態が正面図(図5
A)及び平面図(図5B)で描かれている。スルース1
の環状異形部材12は滑動体14(例えば高硬質のプラ
スチック)と結合されていて、この滑動体14は、環形
状の溝形異形部材25内で支持されている。更に滑動体
14は内側噛合部141を有し、この内側噛合部141
は駆動モータ261のピニオンと噛み合う。スルース1
の移動は制御信号を介して行われ、駆動モータ261は
この制御信号を取得し、それにより噛合部141を所望
のポジションに移動させ、そこで例えば電気的に操作さ
れるボルトを介してロックされる。この制御信号は、権
限のある人物のためだけにアクセス可能であるスイッチ
を操作することにより作動され得る。紹介されたこの構
成解決策は簡単且つ堅固であり、この際、歯車比が大き
いため、中間伝動装置も回避され得る。しかし、他の実
施形態ではスルース駆動部26のために他の駆動手段も
可能であり、例えば、スルース1の回転は手動の力によ
っても行われ、対応する入口/出口・セクタ21におけ
るスルース1のポジショニングとロッキングは駆動可能
なロック手段によって行われ、この場合、ここでも、可
能な入口/出口21の制御或いは選択は権限のある人物
よってのみ行われる。
【0021】当然のことであるが、スルース駆動部26
及びスルース軸受のこれらの解決策の他に、他の構成変
形例も考えられ、例えば、上側のジャーナル軸受13の
領域に駆動部を設けること、又は、組み込まれている底
部プレートを有するスルースボディの形成などである
が、これらの変形例は、全て本発明の基本的な原理を使
用している。
【0022】スルース1の十分な圧力密閉性を保証する
ために、一方では、滑動体14を溝形異形部材25内に
押し付ける上記の圧縮力P(図2参照)が用いられ、他
方では、図5による図面に従い、下側の圧力隔壁27が
設けられている。それにより、入口/出口・セクタ21
のスルース開口部11の周りを取り囲んでいるシーリン
グ29と共に圧力密閉性が保証され、スルース空間が空
気導管24を用いて排気される。
【0023】更に、飛行機内における侵入者に対する効
果的な防衛のためには、時間的に制限されている空気提
供の遮断、又は、外気との圧力調整によるスルース1内
の酸素含有量の減少の他に、選択的に又は追加的に例え
ば刺激性ガスである麻酔剤を提供することが有利であ
る。必要不可欠な供給貯蔵部並びに操作装置は、権限の
ある人物だけによる使用を保証するために、好ましくは
コックピット領域に設けられ得る。麻酔剤導入は、天井
領域又は床領域におけるノズルを介し、又は、現存の空
気調節用供給導管を介して行われる。スルース空間1を
隣接空間部3、4、5、及び6に対して密閉するために
必要不可欠な措置は、既に実質的に述べられている、又
は、次に図6に関して示される。既述したように、溝形
異形部材25に対する滑動体14の押し付けにより、及
び、下側のスルース領域の圧力隔壁27を用いて密閉が
成される。
【0024】図6には、どのような方式でスルース出入
口11が密閉され得るかが描かれている。先ず、スルー
ス1は、所定の入口/出口・セクタ21へと走行し、そ
こでロックされる。該当する空間、例えばトイレ5に対
する出入口は周回するドア異形部材28によって包囲さ
れていて、このドア異形部材28には膨張可能なシーリ
ングチューブ29(図6B参照)が嵌め込まれている。
スルース1がポジションに位置すると、チューブ29は
膨らまされ、空気排気が開始し得る。空間5には圧力を
逃さない圧力密閉式のドア51が設けられていて、この
際、キャビン過剰圧力(矢印参照)は、スルース1の方
向に作用し、ドア部分がドア異形部材28において支持
される。それにより、たとえ著しい圧縮力が作用すると
しても、軽量のドア構成が可能である。セクタ21に対
するスルースポジショニングのため、他の空間部3、
4、及び6は、圧力密閉式のドアを必要とせず、或い
は、開いたままにすることが可能であり、このことによ
りコストと重量が節約される。
【0025】選択的に、スルース1の圧力密閉性を達成
するためにスルース開口部11が入口/出口・セクタ2
1間のフレーム構造体の領域内に走行することが可能で
ある。このことは、例えば、4つの入口/出口よりも少
ない入口/出口が設けられていて、フレーム構造体2が
少なくとも領域ごとに対応的に圧力密閉式で形成されて
いる場合に有利であり得る。
【0026】スルース1の可能な圧力密閉式の密閉の他
に、選択的な実施形態として出入口装置1は空気を密閉
するように気密に実施され得て、つまり、空気導管24
は不必要である。侵入者を攻撃能力のないようにするた
めに麻酔剤がスルース1内に導入される。隣接空間部
3、4、5、及び6との空気交換を防止し、そのために
必要な密閉措置を使用することが必要不可欠である。密
閉の可能性は、既に以前で詳細に示されて説明されてい
る。従って、使用される麻酔剤が、パイロット、スチュ
ワート、スチュワーデス、又は乗客のための空間空気内
に達することが効果的に防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、4つの入口/出口・セクタを備えた本
発明による出入口装置の分解図を示す。
【図2】図2は、図1による出入口装置の断面図であ
る。
【図3】図3は、6つのセクタを有するスルースにおけ
る他の実施形態の俯瞰図である。
【図4】図4Aと図4Bは、旅客機の前胴体にスルール
を取り付けた様子を示す図である。
【図5】図5Aと図5Bは、駆動部を有するスルースの
下側領域のための構成設計図である。
【図6】図6Aと図6Bは、スルース出入口の密閉可能
性を示す図である。
【符号の説明】
1 スルース 2 フレーム構造体 3 コックピット 4 クルー用休憩室 5 トイレ 6 乗客キャビン 11 スルース出入口(スルース開口部) 12 環状異形部材 13 ジャーナル軸受 14 滑動体 141 内側噛合部 21 入口/出口・セクタ 22 環状溝 23 底部プレート 24 空気導管 25 溝形異形部材 26 スルース駆動部 261 駆動モータ 27 圧力隔壁 28 ドア異形部材 29 シーリング 61 天井構造体 62 コックピット領域への通路 R スルースの半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート シュプレンガー ドイツ連邦共和国 デー・21698 ハルゼ フェルト・イッセンドルフ ビュントフェ ルト 21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室(3)が出入口領域(62)を介し
    て乗客キャビン(6)と連絡されている、交通手段の運
    転室、特に旅客機のコックピット用の出入口装置におい
    て、出入口領域(62)内に安全スルース(1)が設け
    られていて、このスルース(1)が円筒形に形成されて
    いて且つその縦軸線を中心にフレーム構造体(2)内で
    回転可能であり、スルース(1)がスルース出入口(1
    1)を有し、その開口部がフレーム構造体(2)の少な
    くとも2つの入口/出口・セクタ(21)と一致され、
    スルース出入口(11)が予め選択されたセクタ・ポジ
    ションへと走行可能であり且つロック可能であり且つ同
    時に他の全ての入口/出口・セクタ(21)が入口/出
    口のためには閉鎖されていることを特徴とする出入口装
    置。
  2. 【請求項2】フレーム構造体(2)の第1の入口/出口
    ・セクタ(21)が乗客キャビン(6)からスルース
    (1)への出入口を形成すること、第2の入口/出口・
    セクタ(21)がコックピット(3)からスルース
    (1)への出入口を形成すること、及び、少なくとも1
    つの他の入口/出口・セクタ(21)が隣接された設備
    (4;5)からスルース(1)への出入口を形成するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の出入口装置。
  3. 【請求項3】隣接された設備がトイレ室(5)及び/又
    はクルー休憩室(4)として形成されていることを特徴
    とする、請求項2に記載の出入口装置
  4. 【請求項4】フレーム構造体(2)における入口/出口
    ・セクタ(21)が平面図において対称的な軸線方向付
    け又は不規則な軸線方向付けを有することを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の出入口装置。
  5. 【請求項5】スルース(1)が円筒形の鐘状体として形
    成されていて、この鐘状体が天井領域(61)において
    上側の軸受(13)で支持されていることを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の出入口装置。
  6. 【請求項6】スルース(1)の下側の壁領域の軸受が底
    部プレート(23)における環状溝(22)を用いて行
    われ、そこでは駆動モータ(261)がスルース壁にお
    ける内側噛合部(141)に作用することを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれか一項に記載の出入口装置。
  7. 【請求項7】スルース駆動部(26)が上側の回転軸受
    (13)における伝動駆動部により行われることを特徴
    とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の出入口装
    置。
  8. 【請求項8】スルース駆動部(26)が、スルース壁に
    おけるローラー駆動部として又はバンド駆動部として又
    は手動で行われることを特徴とする、請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の出入口装置。
  9. 【請求項9】駆動可能なロック手段がスルース(1)に
    設けられていて、これらのロック手段が、対応する入口
    /出口・セクタ(21)におけるスルールポジションの
    到達時にスルース(1)のポジションを固定すること特
    徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の出入口
    装置。
  10. 【請求項10】スルース(1)が上側と下側で覆い面を
    用いて閉じられていて且つスルース出入口(11)を有
    する中空円筒体として形成されていることを特徴とす
    る、請求項1〜9のいずれか一項に記載の出入口装置。
  11. 【請求項11】スルース(1)とフレーム構造体(2)
    との間の作用的な連結においてスルース(1)が圧力密
    閉式で実施され、外部へと導く空気導管(24)を用い
    てスルース・空気容積が排気可能であることを特徴とす
    る、請求項1〜10のいずれか一項に記載の出入口装
    置。
  12. 【請求項12】スルース(1)の圧力隔絶が、環状溝
    (22)内の押し付け圧力、圧力密閉式のドア(5
    1)、圧力隔壁(27)、及び、スルース出入口(11
    9)を取り囲むシーリングチューブ(29)を用いて行
    われることを特徴とする、請求項11に記載の出入口装
    置。
  13. 【請求項13】スルース(1)が少なくとも空気を密閉
    するように実施されていて、麻酔剤を供給するための手
    段が設けられていることを特徴とする、請求項1〜12
    のいずれか一項に記載の出入口装置。
  14. 【請求項14】スルース(1)が、高硬質の防弾材料か
    ら成ることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一
    項に記載の出入口装置。
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