JP2003236404A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP2003236404A
JP2003236404A JP2002073267A JP2002073267A JP2003236404A JP 2003236404 A JP2003236404 A JP 2003236404A JP 2002073267 A JP2002073267 A JP 2002073267A JP 2002073267 A JP2002073267 A JP 2002073267A JP 2003236404 A JP2003236404 A JP 2003236404A
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JP2002073267A
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Hiroshi Imaishi
広 今石
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IMAISHI DENKI SEISAKUSHO KK
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IMAISHI DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉砕物(野菜屑や残滓)の粉砕・すり潰し時
に打撃音のような大きな騒音を発せず、且つ瞬時に粉砕
物を下水パイプが塞がれない程度の大きさに微細化する
ようにしたものである。 【構成】 ケーシング1、4と、このケーシングの内壁
の周面に上下方向に延びる凹凸部を設けて形成した外刃
19と、ケーシング内に回転自在に配設した回転板22
と、この回転板の周縁の対向する少なくとも2箇所に該
回転板と一体形成若しくは別部材により固定し上下方向
に延びる凹凸部を形成した内刃23と、回転板を回転す
るモータ6とから構成し、前記外刃の凹凸部と内刃の凹
凸部との間に所定間隔Wを形成し、粉砕とすり潰しによ
り微細化する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房から発生する
野菜屑や残滓等をより微細化して直接シンクに取り付け
られた既設の排水パイプから水と共に排出する厨芥処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、一般家庭の厨房(台所)におい
て、調理時に発生する野菜屑や食後に出た残滓は、その
大きい形状のものはそのまま可燃ごみ袋に投入してい
る。また、小さい形状のものは予めシンクの排水口に設
けられたストレーナに投入し適当な時点で該ストレーナ
を取り出し十分に水切りを行った後で可燃ごみ袋に投入
している。
【0003】そして、可燃ごみ袋に詰めた野菜屑や残滓
は行政が指定した可燃ごみの収集日に所定の集積場に持
ち出している。
【0004】このような現状の中で最も煩わしい点は、
生物の野菜屑や残滓は水切り作業を行った後とはいえど
も多くの水分を含んでおり、可燃ごみ袋に2〜3日分も
詰めれば重量が増し、これを収集日の当日に集積場に持
ち出すことは主婦にとって非常に辛く重労働なことであ
る。
【0005】このため、多くの家庭では主人が収集日に
可燃ごみ袋を所定の集積場に持ち出しているのが実態で
ある。
【0006】また、前述のように可燃ごみの収集日が決
められているため、当日までは可燃ごみ袋を自宅の適当
な場所に仮置きを行っている。
【0007】このような現状で今環境問題が大きく叫ば
れる中にあってゴミの処理方法は、悪臭の原因やカラス
等の鳥害、排出量の増加による処理施設の能力過剰等問
題が山積しており、大きな転機にきている。
【0008】即ち、夏季には外気温が上昇するために、
仮置きした可燃ごみや未だ可燃ごみ袋に投入せずにスト
レーナに投入したままで放置された野菜屑や残滓は気温
の上昇によって腐敗し異臭を放つばかりか、虫が発生、
ハエ等が寄って非衛生的であり、仮置きした可燃ごみ袋
をカラスが破って野菜屑や残菜を散乱しこれに猫や犬が
寄ってさらに乱雑となり、さらにはライフスタイルの変
化から排出されるゴミの量が増加し自治体の処理費用が
高額になった。
【0009】このような背景から数十年前に、シンクの
排水口に鋭利な回転式カッターを取り付け、このカッタ
ーにより野菜屑や残滓を粉砕し排水パイプを介して下水
パイプに排出し可燃ゴミ袋に入れるゴミの量を減らし、
悪臭や鳥害を未然に防止すると共に、集積場への持ち込
みを少なくし、延いては自治体が有する処理機の処理能
力の範囲内で処理を行なうことができるようにした所謂
ディスポーザーが提案された。
【0010】このような構成を示す先行技術は、特開平
7−194991号公報に記載されており、既に一部商
品化されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したディスポーザ
ーは、鋭利な回転刃により野菜屑や残滓をミキサーの如
く粉砕するカッター式と、モータのシャフトに固定した
回転板の適所に打撃魂を取り付け、遠心力によるエネル
ギーでこの打撃魂を野菜屑や残滓に叩きつけて砕くハン
マー式がある。
【0012】前者の場合は、回転刃の回転数が低ければ
粉砕した屑が大きくなって下水パイプを塞ぎ、回転時間
を長くすればいくらか屑を小さくすることができるもの
の処理時間が長く効率が悪くなる。さりとて、回転数を
高くすれば処理時間が短くなるものの騒音が大きくなり
実用的でない。
【0013】また、後者の場合は、打撃魂が野菜屑や残
滓を叩くため、大きな打撃音が発生し、それがさらにシ
ンクと共振して前者以上に大きな騒音となり耐えがたい
ものになると共に、打撃魂が当たった野菜屑や残滓は周
囲に飛び跳ねてシンク上に飛び出し危険であった。さら
に、後者の場合は下水パイプを塞がない程度の細紛にで
きず下水パイプを塞ぐことになった。
【0014】本発明は、野菜屑や残滓の粉砕・すり潰し
時に大きな騒音を発せず、且つ瞬時に下水パイプを塞が
ない程度の微細化にするようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の1番目は、ケー
シングと、前記ケーシングの内壁の周面に上下方向に延
びる凹凸部を設けて形成した外刃と、前記ケーシング内
に回転自在に配設した回転板と、前記回転板の周縁の対
向する少なくとも2箇所に該回転板と一体形成若しくは
別部材により固定し上下方向に延びる凹凸部を形成した
内刃と、前記回転板を回転するモータとから構成し、前
記外刃の凹凸部と内刃の凹凸部との間に所定間隔を形成
したものである。
【0016】本発明の2番目は、前記外刃及び内刃のそ
れぞれは、傾斜角度が同一の稜線により連続した山部と
谷部により構成したものである。
【0017】本発明の3番目は、前記外刃の山部は鈍角
に形成し、前記内刃の山部は鋭角に形成したものであ
る。
【0018】本発明の4番目は、前記外刃の山部は直角
に近い鈍角とし、前記内刃の山部は直角に近い鋭角に形
成したものである。
【0019】本発明の5番目は、前記内刃の凹凸部の全
高よりも前記外刃の凹凸部の全高を高くしたものであ
る。
【0020】本発明の6番目は、前記所定間隔は、前記
外刃の山部の頂点と前記内刃の山部の頂点との距離であ
って0.5〜1mmに設定したものである。
【0021】本発明の7番目は、前記内刃には、前記回
転板の回転方向の前側に位置する凹凸部に連なり粉砕物
を掬い込む傾斜面を形成した尖端部を設け、該尖端部の
掬込角を鋭角としたものである。
【0022】本発明の8番目は、前記内刃の平面形状
は、略三角形若しくは略台形であって前記尖端部から前
記回転板の回転方向の後側に位置する凹凸部に連なる案
内面を設け、前記案内面は、該案内面の先端となる前記
尖端部から回転板の回転方向の前側に位置する凹凸部ま
での距離が長く前記案内面の後端となる前記尖端部から
回転板の回転方向の後側に位置する凹凸部までの距離が
短くなる如く傾斜したものである。
【0023】本発明の9番目は、前記内刃の平面形状は
略台形であって前記案内面の後端から前記回転板の回転
方向の後側に位置する凹凸部に連なる誘導面を設け、該
誘導面は、前記案内面との内角を鈍角に形成したもので
ある。
【0024】本発明の10番目は、前記回転板の中央部
には、該回転板の中心から略直径方向に延びる少なくと
も一対の回転翼を設けたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の厨芥処理装置の要部拡大斜視
図、図2は同じく装置全体の縦断面図、図3は同じく粉
砕機構の拡大断面図、図4は同じく粉砕機構の平面図、
図5は同じく野菜屑や残滓の粉砕、すり潰し状態を示す
説明図である。
【0026】1は上方に向かって先細り形状となし上部
にシンクに取り付けるフランジ2と野菜屑や残滓の投入
部3を有したステンレス製で筒状の上部ケーシング、4
はその上部を螺子5、5により前記上部ケーシングの下
部と固定した合成樹脂製で有底筒状の下部ケーシング、
6は前記下部ケーシング内に固定しシャフト7を有する
直流式のモータ、8は前記上部ケーシング1の下部と下
部ケーシングの上部との間に固定した中央部に突設部9
を一体形成した台座で、前記突設部内には軸受10を設
けると共に、上面の周縁を低く傾斜した案内面11を形
成している。
【0027】12は前記軸受10に挿通しシャフト7に
連結した伝達シャフト、13は前記上部ケーシング1の
下部の適所に設けられ前記案内面11の外周縁に連なる
排出パイプ、14は前記上部ケーシング内の比較的下方
に装設した粉砕機構で、その詳細構造を以下に記載す
る。
【0028】15は前記上部ケーシングの内壁下部の周
面に嵌合固定した超鋼合金製のリングで、図1、図4、
図5に示すように上下方向に延び連続した山部16・・
と谷部17・・からなる複数個の凹凸部18・・によっ
て外刃19を形成しており、前記山部16・・と谷部1
7・・は傾斜角度が同一の稜線20・・、21・・によ
って連設している。また、前記山部16・・は直角に近
い鈍角(実施例では鈍角θ1は約100度付近)として
いる。
【0029】22は前記伝達シャフト12に連結固定し
た前記リング15と同心の回転板、23、23は平面形
状が略台形であって前記回転板22の周縁の対向する少
なくとも2箇所に該回転板と別部材で固定した超鋼合金
製の内刃で、上下方向に延び連続した山部24・・と谷
部25・・からなる複数個の凹凸部26・・によって形
成しており、前記山部24・・と谷部25・・は傾斜角
度が同一の稜線27・・、28・・によって連設してい
る。また、前記山部24・・は直角に近い鋭角(実施例
では鋭角θ2は約80〜88度付近)としている。
【0030】前記内刃は、平面形状が略三角形であって
もよく、前記回転板を超鋼合金製により構成した場合は
該回転板と一体成形してもよい。
【0031】さらに、前記内刃は、図1に示すように前
記回転板22の回転方向の前側に位置する凹凸部26・
・に連なり野菜屑や残滓を掬い込む傾斜面29を形成し
た尖端部30を設けており、この尖端部には鋭角の掬込
角(実施例ではθ3は約75度付近)としており、前記
尖端部30から前記回転板22の回転方向の後側に位置
する凹凸部26・・に連なる案内面31を設けている。
【0032】この案内面31に連なる凹凸部26・・ま
での距離は、案内面の先端となる前記尖端部30から回
転板の回転方向の前側に位置する凹凸部26・・までの
距離L1が長く、前記案内面31の後端となる前記尖端
部30から回転板の回転方向の後側に位置する凹凸部2
6・・までの距離L2を短くなるように設定し、これに
よって前記案内面31は図1に示すように傾斜した形状
となる。
【0033】また、前記内刃は、前記案内面31の後端
から前記回転板22の回転方向の後側に位置する凹凸部
26・・に連なる誘導面32を設け、該誘導面は図5に
示すように内角を鈍角(実施例では鈍角θ4を約130
度付近)に形成している。
【0034】斯して、前記外刃19と内刃23、23の
それぞれの凹凸部18・・と凹凸部26・・との間には
図5に示すように山部16と山部24の頂点との距離を
指す所定間隙W(実施例では0.5〜1mm)を形成す
ると共に、図1に示すように前記内刃23、23の凹凸
部26・・の全高よりも前記外刃19の凹凸部18・・
の全高を高く設定している。この全高差H(実施例では
10mm程度)は、理論上、大きいほど内刃23、23
によって跳ね飛ばされた野菜屑や残滓が外刃19の凹凸
部18・・に留まり粉砕効率を高めることになるが、実
際には本体寸法やモータの出力、内刃23、23の大き
さ、外刃19と内刃23、23のそれぞれの凹凸部18
・・と凹凸部26・・の寸法、前記所定間隙Wの寸法等
によって決定される。
【0035】33、33は前記回転板22の中央部に取
り付けられ該記回転板の中心から略直径方向に延び内刃
との間には比較的大きな間隔を形成した一対の回転翼
で、回転板と共に回転するもので、前記間隔の大きさ
は、投入部3から投入された野菜屑や残滓が内刃や外刃
との間に入り込むような寸法に設定しており、二対の回
転翼を使用することも可能である。
【0036】次に粉砕・すり潰しのプロセスについて説
明する。始に本装置のフランジ2を流し台のシンクの排
水口下部に装着し、モータ6は運転開始時間を計時する
タイマー回路や粉砕機構を作動するモータの始動スイッ
チ(ともに図示せず)を介して交流電源に接続する。
【0037】調理時や食後の後片付け時に発生する野菜
屑や残滓Pは、投入部3から上部ケーシング1内に投入
され、その後、始動スイッチを操作しモータ6を始動す
ると、シャフト12により回転板22が回転すると共
に、遠心力と回転翼33、33によって野菜屑や残滓P
が回転板の周側に追いやられ内刃23、23の傾斜面2
9により図5に示すように外刃19と内刃23、23の
それぞれの凹凸部18・・と凹凸部26・・との間の所
定間隙Wに引き込まれる。
【0038】所定間隙Wに引き込まれた野菜屑や残滓P
1は、その直前に尖端部30によってカッティングして
粉砕され凹凸部18・・の鈍角の山部16と凹凸部26
・・の鋭角の山部24間ですり潰され微細化される。微
細化した野菜屑や残滓は、0.5〜1mm以下の細かな
粒状体となり、図5に示すように所定間隙W及び凹凸部
18・・と凹凸部26・・のそれぞれの谷部16と谷部
27の空間Sから下方に落下し前記案内面11にガイド
されて排出パイプ13からシンクの排水パイプ(図示せ
ず)を介して下水道の下水パイプに放出される。
【0039】粉砕・すり潰しにより微細化された野菜屑
や残滓の粒状体は、前記所定間隙Wの間隙寸法によって
かなり細かくなって略液状となり、速やかに排水パイプ
から排出される。
【0040】一方、前述の粉砕・すり潰しの工程におい
て、凹凸部18・・と凹凸部26・・間の所定間隙Wに
引き込まれなかった野菜屑や残滓は、外刃の凹凸部18
・・側に流れるが該凹凸部の高さにより周囲への飛散が
止められ、或いは回転翼33、332により外刃の凹凸
部18・・側に押しやられ、この凹凸部によって再び傾
斜面29の前面に入り込んだ後、所定間隙Wに引き込ま
れ粉砕とすり潰しにより微細化される。
【0041】同様に、粉砕・すり潰しの工程において、
尖端部30から傾斜面29側に案内されずに前記案内面
31側に流れた野菜屑や残滓P2は、図5に示すように
遠心力と該案内面の傾斜に沿って内刃の後側に向かい遠
心力と誘導面32によって案内され外刃の凹凸部18・
・側に押しやられ、次に回転して来る内刃が野菜屑や残
滓P2を捕らえやすなり、円滑に傾斜面29に案内され
る。
【0042】
【発明の効果】以上の様に本発明は、ケーシングの内壁
周面に上下方向に延びる凹凸部を設けて形成した外刃
と、前記ケーシング内に回転自在に配設した回転板の周
縁の対向する少なくとも2箇所に設けた上下方向に延び
る凹凸部を形成した内刃と、前記回転板を回転するモー
タとから構成し、前記外刃の凹凸部と内刃の凹凸部との
間に所定間隔を形成したものであるから、粉砕物を粉砕
しながらすり潰して微細化し排水パイプや下水パイプに
留まることなく円滑に排出することができる。
【0043】特に、粉砕物を叩いて砕くハンマー式に比
べて打撃音がなく極めて騒音が少なくなり、且つ、より
微細化が可能となり、粉砕物が少々硬質であっても確実
に微細化することができる。
【0044】そして、外刃及び内刃のそれぞれは、傾斜
角度が同一の稜線により連続した山部と谷部により構成
したものであるから、刃に加わる外力が左右に均等に分
散し、刃自身の強度を高めることができる。
【0045】また、外刃の山部は鈍角に形成し、内刃の
山部は鋭角に形成したものであるから、回転する側の内
刃によって鋭角の山部により、粉砕物への食い込みがシ
ャープとなって粉砕物を微細化するとともに、回転のな
い外刃は鈍角の山部により内刃の山部との距離を一定に
保持し強固な粉砕機構を構成する。
【0046】さらに、外刃の山部は直角に近い鈍角と
し、内刃の山部は直角に近い鋭角に形成したものである
から、それぞれの刃が刃こぼれを生じない角度で、尚且
つ粉砕とすり潰しに好適な角度となる。
【0047】そして、内刃の凹凸部の全高よりも外刃の
凹凸部の全高を高くしたものであるから、内刃と外刃の
間に入り込まない粉砕物があったとしても、外刃の凹凸
部によって周囲への飛散が阻止されると共に、内刃と外
刃の間に入り込んで微細化し流体に近い状態の微細物は
上下に長い外刃の凹凸部によって下側に落下しやすくな
る。
【0048】また、所定間隔は、外刃の山部の頂点と内
刃の山部の頂点との距離であって0.5〜1mmに設定
したものであるから、この範囲の微細物はパイプを詰ま
らせることがないことが判明しており、この範囲を前述
の距離によって実現できる。
【0049】さらに、内刃には、粉砕物を掬い込む傾斜
面を形成し掬込角が鋭角の尖端部を設けたものであるか
ら、この尖端部によって粉砕物を瞬時にカッティングし
た後に傾斜面によって内刃と外刃間に案内し、小径に粉
砕された状態からすり潰すことができ、それぞれの刃や
モータに大きな負担をかけることがない。
【0050】そして、内刃の尖端部から回転板の回転方
向の後側に位置する凹凸部に連なる案内面を設け、この
案内面は、該案内面の先端となる前記尖端部から回転板
の回転方向の前側に位置する凹凸部までの距離が長く前
記案内面の後端となる前記尖端部から回転板の回転方向
の後側に位置する凹凸部までの距離が短くなる如く傾斜
したものであるから、内刃と外刃間に入り込まなかった
粉砕物は、遠心力と案内面により直ぐに内刃の後方に案
内され、次に回転して来る内刃が捕らえやすくなり外刃
との間に引き込みやすくすることができる。
【0051】また、内刃に形成した誘導面は、案内面と
の内角を鈍角になるように形成したものであるから、案
内面にそって内刃の後側に回りこんだ粉砕物は、遠心力
と共に、さらに誘導面の鈍角により外刃に押しやられ、
次に回転して来る内刃が捕らえやすくなり外刃との間に
引き込みやすくすることができる。
【0052】加えて、回転板の中央部には、該回転板の
中心から略直径方向に延びる一対の回転翼を設けたもの
であるから、回転板の中央付近に投入された粉砕物を強
制的に外刃方向に押しやり瞬時に粉砕しすり潰すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理装置の要部拡大斜視図であ
る。
【図2】同じく装置全体の縦断面図である。
【図3】同じく粉砕機構の拡大断面図である。
【図4】同じく粉砕機構の平面図である。
【図5】同じく粉砕物の粉砕・すり潰し状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 上部ケーシング 4 下部ケーシング 6 モータ 14 粉砕機構 15 リング 16 山部 17 谷部 18 凹凸部 19 外刃 20 稜線 21 稜線 22 回転板 23 内刃 24 山部 25 谷部 26 凹凸部 27 稜線 28 稜線 29 傾斜面 30 尖端部 31 案内面 32 誘導面 33 回転翼 W 所定間隔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、前記ケーシングの内壁の
    周面に上下方向に延びる凹凸部を設けて形成した外刃
    と、前記ケーシング内に回転自在に配設した回転板と、
    前記回転板の周縁の対向する少なくとも2箇所に該回転
    板と一体形成若しくは別部材により固定し上下方向に延
    びる凹凸部を形成した内刃と、前記回転板を回転するモ
    ータとから構成し、前記外刃の凹凸部と内刃の凹凸部と
    の間に所定間隔を形成したことを特徴とする厨芥処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記外刃及び内刃のそれぞれは、傾斜角
    度が同一の稜線により連続した山部と谷部により構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 前記外刃の山部は鈍角に形成し、前記内
    刃の山部は鋭角に形成したことを特徴とする請求項2に
    記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外刃の山部は直角に近い鈍角とし、
    前記内刃の山部は直角に近い鋭角に形成したことを特徴
    とする請求項3に記載の厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】 前記内刃の凹凸部の全高よりも前記外刃
    の凹凸部の全高を高くしたことを特徴とする請求項1に
    記載の厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定間隔は、前記外刃の山部の頂点
    と前記内刃の山部の頂点との距離であって0.3〜1m
    mに設定したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の
    厨芥処理装置。
  7. 【請求項7】 前記内刃には、前記回転板の回転方向の
    前側に位置する凹凸部に連なり粉砕物を掬い込む傾斜面
    を形成した尖端部を設け、該尖端部の掬込角を鋭角とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の厨芥処理装置。
  8. 【請求項8】 前記内刃の平面形状は、略三角形若しく
    は略台形であって前記尖端部から前記回転板の回転方向
    の後側に位置する凹凸部に連なる案内面を設け、前記案
    内面は、該案内面の先端となる前記尖端部から回転板の
    回転方向の前側に位置する凹凸部までの距離が長く前記
    案内面の後端となる前記尖端部から回転板の回転方向の
    後側に位置する凹凸部までの距離が短くなる如く傾斜し
    たことを特徴とする請求項7に記載の厨芥処理装置。
  9. 【請求項9】 前記内刃の平面形状は略台形であって前
    記案内面の後端から前記回転板の回転方向の後側に位置
    する凹凸部に連なる誘導面を設け、該誘導面は、前記案
    内面との内角を鈍角に形成したことを特徴とする請求項
    8に記載の厨芥処理装置。
  10. 【請求項10】 前記回転板の中央部には、該回転板の
    中心から略直径方向に延びる少なくとも一対の回転翼を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の厨芥処理装
    置。
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