JP2003236342A - 排気ガス用脱臭機 - Google Patents

排気ガス用脱臭機

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JP2003236342A JP2002043439A JP2002043439A JP2003236342A JP 2003236342 A JP2003236342 A JP 2003236342A JP 2002043439 A JP2002043439 A JP 2002043439A JP 2002043439 A JP2002043439 A JP 2002043439A JP 2003236342 A JP2003236342 A JP 2003236342A
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heater
exhaust gas
catalyst
pitch
heaters
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JP2002043439A
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Hiroyuki Takimoto
浩之 瀧本
Kazuya Okada
一也 岡田
Toshiyuki Kato
敏之 加藤
Nobukatsu Takeuchi
伸勝 武内
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化燃焼触媒の平板状面における温度ムラを
低減して、脱臭効率を向上させることにより、消費電力
の低減又は触媒ヒータの容量を増大可能にする。 【解決手段】 排気ガスの流れと略直交するように配置
された、平板状の酸化燃焼触媒20を加熱する触媒ヒー
タ25を設ける。この触媒ヒータ25を、複数のシーズ
ヒータ25a、25b、25cを組み合わせた複合ヒー
タ26とし、隣接するシーズヒータ相互間における発熱
チューブ間ピッチLを各シーズヒータの曲げピッチP
a、Pb、Pcより小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス用脱臭機
に関し、特に、生ごみ処理や屎尿処理等の廃棄物処理に
おける排気ガス用脱臭機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気ガス用脱臭機として、排気ガ
スを酸化燃焼触媒に接触させて脱臭する触媒燃焼方式の
排気ガス用脱臭機が知られている。この排気ガス用脱臭
機の従来例を図10及び図11に示す。なお、図10
は、従来の触媒燃焼方式の排気ガス用脱臭機における触
媒ヒータの平面配置図であり、図11は同従来の排気ガ
ス用脱臭機における触媒ヒータの正面配置図である。ま
た、図11における実線矢印は、排気ガスの流れ方向を
示す。
【0003】これら図に示されているように、従来の排
気ガス用脱臭機では、ケーシング本体100内の排気ガ
ス流路中101に、排気ガス流通方向と直交するよう
に、平板状の酸化燃焼触媒102が設けられ、酸化燃焼
触媒102を加熱するための触媒ヒータ103が酸化燃
焼触媒102の上流側に所定距離をおいて設けられてい
た。
【0004】触媒ヒータ103は、U字形をなす複数の
シーズヒータ104から構成されていた。各シーズヒー
タ104の発熱チューブは、すべて酸化燃焼触媒102
の平板状面と平行な同一面上に配列されている。
【0005】このように、触媒ヒータ103として直管
のヒータでなくシーズヒータ104を使用する理由は、
ヒータ取付部のシールの破壊を防止するためである。す
なわち、直管のヒータを用いる場合は、ヒータの取付構
造として、ケーシング本体100の対向する二壁面間に
ヒータを取り付け、この二壁面それぞれにおいて端止部
を貫通させてリード線を導出させ、これら貫通部をシー
ルするという方法が考えられる。しかしこの場合は、温
度変化に伴うヒータの伸縮により、両端部におけるヒー
タ端子部のシールが破壊されるという問題が惹起され
る。これに対し、シーズヒータ104を用いた場合は、
両端の端子を同一壁面に取り付ければよく、ヒータの伸
縮によって端子部のシールが破壊されるという問題が発
生しないからである。
【0006】また、発熱チューブは、各シーズヒータ1
04の曲げピッチPaに合わせたピッチPaで等間隔に
並列に配置されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
排気ガス用脱臭機において、酸化燃焼触媒102の温度
ムラを解消して脱臭効率を向上させるという観点からみ
ると、発熱チューブ間ピッチPaはできるだけ小さくす
ることが望ましい。また、発熱チューブ間ピッチを小さ
くできる場合、触媒ヒータ103の出力を同一とすれ
ば、1本当たりのシーズヒータ104の出力を小さくし
て省エネルギー化を図ることができる。また、発熱チュ
ーブ間ピッチを小さくできる場合、1本のシーズヒータ
104当たりの出力を同一とするとともに、発熱チュー
ブ間ピッチを小さくすることにより生ずるスペースに、
シーズヒータ104の本数を増加すれば、触媒ヒータ1
03の出力を増大することができる。したがって、発熱
チューブ間ピッチを小さくできる場合には、シーズヒー
タ104の本数を増加して触媒ヒータ103の出力を大
きくすることにより取扱容量の大きい機種に容易に変更
することができる。
【0008】しかしながら、シーズヒータ104の曲げ
ピッチPaは、一般的に、曲げ部の電気的絶縁維持のた
め一定寸法以上の曲げ半径を必要としている。このた
め、従来の排気ガス用脱臭機では、発熱チューブ間ピッ
チが大きいという問題があった。
【0009】このため、従来の排気ガス用脱臭機は、発
熱チューブ間ピッチが大きいため、酸化燃焼触媒102
の平板状面に温度ムラがあり、酸化燃焼触媒102によ
る脱臭効果も十分に発揮されていなかった。また、従来
の排気ガス用脱臭機は、触媒ヒータ103の発熱チュー
ブ間ピッチを小さくして1本のシーズヒータ104当た
りの発熱量を小さくすることにより、消費電力を低減す
るという方策も取れなかった。また、従来の排気ガス用
脱臭機は、触媒ヒータ103の発熱チューブ間ピッチを
小さくしてシーズヒータの本数を増やすことにより、触
媒ヒータ103の容量を増大させるという方策も取れな
いため、容量の大きい機種への変更も容易ではなかっ
た。
【0010】本発明は、このような従来技術に存する問
題点を解決するためのものであり、酸化燃焼触媒の平板
状面における温度ムラを低減して、脱臭効率を向上させ
ることにより、消費電力の低減又は触媒ヒータの容量を
増大可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の排気ガス用脱臭機は、排気ガスの
流れと略直交するように配置された、平板状の酸化燃焼
触媒と、酸化燃焼触媒の平板状面と平行な面上に発熱チ
ューブが配置された触媒ヒータとを備え、前記触媒ヒー
タは、複数のシーズヒータを組み合わせた複合ヒータで
あり、隣接するシーズヒータ相互間における発熱チュー
ブ間ピッチを各シーズヒータの曲げピッチより小さくし
たものである。
【0012】このように構成することによって、隣接す
るシーズヒータ相互間における発熱チューブ間ピッチを
小さくすることができ、触媒ヒータにより加熱される酸
化燃焼触媒の平板状面における温度ムラを低減すること
ができ、酸化燃焼触媒の脱臭効率を向上させることがで
きる。したがって、触媒ヒータの発熱チューブ間ピッチ
を小さくするとともにシーズヒータ1本当たりの出力を
小さくした場合は、触媒ヒータの電力消費量を低減する
ことができる。また、隣接するシーズヒータ相互間にお
ける発熱チューブ間ピッチを小さくすることにより生ず
るスペースを利用して、シーズヒータ1本当たりの出力
を変えずに発熱チューブの本数を増加させれば、触媒ヒ
ータの出力を増大させることができ、取扱い排気ガス容
量の大きい機種に変更することができる。
【0013】また、前記複合ヒータを、各シーズヒータ
の曲げピッチの中心を同一線上として、曲げピッチの異
なる複数のシーズヒータを組み合わせたものとしてもよ
い。このように構成すると、中央のシーズヒータの曲げ
ピッチ部分を除いて発熱チューブ間ピッチを小さくする
ことができ、従来のものに比し酸化燃焼触媒の平板状面
における温度ムラを低減することができ、酸化燃焼触媒
の脱臭効率を向上させることができる。したがって、シ
ーズヒータ1本当たりの出力を小さくした場合は、触媒
ヒータの電力消費量を低減することができ、また、シー
ズヒータ1本当たりの出力を変えずに、発熱チューブ間
ピッチを小さくした分発熱チューブの本数を増加させた
場合は、触媒ヒータの出力を増大させることができ、取
扱い排気ガス容量の大きい機種に変更することができ
る。
【0014】また、前記複合ヒータを、同一曲げピッチ
のシーズヒータを複数配置し、この複数のシーズヒータ
を取り囲むように曲げピッチの大なるシーズヒータを配
列してもよい。このように構成すると、シーズヒータの
曲げピッチ部分を除いて発熱チューブ間ピッチを小さく
することができ、従来のものに比し酸化燃焼触媒の平板
状面における温度ムラを低減することができ、酸化燃焼
触媒の脱臭効率を向上させることができる。したがっ
て、シーズヒータ1本当たりの出力を小さくした場合
は、触媒ヒータの電力消費量を低減することができ、ま
た、シーズヒータ1本当たりの出力を変えずに、発熱チ
ューブ間ピッチを小さくした分発熱チューブの本数を増
加させれば、触媒ヒータの出力を増大させることがで
き、取扱い排気ガス容量の大きい機種に変更することが
できる。なお、前記解決手段の場合に比し、温度ムラが
大きくなるが、シーズヒータの種類が少なくて済む。し
たがって、複合ヒータ制作費の増加を軽減することがで
きる。
【0015】また、前記複合ヒータを、同一曲げピッチ
のシーズヒータを複数配列し、隣接するシーズヒータ相
互間における発熱チューブ間ピッチをシーズヒータの曲
げピッチより小さくしてもよい。このように構成すれ
ば、1種類のシーズヒータでありながら、隣接するシー
ズヒータ相互間における発熱チューブ間ピッチを小さく
することができるので、部分的にではあるが、酸化燃焼
触媒の平板状面における温度ムラを低減することがで
き、酸化燃焼触媒の脱臭効率を向上させることができ
る。したがって、上記の解決手段の場合と同様に、シー
ズヒータ1本当たりの出力を小さくすることで電力消費
量を低減することができ、あるいは、シーズヒータの本
数を増加することとで、取扱い排気ガス容量の大きい機
種に変更することができる。なお、前記解決手段の場合
に比し、温度ムラが大きくなるが、シーズヒータが一種
類でよいので、複合ヒータの制作費の増加を更に軽減す
ることができる。
【0016】また、前記触媒ヒータは、1平面に前記複
合ヒータを複数配列したものとしてもよい。このように
構成することによって、シーズヒータの種類を増加させ
ることなく、触媒ヒータの酸化燃焼触媒に対する加熱面
積を容易に増加することができる。
【0017】また、前記酸化燃焼触媒を排気ガス流の流
れ方向において所定寸法隔てて複数段配置し、前記触媒
ヒータを各段の酸化燃焼触媒に対し上流側に配置したも
のとすることができる。このように構成した場合は、触
媒ヒータが平面的構成とされているので、脱臭機の外形
寸法を大きくすることなく、発熱チューブ間ピッチを従
来に比し小さく構成することができ、酸化燃焼触媒の平
板状面の温度を均一化することができ、脱臭効率を向上
させることができる。したがって、上記解決手段と同様
の趣旨に従い、シーズヒータ1本当たりの出力を小さく
することで電力消費量を低減することができ、あるい
は、シーズヒータの本数を増加することとで、取扱い排
気ガス容量の大きい機種に変更することができる。
【0018】また、酸化燃焼触媒を、上流側面及び下流
側面に排気ガスを流通させる開口部を設けた枠体に収納
し、この枠体の上流側面におけるシーズヒータのU字形
内の中央部分に対向する部分に桟部材を設けてもよい。
このように構成した場合は、シーズヒータのU字形内の
中央部分に対向する部分には排気ガスが流れにくくなる
ので、酸化燃焼触媒の平板状面の温度をより一層均一化
することができ、脱臭効率をより向上させることができ
る。
【0019】また、触媒ヒータの上流側に、触媒ヒータ
から酸化燃焼触媒の反対側に輻射された輻射熱を酸化燃
焼触媒の温度が均等となるように反射させる反射部材を
設けることもできる。このように構成すれば、酸化燃焼
触媒における、シーズヒータのU字形内の中央部分に対
向する部分も、反射部材からの輻射熱により加熱され
て、酸化燃焼触媒の平板状面の温度がより一層均一化さ
れるので、脱臭効率をより向上させることができる。
【0020】また、前記反射部材を、触媒ヒータの発熱
チューブに面している部分に排気ガスを通過させる開口
部が形成されたものとすることもできる。このように構
成すれば、排気ガスの流通は発熱チューブの周りに集中
し、発熱チューブ間の部分に対応する酸化燃焼触媒の平
板状面部分への排気ガスの流通量が減少するので、酸化
燃焼触媒の平板状面の温度がより一層均一化され、脱臭
効率がより向上する。
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を、図1〜図3を参照しながら詳細に説明す
る。なお、図1は本発明の実施の形態1に係る排気ガス
用脱臭機の概略構成図であり、図2は同排気ガス用脱臭
機における触媒ヒータの平面図であり、図3は同排気ガ
ス用脱臭機における触媒ヒータの取付要領図である。な
お、図1における実線矢印は、排気ガスの流れを示す。
【0021】排気ガス用脱臭機1は、図1の排気ガス用
脱臭機の概略構成図に示されるように、生ごみ処理装置
や屎尿処理装置等の廃棄物処理槽2の排気ガス経路2a
中に接続される。また、排気ガス用脱臭機1と廃棄物処
理槽2との間には、塵埃を除去するためのフィルター
3、排気ガスを送風するための送風機4が設けられてい
る。
【0022】したがって、廃棄物処理槽2の臭気は、塵
埃を除去した排気ガスとして排気ガス用脱臭機1に送ら
れてくる。この排気ガスは、3重構造の排気筒5のガス
導入路51、52から脱臭機1のケーシング本体10に
導入され、酸化燃焼触媒20で脱臭された後、排気筒5
のガス排出路53から大気に放出される。なお、排気筒
5がこのように3重構造の排気筒として形成されている
のは、排気ガスの熱回収を行うためである。
【0023】排気ガス用脱臭機1のケーシング本体10
は、排気筒5から排出される排気ガスの熱を回収して熱
効率を向上させるため、上面部及び側面部において概ね
二重ケーシングに構成されている。すなわち、ケーシン
グ本体10は、四角形箱状をなす外壁11内に、この外
壁11よりやや小型で、かつ底部を開放した四角形箱状
の内壁12が配置されている。これにより、外壁11、
内壁12間の側面部及び上面部に一定寸法の間隙が形成
されている。
【0024】この間隙は、排気筒5の下向きに排気ガス
を流通させるガス導入路52から排気ガスを取り入れ、
この排気ガスを内壁12の内部空間へ流通させる外側通
風路13を形成している。外側通風路13は、内壁12
の各側壁に形成された切欠14を介して内壁12の内部
空間に連通している。内壁12の内部空間は、排気ガス
を脱臭し、脱臭した排気ガスを排気筒5のガス排出路5
3に導く内側通風路16を形成している。
【0025】ケーシング本体10が上記のように二重ケ
ーシングに形成されている理由は、外側通風路13を流
通する排気ガスと内側通風路16を流通する排気ガスと
を熱交換させて、排気筒5から排出される排気ガスの熱
を回収し、ケーシング本体10に導入される排気ガスを
予熱するためである。
【0026】ケーシング本体10の内側通風路16の下
方部には、矩形平板状体に形成した酸化燃焼触媒20が
上下2段の水平面上に設けられている。各酸化燃焼触媒
20の下方部には、酸化燃焼触媒20を加熱するための
触媒ヒータ25が設けられている。内側通風路16の上
方部には、排気ガスを内壁12の内壁面に沿う流れとし
て排気筒5のガス排出路53へ案内するための邪魔板部
材17が収納されている。なお、この邪魔板部材17
は、6壁面よりなる箱型の構成をなすものである。
【0027】酸化燃焼触媒20は、外観が矩形平板状体
に形成されたネット状セラミックス立体構造体の表面
に、白金を担持させたものである。なお、酸化燃焼触媒
20としては、多孔質のセラミックスや多孔質の金属体
に白金系触媒やマンガン系触媒を担持させた他のものも
使用することができる。
【0028】触媒ヒータ25は、複合ヒータ26を2組
配列して構成されている。複合ヒータ26は、発熱チュ
ーブを略U字形に曲げた、異なる曲げピッチPa、P
b、Pcのシーズヒータ25a、25b、25cが、中
心を同一線上に合わせて組み合わされたものである。シ
ーズヒータ25a、25b、25cの発熱チューブは、
同一平面上に配置されている。複合ヒータ26におい
て、シーズヒータ25aの曲げピッチPa部分を除く他
の発熱チューブ間ピッチ(すなわち、隣接するシーズヒ
ータ25a、25b、25c相互間における発熱チュー
ブ間ピッチ)Lは、シーズヒータ25a、25b、25
cの曲げピッチPa、Pb、Pcの何れよりもより小さ
い所定値となるように形成されている。
【0029】曲げピッチPa、Pb、Pcは、この順に
大きくなっている。最小曲げピッチPaは、製作可能な
最小曲げピッチとされ、中間の大きさの曲げピッチPb
は、曲げピッチPaのほぼ2倍に設定され、最大曲げピ
ッチPcは、曲げピッチPaのほぼ3倍に設定されてい
る。したがって、隣接するシーズヒータ25a、25
b、25cの発熱チューブ間のピッチLは、曲げピッチ
Paの略2分の1になっている。
【0030】最小曲げピッチPaのシーズヒータ25a
は、発熱チューブの1箇所で180°に折り曲げて形成
されるのに対し、中間曲げピッチPbのシーズヒータ2
5b及び最大曲げピッチPcのシーズヒータ25cは、
発熱チューブを2箇所で90°に折り曲げ、略U字形に
形成されている。このように構成すると、曲げ部分の長
さが短く形成され、省スペース化される。
【0031】各シーズヒータ25a、25b、25c
は、リード線27を導出する端部側を、サービス開口1
8を開閉する開閉蓋19の取付孔に挿入して固定されて
いる。なお、挿入部はシール剤によりシールされている
(図3参照)。
【0032】上記のように構成された排気ガス用脱臭機
1は、次のように脱臭運転が行われる。脱臭運転は、触
媒ヒータ25に通電し、送風機4を駆動することにより
行われる。廃棄物処理槽2内で発生した排気ガスは、フ
ィルター3を通過して塵埃が除去されて送風機4に吸入
され、送風機4から排気ガス用脱臭機1へ送られる。
【0033】排気ガス用脱臭機1へ送られた排気ガス
は、排気筒5のガス導入路51、ガス導入路52、外側
通風路13で予熱され、内壁12の下端部に設けられた
切欠14を通って内側通風路16に送風される。内側通
風路16に流入した排気ガスは、内側通風路16を下方
から上方へ流通する。その間に、排気ガスは、各段の触
媒ヒータ25で所定温度(250〜350℃)まで加熱
される。一方、酸化燃焼触媒20は、触媒ヒータ25及
び排気ガスにより加熱される。このとき、触媒ヒータ2
5の発熱チューブ間ピッチLが従来のもの(ピッチP
a)より小さく構成されていることにより、酸化燃焼触
媒20は、従来のものより均一に加熱される。酸化燃焼
触媒20を通過する排気ガスは、各段の酸化燃焼触媒2
0を通過し酸化燃焼触媒20と接触することにより、排
気ガス中の臭気成分(例えばアンモニア、トリメチルア
ミン、硫化水素等)が酸化分解され脱臭される。なお、
このような酸化燃焼式脱臭法は、直接燃焼法と比較し
て、低温処理であるため、熱効率が高く、NOxやSO
xの発生も低減される。
【0034】上下2段の酸化燃焼触媒20を通過して脱
臭された排気ガスは、内側通風路16の上部に配置され
た邪魔板部材17により、内壁12の内表面に接触する
ように強制されながら内側通風路16を通り、排気筒5
のガス排出路53を通って外部に排出される。なお、排
気ガスは、ガス排出路53を通過している間にガス導入
路52を通過する排気ガスと熱交換し熱回収される。
【0035】上記のように構成された本実施の形態に係
る脱臭機によれば、次の効果を奏する。触媒ヒータ25
は、複数のシーズヒータ25a、25b、25cを組み
合わせた複合ヒータ26であり、隣接するシーズヒータ
25a、25b、25c相互間における発熱チューブ間
ピッチLを各シーズヒータ25a、25b、25cの曲
げピッチPa、Pb、Pcより小さくしているので、触
媒ヒータ25により加熱される酸化燃焼触媒20の平板
状面における温度ムラを低減することができ、酸化燃焼
触媒20の脱臭効率を向上させることができる。したが
って、シーズヒータ25a、25b、25c1本当たり
の出力を小さくした場合は、触媒ヒータ25の電力消費
量を低減することができる。また、シーズヒータ25
a、25b、25c1本当たりの出力を変えないで、発
熱チューブ間ピッチLを小さくして生ずるスペースを利
用して発熱チューブの本数を増加させれば、触媒ヒータ
25の出力を増大させることができ、取扱い排気ガス容
量の大きい機種に変更することができる。
【0036】より具体的には、実施の形態1において
は、中央のシーズヒータ25aの曲げピッチPa部分を
除く他の発熱チューブ間では、発熱チューブ間ピッチL
が小さくなっている。因みに、従来のようにすべての発
熱チューブ間ピッチをPaとした場合は、4本のシーズ
ヒータしか配置できないが、本実施の形態のような複合
ヒータ26とした場合は6本のシーズヒータが配置さ
れ、2本増加している。この結果、従来のものに比し、
酸化燃焼触媒20の平板状面における温度ムラを低減す
ることができ、酸化燃焼触媒20の脱臭効率を向上させ
ることができるのである。
【0037】また、この実施の形態のように、触媒ヒー
タ25は、1平面に複合ヒータ26を複数(この場合2
個)配列しているので、シーズヒータ25a、25b、
25cの種類を増加させることなく、触媒ヒータ25の
酸化燃焼触媒20に対する加熱面積を容易に増加するこ
とができる。
【0038】また、本実施の形態に係る排気ガス用脱臭
機1は、酸化燃焼触媒20を排気ガス流の流れ方向にお
いて所定寸法隔てて複数段(この場合2段)配置し、触
媒ヒータ25を各段の酸化燃焼触媒20に対し上流側に
配置しているが、1平面上に発熱チューブが配置された
触媒ヒータ25でありながら、発熱チューブ間ピッチL
を小さくしているので、脱臭機1の外形寸法を大きくす
ることなく、発熱チューブ間ピッチLを従来に比し小さ
く構成することができ、酸化燃焼触媒20の平板状面の
温度を均一化することができ、脱臭効率を向上させるこ
とができる。
【0039】実施の形態2.次に実施の形態2について
図4及び図5に基づき説明する。実施の形態2は、実施
の形態1においては、複合ヒータ26の中央のシーズヒ
ータ25aにおける中央部分が曲げピッチPaを小さく
できないことから、大きくなっている。このため、この
曲げピッチPaによるU字形内中央部分に対応する酸化
燃焼触媒20の平板状面部分(Ps部分、図4参照)で
は、他に比し温度が低くなる恐れがある。実施の形態2
はこれを是正するものである。なお、図4は、正面から
見た酸化燃焼触媒周りの構造説明図であり、図5は、酸
化燃焼触媒を収容する枠体の斜視図である。なお、これ
ら図面に示した以外の部分は実施の形態1と同一であ
る。また、これら図において実施の形態1と同一の部分
には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0040】図4に示すように、実施の形態2では、酸
化燃焼触媒20は、内壁12に取り付けられたガイドレ
ール12a上をスライド式にサービス開口18から取付
け、取出し可能とされている枠体21の中に収納されて
いる。酸化燃焼触媒20は、排気ガスが酸化燃焼触媒2
0の周囲からバイパスしないように、この枠体21の内
部に隙間を明けることなく一杯の大きさになるように形
成されている。
【0041】枠体21は、上面開放の枠本体22と、こ
の枠本体22の上面を覆うカバー23とから構成されて
いる。カバー23には、排気ガスを通過させるための通
風口23aが設けられている。また、枠本体22の底部
には、排気ガスが通過できるように、枠本体22の補強
部材を兼ねる桟部材22bにより分割された通風口22
aが設けられている。この桟部材22bは、前述の各複
合ヒータ26における中央のシーズヒータ25aの曲げ
ピッチPaによるU字形内中央部分の直上に位置する部
分(図4のPs部分)に形成されている。
【0042】このような位置にある桟部材22bの部分
は、発熱チューブの斜め上方となっているので、元々触
媒ヒータ25からの輻射熱量が少ない部分である。した
がって、この桟部材22bに位置する酸化燃焼触媒20
の部分の温度は他の部分に比し温度が低くなり勝ちであ
る。
【0043】ところが、この実施の形態では、桟部材2
2bを設けることにより、排気ガスの通風口22aを、
輻射熱が充分に放射される部分に制限している。この結
果、本実施の形態においては、排気ガスが通過する酸化
燃焼触媒20の部分では、酸化燃焼触媒20の全体を通
じて、実施の形態1に比しより均一な温度となるように
形成されていることになり、脱臭効率を向上させること
ができる。
【0044】実施の形態3.次に実施の形態3について
図6及び図7に基づき説明する。実施の形態3は、実施
の形態1においては、複合ヒータ26における中央のシ
ーズヒータ25aの曲げピッチPaが、製作上小さくで
きないことから大きくなっている。このため、この曲げ
ピッチPaによるU字形内中央部分に対応する酸化燃焼
触媒20の平板状面部分(Ps部分、図6及び図7参
照。なお、この部分は図4におけるPs部分と同一の部
分である)では、他に比し温度が低くなる恐れがある。
実施の形態3は、実施の形態2と同様、これを是正する
他の方法であり、触媒ヒータ25の下部に反射部材30
を設けたものである。なお、図6は、反射部材周りの正
面から見た構造説明図であり、図7は、同反射部材によ
る輻射熱の反射状態説明図である。なお、これら図面に
示した以外の部分は実施の形態1と同一である。また、
これら図において実施の形態1及び実施の形態2と同一
の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、図7における実線矢印は輻射熱の反射経路を示し、
破線矢印は排気ガスの流れを示す。
【0045】図6に示すように、酸化燃焼触媒20は、
枠体21の内部に収納されている。枠体21は実施の形
態2における枠体21とほぼ同様であるが、底部に桟部
材22bを有さない点で相違する。したがって、この実
施の形態3においては、前述のPs部分にも排気ガスが
流れることになる。
【0046】一方、この実施の形態3では、前述のよう
に触媒ヒータ25の下部に反射部材30を設けている。
反射部材30は、触媒ヒータ25の発熱チューブの下方
部は水平面部31を形成し、その大部分は排気ガスの通
風口31aを形成している。また、水平面部31の両側
には、触媒ヒータ25から反射部材30の方へ放射され
てくる輻射熱を、前述のPs部分に多く反射することに
より、酸化燃焼触媒20の下面に対し輻射熱が均一に照
射されるように形成された傾斜面部32、33が形成さ
れている。なお、32a、33aは傾斜面部32、33
に形成されている輻射面である。
【0047】このように形成されている結果、酸化燃焼
触媒20における、シーズヒータ25aの曲げピッチP
aによるU字形内中央部分に対応する部分(Ps部分)
も、反射部材30からの輻射熱により加熱されて、酸化
燃焼触媒20の平板状面の温度が均一化される。したが
って、脱臭効率をより向上させることができる。
【0048】実施の形態4.次に実施の形態4ついて、
図8に基づき説明する。実施の形態4は、実施の形態1
における触媒ヒータの変形例を示す。なお、図8は、実
施の形態4に係る排気ガス用脱臭機における触媒ヒータ
の平面図であり、実施の形態1と同一の要素には同一の
符号を付しその説明を省略する。
【0049】実施の形態1では、異なる曲げピッチP
a、Pb、Pcのシーズヒータ25a、25b、25c
を、中心を同一線上として三重に組み合わせて複合ヒー
タ26を形成していたが、実施の形態4の触媒ヒータ3
5では2個の複合ヒータ36を配列したものであって、
組み合わせるシーズヒータ35a、35bが異なる。す
なわち、図8に示すように複合ヒータ36は、最小曲げ
ピッチPaのシーズヒータ35aを2個横並びに配置
し、この2個のシーズヒータ35aを取り囲むように大
きな曲げピッチPdのシーズヒータ35bを配列してい
る。この場合も、隣接するシーズヒータ35a、35b
相互間における発熱チューブ間ピッチLは、実施の形態
1の場合と同様、シーズヒータ25aの曲げピッチPa
の略半分であり、小さく設定されている。
【0050】このように構成すれば、最小曲げピッチの
シーズヒータ35aにおける曲げピッチPa部分を除く
他の発熱チューブ間では、つまりシーズヒータ35a、
35b相互間における発熱チューブ間では、ピッチLを
小さくすることができ、従来のものに比し、酸化燃焼触
媒20の平板状面における温度ムラを低減することがで
き、酸化燃焼触媒20の脱臭効率を向上させることがで
きる。したがって、シーズヒータ1本当たりの出力を小
さくした場合は、触媒ヒータ25の電力消費量を低減す
ることができ、また、シーズヒータ1本当たりの出力を
変えずに、発熱チューブ間ピッチLを小さくしたことに
より生ずるスペース分発熱チューブの本数を増加させれ
ば、触媒ヒータ35の出力を増大させることができ、取
扱い排気ガス容量の大きい機種に変更することができ
る。また、実施の形態1の場合に比し、発熱チューブの
配置に要する面積が大きくなるので、実施の形態1に比
し温度ムラが大きくなるが、シーズヒータ35a、35
bの種類が少なくて済むので、複合ヒータ36の制作費
の増加を軽減することができる。なお、この実施の形態
では、シーズヒータが6本使用されているが、これを従
来のような一定ピッチPaで配置した場合、シーズヒー
タは4本しか使用できない。
【0051】実施の形態5.次に実施の形態5について
図9に基づき説明する。実施の形態5は、実施の形態1
における触媒ヒータの変形例を示す。なお、図9は、実
施の形態5に係る排気ガス用脱臭機における触媒ヒータ
の平面図であり、実施の形態1と同一の要素には同一の
符号を付しその説明を省略する。
【0052】実施の形態5の触媒ヒータ40は、複合ヒ
ータ41が、同一の最小曲げピッチPaのシーズヒータ
42を4個横並びに配置し、隣接するシーズヒータ42
相互間における発熱チューブ間ピッチLを、シーズヒー
タ42の曲げピッチPaよりも小さく設定したものであ
る。このように構成すれば、1種類のシーズヒータ42
でありながら、隣接するシーズヒータ42相互間におけ
る発熱チューブ間ピッチLを小さくすることができるの
で、部分的にではあるが、酸化燃焼触媒20の平板状面
における温度ムラを低減することができ、酸化燃焼触媒
20の脱臭効率を向上させることができる。したがっ
て、実施の形態1の場合と同様に、1本のシーズヒータ
42当たりの出力を小さくすることで電力消費量を低減
することができ、あるいは、シーズヒータ42の本数を
増加することとで、取扱い排気ガス容量の大きい機種に
変更することができる。また、実施の形態1の場合に比
し、発熱チューブの配置に要する面積が大きくなるの
で、実施の形態1に比し温度ムラが大きくなるが、シー
ズヒータ42が一種類でよいので、複合ヒータ制作費の
増加を更に軽減することができる。なお、この実施の形
態では、シーズヒータが4本使用されているが、これを
従来のような一定ピッチPaで配置した場合、シーズヒ
ータは3本しか使用できない。
【0053】この発明は、次のように変更して具体化す
ることも可能である。 (1) 実施の形態1では、複合ヒータ26は、曲げピ
ッチPa、Pb、Pcが異なる3個のシーズヒータ25
a、25b、25cを、各曲げピッチの中心を同一線上
として、組み合わせたものであったが、シーズヒータ2
5a、25b、25cの数はこれに限定されるものでは
なく、2個又は4個以上のシーズヒータとして複合ヒー
タ26を構成することもできる。 (2) 上記実施の形態4では、複合ヒータ36は、同
一曲げピッチPaのシーズヒータ35aを2個横並びに
配置し、この2個のシーズヒータ25aを取り囲むよう
に大きい曲げピッチPdのシーズヒータ35bを配列し
ていたが、同一曲げピッチのシーズヒータ35aを3個
以上横並びに配置し、これらシーズヒータ35aを取り
囲むように曲げピッチの大なるシーズヒータを配列した
ものとしてもよい。また、同一曲げピッチのシーズヒー
タ35aを複数個横並びに配置し、これらシーズヒータ
35aを異なる大きい曲げピッチのシーズヒータで複数
重に取り囲むように配置してもよい。 (3) 上記各実施の形態において、触媒ヒータ25、
35、40は、複合ヒータ26、36、41を2組のみ
配列していたが、排気ガス通風路の大きさによっては複
合ヒータ26、36、41を3組以上配列してもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る排気ガス用脱臭機によれ
ば、触媒ヒータは、複数のシーズヒータを組み合わせた
複合ヒータであり、隣接するシーズヒータ間における発
熱チューブ間ピッチを各シーズヒータの曲げピッチより
小さくしたので、触媒ヒータにより加熱される酸化燃焼
触媒の平板状面における温度ムラを低減することがで
き、酸化燃焼触媒の脱臭効率を向上させることができ
る。したがって、シーズヒータ1本当たりの出力を小さ
くして、触媒ヒータの電力消費量を低減することができ
る。また、シーズヒータ1本当たりの出力を変えずに、
発熱チューブ間ピッチを小さくして省スペース化した分
発熱チューブの本数を増加させれば、触媒ヒータの出力
を増大させることができ、取扱い排気ガス容量の大きい
機種に変更することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る排気ガス用脱臭機
の概略構成図である。
【図2】同排気ガス用脱臭機における触媒ヒータの平面
図である。
【図3】同排気ガス用脱臭機における触媒ヒータの取付
要領図である。
【図4】本発明の実施の形態2の排気ガス用脱臭機に係
り、正面側から見た酸化燃焼触媒周りの構造説明図であ
る。
【図5】同排気ガス用脱臭機における酸化燃焼触媒を収
容する枠体の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3の排気ガス用脱臭機に係
り、正面側から見た反射部材周りの構造説明図である。
【図7】同排気ガス用脱臭機における反射部材による輻
射熱の反射状態説明図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る排気ガス用脱臭機
における触媒ヒータの平面図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係る排気ガス用脱臭機
における触媒ヒータの平面図である。
【図10】従来の触媒燃焼方式の排気ガス用脱臭機にお
ける触媒ヒータの平面配置図である。
【図11】同従来の排気ガス用脱臭機における触媒ヒー
タの正面配置図である。
【符号の説明】
1 排気ガス用脱臭機 20 酸化燃焼触媒 22a 開口部 22b 桟部材 23a 開口部 25、35、40 触媒ヒータ 26、36、41 複合ヒータ 30 反射部材 35a、35b、35c シーズヒータ L 発熱チューブ間ピッチ Pa、Pb、Pc 曲げピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 敏之 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 武内 伸勝 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 4D048 AA22 AB01 BB03 CC32 CC38 CC53

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスの流れと略直交するように配置
    された、平板状の酸化燃焼触媒と、酸化燃焼触媒の平板
    状面と平行な面上に発熱チューブが配置された触媒ヒー
    タとを備え、前記触媒ヒータは、複数のシーズヒータを
    組み合わせた複合ヒータであり、隣接するシーズヒータ
    相互間における発熱チューブ間ピッチを各シーズヒータ
    の曲げピッチより小さくしたものである排気ガス用脱臭
    機。
  2. 【請求項2】 前記複合ヒータは、各シーズヒータの曲
    げピッチの中心を同一線上として、曲げピッチの異なる
    複数のシーズヒータを組み合わせたものである請求項1
    記載の排気ガス用脱臭機。
  3. 【請求項3】 前記複合ヒータは、同一曲げピッチのシ
    ーズヒータを複数配置し、この複数のシーズヒータを取
    り囲むように曲げピッチの大なるシーズヒータを配列し
    たものである請求項1記載の排気ガス用脱臭機。
  4. 【請求項4】 前記複合ヒータは、同一曲げピッチのシ
    ーズヒータを複数配列し、隣接するシーズヒータ相互間
    における発熱チューブ間ピッチをシーズヒータの曲げピ
    ッチより小さくしたものである請求項1記載の排気ガス
    用脱臭機。
  5. 【請求項5】 前記触媒ヒータは、前記複合ヒータを複
    数配列したものである請求項1〜4の何れか1項記載の
    排気ガス用脱臭機。
  6. 【請求項6】 前記酸化燃焼触媒は、排気ガス流の流れ
    方向において所定寸法隔てて複数段配置され、 前記触媒ヒータは、各段の酸化燃焼触媒に対し上流側に
    配置されてなる請求項1〜5の何れか1項に記載の排気
    ガス用脱臭機。
  7. 【請求項7】 前記酸化燃焼触媒は、上流側面及び下流
    側面に排気ガスを流通させる開口部を設けた枠体に収納
    され、この枠体の上流側面の開口部における、シーズヒ
    ータのU字形内の中央部分に対向する部分に桟部材が設
    けられてなる請求項1〜6の何れか1項に記載の排気ガ
    ス用脱臭機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の何れか1項に記載の排気
    ガス用脱臭機において、前記触媒ヒータの上流側に、触
    媒ヒータから酸化燃焼触媒の反対側に輻射された輻射熱
    を酸化燃焼触媒の温度が均等となるように反射させる反
    射部材が配置されてなる排気ガス用脱臭機。
  9. 【請求項9】 前記反射部材は、触媒ヒータの発熱チュ
    ーブに対向している部分に排気ガスを通過させる開口部
    が形成されてなる請求項8記載の排気ガス用脱臭機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013521098A (ja) * 2010-03-11 2013-06-10 イー.エム.ダブリュ.エナジー カンパニー リミテッド 空気浄化モジュール

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