JP2003235024A - 番組情報作成システム及び方法 - Google Patents

番組情報作成システム及び方法

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JP2003235024A
JP2003235024A JP2002031575A JP2002031575A JP2003235024A JP 2003235024 A JP2003235024 A JP 2003235024A JP 2002031575 A JP2002031575 A JP 2002031575A JP 2002031575 A JP2002031575 A JP 2002031575A JP 2003235024 A JP2003235024 A JP 2003235024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像データを含む番組情報を自動的に作成
できるようにするシステム及び方法を提供する。 【解決手段】 どのようなコンテンツサマリーにするか
という条件が記された要約要件情報が含まれた発注デー
タに基づき、映像コンテンツを要約した動画像データか
らなるコンテンツサマリーを作成するコンテンツサマリ
ー生成手段6と、コンテンツサマリーを含む番組情報を
作成するコンテンツサマリー付加手段8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ番組などの
映像コンテンツから動画像データを含む番組情報を作成
するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザのテレビジョン装置などの
端末を介して、テレビ番組やインターネット番組などの
映像コンテンツの番組情報(配信予定表、番組表など)
を利用者(視聴者)に提供する技術としてEPG(Elec
tronic Program Guide)技術がある。この技術では、映
像コンテンツを利用者に配信するサーバや放送局等のキ
ャリア、又は、映像コンテンツの所有者(配信者、コン
テンツホルダー)などが文字データにより番組情報を作
成し、これを利用者(視聴者、聴取者等)の端末へ送信
する。利用者の端末は、利用者から提示要求があった場
合など所定のタイミングに番組情報を画面表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、映像コンテンツの内容を的確に表現しにく
く、利用者はこの内容を理解しにくいということが指摘
されている。一般に、映像コンテンツは、主たる構成要
素が動画像であるため、動画像データ以外の形式のデー
タではその内容を正確に表すことは困難で、場合によっ
ては表現できないこともあるからである。以下に詳述す
る。
【0004】テレビ番組などの映像コンテンツは、動画
像データ、音データ、静止画データ、文字データなどの
種々のデータにより構成されるが、中でも動画像データ
が主なデータとされる。つまり、多くの情報を動画像デ
ータにより伝達し、他の形式のデータにより動画像デー
タの内容を補足/補充等する。
【0005】したがって、従来のように映像コンテンツ
の内容を文字データ(すなわち文章)で表現する場合、
番組情報の作成者には、映像コンテンツの内容を要約す
る力、この要約を利用者が理解可能な文章にする力など
が要求される。一方、利用者には、文章の理解力と、理
解した内容から映像(動画像データ)を想像する力が必
要とされる。しかし、このような力を身につけるには一
般に訓練が必要とされる。したがって、番組情報の作成
者及び/又は利用者がこのような訓練を十分に行ってい
ない場合などには、利用者ごとに想像する内容(映像)
が異なってしまう危険性が高い。さらに、映像コンテン
ツの内容を要約して文章化するコンピュータ技術は知ら
れていない。そのため、番組情報の作成において、少な
くとも要約工程及び文章作成工程は人間が行う必要があ
った。以下、図6に示す、従来の番組情報の画面表示例
に基づき具体的に説明する。
【0006】図6の例では、番組を提供する提供者名
(チャンネル名、放送局名)、番組を放送する日にち/
時間、番組の名前(タイトル)、番組の概要(番組のあ
らすじ、出演者)を文字データで表示する。つまり、文
字データにより映像コンテンツの説明を行っている。こ
の例では、利用者は、番組の内容を番組の概要欄により
理解、想像する。したがって、情報の提供者は、番組内
容を適切に要約し、この内容を第三者にわかりやすい文
章とし、これを番組の概要欄に記載する必要がある。し
かし、いくら高度な要約力や文章力を有していても、利
用者に伝えることができない内容もある。例えば、出演
者の俳優Aと俳優Bを知らない利用者や名前と顔とが一
致していない利用者などには、番組の内容を伝えること
が極めて困難となる。このように、動画像データを主と
する映像コンテンツを、動画像データ以外の形式である
文字データにより説明することには極めて困難である。
【0007】以上のような問題を解決するため、従来、
種々の技術が提案されている。例えば、特開2001−
157136号公報に開示されたデジタル放送受信機
は、テレビモニタのアスペクト比に応じて番組表の構成
(モニタ上における番組表を配置する位置)を決定す
る。しかし、この従来技術は、文字データの番組表を利
用者に理解しやすくするための技術であり、文字データ
では動画像データが主の番組の内容を利用者へ正確に伝
えにくいという上記課題を解決するものではない。
【0008】特開2000−348403号公報に開示
された番組予約装置は、予約された番組を番組表に重畳
して表示する。しかし、この従来技術は、番組予約情報
を視覚的に理解しやすく表示して番組予約を行いやすく
するための技術であり、前記した課題を解決するもので
はない。
【0009】文字データに加えて静止画データも利用者
に提供する従来技術もある。この従来技術は、番組の内
容を説明するのに静止画像も用いているため、文字デー
タのみを用いて番組の内容を説明する場合と比べて利用
者にわかりやすく的確に情報を伝えることが可能とな
る。図6の例では、利用者は、俳優Aや俳優Bの顔を理
解できる。しかし、この従来技術も上記問題点を完全に
解決しているわけではない。この理由は、番組の内容を
的確に表す静止画データを作成することも、このような
静止画データを動画像データの中から選択することも極
めて困難であるということが挙げられる。例えば、三十
の静止画データにより一秒間の動画像データが形成され
ている場合、一分間の動画像データにおける静止画デー
タの数は千八百枚となる。このような動画像データを、
一又は複数の静止画データで的確に表すことは困難であ
り、また、的確に表す静止画データを作成/選択するこ
とも難しい。また、複数の静止画データを作成/選択し
た場合、これを利用者の端末の画面に表示する(配置す
る)と、各データに統一感がないなどの理由により利用
者が内容を理解しにくくなることもある。
【0010】このように、従来技術では、映像コンテン
ツの内容を的確に表した番組情報を作成/提供すること
が極めて困難であった。したがって、番組情報の宣伝力
は低いものとなり、利用者が映像コンテンツを利用する
(視聴する)機会が低くなる可能性がある。これによ
り、キャリアやコンテンツホルダーの収入減少を招くお
それもある。また、従来技術では、番組情報の作成工程
をすべて自動化することは困難であった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、動画像データを含む番組情報を自動的に作成で
きるようにするシステム及び方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る番組情報作成システムは、どのよう
なコンテンツサマリーにするかという条件が記された要
約要件情報が含まれた発注データに基づき、映像コンテ
ンツを要約した動画像データからなるコンテンツサマリ
ーを作成するコンテンツサマリー生成手段と、コンテン
ツサマリーを含む番組情報を作成するコンテンツサマリ
ー付加手段とを有することを特徴とする。以上の構成を
採用することにより、映像コンテンツの内容を動画像デ
ータにより要約できるようになる。また、番組情報の作
成作業を自動化できるようになる。
【0013】また、上記番組情報作成システムの好まし
い態様を以下に記す。つまり、番組情報作成システム
は、以下の(1)から(6)の少なくとも一の構成も採
用することが好ましい。
【0014】(1)番組情報作成システムは、さらに、
動画像データ以外の形式の番組データを取得する番組情
報取得手段を有し、コンテンツサマリー付加手段は、コ
ンテンツサマリーと番組データとを含む番組情報を作成
する構成。この構成を採用すれば、得られる番組データ
を、利用者にとって極めてわかりやすい(映像コンテン
ツの内容を極めて理解しやすい)ものにできる。
【0015】(2)番組情報作成システムは、さらに、
番組情報を利用者の端末へ送信する番組送信手段を有す
る構成。この構成を採用すれば、番組情報の利用者への
提供が可能となる。
【0016】(3)番組情報は、利用者の端末におい
て、一覧データの中から利用者に選択された番組情報が
再生されるように番組情報の一覧データと関連づけられ
た構成。この構成を採用すれば、利用者は、利用者の端
末に表示する番組情報を選択しやすくなる。
【0017】(4)番組情報は、利用者の端末におい
て、映像コンテンツの視聴予約及び/又は録画予約時に
コンテンツサマリーが再生されるように設定された構
成。この構成を採用すれば、利用者が希望する映像コン
テンツを視聴/録画できる可能性が極めて高くなる。
【0018】(5)番組情報作成システムは、さらに、
コンテンツホルダーから入力された情報に基づき上記発
注データを作成し、これをコンテンツサマリー生成手段
へ入力する、コンテンツホルダー側に設けられたコンテ
ンツサマリー発注手段を有する構成。この構成を採用す
れば、発注データの作成者(コンテンツホルダー)の発
注作業に要する労力は極めて軽減される。
【0019】(6)番組情報作成システムは、さらに、
コンテンツサマリー生成手段で作成されたコンテンツサ
マリーを再生する、コンテンツホルダー側に設けられた
内容確認手段を有し、コンテンツサマリー生成手段は、
発注データが再度入力された場合には、データに基づき
コンテンツサマリーを作り直す構成。この構成を採用す
れば、発注データの作成者が希望する/意図するコンテ
ンツサマリーが作成される可能性が極めて高くなる。
【0020】本発明に係る番組情報作成方法は、どのよ
うなコンテンツサマリーにするかという条件が記された
要約要件情報が含まれた発注データに基づき、以下の
(1)から(2)のステップにより、動画像データを含
む番組情報を作成することを特徴とする。 (1)映像コンテンツを要約した動画像データからなる
コンテンツサマリーを作成するステップ。 (2)コンテンツサマリーを含む番組情報を作成するス
テップ。 これにより、映像コンテンツの内容を動画像データによ
り要約した番組情報を自動的に作成することが可能とな
る。
【0021】また、上記番組情報作成方法において、要
約要件情報には少なくとも以下の情報の内の一つが記さ
れていることが好ましい。以下のような情報が含まれて
いれば、発注データの作成者(コンテンツホルダー)が
意図する/希望するコンテンツサマリーが作成される可
能性が高くなるからである。発注者の意図/希望を正確
に把握可能となるからである。 ・コンテンツサマリーの時間的長さに関する情報。 ・コンテンツサマリーの出力形式に関する情報。 ・映像コンテンツの中で、コンテンツサマリーに必ず含
める部分を指定する情報。 ・コンテンツサマリーとして採用するシーンの種類を特
定する情報。 ・動画像データに含まれる人物/キャラクター/風景な
どの構成要素に基づき、コンテンツサマリーに採用する
部分を指定する情報。 ・映像コンテンツの内、採用しない動画像データを指定
する情報。 ・コンテンツサマリーに採用するカットを指定する情
報。
【0022】また、(1)のステップは、要約条件情報
に基づき、番組情報に採用する動画像データを映像コン
テンツから抽出し、これらの動画像データをつなぎ合わ
せてコンテンツサマリーを作成してもよい。また、要約
要件情報に基づき、コンテンツサマリーに必須の場面及
びカットを映像コンテンツから抽出し、コンテンツサマ
リーに採用するシーンを抽出し、抽出した動画像データ
をつなぎ合わせてコンテンツサマリーを作成してもよ
い。
【0023】また、(1)のステップと(2)のステッ
プとの間に、コンテンツサマリーを発注データの作成者
に確認させるステップをさらに有し、発注データの作成
者から再度発注データが入力された場合には発注データ
を用いて(1)のステップを行いコンテンツサマリーを
作成し、(2)のステップは、番組情報作成開始要件が
満たされた場合に開始するようにすることが好ましい。
このような態様を採用すれば、発注データの作成者(コ
ンテンツホルダー)が意図する/希望するコンテンツサ
マリーが作成される可能性が極めて高くなる。
【0024】また、(2)のステップは、コンテンツサ
マリーと、動画像データ以外の形式のデータとを用いて
番組情報を作成するようにすることが好ましい。このよ
うな番組情報を作成すれば、利用者は、映像コンテンツ
の内容をより正確に把握できるようになるからである。
なお、上記動画像データ以外の形式のデータは、EPG
データを構成するデータとしてもよい。このようにすれ
ば、従来のシステムに変更を加えるだけで本発明を実現
できるからである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る番組情報作成
方法及びシステムを、実施の形態によって詳細に説明す
る。まず、上記番組情報作成方法について詳細に説明す
る。
【0026】〈番組情報作成方法〉本実施の形態に係る
番組情報作成方法は、第一の番組情報作成方法と第二の
番組情報作成方法とがある。
【0027】〈第一の番組情報作成方法〉第一の番組情
報作成方法は、発注データに基づき以下の(1)〜
(2)のステップを有する。 (1)映像コンテンツを要約した動画像データ(要約デ
ータ、コンテンツサマリー)を作成するステップ。つま
り、このステップでは、発注データに基づき、映像コン
テンツの内容を要約した動画像データ(コンテンツサマ
リー)を作成する。 (2)上記コンテンツサマリーを含む番組情報を作成す
るステップ。以下、まず発注データについて説明し、次
いで(1)のステップ、(2)のステップについて詳細
に説明する。
【0028】〈発注データ〉発注データとは、番組情報
の作成条件が記載されたデータである。このデータは、
少なくとも要約条件情報が含まれる。要約条件情報と
は、どのような内容のコンテンツサマリーにするかとい
う条件が含まれる情報である。この条件は、換言すれ
ば、映像コンテンツからコンテンツサマリーを作成する
ための要件である。
【0029】図3に示す発注データでは、要約条件情報
は、『(コンテンツ)サマリーの長さ』の情報、『出力
形式』の情報、『必須場面』の情報、『モード』の情報
及び『条件』の情報が含まれる。
【0030】『サマリーの長さ』の情報は、コンテンツ
サマリーの時間的長さに関する情報である。図3の例で
は『90秒』という情報が含まれる。つまり、90秒の
長さのコンテンツサマリーを作成するように指示する情
報が含まれている。ただし、この情報は予め設定されて
いてもよい。つまり、コンテンツサマリーの時間的長さ
は、発注データにより規定されてもよく、予め設定され
ていてもよい。
【0031】『出力形式』の情報は、コンテンツサマリ
ーの出力形式(フォーマット)に関する情報である。図
3の例では、MPEG−1(Moving Picture Experts G
roup-1)でコンテンツサマリーを作成するように指定さ
れている。ただし、『サマリーの長さ』の情報と同様
に、『出力形式』のデータは予め設定された情報を用い
るようにしてもよい。
【0032】『必須場面』の情報は、映像コンテンツの
中で、コンテンツサマリーに必ず含める部分(場面)を
指定した情報である。すなわち、必須場面とは、コンテ
ンツサマリーに必ず採用する映像コンテンツ中の部分
(動画像データ)のことである。図3の例では、映像コ
ンテンツの最初(0:00)の位置を基準として、0:
00:00から0:00:24までの位置にある動画像
データと、0:12から0:15の動画像データと、
0:35:38〜0:36:02の動画像データとを必
須場面として指定されている。すなわち、映像コンテン
ツを初めから再生した場合における、再生開始時から2
分間の映像と、再生開始後12分から15分の3分間の
映像と、再生開始後35分から37分の2分間の映像と
が必須場面と指定されている。なお、必須場面は、図3
に示すように、映像コンテンツにおける必須場面の時間
的位置(映像コンテンツの最初(初め、頭)からの経過
時間)により指定してもよいが、他の方法(映像コンテ
ンツにおける場面を特定する方法)を採用することも当
然に可能である。
【0033】『モード』の情報は、コンテンツサマリー
として採用するシーンの種類を特定する情報である。な
お、シーンとは、映像コンテンツにおける、時間的に連
続した、同一の特徴を持ったフレームの集合である。フ
レームとは、動画像データを構成する静止画データのこ
とである。シーンの種類とは、シーンの特色/特徴を意
味する。例えば、図3に示す発注データのように、ダイ
ナミックなシーン(動きの多いシーン)、サイレンスな
シーン(動きの少ないシーン)のようにシーンの種類を
指定できる。シーンの種類については後に詳細に説明す
る。また、シーンの種類ごとにコンテンツサマリーに採
用する割合も指定できるようにすることが好ましい。例
えば、『コンテンツサマリーにおける「ダイナミックな
シーン」の割合を7割にする』『コンテンツサマリーに
おける「サイレントなシーン」の割合を4割以下にす
る」といった指定ができるようにすれば、発注データ作
成者の希望する(想定した)コンテンツサマリーが作成
される可能性が高くなる。
【0034】『条件』の情報は、前記した以外の要件
(情報)が記載される。図3において、この情報には以
下(a)〜(c)の情報が含まれる。 (a)動画像データに含まれる人物/キャラクター/風
景などの構成要素に基づき、コンテンツサマリーに採用
する部分(シーン、カット等)を指定する情報 図3の例では、俳優Aがでている場面(動画像データ:
シーンやカット等)を多めに採用すると指定している。
なお、本例における「多めに」とは、「予め設定された
閾値以上の割合で」という意味である。また、構成要素
に基づき、コンテンツサマリーに採用しない部分(シー
ン、カット等)を指定する情報を含めてもよい。すなわ
ち、「司会者Zが登場している場面を採用しない」、と
いうように、コンテンツサマリーに採用しない場面を指
定してもよい。
【0035】(b)映画の結末がわからないよう、ラス
トシーンを使わなくするために、映像コンテンツのラス
ト(後ろから)10分間の動画像データを採用しないと
指定する情報 『必須場面』の情報はコンテンツサマリーに採用する動
画像データを指定するが、上記情報は、採用しない動画
像データを指定する。また、採用しないカット/シーン
を指定できるようにしてもよい。
【0036】(c)コンテンツサマリーに採用するカッ
トを指定する情報 カットとは、コンテンツホルダーにより任意に設定され
た、映像コンテンツ内のまとまりをいう。例えば、図4
に示すように、映像コンテンツをAからJまでの9つの
かたまりに分けた場合の、それぞれのかたまりをカット
という。換言すれば、図4に示す映像コンテンツは、カ
ットA〜カットJにより構成される。
【0037】発注データには、以上に挙げたような、映
像コンテンツからコンテンツサマリーに採用する動画像
データを特定するための要件(情報)を要約条件情報と
して少なくとも一つを含む。当然、例示した以外の要件
も採用できる。
【0038】また、発注データには、要約条件情報以外
の情報も含めることができる。このような情報として
は、例えば次のようなものが挙げられる。 ・番組名の情報 ・番組を放映する日時の情報 ・番組情報の作成期限(納期)の情報
【0039】番組名の情報とは、映像コンテンツの名前
の情報である。図3においては番組名は『○曜スーパー
スペシャル』である。番組を放映する日時(放映日時)
の情報とは、映像コンテンツを利用者に配信する日時の
情報である。図3においては放映日時は『2001/1
0/21 18:54〜20:50』である。納期の情
報とは、コンテンツサマリーの作成期限の情報である。
図3においては、『2001/10/16』が作成期限
日である。なお、これら以外の情報を含めることは当然
に可能であり、例えば、番組情報の作成期限の情報を含
めてもよい。
【0040】また、発注データに、番組情報及び/又は
コンテンツサマリーに音データ(音声データ)を含める
か否かの情報(音条件情報)を加えてもよい。すなわ
ち、番組情報に音データを含めたり、コンテンツサマリ
ーに音データを含めるように指示できるようにしてもよ
い。図3の例では、『音声』を『あり』と指定し、音デ
ータを含めるように指定している。次に上記(1)のス
テップについて詳細に説明する。
【0041】〈(1)のステップ〉上記(1)のステッ
プでは、発注データに基づき映像コンテンツからコンテ
ンツサマリーを作成する。つまり、発注データに含まれ
る要約条件情報に基づき、コンテンツサマリーに採用す
る動画像データ(場面、部分)を映像コンテンツから抽
出し、これらの動画像データをつなぎ合わせてコンテン
ツサマリーを作成する。この(1)のステップは、例え
ば、以下に説明する1−1から1−3に到るステップを
実行することでも実現できる。
【0042】1−1.必須場面、必須カットを抽出する
ステップ 要約条件情報に、「コンテンツサマリーに含める映像コ
ンテンツにおける必須場面に関する情報」が含まれてい
る場合、この必須場面を映像コンテンツから抽出する。
図3の例では、映像コンテンツから、0:00:00の
位置から0:00:24の位置までの動画像データと、
0:12の位置から0:15の位置の動画像データと、
0:35:38の位置から0:36:02の位置までの
動画像データとを抽出する。
【0043】また、必須カットに関する情報が要約条件
情報に含まれている場合、この必須カットを映像コンテ
ンツから抽出する。図3の例では、映像コンテンツか
ら、カットDの動画像データを抽出する。次にステップ
1−2へ進む。
【0044】1−2.シーンを抽出するステップ このステップではシーン抽出を行う。コンテンツサマリ
ーの長さの情報が要約条件情報に含まれている場合には
ステップ1−2(a)に進む。含まれていない場合には
ステップ1−2(b)に進む。
【0045】1−2(a)コンテンツサマリーの長さが
決められている場合 コンテンツサマリーの長さに関する情報が要約条件情報
に含まれている場合、1−1のステップで抽出した動画
像データの合計の長さと上記情報で指定された長さとを
比較する。1−1のステップで抽出した動画像データが
上記情報で指定された長さを超えていない場合には1−
2(a1)へ進む。超えている場合には1−2(a2)
へ進む。
【0046】1−2(a1) コンテンツサマリーにおいて、1−1のステップで抽出
した動画像データと、要約条件情報で指定されたコンテ
ンツサマリーに使用しない部分(場面、カット)の動画
像データと、を除いた部分(動画像データ)についてシ
ーン分けする。シーン分けは公知の方法により行えばよ
く、例えば、本願出願人による米国出願09/3694
21や特願2000−259975号に開示した技術を
好適に用いることができ、また、下記(イ)〜(ハ)の
順に処理することでも実現できる。
【0047】(イ)映像コンテンツのフレームごとに色
情報を取得する。色情報とは、フレーム(静止画デー
タ)を支配する色のデータのことである。静止画データ
を支配する色とは、静止画データにおける支配的な色と
も言い換えることができ、例えば、各画素の色データ
(明度、色合い、彩度等)を公知の基準により数値化
し、フレームを構成する全画素の平均値を算出して表さ
れる色としてもよい。また、フレーム中で最も用いられ
ている色としてもよい。
【0048】(ロ)連続するフレームで、ベクトル空間
における位置が近いものをグルーピングする。つまり、
フレームを色情報ごとにベクトル空間(例えば1125
次元の色空間)に配置し、空間内の位置が近いと判定し
たフレームで、映像コンテンツにおいて時間的に連続す
るものをグルーピングする。グルーピングは例えば以下
のように行ってもよい。
【0049】まず、一番はじめのフレーム(0:00に
おけるフレーム、以下一番目のフレームと表記する)と
二番目のフレームとの色情報を比較する。二番目のフレ
ームとは、一番目のフレームに対し、映像コンテンツに
おいて時間的に連続するフレームで、いわゆる一番目の
フレームに対する次のフレームのことである。色情報の
比較は、予め設定された、ベクトル空間における位置が
近いか否か判定するための関係式やテーブルを用い、一
番目と二番目のフレームは互いに空間内の位置が近いか
否かを判定することで行う。
【0050】両者が近いと判定した場合、両者を一つの
グループとして扱う。次に、一番目のフレームと、二番
目のフレームの次のフレーム(三番目のフレーム)と
を、前記同様に色情報を比較する。両者が近いと判定し
た場合、三番目のフレームを一番目のフレームと同一グ
ループとする。なお、三番目のフレームを支配する色
と、一番目のフレーム及び二番目のフレームを支配する
色とを比較し、両者が近いか否かを判定してもよい。
【0051】このように、一番目のフレームを基準とし
て、支配する色が近いと判定された、映像コンテンツに
おける時間的位置が連続する一群のフレームを一つのグ
ループとして扱う。一番目のフレームとが遠いと判定さ
れたフレームは、一番目のフレームの属するグループに
は入れない。そして、このフレームを基準(一番目のフ
レーム)として前記同様にグルーピングする。以上の処
理により、動画像データをグループに分ける。
【0052】(ハ)映像コンテンツにおいて時間的位置
が隣接するグループ同士が所定の関係を満たしていれ
ば、これらのグループをまとめてシーン(クラスタ)に
する。シーンにまとめるグループ同士の関係性は任意に
設定できる。例えば、グループを構成する各フレームの
色情報を平均化した値同士で比較し、所定の関係にある
場合にはまとめる。この所定の関係とは、例えば、二つ
の値の差が一定の値以下である場合などがある。このよ
うに所定の関係を満たすグループのまとまりがシーンと
なる。以上のようにシーン分けする。
【0053】次に、上記シーンの内でコンテンツサマリ
ーとして採用するものを決定する。採用するシーンは、
要約条件情報に従い決定する。図3の場合、俳優Aがで
ているシーンを採用すると指定されている。したがっ
て、このようなシーンを、例えば顔認識アプリケーショ
ンソフトウェアを用いて検索する。また、ダイナミック
なシーンを採用すると指定されている場合、公知の方法
を用い、予め設定されたダイナミックなシーンの条件を
満たすシーンを検索する。このように、公知の構成要素
判断技術を用いて、要約条件情報に記載された条件を満
たすシーンを検索する。
【0054】なお、抽出したシーン(動画像データ)と
1−1で抽出した動画像データとの合計の長さが、要約
条件情報で指定されたコンテンツサマリーの長さよりも
長い場合、抽出したシーンの削除等を行い、上記合計の
長さが指定された長さになるようにする。このようなコ
ンテンツサマリーの長さの調整は公知の方法を用いるこ
とで実現できる。例えば、抽出した一又は複数のシーン
の長さを短くし、合計の長さが指定された長さになるよ
うにしてもよい。また、検索条件を変えてシーンの抽出
をやり直してもよい。図3の例では、俳優Aがでている
シーンを検索する場合に、該当するシーンであるか否か
の条件を厳しくすればよい。例えば、俳優Aがでている
確率が70%以上のシーンを抽出していた場合、90%
以上のシーンを抽出するように条件を変更すれば、抽出
されるシーンの数は減る可能性が高くなるからである。
また、抽出したシーン(動画像データ)と1−1で抽出
した動画像データとの合計の長さが、要約条件情報で指
定されたコンテンツサマリーの長さよりも短い場合、検
索条件を変えてシーンの抽出をやり直してもよい。図3
の例では、俳優Aがでている確率を、はじめの検索より
も低く設定してシーンを抽出すれば、抽出されるシーン
の数が増える可能性があるからである。
【0055】なお、コンテンツサマリーにおけるシーン
の種類の割合が指定されている場合、この指定に従って
抽出したシーンの取捨選択を行う。1−2(a1)のス
テップでは、以上の処理終了後、1−3のステップへ移
行する。
【0056】1−2(a2) 1−1のステップで抽出した動画像データについて、1
−2(a1)同様にシーン分けを行い、各シーンの内、
要約条件情報で指定された条件を満たすシーンを検索す
る。そして、前記同様の方法で、採用するシーンの長さ
を、要約条件情報で指定されたコンテンツサマリーの長
さと同じになるようにする。1−2(a2)のステップ
では、以上の処理終了後、1−3のステップへ移行す
る。
【0057】1−2(b) コンテンツサマリーの長さに指定がない場合、1−2
(a1)と同様にシーンを抽出するが、シーンの長さの
調整は行わない。すなわち、要約条件情報で指定された
シーンをすべて抽出する。1−2(b)のステップで
は、以上の処理終了後、1−3のステップへ移行する。
【0058】1−3.コンテンツサマリーの作成 以上のように抽出したシーンや場面、カットなどの動画
像データからコンテンツサマリーを作成する。この作成
方法は公知の方法を用いればよい。例えば、各動画像デ
ータを、映像コンテンツにおける時間順に並べてつなぎ
合わせてコンテンツサマリーを作成してもよい。また、
発注データに並べる順番に関する情報が指定されている
場合には、この情報に基づき動画像データを並べてつな
ぎ合わせてコンテンツサマリーを作成してもよい。
【0059】また、作成したコンテンツサマリーの形式
が要約条件情報で指定された形式と異なる場合、公知の
方法によりコンテンツサマリーのフォーマット変換を行
う。次に(2)のステップへ移行する。
【0060】〈(2)のステップ〉(2)のステップで
は、コンテンツサマリーを含む番組情報を作成する。つ
まり、コンテンツサマリーを利用者の端末で再生できる
ようにする。なお、HTMLやXMLのようなハイパー
テキスト・マークアップ言語などの情報記述言語により
番組情報を作成し、コンテンツサマリーを番組情報に関
連づけてもよい。
【0061】〈第二の番組情報作成方法〉第二の番組情
報作成方法は以下の点で第一の番組情報作成方法と異な
る。 ・上記(1)と(2)のステップの間に、作成したコン
テンツサマリーを発注者(コンテンツホルダー)に確認
させるステップを有する。 ・上記(2)のステップは、番組情報作成開始要件が満
たされた場合に開始する。
【0062】つまり、作成されたコンテンツサマリーが
意図したものであるか発注者が確認できるようにする。
そして、発注者は、意図したコンテンツサマリーが作成
されていなかった場合には再度発注データを作成し、こ
のデータに基づいてコンテンツサマリーを作成し直させ
るようにする。また、番組情報作成開始要件は任意に設
定できる。例えば、コンテンツサマリー作成後、発注者
に当該コンテンツサマリーの確認依頼をするようにし、
この依頼の後、所定の期間、上記発注者から発注データ
が送信されなかった場合に上記(2)のステップを開始
するようにしてもよい。
【0063】なお、上記第一又は第二の番組情報作成方
法において次のような変形も可能である。
【0064】〈変形例1〉作成した番組情報を発注者に
確認させてもよい。そして、発注者に、意図した番組情
報が作成されていなかった場合には発注データを作成し
直させ、このデータに基づき番組情報を作成し直す。
【0065】〈変形例2〉文字データや静止画データで
構成された番組データとコンテンツサマリーとを合成し
て番組情報を作成してもよい。この場合、利用者の端末
は、例えば図7に示すように、番組データ(タイトルや
あらすじなどの文字データ)とコンテンツサマリーとを
再生する。
【0066】〈変形例3〉番組情報及び/又はコンテン
ツサマリーに音データ(音声データ)を含めてもよい。
音データは、映像コンテンツにおけるコンテンツサマリ
ーに採用された動画像データに同期するデータとしても
よく、この動画データとは無関係のデータを採用しても
よい。
【0067】なお、以上のように作成した番組情報は利
用者の端末へ提供される。番組情報の提供方法としては
任意の方法を採用できるが、例えば以下の(i)〜(ii
i )の方法を採用してもよい。 (i)コンテンツホルダーを介して提供する方法 コンテンツホルダーは、得られた番組情報を任意の方法
で利用者に提供可能となる。提供方法としては、例え
ば、キャリアを介して提供したり、インターネット網な
どのTCP/IP環境下の通信網を介して利用者に提供
してもよい。 (ii)キャリアを介して提供する方法 キャリアは、例えば従来同様に番組情報を利用者に提供
することができる。例えば、TCP/IP環境下の通信
網などを介して利用者の端末へ番組情報を送信してもよ
く、放送網を介して利用者の端末へ送信してもよい。 (iii )利用者に直接配信する方法 (i)や(ii)と同様に公知の方法を用いて利用者の端
末へ番組情報を送信すればよい。次に番組情報作成シス
テムについて詳細に説明する。
【0068】〈番組情報作成システム〉本発明に係る番
組情報作成システムは、少なくともコンテンツサマリー
生成手段6と番組情報生成手段(コンテンツサマリー付
加手段)8とを有する。コンテンツサマリー生成手段6
は、前記した番組情報作成方法におけるステップ(1)
を実行する機能を有し、発注データに基づきコンテンツ
サマリーを作成する。コンテンツサマリー付加手段8
は、前記した番組情報作成方法におけるステップ(2)
を実行する機能を有し、上記コンテンツサマリーから番
組情報を作成する。
【0069】なお、上記番組作成システムには、番組情
報取得手段7、番組情報送信手段9、コンテンツサマリ
ー発注手段4及び/又は内容確認手段5を設けてもよ
い。なお、図1に示すように、コンテンツサマリー発注
手段4及び内容確認手段5はコンテンツホルダ1側に設
けることが好ましい。他の構成要素は好ましくは番組情
報作成者側に設けることが好ましい。コンテンツホルダ
側に設けられた構成要素とコンテンツサマリー生成手段
とは、例えば通信網を介して通信できるようにするとよ
い。
【0070】番組情報取得手段7は、番組データを取得
する手段である。番組送信手段9は、番組情報生成手段
6で作成された番組情報を所定の相手に送信する機能を
有する。所定の相手は、例えば、コンテンツホルダー
(発注者)、キャリア、利用者などがある。コンテンツ
サマリー発注手段4は、コンテンツホルダーから入力さ
れた情報に基づき上記発注データを作成し、これをコン
テンツサマリー生成手段6へ入力する機能を有する。内
容確認手段5は、コンテンツサマリー生成手段6で作成
されたコンテンツサマリーをコンテンツホルダーに確認
させる機能を有する。つまり、コンテンツサマリー生成
手段6から入力されたコンテンツサマリーを再生する機
能を有する。コンテンツホルダー(発注者)は、このコ
ンテンツサマリーが意図したものではなかった場合、発
注データを作り直し、このデータに基づきコンテンツサ
マリー生成手段6にコンテンツサマリーを作り直させ
る。次に、図1に示す番組情報作成システムの一動作例
を、図2を参照しながら説明する。
【0071】コンテンツサマリー発注手段4は、コンテ
ンツホルダーの指示に従い発注データを作成する。そし
て、この発注データをコンテンツサマリー生成手段6へ
送信する。
【0072】コンテンツサマリー生成手段6は、上記発
注データを受け取り(ステップS101)、発注内容を
確認し(ステップS102)、発注データに基づきコン
テンツサマリーを作成する(ステップS103)。コン
テンツサマリーを作成すると、これを内容確認手段5へ
送信し(内容確認依頼:ステップS104)、コンテン
ツホルダーが意図した(希望した)コンテンツサマリー
か否か確認させる(内容の妥当性評価:ステップS10
5)。
【0073】コンテンツサマリーが妥当なものではなか
った場合(ステップS105/NG)にはステップS1
03へ戻る。すなわち、コンテンツホルダーは、コンテ
ンツサマリー発注手段4を用いて発注データを作り直
し、このデータに基づき再度コンテンツホルダーを作成
し直させる。
【0074】コンテンツサマリーが妥当なものであった
場合(ステップS105/OK)には、コンテンツサマ
リー生成手段6は、上記コンテンツサマリーをコンテン
ツサマリー付加手段8へ送信する。
【0075】コンテンツサマリー付加手段8は、上記コ
ンテンツサマリーを含む番組情報を作成する(ステップ
S106〜ステップS107)。なお、番組情報に文字
データなどのコンテンツサマリー以外のデータを含める
場合には、番組情報取得手段7は、これらのデータを収
集し、これをコンテンツサマリー付加手段に送信する
(ステップS106)。これらのデータは、例えば、従
来のEPGデータに採用されるデータなどを用いること
ができ、キャリア2などから取得できる。以上の処理に
より番組情報を作成できる。
【0076】番組情報送信手段9は、コンテンツサマリ
ー付加手段8で作成された番組情報をキャリア2へ送信
する(ステップS108)。このステップにより番組情
報を利用者へ提供できるようになる。次に、利用者の端
末における番組情報の表示例について図5〜図7を用い
て説明する。
【0077】図5は、従来のEPGデータのうち、例え
ばあるチャンネルのある時間帯の番組表の例を示す図で
ある。より詳しくは、図5には、「13Ch」で16:
00〜23:45の間に放送される映像コンテンツのタ
イトル(番組名)と各映像コンテンツを放送する時間と
を表示する例を示す。図6は、従来のEPGデータのう
ち、図5記載の一タイトルを選択した際に表示される、
番組の詳細情報の例を示す図である。すなわち、従来の
EPGデータの表示例である。図7は、前記コンテンツ
サマリー付加手段8によって、従来のEPGデータとコ
ンテンツサマリーを同一画面上で結合した例を示す図で
ある。すなわち、本例で作成した番組情報の表示例であ
る。より詳しくは、図6、図7は、図5における「1
8:54〜20:50」に放送される番組「○曜スーパ
ースペシャル」の情報表示例である。
【0078】図6に示すように、EPGデータは文字デ
ータにより構成されているため、従来は、利用者の端末
において、「○曜スーパースペシャル」に関する情報を
文字により表示していた。これに対し、本実施の形態に
係る番組情報作成システムで作成された番組情報にはコ
ンテンツサマリーが含まれている(又は関連づけられて
いる)ため、図7に示すようにコンテンツサマリーも再
生される。したがって、利用者は、「○曜スーパースペ
シャル」の内容を従来よりも詳しく知ることが/想像す
ることができる。このように、コンテンツサマリーと、
動画像データ以外の形式のデータ(EPGデータ等)と
を関連づけて表示できるようにすれば、利用者は、番組
の内容を従来よりも詳細に把握できる可能性が高くな
る。
【0079】なお、図5に示すような番組表に関連づけ
て番組情報を表示できるようにすれば、利用者は番組情
報を選択しやすくなる。すなわち、図5に示すような番
組表をクリックする(選択する)ことで表示する番組情
報を選択できるようにすれば、多数の番組情報の中から
利用者が希望する情報を選択しやすくなる。別言すれ
ば、番組情報を、利用者の端末において、一覧データ
(番組表)の中から利用者に選択された番組情報が再生
されるように番組情報の一覧データと関連づけることが
好ましい。この関連づけは、HTMLなどの言語を用い
たいわゆる「リンク」技術を用いて実現してもよい。
【0080】また、図7に示すように映像コンテンツの
録画/視聴予約画面においてコンテンツサマリーを利用
者に提示できるようにすれば、利用者は、希望する映像
コンテンツを録画/視聴できる可能性が極めて高くな
る。すなわち、番組情報を、利用者の端末において、映
像コンテンツの視聴予約及び/又は録画予約時にコンテ
ンツサマリーが再生されるように設定することが好まし
い。
【0081】ただし、番組情報は、少なくともコンテン
ツサマリーを含めばよく、図7に示すように文字データ
を含む必要はない。しかし、図7に示すように番組情報
に文字データ等の動画像データ以外の形式のデータを含
めれば、利用者は、極めて詳細に番組の内容を知ること
ができる。図7の例では、放送時間、番組タイトル、あ
らすじ、出演者名の情報を知ることができる。
【0082】以上、この発明の好適な実施の形態を説明
したが、上述の実施の形態はこの発明の説明のための例
示であって、この実施形態のみにこの発明の範囲を限定
する趣旨ではない。当業者は、この発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の変形、改良、修正、簡略化などを上
記実施形態に加えた種々の他の形態でもこの発明を実施
することができる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、番組情報として動画像データを動画像データ
を含む番組情報を作成できるようになるので、一般の利
用者にとって見た目にわかりやすい情報を提供できる。
したがって、利用者が番組を見る機会が増え、有料コン
テンツであれば徴収額が増える可能性がある。このこと
は、従来の文字データや静止画データから構成されたE
PGなどの番組情報と比べて宣伝効果が高い番組情報を
作成できることを意味する。
【0084】また、コンテンツホルダーがコンテンツサ
マリーを確認するようにすれば、コンテンツホルダーが
意図するコンテンツサマリーを生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による番組情報作成システムの構成例を
示したブロック図である。
【図2】本発明に係る番組情報作成方法の一例を示した
フローチャートである。
【図3】発注データの一例を示す。
【図4】コンテンツサマリーの作成例を示す。
【図5】番組情報の一覧の表示例を示す。
【図6】従来の番組情報(EPGデータ)の表示例を示
す。
【図7】本発明による番組情報の表示例を示す。
【符号の説明】
1 コンテンツホルダー 2 キャリア 3 番組情報作成者 4 コンテンツサマリー発注手段 5 内容確認手段 6 コンテンツサマリー生成手段 7 番組情報取得手段 8 番組情報生成手段(コンテンツサマリー付加手段) 9 番組情報送信手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA07 FA14 FA20 GB37 JA16 LA07 LA14 5C063 AB03 AB07 AC01 AC02 AC10 DA02 DA03 DA07 DA13 DB09 5C064 BA07 BB10 BC18 BC23 BD02 BD08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 どのようなコンテンツサマリーにするか
    という条件が記された要約要件情報が含まれた発注デー
    タに基づき、 映像コンテンツを要約した動画像データからなるコンテ
    ンツサマリーを作成するコンテンツサマリー生成手段
    と、 前記コンテンツサマリーを含む番組情報を作成するコン
    テンツサマリー付加手段とを有することを特徴とする番
    組情報作成システム。
  2. 【請求項2】 番組情報作成システムは、さらに、動画
    像データ以外の形式の番組データを取得する番組情報取
    得手段を有し、 前記コンテンツサマリー付加手段は、前記コンテンツサ
    マリーと前記番組データとを含む番組情報を作成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の番組情報作成システム。
  3. 【請求項3】 番組情報作成システムは、さらに、前記
    番組情報を利用者の端末へ送信する番組送信手段を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の番組情報作成
    システム。
  4. 【請求項4】 前記番組情報は、利用者の端末におい
    て、一覧データの中から利用者に選択された番組情報が
    再生されるように番組情報の一覧データと関連づけられ
    たことを特徴とする番組情報作成システム。
  5. 【請求項5】 前記番組情報は、利用者の端末におい
    て、映像コンテンツの視聴予約及び/又は録画予約時に
    コンテンツサマリーが再生されるように設定されたこと
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の番
    組情報作成システム。
  6. 【請求項6】 番組情報作成システムは、さらに、コン
    テンツホルダーから入力された情報に基づき上記発注デ
    ータを作成し、これをコンテンツサマリー生成手段へ入
    力する、コンテンツホルダー側に設けられたコンテンツ
    サマリー発注手段を有することを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の番組情報作成システム。
  7. 【請求項7】 番組情報作成システムは、さらに、コン
    テンツサマリー生成手段で作成されたコンテンツサマリ
    ーを再生する、コンテンツホルダー側に設けられた内容
    確認手段を有し、 コンテンツサマリー生成手段は、発注データが再度入力
    された場合には、当該データに基づきコンテンツサマリ
    ーを作り直すことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    か1項に記載の番組情報作成システム。
  8. 【請求項8】 どのようなコンテンツサマリーにするか
    という条件が記された要約要件情報が含まれた発注デー
    タに基づき、以下の(1)から(2)のステップによ
    り、動画像データを含む番組情報を作成することを特徴
    とする番組情報作成方法。 (1)映像コンテンツを要約した動画像データからなる
    コンテンツサマリーを作成するステップ。 (2)前記コンテンツサマリーを含む番組情報を作成す
    るステップ。
  9. 【請求項9】 前記要約要件情報には少なくとも以下の
    情報の内の一つが記されたことを特徴とする請求項8記
    載の番組情報作成方法。 ・コンテンツサマリーの時間的長さに関する情報。 ・コンテンツサマリーの出力形式に関する情報。 ・映像コンテンツの中で、コンテンツサマリーに必ず含
    める部分を指定する情報。 ・コンテンツサマリーとして採用するシーンの種類を特
    定する情報。 ・動画像データに含まれる人物/キャラクター/風景な
    どの構成要素に基づき、コンテンツサマリーに採用する
    部分を指定する情報。 ・映像コンテンツの内、採用しない動画像データを指定
    する情報。 ・コンテンツサマリーに採用するカットを指定する情
    報。
  10. 【請求項10】 前記(1)のステップは、前記要約条
    件情報に基づき、番組情報に採用する動画像データを映
    像コンテンツから抽出し、これらの動画像データをつな
    ぎ合わせてコンテンツサマリーを作成することを特徴と
    する請求項8又は9に記載の番組情報作成方法。
  11. 【請求項11】 前記(1)のステップは、前記要約要
    件情報に基づき、コンテンツサマリーに必須の場面及び
    カットを前記映像コンテンツから抽出し、コンテンツサ
    マリーに採用するシーンを抽出し、抽出した動画像デー
    タをつなぎ合わせてコンテンツサマリーを作成すること
    を特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の
    番組情報作成方法。
  12. 【請求項12】 請求項8から11のいずれか1項に記
    載の番組情報作成方法において、前記(1)のステップ
    と(2)のステップとの間に、前記コンテンツサマリー
    を発注データの作成者に確認させるステップをさらに有
    し、 前記発注データの作成者から再度発注データが入力され
    た場合には当該発注データを用いて前記(1)のステッ
    プを行いコンテンツサマリーを作成し、 前記(2)のステップは、番組情報作成開始要件が満た
    された場合に開始することを特徴とする番組情報作成方
    法。
  13. 【請求項13】 前記(2)のステップは、前記コンテ
    ンツサマリーと、動画像データ以外の形式のデータとを
    用いて番組情報を作成することを特徴とする請求項8か
    ら12のいずれか1項に記載の番組情報作成方法。
  14. 【請求項14】 前記動画像データ以外の形式のデータ
    は、EPGデータを構成するデータであることを特徴と
    する請求項13記載の番組情報作成方法。
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