JP2003234707A - 雑音除去回路 - Google Patents

雑音除去回路

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JP2003234707A
JP2003234707A JP2002033902A JP2002033902A JP2003234707A JP 2003234707 A JP2003234707 A JP 2003234707A JP 2002033902 A JP2002033902 A JP 2002033902A JP 2002033902 A JP2002033902 A JP 2002033902A JP 2003234707 A JP2003234707 A JP 2003234707A
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JP
Japan
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signal
noise
filter
input signal
noise elimination
Prior art date
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Application number
JP2002033902A
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English (en)
Inventor
Daiki Kosaka
大樹 小坂
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頻繁なフィルタ切替えを低減し、閾値に対応
した雑音除去フィルタを選択できる雑音除去回路を実現
することを目的とするものである。 【解決手段】 入力信号レベルに対応して、雑音除去特
性の異なるフィルタを選択する雑音除去回路において、
前記入力信号を平滑化する手段をもち、該平滑化手段で
平滑化された信号レベルに応じて、対応するフィルタを
切替えることをにより、雑音除去フィルタの変化を少な
くするものである。また、平滑化手段として、雑音除去
対象の信号と、雑音除去対象の信号よりも過去の信号
と、雑音除去対象の信号よりも未来の信号を平均する手
段を用いることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号レベルに
対応して、雑音除去フィルタを切替えるようにした、雑
音除去回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、雑音除去回路は、入力信号レベル
の大小に対応して信号に対する雑音の比率が変化する場
合、入力信号レベルにより雑音除去フィルタを切替える
方法が知られている。
【0003】以下、図3を用いて従来の入力信号レベル
により雑音除去フィルタを切替える方法について説明す
る。
【0004】図3は従来の雑音除去回路のブロック図で
ある。
【0005】比較器1は、入力信号Iが閾値T1、T2
・・・Txに対して、どの閾値の間に有るか判定し、対
応する選択信号S0、S1・・・Sxを選択するもので
ある。即ち、T1>IならS0、T1≦I<T2ならS
1、・・・I≧TxならSxのみを選択状態とし、他の
信号を非選択状態にする選択信号S0・・・Sxを出力
する。
【0006】フィルタ2は、特性の異なる複数の雑音除
去フィルタで構成されるフィルタで、選択信号S0・・
・Sxに対応するフィルタ出力信号F0・・・Fxを出
力する。フィルタ2を構成する雑音除去フィルタは入力
信号レベルが小さい時には雑音除去の効果が高いフィル
タが選択され、入力信号レベルが大きいときには雑音除
去の効果が低いフィルタが選択されるように配置され
る。
【0007】セレクタ3は、フィルタ出力信号F0・・
・Fxから、選択信号S0・・・Sxで選択状態のSm
に対応した、フィルタ出力信号Fmを、出力信号Oとし
て出力する。
【0008】図2の(A)は、上記で説明した、入力信号
Iと比較器1出力の関係を模式化したものである。
【0009】前記図の左側は、入力信号Iにおいて雑音
除去の対象をI0としたときの、時間的に過去の入力信
号I1、I2、・・・I(n−2)、I(n−1)、I
n、I(n+1)、I(n+2)、・・・、未来の入力
信号I(−1)、I(−2)、・・・、I(−n+
2)、I(−n+1)、I(−n)、I(−n−1)、
I(−n−2)、・・・を部分的に抜き出して表したも
のである。
【0010】前記図の右側は、比較器1に前記図の左側
に表された入力信号Iが入力されたときの選択信号Sを
表したものである。
【0011】閾値をT1=10、T2=20、T3=3
0、T4=40とし選択信号Sxが選ばれる条件をS
3:T4>I≧T3、S2:T3>I≧T2とすると、
入力信号I0のレベルが35の場合T4>I0≧T3の
条件と一致し、選択信号S3が選択される。同様に、I
1のレベルが25の場合T3>I1≧T2の条件と一致
し選択信号S2が選択される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では現
在雑音除去の対象としている入力信号を閾値と比較する
ため、雑音除去の対象としている入力信号に大きな雑音
成分が含まれている場合には、本来の閾値を超えて別の
閾値用のフィルタに切替ってしまう。
【0013】図2の(A)を用いて説明するとI(−
2)、I(−1)、I0、I1、I2は入力信号のレベ
ルとしては選択信号S2が選択されるべきであるがI
0、I2に大きな雑音成分が含まれているために、信号
のレベルが他の信号よりも大きいと判断されて選択信号
S3が選択されてしまう。
【0014】この閾値を飛び越えてのフィルタの切替り
が、入力信号それぞれに対して起こり、フィルタが頻繁
に変わる事で新しい雑音を併発するという欠点があっ
た。
【0015】本発明は上記欠点を除去し、頻繁なフィル
タ切替えを低減し、閾値に対応した雑音除去フィルタを
選択できる雑音除去回路を実現することを目的とするも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するために、入力信号レベルに対応して、雑音除去特
性の異なるフィルタを選択する雑音除去回路において、
前記入力信号を平滑化する手段をもち、該平滑化手段で
平滑化された信号レベルに応じて、対応するフィルタを
選択する構成としたものである。
【0017】また、平滑化手段として、雑音除去対象の
信号と、雑音除去対象の信号よりも時間的に過去の信号
と、雑音除去対象の信号よりも未来の信号を平均する手
段を用いたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による雑音除去回路
の一実施例について、図面を用いて説明する。
【0019】図1において、フィルタ2’は、特性の異
なる複数の雑音除去フィルタと、入力信号を平滑化する
簡易フィルタで構成され、選択信号S0・・・Sxに対
応する前記雑音除去フィルタ出力信号F0・・・Fx
と、前記簡易フィルタ出力信号Ftを出力する。
【0020】フィルタ出力信号Ftは、雑音除去の対象
としている入力信号をI0としたとき、過去の入力信号
I1、In、未来の入力信号I(−1)、I(−n)を
平均した結果が出力されるもので、後述する比較器1で
閾値と比較される、入力信号を平滑化した信号として用
いられるものである。
【0021】比較器1は、フィルタ出力信号Ftが閾値
T1、T2・・・Txに対して、どの閾値の間に有るか
判定し、対応する選択信号S0、S1・・・Sxを選択
するものである。即ち、T1>FtならS0、T1≦F
t<T2ならS1、・・・Ft≧TxならSxのみを選
択状態とし、他の信号を非選択状態にする選択信号S0
・・・Sxを出力する。
【0022】セレクタ3は、フィルタ出力信号F0・・
・Fxから、選択信号S0・・・Sxで選択状態のSm
に対応した、フィルタ出力信号Fmを、出力信号Oとし
て出力する。
【0023】前述のフィルタ出力信号Ftと比較器1出
力の関係を図2の(B),(C)を用いて説明する。
【0024】図2の(B)はフィルタ出力信号Ftが次の
式で表されるときの比較器1の動作を表す模式図であ
る。
【0025】Ft=I0/2+(I(−n)+I(−
1)+I1+In)/8
【0026】閾値をT1=10、T2=20、T3=3
0、T4=40とし選択信号Sxが選ばれる条件をS
3:T4>Ft≧T3、S2:T3>Ft≧T2とす
る。入力信号Iは図2の(A)にあらわされる数値が入力
されるとすると、
【0027】注目点がI(−1)=20のとき、 Ft(−1)=20/2+(25+20+35+25)
/8=約23.8
【0028】注目点がI0=35のとき、 Ft0 =35/2+(25+20+25+25)
/8=約29.4
【0029】注目点がI1=25のとき、 Ft1 =25/2+(20+35+30+25)
/8=約26.3
【0030】注目点がI2=30のとき、 Ft2 =30/2+(25+25+25+25)
/8=約27.5 となり、全て選択信号S2が選択される。
【0031】図2の(C)はフィルタ出力信号Ftが次の
式で表されるときの比較器1の動作を表す模式図であ
る。図2の(B)との違いは隣接する入力信号の重み付け
を強くしてより大きな雑音成分を除去できるようにした
ものである。
【0032】Ft=I0/4+3×(I(−n)+I
(−1)+I1+In)/16
【0033】閾値Txと、選択信号Sxが選ばれる条件
は図2の(B)と同じである。入力信号Iは図2の(A)に
あらわされる数値が入力されるとすると、
【0034】注目点がI(−1)=20のとき、 Ft(−1)=20/4+3×(25+20+35+2
5)/16=約25.6
【0035】注目点がI0=35のとき、 Ft0 =35/4+3×(25+20+25+2
5)/16=約26.6
【0036】注目点がI1=25のとき、 Ft1 =25/4+3×(20+35+30+2
5)/16=約26.9
【0037】注目点がI2=30のとき、 Ft2 =30/4+3×(25+25+25+2
5)/16=約26.3 となり、全て選択信号S2が選択される。
【0038】以上説明したように、入力信号に大きな雑
音成分が含まれている場合でも、入力信号を平滑化して
比較することでフィルタ切替えによる2次的な雑音の発
生を防ぐことができる。
【0039】尚、本発明の雑音除去回路は、上述の実施
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0040】フィルタ2’の構成として、入力信号を平
滑化する簡易フィルタは異なる特性をもつ複数のフィル
タを切替える構成でも良いし、1つのフィルタで複数の
特性を切替える構成でも良い。雑音除去フィルタの構成
についても同様である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタ切替えの閾値
判定に入力信号を平滑化した信号を用いることにより、
フィルタ切替えが頻繁になる事による2次的な雑音の発
生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雑音除去回路のブロック図。
【図2】雑音除去回路による入力信号に対する選択状態
の概念図。
【図3】従来の雑音除去回路のブロック図。
【符号の説明】
1:比較器、 2:フィルタ、 3:セレクタ、 2’:フィルタ、 I:入力信号、 O:出力信号、 Tx、・・・、T1:閾値、 Sx、・・・、S0:選択信号、 Fx、・・・、F0:フィルタ出力信号、 I1、I2、・・・、I(n−1)、In、I(n+
1)、・・・、Iy:現在の注目点からみて過去の入力
信号、 I0:現在の注目点の入力信号、 I(−1)、I(−2)、 ・・・、I(−n+1)、I(−n)、I(−n−
1)、 ・・・、I(−y):現在の注目点からみて未来の入力
信号、 Ft:フィルタ出力信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号レベルに対応して、雑音除去特
    性の異なるフィルタを選択する雑音除去回路において、
    前記入力信号を平滑化する手段をもち、該平滑化手段で
    平滑化された信号レベルに応じて、対応するフィルタを
    選択することを特徴とする雑音除去回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記平滑化手段とし
    て、雑音除去対象の信号と、雑音除去対象の信号よりも
    時間的に過去の信号と、雑音除去対象の信号よりも未来
    の信号を平均する手段を用いることを特徴とする雑音除
    去回路。
JP2002033902A 2002-02-12 2002-02-12 雑音除去回路 Pending JP2003234707A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9128839B2 (en) 2012-09-20 2015-09-08 Fanuc Corporation Numerical control system having removable filter circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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