JP2003234304A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
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Abstract
いて、基板の温度均一性を向上する。 【解決手段】 所定方向を向く上段ランプ群41と上段
ランプ群41に垂直に交差する下段ランプ群42とを有
する熱処理装置1において、上段ランプ群41と下段ラ
ンプ群42との間に下側リフレクタ122を設ける。下
側リフレクタ122は下段ランプ群42の配列方向に関
して両端側の領域に存在するランプからの光を反射する
ように設けられる。これにより、下段ランプ群42から
の反射光を効率よく補助リング31に照射することがで
き、基板9の加熱時の温度均一性を向上することができ
る。
Description
処理を行う熱処理装置に関する。
高まるにつれ、半導体基板(以下、「基板」という。)
の加熱工程の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal
Process、以下、「RTP」という。)が重要な役割を
果たしている。RTPでは主に赤外線ランプが加熱源と
して用いられ、処理室内を所定のガス雰囲気に保ちつつ
秒オーダーで基板が所定の温度(例えば、1200℃)
に加熱され、一定時間(例えば、数十秒)だけその温度
に維持された後、ランプを消灯することにより急速冷却
が行われる。
ジスタの接合層における熱による不純物の再拡散防止、
酸化膜等の絶縁膜の薄膜化等、従来の電気炉による長時
間の熱処理では実現困難であった処理が行われる。
り、棒状のランプを平行に並べたものを2段設けたタイ
プが知られている。図1はこのようなタイプの熱処理装
置8の縦断面図である。熱処理装置8では、X方向を向
く棒状の上段ランプ群81がY方向に配列され、Y方向
を向く棒状の下段ランプ群82がX方向に配列される。
ように水平に配置され、基板9の周囲を覆う補助リング
83に支持される。また、両ランプ群81,82と基板
9との間には内部空間80を分離する窓部材84が配置
され、さらに、上段ランプ群81の上方の面は上段ラン
プ群81からの光を反射して効率よく基板9に照射する
ためのリフレクタ80aとされる。
板9と一体的に加熱されることにより基板9の端面から
の放熱を妨げて基板9の表面の温度均一性を維持するた
めに設けられる。ここで、補助リング83の加熱が不足
した場合、基板9の周縁部の温度も上昇しなくなること
から、基板9の温度均一性を実現するには補助リング8
3の十分な加熱が重要となる。
合、リフレクタ80aにより上段ランプ群81からの反
射光を基板9の所望の領域に選択的に照射することがで
きるが、下段ランプ群82から上方に出射される光に対
しては全く配慮がなされていない。したがって、補助リ
ング83に対する加熱においてリフレクタ80aからの
反射光の寄与の程度は、上段ランプ群81のみにより調
整されこととなる。すなわち、熱処理装置8の構造は、
補助リング83を十分に効率よく加熱するには好ましく
ない構造であるといえる。
あり、下段ランプ群からの光を効率よく基板側へと導
き、加熱の際の基板の温度均一性を向上することを目的
としている。
は、基板に光を照射して加熱を伴う処理を行う熱処理装
置であって、処理される基板の主面に対向する第1反射
面と、前記第1反射面に沿ってそれぞれが所定方向を向
くように配列された棒状の第1ランプ群と、前記第1ラ
ンプ群と前記主面との間において前記所定方向とは異な
る方向を向くように配列された棒状の第2ランプ群と、
前記第1ランプ群と前記第2ランプ群との間において、
前記第2ランプ群のうち配列方向に関して両端側の領域
に存在するランプからの光を反射する第2反射面とを備
える。
の熱処理装置であって、基板の外周に沿って前記外周か
ら外側に広がる補助リングをさらに備える。
2に記載の熱処理装置であって、前記第2反射面が、前
記第2ランプ群において前記主面に垂直な方向に関して
基板の外周と対向するランプ群のうち最も外側に位置す
るランプまたは当該ランプよりも外側に位置するランプ
からの光を反射する。
3のいずれかに記載の熱処理装置であって、基板を前記
第1反射面と対向させつつ回転させる回転機構をさらに
備える。
4のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記両端側
の領域のそれぞれに存在するランプに供給される電力を
他の領域に存在するランプから独立して制御する制御部
をさらに備える。
実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す縦断面図で
あり、図2における切断面と図3における切断面とは熱
処理装置1のZ方向を向く中心軸1aで垂直に交差す
る。図2および図3では細部の断面に対する平行斜線の
記載を省略している。
1、本体部11の上部を覆う蓋部12、および、本体部
11の中央底面に配置された反射板13を有し、これら
により内部空間が形成される。内部空間は石英にて形成
されたチャンバ窓21により上下に仕切られ、下部の処
理空間10に基板9が配置される。チャンバ窓21と本
体部11との間は図示しないOリングによりシールされ
る。なお、本体部11の内側面は円筒面となっている。
0内へと搬送され、補助リング31上に載置される。補
助リング31は基板9の外周に沿って外周から外側に広
がるリング形状(中心軸1aを中心とするリング形状)
となっており、基板9の下面の周縁部に当接して基板9
を支持する。補助リング31は、例えば、炭化ケイ素
(SiC)により形成され、補助リング31が基板9と
一体的に加熱される。これにより、基板9のみを加熱す
る場合に比べて基板9の周縁部からの放熱が抑制され、
基板9の温度の均一性が向上される。
円筒状の支持リング32に支持され、支持リング32の
下端にはカップリング部材331が取り付けられる。本
体部11の外部下方にはカップリング部材331と対向
するカップリング部材332が設けられ、カップリング
部材331およびカップリング部材332により磁気的
なカップリング機構が構成される。カップリング部材3
32は図3に示すモータ333により中心軸1aを中心
に回転する。これにより、本体部11内部のカップリン
グ部材331が磁気的作用により回転し、基板9および
補助リング31が中心軸1aを中心に回転する。
11および排気口112が形成されており、排気口11
2から処理空間10内のガスが(強制)排気されたり、
ガス導入口111を介して基板9に施される処理の種類
に応じたガス(例えば、窒素、酸素)が導入されること
により、処理空間10のガス置換が行われる。なお、基
板9および補助リング31とチャンバ窓21との間には
多数の穴が形成された石英のシャワープレート22が設
けられ、ガス導入口111から導入されたガスがシャワ
ープレート22を介して基板9の上面に均一に付与され
る。処理に用いられたガスは、支持リング32の下方か
ら排気口112へと導かれる。
ち、上面)に対向する反射面(以下、「上側リフレク
タ」という。)121となっており、上側リフレクタ1
21に沿ってそれぞれが図2および図3中のX方向を向
くように棒状の上段ランプ群41が配列される。上段ラ
ンプ群41からの光のうち上方に出射されるものは上側
リフレクタ121により反射され、基板9に照射され
る。
ンプの長手方向)に垂直な断面の形状が一定であり、断
面形状は各ランプが焦点に位置する放物線または楕円の
一部を配列したものとなっている。これにより、上段ラ
ンプ群41の各ランプからの反射光の大部分が基板9お
よび補助リング31上の特定の領域に選択的に照射され
る。
ランプ群41と基板9の主面との間)には、それぞれが
Y方向を向くように棒状の下段ランプ群42が配置され
る。すなわち、上段ランプ群41と下段ランプ群42と
は互いに直交するように蓋部12に取り付けられる。
のそれぞれは、中心軸1aからの距離に応じて小グルー
プに分けられている。図3ではグループ分けされた上段
ランプ群41のランプに中心軸1a側から符号411,
412,413,414を付しており、図2ではグルー
プ分けされた下段ランプ群42のランプに中心軸1a側
から符号421,422,423(ただし、2本のラン
プを符号423a,423bにて区別している。),4
24を付している。
ランプに電力を供給するランプ制御部6との接続関係を
示すブロック図である(複数のランプであっても1つの
ブロックにて示している。)。図4に示すように、各グ
ループは個別にランプ制御部6に接続され、互いに独立
して電力が供給される。これにより、基板9の上面に照
射される光の強度分布が制御される。
に上段ランプ群41と下段ランプ群42との間におい
て、下段ランプ群42のうち配列方向(X方向)に関し
て両端側の領域に存在するランプからの光を反射する2
つの下側リフレクタ122が蓋部12に設けられる。下
側リフレクタ122はY方向(ランプの長手方向)に垂
直な断面の形状が一定であり、断面形状は各ランプが焦
点に位置する放物線または楕円の一部を配列したものと
なっている。これにより、下段ランプ群42の配列方向
に関して両端側の各ランプからの反射光の大部分が基板
9および補助リング31上の特定の領域に選択的に照射
される。
より、図1に例示する従来の熱処理装置8に比べて補助
リングの加熱効率が向上する。すなわち、従来の熱処理
装置8では下段ランプ群82からの光のうち上方に向か
う光は上段ランプ群81の上方に位置するリフレクタ8
0aに到達するまでに散乱してしまい、さらに、下段ラ
ンプ群82のランプの長手方向とリフレクタ80aの各
凹面(リフレクタ80aには図3に示す上側リフレクタ
121と同様に凹面が形成されている。)が伸びる方向
とが直交するため、反射光はさらに散乱することとな
る。
クタ122の下方に位置するランプから上方に出射され
た光は直ちに反射され、補助リング31の加熱に寄与す
る。特に、補助リング31の直上に位置するランプ(図
2におけるランプ423a)からの反射光は補助リング
31に集中的に照射されるため、補助リング31の効率
のよい加熱が実現される。もちろん、ランプ423aよ
りも外側に位置するランプからの反射光も下側リフレク
タ122の各凹面により指向性を持たせることができる
ため、補助リング31の加熱に容易に寄与させることが
できる。
は、中心軸1aから外側に向かって複数の放射温度計5
1〜54が取り付けられる。放射温度計51〜53は窓
部材50を介して基板9からの赤外光を受光することに
より基板9の温度を測定する。放射温度計54は窓部材
50を介して補助リング31からの赤外光を受光するこ
とにより補助リング31の温度を測定する。基板9およ
び補助リング31は回転することから複数の放射温度計
51〜54により中心軸1aからの距離に応じた基板9
および補助リング31の温度が測定される。
は、例えば、放射温度計51の測定結果に応じてランプ
411,421への電力供給が制御され、同様に、放射
温度計52,53,54の測定結果に応じてランプ41
2,422、ランプ413,423、ランプ414,4
24への電力供給がそれぞれ制御される。このとき、基
板9および補助リング31はモータ333およびカップ
リング機構により構成される回転機構により上側リフレ
クタ121および下側リフレクタ122に対向しつつ回
転する。これにより、基板9の温度が可能な限り均一と
なるように基板9および補助リング31の加熱が制御さ
れる。
熱処理装置(すなわち、従来の熱処理装置)と下側リフ
レクタ122が存在する熱処理装置1とにおいて、基板
の中心からの距離(半径)とその距離における基板およ
び補助リング上の相対照度との関係を示す図である。ま
た、図6は下側リフレクタ122が存在しない熱処理装
置と下側リフレクタ122が存在する熱処理装置1とに
おいて、基板の中心からの距離とその距離における基板
および補助リング上の照度との関係を示す図である。
が存在する範囲であり、範囲72は補助リング31が存
在する範囲である。相対照度分布は基板9の温度均一性
を実現して半導体チップの歩留まりを向上させるための
指標として参照されるものであり、照度分布は熱処理装
置の基板9を昇温させる能力の指標として参照される。
ングを回転させるという前提の下でシミュレーションに
より得られた結果(すなわち、基板の中心からの距離に
対する平均的な相対照度および照度)であり、対比され
る2つの熱処理装置は下側リフレクタ122の有無およ
び棒状ランプにおける発光部位の長さ(以下、「発光
長」という。)が異なるという点を除いて同様である。
以下、従来の熱処理装置に言及する際にも図2および図
3に付した符号を用いながら説明を行う。
しては、基板9の直径が300mm、補助リング31は
ドーナツ状であって幅が20mm、上段ランプ群41お
よび下段ランプ群42におけるランプ間隔は20mmで
ある。
上段ランプ群41のランプ411〜413は、出力が4
000Wであり、発光長が320mmである。下側リフ
レクタ122が存在する場合のランプ411〜413
は、出力が3500Wであり、発光長が280mmであ
る。下側リフレクタ122の有無にかかわらず、ランプ
411〜413の発光領域おける単位長さ当たりの出力
は等しくされる。
は、出力が4000Wであり、発光長が320mmであ
る。上段ランプ群41および下段ランプ群42において
主として補助リング31を加熱するランプ414,42
4は、出力が4200Wであり、発光長が200mmで
ある。外側のランプ414,424の発光長が他のラン
プよりも短いため、加熱対象である基板9が円形であっ
ても上下2段に格子状に配置されたランプ群から効率よ
く光が照射される。
21にて示す実線の曲線は理想的な相対照度分布および
照度分布を示している。理想的に加熱を行うことができ
るときの光の様々な照射条件が予め実験により得られて
おり、このときの相対照度分布および照度分布をモンテ
カルロ法による照度シミュレーションにより求めたもの
が曲線711,721である。
線は下側リフレクタ122が存在しない熱処理装置にお
いて全ランプを定格点灯した場合(以下、「条件1」と
いう。)の相対照度分布および照度分布を示していお
り、符号713,723にて示す短い破線の曲線は下側
リフレクタ122が存在する熱処理装置1において全ラ
ンプを定格点灯した場合(以下、「条件2」という。)
の相対照度分布および照度分布を示している。
側リフレクタ122が存在しない熱処理装置において理
想的な相対照度分布に近づけるようにランプを点灯した
場合(以下、「条件3」という。)の相対照度分布およ
び照度分布を示していおり、符号715,725にて示
す二点鎖線は下側リフレクタ122が存在する熱処理装
置1において理想的な相対照度分布に近づけるようにラ
ンプを点灯した場合(以下、「条件4」という。)の相
対照度分布および照度分布を示している。なお、曲線7
14,715,724,725ではピークが補助リング
31の外側に位置する。
414並びにランプ421〜424に与えられる電力の
定格電力に対する割合(定格比)を表1に示す。
713(条件2)とを対比すると、曲線712では補助
リング31において相対照度が外側に向かって低下して
いるが、曲線713では相対照度の低下が抑制されてい
ることが分かる。すなわち、下側リフレクタ122を設
けることにより全ランプを定格電力にて点灯したときの
補助リング31の加熱能力が向上される。
に近づけるように小グループのランプに電力配分を行う
とき、下側リフレクタ122が存在しない場合(条件
3)はおよそ基板9に対向するランプ411〜413並
びにランプ421〜423の定格比が0〜25%になる
が、下側リフレクタ122が存在する場合(条件4)は
これらのランプの定格比を20〜60%とすることがで
きる。なお、条件3および4において補助リング31に
およそ対向するランプ414,424の定格比は100
%とされる。
に、下側リフレクタ122が存在しない場合に相対照度
分布を理想的な状態へと近づけると、基板9への照度が
理想的な照度(曲線721)の40%程度に低下してし
まう。したがって、このような照射では基板9を適切に
加熱することが不可能となってしまう。一方、曲線72
5(条件4)に示すように下側リフレクタ122を設け
ることにより、基板9への照度が理想的な照度の65%
程度に大幅に改善される。その結果、歩留まりを低下さ
せることなく基板9に対するRTPを実現することがで
きる。
い条件3のように複数のランプに与えられる電力の定格
比が大きく異なると、ランプ間での応答速度や色温度に
差が生じたり、ランプ寿命に差が生じてしまうという問
題が生じる。したがって、下側リフレクタ122を設け
ることにより、これらの問題の発生も抑制することが実
現される。
レクタ122を設けることにより、基板9上の相対照度
分布および照度分布を適切なものとすることができ、か
つ、各ランプ間の点灯状態の相違を抑えることが実現さ
れる。
ついて説明する。既述のように、下側リフレクタ122
は主として反射光を補助リング31に照射することを目
的として設けられる。一方、下側リフレクタ122が存
在する分だけ、上段ランプ群41の発光長を短くする必
要がある。したがって、下側リフレクタ122は図2に
示す断面において、およそ補助リング31が存在する領
域の上方から外側に存在することが好ましい。
に導かれると仮定した場合、下側リフレクタ122にて
反射された光はライン状の領域に照射されることとな
る。図7は下側リフレクタ122の下方に存在する1つ
のランプ420からの反射光が基板9および補助リング
31に照射される領域91(太線にて図示)を例示する
図である。図7に示すようにX方向に関して基板9の外
周の真上にランプ420が存在すると仮定した場合、ラ
ンプ420の端部側から出射されて反射された光は補助
リング31の外側へと導かれる。そして、基板9および
補助リング31が回転することから、ランプ420から
の反射光は補助リング31の任意の領域に照射されるこ
ととなる。
この距離における平均的な照射エネルギー(すなわち、
同心円状の領域に対する照射エネルギーを面積で除した
値)との関係を考えた場合、平均的な照射エネルギーは
中心軸1aと領域91の中心との距離91Lよりも若干
長い距離で最大となる。したがって、僅かに基板9に反
射光が照射されるように下側リフレクタ122が中心軸
1a側に広がっていても、実質的に下側リフレクタ12
2からの光は補助リング31に照射されることとなる。
ング31に反射光を照射するために設けられるが、反射
光が基板9に完全に照射されないように下側リフレクタ
122が設計される必要はない。下側リフレクタ122
からの反射光がおよそ真下に導かれる場合、一般的に
は、下側リフレクタ122は、下段ランプ群42におい
て基板9の主面に垂直な方向に関して基板9の外周と対
向するランプ群(図2の例では符号421,422,4
23bを付すランプ)のうち最も外側に位置するランプ
(ランプ423b)からの光を反射するように設計され
てよい。もちろん、図2に例示するようにランプ423
bよりも外側のランプからの光を反射するように下側リ
フレクタ122が設けられてもよい。これにより、上段
ランプ群41からの光の照射を下側リフレクタ122が
妨げてしまうことを抑えつつ基板9の温度均一性を向上
することが実現される。
明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく様々な変形が可能である。
板等)に対する加熱に熱処理装置1が使用されてもよ
い。
ランプは直交するのではなく、所定の角度にて交差して
もよい。補助リング31も基板9の外周を取り巻くので
あれば、複数の部材により構成されてよい。
る熱処理装置1について説明したが、補助リング31を
有しない熱処理装置1についても下側リフレクタ122
を利用することができる。この場合、下側リフレクタ1
22により基板9の外周部を効率よく加熱することが実
現され、基板9の温度均一性を向上することができる。
群41の発光長を妨げることに鑑みて、補助リング31
が存在しない場合も下段ランプ群42において基板9の
主面に垂直な方向に関して基板9の外周と対向するラン
プ群のうち最も外側に位置するランプまたはこのランプ
よりも外側のランプからの光を反射するように下側リフ
レクタ122が設計されることが好ましい。
板9の回転は必要に応じて行われるのみでよい。
タ122の凹面の断面形状は放物線や楕円以外の形状が
利用されてもよい。また、下側リフレクタ122は下段
ランプ群42の両端領域からの光を反射する2つの反射
領域を有する1つの面(例えば、中心軸1aから離れた
位置でつながっている2つのリフレクタ)として設けら
れてもよい。
処理装置1全体が傾けられてもよい。さらに、全体構成
の上下関係が反転され、基板9の下面側に両ランプ群4
1,42が配置されてもよい。
灯制御はランプ毎に個別に行われてもよい。ランプ制御
部6が、下段ランプ群42の配列方向に関して両端側の
領域のそれぞれに存在するランプ(両端側の全てのラン
プである必要はない。)に供給される電力を他の領域に
存在するランプから独立して制御することにより、補助
リング31を効率よく加熱することができ、基板9の温
度均一性の向上が実現される。
を向上することができ、請求項2、4および5の発明で
は、基板の温度均一性をさらに向上することができる。
からの光の基板への照射を第2反射面が妨げてしまうこ
とを抑えることができる。
る。
す図である。
である。
ングに照射される領域を例示する図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基板に光を照射して加熱を伴う処理を行
う熱処理装置であって、 処理される基板の主面に対向する第1反射面と、 前記第1反射面に沿ってそれぞれが所定方向を向くよう
に配列された棒状の第1ランプ群と、 前記第1ランプ群と前記主面との間において前記所定方
向とは異なる方向を向くように配列された棒状の第2ラ
ンプ群と、 前記第1ランプ群と前記第2ランプ群との間において、
前記第2ランプ群のうち配列方向に関して両端側の領域
に存在するランプからの光を反射する第2反射面と、を
備えることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の熱処理装置であって、 基板の外周に沿って前記外周から外側に広がる補助リン
グをさらに備えることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の熱処理装置で
あって、 前記第2反射面が、前記第2ランプ群において前記主面
に垂直な方向に関して基板の外周と対向するランプ群の
うち最も外側に位置するランプまたは当該ランプよりも
外側に位置するランプからの光を反射することを特徴と
する熱処理装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱
処理装置であって、 基板を前記第1反射面と対向させつつ回転させる回転機
構をさらに備えることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱
処理装置であって、 前記両端側の領域のそれぞれに存在するランプに供給さ
れる電力を他の領域に存在するランプから独立して制御
する制御部をさらに備えることを特徴とする熱処理装
置。
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Publications (2)
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2002
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