JP2003233548A - ネットワークシステムおよび代理型ファイルアップロード方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データのアップロードにおいて、スケーラビ
リティの確保およびセキュリティの向上を実現可能なネ
ットワークシステムを得ること。 【解決手段】 本発明のネットワークシステムは、ネッ
トワークスイッチ２が、トラフィック（通信）の識別情
報に基づいてアップロードトラフィックを検出するトラ
フィック監視部２２と、前記アップロードトラフィック
を前記代理サーバに切り替えるトラフィックスイッチン
グ部２３と、を備え、代理サーバが、前記アップロード
トラフィックから転送先のコンピュータの情報を抽出す
るトラフィック解析部３３と、転送先のコンピュータに
成り代わり転送元のコンピュータから送られてくるファ
イルを受信する代理受信部３１と、前記受信したファイ
ルを転送元のコンピュータに成り代わって転送先のコン
ピュータに送信する代理転送部３４と、を備える構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを構
成するコンピュータ間において、代理転送によるアップ
ロードを実現するためのネットワークシステム、および
代理型ファイルアップロード方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】以下、従来のネットワークシステムにつ
いて説明する。従来のネットワークシステムとしては、
たとえば、特開平１０−３１２３５１号公報に記載され
たデータ通信システムがある。図３は、上記公報記載の
ネットワークシステムの構成を示す図である。

【０００３】図３において、１０１はクライアントであ
り、１０２はサーバであり、１０３は代行サーバであ
り、１０４，１０５は通信路であり、１１１はアプリケ
ーション部であり、１１２はアクセス制御部であり、１
２１，１２６はインタフェース部であり、１２２は要求
受付部であり、１２３はデータ転送部であり、１２４は
記憶装置部であり、１２５はネットワークアクセス部で
ある。

【０００４】従来のシステムでは、たとえば、クライア
ント１０１とサーバ１０２との間に代行サーバ１０３を
設け、代行サーバ１０３が、クライアント１０１から送
られてくるデータ取得要求を解釈し、その要求を満たす
最適なサーバ１０２を選択し、選択されたサーバ１０２
から要求データを取得して記憶する。そして、クライア
ント１０１から送られてくるデータ転送要求に応答し
て、先に記憶しておいた要求データをクライアント１０
１に転送する。

【０００５】クライアント１０１では、代行サーバ１０
３に対してデータ取得要求を送る場合と、代行サーバ１
０３に対してデータ転送要求を送って要求データを取得
する場合に、代行サーバ１０３との通信路１０４を接続
する。なお、サーバ１０２が要求データを準備し、当該
要求データを代行サーバ１０３に対して送信している期
間については、クライアント１０１と代行サーバ１０３
との間の通信路１０４は切断されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のネットワークシステムにおいては、以下に示す問
題があった。

【０００７】たとえば、上記従来例のクライアントとサ
ーバの関係をアップロードに適応した場合、サーバ（送
信元）とクライアント（受信先）は、ともに代理サーバ
の存在を知る必要がある。この場合、サーバおよびクラ
イアント間でのファイル転送ではなく、サーバおよび代
理サーバ間と代理サーバおよびクライアント間のファイ
ル転送となる。

【０００８】このように、従来のネットワークシステム
では、サーバとクライアントがともに代理サーバを意識
して、特別なオペレーションでファイルのアップロード
を行うため、汎用性が低く、スケーラビリティの確保が
困難となる、という問題があった。また、認証情報など
を代理サーバに登録しておく必要があるため、すなわ
ち、サーバおよび代理サーバ間，代理サーバおよびクラ
イアント間、でそれぞれ認証を行う必要があるため、セ
キュリティの向上が困難となる、という問題があった。

【０００９】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、転送元から転送先へのデータのアップロードに関
して、スケーラビリティの確保およびセキュリティの向
上を実現可能なネットワークシステム、および代理型フ
ァイルアップロード方法を得ることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるネットワークシ
ステムにあっては、転送元と転送先のコンピュータ間に
設置されたネットワークスイッチおよび代理サーバを用
いて、代理転送によるアップロードを実現するために、
前記ネットワークスイッチが、トラフィック（通信）を
監視し、事前に登録されたトラフィックを識別するため
の情報に基づいて、アップロードの対象となるトラフィ
ック（アップロードトラフィック）を検出するトラフィ
ック監視手段と、前記検出したアップロードトラフィッ
クを前記代理サーバに切り替えるトラフィックスイッチ
ング手段と、を備え、前記代理サーバが、前記アップロ
ードトラフィックから転送先のコンピュータの情報を抽
出するトラフィック解析手段と、転送先のコンピュータ
に成り代わり転送元のコンピュータから送られてくるフ
ァイルを受信する代理受信手段と、前記受信したファイ
ルを転送元のコンピュータに成り代わって転送先のコン
ピュータに送信する代理送信手段と、を備えることを特
徴とする。

【００１１】つぎの発明にかかるネットワークシステム
において、前記代行サーバは、さらに、代理転送を行う
トラフィックの識別情報とアップロードに関するステー
タスの通知先（複数も可）とを予め関連付けて登録して
おき、代理転送が完了した時点で、登録された通知先に
アップロードに関するステータスを通知するステータス
通知手段、を備えることを特徴とする。

【００１２】つぎの発明にかかる代理型ファイルアップ
ロード方法にあっては、転送元と転送先のコンピュータ
間に設置されたネットワークスイッチおよび代理サーバ
を用いて、代理転送によるアップロードを実現するため
に、前記ネットワークスイッチが、トラフィック（通
信）を監視し、事前に登録されたトラフィックを識別す
るための情報に基づいて、アップロードの対象となるト
ラフィック（アップロードトラフィック）を検出するト
ラフィック監視ステップと、前記検出したアップロード
トラフィックを前記代理サーバに切り替えるトラフィッ
クスイッチングステップと、を含み、前記代理サーバ
が、前記アップロードトラフィックから転送先のコンピ
ュータの情報を抽出するトラフィック解析ステップと、
転送先のコンピュータに成り代わり転送元のコンピュー
タから送られてくるファイルを受信する代理受信ステッ
プと、前記受信したファイルを転送元のコンピュータに
成り代わって転送先のコンピュータに送信する代理送信
ステップと、を含むことを特徴とする。

【００１３】つぎの発明にかかる代理型ファイルアップ
ロード方法において、前記代行サーバは、さらに、代理
転送を行うトラフィックの識別情報とアップロードに関
するステータスの通知先（複数も可）とを予め関連付け
て登録しておき、代理転送が完了した時点で、登録され
た通知先にアップロードに関するステータスを通知する
ステータス通知ステップ、を含むことを特徴とする。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるネットワ
ークシステムおよび代理型ファイルアップロード方法の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。

【００１５】実施の形態１．図１は、本発明にかかるネ
ットワークシステムの実施の形態１の構成を示す図であ
る。図１において、１はファイルのアップロードを実行
する発信元クライアントであり、２はトラフィック（通
信、すなわち、「データの行き来」を示す）を監視する
ネットワークスイッチであり、３は代理アップロードを
実行する代理サーバであり、４は転送先のサーバであ
る。なお、発信元クライアント１，ネットワークスイッ
チ２，代理サーバ３は、ＱｏＳ（Quality of Service）
を保証可能な内部ネットワーク７に配置されている。ま
た、本実施の形態では、ファイルアップロードのプロト
コルの一例として、ＦＴＰ（File Transfer Protocol(R
FC595)）について説明するが、ＦＴＰに依存するもので
はない。ただし、ここでいうトラフィックは、通信回線
上におけるデータの行き来（通信）のことを表し、デー
タ量を示すものではない。

【００１６】また、上記ネットワークスイッチ２におい
て、２１は代理型アップロードを行う場合におけるトラ
フィックの識別情報を格納するための代理転送登録情報
格納部であり、２２は代理転送登録情報格納部２１に登
録されているトラフィックの識別情報を監視するトラフ
ィック監視部であり、２３はトラフィック監視部２２が
代理転送すべきトラフィックを検出した場合にそのトラ
フィックを代理サーバ３に切り替えるトラフィックスイ
ッチング部である。

【００１７】また、上記代理サーバ３において、３１
は、ネットワークスイッチ２から転送されるアップロー
ドデータを受信し、発信元クライアント１側へ適切なレ
スポンスを行う代理受信部であり、３２は受け取ったア
ップロードデータを格納するファイルキャッシング部で
あり、３３は、トラフィックを解析し、発信元クライア
ント１に成り代わって転送先のサーバ４へデータを転送
するときに必要となる情報を抽出するトラフィック解析
部であり、３４はトラフィック解析部３３からの情報に
基づいて転送先のサーバ４に対してファイルキャッシン
グ部３２が格納しているデータを代理転送する代理転送
部である。

【００１８】ここで、上記のようなネットワーク構成に
おいて、発信元クライアント１がサーバ４に対してファ
イルのアップロードを実行する場合の動作について説明
する。

【００１９】まず、発信元クライアント１とサーバ４と
の間には、認証およびアップロード先（ディレクトリ）
指定のために、「control connection」を確立する。こ
こでは、「control connection」を実線４１，４２，４
３で表す。このトラフィックは、通常のトラフィックの
経路と同様に、発信元クライアント１，ネットワークス
イッチ２，外部ネッワーク６，サーバ４の経路で構成さ
れる。

【００２０】上記の手順で「control connection」が完
了した後、発信元クライアント１では、アップロードデ
ータの転送を実施するため、サーバ４との間に「data c
onnection」を確立する。ここでは、アップロードデー
タを転送するための「data connection」を破線５１，
５２，５３，５４で表す。

【００２１】ネットワークスイッチ２では、トラフィッ
ク監視部２２が、代理転送登録情報格納部２１に登録さ
れているトラフィックの識別情報（発信元クライアント
１のＩＰアドレスと「data connection」を識別するた
めのポート番号情報とのペア）と、発信元クライアント
１との間のトラフィック（破線５１）と、を比較し、合
致した場合に、トラフィックスイッチング部２３に対し
てアップロードデータを代理サーバ３へ転送するように
指示する。トラフィックスイッチング部２３では、トラ
フィック監視部２２からの指示に従って、発信元クライ
アント１からのトラフィックを代理サーバ３に切り替え
る（破線５２）。

【００２２】つぎに、代理サーバ３では、トラフィック
解析部３３が、ネットワークスイッチ２から代理サーバ
３へのアップロードのトラフィック（破線５２）を解析
し、代理サーバ３が成り代わるべきサーバ４の情報（Ｉ
Ｐアドレス、ポート番号など）を抽出する。

【００２３】代理受信部３１では、上記抽出された情報
に基づいてサーバ４に成り代わってアップロードデータ
を受信し、そのデータをファイルキャッシング部３２に
格納する。また、代理受信部３１では、アップロードデ
ータの受信にかかわる制御情報（応答信号等）のやり取
り（鎖線６１）を、上記抽出された情報に基づいてサー
バ４に成り代わって行う。このとき、発信元クライアン
ト１，代理サーバ３は、ＱｏＳが保証された内部ネット
ワーク７に存在するため、アップロードデータの転送速
度は保証される。また、発信元クライアント１では、ア
ップロードデータの転送が終了した時点で、回線を切断
することができる。

【００２４】代理転送部３４では、発信元クライアント
１に成り代わってファイルキャッシング部３２に格納さ
れているアップロードデータを読み出し、そのデータ
を、外部ネットワーク６を経由してサーバ４に転送する
（破線５３，５４）。このとき、先にトラフィック解析
部３３で抽出された情報（ＩＰアドレス、ポート番号
等）が「成り代り」に利用される。なお、サーバ４と代
理サーバ３との間の通信に発信元クライアント１は関係
しない。

【００２５】このように、本実施の形態においては、ク
ライアントおよびサーバがともに代理サーバを意識する
ことなく、通常のオペレーションで、ファイルのアップ
ロードを実施できる。なお、認証，コマンドＩ／Ｆなど
の通常のオペレーションは、代理サーバを経由すること
なく行われる。

【００２６】また、本実施の形態では、ファイルのアッ
プロードが開始されると、ネットワークスイッチがアッ
プロードのトラフィックを代理サーバに切り替え、Ｑｏ
Ｓを保証可能な内部ネットワーク内の代理サーバが転送
先のサーバに成り代わってアップロードデータを受信す
る。そして、この代理サーバが、アップロード先のサー
バに対して、発信元クライアントに成り代わって、受信
したデータのアップロードを行う。これにより、ネット
ワークの状況，アップロード先の状況に依存することな
く、アップロードの通信速度を保証することができる。

【００２７】また、本実施の形態では、クライアントと
サーバが、ともに代理サーバを意識することなく、通常
のオペレーションで、ファイルのアップロードを行うた
め、クライアントとサーバに特殊な機構を装備する必要
がなく、汎用性の高いシステムを構築できる。また、同
様の理由で、スケーラビリティを確保することもでき
る。

【００２８】また、本実施の形態では、認証等の処理
を、代理サーバを経由することなく、クライアントとサ
ーバとの間で直接行うこととしたため、事前に代理サー
バにそれらの情報を登録しておく従来方式と比較して、
セキュリティ面を大幅に向上させることができる。

【００２９】実施の形態２．図２は、本発明にかかるネ
ットワークシステムの実施の形態２の構成を示す図であ
る。図２において、３ａは実施の形態２の代理サーバで
あり、５は通知先クライアントである。本実施の形態で
は、転送完了後に発信元クライアント１以外の通知先ク
ライアント５に対してステータスを通知する。この通知
先クライアント５は、外部ネットワーク６を介して接続
されている。なお、前述の実施の形態１と同様の構成に
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。

【００３０】また、代理サーバ３ａにおいて、３６は転
送が完了したときに転送ステータスの通知先を格納する
ための代理アップロードステータス通知先格納部であ
り、３５は、代理転送の完了を検出し、そのときのステ
ータスを代理アップロードステータス通知先格納部３６
に登録されている通知先に送信するステータス通知部で
ある。

【００３１】ここで、実施の形態２の動作について説明
する。なお、ここでは、前述の実施の形態１と異なる動
作についてのみ説明する。

【００３２】代理サーバ３ａからサーバ４への代理転送
が終了した時点で、ステータス通知部３５では、代理ア
ップロードステータス通知先格納部３６に格納された通
知先に、アップロードに関するステータスを通知する
（鎖線６２）。なお、代理アップロードステータス通知
先格納部３６には、代理転送登録情報格納部２１に格納
されているトラフィックの識別子に関連付けられた「通
知先Ｅ−Ｍａｉｌアドレスおよび通知条件」が格納され
ている。具体的にいうと、たとえば、「通知先クライア
ント５のＥ−Ｍａｉｌアドレス／転送成功時のみ」とい
う情報が格納されている。

【００３３】このように、本実施の形態では、代理サー
バから転送先のサーバへのアップロードが成功した場
合、アップロード成功の通知が、発信元クライアントと
通知先クライアント（複数可）の両方に通知される。一
方、アップロードが何らかの理由で失敗した場合には、
その通知が発信元クライアントだけに通知される。すな
わち、転送ステータスの内容に応じて通知先を登録す
る。これにより、複数のコンピュータがアップロードデ
ータを利用するようなシステム、たとえば、データベー
スのリプリケーションなどのシステム、に容易に対応す
ることができる。

【００３４】

【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、クライアントおよびサーバがともに代理サーバを意
識することなく、通常のオペレーションで、ファイルの
アップロードを実施する構成とした。これにより、スケ
ーラビリティを確保することが可能なネットワークシス
テムを得ることができる、という効果を奏する。また、
認証等の処理を、代理サーバを経由することなく、クラ
イアントとサーバとの間で直接行う構成とした。これに
より、事前に代理サーバにそれらの情報を登録しておく
従来方式と比較して、セキュリティ面を大幅に向上させ
ることが可能なネットワークシステムを得ることができ
る、という効果を奏する。

【００３５】つぎの発明によれば、アップロード成功の
通知が発信元クライアントと通知先クライアント（複数
可）の両方に通知される。一方、アップロードが何らか
の理由で失敗した場合には、その通知が発信元クライア
ントだけに通知される。これにより、複数のコンピュー
タがアップロードデータを利用するようなシステムに容
易に対応することが可能なネットワークシステムを得る
ことができる、という効果を奏する。

【００３６】つぎの発明によれば、クライアントおよび
サーバがともに代理サーバを意識することなく、通常の
オペレーションで、ファイルのアップロードを実施する
こととした。これにより、スケーラビリティを確保する
ことができる、という効果を奏する。また、認証等の処
理を、代理サーバを経由することなく、クライアントと
サーバとの間で直接行うこととした。これにより、事前
に代理サーバにそれらの情報を登録しておく従来方式と
比較して、セキュリティ面を大幅に向上させることがで
きる、という効果を奏する。

【００３７】つぎの発明によれば、アップロード成功の
通知が発信元クライアントと通知先クライアント（複数
可）の両方に通知される。一方、アップロードが何らか
の理由で失敗した場合には、その通知が発信元クライア
ントだけに通知される。これにより、複数のコンピュー
タがアップロードデータを利用するようなシステムに容
易に対応することができる、という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明にかかるネットワークシステムの実施
の形態１の構成を示す図である。

【図２】 本発明にかかるネットワークシステムの実施
の形態２の構成を示す図である。

【図３】 従来のネットワークシステムの構成を示す図
である。

【符号の説明】

１ 発信元クライアント、２ ネットワークスイッチ、
３，３ａ 代理サーバ、４ サーバ、５ 通知先クライ
アント、６ 外部ネットワーク、７ 内部ネットワー
ク、２１ 代理転送登録情報格納部、２２ トラフィッ
ク監視部、２３トラフィックスイッチング部、３１ 代
理受信部、３２ ファイルキャッシング部、３３ トラ
フィック解析部、３４ 代理転送部、３５ ステータス
通知部、３６ 代理アップロードステータス通知先格納
部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 転送元と転送先のコンピュータ間に設置
   されたネットワークスイッチおよび代理サーバを用い
   て、代理転送によるアップロードを実現するネットワー
   クシステムにおいて、 前記ネットワークスイッチが、 トラフィック（通信）を監視し、事前に登録されたトラ
   フィックを識別するための情報に基づいて、アップロー
   ドの対象となるトラフィック（アップロードトラフィッ
   ク）を検出するトラフィック監視手段と、 前記検出したアップロードトラフィックを前記代理サー
   バに切り替えるトラフィックスイッチング手段と、 を備え、 前記代理サーバが、 前記アップロードトラフィックから転送先のコンピュー
   タの情報を抽出するトラフィック解析手段と、 転送先のコンピュータに成り代わり転送元のコンピュー
   タから送られてくるファイルを受信する代理受信手段
   と、 前記受信したファイルを転送元のコンピュータに成り代
   わって転送先のコンピュータに送信する代理送信手段
   と、 を備えることを特徴とするネットワークシステム。
2. 【請求項２】 前記代行サーバは、さらに、 代理転送を行うトラフィックの識別情報とアップロード
   に関するステータスの通知先（複数も可）とを予め関連
   付けて登録しておき、代理転送が完了した時点で、登録
   された通知先にアップロードに関するステータスを通知
   するステータス通知手段、 を備えることを特徴とする請求項１に記載のネットワー
   クシステム。
3. 【請求項３】 転送元と転送先のコンピュータ間に設置
   されたネットワークスイッチおよび代理サーバを用い
   て、代理転送によるアップロードを実現する代理型ファ
   イルアップロード方法にあっては、 前記ネットワークスイッチが、 トラフィック（通信）を監視し、事前に登録されたトラ
   フィックを識別するための情報に基づいて、アップロー
   ドの対象となるトラフィック（アップロードトラフィッ
   ク）を検出するトラフィック監視ステップと、 前記検出したアップロードトラフィックを前記代理サー
   バに切り替えるトラフィックスイッチングステップと、 を含み、 前記代理サーバが、 前記アップロードトラフィックから転送先のコンピュー
   タの情報を抽出するトラフィック解析ステップと、 転送先のコンピュータに成り代わり転送元のコンピュー
   タから送られてくるファイルを受信する代理受信ステッ
   プと、 前記受信したファイルを転送元のコンピュータに成り代
   わって転送先のコンピュータに送信する代理送信ステッ
   プと、 を含むことを特徴とする代理型ファイルアップロード方
   法。
4. 【請求項４】 前記代行サーバは、さらに、 代理転送を行うトラフィックの識別情報とアップロード
   に関するステータスの通知先（複数も可）とを予め関連
   付けて登録しておき、代理転送が完了した時点で、登録
   された通知先にアップロードに関するステータスを通知
   するステータス通知ステップ、 を含むことを特徴とする請求項３に記載の代理型ファイ
   ルアップロード方法。