JP2003233519A - ネットワーク上のファイル資源のためのファイル制御装置 - Google Patents

ネットワーク上のファイル資源のためのファイル制御装置

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JP2003233519A
JP2003233519A JP2002030728A JP2002030728A JP2003233519A JP 2003233519 A JP2003233519 A JP 2003233519A JP 2002030728 A JP2002030728 A JP 2002030728A JP 2002030728 A JP2002030728 A JP 2002030728A JP 2003233519 A JP2003233519 A JP 2003233519A
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Fumiyoshi Karube
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Fujitsu Ltd
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/52Program synchronisation; Mutual exclusion, e.g. by means of semaphores
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムにおいて利用システム
および共用システム上の複数のアプリケーションが同時
にファイルを使用する場合に、排他の漏れを防止する。 【解決手段】 利用システム11、12上のアプリケー
ション21、23または共用システム13上のアプリケ
ーション27が、ファイル資源47に対する排他要求を
行わずにアクセス要求を発行すると、ファイルシステム
28の要求受け付け31は、アクセス要求に応じて、排
他待ち要求32または排他解除要求33を呼び出し、自
動的にファイル資源47の排他制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
共用システムと複数の利用システムから構成されたネッ
トワークシステムにおいて、利用システムおよび共用シ
ステム上の複数のアクセス元が同時にファイル資源を使
用する場合に、ファイル資源に対するアクセス要求を処
理するファイル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークシステムは、複数の共用シ
ステムと複数の利用システムから構成され、これらのシ
ステムは、LAN(Local Area Network)等の通信可能
なネットワーク資源により結合されている。共用システ
ムは、自システム上のファイル等の資源を他のシステム
に公開し、利用システムは、共用システムが公開した資
源を利用して必要な処理を行う。
【0003】各利用システムには、アプリケーションと
クライアントが搭載され、各共用システムには、共有フ
ァイルとサーバが搭載される。アプリケーションは、業
務を行うためにユーザが作成したプログラムであり、ク
ライアントは、アプリケーションが共有ファイルを使用
するために呼び出すプログラムである。また、共有ファ
イルは、共用システムが利用システムに公開しているフ
ァイルであり、サーバは、クライアントが共有ファイル
を使用するために呼び出すプログラムである。
【0004】従来のネットワークシステムでは、複数の
アプリケーションが同じ共有ファイルを使用する場合、
各アプリケーションが排他要求を行った後に、そのファ
イルを参照/更新している。あるアプリケーションによ
るファイルの排他とは、そのアプリケーションがそのフ
ァイルを排他的に使用する権利を意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たネットワークシステムにおいては、複数の利用システ
ムのOS(オペレーティング・システム)が同じとは限
らず、あるシステムにはUNIX(登録商標)が搭載さ
れており、他のシステムにはWINDOWS(登録商
標)が搭載されている場合がある。このようなプラット
フォームの違いにより、UNIX(登録商標)上のアプ
リケーションが排他要求を行うのに対して、WINDO
WS(登録商標)上のアプリケーションが排他要求を行
わないこともあり得る。
【0006】また、同じ利用システム上においても、排
他要求を行うアプリケーションと排他要求を行わないア
プリケーションが混在する場合が考えられ、さらに、共
用システム上にも共有ファイルを使用するアプリケーシ
ョンが搭載される場合がある。このため、以下の条件が
揃った場合にデータ破壊が発生する。 (1)利用システムおよび共用システム上の複数のアプ
リケーションが、同時に1つの共有ファイルに対して更
新処理を実施する。 (2)排他を要求しないアプリケーションが存在する。
【0007】この場合、排他を要求しないアプリケーシ
ョンが存在するために、排他の漏れが発生する。その結
果、2つ以上のアプリケーションに対するデータの重複
書き出しが行われ、意図しないデータが書き出されるた
め、データ破壊が発生する。
【0008】本発明の課題は、ネットワークシステムに
おいて利用システムおよび共用システム上の複数のアプ
リケーションが同時に共有ファイルを使用する場合に、
排他の漏れを防止するファイル制御装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のファイル制御装
置は、ファイル資源に対する排他要求を行う第1のアク
セス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を有する
ネットワークに接続され、インタフェース手段、要求受
け付け手段、登録手段、および制御手段を備え、ファイ
ル資源に対するアクセス要求を処理する。
【0010】インタフェース手段は、ネットワークを介
して、第1のアクセス元からのアクセス要求と第2のア
クセス元からのアクセス要求を受け取り、要求受け付け
手段は、第1のアクセス元からのアクセス要求および第
2のアクセス元からのアクセス要求と、ファイル制御装
置内の第3のアクセス元からのアクセス要求とを受け付
ける。登録手段は、受け付けたアクセス要求を登録す
る。
【0011】そして、制御手段は、第2のアクセス元か
らのアクセス要求に応じて、第1のアクセス元からのア
クセス要求および第3のアクセス元からのアクセス要求
と、第2のアクセス元からのアクセス要求との間におけ
るファイル資源の排他制御を行う。
【0012】第1のアクセス元は、例えば、利用システ
ム上の排他要求を行うアプリケーションに対応し、第2
のアクセス元は、例えば、同じまたは異なる利用システ
ム上の排他要求を行わないアプリケーションに対応す
る。また、第3のアクセス元は、例えば、共用システム
上の排他要求を行うアプリケーションまたは排他要求を
行わないアプリケーションに対応する。ファイル制御装
置は、これらのアクセス元からのアクセス要求を処理す
ることで、ネットワーク上の共有ファイルを実現する。
【0013】ファイル制御装置は、例えば、後述する図
1の結合装置3または図2のファイル装置7に対応す
る。インタフェース手段は、例えば、後述する図3のN
FS(Network File System )サーバ25またはCIF
S(Common Internet File System )サーバ26に対応
する。
【0014】要求受け付け手段は、例えば、図3の要求
受け付け31に対応し、登録手段は、例えば、図3のフ
ァイル操作43、排他待ち44、排他済み45、および
排他ログ46に対応する。また、制御手段は、例えば、
図3の排他待ち要求32、排他解除要求33、環境設定
34、待ち予測35、待ち監視36、待ち確保37、お
よび排他監視38に対応する。
【0015】インタフェース手段は、利用システムから
のアクセス要求をネットワークを介して受け取り、その
アクセス要求を要求受け付け手段に伝える。要求受け付
け手段は、インタフェース手段から渡されたアクセス要
求と、共用システム内で発行されたアクセス要求とを受
け付け、登録手段に登録する。制御手段は、排他要求を
行わない第2のアクセス元からアクセス要求があった場
合でも、自動的にファイル資源の排他制御を行う。
【0016】このようなファイル制御装置を共用システ
ムに設けることで、従来はアプリケーションが主体とな
って行っていた排他制御を、共有ファイルを実現してい
るファイル制御装置が一括して行うことが可能となる。
また、利用システム上のアプリケーションのみならず、
共用システム上のアプリケーションに対しても、排他制
御を一括して行うことができる。
【0017】これにより、排他要求を行わないアプリケ
ーションが共有ファイルを使用する場合でも、そのファ
イルの排他が確実に実施される。したがって、データの
重複書き出しがなくなり、同時書き込みによる共有ファ
イルの破壊が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、共用システ
ムと複数の利用システムを有するネットワークシステム
の構成図である。図1のネットワークシステムは、利用
システム1、2、結合装置3、およびディスク装置4を
含む。利用システム1、2は、LAN5を介して結合装
置3と接続され、ディスク装置4はSAN(Storage Ar
ea Network)6を介して結合装置3と接続されている。
結合装置3、ディスク装置4、およびSAN6は、共用
システムに対応する。
【0019】利用システム1は、UNIX(登録商標)
を搭載しており、利用システム2は、WINDOWS
(登録商標)を搭載している。これらの利用システムは
ともに、排他要求を行うアプリケーションと排他要求を
行わないアプリケーションを有する。図1では2つの利
用システムしか示されていないが、一般には、より多く
の利用システムがLAN5上に存在する。
【0020】ディスク装置4は共有ファイルを格納して
おり、SAN6は、例えば、ファイバーチャネルを用い
た高速な通信ネットワークである。結合装置3は、LA
N5上の利用システム1、2に対して、共有ファイルへ
のアクセスインタフェースを提供する。利用システム
1、2から見れば、結合装置3はNAS(Network Atta
ched Storage)のサーバに対応する。
【0021】図2は、他のネットワークシステムの構成
図である。図2のネットワークシステムにおいて、図1
と同じ符号の要素は図1と同様の機能を有する。この場
合、結合装置3とディスク装置4を備えたファイル装置
7がNASのサーバに対応し、ファイル装置7、ディス
ク装置4およびSAN6が共用システムに対応する。
【0022】図1および図2のネットワークシステムで
は、結合装置3またはファイル装置7がファイル制御装
置として利用され、結合装置3上のファイルシステムが
排他制御を行う。
【0023】通常、利用システム上のアプリケーション
から共有ファイルへのアクセスは、open/clos
e/read/write/rewrite等のファイ
ル操作により実施され、これらのファイル操作のサービ
スは、共用システム上のファイルシステムが提供してい
る。本実施形態では、このファイルシステムの中に、以
下のような、排他制御を実施する処理を追加する。 (1)ユーザにより指定された排他環境(排他制御の動
作環境)の設定を追加する。 (2)open(オープン)/read(リード)/w
rite(ライト)/rewrite(リライト)等の
排他確保が必要な処理に、ファイルシステムに対して排
他確保を要求する処理(排他待ち要求)を追加する。 (3)close等の排他解除が必要な処理に、ファイ
ルシステムに対して排他解除を要求する処理(排他解除
要求)を追加する。 (4)排他中のファイル資源の排他確保を予約する処理
(排他待ち)を追加する。 (5)アプリケーションが排他を保持したまま終了した
場合に対する対処として、排他監視処理および排他解除
処理を追加する。
【0024】なお、排他のタイミングや処理内容につい
ては、排他環境として一括して設定される。このような
処理をファイルシステムに追加することで、アプリケー
ションに代わって、ファイルシステムが排他制御を一括
して行うことが可能となる。したがって、利用システム
1上の排他要求を行うアプリケーションと、利用システ
ム2上の排他要求を行わないアプリケーションと、共用
システム上のアプリケーションから、同じ共有ファイル
に対するアクセス要求があった場合でも、排他を確実に
実施することができる。
【0025】また、同じ利用システム上の排他要求を行
うアプリケーションと排他要求を行わないアプリケーシ
ョンと、共用システム上のアプリケーションから、同じ
共有ファイルに対するアクセス要求があった場合でも、
排他を確実に実施することができる。
【0026】さらに、利用システム1、2上のアプリケ
ーションと、共用システム上の排他要求を行わないアプ
リケーションから、同じ共有ファイルに対するアクセス
要求があった場合でも、排他を確実に実施することがで
きる。
【0027】図3は、共用システム上のファイルシステ
ムが排他制御を行うネットワークシステムの構成図であ
る。図3のネットワークシステムは、利用システム1
1、利用システム12、および共用システム13からな
る。利用システム11は、図1および図2の利用システ
ム1に対応し、利用システム12は、図1および図2の
利用システム2に対応し、共用システム13は、図1の
結合装置3または図2のファイル装置7と、ディスク装
置4およびSAN6の組み合わせに対応する。
【0028】利用システム11は、アプリケーション2
1とNFSクライアント22を搭載し、利用システム1
2は、アプリケーション23とCIFSクライアント2
4を搭載する。アプリケーション21は、NFSクライ
アント22に対して、ファイルへのアクセスを要求し、
アプリケーション23は、CIFSクライアント24に
対して、ファイルへのアクセスを要求する。
【0029】共用システム13は、NFSサーバ25、
CIFSサーバ26、アプリケーション27、ファイル
システム28、動作環境42、ファイル操作43、排他
待ち44、排他済み45、排他ログ46、およびファイ
ル資源47を含む。このうち、NFSサーバ25、CI
FSサーバ26、アプリケーション27、ファイルシス
テム28、動作環境42、ファイル操作43、排他待ち
44、排他済み45、および排他ログ46は、図1およ
び図2の結合装置3に搭載され、ファイル資源47はデ
ィスク装置4内の共有ファイルに対応する。
【0030】NFSサーバ25は、NFSクライアント
22からのアクセス要求を受け付け、CIFSサーバ2
6は、CIFSクライアント24からのアクセス要求を
受け付ける。NFSサーバ25およびCIFSサーバ2
6は、ファイルシステム28を利用するアプリケーショ
ンとして動作し、アプリケーション21および23から
発行されたアクセス要求をファイルシステム28に伝え
る機能を有する。この機能は、例えば、異なるシステム
間の通信手順を提供するパイプにより実現される。
【0031】アプリケーション27は、ファイルシステ
ム28に対してファイルへのアクセスを要求し、ファイ
ルのデータを利用してアプリケーション21、23等に
所定のサービスを提供する。このアプリケーション27
は、排他要求を行うアプリケーションである場合と、排
他要求を行わないアプリケーションである場合とがあ
る。
【0032】ファイルシステム28は、アプリケーショ
ン21、23、27がハードディスク上の非連続な複数
のブロックを1つのファイルとして利用可能とするため
のサービスを提供し、NFSサーバ25、CIFSサー
バ26、およびアプリケーション27からのアクセス要
求に基いて、ファイル資源47にアクセスする。
【0033】ファイルシステム28は、要求受け付け3
1、排他待ち要求32、排他解除要求33、環境設定3
4、待ち予測35、待ち監視36、待ち確保37、排他
監視38、排他解除39、排他確保40、および装置ア
クセス41の各プログラムを含み、動作環境42、ファ
イル操作43、排他待ち44、排他済み45、および排
他ログ46の各データを参照/更新しながら、排他制御
を行う。
【0034】このとき、要求受け付け31は、必要に応
じて、排他待ち要求32、排他解除要求33、および装
置アクセス41を呼び出す。排他待ち要求32は、排他
状況の確認や排他要求等の処理を行い、排他解除要求3
3は、排他の解除や排他待ちの開放等の処理を行う。装
置アクセス41は、アクセス要求に基いてファイル資源
47にアクセスする。
【0035】このようなシステムによれば、ファイル操
作を行うファイルシステム28により、排他制御が一括
して行われる。このため、アプリケーションの誤り(排
他を取得しない、誤った排他を取得する等)により発生
していた、データの重複書き出しがなくなり、同時書き
込みによるファイルの破壊が防止される。
【0036】次に、図4から図6までを参照しながら、
図3の共用システムの動作環境42に登録されるデータ
について説明する。動作環境42には、ユーザにより以
下のようなパラメタが設定される。 (a)排他範囲(排他を実施する範囲) (b)排他のタイミング(open/close等のフ
ァイル操作において排他を実施するタイミング) (c)排他の競合(既に確保されている排他と新たに要
求される排他の競合関係) (d)排他エラー処理方法(エラーが発生した場合のア
プリケーションへの通知方法) (e)許容排他保持時間(長時間保持されている排他を
自動的に解除するための制限時間) (f)許容排他待ち時間(長時間の排他待ちを自動的に
解除するための制限時間) (g)許容排他待ち予測時間(長時間の排他待ちが予測
される場合にエラー処理を行うための制限時間) このうち、(a)の排他範囲の指定方法としては、例え
ば、以下のようなものが考えられる。 (1)ファイルシステムのサービス範囲を一括して指定
する。 (2)ファイル単位に排他を指定する。
【0037】−ファイルの作成時に指定 −ファイルの存在するディレクトリ毎に指定 −ファイル拡張子を指定(*.txt,*.doc,
*.exe等) −ファイル名の総称を指定(AB*,A*B,*AB等
のワイルドカードを使用する) −ファイル名の範囲を指定(aaa−ccc等) −ファイル名の否定を指定(¬aaa等) −上記の指定方法の組み合わせ (b)の排他のタイミングについては、システムが無条
件に決定することも考えられる。しかし、本実施形態で
は、図4に示すように、ユーザが、ファイルのopen
/close時またはread/write時のいずれ
か、またはそれらの組み合わせを、排他のタイミングと
して設定する。この場合、ユーザは、ファイル操作の命
令およびモードの組み合わせ毎に、排他確保および排他
解除の有無を指定することで、環境設定を行う。
【0038】(c)の排他の競合には、既に排他が確保
されたファイル資源に対してアクセス要求が行われた場
合に、どのような排他制御を行うかが設定される。この
パラメタについても、システムが無条件に設定すること
が考えられるが、本実施形態では、図5に示すように、
ユーザがどのような排他制御を行うかを設定することが
できる。この場合、ユーザは、要求する排他(read
またはwrite)と既に確保されている排他(rea
dまたはwrite)の組み合わせ毎に、正常または異
常を指定することで、環境設定を行う。
【0039】例えば、既に確保されている排他がrea
dであり、要求する排他もreadであれば、読み込み
競合が発生するが、この競合を許す場合には正常が設定
される。これに対して、読み込み競合を許さない場合に
は、異常が設定される。正常が設定されると、排他待ち
は行われず、異常が設定されると、エラー処理および排
他待ちが行われる。
【0040】(d)の排他エラー処理方法には、本実施
形態のように、アプリケーション以外のプログラムによ
り排他制御を実現した場合(アプリケーションが排他要
求を行わない場合)に、排他エラー、排他待ち、および
排他確保をどのように処理するかが設定される。
【0041】このパラメタは、正常に排他が確保された
場合以外は、アプリケーションにどのようにしてエラー
を通知するかを表すため、無条件にエラーを通知するこ
とも考えられる。しかし、本実施形態では、図6に示す
ように、ユーザが、エラーの通知方法や通知コードを設
定することができる。この場合、ユーザは、排他の状況
に応じて、エラーの通知方法や通知コードを指定するこ
とで、環境設定を行う。
【0042】なお、アプリケーションが排他要求を行う
場合は、排他方法等をアプリケーションが指定するの
で、指定された排他の結果がアプリケーションに通知さ
れる。(e)の許容排他保持時間には、排他保持時間の
許容値(一定時間)が設定される。利用システムと共用
システムがネットワークで接続されているため、クライ
アントとサーバのいずれか一方がダウンした場合、他方
に通知ができなくなる。この場合、排他を確保したまま
にしておくと、ダウンしたシステムを再起動しなければ
排他が解除されない。また、共用システム上のアプリケ
ーションが異常終了した場合、排他を確保したままにし
ておくと、アプリケーションを再起動しなければ排他が
解除されない。そこで、許容排他保持時間を経過して
も、排他を取得した要求元からファイル操作要求がない
場合には、強制的に排他を解除する処理を行う。
【0043】(f)の許容排他待ち時間には、排他待ち
時間の許容値(一定時間)が設定される。排他による待
ち時間が一定時間以上経過するとアプリケーションのサ
ービスに影響が出るため、許容排他待ち時間以上の待ち
が発生した場合は、排他エラーとする。
【0044】(g)の許容排他待ち予測時間には、排他
待ち予測時間の許容値(一定時間)が設定される。一定
時間以上の待ちが発生すると予測される場合、アプリケ
ーションのサービスに影響が出ることが予想される。そ
こで、許容排他待ち予測時間以上の待ちが予測される場
合は、排他エラーとする。
【0045】ユーザは、このような動作環境42のパラ
メタを指定することで、排他制御をカスタマイズするこ
とが可能となる。次に、ファイル操作43、排他待ち4
4、排他済み45、および排他ログ46に登録されるデ
ータについて説明する。これらのデータは、例えば、テ
ーブル形式でメモリに格納される。
【0046】ファイル操作43には、処理対象のファイ
ル単位に、以下のような情報が保持される。 ・ファイルハンドル(ファイルを特定するための識別情
報であり、open時に返却される。) ・プロセスID(アプリケーションまたはプロセスを特
定するための識別情報) ・最終ファイル操作種別(open,close,re
ad,write等) ・最終ファイル操作パラメタ(最終ファイル操作のパラ
メタ) ・最終ファイル操作時刻(年、月、日、時、分、秒、1
/1000秒) 排他待ち44には、排他待ち単位に、以下のような情報
が保持される。 ・ファイルハンドル ・プロセスID(排他待ちのアプリケーションまたはプ
ロセスを特定するための識別情報) ・排他依頼時刻(年、月、日、時、分、秒、1/100
0秒) ・排他種別(読み込み排他/書き込み排他およびユーザ
排他/システム排他) ・排他範囲(ファイル指定およびファイル内の排他範囲
(先頭/最終オフセット)) ユーザ排他は、ユーザが指定したファイル資源について
排他を実施することを表し、システム排他は、ファイル
システムを利用するすべてのユーザに対して強制的に排
他を実施することを表す。
【0047】排他済み45には、排他単位に、以下のよ
うな情報が保持される。 ・ファイルハンドル ・プロセスID(排他を確保したアプリケーションまた
はプロセスを特定するための識別情報) ・排他依頼時刻 ・排他確保時刻(年、月、日、時、分、秒、1/100
0秒) ・排他種別 ・排他範囲 ・排他待ち(排他待ち44の該当エントリへのポイン
タ) 排他ログ46は、排他依頼時、排他が確保された時、お
よび排他が解除された時に取得され、以下のような情報
を保持する。 ・ファイルハンドル ・プロセスID(排他を確保したアプリケーションまた
はプロセスを特定するための識別情報) ・排他依頼時刻 ・排他確保時刻 ・排他種別 ・排他範囲 ・排他解除時刻(年、月、日、時、分、秒、1/100
0秒) ・排他解除理由(ユーザによる指示、一定時間経過後の
強制解除) 次に、図7から図20までを参照しながら、図3のネッ
トワークシステムにおける排他制御処理について、より
詳細に説明する。
【0048】図7は、利用システム11、12、または
共用システム13上の排他要求を行うアプリケーション
の処理のフローチャートである。このアプリケーション
は、まず、クライアント22、24またはファイルシス
テム28に対して、アクセス対象のファイルの排他確保
要求を発行し(ステップST1)、open要求を発行
する(ステップST2)。次に、ファイルの内容にアク
セスするための処理要求(read要求、write要
求、rewrite要求等)を発行する(ステップST
3)。そして、close要求を発行し(ステップST
4)、排他解除要求を発行する(ステップST5)。発
行された要求は、ファイルシステム28の要求受け付け
31に渡される。
【0049】図8は、利用システム11、12、または
共用システム13上の排他要求を行わないアプリケーシ
ョンの処理のフローチャートである。図8のステップS
T11〜ST13の処理は、図7のステップST2〜S
T4の処理と同様である。このアプリケーションは、図
7のアプリケーションとは異なり、排他確保要求や排他
解除要求を発行しない。
【0050】図9は、要求受け付け31の処理のフロー
チャートである。要求受け付け31は、まず、アプリケ
ーションから依頼されたファイル操作の情報を、ファイ
ル操作43に登録する(ステップST21)。
【0051】そして、アプリケーションからの要求の種
別に応じて処理を振り分け(ステップST22)、op
en(ステップST23)、close(ステップST
24)、read(ステップST25)、write
(ステップST26)、rewrite(ステップST
27)、排他確保(ステップST28)、排他解除(ス
テップST29)、またはその他(ステップST30)
の処理を行う。
【0052】図10は、図9のステップST28で行わ
れる排他確保処理のフローチャートである。要求受け付
け31は、まず、動作環境42の排他範囲を参照して、
排他すべきか否かを判定する(ステップST31)。排
他すべきであれば、排他待ち要求32を呼び出し(ステ
ップST32)、排他する必要がなければ、そのまま処
理を終了する。
【0053】図11は、図9のステップST29で行わ
れる排他解除処理のフローチャートである。この処理で
は、要求受け付け31は、排他解除要求33を呼び出す
(ステップST41)。
【0054】図9に示した処理のうち、open、re
ad、write、rewriteについては、ほぼ同
様の排他制御が行われるため、例としてopenの処理
を説明する。
【0055】図12は、図9のステップST23で行わ
れるopen処理のフローチャートである。要求受け付
け31は、まず、動作環境42の排他範囲および排他の
タイミングを参照して、排他すべきか否かを判定する
(ステップS11)。排他すべきであれば、動作環境4
2の排他のタイミングおよび排他の競合を参照して、排
他待ち要求32を呼び出し(ステップS12)、排他が
確保されれば、ファイルのオープン処理を行う(ステッ
プS13)。また、排他する必要がなければ、直ちにス
テップS13の処理を行う。
【0056】次に、排他のタイミングを参照して、排他
解除が必要か否かを判定し(ステップS14)、排他解
除が必要であれば、排他解除要求33を呼び出して(ス
テップS15)、処理を終了する。また、排他解除が必
要でなければ、そのまま処理を終了する。
【0057】図13は、図9のステップST24で行わ
れるclose処理のフローチャートである。要求受け
付け31は、まず、ファイルのクローズ処理を行う(ス
テップS21)。次に、動作環境42の排他のタイミン
グを参照して、排他解除が必要か否かを判定し(ステッ
プS22)、排他解除が必要であれば、排他解除要求3
3を呼び出して(ステップS23)、処理を終了する。
また、排他解除が必要でなければ、そのまま処理を終了
する。
【0058】図12のステップS13および図13のス
テップS21において、要求受け付け31は、装置アク
セス41を呼び出し、呼び出された装置アクセス41
が、ファイル資源47にアクセスする。
【0059】図14は、図10のステップST32およ
び図12のステップS12で呼び出された排他待ち要求
32の処理のフローチャートである。排他待ち要求32
は、まず、排他済み45を参照して、要求されたファイ
ルが既に排他中か否かをチェックする(ステップS3
1)。そのファイルが排他中であれば、次に、動作環境
42の排他エラー処理方法を参照して、排他待ちを行っ
ても良いかどうかを判定する(ステップS32)。そし
て、排他待ちを行っても良ければ、待ち予測35を呼び
出す(ステップS33)。呼び出された待ち予測35
は、図15に示すような処理を行う。
【0060】待ち予測35は、まず、排他ログ46を参
照して、過去および現在に同様の排他があるかどうかを
チェックする(ステップS41)。同様の排他とは、例
えば、同じファイルハンドルを有する排他情報に対応す
る。
【0061】排他ログ46に同様の排他が記録されてい
れば、次に、その排他の状況を算出する(ステップS4
2)。ここでは、例えば、記録された複数の排他の排他
保持時間の合計を、排他の数(回数)で割り算すること
により、排他保持時間の平均値が算出される。排他保持
時間は、排他ログ46に保持された排他確保時刻と排他
解除時刻の差として求めることができる。
【0062】次に、現在の排他待ちの状況から、待ち時
間を予測する(ステップS43)。ここでは、算出され
た排他保持時間の平均値に、現在の排他待ちの数を掛け
算することにより、予測時間が算出される。そして、算
出された時間を排他待ち予測時間として設定する(ステ
ップS44)。
【0063】ステップS41において、排他ログ46に
同様の排他が記録されていなければ、待ち時間は予測不
可能と判断して、排他待ち予測時間に0を設定する(ス
テップS45)。
【0064】待ち予測が終了すると、排他待ち要求32
は、設定された排他待ち予測時間を動作環境42の許容
排他待ち予測時間と比較する(図14のステップS3
4)。設定された排他待ち予測時間が許容排他待ち予測
時間より短ければ、排他待ち44に排他情報を登録し
(ステップS35)、排他済み45に排他待ちありの表
示を設定する(ステップS36)。ここでは、排他待ち
44に登録された情報へのポインタが、排他待ちありの
表示として設定される。
【0065】ステップS32において排他待ちができな
い場合、および、ステップS34において排他待ち予測
時間が許容排他待ち予測時間以上の場合は、動作環境4
2の排他エラー処理方法を参照して、要求元に排他確保
エラーを通知する(ステップS37)。
【0066】また、ステップS31において、要求され
たファイルが排他中でなければ、動作環境42の排他の
タイミングを参照して、排他確保40を呼び出す(ステ
ップS38)。呼び出された排他確保40は、要求され
たファイルの排他を確保する。
【0067】そして、排他待ち要求32は、排他済み4
5に排他情報を登録し(ステップS39)、動作環境4
2の排他エラー処理方法を参照して、要求元に排他完了
を通知する(ステップS40)。
【0068】図16は、待ち監視36の処理のフローチ
ャートである。待ち監視36は、まず、動作環境42の
許容排他待ち時間以上の時間が経過した排他情報が、排
他待ち44にあるかどうかをチェックする(ステップS
51)。そのような排他情報があれば、排他済み45か
ら排他待ちありの表示を削除し(ステップS52)、排
他待ち44から排他情報を削除する(ステップS5
3)。
【0069】次に、動作環境42の排他エラー処理方法
を参照して、要求元に排他確保エラーを通知し(ステッ
プS54)、ステップS51以降の処理を繰り返す。そ
して、ステップS51において、許容排他待ち時間以上
の時間が経過した排他情報がなくなれば、次の待ち監視
36の処理の起動を予約して(ステップS55)、処理
を終了する。
【0070】図17は、図11のステップST41、図
12のステップS15、および図13のステップS23
で呼び出された排他解除要求33の処理のフローチャー
トである。排他解除要求33は、まず、排他解除39を
呼び出す(ステップS61)。呼び出された排他解除3
9は、要求されたファイルの排他を解除する。
【0071】次に、排他解除要求33は、排他済み45
に排他待ちありの表示があるかどうかをチェックする
(ステップS62)。排他待ちありの表示があれば、排
他済み45から排他情報を削除し(ステップS63)、
動作環境42の排他のタイミングを参照して、待ち確保
37を呼び出す(ステップS64)。
【0072】これにより、削除された排他情報のポイン
タが指す排他待ち44の排他情報に対して、待ち確保3
7により排他が確保される。言い換えれば、ファイルの
排他解除を待っていた他の要求に対して、新たにそのフ
ァイルの排他が確保される。
【0073】ステップS62において、排他済み45に
排他待ちありの表示がなければ、排他解除要求33は、
排他済み45から排他情報を削除して(ステップS6
5)、処理を終了する。
【0074】図18は、図17のステップS64におい
て呼び出された待ち確保37の処理のフローチャートで
ある。待ち確保37は、まず、排他確保40を呼び出す
(ステップS71)。呼び出された排他確保40は、要
求されたファイルの排他を確保する。
【0075】次に、待ち確保37は、排他待ち44から
排他情報を削除し(ステップS72)、動作環境42の
排他エラー処理方法を参照して、要求元に排他完了を通
知する(ステップS73)。
【0076】図19は、排他監視38の処理のフローチ
ャートである。排他監視38は、まず、動作環境42の
許容排他保持時間以上の時間が経過した排他情報が、排
他済み45にあるかどうかをチェックする(ステップS
81)。そのような排他情報があれば、次に、ファイル
操作43を参照して、その間に要求元からのファイル操
作が実施されているかどうかをチェックする(ステップ
S82)。
【0077】許容排他保持時間以上の間、要求元からの
ファイル操作が実施されていなければ、排他解除要求3
3を呼び出し(ステップS83)、ステップS81以降
の処理を繰り返す。ステップS83において呼び出され
た排他解除要求33は、図17に示した処理を行う。ま
た、要求元からのファイル操作が実施されていれば、排
他監視38は、そのままステップS81以降の処理を繰
り返す。
【0078】そして、ステップS81において、許容排
他保持時間以上の時間が経過した排他情報がなくなれ
ば、次の排他監視38の処理の起動を予約して(ステッ
プS84)、処理を終了する。
【0079】図20は、環境設定34の処理のフローチ
ャートである。環境設定34は、ユーザが入力したパラ
メタを動作環境42に設定する(ステップS91)。設
定されたパラメタは、上述した各処理において、随時、
参照される。
【0080】ところで、図3の利用システム11、1
2、および共用システム13は、例えば、図21に示す
ような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成され
る。図21の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)
101、メモリ102、入力装置103、出力装置10
4、外部記憶装置105、媒体駆動装置106、および
ネットワーク接続装置107を備え、それらはバス10
8により互いに接続されている。
【0081】メモリ102は、例えば、ROM(read o
nly memory)、RAM(random access memory)等を含
み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。
CPU101は、メモリ102を利用してプログラムを
実行することにより、必要な処理を行う。
【0082】図3の動作環境42、ファイル操作43、
排他待ち44、排他済み45、および排他ログ46は、
メモリ102に格納されたデータに対応する。また、図
3のアプリケーション21、23、27、クライアント
22、24、サーバ25、26、ファイルシステム2
8、要求受け付け31、排他待ち要求32、排他解除要
求33、環境設定34、待ち予測35、待ち監視36、
待ち確保37、排他監視38、排他解除39、排他確保
40、および装置アクセス41は、メモリ102に格納
されたプログラムに対応する。
【0083】入力装置103は、例えば、キーボード、
ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、オペ
レータ(ユーザまたは共用システム管理者)からの指示
や情報の入力に用いられる。出力装置104は、例え
ば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、オペ
レータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0084】外部記憶装置105は、例えば、磁気ディ
スク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テー
プ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置1
05に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必
要に応じて、それらをメモリ102にロードして使用す
る。図3のファイル資源47も、外部記憶装置105に
格納される。
【0085】媒体駆動装置106は、可搬記録媒体10
9を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒
体109としては、メモリカード、フレキシブルディス
ク、CD−ROM(compact disk read only memory
)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。オペレータ
は、この可搬記録媒体109に上述のプログラムとデー
タを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ10
2にロードして使用する。
【0086】ネットワーク接続装置107は、LANや
インターネット等の任意の通信ネットワークに接続さ
れ、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、上
述のプログラムとデータをネットワーク接続装置107
を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それら
をメモリ102にロードして使用する。
【0087】図22は、図21の情報処理装置にプログ
ラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体109
やサーバ110のデータベース111に保存されたプロ
グラムとデータは、メモリ102にロードされる。この
とき、サーバ110は、プログラムとデータを搬送する
搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を
介して情報処理装置に送信する。そして、CPU101
は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要
な処理を行う。 (付記1) ファイル資源に対する排他要求を行う第1
のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を
有するネットワークに接続され、該ファイル資源に対す
るアクセス要求を処理するファイル制御装置であって、
前記ネットワークを介して、前記第1のアクセス元から
のアクセス要求と前記第2のアクセス元からのアクセス
要求を受け取るインタフェース手段と、前記第1のアク
セス元からのアクセス要求および前記第2のアクセス元
からのアクセス要求と、前記ファイル制御装置内の第3
のアクセス元からのアクセス要求とを受け付ける要求受
け付け手段と、受け付けたアクセス要求を登録する登録
手段と、前記第2のアクセス元からのアクセス要求に応
じて、前記第1のアクセス元からのアクセス要求および
第3のアクセス元からのアクセス要求と、該第2のアク
セス元からのアクセス要求との間における前記ファイル
資源の排他制御を行う制御手段とを備えることを特徴と
するファイル制御装置。 (付記2) ユーザにより指定された排他制御の動作環
境を登録する手段をさらに備え、前記制御手段は、登録
された動作環境を参照しながら前記排他制御を行うこと
を特徴とする付記1記載のファイル制御装置。 (付記3) 前記制御手段は、前記第2のアクセス元か
らのアクセス要求が前記ファイル資源の排他確保を必要
とする処理に対応するとき、該ファイル資源の排他待ち
要求処理を行うことを特徴とする付記1記載のファイル
制御装置。 (付記4) 前記制御手段は、前記第2のアクセス元か
らのアクセス要求が前記ファイル資源の排他解除を必要
とする処理に対応するとき、該ファイル資源の排他解除
要求処理を行うことを特徴とする付記1記載のファイル
制御装置。 (付記5) 前記制御手段は、前記第2のアクセス元か
らのアクセス要求に応じて前記ファイル資源の排他が確
保された後、一定時間の間、該第2のアクセス元からの
アクセス要求がない場合、該ファイル資源の排他を強制
的に解除することを特徴とする付記1記載のファイル制
御装置。 (付記6) ファイル資源に対する排他要求を行う第1
のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を
有するネットワークに接続され、該ファイル資源に対す
るアクセス要求を処理するコンピュータのためのプログ
ラムであって、前記ネットワークを介して、前記第1の
アクセス元からのアクセス要求と前記第2のアクセス元
からのアクセス要求を受け取り、前記第1のアクセス元
からのアクセス要求および前記第2のアクセス元からの
アクセス要求と、前記コンピュータ内の第3のアクセス
元からのアクセス要求とを受け付け、受け付けたアクセ
ス要求を登録し、前記第2のアクセス元からのアクセス
要求に応じて、前記第1のアクセス元からのアクセス要
求および第3のアクセス元からのアクセス要求と、該第
2のアクセス元からのアクセス要求との間における前記
ファイル資源の排他制御を行う処理を前記コンピュータ
に実行させるためのプログラム。 (付記7) ファイル資源に対する排他要求を行う第1
のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を
有するネットワークに接続され、該ファイル資源に対す
るアクセス要求を処理するコンピュータのためのプログ
ラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、前
記ネットワークを介して、前記第1のアクセス元からの
アクセス要求と前記第2のアクセス元からのアクセス要
求を受け取り、前記第1のアクセス元からのアクセス要
求および前記第2のアクセス元からのアクセス要求と、
前記コンピュータ内の第3のアクセス元からのアクセス
要求とを受け付け、受け付けたアクセス要求を登録し、
前記第2のアクセス元からのアクセス要求に応じて、前
記第1のアクセス元からのアクセス要求および第3のア
クセス元からのアクセス要求と、該第2のアクセス元か
らのアクセス要求との間における前記ファイル資源の排
他制御を行う処理を前記コンピュータに実行させること
を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記8) ファイル資源に対する排他要求を行う第1
のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を
有するネットワークに接続され、該ファイル資源に対す
るアクセス要求を処理するコンピュータにプログラムを
搬送する搬送信号であって、該プログラムは、前記ネッ
トワークを介して、前記第1のアクセス元からのアクセ
ス要求と前記第2のアクセス元からのアクセス要求を受
け取り、前記第1のアクセス元からのアクセス要求およ
び前記第2のアクセス元からのアクセス要求と、前記コ
ンピュータ内の第3のアクセス元からのアクセス要求と
を受け付け、受け付けたアクセス要求を登録し、前記第
2のアクセス元からのアクセス要求に応じて、前記第1
のアクセス元からのアクセス要求および第3のアクセス
元からのアクセス要求と、該第2のアクセス元からのア
クセス要求との間における前記ファイル資源の排他制御
を行う処理を前記コンピュータに実行させることを特徴
とする搬送信号。 (付記9) ファイル資源に対する排他要求を行う第1
のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元を
有するネットワークに接続された共用システムにおい
て、該ファイル資源に対するアクセス要求を処理するフ
ァイル制御方法であって、前記ネットワークを介して、
前記第1のアクセス元からのアクセス要求と前記第2の
アクセス元からのアクセス要求を受け取り、前記第1の
アクセス元からのアクセス要求および前記第2のアクセ
ス元からのアクセス要求と、前記共用システム内の第3
のアクセス元からのアクセス要求とを受け付け、受け付
けたアクセス要求を登録し、前記第2のアクセス元から
のアクセス要求に応じて、前記第1のアクセス元からの
アクセス要求および第3のアクセス元からのアクセス要
求と、該第2のアクセス元からのアクセス要求との間に
おける前記ファイル資源の排他制御を行うことを特徴と
するファイル制御方法。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、利用システムおよび共
用システム上の排他要求を行うアプリケーションと排他
要求を行わないアプリケーションが同時にファイルを使
用する場合に、ファイルの排他を確実に実施することが
可能となる。特に、排他要求を行わないアプリケーショ
ンが共有ファイルを使用する場合でも、排他が自動的に
実施される。これにより、同時書き込みによるファイル
の破壊が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1のネットワークシステムの構成図である。
【図2】第2のネットワークシステムの構成図である。
【図3】第3のネットワークシステムの構成図である。
【図4】排他のタイミングの設定を示す図である。
【図5】排他の競合の設定を示す図である。
【図6】排他エラー処理方法の設定を示す図である。
【図7】第1のアプリケーションの処理のフローチャー
トである。
【図8】第2のアプリケーションの処理のフローチャー
トである。
【図9】要求受け付け処理のフローチャートである。
【図10】排他確保処理のフローチャートである。
【図11】排他解除処理のフローチャートである。
【図12】open処理のフローチャートである。
【図13】close処理のフローチャートである。
【図14】排他待ち要求処理のフローチャートである。
【図15】待ち予測処理のフローチャートである。
【図16】待ち監視処理のフローチャートである。
【図17】排他解除要求処理のフローチャートである。
【図18】待ち確保処理のフローチャートである。
【図19】排他監視処理のフローチャートである。
【図20】環境設定処理のフローチャートである。
【図21】情報処理装置の構成図である。
【図22】記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
1、2、11、12 利用システム 3 結合装置 4 ディスク装置 5 LAN 6 SAN 7 ファイル装置 13 共用システム 21、23、27 アプリケーション 22 NFSクライアント 24 CIFSクライアント 25 NFSサーバ 26 CIFSサーバ 28 ファイルシステム 31 要求受け付け 32 排他待ち要求 33 排他解除要求 34 環境設定 35 待ち予測 36 待ち監視 37 待ち確保 38 排他監視 39 排他解除 40 排他確保 41 装置アクセス 42 動作環境 43 ファイル操作 44 排他待ち 45 排他済み 46 排他ログ 47 ファイル資源 101 CPU 102 メモリ 103 入力装置 104 出力装置 105 外部記憶装置 106 媒体駆動装置 107 ネットワーク接続装置 108 バス 109 可搬記録媒体 110 サーバ 111 データベース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル資源に対する排他要求を行う第
    1のアクセス元と排他要求を行わない第2のアクセス元
    を有するネットワークに接続され、該ファイル資源に対
    するアクセス要求を処理するファイル制御装置であっ
    て、 前記ネットワークを介して、前記第1のアクセス元から
    のアクセス要求と前記第2のアクセス元からのアクセス
    要求を受け取るインタフェース手段と、 前記第1のアクセス元からのアクセス要求および前記第
    2のアクセス元からのアクセス要求と、前記ファイル制
    御装置内の第3のアクセス元からのアクセス要求とを受
    け付ける要求受け付け手段と、 受け付けたアクセス要求を登録する登録手段と、 前記第2のアクセス元からのアクセス要求に応じて、前
    記第1のアクセス元からのアクセス要求および第3のア
    クセス元からのアクセス要求と、該第2のアクセス元か
    らのアクセス要求との間における前記ファイル資源の排
    他制御を行う制御手段とを備えることを特徴とするファ
    イル制御装置。
  2. 【請求項2】 ユーザにより指定された排他制御の動作
    環境を登録する手段をさらに備え、前記制御手段は、登
    録された動作環境を参照しながら前記排他制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のファイル制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2のアクセス元
    からのアクセス要求が前記ファイル資源の排他確保を必
    要とする処理に対応するとき、該ファイル資源の排他待
    ち要求処理を行うことを特徴とする請求項1記載のファ
    イル制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2のアクセス元
    からのアクセス要求が前記ファイル資源の排他解除を必
    要とする処理に対応するとき、該ファイル資源の排他解
    除要求処理を行うことを特徴とする請求項1記載のファ
    イル制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第2のアクセス元
    からのアクセス要求に応じて前記ファイル資源の排他が
    確保された後、一定時間の間、該第2のアクセス元から
    のアクセス要求がない場合、該ファイル資源の排他を強
    制的に解除することを特徴とする請求項1記載のファイ
    ル制御装置。
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