JP2003232544A - 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置 - Google Patents

温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置

Info

Publication number
JP2003232544A
JP2003232544A JP2002032053A JP2002032053A JP2003232544A JP 2003232544 A JP2003232544 A JP 2003232544A JP 2002032053 A JP2002032053 A JP 2002032053A JP 2002032053 A JP2002032053 A JP 2002032053A JP 2003232544 A JP2003232544 A JP 2003232544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
rectifying
water
storage tank
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002032053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3866581B2 (ja
Inventor
Kazunobu Mihara
一伸 三原
Tsunehiko Tatsuta
恒彦 立田
Kazunobu Sagara
和伸 相良
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Naoichi Nakatani
直一 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Nippon Steel Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2002032053A priority Critical patent/JP3866581B2/ja
Publication of JP2003232544A publication Critical patent/JP2003232544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3866581B2 publication Critical patent/JP3866581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な吹出し流が得られ、かつ蓄熱槽効率の
高い高性能な温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置を提供
する。 【解決手段】 冷水または温水により蓄熱する温度成層
型蓄熱槽1に用いる整流・分配装置2であって、前記装
置内の分配室を複数の開口を有する仕切り板3で仕切っ
て、吹出し面に整流板4を設けた第1分配室5と蓄熱水
の流入出管6が接続された第2分配室7とを構成するよ
うに分割したことを特徴とする温度成層型蓄熱槽の整流
・分配装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地域冷暖房施設等
の温度成層型蓄熱槽において、特に均一な吹出し流が得
られ、かつ蓄熱槽効率の高い温度成層型蓄熱槽を実現す
る整流・分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地域冷暖房施設における冷房用または暖
房用の水は、負荷側で昇温または降温した戻り水をヒー
トポンプ等の熱源機を経由して蓄熱槽に貯えておき循環
使用される。
【0003】蓄熱槽は各種のものがあるが、温度成層型
蓄熱槽は水の温度差に基づく密度差を利用して上下方向
に押出し流れを生じさせて、冷水または温水を負荷側の
使用温度に適合した蓄熱水として貯えるものであり、蓄
熱槽効率が高く、運転制御が容易であるという特徴を有
する。一方、温度成層型蓄熱槽では蓄熱水の流入・流出
において、槽内の冷水または温水の高温側と低温側が混
合して温度成層を乱さないようにする必要があり、流入
出速度を小さくしたり、水平方向へ層状に広がるように
留意する必要がある。
【0004】従来から温度成層型蓄熱槽の温度成層を乱
さないようにするため、改良もぐり堰等、各種の手段が
提案されている。例えば、特許第2537070号に開
示されているものは、流入管、流出管が接続された水槽
において、流入管、流出管の一方の管は水槽上部側から
上方向に屈曲して配設され、他方の管は水槽下部から下
方向に屈曲して配設され、更に、上方向に屈曲した管の
先端部には少なくとも上方向に開口された整流板を有す
る整流装置が配置され、下方に屈曲した管の先端部には
少なくとも下方向に開口された整流板を有する整流装置
が配置されたものである。また、上記特許の実施例とし
て、側面と上面とにパンチングメタルの整流板を備えた
上側整流装置と、側面と下面にパンチングメタルの整流
板を備えた下側整流装置とが、上下の流入管または流出
管の先端に接続された例が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(特許第
2537070号)は、流入管または流出管(流入出
管)の先端に直接、側面および前面(上または下面)に
パンチングメタルの整流板が配置された整流装置であ
り、流入出管の出口から流入する蓄熱水は分散されずに
直接、整流板に流れる構造となっている。そのため、整
流板から吹出す蓄熱水が均一にならず、流入出管の出口
部に集中してこの部分の流速が高まり、槽内の冷水また
は温水の高温側と低温側が混合しやすいという課題があ
った。
【0006】また、上記従来技術は、上側整流装置の開
口面が上面と側面向きに開口し、下側整流装置の開口面
が下面と側面向きに開口した構造となっており、上側整
流装置の上側または下側整流装置の下側に死水域が生じ
てしまう。すなわち、冷水蓄熱時には上昇した蓄熱槽内
の水が上側整流装置の側面開口から吸込まれるため、上
表面の水が置換されずに残ってしまう。また、温水蓄熱
時には下降した蓄熱槽内の水が下側整流装置の側面開口
から吸込まれるため、下側整流装置と底面との間の水が
置換されずに残ってしまう点で改善の余地があった。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解消し、均
一な吹出し流が得られ、かつ蓄熱槽効率の高い高性能な
温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る温度成層型
蓄熱槽の整流・分配装置は下記を要旨とするものであ
る。 (1) 第1の発明は、冷水または温水により蓄熱する
温度成層型蓄熱槽1に用いる整流・分配装置2であっ
て、前記装置内の分配室を複数の開口を有する仕切り板
3で仕切って、吹出し面に整流板4を設けた第1分配室
5と蓄熱水の流入出管6が接続された第2分配室7とを
構成するように分割したことを特徴とする。 (2) 第2の発明は、第1の発明において、第1分配
室5に設けた整流板4を、間隔をおいて二重に配置した
ことを特徴とする。 (3) 第3の発明は、第1または第2の発明におい
て、蓄熱槽1内の水面8近傍に没水配置される上側整流
・分配装置2aの吹出し面を上面とし、蓄熱槽1の底部
に配置される下側整流・分配装置2bの吹出し面を側面
としたことを特徴とする。 (4) 第4の発明は、第3の発明において、それぞれ
横長に形成された上側整流・分配装置2aおよび下側整
流・分配装置2bを複数連結して構成される上側整流・
分配装置群10および下側整流・分配装置群11を、温
度成層型蓄熱槽の水平方向中間部の1箇所または複数箇
所に配設したことを特徴とする。
【0009】<作用>本発明の温度成層蓄熱水の整流・
分配装置は蓄熱槽内において均一に蓄熱水を吹出し温度
成層作用を高性能に行うために下記の構造とした。すな
わち、整流・分配装置2内の分配室を複数の開口を有す
る仕切り板3で仕切って、整流板4を設けた第1分配室
5と蓄熱水の流入出管6が接続された第2分配室7とに
分割し、両分配室5,7は仕切り板の開口3aで連通さ
れるように構成した。これにより、流入出管6の出入口
からの流出水を仕切り板3に設けた複数の開口3aから
流して偏流がないようにし、整流板4を通して蓄熱槽1
内に流出入させて低速の均一流とした。これは、横長形
状の整流・分配装置2において、温度成層の重要要件で
ある流入出水の流れを低速の均一流を生じさせるうえで
特に有効なものである。
【0010】上側整流・分配装置2aには上面のみに整
流板4を設けて吹出し面を上面のみに限定して、側面を
遮蔽する構造とした。これにより上側整流・分配装置2
aにおける蓄熱水の吹出し時には、水面側から薄層状態
で蓄熱水の吹出しが行われる。また上側整流・分配装置
2aにおける蓄熱水の吸込み時には、水面側のみから蓄
熱水の吸込みが行われて側面からの吸込みが防止される
ので、その分、有効に利用できる水深が確保される。
【0011】一方、下側整流・分配装置2bは蓄熱槽1
の底部に配置され、側面にのみ整流板4が設けられた構
造とした。これにより、下側整流・分配装置2bにおけ
る蓄熱水の吹出し時には、蓄熱槽1の底面に沿った水平
方向に薄い層流を形成して蓄熱水を吹出すこととした。
また下側整流・分配装置2bにおける蓄熱水の吸込み時
には、蓄熱槽1の底面に沿った水平方向から蓄熱水を吸
込むこととした。
【0012】このように上側整流・分配装置2aは上面
のみに整流板4を設けて表面水域から吹出し・吸込むよ
うにしたこと、及び、下側整流・分配装置2bは蓄熱槽
1の底部に配置し底部水域から吹出し・吸込むようにし
たことにより、蓄熱槽1の水深をほぼ全域有効利用する
ことが可能となった。したがって、蓄熱槽1内の全域に
渡ってほぼ完全に温度成層が得られ、かつ冷水または温
水の高温側と低温側の全量入替えを可能とし、蓄熱槽効
率を高めた。なお、下側整流・分配装置2bは底面を遮
蔽しているため、、下側整流・分配装置2bを直に蓄熱
槽1の底面に配置でき、設置作業が容易となる作用効果
もある。
【0013】さらに、横長形状とした整流装置2を用
い、各整流装置2を長手方向に直列に複数配置して直線
型とした整流・分配装置群10,11を構成し、上側整
流装置群10と下側整流装置群11とを一対として、蓄
熱槽1の水平方向中間部の1箇所または複数箇所に配置
することにより、整流・分配装置2から流れる蓄熱水流
の方向をそれぞれ整流装置群と直交する方向(図4aの
左右方向)として流出面積を広くした。なお、整流・分
配装置群10,11を構成する個々の整流・分配装置2
の大きさをマンホール等の搬入口より小さくすることに
よって、施工時やメンテナンス時の搬入・搬出作業が容
易となる作用効果もある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ詳細に説明する。図1は温度成層型蓄熱槽1
に本発明に係る蓄熱水整流・分配装置2を設置した側面
図である。
【0015】本実施形態では、冷水または温水を蓄熱す
る蓄熱槽1の水面近傍に、上面に整流板4を設けた上側
整流・分配装置2aを没水状態で配置し、蓄熱槽1の底
部に側面に整流板4を設けた下側整流・分配装置2bを
配置している。上側整流装置2aおよび下側整流・分配
装置2bは、それぞれ蓄熱槽1外に延長する流入出管6
に接続されている。
【0016】蓄熱槽1に冷水を貯える場合は、図1の矢
印で示すように下側流入出管6bに槽外から冷凍機等の
熱源機で冷却された低温側冷水を流入し、下側整流・分
配装置2bを経由して側面の整流板4から蓄熱槽1の底
部に冷水を吹出す。そして、温度成層作用で上昇した蓄
熱槽1内の高温側冷水を上側整流・分配装置2aの水面
側の上面整流板4から吸込んで上側流入出管6aから槽
外に排出する。
【0017】また、温水を貯える場合は流路を切り替
え、逆に上側流入出管6aに槽外からヒートポンプ等の
熱源機で加温された高温側温水を流入し、上側整流・分
配装置2aの上面整流板4から水面側に吹出す。そし
て、温度成層作用で下降した蓄熱槽内の低温側温水を下
側整流・分配装置2bの側面整流板4から吸込んで下側
流入出管6bから槽外に排出することになる。
【0018】図2(a)は上側整流・分配装置2aの平
面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図で
ある。また、図3は下側整流・分配装置2bの縦断面図
である。上側整流・分配装置2aおよび下側整流・分配
装置2bは、いずれも横断面形状が長方形などの横長形
状に成形されている。
【0019】上側整流・分配装置2aは、装置内の分配
室が、上面に整流板4を設けて吹出し面とした上方の第
1分配室5と、蓄熱水の流入出管6が接続された下方の
第2分配室7とに分割されている。そして、両分配室を
仕切る仕切り板3には長手方向に間隔をおいて複数の開
口3a(実施例は6個の穴)が設けられており、第1分
配室5と第2分配室7とが連通している[図2(a)参
照]。ここで、分配室を第1分配室5と第2分配室7と
に分割し、両分配室5,7を複数の開口3aを設けた仕
切り板3で仕切った構成にしたのは、流入出管6から流
入する第2分配室7の水を複数の開口3aを通して分散
させて第1分配室5に供給し、整流板4から均一流とし
て吹出させるためである。横長形状の整流装置では蓄熱
水の流れが流入出管の近傍に集中しやすいが、上記の構
成によりこれを防止できる。
【0020】整流・分配装置2の形状は図2、図3の例
に限定されるものではなく、例えば、流入出管6を設け
た第2分配室7を円弧状(半円)にしてもよい。また、
流入出管6は第2分配室7の側面や端面に横向きに接続
してもよい。
【0021】仕切り板3の開口3aは、流入出管6から
流入した水を各開口3aから均等に流出するように穴の
数と径を決める必要がある。その際、流入出管6の管路
圧損が過大になるとポンプ動力の増大を招き、第1分配
室5の流速が増加して整流板4から吹出す水の流速が早
くなってしまうため留意しなければならない。具体的な
設計においては公知な分配器の計算式によって決めれば
よい。
【0022】上側整流・分配装置2aの上面に設ける整
流板4はできるだけ多数の孔を有し、開口率を高くした
方が望ましいが、強度面から通常、開口率50%程度の
パンチングメタルを使用すればよい。
【0023】なお、上側整流・分配装置2aの上面に整
流板4を設けた理由は、水面に向けて蓄熱水を吹出して
表面水の温度成層を完全に行わせしめるためである。こ
のためには、水面8と整流板4の間隔にも留意する必要
がある。この間隔は温度成層のできかたを支配するパラ
メータであるアルキメデス数を1以上になるようにすれ
ばよい。なお、間隔をあまり狭くすると整流板4から吹
出す水によって水面に波が生じ、温度成層に悪影響を生
じさせる。
【0024】図3は下側整流・分配装置2bの長手方向
縦断面図を示すものである。下側整流・分配装置2b
は、分配室を開口3aを設けた仕切り板3で分割して第
1分配室5と第2分配室7とを設ける点で上側整流・分
配装置2aと共通する。そして下側整流・分配装置2b
は、第1分配室5の側面に整流板4を設け、底面を遮蔽
した点で上側整流・分配装置2aと異なる。
【0025】下側整流・分配装置2bの側面に整流板4
を設けた理由は、底面を遮蔽することによって整流・分
配装置2bをそのまま蓄熱槽1の底面に置いて設置でき
るため設置作業が容易にできること、および側面から吹
出す水流を水平方向にするためである。
【0026】なお、下側整流・分配装置2bの整流板4
には、上側整流・分配装置2aと同様な整流板を用い
る。下側整流・分配装置2bの整流板4は、下側整流・
分配装置2bを複数直列に配置して下側整流・分配装置
群11を構成する場合は、長手方向に沿った両側面のみ
にすればよい。また、下側整流・分配装置2bを単独で
使用する場合には、下側整流・分配装置2bの4側面に
整流板4を取付けてもよい。
【0027】上側整流・分配装置2aおよび下側整流・
分配装置2bに設ける整流板4は1枚でもよいが、二重
にすると水流を分散してさらに整流効果が高まる。整流
板4を二重にする場合は、外側の整流板と内側の整流板
を数cm程度の間隔を隔てて配置するのが好ましい[図
示を省略する]。
【0028】<実験例>つぎに本発明に係る整流・分配
装置の模型を用いて行った温度成層蓄熱の実験結果を述
べる。 (1)実験水槽: (幅3.5m、奥行き2.4m、高
さ1.8m、水深90cm)×2水槽 (2)模型整流・分配装置: (幅67cm、奥行き1
7cm、高さ18cm) ・上側整流・分配装置(上部模型): 上面に整流板、
側面遮蔽板 ・下側整流・分配装置(下部模型): 側面に整流板、
下側遮蔽板 ・仕切り板の開口穴: 直径(小40mm、大56.7
mm)×6個 ・整流板: 開口率50%のパンチングメタル1枚、2
枚 (3)流入水温度 ・上部模型39℃(初期槽内温度25℃)、下部模型2
3℃(初期槽内温度44℃)、上記温度はレイノルズ数
とアルキメデス数を合わせた相似則で、実機において冷
水蓄熱時5℃(初期槽内温度16℃)、冷水放熱時16
℃(初期槽内温度5℃)に相当する。上部模型、下部模
型の差異は、動粘度の差により生じる。 (4)測定項目 ・水槽深さ方向の温度: 5cmピッチ18点に熱電対
を配置した。 ・流入水の拡散状況: 整流板からの着色水の吹出状況
をビデオ撮影し、到達距離(水平広がり)、厚さ(垂直
広がり)を図5の位置にて測定した。
【0029】
【表1】
【0030】上記の実験結果を図6から図8に示す。こ
こで、図6は上部模型および下部模型の着色水到達距離
(8点の標準偏差)の時間推移を示し、図7は上部模型
および下部模型の着色水厚み(平均)を示し、図8は上
部模型および下部模型の着色水厚み(最大)を示す。な
お、図7および図8の「着色水厚み」は、整流板から吹
出す着色水の厚みを6点で測定した平均値と最大厚みを
意味する。
【0031】上記のデータより、着色水の吹出し水平
(拡散)状況を到達距離の時間推移で表し偏流の度合い
を測定し均一性を評価、吹出し水の厚みを平均と最大で
表し攪拌(混合)度合を評価する。
【0032】<上部模型の均一性>:図6(a)によれ
ば、データのばらつきが大きいが、本発明のNo.1,
2,4が比較例(仕切りなし=開口なし)より標準偏差
が小さい。比較例No.3(仕切り穴大・整流板(パン
チングプレート)なし)は良好であるが、No.5(開
口なし・整流板2枚)は吹出し直後の標準偏差が大き
い。No.6(開口なし・整流板なし)は最も悪く本発
明の2倍以上の標準偏差となっている。なお、本発明の
仕切り開口穴径の大小はあまり有意差がないが、整流板
2枚は1枚の場合よりも良好である。また、上部模型で
側面に整流板を設けたNo.11は比較例であるが、良
好な結果を示す。
【0033】<下部模型の均一性>:図6(b)によれ
ば、本発明のNo.7,9が比較例No.8,10(整
流板なし)より明らかに標準偏差が小さい(約1/
5)。開口穴径の大小はあまり差がない。
【0034】<上部模型の厚み>:図7(a),図8
(a)によれば、平均・最大厚み共、本発明のNo.
1,2,4が約7〜8cmで、比較例3,6より明らか
に薄い。特に比較例No.6(開口なし・整流板なし)
は整流板吹出し直後に15cm以上となり攪拌してしま
っている(図からはみだし)。なお、仕切り開口穴は大
(No.1)の方が小(No.4)より若干薄い厚みと
なっている。
【0035】<下部模型の厚み>:図7(b),図8
(b)によれば、平均・最大厚み共、本発明のNo.
7,9が約12〜6cmで、比較例8〜10の約18〜
11cmより明らかに薄い。
【0036】図9は、本発明のNo.7模型を蓄熱槽底
面のみに配置し、上側は蓄熱槽の水面位置に設けた放水
孔から排出するようにして、初期水温42℃(44℃設
定で実際温度は42℃)の槽内に下部模型から23℃の
水を流入した際の蓄熱槽内の深さ毎の水温分布を時刻経
過毎に表したものである(この温度条件はレイノルズ数
とアルキメデス数を合わせ、実機において16℃(初
期)、5℃(流入)に相当する)。図9の縦軸が蓄熱槽
深さ、横軸が水温であって、11時18分から42℃の
槽内に23℃の水を流入を開始し、4分経過毎に水深方
向に配置した温度計で水温を測定した結果を表したもの
である。
【0037】流入開始から4分間隔で10〜15cmず
つほぼ等間隔で高さ方向に水温が低下し(置換され)、
11時38分(20分後)には60cm高の全域で流入
水温23℃に達している。
【0038】なお、この実験では、上側に整流・分配装
置を設けていないため蓄熱水を全量入れ替えを行ってい
ない。実験結果によれば、時刻経過毎の深さ方向水温は
急激な温度勾配(グラフは緩い傾斜)を維持して変化し
ており、温度成層が円滑に行われていることが窺える。
【0039】<実施例>図4は本発明に係る蓄熱水の整
流・分配装置2を4700立方メートルの温度成層型蓄
熱槽1に配置した実施例を示すもので、図4(a)は側
面図、図4(b)は平面図、図4(c)は図4(b)の
B−B断面図である。
【0040】本実施例における蓄熱槽1の水平方向の中
間部には、上側整流・分配装置2aを長手方向に直列に
複数配置して構成される直線状の上側整流・分配装置群
10が一定間隔をおいて上側に2列設けられている。ま
た、下側整流・分配装置2bを長手方向に直列に複数配
置して構成される直線状の下側整流・分配装置群11が
一定間隔をおいて蓄熱槽1の底面に2列設けられてい
る。
【0041】本実施例では、4個の整流・分配装置2か
ら延長された各流出入管6を分配管12で連通状態の1
連とし、2連(4個の整流・分配装置2を分配管12で
接続したものを2つ)で1つの整流・分配装置群10,
11を構成する。蓄熱槽1内には整流・分配装置群1
0,11が2列配置され、蓄熱槽1内の本管13,14
によって蓄熱槽外の熱源または冷暖房の負荷側[ともに
図示を省略する]に延長している。熱源から分配管12
に流入した水はそれぞれの整流・分配装置2の流出入管
6に均等に分配される。また、蓄熱槽1から各整流・分
配装置2に流れ込んだ水は、同様の経路で槽外に排出さ
れ冷暖房の負荷側等に流れる。
【0042】蓄熱槽1に冷水を貯える場合は、図4
(a)の矢印で示すように下側本管14に槽外から冷凍
機等の熱源機で冷却された低温側冷水を流入する。低温
側冷水は、蓄熱槽1の底面に設置した下側整流・分配装
置2bの側面に設けられた整流板4から底面上の水平方
向に層状に吹出して、温度成層作用で蓄熱槽1内の高温
側冷水を上方に押上げる。そして上側整流・分配装置2
aの水面側の上面整流板4から高温側冷水を吸込んで、
流入出管6から分配管12および上側本管13を通して
槽外に排出する。この結果、蓄熱槽1内の水はほぼ全量
低温側冷水に置換される。なお、低温側冷水の流入と置
換される水の排出は等量として水面のレベルは維持され
る。
【0043】また、温水を貯える場合は流路を切り替
え、逆に上側本管13に槽外からヒートポンプ等の熱源
機で加温された高温側温水を流入する。高温側温水は、
上側整流・分配装置2aの上面整流板4から水面側に吹
出し、温度成層作用で下降した蓄熱槽1内の低温側温水
を下方に押下げる。そして下側整流・分配装置2bの側
面整流板4から高温側温水を吸込んで、流入出管6から
分配管12および下側本管14を通して槽外に排出す
る。
【0044】この実施例において実機における冷水蓄熱
運転時の蓄熱槽性能を評価した。表2は得られた性能測
定結果の一例である。
【0045】
【表2】
【0046】上記の性能結果より、蓄熱槽効率(単位シ
ステム効率)=実際蓄熱量/理論蓄熱量と定義すると9
8%の高い効率となる。この蓄熱槽性能を評価運転にお
いて、蓄熱槽内水温を槽内に設置した垂直方向10点
(570mm間隔)の温度計で測定した。
【0047】図10(a)は縦軸を水深、横軸を槽内水
温とし、時間経過時(約30分間隔)における温度変化
の様子を示したものである。蓄熱槽の下から上に向かっ
て測定点1〜10とすると、測定点1と2、2と3、の
間(各570mm)で規定温度差(約11℃)が得られ
ている。測定点4以降も同様である。
【0048】また図10(b)は縦軸に水温、横軸に時
刻をとり各測定点毎の温度を示したものである。9時に
低温側冷水を流入開始した後、測定点1(最下)では1
0時には初期温度16℃の水温が6℃に急速に低下し、
その後徐々に規定の5℃になっている。各測定点でも同
様に水温変化を示し、約30分毎に1測定点間隔(57
0mm層)の水温低下が得られ、15時には蓄熱槽全体
が規定の水温約5℃となっている。以上の如く、本発明
の整流・分配装置による温度成層蓄熱性能が実機でも実
証できた。
【0049】なお、本発明の整流・分配装置群の構成は
前記実施例の記載に限定されるものではない。例えば、
図11(a)に示すように整流・分配装置を直列配置し
たものをX字状に交差配置して整流・分配装置群を構成
してもよい。また、図11(b)に示すように、円弧状
または長方形状の整流・分配装置を円周上に配置して、
環状に整流・分配装置群を構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明では、整流・分配装置内の分配室
を複数の開口を有する仕切り板で仕切って、整流板を設
けた第1分配室と蓄熱水の流入出管が接続された第2分
配室とに分割し、両分配室は仕切り板の開口で連通され
るように構成した。これにより、流入出管の出入口から
の流出水を仕切り板に設けた複数の開口から流して偏流
がないようにし、整流板を通して蓄熱槽内に流出入させ
て低速の均一流とした。
【0051】本発明では、上側整流・分配装置には上面
のみに整流板を設けて吹出し面を上面のみに限定して、
側面を遮蔽する構造とした。これにより上側整流・分配
装置における蓄熱水の吹出し時には、水面側から薄層状
態で蓄熱水の吹出しが行われる。また上側整流・分配装
置における蓄熱水の吸込み時には、水面側のみから蓄熱
水の吸込みが行われて側面からの吸込みが防止されるの
で、その分、有効に利用できる水深が確保される。
【0052】本発明では、下側整流・分配装置は蓄熱槽
の底部に配置し、側面にのみ整流板を設ける構造とし
た。これにより、下側整流・分配装置における蓄熱水の
吹出し時には、蓄熱槽の底面に沿った水平方向に薄い層
流を形成して蓄熱水を吹出すこととした。また下側整流
・分配装置における蓄熱水の吸込み時には、蓄熱槽の底
面に沿った水平方向から蓄熱水を吸込むこととした。下
側整流・分配装置は底面を遮蔽板としているため、直に
蓄熱槽の底面に配置でき、設置作業が容易となる。
【0053】そして、上側整流・分配装置は上面のみに
整流板を設けて表面水域から吹出し・吸込むようにした
こと、及び、下側整流・分配装置は蓄熱槽の底部に配置
し底部水域から吹出し・吸込むようにしたことにより、
蓄熱槽の水深をほぼ全域有効利用することが可能となっ
た。したがって、蓄熱槽内の全域に渡ってほぼ完全に温
度成層が得られ、かつ冷水または温水の高温側と低温側
の全量入替えを可能とし、蓄熱槽効率を高めた。
【0054】さらに、横長形状とした整流装置を用い、
各整流装置を長手方向に直列に複数配置して直線型とし
た整流・分配装置群を構成し、上側整流装置群と下側整
流装置群とを一対として、蓄熱槽の水平方向中間部の1
箇所または複数箇所に配置することにより、整流・分配
装置から流れる蓄熱水流の方向をそれぞれ整流装置群と
直交する方向として流出面積を広くした。
【0055】なお、整流装置群を構成する個々の整流・
分配装置の大きさをマンホール等の搬入口より小さくす
ることによって、施工時やメンテナンス時の搬入・搬出
作業が容易となる点でも有利である。
【0056】以上により、実機規模において98%の高
い蓄熱槽効率(単位システム効率)が得られる高性能な
温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度成層蓄熱槽の整流・分配装置
の配置側面図である。
【図2】(a)は上側整流・分配装置の平面図であり、
(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】下側整流・分配装置の縦断面図である。
【図4】(a)は実機における温度成層蓄熱槽の整流・
分配装置の配置側面図であり、(b)は(a)の平面図
であり、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図5】模型実験における整流・分配装置から吹出した
着色水の拡散測定図である。
【図6】(a)は上部模型の着色水到達距離の時間推移
を示した図であり、(b)は下部模型の着色水到達距離
の時間推移を示した図である。
【図7】(a)は上部模型の着色水厚み(平均)を示し
た図であり、(b)は下部模型の着色水厚み(平均)を
示した図である。
【図8】(a)は上部模型の着色水厚み(最大)を示し
た図であり、(b)は下部模型の着色水厚み(最大)を
示した図である。
【図9】蓄熱槽内の深さ毎の水温分布を時刻経過毎に表
したものである
【図10】(a)は実機における蓄熱槽内深さ毎の水温
分布を示したものであり、(b)は蓄熱槽内深さ毎の水
温の時間推移を示したものである。
【図11】整流・分配装置群の他の実施例を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 温度成層型蓄熱槽 2 整流・分配装置 2a 上側整流・分配装置 2b 下側整流・分配装置 3 仕切り板 3a 開口 4 整流板 5 第1分配室 6 流入出管 6a 上側流入出管 6b 下側流入出管 7 第2分配室 8 水面 10 上側整流・分配装置群 11 下側整流・分配装置群 12 分配管 13 上側本管 14 下側本管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立田 恒彦 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 相良 和伸 三重県津市鳥居町191−2 合同宿舎鳥居 住宅1−14 (72)発明者 鈴木 隆 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 中谷 直一 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水または温水により蓄熱する温度成層
    型蓄熱槽に用いる整流・分配装置であって、前記装置内
    の分配室を複数の開口を有する仕切り板で仕切って、吹
    出し面に整流板を設けた第1分配室と蓄熱水の流入出管
    が接続された第2分配室とを構成するように分割したこ
    とを特徴とする温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置。
  2. 【請求項2】 第1分配室に設けた整流板を、間隔をお
    いて二重に配置したことを特徴とする請求項1記載の温
    度成層型蓄熱槽の整流・分配装置。
  3. 【請求項3】 蓄熱槽内の水面近傍に没水配置される上
    側整流・分配装置の吹出し面を上面とし、蓄熱槽の底部
    に配置される下側整流・分配装置の吹出し面を側面とし
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載記載の
    温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ横長に形成された上側整流・分
    配装置および下側整流・分配装置を複数連結して構成さ
    れる上側整流・分配装置群および下側整流・分配装置群
    を、温度成層型蓄熱槽の水平方向中間部の1箇所または
    複数箇所に配設したことを特徴とする請求項3記載の温
    度成層型蓄熱槽の蓄熱水分配・分配装置。
JP2002032053A 2002-02-08 2002-02-08 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置 Expired - Fee Related JP3866581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032053A JP3866581B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032053A JP3866581B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003232544A true JP2003232544A (ja) 2003-08-22
JP3866581B2 JP3866581B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=27775281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002032053A Expired - Fee Related JP3866581B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3866581B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121693A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Takenaka Komuten Co Ltd 温度成層型蓄熱槽及びこの槽の給水乃至排水流路の末端構造
JP2011117686A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Shimizu Corp ディストリビュータ
JP2012057436A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Morimatsu Research Institution Co Ltd 貯水槽
CN103807959A (zh) * 2014-02-20 2014-05-21 深圳达实智能股份有限公司 条缝式均流布水管、条缝式均流布水器及水蓄冷设备
CN104214868A (zh) * 2014-09-17 2014-12-17 中山市蓝水能源科技发展有限公司 一种水蓄冷系统的制冷水散水装置
CN104296295A (zh) * 2014-10-21 2015-01-21 广州数科节能技术有限公司 一种水蓄冷罐隔板控制装置
CN105928404A (zh) * 2016-04-28 2016-09-07 中国科学院电工研究所 一种用于液体储热的温度分层装置
JP2018054199A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 新菱冷熱工業株式会社 蓄熱槽及び蓄熱槽を用いた空気調和システム
CN111998710A (zh) * 2020-08-21 2020-11-27 天津大学 温度分层型卧式多槽水储能系统

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042736A (zh) * 2015-06-23 2015-11-11 许文辉 一种水蓄冷系统中自带布水功能的蓄冷池
CN104949243A (zh) * 2015-06-23 2015-09-30 许文辉 一种斜温式水蓄冷系统中的蓄冷池
CN104913421A (zh) * 2015-06-23 2015-09-16 许文辉 一种水蓄冷装置中的布水器
CN104930624A (zh) * 2015-06-23 2015-09-23 许文辉 一种水蓄冷系统中的蓄冷池
CN110440329A (zh) * 2019-08-20 2019-11-12 中如建筑工程(上海)有限公司 一种用于供暖的布水器蓄热系统

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121693A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Takenaka Komuten Co Ltd 温度成層型蓄熱槽及びこの槽の給水乃至排水流路の末端構造
JP2011117686A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Shimizu Corp ディストリビュータ
JP2012057436A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Morimatsu Research Institution Co Ltd 貯水槽
CN103807959A (zh) * 2014-02-20 2014-05-21 深圳达实智能股份有限公司 条缝式均流布水管、条缝式均流布水器及水蓄冷设备
CN104214868A (zh) * 2014-09-17 2014-12-17 中山市蓝水能源科技发展有限公司 一种水蓄冷系统的制冷水散水装置
CN104296295A (zh) * 2014-10-21 2015-01-21 广州数科节能技术有限公司 一种水蓄冷罐隔板控制装置
CN105928404A (zh) * 2016-04-28 2016-09-07 中国科学院电工研究所 一种用于液体储热的温度分层装置
CN105928404B (zh) * 2016-04-28 2017-11-14 中国科学院电工研究所 一种用于液体储热的温度分层装置
JP2018054199A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 新菱冷熱工業株式会社 蓄熱槽及び蓄熱槽を用いた空気調和システム
CN111998710A (zh) * 2020-08-21 2020-11-27 天津大学 温度分层型卧式多槽水储能系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3866581B2 (ja) 2007-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003232544A (ja) 温度成層型蓄熱槽の整流・分配装置
CN106731493B (zh) 一种用于烟气二氧化碳捕集的方形填料塔
CN106879214A (zh) 一种具有多重散热功能的电气控制设备柜
CN101329104A (zh) 一种方形多孔陶瓷立管式露点间接蒸发冷却器
CN211207270U (zh) 一种双冷却降温设备
CN202881322U (zh) 一种铜线连续退火冷却装置
CN110475465A (zh) 一种射流孔高度变化的热管系统
CN106546032A (zh) 一种半导体制冷器
CN205302159U (zh) 一种计算机散热器
CN104764258B (zh) 壳管式冷凝器
CN103296329B (zh) 一种电源冷却装置
CN110470159A (zh) 一种冷凝端长度渐变的热管
CN106679394A (zh) 薄膜横向拉伸烘箱的风箱系统单元
CN203814109U (zh) 导风罩
CN206282946U (zh) 一种方形动力电池成组液冷箱体
CN206176545U (zh) 一种换热器及空调
CN210400126U (zh) 一种可提高布膜和排气性能的降膜均布装置
US20140138859A1 (en) Hot water distribution system and method for a cooling tower
CN201242253Y (zh) 立管式露点间接蒸发冷却器
CN207991313U (zh) 一种冷却塔
CN203964693U (zh) 高效冷凝装置
TWM554981U (zh) 密閉循環式冷卻水塔
CN107726509A (zh) 一种动态喷淋布水系统
CN210274652U (zh) 一种等离子设备的电极装置及等离子设备
CN207703030U (zh) 一种电力柜用冷却塔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041224

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060804

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3866581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees