JP2003232500A - 13aガスの供給方法 - Google Patents
13aガスの供給方法Info
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- JP2003232500A JP2003232500A JP2002030410A JP2002030410A JP2003232500A JP 2003232500 A JP2003232500 A JP 2003232500A JP 2002030410 A JP2002030410 A JP 2002030410A JP 2002030410 A JP2002030410 A JP 2002030410A JP 2003232500 A JP2003232500 A JP 2003232500A
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動式の13Aガス供給方法において、従来
の供給設備では、熱量調整、付臭のための多くの機器が
必要であり、且つこの熱量調整、付臭を行いながらのL
NG充填は制御、操作が複雑であった。また、装置全体
として高価になることも当然である。そこで、このよう
な欠点のない移動式13Aガス供給方法を提供する。 【解決手段】 移動可能な低温LNG(液化した天然ガ
ス)貯蔵容器からLNGを気化させて13Aガスを必要
な地区に供給する方法であって、(1) 該低温LNG貯
蔵容器にLNGを充填する工程、(2) 該低温LNG貯
蔵容器から沸点の低いメタンガスを排出し、該低温LN
G貯蔵容器内のLNGのカロリーを調整する工程、(3)
該低温LNG貯蔵容器から出たLNGを気化器により
気化する工程、(4) 該NG(気化した天然ガス)に、
付臭剤を含有するメタンを主成分とするガスを混合し、
供給ガスとする工程、からなるもの。
の供給設備では、熱量調整、付臭のための多くの機器が
必要であり、且つこの熱量調整、付臭を行いながらのL
NG充填は制御、操作が複雑であった。また、装置全体
として高価になることも当然である。そこで、このよう
な欠点のない移動式13Aガス供給方法を提供する。 【解決手段】 移動可能な低温LNG(液化した天然ガ
ス)貯蔵容器からLNGを気化させて13Aガスを必要
な地区に供給する方法であって、(1) 該低温LNG貯
蔵容器にLNGを充填する工程、(2) 該低温LNG貯
蔵容器から沸点の低いメタンガスを排出し、該低温LN
G貯蔵容器内のLNGのカロリーを調整する工程、(3)
該低温LNG貯蔵容器から出たLNGを気化器により
気化する工程、(4) 該NG(気化した天然ガス)に、
付臭剤を含有するメタンを主成分とするガスを混合し、
供給ガスとする工程、からなるもの。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、13Aガス(都市
ガスの燃焼性を示すもので、これによって使用する燃焼
器具が異なる)の供給方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】十数年前から、原料事情から都市ガスが
改質ガス(6Cや5C等)から天然ガスに徐々に転換さ
れてきている。この転換では、一つの地区の需要家すべ
てを同時に転換できれば問題はないが、需要家戸数が何
千、何万となるとそのようなことは不可能である。そこ
で、ブロック単位(例えば、数百又は千戸単位)で器具
を転換していく。勿論、転換した需要家には13Aガス
を供給しなければならない。 【0003】このような場合、そのブロックまでの供給
導管が旧ガス系統と天然ガス系統の2本あればよいが、
すべてのブロックがこのような状況ではなく、ある1つ
の需要家群がブロック単位を超える場合や、ブロックが
他のブロックと離れており導管が1本である場合には、
そのブロックまでの本管から供給を受ける需要家すべて
が天然ガスに転換されるまでの間、その本管を使用せず
に天然ガスをその地区に供給する必要がある。そこで、
従来から、13Aガスを離れたところに供給できる移動
式13Aガス供給装置が使用されている。 【0004】この移動式供給装置は、供給設備である低
温LNG貯蔵容器、気化器、クッションタンク、圧力調
整弁と付属装置である熱量調整、付臭用の混合器等から
構成されている。次に、この従来の移動式供給装置の運
転方法について説明する。低温LNG貯蔵容器にLNG
を充填するのであるが、その前に種々の前処理が必要で
ある。天然ガスは通常44MJ/m3N前後であり13A
ガスは46.05MJ/m3Nである。これは、供給ガス
のカロリー(熱量)を天然物に任せず、人的に一定に保
つためである。よって、天然ガスにはカロリーを調整す
るため、通常LPG(液化石油ガス、プロパンやブタ
ン)が添加される。LPGは、100MJ/m3N(プロ
パンを使用する場合)程度あるため、混合すれば全体と
してカロリーアップになるのである。 【0005】また、これとは別に、漏洩による危険の察
知のため、都市ガスには他のものとは明らかに識別され
る臭いを付けなければならない。これは、メルカプタン
類等の悪臭成分(付臭剤)を添加することによって行な
われている。 【0006】この熱量調整のためのLPG混合と付臭剤
の添加を効率よく行なうため、LPGに付臭剤を添加し
たものがボンベで市販されている。よって、LPGを混
合すれば自動的に付臭されるのである。また、LPGを
混合する量は、おおよそ、天然ガス100m3Nに対し
て、LPG(プロパン)4m3N、重量比では天然ガス1
00Kgに対して、LPG8Kgである。 【0007】しかし、LNGに気化したLPGを所定量
混合し熱量調整するための実際の制御は、混合するLP
G量が少ないため非常に難しい。このため、この気化し
たLPGをNGと一旦ガス/ガスで混合し、その混合ガ
スをLNGに混合するのである。また、気化したLPG
とNGの混合により、付臭用LPGのLNG中への混合
促進も図っている。このように、カロリーアップし、付
臭され、気化した状態で13Aガスとなるものを前記し
た低温LNG貯蔵容器に充填するのである。 【0008】この従来の移動式供給装置について図2に
基づいて説明する。まず、混合用LNGが気化器11で
気化し、付臭剤入りの熱量調整用LPGと混合される。
均一にするため混合器(クッションタンク)12で混合
される。この混合ガスと、LNGを混合し、同様に混合
器13で均一混合される。このLNGが低温LNG貯蔵
容器14に貯蔵される。この状態で、供給設備部分は現
場に移動する。即ち、一点鎖線部分がトラックに積載さ
れるか又はトラックの荷台に設けられていると考えてよ
い。そして、現場の供給配管(図示せず)と接続する。
その後、気化器15でLNGを気化させ、クッションタ
ンク16を経由して圧力調整弁17で圧力調整され供給
される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の移動
式供給方法では、供給設備以外に熱量調整、付臭のため
の多くの機器が必要で、例えばLNG気化器、混合器、
計測機器、配管、弁類等が必要である。また、この熱量
調整、付臭を行いながらのLNG充填は制御、操作が複
雑である。さらに、装置全体として高価になることも当
然である。 【0010】 【課題を解決するための手段】以上のような状況に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明13Aガスの供給
方法を完成したものであり、その特徴とするところは、
移動可能な低温LNG(液化した天然ガス)貯蔵容器か
らLNGを気化させて13Aガスを必要な地区に供給す
る方法であって、(1) 該低温LNG貯蔵容器にLNG
を充填する工程、(2) 該低温LNG貯蔵容器から沸点
の低いメタンガスを排出し、該低温LNG貯蔵容器内の
LNGのカロリーを調整する工程、(3) 該低温LNG
貯蔵容器から出たLNGを気化器により気化する工程、
(4) 該NG(気化した天然ガス)に、付臭剤を含有す
るメタンを主成分とするガスを混合し、供給ガスとする
工程、からなる点にある。 【0011】ここで、移動可能とは、本発明方法によっ
て供給される13Aガス(液体状態)の貯蔵供給装置が
移動可能であり、導管を敷設することなく遠方の需要家
に移動して供給できることをいう。よって、通常はトラ
ック等により運搬可能又はトラックの荷台上に設備を設
けたものである。 【0012】本発明での低温LNG貯蔵容器や気化器、
混合器等の機器自体は、従来のものでよく特別なもので
ある必要はない。また、(1)〜(2) の工程は、それぞ
れ他の工程と同時に行なってもよく、必ずしも先の工程
が終了した後次工程を行なうものとは限らない。 【0013】本発明の第1のポイントは、天然ガスのカ
ロリーアップにLPGを用いないことである。天然ガス
は、メタン(40MJ/m3N)が主成分であるが、それ
以外の高発熱量炭化水素が含まれており、トータルとし
て44MJ/m3N前後になっているのである。よって、
このメタンのみを除去すれば当然発熱量は上がる。例え
ば、1000Kg(1200m3N)のLNGから400m3
Nのメタンを除去すると下記の式(数1)の通り発熱量
は、13Aガスの46MJ/m3Nとなる。燃焼性につい
ても13Aの範囲内である。 【数1】 【0014】この除去したメタンガスは、充填所内で再
度天然ガス貯蔵タンクに戻しても、燃料その他の原料に
使用してもよい。 【0015】第2のポイントは、付臭を付臭済みのLP
Gで事前に行なうのではなく、比較的濃度の高い付臭ガ
ス(例えば、メタンやNGに付臭剤が1000ppm程
度含有)で行なうことである。事前に付臭を行なう従来
の方法は、付臭済みLNGの気化時に随伴する付臭剤の
量が一定ではなく、付臭濃度にばらつきがみられる。し
かし、本発明方法では、NGと比較的濃度の高い付臭ガ
スとの混合が非常に容易で均一にできるほか、付臭濃度
のコントロールも非常に容易である。比較的濃度の高い
付臭ガスとしては、メタン、13Aガスと発熱量の近い
可燃性ガス単体又は混合ガスであれば種類は問わない。
勿論、NGに可燃性ガスを混合すればカロリーは変動す
るが、付臭ガスの混合量は非常にわずかであり、ほとん
ど無視できるため考慮する必要はない。通常、付臭剤は
供給ガスに数ppm〜十数ppmでよい 【0016】 【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて説明する。まず、LNGをメインLNG充填管1か
ら低温LNG貯蔵容器2に充填する。そして、供給ガス
が46MJ/m3Nになるよう所定量のメタンをリターン
配管3から排出する。この状態で、全体が現場に移動す
る。即ち、一点鎖線内がトラック(専用のトレラー等)
の荷台に設けられている。そして、現場の供給配管(図
示せず)と接続する。その後、気化器4でLNGを気化
させ、クッションタンク5を経由して圧力調整弁6によ
り圧力調整され供給される。クッションタンク5に入る
前に、ボンベ7から付臭ガスを混合する。これで、供給
ガスである13Aガスができる。 【0017】 【発明の効果】本発明13Aガスの供給方法には次のよ
うな大きな利点がある。 (1) 従来の移動式供給設備と比較して装置の機器数
が少なく、特別な熱量調整、付臭装置を必要としない。 (2) LPGを使用しないため、LPGの混合という
工程がなく制御が容易になる。 (3) 付臭が容易かつ安定的に行なえ、熱量変動も生
じない。 (4) 設備自体が安価になる。
ガスの燃焼性を示すもので、これによって使用する燃焼
器具が異なる)の供給方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】十数年前から、原料事情から都市ガスが
改質ガス(6Cや5C等)から天然ガスに徐々に転換さ
れてきている。この転換では、一つの地区の需要家すべ
てを同時に転換できれば問題はないが、需要家戸数が何
千、何万となるとそのようなことは不可能である。そこ
で、ブロック単位(例えば、数百又は千戸単位)で器具
を転換していく。勿論、転換した需要家には13Aガス
を供給しなければならない。 【0003】このような場合、そのブロックまでの供給
導管が旧ガス系統と天然ガス系統の2本あればよいが、
すべてのブロックがこのような状況ではなく、ある1つ
の需要家群がブロック単位を超える場合や、ブロックが
他のブロックと離れており導管が1本である場合には、
そのブロックまでの本管から供給を受ける需要家すべて
が天然ガスに転換されるまでの間、その本管を使用せず
に天然ガスをその地区に供給する必要がある。そこで、
従来から、13Aガスを離れたところに供給できる移動
式13Aガス供給装置が使用されている。 【0004】この移動式供給装置は、供給設備である低
温LNG貯蔵容器、気化器、クッションタンク、圧力調
整弁と付属装置である熱量調整、付臭用の混合器等から
構成されている。次に、この従来の移動式供給装置の運
転方法について説明する。低温LNG貯蔵容器にLNG
を充填するのであるが、その前に種々の前処理が必要で
ある。天然ガスは通常44MJ/m3N前後であり13A
ガスは46.05MJ/m3Nである。これは、供給ガス
のカロリー(熱量)を天然物に任せず、人的に一定に保
つためである。よって、天然ガスにはカロリーを調整す
るため、通常LPG(液化石油ガス、プロパンやブタ
ン)が添加される。LPGは、100MJ/m3N(プロ
パンを使用する場合)程度あるため、混合すれば全体と
してカロリーアップになるのである。 【0005】また、これとは別に、漏洩による危険の察
知のため、都市ガスには他のものとは明らかに識別され
る臭いを付けなければならない。これは、メルカプタン
類等の悪臭成分(付臭剤)を添加することによって行な
われている。 【0006】この熱量調整のためのLPG混合と付臭剤
の添加を効率よく行なうため、LPGに付臭剤を添加し
たものがボンベで市販されている。よって、LPGを混
合すれば自動的に付臭されるのである。また、LPGを
混合する量は、おおよそ、天然ガス100m3Nに対し
て、LPG(プロパン)4m3N、重量比では天然ガス1
00Kgに対して、LPG8Kgである。 【0007】しかし、LNGに気化したLPGを所定量
混合し熱量調整するための実際の制御は、混合するLP
G量が少ないため非常に難しい。このため、この気化し
たLPGをNGと一旦ガス/ガスで混合し、その混合ガ
スをLNGに混合するのである。また、気化したLPG
とNGの混合により、付臭用LPGのLNG中への混合
促進も図っている。このように、カロリーアップし、付
臭され、気化した状態で13Aガスとなるものを前記し
た低温LNG貯蔵容器に充填するのである。 【0008】この従来の移動式供給装置について図2に
基づいて説明する。まず、混合用LNGが気化器11で
気化し、付臭剤入りの熱量調整用LPGと混合される。
均一にするため混合器(クッションタンク)12で混合
される。この混合ガスと、LNGを混合し、同様に混合
器13で均一混合される。このLNGが低温LNG貯蔵
容器14に貯蔵される。この状態で、供給設備部分は現
場に移動する。即ち、一点鎖線部分がトラックに積載さ
れるか又はトラックの荷台に設けられていると考えてよ
い。そして、現場の供給配管(図示せず)と接続する。
その後、気化器15でLNGを気化させ、クッションタ
ンク16を経由して圧力調整弁17で圧力調整され供給
される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の移動
式供給方法では、供給設備以外に熱量調整、付臭のため
の多くの機器が必要で、例えばLNG気化器、混合器、
計測機器、配管、弁類等が必要である。また、この熱量
調整、付臭を行いながらのLNG充填は制御、操作が複
雑である。さらに、装置全体として高価になることも当
然である。 【0010】 【課題を解決するための手段】以上のような状況に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明13Aガスの供給
方法を完成したものであり、その特徴とするところは、
移動可能な低温LNG(液化した天然ガス)貯蔵容器か
らLNGを気化させて13Aガスを必要な地区に供給す
る方法であって、(1) 該低温LNG貯蔵容器にLNG
を充填する工程、(2) 該低温LNG貯蔵容器から沸点
の低いメタンガスを排出し、該低温LNG貯蔵容器内の
LNGのカロリーを調整する工程、(3) 該低温LNG
貯蔵容器から出たLNGを気化器により気化する工程、
(4) 該NG(気化した天然ガス)に、付臭剤を含有す
るメタンを主成分とするガスを混合し、供給ガスとする
工程、からなる点にある。 【0011】ここで、移動可能とは、本発明方法によっ
て供給される13Aガス(液体状態)の貯蔵供給装置が
移動可能であり、導管を敷設することなく遠方の需要家
に移動して供給できることをいう。よって、通常はトラ
ック等により運搬可能又はトラックの荷台上に設備を設
けたものである。 【0012】本発明での低温LNG貯蔵容器や気化器、
混合器等の機器自体は、従来のものでよく特別なもので
ある必要はない。また、(1)〜(2) の工程は、それぞ
れ他の工程と同時に行なってもよく、必ずしも先の工程
が終了した後次工程を行なうものとは限らない。 【0013】本発明の第1のポイントは、天然ガスのカ
ロリーアップにLPGを用いないことである。天然ガス
は、メタン(40MJ/m3N)が主成分であるが、それ
以外の高発熱量炭化水素が含まれており、トータルとし
て44MJ/m3N前後になっているのである。よって、
このメタンのみを除去すれば当然発熱量は上がる。例え
ば、1000Kg(1200m3N)のLNGから400m3
Nのメタンを除去すると下記の式(数1)の通り発熱量
は、13Aガスの46MJ/m3Nとなる。燃焼性につい
ても13Aの範囲内である。 【数1】 【0014】この除去したメタンガスは、充填所内で再
度天然ガス貯蔵タンクに戻しても、燃料その他の原料に
使用してもよい。 【0015】第2のポイントは、付臭を付臭済みのLP
Gで事前に行なうのではなく、比較的濃度の高い付臭ガ
ス(例えば、メタンやNGに付臭剤が1000ppm程
度含有)で行なうことである。事前に付臭を行なう従来
の方法は、付臭済みLNGの気化時に随伴する付臭剤の
量が一定ではなく、付臭濃度にばらつきがみられる。し
かし、本発明方法では、NGと比較的濃度の高い付臭ガ
スとの混合が非常に容易で均一にできるほか、付臭濃度
のコントロールも非常に容易である。比較的濃度の高い
付臭ガスとしては、メタン、13Aガスと発熱量の近い
可燃性ガス単体又は混合ガスであれば種類は問わない。
勿論、NGに可燃性ガスを混合すればカロリーは変動す
るが、付臭ガスの混合量は非常にわずかであり、ほとん
ど無視できるため考慮する必要はない。通常、付臭剤は
供給ガスに数ppm〜十数ppmでよい 【0016】 【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて説明する。まず、LNGをメインLNG充填管1か
ら低温LNG貯蔵容器2に充填する。そして、供給ガス
が46MJ/m3Nになるよう所定量のメタンをリターン
配管3から排出する。この状態で、全体が現場に移動す
る。即ち、一点鎖線内がトラック(専用のトレラー等)
の荷台に設けられている。そして、現場の供給配管(図
示せず)と接続する。その後、気化器4でLNGを気化
させ、クッションタンク5を経由して圧力調整弁6によ
り圧力調整され供給される。クッションタンク5に入る
前に、ボンベ7から付臭ガスを混合する。これで、供給
ガスである13Aガスができる。 【0017】 【発明の効果】本発明13Aガスの供給方法には次のよ
うな大きな利点がある。 (1) 従来の移動式供給設備と比較して装置の機器数
が少なく、特別な熱量調整、付臭装置を必要としない。 (2) LPGを使用しないため、LPGの混合という
工程がなく制御が容易になる。 (3) 付臭が容易かつ安定的に行なえ、熱量変動も生
じない。 (4) 設備自体が安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の1例を示す概略フローシートであ
る。 【図2】従来の方法を示す概略フローシートである。 【符号の説明】 1 LNG充填管 2 低温LNG貯蔵容器 3 リターン配管 4 気化器 5 クッションタンク 6 圧力調整弁 7 ボンベ
る。 【図2】従来の方法を示す概略フローシートである。 【符号の説明】 1 LNG充填管 2 低温LNG貯蔵容器 3 リターン配管 4 気化器 5 クッションタンク 6 圧力調整弁 7 ボンベ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福長 昇
静岡県浜松市西塚町186番地 中部瓦斯株
式会社浜松製造所内
(72)発明者 那須田 篤
静岡県浜松市西塚町186番地 中部瓦斯株
式会社浜松製造所内
Fターム(参考) 3E073 DB04
3K068 AA03 AB01 CA01 CA28 CB01
EA03
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 移動可能な低温LNG(液化した天然ガ
ス)貯蔵容器からLNGを気化させて13Aガスを必要
な地区に供給する方法であって、(1) 該低温LNG貯
蔵容器にLNGを充填する工程、(2) 該低温LNG貯
蔵容器から沸点の低いメタンガスを排出し、該低温LN
G貯蔵容器内のLNGのカロリーを調整する工程、(3)
該低温LNG貯蔵容器から出たLNGを気化器により
気化する工程、(4) 該NG(気化した天然ガス)に、
付臭剤を含有するメタンを主成分とするガスを混合し、
供給ガスとする工程、からなることを特徴とする13A
ガスの供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030410A JP2003232500A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 13aガスの供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030410A JP2003232500A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 13aガスの供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232500A true JP2003232500A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27774170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002030410A Pending JP2003232500A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 13aガスの供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003232500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6903307B1 (en) * | 2004-10-04 | 2005-06-07 | Prince Lionheart, Inc. | Hygienic wipes steamer |
JP2005299819A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Iwatani Internatl Corp | 低温液化ガス充填装置 |
CN103576557A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-02-12 | 北京市燃气集团有限责任公司 | 基于节能的调压站防冻智能控制系统及其控制方法 |
-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002030410A patent/JP2003232500A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299819A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Iwatani Internatl Corp | 低温液化ガス充填装置 |
US6903307B1 (en) * | 2004-10-04 | 2005-06-07 | Prince Lionheart, Inc. | Hygienic wipes steamer |
CN103576557A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-02-12 | 北京市燃气集团有限责任公司 | 基于节能的调压站防冻智能控制系统及其控制方法 |
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