JP2003232025A - 防舷材 - Google Patents

防舷材

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JP2003232025A
JP2003232025A JP2002029682A JP2002029682A JP2003232025A JP 2003232025 A JP2003232025 A JP 2003232025A JP 2002029682 A JP2002029682 A JP 2002029682A JP 2002029682 A JP2002029682 A JP 2002029682A JP 2003232025 A JP2003232025 A JP 2003232025A
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Kazutoshi Iwasaki
和資 岩崎
Hiroshi Noiri
洋 野入
Katsuyuki Tanaka
克往 田中
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間等に位置や向きなどを容易かつ直感的に
確認することができる上、頻繁な保守、点検が不要な、
新規な防舷材を提供する。 【解決手段】 岸壁等に取り付けた際に露出する防舷材
1の表面の少なくとも一部に、平板状またはシート状の
反射材2を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岸壁等に取り付け
て船舶等の接舷時の衝撃を緩衝するための防舷材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】防舷材は、一般に、自動車用タイヤなど
の他のゴム製品と同様に、母材としての天然ゴムや合成
ゴムと、補強材としてのカーボンブラックとを含むゴム
組成物を加硫成形して製造され、黒色を呈している。こ
れは、カーボンブラックによって補強した黒色の防舷材
の方が、たとえば補強剤として白色のシリカなどを用い
るとともに、着色剤で任意の色に着色したカラー防舷材
よりも、船舶等の接舷によって繰り返し圧縮された際の
耐久性に優れるためである。
【0003】しかし黒色の防舷材は、特に夜間等におけ
る、位置や向きなどの確認が難しいという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、たとえば実開
平5−54628号公報には、黒色の防舷材の、表層部
の一部に、前記カラー防舷材で使用するのと同様の、着
色したゴム組成物を用いて形成したカラーストライプ部
を設けるとともに、このカラーストライプ部の表面に、
多数のガラスビーズを、その一部が外部に露出するよう
に埋設することが記載されている。
【0005】かかる構成では、船舶等のライトの光を、
カラーストライプ部に埋設したガラスビーズで乱反射さ
せることによって、夜間等に、防舷材の位置や向きなど
を容易に確認することが可能となる。しかし上記の防舷
材は、船舶等の接舷によって繰り返し圧縮された際に、
ガラスビーズが破損したり脱落したりしやすいために、
頻繁な保守、点検が必要になるという問題があった。
【0006】また、一般にキャッツアイと呼ばれる、自
転車などのテールランプに使用される小型の反射板を用
いて、防舷材の位置や向きなどを夜間等に確認できるよ
うにすることも、実際に行われている。しかしかかる反
射板は、船舶等の接舷時に破損するのを防止するため、
防舷材の周囲にのみ配置することができ、防舷材それ自
体に取り付けることはできない。
【0007】このため、とくに夜間の荒天時などの悪条
件下において、反射板の反射光から防舷材の正確な位置
や向きなどを直感的に確認することは困難である。本発
明の目的は、夜間等に位置や向きなどを容易かつ直感的
に確認することができる上、頻繁な保守、点検が不要
な、新規な防舷材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、岸壁等に取り付けた際に露出する防舷
材の表面の少なくとも一部に、平板状またはシート状の
反射材を配設したことを特徴とする防舷材である。請求
項1の構成では、たとえば船舶等のライトに照らされる
と面状に光る、平板状またはシート状の反射材を、防舷
材の、岸壁等に取り付けた際に露出する表面の少なくと
も一部に配設しているため、たとえ夜間の荒天時などの
悪条件下においても、防舷材の正確な位置や向きなどを
直感的に、容易に確認することができる。しかも反射材
は、ガラスビーズのように簡単に割れたり脱落したりし
にくいため、頻繁な保守、点検が不要となる。
【0009】請求項2記載の発明は、反射材として可と
う性を有するものを用いるとともに、防舷材のうち、船
舶等の接舷によって変形する緩衝部の表面に、反射材の
厚み以上の深さを有する凹部を設けて、この凹部の底面
に、上記反射材を、緩衝部の表面から突出しないように
配設した請求項1記載の防舷材である。請求項2の構成
では、船舶等が直接に接舷する緩衝部の表面に、反射材
を取り付けているため、より一層、直感的に、防舷材の
正確な位置や向きなどを確認することが可能となる。
【0010】しかも請求項2の構成では、船舶等の接舷
によって変形する緩衝部の表面にあわせて、反射材とし
て可とう性を有するものを用いるとともに、上記緩衝部
の表面に、反射材の厚み以上の深さを有する凹部を設け
て、この凹部の底面に、反射材を、緩衝部の表面から突
出しないように配設しているため、船舶等の接舷時の衝
撃によって反射材が破損したり脱落したりするのをさら
に確実に防止することも可能となる。
【0011】請求項3記載の発明は、反射材を、日本工
業規格JIS K6301-1995で規定されたはく離試
験における、幅25mmのたんざく状試験片の、防舷材
の使用温度での180°はく離時のはく離強度が29.
4N/25mm以上となるように固定した請求項1記載
の防舷材である。はく離強度をこの範囲内とすること
で、反射材の、船舶等の接舷時の衝撃などによる脱落
を、より一層、確実に防止することができる。
【0012】請求項4記載の発明は、反射材を、再はく
離可能な粘着剤を介して固定した請求項3記載の防舷材
である。請求項4の構成によれば、たとえば古くなった
り破損したりした反射材を交換することが可能であり、
保守点検が容易である。請求項5記載の発明は、防舷材
表面の所定の領域を占める反射材を、2以上の小片に分
割して配設した請求項1記載の防舷材である。
【0013】請求項5の構成によれば、たとえば反射材
の1つの小片が、船舶等の接舷時の衝撃などによって防
舷材の表面から脱落しても、他の小片は防舷材表面に残
る可能性が高い。このため、たとえ脱落が発生しても、
防舷材の位置や向きなどを反射材によって確認する機能
が完全に失われてしまうことはなく、安全性が高い。請
求項6記載の発明は、反射材として、日本工業規格JI
S Z9117-198 4で規定された反射性能試験におけ
る、観測角12′、入射角30°での再帰反射係数R′
が200cd・lx-1・m-2以上であるものを用いた請
求項1記載の防舷材である。
【0014】反射性能試験による再帰反射係数R′が上
記の範囲内にある反射材は、光の反射性能に優れてお
り、たとえその表面が汚れたり、あるいは藻などが付着
したりしても、反射光の強度が急激かつ大幅に低下する
ことはない。このため汚れなどによって、防舷材の位置
や向きなどを反射材によって確認する機能が完全に失わ
れてしまうことはなく、安全性が高い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明の防舷材1
の、実施の形態の一例を示す斜視図である。図に見るよ
うにこの例の防舷材1は、その全体をゴムにて一体に形
成したもので、角筒状の一対の緩衝部10、10間を、
複数本(図では3本)の横桟部11…で繋いだ形状を有
している。図の例の防舷材1においては、緩衝部10、
10の表面10a、10aに船舶等が接舷されると、当
該緩衝部10、10が屈曲変形して、接舷の衝撃を吸収
するために機能する。また図の例の防舷材1は、人が昇
降するためのはしごの機能を兼ね備えている。
【0016】なお図中符号12、12は、それぞれの緩
衝部10、10を岸壁等に固定するボルト(何れも図示
せず)を挿通するための通孔12a…を備えたフランジ
部である。図示していないが、上記フランジ部12、1
2と、それに続く緩衝部10、10内には鋼板等を埋設
して補強している。また横桟部11は、ゴム中に繊維を
埋設するなどして補強している。
【0017】それぞれの緩衝部10の、船舶等が接舷さ
れる表面10aには、角筒の長さ方向に沿って、当該緩
衝部10の全長に亘る凹部10bを形成してあり、この
凹部10bの底面に、可とう性を有するシート状の反射
材2を配設している。したがって夜間等においても直感
的に、防舷材1の正確な位置や向きなどを確認すること
が可能となる。また凹部10bの深さt1は、反射材2
の厚みt2以上とし、これにより反射材2を、緩衝部1
0の表面10aから突出しないように配設している。こ
のため、上記のように反射材2として可とう性を有する
シート状のものを用いて、船舶等の接舷によって変形す
る緩衝部の表面にあわせて変形可能としたこととあわせ
て、船舶等の接舷時の衝撃によって反射材2が破損した
り脱落したりするのを防止している〔図1(b)〕。
【0018】反射材2は、図の例の場合、凹部10bの
全長を3分割する3枚の、矩形状の小片21…に分割し
てある。これにより、たとえ1枚の小片21がはく離し
ても、それが反射材2の全面に及ぶことを防止してい
る。可とう性を有するシート状の反射材2としては、よ
り良好な光の反射性能を得るために、日本工業規格JI
S Z9117-1984「保安用反射シート及びテープ」
の第7項において規定された反射性能試験における、観
測角12′、入射角30°での再帰反射係数R′が20
0cd・lx-1・m-2以上であるものを用いるのが好ま
しい。
【0019】なお、再帰反射係数R′のより好適な範囲
は反射材2の色によって異なり、たとえば反射材2が白
色の場合は700cd・lx-1・m-2程度、黄色の場合
は350cd・lx-1・m-2程度であるのがさらに好ま
しい。かかる反射材2としては、たとえば透明な基材シ
ート上にピラミッド状のプリズムを多数、形成した、住
友スリーエム株式会社製の商品名「スコッチライトコン
スピキュイティシート 981シリーズ」などがあげら
れる。
【0020】反射材2は、船舶等の接舷時の衝撃などに
よる脱落をより一層、確実に防止するために、日本工業
規格JIS K6301-1995「加硫ゴム物理試験方
法」の第7項において規定されたはく離試験のうち、幅
25mmのたんざく状試験片の、防舷材1の使用温度で
の、180°はく離時のはく離強度が29.4N/25
mm以上となるように、凹部10bの底面に固定するの
が好ましい。固定には接着剤や粘着剤を使用できるが、
特に再はく離可能な粘着剤を介して固定した場合には、
たとえば古くなったり破損したりした反射材を交換する
ことが可能であり、保守点検が容易になる。
【0021】防舷材1としては、船舶等の接舷によって
繰り返し圧縮された際の耐久性を考慮すると、従来同様
に天然ゴムや合成ゴムと、補強材としてのカーボンブラ
ックとを含むゴム組成物を加硫成形して製造された、全
体が黒色を呈するものが好ましい。ただし曇天時など
に、防舷材1の位置や向きなどを確認しやすくするため
には、たとえば緩衝部10の、船舶等が接舷される表面
10aのうち、凹部10bの両側の部分の表層部など
の、防舷材1の強度に影響しない部分を、前述したカラ
ー防舷材で使用するのと同様の、着色したゴム組成物を
用いて、たとえば黄色やオレンジ色などの明るい色に着
色してもよい。
【0022】また図示していないが、例えば防舷材1
の、フランジ部12、12の表面にも反射材を配設する
ことができる。この構成では、夜間等においても、防舷
材1の全体の形状を把握することが可能となる。フラン
ジ部12、12は、船舶等の接舷によって変形しないの
で、反射材としては可とう性を有しない板状のものなど
を使用してもよい。図2(a)は、本発明の防舷材1の、
実施の形態の他の例を示す斜視図である。
【0023】図の例の防舷材1は、やはりその全体をゴ
ムにて一体に形成したもので、厚肉平板状の緩衝部13
の、船舶等が接舷される表面13aと反対面から後方
へ、同じく厚肉平板状で、かつ緩衝部13から離れるほ
ど距離が開くように拡開させて、一対の脚部14、14
を延設した形状を有している。この防舷材1において
は、緩衝部13の表面13aに船舶等が接舷されると、
当該緩衝部13とともに脚部14、14が屈曲変形し
て、接舷の衝撃を吸収するために機能する。
【0024】図中符号15、15は、それぞれの脚部1
4、14を岸壁等に固定するボルト(何れも図示せず)
を挿通するための通孔15a…を備えたフランジ部であ
る。図示していないが、上記フランジ部15、15と、
それに続く脚部14、14の基部内には鋼板等を埋設し
て補強している。また上記の各部は、一方のフランジ部
15から脚部14、緩衝部13、脚部14を通して他方
の脚部15に達する繊維布を埋設するなどして補強して
いる。
【0025】緩衝部13の、船舶等が接舷される表面1
3aには、その長さ方向に沿って、当該緩衝部13の全
長に亘る凹部13bを形成してあり、この凹部10bの
底面に、可とう性を有するシート状の反射材2を配設し
ている。したがって夜間等においても直感的に、防舷材
1の正確な位置や向きなどを確認することが可能とな
る。また凹部13bの深さt3は、反射材2の厚みt4
上とし、これにより反射材2を、緩衝部13の表面13
aから突出しないように配設している。このため、上記
のように反射材2として可とう性を有するシート状のも
のを用いて、船舶等の接舷によって変形する緩衝部の表
面にあわせて変形可能としたこととあわせて、船舶等の
接舷時の衝撃によって反射材2が破損したり脱落したり
するのを防止している〔図2(b)〕。
【0026】反射材2は、図の例の場合、凹部13bの
全長を2分割する2枚の、矩形状の小片22…に分割し
てある。これにより、たとえ1枚の小片22がはく離し
ても、それが反射材2の全面に及ぶことを防止してい
る。可とう性を有するシート状の反射材2としては、前
記と同様のものを使用できる。また、かかるシート状の
反射材2を前述したはく離強度となるように、凹部13
bの底面に、再はく離可能な粘着剤を介して固定するの
が好ましい点も同様である。
【0027】防舷材1としては、やはり耐久性を考慮す
ると、従来同様に天然ゴムや合成ゴムと、補強材として
のカーボンブラックとを含むゴム組成物を加硫成形して
製造された、全体が黒色を呈するものが好ましい。ただ
し曇天時などに、防舷材1の位置や向きなどを確認しや
すくするためには、たとえば緩衝部13の、船舶等が接
舷される表面13aのうち、凹部13bの両側の部分の
表層部などの、防舷材1の強度に影響しない部分を、着
色したゴム組成物を用いるなどして、黄色やオレンジ色
などの明るい色に着色してもよい。
【0028】また図示していないが、例えば防舷材1
の、脚部14、14の外側の表面や、あるいはフランジ
部15、15の表面にも反射材を配設することができ
る。これらの構成では、夜間等においても、防舷材1の
全体の形状を把握することが可能となる。このうちフラ
ンジ部15、15は変形しないので、反射材としては可
とう性を有しない板状のものなどを使用してもよい。
【0029】
【実施例】以下に本発明を、実施例に基づいて説明す
る。 実施例1 図1(a)に示す形状の、はしご状の防舷材1を、カーボ
ンブラックで補強した天然ゴムの加硫成形によって製造
した。各部の寸法は、緩衝部10の断面形状が縦横とも
に150mmの正方形、長さが900mm、肉厚が50
mm、一対の緩衝部10、10間の距離が450mm、
緩衝部10の表面10aの、凹部10bの深さt1が5
mm、幅が51mm、横桟部11の本数が3本、横桟部
の断面形状が縦横ともに50mmの正方形、となりあう
横桟部11、11間の距離が300mm、フランジ部1
2の幅が210mm、厚みが25mmとした。またフラ
ンジ部12、12と、それに続く緩衝部10、10内に
は厚み9mmの鋼板を埋設して補強した。また横桟部1
1を形成するゴム組成物には短繊維を混入し、横桟部1
1の長さ方向に配向させて補強した。
【0030】また反射材2としては、前述した、住友ス
リーエム株式会社製の商品名「スコッチライト コンス
ピキュイティシート 981シリーズ」のうち品番98
1−10〔カラー:ホワイト、厚み:0.5mm〕を使
用した。この反射材の、JIS Z9117-1984で規
定された反射性能試験における、観測角12′、入射角
30°での再帰反射係数R′は700cd・lx-1・m
-2であった。そして上記反射材2を、幅51mm、長さ
280mmの矩形状の小片にカットしたものを6枚、用
意し、それを3枚ずつ、それぞれの緩衝部10、10
の、凹部10b、10bの底面に、再はく離可能な粘着
剤〔(株)フォーフロント製の商品名FRONT#10
1〕を用いて粘着、固定させた。
【0031】なお、同じゴム組成物からなる、幅25m
mのたんざく状試験片と、同幅に切り出した反射材と
を、同じ粘着剤を用いて粘着、固定させたはく離試験用
のサンプルにおける、前述したJIS K6301
-1995で規定されたはく離試験における、23℃±1℃
での180°はく離時のはく離強度は、44.1N/2
5mmであった。上記防舷材1のうち緩衝部10、10
の一部を、当該緩衝部10、10の長さ方向と直交させ
て配置した幅400mmの、表面(押圧面)が平らな押
圧板を介して、プレス機によって、緩衝部10の高さ
(表面10aから、岸壁等への取付面までの距離)が3
0%となるまで部分的に圧縮したのち、もとの高さに戻
す部分圧縮を5000回、繰り返し行ったが、反射板2
にはく離は全く見られなかった。
【0032】また海水の影響を調査するために、上記の
防舷材1を岸壁に取り付けて半年間の暴露試験を実施し
たところ、反射材2の、海水の最高潮位の位置よりも下
の領域に藻などが付着して汚れていたが、それでも反射
材2は、良好な反射性を維持していることが確認され
た。また、反射材2のはく離も全くみられなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は、本発明の防舷材の、実施の形態の
一例を示す斜視図、同図(b)は、上記防舷材の要部であ
る緩衝部の表面近傍を拡大した平面図である。
【図2】同図(a)は、本発明の防舷材の、実施の形態の
他の例を示す斜視図、同図(b)は、上記防舷材の要部で
ある緩衝部の表面近傍を拡大した平面図である。
【符号の説明】
1 防舷材 10、13 緩衝部 10a、14a 表面 10b、14b 凹部 2 反射材
フロントページの続き (72)発明者 田中 克往 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】岸壁等に取り付けた際に露出する防舷材の
    表面の少なくとも一部に、平板状またはシート状の反射
    材を配設したことを特徴とする防舷材。
  2. 【請求項2】反射材として可とう性を有するものを用い
    るとともに、防舷材のうち、船舶等の接舷によって変形
    する緩衝部の表面に、反射材の厚み以上の深さを有する
    凹部を設けて、この凹部の底面に、上記反射材を、緩衝
    部の表面から突出しないように配設した請求項1記載の
    防舷材。
  3. 【請求項3】反射材を、日本工業規格JIS K630
    -1995で規定されたはく離試験における、幅25mm
    のたんざく状試験片の、防舷材の使用温度での180°
    はく離時のはく離強度が29.4N/25mm以上とな
    るように固定した請求項1記載の防舷材。
  4. 【請求項4】反射材を、再はく離可能な粘着剤を介して
    固定した請求項3記載の防舷材。
  5. 【請求項5】防舷材表面の所定の領域を占める反射材
    を、2以上の小片に分割して配設した請求項1記載の防
    舷材。
  6. 【請求項6】反射材として、日本工業規格JIS Z9
    117-1984で規定された反射性能試験における、観測
    角12′、入射角30°での再帰反射係数R′が200
    cd・lx-1・m-2以上であるものを用いた請求項1記
    載の防舷材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101024610B1 (ko) * 2010-07-20 2011-03-24 동일특수고무(주) 조명부를 갖는 해안용 방현판
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