JP2003229864A - 無線機器 - Google Patents

無線機器

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JP2003229864A
JP2003229864A JP2002026883A JP2002026883A JP2003229864A JP 2003229864 A JP2003229864 A JP 2003229864A JP 2002026883 A JP2002026883 A JP 2002026883A JP 2002026883 A JP2002026883 A JP 2002026883A JP 2003229864 A JP2003229864 A JP 2003229864A
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code
factory
wireless
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Kazuhiro Furuta
和浩 古田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が無線機器の認証コードを工場出荷時
のまま放置したとしても、セキュリティを十分高くす
る。 【解決手段】 本発明の無線機器2は、無線通信を確立
するときに参照される認証コードを記憶する記憶手段を
備え、この記憶手段に記憶されている認証コードと、無
線通信の相手方の無線機器に記憶されている認証コード
とを認識することに基づいて無線通信を許可する通信許
可手段を備え、そして、無線機器の工場出荷時の状態に
おいて、前記認証コードを空白以外のコードに設定した
ものである。この構成の場合、第3者は、無線機器の工
場出荷時の認証コードを知ることはできなくなるから、
セキュリティが十分高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を確立す
るときに認証コード(例えばパスワードやPINコード
等)を参照するように構成された無線機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2つの無線機器の間で無線通
信を実行する場合、各無線機器に設定されている認証コ
ードを相互に参照することにより、無線通信を確立する
か否かを決めている。これにより、認証コードを知らな
い第3者が無線通信を実行しようとしても、無線通信を
確立することができない構成となっており、十分なセキ
ュリティが確保されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記無線機器の工場出
荷時の状態においては、認証コードとして空白が設定さ
れている。そこで、無線機器の使用者は、認証コードを
空白から専用のコード(使用者だけが知っているコー
ド)に書き換える必要がある。しかし、実際は、使用者
は、無線機器も認証コードを工場出荷時の状態のまま
(即ち、空白のまま)で使用することが多い。例えば、
複数の無線機器で無線ネットワークを構成するような場
合でも、使用者は各無線機器も認証コードを空白のまま
にしている。このような無線ネットワークに対して、悪
意の第3者が無線機器を用いて侵入しようとした場合、
簡単に侵入することができた。つまり、認証コードを空
白のままにしている構成は、セキュリティ上無防備な状
態であった。
【0004】また、無線機器の工場出荷時の認証コード
として、例えばMACアドレス(無線機器の個別の識別
番号)を設定した構成もある。この構成の場合、MAC
アドレスを知らない第3者に対しては、セキュリティを
確保することができる。しかし、無線機器のMACアド
レスは、一般に流通している無線通信制御ソフトを使用
することにより、簡単に覗き見ることが可能である。そ
して、同じ無線機器を使用している人はだれでも、認証
コードとしてMACアドレスが設定されていることを知
っているのであるから、悪意の第3者は比較的容易に侵
入することができる。つまり、セキュリティが十分であ
るとはいえなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、使用者が無線機
器の認証コードを工場出荷時のまま放置したとしても、
セキュリティを十分高くすることができる無線機器を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無線機器は、無
線通信機能を備えて成るものにおいて、無線通信を確立
するときに参照される認証コードを記憶する記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている認証コードと、無線
通信の相手方の無線機器に記憶されている認証コードと
を認識することに基づいて無線通信を許可する通信許可
手段とを備え、無線機器の工場出荷時の状態において、
前記認証コードを空白以外のコードに設定したところに
特徴を有する。
【0007】上記構成によれば、無線機器の工場出荷時
の認証コードとして、空白以外のコードが設定されてお
り、このコードは第3者が通常知ることはできないの
で、使用者が無線機器の認証コードを工場出荷時のまま
放置したとしても、セキュリティを十分高くすることが
できる。
【0008】また、前記工場出荷時の状態の認証コード
として、無線機器の製品毎に固有のコードを設定するこ
とが好ましい。更に、無線機器の本体に、前記工場出荷
時の状態の認証コードを記載することが好ましい構成で
ある。この場合、前記工場出荷時の状態の認証コードを
記載する部位は、無線機器の通常の使用状態において使
用者等が容易に見ることができない位置であることが良
い構成である。
【0009】更に、無線機器の付属品に、前記工場出荷
時の状態の認証コードを記載することが良い。また、前
記認証コードを、使用者が所望のコードに変更するコー
ド変更手段を備えることが好ましい。更にまた、前記認
証コードを、前記工場出荷時の状態の認証コードに戻す
コードリセット手段を備えることも好ましい構成であ
る。また、前記工場出荷時の状態の認証コードを、使用
者の所望のコードに変更するように促す旨を報知する報
知手段を備えることも良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を家庭内に配設した
無線ネットワークに適用した一実施例について、図面を
参照しながら説明する。まず、図3は、家庭内に配設し
た無線ネットワークの概略全体構成を示す図である。こ
の図3に示すように、無線ネットワーク1は、例えばBl
uetooth モジュールを搭載したルータ(アクセスポイン
トと称しても良い)2と、Bluetooth モジュールを搭載
したホーム端末3と、Bluetooth モジュールを搭載した
家電機器A4と、Bluetooth モジュールを搭載した家電
機器B5とから構成されている。この場合、ルータ2、
ホーム端末3、家電機器A4及び家電機器B5が、それ
ぞれ本発明の無線機器を構成している。尚、家電機器A
4は例えば冷蔵庫であり、家電機器B5は例えば電子レ
ンジである。
【0011】上記無線ネットワーク1においては、Blue
tooth の無線通信規格に従って、例えばルータ2がマス
タとなり、ホーム端末3、家電機器A4及び家電機器B
5がスレーブとなってピコネットを構成しており、これ
により、各無線機器の間で無線通信できるように構成さ
れている。尚、ピコネットには、7台のスレーブを無線
接続可能であるが、もっと多くの無線機器を接続したい
場合には、複数のピコネットを無線接続してスキャッタ
ネットを構成すれば良い。
【0012】ここで、上記無線ネットワーク1に無線接
続する他の無線機器としては、例えば、Bluetooth モジ
ュールを搭載したデジタルカメラ、Bluetooth モジュー
ルを搭載したビデオ、Bluetooth モジュールを搭載した
パソコン、Bluetooth モジュールを搭載したテレビ、Bl
uetooth モジュールを搭載した電話機、Bluetooth モジ
ュールを搭載した携帯電話等が好ましい。
【0013】また、ルータ2は、図1に示すように、モ
デム6を介して電話端子7に接続されている。これによ
り、無線ネットワーク1の各無線機器は、図3に示すよ
うに、外部のネットワークである例えばインターネット
8に接続されており、もってインターネット8にアクセ
ス可能な構成となっている。尚、ルータ2として、モデ
ムを内蔵する構成を用いても良い。
【0014】さて、上記ルータ2の本体9は、図1に示
すように、例えば八角形状の箱体であり、その上面部に
は、電源LED10と通信LED11が配設されてい
る。電源LED10は、ルータ2に電源が投入されてい
るときに点灯される。通信LED11は、ルータ2と他
の無線機器との間で無線通信が行われているときや、ル
ータ2とインターネット8との間で通信が行われている
とき等に点灯される。
【0015】ルータ2の内部には、上記Bluetooth モジ
ュールの他に、CPUとメモリと各種のインターフェー
ス回路等が配設されている(いずれも図示しない)。ル
ータ2のメモリは、ROM、RAM、EEPROM及び
フラッシュメモリ等で構成されており、ルータ2の動作
全般を制御するための制御プログラムと種々のデータ等
が記憶されている。
【0016】更に、ルータ2のメモリのうちの、EEP
ROMまたはフラッシュメモリには、上記Bluetooth の
無線通信規格による無線通信を確立するときに参照され
る認証コードが記憶されている。この認証コードのこと
を、Bluetooth では、PINコード(Personal Identif
ication Number Code )という。この場合、EEPRO
Mまたはフラッシュメモリが本発明の記憶手段を構成し
ている。
【0017】ここで、本実施例のルータ2は、工場出荷
時の状態において、上記認証コードとして、空白以外の
コード例えば製品毎に固有のコードが設定(記憶)され
ている。この場合、製品毎に固有のコードとしては、例
えば製品番号(シリアル番号)が設定されている。尚、
製品毎に固有のコードであれば、上記製品番号以外のコ
ードでも良い。
【0018】更に、ルータ2の本体9の図示しない裏面
には、工場出荷時の認証コード(即ち、製品番号)が記
載(例えば印刷)されている。本体9の裏面に例えば銘
板が貼り付けられている場合には、この銘板に、上記工
場出荷時の認証コードを印刷しておくことが好ましい。
上記本体9の裏面は、ルータ2(無線機器)の通常の使
用状態において使用者等が容易に見ることができない位
置である。
【0019】また、図1に示すように、ルータ2に設定
用のパソコン12を接続すると共に、このパソコン12
を操作することにより、上記認証コードを使用者の所望
のコードに変更することが可能なように構成されてい
る。この場合、パソコン12がコード変更手段を構成し
ている。そして、上記パソコン12を操作することによ
り、ルータ2の各種の設定を適宜実行できるように構成
されている。尚、ルータ2の通常の使用状態では、パソ
コン12はルータ2に接続されていない。
【0020】この構成の場合、変更前の工場出荷時の認
証コードは、上記変更された認証コードとは、別に保存
(バックアップ)されている。これにより、例えば、ル
ータ2に設けられたリセットスイッチ(図示しない)を
使用者が操作すると、認証コードは工場出荷時の認証コ
ードに戻されるように構成されている。この場合、リセ
ットスイッチがコードリセット手段を構成している。
尚、リセットスイッチの代わりに、専用のコードリセッ
トスイッチを設けるように構成しても良い。
【0021】一方、ホーム端末3は、図2に示すよう
に、ディスプレイ13とキーボード部14とから構成さ
れている。このホーム端末3の内部には、上記Bluetoot
h モジュールの他に、CPUとメモリとハードディスク
と各種のインターフェース回路等が配設されている(い
ずれも図示しない)。ホーム端末3のメモリは、RO
M、RAM、EEPROM及びフラッシュメモリ等で構
成されており、ホーム端末3の動作全般を制御するため
の制御プログラムと種々のデータ等が記憶されている。
【0022】そして、前記ルータ2と同様に、ホーム端
末3のメモリのうちの、EEPROMまたはフラッシュ
メモリには、上記Bluetooth の無線通信規格による無線
通信を確立するときに参照される認証コード(PINコ
ード)が記憶されている。更に、本実施例のホーム端末
3は、工場出荷時の状態において、上記認証コードとし
て、空白以外のコード例えば製品毎に固有のコード、例
えば製品番号(シリアル番号)が設定(記憶)されてい
る。尚、製品毎に固有のコードであれば、上記製品番号
以外のコードでも良い。
【0023】更にまた、ホーム端末3のキーボード部1
4の図示しない裏面には、工場出荷時の認証コード(即
ち、製品番号)が記載されている。この場合、本体9の
裏面に例えば銘板が貼り付けられている場合には、この
銘板に、上記工場出荷時の認証コードを印刷しておくこ
とが好ましい。
【0024】そして、ホーム端末3のキーボード部14
のキーを操作することにより、上記認証コードを使用者
の所望のコードに変更することが可能なように構成され
ている。この場合、キーボード部14がコード変更手段
を構成している。また、変更前の工場出荷時の認証コー
ドは、上記変更された認証コードとは、別に保存(バッ
クアップ)されている。これにより、例えば、ホーム端
末3に設けられたリセットスイッチ(図示しない)を使
用者が操作すると、認証コードは工場出荷時の認証コー
ドに戻されるように構成されている。この場合、リセッ
トスイッチがコードリセット手段を構成している。尚、
リセットスイッチの代わりに、専用のコードリセットス
イッチを設けるように構成しても良い。
【0025】また、ホーム端末3とルータ2との間の無
線通信が後述するようにして確立された後は、ホーム端
末3を操作することにより、ルータ2の認証コードを変
更することが可能であると共に、ルータ2の各種の設定
を実行できるように構成されている。尚、反対方向(ル
ータ2(設定パソコン12)側を操作してホーム端末3
側)の変更設定操作も可能なように構成されている。
【0026】更に、ホーム端末3の認証コードが、工場
出荷時の状態の認証コードのままである場合には、ホー
ム端末3のディスプレイ13に、認証コードを使用者の
所望のコードに変更するように促す旨のメッセージ(図
2参照)が表示されるように構成されている。この場
合、ホーム端末3のディスプレイ13が本発明の報知手
段を構成している。尚、上記メッセージの表示は、例え
ばホーム端末3の電源が投入された直後に毎回実行して
も良いし、定期的に実行するように構成しても良い。ま
た、上記メッセージの内容として、認証コードが工場出
荷時の認証コードのままであることを警告するようなも
のでも良い。
【0027】尚、ルータ2の認証コードが、工場出荷時
の状態の認証コードのままである場合も、同様にして、
設定用のパソコン12のディスプレイやホーム端末3の
ディスプレイ13等に、ルータ2の認証コードを使用者
の所望のコードに変更するように促す旨のメッセージが
表示されるように構成されている。
【0028】一方、他の無線機器である家電機器A4及
び家電機器B5は、Bluetooth モジュールの他に、CP
Uとメモリと各種のインターフェース回路等を備えてい
る(いずれも図示しない)。また、家電機器A4及び家
電機器B5は、ディスプレイやキーボード部(いずれも
図示しない)を必要に応じて備えるように構成しても良
い。ここで、家電機器A4及び家電機器B5のメモリ
は、ROM、RAM、EEPROM及びフラッシュメモ
リ等で構成されており、家電機器A4及び家電機器B5
の各動作全般を制御するための制御プログラムと種々の
データ等が記憶されている。
【0029】そして、家電機器A4及び家電機器B5の
メモリのうちの、EEPROMまたはフラッシュメモリ
には、上記Bluetooth の無線通信規格による無線通信を
確立するときに参照される認証コード(PINコード)
が記憶されている。更に、本実施例の家電機器A4及び
家電機器B5は、工場出荷時の状態において、上記認証
コードとして、空白以外のコード例えば製品毎に固有の
コード、例えば製品番号(シリアル番号)が設定(記
憶)されている。尚、製品毎に固有のコードであれば、
上記製品番号以外のコードでも良い。
【0030】更にまた、家電機器A4及び家電機器B5
の図示しない本体(キャビネット)の背面や下面には、
工場出荷時の認証コード(即ち、製品番号)が記載され
ている。この場合、本体に例えば銘板が貼り付けられて
いる場合には、この銘板に、上記工場出荷時の認証コー
ドを印刷しておくことが好ましい。
【0031】そして、家電機器A4及び家電機器B5の
キーボード部を操作することにより、上記認証コードを
使用者の所望のコードに変更することが可能なように構
成されている。この場合、キーボード部がコード変更手
段を構成している。また、変更前の工場出荷時の認証コ
ードは、上記変更された認証コードとは、別に保存(バ
ックアップ)されている。これにより、例えば、家電機
器A4及び家電機器B5に設けられたリセットスイッチ
を使用者が操作すると、認証コードは工場出荷時の認証
コードに戻されるように構成されている。尚、リセット
スイッチの代わりに、専用のコードリセットスイッチを
設けるように構成しても良い。
【0032】また、家電機器A4、家電機器B5とルー
タ2との各間の無線通信が後述するようにして確立され
た後は、即ち、無線ネットワーク1の複数の無線機器の
各間の無線通信が確立された後は、1つの無線機器を操
作することにより、他の無線機器の認証コードを変更す
ることが可能であると共に、他の無線機器の各種の設定
を実行できるように構成されている。
【0033】尚、家電機器A4、家電機器B5の認証コ
ードが、工場出荷時の状態の認証コードのままである場
合、ルータ2やホーム端末3と同様にして、各家電機器
のディスプレイやホーム端末3のディスプレイ13等
に、各家電機器の認証コードを使用者の所望のコードに
変更するように促す旨のメッセージが表示されるように
構成されている。
【0034】次に、無線ネットワーク1において、2つ
の無線機器A、B(例えばホーム端末3とルータ2)の
間の無線通信が確立されるまで、即ち、無線通信(接
続)が許可されるまでの2つの無線機器A、Bの各制御
の流れを、図4を参照して説明する。尚、この無線通信
の確立制御は、Bluetooth の無線通信規格で実行される
周知の制御である。
【0035】まず、図4のSTEP1において、一方の
無線機器Aのリンクキー生成アルゴリズムAに、PIN
コード(認証コード)とPINコード長(認証コード
長)を入力する。そして、一方の無線機器Aにおいて生
成した乱数1(例えば128ビットのデータ)をリンク
キー生成アルゴリズムAに入力する。更に、無線機器A
のリンクキー生成アルゴリズムAは、入力された上記3
つの情報に基づいてリンクキーAを算出する。これと共
に、一方の無線機器Aは、無線通信(接続)相手の他方
の無線機器Bへ上記乱数1(128ビットのデータ)を
送信しておく。
【0036】一方、無線通信相手の他方の無線機器Bに
おいては、リンクキー生成アルゴリズムBに、PINコ
ード(認証コード)とPINコード長(認証コード長)
を入力する。更に、一方の無線機器Aから送られてきた
乱数1(128ビットのデータ)もリンクキー生成アル
ゴリズムBに入力する。そして、無線機器Bのリンクキ
ー生成アルゴリズムBは、入力された上記3つの情報に
基づいてリンクキーBを算出する。この場合、2つの無
線機器A、BのPINコードが同一であれば、リンクキ
ーA、Bも同一になる。
【0037】この後、STEP2へ進み、一方の無線機
器Aの接続認証アルゴリズムAに、上記リンクキーA
と、無線機器Aにおいて新たに生成した乱数2(例えば
128ビットのデータ)と、無線機器AのBluetooth ア
ドレスを入力する。そして、接続認証アルゴリズムA
は、入力された上記3つの情報に基づいてSRES(Si
gnal Result )1を算出する。これと共に、一方の無線
機器Aは、無線通信(接続)相手の無線機器Bへ上記乱
数2(128ビットのデータ)を送信しておく。
【0038】一方、無線通信相手の他方の無線機器Bに
おいては、接続認証アルゴリズムBに、上記リンクキー
Bと、無線機器Aから送られてきた乱数2(128ビッ
トのデータ)と、無線機器AのBluetooth アドレスを入
力する。尚、無線機器AのBluetooth アドレスは、無線
機器A、Bの間で情報をシェアしているので、既知のデ
ータである。そして、接続認証アルゴリズムBは、入力
された上記3つの情報に基づいてSRES(Signal Res
ult )2を算出する。更に、無線機器Bは、この算出し
たSRES2を無線機器Aへ送る。
【0039】続いて、一方の無線機器Aの接続認証アル
ゴリズムAは、前記SRES1と無線機器Bから送られ
てきたSRES2とを比較して、同一性を確認できた
ら、無線通信を許可するように構成されている。
【0040】さて、上記した通信許可までの制御の流れ
の中において、2つの無線機器A、Bにおいて、それぞ
れ別々にPINコード(認証コード)を入力しているの
で、2つの無線機器A、Bの双方で同一のPINコード
を知らない限り(即ち、同一の認証コードが設定されて
いない限り)、無線通信が許可されることがない。つま
り、PINコードの秘匿性のレベルが、無線通信許可の
セキュリティのレベルとなっているのである。
【0041】上記実施例の場合、無線機器A、Bのリン
クキー生成アルゴリズム及び接続認証アルゴリズムが、
本発明の通信許可手段を構成している。この通信許可手
段は、メモリに記憶されている認証コード(PINコー
ド)と、無線通信の相手方の無線機器に記憶されている
認証コードとを認識することに基づいて無線通信を許可
する機能を有している。
【0042】このような構成の本実施例によれば、無線
機器の工場出荷時の認証コードとして、空白以外のコー
ドが設定されており、このコードは第3者が通常知るこ
とはできないので、使用者が無線機器の認証コードを工
場出荷時のまま放置したとしても、セキュリティを十分
高くすることができる。これにより、悪意の第3者が無
線ネットワーク1に侵入することを防止できる。
【0043】尚、使用者が購入した新しい無線機器を無
線ネットワーク1に組み込もうとした場合、新しい無線
機器には工場出荷時の認証コードとして空白以外のコー
ドが設定されており、このコードは、無線ネットワーク
1内の古い無線機器に設定されている認証コードと異な
るので、新しい無線機器を無線ネットワーク1に組み込
むことができない。この場合、新しい無線機器の認証コ
ードを古い無線機器の認証コードと一致するように変更
するか、反対に、古い無線機器の認証コードを新しい無
線機器の認証コードと一致するように変更して、両者を
一致させる必要がある。
【0044】また、上記実施例においては、無線機器の
工場出荷時の状態の認証コードとして、無線機器毎に固
有のコードを設定したので、同じ製品を購入した人々の
間でも、認証コードを知ることができなくなるから、セ
キュリティを高くすることができる。
【0045】更に、上記実施例では、無線機器の本体
に、工場出荷時の認証コードを記載するように構成した
ので、使用者は、工場出荷時の認証コードを容易に知る
ことができる。この場合、第3者は、無線通信を介して
無線機器の工場出荷時の認証コードを知ることはできな
いので、第3者に対する秘匿性は高くなり、使用者自身
の利便性は増した構成となる。そして、無線機器の本体
と、工場出荷時の認証コードが常に1対1で対応する構
成となるので、工場出荷時の認証コードを紛失してしま
うことがない。
【0046】また、上記実施例においては、無線機器の
工場出荷時の状態の認証コードが記載されている部位
を、無線機器の通常の使用状態において使用者等が容易
に見ることができない位置(例えば本体の下面や背面
等)としたので、仮に第3者が無線機器の使用(設置)
状態を見たとしても、第3者は工場出荷時の認証コード
を知ることはできず、十分なセキュリティを確保でき
る。
【0047】更に、上記実施例においては、無線機器の
認証コードを、使用者が所望のコードに変更可能なよう
に構成したので、使用者独自の認証コードを設定できる
ことから、認証コードの秘匿性が増し、セキュリティが
一層高くなる。
【0048】そして、上記実施例においては、無線機器
の認証コードを、工場出荷時の状態の認証コードに戻す
リセットスイッチを備えるように構成したので、仮に、
無線機器の制御回路等が暴走して、使用者が知らない認
証コードが設定されてしまったような場合でも、リセッ
トスイッチを操作して、認証コードを工場出荷時の状態
の認証コードに戻すことができる。これにより、無線ネ
ットワークシステムを再構築することができる。また、
使用者が認証コードを忘れてしまったような場合でも、
認証コードをリセットすることで、無線ネットワークシ
ステムを再構築することができる。
【0049】また、上記実施例では、無線機器の認証コ
ードが工場出荷時の状態の認証コードのままであるとき
に、使用者の所望のコードに変更するように促す旨を報
知するように構成したので、使用者は、認証コードを独
自のコードに変更すべきことに気付き易くなる。
【0050】尚、上記実施例においては、無線機器の本
体に工場出荷時の状態の認証コードを記載するように構
成したが、これに代えて、無線機器の付属品に工場出荷
時の状態の認証コードを記載するように構成しても良
い。上記付属品としては、無線機器の取扱説明書や、梱
包箱や、梱包箱に同梱したパンフレット等が好ましい。
取扱説明書の場合、その中表紙に記載することが好まし
い。梱包箱の場合は、その内側に印刷することが好まし
い。パンフレットとしては、工場出荷時の認証コードを
印刷した専用のパンフレットを梱包箱に同梱すれば良
い。
【0051】また、上記実施例では、無線通信規格がBl
uetooth の無線機器に適用したが、これに限られるもの
ではなく、Bluetooth 以外の無線通信規格を使用する無
線機器に適用しても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、無線機器の工場出荷時の認証コードとして、空白以
外のコードを設定するように構成したので、使用者が無
線機器の認証コードを工場出荷時のまま放置したとして
も、セキュリティを十分高くすることができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すルータの斜視図
【図2】ホーム端末の斜視図
【図3】無線ネットワークのブロック図
【図4】2つの無線機器の間で無線通信が確立されるま
での制御を説明する図
【符号の説明】
1は無線ネットワーク、2はルータ(無線機器)、3は
ホーム端末(無線機器)、4は家電機器A(無線機
器)、5は家電機器B(無線機器)、8はインターネッ
ト、9は本体、12はパソコン(コード変更手段)、1
3はディスプレイ(報知手段)、14はキーボード部
(コード変更手段)を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機能を備えて成る無線機器にお
    いて、 無線通信を確立するときに参照される認証コードを記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている認証コードと、無線通信
    の相手方の無線機器に記憶されている認証コードとを認
    識することに基づいて無線通信を許可する通信許可手段
    とを備え、 無線機器の工場出荷時の状態において、前記認証コード
    を空白以外のコードに設定したことを特徴とする無線機
    器。
  2. 【請求項2】 前記工場出荷時の状態の認証コードとし
    て、無線機器の製品毎に固有のコードを設定することを
    特徴とする請求項1記載の無線機器。
  3. 【請求項3】 無線機器の本体に、前記工場出荷時の状
    態の認証コードが記載されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の無線機器。
  4. 【請求項4】 前記工場出荷時の状態の認証コードが記
    載されている部位は、無線機器の通常の使用状態におい
    て使用者等が容易に見ることができない位置であること
    を特徴とする請求項3記載の無線機器。
  5. 【請求項5】 無線機器の付属品に、前記工場出荷時の
    状態の認証コードが記載されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の無線機器。
  6. 【請求項6】 前記認証コードを、使用者が所望のコー
    ドに変更するコード変更手段を備えたことを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の無線機器。
  7. 【請求項7】 前記認証コードを、前記工場出荷時の状
    態の認証コードに戻すコードリセット手段を備えたこと
    を特徴とする請求項6記載の無線機器。
  8. 【請求項8】 前記工場出荷時の状態の認証コードを、
    使用者の所望のコードに変更するように促す旨を報知す
    る報知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれかに記載の無線機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005244757A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Denso Wave Inc 無線通信システムおよび無線通信中継装置
JP2007299179A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toppan Printing Co Ltd 流通管理装置およびその処理方法

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