JP2019087801A - 情報処理装置 - Google Patents

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勝律 高見
Katsunori Takami
勝律 高見
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Abstract

【課題】セキュリティの確保を図りつつユーザ端末を用いて好適に車両を利用することを可能とする情報処理装置を提供する。【解決手段】車両との間で無線通信を行う通信手段と、自装置のロック状態を管理するロック管理手段と、前記車両と前記無線通信が行える状態であって、自装置がロック状態にある場合に、前記車両を施錠状態とするための施錠要求を送信する手段と、自装置のロックが解除状態にある場合に、前記車両を解錠状態とするための認証情報を送信する手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
車両と、いわゆるスマートフォン等のユーザ端末とが、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi、NFC(Near Field Communication)等の無線通信を用いて通信し、当該通信を介してユーザ認証することにより、車両の鍵の開閉やエンジンの始動等が行われるシステムが考えられている。このようなシステムでは、ユーザは、スマートフォン等のユーザ端末にID及びパスワードを入力することで、管理センタから車両の鍵となる認証情報を入手し、当該認証情報を車両へ送信することで、当該車両を利用可能となる。
また特許文献1には、自装置がスリープ状態へ移行する際、近距離無線通信を伴う処理の実行中と判定すると、スリープ状態への移行を禁止する移動端末装置が開示されている。
特開2016−076738号公報
上述のシステムは、スマートフォン等のユーザ端末を車両の鍵として使用可能とするものであるが、スマートフォン等のユーザ端末は、一般的にある程度の大きさがあり、手に持って歩くことが多いため、物理的に奪われる可能性が高い。もし認証情報が格納されたユーザ端末を第三者に奪われてしまうと、当該ユーザ端末を用いて、車両をも利用される事態となる。
このような事態を防ぐため、ユーザ端末と車両との認証を行う際に、正当なユーザであることを確認する何らかの手段が求められる。例えば、ユーザを確認するための手段として、車両の利用時にID及びパスワードの入力をユーザに求めること等も考えられるが、このような方法はユーザの負担が大きく、使い勝手が悪い。
しかしながら、特許文献1記載の移動端末装置では、このような課題について何ら考慮されていない。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、セキュリティの確保を図りつつユーザ端末を用いて好適に車両を利用することを可能とする情報処理装置を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、車両との間で無線通信を行う通信手段と、自装置のロック状態を管理するロック管理手段と、前記車両と前記無線通信が行える状態であって、自装置がロック状態にある場合に、前記車両を施錠状態とするための施錠要求を送信する手段と、自装置のロックが解除状態にある場合に、前記車両を解錠状態とするための認証情報を送信する手段とを備える。
なお、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの機能構成を示す図である。 図1に示したユーザ端末の処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示したユーザ端末のハードウェア構成の具体例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施形態]
[1 機能構成]
[1.1 全体構成]
以下、図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成を説明する。図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザ端末100と、例えば認証局等で管理される管理センタ200と、車両300とを含む。なお、図1にはユーザ端末100及び車両300は1台ずつしか図示されていないが、1台のユーザ端末100と通信可能な車両300を複数台、或いは1台の車両300と通信可能なユーザ端末100を複数台設けることも考えられる。
ユーザ端末100は、ユーザの操作する情報処理装置であり、例えば、携帯電話機(いわゆるスマートフォンであるかフィーチャーフォンであるかは問わない)、タブレット端末等の、可搬性の端末であることが考えられる。後述のとおり、ユーザ端末100は車両300と通信可能であり、車両300に対して認証情報を送信することにより、車両300を解錠したり、エンジンやモータを起動させたりすることができる。すなわち、ユーザ端末100は車両300を使用するための鍵として使用することができる。
ユーザ端末100と管理センタ200とは、図示しないネットワークを介して通信可能である。当該ネットワークは、ユーザ端末100と管理センタ200とが相互に通信可能であれば様々な手段で実現可能であるが、例えばインターネットや公衆電話網、又はそれらの組み合わせ等として実現できる。
管理センタ200は、ユーザが車両300を使用するための認証情報を管理し、また、ユーザ端末100との間でユーザ認証処理を行う。ユーザ端末100との間でのユーザ認証に成功すると、管理センタ200は、ユーザ端末100に対して、車両300を利用可能とするための認証情報を送信する。
車両300は、いわゆる自動車やバイク等の車両であるが、ユーザ端末100から適切な認証情報を受信することにより、解錠したりエンジンやモータを起動したりする。すなわち車両300は、認証情報をユーザ端末100から受信することにより、ユーザが利用可能な状態となる。
しかしながら、ユーザ端末100は、盗難などにより正当なユーザではない第三者に奪われる可能性がある。その場合、ユーザ端末100に認証情報が格納されていると、車両300までをも当該第三者に利用されてしまう可能性がある。
そこで本実施形態にかかる情報処理システム1では、ユーザ端末100のロックが解除された場合にのみ、車両300を利用可能とする。これにより、ユーザ端末100のロックを解除できない第三者は車両300が利用できなくなるため、車両300の不正利用を回避することができる。また、ユーザ端末100のロック解除は、例えば特定パターンの操作入力や指紋認証、声紋認証、虹彩認証等の手段により行うことが考えられることから、IDやパスワードを入力する場合よりも、容易に入力できる場合が多い。よって、車両300を利用する際のユーザ操作の煩雑化を抑制することができる。
[1.2 ユーザ端末100]
以下、ユーザ端末100の機能構成について説明する。ユーザ端末100は、先述の通り、ユーザが車両300を使用するための認証情報を管理する、可搬性の情報処理装置である。ユーザ端末100は、ユーザ認証部101、車両通信部103、端末ロック管理部105、車両ロック部107、車両ロック解除部109、及び認証情報111を含みうる。
ユーザ認証部101は、ユーザから入力されたID及びパスワードを用いて、管理センタ200との間でユーザ認証を行う。ユーザ認証に成功すると、ユーザ認証部101は、車両300を利用するための認証情報111を格納する。
車両通信部103は、車両300との間で無線通信を確立する。無線通信の方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、NFC(Near Field Communication)等、任意の方式を用いることができる。無線通信のためのペアリング処理を予め行っておけば、ユーザ端末100が車両300の一定距離内に入ると、車両通信部103は車両300との間の無線接続を確立するように実装することが可能である。
端末ロック管理部105は、ユーザ端末100のロック状態を管理する。例えば、一定時間ユーザ操作を受けなかった場合や、ユーザが画面オフ操作を行った場合等に、端末ロック管理部105はユーザ端末100をロック状態とする。ユーザ端末100がロック状態にある場合には、ロック解除のための入力操作や、緊急電話の発信、かかってきた電話を受ける等の一定の機能のみが利用可能であり、アプリケーションの起動やインストール、通常の電話の発信等の機能は利用が制限される。もしユーザから、パスワード(PINコード)の入力や所定パターンの操作入力、指紋認証、虹彩認証等の入力が行われた場合には、端末ロック管理部105は当該入力内容が正当なものかどうかを判別し、認証に成功した場合には、ユーザ端末100をロック解除状態とする。ロック解除状態となると、ユーザはユーザ端末100の機能を自由に利用することができる。
車両ロック部107は、車両300に対してコマンドを送信することにより、強制的に車両300を施錠させる。例えばユーザ端末100のOSがAndroidである場合には、車両ロック部107は、DevicePolicyManager.lockNow()コマンドを車両300に送信する。車両ロック部107は、例えば車両通信部103が車両300とユーザ端末100との間の無線通信を確立している状態であって、且つ端末ロック管理部105がユーザ端末100をロック状態としている場合に、車両300に対して、施錠を要求するコマンドを送信する。
車両ロック解除部109は、車両300に対して認証情報111を送信することにより、車両300を解錠させたり、エンジンやモータを起動させたりする。より具体的には、車両通信部103が車両300とユーザ端末100との間の無線通信を確立している場合であって、端末ロック管理部105がユーザ端末100をロック解除状態としている場合に、車両ロック解除部109は車両300に対して当該車両300を利用可能とするための認証情報111を送信する。
[1.3 車両300]
車両300は、自動車やバイク等の車両である。ユーザ端末100からのロック要求コマンドに応じて施錠することができる。また車両300は、予め登録された認証情報と、ユーザ端末100から受信した認証情報111とが合致した場合に、解錠したり、エンジンやモータを起動させたりすることにより、ユーザに車両300を利用可能とさせることができる。
なお、車両300は、ユーザ端末100から一定距離内にあるにも関わらずロック状態にある場合、すなわち、ユーザ端末100との間で無線通信が確立されており、かつ、施錠状態にある場合に、ユーザに対して、「スマートフォンのロックを解除してください」等のメッセージを表示したり、音声出力したりしても良い。
[2 処理の流れ]
以下、図2を参照しながら、ユーザ端末100の処理の流れを説明する。図2は、ユーザ端末100の処理の流れを示すフローチャートである。
なお、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステップとして実行することもできる。
ユーザからIDやパスワードの入力がなされると、ユーザ認証部101は、管理センタ200との間でユーザ認証処理を行う(S201)。認証に失敗した場合には(S203のNo)、ユーザ認証部101は車両300を利用するための処理を行わない(S205)。一方、ユーザ認証に成功した場合には(S203のYes)、ユーザ認証部101は車両300を利用するための認証情報111を管理センタ200から取得して内蔵記憶媒体に格納する(S207)。
ユーザ端末100と車両300との間でペアリング処理が予め行われている場合、ユーザ端末100が車両300から一定距離内に入ると、車両通信部103は車両300との間で無線通信を開始する(S209)。車両ロック部107は、ユーザ端末100と車両300との間の無線接続が確立された際に、端末ロック管理部105が管理する自装置のロック状態を確認する(S211)。もし自装置がロック状態にある場合には(S211のYes)、車両ロック部107は車両300に対して施錠のためのコマンドを送信する(S213)。その後、ユーザがユーザ端末100を利用するためのロック解除操作を行うことにより、ユーザ端末100がロック解除状態になると(S215のYes)、車両ロック解除部109は、車両300を利用可能とするための認証情報111を車両300へ送信する。
また、S211において、自装置がロック解除状態にある場合にも(S211のNo)、車両ロック解除部109は同様に認証情報111を車両300に送信すれば良い。
[3 ハードウェア構成]
図3を参照しながら、ユーザ端末100のハードウェア構成について説明する。ユーザ端末100は、制御部301と、記憶部305と、通信I/F(インタフェース)部311と、入力部313と、表示部315とを含み、各部はバスライン317を介して接続される。
制御部301は、CPU(Central Processing Unit。図示せず)、ROM(Read Only Memory。図示せず)、RAM(Random Access Memory)303等を含む。制御部301は、記憶部305に記憶される制御プログラム307を実行することにより、一般的なコンピュータとしての機能に加え、図1に示したユーザ端末100の各構成に関する処理を実行可能に構成される。例えば、ユーザ認証部101、車両通信部103、車両ロック部107、車両ロック解除部109、及び認証情報111は、RAM303に一時記憶された上で、CPU上で動作する制御プログラム307として実現可能である。
また、RAM303は、制御プログラム307に含まれるコードや認証情報111の一部又は全部を一時的に記憶する。更にRAM303は、CPUが各種処理を実行する際のワークエリアとしても使用される。
記憶部305は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部305は、一般的なコンピュータとしての機能を実現するためのオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムである制御プログラム307を記憶する。
通信I/F部311は、必要に応じて、ユーザ端末100と車両300、及び/又はユーザ端末100と管理センタ200との間で、無線によるデータ通信を行うためのデバイスである。例えば、ユーザ認証部101による管理センタ200との間のユーザ認証や、車両300への車両ロックコマンドや認証情報111の送信等は、通信I/F部311を介して行うことが考えられる。
入力部313は、ユーザから入力操作を受け付けるためのデバイスである。入力部313の具体例としては、タッチパネルやボタン、マイク、カメラ等を挙げることができる。
表示部315は、ユーザ端末100を操作するユーザに各種情報を提示するためのディスプレイ装置である。表示部315の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等が挙げられる。
[4 本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態におけるユーザ端末100は、車両300との無線接続が可能な位置にある場合であっても、一律に認証情報111を送信するのではなく、自装置がロック状態にある場合には、車両300を施錠状態とする。これにより、ユーザ端末100のロック状態を解除できないユーザは、車両300も利用することができない。よって、ユーザ端末100が第三者に盗難された場合等であっても、車両300を当該第三者に利用されることを防ぐことができる。
[5 付記]
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…情報処理システム、100 :ユーザ端末、101…ユーザ認証部、103…車両通信部、105…端末ロック管理部、107…車両ロック部、109…車両ロック解除部、111…認証情報、200…管理センタ、300…車両、301…制御部、303…RAM、305…記憶部、307…制御プログラム、311…通信インタフェース(I/F)部、313…入力部、315…表示部、317…バスライン

Claims (1)

  1. 車両との間で無線通信を行う通信手段と、
    自装置のロック状態を管理するロック管理手段と、
    前記車両と前記無線通信が行える状態であって、自装置がロック状態にある場合に、前記車両を施錠状態とするための施錠要求を送信する手段と、
    自装置のロックが解除状態にある場合に、前記車両を解錠状態とするための認証情報を送信する手段と
    を備える情報処理装置。
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CN113763603A (zh) * 2020-06-01 2021-12-07 丰田自动车株式会社 信息处理装置、方法、计算机可读存储介质及便携终端

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