JP2003229477A - 標準製造インターフェイス装置 - Google Patents

標準製造インターフェイス装置

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JP2003229477A
JP2003229477A JP2002026294A JP2002026294A JP2003229477A JP 2003229477 A JP2003229477 A JP 2003229477A JP 2002026294 A JP2002026294 A JP 2002026294A JP 2002026294 A JP2002026294 A JP 2002026294A JP 2003229477 A JP2003229477 A JP 2003229477A
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JP
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pod
gas
hole
introduction
interface device
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JP2002026294A
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English (en)
Inventor
Takayuki Matsuda
隆幸 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポッド内への半導体ウェハからの汚染を防止
し、清浄な状態で半導体ウェハを保管することができる
標準製造インターフェイス装置を提供する。 【解決手段】 ポッド上部3には、取っ手部3aと、キ
ャリア2の連結部2bを固定するための固定部3bとが
ある。ポッド下部4には、不活性ガスを導入するための
導入孔4aを有するガス導入部4bと、雰囲気ガスを排
出するための排出孔4cを有するガス排出部4dとがあ
る。ポッド支持部7には、ガス導入部4bに不活性ガス
を供給するための供給孔7aと、ガス排出部4dから雰
囲気ガスを排出するための排出孔7bとがある。そし
て、不活性ガスは、供給孔7aからガス導入部4bに供
給された後、導入孔4aからポッド6内に導入される。
また、ポッド6内の雰囲気ガスは、排出孔4cからガス
排出部4dに接続されているポッド支持部7の排出孔7
bを通じて排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
プロセスで用いられる標準製造インターフェイス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造プロセスにおい
ては、微細化が進むにつれて製造工場への設備投資が増
大してきており、設備投資の削減が求められてきてい
る。
【0003】特に、半導体装置の製造は、半導体基板上
へのパーティクル汚染を防止するため、特別に設計した
クリーンルーム内で行われているが、このクリーンルー
ムは、クリーン度を高くするほど保守を含めた費用がか
かりすぎるため、クリーンルームへの投資の削減が求め
られている。その方法の一つとして、クリーンルーム全
体のクリーン度を下げることによりクリーンルームへの
投資を削減し、その代わりに、クリーン度が必要な半導
体基板は、限られた空間内のみのクリーン度を保つこと
ができる標準製造インターフェイス装置を用いて、保
管、搬送する方法が提案されてきている。
【0004】図3は、従来の標準製造インターフェイス
装置の構成を示す側面断面図である。この標準製造イン
ターフェイス装置は、半導体ウェハ50を保持するため
のキャリア51と、キャリア51の上方及び側方を覆う
ようにボックス形状のポッド上部52と、キャリア51
の下方を覆うように平板形状のポッド下部53と、ポッ
ド上部52とポッド下部53との間の気密性を確保する
ためのシール部材54とを備えている。
【0005】この従来の標準製造インターフェイス装置
は、製造途中の半導体ウェハ50をキャリア51に収納
した後、このキャリア51をポッド上部52とポッド下
部53とを合わせることによって構成されるポッド55
内部の空間に保管する。このように、ポッド上部52と
ポッド下部53とで構成される限られた空間内部にキャ
リア51を保管し、これを一体として、半導体装置の製
造工程間の移送や、製造工程間の待機に用いることによ
り、製造工程間のクリーンルーム内のクリーン度を下げ
ることができるので、クリーンルームへの投資を削減す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示す
ような従来の標準製造インターフェイス装置では、ある
工程の処理を終了した半導体ウェハ50をポッド上部5
2とポッド下部53の中に完全に密閉してしまうので、
汚染のある工程を処理した半導体ウェハ50を格納した
場合、半導体ウェハ50に付着している汚染物質によっ
てポッド55の内壁面が汚染される。そのため、次の工
程で半導体ウェハ50を清浄し、再度ポッド55内に半
導体ウェハ50を格納した時に、既に汚染されているポ
ッド55の内壁面から半導体ウェハ50に汚染が戻って
しまうことがあるので、完成した半導体装置の信頼性低
下を招くということが課題であった。例えば、塩素系の
ガスを用いたドライエッチにより、埋め込み分離用溝を
形成した直後の半導体ウェハ50をポッド55内に保管
すると、ドライエッチ工程で半導体ウェハ50に付着し
た塩素系のガスによってポッド55の内壁面が汚染さ
れ、次の工程で半導体ウェハ50を洗浄した後、再びポ
ッド55に格納した時に、ポッド55の内壁面が塩素系
のガスによって汚染されているため、半導体ウェハ50
が再び汚染される。
【0007】本発明の目的は、ポッド内への半導体ウェ
ハからの汚染を防止し、清浄な状態で半導体ウェハを保
管することができる標準製造インターフェイス装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の標準製造
インターフェイス装置は、ポッド上部とポッド下部から
なるポッドと、前記ポッド内に保管する半導体ウェハを
保持するためのキャリアとを備え、前記ポッド上部に前
記キャリアが固定できる。
【0009】この構成により、ポッド上部及びキャリア
を一体化し、ポッド上部及びキャリアは同じものを用
い、半導体ウェハの所望の保管状態に応じたポッド下部
に変えることにより、半導体ウェハの保管状態を容易に
変えることができる。
【0010】上記第1の標準製造インターフェイス装置
において、前記ポッド下部は、前記ポッド内に保管用雰
囲気ガスを導入するための導入孔を有するガス導入部
と、前記ポッド内から前記雰囲気ガスを排出するための
排出孔を有するガス排出部とを有している。
【0011】また、上記第1の標準製造インターフェイ
ス装置において、前記ポッドを支持するポッド支持部を
備え、前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記ガス
導入部に前記雰囲気ガスを供給するための供給孔と、前
記ポッド下部の前記ガス排出部から前記雰囲気ガスを排
出するための排出孔とを有している。
【0012】また、上記第1の標準製造インターフェイ
ス装置において、前記ポッド下部は、前記ポッド内に溶
液を導入するための導入孔を有する導入部と、前記ポッ
ド内から前記溶液を排出するための排出孔とを有してい
る。
【0013】また、上記第1の標準製造インターフェイ
ス装置において、前記ポッドを支持するポッド支持部を
備え、前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記導入
部に前記溶液を供給するための供給孔と、前記ポッド下
部の前記排出孔から前記溶液を排出するための排出孔と
を有している。
【0014】本発明の第2の標準製造インターフェイス
装置は、ポッド上部とポッド下部からなるポッドと、前
記ポッド内に保管する半導体ウェハを保持するためのキ
ャリアと、前記ポッドを支持するポッド支持部とを備
え、前記ポッド下部は、前記ポッド内に保管用雰囲気ガ
スを導入するための導入孔を有するガス導入部と、前記
ポッド内から前記雰囲気ガスを排出するための排出孔を
有するガス排出部とを有し、前記ポッド支持部は、前記
ポッド下部の前記ガス導入部に前記雰囲気ガスを供給す
るための供給孔と、前記ポッド下部の前記ガス排出部か
ら前記雰囲気ガスを排出するための排出孔とを有してい
る。
【0015】この構成により、ガス導入部に設けられた
導入孔からポッド内部に保管用雰囲気ガスを導入し、ガ
ス排出部に設けられた排出孔からポッド内部の雰囲気ガ
スを排出することができる。これにより、例えば塩素系
の汚染物質が残存している半導体ウェハをポッド内に保
管しても、次の洗浄工程までの間は、常にポッド内を保
管用雰囲気ガスが循環しているので、半導体ウェハ上に
残存している汚染物質によるポッド内部への汚染を防止
することができる。従って、次工程の洗浄工程で清浄な
状態にされた半導体ウェハをポッド内に再び保管して
も、従来のようにポッドからの汚染がないため、信頼性
の高い半導体装置を製造することができる。
【0016】本発明の第3の標準製造インターフェイス
装置は、ポッド上部とポッド下部からなるポッドと、前
記ポッド内に保管する半導体ウェハを保持するためのキ
ャリアと、前記ポッドを支持するポッド支持部とを備
え、前記ポッド下部は、前記ポッド内に溶液を導入する
ための導入孔を有する導入部と、前記ポッド内から前記
溶液を排出するための排出孔とを有し、前記ポッド支持
部は、前記ポッド下部の前記導入部に前記溶液を供給す
るための供給孔と、前記ポッド下部の前記排出孔から前
記溶液を排出するための排出孔とを有している。
【0017】この構成により、ポッド下部の導入部に設
けられた導入孔からポッド内部に溶液を導入し、ポッド
内部の溶液をポッド下部に設けられた排出孔からポッド
支持部に設けられた排出孔を通じて排出することができ
る。これにより、例えば塩素系の汚染物質が残存してい
る半導体ウェハをポッド内に保管しても、ポッド内部に
導入される溶液によって清浄されるため、半導体ウェハ
上に残存している汚染物質によるポッド内部への汚染を
防止することができる。従って、半導体装置の製造工程
間の搬送中にこの標準製造インターフェイス装置を用い
て半導体ウェハの洗浄工程を行うことができるため、信
頼性の高い半導体装置を製造することができ、且つ、半
導体装置製造のTATの短縮を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る標準製造インターフェイス装
置の構成を示す側面断面図である。
【0019】この標準製造インターフェイス装置は、複
数の半導体ウェハ1を保持するためのキャリア2と、キ
ャリア2の上方及び側方を覆うようにボックス形状のポ
ッド上部3と、キャリア2の下方を覆うように一部が平
板形状になっているポッド下部4と、ポッド上部3とポ
ッド下部4との間の気密性を確保するための第1のシー
ル部材5と、ポッド6(ポッド上部3及びポッド下部
4)を支持するポッド支持部7と、ポッド下部4とポッ
ド支持部7との間の気密性を確保するための第2のシー
ル部材8とを備えている。そして、各構成部材は、下記
のような構成を有している。
【0020】キャリア2は、半導体ウェハ1の周縁部を
保持し、且つ、複数の半導体ウェハ1を垂直方向に一定
間隔をもって保持できる複数の溝部2aを側部に有し、
ポッド上部3に連結固定するための連結部2bを上部に
有している。
【0021】ポッド上部3は、上部外側に取っ手部3a
を有し、上部内側にはキャリア2の連結部2bを固定す
るための固定部3bを有している。
【0022】ポッド下部4は、ポッド6内に不活性ガス
を導入するための導入孔4aを有するガス導入部4b
と、ポッド6内から雰囲気ガスを排出するための排出孔
4cを有するガス排出部4dとを有している。そして、
ガス導入部4bとガス排出部4dは、キャリア2の側方
に互いに対向するように配置されている。
【0023】ポッド支持部7は、ポッド下部4のガス導
入部4bに不活性ガスを供給するための供給孔7aと、
ポッド下部4のガス排出部4dから雰囲気ガスを排出す
るための排出孔7bとを有している。
【0024】そして、ポッド支持部7上にポッド6を載
置した時に、供給孔7aからガス導入部4bに不活性ガ
スが供給され、導入孔4aからポッド6内に不活性ガス
が導入されるように配置されており、また、ポッド6内
の雰囲気ガスは排出孔4cからガス排出部4dに接続さ
れているポッド支持部7の排出孔7bを通じて排出され
るように配置されている。そして、ポッド支持部7の供
給孔7aとポッド下部4のガス導入部4bとの接続箇
所、及び、ポッド支持部7の排出孔7bとポッド下部4
のガス排出部4dとの接続箇所は、第2のシール部材8
によって密閉するため、導入する不活性ガスや排出する
雰囲気ガスが標準製造インターフェイス装置の外部に漏
れることはない。
【0025】上記標準製造インターフェイス装置を用い
て、ドライエッチングした半導体ウェハの保管方法につ
いて説明する。
【0026】まず、半導体ウェハ1上に所望のレジスト
パターンを形成した後、レジストパターンをマスクにし
て塩素系のガスを用いたドライエッチにより、半導体ウ
ェハ1を所定の深さまでエッチングして埋め込み分離用
溝を形成する。このとき、半導体ウェハ1には、塩素系
の汚染物質が残存した状態になる。
【0027】次に、塩素系の汚染物質が残存している半
導体ウェハ1をキャリア2に収納した後、移載機により
ポッド上部3の固定部3bに、キャリア2の連結部2b
を固定する。
【0028】次に、同じく移載機により、ポッド下部4
上にキャリア2が固定されたポッド上部3を載置し、第
1のシール部材5によってポッド6内部を密閉する。
【0029】次に、ポッド支持部7上にポッド6を載置
する。このとき、ポッド支持部7の供給孔7aとポッド
下部4のガス導入部4b、及び、ポッド支持部7の排出
孔7bとポッド下部4のガス排出部4dとがそれぞれ接
続できるように載置し、第2のシール部材8によってそ
れぞれの接続箇所を密閉する。
【0030】次に、ポッド支持部7の供給孔7aからガ
ス導入部4bに不活性ガスを供給して導入孔4aからポ
ッド6内部に不活性ガスを導入し、ガス排出部4dに設
けられた排出孔4cからポッド6内部の雰囲気ガスをポ
ッド支持部7の排出孔7bを通じて排出する。
【0031】このとき、ポッド支持部7上にポッド下部
4を載置した後、導入孔4aから不活性ガスを噴出状態
とし、一方、排出孔4cから雰囲気ガスを排出状態にし
て、キャリア2の固定されたポッド上部3をポッド下部
4上に載置してもよい。このようにすると、ポッド6内
部の汚染をさらに低減することができる。
【0032】上記第1の実施形態において、ポッド支持
部7は、ポッド6を搬送するためのレールとなっていて
も良い。また、供給孔7aとの接続箇所に近いポッド下
部4のガス導入部4b、又は、排出孔7bとの接続箇所
に近いポッド下部4のガス排出部4dに圧力調整弁(図
示せず)を設けることにより、ポッド6内の圧力をクリ
ーンルーム内よりも高く保てるようにしても良い。これ
により、ポッド6内の清浄度をさらに高く保つことがで
きる。
【0033】この第1の実施形態の構成によれば、ガス
導入部4bに設けられた導入孔4aからポッド6内部に
不活性ガスを導入し、ガス排出部4dに設けられた排出
孔4cからポッド6内部の雰囲気ガスを排出することが
できる。これにより、例えば塩素系の汚染物質が残存し
ている半導体ウェハ1をポッド6内に保管しても、次の
洗浄工程までの間は、常にポッド6内を不活性ガスが循
環し置換されるので、半導体ウェハ1上に残存している
汚染物質によるポッド6内部への汚染を防止することが
できる。
【0034】さらに、キャリア2をポッド上部3に固定
することにより、キャリア2が直接ポッド下部4上に載
置されず浮いた状態になる。これにより、キャリア2の
下部領域において不活性ガスの澱みを防止することがで
きる。
【0035】従って、次工程の洗浄工程で清浄な状態に
された半導体ウェハ1をポッド6内に再び保管しても、
従来のようにポッド6からの汚染がないため、信頼性の
高い半導体装置を製造することができる。
【0036】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る標準製造インターフェイス装置の構成
を示す側面断面図である。
【0037】この標準製造インターフェイス装置は、複
数の半導体ウェハ1を保持するためのキャリア2と、キ
ャリア2の上方及び側方を覆うようにボックス形状のポ
ッド上部3と、キャリア2の下方を覆うように一部が平
板形状になっているポッド下部9と、ポッド上部3とポ
ッド下部9との間の気密性を確保するための第1のシー
ル部材5と、ポッド10(ポッド上部3及びポッド下部
9)を支持するポッド支持部11と、ポッド下部9とポ
ッド支持部11との間の気密性を確保するための第2の
シール部材8とを備えている。そして、各構成部材は、
下記のような構成を有している。
【0038】キャリア2は、半導体ウェハ1の周縁部を
保持し、且つ、複数の半導体ウェハ1を垂直方向に一定
間隔をもって保持できる複数の溝部2aを側部に有し、
ポッド上部3に連結固定するための連結部2bを上部に
有している。
【0039】ポッド上部3は、上部外側に取っ手部3a
を有し、上部内側にはキャリア2の連結部2bを固定す
るための固定部3bを有している。
【0040】ポッド下部9は、ポッド10内に洗浄水を
導入するための導入孔9aを有する導入部9bと、ポッ
ド10内から洗浄水を排出するための排出孔9cを有す
る。そして、導入部9bは、円筒形状を有しキャリア2
の側面を取り囲むように配置されており、排出孔9cは
キャリア2の下方に位置するように設けられている。
【0041】ポッド支持部11は、ポッド下部9の導入
部9bに洗浄水を供給するための供給孔11aと、ポッ
ド下部9から洗浄水を排出するための排出孔11bとを
有している。
【0042】そして、ポッド支持部11上にポッド10
を載置した時に、供給孔11aから導入部9bに洗浄水
が供給され、導入孔9aからポッド10内に洗浄水が導
入されるように配置されており、また、ポッド10内の
洗浄水はポッド下部9の排出孔9cに接続されているポ
ッド支持部11の排出孔11bを通じて排出されるよう
に配置されている。そして、ポッド支持部11の供給孔
11aとポッド下部9のガス導入部9bとの接続箇所、
及び、ポッド支持部11の排出孔11bとポッド下部9
の排出孔9cとの接続箇所は、第2のシール部材8によ
って密閉するため、洗浄水が標準製造インターフェイス
装置の外部に漏れることはない。
【0043】上記標準製造インターフェイス装置を用い
て、ドライエッチングした半導体ウェハの保管方法につ
いて説明する。
【0044】まず、半導体ウェハ1上に所望のレジスト
パターンを形成した後、レジストパターンをマスクにし
て塩素系のガスを用いたドライエッチにより、半導体ウ
ェハ1を所定の深さまでエッチングして埋め込み分離用
溝を形成する。このとき、半導体ウェハ1には、塩素系
の汚染物質が残存した状態になる。
【0045】次に、塩素系の汚染物質が残存している半
導体ウェハ1をキャリア2に収納した後、移載機により
ポッド上部3の固定部3bに、キャリア2の連結部2b
を固定する。
【0046】次に、同じく移載機により、ポッド下部9
上にキャリア2が固定されたポッド上部3を載置し、第
1のシール部材5によってポッド10内部を密閉する。
【0047】次に、ポッド支持部11上にポッド10を
載置する。このとき、ポッド支持部11の供給孔11a
とポッド下部9の導入部9b、及び、ポッド支持部11
の排出孔11bとポッド下部9の排出孔9cとがそれぞ
れ接続できるように載置し、第2のシール部材8によっ
てそれぞれの接続箇所を密閉する。
【0048】次に、ポッド支持部11の供給孔11aか
ら導入部9bに洗浄水を供給して導入孔9aからポッド
10内部に洗浄水を導入し、キャリア2の下方のポッド
下部9に設けられた排出孔9cからポッド10内部の洗
浄水をポッド支持部11の排出孔11bを通じて排出す
る。
【0049】上記第2の実施形態において、ポッド支持
部11は、ポッド10を搬送するためのレールとなって
いても良い。
【0050】この第2の実施形態の構成によれば、導入
部9bに設けられた導入孔9aからポッド10内部に洗
浄水を導入し、ポッド10内部の洗浄水をポッド下部9
に設けられた排出孔9cからポッド支持部11に設けら
れた排出孔11bを通じて排出することができる。これ
により、例えば塩素系の汚染物質が残存している半導体
ウェハ1をポッド10内に保管しても、ポッド10内部
に導入される洗浄水によって清浄されるため、半導体ウ
ェハ1上に残存している汚染物質によるポッド10内部
への汚染を防止することができる。
【0051】さらに、キャリア2をポッド上部3に固定
することにより、キャリア2が直接ポッド下部9上に載
置されず浮いた状態になる。これにより、キャリア2の
下部領域において洗浄水の澱みを防止することができ
る。しかも、ポッド10内は洗浄水により清浄されるた
め、ポッド10内の清浄度を高く保つことができる。
【0052】従って、半導体装置の製造工程間の搬送中
に半導体ウェハの洗浄工程を行うことができるため、信
頼性の高い半導体装置を製造することができ、且つ、半
導体装置製造のTATの短縮を図ることができる。
【0053】また、上記第1及び第2の実施形態に示す
ように、ポッド上部の固定部にキャリアの連結部を固定
することにより、容易にポッド下部を工程毎に取り変え
ることができる。すなわち、ポッド上部及びキャリアは
同じものを用い、ポッド下部を変えることにより、半導
体ウェハを不活性ガス中で保管したり、洗浄水で洗浄し
たり、あるいは、酸素やオゾン雰囲気中で保管すること
により半導体ウェハに表面保護膜となる自然酸化膜を形
成したりすることができるので、プロセスフローが非常
に柔軟となり、工程間の移送時間を半導体ウェハの清浄
時間に使用することができるので、工程時間の削減を図
ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の第1の標準製造インターフェイ
ス装置によれば、ポッド上部にキャリアを固定し一体化
することにより、同じポッド上部及びキャリアを用いな
がら、処理目的に応じた異なった構造のポッド下部を容
易に用いることができる。これにより、半導体装置製造
のTATの短縮を図ることができる。
【0055】また、第2の標準製造インターフェイス装
置によれば、ガス導入部に設けられた導入孔からポッド
内部に保管用雰囲気ガスを導入し、ガス排出部に設けら
れた排出孔からポッド内部の雰囲気ガスを排出すること
ができる構成により、ポッド内が保管用雰囲気ガスによ
って置換されるので、半導体ウェハ上に残存している汚
染物質によるポッド内部への汚染を防止することができ
る。
【0056】また、第3の標準製造インターフェイス装
置によれば、ポッド下部の導入部に設けられた導入孔か
らポッド内部に溶液を導入し、ポッド内部の溶液をポッ
ド下部に設けられた排出孔からポッド支持部に設けられ
た排出孔を通じて排出することができる構成により、半
導体ウェハがポッド内部に導入される溶液によって清浄
されるため、半導体ウェハ上に残存している汚染物質に
よるポッド内部への汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る標準製造インタ
ーフェイス装置の構成を示す側面断面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る標準製造インタ
ーフェイス装置の構成を示す側面断面図
【図3】従来の標準製造インターフェイス装置の構成を
示す側面断面図
【符号の説明】
1 半導体ウェハ 2 キャリア 2a 溝部 2b 連結部 3 ポッド上部 3a 取っ手部 3b 固定部 4 ポッド下部 4a 導入孔 4b ガス導入部 4c 排出孔 4d ガス排出部 5 第1のシール部材 6 ポッド 7 ポッド支持部 7a 供給孔 7b 排出孔 8 第2のシール部材 9 ポッド下部 9a 導入孔 9b 導入部 9c 排出孔 10 ポッド 11 ポッド支持部 11a 供給孔 11b 排出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB41 AC04 BA01B BA01C EC35 EE59 FA04 FC01 GA19 GA30 3E096 AA06 AA13 BA16 BB03 BB08 CA01 CA08 CB03 DA05 DA30 DB06 FA01 FA22 GA05 5F031 CA02 DA01 DA09 EA14 EA18 EA20 MA32 NA01 NA02 NA04 NA15 NA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポッド上部とポッド下部からなるポッド
    と、前記ポッド内に保管する半導体ウェハを保持するた
    めのキャリアとを備え、 前記ポッド上部に前記キャリアが固定できることを特徴
    とする標準製造インターフェイス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の標準製造インターフェイ
    ス装置において、 前記ポッド下部は、前記ポッド内に保管用雰囲気ガスを
    導入するための導入孔を有するガス導入部と、前記ポッ
    ド内から前記雰囲気ガスを排出するための排出孔を有す
    るガス排出部とを有していることを特徴とする標準製造
    インターフェイス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の標準製造インターフェイ
    ス装置において、 前記ポッドを支持するポッド支持部を備え、 前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記ガス導入部
    に前記雰囲気ガスを供給するための供給孔と、前記ポッ
    ド下部の前記ガス排出部から前記雰囲気ガスを排出する
    ための排出孔とを有していることを特徴とする標準製造
    インターフェイス装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の標準製造インターフェイ
    ス装置において、 前記ポッド下部は、前記ポッド内に溶液を導入するため
    の導入孔を有する導入部と、前記ポッド内から前記溶液
    を排出するための排出孔とを有していることを特徴とす
    る標準製造インターフェイス装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の標準製造インターフェイ
    ス装置において、 前記ポッドを支持するポッド支持部を備え、 前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記導入部に前
    記溶液を供給するための供給孔と、前記ポッド下部の前
    記排出孔から前記溶液を排出するための排出孔とを有し
    ていることを特徴とする標準製造インターフェイス装
    置。
  6. 【請求項6】 ポッド上部とポッド下部からなるポッド
    と、前記ポッド内に保管する半導体ウェハを保持するた
    めのキャリアと、前記ポッドを支持するポッド支持部と
    を備え、 前記ポッド下部は、前記ポッド内に保管用雰囲気ガスを
    導入するための導入孔を有するガス導入部と、前記ポッ
    ド内から前記雰囲気ガスを排出するための排出孔を有す
    るガス排出部とを有し、 前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記ガス導入部
    に前記雰囲気ガスを供給するための供給孔と、前記ポッ
    ド下部の前記ガス排出部から前記雰囲気ガスを排出する
    ための排出孔とを有していることを特徴とする標準製造
    インターフェイス装置。
  7. 【請求項7】 ポッド上部とポッド下部からなるポッド
    と、前記ポッド内に保管する半導体ウェハを保持するた
    めのキャリアと、前記ポッドを支持するポッド支持部と
    を備え、 前記ポッド下部は、前記ポッド内に溶液を導入するため
    の導入孔を有する導入部と、前記ポッド内から前記溶液
    を排出するための排出孔とを有し、 前記ポッド支持部は、前記ポッド下部の前記導入部に前
    記溶液を供給するための供給孔と、前記ポッド下部の前
    記排出孔から前記溶液を排出するための排出孔とを有し
    ていることを特徴とする標準製造インターフェイス装
    置。
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