JP2003228207A - 現像装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびそれを用いた画像形成装置

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JP2003228207A
JP2003228207A JP2002025441A JP2002025441A JP2003228207A JP 2003228207 A JP2003228207 A JP 2003228207A JP 2002025441 A JP2002025441 A JP 2002025441A JP 2002025441 A JP2002025441 A JP 2002025441A JP 2003228207 A JP2003228207 A JP 2003228207A
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Junji Shirokoshi
順二 城越
Katsumi Okamoto
克巳 岡本
Takeshi Aoki
毅 青木
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像装置に情報記録媒体を設け、この情報記録
媒体に対してトナー交換情報を書き込み或いは読み取り
を可能にする。 【解決手段】位置移動型現像方式に用いる現像装置にお
いて、該現像装置は複数の端子51〜57を有するコネ
クタ22を介して読み書きが行われる情報記録媒体を備
え、前記コネクタの端子は仕切壁46を介して複数列R
1、R2で配置され、前記仕切壁46を介してアース用
端子53と電源用端子56を配置した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
る複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に係
わり、特に、複数の現像装置を選択的に像担持体に対向
するように移動させる位置移動型現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いる画像形成装置におい
ては、現像器に対応して設けられるトナー補給容器をカ
ートリッジ化し、または、現像手段とトナー収容容器を
一体化してカートリッジ化し、さらには、それに加えて
感光体ドラムを一体化してカートリッジ化する方式があ
り、カートリッジを交換することにより簡単にメンテナ
ンスを行うことができるとともに、使用済みのカートリ
ッジをリサイクルに回して再利用するシステムも構築さ
れている。
【0003】ところで、カートリッジを交換した場合、
新品トナーの成分や帯電量によって印字品質や画像品質
に差が生じることがあり、その違いに対処するための調
整を行う必要がある。また、トナーの使用情報や何回リ
サイクルしたかの情報を伝達することができれば非常に
便利である。
【0004】そのために、従来、特開平7ー23457
8号公報においては、新品トナーが収納され、かつ装置
本体に対して着脱可能に設けられたトナーカートリッジ
を備えた電子写真記録装置において、前記トナーカート
リッジに情報記録媒体(磁気媒体)を設け、この情報記
録媒体に対して、トナーカートリッジの製造年月日、寿
命、記録動作による使用回数、使用開始時期、装置本体
に対する着脱回数、収納トナーの成分情報、あるいは装
置本体の固有情報の書き込み或いは読み取りを可能にす
る手段(磁気ヘッド)を装置本体に設ける方式を提案し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置として、感光体上に複数色の静電潜像を順次形成し、
この静電潜像をロータリー現像装置により各色トナー像
に順次現像した後、各色トナー像を中間転写媒体上に重
ねて転写し、この中間転写媒体上に転写されたフルカラ
ートナー像を転写材に転写した後、定着する方式があ
る。
【0006】このロータリー現像装置においても、各色
現像手段と各色トナー収容容器を一体化してカートリッ
ジ化し、各色のカートリッジを交換することにより簡単
にメンテナンスを行うことができるとともに、使用済み
のカートリッジをリサイクルに回して再利用する方式が
ある。
【0007】このロータリー現像装置の各色カートリッ
ジに、上記特開平7ー234578号公報の方式を適用
しようとすると、回転する各色カートリッジと各色カー
トリッジを支持するフレームとの間に磁気ヘッドを移動
走査可能に設ける必要があり、構成が複雑となり、かつ
装置が大型化してしまうという問題を有している。
【0008】また、トナーが磁性体であったり、現像ロ
ーラに磁気ローラを用いると、磁気媒体が外部磁界の影
響を受けてデータ化けや消去といった悪影響が発生する
という問題や、周辺の磁界の影響を受けやすいので、周
囲にコイルの実装された基板(例えば電源基板)を配置
することができないという問題や、データの読み書き時
に磁気媒体と磁気ヘッドが接触するので、ICによるデ
ータ読み書きに比べて寿命が短く、カートリッジのリサ
イクルに不適であるという問題を有している。
【0009】そこで、カートリッジ側の情報記録媒体と
装置本体側とを離接可能なコネクタを介して書き込み或
いは読み取りを可能にする方式が考えられるが、コネク
タ同士を嵌合軸線上で位置決めすることは困難であり、
その場合に複数の端子間の距離が長くなり、嵌合時に特
に端部の端子がこじられて端子が損傷して接続不良が生
じてしまうという問題が生じる。
【0010】上記の問題は、ロータリー現像装置のみな
らず、各色現像装置を像担持体に対して水平移動させる
現像装置に共通する問題である。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、複数の現像装置を選択的に像担持体に対向す
るように移動させる位置移動型現像装置において、各現
像装置に情報記録媒体を設け、この情報記録媒体に対し
てコネクタを介してトナー交換情報を書き込み或いは読
み取りを可能にするとともに、コネクタの信頼性を向上
させることができる現像装置およびそれを用いた画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の現像装置は、位置移動型現
像方式に用いる現像装置において、該現像装置は複数の
端子を有するコネクタを介して読み書きが行われる情報
記録媒体を備え、前記コネクタの端子は仕切壁を介して
複数列で配置され、前記仕切壁を介してアース用端子と
電源用端子を配置したことを特徴とし、請求項2記載の
発明は、請求項1において、情報記録媒体にはトナー交
換情報が記録されていることを特徴とし、請求項3記載
の発明は、請求項1または2記載の現像装置を用いた画
像形成装置であって、現像装置の外側に位置して前記コ
ネクタと電気的に接続可能にされる離接装置が配設され
ていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図8は、本発明の現像装
置の1実施形態を示し、図1は画像形成装置の全体構成
図である。なお、各図面間で同一の構成については同一
番号を付して説明を省略する場合がある。
【0014】画像形成装置1の装置本体2内には、感光
体ドラムからなる像担持体3が配設され、図示しない駆
動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。この像
担持体3の周囲には、その回転方向に沿って、像担持体
3を一様に帯電するための帯電装置4、像担持体3上に
静電潜像を形成するための露光装置5、静電潜像を現像
するためのロータリー現像装置6、像担持体3上に形成
された単色のトナー像を一次転写するための中間転写装
置7が配設されている。
【0015】ロータリー現像装置6は、イエロー用現像
装置6Y、マゼンタ用現像装置6M、シアン用現像装置
6Cおよびブラック用現像装置6Kが支持フレーム8に
装着され、支持フレーム8は図示しない駆動モータによ
り回転駆動される構成になっている。これらの複数の現
像装置6Y、6C、6M、6Kは、像担持体3の1回転
毎に選択的に一つの現像装置の現像ローラ6aが像担持
体3に対向するように回転移動するようにされている。
なお、各現像装置には各色のトナーが収納されたトナー
収納部が形成されている。
【0016】中間転写装置7は、駆動ローラ9および従
動ローラ10と、両ローラにより図示矢印方向に駆動さ
れる中間転写ベルトベルト11と、ベルト11の裏面で
像担持体3に対向して配設された一次転写ローラ12
と、ベルト11上の残留トナーを除去する転写ベルトク
リーナ(図示せず)と、駆動ローラ9に対向して配設さ
れ、中間転写ベルト11に形成された4色フルカラー像
を転写材(紙等)上に転写するための二次転写ローラ1
4とからなっている。
【0017】装置本体2の底部には給紙カセット15が
配設され、給紙カセット15内の転写材は、ピックアッ
プローラ16、転写材搬送路17、二次転写ローラ1
4、定着装置19を経て排紙トレイ20に搬送されるよ
うに構成されている。
【0018】上記構成からなる画像形成装置の作用につ
いて説明する。図示しないコンピュータからの画像形成
信号が入力されると、像担持体3、現像装置6の現像ロ
ーラ6aおよび中間転写ベルト11が回転駆動し、先
ず、像担持体3の外周面が帯電装置4によって一様に帯
電され、一様に帯電された像担持体3の外周面に、露光
装置5によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報
に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が
形成される。
【0019】像担持体3上に形成された潜像位置には、
イエロー用現像装置6Yが回動してその現像ローラ6a
が当接し、これによってイエローの静電潜像のトナー像
が像担持体体3上に形成され、次に、像担持体3上に形
成されたトナー像は一次転写ローラ12により中間転写
ベルト11上に転写される。このとき、二次転写ローラ
14は中間転写ベルト11から離間されている。
【0020】上記の処理が画像形成信号の第2色目、第
3色目、第4色目に対応して、像担持体3と中間転写ベ
ルト11の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返
され、画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中
間転写ベルト11上において重ねられて転写される。そ
して、このフルカラー画像が二次転写ローラ14に達す
るタイミングで、転写材が搬送路17から二次転写ロー
ラ14に供給され、このとき、二次転写ローラ14が中
間転写ベルト11に押圧されるとともに二次転写電圧が
印加され、中間転写ベルト11上のフルカラートナー像
が転写材上に転写される。そして、この転写材上に転写
されたトナー像は定着装置19により加熱加圧され定着
される。中間転写ベルト11上に残留しているトナーは
転写ベルトクリーナ(図示せず)によって除去される。
【0021】次に、本発明における現像装置の詳細につ
いて説明する。図1において、各色現像装置6Y、6
C、6M、6Kのハウジング容器を構成する各カートリ
ッジ21は、略十字形状の境界プレート8の間に装着さ
れており、使用済の各カートリッジ21を新規のものに
交換できるようにされている。各カートリッジ(現像装
置)21には、情報記録媒体37を備える雄側コネクタ
22が搭載されている。
【0022】一方、ロータリー現像装置6の外側下方に
位置して離接装置23が配設されている。離接装置23
には駆動モータと摺動機構(図示せず)が内蔵されてお
り、摺動機構の先端に雌側コネクタ24が設けられてい
る。図1の状態では、雌側コネクタ24は、ロータリー
現像装置6の下方に待避しており、例えば、マゼンタ用
現像装置6Mを図示の位置で停止させ、離接装置23を
駆動させると、雌側コネクタ24が上方に移動し雄側コ
ネクタ22に嵌合されて電気的接続が行われ、制御装置
40内の読み書き手段41により、前記情報記録媒体3
7に対するトナー交換情報の読み取り及び書き込みを行
うことが可能にされている。
【0023】図2は、図1のロータリー現像装置6をA
方向から見た図である。図2には、図1で説明した金属
製現像ローラ6a、境界プレート8、カートリッジ2
1、雄側コネクタ22が示されている。なお、以下の説
明で左、右は、図1で前方、X方向から見ていうものと
する。
【0024】カートリッジ21は、略十字形状の境界プ
レート8の間に装着されている。境界プレート8の一端
は円板フレーム25に固定されており、円板フレーム2
5は軸26を介して左側板27に回動自在に支持されて
いる。円板フレーム25には嵌合ピン29が設けられ、
カートリッジ21には該嵌合ピン29に嵌合する孔が形
成されており、嵌合ピン29の嵌合によりカートリッジ
21が固定されるようになっている。
【0025】カートリッジ21の右側端部には、窪み部
が形成されており該窪み部に雄側コネクタ22が嵌合さ
れ、窪み部の底面に形成された2つの突起30にコネク
タ22の固定用穴50(図6(A))を嵌合して溶着に
て固定されている。なお、突起30を設けずに固定用穴
50を用いてビス止めで固定するようにしてもよい。3
1はカートリッジ21に形成された把手用の凹部、32
は右側板、33は左側板に設けられたホームポジション
センサである。
【0026】図3は、図1におけるコネクタ22、24
の離接ポジションとカートリッジ21の交換ポジション
を説明するための図である。図3(A)には、図1およ
び図2で説明した、像担持体3、各色現像装置6Y、6
C、6M、6K、現像ローラ6a、境界プレート8、円
板フレーム25、軸26、ホームポジションセンサ3
3、雄側コネクタ22、雌側コネクタ24が示されてい
る。
【0027】図3(A)は、現像ポジションを示してい
る。軸26には切欠34aを有する検出板34が固定さ
れており、ホームポジションセンサ33が切欠34aの
位置を光学的に検出することにより、イエロー用現像装
置6Yの現像ポジションを設定し、現像ローラ6aを像
担持体3に当接するようにしている。その他の現像装置
6C、6M、6Kの現像ポジションは演算により設定し
ている。
【0028】本実施形態においては、この現像ポジショ
ンを、雄側コネクタ22と雌側コネクタ24の離接ポジ
ションとして利用している。図で一点鎖線で示す32a
は右側板32(図2)に形成されたカートリッジ着脱用
の開口であり、現像ポジションにおいては、カートリッ
ジ21が開口32aに邪魔されて着脱不能にされてい
る。そして、図3(B)に示すように、ロータリー現像
装置6が回動し、カートリッジ21と開口32aが重な
るポジションでカートリッジ21を着脱可能にしてい
る。
【0029】図4は、図3におけるコネクタ22、24
の離接動作を説明するための図である。雄側コネクタ2
2は、ネジ35によりカートリッジ21に固定され、雌
側コネクタ24は、ネジ36により離接装置23に固定
されている。雄側コネクタ22の底部には、回路基板3
9が設けられこれに本発明に関わる情報記録媒体37が
装着されている。そして、図4(A)に示す両コネクタ
22、24が離れた状態から、離接装置23の駆動によ
り、雌側コネクタ24が図4(B)に示すように、雄側
コネクタ22内に嵌合、接続される。
【0030】図5は、図4の情報記録媒体37と制御装
置の制御系のブロック図である。情報記録媒体37は、
EEPROM、EPROM、IC、不揮発性メモリ等の
読み書き可能なメモリである。制御装置40は、CPU
(読み書き手段)41、RAM42、ROM43、I/
Oポート44から構成され、I/Oポート44と情報記
録媒体37間は、5V(電源)、GND(アース)、C
S(チップセレクト:アクセス信号)、CLK(クロッ
ク信号)、R/W(読込か書込かの区別を行う信号)、
DATA(データ)で前述のコネクタ22、24を介し
て接続されている。
【0031】情報記録媒体37とCPU41は、DAT
Aを介してトナー交換情報のやりとり(読み取り、書き
込み)が行われる。このトナー交換情報およびその使用
例について説明する。
【0032】その1例としては、カートリッジ21の出
荷段階で情報記録媒体37に製造年月日の書き込みを行
い、カートリッジ21をロータリー現像装置6に装着し
た時、装置本体2側のCPU41でその書込情報を読み
取ることにより、極端に保証期間を過ぎたカートリッジ
が挿入された場合、装置の動作を停止したりユーザに警
告を出力することにより、画像品質の低下を未然に防止
することができる。
【0033】他の例としては、カートリッジ21の出荷
段階で情報記録媒体37に印字可能枚数の書き込みを行
い、カートリッジ21をロータリー現像装置6に装着し
た時、CPU41でその書込情報を読み取り、以後の記
録枚数と比較してトナー残量を演算することにより、ユ
ーザにカートリッジ交換時期を警告することができる。
【0034】また、CPU41側でカートリッジ21の
使用開始時期を書き込むことにより、印字可能枚数に達
していない場合でも、極端に保証期間を過ぎた場合、ユ
ーザに警告を出力することにより、画像品質の低下を未
然に防止することができる。
【0035】また、カートリッジ21の出荷段階で情報
記録媒体37にトナーの成分情報の書き込みを行い、カ
ートリッジ21をロータリー現像装置6に装着した時、
CPU41でその書込情報を読み取り、そのトナーに合
わせた画像形成条件を設定することにより、トナーの特
性を活かした画像品質を得ることができる。
【0036】また、カートリッジ21の出荷段階で情報
記録媒体37に、カートリッジが新品であるか否か、或
いは交換回数の書き込みを行い、カートリッジ21をロ
ータリー現像装置6に装着した時、CPU41でその書
込情報を読み取り、新品の場合にはロータリー現像装置
6を回転させてトナーをほぐす動作を行わせるようにし
たり、交換回数によりリサイクル回数の限度をリサイク
ル業者に警告したりすることができる。
【0037】図6および図7は、本発明に係わる雄側コ
ネクタの1実施形態を示し、図6(A)は平面図、図6
(B)は図6(A)のB方向から見た側面図、図6
(C)は図6(A)のC方向から見た側面図、図7
(A)は図6(A)の背面図、図7(B)は図7(A)
のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図である。
【0038】図6において、雄側コネクタ22は、基部
45と、基部45の上方に立設された仕切壁46と、基
部45の下方に立設された記録媒体固定部47と、仕切
壁46の両側に仕切壁46より更に突出するように形成
された、先端が円錐形状でロッド状のガイド部材49
と、基部45に形成された2つの固定用穴50とを備え
ている。
【0039】図6(B)に示すように、仕切壁46の一
方の側面には、データ用端子51、アース用端子52、
53、R/W(読込/書込信号)用端子54の4つの端
子が配設され、図6(C)に示すように、仕切壁46の
他方の側面には、クロック(CLK)用端子55、電源
用端子56、チップセレクト用端子57の3つの端子が
配設されている。なお、一方のアース端子53の先端は
仕切壁46の上端部に位置するように設けられ、他の端
子の先端は、アース用端子53の先端より低い位置にな
るように配設されている。なお、端子の数はこれに限定
されるものではなく、必要に応じて増減が可能である。
【0040】図7(B)には、アース用端子53とチッ
プセレクト用端子57が図示されているが、各端子は、
仕切壁46の一部分で外側に湾曲する湾曲部59を有
し、この湾曲部59により雌側コネクタの端子と弾性接
触するように構成されている。また、記録媒体固定部4
7には、情報記録媒体37を備える基板39が固定され
ている。基板39の裏面には回路パターン(図示せず)
が形成されており、この回路パターンに各端子51〜5
7の端部が弾性接触するようにされている。
【0041】図8は、雌側コネクタ24の平面図であ
る。雌側コネクタ24には、一対のガイド穴60が形成
されており、このガイド穴60に雄側のコネクタ22の
ガイド部材49が嵌合される。また、I/Oポート44
への接続用端子61〜67が設けられており、それぞれ
雄側のコネクタ22の端子51〜57に接続可能にされ
ている。なお、69は固定用穴である。
【0042】本実施形態においては、図2に示すよう
に、雄側コネクタ22の端子51〜54と端子55〜5
7は、ロータリー現像装置6の移動方向Zに対して平行
に2列R1、R2となるように配置されている。無論、
雌側コネクタ24の端子61〜64と端子65〜67も
ロータリー現像装置6の移動方向Zに対して平行に2列
となるように配置されている。なお、2列に限定される
ものでなく3列以上の複数列に配置してもよい。
【0043】雄側コネクタ22を離接ポジションに移動
させたとき、雄側コネクタ22と雌側コネクタ24の嵌
合軸線を完全に一致させることはできず、雌側コネクタ
24は雄側コネクタ22に対して斜め方向で嵌合、接続
されることになる。このとき端子51〜57を1列に配
置している場合には、両端の端子間の距離が長くなり、
嵌合時に特に端部の端子がこじられて端子が損傷して接
続不良が生じてしまう。
【0044】しかしながら、本実施形態においては、ロ
ータリー現像装置6の移動方向Zに対して平行に複数の
列R1、R2となるように配置しているので、各列の端
子間距離が短くなるため、こじられ難くなり端子が損傷
して接続不良が生じてしまうことがなく、接点としての
信頼性を向上させることができる。
【0045】また、金属製現像ローラ6aの軸方向外側
の列R1にアース用端子52、53を配置させているの
で、金属製現像ローラ6aとアース用端子52、53と
で電磁シールド空間が形成され、他の信号用端子を電磁
遮蔽することができる。
【0046】また、本実施形態においては、スペースの
制約を受けるカートリッジ21の端部に雄側コネクタ2
2を固定するために、端子の配置を工夫している。すな
わち、雄側コネクタ22をカートリッジ21に固定する
ための固定用穴50がある固定部側の列R2の端子数
(本実施形態で55〜57の3つ)を、他の列R1の端
子数(本実施形態では51〜54の4つ)より少なくし
ている。これにより、固定部側の固定エリアを確保する
ことができ、ビス等金属で固定する場合には固定部側の
端子の絶縁距離を確保することができ、また、樹脂溶着
で固定する場合には熱変形などの加工の影響を防ぐこと
ができる。
【0047】さらに、本実施形態においては、仕切壁4
6を介して一方の列R1にアース用端子53を配置し、
他方の列R2に電源用端子56を配置しているので、ア
ース用端子53と電源用端子56の絶縁距離を確保する
ことができ、浮遊トナー、紙粉等の異物付着によるショ
ートを防止することができる。
【0048】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能であり、従来公知の技術に適用させるようにし
てもよいし、従来公知の技術を組み合わせるようにして
もよい。
【0049】例えば、上記実施形態においては、ロータ
リー現像方式に適用させているが、各色現像装置を選択
的に像担持体に対向するように水平又は斜め方向に移動
させる現像方式に適用してもよく、本発明においては、
これらを位置移動型現像方式として定義している。
【0050】また、上記実施形態においては、カートリ
ッジ21側に雄側のコネクタ22を、装置本体2側に雌
側コネクタ24を設けているが、装置本体2側に雄側の
コネクタ22を、カートリッジ21側に雌側コネクタ2
4を設けるようにしてもよく、本発明においては、雄側
のコネクタ22を単にコネクタとして定義している。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、位置移動型現像方式に用いる現像装置におい
て、該現像装置は複数の端子を有するコネクタを介して
読み書きが行われる情報記録媒体を備え、前記コネクタ
の端子は仕切壁を介して複数列で配置され、前記仕切壁
を介してアース用端子と電源用端子を配置したので、各
列の端子間距離が短くなるため、こじられ難くなり接点
としての信頼性を向上させることができるとともに、ア
ース用端子と電源用端子の絶縁距離を確保することがで
き、浮遊トナー、紙粉等の異物付着によるショートを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の1実施形態を示し、画像形
成装置の全体構成図である。
【図2】図1のロータリー現像装置6をA方向から見た
図である。
【図3】図1におけるコネクタ22、24の離接ポジシ
ョンとカートリッジ21の交換ポジションを説明するた
めの図である。
【図4】図3におけるコネクタ22、24の離接動作を
説明するための図である。
【図5】図4の情報記録媒体37と制御装置の制御系の
ブロック図である。
【図6】本発明に係わる雄側コネクタの1実施形態を示
し、図6(A)は平面図、図6(B)は図6(A)のB
方向から見た側面図、図6(C)は図6(A)のC方向
から見た側面図である。
【図7】図7(A)は図6(A)の背面図、図7(B)
は図7(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
【図8】図1の雌側コネクタ24の平面図である。
【符号の説明】
21…カートリッジ(現像装置) 22…雄側コネクタ(コネクタ) 23…離接装置 37…情報記録媒体 46…仕切壁 51〜57…端子 53…アース用端子 56…電源用端子 R1、R2…列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 毅 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 HB01 HB05 HB13 HB17 ZA09 2H030 AD01 AD16 BB24 BB33 2H071 BA04 BA13 BA20 BA33 DA08 DA31 EA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置移動型現像方式に用いる現像装置にお
    いて、該現像装置は複数の端子を有するコネクタを介し
    て読み書きが行われる情報記録媒体を備え、前記コネク
    タの端子は仕切壁を介して複数列で配置され、前記仕切
    壁を介してアース用端子と電源用端子を配置したことを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】前記情報記録媒体にはトナー交換情報が記
    録されていることを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の現像装置を用いた
    画像形成装置であって、現像装置の外側に位置して前記
    コネクタと電気的に接続可能にされる離接装置が配設さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
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