JP2003228156A - Silver halide color photographic sensitive material - Google Patents
Silver halide color photographic sensitive materialInfo
- Publication number
- JP2003228156A JP2003228156A JP2002024809A JP2002024809A JP2003228156A JP 2003228156 A JP2003228156 A JP 2003228156A JP 2002024809 A JP2002024809 A JP 2002024809A JP 2002024809 A JP2002024809 A JP 2002024809A JP 2003228156 A JP2003228156 A JP 2003228156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- general formula
- compound
- coupler
- substituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なカラーカプ
ラー化合物に関し、それを用いたハロゲン化銀カラー写
真感光材料に関するものである。更に詳しくは新規なカ
ラーカプラー化合物を用いたハロゲン化銀カラーリバー
サル写真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
に関しては、高感度化、優れたシャープネス及び粒状性
と共に忠実な色再現性への要求が強い。
【0003】近年、マゼンタ色素形成カプラーとして副
吸収の少ないピラゾロトリアゾール系カプラーが実用化
されるに至っている。ピラゾロトリアゾールマゼンタカ
プラーは、色相においては優れた特性を有している化合
物であるが、反面、発色性が低い、処理変動に対する耐
性が低い、又、色像の保存性が悪い等の種々の問題点を
有していることが明らかとなっている。
【0004】例えば、芳香族一級アミン現像薬の酸化体
とカップリングする位置が水素原子置換体である所謂4
当量カプラーは、粒状性は優れるものの発色性が低く、
現像処理後に経時でイエロー着色を生じるといった欠点
を有していた。一方、カップリング位に水素原子以外の
離脱基(例えばハロゲン原子)が置換した所謂2当量カ
プラーは、4当量カプラーに比べて少ない銀量で発色
し、イエロー着色を生じ難いといった特徴を有している
が、粒状性が低下して画質が悪化するといった問題点を
有している。
【0005】更に、これらのカプラーの多くは、リン酸
エステル類、フタル酸エステル類等の高沸点有機溶媒に
溶解、分散して用いられるが、近年、高いシャープネス
への要求からこれらの高沸点有機溶媒の使用量は低減さ
れ、所謂、オイルレス化が求められている。しかしなが
ら、ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーの多くはオ
イルレスでの使用においては発色性の著しい低下をもた
らし、これらの改良が求められていた。
【0006】これらの問題点を解決するためにピラゾロ
トリアゾール環上の置換基に種々の工夫が加えられたカ
プラーが提案されている。例えば、色像の堅牢性につい
ては米国特許第4,882,266号、欧州公告特許第
183,445号に6位置換基を嵩高くしたカプラーに
よる改良が開示されている。又、オイルレスでの使用時
の発色性の改良については、特開平1−102557号
にカプラーの分子内に解離基としてカルボキシル基を導
入したカプラーが開示されている。しかしながら、これ
らの技術では処理後の経時によるイエロー着色の問題点
や、色象の保存性の問題点に対しては不十分であった。
解離基を導入することにより発色性の改良は認められる
もののカプラーが高コストで結晶性が悪く工業的適用に
は問題があった。又、未発色部に光照射や湿熱雰囲気下
におけるイエローステインが発生したり、色増感したハ
ロゲン化銀乳剤と混合して塗布するまでの間停滞してお
くと感度低下を生じるといった新たな問題点も明らかと
なった。更に、処理液組成の変動に対する耐性も不十分
であり、改良が求められた。
【0007】又、現在実用に供されているピラゾロアゾ
−ル系カプラーの殆どは、2当量カプラーである。カラ
ーリバーサル写真感光材料は、第一現像に続き反転して
から発色現像処理を行なうが、この時2当量カプラーで
は、銀1モルあたりの発色性が高いために4当量カプラ
ーに比べて感度が低下するといった本質的な課題を有し
ている。したがってカラーリバーサル写真感光材料にピ
ラゾロトリアゾールマゼンタカプラーを適用する場合に
は、感度の観点からは4当量カプラーが好ましい。カラ
ーリバーサル写真感光材料への4当量ピラゾロトリアゾ
ール系マゼンタカプラーの適用は、例えば、特開平5−
100382号、特開昭63−153548号、特開平
6−208209号、同6−214360号、同7−2
61348号、同2001−33921号等に開示され
ている。しかしながら、これらの技術では、処理後の経
時でのイエロー着色の問題点や、処理液組成の変動に対
する耐性が解決されていなかった。特に、処理液のpH
変動に対して発色性が変動するといった問題点が解決で
きていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第一
に、処理液の組成の変動に対しても安定した画像を形成
することが出来るマゼンタカプラーを提供し、更に、高
沸点有機溶媒の低減、所謂オイルレス化においても優れ
た発色性を有するマゼンタカプラーを提供することにあ
る。本発明の第二の目的は、処理液の組成の変動に対し
ても安定した画像を形成することが出来、優れた色再現
性と堅牢性を有し、ステインの発生の少ないハロゲン化
銀カラー写真感光材料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、オイルレ
ス化においても充分な発色性を有し、且つ、処理液の組
成の変動に対しても安定した画像を形成でき、粒状性、
画像保存性等に優れたカプラーを目指して鋭意研究を行
なった結果、本発明を完成させた。
【0010】すなわち本発明の課題は以下の構成により
達成された。
【0011】(1) 下記一般式(1)で表されるカプ
ラーを少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料。
【0012】
【化3】
【0013】式中、R1は水素原子又は置換基を表し、
R2は下記一般式(2)、一般式(3)又は一般式
(4)で表される基、もしくは少なくとも一個の下記一
般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表される
基で置換されている置換基を表す。Xは水素原子又はカ
ラー発色現像主薬の酸化体との反応において離脱し得る
基を表す。
【0014】
【化4】
【0015】式中、(EWG1)はハメット置換基定数
のシグマパラ値が0.4以上の基を表し、R3はアルキ
ル基、アリール基又はヘテロ環基を表す。R4は置換基
を表し、mは0〜3の整数を表す。(EWG2)はハメ
ット置換基定数のシグマパラ値が0.4以上の基であ
り、且つ2価の連結基となり得る基を表す。nは0〜4
の整数を表し、*は一般式(1)で表されるピラゾロト
リアゾール骨格に直接、又は連結基を介して結合する位
置を表す。
【0016】(2) 一般式(1)において、ピラゾロ
トリアゾール骨格と一般式(2)、一般式(3)又は一
般式(4)とを結合する連結基が下記一般式(5)で表
されることを特徴とする(1)に記載のハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料。
【0017】
【化5】
【0018】式中、Lはアルキレン基、又はアリーレン
基を表し、A1は−O−、−S−、−SO2−、−N
(R5)CO−、−N(R5)COO−、−N(R5)
CON(R6)−、−N(R5)SO2−、−COO
−、−CON(R5)−、又は−SO2N(R5)−を
表す。R5及びR6はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
ル基、またはアリール基を表す。Yは2価の連結基を表
し、rは0又は1を表す。**は一般式(2)、一般式
(3)又は一般式(4)で表される基と*で示される位
置で結合する位置を表し、***は一般式(1)で表さ
れるピラゾロトリアゾール骨格と結合する位置を表す。
【0019】(3) 一般式(2)、又は一般式(4)
における(EWG1)、及び一般式(3)における(E
WG2)がスルホニル基であることを特徴とする(1)
及び(2)のいずれか一項に記載のハロゲン化銀カラー
写真感光材料。
【0020】(4) 一般式(1)におけるR2が、下
記一般式(6)又は、一般式(7)で表されることを特
徴とする(1)に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0021】
【化6】
【0022】式中、R7、R8、R9及びR10はそれ
ぞれ独立に水素原子、アルキル基、又はアリール基を表
し、sは0〜3の整数を表し、A2は−O−、−S−、
−SO2−、−N(R5)CO−、−N(R5)COO
−、−N(R5)CON(R 6)−、−N(R5)SO
2−、−COO−、−CON(R5)−、又は−SO 2
N(R5)−を表す。R11及びR12はそれぞれ前記
R3及びR4と同じ意味の基を表し、tは前記mと同じ
意味を表す。R13は置換基を表し、wは0〜4の整数
を表す。R14は前記R3と同じ意味の基を表す。**
*は一般式(1)で示されるピラゾロトリアゾール骨格
に結合する位置を表す。
【0023】(5) 一般式(1)におけるR2が、下
記一般式(8)又は、一般式(9)で表されることを特
徴とする(1)に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0024】
【化7】
【0025】式中、R7、R8、R9及びR10はそれ
ぞれ独立に水素原子、アルキル基、又はアリール基を表
し、sは0〜3の整数を表し、A2は−O−、−S−、
−SO2−、−N(R5)CO−、−N(R5)COO
−、−N(R5)CON(R 6)−、−N(R5)SO
2−、−COO−、−CON(R5)−、又は−SO 2
N(R5)−を表す。R11及びR12はそれぞれ前記
R3及びR4と同じ意味の基を表し、tは前記mと同じ
意味を表す。R13は置換基を表し、wは0〜4の整数
を表す。R14は前記R3と同じ意味の基を表す。**
*は一般式(1)で示されるピラゾロトリアゾール骨格
に結合する位置を表す。
【0026】(6) 一般式(1)におけるXが水素原
子であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか一
項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0027】(7) 一般式(1)におけるR1が三級
アルキル基で表されることを特徴とする(1)〜(6)
のいずれか一項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0028】(8) 一般式(2)、一般式(3)にお
けるR3、及び一般式(6)、一般式(7)、一般式
(8)、及び一般式(9)におけるR11が下記一般式
(10)で表されることを特徴とする(1)〜(7)の
いずれか一項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0029】
【化8】
【0030】式中、R15はアルキル基、アルケニル
基、又はアリール基を表し、R16は置換基を表し、x
は0〜3の整数を表す。Zはハロゲン原子、炭素数1〜
4又は12以上のアルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アリール
スルホニル基、アミノ基、アニリノ基、アシルアミノ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、ウレイド基、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、イミ
ド基、スルホンアミド基、又はスルファモイル基を表
す。
【0031】(9) 下記式で表される化合物SR−1
を含有することを特徴とする(1)〜(8)のいずれか
一項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0032】
【化9】
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、一般式
(1)で表される新規なカプラー(以下、「本発明のカ
プラー」とも言う。)を含有する。
【0034】一般式(1)及び一般式(2)、一般式
(3)及び一般式(4)について詳しく説明する。
【0035】一般式(1)中のR1は水素原子又は、置
換基を表し、R1の置換基は、ハロゲン原子(例えば、
フッ素、塩素、臭素)、アルキル基(好ましくは炭素数
1〜48の、直鎖、分岐鎖、又は環状のアルキル基で、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、ヘキサデシ
ル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、1−ノルボルニル、1−アダマンチル)、アルケニ
ル基(好ましくは炭素数2〜48のアルケニル基で、例
えば、ビニル、アリル、3−ブテン−1−イル)、アリ
ール基(好ましくは炭素数6〜48のアリール基で、例
えば、フェニル、ナフチル)、ヘテロ環基(好ましくは
炭素数1〜32のヘテロ環基で、例えば、2−チエニ
ル、4−ピリジル、2−フリル、2−ピリミジニル、1
−ピリジル、2−ベンゾチアゾリル、1−イミダゾリ
ル、1−ピラゾリル、ベンゾトリアゾール−1−イ
ル)、シリル基(好ましくは炭素数3〜38のシリル基
で、例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ト
リブチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ヘキ
シルジメチルシリル)、ヒドロキシル基、シアノ基、ニ
トロ基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜48のア
ルコキシ基で、例えば、メトキシ、エトキシ、1−ブト
キシ、2−ブトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、
ドデシルオキシ、シクロアルキルオキシ基で、例えば、
シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ)、アリ
ールオキシ基(好ましくは炭素数6〜48のアリールオ
キシ基で、例えば、フェノキシ、1−ナフトキシ)、ヘ
テロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環
オキシ基で、例えば、1−フェニルテトラゾール−5−
オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、シリルオ
キシ基(好ましくは炭素数1〜32のシリルオキシ基
で、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメ
チルシリルオキシ、ジフェニルメチルシリルオキシ)、
アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜48のアシルオ
キシ基で、例えば、アセトキシ、ピバロイルオキシ、ベ
ンゾイルオキシ、ドデカノイルオキシ)、アルコキシカ
ルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2〜48のアルコ
キシカルボニルオキシ基で、例えば、エトキシカルボニ
ルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、シクロアル
キルオキシカルボニルオキシ基で、例えば、シクロヘキ
シルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボ
ニルオキシ基(好ましくは炭素数7〜32オアリールオ
キシカルボニルオキシ基で、例えば、フェノキシカルボ
ニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素
数1から48のカルバモイルオキシ基で、例えば、N,
N−ジメチルカルバモイルオキシ、N−ブチルカルバモ
イルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキシ、N−エ
チル−N−フェニルカルバモイルオキシ)、スルファモ
イルオキシ基(好ましくは炭素数1〜32のスルファモ
イルオキシ基で、例えば、N,N−ジエチルスルファモ
イルオキシ、N−プロピルスルファモイルオキシ)、ア
ルキルスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38
のアルキルスルホニルオキシ基で、例えば、メチルスル
ホニルオキシ、ヘキサデシルスルホニルオキシ、シクロ
ヘキシルスルホニルオキシ)、アリールスルホニルオキ
シ基(好ましくは炭素数6〜32のアリールスルホニル
オキシ基で、例えば、フェニルスルホニルオキシ)、ア
シル基(好ましくは炭素数1から48のアシル基で、例
えば、ホルミル、アセチル、ピバロイル、ベンゾイル、
テトラデカノイル、シクロヘキサノイル)、アルコキシ
カルボニル基(好ましくは炭素数2〜48のアルコキシ
カルボニル基で、例えば、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、オクタデシルオキシカルボニル、シクロ
ヘキシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニ
ル基(好ましくは炭素数7〜32のアリールオキシカル
ボニル基で、例えば、フェノキシカルボニル)、カルバ
モイル基(好ましくは炭素数1〜48のカルバモイル基
で、例えば、カルバモイル、N,N−ジエチルカルバモ
イル、ンーエチル−N−オクチルカルバモイル、N,N
−ジブチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル、
N−フェニルカルバモイル、N−メチルN−フェニルカ
ルバモイル、N,N−ジシクロへキシルカルバモイ
ル)、アミノ基(好ましくは炭素数32以下のアミノ基
で、例えば、アミノ、メチルアミノ、N,N−ジブチル
アミノ、テトラデシルアミノ、2−エチルへキシルアミ
ノ、シクロヘキシルアミノ)、アニリノ基(好ましくは
炭素数6〜32のアニリノ基で、例えば、アニリノ、N
−メチルアニリノ)、ヘテロ環アミノ基(好ましくは炭
素数1〜32のヘテロ環アミノ基で、例えば、4−ピリ
ジルアミノ)、カルボンアミド基(好ましくは炭素数2
〜48のカルボンアミド基で、例えば、アセトアミド、
ベンズアミド、テトラデカンアミド、ピバロイルアミ
ド、シクロヘキサンアミド)、ウレイド基(好ましくは
炭素数1〜32のウレイド基で、例えば、ウレイド、
N,N−ジメチルウレイド、N−フェニルウレイド)、
イミド基(好ましくは炭素数10以下のイミド基で、例
えば、N−スクシンイミド,N−フタルイミド)、アル
コキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜48
のアルコキシカルボニルアミノ基で、例えば、メトキシ
カルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブ
トキシカルボニルアミノ、オクタデシルオキシカルボニ
ルアミノ、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)、
アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数
7〜32のアリールオキシカルボニルアミノ基で、例え
ば、フェノキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基
(好ましくは炭素数1〜48のスルホンアミド基で、例
えば、メタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、
ベンゼンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミ
ド、シクロヘキサンスルホンアミド)、スルファモイル
アミノ基(好ましくは炭素数1〜48のスルファモイル
アミノ基で、例えば、N、N−ジプロピルスルファモイ
ルアミノ、N−エチル−N−ドデシルスルファモイルア
ミノ)、アゾ基(好ましくは炭素数1〜32のアゾ基
で、例えば、フェニルアゾ、3−ピラゾリルアゾ)、ア
ルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜48のアルキルチ
オ基で、例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチ
オ、シクロヘキシルチオ)、アリールチオ基(好ましく
は炭素数6〜48のアリールチオ基で、例えば、フェニ
ルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数1〜32
のヘテロ環チオ基で、例えば、2−ベンゾチアゾリルチ
オ、2−ピリジルチオ、1−フェニルテトラゾリルチ
オ)、アルキルスルフィニル基(好ましくは炭素数1〜
32のアルキルスルフィニル基で、例えば、ドデカンス
ルフィニル)、アリールスルフィニル基(好ましくは炭
素数6〜32のアリールスルフィニル基で、例えば、フ
ェニルスルフィニル)、アルキルスルホニル基(好まし
くは炭素数1〜48のアルキルスルホニル基で、例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、ブチルスルホニル、イソプロピルスルホニ
ル、2−エチルヘキシルスルホニル、ヘキサデシルスル
ホニル、オクチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニ
ル)、アリールスルホニル基(好ましくは炭素数6〜4
8のアリールスルホニル基で、例えば、フェニルスルホ
ニル、1−ナフチルスルホニル)、スルファモイル基
(好ましくは炭素数32以下のスルファモイル基で、例
えば、スルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモ
イル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル、N−
エチル−N−フェニルスルファモイル、N−シクロヘキ
シルスルファモイル)、スルホ基、ホスホニル基(好ま
しくは炭素数1〜32のホスホニル基で、例えば、フェ
ノキシホスホニル、オクチルオキシホスホニル、フェニ
ルホスホニル)、ホスフィノイルアミノ基(好ましくは
炭素数1〜32のホスフィノイルアミノ基で、例えば、
ジエトキシホスフィノイルアミノ、ジオクチルオキシホ
スフィノイルアミノ)を表わす。
【0036】一般式(1)中のR1が更に置換可能な基
である場合には、前記の置換基で置換されていてもよ
く、2個以上の置換基で置換されている場合には、それ
らの置換基は同一あっても異なっていてもよい。
【0037】一般式(1)中のXは水素原子又はカラー
発色現像主薬の酸化体とカップリング反応で離脱し得る
基を表し、Xの具体例としては、水素原子、ハロゲン原
子、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ
基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、
カルバモイルオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、ヘテロ環チオ基、イミド基、アゾ基、又は窒素原子
でカプラーの活性位と結合している芳香族へテロ環基を
表す。Xのこれらの水素原子、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオ
キシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、カルバモイル
オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環
チオ基、イミド基、アゾ基、及びアゾ−ル基の好ましい
範囲については、前記のR1で説明した水素原子、ハロ
ゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環
オキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキ
シ基、カルバモイルオキシ基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、ヘテロ環チオ基、イミド基、アゾ基、ヘテロ
環基と同義である。Xのこれらの離脱基が更に置換可能
な基である場合には、前記R1の置換基で説明した基で
置換されていてもよく、2個以上の置換基で置換されて
いる場合にはそれらの置換基は同一であっても異なって
いてもよい。
【0038】一般式(1)中のR2は、一般式(2)、
一般式(3)又は一般式(4)で表される基、もしくは
一般式(2)、一般式(3)、又は一般式(4)で表さ
れる基を少なくとも1つ有する置換基を表す。好適な具
体例としては、前記の一般式(5)で表される2価の連
結基を含む基で、一方の***で示される位置において
ピロロトリアゾール骨格と結合し、もう一方の、**で
示される位置において一般式(2)、一般式(3)又は
一般式(4)で表される基と*で示される位置で結合す
る基が挙げられる。
【0039】一般式(5)について更に詳しく説明す
る。
【0040】一般式(5)中のLはアルキレン基又はア
リーレン基を表す。Lのアルキレン基は、好ましくは炭
素数1〜36、より好ましくは1〜8の置換又は無置換
の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキレン基を表し、無置換
のアルキレン基としては、例えば、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、シクロヘキシレン等が挙げられる。
置換アルキレン基の置換基は、前記のR1の置換基で説
明した基と同じ意味の基を表し、2個以上の置換基で置
換されている場合にはそれらの置換基は同一であても異
なっていてもよい。
【0041】一般式(5)中のLのアリーレン基は、好
ましくは炭素数6〜38、より好ましくは6〜18の置
換又は無置換のアリール基を表し、無置換アリール基と
しては、例えば、o−フェニレン、m−フェニレン、p
−フェニレン、1,2−ナフタレン、1,4−ナフタレ
ン等が挙げられる。置換アリーレン基の置換基は、前記
のR1の置換基で説明した基と同じ意味の基を表す。
【0042】一般式(5)中のA1は−O−、−S−、
−SO2−、−N(R5)CO−、−N(R5)COO
−、−N(R5)CON(R6)−、−N(R5)SO
2−、−COO−、−CON(R5)−、又はSO2N
(R5)−を表し、R5及びR6はそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基またはアリール基を表す。R5及びR
6のアルキル基及びアリール基は、前記のR1の置換基
で説明したアルキル基およびアリール基と同じ意味の基
を表す。これらのアルキル基及びアリール基は、更に置
換可能な場合には前記R1の置換基で説明した基で置換
されていてもよく、2個以上の置換基で置換されている
場合には、それらの置換基は同一であっても異なってい
てもよい。
【0043】一般式(5)中のYは2価の連結基を表
し、その具体例としてはアルキレン基、アリーレン基、
又はアラルキレン基、及びこれらのアルキレン基、アリ
ーレン基、アラルキレン基と、前記のA1で説明した基
とが互いに結合して新たに複合した2価の連結基を形成
していてもよい。
【0044】rは0又は1を表し、**は一般式
(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表される基と
*で示される位置で結合する位置を表し、***は一般
式(1)で表されるピラゾロトリアゾール環と結合する
位置を表す。
【0045】次に、一般式(2)、一般式(3)及び一
般式(4)について詳しく説明する。
【0046】一般式(2)及び一般式(3)中のR
3は、アルキル基、アリール基又はヘテロ環基を表し、
それらのアルキル基、アリール基及びヘテロ環基は前記
のR1で説明したアルキル基、アリール基及びヘテロ環
基と同じ意味の基を表す。
【0047】一般式(2)、一般式(3)及び一般式
(4)中のR4は置換基を表し、R4の置換基は前記の
R1の置換基で説明した基と同じ意味の基を表す。R4
の置換基は、更にR1で説明した置換基で置換されてい
てもよく、2個以上の置換基で置換されている場合には
それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
mは0〜3の整数を表し、nは0〜4の整数を表す。m
又はnが2以上である場合、複数ある置換基R4は同一
であっても異なっていてもよい。
【0048】一般式(2)及び一般式(4)中の(EW
G1)はハメット置換基定数のシグマパラ値が0.4以
上の電子吸引性基を表す。ハメット置換基定数に関して
は、ケミカル・レビュー(Chemical Revi
ews)1991年,Vol91,No.2,165〜
195頁に記載されている。(EWG1)の好ましい基
としては、アルキルスルホニル基(好ましくは炭素数1
〜48、より好ましくは1〜36のアルキルスルホニル
基で、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、
イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ヘキシル
スルホニル、ヘプチルスルホニル、オクチルスルホニ
ル、2−エチルヘキシルスルホニル、シクロヘキシルス
ルホニル、ドデシルスルホニル、テトラデシルスルホニ
ル、ヘキサデシルスルホニル、オクタデシルスルホニ
ル、2−ヘキシルデシルスルホニル、ベンジルスルホニ
ル)、アリールスルホニル基(好ましくは炭素数6〜4
8、より好ましくは6〜36のアリールスルホニル基
で、例えば、ベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホ
ニル、p−ドデシルベンゼンスルホニル、p−ヘキサデ
シルベンゼンスルホニル、2−オクチルオキシ−5−t
ert−オクチルベンゼンスルホニル)、パーフロロア
ルキル基(好ましくは炭素数1〜36、より好ましくは
1〜24のパーフロロアルキル基で、例えば、トリフロ
ロメチル)、シアノ基、ニトロ基、スルファモイル基
(好ましくは炭素数0〜48、より好ましくは0〜24
のスルファモイル基で、例えば、スルファモイル、N−
メチルスルファモイル、N−オクタデシルスルファモイ
ル、N,N−ジオクチルスルファモイル、N−フェニル
スルファモイル、N−シクロヘキシルスルファモイル、
N,N−ジシクロヘキシルスルファモイル、N,N−ジ
フェニルスルファモイル)、アルキルスルフィニル基
(好ましくは炭素数1〜48、より好ましくは1〜36
のアルキルスルフィニル基で、例えば、メチルスルフィ
ニル、エチルスルフィニル、ブチルスルフィニル、オク
チルスルフィニル、ドデシルスルフィニル、ヘキサデシ
ルスルフィニル、オクタデシルスルフィニル、2−エチ
ルヘキシルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニ
ル)、アリールスルフィニル基(好ましくは炭素数6〜
48、より好ましくは6〜36のアリールスルフィニル
基で、例えば、ベンゼンスルフィニル、p−トルエンス
ルフィニル、p−ドデシルオキシベンゼンスルフィニ
ル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜
48、より好ましくは2〜36のアルキルカルボニル基
で、例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブ
チルカルボニル、オクチルカルボニル、ドデシルカルボ
ニル、ヘキサデシルカルボニル、オクタデシルカルボニ
ル、2−エチルヘキシルカルボニル、シクロヘキシルカ
ルボニル)等が挙げられる。
【0049】これらのアルキルスルホニル基、アリール
スルホニル基、スルファモイル基、アルキルスルフィニ
ル基、アリールスルフィニル基、アルコキシカルボニル
基は、更に置換が可能な場合には、前記のR1の置換基
で説明した置換基で置換されていてもよく、2個以上の
置換基で置換されている場合には、それらの置換基は同
一であっても異なっていてもよい。
【0050】一般式(3)中の(EWG2)はハメット
置換基定数のシグマパラ値が0.4以上の電子吸引性基
であり、且つ2価の連結基となり得る基を表す。(EW
G2)の好ましい例としては、前記の(EWG1)で説
明したアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、
スルファモイル基、アルキルスルフィニル基、アリール
スルフィニル基、アルコキシカルボニル基等のアルキル
基またはアリール基の一個の水素原子を除去した2価の
基が挙げられる。
【0051】一般式(2)、一般式(3)及び一般式
(4)中の*は、一般式(1)においてR2が結合して
いる位置でピラゾロトリアゾール骨格と直接結合する位
置、もしくは連結基を介してピラゾロトリアゾール骨格
と結合する位置を表す。一般式(1)におけるR2は、
好ましくは一般式(6)又は一般式(7)で表され、よ
り好ましくは一般式(8)又は一般式(9)で表され
る。
【0052】一般式(6)、一般式(7)、一般式
(8)及び一般式(9)中の置換基R7〜R10、R
11、R12、R13、R14、s、t、w、及びA2
について詳しく説明する。
【0053】R7〜R10は、それぞれ独立に水素原
子、アルキル基又はアリール基を表し、R7〜R10の
アルキル基及びアリール基は、前記のR1の置換基で説
明したアルキル基及びアリール基と同じ意味の基を表
す。それらのアルキル基及びアリール基は更に置換可能
な場合にはR1で説明した置換基を有していてもよく、
2個以上の置換基で置換されている場合にはそれらの置
換基は同一であっても異なっていてもよい。sは0〜3
の整数を表す。sが2以上の整数である場合、複数ある
R9は同一であっても異なっていてもよく、同様に複数
あるR10は同一であっても異なっていてもよい。
【0054】R11は、前記の一般式(2)のR3と同
義である。R12は、前記の一般式(2)のR4と同義
であり、tはmと同義である。tが2以上の場合、複数
あるR12は同一であっても異なっていてもよい。
【0055】R13は、置換基を表し前記のR1で説明
した置換基と同じ意味の基を表す。
【0056】R14はアルキル基、アリール基又はヘテ
ロ環基を表し、R14のアルキル基、アリール基及びヘ
テロ環基は前記R1の置換基で説明したアルキル基、ア
リール基及びヘテロ環基と同じ意味の基を表す。R14
のアルキル基及びアリール基が更に置換可能な場合に
は、前記R1で説明した置換基で置換されていてもよ
く、2個以上の置換基で置換されている場合には、それ
らの置換基は同一であっても異なっていてもよい。wは
0〜4の整数を表す。wが2以上の場合、複数あるR
13は同一であっても異なっていてもよい。
【0057】A2は前記の一般式(5)で説明したA1
と同義である。***は一般式(1)で表されるピラゾ
ロトリアゾール骨格にR2が結合している位置と結合す
る位置を表す。
【0058】次に、一般式(10)について詳しく説明
する。一般式(10)中のR15はアルキル基、アルケ
ニル基、又はアリール基を表し、R15のアルキル基、
アルケニル基、およびアリール基は前記のR1のアルキ
ル基、アルケニル基、及びアリール基と同じ意味の基を
表し、R15のアルキル基、アルケニル基、及びアリー
ル基が更に置換可能な場合には、R1で説明した置換基
を有していてもよく、2個以上の置換基で置換されてい
る場合には、それらの置換基は同一であっても異なって
いても良い。
【0059】一般式(10)中のR16は置換基を表
し、R16の置換基は前記のR1で説明した置換基と同
じ意味の基を表す。R16の置換基は、更に置換可能な
場合には更に置換基を有していてもよく、2個以上の置
換基で置換されている場合には、それらの置換基は同一
であっても異なっていても良い。xは0〜3の整数を表
す。xが2以上の場合、複数あるR16は同一であって
も異なっていてもよい。
【0060】Zはハロゲン原子、炭素数1〜4又は12
以上のアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、
アミノ基、アニリノ基、アシルアミノ基、アルコキシカ
ルボニルアミノ基、ウレイド基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、シアノ基、イミド基、スルホンア
ミド基、又はスルファモイル基を表し、Zのハロゲン原
子、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、アミノ基、アニ
リノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、ウレイド基、アルコキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、シアノ基、イミド基、スルホンアミド基、又はス
ルファモイル基は、前記のR1で説明したハロゲン原
子、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、アミノ基、アニ
リノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、ウレイド基、アルコキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、シアノ基、イミド基、スルホンアミド基、又はス
ルファモイル基と同義である。これらの基が更に置換可
能な場合には、R1で説明した置換基で置換されていて
もよく、2個以上の置換基で置換されている場合には、
それらの置換基は同一であっても異なっていても良い。
Zの炭素数1〜4又は12以上のアルキル基は、置換又
は無置換の直鎖、分岐鎖、又は環状のアルキル基を表
し、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ
プロピル、t−ブチル、ドデシル、ペンタデシル等が挙
げられる。
【0061】次に、一般式(1)で表されるカプラーの
好ましい範囲について説明する。一般式(1)中のR1
は、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アニリノ基、カルボンアミド基、アルコキシ
カルボニルアミノ基、又はスルホンアミド基で、Xは水
素原子、塩素原子、アリールオキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、イミド基、又は
ピラゾロトリアゾール環の活性位と窒素原子で結合する
芳香族へテロ環基であり、R2は、一般式(5)で表さ
れる2価の連結基に一般式(2)、一般式(3)、又は
一般式(4)で表される基が結合した基であって、一般
式(2)又は一般式(4)中の(EWG1)がアルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、シアノ基、ニト
ロ基、アルコキシカルボニル基又はパーフロロアルキル
基であり、一般式(3)中の(EWG2)はアルキルス
ルホニル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボ
ニル基の2価の基であり、R3がアルキル基又はアリー
ル基で、R4がハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、ヘテロ環基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボンアミド
基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、スル
ホンアミド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アル
キルスルホニル基、アリールスルホニル基、又はスルフ
ァモイル基であり、mが0又は1であり、nが0又は1
である一般式(1)で表されるカプラーが好ましい。
【0062】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1は、アルキル基、アリール基、アルコキ
シ基、又はアリールオキシ基であり、Xが水素原子、塩
素原子又はアリールオキシ基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、イミド基、又はピラゾロトリアゾール環に窒
素原子で結合する芳香族へテロ環基であり、R2は一般
式(6)または一般式(7)で表される基であって、一
般式(6)及び一般式(7)中のR7、R8、R9及び
R10がそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、又はア
リール基で、sは0〜2の整数であり、R11がアルキ
ル基又はアリール基で、R12がハロゲン原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、カルボンアミド基、ウレ
イド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルスル
ホニル基、又はアリールスルホニル基であり、tは0又
は1であり、A2は−O−、−S−、−SO2−、−N
(R5)CO−、−N(R5)COO−、−N(R5)
CON(R6)−、−N(R5)SO2−、−COO
−、−CON(R5)−、又はSO2N(R5)−で、
R5、R6はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、又
はアリール基であり、R13がハロゲン原子、アルキル
基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
シルアミノ基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニ
ル基、アミノ基、又はイミド基であり、wは0〜3の整
数であるカプラーが挙げられる。
【0063】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1は、アルキル基、アリール基、アルコキ
シ基、又はアリールオキシ基であり、Xが水素原子又は
塩素原子であり、R2は一般式(6)または一般式
(7)で表される基であって、一般式(6)及び一般式
(7)中のR7、R8、R9及びR10がそれぞれ独立
に水素原子、アルキル基、又はアリール基で、 sは0
〜2の整数であり、R11がアルキル基又はアリール基
で、R12がハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、カル
バモイル基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキ
シカルボニルアミノ基、アルキルスルホニル基、又はア
リールスルホニル基であり、tは0又は1であり、A2
は−O−、−S−、−SO2−、−N(R5)CO−、
−N(R5)COO−、−N(R5)CON(R6)
−、−N(R5)SO2−、−COO−、−CON(R
5)−、又はSO2N(R5)−で、R5、R6はそれ
ぞれ独立に水素原子、アルキル基、又はアリール基であ
り、R13がハロゲン原子、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、ス
ルホンアミド基、アルコキシカルボニル基、アミノ基、
又はイミド基であり、wは0〜3の整数であるカプラー
が挙げられる。
【0064】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1はアルキル基であり、Xは水素原子又は
塩素原子であり、R2は一般式(8)又は一般式(9)
で表される基であって、更に、R7、R8、R9及びR
10が各々独立に水素原子又はアルキル基で、sが0又
は1で、A2が−NHCO−又は−NHSO2−で、R
11がアルキル基又はアリール基で、R12がハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボンア
ミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、
アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニル基であ
り、tが0又は1であり、R14がアルキル基又はアリ
ール基であり、R13が塩素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、wが0〜3の整数であるカプラーが挙げられ
る。
【0065】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1はアルキル基であり、Xは水素原子であ
り、R2は一般式(8)又は一般式(9)で表される基
であって、更に、R7、R8、R9及びR10が各々独
立に水素原子又はアルキル基で、sが0又は1で、A2
が−NHCO−又は−NHSO2−で、R11がアルキ
ル基又はアリール基で、R12がハロゲン原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、カルボンアミド基、ウレ
イド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルスル
ホニル基、又はアリールスルホニル基であり、tが0又
は1であり、R14がアルキル基又はアリール基であ
り、R13が塩素原子、アルキル基、アルコキシ基、w
が0〜3の整数であるカプラーが挙げられる。
【0066】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1がアルキル基であり、Xは水素原子であ
り、R2は一般式(8)又は一般式(9)で表される基
であって、R7、R8、R9、R10が各々独立に水素
原子又はメチル基で、sが0または1で、A2が−NH
CO−又は−NHSO2−で、tが0で、R11がアル
キル基又はアリール基で、R14がアルキル基又はアリ
ール基で、R13がアルキル基でwが0〜3の整数であ
るカプラーが挙げられる。
【0067】更に好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1がアルキル基であり、Xは水素原子であ
り、R2は一般式(8)であり、R7、R8、R9及び
R1 0が各々独立に水素原子又はメチル基で、sが0ま
たは1で、A2が−NHCO−又は−NHSO2−で、
tが0で、R11がアルキル基又はアリール基で、R
14がアルキル基又はアリール基であるカプラーが挙げ
られる。
【0068】最も好ましい本発明のカプラーは、一般式
(1)中のR1が三級アルキル基であり、Xは水素原子
であり、R2は一般式(8)で表される基であって、更
に、R7、R8、R9及びR10がそれぞれ独立に水素
原子又はアルキル基で、sが0又は1で、A2が−NH
CO−又は−NHSO2−で、tが0であり、R11が
アルキル基又はアリール基で、R14がアルキル基又は
アリール基であるカプラーが挙げられる。
【0069】更に、一般式(2)及び一般式(3)中の
R3、及び一般式(6)〜一般式(9)中のR11が一
般式(10)で表される基である場合には、カプラーを
合成する際に環境ホルモン懸念物質を出発原料に用いな
い点で好ましい。又、一般式(10)で表される基の式
量が200以上、好ましくは250以上、より好ましく
は300以上の基は、耐拡散性の基として有用であり、
本発明のカプラー以外に公知の種々のカプラーにも耐拡
散性の基として好適に用いることが出来る。
【0070】次に、一般式(1)で表されるカプラーの
具体例を示すが、本発明はこれらによって限定されな
い。
【0071】
【化10】【0072】
【化11】【0073】
【化12】【0074】
【化13】【0075】
【化14】【0076】
【化15】【0077】
【化16】【0078】
【化17】【0079】
【化18】【0080】
【化19】【0081】
【化20】【0082】
【化21】【0083】
【化22】【0084】
【化23】【0085】
【化24】【0086】
【化25】
【0087】次に、本発明のカプラーの合成法について
述べる。
【0088】(合成例1)
例示カプラーC−2の合成
反応スキームAに従って合成した。
【0089】
【化26】【0090】化合物A(5−ニトロ−2−オクタデシル
チオ安息香酸)の合成
2−クロロ−5−ニトロ安息香酸 151g(0.75
mol)、オクタデシルメルカプタン 215g(0.
75mol)、炭酸カリウム 233g(1.69mo
l)にジメチルアセトアミド 800mlを加えて80
℃〜100℃に加熱して攪拌した。約4時間反応を行っ
た後、反応液を室温に冷却してから、濃塩酸290ml
と水3000mlの液中に攪拌しながら注いだ、析出し
た結晶をろ過して、水洗してから乾燥した。5−ニトロ
−2−オクタデシルチオ安息香酸(化合物A)を335
g(収率99.1%)得た。
【0091】化合物B(5−ニトロ−2−オクタデシル
スルホニル安息香酸)の合成
前記の方法で得た5−ニトロ−2−オクタデシルチオ安
息香酸 100g(0.221mol)、タングステン
酸ナトリウム2水和物 5gにエタノール500mlを
加えて加熱攪拌した。この溶液に31%過酸化水素水5
8.3g(0.531mol)を滴下した。滴下終了
後、3時間過熱攪拌し反応を完結させた。反応終了後、
2000mlの水中に攪拌しながら注いだ。この水溶液
に濃塩酸20mlを添加した。析出した結晶をろ過し
て、水洗し乾燥した。5−ニトロ−2−オクタデシルス
ルホニル安息香酸(化合物B)を 105g(収率9
8.0%)得た。
【0092】化合物C(5−ニトロ−2−オクタデシル
スルホニル安息香酸酸クロライド)の合成
前記の方法で得た5−ニトロ−2−オクタデシルスルホ
ニル安息香酸 105g(0.217mol)にトルエ
ン 300mlを加えて70℃に加熱して攪拌した。こ
の溶液に塩化チオニル 23.8mlを滴下した。滴下
終了後、70〜80℃で2時間攪拌した。反応終了後、
室温に冷却した。この化合物Cのトルエン溶液をそのま
ま次工程に使用した。
【0093】化合物Eの合成
特開平2001−33921号に記載の方法に従って得
られる化合物D 85.2g、炭酸水素ナトリウム 2
1.2gにイソプロピルアルコール250mlを加えて
30分間、加熱攪拌した。この溶液に、ヒドラジン1水
和物(80%水溶液)15.8gを滴下した。滴下終了
後、2時間加熱攪拌を行ない、反応を完結させた。この
反応液を室温に冷却してから、水500mlと濃塩酸2
7.0mlを加えて1時間、20℃以下で攪拌した。こ
の溶液を濾過して、副生したフタルヒドラジドを除去し
た。中間体Eの塩酸塩水溶液を得た。このようにして得
た化合物Eの塩酸塩水溶液を、次工程の化合物Fの合成
にそのまま使用した。
【0094】化合物Fの合成
前記の方法で得た化合物Eの塩酸塩水溶液に酢酸エチル
500mlを添加して室温で攪拌した。この溶液に炭酸
水素ナトリウム176gを添加して、化合物Eをフリー
化した。この溶液に、前記の方法で得た中間体Cのトル
エン溶液を室温で、1時間かけて滴下した。滴下終了
後、室温で1時間反応を行なった。反応終了後、酢酸エ
チル層を分取し、水洗した。この酢酸エチル溶液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。こ
の残留物にアセトニトリル1000mlを添加して結晶
を析出させた。この結晶を濾過して乾燥した。化合物F
を120g得た。
【0095】化合物Gの合成
還元鉄 120g、塩化アンモニウム10gに水50m
l、イソプロパノール600ml及び酢酸2mlを加え
て、加熱攪拌した。この溶液に前記の方法で得た化合物
F 120gを数回に分けて添加した。添加終了後、2
時間加熱攪拌して反応を完結させた。この反応溶液に酢
酸エチル600mlを添加してから、減圧濾過して不溶
解物を除去した。この濾液に水を加えて酢酸エチルで抽
出した。この酢酸エチル溶液を水洗してから、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを減圧下で濃縮し
た。化合物Gを112g得た。
【0096】化合物Hの合成
前記の方法で得た化合物G80gにアセトニトリル35
0mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にp−トルエ
ンスルホン酸クロライド52.2gを添加した。添加終
了後、この溶液を70℃〜75℃に加熱して攪拌し、ピ
リジン25mlを30分かけて滴下した。この反応溶液
を70℃〜80℃で6時間反応を行なった。反応終了
後、この溶液を室温に冷却してから酢酸エチル600m
l、水600mlと濃塩酸5を加えて抽出した。この酢
酸エチル溶液を水洗してから無水硫酸マグネシウムで乾
燥した酢酸エチルを減圧下で留去した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム
/酢酸エチル=10/1)で分離、精製した。化合物H
を91.0g得た。
【0097】例示カプラーC−2の合成
前記の方法で得た、化合物H90g(0.095mo
l)にイソプロピルアルコール450mlを加えて室温
で撹拌した。この溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(水
酸化ナトリウム18.9gを水200mlに溶解)を添
加した。添加終了後、室温で1時間撹拌し反応を完結さ
せた。この反応液に、濃塩酸40.6mlを滴下して酸
性とした後、酢酸エチル500mlで抽出した。この酢
酸エチル溶液を飽和食塩水で洗浄してから、減圧下で酢
酸エチルを留去した。残留物にアセトニトリル300m
lを添加して結晶を析出させた。この結晶を濾過して乾
燥した後、アセトニトリル250mlで再結晶した。例
示カプラーC−2を61.5g(収率:81.2%)を
得た。
【0098】1HNMR(CDCl3)
60〜10.40(br,S、1H)、8.70〜8.40(br,S、1
H)、7.80〜7.57(m、4H)、7.36〜7.25(d、1
H)、7.28〜7.10(m、3H)、5.97〜5.80(m、1
H)、5.53(s、1H)、3.43(t、2H)、2.38
(s、3H)、1.80〜1.50(m、5H)、1.38(s、9
H)、1.35〜1.10(m、30H)、0.88(t、3H)。
【0099】(合成例2)
例示カプラーC−10の合成
下記スキームBに従って合成した。
【0100】
【化27】【0101】化合物Jの合成
化合物A 96.7g(0.214mol)にトルエン3
00mlを加えて90℃に加熱攪拌した。この溶液に塩
化チオニル24mlを滴下して、更に3時間加熱攪拌し
た。反応終了後、室温に冷却して化合物Jのトルエン溶
液を得た。
【0102】化合物Kの合成
前記の方法で得た、化合物Jのトルエン溶液をメタノー
ル220ml中に室温で滴下した。滴下終了後、室温で
1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過して、メタノー
ル200mlで洗浄した。この結晶を乾燥し、化合物K
を 90g(収率:90.3%)を得た。
【0103】化合物Lの合成
還元鉄65g、塩化アンモニウム2gにイソプロピルア
ルコール200ml、水20mlと酢酸1mlを加え
て、過熱攪拌した。この溶液に前記の方法で得た化合物
K 67gの結晶を数回に分けて添加した。添加終了
後、90分間加熱攪拌を行い反応を完結させた。この溶
液に酢酸エチル200mlを添加し、熱時濾過して不溶
生物を濾過して除去した。濾液に水を加えて抽出し、水
洗した後、この酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去し、残留物にn
−ヘキサンを加えて結晶を析出させた。この結晶を濾過
して乾燥し、化合物Lを 53.0g(収率:84.5
%)得た。
【0104】化合物Mの合成
3−クロルスルホニル安息香酸クロライド 25.0g
(0.105mol)に酢酸エチル125mlを加えて
−15℃に冷却し攪拌した。この溶液にジシクロヘキシ
ルアミン19.0g(0.105mol)を滴下し、次
いで、トリエチルアミン10.6g(0.105mo
l)を滴下した。温度は−15〜−10℃に保った。滴
下終了後、2時間攪拌した。反応終了後、この反応液に
水を添加し酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル溶液
を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
で酢酸エチルを留去した、化合物Mを得た。
【0105】化合物Nの合成
前記の化合物L41.6g(0.096mol)にアセ
トニトリル80mlを加えて室温で攪拌した。この溶液
に、前記の方法で得た化合物M44.1g(0.115
mol)を添加し、次いでピリジン11.0m(0.1
35mol)を滴下した。滴下終了後、室温で4時間攪
拌し反応を完結させた。この反応液を酢酸エチルで抽出
した。この酢酸エチル溶液を水洗し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。この酢酸エチルを減圧下で濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離
液:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で分離、精製
した。化合物Nを63.7g(収率:85.2%)得
た。
【0106】化合物Oの合成
前記の方法で得た化合物N 63.7g(0.081m
ol)にメタノール400mlを加えて室温で攪拌し
た。この溶液に水酸化ナトリウム16.3g(0.41
mol)を水50mlに溶解した水溶液を添加した。添
加終了後50℃〜55℃で2時間加熱攪拌した。反応終
了後、この反応液を水3000ml中に注いだ。この溶
液を攪拌しながら、そこに濃塩酸43mlを加えて酸性
として結晶を析出させた。この結晶を濾過して水洗し、
乾燥した。化合物Oを60.0g(収率:95.8%)
得た。
【0107】化合物Pの合成
前記の方法で得た化合物O 58.0g(0.754m
ol)、タングステン酸ナトリウム2水和物3gにエタ
ノール300mlを加えて加熱攪拌した。この溶液に3
1%過酸化水素水19.8gを1時間かけて滴下した。
滴下終了後、2時間攪拌し反応を完結させた。この反応
液を水2000ml中に攪拌しながら注いだ。この水溶
液に亜硫酸ナトリウム20gを添加し1時間室温で攪拌
した後、塩酸20mlを添加した。ハルツ状物が析出
し、酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル溶液をシリ
カゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル)で分
離、精製した。得られた化合物Pを濃縮した後、容量が
350mlになるようにトルエンで希釈した。
【0108】化合物Qの合成
前記の方法で得た化合物Pのトルエン溶液350mlを
75℃に加熱、攪拌した。この溶液に塩化チオニル9.
0ml(0.125mol)を滴下した。滴下終了後、
75℃〜80℃で攪拌を2時間行なった。化合物Qのト
ルエン溶液を得た。
【0109】例示カプラーC−10の合成
化合物D30.4g(0.075mol)を使用して、
合成例1の方法と同じ方法で化合物Eの塩酸塩水溶液を
得た。この溶液に酢酸エチル200mlと炭酸水素ナト
リウム65gを添加した。この溶液に前記の方法で得た
中間体Qのトルエン溶液350mlを1時間かけて滴下
した。滴下終了後、室温で1時間攪拌して反応を完結さ
せた。この反応液から水層を除去し、酢酸エチル溶液を
水洗した。この酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−
ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で分離、精製した。例
示カプラーC−10を 55.0g(収率:74.0
%)得た。
【0110】1HNMR(CDCl3)
48〜11.25(brs、1H)、9.33〜9.08(brs、1
H)、7.95〜7.57(m、4H)、7.46〜7.14(m、4
H)、5.95〜5.76(m、1H)、5.43(s、1H)、3.
47(t、2H)、3.30〜2.98(m、2H)、2.65〜0.95
(m、64H)、0.89(t、3H)。
【0111】(合成例3)
例示カプラーC−50の合成
反応スキームCに従って合成した。
【0112】
【化28】【0113】化合物Rの合成
2−クロロ−5−ニトロ安息香酸エチルエステル 9
1.8g(0.4モル)、p−トルエンスルフィン酸ナ
トリウム4水和物 130.1g(0.52モル)に
N,N−ジメチルアセトアミド300mlを加えて40
〜60℃に加熱して攪拌した。3時間加熱攪拌を行なっ
た後、この反応液を水600ml中に攪拌しながら滴下
した。この水溶液を20℃以下に冷却して1時間攪拌し
た。析出した結晶を濾過して、メタノールで洗浄した後
乾燥した。化合物Rを118g(収率:84.5%)得
た。
【0114】化合物Sの合成
還元鉄 120g、塩化アンモニウム 30g、に水2
00mlとイソプロパノール600mlを加えて30分
間加熱攪拌した。この溶液に前記の方法で得た化合物R
120g(0.343モル)を数回に分けて添加した。
添加終了後、1時間加熱攪拌し反応を完結させた。この
反応液を熱時、濾過して不溶解物を除去した。濾液を攪
拌しながら、水1000mlを滴下した。析出した結晶
を濾過して、水洗し、乾燥した。化合物Sを100g
(収率:91.2%)得た。
【0115】化合物Tの合成
前記の方法で得た化合物S 100g(0.313モ
ル)にピリジン400mlを加えて20℃で攪拌した。
この溶液に4−ヘキサデシルオキシベンゼンスルホン酸
クロライド 143.6g(0.344モル)を数回に
分けて添加した。添加終了後、室温で2時間攪拌を行な
って反応を完結させた。この反応液に酢酸エチル600
ml、水600mlを添加し、次いで濃塩酸430ml
を滴下した。この溶液を静置して下層の水層を除去し
た。この酢酸エチル溶液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、この酢酸エチル溶液を減
圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)
で分離、精製した。油状物の化合物T 175g(収
率:80.0%)を得た。
【0116】化合物Uの合成
メタノール250mlに水酸化カリウム38gを攪拌し
ながら加えて溶解した。この溶液に、前記の方法で得た
化合物T 100g(0.143モル)を20℃以下で
添加した。この溶液を1時間加熱攪拌した。反応終了
後、室温に冷却して水600mlと酢酸エチル600m
lを加えた。次いで、濃塩酸60mlを滴下した。この
溶液の下層の水層を除去し、酢酸エチル溶液を水洗し
た。この酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下で濃縮した。オイル状の化合物Uを80
g(収率:83.0%)得た。
【0117】化合物Vの合成
前記の方法で得た化合物U 80g(0.12モル)に
アセトニトリル400mlを加えて加熱攪拌した。この
溶液に塩化チオニル26mlを滴下した。滴下終了後、
2時間加熱攪拌して反応を完結させた。この反応液を2
0℃以下に冷却して析出した結晶を濾過した。この結晶
を、アセトニトリルで洗浄し、化合物Vを得た。この化
合物Vを次工程に使用した。
【0118】例示カプラーC−50の合成
合成例1の方法に従って化合物Eを0.12モル含有す
る酢酸エチル/炭酸水素ナトリウム水溶液を調整し室温
で攪拌した。この溶液に前記の方法で得た化合物Vの結
晶を数回に分けて添加した。添加終了後、1時間攪拌を
行い反応を完結させた。反応終了後、この反応液を静置
して下層の水層を除去した。この酢酸エチル溶液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で酢酸
エチルを留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/
1)で分離、精製した。分離、精製した例示カプラーC
−50の油状物にアセトニトリル200mlを添加して
結晶を析出させた。この結晶を濾過して、アセトニトリ
ルで洗浄した後、乾燥した。例示カプラーC−50を6
6g(収率:64.3%)得た。
【0119】(合成例4)
例示カプラーC−1の合成
前記の合成例1の方法と同様な方法で合成した。
【0120】1HNMR(CDCl3)
11.10〜10.80(br,s、1H)、8.50〜8.30(br,
s、1H)、8.27〜8.06(br,s、1H)、7.85
(d、1H)、7.44(d、1H)、7.27(s、1H)、
6.15〜5.92(br,s、1H)、5.55(s、1H)、3.
43(t、2H)、3.0(s、3H)、1.83〜1.53(m、
5H)、1.50〜1.10(m、39H)、0.89(t、3
H)。
【0121】(合成例5)
例示カプラーC−11の合成
前記の合成例2と同様な方法に従って合成した。
【0122】1HNMR(DMSO d6)
45(s、1H)、11.20(s、1H)、9.20(d、1
H)、8.48(d、1H)、8.3(s、1H)、8.10
(d、1H)、7.98(d、1H)、7.79(d、1H)、
7.64(dd、1H)、7.39(d、1H)、7.30(s、1
H)、5.63(s、1H)、5.49〜5.32(m、1H)、3.
84〜3.64(br,s、1H)、3.48〜3.35(br,s、
2H)、1.90〜1.66(m、2H)、1.59(d、3H)、
1.40〜1.05(m、49H)、0.87(t、3H)。
【0123】(合成例6)
例示カプラーC−23の合成
前記の合成例1と同様な方法に従って合成した。
【0124】1HNMR(CDCl3)
64〜10.40(br,s、1H)、8.69〜8.40(br,
s、1H)、7.78(d、1H)、7.67(d、1H)、7.
33(s、1H)、7.15(s、2H)、6.90(d、1
H)、5.97〜5.78(m、1H)、5.45(s、1H)、4.
17〜3.96(m、2H)、3.50〜3.30(m、2H)、3.0
〜2.80(m、1H)、1.80〜1.58(m、5H)、1.35
(s、9H)、1.32〜1.05(m、48H)、0.86(t、
3H)。
【0125】本発明のカプラーは、種々の公知分散法に
より感光材料に導入でき、高沸点有機溶媒(必要に応じ
て低沸点有機溶媒を併用)に溶解させ、ゼラチン水溶液
に乳化分散してハロゲン化銀乳剤に添加する水中油滴分
散法が好ましい。
【0126】本発明のカプラーの感光材料中における含
有量は、総量で1m2当たり好ましくは0.01g〜1
0g、より好ましくは1m2当たり0.1g〜2gであ
る。同一乳剤層中ではハロゲン化銀1モルあたり1×1
0−3モル〜1モルが適当であり、好ましくは2×10
−3モル〜3×10−1モルである。
【0127】本発明の感光材料においては、本発明のカ
プラーと同一層に化合物SR−1を使用することが好ま
しく、SR−1で表される化合物の置換基を変更した化
合物、例えば、SR−1のt−オクチル基をn−オクチ
ル基、n−ヘキサデシル、又はt−ブチル基等に変更し
た化合物、SR−1のイソプロピル基をメチル基、又は
エチル基等に変更した化合物も同様に用いることができ
るが、SR−1が最も好ましい。
【0128】化合物SR−1の使用量は、本発明のカプ
ラー1モルに対して、0.1モル%〜200モル%の範
囲で用いることができ、好ましくは5モル%〜100モ
ル%、より好ましくは5モル%〜20モル%の範囲で用
いることが好ましい。
【0129】化合物SR−1の合成法に関しては、特公
昭45−14034号に記載されている。本発明のハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料には目的に応じて種々の添
加剤を用いることができる。
【0130】これらの添加剤は、より詳しくはリサーチ
ディスクロージャー(RD)Item17643(19
78年12月)、同Item18716(1979年1
1月)、同Item308119(1989年12月)
に記載されており、その該当個所を下記にまとめて示し
た。
【0131】
添加剤種類 RD17643 RD18716 RD308119
1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 996頁
2.感度上昇剤 同 上
3.分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 996右〜 998右
強色増感剤 649頁右欄
4.増 白 剤 24頁 998右
5.かぶり防止剤 24〜25頁 649頁右欄 998右〜1000右
および安定剤
6.光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄〜 1003左〜1003右
フィルター染料、 650頁左欄
紫外線吸収剤
7.ステイン防止剤 25頁右欄 650左〜右欄 1002右
8.色素画像安定剤 25頁 1002右
9.硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 1004右〜1005左
10.バインダー 26頁 同 上 1003右〜1004右
11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 1006左〜1006右
12.塗布助剤、 26〜27頁 同 上 1005左〜1006左
表面活性剤
13.スタチック 27頁 同 上 1006右〜1007左
防止剤
14.マット剤 1008左〜1009左
本発明を採用し得るハロゲン化銀カラー写真感光材料に
使用することができる層配列等の技術、ハロゲン化銀乳
剤、色素形成カプラー、DIRカプラー等の機能性カプ
ラー、各種の添加剤等、及び現像処理については、欧州
特許第0565096A1号(1993年10月13日
公開)及びこれに引用された特許に記載されている。以
下に各項目とこれに対応する記載個所を列記する。
【0132】1.層構成:61頁23−35行、61頁
41行−62頁14行
2.中間層:61頁36−40行、
3.重層効果付与層:62頁15−18行、
4.ハロゲン化銀ハロゲン組成:62頁21−25行、
5.ハロゲン化銀粒子晶癖:62頁26−30行、
6.ハロゲン化銀粒子サイズ:62頁31−34行、
7.乳剤製造法:62頁35−40行、
8.ハロゲン化銀粒子サイズ分布:62頁41−42
行、
9.平板粒子:62頁43−46行、
10.粒子の内部構造:62頁47行−53行、
11.乳剤の潜像形成タイプ:62頁54行−63頁5
行、
12.乳剤の物理熟成・化学熟成:63頁6−9行、
13.乳剤の混合使用:63頁10−13行、
14.かぶらせ乳剤:63頁14−31行、
15.非感光性乳剤:63頁32−43行、
16.塗布銀量:63頁49−50行、
17.写真用添加剤:リサーチ・ディスクロージャー(R
D)Item17643(1978年12月)、同It
em18716(1979年11月)及び同Item3
07105(1989年11月)に記載されており、下
記に各項目およびこれに関連する記載個所を示す。
【0133】
添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105
(1) 化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁
(2) 感度上昇剤 648頁右欄
(3) 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 866〜 868頁
強色増感剤 649頁右欄
(4) 増 白 剤 24頁 647頁右欄 868頁
(5) かぶり防止剤、 24〜25頁 649頁右欄 868〜 870頁
安定剤
(6) 光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄〜 873頁
フィルター染料、 650頁左欄
紫外線吸収剤
(7) ステイン防止剤 25頁右欄 650左欄〜右欄 872頁
(8) 色素画像安定剤 25頁 650頁左欄 872頁
(9) 硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 874〜 875頁
(10)バインダー 26頁 651頁左欄 873〜 874頁
(11)可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 876頁
(12)塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 875〜 876頁
表面活性剤
(13)スタチック 27頁 650頁右欄 876〜 877頁
防止剤
(14)マット剤 878〜 879頁
18.ホルムアルデヒドスカベンジャー:64頁54−5
7行、
19.メルカプト系かぶり防止剤:65頁1−2行、
20.かぶらせ剤等放出剤:65頁3−7行、
21.色素:65頁7−10行、
22.カラーカプラー全般:65頁11−13行、
23.イエロー、マゼンタ及びシアンカプラー:65頁1
4−25行、
24.ポリマーカプラー:65頁26−28行、
25.拡散性色素形成カプラー:65頁29−31行、
26.カラードカプラー:65頁32−38行、
27.機能性カプラー全般:65頁39−44行、
28.漂白促進剤放出カプラー:65頁45−48行、
29.現像促進剤放出カプラー:65頁49−53行、
30.その他のDIRカプラー:65頁54行−66頁4
行、
31.カプラー分散方法:66頁5−28行、
32.防腐剤・防かび剤:66頁29−33行、
33.感材の種類:66頁34−36行、
34.感光層膜厚と膨潤速度:66頁40行−67頁1
行、
35.バック層:67頁3−8行、
36.現像処理全般:67頁9−11行、
37.現像液と現像薬:67頁12−30行、
38.現像液添加剤:67頁31−44行、
39.反転処理:67頁45−56行、
40.処理液開口率:67頁57行−68頁12行、
41.現像時間:68頁13−15行、
42.漂白定着、漂白、定着:68頁16行−69頁31
行、
43.自動現像機:69頁32−40行、
44.水洗、リンス、安定化:69頁41行−70頁18
行、
45.処理液補充、再使用:70頁19−23行、
46.現像薬感材内蔵:70頁24−33行、
47.現像処理温度:70頁34−38行、
48.レンズ付フィルムへの利用:70頁39−41行、
【0134】
【実施例】以下に、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。
【0135】(実施例−1)
試料101の作成
下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記組成の2層からなるカラー感光材料を作成し、これ
を試料101とした。数字はm2当たりの添加量を表
す。ハロゲン化銀は銀量に換算して示した。
【0136】
第1層:ハロゲン化銀乳剤層
沃臭化銀単分散平板粒子 銀量 1.00g
球相当平均粒径 0.3μm
変動係数 18%
AgI含有率 4.0mol%
ゼラチン 3.00g
比較カプラーA 0.28g
高沸点有機溶媒Oil−1 0.08g
界面活性剤W−5 25mg
第2層:保護層
ゼラチン 2.00g
ポリメチルメタクリレート(平均粒径2.0μm) 0.10g
界面活性剤W−1 0.15g
ゼラチン硬化剤H−1 0.15g
【化29】【0137】試料102〜119の作成
試料101の第1層のマゼンタカプラーを表1に示すマ
ゼンタカプラーに置き換える以外は、試料101と同様
の内容で試料102〜119を作成した。
【0138】
【化30】【0139】(発色性・感度の評価)試料に連続的に濃
度が変化しているウエッジを介して色温度4800度の
白色光で露光し、後述の現像処理を施しマゼンタ画像濃
度の最高発色濃度(Dmax)を測定した。この値が高
いほど高発色性を示す。感度は発色濃度0.5を与える
露光量の逆数から求めた感度をもとに試料101の感度
を100とした時の相対値で示した。値が大きいほど高
感度を示す。
【0140】(発色現像液pH依存性の評価)実施例1
で得られた各試料に連続的に濃度が変化しているウエッ
ジを介して色温度4800度の白色光で露光し、後述の
現像処理を施しマゼンタ濃度を測定した。この時の発色
現像液のpHは市場ラボにおける振れ幅を考慮して、p
H=11.6と12.1の2点に調整し処理を行なっ
た。pH依存性の評価は、pH=11.6の処理におけ
るマゼンタ濃度1.0を与える露光量の時にpH=1
2.1の処理におけるマゼンタ濃度を測定し下記式で求
めた。
【0141】(pH12.1の処理における濃度−1.
0)×100=変化率(%)
変化率の値が小さいほど発色現像液のpH変動に対する
発色濃度変化が小さいことを示している。
【0142】(発色現像主薬添加量依存性の評価)前記
の各試料を、後述する発色現像液の発色現像主薬[N−
エチル−N(2−メタンスルホンアミドエチル)−3−
メチル−4−アミノアニリン・3/2硫酸塩・1水和物
を1リットル当たり13.0gと5.0gの2点で調整
した以外は後述の現像処理液と同じにした現像処理液を
用いて現像処理した後、マゼンタ濃度を測定した。前記
の発色現像主薬が1リットル当たり13.0gの処理に
おけるマゼンタ濃度1.0を与える露光量の時に、発色
現像主薬の量が5.0gの処理におけるマゼンタ濃度を
測定し下記式で求めた。
【0143】(1.0−発色現像主薬5.0/Lの処理
における濃度)×100=変化率(%)
変化率の値が小さいほど発色現像主薬の変動に対する発
色濃度の変化が小さいことを示している。
【0144】(イエローステインの評価)前記の各試料
に500ルックスの白色光を1秒与えて下記現像処理を
施した。得られた試料を70℃/70%RHの雰囲気下
で4週間の保存した後、各試料に発生したイエローステ
インの濃度を測定した。評価は、増加したイエロー濃度
からブランクの濃度を引いた値を示した。この値が小さ
いほどイエローステインの発生が少なく画像の保存性に
優れている。以上の結果を表1に示した。
【0145】
【表1】
【0146】以下に現像処理について記述する。
【0147】
(処理工程)
処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量
第1現像 6分 38℃ 37リットル 2200ミリリットル/m2
第1水洗 2分 38℃ 16リットル 4000ミリリットル/m2
反転 2分 38℃ 17リットル 1100ミリリットル/m2
発色現像 6分 38℃ 30リットル 2200ミリリットル/m2
前漂白 2分 38℃ 19リットル 1100ミリリットル/m2
漂白 6分 38℃ 30リットル 2200ミリリットル/m2
定着 4分 38℃ 29リットル 1100ミリリットル/m2
第2水洗 4分 38℃ 35リットル 4000ミリリットル/m2
各処理液の組成は以下の通りであった。
【0148】
(第1現像液) (タンク液) (補充液)
ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホ
ン酸・5ナトリウム塩 1.5g 1.5g
ジエチレントリアミン5酢酸・5ナトリウム 2.0g 2.0g
塩
亜硫酸ナトリウム 30g 30g
ハイドロキノン・モノスルホン酸カリウム 20g 20g
炭酸カリウム 15g 20g
重炭酸カリウム 12g 15g
1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシ
メチル−3−ピラゾリドン 1.5g 2.0g
臭化カリウム 2.5g 1.4g
チオシアン酸カリウム 1.2g 1.2g
沃化カリウム 2.0mg ―
ジエチレングリコール 13g 15g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 9.60 9.60
pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0149】
(反転液) (タンク液) (補充液)
ニトリロ−N,N,N−トリメチレン
ホスホン酸・5ナトリウム塩 3.0g 3.0g
塩化第1スズ・2水塩 1.0g 1.0g
p−アミノフェノール 0.1g 0.1g
水酸化ナトリウム 8g 8g
氷酢酸 15ml 15ml
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 6.00 6.0
pHは酢酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0150】
(発色現像液) (タンク液) (補充液)
ニトリロ−N,N,N−トリメチレン
ホスホン酸・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g
亜硫酸ナトリウム 7.0g 7.0g
リン酸3ナトリウム・12水塩 36g 36g
臭化カリウム 1.0g ―
沃化カリウム 90mg ―
水酸化ナトリウム 3.0g 3.0g
シトラジン酸 1.5g 1.5g
N−エチル−N−(2−メタンスルホン酸
アミドエチル)−3−メチル−4−アミノ
アニリン・3/2硫酸塩・1水和物 11g 11g
6−ジチアオクタン−1,8−ジオール 1.0g 1.0g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 11.80 12.00
pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整
(漂白液) (タンク液) (補充液)
エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩
2水和物 2.0g 4.0g
エチレンジアミン4酢酸・Fe(III)・アン
モニウム・2水和物 120g 240g
臭化カリウム 100g 200g
硝酸アンモニウム 10g 20g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 5.70 5.50
pHは硝酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0151】
(定着液) (タンク液) (補充液)
チオ硫酸アンモニウム 80g 80g
亜硫酸ナトリウム 5.0g 5.0g
重亜硫酸ナトリウム 5.0g 5.0g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 6.60 6.60
pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0152】
(安定液) (タンク液) (補充液)
2−ベンゾイソチアゾリン−3−
オン 0.02g 0.03g
ポリオキシエチレン−p−モノノニル
フェニルエーテル(平均重合度10) 0.3g 0.3g
ポリマレイン酸(平均分子量2,000) 0.1g 0.15g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH 7.0 7.0。
【0153】尚、上記の現像処理工程では、各浴は連続
的に液を循環させて攪拌し、更に、各タンクの下面には
直径0.3mmの小孔を1cm間隔であけた発泡管を配
置し、連続的に窒素ガスを発泡させて攪拌した。
【0154】表1の結果から、比較カプラーAの試料1
01、102は、発色性、その他の性能は満足している
が湿熱保存性におけるイエローステイン発生の問題があ
る。比較カプラーB、比較カプラーC、及び比較カプラ
ーDの試料103〜107ではイエローステインの問題
については満足する結果が得られているが、オイルレス
における発色性が低いこと、及び発色現像液のpH変動
や、発色現像主薬の量の変動における発色性の変化が大
きい。これに対して本発明の試料はすべての項目に満足
する結果が得られていて本発明の目的を達成しているこ
とが明らかである。又、本発明のカプラーが2当量であ
る試料116、117、118及び119は、感度のみ
低感度になるがその他の性能は満足する結果が得られ
た。
【0155】(実施例2)
試料201の作成
(i)トリアセチルセルロースフィルムの作成
トリアセチルセルロースを通常の溶液流延法により、ジ
クロロメタン/メタノール=92/8(質量比)にトリ
アセチルセルロースを溶解(質量で13%)、可塑剤ト
リフェニルフォスフェートとビフェニルジフェニルフォ
スフェートを質量比2:1で、合計がトリアセチルセル
ロースに対して14%になるように転化したものをバン
ド法にて作成した。乾燥後の支持体の厚みは97μmで
あった。
【0156】(ii)下塗り層の内容
上記トリアセチルセルロースフィルムの両面に対して以
下の下塗りを施した。数字は下塗り液1.0リットルあ
たりに含まれる質量を表す。尚、下塗りを施す前に両面
にコロナ放電処理を施した。
【0157】
ゼラチン 10.0g
サリチル酸 0.5g
グリセリン 4.0g
アセトン 700ml
メタノール 200ml
ジクロロメタン 80ml
ホルムアルデヒド 0.1mg
水を加えて 1.0リットル。
【0158】(iii)バック層の塗布
下塗りを施した支持体の片面に以下に示すバック層を塗
布した。
【0159】
第1層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 1.00g
ポリマーラテックス:P−2(平均粒径0.1μm) 0.13g
ポリマーラテックス:P−3(平均粒径0.2μm) 0.23g
紫外線吸収剤U−1 0.030g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
紫外線吸収剤U−4 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.030g
界面活性剤W−1 0.010g
界面活性剤W−6 3.0mg。
【0160】
第2層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 3.10g
ポリマーラテックス:P−3(平均粒径0.2μm) 0.11g
紫外線吸収剤U−1 0.030g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
紫外線吸収剤U−4 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.030g
界面活性剤W−1 0.010g
界面活性剤W−6 3.0mg
染料D−2 0.10g
染料D−10 0.12g
硫酸カリウム 0.25g
塩化カルシウム 0.5mg
水酸化ナトリウム 0.03g。
【0161】
第3層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 3.30g
界面活性剤W−1 0.020g
硫酸カリウム 0.30g
水酸化ナトリウム 0.03g
第4層 バインダー:石灰処理ゼラチン(等電点5.4) 1.15g
メタクリル酸とメチルメタクリレートの1:9の共重合体
(平均粒径2.0μm) 0.040g
メタクリル酸とメチルメタクリレートの6:4の共重合体
(平均粒径2.0μm) 0.030g
界面活性剤W−1 0.060g
界面活性剤W−2 7.0mg
硬化剤H−1 0.23g。
【0162】(iv)感光性乳剤層の塗布
バック層を塗布した側と反対側に、以下に示す感光性乳
剤層を塗布し、試料201とした。数字はm2あたりの
添加量を表す。尚、添加した化合物の効果は記載した用
途には限らない。
【0163】
第1層:ハレーション防止層
黒色コロイド銀 0.25g
ゼラチン 2.40g
紫外線吸収剤U−1 0.15g
紫外線吸収剤U−3 0.15g
紫外線吸収剤U−4 0.10g
紫外線吸収剤U−5 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−1 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−5 0.010g
染料D−4 1.0mg
染料D−8 2.5mg
染料E−1の微結晶固体分散物 0.05g。
【0164】
第2層:中間層
ゼラチン 0.50g
化合物Cpd−A 0.2mg
化合物Cpd−K 3.0mg
化合物Cpd−M 0.03g
紫外線吸収剤U−6 6.0mg
高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−4 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−7 2.0mg
染料D−7 4.0mg。
【0165】
第3層:中間層
黄色コロイド銀 0.02g
予め表面及び内部が被らされた沃臭化銀乳剤
(立方体粒子、平均沃化銀含有率1mol%、球相当平均粒径0.06μm)
銀量 0.01g
ゼラチン 0.6g
化合物Cpd−D 0.02g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.01g。
【0166】
第4層:低感度赤感光性乳剤層
乳剤A 銀量 0.10g
乳剤B 銀量 0.15g
乳剤C 銀量 0.15g
ゼラチン 0.80g
カプラーCp−1 0.15g
カプラーCp−2 7.0mg
カプラーCp−6 3.0mg
カプラーCp−7 2.0mg
紫外線吸収剤U−3 0.010g
化合物Cpd−I 0.020g
化合物Cpd−D 3.0mg
化合物Cpd−J 2.0mg
高沸点有機溶媒Oil−10 0.030g
添加物P−1 5.0mg。
【0167】
第5層:中感度赤感性乳剤層
乳剤C 銀量 0.15g
乳剤D 銀量 0.15g
ゼラチン 0.70g
カプラーCp−1 0.15g
カプラーCp−2 7.0mg
カプラーCp−6 3.0mg
化合物Cpd−D 3.0mg
紫外線吸収剤U−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−10 0.030g
添加物P−1 7.0mg。
【0168】
第6層:高感度赤感性乳剤層
乳剤E 銀量 0.15g
乳剤F 銀量 0.20g
ゼラチン 1.50g
カプラーCp−1 0.60g
カプラーCp−2 0.015g
カプラーCp−3 0.030g
カプラーCp−6 5.0mg
紫外線吸収剤U−1 0.010g
紫外線吸収剤U−2 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.030g
高沸点有機溶媒Oil−9 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−10 0.050g
化合物Cpd−D 5.0mg
化合物Cpd−K 1.0mg
化合物Cpd−F 0.030g
添加物P−1 0.010g
添加物P−4 0.030g。
【0169】
第7層:中間層
ゼラチン 0.70g
添加物P−2 0.10g
染料D−5 0.020g
染料D−9 6.0mg
化合物Cpd−I 0.010g
化合物Cpd−M 0.040g
化合物Cpd−O 3.0mg
化合物Cpd−P 5.0mg
化合物Cpd−S 0.1g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g。
【0170】
第8層:中間層
黄色コロイド銀 銀量 0.020g
ゼラチン 1.00g
添加物P−2 0.05g
紫外線吸収剤U−1 0.010g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
化合物Cpd−A 0.050g
化合物Cpd−D 0.030g
化合物Cpd−M 0.050g
化合物Cpd−S 0.1g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g。
【0171】
第9層:低感度緑感性乳剤層
乳剤G 銀量 0.25g
乳剤H 銀量 0.30g
乳剤I 銀量 0.25g
ゼラチン 1.30g
比較カプラーA 0.13g
カプラーCp−8 0.01g
化合物Cpd−A 5.0mg
化合物Cpd−B 0.030g
化合物Cpd−D 5.0mg
化合物Cpd−G 2.5mg
化合物Cpd−F 0.010g
化合物Cpd−K 2.0mg
化合物Cpd−R 0.02g
紫外線吸収剤U−6 5.0mg
高沸点有機溶媒Oil−2 0.04g
添加剤P−1 5.0mg。
【0172】
第10層:中感度緑感性乳剤層
乳剤I 銀量 0.30g
乳剤J 銀量 0.30g
内部を被らせた臭化銀乳剤
(立方体粒子、球相当平均粒径0.11μm)
銀量 3.0mg
ゼラチン 0.70g
比較カプラーA 0.20g
カプラーCp−8 0.02g
化合物Cpd−A 5.0mg
化合物Cpd−B 0.030g
化合物Cpd−F 0.010g
化合物Cpd−G 2.0mg
化合物Cpd−R 0.04g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.04g
高沸点有機溶媒Oil−9 0.02g。
【0173】
第11層:高感度緑感性乳剤層
乳剤K 銀量 0.40g
ゼラチン 0.80g
比較カプラーA 0.65g
カプラーCp−8 0.06g
化合物Cpd−A 5.0mg
化合物Cpd−B 0.030g
化合物Cpd−F 0.010g
化合物Cpd−R 0.065g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.15g
高沸点有機溶媒Oil−9 0.050g。
【0174】
第12層:イエローフィルター層
黄色コロイド銀 銀量 0.010g
ゼラチン 1.0g
化合物Cpd−C 0.010g
化合物Cpd−M 0.10g
化合物Cpd−S 0.15g
高沸点有機溶媒Oil−1 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.10g
染料E−2の微結晶固体分散物 0.20g。
【0175】
第13層:中間層
ゼラチン 0.40g
化合物Cpd−Q 0.20g。
【0176】
第14層:低感度青感性乳剤層
乳剤L 銀量 0.15g
乳剤M 銀量 0.20g
乳剤N 銀量 0.10g
ゼラチン 0.80g
カプラーCp−4 0.020g
カプラーCp−5 0.30g
カプラーCp−6 5.0mg
化合物Cpd−B 0.10g
化合物Cpd−I 8.0mg
化合物Cpd−K 1.0mg
化合物Cpd−M 0.010g
紫外線吸収剤U−6 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.010g。
【0177】
第15層:中感度青感性乳剤層
乳剤N 銀量 0.20g
乳剤O 銀量 0.20g
内部を被らせた臭化銀乳剤
(立方体粒子、球相当平均粒径0.11μm)
銀量 3.0mg
ゼラチン 0.80g
カプラーCp−4 0.020g
カプラーCp−5 0.25g
カプラーCp−6 0.010g
化合物Cpd−B 0.10g
化合物Cpd−N 2.0mg
高沸点有機溶媒Oil−2 0.010g。
【0178】
第16層:高感度青感性乳剤層
乳剤P 銀量 0.20g
乳剤Q 銀量 0.25g
ゼラチン 2.00g
カプラーCp−3 5.0mg
カプラーCp−4 0.10g
カプラーCp−5 1.00g
カプラーCp−6 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.020g
紫外線吸収剤U−6 0.10g
化合物Cpd−B 0.20g
化合物Cpd−N 5.0mg。
【0179】
第17層:第1保護層
ゼラチン 1.00g
紫外線吸収剤U−1 0.15g
紫外線吸収剤U−2 0.050g
紫外線吸収剤U−5 0.20g
化合物Cpd−O 5.0mg
化合物Cpd−A 0.030g
化合物Cpd−H 0.20g
染料D−1 8.0mg
染料D−2 0.010g
染料D−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.10g。
【0180】
第18層:第2保護層
コロイド銀 銀量 2.5mg
微粒子沃臭化銀乳剤
(沃化銀含有率1mol%、球相当平均粒径0.06μm)
銀量 0.10g
ゼラチン 0.80g
紫外線吸収剤U−1 0.030g
紫外線吸収剤U−6 0.030g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g。
【0181】
第19層:第3保護層
ゼラチン 1.00g
ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5μm) 0.10g
メチルメタクリレートとメタクリル酸の6:4の共重合体
(平均粒径1.5μm) 0.15g
シリコーンオイルSO−1 0.20g
界面活性剤W−3 3.0mg
界面活性剤W−2 8.0mg
界面活性剤W−1 0.040g
界面活性剤W−7 0.015g。
【0182】又、すべての乳剤層には上記の組成物の他
に添加剤F−1〜F−9を添加した。更に各層には上記
組成物の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化用
の界面活性剤W−1、W−4、W−5、W−6を添加し
た。更に、防腐剤、防黴剤としてフェノール、1,2−
ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−フェノキシエタ
ノール、フェネチルアルコール、p−安息香酸ブチルエ
ステルを添加した。
【0183】
【表2】
【0184】
【表3】【0185】
【表4】
【0186】
【表5】【0187】
【化31】【0188】
【化32】
【0189】
【化33】【0190】
【化34】【0191】
【化35】【0192】
【化36】【0193】
【化37】
【0194】
【化38】【0195】
【化39】【0196】
【化40】【0197】
【化41】【0198】
【化42】【0199】
【化43】【0200】
【化44】【0201】有機固体分散染料の微結晶固体分散物の調
製
(染料E−1の微結晶固体分散物の調製)染料E−1の
ウエットケーキ(E−1の正味量として270g含有)
にBASF社製PluronicF88(エチレンオキ
シド−プロピレンオキシド ブロック共重合体)100
g及び水を加えて攪拌し4000gとした。次に、アイ
メックス(株)社製ウルトラビスコミル(UVM−2)
に平均粒径0.5mmのジルコニアビーズを1700m
lに充填し、スラリーを通して周速度10m/秒、吐出
量0.5リットル/分で2時間粉砕した。ビーズを濾過
して除き、水を加えて染料濃度3%に希釈した後、安定
化のために90℃で10時間加熱した。得られた染料微
粒子の平均粒径は0.30μmであり、粒径の分布の広
さ(粒径標準偏差×100/平均粒径)は20%であっ
た。
【0202】(染料E−2の微結晶固体分散物の調製)
水を30質量%含むE−2のウエットケーキ1400g
に水及びW−4を270g加えて攪拌し、E−2濃度4
0質量%のスラリーとした。次に粉砕機、アイメックス
(株)社製ウルトラビスコミル(UVM−2)に平均粒
径0.5mmのジルコニアビーズを1700ml充填
し、スラリーを通して周速度10m/秒、吐出量0.5
リットル/分で8時間粉砕し、E−2の固体微粒子分散
物を得た。これをイオン交換水で、20質量%に希釈
し、微結晶固体分散物を得た。平均粒径は0.15μm
であった。
【0203】試料202〜216の作成
前記の試料201における第9層〜第11層の緑感性乳
剤層のカプラーを等モルで表4に示すように変更した試
料202〜210を作成した。また、試料201、20
2、204、205、208及び試料209の第9層〜
第11層のCpd−R(SR−1)を除去した以外は試
料201、202、204、205、208及び試料2
09と同様にしてそれぞれ試料211〜216を作成し
た。
【0204】
【表6】
【0205】このようにして得られた試料202〜21
6の発色性・感度とイエローステインの評価を実施例1
同様な方法で行なった。尚、実施例2ではシアン濃度、
マゼンタ濃度、イエロー濃度の各色画像濃度の最高発色
濃度と感度を求めた。この結果を表5に示した。
【0206】
【表7】
【0207】表5に示される結果から比較カプラーAの
試料201は、実施例1と同様に発色濃度は高いものの
湿熱雰囲気下におけるイエローステインの発生が多い。
又同じく比較カプラーCの試料202〜203では、オ
イルレスにおける最高発色濃度が低く、シアンやイエロ
ーの発色濃度とのバランスが悪く色味変化を起こしてい
ることが判る。これに対して本発明の試料205〜21
0ではこのような問題が無く本発明の目的を達成してい
る。本発明の試料208ではマゼンタ画像の感度がやや
低く他の色画像との色味のズレが生じているが、試料2
10のような使用により色味のズレは抑えられることが
判った。
【0208】この他に、実施例1と同様に発色現像液の
pH依存性、発色現像主薬の添加量依存性の評価を行な
ったところ実施例1と同様に本発明の試料205〜21
0は優れた効果が得られた。
【0209】また、第9層〜第11層のCpd−R(S
R−1)を除去した試料211〜216では、対応する
試料に比べていずれもイエローステインが増加してお
り、Cpd−R(SR−1)がイエローステインを抑制
することが判った。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
The present invention relates to a novel color cup.
A silver halide color copy using the same
The present invention relates to a true photosensitive material. For more details
Silver halide color river using La coupler compound
The present invention relates to a monkey photographic light-sensitive material.
[0002]
2. Description of the Related Art In recent years, silver halide color photographic light-sensitive materials
For high sensitivity, excellent sharpness and graininess
In addition, there is a strong demand for faithful color reproducibility.
In recent years, as a magenta dye-forming coupler,
Pyrazolotriazole couplers with low absorption are put into practical use
Has been done. Pyrazolotriazole magenta
A puller is a compound that has excellent properties in hue.
Although it is a product, on the other hand, it has low color developability and is resistant to processing fluctuations.
Various problems such as low colorability and poor color image preservation
It is clear to have.
For example, an oxidized form of an aromatic primary amine developer
So-called 4 in which the coupling position is a hydrogen atom substitution product
Equivalent couplers have excellent graininess but low color development,
Disadvantages of yellowing over time after development
Had. On the other hand, other than hydrogen atoms in the coupling position
So-called 2-equivalent carbon substituted with a leaving group (for example, a halogen atom)
Puller develops with less silver than 4 equivalent couplers
However, it has a feature that yellow coloring is difficult to occur.
However, there is a problem that the image quality deteriorates due to a decrease in graininess.
Have.
In addition, many of these couplers are phosphoric acid.
For high-boiling organic solvents such as esters and phthalates
Used by dissolving and dispersing, but recently high sharpness
The amount of these high-boiling organic solvents used has been reduced
Therefore, what is called oil-less is required. However,
Many of the pyrazolotriazole magenta couplers are
There was a significant decrease in color development when used in an irres
Therefore, these improvements have been demanded.
In order to solve these problems, pyrazolo
Various modifications to the substituents on the triazole ring
A puller has been proposed. For example, color image robustness
US Patent No. 4,882,266, European published patent No.
No. 183,445 to a coupler with a bulky 6-position substituent
An improvement is disclosed. Also, when using without oil
For improving the color developability of JP-A-1-102557
In the coupler molecule, a carboxyl group is introduced as a dissociation group.
A coupler is disclosed. However, this
These technologies have the problem of yellowing over time after processing.
In addition, it was insufficient for the problem of color preservation.
Improvement of color development is observed by introducing a dissociative group
Couplers are expensive and have poor crystallinity for industrial applications
Had a problem. In addition, the uncolored area is exposed to light irradiation or humid heat atmosphere.
Yellow stain or color sensitization
It is stagnant until mixed with the silver halide emulsion and coated.
New problems such as lowering the sensitivity
became. In addition, resistance to fluctuations in processing solution composition is insufficient
There was a need for improvement.
In addition, pyrazoloazo currently in practical use
Most of the couplers are 2-equivalent couplers. Kara
-Reversal photographic light-sensitive materials are reversed after the first development.
Color development processing is performed from this time, but at this time with a 2 equivalent coupler
Is a 4-equivalent coupler due to its high color development per mole of silver
Has an essential problem that the sensitivity is lower than
ing. Therefore, the color reversal photographic light sensitive material is
When applying Lazolotriazole Magenta Coupler
Is preferably a 4-equivalent coupler from the viewpoint of sensitivity. Kara
-4-equivalent pyrazolotriazo to reversal photographic materials
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 5-
No. 10032, JP-A 63-153548, JP
6-208209, 6-214360, 7-2
61348, 2001-33921, etc.
ing. However, with these technologies, the process
To the problem of yellow coloring over time and the variation of the processing solution composition
Resistance to do was not solved. In particular, the pH of the treatment liquid
The problem that color development fluctuates in response to fluctuations
I did not come.
[0008]
The object of the present invention is to first
In addition, a stable image can be formed even when the composition of the processing solution is changed.
Provides a magenta coupler that can
Excellent in reducing boiling organic solvents, so-called oil-less
To provide a magenta coupler with excellent color development.
The The second object of the present invention is to prevent variations in the composition of the treatment liquid.
Stable image can be formed even with excellent color reproduction
Halogenation that is both resistant and robust and produces less stain
The object is to provide a silver color photographic light-sensitive material.
[0009]
Means for Solving the Problems The present inventors have made an oil level
It has sufficient color development even in the process of processing, and a set of processing solutions
Stable images can be formed even with variations in composition, graininess,
Conducting intensive research aimed at couplers with excellent image preservation
As a result, the present invention was completed.
That is, the object of the present invention is as follows.
Achieved.
(1) Cap represented by the following general formula (1)
A halogen containing at least one kind of
Silver halide color photographic light-sensitive material.
[0012]
[Chemical 3]
Where R1Represents a hydrogen atom or a substituent,
R2Is the following general formula (2), general formula (3) or general formula
Or a group represented by (4) or at least one of the following
Represented by general formula (2), general formula (3) or general formula (4)
The substituent substituted by group is represented. X is a hydrogen atom or carbon
Can be removed in the reaction of oxidized color developing agent
Represents a group.
[0014]
[Formula 4]
Wherein (EWG1) is a Hammett substituent constant.
Represents a group having a sigma para value of 0.4 or more, and R3Is Archi
Represents an alkyl group, an aryl group, or a heterocyclic group. R4Is a substituent
M represents an integer of 0-3. (EWG2) is sad
Group with a sigma para value of 0.4 or more
And represents a group that can be a divalent linking group. n is 0-4
* Represents a pyrazolot represented by the general formula (1)
A position bonded directly to the riazole skeleton or via a linking group
Represents the position.
(2) In general formula (1), pyrazolo
Triazole skeleton and general formula (2), general formula (3) or
The linking group that binds the general formula (4) is represented by the following general formula (5).
The silver halide capacitor according to (1), wherein
Photographic photosensitive material.
[0017]
[Chemical formula 5]
In the formula, L is an alkylene group or arylene.
Represents the group A1Is -O-, -S-, -SO2-, -N
(R5) CO-, -N (R5) COO-, -N (R5)
CON (R6)-, -N (R5) SO2-, -COO
-, -CON (R5)-Or -SO2N (R5-
Represent. R5And R6Are independently hydrogen atoms, alkyl
Represents an aryl group or an aryl group. Y represents a divalent linking group
And r represents 0 or 1. ** indicates general formula (2), general formula
(3) or the position represented by the group represented by the general formula (4) and *
*** represents the position to be combined with
Represents the position of bonding with the pyrazolotriazole skeleton.
(3) General formula (2) or general formula (4)
(EWG1) in general formula (3) and (E
(WG2) is a sulfonyl group (1)
And a silver halide color according to any one of (2)
Photosensitive material.
(4) R in the general formula (1)2But below
It is represented by the general formula (6) or the general formula (7).
The silver halide color photographic light-sensitive material as described in (1)
Fee.
[0021]
[Chemical 6]
Where R7, R8, R9And R10Is it
Each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, or an aryl group.
S represents an integer of 0 to 3, and A2Are -O-, -S-,
-SO2-, -N (R5) CO-, -N (R5COO
-, -N (R5) CON (R 6)-, -N (R5) SO
2-, -COO-, -CON (R5)-Or -SO 2
N (R5)-. R11And R12Respectively
R3And R4Represents a group having the same meaning as t, and t is the same as m
Represents meaning. R13Represents a substituent, and w is an integer of 0 to 4.
Represents. R14Is R3Represents a group having the same meaning as **
* Indicates a pyrazolotriazole skeleton represented by the general formula (1)
Represents the position to be bound to.
(5) R in the general formula (1)2But below
It is represented by the general formula (8) or the general formula (9).
The silver halide color photographic light-sensitive material as described in (1)
Fee.
[0024]
[Chemical 7]
Where R7, R8, R9And R10Is it
Each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, or an aryl group.
S represents an integer of 0 to 3, and A2Are -O-, -S-,
-SO2-, -N (R5) CO-, -N (R5COO
-, -N (R5) CON (R 6)-, -N (R5) SO
2-, -COO-, -CON (R5)-Or -SO 2
N (R5)-. R11And R12Respectively
R3And R4Represents a group having the same meaning as t, and t is the same as m
Represents meaning. R13Represents a substituent, and w is an integer of 0 to 4.
Represents. R14Is R3Represents a group having the same meaning as **
* Indicates a pyrazolotriazole skeleton represented by the general formula (1)
Represents the position to be bound to.
(6) X in the general formula (1) is a hydrogen atom
Any one of (1) to (5) characterized by being a child
A silver halide color photographic light-sensitive material as described in the item.
(7) R in the general formula (1)1Is the third grade
It is represented by an alkyl group (1) to (6)
The silver halide color photographic light-sensitive material according to any one of the above
Fee.
(8) In general formula (2) and general formula (3),
R3And general formula (6), general formula (7), general formula
(8) and R in the general formula (9)11Is the following general formula
(10) characterized in that (1) to (7)
The silver halide color photographic light-sensitive material according to any one of the above
Fee.
[0029]
[Chemical 8]
Where R15Is an alkyl group, alkenyl
A group or an aryl group, R16Represents a substituent and x
Represents an integer of 0 to 3. Z is a halogen atom having 1 to 1 carbon atoms.
4 or 12 or more alkyl groups, aryl groups, heterocycles
Group, alkoxy group, aryloxy group, alkylthio
Group, arylthio group, alkylsulfonyl group, aryl
Sulfonyl group, amino group, anilino group, acylamino
Group, alkoxycarbonylamino group, ureido group, al
Coxycarbonyl group, carbamoyl group, cyano group, imi
Group, sulfonamido group, or sulfamoyl group
The
(9) Compound SR-1 represented by the following formula
Any one of (1) to (8), characterized in that
The silver halide color photographic light-sensitive material according to one item.
[0032]
[Chemical 9]
[0033]
The present invention will be described in detail below.
The silver halide color photographic light-sensitive material of the present invention has the general formula
A novel coupler represented by (1) (hereinafter referred to as “the present invention
Also known as “plur”. ).
General formula (1), general formula (2), general formula
(3) and general formula (4) will be described in detail.
R in the general formula (1)1Is a hydrogen atom or
Represents a substituent, R1The substituent of is a halogen atom (for example,
Fluorine, chlorine, bromine), alkyl group (preferably carbon number)
1-48 linear, branched, or cyclic alkyl groups,
For example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl,
Til, t-butyl, pentyl, hexyl, heptyl, o
Cutyl, 2-ethylhexyl, dodecyl, hexadec
, Cyclopropyl, cyclopentyl, cyclohexyl
, 1-norbornyl, 1-adamantyl), alkeni
Group (preferably an alkenyl group having 2 to 48 carbon atoms, eg
For example, vinyl, allyl, 3-buten-1-yl), ants
Group (preferably an aryl group having 6 to 48 carbon atoms,
For example, phenyl, naphthyl), a heterocyclic group (preferably
A heterocyclic group having 1 to 32 carbon atoms, such as 2-thieni
Ru, 4-pyridyl, 2-furyl, 2-pyrimidinyl, 1
-Pyridyl, 2-benzothiazolyl, 1-imidazoli
1-pyrazolyl, benzotriazol-1-y
), A silyl group (preferably a silyl group having 3 to 38 carbon atoms)
For example, trimethylsilyl, triethylsilyl,
Ributylsilyl, t-butyldimethylsilyl, t-hex
Sildimethylsilyl), hydroxyl group, cyano group, di
A tro group, an alkoxy group (preferably
Lucoxy group, for example, methoxy, ethoxy, 1-but
Xy, 2-butoxy, isopropoxy, t-butoxy,
A dodecyloxy, cycloalkyloxy group, for example,
Cyclopentyloxy, cyclohexyloxy), ants
An aryloxy group (preferably an aryl group having 6 to 48 carbon atoms)
A xy group such as, for example, phenoxy, 1-naphthoxy), f
Telocyclic oxy group (preferably a heterocycle having 1 to 32 carbon atoms)
An oxy group such as 1-phenyltetrazol-5-
Oxy, 2-tetrahydropyranyloxy), silylo
Xyl group (preferably silyloxy group having 1 to 32 carbon atoms)
For example, trimethylsilyloxy, t-butyldimethyl
Tilsilyloxy, diphenylmethylsilyloxy),
An acyloxy group (preferably an acyloxy group having 2 to 48 carbon atoms)
A xy group such as acetoxy, pivaloyloxy,
Nzoyloxy, dodecanoyloxy), alkoxyca
Rubonyloxy group (preferably an alkoxy having 2 to 48 carbon atoms)
A xoxycarbonyloxy group, for example, ethoxycarbonyl
Ruoxy, t-butoxycarbonyloxy, cycloal
Killoxycarbonyloxy group, for example, cyclohexyl
Siloxycarbonyloxy), aryloxycarbo
Nyloxy group (preferably having 7 to 32 carbon atoms)
A xoxycarbonyloxy group, for example, phenoxycarbo
Nyloxy), carbamoyloxy group (preferably carbon
A carbamoyloxy group of 1 to 48, for example, N,
N-dimethylcarbamoyloxy, N-butylcarbamo
Iroxy, N-phenylcarbamoyloxy, N-e
Til-N-phenylcarbamoyloxy), sulfamo
Yloxy group (preferably sulfamo having 1 to 32 carbon atoms)
An yloxy group, for example, N, N-diethylsulfamo
Yloxy, N-propylsulfamoyloxy), a
Alkylsulfonyloxy group (preferably having 1 to 38 carbon atoms)
An alkylsulfonyloxy group of, for example, methylsulfur
Honyloxy, hexadecylsulfonyloxy, cyclo
(Hexylsulfonyloxy), arylsulfonyloxy
Si group (preferably arylsulfonyl having 6 to 32 carbon atoms)
An oxy group, for example phenylsulfonyloxy), a
Sil groups (preferably acyl groups having 1 to 48 carbon atoms, eg
For example, formyl, acetyl, pivaloyl, benzoyl,
Tetradecanoyl, cyclohexanoyl), alkoxy
Carbonyl group (preferably alkoxy having 2 to 48 carbon atoms)
A carbonyl group such as methoxycarbonyl,
Cycarbonyl, octadecyloxycarbonyl, cyclo
(Hexyloxycarbonyl), aryloxycarboni
Ru group (preferably aryloxycar having 7 to 32 carbon atoms)
Bonyl groups such as phenoxycarbonyl), carb
Moyl group (preferably a carbamoyl group having 1 to 48 carbon atoms)
For example, carbamoyl, N, N-diethylcarbamo
Yl, N-ethyl-N-octylcarbamoyl, N, N
-Dibutylcarbamoyl, N-propylcarbamoyl,
N-phenylcarbamoyl, N-methyl N-phenyl carbonate
Rubamoyl, N, N-dicyclohexylcarbamoy
), An amino group (preferably an amino group having 32 or less carbon atoms)
For example, amino, methylamino, N, N-dibutyl
Amino, tetradecylamino, 2-ethylhexylami
Cyclohexylamino), anilino group (preferably
An anilino group having 6 to 32 carbon atoms, for example, anilino, N
-Methylanilino), a heterocyclic amino group (preferably charcoal)
A heterocyclic amino group having a prime number of 1 to 32, such as 4-pyri
Dilamino), carbonamido group (preferably having 2 carbon atoms)
-48 carbonamido groups such as acetamide,
Benzamide, Tetradecanamide, Pivaloylamino
, Cyclohexaneamide), ureido group (preferably
A ureido group having 1 to 32 carbon atoms such as ureido,
N, N-dimethylureido, N-phenylureido),
Imido group (preferably an imide group having 10 or less carbon atoms, eg
For example, N-succinimide, N-phthalimide), Al
Coxycarbonylamino group (preferably having 2 to 48 carbon atoms)
An alkoxycarbonylamino group such as methoxy
Carbonylamino, ethoxycarbonylamino, t-butyl
Toxicarbonylamino, octadecyloxycarboni
Ruamino, cyclohexyloxycarbonylamino),
Aryloxycarbonylamino group (preferably carbon number
7 to 32 aryloxycarbonylamino groups, for example
Phenoxycarbonylamino), sulfonamide group
(Preferably a sulfonamide group having 1 to 48 carbon atoms, eg
For example, methanesulfonamide, butanesulfonamide,
Benzenesulfonamide, hexadecane sulfonamido
, Cyclohexanesulfonamide), sulfamoyl
Amino group (preferably sulfamoyl having 1 to 48 carbon atoms)
An amino group, for example, N, N-dipropylsulfamoy
Ruamino, N-ethyl-N-dodecylsulfamoylua
Mino), an azo group (preferably an azo group having 1 to 32 carbon atoms)
For example, phenylazo, 3-pyrazolylazo), a
Alkylthio group (preferably an alkylthio having 1 to 48 carbon atoms)
O groups such as methylthio, ethylthio, octylthio
E, cyclohexylthio), arylthio group (preferably
Is an arylthio group having 6 to 48 carbon atoms.
Luthio), a heterocyclic thio group (preferably having 1 to 32 carbon atoms)
A heterocyclic thio group such as 2-benzothiazolylthio
E, 2-pyridylthio, 1-phenyltetrazolylthio
E) an alkylsulfinyl group (preferably having a carbon number of 1
32 alkylsulfinyl groups, for example, dodecane
Rufinyl), arylsulfinyl group (preferably charcoal)
An arylsulfinyl group having a prime number of 6 to 32;
Sulfonylsulfinyl), alkylsulfonyl group (preferred
Or an alkylsulfonyl group having 1 to 48 carbon atoms, for example
Methylsulfonyl, ethylsulfonyl, propyls
Sulfonyl, butylsulfonyl, isopropylsulfoni
, 2-ethylhexylsulfonyl, hexadecylsulfur
Honyl, octylsulfonyl, cyclohexylsulfoni
), An arylsulfonyl group (preferably having 6 to 4 carbon atoms)
8 arylsulfonyl groups such as phenylsulfo
Nyl, 1-naphthylsulfonyl), sulfamoyl group
(Preferably a sulfamoyl group having 32 or less carbon atoms, eg
For example, sulfamoyl, N, N-dipropylsulfamo
, N-ethyl-N-dodecylsulfamoyl, N-
Ethyl-N-phenylsulfamoyl, N-cyclohex
Silsulfamoyl), sulfo group, phosphonyl group (preferred
Or a phosphonyl group having 1 to 32 carbon atoms.
Noxyphosphonyl, octyloxyphosphonyl, pheny
Luphosphonyl), phosphinoylamino group (preferably
A phosphinoylamino group having 1 to 32 carbon atoms, for example,
Diethoxyphosphinoylamino, dioctyloxyphor
Sufinoylamino).
R in the general formula (1)1Is a further substitutable group
In this case, the above substituent may be substituted.
And if substituted with two or more substituents,
These substituents may be the same or different.
X in the general formula (1) is a hydrogen atom or a color.
Can be removed by coupling reaction with oxidized color developing agent
A specific example of X includes a hydrogen atom, a halogen atom
Child, alkoxy group, aryloxy group, heterocyclic oxy
Group, acyloxy group, alkoxycarbonyloxy group,
Carbamoyloxy group, alkylthio group, arylthio
Group, heterocyclic thio group, imide group, azo group, or nitrogen atom
The aromatic heterocyclic group attached to the active position of the coupler
Represent. X of these hydrogen atoms, halogen atoms, alkoxy
Si group, aryloxy group, heterocyclic oxy group, acylo group
Xyl group, alkoxycarbonyloxy group, carbamoyl
Oxy group, alkylthio group, arylthio group, heterocycle
Preferred of thio group, imide group, azo group, and azole group
For the range, see above R1The hydrogen atom described in halo
Gen atom, alkoxy group, aryloxy group, heterocycle
Oxy group, acyloxy group, alkoxycarbonyloxy
Si group, carbamoyloxy group, alkylthio group, aryl
Ruthio group, heterocyclic thio group, imide group, azo group, hetero
Synonymous with cyclic group. These leaving groups of X can be further substituted
R1In the group described in the substituent of
Optionally substituted with two or more substituents
The substituents may be the same or different
May be.
R in the general formula (1)2Is the general formula (2),
A group represented by general formula (3) or general formula (4), or
Expressed by general formula (2), general formula (3), or general formula (4)
Represents a substituent having at least one group. Suitable tools
As an example, the divalent chain represented by the general formula (5) is used.
A group containing a linking group, at one of the positions indicated by ***
Combined with the pyrrolotriazole skeleton and the other **
General formula (2), general formula (3) or
Bonded with the group represented by the general formula (4) at the position indicated by *
Group.
The general formula (5) will be described in more detail.
The
In the general formula (5), L represents an alkylene group or an
Represents a rylene group. The alkylene group of L is preferably charcoal
Prime number 1 to 36, more preferably 1 to 8 substituted or unsubstituted
Represents a linear, branched or cyclic alkylene group of
Examples of the alkylene group include methylene and ethylene.
, Trimethylene, cyclohexylene and the like.
The substituent of the substituted alkylene group is the above R1With the substituent of
Represents a group having the same meaning as the defined group and is substituted with two or more substituents.
If substituted, these substituents may be the same or different.
It may be.
The arylene group of L in the general formula (5) is preferably
Preferably it has 6 to 38 carbon atoms, more preferably 6 to 18 carbon atoms.
Represents a substituted or unsubstituted aryl group, and an unsubstituted aryl group and
For example, o-phenylene, m-phenylene, p
-Phenylene, 1,2-naphthalene, 1,4-naphthalene
Or the like. The substituent of the substituted arylene group is as described above.
R1Represents a group having the same meaning as the group described for the substituent.
A in the general formula (5)1Are -O-, -S-,
-SO2-, -N (R5) CO-, -N (R5COO
-, -N (R5) CON (R6)-, -N (R5) SO
2-, -COO-, -CON (R5)-Or SO2N
(R5)-, R5And R6Are independently hydrogen
An atom, an alkyl group or an aryl group is represented. R5And R
6The alkyl group and aryl group of the above R1Substituent of
A group having the same meaning as the alkyl group and aryl group described in
Represents. These alkyl groups and aryl groups are further substituted.
R can be changed1Substituted with the group described in Substituent of
May be substituted with two or more substituents
In some cases, the substituents are the same or different.
May be.
In general formula (5), Y represents a divalent linking group.
Specific examples thereof include an alkylene group, an arylene group,
Or an aralkylene group and an alkylene group thereof,
-Lene group, aralkylene group and A1Group explained in
And each other form a new composite divalent linking group
You may do it.
R represents 0 or 1, and ** represents a general formula
(2) a group represented by general formula (3) or general formula (4)
Indicates the position to be joined at the position indicated by *, *** is general
Binds to the pyrazolotriazole ring represented by formula (1)
Represents the position.
Next, general formula (2), general formula (3) and
The general formula (4) will be described in detail.
R in general formula (2) and general formula (3)
3Represents an alkyl group, an aryl group or a heterocyclic group;
Those alkyl groups, aryl groups and heterocyclic groups are
R1Alkyl group, aryl group and heterocycle described in 1.
Represents a group having the same meaning as the group.
General formula (2), general formula (3) and general formula
(4) R in4Represents a substituent and R4The substituent of
R1Represents a group having the same meaning as the group described for the substituent. R4
The substituent of is further R1Substituted with the substituents described in
If it is substituted with two or more substituents,
These substituents may be the same or different.
m represents an integer of 0 to 3, and n represents an integer of 0 to 4. m
Or when n is 2 or more, a plurality of substituents R4Are the same
Or different.
In the general formulas (2) and (4), (EW
G1) is a Hammett substituent constant having a sigma para value of 0.4 or more
The upper electron-withdrawing group is represented. About Hammett substituent constants
The Chemical Review (Chemical Review)
ews) Vol. 91, No. 1991. 2,165-
Page 195. Preferred group of (EWG1)
As an alkylsulfonyl group (preferably having 1 carbon atom).
-48, more preferably 1-36 alkylsulfonyl
Groups such as methylsulfonyl, ethylsulfonyl,
Isopropylsulfonyl, butylsulfonyl, hexyl
Sulfonyl, heptylsulfonyl, octylsulfoni
, 2-ethylhexylsulfonyl, cyclohexyls
Ruphonyl, dodecylsulfonyl, tetradecylsulfonyl
, Hexadecylsulfonyl, octadecylsulfonyl
, 2-hexyldecylsulfonyl, benzylsulfoni
), An arylsulfonyl group (preferably having 6 to 4 carbon atoms)
8, more preferably 6 to 36 arylsulfonyl groups
For example, benzenesulfonyl, p-toluenesulfo
Nyl, p-dodecylbenzenesulfonyl, p-hexade
Silbenzenesulfonyl, 2-octyloxy-5-t
ert-octylbenzenesulfonyl), perfluoroa
Alkyl group (preferably having 1 to 36 carbon atoms, more preferably
1 to 24 perfluoroalkyl groups, for example, trifluoro
(Romethyl), cyano group, nitro group, sulfamoyl group
(Preferably 0 to 48 carbon atoms, more preferably 0 to 24 carbon atoms.
A sulfamoyl group such as sulfamoyl, N-
Methylsulfamoyl, N-octadecylsulfamoy
N, N-dioctylsulfamoyl, N-phenyl
Sulfamoyl, N-cyclohexylsulfamoyl,
N, N-dicyclohexylsulfamoyl, N, N-di
Phenylsulfamoyl), alkylsulfinyl group
(Preferably 1 to 48 carbon atoms, more preferably 1 to 36 carbon atoms.
An alkylsulfinyl group such as methylsulfinyl
Nyl, ethylsulfinyl, butylsulfinyl, octyl
Tylsulfinyl, dodecylsulfinyl, hexadecyl
Rusulfinyl, octadecylsulfinyl, 2-ethi
Ruhexylsulfinyl, cyclohexylsulfini
And arylsulfinyl group (preferably having 6 to 6 carbon atoms)
48, more preferably 6-36 arylsulfinyl
Radicals such as benzenesulfinyl, p-toluene
Rufinil, p-dodecyloxybenzenesulfini
), An alkoxycarbonyl group (preferably having a carbon number of 2
48, more preferably 2-36 alkylcarbonyl groups
For example, methylcarbonyl, ethylcarbonyl,
Tylcarbonyl, octylcarbonyl, dodecylcarbo
Nyl, hexadecylcarbonyl, octadecylcarbonyl
, 2-ethylhexylcarbonyl, cyclohexylca
Rubonyl) and the like.
These alkylsulfonyl groups and aryl
Sulfonyl group, sulfamoyl group, alkylsulfini
Group, arylsulfinyl group, alkoxycarbonyl
If the group can be further substituted, the R1Substituent of
May be substituted with the substituents described in 2 above.
When substituted with a substituent, the substituents are the same.
It may be one or different.
(EWG2) in the general formula (3) is Hammett.
An electron-withdrawing group having a substituent constant sigma para value of 0.4 or more
And represents a group that can be a divalent linking group. (EW
As a preferable example of G2), it is explained in the above (EWG1).
Lighted alkylsulfonyl group, arylsulfonyl group,
Sulfamoyl group, alkylsulfinyl group, aryl
Alkyl such as sulfinyl group and alkoxycarbonyl group
A divalent group in which one hydrogen atom of an aryl group or aryl group is removed
Groups.
General formula (2), general formula (3) and general formula
* In (4) is R in the general formula (1).2Combined
Position that directly binds to the pyrazolotriazole skeleton
Or a pyrazolotriazole skeleton via a linking group
Represents the position to be combined. R in the general formula (1)2Is
Preferably, it is represented by general formula (6) or general formula (7).
More preferably, it is represented by the general formula (8) or the general formula (9).
The
General formula (6), general formula (7), general formula
(8) and the substituent R in the general formula (9)7~ R10, R
11, R12, R13, R14, S, t, w, and A2
Will be described in detail.
R7~ R10Each independently
Child, an alkyl group or an aryl group, R7~ R10of
The alkyl group and the aryl group are the same as the above R1With the substituent of
A group having the same meaning as the alkyl group and aryl group
The Their alkyl and aryl groups can be further substituted
In the case of R1May have the substituent described in
If substituted with two or more substituents,
The substituents may be the same or different. s is 0-3
Represents an integer. If s is an integer greater than or equal to 2, there are multiple
R9May be the same or different, as well as multiple
R10May be the same or different.
R11Is R in the general formula (2).3Same as
It is righteousness. R12Is R in the general formula (2).4Synonymous with
And t is synonymous with m. If t is 2 or more, multiple
R12May be the same or different.
R13Represents a substituent and R1Explained in
Represents a group having the same meaning as the substituent.
R14Is an alkyl group, aryl group or
R represents a ring group and R14Alkyl group, aryl group and
The tero ring group is R1The alkyl group described for the substituent of
A group having the same meaning as a reel group or a heterocyclic group is represented. R14
When the alkyl group and aryl group of
R1May be substituted with the substituents described in
And if substituted with two or more substituents,
These substituents may be the same or different. w is
Represents an integer of 0 to 4; If w is 2 or more, there are multiple R
13May be the same or different.
A2Is A described in the general formula (5).1
Is synonymous with *** is a pyrazo represented by the general formula (1)
R on the rotriazole skeleton2Join with the position where
Position.
Next, the general formula (10) will be described in detail.
To do. R in the general formula (10)15Is an alkyl group, alk
Represents a nyl group or an aryl group, R15An alkyl group of
The alkenyl group and aryl group are the same as the above R1The Archi
A group having the same meaning as the above group, alkenyl group, and aryl group.
R15Alkyl group, alkenyl group, and aryl
When the ru group is further substitutable, R1Substituents described in
May be substituted with two or more substituents
The substituents may be the same or different.
May be.
R in the general formula (10)16Indicates a substituent
And R16The substituent of is the above R1Same as the substituents explained in
Represents the same meaning group. R16The substituent of can be further substituted
In some cases, it may further have a substituent.
When substituted with a substituent, the substituents are the same.
Or different. x represents an integer of 0 to 3
The When x is 2 or more, there are a plurality of R16Are the same
May be different.
Z is a halogen atom having 1 to 4 or 12 carbon atoms.
The above alkyl group, aryl group, heterocyclic group, alkoxy
Si group, aryloxy group, alkylthio group, arylthio group
O group, alkylsulfonyl group, arylsulfonyl group,
Amino group, anilino group, acylamino group, alkoxy group
Rubonylamino group, ureido group, alkoxycarbonyl
Group, carbamoyl group, cyano group, imide group, sulfone
Represents a amide group or a sulfamoyl group, and is a halogen atom of Z
Child, aryl group, heterocyclic group, alkoxy group, aryl
Oxy group, alkylthio group, arylthio group, alkyl
Sulfonyl group, arylsulfonyl group, amino group,
Lino group, acylamino group, alkoxycarbonylamino
Group, ureido group, alkoxycarbonyl group, carbamoy
Group, cyano group, imide group, sulfonamide group, or
Rufamoyl group is defined as R1Halogen source explained in
Child, aryl group, heterocyclic group, alkoxy group, aryl
Oxy group, alkylthio group, arylthio group, alkyl
Sulfonyl group, arylsulfonyl group, amino group,
Lino group, acylamino group, alkoxycarbonylamino
Group, ureido group, alkoxycarbonyl group, carbamoy
Group, cyano group, imide group, sulfonamide group, or
Synonymous with rufamoyl group. These groups can be further substituted
R1Substituted with the substituents described in
If it is substituted with two or more substituents,
These substituents may be the same or different.
The alkyl group having 1 to 4 carbon atoms or 12 or more carbon atoms of Z is substituted or
Represents an unsubstituted linear, branched, or cyclic alkyl group.
For example, methyl, ethyl, propyl, butyl, iso
Propyl, t-butyl, dodecyl, pentadecyl, etc.
I can get lost.
Next, the coupler represented by the general formula (1)
A preferred range will be described. R in general formula (1)1
Is an alkyl group, aryl group, alkoxy group, aryl
Oxy group, anilino group, carbonamido group, alkoxy
Carbonylamino group or sulfonamide group, X is water
Elementary atom, chlorine atom, aryloxy group, alkylthio
Group, arylthio group, heterocyclic thio group, imide group, or
Bonded at the active position of the pyrazolotriazole ring with a nitrogen atom
An aromatic heterocyclic group, R2Is represented by the general formula (5)
A divalent linking group represented by general formula (2), general formula (3), or
A group to which a group represented by the general formula (4) is bonded,
(EWG1) in formula (2) or general formula (4) is alkyl
Sulfonyl group, arylsulfonyl group, cyano group, nito
B group, alkoxycarbonyl group or perfluoroalkyl
(EWG2) in the general formula (3) is alkyls
Sulfonyl, arylsulfonyl, alkoxycarbo
A divalent group of the nyl group, R3Is an alkyl group or aryl
R group, R4Is a halogen atom, alkyl group, aryl
Group, heterocyclic group, hydroxyl group, cyano group, nitro
Group, alkoxy group, aryloxy group, acyl group, al
Coxycarbonyl group, carbamoyl group, carbonamide
Group, ureido group, alkoxycarbonylamino group, sulfo group
Honamide group, alkylthio group, arylthio group, al
Killsulfonyl group, arylsulfonyl group, or sulf
An amoyl group, m is 0 or 1, and n is 0 or 1.
A coupler represented by the general formula (1) is preferred.
Further preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group, aryl group, alkoxy
Ci group or aryloxy group, X is a hydrogen atom, salt
Elementary atom or aryloxy group, alkylthio group, aryl
Nitrate the thio group, imide group, or pyrazolotriazole ring
An aromatic heterocyclic group bonded with a primary atom, R2Is general
A group represented by formula (6) or general formula (7),
R in general formula (6) and general formula (7)7, R8, R9as well as
R10Each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, or an
In the reel group, s is an integer of 0 to 2, and R11Is Archi
R group or aryl group, R12Is a halogen atom, an alkyl
Group, alkoxy group, aryloxy group, alkoxy group
Rubonyl group, carbamoyl group, carbonamido group, urea
Id group, alkoxycarbonylamino group, alkyl
A sulfonyl group or an arylsulfonyl group, and t is 0 or
Is 1 and A2Is -O-, -S-, -SO2-, -N
(R5) CO-, -N (R5) COO-, -N (R5)
CON (R6)-, -N (R5) SO2-, -COO
-, -CON (R5)-Or SO2N (R5)-
R5, R6Each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, or
Is an aryl group and R13Is a halogen atom, alkyl
Group, aryl group, alkoxy group, aryloxy group,
Silamino group, sulfonamide group, alkoxycarbonyl
Group, amino group, or imide group, and w is an integer of 0 to 3.
There are couplers that are numbers.
Further preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group, aryl group, alkoxy
Or an aryloxy group, and X is a hydrogen atom or
A chlorine atom, R2Is general formula (6) or general formula
A group represented by (7), which is represented by the general formula (6) and the general formula
(7) R in7, R8, R9And R10Are independent of each other
And a hydrogen atom, an alkyl group, or an aryl group, and s is 0
Is an integer of ~ 2, R11Is an alkyl group or an aryl group
And R12Is a halogen atom, alkyl group, alkoxy
Group, aryloxy group, alkoxycarbonyl group, cal
Vamoyl group, carbonamide group, ureido group, alkoxy
Sicarbonylamino group, alkylsulfonyl group, or a
A reelsulfonyl group, t is 0 or 1, and A2
Is -O-, -S-, -SO2-, -N (R5) CO-,
-N (R5) COO-, -N (R5) CON (R6)
-, -N (R5) SO2-, -COO-, -CON (R
5)-Or SO2N (R5)-, R5, R6Is it
Each independently a hydrogen atom, an alkyl group, or an aryl group.
R13Is a halogen atom, an alkyl group, an aryl group,
Alkoxy group, aryloxy group, acylamino group,
Ruhonamide group, alkoxycarbonyl group, amino group,
Or a coupler which is an imide group and w is an integer of 0 to 3
Is mentioned.
Further preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group and X is a hydrogen atom or
A chlorine atom, R2Is general formula (8) or general formula (9)
A group represented by the formula:7, R8, R9And R
10Are each independently a hydrogen atom or an alkyl group, and s is 0 or
Is 1 and A2-NHCO- or -NHSO2-, R
11Is an alkyl group or an aryl group, and R12Is halogen
Atoms, alkyl groups, alkoxy groups, aryloxy groups,
Alkoxycarbonyl group, carbamoyl group, carboxyla
Mid group, ureido group, alkoxycarbonylamino group,
An alkylsulfonyl group or an arylsulfonyl group
T is 0 or 1 and R14Is an alkyl group or ant
R group13Is a chlorine atom, an alkyl group, an alcohol
A coupler having xoxy group and w is an integer of 0 to 3.
The
Further preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group and X is a hydrogen atom
R2Is a group represented by general formula (8) or general formula (9)
Furthermore, R7, R8, R9And R10Each
A hydrogen atom or an alkyl group, s is 0 or 1, and A2
-NHCO- or -NHSO2-, R11Is Archi
R group or aryl group, R12Is a halogen atom, an alkyl
Group, alkoxy group, aryloxy group, alkoxy group
Rubonyl group, carbamoyl group, carbonamido group, urea
Id group, alkoxycarbonylamino group, alkyl
A sulfonyl group or an arylsulfonyl group, and t is 0 or
Is 1 and R14Is an alkyl group or an aryl group
R13Is a chlorine atom, an alkyl group, an alkoxy group, w
Are couplers in which is an integer from 0 to 3.
More preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group and X is a hydrogen atom
R2Is a group represented by general formula (8) or general formula (9)
And R7, R8, R9, R10Are each independently hydrogen
An atom or a methyl group, s is 0 or 1, and A2-NH
CO- or -NHSO2-, T is 0, R11Is al
A kill or aryl group, R14Is an alkyl group or ant
R group13Is an alkyl group and w is an integer of 0 to 3
Couplers.
More preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is an alkyl group and X is a hydrogen atom
R2Is the general formula (8) and R7, R8, R9as well as
R1 0Each independently represents a hydrogen atom or a methyl group, and s is 0
Or 12-NHCO- or -NHSO2-
t is 0, R11Is an alkyl group or an aryl group, and R
14A coupler in which is an alkyl group or an aryl group
It is done.
The most preferred couplers of the present invention have the general formula
R in (1)1Is a tertiary alkyl group and X is a hydrogen atom
And R2Is a group represented by the general formula (8),
And R7, R8, R9And R10Are independently hydrogen
An atom or an alkyl group, s is 0 or 1, and A2-NH
CO- or -NHSO2-, T is 0 and R11But
An alkyl group or an aryl group, R14Is an alkyl group or
Examples include couplers that are aryl groups.
Further, in the general formula (2) and the general formula (3),
R3And R in the general formula (6) to the general formula (9)11Is one
In the case of a group represented by the general formula (10), a coupler is used.
Do not use environmental hormones of concern as starting materials during synthesis.
This is preferable. Moreover, the formula of the group represented by the general formula (10)
The amount is 200 or more, preferably 250 or more, more preferably
More than 300 groups are useful as anti-diffusion groups,
In addition to the coupler of the present invention, it is also resistant to various known couplers.
It can be suitably used as a dispersible group.
Next, the coupler represented by the general formula (1)
Specific examples are shown, but the present invention is not limited by these.
Yes.
[0071]
Embedded image[0072]
Embedded image[0073]
Embedded image[0074]
Embedded image[0075]
Embedded image[0076]
Embedded image[0077]
Embedded image[0078]
Embedded image[0079]
Embedded image[0080]
Embedded image[0081]
Embedded image[0082]
Embedded image[0083]
Embedded image[0084]
Embedded image[0085]
Embedded image[0086]
Embedded image
Next, a method for synthesizing the coupler of the present invention.
State.
(Synthesis Example 1)
Synthesis of exemplary coupler C-2
Synthesized according to Reaction Scheme A.
[0089]
Embedded imageCompound A (5-nitro-2-octadecyl
Synthesis of thiobenzoic acid)
151 g of 2-chloro-5-nitrobenzoic acid (0.75
mol), 215 g of octadecyl mercaptan (0.
75 mol), 233 g of potassium carbonate (1.69 mo)
l) Add 800 ml of dimethylacetamide and add 80
The mixture was heated to 100 ° C. to 100 ° C. and stirred. React for about 4 hours
After cooling the reaction solution to room temperature, 290 ml of concentrated hydrochloric acid
And water poured into 3000 ml of liquid while stirring.
The crystals were filtered, washed with water and dried. 5-nitro
-2-octadecylthiobenzoic acid (Compound A) 335
g (yield 99.1%) was obtained.
Compound B (5-nitro-2-octadecyl
Synthesis of sulfonylbenzoic acid)
5-Nitro-2-octadecylthioacetate obtained by the above method
100 g (0.221 mol) of benzoic acid, tungsten
500g ethanol to 5g sodium dihydrate
In addition, the mixture was stirred with heating. In this solution, 31% hydrogen peroxide solution 5
8.3 g (0.531 mol) was added dropwise. End of dripping
After that, the reaction was completed by stirring for 3 hours. After the reaction is complete
The mixture was poured into 2000 ml of water with stirring. This aqueous solution
To the flask was added 20 ml of concentrated hydrochloric acid. The precipitated crystals are filtered
Washed with water and dried. 5-Nitro-2-octadecyls
105 g (yield 9) of sulfonylbenzoic acid (compound B)
8.0%).
Compound C (5-nitro-2-octadecyl
Synthesis of sulfonylbenzoic acid chloride)
5-Nitro-2-octadecylsulfo obtained by the above method
Tolue to 105 g (0.217 mol) of nylbenzoic acid
300 ml was added and heated to 70 ° C. and stirred. This
23.8 ml of thionyl chloride was added dropwise to the solution. Dripping
After completion, the mixture was stirred at 70 to 80 ° C. for 2 hours. After the reaction is complete
Cooled to room temperature. This toluene solution of Compound C
Used in the next step.
Synthesis of Compound E
Obtained according to the method described in JP-A-2001-33921
Compound D 85.2 g, sodium bicarbonate 2
Add 250 ml of isopropyl alcohol to 1.2 g
The mixture was heated and stirred for 30 minutes. To this solution, hydrazine 1 water
15.8 g of a Japanese product (80% aqueous solution) was added dropwise. End of dripping
Thereafter, the mixture was heated and stirred for 2 hours to complete the reaction. this
After cooling the reaction solution to room temperature, 500 ml of water and concentrated hydrochloric acid 2
7.0 ml was added and stirred at 20 ° C. or lower for 1 hour. This
Filter the solution to remove by-product phthalhydrazide.
It was. An aqueous hydrochloride salt solution of Intermediate E was obtained. Obtained in this way
Synthesis of Compound F in the next step
Used as is.
Synthesis of Compound F
Ethyl acetate was added to the hydrochloride aqueous solution of compound E obtained by the above method.
500 ml was added and stirred at room temperature. Carbonic acid in this solution
Add 176 g of sodium hydride to free compound E
Turned into. To this solution, the intermediate C obtained by the above method was added.
The ene solution was added dropwise at room temperature over 1 hour. End of dripping
Then, reaction was performed at room temperature for 1 hour. After completion of the reaction, acetate
The chill layer was separated and washed with water. This ethyl acetate solution is anhydrous
After drying over magnesium sulfate, the mixture was concentrated under reduced pressure. This
Add 1000 ml of acetonitrile to the residue and crystallize
Was precipitated. The crystals were filtered and dried. Compound F
120 g was obtained.
Synthesis of Compound G
Reduced iron 120g, ammonium chloride 10g and water 50m
l, add 600 ml isopropanol and 2 ml acetic acid
And stirred with heating. Compound obtained by the above method in this solution
120 g of F was added in several portions. 2 after completion of addition
The reaction was completed by stirring with heating for an hour. Vinegar in this reaction solution
Add 600 ml of ethyl acid, then filter under reduced pressure to insoluble
The debris was removed. Add water to the filtrate and extract with ethyl acetate.
I put it out. After washing the ethyl acetate solution with water, sulfuric anhydride
Dry over magnesium and concentrate ethyl acetate under reduced pressure.
It was. 112 g of compound G was obtained.
Synthesis of Compound H
Acetonitrile 35 was added to 80 g of the compound G obtained by the above method.
0 ml was added and stirred at room temperature. To this solution p-tolue
52.2 g of sulfonic acid chloride was added. End of addition
After completion, the solution is heated to 70 ° C. to 75 ° C. and agitated.
25 ml of lysine was added dropwise over 30 minutes. This reaction solution
Was reacted at 70 to 80 ° C. for 6 hours. End of reaction
Thereafter, the solution was cooled to room temperature and then ethyl acetate 600 m.
l, 600 ml of water and concentrated hydrochloric acid 5 were added for extraction. This vinegar
The ethyl acid solution is washed with water and then dried over anhydrous magnesium sulfate.
The dried ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. Silica residue
Gel column chromatography (eluent: chloroform)
/ Ethyl acetate = 10/1) and purified. Compound H
91.0g was obtained.
Synthesis of exemplary coupler C-2
90 g of compound H (0.095 mo) obtained by the above method.
l) Add 450 ml of isopropyl alcohol to room temperature
Stir with. To this solution, an aqueous sodium hydroxide solution (water
Add 18.9 g of sodium oxide in 200 ml of water)
Added. After the addition is complete, stir at room temperature for 1 hour to complete the reaction
Let To this reaction solution, 40.6 ml of concentrated hydrochloric acid was added dropwise to add acid.
Then, the mixture was extracted with 500 ml of ethyl acetate. This vinegar
The ethyl acid solution is washed with saturated brine, and then vinegar is used under reduced pressure.
Ethyl acid was distilled off. 300m acetonitrile in the residue
l was added to precipitate crystals. The crystals are filtered and dried
After drying, it was recrystallized with 250 ml of acetonitrile. Example
61.5 g (yield: 81.2%) of the indicated coupler C-2
Obtained.
[0098]1HNMR (CDCl3)
60 to 10.40 (br, S, 1H), 8.70 to 8.40 (br, S, 1
H), 7.80-7.57 (m, 4H), 7.36-7.25 (d, 1
H), 7.28-7.10 (m, 3H), 5.97-5.80 (m, 1
H), 5.53 (s, 1H), 3.43 (t, 2H), 2.38
(S, 3H), 1.80-1.50 (m, 5H), 1.38 (s, 9
H), 1.35 to 1.10 (m, 30H), 0.88 (t, 3H).
(Synthesis Example 2)
Synthesis of exemplary coupler C-10
Synthesized according to Scheme B below.
[0100]
Embedded imageSynthesis of Compound J
To 96.7 g (0.214 mol) of compound A with toluene 3
00 ml was added and heated to 90 ° C. with stirring. Salt in this solution
24 ml of thionyl chloride was added dropwise and the mixture was further stirred with heating for 3 hours.
It was. After completion of the reaction, it is cooled to room temperature and dissolved in toluene of Compound J
A liquid was obtained.
Synthesis of Compound K
A toluene solution of Compound J obtained by the above method was added to methanol.
In 220 ml of water at room temperature. After completion of dripping, at room temperature
After stirring for 1 hour, the precipitated crystals were filtered and methanol
Washed with 200 ml of water. The crystals are dried and compound K
90 g (yield: 90.3%) was obtained.
Synthesis of Compound L
65 g of reduced iron, 2 g of ammonium chloride and isopropyl alcohol
Add 200 ml of Lecol, 20 ml of water and 1 ml of acetic acid
And stirred with heating. Compound obtained by the above method in this solution
K 67 g of crystals were added in several portions. Addition finished
Thereafter, the mixture was heated and stirred for 90 minutes to complete the reaction. This solution
Add 200 ml of ethyl acetate to the solution and filter while hot to insoluble
The organism was removed by filtration. Extract the filtrate by adding water to the water
After washing, this ethyl acetate solution was dried over anhydrous magnesium sulfate.
And dried. Ethyl acetate is distilled off under reduced pressure and n
-Hexane was added to precipitate crystals. Filter this crystal
And dried, 53.0 g of compound L (yield: 84.5
%)Obtained.
Synthesis of Compound M
3-chlorosulfonylbenzoic acid chloride 25.0 g
(125 ml) with 125 ml of ethyl acetate
Cool to -15 ° C and stir. To this solution dicyclohexyl
19.0 g (0.105 mol) of ruamine is added dropwise, then
Triethylamine 10.6g (0.105mo
l) was added dropwise. The temperature was kept at -15 to -10 ° C. drop
After completion, the mixture was stirred for 2 hours. After completion of the reaction,
Water was added and extracted with ethyl acetate. This ethyl acetate solution
After washing with water and drying over anhydrous magnesium sulfate,
Ethyl acetate was distilled off to obtain compound M.
Synthesis of Compound N
To 41.6 g (0.096 mol) of the above compound L
Tonitrile 80 ml was added and stirred at room temperature. This solution
In addition, 44.1 g (0.115 of compound M) obtained by the above method was used.
mol) and then 11.0 m (0.1
35 mol) was added dropwise. After dripping is complete, stir for 4 hours at room temperature
Stir to complete the reaction. Extract the reaction with ethyl acetate
did. The ethyl acetate solution is washed with water and anhydrous magnesium sulfate.
Dried with um. The ethyl acetate was concentrated under reduced pressure.
The residue was subjected to silica gel column chromatography (elution
Liquid: n-hexane / ethyl acetate = 3/1)
did. 63.7 g (yield: 85.2%) of compound N was obtained.
It was.
Synthesis of Compound O
63.7 g (0.081 m) of compound N obtained by the above method
ol) is added with 400 ml of methanol and stirred at room temperature.
It was. To this solution was added 16.3 g (0.41) of sodium hydroxide.
mol) was dissolved in 50 ml of water. Attendant
After completion of the addition, the mixture was heated and stirred at 50 to 55 ° C. for 2 hours. End of reaction
After completion, the reaction solution was poured into 3000 ml of water. This solution
While stirring the solution, 43 ml of concentrated hydrochloric acid was added to make it acidic.
As a result, crystals were precipitated. The crystals are filtered and washed with water,
Dried. 60.0 g of compound O (yield: 95.8%)
Obtained.
Synthesis of Compound P
58.0 g (0.754 m) of compound O obtained by the above method
ol), sodium tungstate dihydrate 3 g
300 ml of diol was added and stirred with heating. 3 in this solution
19.8 g of 1% hydrogen peroxide was added dropwise over 1 hour.
After completion of the dropwise addition, the reaction was completed by stirring for 2 hours. This reaction
The solution was poured into 2000 ml of water with stirring. This water soluble
Add 20 g of sodium sulfite to the solution and stir at room temperature for 1 hour
After that, 20 ml of hydrochloric acid was added. Harz-like material is deposited
And extracted with ethyl acetate. This ethyl acetate solution
Separation by Kagel chromatography (eluent: ethyl acetate)
And purified. After concentrating the obtained compound P, the volume
Diluted with toluene to 350 ml.
Synthesis of compound Q
350 ml of the toluene solution of Compound P obtained by the above method
Heated to 75 ° C. and stirred. To this solution thionyl chloride 9.
0 ml (0.125 mol) was added dropwise. After completion of dripping
Stirring was performed at 75 ° C. to 80 ° C. for 2 hours. Compound Q
A ruene solution was obtained.
Synthesis of Exemplary Coupler C-10
Using 30.4 g (0.075 mol) of compound D,
A hydrochloride aqueous solution of Compound E was prepared in the same manner as in Synthesis Example 1.
Obtained. In this solution, 200 ml of ethyl acetate and sodium bicarbonate
65 g of lithium was added. This solution was obtained by the above method
350 ml of intermediate Q in toluene is added dropwise over 1 hour
did. After completion of the dripping, the reaction is completed by stirring for 1 hour at room temperature.
Let The aqueous layer was removed from the reaction solution, and the ethyl acetate solution was added.
Washed with water. This ethyl acetate solution was added to anhydrous magnesium sulfate.
After drying, ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. Residue
Of silica gel column chromatography (eluent: n-
Separation and purification with hexane / ethyl acetate = 3/1). Example
55.0 g (Yield: 74.0) of the indicated coupler C-10
%)Obtained.
[0110]1HNMR (CDCl3)
48 to 11.25 (brs, 1H), 9.33 to 9.08 (brs, 1
H), 7.95-7.57 (m, 4H), 7.46-7.14 (m, 4
H), 5.95-5.76 (m, 1H), 5.43 (s, 1H), 3.
47 (t, 2H), 3.30 to 2.98 (m, 2H), 2.65 to 0.95
(M, 64H), 0.89 (t, 3H).
(Synthesis Example 3)
Synthesis of exemplary coupler C-50
Synthesized according to Reaction Scheme C.
[0112]
Embedded imageSynthesis of Compound R
2-Chloro-5-nitrobenzoic acid ethyl ester 9
1.8 g (0.4 mol), sodium p-toluenesulfinate
Thorium tetrahydrate to 130.1 g (0.52 mol)
Add 300 ml of N, N-dimethylacetamide to add 40
Heated to ~ 60 ° C and stirred. Stir for 3 hours
Then, this reaction solution was dropped into 600 ml of water while stirring.
did. The aqueous solution was cooled to 20 ° C. or lower and stirred for 1 hour.
It was. After the precipitated crystals are filtered and washed with methanol
Dried. 118 g (yield: 84.5%) of compound R was obtained.
It was.
Synthesis of Compound S
Reduced iron 120g, ammonium chloride 30g, and water 2
Add 00ml and 600ml isopropanol for 30 minutes
The mixture was heated and stirred for a while. Compound R obtained by the above method was added to this solution.
120 g (0.343 mol) was added in several portions.
After completion of the addition, the reaction was completed by heating and stirring for 1 hour. this
The reaction solution was filtered while hot to remove insolubles. Stir the filtrate
While stirring, 1000 ml of water was added dropwise. Precipitated crystals
Was filtered, washed with water and dried. 100 g of compound S
(Yield: 91.2%).
Synthesis of compound T
100 g of compound S (0.313 mol) obtained by the above method
And 400 ml of pyridine was added to the mixture and stirred at 20 ° C.
4-hexadecyloxybenzenesulfonic acid was added to this solution.
143.6 g (0.344 mol) of chloride in several times
Added in portions. After the addition, stir at room temperature for 2 hours
To complete the reaction. To this reaction solution, ethyl acetate 600
ml, water 600ml, then concentrated hydrochloric acid 430ml
Was dripped. Let this solution stand to remove the lower aqueous layer.
It was. This ethyl acetate solution is washed with saturated brine and anhydrous
After drying with magnesium acid, reduce the ethyl acetate solution.
Concentrated under pressure. Silica gel column chromatogram
Fee (eluent: n-hexane / ethyl acetate = 2/1)
Separated and purified. 175 g of oily compound T (yield
Rate: 80.0%).
Synthesis of Compound U
Stir 38 g of potassium hydroxide in 250 ml of methanol.
Add and dissolve. This solution was obtained by the above method
100 g (0.143 mol) of Compound T at 20 ° C. or lower
Added. This solution was heated and stirred for 1 hour. End of reaction
After cooling to room temperature, water 600ml and ethyl acetate 600m
l was added. Next, 60 ml of concentrated hydrochloric acid was added dropwise. this
Remove the lower aqueous layer of the solution and wash the ethyl acetate solution with water.
It was. This ethyl acetate solution is dried over anhydrous magnesium sulfate
And concentrated under reduced pressure. 80 oily compound U
g (yield: 83.0%) was obtained.
Synthesis of Compound V
To 80 g (0.12 mol) of Compound U obtained by the above method
Acetonitrile 400ml was added and it heat-stirred. this
26 ml of thionyl chloride was added dropwise to the solution. After completion of dripping
The reaction was completed by heating and stirring for 2 hours. 2
Crystals deposited upon cooling to 0 ° C. or lower were filtered. This crystal
Was washed with acetonitrile to obtain Compound V. This
Compound V was used in the next step.
Synthesis of exemplary coupler C-50
Containing 0.12 mol of Compound E according to the method of Synthesis Example 1
Prepare ethyl acetate / sodium bicarbonate aqueous solution at room temperature
And stirred. In this solution, the compound V obtained by the above-described method was condensed.
Crystals were added in several portions. Stir for 1 hour after the addition
To complete the reaction. After completion of the reaction, leave this reaction solution
Then, the lower aqueous layer was removed. Wash the ethyl acetate solution with water.
And dried over anhydrous magnesium sulfate, followed by acetic acid under reduced pressure.
Ethyl was distilled off. Silica gel column chromatography
Raffy (eluent: n-hexane / ethyl acetate = 2 /
It was separated and purified in 1). Example coupler C separated and purified
Add 200 ml of acetonitrile to -50 oil.
Crystals were precipitated. The crystals are filtered to produce acetonitrile.
And then dried. Exemplified coupler C-50 6
6 g (yield: 64.3%) was obtained.
(Synthesis Example 4)
Synthesis of exemplary coupler C-1
Synthesis was performed in the same manner as in Synthesis Example 1 above.
1HNMR (CDCl3)
11.10 to 10.80 (br, s, 1H), 8.50 to 8.30 (br,
s, 1H), 8.27 to 8.06 (br, s, 1H), 7.85
(D, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.27 (s, 1H),
6.15 to 5.92 (br, s, 1H), 5.55 (s, 1H), 3.
43 (t, 2H), 3.0 (s, 3H), 1.83 to 1.53 (m,
5H), 1.50 to 1.10 (m, 39H), 0.89 (t, 3
H).
(Synthesis Example 5)
Synthesis of exemplary coupler C-11
Synthesis was performed according to the same method as in Synthesis Example 2 above.
1HNMR (DMSO d6)
45 (s, 1H), 11.20 (s, 1H), 9.20 (d, 1
H), 8.48 (d, 1H), 8.3 (s, 1H), 8.10
(D, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.79 (d, 1H),
7.64 (dd, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.30 (s, 1
H), 5.63 (s, 1H), 5.49-5.32 (m, 1H), 3.
84-3.64 (br, s, 1H), 3.48-3.35 (br, s,
2H), 1.90 to 1.66 (m, 2H), 1.59 (d, 3H),
1.40 to 1.05 (m, 49H), 0.87 (t, 3H).
(Synthesis Example 6)
Synthesis of exemplary coupler C-23
Synthesis was performed according to the same method as in Synthesis Example 1 above.
1HNMR (CDCl3)
64-10.40 (br, s, 1H), 8.69-8.40 (br,
s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.
33 (s, 1H), 7.15 (s, 2H), 6.90 (d, 1
H), 5.97-5.78 (m, 1H), 5.45 (s, 1H), 4.
17 to 3.96 (m, 2H), 3.50 to 3.30 (m, 2H), 3.0
~ 2.80 (m, 1H), 1.80-1.58 (m, 5H), 1.35
(S, 9H), 1.32-1.05 (m, 48H), 0.86 (t,
3H).
The coupler of the present invention can be used in various known dispersion methods.
Higher boiling point organic solvent (if necessary
And a low boiling point organic solvent)
Oil-in-water fraction added to silver halide emulsion after being emulsified and dispersed in
The powder method is preferred.
The coupler of the present invention contained in the light-sensitive material.
Amount is 1m in total2Preferably, 0.01 g to 1
0g, more preferably 1m2Per 0.1g to 2g
The 1 × 1 per mole of silver halide in the same emulsion layer
0-3Mol to 1 mol is suitable, preferably 2 × 10
-3Mol ~ 3 × 10-1Is a mole.
In the light-sensitive material of the present invention, the cartridge of the present invention is used.
It is preferred to use compound SR-1 in the same layer as the puller
The substituent of the compound represented by SR-1 is changed
Compound, for example, the t-octyl group of SR-1 is n-octyl
Changed to a group such as ruthel group, n-hexadecyl, or t-butyl group.
The isopropyl group of SR-1, a methyl group, or
A compound changed to an ethyl group or the like can be used in the same manner.
SR-1 is most preferred.
The amount of compound SR-1 used is determined according to the cap of the present invention.
The range of 0.1 mol% to 200 mol% per mol of
Preferably 5 mol% to 100 mol%.
%, More preferably in the range of 5 mol% to 20 mol%
Preferably it is.
Regarding the synthesis of compound SR-1,
No. 45-14034. The halo of the present invention
Various types of silver halide color photographic light-sensitive materials are used depending on the purpose.
Additives can be used.
These additives are more specifically researched.
Disclosure (RD) Item 17643 (19
December 1978), Item 18716 (1979 1)
January), Item 308119 (December 1989)
And the corresponding locations are summarized below.
It was.
[0131]
Additive type RD17643 RD18716 RD308119
1. Chemical sensitizer page 23 page 648 right column page 996
2. Sensitivity enhancer Same as above
3. Spectral sensitizer, 23-24 pages 648 right column-996 right-998 right
Supersensitizer 649 pages, right column
4). Brightener 24 pages 998 right
5). Antifoggant 24-25 pages 649 right column 998 right-1000 right
And stabilizer
6). Light absorber, 25-26 pages, 649 pages, right column-1003 left-1003 right
Filter dye, page 650, left column
UV absorber
7). Stain inhibitor page 25 right column 650 left to right column 1002 right
8). Dye image stabilizer 25 pages 1002 right
9. Hardener page 26 page 651 left column 1004 right to 1005 left
Ten. Binder page 26 Same as above 1003 right to 1004 right
11. Plasticizer, Lubricant 27 pages 650 pages right column 1006 left to 1006 right
12. Application aid, pages 26-27 Same as above 1005 left-1006 left
Surfactant
13. Static page 27 Same as above 1006 right to 1007 left
Inhibitor
14. Matting agent 1008 left to 1009 left
To a silver halide color photographic light-sensitive material that can adopt the present invention
Techniques such as layer arrangement that can be used, silver halide milk
Agents, dye-forming couplers, DIR couplers, etc.
Europe, various additives, and development processing
Patent No. 0565096A1 (October 13, 1993)
Published) and the patents cited therein. Less than
Below is a list of each item and the corresponding description.
1. Layer structure: 61 pages 23-35 lines, 61 pages
41 lines-62 pages, 14 lines
2. Middle layer: 61 pages 36-40 lines,
3. Multilayer effect imparting layer: 62 pages 15-18 lines,
4). Silver halide halogen composition: 62 pages 21-25,
5). Silver halide grain habit: page 62 lines 26-30,
6). Silver halide grain size: 62 pages 31-34,
7). Emulsion production method: 62 pages 35-40 lines,
8). Silver halide grain size distribution: page 62, 41-42
line,
9. Tabular grains: 62 pages 43-46,
Ten. Internal structure of particles: 62 pages 47 lines to 53 lines,
11. Emulsion latent image formation type: 62 pages 54 lines-63 pages 5
line,
12. Emulsion physical ripening / chemical ripening: p. 63, lines 6-9,
13. Mixed use of emulsion: page 63, lines 10-13,
14. Kabaze emulsion: p. 63, lines 14-31,
15. Non-photosensitive emulsion: p. 63, lines 32-43,
16. Amount of coated silver: 63 pages 49-50 lines,
17. Photo additives: Research Disclosure (R
D) Item 17643 (December, 1978), It
em18716 (November 1979) and Item3
07105 (November 1989), below
Each item and its related description are shown in the table below.
[0133]
Type of additive RD17643 RD18716 RD307105
(1) Chemical sensitizer page 23 page 648, right column page 866
(2) Sensitivity increasing agent, right column on page 648
(3) Spectral sensitizer, pages 23 to 24, page 648, right column to pages 866 to 868
Supersensitizer 649 pages, right column
(4) Brightener 24 pages 647 right column 868 pages
(5) Antifogging agent, pages 24 to 25, page 649, right column, pages 868 to 870
Stabilizer
(6) Light absorber, page 25-26, page 649, right column, page 873
Filter dye, page 650, left column
UV absorber
(7) Stain inhibitor page 25 right column 650 left column to right column 872
(8) Dye image stabilizer page 25 page 650 left column page 872
(9) Hardener page 26 page 651 left column pages 874-875
(10) Binder page 26 page 651 left column pages 873-874
(11) Plasticizer, lubricant page 27 page 650 right column page 876
(12) Coating aid, pages 26-27, page 650, right column, pages 875-876
Surfactant
(13) Static 27 pages 650 right column 876-877 pages
Inhibitor
(14) Matting agent 878-879 pages
18. Formaldehyde scavenger: page 64 54-5
7 lines,
19. Mercapto-type antifoggant: page 65, line 1-2,
20. Release agent such as fogging agent: page 65, lines 3-7,
twenty one. Dye: 65 pages 7-10 lines,
twenty two. Color coupler in general: page 65, lines 11-13,
twenty three. Yellow, magenta and cyan couplers: page 65 1
Lines 4-25,
twenty four. Polymer coupler: page 65, lines 26-28,
twenty five. Diffusible dye-forming coupler: page 65, lines 29-31,
26. Colored coupler: 65 pages 32-38 lines,
27. Functional couplers in general: 65 pages 39-44,
28. Bleach accelerator releasing coupler: 65 pages 45-48,
29. Development accelerator releasing coupler: page 65, lines 49-53,
30. Other DIR couplers: page 65 line 54-page 4
line,
31. Coupler dispersion method: page 66, line 5-28,
32. Preservatives and fungicides: 66 pages 29-33,
33. Type of sensitive material: 66 page 34-36,
34. Photosensitive layer thickness and swelling rate: 66 pages 40 lines-67 pages 1
line,
35. Back layer: 67 pages 3-8 lines,
36. Development processing in general: page 67, lines 9-11,
37. Developer and developer: p. 67, lines 12-30,
38. Developer additive: p. 67, lines 31-44,
39. Inversion processing: 67 pages 45-56 lines,
40. Treatment liquid opening ratio: 67 pages 57 lines-68 pages 12 lines,
41. Development time: 68 pages, lines 13-15,
42. Bleach fixing, bleaching, fixing: 68 pages 16 lines-69 pages 31
line,
43. Automatic processor: Page 69, lines 32-40,
44. Washing, rinsing, stabilization: 69 pages 41 lines-70 pages 18
line,
45. Treatment liquid replenishment, reuse: page 70, lines 19-23,
46. Built-in developer sensitive material: page 70, lines 24-33,
47. Development temperature: page 70, lines 34-38,
48. Use for lens-attached film: 70 pages 39-41,
[0134]
EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples.
However, the present invention is not limited by these.
Absent.
Example 1
Preparation of sample 101
On an undercoated cellulose triacetate film support,
Create a color photosensitive material consisting of two layers with the following composition.
Was designated as Sample 101. The number is m2Table of the amount added per unit
The Silver halide is shown in terms of silver amount.
[0136]
First layer: Silver halide emulsion layer
Silver iodobromide monodisperse tabular grain Silver amount 1.00g
Sphere equivalent average particle size 0.3 μm
Coefficient of variation 18%
AgI content 4.0 mol%
Gelatin 3.00g
Comparative coupler A 0.28g
High boiling point organic solvent Oil-1 0.08g
Surfactant W-5 25mg
Second layer: protective layer
2.00 g of gelatin
0.10 g of polymethyl methacrylate (average particle size 2.0 μm)
Surfactant W-1 0.15g
Gelatin hardener H-1 0.15g
Embedded imagePreparation of samples 102 to 119
Table 1 shows the magenta coupler of the first layer of sample 101.
Same as sample 101, except replaced with zeta coupler
Samples 102 to 119 were prepared with the contents of
[0138]
Embedded image(Evaluation of color development / sensitivity) Continuously darkening the sample
The color temperature of 4800 degrees through the wedge with varying degrees
Expose with white light and apply the development process described below to darken the magenta image
The maximum color density (Dmax) was measured. This value is high
The higher the color developability. Sensitivity gives a color density of 0.5
The sensitivity of the sample 101 based on the sensitivity obtained from the reciprocal of the exposure amount
The value is shown as a relative value with respect to 100. The higher the value, the higher
Indicates sensitivity.
(Evaluation of pH dependency of color developer) Example 1
Each sample obtained in step 1 has a continuous concentration change.
And exposed to white light with a color temperature of 4800 degrees through
Development processing was performed and the magenta density was measured. Coloring at this time
The pH of the developer is determined by taking p
Adjust to 2 points of H = 11.6 and 12.1 for processing
It was. The evaluation of pH dependence is based on the treatment at pH = 11.6.
PH = 1 when the exposure dose gives a magenta density of 1.0.
Measure the magenta density in the process of 2.1 and find it using the following formula:
I tried.
(Concentration in treatment at pH 12.1—1.
0) × 100 = Change rate (%)
The smaller the change rate value, the more the color developer pH
It shows that the color density change is small.
(Evaluation of dependency on addition amount of color developing agent)
Each of the above samples was treated with a color developing agent [N-
Ethyl-N (2-methanesulfonamidoethyl) -3-
Methyl-4-aminoaniline, 3/2 sulfate, monohydrate
Adjusted at 2 points of 13.0g and 5.0g per liter
Except that the development processing solution is the same as the development processing solution described later.
After being used and developed, the magenta density was measured. Above
Of color developing agent can process 13.0 g per liter
Color development at an exposure amount giving a magenta density of 1.0
The magenta density in the processing where the amount of the developing agent is 5.0 g
It measured and calculated | required with the following formula.
(Processing of 1.0-color developing agent 5.0 / L)
Density) × 100 = change rate (%)
The smaller the rate of change, the more
It shows that the change in color density is small.
(Evaluation of Yellow Stain) Each of the above samples
Give a white light of 500 lux for 1 second to the following development processing
gave. The obtained sample was placed in an atmosphere of 70 ° C./70% RH.
After 4 weeks of storage, the yellow
The concentration of in was measured. Evaluation is increased yellow density
The value obtained by subtracting the density of the blank from is shown. This value is small
The more yellow stain is generated, the better the image preservation
Are better. The above results are shown in Table 1.
[0145]
[Table 1]
In the following, development processing will be described.
[0147]
(Processing process)
Processing time Time Temperature Tank capacity Replenishment amount
First development 6 minutes 38 ° C 37 liters 2200 milliliters / m2
1st wash 2 minutes 38 ° C 16 liters 4000 ml / m2
Inversion 2 minutes 38 ° C 17 liters 1100 ml / m2
Color development 6 minutes 38 ° C 30 liters 2200 ml / m2
Pre-bleaching 2 minutes 38 ° C 19 liters 1100 ml / m2
Bleaching 6 minutes 38 ° C 30 liters 2200 ml / m2
Fixing 4 minutes 38 ° C 29 liters 1100 ml / m2
2nd washing 4 minutes 38 ° C 35 liters 4000 ml / m2
The composition of each treatment solution was as follows.
[0148]
(First developer) (Tank solution) (Replenisher)
Nitrilo-N, N, N-trimethylenephospho
Acid ・ 5 sodium salt 1.5g 1.5g
Diethylenetriaminepentaacetic acid ・ 5sodium 2.0g 2.0g
salt
Sodium sulfite 30g 30g
Hydroquinone potassium monosulfonate 20g 20g
Potassium carbonate 15g 20g
Potassium bicarbonate 12g 15g
1-phenyl-4-methyl-4-hydroxy
Methyl-3-pyrazolidone 1.5g 2.0g
Potassium bromide 2.5g 1.4g
Potassium thiocyanate 1.2g 1.2g
Potassium iodide 2.0mg ―
Diethylene glycol 13g 15g
Add water 1000ml 1000ml
pH 9.60 9.60
The pH was adjusted with sulfuric acid or potassium hydroxide.
[0149]
(Reversing liquid) (Tank liquid) (Replenisher liquid)
Nitrilo-N, N, N-trimethylene
Phosphonic acid pentasodium salt 3.0g 3.0g
Stannous chloride dihydrate 1.0g 1.0g
p-aminophenol 0.1g 0.1g
Sodium hydroxide 8g 8g
Glacial acetic acid 15ml 15ml
Add water 1000ml 1000ml
pH 6.00 6.0
The pH was adjusted with acetic acid or sodium hydroxide.
[0150]
(Color developer) (Tank solution) (Replenisher)
Nitrilo-N, N, N-trimethylene
Phosphonic acid pentasodium salt 2.0g 2.0g
Sodium sulfite 7.0 g 7.0 g
Trisodium phosphate 12-hydrate 36g 36g
Potassium bromide 1.0 g ―
Potassium iodide 90mg ―
Sodium hydroxide 3.0g 3.0g
Citrazic acid 1.5g 1.5g
N-ethyl-N- (2-methanesulfonic acid
Amidoethyl) -3-methyl-4-amino
Aniline 3/2 sulfate monohydrate 11g 11g
6-dithiaoctane-1,8-diol 1.0 g 1.0 g
Add water 1000ml 1000ml
pH 11.80 12.00
pH adjusted with sulfuric acid or potassium hydroxide
(Bleaching solution) (Tank solution) (Replenisher solution)
Ethylenediaminetetraacetic acid, disodium salt
Dihydrate 2.0g 4.0g
Ethylenediaminetetraacetic acid / Fe (III) / Ann
Monium dihydrate 120g 240g
Potassium bromide 100g 200g
Ammonium nitrate 10g 20g
Add water 1000ml 1000ml
pH 5.70 5.50
The pH was adjusted with nitric acid or sodium hydroxide.
[0151]
(Fixing solution) (tank solution) (replenisher solution)
Ammonium thiosulfate 80g 80g
Sodium sulfite 5.0 g 5.0 g
Sodium bisulfite 5.0g 5.0g
Add water 1000ml 1000ml
pH 6.60 6.60
The pH was adjusted with acetic acid or aqueous ammonia.
[0152]
(Stabilizer) (Tank fluid) (Replenisher)
2-Benzoisothiazoline-3-
ON 0.02g 0.03g
Polyoxyethylene-p-monononyl
Phenyl ether (average degree of polymerization 10) 0.3 g 0.3 g
Polymaleic acid (average molecular weight 2,000) 0.1 g 0.15 g
Add water 1000ml 1000ml
pH 7.0 7.0.
In the above development process, each bath is continuous.
The liquid is circulated and stirred, and on the bottom of each tank,
A foamed tube with a small hole with a diameter of 0.3 mm is provided at 1 cm intervals.
And nitrogen gas was continuously bubbled and stirred.
From the results of Table 1, Sample 1 of Comparative Coupler A
01 and 102 are satisfactory in color development and other performances
However, there is a problem of yellow stain generation in wet heat storage.
The Comparative coupler B, comparative coupler C, and comparative coupler
-D sample 103-107 has yellow stain problem
Satisfactory results have been obtained, but oilless
Low color developability and pH fluctuation of color developer
In addition, color development changes greatly due to variations in the amount of color developing agent.
Ki In contrast, the sample of the present invention satisfies all items.
To achieve the object of the present invention.
It is clear. The coupler of the present invention is 2 equivalents
Samples 116, 117, 118 and 119 are sensitive only
Low sensitivity but other performance is satisfactory
It was.
(Example 2)
Preparation of sample 201
(i) Preparation of triacetyl cellulose film
Triacetylcellulose is dissolved in a conventional solution casting method.
Chloromethane / methanol = 92/8 (mass ratio) and tri
Dissolve acetylcellulose (13% by mass), plasticizer
Riphenyl phosphate and biphenyl diphenyl phosphate
The sulfate is a mass ratio of 2: 1 and the total is triacetyl cell
Vans converted to 14% of roast
It was created by the de method. The thickness of the support after drying is 97 μm
there were.
(Ii) Contents of the undercoat layer
For both sides of the triacetylcellulose film
Undercoat was applied. The numbers are 1.0 liter of undercoat liquid
Represents the mass contained in a file. In addition, both sides before undercoating
Was subjected to corona discharge treatment.
[0157]
Gelatin 10.0g
Salicylic acid 0.5g
Glycerin 4.0g
700 ml of acetone
200 ml of methanol
Dichloromethane 80ml
Formaldehyde 0.1mg
Add water to 1.0 liter.
(Iii) Application of back layer
Apply the back layer shown below on one side of the subbed support.
Clothed.
[0159]
1st layer binder: acid-treated gelatin (isoelectric point 9.0) 1.00 g
Polymer latex: P-2 (average particle size 0.1 μm) 0.13 g
Polymer latex: P-3 (average particle size 0.2 μm) 0.23 g
UV absorber U-1 0.030g
UV absorber U-3 0.010g
UV absorber U-4 0.020g
High boiling point organic solvent Oil-2 0.030g
Surfactant W-1 0.010g
Surfactant W-6 3.0 mg.
[0160]
Second layer Binder: Acid-treated gelatin (isoelectric point 9.0) 3.10 g
Polymer latex: P-3 (average particle size 0.2 μm) 0.11 g
UV absorber U-1 0.030g
UV absorber U-3 0.010g
UV absorber U-4 0.020g
High boiling point organic solvent Oil-2 0.030g
Surfactant W-1 0.010g
Surfactant W-6 3.0mg
Dye D-2 0.10 g
Dye D-10 0.12 g
Potassium sulfate 0.25g
Calcium chloride 0.5mg
Sodium hydroxide 0.03g.
[0161]
Third layer binder: acid-treated gelatin (isoelectric point 9.0) 3.30 g
Surfactant W-1 0.020g
Potassium sulfate 0.30g
Sodium hydroxide 0.03g
Fourth layer Binder: Lime-treated gelatin (isoelectric point 5.4) 1.15 g
1: 9 copolymer of methacrylic acid and methyl methacrylate
(Average particle size 2.0 μm) 0.040 g
6: 4 copolymer of methacrylic acid and methyl methacrylate
(Average particle size 2.0 μm) 0.030 g
Surfactant W-1 0.060g
Surfactant W-2 7.0mg
Curing agent H-1 0.23 g.
(Iv) Coating of photosensitive emulsion layer
On the side opposite to the side where the back layer is applied, the photosensitive milk shown below
An agent layer was applied to obtain a sample 201. The number is m2near
Represents the amount added. The effect of the added compound is
There is no limit.
[0163]
First layer: Antihalation layer
0.25 g of black colloidal silver
Gelatin 2.40g
UV absorber U-1 0.15g
UV absorber U-3 0.15g
UV absorber U-4 0.10g
UV absorber U-5 0.10g
High-boiling organic solvent Oil-1 0.10g
High-boiling organic solvent Oil-2 0.10g
High boiling point organic solvent Oil-5 0.010g
Dye D-4 1.0mg
Dye D-8 2.5mg
0.05 g microcrystalline solid dispersion of dye E-1.
[0164]
Second layer: Intermediate layer
Gelatin 0.50g
Compound Cpd-A 0.2 mg
Compound Cpd-K 3.0mg
Compound Cpd-M 0.03 g
UV absorber U-6 6.0mg
High boiling point organic solvent Oil-3 0.010g
High boiling point organic solvent Oil-4 0.010g
High boiling point organic solvent Oil-7 2.0mg
Dye D-7 4.0 mg.
[0165]
Third layer: Middle layer
0.02g yellow colloidal silver
Silver iodobromide emulsion whose surface and interior are covered in advance
(Cubic grains, average silver iodide content 1 mol%, sphere equivalent average grain size 0.06 μm)
0.01g of silver
Gelatin 0.6g
Compound Cpd-D 0.02 g
High boiling point organic solvent Oil-3 0.01 g.
[0166]
Fourth layer: low-sensitivity red-sensitive emulsion layer
Emulsion A Silver amount 0.10g
Emulsion B Silver amount 0.15g
Emulsion C Silver amount 0.15g
Gelatin 0.80g
Coupler Cp-1 0.15g
Coupler Cp-2 7.0mg
Coupler Cp-6 3.0mg
Coupler Cp-7 2.0mg
UV absorber U-3 0.010g
Compound Cpd-I 0.020 g
Compound Cpd-D 3.0mg
Compound Cpd-J 2.0mg
High boiling point organic solvent Oil-10 0.030g
Additive P-1 5.0 mg.
[0167]
Layer 5: Medium sensitivity red-sensitive emulsion layer
Emulsion C Silver amount 0.15g
Emulsion D Silver amount 0.15g
Gelatin 0.70g
Coupler Cp-1 0.15g
Coupler Cp-2 7.0mg
Coupler Cp-6 3.0mg
Compound Cpd-D 3.0mg
UV absorber U-3 0.010g
High boiling point organic solvent Oil-10 0.030g
Additive P-1 7.0 mg.
[0168]
Layer 6: High sensitivity red sensitive emulsion layer
Emulsion E Silver amount 0.15g
Emulsion F Silver amount 0.20g
Gelatin 1.50g
Coupler Cp-1 0.60g
Coupler Cp-2 0.015g
Coupler Cp-3 0.030g
Coupler Cp-6 5.0mg
UV absorber U-1 0.010g
UV absorber U-2 0.010g
High boiling point organic solvent Oil-6 0.030g
High-boiling organic solvent Oil-9 0.020g
High boiling point organic solvent Oil-10 0.050 g
Compound Cpd-D 5.0 mg
Compound Cpd-K 1.0 mg
Compound Cpd-F 0.030 g
Additive P-1 0.010 g
Additive P-4 0.030 g.
[0169]
Layer 7: Intermediate layer
Gelatin 0.70g
Additive P-2 0.10 g
Dye D-5 0.020g
Dye D-9 6.0 mg
Compound Cpd-I 0.010 g
Compound Cpd-M 0.040 g
Compound Cpd-O 3.0mg
Compound Cpd-P 5.0 mg
Compound Cpd-S 0.1 g
0.050 g of high boiling point organic solvent Oil-6.
[0170]
8th layer: Middle layer
Yellow colloidal silver Silver amount 0.020g
1.00g gelatin
Additive P-2 0.05g
UV absorber U-1 0.010g
UV absorber U-3 0.010g
Compound Cpd-A 0.050 g
Compound Cpd-D 0.030 g
Compound Cpd-M 0.050 g
Compound Cpd-S 0.1 g
High boiling point organic solvent Oil-3 0.010g
0.050 g of high boiling point organic solvent Oil-6.
[0171]
Ninth layer: Low-sensitivity green-sensitive emulsion layer
Emulsion G Silver amount 0.25g
Emulsion H Silver amount 0.30g
Emulsion I Silver amount 0.25g
Gelatin 1.30g
Comparative coupler A 0.13g
Coupler Cp-8 0.01g
Compound Cpd-A 5.0 mg
Compound Cpd-B 0.030 g
Compound Cpd-D 5.0 mg
Compound Cpd-G 2.5mg
Compound Cpd-F 0.010 g
Compound Cpd-K 2.0 mg
Compound Cpd-R 0.02 g
UV absorber U-6 5.0mg
High boiling point organic solvent Oil-2 0.04g
Additive P-1 5.0 mg.
[0172]
10th layer: Medium sensitivity green sensitive emulsion layer
Emulsion I Silver amount 0.30g
Emulsion J Silver amount 0.30g
Internally coated silver bromide emulsion
(Cubic particles, sphere equivalent average particle size 0.11 μm)
Silver amount 3.0mg
Gelatin 0.70g
Comparative coupler A 0.20g
Coupler Cp-8 0.02g
Compound Cpd-A 5.0 mg
Compound Cpd-B 0.030 g
Compound Cpd-F 0.010 g
Compound Cpd-G 2.0 mg
Compound Cpd-R 0.04 g
High boiling point organic solvent Oil-2 0.04g
0.02 g of high boiling point organic solvent Oil-9.
[0173]
Layer 11: High-sensitivity green-sensitive emulsion layer
Emulsion K Silver amount 0.40g
Gelatin 0.80g
Comparative coupler A 0.65g
Coupler Cp-8 0.06g
Compound Cpd-A 5.0 mg
Compound Cpd-B 0.030 g
Compound Cpd-F 0.010 g
Compound Cpd-R 0.065 g
High-boiling organic solvent Oil-2 0.15g
0.050 g of high boiling point organic solvent Oil-9.
[0174]
12th layer: Yellow filter layer
Yellow colloidal silver Silver amount 0.010g
Gelatin 1.0g
Compound Cpd-C 0.010 g
Compound Cpd-M 0.10 g
Compound Cpd-S 0.15 g
High-boiling organic solvent Oil-1 0.020g
High boiling point organic solvent Oil-6 0.10g
0.20 g of a microcrystalline solid dispersion of dye E-2.
[0175]
13th layer: Intermediate layer
Gelatin 0.40g
Compound Cpd-Q 0.20 g.
[0176]
14th layer: Low sensitivity blue-sensitive emulsion layer
Emulsion L Silver amount 0.15g
Emulsion M Silver amount 0.20g
Emulsion N Silver amount 0.10g
Gelatin 0.80g
Coupler Cp-4 0.020g
Coupler Cp-5 0.30g
Coupler Cp-6 5.0mg
Compound Cpd-B 0.10 g
Compound Cpd-I 8.0mg
Compound Cpd-K 1.0 mg
Compound Cpd-M 0.010 g
UV absorber U-6 0.010g
0.010 g of high boiling point organic solvent Oil-2.
[0177]
15th layer: Medium sensitivity blue-sensitive emulsion layer
Emulsion N Silver amount 0.20g
Emulsion O Silver amount 0.20g
Internally coated silver bromide emulsion
(Cubic particles, sphere equivalent average particle size 0.11 μm)
Silver amount 3.0mg
Gelatin 0.80g
Coupler Cp-4 0.020g
Coupler Cp-5 0.25g
Coupler Cp-6 0.010g
Compound Cpd-B 0.10 g
Compound Cpd-N 2.0 mg
0.010 g of high boiling point organic solvent Oil-2.
[0178]
16th layer: High sensitivity blue-sensitive emulsion layer
Emulsion P Silver amount 0.20g
Emulsion Q Silver amount 0.25g
2.00 g of gelatin
Coupler Cp-3 5.0mg
Coupler Cp-4 0.10g
Coupler Cp-5 1.00g
Coupler Cp-6 0.020g
High-boiling organic solvent Oil-2 0.10g
High boiling point organic solvent Oil-3 0.020g
UV absorber U-6 0.10g
Compound Cpd-B 0.20 g
Compound Cpd-N 5.0 mg.
[0179]
17th layer: 1st protective layer
1.00g gelatin
UV absorber U-1 0.15g
UV absorber U-2 0.050 g
UV absorber U-5 0.20g
Compound Cpd-O 5.0 mg
Compound Cpd-A 0.030 g
Compound Cpd-H 0.20 g
Dye D-1 8.0mg
Dye D-2 0.010g
Dye D-3 0.010 g
0.10 g of high boiling point organic solvent Oil-3.
[0180]
18th layer: 2nd protective layer
Colloidal silver Silver amount 2.5mg
Fine grain silver iodobromide emulsion
(Silver iodide content 1 mol%, sphere equivalent average particle size 0.06 μm)
Silver amount 0.10g
Gelatin 0.80g
UV absorber U-1 0.030g
UV absorber U-6 0.030g
High boiling point organic solvent Oil-3 0.010 g.
[0181]
19th layer: 3rd protective layer
1.00g gelatin
0.10 g of polymethyl methacrylate (average particle size 1.5 μm)
6: 4 copolymer of methyl methacrylate and methacrylic acid
(Average particle size 1.5 μm) 0.15 g
Silicone oil SO-1 0.20g
Surfactant W-3 3.0mg
Surfactant W-2 8.0mg
Surfactant W-1 0.040g
Surfactant W-7 0.015 g.
In addition to the above composition, all emulsion layers have
Additives F-1 to F-9 were added. Furthermore, each layer has the above
In addition to the composition, gelatin hardener H-1 and for coating and emulsification
Surfactants W-1, W-4, W-5, and W-6
It was. Furthermore, phenol, 1,2-
Benzisothiazoline-3-one, 2-phenoxyeta
Nord, phenethyl alcohol, p-butyl benzoate
Stealth was added.
[0183]
[Table 2]
[0184]
[Table 3][0185]
[Table 4]
[0186]
[Table 5][0187]
Embedded image[0188]
Embedded image
[0189]
Embedded image[0190]
Embedded image[0191]
Embedded image[0192]
Embedded image[0193]
Embedded image
[0194]
Embedded image[0195]
Embedded image[0196]
Embedded image[0197]
Embedded image[0198]
Embedded image[0199]
Embedded image[0200]
Embedded imagePreparation of microcrystalline solid dispersion of organic solid disperse dye
Made
(Preparation of microcrystalline solid dispersion of dye E-1)
Wet cake (contains 270g as the net amount of E-1)
In addition, BASF Pluronic F88 (ethylene oxide)
Sid-propylene oxide block copolymer) 100
g and water were added and stirred to 4000 g. Next, eye
Ultra Viscomill (UVM-2) manufactured by Mex Corporation
1700m of zirconia beads with an average particle size of 0.5mm
l and discharged through the slurry at a peripheral speed of 10 m / sec.
Milled for 2 hours at an amount of 0.5 l / min. Filter the beads
After adding water and diluting to a dye concentration of 3%, stable
Heated at 90 ° C. for 10 hours for conversion. Obtained fine dye
The average particle size of the particles is 0.30 μm, and the particle size distribution is wide.
(Particle size standard deviation × 100 / average particle size) was 20%.
It was.
(Preparation of microcrystalline solid dispersion of dye E-2)
1400g of E-2 wet cake containing 30% water
270 g of water and W-4 were added to the mixture and stirred to obtain an E-2 concentration of 4
The slurry was 0% by mass. Next, crusher, Imex
Average grain in Ultraviscomil (UVM-2)
Filled with 1700 ml of 0.5 mm zirconia beads
The peripheral speed is 10 m / sec through the slurry, and the discharge amount is 0.5.
E-2 grind for 8 hours and disperse E-2 solid fine particles
I got a thing. Diluted to 20% by mass with ion-exchanged water
Thus, a microcrystalline solid dispersion was obtained. Average particle size is 0.15 μm
Met.
Preparation of samples 202 to 216
The 9th to 11th layers of green sensitive milk in the sample 201
The test was carried out by changing the coupler of the agent layer in equimolar amounts as shown in Table 4.
Fees 202-210 were created. Samples 201 and 20
2, 204, 205, 208 and the ninth layer of the sample 209
Except for removing Cpd-R (SR-1) in the 11th layer
Materials 201, 202, 204, 205, 208 and Sample 2
Samples 211 to 216 were prepared in the same manner as 09
It was.
[0204]
[Table 6]
Samples 202 to 21 obtained in this way
Example 1 Evaluation of Color Development / Sensitivity of No. 6 and Yellow Stain
The same method was used. In Example 2, the cyan density,
Maximum color density for magenta and yellow color image densities
Concentration and sensitivity were determined. The results are shown in Table 5.
[0206]
[Table 7]
From the results shown in Table 5, Comparative Coupler A
Sample 201 had a high color density as in Example 1,
Many yellow stains occur in a humid heat atmosphere.
Similarly, samples 202 to 203 of comparative coupler C are
The highest color density in Illes is low, cyan and yellow
The color density is not well balanced, causing color changes.
I understand that In contrast, samples 205 to 21 of the present invention.
0 has no such problem and has achieved the object of the present invention.
The In the sample 208 of the present invention, the sensitivity of the magenta image is slightly higher.
Sample 2 has a low color shift from other color images.
Use of 10 can suppress the color shift
understood.
In addition to this, as in Example 1, the color developer was changed.
Evaluate pH dependency and color developer addition amount dependency.
As in Example 1, the samples 205 to 21 of the present invention were used.
0 was an excellent effect.
In addition, Cpd-R (S
In samples 211 to 216 from which R-1) has been removed, corresponding
In all cases, yellow stain increased.
Cpd-R (SR-1) suppresses yellow stain
I found out that
フロントページの続き (72)発明者 福澤 裕 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H016 AA00 BE03 BF06 BG02 Continued front page (72) Inventor Hiroshi Fukuzawa 210 Nakanuma, Minamiashigara City, Kanagawa Prefecture Fuji Photo Within Film Co., Ltd. F-term (reference) 2H016 AA00 BE03 BF06 BG02
Claims (1)
少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀
カラー写真感光材料。 【化1】 式中、R1は水素原子又は置換基を表し、R2は下記一
般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表される
基、もしくは少なくとも一個の下記一般式(2)、一般
式(3)又は一般式(4)で表される基で置換されてい
る置換基を表す。Xは水素原子又はカラー発色現像主薬
の酸化体との反応において離脱し得る基を表す。 【化2】 式中、(EWG1)はハメット置換基定数のシグマパラ
値が0.4以上の基を表し、R3はアルキル基、アリー
ル基又はヘテロ環基を表す。R4は置換基を表し、mは
0〜3の整数を表す。(EWG2)はハメット置換基定
数のシグマパラ値が0.4以上の基であり、且つ2価の
連結基となり得る基を表す。nは0〜4の整数を表し、
*は一般式(1)で表されるピラゾロトリアゾール骨格
に直接、又は連結基を介して結合する位置を表す。What is claimed is: 1. A silver halide color photographic material comprising at least one coupler represented by the following general formula (1): [Chemical 1] In the formula, R 1 represents a hydrogen atom or a substituent, and R 2 represents a group represented by the following general formula (2), general formula (3) or general formula (4), or at least one of the following general formula (2 ), A substituent substituted with the group represented by the general formula (3) or the general formula (4). X represents a group capable of leaving in the reaction with a hydrogen atom or an oxidized form of a color color developing agent. [Chemical 2] In the formula, (EWG1) represents a group having a Hammett substituent constant having a sigma para value of 0.4 or more, and R 3 represents an alkyl group, an aryl group, or a heterocyclic group. R 4 represents a substituent, and m represents an integer of 0 to 3. (EWG2) represents a group having a Hammett substituent constant having a sigma para value of 0.4 or more and can be a divalent linking group. n represents an integer of 0 to 4,
* Represents a position bonded to the pyrazolotriazole skeleton represented by the general formula (1) directly or via a linking group.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024809A JP2003228156A (en) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | Silver halide color photographic sensitive material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024809A JP2003228156A (en) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | Silver halide color photographic sensitive material |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003228156A true JP2003228156A (en) | 2003-08-15 |
Family
ID=27747144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002024809A Pending JP2003228156A (en) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | Silver halide color photographic sensitive material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003228156A (en) |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002024809A patent/JP2003228156A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63264753A (en) | Pyrazoloazole type coupler, color photographic sensitive material and method for processing same | |
JPS6153644A (en) | Silver halide color photosensitive material | |
EP0704758B1 (en) | Silver halide color photographic material | |
JPH04338945A (en) | Silver halide color photographic sensitive material | |
JPS62209457A (en) | Color image forming method | |
US4892809A (en) | Silver halide photographic materials | |
JP2003228156A (en) | Silver halide color photographic sensitive material | |
EP0558146B1 (en) | Photographic material and process comprising a pyrazolotriazole coupler | |
EP0558144B1 (en) | Photographic material and process comprising a pyrazolotriazole coupler | |
JPH0616160B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material | |
JP4253180B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material | |
JPH03140952A (en) | Silver halide photographic sensitive material having excellent formalin resistance | |
JPS6298352A (en) | Silver halide color photographic sensitive material | |
JPH08146575A (en) | Silver halide color photosensitive material | |
JP3310044B2 (en) | Pyrazolotriazole coupler, photographic element and dye image forming method | |
JP4060674B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material | |
JP3138109B2 (en) | Silver halide photosensitive material | |
JP3138108B2 (en) | Silver halide photosensitive material | |
JPH068952B2 (en) | Color image forming method | |
JP3431359B2 (en) | Silver halide color photographic materials | |
JP2776587B2 (en) | Photo elements | |
JP3999500B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material | |
JP3659359B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material | |
JPH10282616A (en) | Silver halide photographic sensitive material | |
JPH06100802B2 (en) | Silver halide color photographic light-sensitive material |