JP2003224498A - 回線特性測定装置 - Google Patents
回線特性測定装置Info
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- JP2003224498A JP2003224498A JP2002021270A JP2002021270A JP2003224498A JP 2003224498 A JP2003224498 A JP 2003224498A JP 2002021270 A JP2002021270 A JP 2002021270A JP 2002021270 A JP2002021270 A JP 2002021270A JP 2003224498 A JP2003224498 A JP 2003224498A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定特性に基づき回線モデルを推定して表示
し、障害要因排除等の後の回線特性を推定して表示する
ことが可能な回線特性測定装置を実現する。 【解決手段】 通信回線の回線特性測定装置において、
被測定回線の出力先を切り替える切替手段と、この切替
手段の複数の出力がそれぞれ接続され各種回線特性を測
定する複数の測定手段と、切替手段及び複数の測定手段
を制御する制御手段と、表示手段と、複数の測定手段が
測定した各種回線特性に基づき回線モデルを推定して表
示手段に描画させる解析手段とを設ける。
し、障害要因排除等の後の回線特性を推定して表示する
ことが可能な回線特性測定装置を実現する。 【解決手段】 通信回線の回線特性測定装置において、
被測定回線の出力先を切り替える切替手段と、この切替
手段の複数の出力がそれぞれ接続され各種回線特性を測
定する複数の測定手段と、切替手段及び複数の測定手段
を制御する制御手段と、表示手段と、複数の測定手段が
測定した各種回線特性に基づき回線モデルを推定して表
示手段に描画させる解析手段とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速ディジタルデ
ータを通信する電話回線等の通信回線の回線特性測定装
置に関し、特に回線モデルを表示し、障害要因排除後の
回線特性を表示することが可能な回線特性測定装置に関
する。
ータを通信する電話回線等の通信回線の回線特性測定装
置に関し、特に回線モデルを表示し、障害要因排除後の
回線特性を表示することが可能な回線特性測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話回線等の通信回線では減衰特
性、ノイズ特性、TDR(Time Domain Reflectomete
r:時間領域反射法、以下、TDRと呼ぶ。)、特性イ
ンピーダンス、回線抵抗、回線容量、ループバック抵抗
等の伝送特性の測定を行う。
性、ノイズ特性、TDR(Time Domain Reflectomete
r:時間領域反射法、以下、TDRと呼ぶ。)、特性イ
ンピーダンス、回線抵抗、回線容量、ループバック抵抗
等の伝送特性の測定を行う。
【0003】図21はこのような従来の回線特性測定装
置の一例を示す構成ブロック図である。図21において
1は測定対象である被測定回線、2は切替手段、3,4
及び5は減衰特性、ノイズ特性、TDR、特性インピー
ダンス、回線抵抗、回線容量、ループバック抵抗等の各
種回線特性を測定する測定手段、6は制御手段、7はC
RT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal D
isplay)等の表示手段である。
置の一例を示す構成ブロック図である。図21において
1は測定対象である被測定回線、2は切替手段、3,4
及び5は減衰特性、ノイズ特性、TDR、特性インピー
ダンス、回線抵抗、回線容量、ループバック抵抗等の各
種回線特性を測定する測定手段、6は制御手段、7はC
RT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal D
isplay)等の表示手段である。
【0004】被測定回線1の出力は切替手段2に接続さ
れ、切替手段2の複数の出力が測定手段3,4及び5に
それぞれ接続される。測定手段3,4及び5の出力は表
示手段7にそれぞれ接続される。
れ、切替手段2の複数の出力が測定手段3,4及び5に
それぞれ接続される。測定手段3,4及び5の出力は表
示手段7にそれぞれ接続される。
【0005】また、制御手段6の制御出力が切替手段
2,測定手段3,4及び5の制御入力端子にそれぞれ接
続される。
2,測定手段3,4及び5の制御入力端子にそれぞれ接
続される。
【0006】ここで、図21に示す従来例の動作を図2
2、図23及び図24を用いて説明する。図22は表示
手段7での減衰特性の表示例を示す特性曲線図、図23
は表示手段7での特性インピーダンスの表示例を示す特
性曲線図、図24は表示手段7でのTDRの表示例を示
す特性曲線図である。
2、図23及び図24を用いて説明する。図22は表示
手段7での減衰特性の表示例を示す特性曲線図、図23
は表示手段7での特性インピーダンスの表示例を示す特
性曲線図、図24は表示手段7でのTDRの表示例を示
す特性曲線図である。
【0007】制御手段6は切替手段2を制御して被測定
回線1の出力を適宜切り替えて各種測定手段3,4若し
くは測定手段5に入力すると共に測定手段3〜測定手段
5を制御して各種特性曲線を表示手段7に表示させる。
回線1の出力を適宜切り替えて各種測定手段3,4若し
くは測定手段5に入力すると共に測定手段3〜測定手段
5を制御して各種特性曲線を表示手段7に表示させる。
【0008】例えば、測定手段3が減衰特性の測定手段
であれば、表示手段7には図22中”CH01”に示す
ような減衰特性曲線が表示される。
であれば、表示手段7には図22中”CH01”に示す
ような減衰特性曲線が表示される。
【0009】例えば、同様に測定手段4及び5が特性イ
ンピーダンス及びTDRの測定手段であれば、表示手段
7には図23中”CH11”に示すような特性インピー
ダンス特性が表示され、図24中”CH21”に示すよ
うなTDRの測定波形が表示される。
ンピーダンス及びTDRの測定手段であれば、表示手段
7には図23中”CH11”に示すような特性インピー
ダンス特性が表示され、図24中”CH21”に示すよ
うなTDRの測定波形が表示される。
【0010】この結果、制御手段6により各種測定手段
を適宜切り替えて必要とする回線の特性を測定し、表示
手段7に測定された各種回線特性を表示させることによ
り、エンジニアは表示された各種回線特性に基づき被測
定回線1の状況を把握することが可能になる。
を適宜切り替えて必要とする回線の特性を測定し、表示
手段7に測定された各種回線特性を表示させることによ
り、エンジニアは表示された各種回線特性に基づき被測
定回線1の状況を把握することが可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図21に示す
従来例では図22〜図24に示すように個々の回線特性
がそのまま表示手段7に表示されるため、被測定回線1
の特性を理解しているエンジニアでなければ回線の状況
を十分に把握することは困難であると言った問題点があ
った。
従来例では図22〜図24に示すように個々の回線特性
がそのまま表示手段7に表示されるため、被測定回線1
の特性を理解しているエンジニアでなければ回線の状況
を十分に把握することは困難であると言った問題点があ
った。
【0012】また、優秀なエンジニアであれば1つの回
線特性からでは当該回線の状況は判断できるものの、原
因の特定は困難であると言った問題点があった。
線特性からでは当該回線の状況は判断できるものの、原
因の特定は困難であると言った問題点があった。
【0013】例えば、TDR波形からインピーダンスの
変化ポイントの場所は把握できるものの、当該インピー
ダンスの変化が、ブリッジタップの影響によるものか、
避雷器によるものか、POTS(電話器:Plain Old Te
lephone System:以下、単にPOTSと呼ぶ。)スプリ
ッタによるものか、手捻り接続点であるのかの判断はで
きない。従って本発明が解決しようとする課題は、測定
特性に基づき回線モデルを推定して表示し、障害要因排
除等の後の回線特性を推定して表示することが可能な回
線特性測定装置を実現することにある。
変化ポイントの場所は把握できるものの、当該インピー
ダンスの変化が、ブリッジタップの影響によるものか、
避雷器によるものか、POTS(電話器:Plain Old Te
lephone System:以下、単にPOTSと呼ぶ。)スプリ
ッタによるものか、手捻り接続点であるのかの判断はで
きない。従って本発明が解決しようとする課題は、測定
特性に基づき回線モデルを推定して表示し、障害要因排
除等の後の回線特性を推定して表示することが可能な回
線特性測定装置を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、通信回
線の回線特性測定装置において、被測定回線の出力先を
切り替える切替手段と、この切替手段の複数の出力がそ
れぞれ接続され各種回線特性を測定する複数の測定手段
と、前記切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制
御手段と、表示手段と、複数の前記測定手段が測定した
各種回線特性に基づき回線モデルを推定して前記表示手
段に描画させる解析手段とを備えたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、通信回
線の回線特性測定装置において、被測定回線の出力先を
切り替える切替手段と、この切替手段の複数の出力がそ
れぞれ接続され各種回線特性を測定する複数の測定手段
と、前記切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制
御手段と、表示手段と、複数の前記測定手段が測定した
各種回線特性に基づき回線モデルを推定して前記表示手
段に描画させる解析手段とを備えたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明である回線特性測定装置において、前記解析手段が、
複数の前記測定手段から印加された回線抵抗に基づき前
記被測定回線の回線長を特定する回線長特定手段と、得
られた回線長を用いて回線モデルを推定して描画する回
線モデル描画手段とから構成されたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
明である回線特性測定装置において、前記解析手段が、
複数の前記測定手段から印加された回線抵抗に基づき前
記被測定回線の回線長を特定する回線長特定手段と、得
られた回線長を用いて回線モデルを推定して描画する回
線モデル描画手段とから構成されたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明である回線特性測定装置において、前記解析手段が、
複数の前記測定手段から印加された各種回線特性に基づ
き前記被測定回線のブリッジタップの有無を判断し、ブ
リッジタップが存在する場合にはブリッジタップ長さ及
びブリッジタップ位置を求めるブリッジタップ検出特定
手段と、得られた前記ブリッジタップ長及び前記ブリッ
ジタップ位置を用いて回線モデルを推定して描画する回
線モデル描画手段とから構成されたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
明である回線特性測定装置において、前記解析手段が、
複数の前記測定手段から印加された各種回線特性に基づ
き前記被測定回線のブリッジタップの有無を判断し、ブ
リッジタップが存在する場合にはブリッジタップ長さ及
びブリッジタップ位置を求めるブリッジタップ検出特定
手段と、得られた前記ブリッジタップ長及び前記ブリッ
ジタップ位置を用いて回線モデルを推定して描画する回
線モデル描画手段とから構成されたことにより、測定特
性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能に
なり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精
度良く容易に把握することが可能になる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
回線抵抗及び回線容量に基づく2つの回線長が等しくな
ければ前記被測定回線上にブリッジタップが存在すると
判断し、前記2つの回線長の差分から前記ブリッジタッ
プ長を求めることにより、測定特性に基づき回線モデル
を推定して表示することが可能になり、回線の特性に精
通していなくても回線の状態を精度良く容易に把握する
ことが可能になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
回線抵抗及び回線容量に基づく2つの回線長が等しくな
ければ前記被測定回線上にブリッジタップが存在すると
判断し、前記2つの回線長の差分から前記ブリッジタッ
プ長を求めることにより、測定特性に基づき回線モデル
を推定して表示することが可能になり、回線の特性に精
通していなくても回線の状態を精度良く容易に把握する
ことが可能になる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
減衰特性に窪みが存在する場合に前記被測定回線上のブ
リッジタップが存在すると判断し、1回目に現れた共振
による前記窪みの周波数から前記ブリッジタップ長を求
めることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定し
て表示することが可能になり、回線の特性に精通してい
なくても回線の状態を精度良く容易に把握することが可
能になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
減衰特性に窪みが存在する場合に前記被測定回線上のブ
リッジタップが存在すると判断し、1回目に現れた共振
による前記窪みの周波数から前記ブリッジタップ長を求
めることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定し
て表示することが可能になり、回線の特性に精通してい
なくても回線の状態を精度良く容易に把握することが可
能になる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
減衰特性に窪みが存在する場合に前記被測定回線上のブ
リッジタップが存在すると判断し、共振による前記窪み
の周波数間隔の平均値から前記ブリッジタップ長を求め
ることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定して
表示することが可能になり、回線の特性に精通していな
くても回線の状態を精度良く容易に把握することが可能
になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加された
減衰特性に窪みが存在する場合に前記被測定回線上のブ
リッジタップが存在すると判断し、共振による前記窪み
の周波数間隔の平均値から前記ブリッジタップ長を求め
ることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定して
表示することが可能になり、回線の特性に精通していな
くても回線の状態を精度良く容易に把握することが可能
になる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項3記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、時間領域反射法を用いてブリッジタ
ップが前記被測定回線上に存在するか否かを判断し、前
記ブリッジタップ長及び前記ブリッジタップ位置を求め
ることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定して
表示することが可能になり、回線の特性に精通していな
くても回線の状態を精度良く容易に把握することが可能
になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、時間領域反射法を用いてブリッジタ
ップが前記被測定回線上に存在するか否かを判断し、前
記ブリッジタップ長及び前記ブリッジタップ位置を求め
ることにより、測定特性に基づき回線モデルを推定して
表示することが可能になり、回線の特性に精通していな
くても回線の状態を精度良く容易に把握することが可能
になる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、反射波が入射パルスの逆極性として
検出された場合にブリッジタップが前記被測定回線上に
存在すると判断し、前記反射波の位置から前記ブリッジ
タップ位置を求めることにより、測定特性に基づき回線
モデルを推定して表示することが可能になり、回線の特
性に精通していなくても回線の状態を精度良く容易に把
握することが可能になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、反射波が入射パルスの逆極性として
検出された場合にブリッジタップが前記被測定回線上に
存在すると判断し、前記反射波の位置から前記ブリッジ
タップ位置を求めることにより、測定特性に基づき回線
モデルを推定して表示することが可能になり、回線の特
性に精通していなくても回線の状態を精度良く容易に把
握することが可能になる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、前記入射パルスの同極性として検出
された第2の反射波の位置から前記ブリッジタップの遠
端の位置を求め、前記ブリッジタップ位置との差分から
前記ブリッジタップ長を求めることにより、測定特性に
基づき回線モデルを推定して表示することが可能にな
り、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精度
良く容易に把握することが可能になる。
明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタッ
プ検出特定手段が、前記入射パルスの同極性として検出
された第2の反射波の位置から前記ブリッジタップの遠
端の位置を求め、前記ブリッジタップ位置との差分から
前記ブリッジタップ長を求めることにより、測定特性に
基づき回線モデルを推定して表示することが可能にな
り、回線の特性に精通していなくても回線の状態を精度
良く容易に把握することが可能になる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項3記載の
発明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタ
ップ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加され
た特性インピーダンスの共振が低インピーダンス点にお
ける干渉である場合に前記被測定回線上のブリッジタッ
プが存在する可能性があると判断することにより、測定
特性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能
になり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を
精度良く容易に把握することが可能になる。
発明である回線特性測定装置において、前記ブリッジタ
ップ検出特定手段が、複数の前記測定手段から印加され
た特性インピーダンスの共振が低インピーダンス点にお
ける干渉である場合に前記被測定回線上のブリッジタッ
プが存在する可能性があると判断することにより、測定
特性に基づき回線モデルを推定して表示することが可能
になり、回線の特性に精通していなくても回線の状態を
精度良く容易に把握することが可能になる。
【0024】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、複数の前記測定手段から印加されたノイズ特性と予
め登録されているノイズ源のスペクトルのプロファイル
とを対比してノイズ源を推定するノイズ源推定手段と、
推定されたノイズ源を用いて回線モデルを推定して描画
する回線モデル描画手段とから構成されたことにより、
測定特性に基づき回線モデルを推定して表示することが
可能になり、回線の特性に精通していなくても回線の状
態を精度良く容易に把握することが可能になる。
発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、複数の前記測定手段から印加されたノイズ特性と予
め登録されているノイズ源のスペクトルのプロファイル
とを対比してノイズ源を推定するノイズ源推定手段と、
推定されたノイズ源を用いて回線モデルを推定して描画
する回線モデル描画手段とから構成されたことにより、
測定特性に基づき回線モデルを推定して表示することが
可能になり、回線の特性に精通していなくても回線の状
態を精度良く容易に把握することが可能になる。
【0025】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、複数の前記測定手段から印加された低周波共振特性
に基づき前記被測定回線上に存在する装荷線輪の個数と
その位置を求める装荷線輪検出特定手段と、求められた
装荷線輪の個数とその位置を用いて回線モデルを推定し
て描画する回線モデル描画手段とから構成されたことに
より、測定特性に基づき回線モデルを推定して表示する
ことが可能になり、回線の特性に精通していなくても回
線の状態を精度良く容易に把握することが可能になる。
発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、複数の前記測定手段から印加された低周波共振特性
に基づき前記被測定回線上に存在する装荷線輪の個数と
その位置を求める装荷線輪検出特定手段と、求められた
装荷線輪の個数とその位置を用いて回線モデルを推定し
て描画する回線モデル描画手段とから構成されたことに
より、測定特性に基づき回線モデルを推定して表示する
ことが可能になり、回線の特性に精通していなくても回
線の状態を精度良く容易に把握することが可能になる。
【0026】請求項13記載の発明は、通信回線の回線
特性測定装置において、被測定回線の出力先を切り替え
る切替手段と、この切替手段の複数の出力がそれぞれ接
続され各種回線特性を測定する複数の測定手段と、前記
切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制御手段
と、表示手段と、複数の前記測定手段が測定した各種回
線特性に基づき障害要因若しくはノイズ源排除後の回線
特性を推定して前記表示手段に描画させる解析手段とを
備えたことにより、測定特性に基づき障害要因排除等の
後の回線特性を推定して表示することが可能になり、障
害要因等排除後の回線特性を把握できるので改善効果を
推定することができる。
特性測定装置において、被測定回線の出力先を切り替え
る切替手段と、この切替手段の複数の出力がそれぞれ接
続され各種回線特性を測定する複数の測定手段と、前記
切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制御手段
と、表示手段と、複数の前記測定手段が測定した各種回
線特性に基づき障害要因若しくはノイズ源排除後の回線
特性を推定して前記表示手段に描画させる解析手段とを
備えたことにより、測定特性に基づき障害要因排除等の
後の回線特性を推定して表示することが可能になり、障
害要因等排除後の回線特性を把握できるので改善効果を
推定することができる。
【0027】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、前記各種回線特性から障害要因に起因するスペクト
ルを除去する特定スペクトル除去手段と、この特定スペ
クトル除去手段から出力されるスペクトルが除去された
特性を逆FFT変換する演算手段と、この演算手段の出
力を理論曲線に加算して障害要因排除後の回線特性を推
定し描画する回線特性描画手段とから構成されたことに
より、測定特性に基づき障害要因排除等の後の回線特性
を推定して表示することが可能になり、障害要因等排除
後の回線特性を把握できるので改善効果を推定すること
ができる。
の発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、前記各種回線特性から障害要因に起因するスペクト
ルを除去する特定スペクトル除去手段と、この特定スペ
クトル除去手段から出力されるスペクトルが除去された
特性を逆FFT変換する演算手段と、この演算手段の出
力を理論曲線に加算して障害要因排除後の回線特性を推
定し描画する回線特性描画手段とから構成されたことに
より、測定特性に基づき障害要因排除等の後の回線特性
を推定して表示することが可能になり、障害要因等排除
後の回線特性を把握できるので改善効果を推定すること
ができる。
【0028】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、前記各種回線特性からノイズ源に起因するノイズの
スペクトルを除去する特定スペクトル除去手段と、前記
スペクトルの近隣周波数でノイズレベルを除去し、ノイ
ズ源排除後の回線特性を推定し描画する回線特性描画手
段とから構成されたことにより、測定特性に基づき障害
要因排除等の後の回線特性を推定して表示することが可
能になり、障害要因等排除後の回線特性を把握できるの
で改善効果を推定することができる。
の発明である回線特性測定装置において、前記解析手段
が、前記各種回線特性からノイズ源に起因するノイズの
スペクトルを除去する特定スペクトル除去手段と、前記
スペクトルの近隣周波数でノイズレベルを除去し、ノイ
ズ源排除後の回線特性を推定し描画する回線特性描画手
段とから構成されたことにより、測定特性に基づき障害
要因排除等の後の回線特性を推定して表示することが可
能になり、障害要因等排除後の回線特性を把握できるの
で改善効果を推定することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る回線特性測定装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。図1において1,
2,3,4,5,6及び7は図21と同一符号を付して
あり、8は解析手段である。
説明する。図1は本発明に係る回線特性測定装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。図1において1,
2,3,4,5,6及び7は図21と同一符号を付して
あり、8は解析手段である。
【0030】被測定回線1の出力は切替手段2に接続さ
れ、切替手段2の複数の出力が測定手段3,4及び5に
それぞれ接続される。測定手段3,4及び5の出力は解
析手段8にそれぞれ接続され、解析手段8の出力が表示
手段7に接続される。
れ、切替手段2の複数の出力が測定手段3,4及び5に
それぞれ接続される。測定手段3,4及び5の出力は解
析手段8にそれぞれ接続され、解析手段8の出力が表示
手段7に接続される。
【0031】また、制御手段6の制御出力が切替手段
2,測定手段3,4及び5の制御入力端子にそれぞれ接
続される。
2,測定手段3,4及び5の制御入力端子にそれぞれ接
続される。
【0032】ここで、図1に示す実施例の概略の動作を
図2を用いて説明する。図2は回線特性測定装置の動作
を説明するフロー図である。
図2を用いて説明する。図2は回線特性測定装置の動作
を説明するフロー図である。
【0033】図2中”S001”において制御手段6は
切替手段2を制御して被測定回線1の出力を適宜切り替
えて各種測定手段3,4若しくは測定手段5に入力する
と共に測定手段3〜測定手段5を制御して各種特性曲線
を解析手段8に出力させる。
切替手段2を制御して被測定回線1の出力を適宜切り替
えて各種測定手段3,4若しくは測定手段5に入力する
と共に測定手段3〜測定手段5を制御して各種特性曲線
を解析手段8に出力させる。
【0034】例えば、測定手段3が減衰特性の測定手段
であれば、減衰特性曲線が解析手段8に対して出力され
る。同様に、測定手段4及び5が特性インピーダンス及
びTDRの測定手段であれば、特性インピーダンス特性
及びTDRの測定波形が解析手段8に対して出力され
る。
であれば、減衰特性曲線が解析手段8に対して出力され
る。同様に、測定手段4及び5が特性インピーダンス及
びTDRの測定手段であれば、特性インピーダンス特性
及びTDRの測定波形が解析手段8に対して出力され
る。
【0035】図2中”S002”において解析手段8は
各種測定結果から被測定回線1の回線モデルを推定して
表示手段7に表示させる。
各種測定結果から被測定回線1の回線モデルを推定して
表示手段7に表示させる。
【0036】例えば、解析手段8は各種測定結果から被
測定回線1のブリッジタップの位置及びその距離等を特
定して回線モデル上に表示したり、或いは、発生してい
るノイズの原因を特定して回線モデル上に表示させたり
する。
測定回線1のブリッジタップの位置及びその距離等を特
定して回線モデル上に表示したり、或いは、発生してい
るノイズの原因を特定して回線モデル上に表示させたり
する。
【0037】図2中”S003”において解析手段8は
ブリッジタップ等の障害要因やノイズ源を排除した後の
回線特性を推定して表示手段7に表示させる。
ブリッジタップ等の障害要因やノイズ源を排除した後の
回線特性を推定して表示手段7に表示させる。
【0038】この結果、測定された各種回線特性の基づ
き回線モデルを推定して表示し、障害要因排除後の回線
特性を推定して表示することが可能になる。
き回線モデルを推定して表示し、障害要因排除後の回線
特性を推定して表示することが可能になる。
【0039】ここで、さらに、図1に示す実施例の回線
モデルを推定する動作の詳細を図3、図4、図5、図
6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図1
3、図14、図15、図16及び図17を用いて説明す
る。
モデルを推定する動作の詳細を図3、図4、図5、図
6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図1
3、図14、図15、図16及び図17を用いて説明す
る。
【0040】図3は解析手段8の回線モデル推定機能の
詳細を説明する構成ブロック図、図4は解析手段8の回
線モデル推定時の動作を説明するフロー図、図5は推定
された回線モデルを示す説明図、図6は測定された減衰
特性の一例を示す特性曲線図、図7は減衰特性の理論値
と実測値の差分に係る特性曲線図、図8は図7の特性曲
線をFFT変換した結果を示す特性曲線図である。
詳細を説明する構成ブロック図、図4は解析手段8の回
線モデル推定時の動作を説明するフロー図、図5は推定
された回線モデルを示す説明図、図6は測定された減衰
特性の一例を示す特性曲線図、図7は減衰特性の理論値
と実測値の差分に係る特性曲線図、図8は図7の特性曲
線をFFT変換した結果を示す特性曲線図である。
【0041】また、図9及び図10はTDR波形の一例
を示す特性曲線図、図11は低インピーダンス点におけ
る特性インピーダンスの干渉を示す特性曲線図、図12
は高インピーダンス点における特性インピーダンスの干
渉を示す特性曲線図である。
を示す特性曲線図、図11は低インピーダンス点におけ
る特性インピーダンスの干渉を示す特性曲線図、図12
は高インピーダンス点における特性インピーダンスの干
渉を示す特性曲線図である。
【0042】さらに、図13はノイズ源の推定方法を説
明する特性曲線図、図14は低周波共振特性の一例を示
す特性曲線図、図15は装荷線輪の共振モデルの一例を
示す回路図、図16及び図17は推定された回線モデル
を示す説明図である。
明する特性曲線図、図14は低周波共振特性の一例を示
す特性曲線図、図15は装荷線輪の共振モデルの一例を
示す回路図、図16及び図17は推定された回線モデル
を示す説明図である。
【0043】図3において9は回線長特定手段、10は
ブリッジタップ検出特定手段、11はノイズ源推定手
段、12は装荷線輪検出特定手段、13は回線モデル描
画手段である。
ブリッジタップ検出特定手段、11はノイズ源推定手
段、12は装荷線輪検出特定手段、13は回線モデル描
画手段である。
【0044】回線抵抗を測定する測定手段からの出力が
回線長特定手段9に印加され、回線抵抗、回線容量、減
衰特性及びTDRをそれぞれ測定する測定手段からの出
力がブリッジタップ検出特定手段10に印加される。
回線長特定手段9に印加され、回線抵抗、回線容量、減
衰特性及びTDRをそれぞれ測定する測定手段からの出
力がブリッジタップ検出特定手段10に印加される。
【0045】また、ノイズ特性を測定する測定手段から
の出力がノイズ源推定手段11に印加され、低周波共振
特性を測定する測定手段からの出力が装荷線輪検出特定
手段12に印加される。
の出力がノイズ源推定手段11に印加され、低周波共振
特性を測定する測定手段からの出力が装荷線輪検出特定
手段12に印加される。
【0046】回線長特定手段9、ブリッジタップ検出特
定手段10、ノイズ源推定手段11及び装荷線輪検出特
定手段12の出力はそれぞれ回線モデル描画手段13に
出力され、回線モデル描画手段13の出力は表示手段7
に出力される。
定手段10、ノイズ源推定手段11及び装荷線輪検出特
定手段12の出力はそれぞれ回線モデル描画手段13に
出力され、回線モデル描画手段13の出力は表示手段7
に出力される。
【0047】図4中”S101”において回線長特定手
段9は印加された回線抵抗に基づき被測定回線1の回線
長を特定する。すなわち、回線抵抗からはブリッジタッ
プを含まない回線長が得られるので、被測定回線1の測
定された回線抵抗に基づき回線長を得る。
段9は印加された回線抵抗に基づき被測定回線1の回線
長を特定する。すなわち、回線抵抗からはブリッジタッ
プを含まない回線長が得られるので、被測定回線1の測
定された回線抵抗に基づき回線長を得る。
【0048】図4中”S102”においてブリッジタッ
プ検出特定手段10は被測定回線1にブリッジタップが
存在するか否かを判断する。
プ検出特定手段10は被測定回線1にブリッジタップが
存在するか否かを判断する。
【0049】もし、ブリッジタップが存在する場合には
図4中”S103”においてブリッジタップ検出特定手
段10はブリッジタップの長さ(ブリッジタップ長)を
求め、図4中”S104”においてブリッジタップの存
在する場所(ブリッジタップ位置)を求める。一方、ブ
リッジタップが存在しない場合には図4中”S105”
のステップにジャンプする。
図4中”S103”においてブリッジタップ検出特定手
段10はブリッジタップの長さ(ブリッジタップ長)を
求め、図4中”S104”においてブリッジタップの存
在する場所(ブリッジタップ位置)を求める。一方、ブ
リッジタップが存在しない場合には図4中”S105”
のステップにジャンプする。
【0050】例えば、第1の判断方法として、前述のよ
うに回線抵抗からはブリッジタップを含まない回線長が
得られ、一方、回線容量からはブリッジタップを含む回
線長が得られるので、もし、両者の回線長が等しけれ
ば、被測定回線1上にブリッジタップは存在しないこと
になる。
うに回線抵抗からはブリッジタップを含まない回線長が
得られ、一方、回線容量からはブリッジタップを含む回
線長が得られるので、もし、両者の回線長が等しけれ
ば、被測定回線1上にブリッジタップは存在しないこと
になる。
【0051】もし、逆に両者の回線長が等しくなければ
被測定回線1上にブリッジタップが存在することにな
る。
被測定回線1上にブリッジタップが存在することにな
る。
【0052】すなわち、図5に示すような回線モデルを
想定した場合、回線抵抗からは”4km”の回線長が得
られ、回線容量からは”4.5km”の回線長が得ら
れ、両者は一致しないのでブリッジタップが存在するこ
とになる。そして、両者の差分からブリッジタップ長”
500m”を得ることができる。
想定した場合、回線抵抗からは”4km”の回線長が得
られ、回線容量からは”4.5km”の回線長が得ら
れ、両者は一致しないのでブリッジタップが存在するこ
とになる。そして、両者の差分からブリッジタップ長”
500m”を得ることができる。
【0053】また、第2の判断方法として、例えば、測
定された減衰特性に窪み(Dip)が存在するか否かに
よって被測定回線1上のブリッジタップの有無を判断す
る方法がある。
定された減衰特性に窪み(Dip)が存在するか否かに
よって被測定回線1上のブリッジタップの有無を判断す
る方法がある。
【0054】すなわち、図6中”CH41”に示すよう
な理論曲線に対して、図6中”CH42”に示すような
実測の特性が得られた場合、周期的な窪み(Dip)が
認められるため、被測定回線1上にブリッジタップが存
在することになる。
な理論曲線に対して、図6中”CH42”に示すような
実測の特性が得られた場合、周期的な窪み(Dip)が
認められるため、被測定回線1上にブリッジタップが存
在することになる。
【0055】ここで、さらに、実測値から理論値を減算
してハミング窓を乗算する演算を行うと、図7に示すよ
うになり、図7の特性をさらにFFT変換させると図8
に示す特性になる。
してハミング窓を乗算する演算を行うと、図7に示すよ
うになり、図7の特性をさらにFFT変換させると図8
に示す特性になる。
【0056】図7中”CH51”に示す特性曲線におい
て図7中”PT51”に示すような1回目に現れた共振
による窪み(Dip)の周波数(約80kHz)を”
f”、光速を”C”、光速に対する回線内伝播速度比
を”VOP(Velocity of Propagation)”とすると、
ブリッジタップ長”LBT”は、 LBT=(VOP×C)/4f (1) から求めることができる。
て図7中”PT51”に示すような1回目に現れた共振
による窪み(Dip)の周波数(約80kHz)を”
f”、光速を”C”、光速に対する回線内伝播速度比
を”VOP(Velocity of Propagation)”とすると、
ブリッジタップ長”LBT”は、 LBT=(VOP×C)/4f (1) から求めることができる。
【0057】同様に、図8中”CH61”に示す特性曲
線において図8中”PT61”に示すような共振による
窪み(Dip)の周波数間隔の平均値(約170kH
z)を”fint”とすると、ブリッジタップ長”
LBT”は、 LBT=(VOP×C)/2fint (2) から求めることができる。
線において図8中”PT61”に示すような共振による
窪み(Dip)の周波数間隔の平均値(約170kH
z)を”fint”とすると、ブリッジタップ長”
LBT”は、 LBT=(VOP×C)/2fint (2) から求めることができる。
【0058】また、もし、ブリッジタップ長の異なるブ
リッジタップが複数本存在する場合には図8に示す特性
曲線の複数のピークが現れることになる。
リッジタップが複数本存在する場合には図8に示す特性
曲線の複数のピークが現れることになる。
【0059】また、第3の判断方法として、例えば、T
DRを用いてブリッジタップの有無と位置を判断する方
法がある。
DRを用いてブリッジタップの有無と位置を判断する方
法がある。
【0060】すなわち、ブリッジタップからの反射波は
低インピーダンスからの反射になるため、入射パルスの
逆極性として検出される。
低インピーダンスからの反射になるため、入射パルスの
逆極性として検出される。
【0061】例えば、図9中”CH71”に示すTDR
波形において、図9中”PL71”に示す入射パルスに
対して図9中”RF71”に示すような逆極性の反射波
が認められた場合、その反射波の位置からブリッジタッ
プの位置を得ることが可能になる。
波形において、図9中”PL71”に示す入射パルスに
対して図9中”RF71”に示すような逆極性の反射波
が認められた場合、その反射波の位置からブリッジタッ
プの位置を得ることが可能になる。
【0062】一方、ブリッジタップの遠端からの反射波
は開放端からの反射になるため、入射パルスの同極性と
して検出される。
は開放端からの反射になるため、入射パルスの同極性と
して検出される。
【0063】例えば、図10中”CH81”に示すTD
R波形において、図10中”PL81”に示す入射パル
スに対して図10中”RF81”に示すような同極性の
反射波が認められた場合、その反射波の位置からブリッ
ジタップの遠端の位置を得ることが可能になる。
R波形において、図10中”PL81”に示す入射パル
スに対して図10中”RF81”に示すような同極性の
反射波が認められた場合、その反射波の位置からブリッ
ジタップの遠端の位置を得ることが可能になる。
【0064】すなわち、ブリッジタップの遠端までの距
離とブリッジタップまでの距離の差分がブリッジタップ
長に相当することになる。
離とブリッジタップまでの距離の差分がブリッジタップ
長に相当することになる。
【0065】さらに、第4の判断方法として、例えば、
特性インピーダンスの共振の有無と波形形状によってブ
リッジタップの有無を判断する方法がある。
特性インピーダンスの共振の有無と波形形状によってブ
リッジタップの有無を判断する方法がある。
【0066】すなわち、電話局側からの特性インピーダ
ンスに干渉が存在する場合に、低インピーダンス点にお
ける干渉か高インピーダンス点における干渉かを判別す
る。
ンスに干渉が存在する場合に、低インピーダンス点にお
ける干渉か高インピーダンス点における干渉かを判別す
る。
【0067】例えば、図11中”CH91”に示すよう
な特性インピーダンスである場合、低インピーダンス点
における干渉が生じていることになり、図12中”CH
101”に示すような特性インピーダンスである場合、
高インピーダンス点における干渉が生じていることにな
る。
な特性インピーダンスである場合、低インピーダンス点
における干渉が生じていることになり、図12中”CH
101”に示すような特性インピーダンスである場合、
高インピーダンス点における干渉が生じていることにな
る。
【0068】もし、低インピーダンス点における干渉が
生じている場合には、ブリッジタップが存在している可
能性があるので、前述のようにTDR測定を行い、TD
Rにおける反射波の極性とレベル、更に、インピーダン
スデータに基づきブリッジタップの有無を判断する。
生じている場合には、ブリッジタップが存在している可
能性があるので、前述のようにTDR測定を行い、TD
Rにおける反射波の極性とレベル、更に、インピーダン
スデータに基づきブリッジタップの有無を判断する。
【0069】図4中”S105”においてノイズ源推定
手段11は予め登録されているノイズ源のスペクトルの
プロファイルと、測定されたノイズのパターン・マッチ
ングを行うことによりノイズ源を推定する。
手段11は予め登録されているノイズ源のスペクトルの
プロファイルと、測定されたノイズのパターン・マッチ
ングを行うことによりノイズ源を推定する。
【0070】例えば、図13中”CH111”に示す特
性曲線はISDN(Integrated Services Digital Netw
ork)信号漏話スペクトルのプロファイルであり、一
方、図13中”CH112”に示す特性曲線はISDN
漏話ノイズが存在する場合の実測された回線ノイズであ
る。
性曲線はISDN(Integrated Services Digital Netw
ork)信号漏話スペクトルのプロファイルであり、一
方、図13中”CH112”に示す特性曲線はISDN
漏話ノイズが存在する場合の実測された回線ノイズであ
る。
【0071】このように、図13に示す特性曲線図では
実測された回線ノイズが予め登録されているノイズ源の
スペクトルのプロファイルと近似しているので、ノイズ
源推定手段11は当該ノイズをISDN漏話ノイズであ
ると推定することができる。
実測された回線ノイズが予め登録されているノイズ源の
スペクトルのプロファイルと近似しているので、ノイズ
源推定手段11は当該ノイズをISDN漏話ノイズであ
ると推定することができる。
【0072】また、電話局側のノイズ特性と宅側のノイ
ズ特性とを比較して重畳されているノイズレベルを解析
してノイズの重畳場所を推定することが可能である。例
えば、電話局側と宅側のノイズレベルが同一レベルであ
る場合には、電話局と宅の間の中間点、若しくは、回線
全体にノイズ源が存在することになる。
ズ特性とを比較して重畳されているノイズレベルを解析
してノイズの重畳場所を推定することが可能である。例
えば、電話局側と宅側のノイズレベルが同一レベルであ
る場合には、電話局と宅の間の中間点、若しくは、回線
全体にノイズ源が存在することになる。
【0073】図4中”S106”において装荷線輪検出
特定手段12は低周波共振特性を測定し、被測定回線1
上に存在する装荷線輪の個数とその位置を求める。
特定手段12は低周波共振特性を測定し、被測定回線1
上に存在する装荷線輪の個数とその位置を求める。
【0074】ここで、装荷線輪とは”Loading Coil”と
も呼ばれ、国土が広く電話局から宅までの距離が長い米
国やカナダ等で音声信号の減衰を抑えるため、回線中
に”66mH”程度の大きなインダクタンスを装荷させ
たものである。
も呼ばれ、国土が広く電話局から宅までの距離が長い米
国やカナダ等で音声信号の減衰を抑えるため、回線中
に”66mH”程度の大きなインダクタンスを装荷させ
たものである。
【0075】このインダクタンスと回線の線間容量(5
0pF/m)とで共振で、”約2kHz〜4kHz”で
ピークを発生させて音声信号の減衰を抑えているもの
で、このような装荷線輪の存在は”30kHz”以上の
帯域を用いるADSL(非対称デジタル加入者線:Asym
metric Digital Subscriber Line)等では致命的になる
ものである。
0pF/m)とで共振で、”約2kHz〜4kHz”で
ピークを発生させて音声信号の減衰を抑えているもの
で、このような装荷線輪の存在は”30kHz”以上の
帯域を用いるADSL(非対称デジタル加入者線:Asym
metric Digital Subscriber Line)等では致命的になる
ものである。
【0076】すなわち、装荷線輪検出特定手段12は低
周波共振特性を測定し、極小点の数から装荷線輪の数を
特定する。例えば、図14中”CH121”に示す特性
曲線では、図14中”PT121”、”PT122”及
び”PT123”に示す点に極小点が3つ存在するの
で、装荷線輪は3個存在することになる。
周波共振特性を測定し、極小点の数から装荷線輪の数を
特定する。例えば、図14中”CH121”に示す特性
曲線では、図14中”PT121”、”PT122”及
び”PT123”に示す点に極小点が3つ存在するの
で、装荷線輪は3個存在することになる。
【0077】一方、装荷線輪の位置としては、当該極小
点の共振点での共振周波数の式を連立させて回線の線間
容量を求め、その値から装荷線輪までの距離を求める。
点の共振点での共振周波数の式を連立させて回線の線間
容量を求め、その値から装荷線輪までの距離を求める。
【0078】図15に示す装荷線輪の共振モデルにおい
て、図15中”L1”,”L2”及び”L3”に示すイ
ンダクタンスの値は既知であり、図15中”C1”、”
C2”、”C3”及び”C4”に示す線間容量は上述の
ような演算によって求められる。
て、図15中”L1”,”L2”及び”L3”に示すイ
ンダクタンスの値は既知であり、図15中”C1”、”
C2”、”C3”及び”C4”に示す線間容量は上述の
ような演算によって求められる。
【0079】このような線間容量は回線長に比例(50
pF/m)するため、当該回線の線間容量から装荷線輪
までの距離を求めることが可能になる。
pF/m)するため、当該回線の線間容量から装荷線輪
までの距離を求めることが可能になる。
【0080】例えば、図15に示す共振モデルから図1
6に示す回線モデルを推定した場合、図16中”LN1
31”に示す回線上には、図16中”LC131”、”
LC132”及び”LC133”に示す3つの装荷線輪
が存在し、図16中”CO131”に示す電話局から図
16中”LC131”に示す装荷線輪まで距離”DS1
31”は、図15中”C1”に示す線間容量から求ま
る。
6に示す回線モデルを推定した場合、図16中”LN1
31”に示す回線上には、図16中”LC131”、”
LC132”及び”LC133”に示す3つの装荷線輪
が存在し、図16中”CO131”に示す電話局から図
16中”LC131”に示す装荷線輪まで距離”DS1
31”は、図15中”C1”に示す線間容量から求ま
る。
【0081】また、図16中”LC131”に示す装荷
線輪から図16中”LC132”に示す装荷線輪まで距
離”DS132”は、図15中”C2”に示す線間容量
から求まる。
線輪から図16中”LC132”に示す装荷線輪まで距
離”DS132”は、図15中”C2”に示す線間容量
から求まる。
【0082】また、図16中”LC132”に示す装荷
線輪から図16中”LC133”に示す装荷線輪まで距
離”DS133”は、図15中”C3”に示す線間容量
から求まる。
線輪から図16中”LC133”に示す装荷線輪まで距
離”DS133”は、図15中”C3”に示す線間容量
から求まる。
【0083】最後に、図16中”LC133”に示す装
荷線輪から図16中”CP131”に示す宅まで距離”
DS134”は、図15中”C4”に示す線間容量から
求まる。
荷線輪から図16中”CP131”に示す宅まで距離”
DS134”は、図15中”C4”に示す線間容量から
求まる。
【0084】図4中”S107”において回線モデル描
画手段13は、回線長特定手段9で得られた回線長、ブ
リッジタップ検出特定手段10で得られたブリッジタッ
プ長及びブリッジタップの位置、ノイズ源推定手段11
で推定されたノイズ源、装荷線輪検出特定手段12で得
られた装荷線輪の個数及び装荷線輪の位置を用いて回線
モデルを推定して描画する。
画手段13は、回線長特定手段9で得られた回線長、ブ
リッジタップ検出特定手段10で得られたブリッジタッ
プ長及びブリッジタップの位置、ノイズ源推定手段11
で推定されたノイズ源、装荷線輪検出特定手段12で得
られた装荷線輪の個数及び装荷線輪の位置を用いて回線
モデルを推定して描画する。
【0085】例えば、図17に示す回線モデルから、回
線長が”DS141”である図17中”LN141”に
示す被測定回線には図17中”CO141”に示す電話
局から距離”DS142”の位置に長さが”BL14
1”のブリッジタップ”BT141”が存在することが
分かる。
線長が”DS141”である図17中”LN141”に
示す被測定回線には図17中”CO141”に示す電話
局から距離”DS142”の位置に長さが”BL14
1”のブリッジタップ”BT141”が存在することが
分かる。
【0086】同様に、図17に示す回線モデルから、図
17中”LN141”に示す被測定回線には図17中”
CP141”に示す宅から距離”DS143”の位置に
長さが”BL142”のブリッジタップ”BT142”
が存在することが分かる。
17中”LN141”に示す被測定回線には図17中”
CP141”に示す宅から距離”DS143”の位置に
長さが”BL142”のブリッジタップ”BT142”
が存在することが分かる。
【0087】また、図17に示す回線モデルから、図1
7中”CO141”に示す電話局から距離”DS14
4”の位置に図17中”LC141”に示す装荷線輪が
存在することが分かる。
7中”CO141”に示す電話局から距離”DS14
4”の位置に図17中”LC141”に示す装荷線輪が
存在することが分かる。
【0088】最後に、図17に示す回線モデルから、図
17中”CO141”に示す電話局の近傍では図17
中”NZ141”に示すようなノイズ源(例えば、IS
DN近端漏話ノイズ)が存在し、図17中”CP14
1”に示す宅の近傍では図17中”NZ142”に示す
ようなノイズ源(例えば、AM(振幅変調)ノイズ)が
存在することが分かる。
17中”CO141”に示す電話局の近傍では図17
中”NZ141”に示すようなノイズ源(例えば、IS
DN近端漏話ノイズ)が存在し、図17中”CP14
1”に示す宅の近傍では図17中”NZ142”に示す
ようなノイズ源(例えば、AM(振幅変調)ノイズ)が
存在することが分かる。
【0089】この結果、回線長特定手段9、ブリッジタ
ップ検出特定手段10、ノイズ源推定手段11及び装荷
線輪検出特定手段12で得られた情報に基づいて回線モ
デルを推定して描画することにより、回線の特性に精通
していなくても回線の状態を精度良く容易に把握するこ
とが可能になる。
ップ検出特定手段10、ノイズ源推定手段11及び装荷
線輪検出特定手段12で得られた情報に基づいて回線モ
デルを推定して描画することにより、回線の特性に精通
していなくても回線の状態を精度良く容易に把握するこ
とが可能になる。
【0090】また、ここで、図1に示す実施例の障害要
因を排除した後の回線特性を推定する動作の詳細を図1
8、図19及び図20を用いて説明する。
因を排除した後の回線特性を推定する動作の詳細を図1
8、図19及び図20を用いて説明する。
【0091】図18は解析手段8の回線特性推定機能の
詳細を説明する構成ブロック図、図19は解析手段8の
障害要因排除後の回線特性推定時の動作を説明するフロ
ー図、図20は解析手段8の特定ノイズ源排除後の回線
特性推定時の動作を説明するフロー図である。
詳細を説明する構成ブロック図、図19は解析手段8の
障害要因排除後の回線特性推定時の動作を説明するフロ
ー図、図20は解析手段8の特定ノイズ源排除後の回線
特性推定時の動作を説明するフロー図である。
【0092】図18において14は特定スペクトル除去
手段、15は演算手段、16は回線特性描画手段であ
る。回線抵抗、回線容量、減衰特性、ノイズ特性、低周
波共振特性及びTDRを測定する測定手段からの出力が
特定スペクトル除去手段14に印加される。
手段、15は演算手段、16は回線特性描画手段であ
る。回線抵抗、回線容量、減衰特性、ノイズ特性、低周
波共振特性及びTDRを測定する測定手段からの出力が
特定スペクトル除去手段14に印加される。
【0093】特定スペクトル除去手段14の出力は演算
手段15に接続され、演算手段15の出力は回線特性描
画手段16に接続される。また、回線特性描画手段16
の出力は表示手段7に接続される。
手段15に接続され、演算手段15の出力は回線特性描
画手段16に接続される。また、回線特性描画手段16
の出力は表示手段7に接続される。
【0094】図19中”S201”において特定スペク
トル除去手段14は障害要因に起因するスペクトルを除
去し、図19中”S202”において演算手段はスペク
トルが除去された特性を逆FFT変換する。
トル除去手段14は障害要因に起因するスペクトルを除
去し、図19中”S202”において演算手段はスペク
トルが除去された特性を逆FFT変換する。
【0095】図19中”S203”において回線特性描
画手段16は逆FFT変化した結果を理論曲線に加算し
て障害要因排除後の回線特性を推定し描画する。
画手段16は逆FFT変化した結果を理論曲線に加算し
て障害要因排除後の回線特性を推定し描画する。
【0096】例えば、障害要因であるブリッジタップに
起因する図8中”PT61”に示すようなスペクトル除
去し、逆FFT変換して、図6中”CH41”に示すよ
うな理論曲線に加算することにより、障害要因排除後の
回線特性を推定し描画することができる。
起因する図8中”PT61”に示すようなスペクトル除
去し、逆FFT変換して、図6中”CH41”に示すよ
うな理論曲線に加算することにより、障害要因排除後の
回線特性を推定し描画することができる。
【0097】また、図20中”S301”において特定
スペクトル除去手段14は特定のノイズ源(例えば、A
Mノイズ源)に起因するノイズのスペクトルを除去し、
図20中”S302”において回線特性描画手段16は
その近隣周波数でノイズレベルを除去し、ノイズ源排除
後の回線特性を推定し描画する。
スペクトル除去手段14は特定のノイズ源(例えば、A
Mノイズ源)に起因するノイズのスペクトルを除去し、
図20中”S302”において回線特性描画手段16は
その近隣周波数でノイズレベルを除去し、ノイズ源排除
後の回線特性を推定し描画する。
【0098】この結果、ブリッジタップ等の障害要因や
ノイズ源を除去して、演算により回線の特性を推定する
ことにより、障害要因等排除後の回線特性を把握できる
ので改善効果を推定することができる。
ノイズ源を除去して、演算により回線の特性を推定する
ことにより、障害要因等排除後の回線特性を把握できる
ので改善効果を推定することができる。
【0099】なお、測定手段としては減衰特性、ノイズ
特性、TDR、特性インピーダンス、回線抵抗、回線容
量、ループバック抵抗等の各種回線特性を測定するもの
例示しているが、これ以外の回線特性を測定するもので
あっても勿論構わない。
特性、TDR、特性インピーダンス、回線抵抗、回線容
量、ループバック抵抗等の各種回線特性を測定するもの
例示しているが、これ以外の回線特性を測定するもので
あっても勿論構わない。
【0100】また、図3の説明に際しては回線長特定手
段9、ブリッジタップ検出特定手段10、ノイズ源推定
手段11及び装荷線輪検出特定手段12を回線モデル描
画手段13に付加した構成としているが、回線長特定手
段9、ブリッジタップ検出特定手段10、ノイズ源推定
手段11若しくは装荷線輪検出特定手段12のいずれか
1以上を回線モデル描画手段13に付加した構成であっ
ても構わない。
段9、ブリッジタップ検出特定手段10、ノイズ源推定
手段11及び装荷線輪検出特定手段12を回線モデル描
画手段13に付加した構成としているが、回線長特定手
段9、ブリッジタップ検出特定手段10、ノイズ源推定
手段11若しくは装荷線輪検出特定手段12のいずれか
1以上を回線モデル描画手段13に付加した構成であっ
ても構わない。
【0101】また、ノイズ源の除去に関してはAMノイ
ズに関して例示しているが、その他のノイズ源に関して
も同様に行うことができる。例えば、TCM(Time Com
pression Multiplex)−ISDNノイズの場合には、F
EXT(Far End Cross Talk)タイミングで得られたノ
イズスペクトルに基づいて特定スペクトル除去手段14
でスペクトルを除去する。
ズに関して例示しているが、その他のノイズ源に関して
も同様に行うことができる。例えば、TCM(Time Com
pression Multiplex)−ISDNノイズの場合には、F
EXT(Far End Cross Talk)タイミングで得られたノ
イズスペクトルに基づいて特定スペクトル除去手段14
でスペクトルを除去する。
【0102】また、広帯域ノイズの場合には、広帯域ノ
イズのノイズ源を除去した後のノイズレベルを推定する
ことはできないので、広帯域ノイズのノイズ源を除去し
た後のノイズレベルがモデムの入力換算ノイズスペクト
ルである”−140dBm/Hz”であると仮定するこ
とにより、ノイズ源排除後の回線特性を推定することが
できる。
イズのノイズ源を除去した後のノイズレベルを推定する
ことはできないので、広帯域ノイズのノイズ源を除去し
た後のノイズレベルがモデムの入力換算ノイズスペクト
ルである”−140dBm/Hz”であると仮定するこ
とにより、ノイズ源排除後の回線特性を推定することが
できる。
【0103】また、装荷線輪を排除することによって、
主に被測定回線の特性インピーダンスと減衰特性が改善
される。減衰特性に関しては本願の出願人に係る「特願
2000−314775号」に記載されているように、
回線長と線径から特性曲線を推定することが可能であ
る。
主に被測定回線の特性インピーダンスと減衰特性が改善
される。減衰特性に関しては本願の出願人に係る「特願
2000−314775号」に記載されているように、
回線長と線径から特性曲線を推定することが可能であ
る。
【0104】また、ノイズスペクトル、減衰特性及びS
/N比を演算することができる、また、演算されたS/
N比から伝送レートを演算することも可能である。
/N比を演算することができる、また、演算されたS/
N比から伝送レートを演算することも可能である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11及び請求項1
2の発明によれば、回線長特定手段、ブリッジタップ検
出特定手段、ノイズ源推定手段若しくは装荷線輪検出特
定手段等で得られた情報に基づいて回線モデルを推定し
て表示することにより、回線の特性に精通していなくて
も回線の状態を精度良く容易に把握することが可能にな
る。
本発明によれば次のような効果がある。請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11及び請求項1
2の発明によれば、回線長特定手段、ブリッジタップ検
出特定手段、ノイズ源推定手段若しくは装荷線輪検出特
定手段等で得られた情報に基づいて回線モデルを推定し
て表示することにより、回線の特性に精通していなくて
も回線の状態を精度良く容易に把握することが可能にな
る。
【0106】また、請求項13,14及び請求項15の
発明によれば、ブリッジタップ等の障害要因やノイズ源
を除去して、演算により回線の特性を推定して表示する
ことにより、障害要因等排除後の回線特性を把握できる
ので改善効果を推定することができる。
発明によれば、ブリッジタップ等の障害要因やノイズ源
を除去して、演算により回線の特性を推定して表示する
ことにより、障害要因等排除後の回線特性を把握できる
ので改善効果を推定することができる。
【図1】本発明に係る回線特性測定装置の一実施例を示
す構成ブロック図である。
す構成ブロック図である。
【図2】回線特性測定装置の動作を説明するフロー図で
ある。
ある。
【図3】解析手段の回線モデル推定機能の詳細を説明す
る構成ブロック図である。
る構成ブロック図である。
【図4】解析手段の回線モデル推定時の動作を説明する
フロー図である。
フロー図である。
【図5】推定された回線モデルを示す説明図である。
【図6】測定された減衰特性の一例を示す特性曲線図で
ある。
ある。
【図7】減衰特性の理論値と実測値の差分に係る特性曲
線図である。
線図である。
【図8】図7の特性曲線をFFT変換した結果を示す特
性曲線図である。
性曲線図である。
【図9】TDR波形の一例を示す特性曲線図である。
【図10】TDR波形の一例を示す特性曲線図である。
【図11】低インピーダンス点における特性インピーダ
ンスの干渉を示す特性曲線図である。
ンスの干渉を示す特性曲線図である。
【図12】高インピーダンス点における特性インピーダ
ンスの干渉を示す特性曲線図である。
ンスの干渉を示す特性曲線図である。
【図13】ノイズ源の推定方法を説明する特性曲線図で
ある。
ある。
【図14】低周波共振特性の一例を示す特性曲線図であ
る。
る。
【図15】装荷線輪の共振モデルの一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図16】推定された回線モデルを示す説明図である。
【図17】推定された回線モデルを示す説明図である。
【図18】解析手段の回線特性推定機能の詳細を説明す
る構成ブロック図である。
る構成ブロック図である。
【図19】解析手段の障害要因排除後の回線特性推定時
の動作を説明するフロー図である。
の動作を説明するフロー図である。
【図20】解析手段のAMノイズ源排除後の回線特性推
定時の動作を説明するフロー図である。
定時の動作を説明するフロー図である。
【図21】従来の回線特性測定装置の一例を示す構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図22】減衰特性の表示例を示す特性曲線図である。
【図23】特性インピーダンスの表示例を示す特性曲線
図である。
図である。
【図24】TDRの表示例を示す特性曲線図である。
1 被測定回線
2 切替手段
3,4,5 測定手段
6 制御手段
7 表示手段
8 解析手段
9 回線長特定手段
10 ブリッジタップ検出特定手段
11 ノイズ源推定手段
12 装荷線輪検出特定手段
13 回線モデル描画手段
14 特定スペクトル除去手段
15 演算手段
16 回線特性描画手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K042 CA05 DA00 DA13 DA17 FA01
HA01 JA05 LA01
Claims (15)
- 【請求項1】通信回線の回線特性測定装置において、 被測定回線の出力先を切り替える切替手段と、 この切替手段の複数の出力がそれぞれ接続され各種回線
特性を測定する複数の測定手段と、 前記切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制御手
段と、 表示手段と、 複数の前記測定手段が測定した各種回線特性に基づき回
線モデルを推定して前記表示手段に描画させる解析手段
とを備えたことを特徴とする回線特性測定装置。 - 【請求項2】前記解析手段が、 複数の前記測定手段から印加された回線抵抗に基づき前
記被測定回線の回線長を特定する回線長特定手段と、 得られた回線長を用いて回線モデルを推定して描画する
回線モデル描画手段とから構成されたことを特徴とする
請求項1の回線特性測定装置。 - 【請求項3】前記解析手段が、 複数の前記測定手段から印加された各種回線特性に基づ
き前記被測定回線のブリッジタップの有無を判断し、ブ
リッジタップが存在する場合にはブリッジタップ長及び
ブリッジタップ位置を求めるブリッジタップ検出特定手
段と、 得られた前記ブリッジタップ長及び前記ブリッジタップ
位置を用いて回線モデルを推定して描画する回線モデル
描画手段とから構成されたことを特徴とする請求項1の
回線特性測定装置。 - 【請求項4】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 複数の前記測定手段から印加された回線抵抗及び回線容
量に基づく2つの回線長が等しくなければ前記被測定回
線上にブリッジタップが存在すると判断し、前記2つの
回線長の差分から前記ブリッジタップ長を求めることを
特徴とする請求項3の回線特性測定装置。 - 【請求項5】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 複数の前記測定手段から印加された減衰特性に窪みが存
在する場合に前記被測定回線上のブリッジタップが存在
すると判断し、1回目に現れた共振による前記窪みの周
波数から前記ブリッジタップ長を求めることを特徴とす
る請求項3の回線特性測定装置。 - 【請求項6】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 複数の前記測定手段から印加された減衰特性に窪みが存
在する場合に前記被測定回線上のブリッジタップが存在
すると判断し、共振による前記窪みの周波数間隔の平均
値から前記ブリッジタップ長を求めることを特徴とする
請求項3の回線特性測定装置。 - 【請求項7】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 時間領域反射法を用いてブリッジタップが前記被測定回
線上に存在するか否かを判断し、前記ブリッジタップ長
及び前記ブリッジタップ位置を求めることを特徴とする
請求項3の回線特性測定装置。 - 【請求項8】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 反射波が入射パルスの逆極性として検出された場合にブ
リッジタップが前記被測定回線上に存在すると判断し、
前記反射波の位置から前記ブリッジタップ位置を求める
ことを特徴とする請求項7の回線特性測定装置。 - 【請求項9】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 前記入射パルスの同極性として検出された第2の反射波
の位置から前記ブリッジタップの遠端の位置を求め、前
記ブリッジタップ位置との差分から前記ブリッジタップ
長を求めることを特徴とする請求項8の回線特性測定装
置。 - 【請求項10】前記ブリッジタップ検出特定手段が、 複数の前記測定手段から印加された特性インピーダンス
の共振が低インピーダンス点における干渉である場合に
前記被測定回線上のブリッジタップが存在する可能性が
あると判断することを特徴とする請求項3の回線特性測
定装置。 - 【請求項11】前記解析手段が、 複数の前記測定手段から印加されたノイズ特性と予め登
録されているノイズ源のスペクトルのプロファイルとを
対比してノイズ源を推定するノイズ源推定手段と、 推定されたノイズ源を用いて回線モデルを推定して描画
する回線モデル描画手段とから構成されたことを特徴と
する請求項1の回線特性測定装置。 - 【請求項12】前記解析手段が、 複数の前記測定手段から印加された低周波共振特性に基
づき前記被測定回線上に存在する装荷線輪の個数とその
位置を求める装荷線輪検出特定手段と、 求められた装荷線輪の個数とその位置を用いて回線モデ
ルを推定して描画する回線モデル描画手段とから構成さ
れたことを特徴とする請求項1の回線特性測定装置。 - 【請求項13】通信回線の回線特性測定装置において、 被測定回線の出力先を切り替える切替手段と、 この切替手段の複数の出力がそれぞれ接続され各種回線
特性を測定する複数の測定手段と、 前記切替手段及び複数の前記測定手段を制御する制御手
段と、 表示手段と、 複数の前記測定手段が測定した各種回線特性に基づき障
害要因若しくはノイズ源排除後の回線特性を推定して前
記表示手段に描画させる解析手段とを備えたことを特徴
とする回線特性測定装置。 - 【請求項14】前記解析手段が、 前記各種回線特性から障害要因に起因するスペクトルを
除去する特定スペクトル除去手段と、 この特定スペクトル除去手段から出力されるスペクトル
が除去された特性を逆FFT変換する演算手段と、 この演算手段の出力を理論曲線に加算して障害要因排除
後の回線特性を推定し描画する回線特性描画手段とから
構成されたことを特徴とする請求項13の回線特性測定
装置。 - 【請求項15】前記解析手段が、 前記各種回線特性からノイズ源に起因するノイズのスペ
クトルを除去する特定スペクトル除去手段と、 前記スペクトルの近隣周波数でノイズレベルを除去し、
ノイズ源排除後の回線特性を推定し描画する回線特性描
画手段とから構成されたことを特徴とする請求項13の
回線特性測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021270A JP3646879B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 回線特性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021270A JP3646879B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 回線特性測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003224498A true JP2003224498A (ja) | 2003-08-08 |
JP3646879B2 JP3646879B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=27744559
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021270A patent/JP3646879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011172238A (ja) * | 2005-07-10 | 2011-09-01 | Adaptive Spectrum & Signal Alignment Inc | デジタル加入者回線システムの推定 |
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US9485353B2 (en) | 2012-06-13 | 2016-11-01 | Alcatel Lucent | Method and device for detecting a bridged tap within a telecommunication line |
JP2015525531A (ja) * | 2012-06-13 | 2015-09-03 | アルカテル−ルーセント | 電気通信回線におけるブリッジタップを検出する方法および装置 |
CN114039476A (zh) * | 2021-07-20 | 2022-02-11 | 杰华特微电子股份有限公司 | 无桥变换器功率因数校正方法及校正电路 |
CN114039476B (zh) * | 2021-07-20 | 2023-08-29 | 杰华特微电子股份有限公司 | 无桥变换器功率因数校正方法及校正电路 |
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