JP2003224388A - 電子部品収納ケース及びその成形方法 - Google Patents
電子部品収納ケース及びその成形方法Info
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Abstract
スは、全体を樹脂成形して作られており、成形加工上そ
の厚みが0.4mmにするのが限界であった。従って、
電子部品収納ケースの厚みが大きくなり、電子部品収納
ケースを収容する携帯電子機器の厚みも大きいものであ
った。 【解決手段】 電子部品収納ケースの天面板11を薄厚
金属板とし、アウトサイト成形することにより、天面板
11の厚みを薄くできる。従って、電子部品収納ケース
の厚みを薄くでき、電子部品収納ケースを収容する携帯
電子機器の厚みも薄くできる
Description
電子部品を装備した電子機器に用いられる電子部品収納
ケースに関し、特に、薄型軽量化された携帯電子機器に
適用して便なる電子部品収納ケース及びその成形方法に
関する。
機能を搭載することによって、市場拡大を図っている。
加えて、携帯性の観点から、小型軽量化が進み、携帯電
話機の業界にあってはアナログ世代からデジタル世代に
入り目まぐるしく小型軽量化が推進された。
ともに薄型化の開発が進められており、0.1mm単位
での薄型化に注力しているのが現状である。
器としての携帯電話機を示す外観図であり、1aは第1
の筐体、1bは一端がヒンジ2によって上記第1の筐体
に回動自在に連結された第2の筐体、3は第1の筐体1
a表面に設けられた液晶表示部、4は第2に筐体1b表
面に設けられたテンキーなどの操作キーである。
あるいはデータの送受信を行うための高周波電子部品を
実装したプリント基板が収容されており、かつ、高周波
電子部品は内外を電磁シールドするシールドケース内に
収容されている。
てのシールドケースを示す外観図、図10bは図10a
のb−b線における断面図である。
板、6はこの天面板の周縁から垂直方向に延設された側
面板、6aはこの側面板の一部を突出させて設けられ、
先端部にプリント基板を係止する爪が設けられた係止
部、7はシールドケース内をさらに仕切る仕切り板、8
は天面板5からシールドケース内側に突出して設けられ
た部品押えである。
6aをプリント基板に係合させて取りつけた状態を示す
断面図である。
のプリント基板上に実装された電子部品である。電子部
品10の一部は部品押え8に対応する位置に実装されて
おり、シールドケースがプリント基板9に取りつけられ
た状態で、図11に示すように部品押え8に接するよう
に設けられている。この部品押え8は、プリント基板9
がシールドケース側に向けて押圧されたとき電子部品1
0を押えて、押圧を抑制するものであり、プリント基板
9上に半田付けされた電子部品10の破損防止及び半田
付けの断線防止を行うためのものである。
シールドケースは上述のように構成されており、熱可塑
性樹脂を成形型に注入して成形し、さらに金属膜を蒸着
あるいは金属鍍金を施すことにより得ていた。また、別
な素材を用いたものとしてはマグネシュウム合金をダイ
カスト成形したものも提案されている。
子機器は薄型化が望まれており、シールドケースについ
ても薄型化が望まれている。従来の電子部品収納ケース
としてのシールドケースは、熱可塑性樹脂あるいはマグ
ネシュウム合金を成形加工して作られており、成形加工
上の制約から、その厚みを0.4mm以下にできない問
題点があった。
されたものであり、薄型化された電子部品収納ケースを
提供することを目的としている。
る発明は、電子部品を収容する電子部品収容ケースであ
って、薄厚金属板からなる天面板、この天面板と一体に
樹脂成形され、該天面板周縁部から垂直方向に延設され
た側面板から構成したものである。
品を搭載したプリント基板上に装着され、上記電子部品
を電磁シールドする電子部品収容ケースであって、薄厚
金属板からなる天面板、上記プリント基板に係止する係
止部を有し、上記天面板周縁部から垂直方向に延設され
た側面板から構成したものである。
1又は2における電子部品収容ケースであって、天面板
の一部領域に熱可塑性樹脂がアウトサート成形されてい
るようにしたものである。
2における電子部品収容ケースであって、プリント基板
上に装着されたとき、天面板の一部領域に形成された熱
可塑性プラスチックによって電子部品が支持されるよう
にしたものである。
1又は2における電子部品収容ケースであって、薄厚金
属板の厚さが0.4mm未満であるように構成したもの
である。
1又は2における電子部品収容ケースであって、側面板
はアウトサート成形により天面板周縁部に形成された熱
可塑性樹脂としたものである。
6における電子部品ケースであって、熱可塑性樹脂が導
電性を有するようにしたものである。
6における電子部品ケースであって、天面板の周縁が垂
直方向に折り曲げ加工されているように構成したもので
ある。
8における電子部品ケースであって、折り曲げ加工され
た折れ曲げ部先端を含んで熱可塑性樹脂がアウトサート
成形されているように構成したものである。
及び下型間に熱可塑性樹脂を注入して電子部品収容ケー
スを成形する成形方法であって、型内に薄厚金属板から
なる天面板をセットする第1工程、セットされた天面板
を挟んで、上型及び下型を樹脂注入状態に位置決め、密
着する第2工程、この第2工程の後、熱可塑性樹脂を上
型及び下型間に注入する第3工程、この第3工程の後、
上型及び下型を引き離し、成形された電子部品収容ケー
スを取り出す第4工程からなるものである。
をシールドケースに適用した実施の形態1を示す外観
図、図1bは図1aのb−b線における断面図である。
相当部分を示す。11は例えばSUSなどの金属からな
る薄厚金属板の天面板であり、その厚みは0.1mm程
度である。この天面板11の周縁部には、アウトサート
成形により側面板6及び該側面板6の先端に爪6aが樹
脂成形されている。また、従来と同様に仕切り板7及び
部品押え8が同様に樹脂成形されている。
板11に側面板6及び爪6aがアウトサート成形されて
いる状態を示している。天面板11の周縁は垂直方向に
折り曲げ加工が施されており、周縁部の機械的強度を増
強すると共に、アウトサート成形される樹脂との接触面
積を大きくして側面板6が強固に一体化されるようにし
ている。
工により薄厚に加工されており、0.1mmの厚さに加
工することができる。従って、従来の成形では0.4m
mの厚さに加工するのが限界であった天面板の厚みを1
/4にすることができる。
することもできるが、仕切り板7や部品押え8は加工上
熱可塑性樹脂をアウトサート成形した方が加工しやす
く、加工費も低減できる。
ルドケースのアウトサート成形方法について説明する。
図3〜図5はアウトサート成形方法を説明する図であ
り、12は下型、13はこの下型に対して上下移動する
ワークとしての上型、14は上型13に設けられた樹脂
注入口である。なお、簡略化のため、図3及び図5には
樹脂注入口を示していない。
態で天面板11となる薄厚金属板を下板12の上にセッ
トする。次に、上型13を下型12に近接・密着させて
図4に示すように樹脂注入状態にする。この状態で樹脂
注入口14から熱可塑性樹脂を注入し天面板11に側面
板6、爪6a、仕切り板7、部品押え8をアウトサイト
成形する。
離し、成形物、即ちシールドボックスを下型12から取
り出す。なお、樹脂成形した側面板6、爪6a、仕切り
板7、部品押え8は金属蒸着あるいは金属鍍金する必要
がある。実施の形態2.図6は液晶表示装置を収納保持
するケースにこの発明を適用した実施の形態2を示す外
観図であり、図1と同一又は相当部分には同一符号を付
している。また、図7は液晶表示装置をケースに収納保
持した状態を示す断面図である。
装着される液晶表示装置であり、背面側をケースの係止
部である爪6aにより係止されてケース内に収納保持さ
れている。
装置15を収納保持するケースも薄型が望まれるが、機
械的強度も要請される。ケースの天面板11は薄厚金属
板であり、薄型できるとともに、機械的強度も充分なも
のが得られる。
を熱可塑性樹脂成形されたものとしているが、図8のよ
うに天面板11周縁を長めに折り曲げ、折り曲げ部の先
端を除く一部に係止部6aをアウトサート成形するよう
にしても良い。
電子部品収納ケースの天面板を薄厚金属板としたので、
ケースを薄型化でき、携帯電子機器に適用した場合、携
帯電子機器の薄型化に大きく貢献できる効果がある。
サート成形することにより、電子部品収納ケースを得る
ようにしたので、薄型化されたシールドボックスを成形
することができる。
スを示す外観図及び断面図である。
た拡大図である。
ト成形する成形方法を説明するための図である。
ト成形する成形方法を説明するための図である。
ト成形する成形方法を説明するための図である。
ケースを示す外観図である。
ケースを液晶表示装置に適用した断面図である。
る。
図である。
断面図である。
た状態を示す組立図である。
押え、 9 プリント基板、 11 天面板。
Claims (10)
- 【請求項1】 電子部品を収容する電子部品収容ケース
であって、薄厚金属板からなる天面板、この天面板と一
体に樹脂成形され、該天面板周縁部から垂直方向に延設
された側面板を備えたことを特徴とする電子部品収納ケ
ース。 - 【請求項2】 電子部品を搭載したプリント基板上に装
着され、上記電子部品を電磁シールドする電子部品収容
ケースであって、薄厚金属板からなる天面板、上記プリ
ント基板に係止する係止部を有し、上記天面板周縁部か
ら垂直方向に延設された側面板を備えたことを特徴とす
る電子部品収容ケース。 - 【請求項3】 天面板の一部領域に熱可塑性樹脂がアウ
トサート成形されていることを特徴とする請求項1又は
2記載の電子部品収容ケース。 - 【請求項4】 プリント基板上に装着されたとき、天面
板の一部領域に形成された熱可塑性プラスチックによっ
て電子部品が支持されることを特徴とする請求項2記載
の電子部品収容ケース。 - 【請求項5】 薄厚金属板の厚さが0.4mm未満であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品収容
ケース。 - 【請求項6】 側面板はアウトサート成形により天面板
周縁部に形成された熱可塑性樹脂であることを特徴とす
る請求項1又は2記載の電子部品収容ケース。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂が導電性を有することを特
徴とする請求項6記載の電子部品収納ケース。 - 【請求項8】 天面板の周縁が垂直方向に折り曲げ加工
されていることを特徴とする請求項6記載の電子部品収
納ケース。 - 【請求項9】 折り曲げ加工された折れ曲げ部先端を含
んで熱可塑性樹脂がアウトサート成形されていることを
特徴とする請求項8記載の電子部品収納ケース。 - 【請求項10】 上型及び下型間に熱可塑性樹脂を注入
して電子部品収容ケースを成形する成形方法であって、
型内に薄厚金属板からなる天面板をセットする第1工
程、セットされた天面板を挟んで、上型及び下型を樹脂
注入状態に位置決め、密着する第2工程、この第2工程
の後、熱可塑性樹脂を上型及び下型間に注入する第3工
程、この第3工程の後、上型及び下型を引き離し、成形
された電子部品収容ケースを取り出す第4工程を備えた
ことを特徴とする成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021322A JP2003224388A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 電子部品収納ケース及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021322A JP2003224388A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 電子部品収納ケース及びその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003224388A true JP2003224388A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27744593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002021322A Pending JP2003224388A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 電子部品収納ケース及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003224388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013038243A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Kyocera Corp | シールド構造体及び携帯端末 |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021322A patent/JP2003224388A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013038243A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Kyocera Corp | シールド構造体及び携帯端末 |
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