JP2003223602A - 小切手処理方法、小切手処理装置、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

小切手処理方法、小切手処理装置、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003223602A
JP2003223602A JP2002322592A JP2002322592A JP2003223602A JP 2003223602 A JP2003223602 A JP 2003223602A JP 2002322592 A JP2002322592 A JP 2002322592A JP 2002322592 A JP2002322592 A JP 2002322592A JP 2003223602 A JP2003223602 A JP 2003223602A
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Hiroshi Ono
宏 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小切手による決済が電子的に行われる場合に
小切手の管理を効率的に行えるようにする。 【解決手段】 小切手が裏面を上にして挿入されたこと
確認したうえで(S176〜S182)、小切手裏面に
同意書・サイン欄の印字を行って小切手を排出する(S
190〜S194,S188)。印字されたサイン欄に
買物客のサインがなされた小切手が挿入されると、再び
小切手が裏面を上に挿入されたことを確認したうえで
(S202〜S208)、小切手裏面をスキャナでスキ
ャンして取得した画像データを記録する(S210〜S
222)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小切手により決済
が行われる場合に小切手を処理するための方法および装
置、小切手処理装置の制御方法、小切手処理装置の制御
装置、並びに、小切手処理方法を記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、店舗にて小切手による決済が行わ
れる場合、店舗側では、買い手である顧客から小切手を
受け取り、その有効性を確認する。そして、有効である
ことが確認されると、必要に応じて小切手に表書や裏書
を行ったうえで、銀行等の決済機関へ持ち込む。決済機
関では、持ち込まれた小切手に基づいて、振出人の口座
から店舗の口座への振込処理を行うことにより決済を行
う。このように、従来の小切手決済では、店舗から決済
機関へ手形自体が持ち込まれ、これに応じて決済が行わ
れている。
【0003】一方、近年では、小切手決済処理の電子化
も進んでおり、店舗に設置された端末装置によって小切
手に記録された口座番号等のデータを読み出し、このデ
ータを決済機関のサーバーへ送信して決済することも行
われるようになっている。このように小切手決済を電子
化した場合、小切手は所定の処理が行われたうえで買物
客に返却される。したがって、店舗側で小切手を預かる
ことが不要となり、小切手の管理負担が軽減される。
(例えば、特許文献1 参照)。
【0004】
【特許文献1 】米国特許第5,484,988号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小切手決済
を電子的に行う場合には、小切手決済を電子的に行うこ
とへの同意を買物客から得ることが店舗に義務付けられ
ている。このため、従来は、店舗は買物客に対して、小
切手決済を電子的に行うことに同意する旨の同意書への
署名を求め、この署名を受けた同意書を、同意を得たこ
との証拠として一定期間保管している。また、署名を受
けた同意書の写しは、処理済の小切手と共に買物客へ返
却される。
【0006】このように、小切手決済の電子化によって
小切手自体についての店舗側での管理負担は解消するも
のの、顧客は、小切手と同意書の写しとを別々の書類と
して管理しなければならず、小切手管理の上で不便であ
る。また、店舗側にとっても、上記同意書を印字するた
めの用紙が必要となり、また、印字した同意書を紙媒体
として保管しなければならないため完全なペーパーレス
化を実現することはできず、この点で業務効率改善の余
地は大きい。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、小切手による決済が電子的に行われる場合に小
切手の管理を効率的に行えるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の小切手を処理する方法は、小切手に基づく
決済を電子的に行うことの可否についての入力を受ける
ステップと、該ステップにて決済を電子的に行うことが
可である旨の入力がなされた場合に、小切手の裏面に、
決済を電子的に行うことに同意する旨の同意文の印字を
行う同意書印字ステップとを備えている。
【0009】また、本発明の小切手を処理する装置は、
小切手に基づく決済を電子的に行うことの可否を入力部
と、該入力装置にて決済を電子的に行うことが可である
旨の入力がなされた場合に、小切手の裏面に、決済を電
子的に行うことに同意する旨の同意文の印字を行う同意
書印字部とを備えている。
【0010】また、本発明のコンピュータ読取可能な記
録媒体には、小切手に基づく決済を電子的に行うことの
可否についての入力を受けるステップと、該ステップに
て決済を電子的に行うことが可である旨の入力がなされ
た場合に、受け付けた小切手の裏面に、決済を電子的に
行うことに同意する旨の同意文の印字を行うコマンドを
小切手処理装置に送信するステップと、を実行させるた
めのプログラムが記録されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態である
システムの外観図である。また、図2は、本実施形態の
システムのブロック構成図である。本実施形態のシステ
ムは、店舗の会計カウンター等に設置され、互いに通信
可能に接続された小切手処理装置10およびレジスター
装置20により構成されている。
【0012】図1に示す如く、小切手処理装置10は例
えば樹脂製のカバー12で覆われており、その前面部に
小切手を挿入するための挿入口14が設けられていると
共に、上面部に小切手を排出するための排出口16が設
けられている。また、小切手処理装置10の上面部後方
には、レシート印字部24が設けられている。一方、レ
ジスター装置20は、タッチパネル機能付きディスプレ
イ部22、クレジットカードリーダー部26、カスタマ
ーディスプレイ27等を含んでいる。
【0013】図2に示す如く、小切手処理装置10は、
中央処理装置(CPU)40を備えている。また、レジ
スター装置20は、ホストコンピュータ28および記憶
装置30を備えている。小切手処理装置10のCPU4
0とレジスター装置20のホストコンピュータ28と
は、有線または無線により、インタフェース57、29
を介して、相互に通信可能とされており、各種データを
授受することができる。
【0014】レジスター装置20において、上記したデ
ィスプレイ部22、クレジットカードリーダー部26、
および記憶装置30はホストコンピュータ28に接続さ
れている。さらに、ホストコンピュータ28は通信回線
32を介して、決済機関のサーバー(決済機関サーバ
ー)34に接続されている。
【0015】なお、決済機関は、例えばいわゆるクリア
リングハウスのような決済代行機関(店舗等からの依頼
に応じて決済処理を代行する機関)であってもよいし、
金融機関自体であってもよい。こうした決済機関は、小
切手振出人の口座番号等に基づいて小切手の有効性を判
定する機能と、小切手による代金決済を実行する機能を
有するが、クリアリングハウスの場合には、その権限に
よっては、小切手の有効性を判定することしかできず、
決済処理を行う機能は有しないこともある。そのような
場合には、小切手の有効性の問い合わせはクリアリング
ハウスのサーバーへ、決済実行指示は金融機関(または
決済機能を有するクリアリングハウス)へ夫々送られる
こともあるが、本実施形態では、決済機関がこれら両機
能を有するものとして説明する。
【0016】図2に示す如く、小切手処理装置10は、
また、CPU40に接続されたMICR読取部42、小
切手印字部44、スキャナ部46、小切手搬送部48、
および小切手位置検出部50、およびROM、RAM等
のメモリ56、インタフェース57等を備えている。な
お、上記したレシート印字部24もCPU40に接続さ
れており、CPU40からの指示に応じてレシートを印
字する。
【0017】図14は、本実施形態の小切手処理装置1
0の内部概略側面図である。この図に示されるように、
小切手処理装置10の内部には、挿入口14から排出口
16に至る小切手の搬送経路15が形成される。搬送経
路15は、挿入口14側が水平方向を向く一方、排出口
16側が垂直方向を向いており、側面視においてL字状
に曲折する。搬送経路15上には、挿入口14側から順
に、検出器50a、MICRヘッド(磁気ヘッド)42
a、送りローラ48a、検出器50b、送りローラ48
b、印字ヘッド44a、検出器50cおよびスキャナ4
6が配置され、さらに、スキャナ46の対向位置には、
送りローラ48cが設けられる。
【0018】MICR読取部42は、小切手の表面に記
録された磁気インク文字の読取処理(MICR:Magnet
ic Ink Character Recognition)を行う機能を有するも
のであり、磁気ヘッド42a及び磁気ヘッドが出力した
信号を解析し、磁気インク文字を認識するコントローラ
を有している。
【0019】後述するように、CPU40の指示によ
り、MICR読取部42に読み取られたデータは、イン
タフェース57を介して、ホストコンピュータ28に送
信される。ホストコンピュータ28は、MICR読取部
42による読み取りデータに基づいて決済機関サーバー
34へ小切手の有効性を問い合わせる。
【0020】図3は、本実施形態の小切手処理装置10
で処理された小切手の一例を表す概略図である。磁気イ
ンク文字は、図3に示す小切手表面のMICR記録領域
60に記録されており、その記録データには小切手振出
人の口座番号等が含まれている。なお、ここでいう口座
番号とは、銀行コード・営業店コード等を含んで口座を
一意的に特定できる番号を意味するものとする。
【0021】小切手印字部44は、ドットインパクト方
式等の適宜な方式の印字ヘッド44aを含んで構成さ
れ、CPU40からの指示に応じて、小切手の上面に、
支払先、日付、金額等の表書き事項や、小切手決済を電
子的に行うことへの同意文書およびサイン欄等の裏書き
事項を印字する。表書事項は図3に示す表書領域62に
印字される。
【0022】レシート印字部24は、例えばサーマル方
式等の適宜な方式の印字ヘッドを含んで構成され、CP
U40からの指示に応じて、ロール紙収容部から引き出
されたロール紙に、レシート、クーポン、領収書等を印
字した後、不図示のオートカッタにより、印字されたロ
ール紙を切断する。
【0023】スキャナ部46は、例えば密着型イメージ
センサ等の適宜なイメージセンサを含んで構成され、C
PU40からの指示に応じて小切手の表面をスキャン
し、得られた画像データは、一時的にメモリ56(RA
M)に保存される。なお、本実施形態では、スキャナ部
46が生成する画像データの各画素は例えば8ビット2
56階調(0〜255)のグレイスケールで表されるも
のとする。
【0024】なお、本実施形態では、上記したMICR
読取部42による磁気インク文字の読取、小切手印字部
44による印字、およびスキャナ部46によるスキャン
の各処理は、挿入部14に挿入された小切手の上面(図
14に示す搬送路15において、磁気ヘッド42a、印
字ヘッド44a、スキャナ46が配置されている側)か
ら行うように構成されており、これらの処理を行う場合
には、磁気インク文字の印字面を上向きにして小切手を
挿入部14へ挿入するものとするが、これらの上下は逆
であってもよい。
【0025】小切手搬送部48は、小切手を搬送経路1
5に沿って搬送するためのものであり、数組の搬送ロー
ラ48a〜48cおよびこれらのローラを駆動する不図
示のモータ等により構成される。
【0026】小切手位置検出部50は、小切手の上記搬
送経路15上での位置を検出するものであり、小切手
が、挿入口14から所定量だけ挿入された位置、小切手
印字部44による表書印字・同意書印字の開始位置、M
ICR読取部42による読み取り開始位置、スキャナ部
46によるスキャン開始位置、後述するプレスキャン開
始位置、小切手が排出口16から排出された位置等に夫
々到達したかどうかを示す信号をCPU40へ供給す
る。本実施形態では、図14に示すように、搬送経路1
5に、3つの検出器50a〜50cが設けられている。
【0027】報知部58は、プリンタの状態をオペレー
タに、視覚的又は音声を用いて報知するためのものであ
り、例えば、LED、液晶等の表示パネル又は又ブザー
等を用いて構成される。
【0028】次に、本実施形態において行われる処理の
内容について説明する。図4〜図7は、本実施形態で実
行される処理全体の流れを表すフローチャートである。
なお、図4〜図7に示す処理は、CPU40がメモリ5
6(ROM)に保存されているファームウエアを実行す
ることにより、およびホストコンピュータ28が記憶装
置30の記憶部に記憶されたアプリケーションプログラ
ムを読み出して実行することにより実現される。図4に
示す如く、ある買物客についてレジ処理が完了すると、
ホストコンピュータ28において、その買物客について
の決済金額が決定される(S100)。次に、ディスプ
レイ部22に決済方法(現金かクレジットカードが小切
手か)を選択するための選択画面が表示され(S10
2)、この選択画面で何れの決済方法が選択されたかが
判別される(S104)。その結果、現金またはクレジ
ットカードが選択された場合には、それらに応じて現金
またはクレジットカードによる決済が行われて(S10
6)、処理は終了する。一方、決済方法として小切手が
選択された場合は、小切手決済を電子的に行ってよいか
どうかを確認するための確認画面がディスプレイ部22
に表示される(S108)。店員は買物客に対して、小
切手決済を電子的に行うことへの了承を求め、了承が得
られた場合には上記確認画面において「確認」ボタンを
選択し、一方、了承が得られない場合には「従来処理」
ボタンを選択する。ホストコンピュータ28は確認画面
で何れのボタンが選択されたかを判別し(S110)、
「確認」ボタンが選択された場合は、小切手に既に表書
が行われているか否かを入力するための画面を表示させ
る(S112)。この画面で入力された表書の有無は、
後述するように、小切手処理装置10にて表書印字を行
うか否かを判断する際に用いられる。なお、「従来処
理」ボタンが選択された場合の処理については後述す
る。
【0029】表書の有無が入力されると、次に、小切手
の挿入を促すメッセージが表示される(S114)。こ
れに応じて店舗の店員が買物客から受取った小切手を小
切手処理装置10の挿入部14へ挿入する。小切手処理
装置10のCPU40は、小切手位置検出部50からの
検出信号に基づいて小切手が挿入されたか否かを判別し
(S116)、挿入されるとその旨の信号をホストコン
ピュータ28へ送信する(S118)。ホストコンピュ
ータ28は、この信号に応じて、小切手の磁気インク文
字を読み取るべき旨の指示をCPU40へ送信する(S
120)。
【0030】CPU40は、この指示に応じて、小切手
搬送部48により小切手をMICR読取部42による読
み取り位置まで搬送させたうえで、MICR読取部42
により小切手の磁気インク文字を読み取らせる(S12
2)。そして、磁気インク文字が正しく読み取られた場
合には読み取って得られた口座番号等のデータを、ま
た、磁気インク文字が読み取られなかった場合はその旨
のデータを、夫々、読み取り結果としてホストコンピュ
ータ28へ送信する(S124)。
【0031】ホストコンピュータ28では、CPU40
から送信されてきた読み取り結果に基づいて、磁気イン
ク文字が正しく読み取られたか否かを判別する(S12
6)。その結果、読み取られていない場合には、磁気イ
ンク文字を読み取ることができない旨のメッセージが表
示され(S128)、小切手を排出すべき旨の指示がC
PU40へ送信(S130)された後、処理は終了す
る。CPU40はこの指示を受信すると小切手搬送部4
8により小切手を排出口16から排出させる(S13
1)。これにより、磁気インク文字の記録のない不正な
小切手(あるいは小切手以外の紙片)を挿入した場合
や、小切手を裏向きに挿入した場合等に、処理が進めら
れるのを防止することができる。
【0032】一方、磁気インク文字が読み取られた場合
には、ホストコンピュータ28は読取データに含まれる
口座番号が正しいか否か(つまり、その口座番号の口座
が存在するか否か)を決済機関サーバー34へ問い合わ
せる(S132,S134)。その結果、口座番号が正
しくない場合には、当該小切手の取扱いは不可である旨
のメッセージが表示され(S136)、小切手の排出指
令がCPU40へ送信(上記S130)された後、処理
は終了する。一方、口座番号が正しい場合には、CPU
40に対して、プレスキャン開始指示が送信される(S
138)。
【0033】CPU40は、プレスキャン開始指示を受
けると、小切手のプレスキャンを行って、画像データを
2値化するための閾値を決定するまでの一連の閾値決定
処理を実行する(S140)。
【0034】図8は、図4のS140で行われる閾値決
定処理における閾値決定の原理を説明するための図であ
り、小切手画像を構成する各画素のグレイレベルの度数
分布の一例を示している。S140で行われる閾値決定
処理では、グレイレベルの度数分布を、小切手の印字ま
たは手書きされた文字部分に相当するグレイレベルの値
の小さな部分(つまり色の暗い部分)のピークP1と、
小切手の背景部分に相当するグレイレベルの値の大きな
部分(つまり色の明るい部分)のピークP2とに分離
し、暗い側のピークP1の上限部の値PMinと明るい側
のピークP2の下限部の値PMaxとの中間の間を閾値T
Hとして決定する。
【0035】図9は、上記の原理に基づいてCPU40
が実行する閾値決定処理の概要を表すフローチャートで
ある。図9に示す如く、先ず、小切手の特定の箇所につ
いてプレスキャンにより画像データが取得される(S3
00)。図10は、プレスキャンによる画像取得の対象
となる小切手の箇所を示す。図10に示すように、プレ
スキャンでは、磁気インク文字が記録されたMICR記
録領域60と重なる部分(以下、MICR部という)S
MICR、および、磁気インク文字部分以外の部分(以下、
非MICR部という)Sb1〜Sb3について画像データを
取得する。本実施形態では、MICR部Smおよび非M
ICR部Sb1〜Sb3を、小切手の幅方向に横並びとなる
ように選択している。小切手をスキャンする場合には、
小切手をその長手方向に送りながらスキャナ部46で画
像を読み取る。したがって、上記のようにMICR部S
MICRおよび非MICR部Sb1〜Sb3を選択することで、
小切手をこれら部分の長さ(図10に示すL)だけ送れ
ばプレスキャンが終了することとなり、プレスキャンに
要する時間を短縮できる。
【0036】ただし、プレスキャンの対象箇所は上記し
たものに限らず、より適切な閾値決定を行えるように適
宜選択すればよい。たとえば、MICR部を1箇所に限
らず2箇所以上としてもよいし、非MICR部を3箇所
に限らず、1〜2箇所、または4箇所以上としてもよ
く、また、夫々の位置や寸法も適宜選択することができ
る。
【0037】上記のプレスキャンが終了すると、次に、
プレスキャンにより得られた画像データについてグレイ
レベルの出現頻度を表す度数分布が作成される(S30
2)。
【0038】図11は、度数分布作成処理の詳細を示す
フローチャートである。同図に示すように、先ず、MI
CR部SMICRについての画像データから度数分布Hm
(g)が決定される(S302A)。ただし、gは画素
のグレイレベル(本実施形態では0〜255)であり、
値が大きいほど明るい(白に近い)ことを示す。度数分
布Hm(g)の作成にあたり、MICR部SMICRは小切
手のなかでも特に重要度の高い情報を表す部分であるこ
とから、度数の値を例えば2倍して重み付けする。すな
わち、Hm(g)=2・Hm(g)とする。
【0039】次に、非MICR部Sb1〜Sb3の夫々の画
像データから、各部分の度数分布Hb1(g)、Hb2
(g)、Hb3(g)が求められる(S302B)。
【0040】次に、上記のように求めた度数分布Hm
(g)、Hb1(g)、Hb2(g)、Hb3(g)が以下の
ように、夫々、H'm(g)、H'b1(g)、H'b2
(g)、H'b3(g)に修正される(S302C)。
【0041】g≦BGthの場合 H’m(g)=Hm(g) H’bi(g)=Hbi(g) (i=1,2,3) g>BGthの場合 H’m(g)=0 H’bi(g)=0 (i=1,2,3)
【0042】ここで、BGthは、スキャナ部46の受光
部前方にスキャン対象が存在せず、背景の画像を撮像し
た場合に検出されるグレイレベルの下限値であり、例え
ば254程度の値に設定される。すなわち、上記の修正
により、小切手の背部の画像が画像データに含まれてし
まった場合にも、その画像部分についての度数がゼロに
クリアされることで、小切手部分のみについての度数分
布が正しく求められることとなる。
【0043】次に、上記のように修正された各度数分布
H'm(g)、H'b1(g)、H'b2(g)、H'b3(g)
の各グレイレベルgの度数について、そのグレイレベル
gの度数と、隣接する2・K個(グレイレベルgより大
きい側のK個と小さい側のK個)のグレイレベルの度数
との、計(2・K+1)個の度数の平均値をとることに
より、各度数分布の平均化処理が行なわれる。(S30
2D)。
【0044】すなわち、MICR部SMICRについて、
[数1] によりH''m(g)が計算され、また、非MICR部Sb
1〜Sb3について[数2] によりH''b1(g)、H''b2(g)、H''b3(g)が計
算される。なお、Kの値として、例えば4を用いる。
【0045】この平均化処理により、度数分布の雑音部
分が除去され、各部分の画像の特徴が度数分布によって
より正しく表されることとなる。
【0046】そして、非MICR部の度数分布H''b1
(g)、H''b2(g)、H''b3(g)について次式のよ
うに総和をとることで、非MICR部についての統合し
た度数分布H''b(g)が計算される(S302E)。
【0047】H''b(g)=H''b1(g)+H''b2
(g)+H''b3(g) (g=0〜255) 以上により、度数分布作成処理は終了する。
【0048】次に、上記のように作成された度数分布
H''m(g),H''b(g)から、閾値を計算するための
パラメータであるPMin、PMaxを決定する処理が行われ
る(図8のS304)。
【0049】図12は、パラメータPMin,PMaxの決定
処理の詳細を示すフローチャートである。図12に示す
ように、先ず、MICR部SMICRの度数分布H''m
(g)から、パラメータPMinが決定される(S304
A)。このパラメータPMinは、MICR部SMICRの度
数分布H''m(g)の相対度数r(g)(総度数に対す
る比率)について、g=0〜PMinの累積値が所定値R
(例えば0.1)となるような値として求められる(図
7の左側部分を参照)。すなわち、PMinは、[数3] として、[数4] を満足するようなgの最大値として求められる。
【0050】次に、MICR部SMICRの度数分布H''m
(g)からパラメータPmMaxが求められる(S304
B)。具体的には、度数分布H''m(g)の度数が最大
となるgの値を最頻値nmodとし、度数分布H''m(g)
において、gの値をnmodから1ずつ減少させていった
場合に、H''m(g)の値が初めて所定値M(例えば3
0)を下回った点でのgの値をPmMaxとする(図7の右
側部分を参照)。
【0051】次に、非MICR部の度数分布Hb(g)
から、パラメータPbMaxが求められる(S304C)。
このパラメータPbMaxも、上記したパラメータPmMaxを
求めた場合と同様に、度数分布H''b(g)を最大にす
るgの値nmodを求め、gの値をnmodから1ずつ減少さ
せていった場合に、H''b(g)の値が初めてMを下回
った点でのgの値をPbMaxとする。
【0052】そして、MICR部SMICRについてのPmM
axと、非MICR部についてのPbMaxとを比較し、小さ
い方の値をPMaxとして採用する(S304D)。
【0053】以上のようにしてパラメータPMinおよび
PMaxが求められると、次に、2値化用の閾値を決定す
ることが可能か否かが判定される(図7のS306)。
具体的には、PMaxの値が0である場合に、閾値を決定
することは不可であると判定され、それ以外の場合に、
閾値を決定することは可能であると判定される。すなわ
ち、PMaxの値が0であるということは、MICR部SM
ICRの度数分布H''m(g)または非MICR部Sbの度
数分布H''b(g)の少なくとも一方について、度数が
その最大ピークの下側(グレイレベルが小さい側)にお
いて所定値Mを下回ることがないことを意味する。その
ような場合には、小切手の文字が記録されていない背景
部分に相当する色の明るい側のピークP2が度数分布に
明瞭に表れていないことになるため、閾値の決定は不可
能である(つまり、2値化すると元の画像データで表さ
れていた情報を再現できなくなってしまう)と判定する
のである。
【0054】上記の判定処理の結果、閾値の決定が可能
であると判定された場合にはPMin,PMaxを用いて閾値
THが計算される(図9のS308)。具体的には、閾
値THをPMinとPMaxとの間のPMin側からTパーセン
ト(例えば58%)の値とする。すなわち、 TH=PMin+(PMin−PMax)・T/100 により閾値THを計算する。
【0055】ただし、PMin≧PMaxの場合(つまり、色
の暗い側のピークP1と色の明るい側のピークP2とが
重なり合うような場合)には、PMinの値を閾値THと
する。
【0056】CPU40は上記した閾値決定処理が終了
すると、閾値を決定できたか否かの処理結果をホストコ
ンピュータ28へ送信する(図4のS142)。
【0057】ホストコンピュータ28は、送信されてき
た処理結果に基づいて、例えば、閾値が決定できなかっ
た場合には、その旨の表示(例えば画像データの保存に
あたり2値化は行わない旨)の表示を行う(図5のS1
44)。ただし、そのような表示は省略してもよく、そ
の場合には、上記S142ではCPU40からホストコ
ンピュータ28へ閾値決定処理が終了した旨のみを送信
すればよい。
【0058】ホストコンピュータ28は、CPU40か
ら上記の処理結果を受信すると、CPU40へ小切手無
効印字の指示を送信する(S148)。これに応じて、
CPU40は、小切手搬送部48により小切手を無効印
字開始位置まで搬送させたうえで、小切手印字部44に
より小切手表面に「VOID」等の小切手無効印字を行
わせる(S150)。なお、画像データに小切手無効印
字を読み取らせたくない場合は、別処理として小切手無
効印字を行うこともある。
【0059】また、ホストコンピュータ28は、CPU
40から小切手無効印字完了の通知を受けると、上記し
た表書有無入力(S112)の結果に基づいて、小切手
に表書が行われているか否かを判別する(S152)。
この判別の結果、表書が行われていなければ、表書印字
が必要であると判断され、CPU40に対して、支払
先、日付、金額等を含む表書事項を印字すべき旨の指示
が送信される(S154)。これに応じて、CPU40
は、小切手搬送部48により小切手を表書印字開始位置
まで搬送させ、小切手印字部44により小切手へ表書の
印字を行わせる(S156)。ホストコンピュータ28
は、CPU40から表書印字完了の通知を受けるとS1
58へ進む。一方、上記S152で小切手に既に表書が
行われている場合は、表書印字は不要と判断され、表書
印字指令は送信されることなくS158へ進む。
【0060】なお、表書項目に含まれる支払先、金額、
日付等のうち、支払先は本システムが設置された店舗の
名称であってシステム毎に予め設定されており、金額は
上記S100で決定された決済金額の値が用いられ、日
付はシステム時計から取得される。すなわち、表書印字
を行うにあたり表書項目を改めて入力することは不要で
ある。
【0061】S158では、ホストコンピュータ28か
らCPU40へ小切手の本スキャンを行うべき旨の指示
が送信される。これに応じて、CPU40は、小切手搬
送部52により小切手を搬送させながらスキャナ部46
により画像スキャンを実行させ、スキャンが終了した小
切手を排出口16から排出させる(S160)。なお、
S160での本スキャンによる画像データの取得は、小
切手全面について行ってもよいし、あるいは、小切手番
号、口座番号、振出人署名、金額等の小切手を特定する
のに必要な事項を含む一部分について行ってもよい。
【0062】次に、CPU40は、上記S140の閾値
決定処理において閾値を決定できたか否か判別する(S
162)。その結果、閾値が決定できた場合には、画像
データを2値化しても、小切手を特定するための必要事
項は再現可能であると判断される。この場合、2値化し
た画像データを取引の証拠として用いることができるの
で、決定された閾値THを用いて画像データの2値化処
理が行われたうえで(S164)、この画像データがホ
ストコンピュータ28へ送信される(S166)。一
方、閾値決定処理において閾値が決定できなかった場合
には、画像データを2値化すると小切手を特定するため
の必要事項を再現できなくなってしまうので、2値化処
理は行われることなく、スキャンにより得られた256
階調の画像データがそのままホストコンピュータ28へ
送信される(S166)。
【0063】ホストコンピュータ28は、CPU40か
ら送信されてきた画像データを、小切手の口座番号や金
額等の情報を含む決済データと共に記憶装置30へ記録
する(S168)。
【0064】次に、ホストコンピュータ28は、「小切
手の裏面を上にして挿入してください。」という旨のメ
ッセージをディスプレイ部22に表示させる(図6のS
170)。このメッセージに応じて、店舗の店員は、上
記S160で排出された小切手を裏面が上向きとなるよ
うに小切手処理装置10の挿入部14へ挿入する。小切
手処理装置10のCPU40は、小切手位置検出部50
からの検出信号に基づいて小切手が挿入されたか否かを
判別し(S172)、挿入されるとその旨の信号をホス
トコンピュータ28へ送信する(S174)。ホストコ
ンピュータ28は、この信号に応じて、小切手が表裏の
何れを上向きにして挿入されたかを確認すべき旨の指示
をCPU40へ送信する(S176)。これに応じて、
CPU40は、小切手搬送部48により小切手を搬送さ
せながら、MICR読取部42により磁気インク文字が
検出されるかどうかを監視する。そして、小切手を所定
位置(小切手の表面を上にして挿入していれば磁気イン
ク文字が検出されるはずの位置)まで搬送しても、磁気
インク文字が検出されない場合は、小切手は裏面を上向
きに挿入されたと判定し、一方、上記所定位置へ搬送す
るまでに磁気インク文字が検出された場合は、表面を上
向きに挿入されたと判定する(S178)。そして、こ
の判定結果をホストコンピュータ28へ送信する(S1
80)。
【0065】ホストコンピュータ28は、CPU40か
ら送信されてきた判定結果を判別し(S182)、小切
手が裏面を上向きに挿入されていない場合には、上記S
170と同様に、小切手の裏面を上向きにして挿入すべ
き旨のメッセージを表示させる(S184)と共に、C
PU40へ小切手を排出すべき旨の指示を送信する(S
186)。これに応じて、CPU40は、小切手搬送部
48により小切手を排出口16から排出させる(S18
8)。そして、小切手が再度挿入口14に挿入されてそ
の旨の通知がCPU40からホストコンピュータ28へ
送信されると(S172,S174)、ホストコンピュ
ータ28において上記S176以降の処理が再び実行さ
れる。
【0066】一方、上記S182において、小切手が裏
面を上向きに挿入されている場合には、ホストコンピュ
ータ28は、同意書およびサイン欄を印字すべき旨の指
示をCPU40へ送信する(S190)。これに応じ
て、CPU40は、小切手搬送部48により小切手を同
意書・サイン欄印字開始位置まで搬送させたうえで、小
切手印字部44により同意書およびサイン欄を印字させ
る(S192)。図13は、小切手裏面に印字された同
意書およびサイン欄を英文で印字した例を示す。同図に
示すように、小切手裏面には、小切手の電子的決済への
同意文70、決済金額72、およびサイン欄74等が印
字される。
【0067】なお、上記の説明では、小切手を所定位置
へ搬送するまでに磁気インク文字が検出された場合に、
小切手が裏面を下にして挿入されたと判断し小切手を排
出するものとして説明した。しかしながら、同意書・サ
イン欄の印字開始位置が上記所定位置よりも挿入口14
から遠い側にある場合は、当初から同意書・サイン欄の
印字開始位置を目標位置として小切手を搬送し、この目
標位置に到達するまでに磁気インク文字が検出された時
点で、小切手が裏面を下にして挿入されたと判断して小
切手を排出することとしてもよい。
【0068】ホストコンピュータ28は、CPU40か
ら同意書・サイン欄印字完了の通知を受けると、CPU
40に対して、小切手を排出すべき旨の指示を送信する
(S194)。これに応じて、CPU40は、小切手搬
送部48により小切手を排出口16から排出させる(上
記S188)。そして、ホストコンピュータ28は、C
PU40から排出完了の通知を受けると、「同意書にサ
インをもらったうえで再度裏面を上にして挿入してくだ
さい」という旨のメッセージをディスプレイ部22に表
示させる(S196)。
【0069】店舗の店員は裏面に同意書・サイン欄が印
字された小切手を買物客に提示し、サイン欄へのサイン
を求める。そして、サインされた小切手を再び裏面(つ
まり同意書・サイン欄を含む面)を上にして挿入口14
へ挿入する。
【0070】CPU40は、小切手位置検出部50から
の検出信号に基づいて小切手が挿入されたか否かを判別
し(S198)、挿入されるとその旨の信号をホストコ
ンピュータ28へ送信する(S200)。その後、上記
S176〜S182と同様にして、挿入された小切手の
表裏の向きを判定する処理が行われる(S202〜S2
08)。その結果、小切手が裏面を上にして挿入されて
いない場合は、上記S184〜S188にて、裏面を上
にして挿入すべき旨が表示されて、小切手が排出され
る。
【0071】一方、小切手が裏面を上にして挿入されて
いる場合は、ホストコンピュータ28はCPU40へ小
切手のスキャンを行うべき旨の指示を送信する(S21
0)。これに応じて、CPU40は、小切手搬送部48
により小切手を搬送させながらスキャナ部46により小
切手をスキャンさせる(S212)。なお、このスキャ
ンは、少なくとも、同意書およびサイン欄が印字された
領域について行えばよい。CPU40は、スキャンによ
り得られた画像データに基づいて、上記S140と同様
の手法により閾値決定処理を行う(S214)。そし
て、閾値を決定できたか否かを判別し(S216)、閾
値を決定できた場合には、この閾値を用いて2値化処理
を行(S218)、2値化画像データをホストコンピュ
ータ28へ送信する(S220)。一方、閾値を決定で
きなかった場合は、グレイスケールで表された元の画像
データのままホストコンピュータ28へ送信する(S2
20)、ホストコンピュータ28は、CPU40から送
信されてきた画像データを上記S168で記録した表面
の画像データおよび決済データと対応付けて記憶装置3
0に記録する(S222)。
【0072】また、上記S110(図4)にて、決済処
理の電子化についての承諾が得られなかった場合には、
ホストコンピュータ28は、表書を印字するため小切手
を挿入すべき旨のメッセージをディスプレイ部22に表
示させ(S250)、その後、図7に示すS252以降
の処理を実行する。
【0073】すなわち、上記図5のS152,S154
と同様に、表書の有無を判定して(S252)、表書が
行われていなければCPU40へ表書印字指示(S25
4)を送信し、これに応じて、CPU40は表書印字
(S256)を実行する。そして、ホストコンピュータ
28はCPU40へ小切手排出指示を送信し(S25
8)、これに応じて、CPU40は小切手を排出口16
から排出させる(S260)。小切手が排出されると、
買物客にはレシート印字部24で印字された詳細レシー
トのみが渡され、小切手は店舗側で保管されて従前の非
電子的な小切手決済処理が行われることとなる。
【0074】ホストコンピュータ28は、例えば毎日の
夜間等の適宜なタイミングで、記憶装置30に記録され
た決済データに基づいて、決済機関サーバー34に対し
て決済依頼を送信する。決済機関サーバー34は、この
決済依頼に応じて、小切手口座番号の口座から、依頼元
店舗の口座へ指定された金額を振り込むための処理を行
い、これにより、小切手の決済が完了する。
【0075】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、小切手の裏面に、小切手決済を電子的に行うことへ
の同意書を印字するので、処理済の小切手が同意書とし
ての役割もはたすこととなる。このため、顧客は1回の
取引につき小切手と同意書という2種類の書類を管理す
る必要がなくなり、顧客にとって小切手の管理負担が軽
減される。また、店舗側でも、同意書印字用の紙が不要
となるので、紙の使用量を削減することができ、業務効
率が向上する。
【0076】また、MICR読取部42により小切手の
磁気インク文字が読み取れない場合に、小切手が同意書
を印字するための正しい向きに(つまり、本実施形態で
は小切手裏面を上向きに)挿入されたと自動判別し、こ
の場合に限り、小切手に同意書を印字する。このため、
誤って小切手の表裏を逆にして挿入した場合に、小切手
表面に同意書が印字されてしまうのを防止することがで
きる。
【0077】また、同意書にサインがなされた小切手を
再び受け付けて、小切手裏面(つまり同意書およびサイ
ンのある面)の画像データを取得して記録する。このた
め、店舗側で同意書を紙媒体として保存することが不要
となり、店舗側での同意書管理負担をなくすことができ
る。そして、小切手表面についても画像データを記録す
ることと相俟って、小切手決済を電子的に行う場合の小
切手管理における完全なペーパーレス化を実現すること
ができる。
【0078】また、同意書の印字面をスキャンする場合
にも、MICR読取部42により小切手の磁気インク文
字が読み取れない場合に、小切手が同意書をスキャンす
るための正しい向きに(つまり、小切手裏面を上向き
に)挿入されたと判別し、この場合に限り、小切手のス
キャンを行う。このため、誤って小切手の表裏を逆にし
て小切手を挿入した場合にも、同意書が印字されていな
い小切手表面の画像データを取得して記録してしまうの
を防止することができる。
【0079】また、小切手の表面および裏面(同意書
面)の画像データを、2値化しても必要な情報が失われ
ない場合には、2値化画像データとして記録することに
よりデータ量を削減できると共に、2値化すると必要な
情報が失われてしまう場合には、グレイスケールのデー
タのまま記録することで、記録した画像データを確実に
取引の証拠、および、決済を電子的に行うことへの同意
を得た証拠として用いることができる。
【0080】なお、上記実施形態では、小切手印字部4
4が挿入口14へ挿入された小切手の上側の面に印字す
るように配置されているものとして、同意書を印字する
場合には、小切手の裏面を上向きに挿入口14へ挿入す
るものとした。しかしながら、小切手印字部44が小切
手の下側の面に印字するように配置されている構成で
は、同意書を印字する場合に小切手の裏面を下向きに挿
入口14へ挿入することになる。
【0081】また、小切手を水平ではなく、縦向きにし
て挿入する構成を取ることも可能である。かかる構成で
は、小切手印字部44は小切手の左右何れかの側に設け
られることとなるが、そのような場合には、小切手裏面
を小切手印字部44が設けられた側に向けて挿入すれば
よいことになる。また、小切手印字部44が2つの印字
部を有して小切手の両面に印字できるよう構成されてい
る場合には、小切手の裏面が何れの側を向いているかを
自動判別して、裏面が向いている側の印字部で同意書を
印字するようにしてもよい。この場合には、小切手の裏
面を上下(あるいは左右)どちらに向けて挿入しても、
同意書の印字を行うことが可能となる。
【0082】また、上記実施形態では、小切手表面につ
いて表書印字やスキャンの処理を行った後いったん排出
し、改めて小切手を裏向きに挿入させることにより小切
手裏面に同意書を印字することとした。しかしながら、
小切手処理装置10に小切手の表裏を反転させる機構を
設け、小切手表面の処理が終了した後、この反転機構で
小切手の表裏を反転させることにより、小切手表面の処
理から同意書印字までを連続的に行えるようにすること
も可能である。また、このような反転機構を設けた場合
には、挿入された小切手の表裏が逆であると判別された
際に、この反転機構で表裏を逆転させることにより、小
切手の表裏をどちら側に向けて挿入したかにかかわら
ず、常に正しい面(同意書印字の場合は小切手裏面)に
処理を行うことが可能となる。
【0083】また、上記実施形態では、図6のS214
において、図9,図11,図12に示すルーチンで閾値
決定処理を行うこととしたが、これに限らず、他の適宜
な閾値決定手法を用いてもよい。また、2値化処理は行
わずに、常に、グレイスケールの画像データのまま記録
するようにしてもよい。同様に、図4のS140におけ
る小切手裏面についての閾値決定処理を他の適宜な閾値
決定手法を用いて行ってもよく、また、2値化を行わず
に常にグレイスケールの画像データ、又はカラーの画像
データのまま記録することとしてもよい。
【0084】また、上記実施形態では、小切手処理装置
10がホストコンピュータ28からの指示に応じて各処
理を行い、表示や入力等はホストコンピュータ28側で
行うものとしたが、小切手処理装置10およびホストコ
ンピュータ28を一体化した装置として構成してもよ
い。
【0085】さらに、本発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく
種々の変更や変形を行うこともできる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、小切手による決済が電
子的に行われる場合に小切手の管理を効率的に行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるシステム全体の外
観図である。
【図2】 本実施形態のシステムのブロック構成図であ
る。
【図3】 小切手処理装置で処理された小切手の一例を
表す概略図である。
【図4】 本実施形態で実行される処理全体の流れを表
すフローチャート(その1)である。
【図5】 本実施形態で実行される処理全体の流れを表
すフローチャート(その2)である。
【図6】 本実施形態で実行される処理全体の流れを表
すフローチャート(その3)である。
【図7】 本実施形態で実行される処理全体の流れを表
すフローチャート(その4)である。
【図8】 図4のフローチャート中の閾値決定処理にお
ける閾値決定の原理を説明するための図であり、小切手
画像を構成する各画素のグレイレベルの度数分布の一例
を示す。
【図9】 小切手処理装置のCPUが実行する閾値決定
処理の概要を表すフローチャートである。
【図10】 プレスキャンによる画像取得の対象となる
小切手の箇所を示す図である。
【図11】 度数分布作成処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図12】 パラメータPMin,PMaxの決定処理の詳細
な内容を表すフローチャートである。
【図13】 小切手裏面へ印字された同意書の一例を示
す図である。
【図14】 図1に示す小切手処理装置の内部概略側面
図である。
【符号の説明】
10 小切手処理装置 14 挿入口 16 排出口 22 ディスプレイ部 30 記憶装置 34 決済機関サーバー 40 中央処理装置(CPU) 42 MICR読取部 44 小切手印字部 46 スキャナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 321 G07G 1/12 321L

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小切手の決済を電子的に処理するための
    方法において、 小切手に基づく決済を電子的に行うことの可否について
    の入力を受けるステップと、 該ステップにて決済を電子的に行うことが可である旨の
    入力がなされた場合に、小切手の裏面に、決済を電子的
    に行うことに同意する旨の同意文の印字を行う同意書印
    字ステップとを備える小切手処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の小切手処理方法におい
    て、 更に、前記小切手の表面に予め記録された口座情報を読
    み取る読取ステップと、 読み取った口座情報に基づいて、小切手の有効性を決済
    機関に確認するステップとを備え、 前記小切手の有効性が確認できた場合には、前記同意書
    印字ステップを実行し、確認できなかった場合には、前
    記同意書印字ステップを行わず、以降の処理を中止する
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の小切手処理方法におい
    て、 更に少なくとも、前記小切手の表面に予め記録された口
    座情報を含む画像データを取得し、その画像データを保
    存する第1の画像取得ステップを備える小切手処理方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の小切手処理方法におい
    て、 更に、前記小切手の表面の所定位置に、決済金額を含む
    表書き事項の印字を行う印字ステップを備える方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の小切手処理方法におい
    て、 更に、前記小切手の裏面が、前記同意文の印字を行う印
    字手段の側に向いているか否かを判別する判別ステップ
    を備え、 前記同意書印字ステップは、前記小切手の裏面が前記印
    字手段の側に向いている場合に、前記小切手の裏面に、
    前記同意文の印字を行うことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の小切手処理方法におい
    て、 前記判別ステップは、前記小切手の表面に予め記録され
    ている磁気インク文字が検出されるか否かを判別するス
    テップを含み、磁気インク文字の検出結果に基づいて、
    前記小切手の裏面が前記印字手段の側に向いているか否
    かを判別する方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の小切手処理方法におい
    て、前記小切手の裏面が前記印字手段の側に向いていな
    い場合は、小切手を搬送する手段により前記小切手を排
    出させるステップを備える方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の小切手処理方法におい
    て、 更に、前記小切手の裏面に印刷された同意文及びその同
    意文になされた署名を含む部分の画像データを取得し、
    その画像データを保存する第2の画像取得ステップを備
    える小切手処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の小切手処理方法におい
    て、 更に、前記小切手の裏面が、前記同意文を含む部分の画
    像データを取得するスキャナの側に向いているか否かを
    判別する判別ステップを備え、 前記第2の画像取得ステップは、前記小切手の裏面が前
    記スキャナの側に向いている場合に、前記同意文及びそ
    の同意文になされた署名を含む部分の画像データを取得
    することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の小切手処理方法にお
    いて、前記小切手の裏面が前記スキャナの側に向いてい
    ない場合は、小切手を搬送する手段により前記小切手を
    排出させるステップを備えることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 小切手の決済を電子的に処理するため
    の装置において、 小切手に基づく決済を電子的に行うことの可否を入力部
    と、 該入力装置にて決済を電子的に行うことが可である旨の
    入力がなされた場合に、小切手の裏面に、決済を電子的
    に行うことに同意する旨の同意文の印字を行う印字部と
    を備える小切手処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、前記小切手の表面に予め記録された口座情報を読
    み取る読取部と、 読み取った口座情報に基づいて、小切手の有効性を決済
    機関に確認する手段とを備え、 前記小切手の有効性が確認できた場合に、前記印字部
    は、同意書の印字を行う小切手処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に少なくとも、前記小切手の表面に予め記録された口
    座情報を含む画像データを取得するスキャナを備えた小
    切手処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の小切手処理装置にお
    いて、 前記印字部は、更に小切手の表面の所定位置に、決済金
    額を含む表書き事項の印字も行う小切手処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、前記小切手の裏面が、前記印字部の側に向いてい
    るか否かを判別する判別手段を備えており、 前記判別手段が小切手の裏面が前記印字部の側に向いて
    いることを検出した場合に、前記印字部は、同意書の印
    字を行う小切手処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の小切手処理装置にお
    いて、 前記判別手段は、磁気ヘッドを備えており、その磁気ヘ
    ッドを用いて小切手の表面に予め記録されている磁気イ
    ンク文字が検出されるか否かを判別し、磁気インク文字
    の検出結果に基づいて、前記小切手の裏面が前記印字部
    の側に向いているか否かを判別する小切手処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、小切手を搬送する小切手搬送部を備えており、 前記判別手段が小切手の裏面が前記印字手段の側に向い
    ていないことを検出した場合に、前記小切手搬送部は、
    前記小切手を装置外へ排出する小切手処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の小切手処理装置にお
    いて、 前記スキャナが、更に小切手の裏面に印刷された同意文
    及びその同意文になされた署名を含む部分の画像データ
    を取得する小切手処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、前記小切手の裏面が、前記スキャナの側に向いて
    いるか否かを判別する判別手段を備え、当該判別手段
    が、小切手の裏面が前記スキャナの側に向いていること
    を検出した場合に、前記スキャナは、前記画像データを
    取得する小切手処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、小切手を搬送する小切手搬送部を備えており、 前記判別手段が、前記小切手の裏面が前記スキャナの側
    に向いていないことを検出した場合に、前記小切手搬送
    部は、前記小切手を装置外へ排出する小切手処理装置。
  21. 【請求項21】 ホストに接続され、ホストから受信し
    たコマンドに従って小切手を処理する小切手処理装置に
    おいて、 小切手の表面に予め記録されている磁気インク文字を読
    み取るためのMICR読取部と、 小切手に印刷を行う印字部と、 小切手を搬送する搬送部と、 前記MICR読取部、前記印字部、前記搬送部を制御す
    る制御部とを備え、 当該制御部は、ホストから、小切手の裏面に印字するコ
    マンドを受信したときに、前記MICR読取部を用い
    て、小切手の表面に予め記録されている磁気インク文字
    が検出されるか否かを判別し、その検出結果に基づい
    て、前記印字部を制御し、小切手の裏面に印字を行う小
    切手処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の小切手処理装置にお
    いて、 更に、小切手の画像データを取得するスキャナを備え、 前記制御部は、ホストから前記小切手の裏面の画像デー
    タを取得するコマンドを受信したときに、前記MICR
    読取部を用いて、小切手の表面に予め記録されている磁
    気インク文字が検出されるか否かを判別し、その検出結
    果に基づいて、前記スキャナを制御し、前記画像データ
    を取得する小切手処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の小切手処理装置にお
    いて、前記制御部は、磁気インク文字が検出されるか否
    かの検出結果に基づいて、前記搬送部を制御し、前記小
    切手を装置外へ排出する小切手処理装置。
  24. 【請求項24】 小切手処理装置が接続されたコンピュ
    ータに、 小切手に基づく決済を電子的に行うことの可否について
    の入力を受けるステップと、 該ステップにて決済を電子的に行うことが可である旨の
    入力がなされた場合に、受け付けた小切手の裏面に、決
    済を電子的に行うことに同意する旨の同意文の印字を行
    うコマンドを小切手処理装置に送信するステップと、を
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    取可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の記録媒体において、 更に、前記小切手の表面に予め記録された口座情報を読
    み取るコマンドを、小切手処理装置に送信するステップ
    と、 その口座情報を小切手処理装置から受信するステップ
    と、 受信した口座情報に基づいて、小切手の有効性を決済機
    関に確認するステップと、 前記小切手の有効性が確認できた場合に、前記同意文の
    印字を行うコマンドを小切手処理装置に送信するステッ
    プと、を実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項24記載の記録媒体において、 更に、前記小切手の表面の画像データを取得するコマン
    ドを小切手処理装置に送信するステップと、 その小切手の表面の画像データを小切手処理装置から受
    信し、その画像データを保存する第1の画像取得ステッ
    プと、を実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項24記載の記録媒体において、 更に、前記小切手の表面の所定位置に、決済金額を含む
    表書き事項の印字を行うコマンドを小切手処理装置に送
    信するステップと、を実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項26記載の記録媒体において、 更に、前記同意文が印刷された小切手の裏面の画像デー
    タを取得するコマンドを小切手処理装置に送信するステ
    ップと、取得された小切手の裏面の画像データを小切手
    処理装置から受信し、その画像データを保存する第2の
    画像取得ステップと、を実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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