JP2003223485A - 筐体加工処理システム - Google Patents

筐体加工処理システム

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JP2003223485A
JP2003223485A JP2002020765A JP2002020765A JP2003223485A JP 2003223485 A JP2003223485 A JP 2003223485A JP 2002020765 A JP2002020765 A JP 2002020765A JP 2002020765 A JP2002020765 A JP 2002020765A JP 2003223485 A JP2003223485 A JP 2003223485A
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customer
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Application number
JP2002020765A
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Kunio Oshimo
邦夫 大霜
Yuji Ozaki
裕司 尾崎
Akira Tanaka
亮 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、筐体表面に好みの絵柄が描かれた電
子機器をほぼ確実に取得する。 【解決手段】本発明は、筐体加工受付サーバ1301が
携帯型専用端末1302から取得した筐体加工指定デー
タD70と、対応する筐体図面データ手71とに基づい
て、携帯型専用端末1302の筐体表面に絵柄画像13
18を貼り付けた状態を表す3次元絵柄貼付筐体画像1
321を生成して顧客に提示し、筐体表面への絵柄画像
1318の貼り付け状態が予想通りであると確認される
と、携帯型専用端末1302の筐体表面に絵柄画像を描
く加工を承諾することにより、顧客に携帯型専用端末1
302の筐体表面に所望の絵柄を描いた状態を3次元絵
柄貼付筐体画像1321で確認させたうえで、実際に携
帯型専用端末1302の筐体表面に加工を施して所望の
絵柄を描くことができ、筐体表面に好みの絵柄が描かれ
た電子機器をほぼ確実に取得させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筐体加工処理システ
ムに関し、例えばインターネットを利用して顧客に音楽
及び映画等の各種コンテンツデータや広告等の各種配信
情報のデータ(以下、これを配信データと呼ぶ)を提供
するデータ提供システムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、研究や学術用を目的として世界的
規模で多数の研究施設等が利用していたコンピュータ通
信ネットワークであるインターネットは、近年、商品の
販売やコンテンツデータの配信、企業や商品の宣伝等の
ような商用への利用により企業や顧客の間にもコンピュ
ータ通信のツールとして急激に普及している。
【0003】そして、インターネットを商用に利用すれ
ば、顧客は例えば家に居ながらにしてパーソナルコンピ
ュータにより所望の商品の購入や所望のコンテンツデー
タの取得を実行し得ると共に、当該パーソナルコンピュ
ータにより企業や商品の宣伝等のように種々の配信デー
タを取得し得るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ットを利用する顧客は、インターネットに接続可能なパ
ーソナルコンピュータ等の電子機器を取得する必要があ
る。
【0005】ところが、かかる電子機器は、筐体表面の
色や模様(以下、これらを絵柄と呼ぶ)がメーカによっ
て任意に設定されている。
【0006】このため、インターネットを利用する顧客
は、筐体表面の絵柄が自分の好みに合う電子機器を確実
に取得し得るとは言い難い問題があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、筐体表面に好みの絵柄が描かれた電子機器をほぼ確
実に取得し得る筐体加工処理システムを提案しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、筐体加工受付装置が筐体加工要求
装置から送信された、所望の電子機器と当該電子機器の
筐体表面に描く所望の絵柄画像とを指定する指定データ
を受信し、当該受信した指定データによって指定された
所望の電子機器の筐体表面の形状を表す筐体図面データ
と、その指定データによって指定された絵柄画像とに基
づいて、所望の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付
けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像デ
ータを生成して筐体加工要求装置に送信し、当該筐体加
工要求装置から絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して所望
の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態が予
想通りであると確認されたうえで送信された確認データ
を受信すると、当該受信した確認データに応じて所望の
電子機器の筐体表面に絵柄画像を描くための加工を承諾
するようにした。
【0009】従って、電子機器の筐体表面にメーカが任
意に設定した絵柄とは異なり、顧客に電子機器の筐体表
面に所望の絵柄を描いた状態を絵柄貼付筐体画像で確認
させたうえで、実際に電子機器の筐体表面に加工を施し
て所望の絵柄を描くことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0011】(1)データ提供システムによるインター
ネットの利用形態 図1に示すように、データ提供システム1においては、
当該データ提供システムを統括的に管理するシステム管
理サイト2が顧客3と、小売店やレンタルショップ等の
ように顧客3が直接来店する複数種類の店(以下、これ
を取扱店と呼ぶ)4A乃至4Nと、これら各取扱店4A
乃至4Nに後述する商品を販売する販売会社5と、広告
主や企業が開設した配信データ提供用のサイト(以下、
これを広告主企業サイトと呼ぶ)6との間でそれぞれイ
ンターネット(図示せず)を利用して通信し得るように
なされている。
【0012】この場合、図1と共に図2に示すように、
取扱店4A乃至4Nは、音楽、映画、ゲームソフト、小
説、写真及び漫画等のコンテンツ(音響データや映像デ
ータ及びテキストデータ等からなる)をCD(Compact
Disc)やDVD(Digital Versatile Disc )、CD−
ROM(Compact Disc-Read Only Memory)及び書籍
(ハードカバーの小説や写真集、絵本、漫画本)等の市
販のパッケージメディアとして販売及び貸出すレンタル
ショップや受験用の参考書及び問題集並びに文献等のコ
ンテンツ(テキストデータ等からなる)を書籍の市販の
パッケージメディアとして販売及び貸出す予備校等のよ
うにコンテンツを商品として取り扱う店である。
【0013】そして、取扱店4A乃至4Nは、新たな事
業の立ち上げや、すでに事業を立ち上げて商売を行って
いる状態でインターネットの利用を希望したときには、
パーソナルコンピュータ等を用いてその旨をシステム管
理サイト2に通知する。
【0014】システム管理サイト2は、取扱店4A乃至
4Nからインターネットの利用が希望されると、当該取
扱店4A乃至4Nからその名称、取り扱うコンテンツの
種類、取引銀行の口座番号等の取扱店情報を取得して取
扱店登録を実行する。
【0015】そして、システム管理サイト2は、予めコ
ンテンツデータベース(図示せず)に記憶している音
楽、映画、ゲームソフト、小説、写真、漫画、参考書、
問題集及び文献等の各種コンテンツデータのうちから取
扱店4A乃至4Nによって指定された種類毎にそれぞれ
多数のコンテンツデータをその取扱店4A乃至4Nに提
供することにより当該取扱店4A乃至4Nにこれらコン
テンツデータをデータベース化させて取扱店固有のコン
テンツデータベースを生成させる。
【0016】また、販売会社5は、この際システム管理
サイト2からの指示に従い取扱店4A乃至4Nにコンテ
ンツデータの記録再生機能を有する専用の携帯型専用端
末7A乃至7Nを商品として販売すると共に、当該取扱
店4A乃至4N毎に商品として取り扱うCD、DVD、
CD−ROM及び本等の市販のパッケージメディアを販
売する。
【0017】一方、インターネットの利用を希望する顧
客3は、例えばKIOSK等の簡易小売店に設置された
システム管理サイト専用のリクエスト端末(図示せず)
を操作することにより当該システム管理サイト2にアク
セスしてインターネットの利用を希望していることを通
知する。
【0018】システム管理サイト2は、顧客3によりイ
ンターネットの利用が希望されると、当該顧客3からそ
の氏名、性別、年齢及び取引銀行の口座番号等からなる
個人情報(以下、これを顧客情報と呼ぶ)を取得して顧
客登録を実行し、当該顧客情報を顧客登録情報としてデ
ータベース化して顧客データベース8を生成する。
【0019】そして、取扱店4A乃至4Nは、顧客登録
した顧客3に複数種類のコンテンツデータを買取形式及
び貸出形式の2種類の形式で提供しており、顧客3によ
りリクエスト端末が利用されてシステム管理サイト2経
由で所望のコンテンツデータを指定するコンテンツ指定
情報と、当該コンテンツデータに対する買取形式及び貸
出形式のうちの取得形態を表す形式指定情報とが通知さ
れると、これに応じてコンテンツデータの購入及びレン
タルの予約を受け付けるようになされている。
【0020】取扱店4A乃至4Nは、このようにして顧
客3からの予約を受け付けると、システム管理サイト2
の顧客データベース8から読み出した顧客3の顧客登録
情報(顧客3の口座番号)を用いてコンテンツデータの
購入(販売価格)及びレンタル(レンタル期間)に対す
る電子的な課金処理を実行した後、コンテンツデータベ
ースから要求に応じた所望のコンテンツデータを読み出
して携帯型専用端末7A乃至7Nの内部に設けられてい
る所定の記録媒体に記録する。
【0021】ここで、取扱店4A乃至4Nは、携帯型専
用端末7A乃至7Nも買取形態と貸出形態のいずれの形
態でも顧客3に使用させ得るようになされており、コン
テンツデータの要求時には顧客登録情報を用いて当該携
帯型専用端末7A乃至7Nの購入(販売価格)及びレン
タル(レンタル期間)に対する電子的な課金処理も同時
に実行している。
【0022】従って、取扱店4A乃至4Nは、例えば顧
客3により携帯型専用端末7A乃至7Nをレンタルで使
用するように希望されたときには、その顧客3の要求に
応じてコンテンツデータを記録した携帯型専用端末7A
乃至7Nを、当該顧客3の希望する引き渡しの形態に応
じて店頭で直接引き渡してレンタルし、又は配送会社9
によって配送してレンタルする。
【0023】これによりリクエスト端末を用いて、コン
テンツデータ及び携帯型専用端末7A乃至7Nに対する
購入及びレンタルをそれぞれ事前に予約した顧客3は、
その携帯型専用端末7A乃至7Nを手にすると、当該携
帯型専用端末7A乃至7Nでコンテンツデータを再生し
て楽しむことができるようになされている。
【0024】そして、このような携帯型専用端末7A乃
至7Nは、内部に設けられた通信機能によりコンテンツ
データを記録した取扱店4A乃至4Nにのみシステム管
理サイト2を介してアクセスしてコンテンツデータの購
入及びレンタル処理(課金処理を含む)を実行し得るよ
うになされている。
【0025】従って、取扱店4A乃至4Nは、顧客3か
らレンタル中の携帯型専用端末7A乃至7Nを用いて新
たなコンテンツデータの購入及びレンタルが要求される
と、要求されたコンテンツデータをシステム管理サイト
2経由でレンタル中の携帯型専用端末7A乃至7Nに送
信して記録することができ、かくしてパーソナルコンピ
ュータ等のインターネットに接続し得る機器(以下、こ
れをネット接続機器と呼ぶ)を所有していない顧客3に
も当該ネット接続機器を所有している顧客3と同様にイ
ンターネットを介してコンテンツデータを容易に配信し
得るようになされている。
【0026】ところで、システム管理サイト2は、携帯
型専用端末7A乃至7N及びリクエスト端末から取扱店
4A乃至4Nに送信されるコンテンツデータの購入及び
レンタルの要求を中継することにより、その要求の内容
を追加顧客情報として顧客データベース8内の顧客登録
情報に付加して当該顧客登録情報を更新しており、これ
により顧客登録情報から顧客の嗜好(例えば、顧客の取
得するコンテンツデータのジャンル)やインターネット
の利用状況等を把握し得るようになされている。
【0027】また、システム管理サイト2は、広告主企
業サイト6で各種配信データを提供している広告主や企
業から広告主名情報や企業名情報と、当該提供している
配信データのジャンル等を表す事業内容情報等とからな
る広告主企業情報を取得して、これを広告主企業登録情
報としてデータベース化することにより広告主企業デー
タベース10を生成している。
【0028】そして、システム管理サイト2は、顧客3
によりレンタル中の携帯型専用端末7A乃至7Nから自
分の顧客情報を広告主や企業に対して公開することを許
可する公開許可情報が顧客許可データとして送信される
と、当該顧客許可データを送信した顧客の顧客登録情報
に基づいて広告主企業データベース10を検索すること
によりその顧客3の嗜好にあった配信データを提供して
いる広告主及び企業を選定し、当該選定した広告主及び
企業を携帯型専用端末7A乃至7Nを介して顧客3に紹
介する。
【0029】この結果、システム管理サイト2は、顧客
3に紹介した広告主及び企業のうちから当該顧客3によ
り契約の意志のある広告主及び企業が選択されると、そ
の選択された広告主及び企業に対して顧客3の顧客登録
情報の一部を投資情報として提供してその顧客3を広告
主及び企業に紹介する。
【0030】これによりシステム管理サイト2は、イン
ターネットを利用する顧客3と当該顧客3の選択した広
告主及び企業との間で交渉させて契約を結ばせることが
でき、その契約が成立したときには広告主企業サイト6
からシステム管理サイト2を介して顧客3のレンタルし
ている携帯型専用端末7A乃至7Nに当該顧客3の所望
する商品の広告等の各種配信データを提供する。
【0031】このようにしてデータ提供システム1にお
いては、顧客3に所望の配信データのみを提供する広告
主及び企業を紹介して容易に選定させることができると
共に、当該顧客3にネット接続機器を所有していなくて
もレンタル中の携帯型専用端末7A乃至7Nを介して所
望の配信データのみを効率良く提供し得るようになされ
ている。
【0032】因みに、システム管理サイト2は、顧客3
から顧客許可データが与えられると、広告主及び企業に
とって有益な顧客3を紹介することになるため、広告主
及び企業に投資情報を送信したときにはその対価を当該
広告主及び企業から受け取るようにする。
【0033】また、システム管理サイト2は、顧客3に
広告主及び企業を紹介したときには契約を希望する広告
主及び企業の存在の有無に拘わらずに当該顧客3の投資
情報をデータベース化して顧客紹介データベース11を
生成し、当該顧客紹介データベース11をこの後、顧客
3に新たに紹介すべき広告主及び企業を選定するときに
利用する。
【0034】ここで、取扱店4A乃至4Nは、顧客3に
より携帯型専用端末7A乃至7Nからシステム管理サイ
ト2を介してコンテンツデータの要求のためにアクセス
されたときには、当該コンテンツデータを選択するため
のコンテンツ選択画面を携帯型専用端末7A乃至7Nに
返送し、そのコンテンツ選択画面上で所望のコンテンツ
データを選択させている。
【0035】そして、取扱店4A乃至4Nは、携帯型専
用端末7A乃至7Nの表示部に表示させるコンテンツ選
択画面を顧客3の要求に応じてカスタマイズ化するよう
になされており、これによりコンテンツデータの要求時
には携帯型専用端末7A乃至7Nの表示部に顧客3の要
求に合ったコンテンツ選択画面を表示させ得るようにな
されている。
【0036】因みに、取扱店4A乃至4Nは、携帯型専
用端末7A乃至7Nのレンタル中に顧客3により筐体に
対する好みの色が指定されたときには当該レンタル中の
携帯型専用端末7A乃至7Nを筐体が顧客3の好みの色
に塗装された別の携帯型専用端末7A乃至7Nに交換す
るようになされており、コンテンツ選択画面のソフトウ
ェア的なカスタマイズに加えて筐体のハードウェア的な
カスタマイズも行うことができるようになされている。
【0037】そして、取扱店4A乃至4Nは、レンタル
中の携帯型専用端末7A乃至7Nに対して筐体のカスタ
マイズ化(すなわち、筐体の色の変更)が要求されたと
きには、顧客3が先にレンタルしている携帯型専用端末
7A乃至7N内の全てのデータ(すなわち、コンテンツ
データ及び広告主等から提供された所望の配信データ)
をその顧客3の指定した色の携帯型専用端末7A乃至7
N内に移してこれら携帯型専用端末7A乃至7N同士を
交換する。
【0038】ところで、取扱店4A乃至4Nは、携帯型
専用端末7A乃至7Nと共にコンテンツデータをレンタ
ルする場合、当該携帯型専用端末7A乃至7Nのレンタ
ル期間と、コンテンツデータのレンタル期間とをそれぞ
れレンタル開始時に顧客3に任意に選定させると共に、
一度選定したレンタル期間を顧客3の希望に応じて自由
に延滞させることもできる。
【0039】そして、取扱店4A乃至4Nは、顧客3に
レンタルしたコンテンツデータのレンタル期間が終了す
るか否かを監視しており、携帯型専用端末7A乃至7N
のレンタル期間が終了する前にコンテンツデータのレン
タル期間が終了するときには、これを顧客のレンタルし
ている携帯型専用端末7A乃至7Nに通知する。
【0040】この結果、取扱店4A乃至4Nは、顧客3
にレンタルしている携帯型専用端末7A乃至7Nからシ
ステム管理サイト2を介してコンテンツデータのレンタ
ルを期間通りに終了するように返答されると、当該取扱
店4A乃至4Nに携帯型専用端末7A乃至7Nを持参し
て来店するように促し、その携帯型専用端末7A乃至7
Nが持ち込まれたときに内部の記録媒体からコンテンツ
データを消去して返却したものとする。
【0041】これに対して、取扱店4A乃至4Nは、顧
客3にレンタルしている携帯型専用端末7A乃至7Nか
らシステム管理サイト2を介してコンテンツデータのレ
ンタル期間を延長するように返答されると、当該コンテ
ンツデータに対してその延長されたレンタル期間が終了
するか否かを監視する。
【0042】因みに、取扱店4A乃至4Nは、コンテン
ツデータのレンタル期間が終了しても顧客3がその携帯
型専用端末7A乃至7Nを持参して来店しなければ、例
えば携帯型専用端末7A乃至7Nにレンタル期間の終了
したコンテンツデータを返却のために消去する消去命令
を送信し、これにより携帯型専用端末7A乃至7Nにお
いて内部の記録媒体から指定したコンテンツデータを消
去して不正な利用を防止する。
【0043】また、取扱店4A乃至4Nは、顧客3から
レンタルしている携帯型専用端末7A乃至7Nが返却さ
れれば、当該携帯型専用端末7A乃至7Nの内部の記録
媒体からコンテンツデータを消去してその携帯型専用端
末7A乃至7Nを再びレンタル可能な状態にする。
【0044】これに加えて、取扱店4A乃至4Nは、携
帯型専用端末7A乃至7Nを使用して購入及びレンタル
することにより顧客の占有しているコンテンツデータ
(例えば、シングル曲のコンテンツデータ)を、当該顧
客から同一のコンテンツデータが格納されたパッケージ
メディア(例えば、シングルCD)と交換するように要
求されると、当該顧客の占有しているコンテンツデータ
の取得価格(すなわち、購入価格又はレンタル価格)
と、パッケージメディアの販売価格と、これら双方の価
格の差分とからなる等価交換情報をシステム管理サイト
2経由で携帯型専用端末7A乃至7Nに送信する。
【0045】この結果、取扱店4A乃至4Nは、顧客3
から携帯型専用端末7A乃至7Nを用いて交換の承諾が
システム管理サイト2を介して通知されると、パッケー
ジメディアに格納されているコンテンツデータと同一な
顧客3の占有しているコンテンツデータに対しては既に
購入価格及びレンタル価格が支払われているため、シス
テム管理サイト2の顧客データベース8から読み出した
顧客3の占有しているコンテンツデータの取得価格とパ
ッケージメディアの販売価格との差分に対してのみ電子
的に課金処理した後、顧客3にパッケージメディアを店
頭で引き渡し又は販売会社5から配送会社9によって配
送して引き渡す。
【0046】このようにして取扱店4A乃至4Nは、パ
ッケージメディアと顧客の占有するコンテンツデータと
の交換価値をほぼ等価にして当該パッケージメディアを
コンテンツデータと交換(以下、この交換を等価交換と
呼ぶ)することにより、携帯型専用端末7A乃至7Nで
購入及びレンタルしたコンテンツデータをその携帯型専
用端末7A乃至7Nの返却時に無駄にすることを防止す
ると共に、顧客3にコンテンツデータとパッケージメデ
ィアとの双方に対してそれぞれ無駄な投資をさせること
なく、最小限の投資でパッケージメディアを提供し得る
ようになされている。
【0047】因みに、システム管理サイト2は、顧客3
がインターネットを利用する(すなわち、コンテンツデ
ータや携帯型専用端末7A乃至7Nの購入及びレンタル
等を行う)毎に、当該顧客3からインターネットの使用
料等を徴収しているものの、当該インターネットの利用
状況に応じて顧客3に割引等の特典を与えるためのポイ
ントを発行して顧客データベース8に蓄積している。
【0048】従って、取扱店4A乃至4Nは、顧客3が
コンテンツデータや携帯型専用端末7A乃至7Nを購入
及びレンタルするときや、コンテンツデータをパッケー
ジメディアに交換するとき等の電子的な課金処理に金銭
の一部又は全てに代えて当該顧客3の取得しているポイ
ントを利用することもできるようになされている。
【0049】また、取扱店4A乃至4Nは、顧客3がコ
ンテンツデータや携帯型専用端末7A乃至7Nを購入及
びレンタルするときや、コンテンツデータをパッケージ
メディアに交換するとき等の電子的な課金処理に代えて
店頭で現金やプリペイドカードによる支払いも受け付け
ることができるようになされている。
【0050】ここで、取扱店4A乃至4Nは、顧客3に
よりリクエスト端末やレンタル中の携帯型専用端末7A
乃至7Nからシステム管理サイト2を介して通知される
携帯型専用端末7A乃至7Nの購入要求に応じて当該携
帯型専用端末7A乃至7Nの購入に対する電子的な課金
処理を実行すると、その携帯型専用端末7A乃至7Nを
店頭で直接顧客3に引き渡し、又は販売会社5から配送
会社9によって顧客3に配送する。
【0051】因みに、取扱店4A乃至4Nは、顧客3か
ら携帯型専用端末7A乃至7Nの購入が要求されたとき
には、当該顧客3の指定した色の筐体を有する携帯型専
用端末7A乃至7Nを販売する。
【0052】そして、図3に示すように、携帯型専用端
末7A乃至7Nを購入した顧客3は、図2について上述
した場合と同様に、当該携帯型専用端末7A乃至7Nに
よりインターネットを介して販売元の取扱店4A乃至4
Nのみから所望のコンテンツデータを購入及びレンタル
し得ると共に、広告主及び企業と契約を結んで所望の配
信データを取得し得るようになされている。
【0053】また、携帯型専用端末7A乃至7Nを購入
した顧客3は、当該携帯型専用端末7A乃至7Nによっ
てコンテンツデータの購入及びレンタルを要求するとき
に取扱店4A乃至4Nから送信されるコンテンツ選択画
面をカスタマイズ化し得ると共に、購入及びレンタルに
より顧客3の占有したコンテンツデータと、同一のコン
テンツデータが格納されたパッケージメディアとの交換
価値をほぼ等価にして当該パッケージメディアと顧客の
占有するコンテンツデータとを交換し得るようになされ
ている。
【0054】そして、かかるデータ提供システム1にお
いては、顧客3が携帯型専用端末7A乃至7Nに代えて
パーソナルコンピュータ等のネット接続機器を用いても
図2及び図3について上述した場合と同様にインターネ
ットを利用することができる。
【0055】このようにしてデータ提供システム1にお
いては、インターネットを利用したビジネス形態と、小
売店等を利用して実際に商品を販売及びレンタルするよ
うな既存のビジネス形態とを共存させることによりネッ
ト接続機器を所有していない顧客3や、インターネット
の普及に危機感を抱いている取扱店4A乃至4Nが自由
にかつ容易に参加してインターネットを商用に利用し得
る新たなビジネスモデルを構築することができる。
【0056】(2)第1の実施の形態 図4において、50は全体として第1の実施の形態によ
るデータ提供システムを示し、図1乃至図3について上
述したシステム管理サイト2、取扱店4A乃至4N及び
販売会社5に対応するデータ提供サーバ51に、図1乃
至図3について上述した顧客3に対応するリクエスト端
末52(すなわち、顧客3の使用したリクエスト端末)
と、図1乃至図3について上述した携帯型専用端末7A
乃至7Nに対応する取扱店4A乃至4N専用の携帯型専
用端末53とが接続されて構成されている。
【0057】データ提供サーバ51は、顧客登録情報及
び顧客登録画面データを記憶する顧客データベース55
と、多数のコンテンツデータ及びコンテンツ選択画面デ
ータ等を記憶するコンテンツデータベース56と、コン
テンツデータの販売価格及びレンタル価格と、当該コン
テンツデータと交換し得るパッケージメディアの販売価
格及びタイトル等をリスト化したデータテーブルを記憶
するパッケージメディアデータベース57と、広告主企
業サイトを開設している広告主及び企業から取得した広
告主企業登録情報を記憶する広告主企業データベース5
8とを有している。
【0058】そして、データ提供サーバ51は、リクエ
スト端末52から顧客の登録を要求する登録要求データ
が送信されると、これを受信部59によって受信し、更
新部60によりその登録要求データに基づいて顧客デー
タベース55から顧客登録画面データを読み出すと共
に、当該読み出した顧客登録画面データを送信部61か
らリクエスト端末52に送信する。
【0059】この結果、データ提供サーバ51は、リク
エスト端末52から顧客登録画面データに基づく顧客登
録画面上で入力された顧客情報が顧客情報データとして
送信されると、これを受信部59によって受信し、更新
部60によりその顧客情報データに基づく顧客情報を顧
客登録情報として記憶して顧客を登録することにより当
該顧客にインターネットを利用し得るようにする。
【0060】また、データ提供サーバ51は、顧客登録
した顧客の操作に応じてリクエスト端末52からコンテ
ンツデータの取得を要求する取得要求データが送信され
ると、これを受信部59によって受信し、コンテンツ検
索部62によりその取得要求データに基づいてコンテン
ツデータベース56からコンテンツ選択画面データを読
み出すと共に、当該読み出したコンテンツ選択画面デー
タを送信部61からリクエスト端末52に送信する。
【0061】この結果、データ提供サーバ51は、リク
エスト端末52からコンテンツ選択画面データに基づく
コンテンツ選択画面上で所望のコンテンツデータが選択
指定され、かつコンテンツデータと携帯型専用端末53
とをそれぞれ購入及びレンタルのいずれの形式で取得す
るか等が選択指定されることによりこれら指定された情
報(以下、これを顧客予約情報と呼ぶ)を表す予約デー
タが送信されると、これを受信部59によって受信す
る。
【0062】このときデータ提供サーバ51は、コンテ
ンツ検索部62により予約データに基づいてコンテンツ
データベース56から指定されたコンテンツデータを読
み出すと共に、当該読み出したコンテンツデータを送信
部61から、顧客に引き渡す前の携帯型専用端末53に
送信して記録する。
【0063】このようにしてデータ提供サーバ51は、
顧客の要求に応じて購入用及びレンタル用としてコンテ
ンツデータを記録した携帯型専用端末53を用意するこ
とができ、かくしてその携帯型専用端末53を顧客に直
接又は配送して引き渡すようにして販売及びレンタルす
ることができる。
【0064】そして、データ提供サーバ51は、顧客に
販売及びレンタルした携帯型専用端末53からコンテン
ツデータの取得を要求する取得要求データが送信される
と、これを受信部59によって受信し、コンテンツ検索
部62によりその取得要求データに基づいてコンテンツ
データベース56からコンテンツ選択画面データを読み
出すと共に、当該読み出したコンテンツ選択画面データ
を送信部61から顧客の携帯型専用端末53に送信す
る。
【0065】この結果、データ提供サーバ51は、顧客
に販売及びレンタルした携帯型専用端末53からコンテ
ンツ選択画面データに基づくコンテンツ選択画面上で所
望のコンテンツデータが指定され、かつそのコンテンツ
データを購入及びレンタルのいずれで取得するか等が指
定されることによりこれら指定された情報(以下、これ
を指定情報と呼ぶ)を表すコンテンツ指定データが送信
されると、これを受信部59によって受信する。
【0066】このときデータ提供サーバ51は、コンテ
ンツ検索部62によりそのコンテンツ指定データに基づ
いてコンテンツデータベース56から指定されたコンテ
ンツデータを読み出すと共に、当該読み出したコンテン
ツデータを送信部61から顧客の携帯型専用端末53に
送信して記録する。
【0067】このようにしてデータ提供サーバ51は、
顧客に携帯型専用端末53を用いてインターネットのコ
ンテンツ配信を容易に利用させ、所望のコンテンツデー
タを自由に取得させる。
【0068】ところで、データ提供サーバ51は、顧客
登録の際に顧客に固有の顧客識別情報(以下、これを顧
客IDと呼ぶ)を発行して顧客情報に付加することによ
り当該顧客情報及び顧客IDを顧客登録情報として顧客
データベース55に記憶し、当該記憶した顧客登録情報
を顧客IDによって管理する。
【0069】また、データ提供サーバ51は、顧客登録
時に顧客に対して発行した顧客IDを送信部61からリ
クエスト端末52に送信して顧客に通知しており、この
後、顧客がリクエスト端末52や携帯型専用端末53を
用いて各種取扱店に種々の要求を出すときにはその顧客
IDを使用させることによりこれら各種取扱店に要求を
出した顧客を顧客IDによって識別している。
【0070】従って、データ提供サーバ51は、リクエ
スト端末52や、顧客に販売及びレンタルした携帯型専
用端末53から送信された種々のデータ(例えばコンテ
ンツ指定データ)を受信部59によって受信したときに
は、更新部60によりそのデータの内容(顧客が購入及
びレンタルするコンテンツデータのタイトルやレンタル
期間等の情報)を追加顧客情報として顧客データベース
55に送出することによりコンテンツデータの取得を要
求した顧客の顧客登録情報にその追加顧客情報を追加し
て当該顧客登録情報を更新する。
【0071】これによりデータ提供サーバ51は、顧客
データベース55内の顧客登録情報に基づいて顧客の嗜
好等を把握し得るようにしている。
【0072】そして、データ提供サーバ51は、顧客に
販売及びレンタルした携帯型専用端末53から顧客情報
を広告主や企業に対して公開することを許可する顧客許
可データが送信されると、これを受信部59によって受
信し、マッチング部63によりその顧客許可データに基
づいて顧客データベース55から、顧客情報の公開を許
可した顧客の顧客登録情報を読み出すと共に、当該読み
出した顧客登録情報に基づいて広告主企業データベース
58内の広告主企業登録情報を検索する。
【0073】これによりデータ提供サーバ51は、マッ
チング部63により広告主企業登録情報を検索した結
果、顧客の嗜好に合った配信データを提供している広告
主及び企業を選定すると、当該選定した広告主及び企業
の広告主企業登録情報に基づき広告主企業紹介データを
生成して送信部61から顧客の携帯型専用端末53に送
信し、かくして顧客に自分の嗜好にあった配信データを
提供している広告主及び企業を紹介する。
【0074】このようにしてデータ提供サーバ51は、
多数の広告主及び企業のうちから顧客に所望の配信デー
タを提供する広告主及び企業を容易に選択させることが
できると共に、広告主及び企業についても顧客に要求通
りの配信データを効率良く適確に提供させることができ
る。
【0075】また、データ提供サーバ51は、顧客に販
売及びレンタルした携帯型専用端末53をカスタマイズ
するカスタマイズ要求データが送信されると、これを受
信部59によって受信し、当該受信したカスタマイズ要
求データに基づいてコンテンツ検索部62によりコンテ
ンツデータベース56からこれに予め記憶しているカス
タマイズ登録画面データを読み出すと共に、当該読み出
したカスタマイズ登録画面データを送信部61から顧客
の携帯型専用端末53に送信する。
【0076】この結果、データ提供サーバ51は、顧客
に販売及びレンタルした携帯型専用端末53からカスタ
マイズ登録画面データに基づくカスタマイズ登録画面上
で入力されたコンテンツ選択画面に対する画面カスタマ
イズ情報が送信されると、これを受信部59によって受
信し、更新部60によりその画面カスタマイズ情報を顧
客データベース55に送出することにより当該顧客の顧
客登録情報にその画面カスタマイズ情報を追加してその
顧客登録情報を更新する。
【0077】これによりデータ提供サーバ51は、この
後、コンテンツ選択画面のカスタマイズを要求した顧客
から携帯型専用端末53を用いて取得要求データが送信
されると、これを受信部59によって受信し、更新部6
0により顧客データベース55からその顧客の顧客登録
情報に付加している画面カスタマイズ情報を読み出すと
共に、当該読み出した画面カスタマイズ情報をコンテン
ツ検索部62に送出する。
【0078】そして、データ提供サーバ51は、コンテ
ンツ検索部62によりコンテンツデータベース56から
コンテンツ選択画面データを読み出すと共に、当該読み
出したコンテンツ選択画面データを画面カスタマイズ情
報に基づいて加工処理し、得られたカスタマイズ画面デ
ータを送信部61から顧客の携帯型専用端末53に送信
する。
【0079】このようにしてデータ提供サーバ51は、
コンテンツ選択画面のカスタマイズを要求した顧客から
携帯型専用端末53を用いて取得要求データが送信され
る毎に、カスタマイズ画面データに基づいてコンテンツ
選択画面をカスタマイズしたカスタマイズ画面上でコン
テンツデータを選択させることができる。
【0080】因みに、データ提供サーバ51は、顧客に
レンタルした携帯型専用端末53において、カスタマイ
ズ登録画面上で当該携帯型専用端末53の筐体の色をカ
スタマイズするための情報も選定させることができ、そ
の携帯型専用端末53から筐体の色を指定する筐体カス
タマイズ情報が送信されると、これを受信部59によっ
て受信し、更新部60によりその筐体カスタマイズ情報
を顧客データベース55に送出することにより当該顧客
の顧客登録情報にその筐体カスタマイズ情報を追加して
更新する。
【0081】これによりデータ提供サーバ51は、この
後、顧客に携帯型専用端末53をレンタルするときや、
当該顧客に携帯型専用端末53を販売するとき等に筐体
カスタマイズ情報によって指定されている色の携帯型専
用端末53を引き渡す。
【0082】さらに、データ提供サーバ51は、顧客に
販売及びレンタルした携帯型専用端末53から購入及び
レンタルしているコンテンツデータ(例えば、シングル
曲)をパッケージメディア(例えば、シングルCD)と
等価交換することを希望する等価交換要求データが送信
されると、これを受信部59によって受信する。
【0083】そして、データ提供サーバ51は、更新部
60によりその等価交換要求データに基づいて顧客デー
タベース55から等価交換を要求した顧客の顧客登録情
報を読み出してその等価交換を要求しているコンテンツ
データの利用形態(すなわち、購入及びレンタルのいず
れであるか)を検出した後、顧客パッケージ検索部64
によりその等価交換要求データと更新部60による検出
結果とに基づいてパッケージメディアデータベース57
内のデータテーブルを検索することにより等価交換の対
象として顧客の占有しているコンテンツデータの取得価
格と当該コンテンツデータが格納されたパッケージメデ
ィアの販売価格及びタイトルとを検出する。
【0084】これによりデータ提供サーバ51は、パッ
ケージ検索部64によりその検出した顧客の占有するコ
ンテンツデータの取得価格とパッケージメディアの販売
価格との差分を算出し、当該算出した差分をこれらコン
テンツデータの取得価格とパッケージメディアの販売価
格及びタイトルと共に検索結果情報として送信部61か
ら顧客の携帯型専用端末53に送信する。
【0085】この結果、データ提供サーバ51は、顧客
に販売及びレンタルした携帯型専用端末53から等価交
換を承諾する交換承諾データが送信されると、パッケー
ジメディアに格納しているコンテンツデータに対しては
顧客により携帯型専用端末53を用いた購入及びレンタ
ルの形態で既に購入価格及びレンタル価格が支払われて
いるため、顧客の占有するコンテンツデータの取得価格
と、パッケージメディアの販売価格との差分のみを電子
的に課金処理した後、当該顧客に直接又は配送によりパ
ッケージメディアを引き渡す。
【0086】このようにしてデータ提供サーバ51は、
顧客の占有するコンテンツデータと交換対象のパッケー
ジメディアとの交換価値とをほぼ等価にして当該コンテ
ンツデータとパッケージメディアとを等価交換すること
により、顧客が携帯型専用端末53で購入及びレンタル
したコンテンツデータを最小限の投資でパッケージメデ
ィアに交換して提供することができる。
【0087】因みに、データ提供サーバ51は、顧客が
リクエスト端末52及び携帯型専用端末53を用いてイ
ンターネットを利用する毎に、その利用状況に応じて図
示しないポイント発行部により顧客に割引等の特典を与
えるためのポイントを発行し、当該発行したポイントを
更新部60により顧客データベース55に送出して顧客
の顧客登録情報にそのポイントを順次付加して当該顧客
登録情報を更新している。
【0088】そして、データ提供サーバ51は、等価交
換処理等に顧客により金銭に代えてポイントを使用する
ように要求されたときには顧客の占有するコンテンツデ
ータの取得価格と、パッケージメディアの販売価格との
差分を当該顧客に対して発行したポイントを使用して清
算する。
【0089】また、データ提供サーバ51は、顧客にコ
ンテンツデータをレンタルした場合、更新部60により
定期的に顧客データベース55内の顧客登録情報を検索
してレンタル中のコンテンツデータのレンタル期間が終
了するか否かを検出し、当該コンテンツデータのレンタ
ル期間が終了間近になると、レンタル終了の有無を確認
するための確認画面データを送信部61から顧客の携帯
型専用端末53に送信する。
【0090】この結果、データ提供サーバ51は、顧客
に販売及びレンタルした携帯型専用端末53からコンテ
ンツデータのレンタルを期間通りに終了するレンタル終
了通知が送信されると、これを受信部59によって受信
し、更新部60により顧客データベース55内の対応す
る顧客登録情報にそのレンタル終了通知を付加して更新
すると共に、取扱店でコンテンツデータを返却する(す
なわち、携帯型専用端末53からコンテンツデータを消
去する)ことを促す来店要求画面データを送信部61か
ら当該携帯型専用端末53に送信する。
【0091】これに対して、データ提供サーバ51は、
携帯型専用端末53に確認画面データを送信した結果、
コンテンツデータのレンタル期間を延長するレンタル延
長通知が送信されると、これを受信部59によって受信
し、更新部60により顧客データベース55内の対応す
る顧客登録情報にそのレンタル延長通知を付加して更新
する。
【0092】これに加えて、データ提供サーバ51は、
コンテンツデータがレンタル期間を終了しても返却され
ないときには、更新部60により顧客データベース55
内の対応する顧客登録情報にコンテンツデータを強制的
に消去することを表す消去情報を付加して更新すると共
に、送信部61からレンタル期間の終了したコンテンツ
データの消去命令を携帯型専用端末53に送信して当該
携帯型専用端末53において、そのコンテンツデータを
消去する。
【0093】一方、リクエスト端末52は、顧客により
操作部70を介して顧客の登録要求が入力されると、要
求データ生成部71によりその登録要求を表す登録要求
データを生成し、当該生成した登録要求データを送信部
72からデータ提供サーバ51に送信する。
【0094】この結果、リクエスト端末52は、データ
提供サーバ51から送信された顧客登録画面データを受
信部73によって受信すると、当該受信した顧客登録画
面データを表示制御部74から表示部75に送出するこ
とにより顧客登録画面データに基づく顧客登録画面を表
示する。
【0095】そして、リクエスト端末52は、顧客によ
る操作部70の操作に応じて顧客登録画面上で顧客情報
が入力されると、要求データ生成部71によりその顧客
情報を顧客情報データとして送信部72からデータ提供
サーバ51に送信する。
【0096】また、リクエスト端末52は、顧客により
操作部70を介してコンテンツデータの取得要求が入力
されると、要求データ生成部71により取得要求を表す
取得要求データを生成し、当該生成した取得要求データ
を送信部72からデータ提供サーバ51に送信する。
【0097】この結果、リクエスト端末52は、データ
提供サーバ51から送信されたコンテンツ選択画面デー
タを受信部73によって受信すると、当該受信したコン
テンツ選択画面データを表示制御部74から表示部75
に送出してコンテンツ選択画面データに基づくコンテン
ツ選択画面を表示する。
【0098】そして、リクエスト端末52は、顧客によ
る操作部70の操作に応じてコンテンツ選択画面上で顧
客予約情報が入力されると、要求データ生成部71によ
り予約データを生成して、当該生成した予約データを送
信部72からデータ提供サーバ51に送信する。
【0099】これにより顧客に販売及びレンタルされる
前の携帯型専用端末53は、データ提供サーバ51から
送信されたコンテンツデータを受信部80によって受信
し、当該受信したコンテンツデータを記録制御部81に
より記録媒体82に記録することによりこの状態で顧客
に販売及びレンタルされる。
【0100】そして、実際に顧客に販売及びレンタルさ
れた携帯型専用端末53は、当該顧客により操作部83
を介して再生命令が入力されると、再生制御部84によ
りその再生命令に基づいて記録媒体82からコンテンツ
データを再生すると共に、当該再生したコンテンツデー
タを表示制御部、表示部及びスピーカ等からなる再生部
85に送出することにより顧客にコンテンツを楽しませ
ることができるようになされている。
【0101】また、携帯型専用端末53は、顧客により
操作部83を介してコンテンツデータの取得要求が入力
されると、要求データ生成部86によりその取得要求を
表す取得要求データを生成し、当該生成した取得要求デ
ータを送信部87からデータ提供サーバ51に送信す
る。
【0102】この結果、携帯型専用端末53は、データ
提供サーバ51から送信されたコンテンツ選択画面デー
タを受信部80によって受信すると、当該受信したコン
テンツ選択画面データを再生部85に送出することによ
りコンテンツ選択画面データに基づくコンテンツ選択画
面を表示する。
【0103】そして、携帯型専用端末53は、操作部8
3の操作に応じてコンテンツ選択画面上でコンテンツデ
ータが選択指定(購入及びレンタルの指定を含む)され
ると、要求データ生成部86によりコンテンツ指定デー
タを生成して送信部87からデータ提供サーバ51に送
信する。
【0104】これにより携帯型専用端末53は、データ
提供サーバ51から送信されたコンテンツデータを受信
部80によって受信すると、当該受信したコンテンツデ
ータを記録制御部81により記録媒体82に記録するこ
とにより、この後、操作部83の操作に応じて再生制御
部84により記録媒体82からそのコンテンツデータを
再生する。
【0105】さらに、携帯型専用端末53は、顧客によ
り操作部83を介して顧客情報の公開が許可されると、
要求データ生成部86によりその許可を表す顧客許可デ
ータを生成し、当該生成した顧客許可データを送信部8
7からデータ提供サーバ51に送信する。
【0106】この結果、携帯型専用端末53は、データ
提供サーバ51から送信された広告主企業紹介データを
受信部80によって受信すると、当該受信した広告主企
業紹介データを再生部85に送出して表示し、この状態
で操作部83の操作により顧客に所望の広告主及び企業
を選択させる。
【0107】そして、携帯型専用端末53は、顧客の選
択した広告主及び企業の情報を要求データ生成部86及
び送信部87を順次介してデータ提供サーバ51に送信
し、この結果、選択した広告主及び企業と契約を結ぶ
と、広告主企業サイトから送信される広告等の所望の配
信データを受信部80によって受信して記録制御部81
により記録媒体82に記録する。
【0108】これにより携帯型専用端末53は、操作部
83の操作に応じて再生制御部84により記録媒体82
からその配信データを再生し、当該再生した配信データ
を再生部85に送出することにより広告主企業サイトか
ら提供された配信データを顧客に楽しませることができ
る。
【0109】これに加えて、携帯型専用端末53は、顧
客により操作部83を介してカスタマイズ要求が入力さ
れると、要求データ生成部86によりそのカスタマイズ
要求を表すカスタマイズ要求データを生成し、当該生成
したカスタマイズ要求データを送信部87からデータ提
供サーバ51に送信する。
【0110】この結果、携帯型専用端末53は、データ
提供サーバ51から送信されるカスタマイズ登録画面デ
ータを受信部80によって受信すると、当該受信したカ
スタマイズ登録画面データを再生部85に送出すること
によりそのカスタマイズ登録画面データに基づくカスタ
マイズ登録画面を表示する。
【0111】これにより携帯型専用端末53は、操作部
83の操作に応じてカスタマイズ登録画面上でコンテン
ツ選択画面をカスタマイズするための画面カスタマイズ
情報が入力されると、当該入力された画面カスタマイズ
情報を要求データ生成部86及び送信部87を順次介し
てデータ提供サーバ51に送信する。
【0112】また、携帯型専用端末53は、操作部83
の操作に応じてカスタマイズ登録画面上で当該携帯型専
用端末53の筐体の色をカスタマイズするための筐体カ
スタマイズ情報を入力させることもでき、その筐体カス
タマイズ情報が入力されると、これも要求データ生成部
86を介して送信部87からデータ提供サーバ51に送
信する。
【0113】このようにして携帯型専用端末53は、デ
ータ提供サーバ51に対してコンテンツ選択画面及び携
帯型専用端末53の筐体に対するカスタマイズを要求す
ることができ、かくしてこのようなカスタマイズを要求
した後には、コンテンツ選択画面を画面カスタマイズ情
報に基づいて加工処理して得られた顧客固有のカスタマ
イズ選択画面を再生部85で表示しながらコンテンツデ
ータを選択指定することができると共に、顧客の指定し
た色の携帯型専用端末53に交換することもできる。
【0114】また、携帯型専用端末53は、顧客により
操作部83を介して等価交換要求が入力されると、要求
データ生成部86によりその等価交換要求を表す等価交
換要求データを生成し、当該生成した等価交換要求デー
タを送信部87からデータ提供サーバ51に送信する。
【0115】この結果、携帯型専用端末53は、データ
提供サーバ51から等価交換に関する検索結果情報が送
信されると、これを受信部80によって受信して再生部
85に送出することによりその検索結果情報に基づいて
顧客が購入及びレンタルによって占有しているコンテン
ツデータの取得価格とパッケージメディアの販売価格及
びタイトルとこれら価格の差分とを表示する。
【0116】このようにして携帯型専用端末53は、顧
客により操作部83を介して等価交換か承諾されると、
要求データ生成部86によりその承諾を表す交換承諾デ
ータを生成し、当該生成した交換承諾データを送信部8
7からデータ提供サーバ51に送信することにより、こ
の後、顧客の占有するコンテンツデータの取得価格とパ
ッケージメディアの販売価格との差分を顧客の指定する
方法(すなわち、金銭による支払いやポイントによる支
払い)で電子的に課金処理させ、かくしてパッケージメ
ディアを最小限の投資で取得させることができる。
【0117】因みに、携帯型専用端末53は、データ提
供サーバ51からレンタル期間の終了間近なコンテンツ
データに対する確認画面データが送信されると、これを
受信部80によって受信して再生部85に送出してその
確認画面データに基づく確認画面を表示させることによ
り当該確認画面によって顧客にコンテンツデータのレン
タル期間が終了することを報知する。
【0118】そして、携帯型専用端末53は、このとき
顧客により操作部83を介してレンタル期間の終了又は
延長が指定されると、要求データ生成部86を介して送
信部87からデータ提供サーバ51に通知する。
【0119】また、携帯型専用端末53は、コンテンツ
データを返却する前にそのレンタル期間が終了したため
にデータ提供サーバ51からレンタル期間の終了したコ
ンテンツデータの消去命令が送信されると、これを受信
部80によって受信することにより記録制御部によりそ
の消去命令に基づいて記録媒体からレンタル期間の終了
したコンテンツデータを消去し、かくしてコンテンツデ
ータの不当な利用(再生)を防止する。
【0120】以上の構成において、このデータ提供シス
テム50では、データ提供サーバ51が顧客の操作する
リクエスト端末52から送信された予約データに応じて
当該顧客の指定する取扱店専用の携帯型専用端末53を
その顧客が指定したコンテンツデータを記録して販売及
びレンタルする。
【0121】そして、このデータ提供サーバ51は、顧
客から携帯型専用端末53を用いてコンテンツ指定デー
タが与えられると、コンテンツデータベース56からコ
ンテンツ指定データに応じてコンテンツデータを読み出
すと共に、当該読み出したコンテンツデータをその携帯
型専用端末53に送信して記録するようにした。
【0122】また、データ提供サーバ51は、携帯型専
用端末53を購入及びレンタルしている顧客の顧客登録
情報を顧客データベース55に登録し、当該顧客が携帯
型専用端末53をコンテンツデータの購入及びレンタル
に利用する毎にその利用状況に応じて顧客登録情報を更
新し、その顧客から携帯型専用端末53を用いて顧客情
報の公開が許可されると、顧客登録情報により広告主企
業データベース58内の広告主企業登録情報を検索して
顧客の嗜好に合った配信データを提供している広告主及
び企業を選定して紹介するようにした。
【0123】さらに、データ提供サーバ51は、顧客か
ら携帯型専用端末53を用いてコンテンツ選択画面に対
するカスタマイズが要求されると、その要求に応じてコ
ンテンツ選択画面をカスタマイズし、当該コンテンツ選
択画面をカスタマイズして得られたカスタマイズ画面を
顧客の携帯型専用端末53に提供してコンテンツデータ
を選択させるようにした。
【0124】これに加えて、データ提供サーバ51は、
顧客から携帯型専用端末53を用いて購入及びレンタル
しているコンテンツデータとパッケージメディアとの等
価交換が要求されると、当該顧客の占有しているコンテ
ンツデータの取得価格とパッケージメディアの販売価格
との差分の支払いにより顧客にパッケージメディアを提
供するようにした。
【0125】従って、このデータ提供システム50で
は、顧客がネット接続機器を所有していなくてもKIO
SK等に設置したリクエスト端末52により、コンテン
ツデータを記録再生可能な携帯型専用端末53の購入及
びレンタルを事前に予約し、当該予約した携帯型専用端
末53を受け取った後にはその携帯型専用端末53を用
いて配信対象のコンテンツデータを取得することができ
る。
【0126】また、このデータ提供システム50では、
顧客がその携帯型専用端末53を利用すれば、自分の要
求に合わせてカスタマイズしたカスタマイズ画面を用い
てコンテンツデータを容易に選択することができると共
に、配信によって取得したコンテンツデータを最小限の
投資でそのコンテンツデータを格納したパッケージメデ
ィアに交換することもでき、さらには多数の広告主企業
サイトから自分の嗜好に合った配信データを提供してい
る広告主及び企業を容易に選択してその配信データの配
信も利用することができる。
【0127】この結果、データ提供システム50では、
ネット接続機器を所有していない顧客にも、インターネ
ットの利便性を充分に享受して容易に利用させることが
できる。
【0128】そして、このデータ提供システム50で
は、取扱店専用の携帯型専用端末53を用いてこれを顧
客に販売及びレンタルして使用させるため、インターネ
ットと共に取扱店を利用する顧客を容易に確保すること
ができ、かくして取扱店によるインターネットの参入及
び利用を容易にすることができる。
【0129】以上の構成によれば、データ提供サーバ5
1において、リクエスト端末52から送信される予約デ
ータに応じてコンテンツデータの記録再生可能な取扱店
専用の携帯型専用端末53を販売及びレンタルし、当該
販売及びレンタルした携帯型専用端末53から送信され
るコンテンツ指定データに応じてコンテンツデータを配
信してその携帯型専用端末53に記録すると共に、その
携帯型専用端末53から送信される顧客の許可に応じて
顧客登録情報により広告主及び企業を選定して紹介し、
当該携帯型専用端末53から送信されるカスタマイズ要
求に応じてコンテンツ選択画面をカスタマイズしてその
携帯型専用端末53に提供すると共に、その携帯型専用
端末53から送信される等価交換要求に応じて配信によ
り顧客の占有しているコンテンツデータと、当該コンテ
ンツデータが格納されたパッケージメディアとを交換価
値をほぼ等価にして等価交換するようにしたことによ
り、ネット接続機器を所有していない顧客にインターネ
ットの利便性を充分に享受して容易に利用させることが
できると共に、インターネットを利用する取扱店に専用
の携帯型専用端末53によって顧客を容易に確保させる
ことができ、かくしてインターネットをさらに普及させ
得るデータ提供システムを実現することができる。
【0130】なお、上述した第1の実施の形態において
は、リクエスト端末52を用いて顧客登録を要求すると
共に、携帯型専用端末53の購入及びレンタルを要求す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、リクエスト端末52に代えてパーソナルコンピュ
ータ等のネット接続機器を用いて顧客登録を要求し、携
帯型専用端末53の購入及びレンタルを要求するように
しても良い。これによりネット接続機器を所有していな
い顧客のみならずに、当該ネット接続機器を所有してい
る顧客にも携帯型専用端末53を利用してインターネッ
トの利便性を今まで以上に享受させることができる。
【0131】(3)第2の実施の形態 図5は第2の実施の形態によるデータ提供システム10
0を示し、図1乃至図3について上述したシステム管理
サイト2及び取扱店4A乃至4Nに対応するデータ提供
サーバ101に図1乃至図3について上述した携帯型専
用端末7A乃至7Nと同様な携帯型専用端末102が直
接接続されると共に、当該データ提供サーバ101に図
1乃至図3について上述した顧客3に対応するリクエス
ト端末103(すなわち、顧客3の使用したリクエスト
端末)と、決済処理サーバ104とがそれぞれインター
ネット105を介して接続されて構成されている。
【0132】データ提供サーバ101は、顧客データベ
ース110及びコンテンツデータベース111を有して
おり、当該顧客データベース110に図1及び図4につ
いて上述した顧客登録と同様の顧客登録を実行して生成
した顧客登録情報(顧客の氏名、顧客ID、顧客の取引
銀行の口座番号等からなる)を記憶している。
【0133】また、データ提供サーバ101は、コンテ
ンツデータベース111に多数のコンテンツデータを記
憶すると共に、当該コンテンツデータ毎の固有のコンテ
ンツ識別情報(以下、これをコンテンツIDと呼ぶ)
と、タイトル(例えば、曲名)と、価格(販売価格及び
レンタル価格)等からなるコンテンツ付随情報をリスト
化して生成したデータテーブルを記憶している。
【0134】そして、データ提供サーバ101は、コン
テンツデータのレンタルを希望する顧客の操作によりリ
クエスト端末103からレンタルの形式でコンテンツデ
ータを予約する顧客予約情報(以下、これを特にレンタ
ル予約情報と呼ぶ)がレンタル予約要求データとしてイ
ンターネット105を介して送信されると、これを受信
部115によって受信し、当該受信したレンタル予約要
求データを課金処理部116により記録制御データに変
換して記録制御部117に送出する。
【0135】ここで、データ提供サーバ101は、記録
制御部117により顧客によってレンタルが希望された
コンテンツデータを記録する携帯型専用端末102固有
の専用端末識別情報(以下、これを専用端末IDと呼
ぶ)を含むレンタル予約受付データを生成し、当該生成
したレンタル予約受付データを送信部118からインタ
ーネット105を介してリクエスト端末103に送信す
ることにより顧客に希望するコンテンツデータのレンタ
ルの予約を受け付けたことを通知する。
【0136】また、データ提供サーバ101は、記録制
御部117により記録制御データに基づいてコンテンツ
データベース111から顧客によりレンタルが希望され
たコンテンツデータを読み出すと共に、当該読み出した
コンテンツデータを顧客に通知した専用端末IDを有す
る携帯型専用端末102に送出することによりその携帯
型専用端末102内の記録媒体にコンテンツデータを記
録する。
【0137】このようにしてデータ提供サーバ101
は、コンテンツデータの記録再生機能を有する携帯型専
用端末102に対して顧客から要求されたコンテンツデ
ータを記録しておき、この後、顧客が当該データ提供サ
ーバ101の設置されている例えば取扱店に来店する
と、その顧客にレンタル希望のコンテンツデータを携帯
型専用端末102と共に引き渡す。
【0138】これによりデータ提供サーバ101は、顧
客にレンタル期間に応じてコンテンツデータを携帯型専
用端末102と共にレンタルし、当該顧客に携帯型専用
端末102でコンテンツデータを再生させて楽しませる
ことができるようになされている。
【0139】ところで、図5と共に図6に示すように、
リクエスト端末103から送信されるレンタル予約要求
データD2は、顧客の氏名、顧客ID、パスワード、レ
ンタルを希望するコンテンツデータD1のタイトル、レ
ンタル期間及びレンタル料の支払い方法(店頭での現金
及びプリペイドカードによる支払い、リクエスト端末で
のプリペイドカードによる支払い、クレジットによる支
払い)等の情報を有している。
【0140】従って、データ提供サーバ101は、リク
エスト端末103から送信されたレンタル予約要求デー
タD2を受信部115によって受信したとき、課金処理
部116によりそのレンタル予約要求データD2からレ
ンタル料の支払い方法の情報(以下、これを支払い情報
と呼ぶ)を抽出する。
【0141】そして、データ提供サーバ101は、支払
い情報がクレジットによる支払いを指定しているときに
は、課金処理部116によりレンタル予約要求データD
2に含まれる顧客IDに基づいて顧客データベース11
0からコンテンツデータD1のレンタルを希望している
顧客の顧客登録情報を読み出すと共に、当該レンタル予
約要求データD2に含まれるコンテンツデータD1のタ
イトルに基づいてコンテンツデータベース111内のデ
ータテーブルを検索することにより顧客によってレンタ
ルの希望されたコンテンツデータD1の付随情報を読み
出す。
【0142】これによりデータ提供サーバ101は、課
金処理部116により予め記憶している携帯型専用端末
102のレンタル料及び取扱店の取引銀行の口座番号
と、レンタル予約要求データD2と、顧客登録情報と、
コンテンツデータD1の付随情報とに基づいて課金処理
を実行することにより、コンテンツデータD1のレンタ
ル期間に応じた顧客への請求金額と、顧客及び取扱店の
口座番号等を表す課金情報を生成し、当該生成した課金
情報を送信部118からインターネット105を介して
決済処理サーバ104に送信する。
【0143】この結果、データ提供サーバ101は、決
済処理サーバ104から課金情報に基づく電子的な決済
処理が終了して決済終了通知が送信されると、これを受
信部115によって受信して課金処理部116で認識す
ることより当該課金処理部116によりレンタル予約要
求データD2に取扱店IDを付加して記録制御データD
3を生成し、当該生成した記録制御データD3を記録制
御部117に送出する。
【0144】因みに、データ提供サーバ101は、課金
処理部116により記録制御データD3を生成すると
き、レンタル予約要求データD2に含まれている顧客の
氏名を顧客登録情報として登録しているコード化した顧
客の氏名に変更すると共に、コンテンツデータD1のタ
イトルをコンテンツIDに変更し、またレンタル期間の
日数をコード化すると共に、顧客の口座番号を追加して
いる。
【0145】そして、データ提供サーバ101は、課金
処理部116から記録制御データD3を記録制御部11
7に送出すると、当該記録制御部117によりレンタル
予約受付データを生成して送信部118からリクエスト
端末103に送信する。
【0146】この後、データ提供サーバ101は、記録
制御部117によりその記録制御データD3に基づい
て、当該記録制御データD3の内容に顧客がレンタルを
希望したコンテンツデータD1を記録する携帯型専用端
末102の専用端末IDと、当該コンテンツデータD1
が不当にコピーされたときにそのコピー履歴を示すコピ
ー履歴情報とを付加してヘッダデータD4を生成し、こ
れを顧客がレンタルを希望したコンテンツデータD1に
付加して携帯型専用端末102に記録する。
【0147】これによりデータ提供サーバ101は、顧
客にレンタルした携帯型専用端末102及びコンテンツ
データD1がヘッダデータD4により自分の店でレンタ
ルしたものであることを容易に識別し得るようになされ
ている。
【0148】また、顧客にレンタルされる携帯型専用端
末102は、ヘッダデータD4に格納されているレンタ
ル期間の情報に従ってコンテンツデータD1のレンタル
期間が過ぎたかどうかを監視しており、当該コンテンツ
データD1がレンタル期間を過ぎても返却されないとき
(すなわち、コンテンツデータD1が携帯型専用端末1
02と共に返却されないとき)にはコンテンツデータD
1を再生不可能な状態にし、かくしてレンタルされたコ
ンテンツデータD1がレンタル期間の過ぎた後にも不当
に利用され続けることを防止し得るようになされてい
る。
【0149】さらに、携帯型専用端末102は、顧客に
レンタルされている間にレンタル中のコンテンツデータ
D1が不当にコピーされたときにはヘッダデータD4内
のコピー履歴情報にそのコピー回数を書き込むようにし
ており、これにより取扱店に返却された際にはヘッダデ
ータD4内のコピー履歴情報により顧客がコンテンツデ
ータD1を不当にコピーしたことを知らせることができ
るようになされている。
【0150】また、データ提供サーバ101は、リクエ
スト端末103から送信されたレンタル予約要求データ
D2によりリクエスト端末103でのプリペイドカード
による支払いが指定されていると、課金処理部116に
よって携帯型専用端末102のレンタル料と、レンタル
予約要求データD2と、コンテンツデータD1の付随情
報とに基づいて課金処理を実行することによりコンテン
ツデータD1のレンタル期間に応じた顧客への請求金額
を算出し、当該算出した請求金額の情報を課金データと
して送信部118からインターネット105を介してリ
クエスト端末103に送信する。
【0151】この結果、データ提供サーバ101は、リ
クエスト端末103から課金データに基づきプリペイド
カードによる支払いが終了して送信されたプリペイド支
払い終了データを受信部115によって受信すると、課
金処理部116により顧客の口座番号に代えてリクエス
ト端末103でプリペイドカードによる支払いが終了し
たことを表す情報を格納したレンタル予約要求データD
2に取扱店IDを付加して記録制御データD3を生成
し、当該生成した記録制御データD3を記録制御部11
7に送出する。
【0152】そして、データ提供サーバ101は、課金
処理部116から記録制御データD3を記録制御部11
7に送出すると、上述と同様にして記録制御部117に
よりレンタル予約受付データを送信部118からリクエ
スト端末103に送信すると共に、その記録制御データ
D3に基づいてヘッダデータD4を生成してコンテンツ
データD1と共に携帯型専用端末102に記録する。
【0153】さらに、データ提供サーバ101は、リク
エスト端末103から送信されたレンタル予約要求デー
タD2により店頭での現金及びプリペイドカードによる
支払いが指定されているときには、課金処理部116に
より顧客の口座番号に代えて店頭で現金及びプリペイド
カードによる支払いが終了したことを表す情報を格納し
たレンタル予約要求データD2に取扱店IDを付加して
記録制御データD3を生成すると共に、当該生成した記
録制御データD3を記録制御部117に送出する。
【0154】そして、データ提供サーバ101は、この
場合も上述と同様にして課金処理部116から記録制御
データD3を記録制御部117に送出し、当該記録制御
部117によりレンタル予約受付データを送信部118
からリクエスト端末103に送信すると共に、その記録
制御データD3に基づいてヘッダデータD4を生成して
コンテンツデータD1と共に携帯型専用端末102に記
録する。
【0155】因みに、データ提供サーバ101は、課金
処理部116にプリペイドカードのスロットが設けられ
ており、店頭でのプリペイドカードによる支払いが指定
されているときには、課金処理部116によりコンテン
ツデータD1のレンタル期間に応じた顧客への請求金額
を算出しておき、顧客が携帯型専用端末102を受け取
りに来店したときに当該顧客の所有しているプリペイド
カードがスロットに挿入されると、そのプリペイドカー
ドにより顧客のレンタル料を清算する。
【0156】なお、かかるデータ提供サーバ101は、
顧客が来店してコンテンツデータD1のレンタルを要求
した場合にも対応し得るようになされており、この場合
には、取扱店の店員により操作情報入力部を介して図6
について上述したレンタル予約要求データD2と同様の
内容のレンタル情報が入力されることにより当該入力さ
れたレンタル情報を課金処理部116に送出し、かくし
て上述したリクエスト端末103を用いたレンタル予約
時と同様にして携帯型専用端末102にコンテンツデー
タD1を記録する。
【0157】一方、リクエスト端末102(図5)は、
顧客により操作情報入力部120を介して上述したレン
タル予約要求データD2の内容と同様のレンタル予約情
報が入力されると、操作情報判別部121を介して要求
データ生成部122によりそのレンタル予約情報に基づ
いて上述したレンタル予約要求データD2を生成し、当
該生成したレンタル予約要求データD2を送信部123
からインターネット105を介してデータ提供サーバ1
01に送信する。
【0158】この結果、リクエスト端末103は、デー
タ提供サーバ101からインターネット105を介して
レンタル予約受付データが送信されると、これを受信部
124によって受信し、当該受信したレンタル予約受付
データを判別部125から表示部126に送出すること
により顧客に希望するコンテンツデータD1のレンタル
予約の受け付けが終了したことを報知すると共に、当該
コンテンツデータD1と共にレンタルする携帯型専用端
末102の専用端末IDを報知する。
【0159】因みに、リクエスト端末103は、プリペ
イドカードのスロットを有する課金処理部127が設け
られており、操作情報入力部120を介して当該リクエ
スト端末103でプリペイドによる支払いが指定された
ときには、操作情報判別部121によりこれを判別して
課金処理部127に通知する。
【0160】そして、リクエスト端末103は、このと
きレンタル予約要求データD2をデータ提供サーバ10
1に送信することにより返送される課金データを受信部
124によって受信し、当該受信した課金データを判別
部125によって判別して課金処理部127に送出す
る。
【0161】これによりリクエスト端末103は、顧客
の所有しているプリペイドカードが課金処理部127の
スロットに挿入されると、当該課金処理部127により
課金データに基づいてそのプリペイドカードで顧客のレ
ンタル料を清算した後、プリペイド支払い終了データを
生成して送信部123からインターネット105を介し
てデータ提供サーバ101に送信する。
【0162】ここで、データ提供システム100のデー
タ提供サーバ101及びリクエスト端末103によるレ
ンタル予約処理手順について、レンタル料の支払い(す
なわち、課金処理)を除いて説明すると、図7(A)に
示すように、まずリクエスト端末103は、ルーチンR
T1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。
【0163】ステップSP1において、リクエスト端末
103は、顧客により操作情報入力部120を介してレ
ンタル予約情報が入力されることを待ち受け、当該レン
タル予約情報が入力されると、続くステップSP2に移
って要求データ生成部122によりレンタル予約要求デ
ータD2を生成し、当該生成したレンタル予約要求デー
タD2を送信部123からインターネット105を介し
てデータ提供サーバ101に送信してステップSP3に
移る。
【0164】このとき、図7(B)に示すように、デー
タ提供サーバ101は、ルーチンRT2の開始ステップ
から入って続くステップSP11に移り、当該ステップ
SP11においてリクエスト端末103からのレンタル
予約要求データD2の送信を待ち受け、当該リクエスト
端末103から送信されたレンタル予約要求データD2
を受信部119で受信すると、ステップSP12に移
る。
【0165】ステップSP12において、データ提供サ
ーバ101は、課金処理部116によりレンタル予約要
求データD2を用いて記録制御データD3を生成し、続
くステップSP13に移る。
【0166】ステップSP13において、データ提供サ
ーバ101は、レンタル予約受付データを生成して送信
部118からインターネット105を介してリクエスト
端末103に送信し、ステップSP14に移る。
【0167】このとき、リクエスト端末103は、ステ
ップSP3において、データ提供サーバ101からレン
タル予約受付データが送信されることを待ち受けてお
り、当該ステップSP3において、データ提供サーバ1
01から送信されたレンタル予約受付データを受信する
と、続くステップSP4に移る。
【0168】ステップSP4において、リクエスト端末
103は、そのレンタル予約受付データを表示部126
に送出して表示することにより顧客にコンテンツデータ
D1のレンタル予約の受け付けが終了したことを報知す
ると共に、当該コンテンツデータD1と共にレンタルす
る携帯型専用端末102の専用端末IDを報知し、続く
ステップSP5に移って当該リクエスト端末103の処
理を終了する。
【0169】また、ステップSP14において、データ
提供サーバ101は、記録制御データD3に基づいてヘ
ッダデータD4を生成してステップSP15に移り、当
該ステップSP15において、その記録制御部117に
より顧客の希望しているコンテンツデータD1にヘッダ
データD4を付加して携帯型専用端末102内の記録媒
体に記録した後、ステップSP16に移って当該データ
提供サーバ101の処理を終了する。このようにしてデ
ータ提供システム100は、コンテンツデータD1に対
するレンタル予約処理を終了する。
【0170】以上の構成において、このデータ提供シス
テム100では、取扱店に設置したデータ提供サーバ1
01のコンテンツデータベース111に多数のコンテン
ツデータD1を記憶しておき、顧客によりリクエスト端
末103を用いて希望するコンテンツデータD1のレン
タルの予約が要求されると、当該データ提供サーバ10
1によりそのコンテンツデータD1を携帯型専用端末1
02に記録し、この後、顧客が取扱店に来店したときに
その予約されたコンテンツデータD1を携帯型専用端末
102と共にレンタルする。
【0171】従って、このデータ提供サーバ100で
は、顧客がパーソナルコンピュータのようにコンテンツ
データD1の記録再生機能を有し、インターネットに接
続してコンテンツデータD1を取得可能な機器(以下、
これをコンテンツ取得機器と呼ぶ)を所有していない場
合でも、取扱店でレンタルする携帯型専用端末102に
よりコンテンツをデータとして容易に提供することがで
きる。
【0172】また、データ提供システム100では、コ
ンテンツデータD1をレンタルする場合、データ提供サ
ーバ101に対してリクエスト端末103を用いて予め
希望するコンテンツデータD1のレンタルを予約してお
くことができるため、携帯型専用端末102にコンテン
ツデータD1を記録している間、顧客を待たせるような
ことはなく、取扱店に来店した顧客にコンテンツデータ
D1と共に携帯型専用端末102をスムーズに手渡すこ
とができる。
【0173】さらに、このデータ提供システム100で
は、顧客がリクエスト端末103を操作してコンテンツ
データD1のレンタルを予約するときにも携帯型専用端
末102にコンテンツデータD1を記録するための記録
制御データD3を生成した時点で当該顧客にレンタル予
約を受け付けたことを通知するため、携帯型専用端末1
02にコンテンツデータD1を記録している間、その顧
客にリクエスト端末102の前で待たせることなくコン
テンツデータD1のレンタルの予約をスムーズに行うこ
とができる。
【0174】因みに、インターネット105によるコン
テンツデータD1の配信を利用するにはコンテンツ取得
機器が必要になることは既に述べたが、そのコンテンツ
データD1の配信に利用するインターネット105の知
識も必要となり、インターネット105の知識がなけれ
ば、コンテンツデータD1の配信を容易には受け難い場
合がある。
【0175】これに対して、第2の実施の形態によるデ
ータ提供システム100を利用すれば、顧客がコンテン
ツデータD1のレンタルを予約する際にインターネット
105を利用するものの、データ提供サーバ151に簡
易な操作で直接アクセスする専用のリクエスト端末10
3を用いてコンテンツデータD1のレンタルを予約する
ため、コンテンツ取得機器を所有していない顧客に加え
てインターネット105に対する知識を有していない顧
客にもコンテンツデータを容易に取得させることができ
る。
【0176】以上の構成によれば、多数のコンテンツデ
ータD1を記憶したコンテンツデータベース111を有
するデータ提供サーバ101にリクエスト端末103を
用いて希望するコンテンツデータD1のレンタルを予約
し、当該データ提供サーバ101によりその希望するコ
ンテンツデータD1を携帯型専用端末102に記録して
当該コンテンツデータD1と共に携帯型専用端末102
をレンタルするようにしたことにより、コンテンツ取得
機器を所有していない顧客に対してコンテンツデータを
一段と容易に提供することができ、かくして使い勝手を
格段的に向上し得るデータ提供システムを実現すること
ができる。
【0177】なお、上述した第2の実施の形態において
は、取扱店専用の携帯型専用端末102をコンテンツデ
ータD1と共にレンタルするようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、携帯型専用端末102
を顧客に販売し、当該携帯型専用端末102にコンテン
ツデータD1をレンタル用及び購入用として記録するよ
うにしても良い。このようにすれば、コンテンツデータ
D1の購入を希望したときでも、購入した携帯型専用端
末102に同様に購入したコンテンツデータD1を記録
して保管することができ、データ提供システム100の
使い勝手をさらに向上させることができる。
【0178】また、上述した第2の実施の形態において
は、取扱店専用の携帯型専用端末102にレンタル希望
のコンテンツデータD1を記録するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、取扱店に顧客が
持ち込む携帯電話機や携帯型のMD(Mini Disc ソニー
商標)プレーヤ等のような携帯型の記録再生装置等にも
レンタル及び購入希望のコンテンツデータD1を記録す
るようにしても良い。このようにすれば、コンテンツ取
得機器を所有している顧客もデータ提供システムを手軽
に利用することができ、当該データ提供システムの汎用
性を向上させることができる。
【0179】さらに、上述した第2の実施の形態におい
ては、リクエスト端末103からの顧客予約情報に応じ
て取扱店で携帯型専用端末102にコンテンツデータを
記録するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば携帯型専用端末102に製造会社や
販売会社等にある状態でコンテンツデータをインターネ
ット等を利用し記録するようにしても良い。このように
すれば、携帯型専用端末102を工場等から直接顧客に
引き渡す場合でもコンテンツデータを適確にレンタルす
ることができる。
【0180】(4)第3の実施の形態 図5との対応部分に同一符号を付して示す図8は、第3
の実施の形態によるデータ提供システム150を示し、
図1乃至図3について上述したシステム管理サイト2及
び取扱店4A乃至4Nに対応するデータ提供サーバ15
1の構成と、当該データ提供サーバ151に図1乃至図
3について上述したシステム管理サイト2に対応するコ
ンテンツサーバ152がインターネット105を介して
接続された構成とを除いて第2の実施の形態によるデー
タ提供システム100と同様に構成されている。
【0181】この場合、コンテンツサーバ152は、デ
ータ提供サーバ151のコンテンツデータベース153
に記憶されているコンテンツデータD1よりも多い多数
のコンテンツデータD1と、当該コンテンツデータD1
の付随情報(コンテンツID、タイトル、販売価格及び
レンタル価格等からなる)をリスト化して生成したデー
タテーブルとを記憶したコンテンツデータベース154
が設けられている。
【0182】また、データ提供サーバ151の有するコ
ンテンツデータベース153には、コンテンツサーバ1
52のコンテンツデータベース154に記憶されている
多数のコンテンツデータD1の一部が記憶されると共
に、当該コンテンツサーバ152のコンテンツデータベ
ース154に記憶されているデータテーブルにデータ提
供サーバ151で記憶しているコンテンツデータD1を
表す情報を対応付けて生成した新たなデータテーブルが
記憶されている。
【0183】さらに、データ提供サーバ151は、受信
部115によって受信したデータがどのようなデータで
あるかを判別する受信データ判別部155が設けられて
おり、リクエスト端末103からインターネット105
を介して送信されたレンタル予約要求データD2を受信
部115によって受信したときには、当該受信したレン
タル予約要求データD2を受信データ判別部155から
課金処理部156に送出する。
【0184】そして、データ提供サーバ151は、課金
処理部156によりそのレンタル予約要求データD2に
基づいてコンテンツデータベース111内のデータテー
ブルを検索し、顧客によりレンタルが希望されているコ
ンテンツデータD1をそのコンテンツデータベース11
1に記憶しているか否かを判断する。
【0185】この結果、データ提供サーバ151は、課
金処理部156により顧客によってレンタルが希望され
ているコンテンツデータD1をコンテンツデータベース
111内に記憶していることを確認すると、引き続き課
金処理部156により記録制御データD3を記録制御部
157に送出する。
【0186】これによりデータ提供サーバ151は、記
録制御部156によりレンタル予約受付データを送信部
118からリクエスト端末103に送信すると共に、そ
の記録制御データD3に基づいてヘッダデータD4を生
成してコンテンツデータD1と共に携帯型専用端末10
2に記録する。
【0187】これに対して、図8と共に図9に示すよう
に、データ提供サーバ151は、課金処理部156によ
りコンテンツデータベース111内に顧客の希望してい
るコンテンツデータD1を記憶していないことを確認し
たときには、引き続き課金処理部156により図5及び
図6について上述した第2の実施の形態によるデータ提
供サーバ101(図5)の課金処理部116と同様にし
てレンタル予約要求データD2を用いて記録制御データ
D3を生成する(課金処理も実行している)ものの記録
制御データD3をコンテンツ取得要求データとして送信
部118からインターネット105を介してコンテンツ
サーバ152に送信する。
【0188】この結果、データ提供サーバ151は、コ
ンテンツサーバ152から、要求したコンテンツデータ
D1がコンテンツ取得要求データと共にインターネット
105を介して返送されると、これを受信部115によ
って受信して受信データ判別部155に取り込み、当該
コンテンツデータD1及びコンテンツ取得要求データを
受信データ判別部155から記録制御部157に送出す
る。
【0189】これによりデータ提供サーバ151は、記
録制御部156によりコンテンツ取得要求データ(すな
わち、記録制御データD3である)に専用端末ID及び
コピー履歴の情報を付加してヘッダデータD4を生成す
ると共に、当該生成したヘッダデータD4をコンテンツ
サーバ152から取得したコンテンツデータD1と共に
携帯型専用端末102に記録する。
【0190】このようにしてデータ提供サーバ151
は、コンテンツデータベース111内に記憶していない
コンテンツデータD1のレンタルが要求されたときで
も、そのコンテンツデータD1をコンテンツサーバ15
2から取得して顧客にレンタルし得るようになされてい
る。
【0191】因みに、このデータ提供サーバ151は、
コンテンツサーバ152からコンテンツデータD1を取
得するときには当該データ提供サーバ151のコンテン
ツデータベース153に顧客の希望したコンテンツデー
タD1を記憶している場合に比べてレンタルの予約の受
付処理に時間がかかる。
【0192】このため、データ提供151は、受信デー
タ判別部155によりレンタル予約受付データを生成
し、当該生成したレンタル予約受付データを送信するこ
とによりコンテンツサーバ152からコンテンツデータ
D1を取得した時点で顧客にレンタルの予約を受け付け
たことを通知している。
【0193】また、データ提供サーバ151は、顧客が
来店してコンテンツデータD1のレンタルを要求したと
きには取扱店の店員により操作情報入力部119を介し
て入力されるレンタル予約要求データD2と同様の内容
のレンタル情報を操作情報判別部158から課金処理部
156に送出し、かくして上述したリクエスト端末10
3を用いたレンタル予約時と同様にして携帯型専用端末
102にコンテンツデータD1を記録する。
【0194】さらに、データ提供サーバ151は、コン
テンツデータベース153に新たにコンテンツデータD
1を記憶するためのコンテンツIDを含むコンテンツ情
報が操作情報入力部119を介して入力されると、当該
コンテンツ情報を操作情報判別部158から要求データ
生成部159に送出し、当該要求データ生成部159に
よりそのコンテンツ情報を表すコンテンツ要求データを
生成して送信部118からインターネット105を介し
てコンテンツサーバ152に送信する。
【0195】この結果、データ提供サーバ151は、コ
ンテンツサーバ152から所望のコンテンツデータD1
と共にその付随情報が送信されると、これを受信部11
5によって受信し、当該受信したコンテンツデータD1
及び付随情報を受信データ判別部155から記録制御部
157に送出することにより当該記録制御部157によ
りコンテンツデータベース153にそのコンテンツデー
タD1及び付随情報を記憶する。
【0196】これによりデータ提供サーバ151は、コ
ンテンツサーバ152からコンテンツデータD1を取得
するには比較的時間がかかるものの、コンテンツデータ
ベース153に記憶していないコンテンツデータD1の
なかでも例えばレンタルの要求が比較的多いものについ
てはコンテンツサーバ152から取得してコンテンツデ
ータベース153に記憶しておき、かくして顧客による
レンタルの要求に迅速に対応し得るようになされてい
る。
【0197】一方、コンテンツサーバ152(図8)
は、データ提供サーバ151からインターネット105
を介してコンテンツ取得要求データが送信されると、こ
れを受信部160によって受信し、コンテンツID抽出
部161によりそのコンテンツ取得要求データからコン
テンツIDを抽出してコンテンツ検索部162に送出す
ると共に、当該コンテンツ取得要求データを送信データ
生成部164に送出する。
【0198】これによりコンテンツサーバ152は、コ
ンテンツ検索部162によりそのコンテンツIDに基づ
いてコンテンツデータベース154内を検索し、対応す
るコンテンツデータD1を読み出して送信データ生成部
164に送出すると共に、当該送信データ生成部164
によりそのコンテンツデータD1にコンテンツ取得要求
データを付加して送信部165からインターネット10
5を介してデータ提供サーバ151に送信する。
【0199】また、コンテンツサーバ152は、データ
提供サーバからインターネット195を介してコンテン
ツ要求データが送信されると、これを受信部160によ
って受信し、コンテンツID抽出部161によりそのコ
ンテンツ要求データからコンテンツIDを抽出してコン
テンツ検索部162に送出する。
【0200】これによりコンテンツサーバ152は、コ
ンテンツ検索部162によりそのコンテンツIDに基づ
いてコンテンツデータベース154内を検索し、対応す
るコンテンツデータD1と付随情報とを読み出すと共
に、当該読み出したコンテンツデータD1及び付随情報
を送信データ生成部164を介して送信部165からイ
ンターネット105を介してデータ提供サーバ151に
送信する。
【0201】このようにしてコンテンツサーバ152
は、データ提供サーバ151にコンテンツデータD1を
提供することができる。
【0202】ここで、データ提供システム150のデー
タ提供サーバ151及びリクエスト端末103並びにコ
ンテンツサーバ152によるレンタル予約処理手順につ
いて、レンタル料の支払い(すなわち、課金処理)を除
いて説明すると、図10(A)に示すように、まずリク
エスト端末103は、ルーチンRT1の開始ステップか
ら入って図7(A)について上述した場合と同様の処理
を実行する。
【0203】一方、図7(B)との対応部分に同一符号
を付して図10(B)に示すように、データ提供サーバ
151は、ルーチンRT3の開始ステップから入って続
くステップSP11及びステップSP12の処理を順次
実行するとステップSP21に移り、当該ステップSP
21において課金処理部156によってコンテンツデー
タベース153内のデータテーブルを検索することによ
り、顧客によりレンタルの希望されているコンテンツデ
ータD1をコンテンツサーバ152から取得する必要が
あるか否かを判断する。
【0204】このステップSP21で肯定結果を得るこ
とは、顧客によってレンタルの希望されたコンテンツデ
ータD1をデータ提供サーバ151のコンテンツデータ
ベース153に記憶していないことを表し、このときデ
ータ提供サーバ151は、ステップSP22に移り、課
金処理部156によって生成している記録制御データD
3をコンテンツ取得要求データとして送信部118から
インターネット105を介してコンテンツサーバ152
に送信してステップSP23に移る。
【0205】ここで、図10(C)に示すように、コン
テンツサーバ152は、ルーチンRT4の開始ステップ
から入って続くステップSP31に移り、当該ステップ
SP31においてデータ提供サーバ151からのコンテ
ンツ取得要求データの送信を待ち受けており、当該デー
タ提供サーバ151から送信されたコンテンツ取得要求
データを受信部119で受信すると、ステップSP32
に移る。
【0206】ステップSP32において、コンテンツサ
ーバ152は、コンテンツID抽出部161によりコン
テンツ取得要求データから抽出したコンテンツIDに基
づいて、コンテンツ検索部162によってコンテンツデ
ータベース154内を検索し、当該コンテンツデータベ
ース154からそのコンテンツIDを有するコンテンツ
データD1を読み出した後、ステップSP33に移る。
【0207】ステップSP33において、コンテンツサ
ーバ152は、コンテンツデータベース154から読み
出したコンテンツデータD1に送信データ生成部164
によりコンテンツ取得要求データを付加して送信部16
5からインターネット105を介してデータ提供サーバ
151に送信し、続くステップSP34に移って当該コ
ンテンツサーバ152の処理を終了する。
【0208】また、ステップSP23において、コンテ
ンツサーバ152にコンテンツ取得要求データを送信し
たデータ提供サーバ151は、当該コンテンツサーバ1
52からコンテンツデータD1が送信されることを待ち
受けており、当該コンテンツサーバ152から送信され
たコンテンツデータD1を受信部115によって受信す
ると(コンテンツデータD1と共にコンテンツ取得要求
データも受信する)、ステップSP24に移る。
【0209】ステップSP24において、データ提供サ
ーバ151は、受信したコンテンツデータD1及びコン
テンツ取得要求データを受信データ判別部155から記
録制御部157に送出すると共に、当該受信データ判別
部155によりレンタル予約受付データを生成して送信
部118からインターネット105を介してリクエスト
端末103に送信し、引き続きステップSP14及びス
テップ15の処理を順次実行した後、ステップ25に移
って当該データ提供サーバ151の処理を終了する。こ
のようにしてデータ提供システム150は、コンテンツ
データD1に対するレンタル予約処理を終了する。
【0210】因みに、上述したステップSP21におい
て否定結果を得ることは、顧客によりレンタルの希望さ
れたコンテンツデータD1をデータ提供サーバ151の
コンテンツデータベース153内に記憶していることを
意味し、このときデータ提供サーバ151はステップS
P24に移り、課金処理部156から記録制御データD
3を受け取った記録制御部157によりレンタル予約受
付データを生成して送信部18からインターネット10
5を介してリクエスト端末103に送信した後、ステッ
プSP14に移る。
【0211】以上の構成において、このデータ提供シス
テム150では、多数のコンテンツデータD1を記憶し
たコンテンツデータベース153を有するデータ提供サ
ーバ151に、インターネット105を介して当該デー
タ提供サーバ151よりもさらに多数のコンテンツデー
タD1を記憶したコンテンツデータベース154を有す
るコンテンツサーバ152を接続する。
【0212】そして、このデータ提供システム150で
は、データ提供サーバ151において、顧客の操作した
リクエスト端末103から送信されるレンタル予約要求
データD2を受信したときには、その顧客によりレンタ
ルの希望されたコンテンツデータD1を当該データ提供
サーバ151のコンテンツデータベース153に記憶し
ているか否かを判断して、顧客の希望するコンテンツデ
ータD1を記憶していないときにはコンテンツサーバ1
52からそのコンテンツデータD1を取得して顧客にレ
ンタルする携帯型専用端末102に記録するようにし
た。
【0213】従って、このデータ提供システム150で
は、データ提供サーバ151に設けるコンテンツデータ
ベース153の規模を比較的小型化することができると
共に、このようにコンテンツデータベース153の規模
を小型化しても顧客によって要求される種々のコンテン
ツデータD1を適確にレンタルすることができる。
【0214】因みに、このデータ提供システム150で
は、データ提供サーバ151に設けるコンテンツデータ
サーバ153の規模を小型化することができるため、当
該データ提供サーバ151を設置する取扱店の設備投資
を大幅に低減させることができる。
【0215】以上の構成によれば、多数のコンテンツデ
ータD1を記憶したコンテンツデータベース153を有
するデータ提供サーバ151に、当該データ提供サーバ
151よりもさらに多数のコンテンツデータD1を記憶
したコンテンツデータベース154を有するコンテンツ
サーバ152を接続し、顧客からレンタルの要求を受け
るデータ提供サーバ151において、当該レンタルの希
望されたコンテンツデータD1をコンテンツデータベー
ス153に記憶していないときにはコンテンツサーバ1
52からそのコンテンツデータD1を取得して顧客にレ
ンタルするようにしたことにより、上述した第2の実施
の形態によって得られる効果に加えて、データ提供サー
バ151に設けるコンテンツデータベース153の規模
を大幅に小型化することができると共に、このようにコ
ンテンツデータベース153の規模を小型化しても顧客
によって要求される種々のコンテンツデータD1を適確
にレンタルすることができるデータ提供システムを実現
することができる。
【0216】なお、上述した第3の実施の形態において
は、コンテンツサーバ152のコンテンツデータベース
154に記憶している多数のコンテンツデータD1の一
部をデータ提供サーバ151のコンテンツデータベース
153に記憶するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、コンテンツサーバ152及びデー
タ提供サーバ161のコンテンツデータベース154及
び153にそれぞれ異なるコンテンツデータD1を記憶
しても良い。また、多数のデータ提供サーバ151及び
コンテンツサーバ152のコンテンツデータベースにそ
れぞれ異なるコンテンツデータD1を分散して記憶する
ようにしても良く、このようにすれば、データ提供サー
バ151及びコンテンツサーバ152に設けるコンテン
ツデータベースの規模を全体的にさらに小型化すること
ができる。
【0217】また、上述した第3の実施の形態において
は、データ提供サーバ151がコンテンツサーバ152
からコンテンツデータD1を取得するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、取扱店にレン
タル及び販売用に購入しているパッケージメディアから
コンテンツデータD1を自動で選択して再生するチェン
ジャーを設置し、データ提供サーバ151がそのチェン
ジャーからコンテンツデータD1を取得し、又はコンテ
ンツサーバ152とそのチェンジャーを併用して使用す
るようにしても良い。
【0218】さらに、上述した第3の実施の形態におい
ては、取扱店専用の携帯型専用端末102をコンテンツ
データD1と共にレンタルするようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型専用端末10
2を顧客に販売し、当該携帯型専用端末102にコンテ
ンツデータD1をレンタル用及び購入用として記録する
ようにしても良い。
【0219】さらに、上述した第3の実施の形態におい
ては、取扱店専用の携帯型専用端末102にレンタル希
望のコンテンツデータD1を記録するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、取扱店に顧客
が持ち込む携帯電話機や携帯型のMDプレーヤ等のよう
な携帯型の記録再生装置等にもレンタル及び購入希望の
コンテンツデータD1を記録するようにしても良い。
【0220】(5)第4の実施の形態 図11は、第4の実施の形態によるデータ提供システム
200を示し、図1乃至図3について上述したシステム
管理サイト2に対応する仲介サーバ201に、図1乃至
図3について上述した携帯型専用端末7A乃至7Nに対
応する携帯型専用端末202及び図1及び図3について
上述した広告主企業サイト6に対応する広告主企業サー
バ203がそれぞれインターネット204を介して接続
されて構成されている。
【0221】仲介サーバ201は、当該仲介サーバ20
1を介してインターネット204を利用する顧客を登録
するための顧客データベース210と、インターネット
204を利用して広告等の配信データを顧客に提供する
ことを希望する広告主及び企業を登録するための広告主
企業データベース211とを有している。
【0222】そして、仲介サーバ201は、広告主企業
データベース211に予め広告主企業登録画面データを
記憶しており、広告主企業登録を希望する広告主及び企
業の広告主企業サーバ203から登録を要求する登録要
求データが送信されると、これを受信部212によって
受信し、広告主企業情報更新部213によってその登録
要求データに基づいて広告主企業データベース211か
ら広告主企業登録画面データを読み出すと共に、当該読
み出した広告主企業登録画面データを送信部214から
インターネット204を介して広告主企業サーバ203
に送信する。
【0223】この結果、仲介サーバ201は、広告主及
び企業サーバ203から広告主企業登録画面データに基
づく広告主企業登録画面上でオペレータによって入力さ
れた図12(A)に示すような広告主企業情報が広告主
企業登録情報データとして送信されると、これを受信部
212によって受信する。
【0224】ここで、図12(A)に示すように、広告
主企業サーバ203から仲介サーバ201に提供される
広告主企業情報は、会社名(すなわち、広告主名情報及
び企業名情報)、電話番号及びメールアドレスと、提供
する配信データの内容が属するジャンル(例えば、国産
車や外車、ロックミュージックやクラシックミュージッ
ク、ハリウッド映画や邦画等)を表す配信ジャンル情報
及び広告主や企業のキャッチフレーズ等のコメントによ
って表す事業内容情報と、顧客と契約を結ぶ際の条件を
表す条件番号等とのように広告主及び企業固有の各種情
報によって構成されており、広告主及び企業のオペレー
タによって直接入力し、又は仲介サーバ201が提示し
た各種選択肢のなかから選択するようにして生成されて
いる。
【0225】仲介サーバ201は、このような広告主企
業情報を取得すると、広告主企業情報更新部213によ
り、登録を要求した広告主や企業に対して固有の広告主
企業識別情報(以下、これを広告主企業IDと呼ぶ)を
発行し、当該発行した広告主企業IDを送信部214か
らインターネット204を介してその登録を要求してい
る広告主及び企業の広告主企業サーバ203に送信す
る。
【0226】これに加えて、仲介サーバ201は、図1
2(B)に示すように、広告主企業情報更新部213に
より、当該広告主及び企業から取得した広告主企業情報
に広告主企業IDを付加して広告主企業登録情報として
広告主企業データベース211に記憶することにより当
該広告主及び企業を登録し、このようにして広告主及び
企業から随時登録の要求を受け付けて広告主企業登録処
理を実行する。
【0227】また、仲介サーバ201は、顧客データベ
ース210に予め顧客登録画面データを記憶しており、
登録を希望する顧客の操作により携帯型専用端末202
から登録を要求する登録要求データが送信されると、こ
れを受信部212によって受信し、顧客情報更新部21
5によりその登録要求データに基づいて顧客データベー
ス210から顧客登録画面データを読み出すと共に、当
該読み出した顧客登録画面データを送信部214からイ
ンターネット204を介して携帯型専用端末202に送
信する。
【0228】この結果、仲介サーバ201は、登録を希
望する顧客の操作により携帯型専用端末202から顧客
登録画面データに基づく顧客登録画面上で入力された図
13(A)に示すような顧客情報が顧客登録情報データ
として送信されると、これを受信部212によって受信
する。
【0229】ここで、図13(A)に示すように、顧客
から仲介サーバ201に提供される顧客情報は、氏名、
性別及び年齢と、興味を持っているジャンル(例えば、
国産車や外車、ロックミュージックやクラシックミュー
ジック、ハリウッド映画や邦画等)の情報(以下、これ
を顧客嗜好ジャンル情報と呼ぶ)及び自分の嗜好等をコ
メントによって表す嗜好情報と、広告主や企業と契約を
結ぶ際の条件を表す条件番号及び顧客の使用する携帯型
専用端末202に予め割り当てられているメールアドレ
ス等とのように各種個人情報によって構成されており、
顧客が直接入力し、又は仲介サーバ201が提示した各
種選択肢のなかから選択するようにして生成されてい
る。
【0230】因みに、図14に示すように、顧客と広告
主及び企業との間で契約を結ぶ際の条件としては、1乃
至6までの条件番号を付して表すように、「顧客の通信
料の一部を契約した広告主及び企業が負担する」、「広
告主及び企業が顧客による商品等の購入に対して価格を
割り引く」、「顧客の獲得したネットマイレージのポイ
ントを商品等の購入時の支払いに利用する」、「顧客の
獲得したネットマイレージのポイントに応じて広告主及
び企業から顧客にプレゼントを進呈する」、「顧客が、
契約を結んだ広告主及び企業のサイトに毎月一定時間以
上アクセスする」、「顧客が、契約を結んだ広告主及び
企業から毎月一定額以上の商品等を購入する」、等があ
る。
【0231】そして、仲介サーバ201は、このような
顧客情報を取得すると、顧客情報更新部215により顧
客に対して顧客IDを発行し、当該発行した顧客IDを
送信部214からインターネット204を介してその顧
客の携帯型専用端末202に送信して記憶させる。
【0232】また、仲介サーバ201は、図13(B)
に示すように、このとき顧客情報更新部215によって
顧客情報に顧客IDを付加して顧客登録情報として顧客
データベース210に記憶することにより顧客を登録
し、このようにして顧客から随時登録の要求を受け付け
て顧客登録処理を実行する。
【0233】この後、仲介サーバ201は、顧客登録し
た顧客の操作により携帯型専用端末202から、各種取
扱店に例えばコンテンツデータの配信を要求するために
顧客IDを含むコンテンツ指定データが送信されると、
これを受信部212によって一旦受信する。
【0234】このとき、仲介サーバ201は、顧客情報
更新部215によりコンテンツ指定データに含まれてい
る顧客IDに基づいて顧客データベース210内を検索
して顧客の顧客登録情報を検出し、当該検出した顧客登
録情報をこれにコンテンツ指定データの内容を追加顧客
情報として追加して更新した後、そのコンテンツ指定デ
ータを送信部214からインターネット204を介して
取扱店に送信する。
【0235】このようにして仲介サーバ201は、顧客
がインターネット204を介して取扱店を利用する毎
に、携帯型専用端末202から取扱店に送信されるコン
テンツ指定データを中継することにより図15に示すよ
うに、顧客情報更新部215によって顧客登録情報に顧
客が取扱店から取得したコンテンツデータのジャンルを
表すアクセスジャンル情報や、そのジャンルのコンテン
ツデータの取得回数を表すアクセスカウンタ情報、当該
コンテンツデータの取得に対して支払った金額の情報を
追加してその顧客登録情報の内容を順次更新する。
【0236】因みに、仲介サーバ201は、顧客が携帯
型専用端末202を用いて取扱店を利用する毎にその利
用状況(コンテンツデータの購入やレンタルの価格、イ
ンターネットの利用時間等)に応じて顧客情報更新部2
15により顧客に割引等の特典を与えるためのポイント
(ネットマイレージ)を発行しており、そのポイントも
発行する毎に顧客登録情報に追加している。
【0237】これにより仲介サーバ201は、顧客デー
タベース210内の顧客登録情報に基づいて顧客の嗜好
等を把握し得るようになされている。
【0238】ところで、仲介サーバ201(図11)
は、顧客の操作により携帯型専用端末202から配信デ
ータの取得用に広告主及び企業と契約するために自分の
顧客情報を広告主や企業に対して公開することを許可す
る顧客許可データ(顧客IDを含む)が送信されると、
これを受信部212によって受信し、当該受信した顧客
許可データをマッチング部216に取り込む。
【0239】この場合、図15に示すように、マッチン
グ部216は、受信部212によって受信した顧客許可
データをモニタ部220に取り込んでおり、当該モニタ
部220で顧客許可データに含まれる顧客IDに基づい
て顧客データベース210から公開を許可した顧客の顧
客登録情報を読み出して判別部221に送出すると共
に、遅延部222を介して広告主企業情報抽出部223
にも送出する。
【0240】そして、マッチング部216は、判別部2
21により顧客登録情報内のアクセスジャンル情報及び
アクセスカウンタ情報から顧客の取得したコンテンツデ
ータのジャンルとして当該コンテンツデータの取得回数
が予め設定された閾値(例えば 100回)以上の取得回数
を示すジャンルがあるか否かを判断する。
【0241】ここで、マッチング部216は、判別部2
21により顧客登録情報に閾値以上の取得回数を表すジ
ャンルが存在するときには当該ジャンルを顧客の現時点
の嗜好に合ったジャンルと判断してその顧客を広告主及
び企業に紹介可能であると判別し、この結果、閾値以上
の取得回数を示すジャンルを顧客嗜好情報として広告主
企業情報抽出部223に通知する。
【0242】これによりマッチング部216は、広告主
企業情報抽出部223によって広告主企業データベース
211内の広告主企業登録情報をこれに含まれる配信ジ
ャンル情報と顧客嗜好情報とを比較して検索し、当該顧
客嗜好情報の示すジャンルの配信データを提供している
広告主及び企業の広告主企業登録情報(図12(B))
を読み出すと共に、読み出した広告主企業登録情報から
図17に示すように広告主企業IDを除いて顧客に広告
主及び企業を紹介するための広告主企業紹介情報を生成
する。
【0243】そして、マッチング部216は、広告主企
業情報抽出部223により、遅延部222から与えられ
た顧客登録情報に示すメールアドレスに従ってその広告
主企業紹介情報を広告主企業紹介データとして送信部2
14からインターネット204を介して携帯型専用端末
202に送信することにより顧客に自分の嗜好に合った
配信データを提供する広告主及び企業を紹介する。
【0244】これに対して、マッチング部216は、判
別部221により顧客登録情報に閾値以上の取得回数を
表すジャンルが存在しないときには顧客の嗜好が不明確
でありその顧客を広告主及び企業に紹介できないと判別
し、当該判別結果を広告主企業情報抽出部223に通知
する。
【0245】そして、マッチング部216は、広告主企
業情報抽出部223により顧客の嗜好に合った配信デー
タを提供している広告主及び企業を探し出せなかったこ
とを表す広告主企業紹介不可情報を生成し、遅延部22
2から与えられた顧客登録情報に示すメールアドレスに
従ってその広告主企業紹介不可情報を広告主企業紹介不
可データとして送信部214からインターネット204
を介して携帯型専用端末202に送信することにより顧
客に自分の嗜好に合った配信データを提供する広告主及
び企業を現時点では探し出せなかったことを通知する。
【0246】このようにして仲介サーバ201は、顧客
に広告主及び企業を紹介した結果、当該顧客の操作によ
り携帯型専用端末202から、紹介した広告主及び企業
のうちから顧客の選択した広告主及び企業を示す広告主
企業選択データ(顧客IDを含む)が送信されると、こ
れを受信部212によって受信し、当該受信した広告主
企業選択データをマッチング部216のモニタ部220
から判別部221を介して広告主企業情報抽出部223
に取り込む。
【0247】ここで、マッチング部216は、広告主企
業紹介情報を生成したときにはその生成の際に用いた顧
客登録情報及び顧客嗜好情報を広告主企業情報抽出部2
23に一時的に保存している。
【0248】従って、マッチング部216は、広告主企
業情報抽出部223に広告主企業選択データを取り込む
と、その顧客嗜好情報に基づいて顧客登録情報(図13
(B))から図18に示すように広告主及び企業に顧客
を紹介するためにマッチングした嗜好の情報を選択的に
用いた顧客紹介情報を生成し、広告主企業選択データに
従ってその顧客紹介情報を顧客紹介データとして送信部
214からインターネット204を介して顧客の選択し
た広告主及び企業の広告主企業サーバ203に送信す
る。
【0249】これにより図11に示す仲介サーバ201
は、広告主及び企業の紹介を要求する顧客に、当該顧客
にとって有益な配信データを提供している広告主及び企
業を紹介し得ると共に、広告主及び企業に対しても自社
の配信データの提供を必要としている顧客を紹介し得る
ようになされている。
【0250】因みに、仲介サーバ201は、顧客に広告
主及び企業を紹介した結果、携帯型専用端末202から
顧客にとって契約を結びたい広告主及び企業がないこと
を表す広告主企業選択不可データが送信されると、これ
を受信部212によって受信することによりマッチング
部216に対して顧客紹介情報の生成を実行させないよ
うにして当該顧客の携帯型専用端末202から再び顧客
許可データが送信されることを待ち受ける。
【0251】なお、仲介サーバ201は、広告主及び企
業に顧客を紹介したときには、その広告主及び企業から
顧客の紹介料を徴収している。
【0252】そして、仲介サーバ201は、広告主企業
サーバ203に顧客紹介データを送信した結果、広告主
及び企業が顧客と契約を結ぶことにより広告主企業サー
バ203から契約成立データが送信されると、これを受
信部212によって受信した後、当該契約成立データを
送信部214からインターネット204を介して携帯型
専用端末202に送信することにより顧客に広告主及び
企業との間の契約が成立したことを通知する。
【0253】このとき、仲介サーバ201は、広告主企
業情報更新部213により契約成立データに基づいて広
告主企業データベース211内の広告主企業登録情報
を、図19に示すように、当該広告主及び企業と契約を
結んだ顧客の顧客IDを表す契約成立顧客ID情報を付
加して更新すると共に、顧客情報更新部215によりそ
の契約成立データに基づいて顧客データベース210内
の顧客登録情報も図20に示すように当該顧客と契約を
結んだ広告主及び企業の広告主企業IDを表す契約成立
広告主企業ID情報を付加して更新する。
【0254】これにより仲介サーバ201は、更新した
顧客登録情報及び広告主企業登録情報により顧客と広告
主及び企業との間の契約状況を把握し得るようにしてお
り、この後、既に広告主及び企業と契約を結んでいる顧
客から新たな広告主及び企業と契約を結ぶために顧客情
報の公開が許可されたときに既に契約を結んでいる広告
主及び企業を再び紹介することを防止し得るようになさ
れている。
【0255】また、仲介サーバ201は、広告主企業サ
ーバ203に顧客紹介データを送信した結果、広告主及
び企業が顧客との契約を見合わせたことにより広告主企
業サーバ203から契約不成立データが送信されると、
これを受信部212によって受信し、当該受信した契約
不成立データを送信部214からインターネット204
を介して携帯型専用端末202に送信することにより顧
客に広告主及び企業との契約が成立しなかったことを通
知する。
【0256】因みに、仲介サーバ201は、図17及び
図18について上述した広告主企業紹介情報及び顧客紹
介情報を生成する場合には、元の広告主企業登録情報及
び顧客登録情報から契約成立顧客ID情報及び契約成立
広告主企業ID情報を除くことにより広告主及び企業と
顧客とにそれぞれ契約に必要のない個人的な情報が漏洩
することを防止している。
【0257】一方、図11に示すように、広告主企業サ
ーバ203は、オペレータにより操作部230を介して
登録要求が入力されると、送信制御部231によりその
登録要求を登録要求データとして送信部232からイン
ターネット204を介して仲介サーバ201に送信す
る。
【0258】この結果、広告主企業サーバ203は、仲
介サーバ201から送信された広告主企業登録画面デー
タを受信部233によって受信し、当該受信した広告主
企業登録画面データを表示制御部234から表示部23
5に送出することにより当該表示部235にその広告主
企業登録画面データに基づく広告主企業登録画面を表示
する。
【0259】そして、広告主企業サーバ203は、表示
部235に広告主企業登録画面を表示した状態でオペレ
ータにより操作部230が操作されると、当該操作部2
30の操作に応じて広告主企業登録画面上で入力された
図12(A)について上述した広告主企業情報を送信制
御部231により広告主企業登録情報データとして送信
部232からインターネット204を介して仲介サーバ
201に送信する。
【0260】これにより広告主企業サーバ203は、広
告主及び企業に対して登録の終了した仲介サーバ201
からインターネット204を介して送信された広告主企
業IDを受信部233によって受信して配信情報データ
ベース236に記憶し、この後、仲介サーバ201にア
クセスするときにはその広告主企業IDを使用して識別
させるようにする。
【0261】このようにして広告主企業サーバ203
は、仲介サーバ201に対して登録した後、当該仲介サ
ーバ201から図17について上述した顧客紹介情報が
顧客紹介データとしてインターネット204を介して送
信されると、これを受信部233によって受信して顧客
選定部237に取り込む。
【0262】この場合、広告主企業サーバ203は、顧
客選定部237により顧客紹介データに基づいて契約条
件やインターネットの利用状況等を参照することにより
仲介サーバ201から紹介された顧客との間で契約を結
ぶべきか否かを判断する。
【0263】そして、広告主企業サーバ203は、顧客
選定部237により仲介サーバ201から紹介された顧
客と契約を結ぶように判断したときには、送信データ生
成部238により契約成立データを生成し、当該生成し
た契約成立データを送信制御部231及び送信部232
並びにインターネット204を順次介して仲介サーバ2
01に送信する。
【0264】このとき、広告主企業サーバ203は、顧
客選定部237から顧客と契約を結ぶように判断したこ
とを送信制御部231に通知しており、これにより送信
制御部231によって配信情報データベース236に予
め記憶している各種配信データのうちから契約を結んだ
顧客の嗜好に合った配信データを適宜読み出し、当該読
み出した配信データを送信部232からインターネット
204を介して顧客の携帯型専用端末202に送信す
る。
【0265】このようにして広告主企業サーバ203
は、契約を結んだ顧客に対して適宜その顧客の嗜好に合
った配信データを提供し得るようになされている。
【0266】因みに、広告主企業サーバ203は、顧客
選定部237により仲介サーバ201から紹介された顧
客と契約を結ばないように判断したときには、送信デー
タ生成部238により契約不成立データを生成し、当該
生成した契約不成立データを送信制御部231及び送信
部232並びにインターネット204を順次介して仲介
サーバ201に送信する。
【0267】また、携帯型専用端末202は、仲介サー
バ201に対して登録を希望する顧客により操作部24
0を介して登録要求が入力されると、要求データ生成部
241により登録要求データを生成して送信部242か
らインターネット204を介して仲介サーバ201に送
信する。
【0268】この結果、携帯型専用端末202は、仲介
サーバ201からインターネット204を介して返送さ
れた顧客登録画面データを受信部243によって受信
し、当該受信した顧客登録画面データを表示制御部及び
表示部並びにスピーカ等からなる再生部244に送出す
ることにより当該再生部244でその顧客登録画面デー
タに基づく顧客登録画面を表示する。
【0269】そして、携帯型専用端末202は、再生部
244に顧客登録画面を表示した状態で顧客により操作
部240が操作されると、当該操作部240の操作に応
じて顧客登録画面上で入力された図13(A)について
上述した顧客情報を要求データ生成部241により顧客
登録情報データとして送信部242からインターネット
204を介して仲介サーバ201に送信する。
【0270】これにより携帯型専用端末202は、顧客
の登録を終了した仲介サーバ201からインターネット
204を介して送信された顧客IDを受信部243によ
って受信し、当該受信した顧客IDを記録制御部245
に取り込む。
【0271】ここで、携帯型専用端末202は、受信部
243から記録制御部245に取り込んだ種々のデータ
を当該記録制御部245によりそのデータに予め付加さ
れている識別子に基づいて識別し得るようになされてい
る。
【0272】従って、携帯型専用端末202は、顧客I
Dを取得したとき、記録制御部245によりその顧客I
Dを顧客用記録媒体246に記録することにより、この
後、仲介サーバ201にアクセスするときや当該仲介サ
ーバ201を介して取扱店にアクセスするときにはその
顧客IDを使用して仲介サーバ201及び取扱店に識別
し得るようにする。
【0273】このようにして携帯型専用端末202は、
仲介サーバ201に対して顧客を登録すると、この後、
顧客の操作により操作部240を介して入力される所望
のコンテンツデータの指定情報を要求データ生成部24
1により顧客IDを付加したコンテンツ指定データとし
て送信部242から仲介サーバ201経由で取扱店に送
信する。
【0274】この結果、携帯型専用端末202は、取扱
店から送信された希望したコンテンツデータを受信部2
43によって受信すると、当該受信したコンテンツデー
タを記録制御部245により識別して取扱店用記録媒体
247に記録することにより、この後、操作部240の
操作に応じて再生制御部248によりその取扱店用記録
媒体247からコンテンツデータを再生し、当該再生し
たコンテンツデータを再生部244に送出して顧客にコ
ンテンツを楽しませることができるようになされてい
る。
【0275】そして、携帯型専用端末202は、顧客に
より操作部240を介して顧客情報の公開を許可する許
可情報が入力されると、要求データ生成部241により
その許可情報を表す顧客許可データを生成し、当該生成
した顧客許可データを送信部242からインターネット
204を介して仲介サーバ201に送信する。
【0276】この結果、携帯型専用端末202は、仲介
サーバ201からインターネット204を介して広告主
企業紹介データが送信されると、これを受信部243に
よって受信し、当該受信した広告主企業紹介データを再
生部244に送出することによりその広告主企業紹介デ
ータに基づく広告主企業紹介画面により仲介サーバ20
1から紹介された広告主及び企業を顧客に提示する。
【0277】そして、携帯型専用端末202は、顧客に
より操作部240を介して所望の広告主及び企業が選択
されると、要求データ生成部241によりその選択され
た広告主及び企業を表す広告主企業選択データを生成
し、当該生成した広告主企業選択データを送信部242
からインターネット204を介して仲介サーバ201に
送信する。
【0278】この結果、携帯型専用端末202は、広告
主及び企業が顧客と契約を結んだことにより仲介サーバ
201からインターネット204を介して契約成立デー
タが送信されると、これを受信部243によって受信
し、当該受信した契約成立データを再生部244に送出
することにより広告主及び企業との契約が成立したこと
を顧客に報知する。
【0279】このようにして携帯型専用端末202は、
顧客と契約した広告主及び企業の広告主企業サーバ20
3から配信データが送信されると、これを受信部243
によって受信し、当該受信した配信データを記録制御部
245によって識別して顧客用記録媒体246に記録す
ることにより、この後、操作部240の操作に応じて再
生制御部248によりその顧客用記録媒体246から配
信データを再生し、当該再生した配信データを再生部2
44に送出してその配信データに基づく種々の情報を顧
客に提示し得るようになされている。
【0280】また、携帯型専用端末202は、広告主及
び企業が顧客との契約を見合わせたことにより仲介サー
バ201から契約不成立データが送信されると、これを
受信部243によって受信し、当該受信した契約不成立
データを再生部244に送出することにより広告主及び
企業との契約が成立しなかったことを顧客に報知する。
【0281】因みに、携帯型専用端末202は、仲介サ
ーバ201に顧客許可データを送信した結果、広告主企
業紹介不可データが返送されると、これを受信部243
によって受信し、当該受信した広告主企業紹介不可デー
タを再生部244に送出することにより現時点では仲介
サーバ201により顧客に紹介し得る広告主及び企業を
探し出せなかったことを報知する。
【0282】また、携帯型専用端末202は、仲介サー
バ201から紹介された広告主及び企業を顧客に提示し
た結果、当該顧客により操作部240を介して紹介され
たなかに契約を希望する広告主及び企業がないことを表
す選択不可情報が入力されると、要求データ生成部24
1によりその選択不可情報を表す広告主企業選択不可デ
ータを生成し、当該生成した広告主企業選択不可データ
を送信部242からインターネット204を介して仲介
サーバ201に送信する。
【0283】ところで、この携帯型専用端末202に
は、既に述べたように顧客用記録媒体246と取扱店用
記録媒体247とが設けられており、取扱店以外の仲介
サーバ201及び広告主企業サーバ203から取得した
データ(顧客ID及び配信データ)を当該取扱店から取
得したデータ(コンテンツデータ)と区別して顧客用記
録媒体246に記録している。
【0284】これにより携帯型専用端末203は、取扱
店からレンタルしたコンテンツデータをレンタル期間の
終了時に取扱店用記録媒体247から消去する際、顧客
IDや配信データ等の顧客が取扱店以外から自分用に取
得したデータを当該コンテンツデータと共に誤って消去
することをほぼ確実に防止している。
【0285】ここで、データ提供システム200の仲介
サーバ201と広告主企業サーバ203とによる広告主
企業登録処理手順についてまとめると、図21(A)に
示すように、まず広告主企業サーバ203はルーチンR
T10の開始ステップから入ってステップSP101に
移る。
【0286】ステップSP101において、広告主企業
サーバ203は、オペレータにより操作部230を介し
て登録要求が入力されることを待ち受け、当該登録要求
が入力されるとステップSP102に移る。
【0287】ステップSP102において、広告主企業
サーバ203は、送信制御部231によりその登録要求
を登録要求データとして送信部232から仲介サーバ2
01に送信してステップSP103に移る。
【0288】このとき、図21(B)に示すように、仲
介サーバ201は、ルーチンRT11の開始ステップか
ら入ってステップSP111に移り、広告主企業サーバ
203から登録要求データが送信されることを待ち受け
ており、当該広告主企業サーバ203から送信された登
録要求データを受信部212によって受信すると、ステ
ップSP112に移る。
【0289】ステップSP112において、仲介サーバ
201は、受信した登録要求データに基づいて広告主企
業情報更新部213により広告主企業データベース21
1から広告主企業登録画面データを読み出すと共に、当
該読み出した広告主企業登録画面データを送信部214
から広告主企業サーバ203に送信してステップSP1
13に移る。
【0290】このとき、広告主企業サーバ203は、ス
テップSP103において、仲介サーバ201から広告
主企業登録画面データが送信されることを待ち受けてお
り、当該広告主企業登録画面データを受信部233によ
って受信すると、ステップSP104に移る。
【0291】ステップSP104において、広告主企業
サーバ203は、オペレータにより操作部230を介し
て広告主企業登録画面データに基づく広告主企業登録画
面上で入力される広告主企業情報を送信制御部231に
より広告主企業登録情報データとして送信部232から
仲介サーバ201に送信してステップSP105に移
る。
【0292】このとき、仲介サーバ201は、ステップ
SP113において、広告主企業サーバ203から広告
主企業登録情報データが送信されることを待ち受けてお
り、当該広告主企業登録情報データを受信部212によ
って受信すると、ステップSP114に移る。
【0293】ステップSP114において、仲介サーバ
201は、広告主企業情報更新部213により登録を要
求した広告主及び企業に対して広告主企業IDを発行し
て送信部214から広告主企業サーバ203に送信する
と共に、当該広告主企業サーバ203から取得した広告
主企業登録情報データに基づく広告主企業情報に広告主
企業IDを付加して広告主企業登録情報とし、これを広
告主企業データベース211に記録して当該登録を要求
した広告主及び企業を登録した後、ステップSP115
に移って仲介サーバ201における処理を終了する。
【0294】また、広告主企業サーバ203は、ステッ
プSP105において、仲介サーバ201から広告主企
業IDが送信されることを待ち受けており、当該広告主
企業IDを受信部233によって受信すると、ステップ
SP106に移ってその広告主企業IDを配信情報デー
タベース236に記憶した後、続くステップSP107
に移って当該広告主企業サーバ203の処理を終了す
る。このようにしてデータ提供システム200は、仲介
サーバ201と広告主企業サーバ203とにおける広告
主企業登録処理手順を全て終了する。
【0295】また、このデータ提供システム200の仲
介サーバ201と携帯型専用端末202とによる広告主
企業紹介処理手順についてまとめると、図22(A)及
び図23(A)に示すように、まず携帯型専用端末20
2はルーチンRT12の開始ステップから入ってステッ
プSP121に移る。
【0296】ステップSP121において、携帯型専用
端末202は、顧客により操作部240を介して登録要
求が入力されることを待ち受け、当該登録要求が入力さ
れるとステップSP122に移る。
【0297】ステップSP122において、携帯型専用
端末202は、要求データ生成部241により登録要求
を登録要求データとして送信部242から仲介サーバ2
01に送信してステップSP123に移る。
【0298】このとき、図22(B)及び図23(B)
に示すように、仲介サーバ201は、ルーチンRT13
の開始ステップから入ってステップSP141に移り、
携帯型専用端末202から登録要求データが送信される
ことを待ち受けており、当該携帯型専用端末202から
送信された登録要求データを受信部212によって受信
すると、ステップSP142に移る。
【0299】ステップSP142において、仲介サーバ
201は、顧客情報更新部215により登録要求データ
に基づいて顧客データベース210から顧客登録画面デ
ータを読み出して送信部214から携帯型専用端末20
2に送信してステップSP143に移る。
【0300】このとき、携帯型専用端末202は、ステ
ップSP123において、仲介サーバ201から顧客登
録画面データが送信されることを待ち受けており、当該
顧客登録画面データを受信部243によって受信する
と、ステップSP124に移る。
【0301】ステップSP124において、携帯型専用
端末202は、顧客により操作部240を介して顧客登
録画面データに基づく顧客登録画面上で入力される顧客
情報を要求データ生成部241により顧客登録情報デー
タとして送信部242から仲介サーバ201に送信して
ステップSP125に移る。
【0302】このとき、仲介サーバ201は、ステップ
SP143において、携帯型専用端末202から顧客登
録情報データが送信されることを待ち受けており、当該
顧客登録情報データを受信部212によって受信する
と、ステップSP144に移る。
【0303】ステップSP144において、仲介サーバ
201は、顧客情報更新部215により登録を要求した
顧客に対して顧客IDを発行して送信部214から携帯
型専用端末202に送信すると共に、当該携帯型専用端
末202から取得した顧客登録情報データに基づく顧客
情報に顧客IDを付加して顧客登録情報として顧客デー
タベース210に記憶して当該登録を要求した顧客を登
録した後、ステップSP145に移る。
【0304】このとき、携帯型専用端末202は、ステ
ップSP125において、仲介サーバ201から顧客I
Dが送信されることを待ち受けており、当該顧客IDを
受信部243によって受信すると、ステップSP126
に移ってその顧客IDを顧客用記録媒体246に記録し
てステップSP127に移る。
【0305】ステップSP127において、携帯型専用
端末202は、顧客により操作部240を介して何らか
の要求が入力されることを待ち受け、当該要求が入力さ
れると、ステップSP128に移って、その要求が顧客
情報の公開を許可するための要求であるか否かを判断す
る。
【0306】このステップSP128において否定結果
を得ることは、顧客の要求が各種取扱店から例えばコン
テンツデータを取得するための指定情報であることを意
味し、このとき、携帯型専用端末202は、ステップS
P129に移って要求データ生成部241によりその指
定情報を表し、かつ顧客IDを含むコンテンツ指定デー
タを生成し、当該生成したコンテンツ指定データを送信
部242から仲介サーバ201を経由させて取扱店に送
信してステップSP127に戻る。
【0307】このようにして携帯型専用端末202は、
この後、顧客により顧客情報の公開の許可が要求される
までの間は、当該顧客からコンテンツデータの指定情報
が入力される毎にステップSP127−SP128−S
P129の処理ループを繰り返す。
【0308】これに対してステップSP128において
肯定結果を得ることは、顧客により広告主及び企業との
契約が希望され、顧客情報の公開の許可が要求されたこ
とを意味し、このとき、携帯型専用端末202はステッ
プSP130に移り、要求データ生成部241によりそ
の顧客情報の公開を許可する要求を表し、かつ顧客ID
を含む顧客許可データを生成し、当該生成した顧客許可
データを送信部242から仲介サーバ201に送信して
ステップSP131に移る。
【0309】一方、仲介サーバ201は、ステップSP
145において、携帯型専用端末202から何らかのデ
ータが送信されることを待ち受けており、当該携帯型専
用端末202から送信されたデータを受信部212によ
って受信すると、ステップSP146に移り、受信した
データが顧客許可データであるか否かを判断する。
【0310】ステップSP146において否定結果を得
ることは、携帯型専用端末202から送信されたコンテ
ンツ指定データを取扱店への中継のために受信したこと
を意味し、このとき、仲介サーバ201は、ステップS
P147に移って、顧客情報更新部215によりそのコ
ンテンツ指定データに基づいて顧客登録情報を更新した
後、ステップSP145に戻る。
【0311】このようにして仲介サーバ201は、携帯
型専用端末202から顧客許可データが送信されるまで
の間は、当該携帯型専用端末202から送信されたコン
テンツ指定データを受信する毎にステップSP145−
SP146−SP147の処理ループを繰り返し、顧客
登録情報を順次更新する。
【0312】そして、ステップSP146において肯定
結果を得ることは、顧客が広告主及び企業と契約を結ぶ
ために顧客情報の公開を許可したことにより顧客許可デ
ータを受信したことを意味し、このとき、仲介サーバ2
01は、ステップSP148に移って公開を許可した顧
客登録情報に基づいてマッチング部216により顧客の
取得したコンテンツデータに対して閾値以上の取得回数
を示すジャンルがあるか否かを判断する。
【0313】このステップSP148において否定結果
を得ることは、顧客の取得したコンテンツデータに対し
て閾値以上の取得回数を表すジャンルが存在しないため
に当該顧客の現時点における嗜好を特定し難いことを意
味し、このとき仲介サーバ201は、マッチング部21
6により広告主企業紹介不可データを生成して送信部2
14から携帯型専用端末202に送信することにより現
時点では顧客に紹介し得る広告主及び企業を探せなかっ
たことを通知してステップSP145に戻る。
【0314】これに対してステップSP148において
肯定結果を得ることは、顧客の取得したコンテンツデー
タに対して閾値以上の取得回数を表すジャンルが存在し
ており、そのジャンルを顧客の現時点における嗜好とし
て特定することを意味し、このとき仲介サーバ201
は、ステップSP149に移る。
【0315】ステップSP149において、仲介サーバ
201は、マッチング部216により、ステップSP1
48で特定した顧客の嗜好に基づいて広告主顧客データ
ベース211内の広告主企業登録情報を検索し、当該顧
客の嗜好に合った配信データを提供している広告主及び
企業の広告主企業登録情報を読み出す。
【0316】そして、仲介サーバ201は、マッチング
部216により広告主企業データベース211から読み
出した広告主企業登録情報に基づいて広告主企業紹介情
報を生成し、当該生成した広告主企業紹介情報を広告主
企業紹介データとして送信部214から携帯型専用端末
202に送信することにより顧客に広告主及び企業を紹
介した後、ステップSP145に戻って再びステップS
P145−SP146−SP147−SP148−SP
149の処理を繰り返すようにする。
【0317】また、携帯型専用端末202は、仲介サー
バ201に顧客許可データを送信した後、ステップSP
131において、当該仲介サーバ201から広告主企業
紹介データ及び広告主企業紹介不可データが送信される
ことを待ち受けており、仲介サーバ201から送信され
た広告主企業紹介データ又は広告主企業紹介不可データ
を受信部243によって受信すると、続くステップSP
132に移る。
【0318】ステップSP132において、携帯型専用
端末202は、受信部243によって広告主企業紹介不
可データを受信したときには当該受信した広告主企業紹
介不可データを再生部244に送出することにより仲介
サーバ201により顧客に広告主及び企業を探し出せな
かったことを報知した後、ステップSP127に戻って
再びステップSP127−SP128−SP129−S
P130−SP131−SP132の処理を繰り返す。
【0319】またステップSP132において、携帯型
専用端末202は、受信部243によって広告主企業紹
介データを受信したときには当該受信した広告主企業紹
介データを再生部244に送出することにより顧客に仲
介サーバ201から紹介された広告主及び企業を提示し
た後、ステップSP127に戻って再びステップSP1
27−SP128−SP129−SP130−SP13
1−SP132の処理を繰り返す。このようにしてデー
タ提供システム200における広告主企業紹介処理手順
を実行している。
【0320】ところで、データ提供システム200にお
ける仲介サーバ201と携帯型専用端末202と広告主
企業サーバ203とによる契約処理手順についてまとめ
ると、図24(A)に示すように、まず仲介サーバ20
1から送信された広告主企業紹介データを受信した携帯
型専用端末202は、ルーチンRT14の開始ステップ
から入ってステップSP161に移る。
【0321】ステップSP161において、携帯型専用
端末202は、仲介サーバ201から紹介された広告主
及び企業を再生部244によって顧客に提示することに
より当該顧客により操作部240を介して契約を希望す
る広告主及び企業が選択されると、ステップSP162
に移る。
【0322】ステップSP162において、携帯型専用
端末202は、要求データ生成部241により顧客の選
択した広告主及び企業を表す広告主企業選択データを生
成し、当該生成した広告主企業選択データを送信部24
2からインターネット204を介して仲介サーバ201
に送信し、続くステップSP163に移る。
【0323】このとき仲介サーバ201は、図24
(B)に示すように、ルーチンRT15の開始ステップ
から入りステップSP171に移って携帯型専用端末2
02から広告主企業選択データが送信されることを待ち
受けており、当該携帯型専用端末202から送信された
広告主企業選択データを受信部212によって受信する
と、ステップSP172に移る。
【0324】ステップSP172において、仲介サーバ
201は、マッチング部216により広告主企業選択デ
ータに基づいて顧客登録情報から顧客紹介情報を生成
し、当該生成した顧客紹介情報を顧客紹介データとして
送信部214からインターネット204を介して広告主
企業サーバ203に送信してステップSP173に移
る。
【0325】ここで、図24(C)に示すように、広告
主企業サーバ203は、このときルーチンRT16の開
始ステップから入りステップSP181に移って、仲介
サーバ201から顧客紹介データが送信されることを待
ち受けており、当該仲介サーバ201から送信された顧
客紹介データを受信部232によって受信すると、ステ
ップSP182に移る。
【0326】ステップSP182において、広告主企業
サーバ203は、顧客選定部237により顧客紹介デー
タに基づいて契約条件やインターネット204の利用状
況等を参照して顧客との契約を結ぶべきか否かを判断す
る。
【0327】ステップSP182において否定結果を得
ることは、顧客の提示した契約条件やインターネット2
04の利用状況等が広告主及び企業の意向に合わずに契
約を見合わせたことを意味し、このとき広告主企業サー
バ203は、ステップSP183に移って送信データ生
成部238により契約不成立データを生成し、当該生成
した契約不成立データを送信部232からインターネッ
ト204を介して仲介サーバ201に送信した後、ステ
ップSP184に移って広告主企業サーバ203の処理
を終了する。
【0328】これに対して、ステップSP182におい
て肯定結果を得ることは、顧客の提示した契約条件やイ
ンターネット204の利用状況等が広告主及び企業の意
向に合ったことにより当該広告主及び企業が顧客と契約
を結ぶように判断したことを意味し、このとき広告主企
業サーバ203は、ステップSP185に移って送信デ
ータ生成部238により契約成立データを生成し、当該
生成した契約成立データを送信部232からインターネ
ット204を介して仲介サーバ201に送信してステッ
プSP186に移る。
【0329】そしてステップSP186において、広告
主企業サーバ203は、送信制御部231により配信情
報データベース236から契約を結んだ顧客の嗜好に合
った配信データを適宜読み出し、当該読み出した配信デ
ータを送信部232からインターネット204を介して
その顧客の携帯型専用端末202に送信し、この後ステ
ップSP184に移って広告主企業サーバ203の処理
を終了する。
【0330】また、ステップSP173において仲介サ
ーバ201は、広告主企業サーバ203から顧客との契
約の成立の有無を表すデータが送信されることを待ち受
けており、当該広告主企業サーバ203から送信された
データを受信部212によって受信すると、ステップS
P174に移る。
【0331】ステップSP174において、仲介サーバ
201は、広告主企業サーバ203から受信したデータ
が契約成立データであるか否かを判断する。
【0332】ステップSP174において否定結果を得
ることは、広告主及び企業が顧客との契約を見合わせた
ことにより広告主企業サーバ203から送信された契約
不成立データを受信したことを意味し、このとき仲介サ
ーバ201は、ステップSP175に移ってその契約不
成立データを送信部214からインターネット204を
介して携帯型専用端末202に送信して顧客に広告主及
び企業との契約が成立しなかったことを通知した後、ス
テップSP176に移って仲介サーバ201の処理を終
了する。
【0333】これに対して、ステップSP174におい
て肯定結果を得ることは、広告主及び企業が顧客と契約
を結んだことにより広告主企業サーバ203から送信さ
れた契約成立データを受信したことを意味し、このとき
仲介サーバ201はステップSP177に移ってその契
約成立データを送信部214からインターネット204
を介して携帯型専用端末202に送信して顧客に広告主
及び企業との契約が成立したことを通知し、ステップS
P178に移る。
【0334】そしてステップSP178において、仲介
サーバ201は顧客情報更新部215により契約成立デ
ータに基づいて顧客データベース210内の顧客登録情
報を更新すると共に、広告主企業情報更新部213によ
りその契約成立データに基づいて広告主企業データベー
ス211内の広告主企業登録情報を更新した後、ステッ
プSP176に移って仲介サーバ201の処理を終了す
る。
【0335】さらにステップSP163において、携帯
型専用端末202は、仲介サーバ201から広告主及び
企業との契約の成立の有無を表すデータが送信されるこ
とを待ち受けており、当該仲介サーバ201から送信さ
れたデータを受信すると、ステップSP164に移る。
【0336】ステップSP164において、携帯型専用
端末202は、仲介サーバ201から受信したデータが
契約成立データであるか否かを判断する。
【0337】ステップSP164において否定結果を得
ることは、広告主及び企業が契約を見合わせたことによ
り仲介サーバ201から契約不成立データを受信したこ
とを意味し、このとき携帯型専用端末202は当該契約
不成立データを再生部244に送出して顧客に広告主及
び企業との契約が成立しなかったことを報知した後、ス
テップSP165に移って携帯型専用端末202の処理
を終了する。
【0338】これに対してステップSP164において
肯定結果を得ることは、広告主及び企業が顧客と契約を
結んだことにより仲介サーバ201から契約成立データ
を受信したことを意味し、このとき携帯型専用端末20
2はその契約成立データを再生部244に送出して顧客
に広告主及び企業との契約が成立したことを報知した
後、ステップSP166に移る。
【0339】ステップSP166において、携帯型専用
端末202は、顧客と契約を結んだ広告主及び企業の広
告主企業サーバ203から配信データが送信されること
を待ち受け、当該広告主企業サーバ203から送信され
た配信データを受信部243によって受信すると、ステ
ップSP167に移る。
【0340】ステップSP167において、携帯型専用
端末202は、受信した配信データを記録制御部245
によって認識して顧客専用記録媒体246に記録するこ
とによりこの後いつでも自由に再生して顧客に提示し得
る状態にした後、ステップSP165に移って携帯型専
用端末202の処理を終了する。このようにしてデータ
提供サーバ200による契約処理手順を全て終了する。
【0341】以上の構成において、このデータ提供シス
テム200では、仲介サーバ201により、インターネ
ット204を利用して顧客に配信データを提供する広告
主及び企業の広告主企業サーバ203から広告主企業情
報を取得し、これを広告主企業登録情報として広告主企
業データベース211に記憶して当該広告主及び企業を
登録する。
【0342】また、データ提供システム200では、仲
介サーバ201により、携帯型専用端末202を用いて
インターネット204の利用を希望する顧客の当該携帯
型専用端末202から顧客情報を取得して顧客IDを発
行すると共に、当該取得した顧客情報に顧客IDを付加
して顧客登録情報として顧客データベース210に記憶
して当該顧客を登録する。
【0343】そして、このデータ提供システム200で
は、携帯型専用端末202によりコンテンツデータ等を
取得するために当該携帯型専用端末202から顧客ID
を含むコンテンツ指定データを取扱店に送信する毎に、
そのコンテンツ指定データを仲介サーバ201で中継し
て顧客データベース210内の顧客登録情報に当該コン
テンツ指定データの内容を追加して更新する。
【0344】このようにしてデータ提供システム200
では、携帯型専用端末202から顧客情報の公開を許可
する顧客許可データが送信されると、仲介サーバ201
により顧客データベース210内の顧客登録情報に基づ
いて顧客の嗜好を判別し、当該判別した顧客の嗜好に基
づいて広告主企業データベース211内の広告主企業登
録情報を検索して顧客の嗜好に合った配信データを提供
している広告主及び企業の広告主企業登録情報を読み出
して広告主企業紹介データを生成し、これを携帯型専用
端末202に送信するようにした。
【0345】従って、このデータ提供システム200で
は、顧客に自分の嗜好に合った配信データを提供してい
る広告主及び企業を時間と費用を大幅に低減させて容易
に選択させることができる。
【0346】また、このデータ提供システム200で
は、顧客に広告主及び企業を紹介した結果、当該顧客に
よって所望の広告主及び企業が選択されると、仲介サー
バ201によりその顧客の個人情報でなる顧客登録情報
から生成した顧客紹介データを当該顧客の選択した広告
主及び企業の広告主企業サーバ203にのみ提供してそ
の広告主及び企業に顧客と契約を結ぶか否かを判断させ
るため、インターネット上で顧客の個人情報が不当に公
開されることをほぼ確実に防止することができる。
【0347】そして、このデータ提供システム200で
は、このように広告主及び企業に対して顧客を紹介して
いるため、当該広告主及び企業に対しても自社の提供す
る配信データを要求している顧客を容易にかつ適確に選
択させてその配信データを効率良く適確に提供させるこ
とができる。
【0348】さらに、このデータ提供システム200で
は、顧客に取扱店専用の携帯型専用端末202を使用さ
せているものの、当該携帯型専用端末202により広告
主及び企業の提供する配信データを取得させるため、当
該携帯型専用端末202の汎用性を拡大して使い勝手を
大幅に向上させることができる。
【0349】そして、このデータ提供システム200で
は、携帯型専用端末202において、配信データを取扱
店から取得して、取扱店用記録媒体247に記録するコ
ンテンツデータとは区別して異なる顧客用記録媒体24
6に記録するため、取扱店からレンタルしたコンテンツ
データの消去時に配信データを誤って消去することをほ
ぼ確実に防止することができる。
【0350】以上の構成によれば、仲介サーバ201
に、顧客から携帯型専用端末202によって提供される
顧客情報を記憶して当該顧客を登録するための顧客デー
タベース210と、広告主及び企業から広告主企業サー
バ203によって提供される広告主企業情報を広告主企
業登録情報として記憶して当該広告主及び企業を登録す
るための広告主企業データベース211とを設け、携帯
型専用端末202から顧客の登録時に発行した顧客ID
を含むコンテンツ指定データが取扱店に向けて送信され
る毎に仲介サーバ201により顧客データベース210
内の顧客登録情報を当該コンテンツ指定データの内容を
追加して更新し、当該携帯型専用端末202から送信さ
れた顧客許可データを受信すると、顧客データベース2
10内の顧客登録情報から判別した顧客の嗜好に基づい
て広告主企業データベース211内を検索し、その結果
選定した広告主及び企業の広告主企業登録情報に基づい
て広告主企業紹介データを生成して携帯型専用端末20
2に送信するようにしたことにより、顧客に自分の嗜好
に合った配信データを提供している広告主及び企業を容
易に選択させることができ、かくして顧客に所望の配信
データを容易にかつ適確に取得させ得るデータ提供シス
テムを実現することができる。
【0351】なお、上述した第4の実施の形態において
は、仲介サーバ201により携帯型専用端末202から
送信された顧客許可データを受信すると、顧客データベ
ース210内の顧客登録情報から顧客の嗜好を判別して
広告主企業データベース211内を検索するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、仲介サ
ーバ201により顧客データベース210内の顧客登録
情報から定期的に顧客の嗜好を判別し、当該顧客の嗜好
を判別した時点(すなわち、顧客によるコンテンツデー
タの取得回数が閾値以上であることを検出した時点)で
携帯型専用端末202により顧客に顧客情報を公開する
意思があるか否かを問い合わせ、この結果、顧客から携
帯型専用端末202によって顧客情報の公開を許可する
顧客許可データが送信されると、広告主企業データベー
ス211内を検索するようにしても良い。このようにす
れば、顧客が広告主及び企業との契約を前提に顧客情報
の公開を許可した時点で当該顧客の嗜好を判別できずに
広告主及び企業を紹介することもできなくなることをほ
ぼ確実に防止することができる。
【0352】また、上述した第4の実施の形態において
は、仲介サーバ201により顧客許可データを受信した
ときに顧客データベース210内の顧客登録情報から判
別した顧客の嗜好に基づいて広告主企業データベース2
11内を検索するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、顧客データベース210内の顧客
登録情報から判別した顧客の嗜好に加えて、当該顧客登
録情報に記載されている契約条件も用いて広告主企業デ
ータベース211内を検索するようにしても良い。この
ようにすれば、広告主企業サーバ203に顧客紹介デー
タを送信したときに契約条件がもとで顧客との契約を見
合わせることを大幅に低減させることができ、かくして
顧客と広告主及び企業との間で契約が結ばれる確率を向
上させて顧客の広告主及び企業と契約したいという要求
に、より適確に応じることができる。
【0353】さらに、上述した第4の実施の形態におい
ては、仲介サーバ201により顧客許可データを受信し
たときに顧客データベース210内の顧客登録情報から
判別した顧客の嗜好に基づいて広告主企業データベース
211内を検索するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、顧客データベース210に記憶
している顧客登録情報の元になる顧客情報内の嗜好情報
に基づいて広告主企業データベース211内を検索する
ようにしても良い。このようにすれば、マッチング部2
16において、顧客登録情報から顧客の嗜好を抽出する
処理を除いて処理負荷を低減させることができる。
【0354】さらに、上述した第4の実施の形態におい
ては、顧客が携帯型専用端末202を用いて仲介サーバ
201を利用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、顧客がパーソナルコンピュータや
携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )
等のように、インターネット204に接続し得るもので
あれば、この他種々のデータ取得装置を用いて仲介サー
バ201を利用するようにしても良い。このようにすれ
ば、仲介サーバ201による広告主及び企業の紹介をさ
らに多くの顧客に利用させて広く普及させることができ
る。
【0355】(6)第5の実施の形態 図11との対応部分に同一符号を付して示す図25は、
第5の実施の形態によるデータ提供システム260を示
し、図1乃至図3について上述したシステム管理サイト
2に対応する仲介サーバ261の構成と、図1乃至図3
について上述した携帯型専用端末7A乃至7Nに対応す
る携帯型専用端末262の構成とを除いて上述した第4
の実施の形態によるデータ提供システム200と同様に
構成されている。
【0356】この場合、仲介サーバ261は、図11に
ついて上述した仲介サーバ201と同様にして、携帯型
専用端末262を用いてインターネット204を利用す
る顧客を顧客データベース265に顧客登録情報を記憶
して登録すると共に、広告主企業サーバ203を用いて
インターネット204経由で顧客に配信データを提供す
る広告主及び企業を広告主企業データベース211に広
告主企業登録情報を記憶して登録している。
【0357】また、仲介サーバ261は、図11につい
て上述した仲介サーバ201と同様にして顧客が携帯型
専用端末262を用いてコンテンツデータの取得等のた
めにインターネット204を利用する毎に顧客データベ
ース265内の顧客登録情報を更新している。
【0358】そして、仲介サーバ261は、顧客データ
ベース265に顧客登録情報及び顧客登録画面データに
加えて、顧客情報を入力するための顧客情報入力画面デ
ータを予め記憶しており、顧客の操作により携帯型専用
端末262から送信された顧客許可データを受信部26
6によって受信すると、顧客情報更新部267により顧
客データベース265から顧客情報入力画面データを読
み出し、当該読み出した顧客情報入力画面データを送信
部214からインターネット204を介して携帯型専用
端末262に送信する。
【0359】この結果、仲介サーバ261は、携帯型専
用端末262から顧客の操作に応じて顧客情報入力画面
データに基づく顧客情報入力画面上で入力された図13
(A)について上述したような顧客情報が顧客情報デー
タとして送信されると、これを受信部266によって受
信してマッチング部268に取り込む。
【0360】ここで、図26に示すように、マッチング
部268は広告主企業情報抽出部によって構成されてお
り、受信部266から取り込んだ顧客情報データ内の顧
客嗜好ジャンル情報を顧客の嗜好を表している情報とし
て抽出すると共に、当該抽出した顧客嗜好ジャンル情報
に基づいて広告主企業データベース211内を検索する
ことにより顧客嗜好ジャンル情報に示すジャンルと同じ
ジャンルの配信ジャンル情報を有する広告主企業登録情
報を読み出す。
【0361】そして、マッチング部268、広告主企業
データベース211から読み出した広告主企業登録情報
から図17について上述した広告主企業紹介情報を生成
し、当該生成した広告主企業紹介情報を広告主企業紹介
データとして送信部214からインターネット204を
介して携帯型専用端末262に送信する。
【0362】これにより、仲介サーバ261は、広告主
及び企業に対して顧客情報の公開を許可した顧客に自分
の嗜好に合った配信データを提供している広告主及び企
業を紹介する。
【0363】また、図25に示すように、携帯型専用端
末262は、図11について上述した携帯型専用端末2
02と同様にして仲介サーバ261に対する顧客登録を
実行すると共に、取扱店等に各種要求を送信してコンテ
ンツデータ等を取得する。
【0364】そして、携帯型専用端末262は、顧客の
操作により操作部240を介して広告主及び企業に対し
て顧客情報の公開を許可する許可要求が入力されると、
要求データ生成部270により顧客許可データを生成し
て送信部242からインターネット204を介して仲介
サーバ261に送信する。
【0365】この結果、携帯型専用端末262は、仲介
サーバ261からインターネット204を介して顧客情
報入力画面データが送信されると、これを受信部271
によって受信し、当該受信した顧客情報入力画面データ
を再生部244に送出することにより当該顧客情報入力
画面データに基づく顧客情報入力画面を表示する。
【0366】これにより携帯型専用端末262は、顧客
による操作部240の操作に応じて顧客情報入力画面上
で顧客情報が入力されると、要求データ生成部270に
よりその顧客情報を表す顧客情報データを生成し、当該
生成した顧客情報データを送信部242からインターネ
ット204を介して仲介サーバ261に送信する。
【0367】このようにして携帯型専用端末262は、
仲介サーバ261から提供される広告主企業紹介データ
に基づいて顧客の嗜好に合った配信データを提供してい
る広告主及び企業の紹介を受けることができる。
【0368】そして、このデータ提供システム260
は、仲介サーバ261から顧客に広告主及び企業を紹介
すると、当該仲介サーバ261と携帯型専用端末262
と広告主企業サーバ203とにより図24について上述
したデータ提供システム200(図11)の契約処理手
順と同様の契約処理手順を実行することにより顧客と広
告主及び企業とを契約させ得るようになされている。
【0369】ここで、データ提供システム260の仲介
サーバ261と携帯型専用端末202とによる広告主企
業紹介処理手順についてまとめてみると、図27(A)
に示すように、まず携帯型専用端末262は、ルーチン
RT17の開始ステップから入り続くステップSP19
1に移って顧客情報の公開の許可要求が入力されること
を待ち受け、顧客の操作により操作部240を介して許
可要求が入力されると、ステップSP192に移る。
【0370】ステップSP192において、携帯型専用
端末262は、要求データ生成部270により顧客許可
データを生成し、当該生成した顧客許可データを送信部
242から仲介サーバ261に送信してステップSP1
93に移る。
【0371】このとき図27(B)に示すように、仲介
サーバ261は、ルーチンRT18の開始ステップから
入り続くステップSP201に移って携帯型専用端末2
62から顧客許可データが送信されることを待ち受けて
おり、当該顧客許可データを受信部266によって受信
すると、ステップSP202に移る。
【0372】ステップSP202において、仲介サーバ
261は、受信した顧客許可データに基づいて顧客情報
更新部267により顧客データベース265から顧客情
報入力画面データを読み出すと共に、当該読み出した顧
客情報入力画面データを送信部214から携帯型専用端
末262に送信してステップSP203に移る。
【0373】このときステップSP193において、携
帯型専用端末262は、仲介サーバ261から顧客情報
入力画面データが送信されることを待ち受けており、当
該顧客情報入力画面データを受信部271によって受信
すると、ステップSP194に移る。
【0374】ステップSP194において、携帯型専用
端末262は、顧客情報入力画面データを再生部244
に送出して顧客情報入力画面を表示した状態で顧客によ
り操作部240を介して顧客情報が入力されると、要求
データ生成部270により顧客情報データを生成し、当
該生成した顧客情報データを送信部242から仲介サー
バ261に送信してステップSP195に移る。
【0375】このときステップSP203において、仲
介サーバ261は、携帯型専用端末262から顧客情報
データが送信されることを待ち受けており、当該顧客情
報データを受信部266によって受信すると、ステップ
SP204に移る。
【0376】ステップSP204において、仲介サーバ
261は、顧客情報データ内の顧客嗜好ジャンル情報に
基づいて広告主企業データベース211内を検索するこ
とにより当該顧客嗜好ジャンル情報と同じ内容の配信ジ
ャンル情報を有する広告主企業登録情報を読み出してス
テップSP205に移る。
【0377】ステップSP205において、仲介サーバ
261は、広告主企業データベース211から読み出し
た広告主企業登録情報に基づいて広告主企業紹介データ
を生成し、当該生成した広告主企業紹介データを送信部
214から携帯型専用端末262に送信することにより
顧客に広告主及び企業を紹介してステップSP206に
移り仲介サーバ261の処理を終了する。
【0378】このときステップSP195において、携
帯型専用端末262は、仲介サーバ261から広告主企
業紹介データが送信されることを待ち受けており、当該
広告主企業紹介データを受信部271によって受信する
と、その広告主企業紹介データを再生部244に送出す
ることにより仲介サーバ261から紹介された広告主及
び企業を顧客に提示してステップSP196に移り、携
帯型専用端末262の処理を終了する。かくしてデータ
提供システム260による広告主企業紹介処理手順を全
て終了する。
【0379】以上の構成において、このデータ提供シス
テム260では、顧客により広告主及び企業に対する顧
客情報の公開が許可されたとき仲介サーバ261が携帯
型専用端末262から送信される顧客許可データに対し
て顧客情報入力画面データを携帯型専用端末262に送
信する。
【0380】この結果、データ提供システム260で
は、仲介サーバ261が携帯型専用端末262から返送
された顧客情報データの顧客嗜好ジャンル情報に基づい
て広告主企業データベース211内を検索することによ
り顧客嗜好ジャンル情報と同じ内容の配信ジャンル情報
を有する広告主企業登録情報を読み出すと共に、当該読
み出した広告主企業登録情報に基づいて広告主企業紹介
データを生成して携帯型専用端末262に送信すること
により顧客に自分の嗜好に合った配信データを提供して
いる広告主及び企業を紹介する。
【0381】従って、このデータ提供システム260で
は、顧客により広告主及び企業に対する顧客情報の公開
が許可されたときに顧客情報を取得して、当該取得した
顧客情報に基づいて広告主企業登録情報を検索するた
め、顧客が広告主及び企業から配信データの提供を希望
したときに興味を持っている事項を適確に反映させて広
告主及び企業を紹介することができる。
【0382】すなわち、このデータ提供システム260
では、顧客が仲介サーバ261に対して顧客登録を行っ
てから広告主及び企業に対して顧客情報の公開を許可し
たときまでに興味の対象が変化し、又は携帯型専用端末
262を使い始めて間もない時期等のようにインターネ
ット204の利用回数が比較的少ない時期でも顧客の抱
いている興味を適確に把握して当該顧客の望む配信デー
タを提供している広告主及び企業を紹介することができ
る。
【0383】以上の構成によれば、仲介サーバ261に
より携帯型専用端末262から送信された顧客許可デー
タに対して顧客情報入力画面データを当該携帯型専用端
末262に送信し、この結果携帯型専用端末262から
返送された顧客情報データの顧客嗜好ジャンル情報に基
づいて広告主企業データベース211内を検索して当該
顧客嗜好ジャンル情報と同じ内容の配信ジャンル情報を
有する広告主企業登録情報を読み出すと共に、その広告
主企業登録情報に基づいて広告主企業紹介データを生成
して携帯型専用端末262に送信するようにしたことに
より、上述した第4の実施の形態によって得られる効果
に加えて、広告主及び企業から配信データの提供を希望
した時点における顧客の興味を適確に反映して広告主及
び企業を紹介することができ、かくして顧客に所望の配
信データをさらに適確に取得させ得るデータ提供システ
ムを実現することができる。
【0384】なお、上述した第5の実施の形態において
は、仲介サーバ261により、顧客情報データ内の顧客
嗜好ジャンル情報に基づいて広告主企業データベース2
11内を検索するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、顧客情報データ内の顧客嗜好ジャ
ンルに代えて当該顧客情報データ内の顧客の嗜好等を表
すコメント又は当該コメント内の文字を広告主企業登録
情報内の広告主や企業のキャッチフレーズ等のコメント
又は当該コメント内の文字とマッチングさせるようにし
て広告主企業データベース211内を検索したり、当該
顧客嗜好ジャンル情報及びコメント、さらには互いの契
約条件を全て又は組み合わせて用いて広告主企業データ
ベース211内を検索するようにしても良い。このよう
にすれば、顧客の嗜好をさらに適確に反映させて広告主
及び企業を紹介することができる。
【0385】また、上述した第5の実施の形態において
は、仲介サーバ261により、顧客から登録情報の公開
を許可したときに取得した顧客許可データに基づいて広
告主企業データベース211内を検索するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、仲介サー
バ261により、顧客から登録情報の公開を許可したと
きに取得した顧客許可データに基づいて広告主企業デー
タベース211内を検索する方法と、上述した第4の実
施の形態による顧客登録情報に基づいて広告主企業デー
タベース211内を検索する方法とを顧客に任意に選択
させて実行するようにしても良い。このようにすれば、
興味を抱いている事項があまり変化しない顧客や、興味
を抱く事項の変化が比較的多い顧客のいずれに対しても
データ提供システムを利用させることができ、当該デー
タ提供システムの使い勝手を向上させることができる。
【0386】さらに、上述した第5の実施の形態におい
ては、顧客が携帯型専用端末262を用いて仲介サーバ
201を利用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、顧客がパーソナルコンピュータや
携帯電話機、PDA等のように、インターネット204
に接続し得るものであれば、この他種々のデータ取得装
置を用いて仲介サーバ261を利用するようにしても良
い。このようにすれば、仲介サーバ261による広告主
及び企業の紹介をさらに多くの顧客に利用させて広く普
及させることができる。
【0387】(7)第6の実施の形態 図28は、第6の実施の形態によるデータ提供システム
300を示し、図1乃至図3について上述した取扱店4
A乃至4Nに対応するデータ提供サーバ301に、図1
乃至図3について上述した顧客3に対応するリクエスト
端末302(すなわち、顧客3の使用したリクエスト端
末)と、図1乃至図3について上述した携帯型専用端末
7A乃至7Nに対応し、取扱店4A乃至4N専用でデー
タ提供サーバ301にのみアクセス可能な携帯型専用端
末303とがそれぞれインターネット(図示せず)を介
して接続されて構成されている。
【0388】データ提供サーバ301は、顧客登録情報
及び顧客登録画面データを記憶する顧客データベース3
10と、多数のコンテンツデータ、コンテンツ選択画面
データ及び当該コンテンツ選択画面データを顧客の要求
に応じてカスタマイズするためのカスタマイズ登録画面
データを記憶するコンテンツデータベース311とを有
している。
【0389】そして、データ提供サーバ301は、リク
エスト端末302から顧客の登録を要求する登録要求デ
ータが送信されると、これを受信部312によって受信
して更新部313に取り込み、当該更新部313により
登録要求データに基づいて顧客データベース310から
顧客登録画面データを読み出すと共に、当該読み出した
顧客登録画面データを送信部314からリクエスト端末
302に送信する。
【0390】この結果、データ提供サーバ301は、リ
クエスト端末302から顧客登録画面データに基づく顧
客登録画面上で入力された顧客情報が送信されると、こ
れを受信部312によって受信して更新部313に取り
込み、当該更新部313により、登録を要求している顧
客に対して顧客IDを発行して顧客情報に付加すること
によりその顧客IDを付加した顧客情報を顧客登録情報
として顧客データベース310に記憶して顧客を登録す
る。
【0391】因みに、データ提供サーバ301は、更新
部313により顧客を登録すると、顧客IDを含む登録
終了データを生成して送信部314からリクエスト端末
302に送信することにより顧客に登録の終了と顧客I
Dとを通知する。
【0392】また、データ提供サーバ301は、リクエ
スト端末302からコンテンツデータの取得を要求する
取得要求データが送信されると、これを受信部312に
よって受信して検索部315に取り込み、当該検索部3
15により取得要求データに基づいてコンテンツデータ
ベース311からコンテンツ選択画面データを読み出す
と共に、当該読み出したコンテンツ選択画面データを送
信部314からリクエスト端末302に送信する。
【0393】この結果、データ提供サーバ301は、リ
クエスト端末302からコンテンツ選択画面データに基
づくコンテンツ選択画面上で予約情報が入力されること
により当該予約情報を表す予約データが送信されると、
これを受信部312によって受信する。
【0394】これによりデータ提供サーバ301は、検
索部315により予約データに基づいてコンテンツデー
タベース311から指定されたコンテンツデータを読み
出すと共に、当該読み出したコンテンツデータを図示し
ない専用端子からこれにケーブル等を介して直接接続さ
れた、顧客に引き渡す前の携帯型専用端末(図示せず)
に送出して記録する。
【0395】このようにしてデータ提供サーバ301
は、リクエスト端末302を用いて顧客から出されたコ
ンテンツデータ及び携帯型専用端末303に対する購入
及びレンタルの事前予約を受け付けて当該購入及びレン
タルするコンテンツデータを同様に購入及びレンタルす
る携帯型専用端末303に記録して用意しておき、かく
して顧客が当該データ提供サーバ301の設置された取
扱店に来店したときにその携帯型専用端末303を引き
渡して販売及びレンタルする。
【0396】そして、データ提供サーバ301は、顧客
に販売及びレンタルした携帯型専用端末303とはイン
ターネットを介して接続し得るようになされており、当
該販売及びレンタルした携帯型専用端末303からコン
テンツデータの取得(購入及びレンタル)を要求する取
得要求データが送信されると、これを受信部312によ
って受信して検索部315に取り込む。
【0397】このときデータ提供サーバ301は、検索
部315によりその取得要求データに基づいてコンテン
ツデータベース311からコンテンツ選択画面データを
読み出すと共に、当該読み出したコンテンツ選択画面デ
ータを送信部314から顧客の携帯型専用端末303に
送信する。
【0398】この結果、データ提供サーバ301は、携
帯型専用端末303からコンテンツ選択画面データに基
づくコンテンツ選択画面上でコンテンツデータの指定情
報が入力されることにより当該指定情報を表すコンテン
ツ指定データが送信されると、これを受信部312によ
って受信して検索部315に取り込む。
【0399】そして、データ提供サーバ301は、検索
部315によりそのコンテンツ指定データに基づいてコ
ンテンツデータベース311から指定されたコンテンツ
データを読み出すと共に、当該読み出したコンテンツデ
ータを送信部314から携帯型専用端末303に送信し
て記録する。
【0400】このようにしてデータ提供サーバ301
は、顧客に販売及びレンタルした携帯型専用端末303
にインターネットを介してコンテンツデータを送信する
ことにより顧客にその携帯型専用端末303を利用させ
てコンテンツデータを購入及びレンタルし得るようにな
されている。
【0401】また、データ提供サーバ301は、顧客に
販売及びレンタルした携帯型専用端末303をカスタマ
イズするカスタマイズ要求データが送信されると、これ
を受信部313によって受信して検索部315に取り込
み、当該検索部315によりそのカスタマイズ要求デー
タに基づいてコンテンツデータベース311からこれに
予め記憶しているカスタマイズ登録画面データを読み出
すと共に、当該読み出したカスタマイズ登録画面データ
を送信部314から携帯型専用端末303に送信する。
【0402】この結果、データ提供サーバ301は、携
帯型専用端末303からカスタマイズ登録画面データに
基づくカスタマイズ登録画面上で入力されたコンテンツ
選択画面に対する画面カスタマイズ情報が画面カスタマ
イズデータとして送信されると、これを受信部312に
よって受信して更新部313及び検索部315に取り込
む。
【0403】そして、データ提供サーバ301は、検索
部315によりコンテンツデータベース311からコン
テンツ選択画面データを読み出し、当該読み出したコン
テンツ選択画面データを顧客から取得した画面カスタマ
イズデータに基づいて加工処理し、得られたカスタマイ
ズ画面データを送信部314から携帯型専用端末303
に送信する。
【0404】このようにしてデータ提供サーバ301
は、携帯型専用端末303によりカスタマイズ画面デー
タに基づくカスタマイズ画面を顧客に提示してコンテン
ツ選択画面を希望通りにカスタマイズしたか否かを確認
し、当該コンテンツ選択画面を希望通りにカスタマイズ
したことを確認する確認データが送信されると、更新部
313により画面カスタマイズデータを顧客データベー
ス310内の顧客登録情報に付加して当該顧客登録情報
を更新する。
【0405】これによりデータ提供サーバ301は、こ
の後、コンテンツ選択画面のカスタマイズを要求した顧
客から携帯型専用端末303を用いて取得要求データが
送信されると、これを受信部312によって受信して更
新部313に取り込み、当該更新部313により顧客デ
ータベース310から当該顧客の顧客登録情報に付加し
ている画面カスタマイズ情報を読み出してマッチング部
316に送出する。
【0406】そして、データ提供サーバ301は、マッ
チング部316によりコンテンツデータベース311か
らコンテンツ選択画面データを読み出し、当該読み出し
たコンテンツ選択画面データを画面カスタマイズ情報に
基づいて加工処理することにより得られたカスタマイズ
画面データを送信部314から携帯型専用端末303に
送信する。
【0407】かくしてデータ提供サーバ301は、コン
テンツ選択画面のカスタマイズを要求した顧客から携帯
型専用端末303を用いて取得要求データが送信される
毎に、当該顧客のカスタマイズ要求に応じたカスタマイ
ズ画面データに基づくカスタマイズ画面上で購入及びレ
ンタルするコンテンツデータを指定させる。
【0408】因みに、データ提供サーバ301は、顧客
にレンタルした携帯型専用端末303において、カスタ
マイズ登録画面上で当該携帯型専用端末303の筐体の
色をカスタマイズするための情報も選定させることがで
き、その携帯型専用端末303から筐体の色を指定する
筐体カスタマイズ情報が筐体カスタマイズデータとして
送信されると、これを受信部312によって受信して更
新部313に取り込み、当該更新部313によりその筐
体カスタマイズ情報を顧客データベース310内の顧客
登録情報に付加して当該顧客登録情報を更新する。
【0409】これによりデータ提供サーバ301は、こ
の後、顧客に携帯型専用端末303を再びレンタルする
ときや、当該顧客に携帯型専用端末303を販売すると
き等に筐体カスタマイズ情報によって指定されている色
の携帯型専用端末303を引き渡すようにする。
【0410】一方、リクエスト端末302は、顧客によ
り操作部320を介して顧客の登録要求が入力される
と、要求データ生成部321により登録要求を表す登録
要求データを生成し、当該生成した登録要求データを送
信部322からデータ提供サーバ301に送信する。
【0411】この結果、リクエスト端末302は、デー
タ提供サーバ301から送信された顧客登録画面データ
を受信部323によって受信すると、当該受信した顧客
登録画面データを表示制御部324から表示部325に
送出することにより当該表示部325にその顧客登録画
面データに基づく顧客登録画面を表示する。
【0412】そして、リクエスト端末302は、顧客に
よる操作部320の操作に応じて顧客登録画面上で顧客
情報が入力されると、要求データ生成部321により顧
客情報データを生成して送信部322からデータ提供サ
ーバ301に送信し、かくしてデータ提供サーバ301
に顧客登録を実行させる。
【0413】また、リクエスト端末302は、顧客によ
り操作部320を介してコンテンツデータの取得要求が
入力されると、要求データ生成部321によりその取得
要求を表す取得要求データを生成し、当該生成した取得
要求データを送信部322からデータ提供サーバ301
に送信する。
【0414】この結果、リクエスト端末302は、デー
タ提供サーバ301から送信されたコンテンツ選択画面
データを受信部323によって受信すると、当該受信し
たコンテンツ選択画面データを表示制御部324から表
示部325に送出することにより当該表示部325にコ
ンテンツ選択画面データに基づくコンテンツ選択画面を
表示する。
【0415】そして、リクエスト端末302は、顧客に
よる操作部320の操作に応じてコンテンツ選択画面上
で予約情報が入力されると、要求データ生成部321に
より予約データを生成して送信部322からデータ提供
サーバ301に送信することにより顧客によるコンテン
ツデータ及び携帯型専用端末303に対する購入及びレ
ンタルの予約を終了する。
【0416】ところで、コンテンツデータが内部の記録
媒体340に記録された状態で顧客に販売及びレンタル
された携帯型専用端末303は、操作部341を介して
再生命令が入力されると、再生制御部342により記録
媒体340から予め顧客の購入及びレンタルしたコンテ
ンツデータを再生すると共に、当該再生したコンテンツ
データを表示制御部、表示部及びスピーカ等からなる再
生部343に送出することにより顧客にコンテンツを楽
しませることができるようになされている。
【0417】また、携帯型専用端末303は、顧客によ
り操作部341を介してコンテンツデータの取得要求が
入力されると、要求データ生成部344によりその取得
要求を表す取得要求データを生成し、当該生成した取得
要求データを送信部345からデータ提供サーバ301
に送信する。
【0418】この結果、携帯型専用端末303は、デー
タ提供サーバ301から送信されたコンテンツ選択画面
データを受信部346によって受信すると、当該受信し
たコンテンツ選択画面データを再生部343に送出する
ことによりコンテンツ選択画面データに基づくコンテン
ツ選択画面を表示する。
【0419】そして、携帯型専用端末303は、操作部
341の操作に応じてコンテンツ選択画面上でコンテン
ツデータの指定情報が入力されると、要求データ生成部
344によりその指定情報を表すコンテンツ指定データ
を生成して送信部345からデータ提供サーバ301に
送信する。
【0420】これにより携帯型専用端末303は、デー
タ提供サーバ301から送信されたコンテンツデータを
受信部346によって受信すると、当該受信したコンテ
ンツデータを記録制御部347により記録媒体340に
記録することにより、この後、操作部341の操作に応
じて再生制御部342により記録媒体340からそのコ
ンテンツデータを再生する。
【0421】さらに、携帯型専用端末303は、顧客に
より操作部341を介してカスタマイズ要求が入力され
ると、要求データ生成部344によりそのカスタマイズ
要求を表すカスタマイズ要求データを生成し、当該生成
したカスタマイズ要求データを送信部345からデータ
提供サーバ301に送信する。
【0422】この結果、携帯型専用端末303は、デー
タ提供サーバ301から送信されるカスタマイズ登録画
面データを受信部346によって受信すると、当該受信
したカスタマイズ登録画面データを再生部343に送出
することによりそのカスタマイズ登録画面データに基づ
くカスタマイズ登録画面を表示する。
【0423】これにより携帯型専用端末303は、操作
部341の操作に応じてカスタマイズ登録画面上で画面
カスタマイズ情報が入力されると、要求データ生成部3
44により画面カスタマイズ情報を表す画面カスタマイ
ズデータを生成して送信部345からデータ提供サーバ
301に送信する。
【0424】そして、携帯型専用端末303は、データ
提供サーバ301に画面カスタマイズデータを送信した
結果、当該データ提供サーバ301から送信されたカス
タマイズ画面データを受信部346によって受信する
と、そのカスタマイズ画面データを再生部343に送出
することにより顧客にカスタマイズ画面データに基づく
カスタマイズ画面を提示する。
【0425】この結果、携帯型専用端末303は、顧客
により操作部341を介して、コンテンツ選択画面が希
望通りにカスタマイズされたことを確認する確認情報が
入力されると、要求データ生成部344により確認デー
タを生成して送信部345からデータ提供サーバ301
に送信することにより当該データ提供サーバに顧客の希
望するカスタマイズ内容を表す画面カスタマイズ情報を
記憶させる。
【0426】かくして携帯型専用端末303は、データ
提供サーバ301に画面カスタマイズデータを記憶させ
た後、データ提供サーバ301にコンテンツ取得要求デ
ータを送信すると、当該データ提供サーバ301から送
信されるカスタマイズ画面データを受信部346によっ
て受信して再生部343に送出することによりコンテン
ツ選択画面をカスタマイズしたカスタマイズ画面上でコ
ンテンツデータを購入用及びレンタル用に選択させるこ
とができる。
【0427】因みに、携帯型専用端末303は、操作部
341の操作に応じてカスタマイズ登録画面上で当該携
帯型専用端末303の筐体の色をカスタマイズするため
の筐体カスタマイズ情報が入力されると、要求データ生
成部344によりその筐体カスタマイズ情報を表す筐体
カスタマイズデータを生成して送信部345からデータ
提供サーバ301に送信し、かくしてデータ提供サーバ
301に携帯型専用端末303の筐体に対する筐体カス
タマイズ情報を記憶させる。
【0428】かかる構成に加えてこの第6の実施の形態
の場合、データ提供サーバ301は、コンテンツデータ
の提供元であり図1乃至図3について上述したシステム
管理サイトに対応するコンテンツサーバ(図示せず)か
ら多数のコンテンツデータを取得してコンテンツデータ
ベース311を構築する際、当該コンテンツサーバから
コンテンツ選択画面を作成するための所定の開発ツール
を取得している。
【0429】そして、データ提供サーバ301は、その
開発ツールを用いて取扱店の店内を3次元仮想現実空間
画像として表し、当該3次元仮想現実空間画像により顧
客があたかも取扱店の店内を実際に動き回りながら棚か
らパッケージメディアを選択するようにしてコンテンツ
データを選択し得るコンテンツ選択画面データを生成
し、当該生成したコンテンツ選択画面データをコンテン
ツデータベース311に記憶している。
【0430】因みに、データ提供サーバ301は、取扱
店で実際に販売及びレンタルしている多数のパッケージ
メディア内のコンテンツデータと同じコンテンツデータ
をコンテンツデータベース311に記憶していると共
に、取扱店の店内における棚やレジカウンタ、階段等の
配置と当該棚内におけるパッケージメディアの配置等と
を3次元仮想現実空間画像によりほぼ忠実に再現するよ
うにしてコンテンツ選択画面データを生成している。
【0431】また、データ提供サーバ301は、取扱店
の店内の棚に新たなパッケージメディアを置いたとき
(すなわち、コンテンツサーバから新たなコンテンツデ
ータを取得したときでもある)や、取扱店の店内が改装
されたとき等に合わせてコンテンツ選択画面データを定
期的又は任意のタイミングで更新しており、これにより
コンテンツ選択画面上でコンテンツデータを選択する顧
客に実際に取扱店の店内でパッケージメディアを選択し
ているときの感覚を提供している。
【0432】実際上、図29に示すように、コンテンツ
選択画面データは、取扱店の外観(入り口)を表す店外
観画像350、店内の各フロアを表す店内1階画像35
1及び店内2階画像352、店内でジャンル毎にパッケ
ージメディアを収めた複数の棚をそれぞれ拡大して表す
店内棚画像353、棚に並べられたパッケージメディア
の背表紙を拡大してコンテンツデータを選択するための
コンテンツ選択画像354等の3次元仮想現実空間画像
に、顧客の選択したコンテンツデータを確認するための
2次元画像でなる選択確認画像355を加えた複数の画
像データから構成されている。
【0433】この場合、店外観画像350には、店内に
入店して店内1階画像351に表示を切り換えるための
入店ボタン360が設けられている。
【0434】また、店内1階画像351及び店内2階画
像352には、他のフロアの店内2階画像352及び店
内1階画像351に表示を切り換えるための店内移動ボ
タン361及び362や、ジャンル毎の棚を選択して店
内棚画像353に表示を切り換えるための棚選択ボタン
363、顧客が購入及びレンタルするコンテンツデータ
を選択した後に選択確認画像355に表示を切り換える
ためのレジカウンタボタン364が設けられている。
【0435】さらに、店内棚画像353には、五十音等
でパッケージメディアを区別して当該区別したパッケー
ジメディア毎のコンテンツ選択画像354に表示を切り
換えるための詳細ボタン365が設けられている。
【0436】そして、店外観画像350、店内1階画像
351、店内2階画像352、コンテンツ選択画像35
4には、顧客に見立てた人物の画像(以下、これを顧客
画像と呼ぶ)366や店員に見立てた人物画像(以下、
これを店員画像と呼ぶ)367が表示されており、当該
顧客画像366を実際に店内を歩いているように移動さ
せて入店ボタン360、店内移動ボタン361及び36
2、棚選択ボタン363、レジカウンタボタン364、
コンテンツ選択画像354内のパッケージメディアの背
表紙等に重ね、又は近傍に近づけてこれらボタンを選択
指定(クリック)することにより当該ボタンに予め割り
当てられた画像指定命令を入力させ得るようになされて
いる。
【0437】これに加えて、店内棚画像353及び選択
確認画像355には、詳細ボタン365や、確認ボタン
368及び取消ボタン369等にそれぞれ重ねて反転表
示させるカーソル(図示せず)が表示され、当該カーソ
ルを移動させてこれらボタンを選択指定(クリック)す
ることにより当該ボタンに予め割り当てられた命令を入
力させ得るようになされている。
【0438】従って、コンテンツ選択画像データを受信
した携帯型専用端末303は、まず再生部343でコン
テンツ選択画面の店外観画像350を表示し、操作部3
41の操作に応じて店外観画像350上で顧客画像36
6を移動させて入店ボタン360が選択指定されると、
店外観画像350に代えて店内1階画像351を表示す
る。
【0439】また、携帯型専用端末303は、操作部3
41の操作に応じて店内1階画像351上で顧客画像3
66を移動させ、店内移動ボタン361か選択指定され
ると当該店内1階画像351に代えて店内1階画像35
1を表示する。
【0440】このようにして携帯型専用端末303は、
操作部341の操作に応じて店内1階画像351や店内
2階画像352上で顧客画像366を移動させ、いずれ
かの棚選択ボタン363が選択指定されると、店内1階
画像351及び店内2階画像352に代えて当該選択指
定された棚選択ボタン363に対応する店内棚画像35
3を表示する。
【0441】そして、携帯型専用端末303は、操作部
341の操作に応じて店内棚画像353上でカーソルを
移動させ、いずれかの詳細ボタン365が選択指定され
ると、当該店内棚画像353に代えて対応するコンテン
ツ選択画像354を表示する。
【0442】これにより携帯型専用端末303は、操作
部341の操作に応じてコンテンツ選択画像354上で
顧客画像366を移動させていずれかのパッケージメデ
ィアとしてコンテンツデータが選択指定された後、店内
移動ボタン361及び362が選択指定されると、当該
コンテンツ選択画像354に代えて再び店内1階画像3
51及び店内2階画像352を表示し、このようにして
例えば店内2階画像352上で顧客画像366を移動さ
せてレジカウンタボタン364が選択指定されると、当
該店内2階画像352に代えて選択確認画像355を表
示する。
【0443】ここで、携帯型専用端末303は、選択確
認画像355内に顧客の選択したコンテンツデータのタ
イトルや、顧客の氏名、顧客ID、パスワード等を表示
しており、操作部341の操作に応じてカーソルを移動
させることによりコンテンツデータのレンタル期間や購
入を入力可能にし、当該レンタル期間や購入が入力され
ると、これに応じてコンテンツデータのレンタル及び購
入に対する代金を表示する。
【0444】そして、携帯型専用端末303は、操作部
341の操作に応じて選択確認画像355上でカーソル
を移動させて確認ボタン368が選択指定されると、要
求データ生成部344により選択確認画像355内の情
報を指定情報としてコンテンツ指定データを生成し、当
該生成したコンテンツ指定データを送信部345からデ
ータ提供サーバ301に送信することにより顧客によっ
て指定されたコンテンツデータを取得することができ
る。
【0445】これに対して、携帯型専用端末303は、
操作部341の操作に応じて選択確認画像355上でカ
ーソルを移動させて取消ボタン369が選択指定される
と、当該選択確認画像355に代えて例えば店内1階画
像351を表示することにより再びコンテンツデータを
選択させることができる。
【0446】これに加えて、図30(A)及び(B)に
示すように、携帯型専用端末303は、操作部341の
操作に応じて店内1階画像351及び店内2階画像35
2上で顧客画像366を移動させて各棚の前を通過させ
ると、当該棚毎にジャンルに合わせて取扱店が設定した
宣伝を希望するコンテンツデータを数秒間ずつ再生し、
これにより顧客に取扱店の意図するコンテンツデータを
視聴させて宣伝するようになされている。
【0447】因みに、このようなコンテンツ選択画面デ
ータは、そのデータ量が比較的多いため、データ提供サ
ーバ301は、携帯型専用端末303から送信された取
得要求データを受信すると、当該携帯型専用端末303
にまずコンテンツ選択画面データとして店外観画像35
0のデータを送信し、当該店外観画像350上で入店ボ
タン360が選択指定されたときにはその通知を受けて
店内1階画像351のデータを送信するように、携帯型
専用端末303からコンテンツ選択画面データを構成す
る各画像上で入店ボタン360、店内移動ボタン361
及び362等により他の画像への表示の切り換えが指定
される毎にその通知を受けて対応する画像データを送信
している。
【0448】また、データ提供サーバ301は、携帯型
専用端末303から、店内1階画像351及び店内2階
画像352上で宣伝用にコンテンツデータを再生するた
めに予め指定している指定座標位置まで顧客画像366
を移動させることによりその指定座標位置が通知される
と、検索部315によりコンテンツデータベース311
から予め記憶している当該通知された指定座標位置に対
応するコンテンツデータの所定部分を宣伝データとして
読み出すと共に、当該読み出した宣伝データを送信部3
14から携帯型専用端末303に送信している。
【0449】これによりデータ提供サーバ301は、携
帯型専用端末303に対してコンテンツ選択画面データ
を各画像のデータ及び宣伝用のコンテンツデータに切り
分けて順次送信することにより当該携帯型専用端末30
3内の記録媒体340の容量が大型化することを防止し
ている。
【0450】ところで、データ提供サーバ301は、顧
客によるカスタマイズ要求に応じて携帯型専用端末30
3に提供するカスタマイズ登録画面上では、コンテンツ
選択画面を構成する図29について上述した各画像内の
ボタン(入店ボタン360等)に予め割り当てている画
像指定命令の変更や、任意の画像への新たな入力部の追
加、さらには、コンテンツ選択画像354内のパッケー
ジメディアの並びを例えばコンテンツデータの制作され
た年代順に並べ換えたり、当該コンテンツ選択画像35
4及び選択確認画像355の背景色を任意に変更する等
のように種々の画面カスタマイズ情報を入力させ得るよ
うになされている。
【0451】これによりデータ提供サーバ301は、携
帯型専用端末303から取得した画面カスタマイズデー
タに基づいて、例えば図31に示すように、コンテンツ
選択画面を店外観画像370の表示から入店ボタン37
1の選択指定に応じてコンテンツ選択画像372の表示
に切り換えた後、当該コンテンツ選択画面372の表示
から選択確認画像355の表示に切り換え、又は店外観
画像370に新たな入力部373を設けてコンテンツデ
ータのジャンル等を任意に入力させることによりその入
力に応じたコンテンツ選択画像372に表示を切り換
え、またコンテンツ選択画像372にも新たな入力部3
74を設けてコンテンツデータのレンタルや購入を指定
入力させる等のように、顧客の要求に応じてカスタマイ
ズし得るようになされている。
【0452】従って、データ提供サーバ301は、携帯
型専用端末303を用いて頻繁にコンテンツデータを取
得する顧客や、比較的同じジャンルのコンテンツデータ
を取得する顧客等にとってはコンテンツ選択画面の使い
勝手を格段的に向上させることができるようになされて
いる。
【0453】因みに、データ提供サーバ301は、リク
エスト端末302から送信された取得要求データを受信
したときにも、当該リクエスト端末302に図29につ
いて上述した各画像のデータから構成されるコンテンツ
選択画面データを送信している。
【0454】ここで、データ提供システム300におけ
るデータ提供サーバ301と携帯型専用端末303とに
よるコンテンツ選択画面データを用いたコンテンツ提供
処理手順についてまとめると、図32(A)に示すよう
に、まず携帯型専用端末303は、ルーチンRT20の
開始ステップから入ってステップSP211に移る。
【0455】ステップSP211において、携帯型専用
端末303は、顧客の操作により操作部341を介して
取得要求が入力されることを待ち受けており、当該取得
要求が入力されると、ステップSP212に移る。
【0456】ステップSP212において、携帯型専用
端末303は、要求データ生成部344により取得要求
データを生成して送信部345からデータ提供サーバ3
01に送信し、ステップSP213に移る。
【0457】ここで、図32(B)に示すように、デー
タ提供サーバ301は、ルーチンRT21に開始ステッ
プから入ってステップSP221に移り、当該ステップ
SP221において、コンテンツ選択画面データの更新
時期を待ち受け、当該更新時期に到達すると、ステップ
SP222に移ってコンテンツ選択画面データを更新し
てステップSP223に移る。
【0458】ステップSP223において、データ提供
サーバ301は、携帯型専用端末303から取得要求デ
ータが送信されることを待ち受けており、当該取得要求
データを受信部312によって受信すると、ステップS
P224に移って検索部315によりコンテンツデータ
ベース311からコンテンツ選択画面データを読み出
し、当該読み出したコンテンツ選択画面データを送信部
314から携帯型専用端末303に送信してステップS
P225に移る。
【0459】このとき、ステップSP213において、
携帯型専用端末303は、データ提供サーバ301から
コンテンツ選択画面データが送信されることを待ち受け
ており、当該コンテンツ選択画面データを受信部346
によって受信すると、そのコンテンツ選択画面データを
再生部343に送出することによりコンテンツ選択画面
の店外観画像350を表示してステップSP214に移
る。
【0460】ステップSP214において、携帯型専用
端末303は、後述するサブルーチンを開始し、顧客に
よる操作部341の操作に応じてコンテンツ選択画面を
構成する各画像上で指定情報が入力されると、ステップ
SP215に移る。
【0461】ステップSP215において、携帯型専用
端末303は、要求データ生成部344によりコンテン
ツ指定データを生成し、当該生成したコンテンツ指定デ
ータを送信部345からデータ提供サーバ301に送信
してステップSP216に移る。
【0462】このとき、ステップSP225において、
データ提供サーバ301は後述するサブルーチンを開始
し、検索部315によりコンテンツデータベース311
からコンテンツ選択画面データを構成する各画像データ
及び宣伝データを適宜読み出して送信部314から携帯
型専用端末303に送信した後、当該携帯型専用端末3
03から送信されたコンテンツ指定データを受信する
と、ステップSP226に移る。
【0463】ステップSP226において、データ提供
サーバ301は、検索部315によりコンテンツ指定デ
ータに基づいてコンテンツデータベース311内を検索
することにより指定されたコンテンツデータを読み出し
てステップSP227に移る。
【0464】ステップSP227において、データ提供
サーバ301は、コンテンツデータベース311から読
み出したコンテンツデータを送信部314から携帯型専
用端末303に送信した後、ステップSP228に移っ
て当該データ提供サーバ301の処理を終了する。
【0465】また、ステップSP216において、携帯
型専用端末303は、データ提供サーバ301からコン
テンツデータが送信されることを待ち受けており、当該
コンテンツデータを受信すると、ステップSP217に
移って記録制御部347によりそのコンテンツデータを
記録媒体340に記録した後、ステップSP218に移
って当該携帯型専用端末303の処理を終了する。かく
してデータ提供サーバ301はコンテンツ選択画面デー
タを用いたコンテンツ提供処理手順を全て終了する。
【0466】因みに、図33(A)に示すように、携帯
型専用端末303は、ステップSP214においてサブ
ルーチンを開始すると、ステップSP231に入り、当
該ステップSP231と、続くステップSP232とに
おいて再生部343で表示したコンテンツ選択画面を構
成する図29について上述した店外観画像350等の各
画像上で操作部341の操作に応じて画像指定命令が入
力される(すなわち、入店ボタン360等が選択指定さ
れる)こと、及び当該画像(店内1階画像351等)上
で顧客画像366が指定座標位置に移動することを待ち
受けている。
【0467】そしてステップSP231において、携帯
型専用端末303は、操作部341の操作に応じて店外
観画像350上等で顧客画像366を移動させて入店ボ
タン360等が選択指定されることにより画像指定命令
が入力されると、ステップSP233に移り、要求デー
タ生成部344により当該選択指定されたボタンに予め
割り当てられている画像指定命令を表す画像要求データ
を生成し、当該生成した画像要求データを送信部345
からデータ提供サーバ301に送信してステップSP2
34に移る。
【0468】このとき図33(B)に示すように、デー
タ提供サーバ301は、ステップSP225においてサ
ブルーチンを開始してステップSP251に入り、当該
ステップSP251と、続くステップSP252とにお
いて携帯型専用端末303から画像要求データ及び指定
座標位置データが送信されることを待ち受け、そのステ
ップSP251において、携帯型専用端末303から送
信された画像要求データを受信部312によって受信す
ると、ステップSP253に移る。
【0469】ステップSP253において、データ提供
サーバ301は、検索部315により画像要求データに
基づいてコンテンツデータベース311を検索して指定
された画像データを読み出し、当該読み出した画像デー
タを送信部314から携帯型専用端末303に送信して
ステップSP254に移る。
【0470】このとき、ステップSP234において、
携帯型専用端末303は、データ提供サーバ301から
画像データが送信されることを待ち受けており、当該画
像データを受信部346によって受信すると、ステップ
SP235に移る。
【0471】ステップSP235において、携帯型専用
端末303は、受信した画像データを再生部343に送
出することにより先に表示しているコンテンツ選択画面
の画像に代えて受信した画像データに基づく新たな画像
を表示し、ステップSP236に移って選択確認画像3
55上で確認ボタン368が選択指定されたか否かを判
断する。
【0472】このステップSP236において、否定結
果を得ることは、再生部343で選択確認画像355を
未だ表示していないこと、又は当該選択確認画像355
を表示していてもコンテンツデータに対する購入及びレ
ンタルの指定入力等の途中であるために確認ボタン36
8が選択指定されていないことを意味し、このとき携帯
型専用端末303は、ステップSP231に戻る。
【0473】そしてステップSP232において、携帯
型専用端末303は、操作部341の操作に応じて店内
1階画像351上等で顧客画像366を指定座標位置ま
で移動させると、ステップSP237に移って要求デー
タ生成部344によりその指定座標位置を表す指定座標
位置データを生成し、当該生成した指定座標位置データ
を送信部345からデータ提供サーバ301に送信して
ステップSP238に移る。
【0474】このとき、ステップSP252において、
データ提供サーバ301は、携帯型専用端末303から
指定座標位置データが送信されることを待ち受けている
ことにより当該指定座標位置データを受信部312によ
って受信すると、ステップSP255に移り、検索部3
15により指定座標位置データに基づいてコンテンツデ
ータベース311を検索して、指定された宣伝データを
読み出し、当該読み出した宣伝データを送信部314か
ら携帯型専用端末303に送信してステップSP254
に移る。
【0475】そしてステップSP254において、デー
タ提供サーバ301は、携帯型専用端末303から送信
されるコンテンツ指定データを受信したか否かを判断
し、当該コンテンツ指定データを受信するまでの間はス
テップSP251−SP252−SP253−SP25
4−SP255の処理ループを順次繰り返すことにより
携帯型専用端末303から送信される画像要求データ及
び指定座標位置データに応じて画像データ及び宣伝デー
タを送信する。
【0476】そして、データ提供サーバ301は、この
後ステップSP254においてコンテンツ指定データを
受信すると、このサブルーチンを抜けて図32(B)に
ついて上述したデータ提供サーバ301における処理手
順のステップSP226に移る。
【0477】また、ステップSP238において、携帯
型専用端末303は、データ提供サーバ301から宣伝
データが送信されることを待ち受けており、当該宣伝デ
ータを受信部346によって受信すると、ステップSP
239に移ってその宣伝データを再生部343に送出す
ることにより顧客に宣伝データに基づくコンテンツの一
部を視聴させて当該コンテンツを宣伝し、ステップSP
236に移る。
【0478】そして、携帯型専用端末303は、ステッ
プSP236において肯定結果を得るまでの間は、ステ
ップSP231に戻り、当該ステップSP231−SP
232−SP233−SP234−SP235―SP2
36−SP237−SP238−SP239の処理ルー
プを順次繰り返すことにより再生部343でコンテンツ
選択画面の各画像をコンテンツの宣伝を交えて適宜切り
換えて表示しながら顧客に所望のコンテンツデータを選
択させる。
【0479】この後、ステップSP236において、携
帯型専用端末303は、コンテンツ選択画面の選択確認
画像355上で確認ボタン368が選択指定されたこと
を確認すると、このサブルーチンを抜けて図32(A)
について上述した携帯型専用端末303における処理手
順のステップSP215に移る。
【0480】また、このデータ提供システム300のデ
ータ提供サーバ301と携帯型専用端末303とによる
コンテンツ選択画面のカスタマイズ処理手順についてま
とめると、図34(A)に示すように、まず携帯型専用
端末303は、ルーチンRT22に開始ステップから入
ってステップSP261に移る。
【0481】ステップSP261において、携帯型専用
端末303は、顧客により操作部341を介してカスタ
マイズ要求が入力されることを待ち受け、当該カスタマ
イズ要求が入力されると、ステップSP262に移って
要求データ生成部344によりカスタマイズ要求データ
を生成し、当該生成したカスタマイズ要求データを送信
部345からデータ提供サーバ301に送信してステッ
プSP263に移る。
【0482】このとき図34(B)に示すように、デー
タ提供サーバ301は、ルーチンRT23に開始ステッ
プから入ってステップSP271に移り、携帯型専用端
末303からカスタマイズ要求データが送信されること
を待ち受けることにより当該カスタマイズ要求データを
受信部312によって受信すると、ステップSP272
に移って検索部315によりコンテンツデータベース3
11からカスタマイズ登録画面データを読み出し、当該
読み出したカスタマイズ登録画面データを送信部314
から携帯型専用端末303に送信してステップSP27
3に移る。
【0483】ステップSP263において、携帯型専用
端末303は、データ提供サーバ301からカスタマイ
ズ登録画面データが送信されることを待ち受けており、
当該カスタマイズ登録画面データを受信部346によっ
て受信すると、当該受信したカスタマイズ登録画面デー
タを再生部343に送出することにより当該再生部34
3でカスタマイズ登録画面データに基づくカスタマイズ
登録画面を表示してステップSP264に移る。
【0484】ステップSP264において、携帯型専用
端末303は、操作部341の操作に応じてカスタマイ
ズ登録画面上で画面カスタマイズ情報が入力されること
を待ち受け、当該画面カスタマイズ情報が入力される
と、ステップSP265に移って要求データ生成部34
4により画面カスタマイズデータを生成し、当該生成し
た画面カスタマイズデータを送信部345からデータ提
供サーバ301に送信してステップSP266に移る。
【0485】このときステップSP273において、デ
ータ提供サーバ301は、携帯型専用端末303から画
面カスタマイズデータが送信されることを待ち受けてお
り、当該画面カスタマイズデータを受信部312によっ
て受信すると、ステップSP274に移る。
【0486】ステップSP274において、データ提供
サーバ301は、検索部315によりコンテンツデータ
ベース311からコンテンツ選択画面データを読み出す
と共に、当該読み出したコンテンツ選択画面データを画
面カスタマイズデータに基づいて加工処理し、得られた
カスタマイズ画面データを送信部314から携帯型専用
端末303に送信してステップSP275に移る。
【0487】また、ステップSP266において、携帯
型専用端末303は、データ提供サーバ301からカス
タマイズ画面データが送信されることを待ち受けてお
り、当該カスタマイズ画面データを受信部346によっ
て受信すると、当該受信したカスタマイズ画面データを
再生部343に送出することによりカスタマイズ画面デ
ータに基づくカスタマイズ画面を表示してステップSP
267に移る。
【0488】ステップSP267において、携帯型専用
端末303は、再生部343により顧客にカスタマイズ
画面を提示した結果、当該顧客により操作部341を介
して希望通りのカスタマイズではないと指定されると、
要求データ生成部344により再度画面カスタマイズ情
報を生成し直すことを表す再カスタマイズデータを生成
し、当該生成した再カスタマイズデータを送信部345
からデータ提供サーバ301に送信してステップSP2
64に戻り、再びステップSP264−SP265−S
P266―SP267の処理ループを繰り返す。
【0489】これに対してステップSP267におい
て、携帯型専用端末303は、顧客により操作部341
を介して希望通りのカスタマイズであることが指定され
ると、ステップSP268に移って要求データ生成部3
44により確認データを生成し、当該生成した確認デー
タを送信部345からデータ提供サーバ301に送信し
てステップSP269に移り、当該携帯型専用端末30
3の処理を終了する。
【0490】一方、ステップSP275において、デー
タ提供サーバ301は、携帯型専用端末303から送信
された再カスタマイズデータ又は確認データを受信部3
12によって受信しており、当該受信部312により再
カスタマイズデータを受信したときには、ステップSP
273に戻り、再びステップSP273−SP274―
SP275の処理ループを繰り返す。
【0491】これに対してステップSP275におい
て、データ提供サーバ301は、受信部312により確
認データを受信すると、ステップSP276に移って更
新部313により顧客データベース310内の顧客登録
情報に画面カスタマイズデータを付加して更新してステ
ップSP277に移り、当該データ提供サーバ301の
処理を終了する。かくしてデータ提供システム300に
よるカスタマイズ処理手順を全て終了する。
【0492】そして、データ提供システム300のデー
タ提供サーバ301と携帯型専用端末303とによるカ
スタマイズ画面データを用いたコンテンツ提供処理手順
についてまとめると、図32(A)との対応部分に同一
符号を付して示す図35(A)において、携帯型専用端
末303は、ルーチンRT24に開始ステップから入っ
てステップSP221に移り、当該ステップSP221
から続くステップSP222の処理を順次実行すること
によりデータ提供サーバ301に取得要求データを送信
してステップSP281に移る。
【0493】このとき図32(B)との対応部分に同一
符号を付して示す図35(B)において、データ提供サ
ーバ301は、ルーチンRT25に開始ステップから入
ってステップSP221に移り、当該ステップSP22
1乃至ステップSP223の処理を順次実行することに
より携帯型専用端末303から送信された取得要求デー
タを受信してステップSP291に移る。
【0494】ステップSP291において、データ提供
サーバ301は、更新部313により顧客データベース
310からコンテンツデータの取得を要求した顧客の顧
客登録情報に付加されている画面カスタマイズデータを
読み出し、検索部315によりコンテンツデータベース
311から読み出したコンテンツ選択画面データを画面
カスタマイズデータに基づいて加工処理し、得られたカ
スタマイズ画面データを送信部314から携帯型専用端
末303に送信してステップSP225に移る。
【0495】これによりステップSP225において、
データ提供サーバ301は、当該ステップSP225か
らステップSP226及びステップSP227の処理を
順次実行した後、ステップSP292に移って当該デー
タ提供サーバ301の処理を終了する。
【0496】また、ステップSP281において、携帯
型専用端末303は、データ提供サーバ301からカス
タマイズ画面データが送信されることを待ち受けてお
り、当該カスタマイズ画面データを受信部346によっ
て受信すると、そのカスタマイズ画面データを再生部3
43に送出することによりカスタマイズ画面の例えば店
外観画像を表示してステップSP214に移る。
【0497】これによりステップSP214において、
携帯型専用端末303は、当該ステップSP214から
ステップSP215乃至ステップSP217の処理を順
次実行した後、ステップSP282に移って当該携帯型
専用端末303の処理を終了する。かくしてデータ提供
システム300によるカスタマイズ画面データを用いた
コンテンツ提供処理手順を全て終了する。
【0498】以上の構成において、このデータ提供シス
テム300では、データ提供サーバ301により取扱店
専用で当該データ提供サーバ301にのみアクセス可能
な携帯型専用端末303から送信されたカスタマイズ要
求データを受信すると、これに応じて当該携帯型専用端
末303にカスタマイズ登録画面データを送信し、当該
携帯型専用端末303でそのカスタマイズ登録画面デー
タに基づくカスタマイズ登録画面上で入力されたコンテ
ンツ選択画面に対する画面カスタマイズ情報が画面カス
タマイズデータとして送信されると、これを受信して顧
客データベース310内の対応する顧客登録情報に付加
して登録する。
【0499】そして、このデータ提供システム300で
は、データ提供サーバ301により画面カスタマイズデ
ータを登録した顧客の携帯型専用端末303から送信さ
れる取得要求データを受信すると、顧客データベース3
10から当該画面カスタマイズデータを読み出すと共
に、顧客データベース311からコンテンツ選択画面デ
ータを読み出し、当該読み出したコンテンツ選択画面デ
ータを画面カスタマイズデータに基づいて加工処理して
得られたカスタマイズ画面データを携帯型専用端末30
3に送信して当該コンテンツ選択画面を顧客の要求に応
じてカスタマイズしたカスタマイズ画面上で所望のコン
テンツデータを選択させるようにした。
【0500】従って、このデータ提供システム300で
は、携帯型専用端末303がコンテンツデータを提供す
るデータ提供サーバ301にのみアクセス可能であるた
め、当該携帯型専用端末303を利用する顧客のコンテ
ンツデータに対する好み(すなわち、ジャンル)に合わ
せてコンテンツ選択画面を容易にカスタマイズすること
ができ、かくしてコンテンツ選択画面の使い勝手を格段
的に向上させることができる。
【0501】また、このデータ提供システム300で
は、データ提供サーバ301から予め取扱店の店内を表
す3次元仮想現実空間画像を交えて生成したコンテンツ
選択画面を携帯型専用端末303に提供して顧客にコン
テンツデータを選択し易くしており、そのコンテンツ選
択画面を顧客の要求に応じてカスタマイズするため、当
該コンテンツ選択画面の使い勝手をさらに向上させるこ
とができる。
【0502】さらに、このデータ提供システム300で
は、データ提供サーバ301が携帯型専用端末303か
ら画面カスタマイズデータを取得したとき、当該画面カ
スタマイズデータに基づいてコンテンツ選択画面データ
をカスタマイズしてこれを携帯型専用端末303で顧客
に確認させるため、当該コンテンツ選択画面を顧客の希
望通りに適確にカスタマイズすることができる。
【0503】そして、このデータ提供システム300で
は、携帯型専用端末303がコンテンツデータを提供す
るデータ提供サーバ301にのみアクセス可能で、かつ
当該携帯型専用端末303にコンテンツデータの取得時
に提供するコンテンツ選択画面を顧客の要求に応じてカ
スタマイズするため、コンテンツデータの取得を目的と
して携帯型専用端末303を使用する顧客に対して当該
データ提供システム300を格段的に利用させ易くする
ことができる。
【0504】この結果、このデータ提供システム300
では、データ提供サーバ301(取扱店でもある)に対
してコンテンツデータの取得を目的とする顧客の利用率
を格段的に向上させることができる。
【0505】さらに、このデータ提供システム300で
は、このようにデータ提供サーバ301にのみアクセス
可能な携帯型専用端末303を販売及びレンタルのいず
れの形態でも顧客に使用し得るようにしているため、イ
ンターネットを利用するための機器を所有していない顧
客や、当該機器を所有していてもインターネットに接続
するための操作に不慣れな顧客、さらにはインターネッ
トそのものに対する知識をほとんど有していない顧客に
対してもデータ提供サーバ301からコンテンツデータ
を容易に取得させることができる。
【0506】以上の構成によれば、データ提供サーバ3
01により取扱店専用で当該データ提供サーバ301に
のみアクセス可能な携帯型専用端末303から送信され
るカスタマイズ要求データに応じてカスタマイズ登録画
面データを送信することにより当該携帯型専用端末30
3から送信される画面カスタマイズデータを顧客データ
ベース310に登録し、この後データ提供サーバ301
により携帯型専用端末303から送信される取得要求デ
ータに応じて顧客データベース310から読み出した画
面カスタマイズデータに基づいてコンテンツ選択画面デ
ータを加工処理し、得られたカスタマイズ画面データを
携帯型専用端末303に送信するようにしたことによ
り、携帯型専用端末303を利用する顧客のコンテンツ
データに対する好みに合わせてコンテンツ選択画面を容
易にカスタマイズして当該コンテンツ選択画面の使い勝
手を格段的に向上させることができ、かくしてコンテン
ツデータを容易に選択させ得るデータ提供システムを実
現することができる。
【0507】なお、上述した第6の実施の形態において
は、データ提供サーバ301を取扱店に設置するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イ
ンターネットに接続していれば、データ提供サーバ30
1の設置場所は特に規定する必要はない。そして、デー
タ提供サーバ301に複数の取扱店を管理するためのデ
ータベースを設け、当該データベースに取扱店毎の個別
の取扱店IDとコンテンツ選択画面データ及びカスタマ
イズ登録画面データとを対応付けて記憶しておき、携帯
型専用端末303のアクセスに応じて当該携帯型専用端
末303に予め対応付けた取扱店又は任意に選択された
取扱店のコンテンツ選択画面データ及びカスタマイズ登
録画面データを提供するようにしても良い。
【0508】また、上述した第6の実施の形態において
は、データ提供サーバ301において、コンテンツサー
バから提供された開発ツールを用いてコンテンツ選択画
面データを生成するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、データ提供サーバ301からコ
ンテンツ選択画面データの制作会社等に委託してコンテ
ンツ選択画面データを生成するようにしても良い。
【0509】さらに、上述した第6の実施の形態におい
ては、データ提供サーバ301により、取扱店の店内を
3次元仮想現実空間画像で表すようにしたコンテンツ選
択画面データを提供するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、多数のコンテンツデータの
タイトル等をリスト化して一覧表示するホームページ等
として生成したコンテンツ選択画面データを提供するよ
うにしても良い。
【0510】ところで、図36に示すように、ホームペ
ージとして生成したコンテンツ選択画面データを提供す
るデータ提供システム390においては、携帯型専用端
末391からデータ提供サーバ392に送信される画面
カスタマイズデータD10のように、例えばコンテンツ
選択画面データに対して任意のアーティスト(又はジャ
ンル)の曲(すなわち、コンテンツデータ)を年代順に
並べて、かつ背景色を任意の色に指定するようなカスタ
マイズが可能であり、当該データ提供サーバ392は、
受信した画面カスタマイズデータD10を顧客データベ
ース393に登録した後、携帯型専用端末391から送
信された取得要求データを受信すると、顧客データベー
ス393から読み出した画面カスタマイズデータD10
に基づいて検索部394によりコンテンツデータベース
395内のコンテンツ選択画面データを加工処理し、得
られたカスタマイズ画面データD11を携帯型専用端末
391に送信する。
【0511】因みに、かかるデータ提供システム390
では、データ提供サーバ392により画面カスタマイズ
データD10を受信すると、当該画面カスタマイズデー
タD10による要求に対応し得る分のコンテンツデータ
をコンテンツデータベース394内に記憶しているか否
かを判断し、当該コンテンツデータベース394内に画
面カスタマイズデータD10による要求に対応する分の
コンテンツデータを記憶していないときには、コンテン
ツ取得要求データD12を生成してコンテンツサーバ3
95に送信し、当該コンテンツサーバ395のコンテン
ツデータベース396から指定したコンテンツデータを
読み出してデータ提供サーバ392に補充するようにし
ても良い。このようにすれば、顧客の要求に、より適確
に対応してコンテンツ選択画面データをカスタマイズす
ることができる。なお、このようなデータ提供サーバ3
92に対するコンテンツサーバ395からのコンテンツ
データの補充は、上述した第6の実施の形態にも適用す
ることができる。
【0512】さらに、上述した第6の実施の形態におい
ては、データ提供サーバ301が単にコンテンツサーバ
から提供される多数のコンテンツデータを取得してコン
テンツデータベース311に記憶するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、データ提供サ
ーバ301がコンテンツサーバから圧縮したコンテンツ
データを取得してそのままコンテンツデータベース31
1に記憶し、当該圧縮したコンテンツデータを携帯型専
用端末303に提供するようにしても良い。このように
すれば、データ提供サーバ301のコンテンツデータベ
ース311及び携帯型専用端末303の記録媒体340
の限られた容量をコンテンツデータの記録に有効に利用
することができる。
【0513】因みに、図37に示すように、コンテンツ
サーバは、コンテンツデータベース内に多数のコンテン
ツデータと共に、当該コンテンツデータをジャンル毎に
分類して表す多数のデータテーブル400を記憶してお
き、データ提供サーバからコンテンツデータの配信の開
始に先立って提供用に扱うコンテンツデータのジャンル
が指定されると、当該データテーブルから指定されたジ
ャンルのコンテンツデータをデータ提供サーバ毎又は取
扱店毎にそれぞれランダムに選定し、当該選定したコン
テンツデータ群a及びbをそれぞれ異なるデータ提供サ
ーバ又は取扱店に提供するようにしても良い。このよう
にすれば、同一のジャンルのコンテンツデータを扱うデ
ータ提供サーバ同士でも互いに提供し得るコンテンツデ
ータの一部又は全てを異なるものとすることができ、こ
の結果、顧客に同一のジャンルのコンテンツデータを扱
う多数のデータ提供サーバを利用させることができる。
【0514】(8)第7の実施の形態 図38は、第7の実施の形態によるデータ提供システム
500を示し、図1乃至図3について上述した取扱店4
A乃至4Nに対応するデータ提供サーバ501に、図1
乃至図3について上述した携帯型専用端末7A乃至7N
に対応し、当該データ提供サーバ501にのみアクセス
可能な携帯型専用端末502と、図1乃至図3について
上述した販売会社5に対応するパッケージ提供サーバ5
02とがそれぞれインターネット504を介して接続さ
れて構成されている。
【0515】データ提供サーバ501は、顧客データベ
ース510と、コンテンツデータベース511と、パッ
ケージメディアデータベース512とを有しており、当
該顧客データベース510には登録を希望する顧客から
取得した氏名、住所及び口座番号等の顧客情報と、当該
顧客に対して発行した顧客IDとからなる顧客登録情報
を記憶してその顧客を登録することによりデータ提供サ
ーバ501を利用可能にしている。
【0516】また、コンテンツデータベース512に
は、顧客に提供するコンテンツデータとして、多数のシ
ングル曲でなるコンテンツデータを記憶すると共に、当
該コンテンツデータ毎に固有のコンテンツID、タイト
ル(曲名)、販売価格及びレンタル価格等からなるコン
テンツ付随情報をリスト化して生成したデータテーブル
を記憶している。
【0517】さらに、データ提供サーバ501は、シン
グル曲でなるコンテンツデータに対して同一のコンテン
ツデータが格納されたパッケージメディアを等価交換可
能なパッケージメディアとして対応付けており、パッケ
ージメディアデータベース513には、その等価交換可
能な対応付けに従ってシングル曲でなるコンテンツデー
タのタイトルと、当該コンテンツデータが格納されたシ
ングルCDでなるパッケージメディアのタイトルと、当
該パッケージメディアの販売価格と、パッケージメディ
ア固有のパッケージ識別情報(以下、これをパッケージ
IDと呼ぶ)等とを対応付けてリスト化したデータテー
ブルを記憶している。
【0518】そして、データ提供サーバ501は、登録
した顧客の使用する(購入及びレンタルしたもの)携帯
型専用端末502から例えばレンタルを希望するコンテ
ンツデータの指定情報がコンテンツ指定データとして送
信されると、これを受信部515によって受信して受信
データ判別部516に取り込む。
【0519】ここで、図38と共に図39に示すよう
に、携帯型専用端末502から送信されたコンテンツ指
定データD20には、顧客の氏名、顧客ID、パスワー
ド、レンタルを希望するコンテンツデータD21のタイ
トル、等価交換の有無を表す等価交換情報、レンタル期
間及びレンタル料の支払い方法の情報が格納されてい
る。
【0520】因みに、コンテンツ指定データD20に格
納された顧客IDは、データ提供サーバ501により顧
客の登録時に発行して当該顧客の使用する携帯型専用端
末502に保管していたものであり、当該携帯型専用端
末502から送信される種々のデータには顧客を識別す
るために格納されている。
【0521】また、コンテンツ指定データD20に格納
された等価交換情報は、顧客がコンテンツデータD21
の取得を目的として等価交換を希望していないときには
例えば「0」を示し、これに対して顧客が等価交換を希
望したときには例えば「1」を示す。
【0522】従って、データ提供サーバ501は、受信
データ判別部516により、コンテンツ指定データD2
0に格納されている等価交換情報に基づいて当該コンテ
ンツ指定データD20がコンテンツデータD21を取得
するためのデータであると判別する。
【0523】そして、データ提供サーバ501は、受信
データ判別部516により、コンテンツ指定データD2
0に格納されているコンテンツデータD21のタイトル
に基づいてコンテンツデータベース511内のデータテ
ーブルを検索することによりそのタイトルをコンテンツ
IDに変更してコンテンツ読出制御データD22を生成
し、当該生成したコンテンツ読出制御データD22をコ
ンテンツID抽出部517に送出する。
【0524】因みに、データ提供サーバ501は、受信
データ判別部516によってコンテンツ指定データD2
0からコンテンツ読出制御データD22を生成する場
合、顧客要求検索部518によって、コンテンツ指定デ
ータD20に格納されている顧客IDに基づいて顧客デ
ータベース510内を検索することにより顧客登録情報
として記憶しているコード化した顧客の氏名を検出する
と共に、レンタル料の支払い方法としてクレジットが指
定されていると顧客の口座番行を検出し、当該検出した
顧客の氏名及び口座番号を受信データ生成部516によ
ってコンテンツ読出制御データD22に格納している。
【0525】データ提供サーバ501は、コンテンツI
D抽出部517によりコンテンツ読出制御データD22
からコンテンツIDを抽出し、当該抽出したコンテンツ
IDをコンテンツ読出制御データD22と共にコンテン
ツ検索部519に送出することにより当該コンテンツ検
索部519によってそのコンテンツIDに基づいてコン
テンツデータベース511を検索して顧客の指定したコ
ンテンツデータD21を読み出すと共に、当該読み出し
たコンテンツデータD21をコンテンツ読出制御データ
D22と共に送信データ生成部520に送出する。
【0526】これによりデータ提供サーバ501は、送
信データ生成部520によりコンテンツ読出制御データ
D22にコピー履歴情報を付加してヘッダデータD23
を生成し、当該生成したヘッダデータD23をコンテン
ツデータD21に付加して送信部521からインターネ
ット504を介して携帯型専用端末502に送信するこ
とにより、顧客に指定されたコンテンツデータD21を
レンタルすることができる。
【0527】因みに、データ提供サーバ501は、図示
しない課金処理部を有しており、顧客がレンタル料の支
払いにクレジットを指定しているときには当該顧客の携
帯型専用端末502に指定されたコンテンツデータD2
1を送信する前に、その課金処理部により課金処理を実
行することによりコンテンツデータD21のレンタル期
間に応じたレンタル料(すなわち、顧客への請求金額)
と顧客登録情報内の顧客の口座番号とデータ提供サーバ
501を運営している例えば取扱店の口座番号とに基づ
いて課金データを生成する。
【0528】そして、データ提供サーバ501は、課金
処理部によって生成した課金データを送信部521から
インターネット504を介して所定の決済処理サーバ
(図示せず)に送信した結果、当該決済処理サーバ10
4から課金データに基づく電子的な決済処理の終了が通
知されると、顧客更新検索部518により顧客のレンタ
ルしたコンテンツデータD21のタイトル及びコンテン
ツIDや当該顧客がそのレンタルに支払った金額等の情
報を顧客データベース510内の顧客の顧客登録情報に
追加して更新することにより顧客のレンタルしたコンテ
ンツデータD21や当該レンタルに対する支払い状況等
を顧客登録情報によって把握し得るようにしている。
【0529】このとき、データ提供サーバ501は、決
済処理サーバから受けた通知を送信データ生成部520
にも通知することにより当該送信データ生成部520に
よりヘッダデータD23に顧客がコンテンツデータD2
1のレンタルに支払った金額を口座番号に代えて格納
し、このようにして顧客によるレンタル料の支払いが終
了するとヘッダデータD23を付加したコンテンツデー
タD21を携帯型専用端末502に送信して顧客にレン
タルする。
【0530】このようにしてデータ提供システム500
においては、データ提供サーバ501から携帯型専用端
末502を利用して顧客にコンテンツデータD21をレ
ンタルし、当該コンテンツデータD21に対するレンタ
ル期間の終了時にはその携帯型専用端末502を取扱店
に持ち込めば、レンタルしていたコンテンツデータD2
1を返却のために消去する。
【0531】また、このデータ提供システム500にお
いては、コンテンツデータD21のレンタル期間が終了
しても携帯型専用端末502が取扱店に持ち込まれない
ときには、当該携帯型専用端末502の内部によりその
コンテンツデータD21を返却のために消去又は再生不
可能な状態にしている。
【0532】ところで、データ提供サーバ501は、携
帯型専用端末502からレンタルにより顧客の占有して
いるコンテンツデータ(シングル曲)をパッケージメデ
ィア(シングルCD)と等価交換することを希望する等
価交換要求データが送信されると、これを受信部515
によって受信して受信データ判別部516に取り込む。
【0533】ここで、図38と共に図40に示すよう
に、携帯型専用端末502から送信された等価交換要求
データD30には、顧客の氏名、顧客ID、パスワー
ド、等価交換用として顧客の提示したコンテンツデータ
D21のタイトル及び等価交換の有無を表す等価交換情
報(内容は「1」を示す)が格納されている。
【0534】従って、データ提供サーバ501は、受信
データ判別部516により、等価交換要求データD30
に格納されている等価交換情報に基づいて当該等価交換
要求データD30がコンテンツデータD21をパッケー
ジメディアと等価交換するためのデータであると判別
し、当該等価交換要求データD30を顧客ID抽出部5
25に送出する。
【0535】データ提供サーバ501は、顧客ID抽出
部525により等価交換要求データD30から顧客ID
を抽出して当該等価交換要求データD30と共に顧客更
新検索部518に送出する。
【0536】また、データ提供サーバ501は、顧客更
新検索部518によって顧客IDに基づいて顧客データ
ベース510内を検索することによりこの結果得られた
顧客登録情報に基づいて顧客のコード化した氏名と、等
価交換用として提示されたコンテンツデータD21のコ
ンテンツIDと、当該コンテンツデータD21に対する
レンタル料の支払い方法と、当該レンタル料が既に支払
われているかを検出すると共に、合わせて等価交換を要
求した顧客が過去にコンテンツデータD21の取得等に
関して何らかの不正を働いていないかを検出し、当該検
出結果を等価交換要求データD30と共に判別部526
に送出する。
【0537】そして、データ提供サーバ501は、判別
部526により、顧客更新検索部518から与えられた
検出結果に基づいて顧客に等価交換を許可するか否かを
判別する。
【0538】ここで、データ提供サーバ501は、顧客
により等価交換用のコンテンツデータD21に対するレ
ンタル料が既に支払われており、かつその顧客が過去に
特には不正を働いていなければ、判別部526により顧
客に対して等価交換を許可すると共に、等価交換要求デ
ータD30に顧客更新検索部518によって検出した顧
客のコード化した氏名、等価交換用として提示されたコ
ンテンツデータD21のコンテンツID、レンタル料の
支払い方法及び実際に支払った金額を格納して等価交換
処理データD31を生成し、当該生成した等価交換要求
データD31を価値判断部527に送出する。
【0539】データ提供サーバ501は、価値判断部5
27により予め設定された検索条件に従ってパッケージ
検索部528を介してパッケージメディアデータベース
512のデータテーブルを検索することにより、等価交
換用として提示された顧客の占有しているコンテンツデ
ータD21(シングル曲)と等価交換可能なパッケージ
メディアとして、同一のコンテンツデータD21が格納
されているパッケージメディア(シングルCD)を検出
し、当該検出したパッケージメディアのタイトル、販売
価格及びパッケージIDを読み出す。
【0540】そして、データ提供サーバ501は、価値
判断部527により、顧客の占有するコンテンツデータ
D21に対してその顧客の支払ったレンタル料(すなわ
ち、顧客の占有しているコンテンツデータD21の取得
価格)と、検索した等価交換可能なパッケージメディア
の販売価格とを比較してこれらの差額を算出し、この際
例えばコンテンツデータの取得価格よりもパッケージメ
ディアの販売価格が高ければ、顧客の占有するコンテン
ツデータD21と、等価交換可能なパッケージメディア
との交換価値をほぼ等価にするためにその差額を顧客が
支払うという等価交換の条件を設定する。
【0541】これによりデータ提供サーバ501は、価
値判断部527により等価交換要求データD31に等価
交換可能なパッケージメディアのタイトル及びパッケー
ジIDと、等価交換の条件(等価交換を実行するうえで
顧客の占有するコンテンツデータと、パッケージメディ
アとの交換価値をほぼ等価にするために取得価格と販売
価格の差額を顧客が支払う)とを格納することにより等
価交換条件提示データD32を生成する。
【0542】そして、データ提供サーバ501は、等価
交換条件提示データD32を送信部521からインター
ネット504を介して携帯型専用端末502に送信する
ことにより、顧客にコンテンツデータD21と等価交換
可能なパッケージメディアを通知すると共に、当該コン
テンツデータD21とパッケージメディアとを等価交換
するにはその条件として、提示した差額を顧客が支払う
必要があることを通知する。
【0543】この結果、データ提供サーバ501は、携
帯型専用端末502から等価交換を承諾する交換承諾デ
ータが送信されると、これを受信部515によって受信
して受信データ判別部516に取り込み、当該受信デー
タ判別部516から交換承諾データを判別部526に送
出することによりその判別部526により交換承諾デー
タに基づいて顧客により等価交換が承諾されたことを確
認する。
【0544】そして、データ提供サーバ501は、判別
部526により顧客登録情報に基づいて顧客に渡す等価
交換用のパッケージメディアのパッケージID及び顧客
の氏名及び住所等からパッケージ配送依頼情報を生成し
て送信データ生成部520に送出する。
【0545】これによりデータ提供サーバ501は、送
信データ生成部520によりパッケージ配送依頼情報を
表すパッケージ配送依頼データを生成して送信部521
からインターネット504を介してパッケージ提供サー
バ503に送信し、当該パッケージ提供サーバ503に
顧客へのパッケージメディアの配送を依頼する。
【0546】この結果、データ提供サーバ501は、パ
ッケージ提供サーバ503から配送の手配が完了したこ
とを表す配送手配完了データがインターネット504を
介して送信されると、これを受信部515によって受信
して受信データ判別部516から判別部526に送出す
る。
【0547】このとき、データ提供サーバ501は、交
換承諾データに含まれる顧客の指定した差額の支払い方
法としてクレジットによる支払いが指定されていると、
課金処理部により上述した場合と同様にして課金処理し
た後、決済処理サーバからの電子的な決済処理の終了通
知を受け取る。
【0548】これによりデータ提供サーバ501は、判
別部526により等価交換の承認と、パッケージメディ
アの受け渡し方法等を表す等価交換承認情報を送信デー
タ生成部520に送出し、当該送信データ生成部520
により等価交換承認データを生成して送信部521から
インターネット504を介して携帯型専用端末502に
送信することにより顧客に等価交換を承認したことを通
知する。
【0549】そして、データ提供サーバ501は、顧客
に等価交換を承認したことを通知すると、判別部526
により顧客更新検索部518を介して顧客データベース
510内の顧客登録情報に等価交換するコンテンツデー
タD21のコンテンツID及びパッケージメディアのパ
ッケージID並びに差額の支払いの有無やその差額(金
額)の情報を追加して更新し、かくして等価交換の履歴
を記憶する。
【0550】このようにしてデータ提供サーバ501
は、携帯型専用端末502から顧客の占有していたコン
テンツデータが返却のために消去(又は再生不可能な状
態)されると共に、パッケージ提供サーバ503に配送
を依頼したパッケージメディアが顧客のもとに配送され
ると、図41(A)及び(B)に示すように、通常であ
れば販売価格に応じた金額を支払って購入すべきパッケ
ージメディアを、顧客の占有しているコンテンツデータ
D21と当該コンテンツデータD21が格納されたパッ
ケージメディアとの交換価値をほぼ等価にしてそのパッ
ケージメディアとコンテンツデータD21との交換を実
現する。
【0551】因みに、データ提供サーバ501は、等価
交換で発生するコンテンツデータの取得価格とパッケー
ジメディアの販売価格との差額に対する支払いに顧客に
よって現金が指定されているときには銀行での口座振込
み等を利用し、プリペイドカードによる支払いが指定さ
れているときにはリクエスト端末等を利用する。
【0552】また、データ提供サーバ501は、携帯型
専用端末502から等価交換要求データD30を受信し
たとき、等価交換用に提示されたコンテンツデータD2
1のレンタル料が支払われていなかったり、その顧客が
過去に何らかの不正を働いていたときには、判別部52
6により顧客に対して等価交換を許可しないようにして
当該等価交換の不許可を表す等価交換不許可情報を送信
データ生成部520に送出する。
【0553】そして、データ提供サーバ501は、送信
データ生成部520によりその等価交換不許可情報を表
す等価交換不許可データを生成し、当該生成した等価交
換不許可データを送信部521からインターネット50
4を介して携帯型専用端末502に送信し、かくして顧
客に等価交換に応じられないことを通知する。
【0554】一方、図38に示すように、携帯型専用端
末502は、顧客により操作部540を介してレンタル
を希望するコンテンツデータの指定情報が入力される
と、操作情報判別部541により例えばその指定情報の
フォーマットによって当該指定情報がコンテンツデータ
の取得を目的とする情報であると判別し、その指定情報
に「0」を示す等価交換情報を付加して要求データ生成
部542に送出する。
【0555】そして、携帯型専用端末502は、要求デ
ータ生成部542によりその指定情報を表し、かつ顧客
IDを含むコンテンツ指定データD20を生成し、当該
生成したコンテンツ指定データD20を送信部543か
らインターネット504を介してデータ提供サーバ50
1に送信する。
【0556】この結果、携帯型専用端末502は、デー
タ提供サーバ501からヘッダデータD23の付加され
たコンテンツデータD21が送信されると、これを受信
部544によって受信して判別部545から記録制御部
546に送出することにより当該記録制御部546によ
りそのコンテンツデータD21及びヘッダデータD23
を記録媒体547に記録し、かくして顧客の所望するコ
ンテンツデータD21をレンタルする。
【0557】これにより携帯型専用端末502は、この
後、顧客により操作部540を介して再生命令が入力さ
れると、これに応じて再生制御部548により記録媒体
547からコンテンツデータD21を再生し、当該再生
したコンテンツデータD21を表示制御部及び表示部並
びにスピーカ等からなる再生部549に送出することに
より顧客にシングル曲等のコンテンツを楽しませること
ができるようになされている。
【0558】因みに、携帯型専用端末502は、記録制
御部545及び再生制御部548によってコンテンツデ
ータD21のレンタル期間をヘッダデータD23から検
出して管理しており、当該コンテンツデータD21のレ
ンタル期間が終了しても携帯型専用端末502が取扱店
に持ち込まれないときには、そのコンテンツデータD2
1を返却のために記録媒体547から消去し、又は再生
制御部548により再生不可能な状態にする。
【0559】また、携帯型専用端末502は、顧客によ
り操作部540を介して等価交換用のコンテンツデータ
D21を指定した等価交換要求が入力されると、操作情
報判別部541によりその等価交換要求のフォーマット
によって当該等価交換要求が顧客の占有するコンテンツ
データD21をパッケージメディアと等価交換するため
の要求であると判別し、当該等価交換要求に「1」を示
す等価交換情報を付加して要求データ生成部542に送
出する。
【0560】この場合、携帯型専用端末502は、要求
データ生成部542によりその等価交換要求を表し、か
つ顧客IDを含む等価交換要求データD30を生成し、
当該生成した等価交換要求データD30を送信部543
からインターネット504を介してデータ提供サーバ5
01に送信する。
【0561】この結果、携帯型専用端末502は、デー
タ提供サーバ501からインターネット504を介して
等価交換条件提示データD32が送信されると、これを
受信部544によって受信して判別部545から再生部
549に送出することにより顧客にコンテンツデータD
21と等価交換可能なパッケージメディアのタイトル
と、等価交換の条件としてその等価交換により生じる差
額を顧客が支払うことを通知する。
【0562】これにより携帯型専用端末502は、顧客
により操作部540を介して等価交換の承諾が得られる
と、操作情報判別部541によりその承諾に「1」を表
す等価交換情報を付加して要求データ生成部542に送
出し、当該要求データ生成部542により当該承諾を表
す交換承諾データを生成して送信部543からインター
ネット504を介してデータ提供サーバ501に送信す
る。
【0563】このようにして携帯型専用端末502は、
この後、データ提供サーバ501からインターネット5
04を介して等価交換承認データが送信されると、これ
を受信部544によって受信して判別部545から再生
部549に送出することにより顧客に等価交換が承認さ
れたことと、パッケージメディアの受け渡し方法等を通
知する。
【0564】因みに、携帯型専用端末502は、データ
提供サーバ501からインターネット504を介して等
価交換不許可データが送信されると、これを受信部54
4によって受信して判別部545から再生部549に送
出することにより顧客に等価交換が許可されなかったこ
とを通知する。
【0565】また、パッケージ提供サーバ503は、デ
ータ提供サーバ501からインターネット504を介し
てパッケージ配送依頼データが送信されると、これを受
信部560によって受信してパッケージID抽出部56
1に送出し、当該パッケージID抽出部561によりパ
ッケージ配送依頼データからパッケージIDを抽出して
当該パッケージ配送依頼データと共にパッケージ検索部
562に送出する。
【0566】そして、パッケージ提供サーバ503は、
パッケージ検索部562によりパッケージIDに基づい
て在庫管理データベース563を検索することによりデ
ータ提供サーバ501によって指定されたパッケージメ
ディアの在庫と図示しないパッケージ保管棚における保
管位置を検出し、当該検出した保管位置の情報をパッケ
ージ配送依頼データと共にパッケージ取出制御部564
に送出する。
【0567】これによりパッケージ提供サーバ503
は、パッケージ取出制御部564により保管位置の情報
に基づいてパッケージメディア保管棚から指定されたパ
ッケージメディアを取り出した後、出荷梱包指示部56
5によりその取り出したパッケージメディアを梱包し、
かつパッケージ配送依頼データに示す顧客の住所に配送
するように図示しない配送センターに指示し、かくして
送信部566から配送手配完了データをデータ提供サー
バ501に送信する。
【0568】かくして図42に示すように、データ提供
システム500においては、顧客とデータ提供サーバ5
01との間で等価交換が承認されると、パッケージ提供
サーバ503から顧客にコンテンツデータと等価交換す
るパッケージメディアが配送される。
【0569】ここで、データ提供システム500のデー
タ提供サーバ501と携帯型専用端末502とパッケー
ジ提供サーバ503とによる等価交換処理手順について
まとめると、図43(A)及び図44(A)に示すよう
に、まず携帯型専用端末502はルーチンRT30の開
始ステップから入ってステップSP351に移る。
【0570】ステップSP351において、携帯型専用
端末502は、操作部540を介してコンテンツデータ
D21をレンタルするための指示情報が入力されること
を待ち受けており、当該指示情報が入力されると、ステ
ップSP352に移って要求データ生成部542により
コンテンツ指示情報データD20を生成して送信部54
3からデータ提供サーバ501に送信し、ステップSP
353に移る。
【0571】このとき図43(B)及び図44(B)に
示すように、データ提供サーバ501は、ルーチンRT
31の開始ステップから入ってステップSP371に移
り、当該ステップSP371において携帯型専用端末5
02からコンテンツ指示データが送信されることを待ち
受けており、当該コンテンツ指示データを受信部515
によって受信すると、ステップSP372に移る。
【0572】ステップSP372において、データ提供
サーバ501は、コンテンツ検索部519によりコンテ
ンツデータベース511から指定されたコンテンツデー
タD21を読み出し、当該読み出したコンテンツデータ
D21を送信部521から携帯型専用端末502に送信
してステップSP373に移る。
【0573】ここで、ステップSP353において、携
帯型専用端末502は、データ提供サーバ501からコ
ンテンツデータD21が送信されることを待ち受けてお
り、当該コンテンツデータD21を受信部544によっ
て受信すると、ステップSP354に移って記録制御部
546によりそのコンテンツデータD21を記録媒体5
47に記録してステップSP355に移る。これにより
携帯型専用端末501は、顧客の指定したコンテンツデ
ータD21をレンタルし、当該顧客の要求に応じてその
コンテンツデータD21を再生することにより顧客に楽
しませることができる。
【0574】ステップSP355において、携帯型専用
端末502は、操作部540を介して等価交換要求が入
力されることを待ち受け、当該等価交換要求が入力され
るまでの間は、ステップSP351に戻って続くステッ
プSP352−SP353−SP354−SP355の
処理ループを繰り返す。
【0575】そして、ステップSP355において、携
帯型専用端末502は、操作部540を介して等価交換
要求が入力されると、ステップSP356に移って要求
データ生成部542により等価交換要求データD30を
生成して送信部543からデータ提供サーバ501に送
信し、ステップSP357に移る。
【0576】ステップSP373において、データ提供
サーバ501は、携帯型専用端末502から等価交換要
求データD30が送信されたか否かを判断し、当該等価
要求データD30を受信するまでの間は、ステップSP
371に戻って続くステップSP372からステップS
P373の処理ループを繰り返し、ステップSP373
において携帯型専用端末502から送信された等価交換
要求データD30を受信部515によって受信すると、
ステップSP374に移る。
【0577】ステップSP374において、データ提供
サーバ501は、判別部526により等価交換を要求し
た顧客の顧客登録情報に基づいて当該顧客の利用履歴を
調べることにより等価交換を許可するか否か判断する。
【0578】このステップSP374において否定結果
を得ることは、顧客が等価交換用に提示したコンテンツ
データD21のレンタル料を未だ支払っていないか、又
は当該顧客が過去に何らかの不正を働いていたために等
価交換を不当に利用する可能性があることを意味し、こ
のときデータ提供サーバ501は、ステップSP375
に移って判別部526で生成した等価交換不許可情報を
送信データ生成部520により等価交換不許可データと
して送信部521から携帯型専用端末502に送信した
後、ステップSP376に移って当該データ提供サーバ
501による処理を終了する。
【0579】これに対してステップSP374において
肯定結果を得ることは、顧客が等価交換用に提示したコ
ンテンツデータD21のレンタル料をすでに支払ってい
て過去に不正を働いたこともないために等価交換を不当
に利用する可能性がほとんどないことを意味し、このと
きデータ提供サーバ501は、ステップSP377に移
る。
【0580】ステップSP377において、データ提供
サーバ501は、価値判断部527により顧客の占有す
るコンテンツデータD21と、等価交換可能なパッケー
ジメディアとの交換価値をほぼ等価にするための条件を
表す等価交換条件提示データD32を生成して送信部5
21から携帯型専用端末502に送信し、ステップSP
378に移る。
【0581】このとき、ステップSP375において、
携帯型専用端末502は、データ提供サーバ501から
等価交換条件提示データD32又は等価交換不許可デー
タが送信されることを待ち受けており、いずれかのデー
タを受信部544によって受信するとステップSP35
8に移る。
【0582】ステップSP358において、携帯型専用
端末502は、判別部545により受信部554で受信
したデータが等価交換条件提示データD32であるか否
かを判別し、当該受信したデータが等価交換不許可デー
タであるときにはステップSP359に移って当該携帯
型専用端末501による処理を終了する。
【0583】これに対してステップSP358におい
て、携帯型専用端末502は、受信したデータが等価交
換条件提示データD32であるときにはステップSP3
60に移り、顧客による操作部540の操作に応じて交
換承諾データを送信部543からデータ提供サーバ50
1に送信してステップSP361に移る。
【0584】ステップSP378において、データ提供
サーバ501は、携帯型専用端末502から交換承諾デ
ータが送信されることを待ち受けており、当該交換承諾
データを受信部515によって受信すると、ステップS
P379に移って判別部526により顧客にパッケージ
メディアを配送するためのパッケージ配送依頼データを
生成して送信部521からパッケージ提供サーバ503
に送信し、ステップSP380に移る。
【0585】このとき図43(C)及び図44(C)に
示すように、パッケージ提供サーバ503は、ルーチン
RT32の開始ステップから入ってステップSP391
に移り、当該ステップSP391においてデータ提供サ
ーバ501からパッケージ配送依頼データが送信される
ことを待ち受けていることによりそのパッケージ配送依
頼データを受信部560によって受信すると、ステップ
SP392に移る。
【0586】ステップSP392において、パッケージ
提供サーバ503は、パッケージ検索部562によりパ
ッケージ配送依頼データに基づいて指定されたパッケー
ジメディアのパッケージ保管棚における保管位置を確認
してステップSP393に移り、パッケージ取出制御部
564によりパッケージ保管棚から指定されたパッケー
ジメディアを取り出すと、ステップSP394に移る。
【0587】ステップSP394において、パッケージ
提供サーバ503は、出荷梱包指示部565により配送
センターにパッケージメディアの梱包及び顧客への配送
を指示してステップSP395に移り、配送手配完了デ
ータを送信部566からデータ提供サーバ501に送信
した後、ステップSP396に移って当該パッケージ提
供サーバ503による処理を終了する。
【0588】このとき、ステップSP380において、
データ提供サーバ501は、パッケージ提供サーバ50
3から配送手配完了データが送信されることを待ち受け
ており、当該配送手配完了データを受信部515によっ
て受信すると、ステップSP381に移って判別部52
6により等価交換承認データを生成して送信部521か
ら携帯型専用端末502に送信し、この後ステップSP
376に移って当該データ提供サーバ501による処理
を終了する。
【0589】また、ステップSP361において、携帯
型専用端末502は、データ提供サーバ501から等価
交換承認データが送信されることを待ち受けており、当
該等価交換承認データを受信部544によって受信する
と、再生部549を介して顧客に等価交換が承認された
ことを通知した後、ステップSP359に移って当該携
帯型専用端末502による処理を終了する。かくしてデ
ータ提供システム500における等価交換処理手順を全
て終了する。
【0590】以上の構成において、このデータ提供シス
テム500では、データ提供サーバ501に、携帯型専
用端末502からコンテンツデータD21のレンタルを
要求するコンテンツ指定データが送信されると、これに
応じて携帯型専用端末502に指定されたコンテンツデ
ータD21を送信して記録させ、このようにして当該携
帯型専用端末502を用いて顧客にコンテンツデータD
21をレンタルするようにした。
【0591】そして、このデータ提供システム500で
は、データ提供サーバ501に、携帯型専用端末502
からレンタルにより顧客の占有しているコンテンツデー
タD21(シングル曲)に対する等価交換要求データD
30が送信されると、当該データ提供サーバ501によ
りコンテンツデータD21と等価交換可能な同一のコン
テンツデータD21が格納されたパッケージメディア
(シングルCD)を検出し、当該検出したパッケージメ
ディアと顧客の占有しているコンテンツデータとの交換
価値をほぼ等価にするためにパッケージメディアの販売
価格と顧客の占有しているコンテンツデータの取得価格
との差額を算出する。
【0592】このようにしてデータ提供システム500
では、データ提供サーバ501により、顧客の提示した
コンテンツデータD21に対して等価交換可能なパッケ
ージメディアのタイトルと当該等価交換により顧客の支
払うべき差額とを等価交換の条件として提示する等価交
換条件提示データD32を携帯型専用端末502に送信
する。
【0593】この結果、データ提供システム500で
は、データ提供サーバ501に携帯型専用端末502か
ら等価交換を承諾する等価交換承諾データが送信される
と、等価交換によって発生した差額を顧客に支払わせて
携帯型専用端末502から顧客の占有していたコンテン
ツデータを返却のために消去すると共に、当該顧客にパ
ッケージメディアを引き渡すようにして、顧客の占有し
ているコンテンツデータD21と当該コンテンツデータ
D21が格納されたパッケージメディアとの交換価値を
ほぼ等価にしてそのパッケージメディアとコンテンツデ
ータD21とを交換するようにした。
【0594】従って、このデータ提供システム500で
は、携帯型専用端末502を利用してコンテンツデータ
D21をレンタルした顧客がそのコンテンツデータD2
1を他の機器で再生して楽しむことを望み、又は携帯型
専用端末502によるコンテンツデータD21の保管に
不安を抱いてパッケージメディアによる保管を望んだ場
合に、当該コンテンツデータD21とパッケージメディ
アとの交換価値をほぼ等価にし、顧客に最小限の投資で
コンテンツデータD21をパッケージメディアと交換し
て提供することができる。
【0595】この結果、このデータ提供システム500
では、インターネットを利用して配信しているコンテン
ツデータD21を格段的に取得し易くすることができ
る。
【0596】また、このデータ提供システム500で
は、このようなコンテンツデータD21とパッケージメ
ディアとの等価交換を実行するため、顧客にとって格段
的に利用し易くすることができる。
【0597】さらに、このデータ提供システム500で
は、データ提供サーバ501にのみアクセス可能な携帯
型専用端末502を使用する顧客に対して等価交換を利
用させるため、当該顧客がデータ提供サーバ501以外
のサーバからそのデータ提供サーバ501の提供価格と
は異なる価格で取得したコンテンツデータを用いて等価
交換を不当に利用し、又はパッケージメディアからダウ
ンロードしたコンテンツデータを用いて等価交換を不当
に利用することをほぼ確実に防止することができる。
【0598】以上の構成によれば、データ提供サーバ5
01により、顧客の使用する携帯型専用端末502から
のレンタル要求に応じて指定されたコンテンツデータD
21を当該携帯型専用端末502に送信して記録するよ
うにしてレンタルし、この後、携帯型専用端末502か
らレンタルしたコンテンツデータD21をパッケージメ
ディアと交換するように要求されると、当該コンテンツ
データD21と交換可能なパッケージメディアを検出し
てそのパッケージメディアと顧客の占有しているコンテ
ンツデータD21との交換価値をほぼ等価にするための
条件を提示するようにしたことにより、顧客が配信によ
ってコンテンツデータを取得しても当該顧客の占有する
コンテンツデータD21を最小限の投資でパッケージメ
ディアと交換することができる分、インターネット50
4を利用して配信しているコンテンツデータD21を格
段的に取得し易くすることができ、かくしてコンテンツ
データの配信を普及させ得るデータ提供システムを実現
することができる。
【0599】なお、上述した第7の実施の形態において
は、データ提供サーバ501から顧客のレンタルしたコ
ンテンツデータD21をパッケージメディアと等価交換
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、データ提供サーバ501から顧客の購入したコ
ンテンツデータをパッケージメディアと等価交換するよ
うにしても良い。
【0600】因みに、上述した第7の実施の形態によれ
ば、レンタルしたコンテンツデータD21をパッケージ
メディアと等価交換したため、当該コンテンツデータD
21をレンタル期間の終了時には返却のために消去して
いたが、顧客の購入したコンテンツデータをこれと同一
のコンテンツデータが格納されたパッケージメディアと
等価交換する場合には、当該顧客が異なるコンテンツデ
ータを不当に占有するわけではないため、パッケージメ
ディアと等価交換したそのコンテンツデータの扱いを消
去と顧客がそのまま保存する場合とのいずれにしても良
い。
【0601】また、上述した第7の実施の形態において
は、顧客の占有しているコンテンツデータD21と等価
交換したパッケージメディアをパッケージ提供サーバ5
03によって顧客に配送するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、顧客の占有しているコ
ンテンツデータD21と等価交換したパッケージメディ
アをコンテンツデータD21の返却時に取扱店で顧客に
直接引き渡すようにしても良い。
【0602】さらに、上述した第7の実施の形態におい
ては、顧客の占有しているシングル曲でなるコンテンツ
データD21をシングルCDでなるパッケージメディア
と等価交換するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、顧客の占有しているシングル曲でな
るコンテンツデータD21をアルバムCDでなるパッケ
ージメディアと等価交換するようにしても良い。
【0603】さらに、上述した第7の実施の形態におい
ては、等価交換対象のコンテンツデータとパッケージメ
ディアとにそれぞれ音楽(シングル曲及びシングルC
D)を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、等価交換対象のコンテンツデータ及
びパッケージメディアとしては映画や、書籍等のように
この他種々のコンテンツを適用することができる。この
ようにすれば、データ提供システムの利便性及び汎用性
を格段的に向上させることができると共に、コンテンツ
データの配信をさらに普及させることができる。
【0604】さらに、上述した第7の実施の形態におい
ては、顧客の占有するコンテンツデータD21とパッケ
ージメディアとの等価交換によって交換価値をほぼ等価
にするための差額を顧客が金銭によって支払うようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デー
タ提供サーバ501により顧客にコンテンツデータD2
1のレンタルや購入に応じて割引等の特典を与えるため
のポイントを発行して蓄積しておき、当該顧客の占有す
るコンテンツデータD21とパッケージメディアとの等
価交換によって交換価値をほぼ等価にするための差額の
支払いに金銭の一部又は全てに代えてその顧客の取得し
ているポイントを利用するようにしても良い。
【0605】さらに、上述した第7の実施の形態におい
ては、データ提供サーバ501から当該データ提供サー
バ501にのみアクセス可能な携帯型専用端末502を
用いてコンテンツデータD21をレンタルし、当該レン
タルしたコンテンツデータD21をパッケージメディア
と等価交換するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話
機等のようにインターネット504に接続し得る機器で
あれば、この他種々の機器を利用してデータ提供サーバ
501からコンテンツデータを購入及びレンタルし、当
該購入及びレンタルしたコンテンツデータをパッケージ
メディアと等価交換するようにしても良い。
【0606】因みに、パーソナルコンピュータや携帯電
話機等の携帯型専用端末502とは異なる他の機器を用
いてデータ提供サーバ501を利用する場合には、当該
機器を用いてデータ提供サーバ501から購入及びレン
タルするコンテンツデータに当該コンテンツデータの提
供元であるデータ提供サーバ501を識別するためのサ
ーバ識別情報を付加しておき、等価交換が要求されたと
きには顧客に等価交換を許可するか否かを判断する際に
等価交換用に提示されたコンテンツデータをサーバ識別
情報によってデータ提供サーバ501から提供したもの
であるか否か判断し、他のデータ提供サーバから取得し
たコンテンツデータを等価交換用に提示しているときに
は等価交換を許可しないようにする。これにより、デー
タ提供サーバが他のデータ提供サーバで提供しているコ
ンテンツデータを等価交換することにより損害を受ける
ことを防止することができる。
【0607】また、携帯型専用端末502とは異なる機
器によってレンタルしたコンテンツデータをパッケージ
メディアと等価交換するときには、当該機器から送信さ
れた交換承諾データを受信した時点でその機器に記録さ
れている等価交換対象のコンテンツデータを消去し、そ
の確認が取れたうえで当該コンテンツデータに対するパ
ッケージメディアの等価交換を承認する。これにより、
携帯型専用端末502とは異なる機器が一度等価交換し
たレンタル用のコンテンツデータを再び用いて不当に等
価交換することを防止することかできる。
【0608】(9)第8の実施の形態 図38との対応部分に同一符号を付して示す図45は、
第8の実施の形態によるデータ提供システム600を示
し、データ提供サーバ601の構成と、当該データ提供
サーバ601にのみアクセス可能な携帯型専用端末60
2の構成とを除いて上述した第7の実施の形態によるデ
ータ提供システム500と同様に構成されている。
【0609】この場合、データ提供サーバ601は、携
帯型専用端末602から送信されたコンテンツ指定デー
タを受信部515によって受信すると、図38及び図3
9について上述した第7の実施の形態によるデータ提供
サーバ501と同様に処理することによりヘッダデータ
D23を付加したコンテンツデータD21を送信部52
1からインターネット504を介して携帯型専用端末6
02に送信することにより、指定されたコンテンツデー
タD21を顧客にレンタルする。
【0610】因みに、コンテンツデータD21に対する
レンタル期間の終了時には、携帯型専用端末602を取
扱店に持ち込めば、レンタルしていたコンテンツデータ
D21を返却のために消去し、当該レンタル期間が終了
しても携帯型専用端末602が取扱店に持ち込まれない
ときには、携帯型専用端末602の内部においてそのコ
ンテンツデータD21を返却のために消去又は再生不可
能な状態にする。
【0611】ところで、データ提供サーバ601は、顧
客の占有するシングル曲でなる1又は複数のコンテンツ
データD21をシングルCD又はアルバムCDでなるパ
ッケージメディアと等価交換し得るようになされてい
る。
【0612】すなわち、データ提供サーバ601は、携
帯型専用端末602からレンタルにより顧客の占有して
いる例えば複数のコンテンツデータD21(シングル
曲)をパッケージメディア(アルバムCD)と等価交換
することを希望する等価交換要求データが送信される
と、これを受信部515によって受信して受信データ判
別部516に取り込む。
【0613】ここで、図45と共に図46に示すよう
に、携帯型専用端末602から送信された等価交換要求
データD40には、顧客の氏名、顧客ID、パスワー
ド、等価交換用として顧客の提示した複数のコンテンツ
データD21のタイトル及び等価交換の有無を表す等価
交換情報(内容は「1」を示す)が格納されている。
【0614】従って、データ提供サーバ601は、受信
データ判別部516により等価交換要求データD40を
顧客ID抽出部525及び顧客更新検索部518を順次
介して判別部610に送出する。
【0615】データ提供サーバ601は、判別部610
により図38及び図40について上述した場合と同様に
して顧客に等価交換を許可するか否かを判別し、当該顧
客に等価交換を許可したときには等価交換要求データD
40に顧客のコード化した氏名、等価交換用として提示
されたコンテンツデータD21のコンテンツID、レン
タル料の支払い方法及び実際に支払った金額を格納して
等価交換処理データD41を生成し、当該生成した等価
交換要求データD41を価値判断部611に送出する。
【0616】ここで、図47(A)乃至(C)に示すよ
うに、データ提供サーバ601に設けられているパッケ
ージメディアデータベース612には、コンテンツデー
タD21用のコンテンツデータテーブル620と、シン
グルCDでなるシングル用のシングルデータテーブル6
21と、アルバムCDでなるパッケージメディア用のア
ルバムデータテーブル622とが予め記憶されている。
【0617】この場合、コンテンツデータテーブル62
0は、データ提供サーバ501が販売及びレンタルする
コンテンツD21のタイトルとコンテンツIDとが対応
付けられていると共に、コンテンツデータD21が例え
ば年間ランキングで1位を獲得した曲であれば取得要求
が比較的多いために10ポイントを割り当て、最下位の
曲であれば取得要求が比較的少ないために1ポイントを
割り当てるように当該年間ランキングに応じて割り当て
たポイント(以下、これをランキングポイントと呼ぶ)
と、コンテンツデータD21が初めて発表された年代が
最近であれば取得要求が比較的多いために10ポイント
を割り当て、数年前のようにかなり古い曲であれば取得
要求が比較的少ないために1ポイントを割り当てるよう
に当該発表された年代に応じて割り当てたポイント(以
下、これを年代ポイントと呼ぶ)と、これらランキング
ポイント及び年代ポイントを合計した合計ポイントとが
市場価値としてコンテンツデータD21に対応付けられ
て構成されている。
【0618】さらに、シングルデータテーブル621
は、シングルCDでなるパッケージメディアのタイト
ル、パッケージID、ランキングポイント及び年代ポイ
ントからなる市場価値、販売価格が対応づけられて構成
されており、アルバムデータテーブル621は、アルバ
ムCDでなるパッケージメディアのタイトル、パッケー
ジID、ランキングポイント及び年代ポイントからなる
市場価値、販売価格が対応づけられて構成されている。
【0619】従って、データ提供サーバ601は、価値
判断部611により予め設定された検索条件に従ってパ
ッケージ検索部528を介してパッケージメディアデー
タベース612のコンテンツデータベース620を検索
することにより、等価交換用として提示された複数のコ
ンテンツデータD21(シングル曲)にそれぞれ付けら
れた合計ポイントを全て読み出して加算してこれら複数
のコンテンツデータD21全体のポイント(以下、これ
を全体ポイントと呼ぶ)を算出する。
【0620】そして、データ提供サーバ601は、価値
判断部611によって算出した全体ポイントに基づいて
パッケージ検索部528を介してパッケージメディアデ
ータベース612のアルバムデータベース622を検索
することにより当該全体ポイントと同じ合計ポイントが
付けられたアルバムCDでなる1又は複数のパッケージ
メディアを等価交換可能なものとして検出すると共に、
当該検出したパッケージメディアのタイトル、パッケー
ジID及び販売価格を読み出す。
【0621】このようにしてデータ提供サーバ601
は、価値判断部611により、顧客の提示した複数のコ
ンテンツデータD21と等価交換可能な1又は複数のパ
ッケージメディアを検出すると、当該検出した個々のパ
ッケージメディアと、顧客の提示した複数のコンテンツ
データD21との交換価値をそれぞれほぼ等価にするた
めに当該パッケージメディアの販売価格と、これら複数
のコンテンツデータD21全体に対して顧客の支払った
レンタル料とを比較して差額を算出する。
【0622】これによりデータ提供サーバ601は、価
値判断部611により等価交換要求データD31に等価
交換可能な1又は複数のパッケージメディアのタイトル
及びパッケージIDと、当該等価交換を実行するうえで
顧客の占有するコンテンツデータ、及びパッケージメデ
ィアの交換価値をほぼ等価にするために差額を顧客が支
払う、又は差額をデータ提供サーバ601側が顧客に支
払う、さらには販売価格とレンタル料とが同額であるた
めに差額の支払いがなくても交換価値を実行し得るのよ
うに設定した等価交換の条件とを格納するようにして等
価交換条件提示データD42を生成する。
【0623】そして、データ提供サーバ601は、等価
交換条件提示データD42を送信部521からインター
ネット504を介して携帯型専用端末602に送信する
ことにより、図48(A)乃至(C)に示すように、顧
客に複数のコンテンツデータD21と等価交換可能な1
又は複数のパッケージメディアを通知すると共に、当該
コンテンツデータD21とパッケージメディアとを等価
交換するための条件を通知する。
【0624】この結果、データ提供サーバ601は、携
帯型専用端末602から等価交換を承諾し、かつ等価交
換可能なパッケージメディアの候補が複数あるときには
これらパッケージメディアのうちから顧客の選択したパ
ッケージメディアを表す交換承諾データが送信される
と、これを受信部515によって受信して受信データ判
別部516から判別部610に送出することにより当該
判別部610により交換承諾データに基づいて顧客によ
り等価交換が承諾されたことを確認すると共に、等価交
換用に選択されたパッケージメディアを確認する。
【0625】そして、データ提供サーバ601は、判別
部610により等価交換用として顧客の選択したパッケ
ージメディアのパッケージIDを用いてパッケージ配送
依頼情報を生成して送信データ生成部520に送出し、
当該送信データ生成部520によりパッケージ配送依頼
データを生成して送信部521からインターネット50
4を介してパッケージ提供サーバ503に送信する。
【0626】このようにしてデータ提供サーバ601
は、この後、図38について上述した第7の実施の形態
によるデータ提供サーバ501と同様に処理し、かくし
て顧客の占有している複数のコンテンツデータD21を
アルバムCDでなる1つのパッケージメディアと交換価
値をほぼ等価にして等価交換する。
【0627】一方、図45に示すように、携帯型専用端
末602は、顧客により操作部540を介してレンタル
を希望するコンテンツデータの指定情報が入力される
と、図38について上述した第7の実施の形態による携
帯型専用端末502と同様の処理を実行してデータ提供
サーバ601からコンテンツデータD21をレンタルす
る。
【0628】また、携帯型専用端末602は、顧客によ
り操作部540を介して等価交換用に複数のコンテンツ
データD21を指定した等価交換要求が入力されると、
要求データ生成部630により図46について上述した
等価交換要求データD40を生成し、当該生成した等価
交換要求データD40を送信部543からインターネッ
ト504を介してデータ提供サーバ601に送信する。
【0629】この結果、携帯型専用端末602は、デー
タ提供サーバ601からインターネット504を介して
等価交換条件提示データD42が送信されると、これを
受信部544によって受信して判別部545から再生部
549に送出することにより顧客にコンテンツデータD
21と等価交換可能な1又は複数のパッケージメディア
のタイトルと、これらパッケージメディア毎に等価交換
を実行するための条件(差額の支払い又は払い受け、さ
らには差額が生じていない)を通知する。
【0630】これにより携帯型専用端末602は、顧客
により操作部540を介して等価交換の承諾と、複数の
パッケージメディアのうちから顧客が等価交換用に選択
したパッケージメディアを示す情報が得られると、要求
データ生成部630により当該承諾と選択したパッケー
ジメディアとを表す交換承諾データを生成して送信部5
43からインターネット504を介してデータ提供サー
バ601に送信する。
【0631】このようにして携帯型専用端末602は、
この後、データ提供サーバ601からインターネット5
04を介して等価交換承認データが送信されると、これ
を受信部544によって受信して判別部545から再生
部549に送出することにより顧客に等価交換が承認さ
れたことと、パッケージメディアの受け渡し方法等を通
知する。
【0632】因みに、携帯型専用端末602は、データ
提供サーバ601からインターネット504を介して等
価交換不許可データが送信されると、これを受信部54
4によって受信して判別部545から再生部549に送
出することにより顧客に等価交換が許可されなかったこ
とを通知する。
【0633】ここで、データ提供システム600のデー
タ提供サーバ601と携帯型専用端末602とパッケー
ジ提供サーバ503とによる等価交換処理手順について
まとめると、図43(A)及び図44(A)との対応部
分に同一符号を付した図49(A)及び図50(A)に
示すように、まず携帯型専用端末602はルーチンRT
35の開始ステップから入ってステップSP351に移
り、当該ステップSP351乃至ステップSP354の
処理を順次実行してステップSP401に移る。
【0634】ステップSP401において、携帯型専用
端末602は、操作部540を介して複数のコンテンツ
データD21が等価交換用として指定された等価交換要
求が入力されることを待ち受け、当該等価交換要求が入
力されるまでの間は、ステップSP351に戻って続く
ステップSP352−SP353−SP354−SP4
01の処理ループを繰り返す。
【0635】そして、ステップSP401において、携
帯型専用端末602は、操作部540を介して等価交換
要求が入力されると、ステップSP402に移って要求
データ生成部630により等価交換要求データD40を
生成して送信部543からデータ提供サーバ601に送
信し、ステップSP357に移る。
【0636】一方、図43(B)及び図44(B)との
対応部分に同一符号を付した図49(B)及び図50
(B)に示すように、データ提供サーバ601は、ルー
チンRT36の開始ステップから入ってステップSP3
71に移り、当該ステップSP371乃至ステップSP
375の処理を順次実行することによりステップSP3
74において顧客に等価交換を許可すると、ステップS
P411に移る
【0637】ステップSP411において、データ提供
サーバ601は、価値判断部611により顧客の占有す
る複数のコンテンツデータD21の全体ポイントと、同
じ合計ポイントが付けられた1又は複数のパッケージメ
ディアを等価交換可能なパッケージメディアとして検出
し、当該検出したパッケージメディアそれぞれと複数の
コンテンツデータD21との交換価値をほぼ等価にする
ための条件を表す等価交換条件提示データD42を生成
して送信部521から携帯型専用端末602に送信し、
ステップSP412に移る。
【0638】このとき、ステップSP375において、
携帯型専用端末602は、データ提供サーバ601から
等価交換条件提示データD32又は等価交換不許可デー
タが送信されることを待ち受けており、いずれかのデー
タを受信部544によって受信するとステップSP35
8に移り、当該受信したデータが等価交換条件提示デー
タD42であるときにはステップSP403に移る。
【0639】ステップSP403において、携帯型専用
端末602は、顧客による操作部540の操作に応じて
要求データ生成部630により等価交換の承諾と、複数
のパッケージメディアのなかから顧客が等価交換用に選
択したパッケージメディアとを表す交換承諾データを生
成し、当該生成した交換承諾データを送信部543から
データ提供サーバ601に送信してステップSP361
に移り、この後等価交換承認データを受信部544によ
って受信すると、ステップSP404に移って当該携帯
型専用端末602による処理を終了する。
【0640】また、ステップSP412において、デー
タ提供サーバ601は、携帯型専用端末602から交換
承諾データが送信されることを待ち受けており、当該交
換承諾データを受信部515によって受信すると、続く
ステップSP379乃至ステップSP381の処理を順
次実行した後、ステップSP413に移って当該データ
提供サーバ601による処理を終了する。かくしてデー
タ提供システム600における等価交換処理手順を全て
終了する。
【0641】以上の構成において、このデータ提供シス
テム600では、データ提供サーバ601に、携帯型専
用端末602からコンテンツデータD21のレンタルを
要求するコンテンツ指定データが送信されると、これに
応じて携帯型専用端末602に指定されたコンテンツデ
ータD21を送信して記録させ、このようにして当該携
帯型専用端末602を用いて顧客にコンテンツデータD
21をレンタルするようにした。
【0642】そして、このデータ提供システム600で
は、データ提供サーバ601に携帯型専用端末602か
ら、レンタルにより顧客の占有している複数のコンテン
ツデータD21(シングル曲)を一括して1つのパッケ
ージメディア(アルバムCD)との等価交換を要求する
等価交換要求データD30が送信されると、当該データ
提供サーバ601によりこれら複数のコンテンツデータ
D21の全体ポイントを検出すると共に、当該検出した
全体ポイントと同じ合計ポイントのパッケージメディア
(アルバムCD)を等価交換可能として検出し、当該検
出したパッケージメディアそれぞれと顧客の占有してい
る複数のコンテンツデータとの交換価値とをほぼ等価に
する条件を提示する等価交換条件提示データD42を携
帯型専用端末602に送信する。
【0643】この結果、データ提供システム600で
は、データ提供サーバ601に携帯型専用端末602か
ら等価交換を承諾し、かつ等価交換用に選択したパッケ
ージメディアを示す等価交換承諾データが送信される
と、等価交換による差額を決済して携帯型専用端末60
2から顧客の占有していた複数のコンテンツデータを返
却のために消去すると共に、当該顧客にパッケージメデ
ィアを引き渡すようにして、顧客の占有している複数の
コンテンツデータD21とアルバムCDでなるパッケー
ジメディアとの交換価値をほぼ等価にしてそのパッケー
ジメディアと各コンテンツデータD21とを交換するよ
うにした。
【0644】従って、このデータ提供システム600で
は、データ提供サーバ601により等価交換可能なパッ
ケージメディアを検索する場合、複数のコンテンツデー
タD21の全体ポイントと、パッケージメディアの合計
ポイントとをマッチングさせるため、顧客の占有する複
数のコンテンツデータD21を、これらと同一又は異な
るコンテンツデータが格納されたアルバムCDでなるパ
ッケージメディアと等価交換することができる。
【0645】そして、このデータ提供システム600で
は、データ提供サーバ601によりこのようなポイント
によるマッチングを行えば゛例えば複数のコンテンツデ
ータD21を1つのシングルCDでなるパッケージメデ
ィアと等価交換し、又は1つのコンテンツデータD21
でもアルバムCDでなるパッケージメディアとの等価交
換が可能になり、等価交換の利便性を格段的に向上させ
ることができる。
【0646】この結果、このデータ提供システム600
では、顧客にとってさらに格段的に利用し易くすること
ができ、これにより本システムの利用者が増えれば、イ
ンターネットを利用したコンテンツデータD21の配信
をさらに普及させることができる。
【0647】以上の構成によれば、データ提供サーバ6
01により、顧客の使用する携帯型専用端末602から
のレンタル要求に応じて指定されたコンテンツデータD
21を当該携帯型専用端末602に送信して記録するよ
うにしてレンタルし、この後、携帯型専用端末602か
らレンタルしたコンテンツデータD21をパッケージメ
ディアと交換するように要求されると、当該コンテンツ
データD21に対して市場価値に応じて選定したポイン
トと、パッケージメディアに対して市場価値に応じて選
定したポイントとをマッチングして当該コンテンツデー
タと交換可能なパッケージメディアを検出し、当該検出
したパッケージメディアと顧客の占有しているコンテン
ツデータD21との交換価値をほぼ等価にするための条
件を提示するようにしたことにより、上述した第7の実
施の形態によって得られる効果に加えて、等価交換の利
便性を格段的に向上させることができ、かくしてインタ
ーネットを利用したコンテンツデータD21の配信をさ
らに普及させ得るデータ提供システムを実現することが
できる。
【0648】なお、上述した第8の実施の形態において
は、コンテンツデータ、シングルCDでなるパッケージ
メディア及びアルバムCDでなるパッケージメディアに
対してそれぞれ年間ランキングと初めて発表した年代に
応じてポイントを割り当てるようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、年間ランキング及び初
めて発表した年代に加えて、売上により比較的多く売れ
たものは希少価値が比較的低いために1ポイントを割り
当て、ほとんど売れていないものに対しては希少価値が
比較的高いために10ポイントを割り当てるようにして
も良い。また、これら年間ランキング、初めて発表した
年代及び売上をいずれか1つ又は組み合わせて用いるよ
うにしてポイントを割り当てるようにしても良い。
【0649】また、上述した第8の実施の形態において
は、データ提供サーバ601から顧客のレンタルしたコ
ンテンツデータD21をパッケージメディアと等価交換
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、データ提供サーバ601から顧客の購入したコ
ンテンツデータをパッケージメディアと等価交換するよ
うにしても良い。
【0650】因みに、上述した第8の実施の形態によれ
ば、レンタルしたコンテンツデータD21をパッケージ
メディアと等価交換したため、当該コンテンツデータD
21をレンタル期間の終了時には返却のために消去して
いたが、顧客の購入したコンテンツデータをこれと同一
のコンテンツデータが格納されたパッケージメディアと
等価交換する場合には、当該顧客が異なるコンテンツデ
ータを不当に占有するわけではないため、パッケージメ
ディアと等価交換したそのコンテンツデータの扱いを消
去と顧客がそのまま保存する場合とのいずれにしても良
い。
【0651】さらに、上述した第8の実施の形態におい
ては、顧客の占有しているコンテンツデータD21と等
価交換したパッケージメディアをパッケージ提供サーバ
503によって顧客に配送するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、顧客の占有している
コンテンツデータD21と等価交換したパッケージメデ
ィアを取扱店で顧客に直接引き渡すようにしても良い。
【0652】さらに、上述した第8の実施の形態におい
ては、等価交換対象のコンテンツデータとパッケージメ
ディアとにそれぞれ音楽(シングル曲及びシングルC
D)を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、等価交換対象のコンテンツデータ及
びパッケージメディアとしては映画や、書籍等のように
この他種々のコンテンツを適用することができる。この
ようにすれば、データ提供システムの利便性及び汎用性
を格段的に向上させることができると共に、コンテンツ
データの配信をさらに普及させることができる。
【0653】さらに、上述した第8の実施の形態におい
ては、顧客の占有するコンテンツデータD21とパッケ
ージメディアとの等価交換によって交換価値をほぼ等価
にするための差額を金銭によって決済するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、データ提
供サーバ601により顧客にコンテンツデータD21の
レンタルや購入に応じて割引等の特典を与えるためのポ
イントを発行して蓄積しておき、当該顧客の占有するコ
ンテンツデータD21とパッケージメディアとの等価交
換によって交換価値をほぼ等価にするための差額を金銭
の一部又は全てに代えてその顧客の取得しているポイン
トで決済するようにしても良い。
【0654】さらに、上述した第8の実施の形態におい
ては、データ提供サーバ601から当該データ提供サー
バ601にのみアクセス可能な携帯型専用端末602を
用いてコンテンツデータD21をレンタルし、当該レン
タルしたコンテンツデータD21をパッケージメディア
と等価交換するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話
機等のようにインターネット504に接続し得る機器で
あれば、この他種々の機器を利用してデータ提供サーバ
601からコンテンツデータを購入及びレンタルし、当
該購入及びレンタルしたコンテンツデータをパッケージ
メディアと等価交換するようにしても良い。
【0655】因みに、パーソナルコンピュータや携帯電
話機等の携帯型専用端末602とは異なる他の機器を用
いてデータ提供サーバ601を利用する場合には、当該
機器を用いてデータ提供サーバ601から購入及びレン
タルするコンテンツデータに当該コンテンツデータの提
供元であるデータ提供サーバ601を識別するためのサ
ーバ識別情報を付加しておき、等価交換が要求されたと
きには顧客に等価交換を許可するか否かを判断する際に
等価交換用に提示されたコンテンツデータをサーバ識別
情報によってデータ提供サーバ601から提供したもの
であるか否か判断し、他のデータ提供サーバから取得し
たコンテンツデータを等価交換用に提示しているときに
は等価交換を許可しないようにする。これにより、デー
タ提供サーバが他のデータ提供サーバで提供しているコ
ンテンツデータを等価交換することにより損害を受ける
ことを防止することができる。
【0656】また、携帯型専用端末602とは異なる機
器によってレンタルしたコンテンツデータをパッケージ
メディアと等価交換するときには、当該機器から送信さ
れた交換承諾データを受信した時点でその機器に記録さ
れている等価交換対象のコンテンツデータを消去し、そ
の確認が取れたうえで当該コンテンツデータに対するパ
ッケージメディアの等価交換を承認する。これにより、
携帯型専用端末602とは異なる機器が一度等価交換し
たレンタル用のコンテンツデータを再び用いて不当に等
価交換することを防止することかできる。
【0657】(10)第9の実施の形態 図51は、第9の実施の形態によるデータ提供システム
700を示し、図1乃至図3について上述したシステム
管理サイト2に対応するパーソナルコンピュータ構成の
システム管理サーバ701に、図1乃至図3について上
述した顧客3の利用するリクエスト端末に対応するパー
ソナルコンピュータ構成のリクエスト端末702と、図
1乃至図3について上述した取扱店4A乃至4Nに対応
するパーソナルコンピュータ構成のデータ提供サーバ7
03と、図1乃至図3について上述した販売会社5に対
応するパーソナルコンピュータ構成のパッケージ提供サ
ーバ704と、図1乃至図3について上述した広告主企
業サイト6に対応するパーソナルコンピュータ構成の広
告主企業サーバ705と、図1乃至図3について上述し
た携帯型専用端末7A乃至7Nに対応する携帯型専用端
末706とがそれぞれインターネット707を介して接
続されて構成されている。
【0658】図52に示すように、システム管理サーバ
701は、CPU(Central Processing Unit )等の制
御部710にバス711を介してRAM(Random Acces
s Memory)712、ROM(Read Only Memory)71
3、表示部714、入力部715、ハードディスクドラ
イブ(HDD:Hard Disk Drive )716及びネットワーク
インターフェイス717が接続されて構成されている。
【0659】この場合、制御部710は、ROM713
に予め格納された各種プログラムを読み出してRAM7
12上で展開することによりこれら各種プログラムに従
って図4について上述した更新部60及びマッチング部
63、図5について上述した課金処理部116、図8に
ついて上述した課金処理部156、コンテンツID抽出
部161、コンテンツ検索部162及び送信データ生成
部164、図11について上述した広告主企業情報更新
部213、顧客情報更新部215及びマッチング部21
6、図25について上述したマッチング部268と同様
の処理を実行し得るようになされている。
【0660】因みに、システム管理サーバ701は、R
OM713に予め格納された各種プログラムに従って図
4について上述した更新部60及びマッチング部63、
図5について上述した課金処理部116、図8について
上述した課金処理部156、コンテンツID抽出部16
1、コンテンツ検索部162及び送信データ生成部16
4、図11について上述した広告主企業情報更新部21
3、顧客情報更新部215及びマッチング部216、図
25について上述したマッチング部268と同様の処理
を実行するが、これら各種プログラムが格納されたプロ
グラム格納媒体をシステム管理サーバ701にインスト
ールすることによりこれら各種処理を実行するようにし
ても良い。
【0661】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムをシステム管理サーバ701
にインストールして実行可能な状態にするためのプログ
ラム格納媒体としては、例えばフレキシブルディスク、
CD−ROM、DVD等のパッケージメディアのみなら
ず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に格納され
る半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。ま
た、これらプログラム格納媒体に各種プログラムを格納
する手段としては、ローカルエリアネットワークやイン
ターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒
体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信イン
ターフェイスを介して格納するようにしても良い。
【0662】また、制御部710は、システム全体で利
用する顧客登録情報、広告主企業登録情報等の各種情報
をハードディスクドライブ716のハードディスクに記
録して保持管理している。
【0663】さらに、制御部710は、ネットワークイ
ンターフェイス717を介してリクエスト端末702、
データ提供サーバ703、パッケージ提供サーバ70
4、広告主企業サーバ705及び携帯型専用端末706
との間で顧客情報、広告主企業情報、顧客紹介情報及び
広告主企業紹介情報等の各種情報を授受し得るようにな
されている。
【0664】このようにしてパーソナルコンピュータ構
成のシステム管理サーバ701は、各種プログラムに従
って、図1について上述したシステム管理サイト2と同
様の機能を実現し得るようになされている。
【0665】因みに、システム管理サーバ701は、入
力部715及び表示部714を例えばハードディスクド
ライブ717に記録している各種情報等を確認するため
に使用している。
【0666】また、図53に示すように、リクエスト端
末702は、CPU等の制御部720にバス721を介
してRAM722、ROM723、表示部724、入力
部725、ハードディスクドライブ726及びネットワ
ークインターフェイス727が接続されて構成されてい
る。
【0667】この場合、制御部720は、ROM723
に予め格納された各種プログラムを読み出してRAM7
22上で展開することによりこれら各種プログラムに従
って図4について上述した要求データ生成部71及び表
示制御部74、図5について上述した操作情報判別部1
21、要求データ生成部122、判別部125及び課金
処理部127、図28について上述した要求データ生成
部321及び表示制御部324と同様の処理を実行し得
るようになされている。
【0668】因みに、リクエスト端末702は、ROM
723に予め格納された各種プログラムに従って図4に
ついて上述した要求データ生成部71及び表示制御部7
4、図5について上述した操作情報判別部121、要求
データ生成部122、判別部125及び課金処理部12
7、図28について上述した要求データ生成部321及
び表示制御部324と同様の処理を実行するが、これら
各種プログラムが格納されたプログラム格納媒体をリク
エスト端末702にインストールすることによりこれら
各種処理を実行するようにしても良い。
【0669】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムをリクエスト端末702にイ
ンストールして実行可能な状態にするためのプログラム
格納媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD
−ROM、DVD等のパッケージメディアのみならず、
各種プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半
導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。また、
これらプログラム格納媒体に各種プログラムを格納する
手段としては、ローカルエリアネットワークやインター
ネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を
利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信インター
フェイスを介して格納するようにしても良い。
【0670】また、制御部720は、アクセスし得るシ
ステム管理サーバ701やデータ提供サーバ703のア
ドレス情報等の各種情報をハードディスクドライブ72
6のハードディスクに記録して保持管理している。
【0671】さらに、制御部720は、ネットワークイ
ンターフェイス727を介してシステム管理サーバ70
1、データ提供サーバ703との間で顧客情報やコンテ
ンツデータの取得要求等の各種情報を授受し得るように
なされている。
【0672】因みに、リクエスト端末702は、顧客が
データ提供サーバ703にコンテンツデータ及び携帯型
専用端末706のレンタル予約を行うとき等に入力部7
25及び表示部724を使用している。
【0673】図54に示すように、データ提供サーバ7
03は、CPU等の制御部730にバス731を介して
RAM732、ROM733、表示部734、入力部7
35、ハードディスクドライブ736及びネットワーク
インターフェイス737が接続されて構成されている。
【0674】この場合、制御部730は、ROM733
に予め格納された各種プログラムを読み出してRAM7
32上で展開することによりこれら各種プログラムに従
って図4について上述したコンテンツ検索部62及びパ
ッケージ検索部64、図5について上述した記録制御部
117、図8について上述した受信データ判別部15
5、記録制御部157、操作情報判別部158及び要求
データ生成部159、図28について上述した検索部3
15及びマッチング部316、図38について上述した
受信データ判別部、コンテンツID抽出部517、顧客
更新検索部518、コンテンツ検索部519、送信デー
タ生成部520、顧客ID抽出部525、判別部52
6、価値判断部527及びパッケージ検索部528、図
45について上述した判別部610、価値判断部611
と同様の処理を実行し得るようになされている。
【0675】因みに、データ提供サーバ703は、RO
M733に予め格納された各種プログラムに従って図4
について上述したコンテンツ検索部62及びパッケージ
検索部64、図5について上述した記録制御部117、
図8について上述した受信データ判別部155、記録制
御部157、操作情報判別部158及び要求データ生成
部159、図28について上述した検索部315及びマ
ッチング部316、図38について上述した受信データ
判別部、コンテンツID抽出部517、顧客更新検索部
518、コンテンツ検索部519、送信データ生成部5
20、顧客ID抽出部525、判別部526、価値判断
部527及びパッケージ検索部528、図45について
上述した判別部610、価値判断部611と同様の処理
を実行するが、これら各種プログラムが格納されたプロ
グラム格納媒体をデータ提供サーバ703にインストー
ルすることによりこれら各種処理を実行するようにして
も良い。
【0676】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムをデータ提供サーバ703に
インストールして実行可能な状態にするためのプログラ
ム格納媒体としては、例えばフレキシブルディスク、C
D−ROM、DVD等のパッケージメディアのみなら
ず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に格納され
る半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。ま
た、これらプログラム格納媒体に各種プログラムを格納
する手段としては、ローカルエリアネットワークやイン
ターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒
体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信イン
ターフェイスを介して格納するようにしても良い。
【0677】また、制御部730は、取扱店を利用する
顧客の顧客登録情報や、携帯型専用端末706に提供す
るコンテンツデータ等の各種情報をハードディスクドラ
イブ736のハードディスクに記録して保持管理してい
る。
【0678】さらに、制御部730は、ネットワークイ
ンターフェイス737を介してシステム管理サーバ70
1、パッケージ提供サーバ704、当該システム管理サ
ーバ701を経由したリクエスト端末702及び携帯型
専用端末706との間で顧客情報、コンテンツデータ、
パッケージ配送依頼データ等の各種情報を授受し得るよ
うになされている。
【0679】因みに、データ提供サーバ703は、シス
テム管理サーバ701にコンテンツデータを要求すると
き等や、ハードディスクドライブ736に記録している
各種情報を確認するとき等に入力部735及び表示部7
34を使用している。
【0680】図55に示すように、パッケージ提供サー
バ704は、CPU等の制御部740にバス741を介
してRAM742、ROM743、表示部744、入力
部745、ハードディスクドライブ746及びネットワ
ークインターフェイス747が接続されて構成されてい
る。
【0681】この場合、制御部740は、ROM743
に予め格納された各種プログラムを読み出してRAM7
42上で展開することによりこれら各種プログラムに従
って図38について上述したパッケージID抽出部56
1、パッケージ検索部562、パッケージ取出制御部5
64及び出荷梱包指示部565と同様の処理を実行し得
るようになされている。
【0682】因みに、パッケージ提供サーバ704は、
ROM743に予め格納された各種プログラムに従って
図38について上述したパッケージID抽出部561、
パッケージ検索部562、パッケージ取出制御部564
及び出荷梱包指示部565と同様の処理を実行するが、
これら各種プログラムが格納されたプログラム格納媒体
をパッケージ提供サーバ704にインストールすること
によりこれら各種処理を実行するようにしても良い。
【0683】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムをパッケージ提供サーバ70
4にインストールして実行可能な状態にするためのプロ
グラム格納媒体としては、例えばフレキシブルディス
ク、CD−ROM、DVD等のパッケージメディアのみ
ならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に格納
される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良
い。また、これらプログラム格納媒体に各種プログラム
を格納する手段としては、ローカルエリアネットワーク
やインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線
通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通
信インターフェイスを介して格納するようにしても良
い。
【0684】また制御部740は、パッケージメディア
の在庫や保管情報等の各種情報をハードディスクドライ
ブ746のハードディスクに記録して保持管理してい
る。
【0685】さらに、制御部740は、ネットワークイ
ンターフェイス747を介してデータ提供サーバ703
との間でパッケージ配送依頼データや、配送手配完了デ
ータ等の各種情報を授受し得るようになされている。
【0686】因みに、パッケージ提供サーバ704は、
例えばハードディスクドライブ747に記録している各
種情報等を確認すために入力部745及び表示部744
を使用している。
【0687】図56に示すように、広告主企業サーバ7
05は、CPU等の制御部750にバス751を介して
RAM752、ROM753、表示部754、入力部7
55、ハードディスクドライブ756及びネットワーク
インターフェイス757が接続されて構成されている。
【0688】この場合、制御部750は、ROM753
に予め格納された各種プログラムを読み出してRAM7
52上で展開することによりこれら各種プログラムに従
って図11について上述した送信制御部231、表示制
御部234、顧客選定部237及び送信データ生成部2
38と同様の処理を実行し得るようになされている。
【0689】因みに、広告主企業サーバ705は、RO
M753に予め格納された各種プログラムに従って図1
1について上述した送信制御部231、表示制御部23
4、顧客選定部237及び送信データ生成部238と同
様の処理を実行するが、これら各種プログラムが格納さ
れたプログラム格納媒体を広告主企業サーバ705にイ
ンストールすることによりこれら各種処理を実行するよ
うにしても良い。
【0690】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムを広告主企業サーバ705に
インストールして実行可能な状態にするためのプログラ
ム格納媒体としては、例えばフレキシブルディスク、C
D−ROM、DVD等のパッケージメディアのみなら
ず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に格納され
る半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。ま
た、これらプログラム格納媒体に各種プログラムを格納
する手段としては、ローカルエリアネットワークやイン
ターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒
体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信イン
ターフェイスを介して格納するようにしても良い。
【0691】また、制御部750は、インターネット7
07を介して提供する配信データ等の各種情報をハード
ディスクドライブ756のハードディスクに記録して保
持管理している。
【0692】さらに、制御部7405、ネットワークイ
ンターフェイス757を介してシステム管理サーバ70
1との間で広告主企業情報及び顧客紹介情報等の各種情
報を授受し得るようになされている。
【0693】因みに、広告主企業サーバ705は、広告
主企業情報を入力するとき等に入力部755及び表示部
754を使用している。
【0694】図57に示すように、携帯型専用端末70
6は、コンテンツデータの記録再生機能を有し、自由に
持ち運び可能な端末本体770を、当該端末本体770
への充電機能及びインターネット707を利用した通信
機能を有するクレードル771に着脱自在に装着し得る
ように構成されている。
【0695】この場合、端末本体770は、筐体正面に
液晶ディスプレイでなる表示部772が設けられてお
り、当該表示部772にコンテンツデータに基づく映像
や当該コンテンツデータを取得するとき等に使用する各
種操作画面等を表示し得るようになされている。
【0696】また、筐体正面の表示部772下側には、
再生開始ボタン773、再生停止ボタン774、送信ボ
タン775が設けられており、これらボタンを用いてコ
ンテンツデータの再生開始命令や再生停止命令、データ
提供サーバ703等への各種要求を送信するための送信
命令を入力し得るようになされている。
【0697】因みに、筐体正面には端末本体770が充
電中であるときにこれを報知する充電ランプ776が設
けられると共に、携帯型専用端末706を販売及びレン
タルする取扱店のロゴマーク777が描かれている。
【0698】さらに、筐体上面には、ヘッドホンジャッ
ク778が設けられ、筐体右側面には電源ボタン779
及びボリューム調節ダイヤル780が設けられている。
これに加えて筐体左側面には取消ボタン781が設けら
れると共に、回動操作及び押圧操作自在な回転操作子
(以下、これをジョグダイヤルと呼ぶ)782が筐体の
表面から僅かに突出して設けられている。
【0699】これにより端末本体770は、コンテンツ
データを再生して得られた音声をヘッドホンジャック7
78からヘッドホンに送出して聴かせることができると
共に、この際、ボリューム調節ダイヤル780により音
量を調節し得るようになされている。
【0700】また、端末本体770は、表示部772に
操作画面等を表示しているときに、ジョグダイヤル78
2が回動操作されるとこれに応じて操作画面のスクロー
ル動作等を実行し、当該操作画面上で誤った情報や命令
を入力したときには取消ボタン781を用いて取り消す
ことができる。
【0701】一方、クレードル771は、AC(Altern
ating Current )アダプタ790が設けられており、端
末本体770が装着された状態でACアダプタ790が
商用電源等に接続されると、端末本体770内のバッテ
リを充電し得るようになされている。
【0702】また、クレードル771は、モジュラージ
ャック791、音声出力端子792及びUSB(Univer
sal Serial Bus)端子793が設けられており、当該モ
ジュラージャック791を介してシステム管理サーバ7
01やデータ提供サーバ703と通信することにより受
信したコンテンツデータ等を端末本体770に送出し、
端末本体770から得られる音声データを音声出力端子
792から外部のスピーカ等に出力し、また外部から得
られるコンテンツデータをUSB端子793から取り込
んで端末本体770に送出し得るようになされている。
【0703】ここで、携帯型専用端末706の回路構成
について図58を用いて説明する。まずクレードル77
1は、CPU800にバス801を介して記憶部80
2、USBコントローラ803、音声出力端子792、
モデム804が接続されており、ACアダプタ790か
ら取り込んだ電源電圧を電源供給部805で所定電圧の
内部電圧に変換してCPU800や各回路ブロックに供
給することによりクレードル771全体を駆動してい
る。
【0704】また、端末本体770は、CPU820に
バス821を介してフラッシュメモリ822、LCD
(Liquid Crystal Display)コントローラ823、アン
プ824、操作キーコントローラ825が接続されてお
り、バッテリ回路部826から内部電圧をCPU820
や各回路ブロックに供給することにより端末本体770
全体を駆動している。
【0705】そして、端末本体770は、クレードル7
71に装着された場合、電源入力端子831がクレード
ル771の電源供給端子830に接続されることにより
当該クレードル771の電源供給部805から電源供給
端子830及び電源入力端子831を順次介して供給さ
れる電源電圧をバッテリ回路部826に取り込んで充電
し、かくしてクレードル71から取り外された場合でも
自由に使用し得るようになされている。
【0706】また、端末本体770は、クレードル77
1に装着されると、本体側情報入出力端子833がクレ
ードル771に設けられているクレードル側情報入出力
端子832に接続されることによりクレードル771と
の間でデータや各種情報を授受し得るようになされてい
る。
【0707】実際上、携帯型専用端末706は、クレー
ドル771のUSB端子793をUSBケーブル(図示
せず)を介してデータ提供サーバ703に接続し得るよ
うになされており、顧客のレンタル予約等によりデータ
提供サーバ703からUSBケーブルを介して送信され
るコンテンツデータをUSB端子793からクレードル
771内部のUSBコントローラ803に取り込むと共
に、当該取り込んだコンテンツデータをクレードル側情
報入出力端子832から端末本体770に送出する。
【0708】この場合、端末本体770は、クレードル
771のクレードル側情報入出力端子832から送出さ
れたコンテンツデータを本体側入出力端子833からイ
ンターフェイス部834を介してCPU820に取り込
み、かくしてコンテンツデータをフラッシュメモリ82
2に記録する。
【0709】そして、端末本体770は、このようにフ
ラッシュメモリ882にコンテンツデータを記録する
と、この後、再生開始ボタン773の操作に応じて操作
キーコントローラ825から与えられる再生開始命令を
CPU820に取り込み、これによりフラッシュメモリ
822からコンテンツデータを再生し、当該再生したコ
ンテンツデータをLCDコントローラ823から表示部
772に送出すると共に、当該コンテンツデータをアン
プ824からヘッドホンジャック778に送出すること
により顧客にコンテンツを楽しませることができるよう
になされている。
【0710】また、端末本体770は、操作キーコント
ローラ825を介してコンテンツデータの取得要求等の
各種情報が入力されると、これをCPU820に取り込
み、当該CPU820からインターフェイス部834及
び本体側情報入出力端子833を順次介してクレードル
711に送出する。
【0711】このときクレードル711は、端末本体7
70から与えられる各種情報をクレードル側情報入出力
端子832から取り込み、当該取り込んだ各種情報をモ
デム804からモジュラージャック791を介してシス
テム管理サーバ701経由でデータ提供サーバ703等
に送信する。
【0712】この結果、クレードル711は、データ提
供サーバ703等からシステム管理サーバ701経由で
コンテンツデータ等の各種情報が送信されると、これを
モジュラージャック791からモデム804を介してC
PU800に取り込み、当該受信した各種情報をクレー
ドル側情報入出力端子832から端末本体770に送出
する。
【0713】これにより端末本体770は、クレードル
771から送出された各種情報を本体側情報入出力端子
833からインターフェイス部834を介してCPU8
20に取り込み、かくして表示部772及びヘッドホン
ジャック778を介して顧客にその情報の内容を通知
し、又はフラッシュメモリ822に記録する。
【0714】このようにして端末本体770は、CPU
820がROM840に予め格納された各種プログラム
を読み出してRAM841上で展開することによりこれ
ら各種プログラムに従って、図4について上述した記録
制御部81、再生制御部84及び要求データ生成部8
6、図11について上述した要求データ生成部241、
記録制御部245及び再生制御部248、図25につい
て上述した要求データ生成部270、図28について上
述した再生制御部342、要求データ生成部344及び
記録制御部347、図38について上述した操作情報判
別部541、要求データ生成部542、判別部545、
記録制御部546及び再生制御部548と、図45につ
いて上述した要求データ生成部630同様の処理を実行
し得るようになされている。
【0715】因みに、携帯型専用端末706の端末本体
770は、ROM840に予め格納された各種プログラ
ムに従って図4について上述した記録制御部81、再生
制御部84及び要求データ生成部86、図11について
上述した要求データ生成部241、記録制御部245及
び再生制御部248、図25について上述した要求デー
タ生成部270、図28について上述した再生制御部3
42、要求データ生成部344及び記録制御部347、
図38について上述した操作情報判別部541、要求デ
ータ生成部542、判別部545、記録制御部546及
び再生制御部548、図45について上述した要求デー
タ生成部630と同様の処理を実行するが、これら各種
プログラムが格納されたプログラム格納媒体を端末本体
770にインストールすることによりこれら各種処理を
実行するようにしても良い。
【0716】なお、このような上述した各種処理を実行
するための各種プログラムを携帯型専用端末706の端
末本体770にインストールして実行可能な状態にする
ためのプログラム格納媒体としては、例えばフレキシブ
ルディスク、CD−ROM、DVD等のパッケージメデ
ィアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続
的に格納される半導体メモリや磁気ディスク等で実現し
ても良い。また、これらプログラム格納媒体に各種プロ
グラムを格納する手段としては、ローカルエリアネット
ワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及
び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等の
各種通信インターフェイスを介して格納するようにして
も良い。
【0717】また、クレードル771は、記憶媒体80
2にアクセス可能なサーバのアドレス等の各種情報を記
憶しており、CPU800が当該記憶部802内の各種
情報に従って、システム管理サーバ701等との間で通
信し得るようになされている。
【0718】以上の構成において、このデータ提供シス
テム700では、システム管理サーバ701、リクエス
ト端末702、データ提供サーバ703、パッケージ提
供サーバ704及び広告主企業サーバ705をそれぞれ
パーソナルコンピュータ構成とした。
【0719】従って、このデータ提供システム700で
は、システム管理サーバ701、リクエスト端末70
2、データ提供サーバ703、パッケージ提供サーバ7
04及び広告主企業サーバ705をハード構成で新たに
制作する必要がなく、既存のパーソナルコンピュータに
各種プログラムをインストールするだけで、これらパー
ソナルコンピュータを用いてシステムを容易に構築する
ことができる。
【0720】また、このデータ提供システム700で
は、携帯型専用端末706についてはあえてパーソナル
コンピュータ構成とはせずに新たなハード構成のものを
用意したが、これは携帯型でかつ操作ボタンを簡略化す
ることで、パーソナルコンピュータを所有していない又
はパーソナルコンピュータの操作に不慣れな人でも容易
に、かつ手軽に扱えるようにしている。
【0721】以上の構成によれば、パーソナルコンピュ
ータ構成のシステム管理サーバ701、リクエスト端末
702、データ提供サーバ703、パッケージ提供サー
バ704及び広告主企業サーバ705を用いてシステム
を構築するようにしたことにより、既存のパーソナルコ
ンピュータを容易にシステム管理サーバ701、リクエ
スト端末702、データ提供サーバ703、パッケージ
提供サーバ704及び広告主企業サーバ705としてシ
ステム構築を容易、簡易にし得る。
【0722】(11)第10の実施の形態 図51との対応部分に同一符号を付して示す図59は、
第10の実施の形態によるデータ提供システム900を
示し、図1乃至図3について上述した携帯型専用端末7
A乃至7Nに対応する携帯型専用端末910の構成を除
いて第9の実施の形態によるデータ提供システム700
と同様に構成されている。
【0723】この場合、図60に示すように、携帯型専
用端末910は、コンテンツデータの記録再生機能を有
し、かつ自由に持ち運び可能な端末本体911を、当該
端末本体911への充電機能及びインターネット707
を利用した通信機能を有するクレードル912に着脱自
在に装着し得るように構成されている。
【0724】端末本体911は、筐体正面に液晶ディス
プレイでなる表示部913が設けられ、当該表示部91
3にコンテンツデータに基づく映像や当該コンテンツデ
ータを取得するとき等に使用する各種操作画面等を表示
し得るようになされている。
【0725】また、筐体正面の表示部913下側には、
「0」乃至「9」のテンキー構成の文字入力キー群91
4と、文字種変更キー915と、取消キー916とが設
けられ、表示部913にコンテンツ選択画面を表示した
状態で文字入力キー群914をテンキーとして使用すれ
ば、コンテンツに予め対応付けられている識別情報とし
てのバーコード用の数字を入力して所望のコンテンツを
選択指定し得ると共に、文字入力キー群914及び文字
種変更キー915並びに取消キー916を併用すれば、
コンテンツのタイトル等を和字(ひらがな及びカタカナ
並びに漢字)、英字(ローマ字)、数字及び記号等で入
力して所望のコンテンツを選択指定し得るようになされ
ている。
【0726】因みに、筐体正面には、端末本体911が
充電中であるときにこれを報知する充電ランプ917が
設けられると共に、携帯型専用端末910を販売及びレ
ンタルする取扱店のロゴマーク918が描かれている。
【0727】さらに、筐体上面にはヘッドホンジャック
919及びマイクロホン920が設けられ、筐体右側面
には電源ボタン921及びボリューム調節ダイヤル92
2が設けられている。
【0728】これに加えて筐体左側面には、データ提供
サーバ703等へ各種要求を送信するための送信ボタン
923が設けられると共に、回動操作及び押圧操作自在
なジョグダイヤル924が当該筐体の表面から僅かに突
出して設けられている。
【0729】これにより端末本体911は、表示部91
3にコンテンツデータ再生用の操作画面を表示した状態
でジョグダイヤル924が回動操作及び押圧操作される
と、例えば、コンテンツデータの再生開始命令や再生停
止命令等の各種命令を入力することができる。
【0730】このようにして端末本体911は、コンテ
ンツデータを再生して得られた音声をヘッドホンジャッ
ク919からヘッドホン(図示せず)に送出すると共
に、当該コンテンツデータを再生して得られた映像を表
示部913に表示してコンテンツを視聴させることがで
き、この際、ボリューム調節ダイヤル922の回動操作
に応じて音量を調節し得るようになされている。
【0731】また、図61に示すように、端末本体91
1は、筐体背面の上側中央にパターン認識用のカメラ9
25が設けられ、コンテンツに予め対応付けられている
バーコードの絵柄をそのカメラ925によって撮像して
所望のコンテンツを選択指定し得ると共に、当該カメラ
925及びマイクロホン920を併用することにより所
定時間(数秒間)の動画及び音声を所望の情報のメモ用
として取り込むこともできるようになされている。
【0732】さらに、筐体背面の下側には着脱可能なバ
ッテリパック926が装着され、電源ボタン921の押
下に応じて当該バッテリパック926から内部の各種回
路に電池電圧を供給して動作可能な状態に起動する。
【0733】因みに、筐体下面には、後述するコネクタ
が設けられ、当該コネクタを介してクレードル912に
電気的に接続し得ると共に、そのコネクタに、商用電源
等に接続されたACアダプタ927のコネクタ928を
接続することによりクレードル912を介さずにバッテ
リパック926を直接充電し得るようになされている。
【0734】一方、クレードル912(図60)は、筐
体上面にコネクタ929が設けられ、当該コネクタ92
9に端末本体911のコネクタを接続することによりそ
の端末本体911を電気的に接続し得る(すなわち、端
末本体911を装着し得る)ようになされている。
【0735】また、クレードル912は、ACアダプタ
927のコネクタ928が着脱可能に取り付けられ、A
Cアダプタ927が商用電源等に接続されると、当該A
Cアダプタ927から内部の各回路に電源電圧を供給し
て動作可能な状態に起動すると共に、端末本体911が
電気的に接続されると、そのACアダプタ927から当
該端末本体911のバッテリパック926に電源電圧を
供給して充電する。
【0736】さらに、クレードル912には、通信速度
の比較的遅い公衆回線網用のモジュラージャック930
と、公衆回線網よりも通信速度が格段的に高速なイーサ
ネット(登録商標)用のジャック(以下、これをイーサ
ジャックと呼ぶ)931とが設けられている。
【0737】これにより端末本体911は、クレードル
912に装着されると、利用する通信回線として公衆回
線網及びイーサネット(登録商標)のいずれか一方を任
意に選択させ、当該選択された公衆回線網及びイーサネ
ット(登録商標)に対応するモジュラージャック930
及びイーサジャック931を介してシステム管理サーバ
701やデータ提供サーバ703と通信する。
【0738】これに加えて、クレードル912には、映
像出力端子932及び音声出力端子933が設けられて
いる。
【0739】これにより端末本体911は、クレードル
912に装着された状態でコンテンツデータを再生した
ときには、当該コンテンツデータを構成する映像データ
及び音声データを映像出力端子932及び音声出力端子
933を介してテレビジョン受像機等の外部機器に送出
してコンテンツを視聴させ得るようになされている。
【0740】ここで、携帯型専用端末910の回路構成
について図62を用いて説明する。まず、端末本体91
1には、当該端末本体911及びクレードル912内の
各回路全体を統括的に制御するメインCPU940が設
けられている。
【0741】また、端末本体911には、当該端末本体
911内の各回路の起動及び停止を制御すると共に、ヒ
ューマンインターフェースとしての機能も有しているサ
ブCPU941が設けられている。
【0742】サブCPU941は、電源ボタン921が
押下されることにより当該電源ボタン921、文字入力
キー群914、文字種変更キー915、取消キー91
6、ボリューム調節ダイヤル922、送信ボタン923
及びジョグダイヤル924からなる操作部942から起
動命令が与えられると、バッテリパック926から供給
される電池電圧を内部の電源監視回路941Aに取り込
み、当該電源監視回路941Aにおいて電池電圧を複数
種類の所定レベルの内部電圧に変換して端末本体911
内のそれぞれ対応する回路に供給することによりこれら
各回路を個別に起動させる。
【0743】そして、サブCPU941は、メインCP
U940の実行する処理内容に応じて端末本体911内
の各回路の起動及び停止をそれぞれ個別に制御すること
によりバッテリパック926の電池電圧の無駄な消費を
極力低減させ得るようになされている。
【0744】メインCPU940は、端末本体911が
起動すると、Flash ROMでなるシステム用メモ
リ943に予め格納している各種プログラムをメモリバ
スB1を介して読み出してSDRAM944上で展開す
る。
【0745】これによりメインCPU940は、各種プ
ログラムに従って、図4について上述した記録制御部8
1、再生制御部84及び要求データ生成部86、図11
について上述した要求データ生成部241、記録制御部
245及び再生制御部248、図25について上述した
要求データ生成部270、図28について上述した再生
制御部342、要求データ生成部344及び記録制御部
347、図38について上述した操作情報判別部54
1、要求データ生成部542、判別部545、記録制御
部546及び再生制御部548、図45について上述し
た要求データ生成部630と同様の処理を実行し得るよ
うになされている。
【0746】すなわち、メインCPU940は、取扱店
において携帯型専用端末910の販売及びレンタルに先
立ち、Flash ROMでなるデータ用メモリ945
に、顧客が購入及び又はレンタル用に指定したコンテン
ツデータや当該コンテンツデータに付加されたヘッダデ
ータ、顧客登録に伴って発行された顧客ID等を圧縮符
号化された状態で記録している。
【0747】そして、メインCPU940は、携帯型専
用端末910がユーザに販売及びレンタルされた後、操
作部942からサブCPU941、シリアルバスでなる
CバスB2(一般的にはSM(System Management
)バスとも呼ばれている)を順次介して、コンテンツ
データの再生用の操作要求が入力されると、これに応じ
てシステム用メモリ943からメモリバスB1を介して
再生操作画面データを読み出し、当該読み出した再生操
作画面データをタイミングジェネレータ946に送出す
る。
【0748】タイミングジェネレータ946は、メイン
CPU940から与えられた画面データ及び映像データ
に基づいて表示部913を制御する(表示部913の1
画面分の複数画素にそれぞれ対応する液晶の発光タイミ
ングや発光強度等を制御する)ようになされており、当
該メインCPU940から再生操作画面データが与えら
れると、表示部913に再生操作画面データに基づく再
生操作画面を表示する。
【0749】この状態でメインCPU940は、操作部
942の操作に応じて再生操作画面上で再生対象のコン
テンツデータとその再生が指定され、これに応じて操作
部942からサブCPU941及びICバスB2を順
次介してコンテンツデータの指定命令及び再生開始命令
が与えられると、データ用メモリ945からメモリバス
B1を介して、指定された圧縮符号化されているコンテ
ンツデータ(以下、これを圧縮コンテンツデータと呼
ぶ)を読み出す。
【0750】そして、メインCPU940は、データ用
メモリ945から読み出した圧縮コンテンツデータを復
号化し、得られたコンテンツデータを構成する映像デー
タ及び音声データのうち当該映像データをタイミングジ
ェネレータ946に送出すると共に、音声データをデジ
タルアナログ変換器947においてアナログの音声信号
に変換した後、ヘッドホンアンプ948を介してヘッド
ホンジャック919に送出する。
【0751】これによりメインCPU940は、タイミ
ングジェネレータ946を介して表示部913に映像デ
ータに基づくコンテンツの映像を表示し得ると共に、ヘ
ッドホンジャック919に接続されたヘッドホン(図示
せず)から音声信号に基づくコンテンツの音声を出力
し、かくしてコンテンツを視聴させ得るようになされて
いる。
【0752】また、メインCPU940は、操作部94
2からサブCPU941及びICバスB2を順次介し
てメモ入力命令が与えられると、カメラ925によって
被写体を所定時間撮像し、得られた映像データを取り込
むと共に、その際、マイクロホン920を介して所定時
間周囲の音声を集音し、得られた音声信号をマイクアン
プ949及びアナログデジタル変換器950を順次介し
てデジタルの音声データに変換して取り込み、これら映
像データ及び音声データをメモデータとして圧縮符号化
した後、メモリバスB1を介してデータ用メモリ945
に送出して記録する。
【0753】因みに、メインCPU940は、この際、
文字入力キー群914、文字種変更キー915及び取消
キー916の操作に応じて操作部942からサブCPU
941及びICバスB2を順次介してメモに対するコ
メント等の文字列がテキストデータとして与えられる
と、当該テキストデータをメモデータに付加して圧縮符
号化した後、データ用メモリ945に記録する。
【0754】また、メインCPU940は、操作部94
2からサブCPU941及びICバスB2を順次介し
て、メモデータに対する再生開始命令が与えられると、
上述したコンテンツデータの再生時と同様に処理するこ
とにより表示部913及びヘッドホンを介してメモの内
容を確認させ得るようになされている。
【0755】ところで、メインCPU940には、PC
I(Peripheral Component Interconnect )バスB3、
バススイッチ951、PCI規格に準拠した所定のバス
(以下、これをPCI準拠バスと呼ぶ)B4、保護回路
952を順次介して、筐体下面に設けられたコネクタ9
53に電気的に接続されている。
【0756】保護回路952は、端末本体911内の各
回路を外部の静電気から保護し、かつ端末本体911内
のデータ(信号)処理によって発生する不要な輻射の外
部への漏洩を防止する機能を有している。
【0757】また、保護回路952は、コネクタ953
に正規のクレードル912のコネクタ929が接続され
たか否かを検出し、その検出結果をメインCPU940
に通知している。
【0758】メインCPU940は、保護回路952か
ら通知された検出結果に応じてバススイッチ951を制
御することにより、コネクタ953に正規のクレードル
912のコネクタ929が接続されるまでの間は保護回
路952との間の電気的な接続を遮断し、当該コネクタ
953に正規のクレードル912のコネクタ929が接
続されている間のみバススイッチ951を介して保護回
路952と電気的に接続する。
【0759】これによりメインCPU940は、コネク
タ953にクレードル912とは異なる電子機器が誤っ
て接続される等して当該コネクタ953がショートして
も自己を破損等から保護し得るようになされている。
【0760】ここで、クレードル912は、商用電源等
に接続されたACアダプタ927から供給される電源電
圧を内部の電源監視回路955に取り込み、当該電源監
視回路955において電源電圧を複数種類の所定レベル
の内部電圧に変換して当該クレードル912内のそれぞ
れ対応する回路に供給することによりこれら各回路を起
動させている。
【0761】また、クレードル912は、端末本体91
1が装着されると、電源監視回路955において電源電
圧を所定レベルの充電電圧に変換し、当該充電電圧をコ
ネクタ929から端末本体911のコネクタ953を介
してバッテリパック926に供給することにより充電す
る。
【0762】メインCPU940は、端末本体911が
クレードル912に装着された状態で、操作部942か
らサブCPU941及びICバスB2を順次介して通
信用の操作要求が与えられると、これに応じてシステム
用メモリ943からメモリバスB1を介して通信操作画
面データを読み出し、当該読み出した通信操作画面デー
タをタイミングジェネレータ946に送出することによ
り表示部913に通信操作画面データに基づく通信操作
画面を表示する。
【0763】この状態でメインCPU940は、操作部
942の操作に応じて通信操作画面上で公衆回線網及び
イーサネット(登録商標)のいずれか一方が任意に選択
されると共に、通信相手のURL(Uniform Resource L
ocator)が指定され、これに応じて操作部942からサ
ブCPU941及びICバスB2を順次介して通信回
線の選択指定命令及びURL並びに送信命令が与えられ
ると、当該URLで指定された通信相手に対するアクセ
ス要求データを生成する。
【0764】そして、メインCPU940は、通信に利
用する通信回線としてイーサネット(登録商標)が選択
された場合にはアクセス要求データを圧縮符号化し、得
られたアクセス要求圧縮データをPCIバスB3、バス
スイッチ951、PCI準拠バスB4、保護回路952
を順次介してコネクタ953からクレードル912に送
出すると共に、当該クレードル912においてそのアク
セス要求圧縮データをコネクタ929、イーサコントロ
ーラ956及びイーサインターフェース957を順次介
してイーサジャック931からイーサネット(登録商
標)経由で通信相手に送信する。
【0765】この結果、メインCPU940は、通信相
手からアクセスの要求に応じるアクセス確認データが圧
縮符号化されてイーサネット(登録商標)経由で返送さ
れると、当該圧縮符号化されたアクセス確認データ(以
下、これをアクセス確認圧縮データと呼ぶ)をクレード
ル912のイーサジャック931からイーサインターフ
ェース957、イーサコントローラ956及びコネクタ
929を順次介してコネクタ953に取り込むと共に、
当該アクセス確認データをそのコネクタ953から保護
回路952、PCI準拠バスB4、バススイッチ951
及びPCIバスB3を順次介して取り込んで復号化す
る。
【0766】ここで、携帯型専用端末910が通信可能
な(すなわち、通信を許可した)システム管理サーバ7
01や取扱店のデータ提供サーバ703から送信された
アクセス確認圧縮データには、当該システム管理サーバ
701やデータ提供サーバ703(又は取扱店)に固有
な識別コードが格納されている。
【0767】また、端末本体911のデータ用メモリ9
45には、携帯型専用端末910の販売及びレンタル時
に、通信可能な(すなわち、通信が許可された)システ
ム管理サーバ701やデータ提供サーバ703(又は取
扱店)に固有な識別コードが記録されている。
【0768】従って、メインCPU940は、アクセス
確認データを復号化してアクセス確認データを生成する
と、当該アクセス確認データに格納されている識別コー
ドを、データ用メモリ945に予め記録している識別コ
ードと比較する。
【0769】この結果、メインCPU940は、比較し
た識別コード同士が一致すれば、指定された通信相手が
通信の許可された正規の通信相手であると判断して通信
を続行することによりコンテンツデータの取得や、広告
主及び企業の紹介等を要求することができる。
【0770】これに対して、メインCPU940は、比
較した識別コード同士が異なり、又はアクセス確認デー
タに識別コードが格納されていなければ、指定された通
信相手が通信の許可された通信相手とは異なると判断し
て通信を強制終了することにより、携帯型専用端末91
0が通信の許可されていない通信相手と通信してコンテ
ンツデータ等が不当に利用されることを防止し得るよう
になされている。
【0771】このようにしてメインCPU940は、予
め通信の許可された通信相手とのみイーサネット(登録
商標)を介して通信することができ、この結果、正規の
通信相手であるシステム管理サーバ701やデータ提供
サーバ703から圧縮符号化された広告主企業紹介デー
タ及びコンテンツ選択画面データ等の各種画面データ
(以下、これを各種圧縮画面データと呼ぶ)や宣伝用及
び取得用の圧縮コンテンツデータ等がイーサネット(登
録商標)経由で送信されると、これら各種データを上述
したアクセス確認圧縮データと同様の経路で取り込み、
必要に応じて復号化する。
【0772】因みに、メインCPU940は、各種圧縮
画面データを取り込んだときには、当該圧縮画面データ
を復号化した後、タイミングジェネレータ946に送出
することによりタイミングジェネレータ946を介して
表示部913に各種画面データに基づく画面(広告主企
業紹介用の画面やコンテンツ選択画面等)を表示する。
【0773】また、メインCPU940は、予め通信の
許可された通信相手とイーサネット(登録商標)を介し
て通信しているときに、操作部942からサブCPU9
41及びICバスB2を順次介してコンテンツ取得要
求等の各種要求が与えられることによりその要求に応じ
た要求データを生成すると、当該生成した要求データを
圧縮符号化し、得られた要求圧縮データを上述したアク
セス要求圧縮データと同様の経路でイーサネット(登録
商標)を経由して正規の通信相手に送信する。
【0774】因みに、メインCPU940は、取得用に
所望のコンテンツを選択指定するとき、上述したように
操作部942を介して所望のコンテンツのタイトルや、
当該コンテンツに予め対応付けているバーコード用の数
字等を入力させることができる。
【0775】また、メインCPU940は、この際、コ
ンテンツに対応付けているバーコードの絵柄をカメラ9
25で撮像することもでき、この場合にはカメラ925
から得られるバーコードの絵柄の撮像画像を所定の画像
認識プログラムに従って解析し、この結果、選択指定さ
れたコンテンツを特定し得るようになされている。
【0776】一方、メインCPU940は、通信に利用
する通信回線として公衆回線網が選択された場合にはア
クセス要求データを圧縮符号化し、得られたアクセス要
求圧縮データをシリアルデータとしてICバスB2を
介してサブCPU941に送出する。
【0777】サブCPU941は、UART(Universa
l Asynchronous Receiver Transmitter )デバイスの機
能を有しており、メインCPU940から与えられたア
クセス要求圧縮データをパラレルデータに変換した後、
保護回路952を介してコネクタ953からクレードル
912に送出し、当該クレードル912においてそのア
クセス要求圧縮データをコネクタ929及びモデムイン
ターフェース958を順次介してモジュラージャック9
30から公衆回線網経由で通信相手に送信する。
【0778】この結果、メインCPU940は、通信相
手からアクセス確認圧縮データが公衆回線網経由で返送
されると、当該アクセス確認圧縮データをクレードル9
12のモジュラージャック930からモデムインターフ
ェース958及びコネクタ929を順次介してコネクタ
953に取り込むと共に、当該アクセス確認圧縮データ
をそのコネクタ953から保護回路952を介してサブ
CPU941に取り込んでシリアルデータに変換した
後、ICバスB2を介して取り込んで復号化する。
【0779】このようにしてメインCPU940は、公
衆回線網を利用したときにもアクセス確認圧縮データを
復号化して得られたアクセス確認データに格納されてい
る識別コードと、データ用メモリ945に記録している
識別コードとを比較する。
【0780】これによりメインCPU940は、比較し
た識別コード同士が一致したときのみ、アクセスした通
信相手が予め通信の許可された正規の通信相手である判
断して、公衆回線網を利用した通信を継続する。
【0781】そして、メインCPU940は、予め通信
の許可された通信相手と公衆回線網を介して通信してい
る状態で当該通信相手であるシステム管理サーバ701
やデータ提供サーバ703から広告主企業紹介データ及
びコンテンツ選択画面データ等の各種圧縮画面データや
宣伝用及び取得用の圧縮コンテンツデータ等が送信され
ると、これら各種データをモジュラージャック930か
らサブCPU941に渡る経路で取り込んで、上述した
イーサネット(登録商標)を利用したときと同様に処理
する。
【0782】また、メインCPU940は、予め通信の
許可された通信相手と公衆回線網を介して通信している
状態で、操作部942からサブCPU941及びI
バスB2を順次介してコンテンツ取得要求等の各種要求
が与えられることによりその要求に応じた要求データを
生成すると、当該生成した要求データを圧縮符号化し、
得られた要求圧縮データをサブCPU941からモジュ
ラージャック930に渡る経路を介して公衆回線網経由
で正規の通信相手に送信する。
【0783】ところで、メインCPU940は、イーサ
ネット(登録商標)及び公衆回線網のいずれにおいて
も、例えば、図29乃至図31について上述した3次元
仮想現実空間画像でなるコンテンツ選択画面を表示部9
13に表示すると、上述した第6の実施の形態による携
帯型専用端末303(図28乃至図37)と同様に処理
する。
【0784】そして、メインCPU940は、コンテン
ツ選択画面(店内1階画像及び店内2階画像)内で顧客
画像を指定座標位置まで移動させると、当該顧客画像が
指定座標位置まで移動したことを表す指定座標位置デー
タを圧縮符号化した後、このとき選択されているイーサ
ネット(登録商標)及び公衆回線網経由でデータ提供サ
ーバ703に送信する。
【0785】この際、データ提供サーバ703は、携帯
型専用端末910から送信された指定座標位置データを
受信すると、当該指定座標位置データで指定された宣伝
用のコンテンツデータ(すなわち、宣伝データ)を圧縮
符号化し、得られた圧縮コンテンツデータをUDP/I
P(User Datagram Protocol/Internet Protocol)に従
ってストリーミング形式で、圧縮符号化された指定座標
位置データの送信経路と同じイーサネット(登録商標)
及び公衆回線網経由で携帯型専用端末910に送信す
る。
【0786】この結果、メインCPU940は、データ
提供サーバ7903から送信された宣伝用の圧縮コンテ
ンツデータを取り込むと、当該取り込んだ宣伝用の圧縮
コンテンツデータをSDRAM944に一旦格納する。
【0787】そして、メインCPU940は、SDRA
M944から宣伝用の圧縮コンテンツデータを読み出し
て復号化し、得られたコンテンツデータを構成する映像
データ及び音声データのうち当該映像データをタイミン
グジェネレータ946に送出すると共に、音声データを
デジタルアナログ変換器947においてアナログの音声
信号に変換した後、ヘッドホンアンプ948を介してヘ
ッドホンジャック919に送出する。
【0788】これによりメインCPU940は、タイミ
ングジェネレータ946により表示部913に映像デー
タに基づくコンテンツの宣伝用の映像を表示すると共
に、ヘッドホンジャック919に接続されたヘッドホン
から音声信号に基づくコンテンツの宣伝用の音声を出力
し、かくしてコンテンツの一部等を宣伝用に視聴させ得
るようになされている。
【0789】このようにしてメインCPU940は、正
規の通信相手であるシステム管理サーバ701やデータ
提供サーバ703からストリーミング形式で送信された
宣伝用の圧縮コンテンツデータ等については、SDRA
M944をバッファとして用いてストリーミング再生す
る。
【0790】また、メインCPU940は、表示部91
3に表示した3次元仮想現実空間画像でなるコンテンツ
選択画面上で所望のコンテンツデータが選択指定された
ときには、当該選択指定されたコンテンツデータを表す
コンテンツ指定データを圧縮符号化した後、このとき選
択されているイーサネット(登録商標)及び公衆回線網
経由でデータ提供サーバ703に送信する。
【0791】この際、データ提供サーバ703は、携帯
型専用端末910から送信されたコンテンツ指定データ
を受信すると、当該コンテンツ指定データで指定された
取得用のコンテンツデータを圧縮符号化し、得られた圧
縮コンテンツデータをTCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Protocol )に従って、圧縮符
号化されたコンテンツ指定データの送信経路と同じイー
サネット(登録商標)及び公衆回線網経由で携帯型専用
端末910に送信する。
【0792】この結果、メインCPU940は、データ
提供サーバ7903から送信された取得用の圧縮コンテ
ンツデータを取り込むと、当該圧縮コンテンツデータを
そのままSDRAM944に一旦格納して当該SDRA
M944をバッファとして用いながらメモリバスB1を
介してデータ用メモリ945に送出して記録する。
【0793】このようにしてメインCPU940は、シ
ステム管理サーバ701及びデータ提供サーバ703か
ら圧縮コンテンツデータ等の各種データを取得したとき
には、SDRAM944をバッファとして用いることに
よりこれら各種データの処理にエラーが生じることを防
止してダウンロードする。
【0794】これに加えて、メインCPU940は、端
末本体911がクレードル912に装着されたとき、表
示部913に表示した再生操作画面上で、コンテンツデ
ータの再生出力先として、端末本体911の表示部91
3及びヘッドホンジャック919と、テレビジョン受像
機等の外部機器とのいずれか一方を任意に選択させ得る
ようになされている。
【0795】そして、メインCPU940は、再生操作
画面上でコンテンツデータの再生出力先として端末本体
911の表示部913及びヘッドホンジャック919が
選択され、これに応じて操作部942からサブCPU9
41及びICバスB2を順次介して表示部913及び
ヘッドホンジャックの選択指定命令が(コンテンツデー
タの選択指定命令及び再生開始命令と共に)与えられる
と、上述した端末本体911をクレードル912に装着
していない場合と同様にデータ用メモリ945から圧縮
コンテンツデータを再生して復号化し、かくして表示部
913及びヘッドホンを介してコンテンツを視聴させ
る。
【0796】また、メインCPU940は、再生操作画
面上でコンテンツデータの再生出力先として外部機器が
選択され、これに応じて操作部942からサブCPU9
41及びICバスB2を順次介して外部機器の選択指
定命令が(コンテンツデータの選択指定命令及び再生開
始命令と共に)与えられると、データ用メモリ945か
らメモリバスB1を介して、指定された圧縮コンテンツ
データを読み出す。
【0797】そして、メインCPU940は、圧縮コン
テンツデータを復号化し、得られたコンテンツデータを
構成する映像データ及び音声データのうち当該映像デー
タを映像用のデジタルアナログ変換器959においてア
ナログの映像信号に変換した後、保護回路952を介し
てコネクタ953からクレードル912に送出すると共
に、当該クレードル912においてその映像信号をコネ
クタ929を介して映像出力端子932から外部機器に
送出する。
【0798】また、メインCPU940は、その際、コ
ンテンツデータを構成する音声データをデジタルアナロ
グ変換器947においてアナログの音声信号に変換した
後、保護回路952を介してコネクタ953からクレー
ドル912に送出すると共に、当該クレードル912に
おいてその音声信号をパワーアンプ960を介して左右
2チャンネルのアナログの音声信号に変換した後、音声
出力端子933から外部機器に送出する。
【0799】これによりメインCPU940は、端末本
体911のみならずに外部機器を使用して例えば大画面
ディスプレイ及び高音質スピーカーでコンテンツを楽し
ませることができるようになされている。
【0800】さらに、メインCPU940は、端末本体
911がクレードル912に装着されたときには、コン
テンツデータのみならずにメモデータについても当該コ
ンテンツデータと同様に処理して、端末本体911の表
示部913及びヘッドホンと、外部機器とのいずれでも
メモの内容を確認させ得るようになされている。
【0801】なお、この第10の実施の形態の場合、メ
インCPU940は、システム用メモリ943及びデー
タ用メモリ945をコントロールバスB5経由で制御す
ると共に、カメラ、音声用のデジタルアナログ変換器9
47及びアナログデジタル変換器950をICバスB
2経由で制御している。
【0802】また、メインCPU940は、コンテンツ
データに対する取得要求データを生成する場合、当該取
得要求データに、所望のコンテンツをタイトル、バーコ
ード等で指定するコンテンツ指定情報や、コンテンツデ
ータの購入及びレンタルの有無、コンテンツデータの購
入代金及びレンタル料に対する支払い情報(支払い方法
としては、例えばクレジットによる支払い)、顧客ID
等を格納している。
【0803】そして、データ提供サーバ703は、携帯
型専用端末910からかかる取得要求データを受信する
と、その都度、コンテンツの取得を要求した顧客の顧客
情報(顧客の口座番号)、コンテンツデータの販売価格
及びレンタル料、取扱店の取引銀行の口座番号に基づい
て課金処理する。
【0804】この結果、データ提供サーバ703は、コ
ンテンツデータの販売及びレンタルに対する課金情報を
生成し、当該生成した課金情報をインターネット707
上の決済処理サーバに送信することにより当該決済処理
サーバにおいて、その課金情報に基づく電子的な決済処
理を実行する。
【0805】従って、携帯型専用端末910は、ユーザ
に取扱店に出向かせることなく、家に居ながらにして、
コンテンツデータを取得し得ると共に、当該コンテンツ
データの購入代金及びレンタル料を支払うことができる
ようになされている。
【0806】以上の構成において、このデータ提供シス
テム900では、携帯型専用端末910にテンキー構成
の文字入力キー群914を設け、当該文字入力キー群9
14を介して、コンテンツに予め対応付けているバーコ
ードの数字を入力させて取得用のコンテンツを選択指定
し得るようにした。
【0807】また、このデータ提供システム900で
は、携帯型専用端末910にカメラ925を設け、当該
カメラ925によりコンテンツに予め対応付けているバ
ーコードの絵柄を撮像して取得用のコンテンツを選択指
定し得るようにした。
【0808】従って、このデータ提供システム900で
は、携帯型専用端末910において取得用のコンテンツ
を選択指定する際に、当該コンテンツのタイトル等の複
数の文字を入力しなくても、単に数字を入力し、又はバ
ーコードの絵柄をカメラ925で撮像するだけで、所望
のコンテンツを容易に選択指定させることができる。
【0809】以上の構成によれば、テンキー構成の文字
入力キー群914及びパターン認識用のカメラ925を
有する携帯型専用端末910を用いるようにしたことに
より、上述した第9の実施の形態によって得られる効果
に加えて、携帯型専用端末910において文字入力キー
群914を介して単に数字を入力し、又はカメラ925
によりバーコードの絵柄を撮像するだけで、所望のコン
テンツを容易に選択指定させることができ、かくして携
帯型専用端末の使い勝手を向上させて格段的に利用させ
易くし得るデータ提供システムを実現することができ
る。
【0810】なお、上述した第10の実施の形態におい
ては、携帯型専用端末910において、端末本体911
のメインCPU940が、システム用メモリ943に予
め格納された各種プログラムに従って図4について上述
した記録制御部81、再生制御部84及び要求データ生
成部86、図11について上述した要求データ生成部2
41、記録制御部245及び再生制御部248、図25
について上述した要求データ生成部270、図28につ
いて上述した再生制御部342、要求データ生成部34
4及び記録制御部347、図38について上述した操作
情報判別部541、要求データ生成部542、判別部5
45、記録制御部546及び再生制御部548、図45
について上述した要求データ生成部630と同様の処理
を実行するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、これら各種プログラムの格納されたプロ
グラム格納媒体を端末本体911にインストールするこ
とによりこれら各種処理を実行するようにしても良い。
【0811】因みに、このような上述した各種処理を実
行するための各種プログラムを携帯型専用端末910の
端末本体911にインストールして実行可能な状態にす
るためのプログラム格納媒体としては、例えばフレキシ
ブルディスク、CD−ROM、DVD等のパッケージメ
ディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永
続的に格納される半導体メモリや磁気ディスク等で実現
しても良い。また、これらプログラム格納媒体に各種プ
ログラムを格納する手段としては、ローカルエリアネッ
トワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線
及び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等
の各種通信インターフェイスを介して格納するようにし
ても良い。
【0812】また、上述した第10の実施の形態におい
ては、識別コードに基づいて、携帯型専用端末910を
予め通信を許可した特定の通信相手とのみ通信し得るよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ユーザが携帯型専用端末910の使用を開始した
後、新たな取扱店等と契約を結んで当該取扱店等に固有
の識別コードを取得し、1台の携帯型専用端末910で
複数の取扱店等と通信し得るようにしても良い。このよ
うにすれば、例えば、取扱店毎に携帯型専用端末910
を用意する必要がなく、1台の携帯型専用端末910を
複数の取扱店等に対する共通の専用端末として使用させ
ることができ、かくして携帯型専用端末910の使い勝
手をさらに向上させることができる。
【0813】さらに、上述した第10の実施の形態にお
いては、携帯型専用端末910の端末本体911を着脱
可能なバッテリパック926から供給される電池電圧で
動作させるようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、携帯型専用端末910の端末本体911
に交換可能な1次電池を装着して動作させ、又は、端末
本体911をバッテリパック及び1次電池のいずれを使
用しても動作させ得るようにしても良い。このようにす
れば、外出先等で容易に1次電池を交換し、より長い時
間動作させることができる。
【0814】さらに、上述した第10の実施の形態にお
いては、データ提供サーバ703がコンテンツの取得要
求データを受信する毎に課金情報を生成し、決済処理サ
ーバにおいて、その課金情報に基づく電子的な決済処理
を実行するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、データ提供サーバ703又はシステム管
理サーバ701が例えば月に一度や、2週間に一度等の
ように定期的に一括して課金情報を生成し、又は、取得
要求データを受信する毎に生成した課金情報を統合し、
その定期的なタイミングで決済処理サーバにおいて決済
処理を実行するようにしても良い。
【0815】(12)第11の実施の形態 図63は、第11の実施の形態によるデータ提供システ
ム1300を示し、図1乃至図3について上述したシス
テム管理サイト2及び販売会社5に対応する筐体加工受
付サーバ1301に、図1乃至図3について上述した携
帯型専用端末7A乃至7Nに対応する携帯型専用端末1
302がインターネット(図示せず)を介して接続され
て構成されている。
【0816】筐体加工受付サーバ1301は、顧客デー
タベース1310と、提供画像データベース1311
と、筐体図面データベース1312とを有しており、当
該顧客データベース1311に、顧客登録した顧客の個
人情報でなる顧客登録情報と、その顧客登録に使用する
顧客登録画面データとを記憶している。
【0817】また、筐体加工受付サーバ1301は、提
供画像データベース1311に、携帯型専用端末130
2の筐体表面の色や模様(以下、これらを絵柄と呼ぶ)
として利用可能な多数の提供画像データと、これら各提
供画像データ固有の画像識別情報とを対応付けて記憶し
ている。
【0818】さらに、筐体加工受付サーバ1301は、
提供画像データベース1311に、各提供画像データに
基づく提供画像のタイトル、種類、ジャンル、画像識別
情報等の提供画像付随情報に基づいて生成した提供画像
選択用の提供画像選択画面データを記憶している。
【0819】これに加えて、筐体加工受付サーバ130
1は、筐体図面データベース1312に、携帯型専用端
末1302の筐体表面の形状を3次元のワイヤーフレー
ムモデルとしてモデリングして生成した3次元筐体図面
データを当該携帯型専用端末1302の種類を識別する
ための製品識別情報と対応付けて記憶している。
【0820】因みに、3次元筐体図面データに基づく3
次元筐体図面(すなわち、ワイヤーフレームモデルとし
て表現された携帯型専用端末1302の筐体表面の形状
を表す図面)は、ワイヤーフレームを構成する境界曲線
網によって携帯型専用端末1302の筐体表面の形状を
大まかに表すと共に、当該境界曲線網によって形成され
た多数の枠組み空間にそれぞれ張られたパッチ(すなわ
ち曲面)により当該筐体表面の細部の形状を表す。
【0821】ここで、筐体加工受付サーバ1301は、
携帯型専用端末1302から顧客の登録を要求する登録
要求データが送信されると、これを受信部1313によ
って受信して更新部1314に取り込む。
【0822】この際、筐体加工受付サーバ1301は、
更新部1314により登録要求データに基づいて顧客デ
ータベース1310から顧客登録画面データを読み出す
と共に、当該読み出した顧客登録画面データを送信部1
315から携帯型専用端末1302に送信する。
【0823】この結果、筐体加工受付サーバ1301
は、携帯型専用端末1302から顧客登録画面データに
基づく顧客登録画面上で入力された顧客の氏名、住所、
電話番号、当該顧客が使用している携帯型専用端末13
02の種類を識別するための製品識別情報等の顧客情報
(すなわち、個人情報)が送信されると、これを受信部
1313によって受信して更新部1314に取り込む。
【0824】そして、筐体加工受付サーバ1301は、
更新部1314により、登録を要求している顧客に対し
て顧客IDを発行して顧客情報に付加し、当該顧客ID
を付加した顧客情報を顧客登録情報として顧客データベ
ース1310に記憶して顧客を登録する。
【0825】因みに、筐体加工受付サーバ1301は、
更新部1314により顧客を登録すると、顧客IDを含
む登録終了データを生成して送信部1315から携帯型
専用端末1302に送信することにより顧客に、登録の
終了及び顧客IDを通知する。
【0826】このようにして筐体加工受付サーバ130
1は、携帯型専用端末1302を使用する顧客を登録す
ると、その顧客に対して提供画像データを提供し得ると
共に、当該顧客の使用している携帯型専用端末1302
の筐体表面に対する加工処理を実行し得るようになされ
ている。
【0827】すなわち、筐体加工受付サーバ1301
は、顧客登録した顧客の使用する携帯型専用端末130
2から提供画像データの取得を要求する取得要求データ
が送信されると、これを受信部1313によって受信し
て検索部1316に取り込む。
【0828】この際、筐体加工受付サーバ1301は、
検索部1316により取得要求データに基づいて提供画
像データベース1311から提供画像選択画面データを
読み出すと共に、当該読み出した提供画像選択画面デー
タを送信部1315から携帯型専用端末1302に送信
する。
【0829】この結果、筐体加工受付サーバ1301
は、携帯型専用端末1302から提供画像選択画面デー
タに基づく提供画像選択画面上で所望の提供画像データ
の指定情報(提供画像のタイトルや画像識別情報等)が
入力されることにより当該指定情報を表す提供画像指定
データが送信されると、これを受信部1313によって
受信して検索部1316に取り込む。
【0830】そして、筐体加工受付サーバ1301は、
検索部1316により提供画像指定データに基づいて、
提供画像データベース1311から指定された提供画像
データを読み出すと共に、当該読み出した提供画像デー
タを送信部1315から携帯型専用端末1302に送信
して記録する。
【0831】このようにして筐体加工受付サーバ130
1は、携帯型専用端末1302に筐体表面の加工に利用
可能な提供画像データを提供し得るようになされてい
る。
【0832】また、筐体加工受付サーバ1301は、携
帯型専用端末1302から筐体表面の加工を要求する筐
体加工要求データが送信されると、これを受信部131
3によって受信して画像処理部1317に取り込む。
【0833】この際、筐体加工受付サーバ1301は、
画像処理部1317により筐体加工要求データに応じ
て、筐体図面データベース1312からこれに予め記憶
している加工内容登録画面データを読み出すと共に、当
該読み出した加工内容登録画面データを送信部1315
から携帯型専用端末1302に送信する。
【0834】この結果、図64に示すように、筐体加工
受付サーバ1301は、携帯型専用端末1302におい
て、加工内容登録画面データに基づく加工内容登録画面
上で携帯型専用端末1302の筐体表面を加工するため
の筐体加工指定情報が入力され、当該筐体加工指定情報
の格納された筐体加工指定データD70が送信される
と、これを受信部1313によって受信して更新部13
14及び画像処理部1317に取り込む。
【0835】因みに、筐体加工指定データD70に格納
された筐体加工指定情報は、顧客氏名、顧客ID、顧客
の使用している携帯型専用端末1302の製品識別情報
に、筐体表面の加工用(すなわち、筐体表面に描くた
め)に顧客の選定した所望の絵柄画像1318の絵柄画
像データが添付されて構成されている。
【0836】なお、絵柄画像データは、予めGIF(Gr
aphics Interchange Format )等のフォーマットで生成
され、又は他のフォーマットからGIF等のフォーマッ
トに変換されて生成されている。
【0837】また、絵柄画像データは、筐体加工受付サ
ーバ1301から提供された提供画像データや、携帯型
専用端末1302に設けられているカメラによって被写
体を撮像することにより得られた撮像画像データから任
意に選定し得るようになされている。
【0838】この場合、筐体加工受付サーバ1301
は、更新部1314により、筐体加工指定データD70
に格納されている筐体加工指定情報を未確定情報とし
て、顧客データベース1310内の対応する顧客登録情
報に付加して当該顧客登録情報を更新する。
【0839】また、筐体加工受付サーバ1301は、画
像処理部1317により、筐体加工指定データD70に
格納されている筐体加工指定情報(すなわち、製品識別
情報)に基づいて筐体図面データベース1312内を検
索することにより、当該筐体図面データベース1312
から顧客の使用している携帯型専用端末1302の筐体
表面の形状を表す3次元筐体図面データD71を読み出
す。
【0840】そして、筐体加工受付サーバ1301は、
画像処理部1317により、3次元筐体図面データD7
1と、筐体加工指定データD70に格納されている筐体
加工指定情報(すなわち、絵柄画像データ)とに基づい
て、絵柄画像データに基づく絵柄画像1318をテクス
チャとして、3次元筐体図面データD71に基づく3次
元筐体図面1319内の3次元で表される筐体表面13
20にテクスチャマッピングする(すなわち、貼り付け
る)。
【0841】これにより筐体加工受付サーバ1301
は、画像処理部1317により、顧客の使用している携
帯型専用端末1302の筐体表面に、当該顧客の選定し
た絵柄画像1318を貼り付けたときの筐体の状態を表
す3次元絵柄貼付筐体画像1321の3次元絵柄貼付筐
体画像データD72を生成し、当該生成した3次元絵柄
貼付筐体画像データD72を送信部1315から携帯型
専用端末1302に送信する。
【0842】このようにして筐体加工受付サーバ130
1は、携帯型専用端末1302において、3次元絵柄貼
付筐体画像データD72に基づく3次元絵柄貼付筐体画
像1321を顧客に提示することにより当該携帯型専用
端末1302の筐体表面を顧客の予想通りに加工し得る
か否かを確認させる。
【0843】この結果、筐体加工受付サーバ1301
は、携帯型専用端末1302から筐体表面を顧客の予想
通りに加工し得ることを確認する確認データが送信され
ると、これを受信部1313によって受信して更新部1
314及び画像処理部1317に取り込む。
【0844】この際、筐体加工受付サーバ1301は、
更新部1314により確認データに基づいて、顧客デー
タベース1310内の顧客登録情報にすでに未確定情報
として追加している筐体加工指定情報を確定情報に変更
する(例えば、筐体加工指定情報に確定を表すフラグを
追加する)ことにより筐体表面の加工の実行を承諾す
る。
【0845】そして、筐体加工受付サーバ1301は、
画像処理部1317により確認データに応じて、筐体加
工指定データD70及び3次元絵柄貼付筐体画像データ
D72を統合して加工指示データを生成し、当該生成し
た加工指示データを出力部1322から例えば筐体印刷
装置(図示せず)に送信する。
【0846】ところで、筐体加工受付サーバ1301
は、携帯型専用端末1302において、3次元絵柄貼付
筐体画像1321により筐体表面を顧客の予想通りに加
工し得るか否かを確認させた結果、当該筐体表面が顧客
の予想とは異なる状態に加工されると判別され、確認デ
ータに代えて筐体加工要求データが送信されると、これ
に応じて加工内容登録画面データを再送する。
【0847】これにより筐体加工受付サーバ1301
は、携帯型専用端末1302から例えば絵柄画像データ
を変更した筐体加工指定データを取得し直して再び3次
元絵柄貼付筐体画像データを生成し、当該3次元絵柄貼
付筐体画像データに基づく3次元絵柄貼付筐体画像を顧
客に提示する。
【0848】因みに、筐体加工受付サーバ1301は、
筐体加工指定データを取得し直して3次元絵柄貼付筐体
画像の提示を繰り返す場合、更新部1314により、顧
客データベース1310内の顧客登録情報にすでに未確
定情報として追加している筐体加工指定情報に、当該取
得し直した筐体加工指定データに格納されている新たな
筐体加工指定情報を未確定情報として上書きする。
【0849】これにより筐体加工受付サーバ1301
は、筐体表面の加工状態が顧客から希望通りであると確
認されるまでの間は、携帯型専用端末1302から順次
取得する筐体加工指定情報を未確定情報ではあるもの
の、顧客登録情報に追加して当該顧客登録情報を更新す
ることにより常に最新の筐体加工指定情報の内容を把握
し得るようになされている。
【0850】このようにして筐体加工受付サーバ130
1は、顧客に3次元絵柄貼付筐体画像1321を提示し
て筐体表面を顧客の予想通りに加工し得るか否かを適宜
問い合わせることにより携帯型専用端末1302の筐体
表面を顧客の希望通りに適確に加工し得るようになされ
ている。
【0851】そして、筐体加工受付サーバ1301は、
筐体表面の加工の実行を承諾した後、筐体印刷装置の設
置された製造工場等に顧客の使用している携帯型専用端
末1302が送り届けられると、当該筐体印刷装置によ
り上述した加工指示データに基づいて顧客の携帯型専用
端末1302の筐体表面に顧客の選定した絵柄画像デー
タに基づく絵柄画像1318を印刷させ、この結果得ら
れた携帯型専用端末1302を再び顧客の元に配送す
る。
【0852】因みに、筐体印刷装置は、例えば、株式会
社アトリエ・グレイの開発した「楽プリ」(商標)と呼
ばれるデザインプリントシステムが適用され、特殊イン
ク及び専用プレス機を使用して携帯型専用端末1302
の筐体表面(曲面を含む)に顧客の選定した絵柄画像1
319を高品質に印刷し得るようになされている。
【0853】一方、携帯型専用端末1302は、顧客に
より操作部1330を介して顧客の登録要求が入力され
ると、要求データ生成部1331により登録要求を表す
登録要求データを生成し、当該生成した登録要求データ
を送信部1332から筐体加工受付サーバ1301に送
信する。
【0854】この結果、携帯型専用端末1302は、筐
体加工受付サーバ1301から送信された顧客登録画面
データを受信部1333によって受信すると、当該受信
した顧客登録画面データを表示制御部1334から表示
部1335に送出することにより当該表示部1335に
その顧客登録画面データに基づく顧客登録画面を表示す
る。
【0855】そして、携帯型専用端末1302は、顧客
による操作部1330の操作に応じて顧客登録画面上で
顧客情報が入力されると、要求データ生成部1331に
より顧客情報データを生成し、当該生成した顧客情報デ
ータを送信部1332から筐体加工受付サーバ1301
に送信することにより当該筐体加工受付サーバ1301
にその顧客情報データを用いて顧客登録を実行させる。
【0856】因みに、携帯型専用端末1302は、筐体
加工受付サーバ1301から顧客登録の結果、顧客に割
り当てられた顧客IDが送信されると、これを受信部1
333によって受信して表示制御部1334から表示部
1335に送出することにより当該表示部1335に顧
客IDを表示して顧客に通知する。
【0857】この際、携帯型専用端末1302は、受信
部1333によって受信した顧客IDを記録制御部13
36により記録媒体1337に記録する。
【0858】これにより携帯型専用端末1302は、こ
の後、筐体加工受付サーバ1301にアクセスする場
合、再生制御部1338により記録媒体1337から顧
客IDを読み出し、当該読み出した顧客IDを要求デー
タ等に格納して筐体加工受付サーバ1301に送信する
ことにより当該筐体加工受付サーバ1301に、顧客登
録した顧客によるアクセスであることを確認させ得るよ
うになされている。
【0859】また、携帯型専用端末1302は、顧客に
より操作部1330を介して提供画像データの取得要求
が入力されると、要求データ生成部1331によりその
取得要求を表す取得要求データを生成し、当該生成した
取得要求データを送信部1332から筐体加工受付サー
バ1301に送信する。
【0860】この結果、携帯型専用端末1302は、筐
体加工受付サーバ1301から送信された提供画像選択
画面データを受信部1333によって受信すると、当該
受信した提供画像選択画面データを表示制御部1334
から表示部1335に送出することにより当該表示部1
335に提供画像選択画面データに基づく提供画像選択
画面を表示する。
【0861】そして、携帯型専用端末1302は、顧客
による操作部1330の操作に応じて提供画像選択画面
上で所望の提供画像データに対する指定情報(提供画像
のタイトルや画像識別情報等)が入力されると、要求デ
ータ生成部1331により提供画像指定データを生成
し、当該生成した提供画像指定データを送信部1332
から筐体加工受付サーバ1301に送信する。
【0862】携帯型専用端末1302は、筐体加工受付
サーバ1301から送信された提供画象データを受信部
1333によって受信し、当該受信した提供画象データ
を記録制御部1336により記録媒体1337に記録す
る。
【0863】これにより携帯型専用端末1302は、こ
の後、顧客により操作部1330を介して再生命令が入
力されると、再生制御部1338により記録媒体133
7から提供画象データを再生すると共に、当該再生した
提供画象データを表示制御部1334から表示部133
5に送出することにより当該表示部1335に提供画象
データに基づく提供画象を表示して顧客に見せることが
できる。
【0864】さらに、携帯型専用端末1302は、顧客
により操作部1330を介して撮像命令が入力される
と、例えば筐体背面に設けられたカメラ1339によっ
て被写体を撮像しながら、得られた撮像画像データを表
示制御部1334から表示部1335に送出することに
より当該表示部1335に撮像画像データに基づく撮像
画像をリアルタイムで表示して顧客に見せる。
【0865】そして、携帯型専用端末1302は、表示
部1335に撮像画像を表示した状態で顧客により操作
部1330を介して記録命令が入力されると、その時点
にカメラ1339によって得られた撮像画像データを記
録制御部1336により記録媒体1337に記録する。
【0866】このようにして携帯型専用端末1302
は、筐体表面の加工に利用可能な撮像画像データを記録
媒体1337に適宜蓄積することができ、顧客により操
作部1330を介して再生命令が入力されると、再生制
御部1338により記録媒体1337から撮像画象デー
タを再生すると共に、当該再生した撮像画象データを表
示制御部1334から表示部1335に送出することに
より当該表示部1335に撮像画象データに基づく撮像
画象を表示して顧客に見せることができる。
【0867】これに加えて、携帯型専用端末1302
は、顧客により操作部1330を介して筐体表面の加工
要求が入力されると、要求データ生成部1331により
その筐体表面の加工要求を表す筐体加工要求データを生
成し、当該生成した筐体加工要求データを送信部133
2から筐体加工受付サーバ1301に送信する。
【0868】この結果、携帯型専用端末1302は、筐
体加工受付サーバ1301から送信された加工内容登録
画面データを受信部1333によって受信すると、当該
受信した加工内容登録画面データを表示制御部1334
から表示部1335に送出することにより当該表示部1
335に加工内容登録画面データに基づく加工内容登録
画面を表示する。
【0869】そして、携帯型専用端末1302は、操作
部1330の操作に応じて加工内容登録画面上で顧客氏
名、顧客ID及び製品識別情報が入力されると共に、こ
れら各種情報に添付する絵柄画像データとして記録媒体
1337内の提供画象データ及び撮像画像データのうち
所望の提供画像データ又は撮像画像データが選択指定さ
れると、当該操作部1330から顧客氏名、顧客ID及
び製品識別情報を要求データ生成部1331に送出し、
かつ再生制御部1338により記録媒体1337から指
定された絵柄画像データ(すなわち、提供画象データ及
び撮像画像データ)を再生して要求データ生成部133
1に送出する。
【0870】これにより携帯型専用端末1302は、要
求データ生成部1331により、顧客氏名、顧客ID及
び製品識別情報に絵柄画像データを添付して筐体加工指
定データD70を生成すると共に、当該生成した筐体加
工指定データD70を送信部1332から筐体加工受付
サーバ1301に送信する。
【0871】携帯型専用端末1302は、筐体加工受付
サーバ1301に筐体加工指定データD70を送信した
結果、当該筐体加工受付サーバ1301から送信された
3次元絵柄貼付筐体画像データD72を受信部1333
によって受信すると、当該受信した3次元絵柄貼付筐体
画像データD72を表示制御部1334から表示部13
35に送出することにより当該表示部1335に3次元
絵柄貼付筐体画像データD72に基づく3次元絵柄貼付
筐体画像1321を表示して顧客に提示する。
【0872】ここで、図60との対応部分に同一符号を
付して示す図65のように、携帯型専用端末1302の
筐体は、上述した第10の実施の形態による携帯型専用
端末910の端末本体911の筐体と同様に構成されて
いる。
【0873】そして、この携帯型専用端末1302は、
表示部1335に3次元絵柄貼付筐体画像1321を表
示しているとき、例えば筐体正面に操作部1330とし
て設けられた「0」乃至「9」のテンキー構成の文字入
力キー群914において、「2」乃至「8」の数字を入
力可能な文字入力キーを菱形状に一体化して形成された
十字キー914Aと、当該十字キー914Aの左右斜め
上方及び下方に配置された「1」、「3」、「7」、
「9」の数字を入力可能な第1乃至第4の文字入力キー
914B乃至914Eとの押下操作に応じて上下左右方
向と左右斜め上方向及び下方向との合計8方向を指示さ
せ得るようになされている。
【0874】従って、図66及び図67に示すように、
携帯型専用端末1302は、表示部1335に3次元絵
柄貼付筐体画像1321を表示した状態で、十字キー9
14A及び第1乃至第4の文字入力キー914B乃至9
14Eが押下操作されると、その押下操作によって指示
された上下左右方向、左右斜め上方向及び下方向に応じ
て、例えば筐体の長手方向及び短手方向並びに筐体正面
の対角線とそれぞれほぼ平行な仮想線L1乃至L4を中
心として3次元絵柄貼付筐体画像1321を自在に回転
させ得るようになされている。
【0875】これにより携帯型専用端末1302は、表
示部1335に表示している3次元絵柄貼付筐体画像1
321を顧客に視線方向を自在に変更させて見せること
ができる。
【0876】このようにして携帯型専用端末1302
は、顧客に3次元絵柄貼付筐体画像1321を提示した
結果、操作部1330を介して、筐体表面を顧客の予想
通りに加工し得ることを確認する確認情報が入力される
と、要求データ生成部1331により確認データを生成
すると共に、当該生成した確認データを送信部1332
から筐体加工受付サーバ1301に送信する。
【0877】これにより携帯型専用端末1302は、筐
体加工受付サーバ1301によって筐体表面の加工の実
行が承諾されると、顧客の元から、筐体印刷装置の設置
された製造工場等に配送され、筐体表面に加工を施して
所望の絵柄画像が描かれた後、再び顧客の元に届けられ
る。
【0878】因みに、携帯型専用端末1302は、顧客
に3次元絵柄貼付筐体画像1321を提示した結果、筐
体表面が顧客の予想とは異なる状態に加工されると判別
され、操作部1330を介して筐体表面に対する加工要
求が再び入力されたときには、要求データ生成部133
1により筐体加工要求データを生成し、当該生成した筐
体加工要求データを送信部1332から筐体加工受付サ
ーバ1301に再送する。
【0879】これにより携帯型専用端末1302は、顧
客氏名、顧客ID及び製品識別情報に添付する絵柄画像
データを変更して再び筐体加工指定データを生成し、上
述した処理を繰り返して筐体表面を顧客の予想通りに加
工し得ることを確認したうえで筐体加工受付サーバ13
01に筐体表面の加工を承諾させ得るようになされてい
る。
【0880】ここで、データ提供システム1300にお
ける筐体加工受付サーバ1301と携帯型専用端末13
02とによる筐体表面加工処理手順についてまとめる
と、図68(A)及び図69(A)に示すように、まず
携帯型専用端末1302は、ルーチンRT70に開始ス
テップから入ってステップSP801に移る。
【0881】ステップSP801において、携帯型専用
端末1302は、顧客により操作部1330を介して筐
体表面に対する加工要求が入力されることを待ち受け、
当該筐体表面に対する加工要求が入力されると、ステッ
プSP802に移る。
【0882】ステップSP802において、携帯型専用
端末1302は、要求データ生成部1331により筐体
加工要求データを生成し、当該生成した筐体加工要求デ
ータを送信部1332から筐体加工受付サーバ1301
に送信してステップSP803に移る。
【0883】このとき図68(B)及び図69(B)に
示すように、筐体加工受付サーバ1301は、ルーチン
RT71に開始ステップから入ってステップSP821
に移り、携帯型専用端末1302から筐体加工要求デー
タが送信されることを待ち受け、当該筐体加工要求デー
タを受信部1313によって受信すると、ステップSP
822に移る。
【0884】ステップSP822において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317により筐体図
面データベース1312から加工内容登録画面データを
読み出し、当該読み出した加工内容登録画面データを送
信部1315から携帯型専用端末1302に送信してス
テップSP823に移る。
【0885】このとき、ステップSP803において、
携帯型専用端末1302は、筐体加工受付サーバ130
1から加工内容登録画面データが送信されることを待ち
受けており、当該加工内容登録画面データを受信部13
33によって受信すると、ステップSP804に移る。
【0886】ステップSP804において、携帯型専用
端末1302は、加工内容登録画面データを表示制御部
1334から表示部1335に送出することにより当該
表示部1335に加工内容登録画面データに基づく加工
内容登録画面を表示してステップSP805に移る。
【0887】ステップSP805において、携帯型専用
端末1302は、操作部1330の操作に応じて加工内
容登録画面上で筐体加工指定情報(すなわち、顧客の氏
名、顧客ID、製品識別情報及び絵柄画像データの再生
命令)が入力されることを待ち受け、当該筐体加工指定
情報が入力されると、ステップSP806に移る。
【0888】ステップSP806において、携帯型専用
端末1302は、要求データ生成部1331により顧客
の氏名、顧客ID及び製品識別情報に、記録媒体133
7から再生した絵柄画像データを添付して筐体加工指定
データD70を生成してステップSP807に移る。
【0889】ステップSP807において、携帯型専用
端末1302は、要求データ生成部1331によって生
成した筐体加工指定データD70を送信部1332から
筐体加工受付サーバ1301に送信してステップSP8
08に移る。
【0890】このときステップSP823において、筐
体加工受付サーバ1301は、携帯型専用端末1302
から筐体加工指定データD70が送信されることを待ち
受けており、当該筐体加工指定データD70を受信部1
313によって受信すると、ステップSP824に移
る。
【0891】ステップSP824において、筐体加工受
付サーバ1301は、更新部1314により、筐体加工
指定データD70に格納されている筐体加工指定情報を
未確定情報として、顧客データベース1310内の対応
する顧客登録情報に付加してステップSP825に移
る。
【0892】ステップSP825において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317により、筐体
加工指定データD70に格納されている製品識別情報に
基づいて筐体図面データベース1312から顧客の使用
している携帯型専用端末1302の筐体表面の形状を表
す3次元筐体図面データD71を読み出してステップS
P826に移る。
【0893】ステップSP826において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317により、3次
元筐体図面データD71と、筐体加工指定データD70
に格納されている絵柄画像データとに基づいてテクスチ
ャマッピング処理を実行することにより顧客の使用して
いる携帯型専用端末1302の筐体表面に絵柄画像13
18を貼り付けた状態を表す3次元絵柄貼付筐体画像1
321の3次元絵柄貼付筐体画像データD72を生成し
てステップSP827に移る。
【0894】ステップSP827において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317によって生成
した3次元絵柄貼付筐体画像データD72を送信部13
15から携帯型専用端末1302に送信してステップS
P828に移る。
【0895】このとき、ステップSP808において、
携帯型専用端末1302は、筐体加工受付サーバ130
1から3次元絵柄貼付筐体画像データD72が送信され
ることを待ち受けており、当該3次元絵柄貼付筐体画像
データD72を受信部1333によって受信すると、ス
テップSP809に移る。
【0896】ステップSP809において、携帯型専用
端末1302は、3次元絵柄貼付筐体画像データD72
を表示制御部1334から表示部1335に送出するこ
とにより当該表示部1335に3次元絵柄貼付筐体画像
データD72に基づく3次元絵柄貼付筐体画像1321
を表示してステップSP810に移る。
【0897】ステップSP810において、携帯型専用
端末1302は、顧客に3次元絵柄貼付筐体画像132
1を提示した結果、当該携帯型専用端末1302の筐体
表面が絵柄画像1318を用いて顧客の予想通りに加工
し得ると確認されたか否かを判断する。
【0898】このステップSP810において、否定結
果を得ることは、顧客に3次元絵柄貼付筐体画像132
1を提示した結果、筐体表面を顧客の予想通りには加工
し難いと判別されたことにより携帯型専用端末1302
に操作部1330を介して筐体表面に対する加工要求が
再度入力されたことを意味し、このとき携帯型専用端末
1302はステップSP802に戻る。
【0899】これにより携帯型専用端末1302は、こ
の後、ステップSP810において肯定結果を得るまで
の間はステップSP810―SP802−SP803−
SP804−SP805−SP806−SP807−S
P808−SP809―SP810の処理ループを繰り
返す。
【0900】これに対して、ステップSP810におい
て、肯定結果を得ることは、顧客に3次元絵柄貼付筐体
画像1321を提示した結果、当該携帯型専用端末13
02の筐体表面が絵柄画像1318を用いて顧客の予想
通りに加工し得ると確認されたことにより携帯型専用端
末1302に操作部1330を介して確認情報が入力さ
れたことを意味し、このとき携帯型専用端末1302は
ステップSP811に移る。
【0901】ステップSP811において、携帯型専用
端末1302は、要求データ生成部1331により確認
データを生成し、当該生成した確認データを送信部13
32から筐体加工受付サーバ1301に送信した後、ス
テップSP812に移って当該携帯型専用端末1302
の処理を終了する。
【0902】このとき、ステップSP828において、
筐体加工受付サーバ1301は、携帯型専用端末130
2から筐体加工要求データと確認データとが送信される
ことを待ち受けており、当該筐体加工要求データ及び確
認データのいずれかを受信部1313によって受信する
とステップSP829に移る。
【0903】ステップSP829において、筐体加工受
付サーバ1301は、受信部1313によって受信した
データが確認データであるか否かを判断する。
【0904】このステップSP829において、否定結
果を得ることは、筐体表面を顧客の予想通りには加工し
難いと判別されたことにより携帯型専用端末1302か
ら送信された筐体加工要求データを受信部1313によ
って受信したことを意味し、このとき筐体加工受付サー
バ1301は、ステップSP824に戻る。
【0905】これにより筐体加工受付サーバ1301
は、この後、ステップSP829において肯定結果を得
るまでの間はステップSP829−SP824−SP8
25−SP826−SP827−SP828−SP82
9の処理ループを繰り返す。
【0906】これに対してステップSP829におい
て、肯定結果を得ることは、筐体表面を顧客の予想通り
に加工し得ることが確認されたことにより携帯型専用端
末1302から送信された確認データを受信部1313
によって受信したことを意味し、このとき筐体加工受付
サーバ1301は、ステップSP830に移る。
【0907】ステップSP830において、筐体加工受
付サーバ1301は、更新部1314により顧客データ
ベース1310内の顧客登録情報にすでに未確定情報と
して追加している筐体加工指定情報を確定情報に変更す
ることにより筐体表面の加工を承諾してステップSP8
31に移る。
【0908】ステップSP831において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317により筐体加
工指定データD70及び3次元絵柄貼付筐体画像データ
D72を統合して加工指示データを生成し、ステップS
P832に移る。
【0909】ステップSP832において、筐体加工受
付サーバ1301は、画像処理部1317によって生成
した加工指示データを出力部1322から筐体印刷装置
に送信した後、ステップSP833に移って当該筐体加
工受付サーバ1301の処理を終了する。
【0910】このようにしてデータ提供システム130
0は、携帯型専用端末1302の筐体表面に対する加工
要求に応じて実行した筐体表面加工処理手順を全て終了
する。
【0911】以上の構成において、このデータ提供シス
テム1300では、筐体加工受付サーバ1301が、携
帯型専用端末1302から送信された筐体加工指定デー
タD70を受信すると、当該受信した筐体加工指定デー
タD70に格納されている製品識別情報に基づいて、筐
体図面データベース1312から顧客の使用している携
帯型専用端末1302の筐体表面の形状を表す3次元筐
体図面データD71を読み出す。
【0912】そして、このデータ提供システム1300
では、筐体加工受付サーバ1301が3次元筐体図面デ
ータD71と、筐体加工指定データD70に格納されて
いる絵柄画像データとに基づいてテクスチャマッピング
処理を実行し、この結果、顧客の使用している携帯型専
用端末1302の筐体表面に絵柄画像1318を貼り付
けた状態を表す3次元絵柄貼付筐体画像データD72を
生成し、当該生成した3次元絵柄貼付筐体画像データD
72を携帯型専用端末1302に送信する。
【0913】この結果、データ提供システム1300で
は、携帯型専用端末1302において、3次元絵柄貼付
筐体画像データD72に基づく3次元絵柄貼付筐体画像
1321を顧客に提示し、当該顧客が絵柄画像1318
を用いて携帯型専用端末1302の筐体表面を予想通り
に加工し得ることを確認すると、筐体加工受付サーバ1
301が顧客の使用している携帯型専用端末1302に
対して筐体表面の加工を承諾し、当該携帯型専用端末1
302の筐体表面に絵柄画像1318を描くための加工
指示データを製造工場に送信する。
【0914】従って、このデータ提供システム1300
では、携帯型専用端末1302に筐体表面に対してメー
カが予め設定した絵柄とは異なり、顧客が取得した提供
画象及び撮像画像のうちから所望の画像の絵柄を印刷す
ることができる。
【0915】また、このデータ提供システム1300で
は、顧客から筐体表面の加工が要求された場合、顧客に
3次元座標系内の立体的な筐体画像(すなわち、3次元
絵柄貼付筐体画像1321)を見せるため、筐体表面を
顧客の予想通りに加工し得るか否かを事前にほぼ適確に
確認させることができる。
【0916】さらに、このデータ提供システム1300
では、携帯型専用端末1302において、顧客に提示し
た3次元絵柄貼付筐体画像1321を自在に回転させる
ため、顧客の使用している携帯型専用端末1302の筐
体表面に絵柄画像1318を貼り付けた状態を細部に渡
って顧客に見せることができ、かくして筐体表面を顧客
の予想通りに加工し得るか否かを事前にさらに適確に確
認させることができる。
【0917】以上の構成によれば、筐体加工受付サーバ
1301が、携帯型専用端末1302から送信された筐
体加工指定データD70と、顧客の使用している携帯型
専用端末1302の筐体表面の形状を表す3次元筐体図
面データD71とに基づいて、当該顧客の使用している
携帯型専用端末1302の筐体表面に絵柄画像1318
を貼り付けた状態を表す3次元絵柄貼付筐体画像データ
D72を生成して携帯型専用端末1302に送信し、顧
客に3次元絵柄貼付筐体画像データD72に基づく3次
元絵柄貼付筐体画像1321を提示して筐体表面を予想
通りに加工し得ると確認されると、当該携帯型専用端末
1302に対する筐体表面の加工を承諾するようにした
ことにより、携帯型専用端末1302の筐体表面に、メ
ーカが予め設定した絵柄とは異なる顧客の所望する絵柄
画像を印刷することができ、かくして筐体表面に好みの
絵柄が描かれた電子機器をほぼ確実に取得し得るデータ
提供システムを実現することができる。
【0918】なお、上述した第11の実施の形態におい
ては、筐体加工受付サーバ1301が顧客の選定した絵
柄画像データと、3次元筐体図面データD71とに基づ
いて3次元絵柄貼付筐体画像データD72を生成して当
該3次元絵柄貼付筐体画像データD72に基づく3次元
絵柄貼付筐体画像1321を顧客に提示するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図70
に示すように、筐体加工受付サーバ1301が筐体図面
データベース1312に予め携帯型専用端末1302の
筐体表面の形状を正面、背面、右及び左側面、上面、下
面に展開して生成した2次元筐体図面データを記憶して
おき、当該2次元筐体図面データと絵柄画像データとに
基づいて、顧客の使用している携帯型専用端末1302
の筐体の正面、背面、右及び左側面、上面、下面の表面
にそれぞれ絵柄画像1318を貼り付けた状態を表す2
次元絵柄貼付筐体画像1349の2次元絵柄貼付筐体画
像データを生成して当該2次元絵柄貼付筐体画像134
9を顧客に提示するようにしても良い。このようにして
も、筐体表面を顧客の予想通りに加工し得るか否かを事
前に確認させることができる。
【0919】因みに、図70について説明した2次元絵
柄貼付筐体画像1349を顧客に提示する場合には、表
示部1335に、絵柄画像1318を貼り付けた正面図
1350、背面図1351、右側面図1352、左側面
図1353、上面図1354及び下面図1355を一括
して表示して見せても良いし、表示部1335にこれら
正面図1350、背面図1351、右側面図1352、
左側面図1353、上面図1354及び下面図1355
を個々又は所定数ずつ任意に切り換えて表示して見せて
も良い。
【0920】また、上述した第11の実施の形態におい
ては、筐体表面の加工を承諾した際に、携帯型専用端末
1302の筐体表面に絵柄画像1318を印刷するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
筐体表面の加工を承諾した際に、携帯型専用端末130
2の筐体表面に所望の絵柄を削り込んで描き、又は所望
の絵柄を印刷したシールを貼り付けて筐体表面にその絵
柄を描き、さらには、削り込みと印刷とを併用して筐体
表面に絵柄を描くようにしても良い。
【0921】さらに、上述した第11の実施の形態にお
いては、携帯型専用端末1302において表示部133
5に表示した3次元絵柄貼付筐体画像1321を十字キ
ー914A及び第1乃至第4の文字入力キー914B乃
至914Eの押下操作に応じて自在に回転させるように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携
帯型専用端末1302において、表示部1335に表示
した3次元絵柄貼付筐体画像1321をジョイスティッ
クやトラックボール等のポインティングデバイスのよう
に、種々の操作キーを用いて自在に回転させても良い
し、筐体加工受付サーバ1301において3次元絵柄貼
付筐体画像1321を回転させて表示する動画像データ
を生成して携帯型専用端末1302に送信し、当該携帯
型専用端末1302側で何ら回転を指示しなくてもその
動画像データに基づいて3次元絵柄貼付筐体画像132
1を回転させて見せるようにして良い。
【0922】さらに、上述した第11の実施の形態にお
いては、携帯型専用端末1302において、カメラを使
用して取得した撮像画像データと、筐体加工受付サーバ
1301から取得した提供画象データとを絵柄画像デー
タとして利用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、インターネット上のコンテンツサ
ーバから写真画像等のコンテンツデータを取得して絵柄
画像データとして利用し、又は顧客が絵柄画像データを
取得せずに当該絵柄画像データを筐体加工受付サーバ1
301で保持しておいて当該顧客が筐体加工受付サーバ
1301に対して所望の絵柄画像データを指定するよう
にしても良い。
【0923】さらに、上述した第11の実施の形態にお
いては、顧客の使用している携帯型専用端末1302の
筐体表面を加工するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、顧客の取得(購入及びレンタ
ル)に先立って取得対象の携帯型専用端末1302の筐
体表面を加工するようにしても良い。かかる筐体表面の
加工処理を実行するには、携帯型専用端末1302の購
入及びレンタルに先立ち、図1乃至図3について上述し
た顧客3に対応するリクエスト端末や、顧客の使用する
パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Person
al Digital Assistance )等のように、種々の電子機器
を用いて筐体加工受付サーバ1301に事前に筐体表面
の加工を要求すれば良い。
【0924】さらに、上述した第11の実施の形態にお
いては、筐体加工受付サーバ1301が筐体図面データ
ベース1312に予め3次元筐体図面データD71を記
憶しておくようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、筐体加工受付サーバ1301が顧客から
取得した筐体加工指定データD70に基づいて外部から
製品識別情報に対応する3次元又は2次元筐体図面デー
タを取得して3次元又は2次元絵柄貼付筐体画像データ
D72の生成に使用するようにしても良い。
【0925】さらに、上述した第11の実施の形態にお
いては、筐体加工受付サーバ1301及び携帯型専用端
末1302が図68(A)及び(B)並びに図69
(A)及び(B)について上述した筐体表面加工処理手
順を実行するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、筐体加工受付サーバ1301及び携帯
型専用端末1302に筐体表面加工処理手順を実行する
ためのプログラムをそれぞれ予め保持させておき、これ
らプログラムに従って筐体表面加工処理手順を実行して
も良いし、これらプログラムが格納されたプログラム格
納媒体を筐体加工受付サーバ1301及び携帯型専用端
末1302にインストールすることによりかかる筐体表
面加工処理手順を実行するようにしても良い。
【0926】因みに、かかる筐体表面加工処理手順を実
行するための各種プログラムを筐体加工受付サーバ13
01及び携帯型専用端末1302にインストールして実
行可能な状態にするためのプログラム格納媒体として
は、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、DV
D等のパッケージメディアのみならず、各種プログラム
が一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁
気ディスク等で実現しても良い。また、これらプログラ
ム格納媒体に各種プログラムを格納する手段としては、
ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタ
ル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良
く、ルータやモデム等の各種通信インターフェイスを介
して格納するようにしても良い。
【0927】(13)他の実施の形態 なお、上述した第1乃至第11の実施の形態において
は、本発明による筐体加工処理システムとして、図63
乃至図70について上述したデータ提供システム130
0を適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、電子機器の筐体表面を加工処理して所
望の絵柄を描くことができれば、筐体加工受付装置と、
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の種々の電子機
器とがネットワークを介して接続されて構築される筐体
加工処理システム等のように、この他種々の構成の筐体
加工処理システムを広く適用することができる。
【0928】また、上述した第1乃至第11の実施の形
態においては、本発明による筐体加工受付装置として、
図63乃至図70について上述した筐体加工受付サーバ
1301を適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、電子機器の筐体表面に対する加
工処理を受け付けることができれば、この他種々の構成
の筐体加工受付装置を広く適用することができる。
【0929】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、本発明による筐体加工要求装置とし
て、図63乃至図70について上述した携帯型専用端末
1302を適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、筐体表面の加工対象となるパー
ソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA等の電子機器
や、筐体表面の加工対象とは異なり単に筐体表面の加工
を要求するパーソナルコンピュータや、携帯型専用端
末、PDA及びリクエスト端末等の電子機器のように、
この他種々の筐体加工要求装置を広く適用することがで
きる。
【0930】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、本発明による筐体表面の加工対象とな
る電子機器として、図63乃至図70について上述した
携帯型専用端末1302を適用するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコン
ピュータ、携帯電話機、PDA、携帯型及び据置型の記
録再生装置、表示装置及び家電製品等のように、この他
種々の電子機器に広く適用することができる。
【0931】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、筐体加工要求装置から送信された、所
望の電子機器と、当該電子機器の筐体表面に描く所望の
絵柄画像とを指定する指定データを受信する指定データ
受信手段として、図63乃至図70について上述した受
信部1313を適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、筐体加工要求装置から送信
された、所望の電子機器と、当該電子機器の筐体表面に
描く所望の絵柄画像とを指定する指定データを受信する
ことができれば、使用する通信方式に応じてこの他種々
の指定データ受信手段を広く適用することができる。
【0932】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、指定データによって指定された所望の
電子機器の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、指
定データによって指定された絵柄画像とに基づいて、所
望の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態を
表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像データを生成
する筐体画像データ生成手段として、図63乃至図70
について上述した画像処理部1317を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、指
定データによって指定された所望の電子機器の筐体表面
の形状を表す筐体図面データと、指定データによって指
定された絵柄画像とに基づいて、所望の電子機器の筐体
表面に絵柄画像を貼り付けた状態を表す絵柄貼付筐体画
像の絵柄貼付筐体画像データを生成することができれ
ば、CPUやマイクロプロセッサ等ように、この他種々
の筐体画像データ生成手段を広く適用することができ
る。
【0933】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、絵柄貼付筐体画像データを筐体加工要
求装置に送信する筐体画像データ送信手段として、図6
3乃至図70について上述した送信部1315を適用す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、絵柄貼付筐体画像データを筐体加工要求装置に送
信することができれば、使用する通信方式に応じてこの
他種々の筐体画像データ送信手段を広く適用することが
できる。
【0934】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、筐体加工要求装置から、絵柄貼付筐体
画像データに基づく絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して
所望の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態
が予想通りであると確認されたうえで送信された確認デ
ータを受信する確認データ受信手段として、図63乃至
図70について上述した受信部1313を適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
筐体加工要求装置から、絵柄貼付筐体画像データに基づ
く絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して所望の電子機器の
筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態が予想通りである
と確認されたうえで送信された確認データを受信するこ
とができれば、使用する通信方式に応じてこの他種々の
確認データ受信手段を広く適用することができる。
【0935】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、確認データに応じて所望の電子機器の
筐体表面に絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾手
段として、図63乃至図70について上述した画像処理
部1317を適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、確認データに応じて所望の
電子機器の筐体表面に絵柄画像を描くための加工を承諾
することができれば、CPUやマイクロプロセッサ等の
ように、この他種々の承諾手段を広く適用することがで
きる。
【0936】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、所望の電子機器と、当該電子機器の筐
体表面に描く所望の絵柄画像とを指定する指定情報を入
力するための指定情報入力手段として、図63乃至図7
0について上述した操作部1330を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所望
の電子機器と、当該電子機器の筐体表面に描く所望の絵
柄画像とを指定する指定情報を入力することができれ
ば、タッチパネルやポインティングデバイス等のよう
に、この他種々の指定情報入力手段を広く適用すること
ができる。
【0937】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、指定情報を表す指定データを筐体加工
受付装置に送信する指定データ送信手段として、図63
乃至図70について上述した送信部1332を適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、指定情報を表す指定データを筐体加工受付装置に送
信することができれば、使用する通信方式に応じてこの
他種々の指定データ送信手段を広く適用することができ
る。
【0938】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、筐体加工受付装置から送信された絵柄
貼付筐体画像データを受信する筐体画像データ受信手段
として、図63乃至図70について上述した受信部13
33を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、筐体加工受付装置から送信された絵
柄貼付筐体画像データを受信することができれば、使用
する通信方式に応じてこの他種々の筐体画像データ受信
手段を広く適用することができる。
【0939】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、絵柄貼付筐体画像データに基づく絵柄
貼付筐体画像を表示する表示手段として、図63乃至図
70について上述した表示部1335を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、絵
柄貼付筐体画像データに基づく絵柄貼付筐体画像を表示
することができれば、外付けの表示手段等のように、こ
の他種々の表示手段を広く適用することができる。
【0940】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して所
望の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態が
予想通りであると確認されたときに当該確認されたこと
を表す確認情報を入力するための確認情報入力手段とし
て、図63乃至図70について上述した操作部1330
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して所望
の電子機器の筐体表面に絵柄画像を貼り付けた状態が予
想通りであると確認されたときに当該確認されたことを
表す確認情報を入力することができれば、タッチパネル
やポインティングデバイス等のように、この他種々の確
認情報入力手段を広く適用することができる。
【0941】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、確認情報を表す確認データを筐体加工
受付装置に送信する確認データ送信手段として、図63
乃至図70について上述した送信部1332を適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、確認情報を表す確認データを筐体加工受付装置に送
信することができれば、使用する通信方式に応じてこの
他種々の確認データ送信手段を広く適用することができ
る。
【0942】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、表示手段に表示した3次元画像でなる
絵柄貼付筐体画像の視点方向を変更する表示制御手段と
して、図63乃至図70について上述した操作部133
0の「2」乃至「8」の数字が入力可能な文字入力キー
を菱形状に一体化して形成された十字キー914A及び
当該十字キー914Aの左右斜め上方及び下方に配置さ
れた「1」、「3」、「7」、「9」の数字が入力可能
な第1乃至第4の文字入力キー914B乃至914E
と、表示制御部1334とを適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、表示手段に表
示した3次元画像でなる絵柄貼付筐体画像の視点方向を
変更することができれば、タッチパネルやポインティン
グデバイス等の操作キーと表示制御部等とのように、こ
の他種々の表示制御手段を広く適用することができる。
【0943】さらに、上述した第1乃至第11の実施の
形態においては、表示した3次元画像でなる絵柄貼付筐
体画像の視点方向の変更を指示する指示手段として、図
63乃至図70について上述した操作部1330の
「2」乃至「8」の数字が入力可能な文字入力キーを菱
形状に一体化して形成された十字キー914A及び当該
十字キー914Aの左右斜め上方及び下方に配置された
「1」、「3」、「7」、「9」の数字が入力可能な第
1乃至第4の文字入力キー914B乃至914Eを適用
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、表示した3次元画像でなる絵柄貼付筐体画像の
視点方向の変更を指示することができれば、ポインティ
ングデバイス等のように、この他種々の指示手段を広く
適用することができる。
【0944】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、筐体加工
受付装置が筐体加工要求装置から送信された、所望の電
子機器と当該電子機器の筐体表面に描く所望の絵柄画像
とを指定する指定データを受信し、当該受信した指定デ
ータによって指定された所望の電子機器の筐体表面の形
状を表す筐体図面データと、その指定データによって指
定された絵柄画像とに基づいて、所望の電子機器の筐体
表面に絵柄画像を貼り付けた状態を表す絵柄貼付筐体画
像の絵柄貼付筐体画像データを生成して筐体加工要求装
置に送信し、当該筐体加工要求装置から絵柄貼付筐体画
像を顧客に提示して所望の電子機器の筐体表面に絵柄画
像を貼り付けた状態が予想通りであると確認されたうえ
で送信された確認データを受信すると、当該受信した確
認データに応じて所望の電子機器の筐体表面に絵柄画像
を描くための加工を承諾するようにしたことにより、電
子機器の筐体表面にメーカが任意に設定した絵柄とは異
なり、顧客に電子機器の筐体表面に所望の絵柄を描いた
状態を絵柄貼付筐体画像で確認させたうえで、実際に電
子機器の筐体表面に加工を施して所望の絵柄を描くこと
ができ、かくして筐体表面に好みの絵柄が描かれた電子
機器をほぼ確実に取得させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ提供システムによるインターネットの利
用形態を示す概念図である。
【図2】顧客にレンタルした携帯型専用端末の利用形態
を示す略線図である。
【図3】顧客に販売した携帯型専用端末の利用形態を示
す略線図である。
【図4】本説明によるデータ提供システムの構成の第1
の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態によるデータ提供システムの
構成を示すブロック図である。
【図6】コンテンツデータに付加するヘッダデータのデ
ータフォーマットを示す略線図である。
【図7】データ提供システムにおけるレンタル予約処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態によるデータ提供システムの
構成を示すブロック図である。
【図9】コンテンツサーバからコンテンツデータを取得
するためのコンテンツ取得要求データのデータフォーマ
ットを示す略線図である。
【図10】データ提供システムにおけるレンタル予約処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】第4の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示すブロック図である。
【図12】広告主企業登録情報の構成を示す略線図であ
る。
【図13】顧客登録情報の構成を示す略線図である。
【図14】顧客と広告主及び企業との契約条件を示す略
線図である。
【図15】顧客によるインターネットの利用により更新
した顧客登録情報の構成を示す略線図である。
【図16】マッチング部の構成を示すブロック図であ
る。
【図17】広告主企業紹介情報の構成を示す略線図であ
る。
【図18】顧客紹介情報の構成を示す略線図である。
【図19】契約成立により更新した広告主企業情報の構
成を示す略線図である。
【図20】契約成立により更新した顧客登録情報の構成
を示す略線図である。
【図21】データ提供システムにおける広告主企業登録
処理手順を示すフローチャートである。
【図22】データ提供システムにおける広告主企業紹介
処理手順を示すフローチャートである。
【図23】データ提供システムにおける広告主企業紹介
処理手順を示すフローチャートである。
【図24】データ提供システムにおける契約処理手順を
示すフローチャートである。
【図25】第5の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示すブロック図である。
【図26】マッチング部の構成を示すブロック図であ
る。
【図27】データ提供システムにおける広告主企業紹介
処理手順を示すフローチャートである。
【図28】第6の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示すブロック図である。
【図29】取扱店の店内を表す3次元仮想現実空間画像
を用いた提供画像選択画面の構成を示す略線図である。
【図30】提供画像選択画面における宣伝データの再生
の説明に供する略線図である。
【図31】顧客の要求に応じて設定変更した提供画像選
択画面の構成を示す略線図である。
【図32】データ提供システムにおける提供画像選択画
面データを用いたコンテンツ提供処理手順を示すフロー
チャートである。
【図33】データ提供システムにおけるコンテンツ提供
処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図34】データ提供システムにおける設定変更処理手
順を示すフローチャートである。
【図35】データ提供システムにおける設定変更選択画
面データを用いたコンテンツ提供処理手順を示すフロー
チャートである。
【図36】第6の実施の形態に対する他の実施の形態に
よる提供画像選択画面の設定変更の説明に供する概念図
である。
【図37】コンテンツサーバからデータ提供サーバへの
コンテンツデータの提供の方法の説明に供する略線図で
ある。
【図38】第7の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示すブロック図である。
【図39】コンテンツデータのレンタルの説明に供する
略線図である。
【図40】等価交換の要求の説明に供する略線図であ
る。
【図41】シングル曲のコンテンツデータとシングルC
Dのパッケージメディアとの等価交換の説明に供する概
念図である。
【図42】等価交換によるパッケージメディアの配送の
説明に供する概念図である。
【図43】データ提供システムにおける等価交換処理手
順を示すフローチャートである。
【図44】データ提供システムにおける等価交換処理手
順を示すフローチャートである。
【図45】第8の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示すブロック図である。
【図46】等価交換の要求の説明に供する略線図であ
る。
【図47】パッケージメディアデータベース内のデータ
テーブルの構成を示す略線図である。
【図48】複数のコンテンツデータとアルバムCDのパ
ッケージメディアとの等価交換の説明に供する概念図で
ある。
【図49】データ提供システムにおける等価交換処理手
順を示すフローチャートである。
【図50】データ提供システムにおける等価交換処理手
順を示すフローチャートである。
【図51】第9の実施の形態によるデータ提供システム
の構成を示す略線図である。
【図52】システム管理サーバの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図53】リクエスト端末の回路構成を示すブロック図
である。
【図54】データ提供サーバの回路構成を示すブロック
図である。
【図55】パッケージ提供サーバの回路構成をブロック
図である。
【図56】広告主企業サーバの回路構成を示すブロック
図である。
【図57】携帯型専用端末の構成を示す略線的外観図で
ある。
【図58】携帯型専用端末の回路構成を示すブロック図
である。
【図59】第10の実施の形態によるデータ提供システ
ムの構成を示す略線図である。
【図60】携帯型専用端末の構成を示す略線的外観図で
ある。
【図61】端末本体の背面の構成を示す略線的外観図で
ある。
【図62】携帯型専用端末の回路構成を示すブロック図
である。
【図63】第11の実施の形態によるデータ提供システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図64】筐体加工受付サーバにおける3次元絵柄貼付
筐体画像の提示の説明に供する略線図である。
【図65】携帯型専用端末の筐体正面の構成を示す略線
図である。
【図66】3次元絵柄貼付筐体画像の表示の説明に供す
る略線図である。
【図67】3次元絵柄貼付筐体画像の表示の説明に供す
る略線図である。
【図68】データ提供システムにおける筐体表面加工処
理手順を示すフローチャートである。
【図69】データ提供システムにおける筐体表面加工処
理手順を示すフローチャートである。
【図70】第11の実施の形態に対する他の実施の形態
による2次元絵柄貼付筐体画像の構成を示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1300……データ提供システム、1301……筐体加
工受付サーバ、1302……携帯型専用端末、1312
……筐体図面データベース、1313、1333……受
信部、1315、1332……送信部、1317……画
像処理部、1318……絵柄画像、1319……3次元
筐体図面、1320……筐体画像、1321……3次元
絵柄貼付筐体画像、1330……操作部、1331……
要求データ生成部、1334……表示制御部、1335
……表示部、1349……2次元絵柄貼付筐体画像、D
70……筐体加工指定データ、D71……3次元筐体図
面データ、D72……3次元絵柄貼付筐体画像データ。
フロントページの続き (72)発明者 田中 亮 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA09 BA13 BA18 CA07 CA08 EA28 FA02 FA13 5B080 BA02 FA02 FA09 GA22

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体加工受付装置と、筐体加工要求装置と
    から構築される筐体加工処理システムにおいて、 上記筐体加工受付装置は、 上記筐体加工要求装置から送信された、所望の電子機器
    と、当該電子機器の上記筐体表面に描く所望の絵柄画像
    とを指定する指定データを受信する指定データ受信手段
    と、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成手段と、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信手段と、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信手段と、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾手
    段とを具え、 上記筐体加工要求装置は、 上記所望の電子機器と、当該電子機器の上記筐体表面に
    描く所望の上記絵柄画像とを指定する指定情報を入力す
    るための指定情報入力手段と、 上記指定情報を表す上記指定データを上記筐体加工受付
    装置に送信する指定データ送信手段と、 上記筐体加工受付装置から送信された上記絵柄貼付筐体
    画像データを受信する筐体画像データ受信手段と、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記絵柄貼付筐体
    画像を表示する表示手段と、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに当該確認されたこと
    を表す確認情報を入力するための確認情報入力手段と、 上記確認情報を表す上記確認データを上記筐体加工受付
    装置に送信する確認データ送信手段とを具えることを特
    徴とする筐体加工処理システム。
  2. 【請求項2】上記筐体加工受付装置の上記筐体画像デー
    タ生成手段は、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    す上記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データ
    を生成し、 上記筐体加工要求装置の上記表示手段は、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示することを特徴とする
    請求項1に記載の筐体加工処理システム。
  3. 【請求項3】上記筐体加工受付装置の上記筐体画像デー
    タ生成手段は、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成し、上記筐体加工要
    求装置は、 上記表示手段に表示した上記3次元画像でなる上記絵柄
    貼付筐体画像の視点方向を変更する表示制御手段を具え
    ることを特徴とする請求項2に記載の筐体加工処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】上記筐体加工要求装置は、上記所望の上記
    電子機器でなることを特徴とする請求項1に記載の筐体
    加工処理システム。
  5. 【請求項5】筐体加工受付装置と、筐体加工要求装置と
    により実行される筐体加工処理方法において、 上記筐体加工受付装置は、 上記筐体加工要求装置から送信された、所望の電子機器
    と、当該電子機器の上記筐体表面に描く所望の絵柄画像
    とを指定する指定データを受信する指定データ受信ステ
    ップと、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信ステップと、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信ステップと、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾ス
    テップとを具え、 上記筐体加工要求装置は、所定の指定情報入力手段を介
    して入力された上記所望の電子機器と、当該電子機器の
    上記筐体表面に描く所望の上記絵柄画像とを指定する指
    定情報を表す上記指定データを上記筐体加工受付装置に
    送信する指定データ送信ステップと、 上記筐体加工受付装置から送信された上記絵柄貼付筐体
    画像データを受信する筐体画像データ受信ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記絵柄貼付筐体
    画像を表示する表示ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに、確認情報入力手段
    を介して入力された確認情報を表す上記確認データを上
    記筐体加工受付装置に送信する確認データ送信ステップ
    とを具えることを特徴とする筐体加工処理方法。
  6. 【請求項6】上記筐体画像データ生成ステップは、上記
    指定データによって指定された上記所望の電子機器の上
    記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面デー
    タと、上記指定データによって指定された上記絵柄画像
    とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面に上
    記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表す上
    記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データを生
    成し、 上記表示ステップは、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示することを特徴とする
    請求項5に記載の筐体加工処理方法。
  7. 【請求項7】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成し、 上記筐体加工要求装置は、 上記表示した上記3次元画像でなる上記絵柄貼付筐体画
    像の視点方向を変更する表示制御ステップを具えること
    を特徴とする請求項6に記載の筐体加工処理方法。
  8. 【請求項8】上記筐体加工要求装置は、上記所望の上記
    電子機器でなることを特徴とする請求項5に記載の筐体
    加工処理方法。
  9. 【請求項9】所定の筐体加工要求装置から送信された、
    所望の電子機器と、当該電子機器の上記筐体表面に描く
    所望の絵柄画像とを指定する指定データを受信する指定
    データ受信手段と、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成手段と、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信手段と、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信手段と、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾手
    段とを具えることを特徴とする筐体加工受付装置。
  10. 【請求項10】上記筐体画像データ生成手段は、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    す上記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データ
    を生成することを特徴とする請求項9に記載の筐体加工
    受付装置。
  11. 【請求項11】上記筐体画像データ生成手段は、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成することを特徴とす
    る請求項10に記載の筐体加工受付装置。
  12. 【請求項12】上記指定データ受信手段は、 上記所望の電子機器でなる上記筐体加工要求装置から送
    信された、上記所望の電子機器と、当該電子機器の上記
    筐体表面に描く所望の上記絵柄画像とを指定する指定デ
    ータを受信することを特徴とする請求項9に記載の筐体
    加工受付装置。
  13. 【請求項13】所定の筐体加工要求装置から送信され
    た、所望の電子機器と、当該電子機器の上記筐体表面に
    描く所望の絵柄画像とを指定する指定データを受信する
    指定データ受信ステップと、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信ステップと、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信ステップと、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾ス
    テップとを具えることを特徴とする筐体加工受付方法。
  14. 【請求項14】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    す上記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データ
    を生成することを特徴とする請求項13に記載の筐体加
    工受付方法。
  15. 【請求項15】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成することを特徴とす
    る請求項14に記載の筐体加工受付方法。
  16. 【請求項16】上記指定データ受信ステップは、 上記所望の電子機器でなる上記筐体加工要求装置から送
    信された、上記所望の電子機器と、当該電子機器の上記
    筐体表面に描く所望の上記絵柄画像とを指定する指定デ
    ータを受信することを特徴とする請求項13に記載の筐
    体加工受付方法。
  17. 【請求項17】所定の筐体加工要求装置から送信され
    た、所望の電子機器と、当該電子機器の上記筐体表面に
    描く所望の絵柄画像とを指定する指定データを受信する
    指定データ受信ステップと、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信ステップと、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信ステップと、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾ス
    テップとを具えることを特徴とする筐体加工受付プログ
    ラムを筐体加工受付装置に実行させる筐体加工受付プロ
    グラム格納媒体。
  18. 【請求項18】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    す上記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データ
    を生成することを特徴とする請求項17に記載の筐体加
    工受付プログラム格納媒体。
  19. 【請求項19】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成することを特徴とす
    る請求項18に記載の筐体加工受付プログラム格納媒
    体。
  20. 【請求項20】上記指定データ受信ステップは、 上記所望の電子機器でなる上記筐体加工要求装置から送
    信された、上記所望の電子機器と、当該電子機器の上記
    筐体表面に描く所望の上記絵柄画像とを指定する指定デ
    ータを受信することを特徴とする請求項17に記載の筐
    体加工受付プログラム格納媒体。
  21. 【請求項21】筐体加工受付装置に対して、 所定の筐体加工要求装置から送信された、所望の電子機
    器と、当該電子機器の上記筐体表面に描く所望の絵柄画
    像とを指定する指定データを受信する指定データ受信ス
    テップと、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の筐体表面の形状を表す筐体図面データと、上記指定デ
    ータによって指定された上記絵柄画像とに基づいて、上
    記所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り
    付けた状態を表す絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付筐体画像
    データを生成する筐体画像データ生成ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像データを上記筐体加工要求装置に
    送信する筐体画像データ送信ステップと、 上記筐体加工要求装置から、上記絵柄貼付筐体画像デー
    タに基づく上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記
    所望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付
    けた状態が予想通りであると確認されたうえで送信され
    た確認データを受信する確認データ受信ステップと、 上記確認データに応じて上記所望の電子機器の上記筐体
    表面に上記絵柄画像を描くための加工を承諾する承諾ス
    テップとを実行させるための筐体加工受付プログラム。
  22. 【請求項22】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    す上記絵柄貼付筐体画像の上記絵柄貼付筐体画像データ
    を生成することを特徴とする請求項21に記載の筐体加
    工受付プログラム。
  23. 【請求項23】上記筐体画像データ生成ステップは、 上記指定データによって指定された上記所望の電子機器
    の上記筐体表面の形状を3次元画像で表す上記筐体図面
    データと、上記指定データによって指定された上記絵柄
    画像とに基づいて、上記所望の電子機器の上記筐体表面
    に上記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表
    し、かつ視点方向を変更可能な上記絵柄貼付筐体画像の
    上記絵柄貼付筐体画像データを生成することを特徴とす
    る請求項22に記載の筐体加工受付プログラム。
  24. 【請求項24】上記指定データ受信ステップは、 上記所望の電子機器でなる上記筐体加工要求装置から送
    信された、上記所望の電子機器と、当該電子機器の上記
    筐体表面に描く所望の上記絵柄画像とを指定する指定デ
    ータを受信することを特徴とする請求項21に記載の筐
    体加工受付プログラム。
  25. 【請求項25】所望の電子機器と、当該電子機器の筐体
    表面に描く所望の絵柄画像とを指定する指定情報を入力
    するための指定情報入力手段と、 上記指定情報を表す指定データを筐体加工受付装置に送
    信する指定データ送信手段と、 上記指定データを上記筐体加工受付装置に送信した結
    果、当該筐体加工受付装置から、上記指定データによっ
    て指定された上記所望の電子機器の上記筐体表面の形状
    を3次元画像で表す筐体図面データと、上記指定データ
    によって指定された上記絵柄画像とに基づいて生成され
    て送信された、上記所望の電子機器の上記筐体表面に上
    記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表し、
    かつ視点方向を変更可能な絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付
    筐体画像データを受信する筐体画像データ受信手段と、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示する表示手段と、 上記表示した上記3次元画像でなる上記絵柄貼付筐体画
    像の視点方向を変更する表示制御手段と、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに当該確認されたこと
    を表す確認情報を入力するための確認情報入力手段と、 上記確認情報を表す確認データを上記所望の電子機器の
    上記筐体表面に上記絵柄画像を描くための加工の承諾用
    に上記筐体加工受付装置に送信する確認データ送信手段
    とを具えることを特徴とする筐体加工要求装置。
  26. 【請求項26】上記表示した上記3次元画像でなる上記
    絵柄貼付筐体画像の上記視点方向の変更を指示する指示
    手段を具えることを特徴とする請求項25に記載の筐体
    加工要求装置。
  27. 【請求項27】上記所望の上記電子機器でなることを特
    徴とする請求項25に記載の筐体加工要求装置。
  28. 【請求項28】指定情報入力手段を介して入力された、
    所望の電子機器と、当該電子機器の筐体表面に描く所望
    の絵柄画像とを指定する指定情報を表す指定データを筐
    体加工受付装置に送信する指定データ送信ステップと、 上記指定データを上記筐体加工受付装置に送信した結
    果、当該筐体加工受付装置から、上記指定データによっ
    て指定された上記所望の電子機器の上記筐体表面の形状
    を3次元画像で表す筐体図面データと、上記指定データ
    によって指定された上記絵柄画像とに基づいて生成され
    て送信された、上記所望の電子機器の上記筐体表面に上
    記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表し、
    かつ視点方向を変更可能な絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付
    筐体画像データを受信する筐体画像データ受信ステップ
    と、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示する表示ステップと、 上記表示した上記3次元画像でなる上記絵柄貼付筐体画
    像の視点方向を変更する表示制御ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに、確認情報入力手段
    を介して入力された確認情報を表す確認データを上記所
    望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を描くため
    の加工の承諾用に上記筐体加工受付装置に送信する確認
    データ送信ステップとを具えることを特徴とする筐体加
    工要求方法。
  29. 【請求項29】上記表示制御ステップは、 所定の指示手段を介して指示された上記視点方向の変更
    指示に応じて、上記表示した上記3次元画像でなる上記
    絵柄貼付筐体画像の上記視点方向を変更することを特徴
    とする請求項28に記載の筐体加工要求方法。
  30. 【請求項30】指定情報入力手段を介して入力された、
    所望の電子機器と、当該電子機器の筐体表面に描く所望
    の絵柄画像とを指定する指定情報を表す指定データを筐
    体加工受付装置に送信する指定データ送信ステップと、 上記指定データを上記筐体加工受付装置に送信した結
    果、当該筐体加工受付装置から、上記指定データによっ
    て指定された上記所望の電子機器の上記筐体表面の形状
    を3次元画像で表す筐体図面データと、上記指定データ
    によって指定された上記絵柄画像とに基づいて生成され
    て送信された、上記所望の電子機器の上記筐体表面に上
    記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表し、
    かつ視点方向を変更可能な絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付
    筐体画像データを受信する筐体画像データ受信ステップ
    と、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示する表示ステップと、 上記表示した上記3次元画像でなる上記絵柄貼付筐体画
    像の視点方向を変更する表示制御ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに、確認情報入力手段
    を介して入力された確認情報を表す確認データを上記所
    望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を描くため
    の加工の承諾用に上記筐体加工受付装置に送信する確認
    データ送信ステップとを具えることを特徴とする筐体加
    工要求プログラムを筐体加工要求装置に実行させる筐体
    加工要求プログラム格納媒体。
  31. 【請求項31】上記表示制御ステップは、 所定の指示手段を介して指示された上記視点方向の変更
    指示に応じて、上記表示した上記3次元画像でなる上記
    絵柄貼付筐体画像の上記視点方向を変更することを特徴
    とする請求項30に記載の筐体加工要求プログラム格納
    媒体。
  32. 【請求項32】筐体加工要求装置に対して、 指定情報入力手段を介して入力された、所望の電子機器
    と、当該電子機器の筐体表面に描く所望の絵柄画像とを
    指定する指定情報を表す指定データを筐体加工受付装置
    に送信する指定データ送信ステップと、 上記指定データを上記筐体加工受付装置に送信した結
    果、当該筐体加工受付装置から、上記指定データによっ
    て指定された上記所望の電子機器の上記筐体表面の形状
    を3次元画像で表す筐体図面データと、上記指定データ
    によって指定された上記絵柄画像とに基づいて生成され
    て送信された、上記所望の電子機器の上記筐体表面に上
    記絵柄画像を貼り付けた状態を3次元画像として表し、
    かつ視点方向を変更可能な絵柄貼付筐体画像の絵柄貼付
    筐体画像データを受信する筐体画像データ受信ステップ
    と、 上記絵柄貼付筐体画像データに基づく上記3次元画像で
    なる上記絵柄貼付筐体画像を表示する表示ステップと、 上記表示した上記3次元画像でなる上記絵柄貼付筐体画
    像の視点方向を変更する表示制御ステップと、 上記絵柄貼付筐体画像を顧客に提示して上記所望の電子
    機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を貼り付けた状態が
    予想通りであると確認されたときに、確認情報入力手段
    を介して入力された確認情報を表す確認データを上記所
    望の電子機器の上記筐体表面に上記絵柄画像を描くため
    の加工の承諾用に上記筐体加工受付装置に送信する確認
    データ送信ステップとを実行させるための筐体加工要求
    プログラム。
  33. 【請求項33】上記表示制御ステップは、 所定の指示手段を介して指示された上記視点方向の変更
    指示に応じて、上記表示した上記3次元画像でなる上記
    絵柄貼付筐体画像の上記視点方向を変更することを特徴
    とする請求項32に記載の筐体加工要求プログラム。
JP2002020765A 2002-01-29 2002-01-29 筐体加工処理システム Pending JP2003223485A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302126A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Sony Corp オーディオ機器

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