JP2003223463A - 情報提供サーバ装置及び情報提供システム - Google Patents

情報提供サーバ装置及び情報提供システム

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JP2003223463A
JP2003223463A JP2002268568A JP2002268568A JP2003223463A JP 2003223463 A JP2003223463 A JP 2003223463A JP 2002268568 A JP2002268568 A JP 2002268568A JP 2002268568 A JP2002268568 A JP 2002268568A JP 2003223463 A JP2003223463 A JP 2003223463A
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Kiyo Hara
紀代 原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットをはじめとする情報通信ネッ
トワークおよび機器の急激な進歩により、多くの高齢者
・障害者・また情報機器の操作に慣れていない方が、情
報にアクセスできないというデジタルデバイドが大きな
社会問題となっている。 【解決手段】 予めコンテンツそのものをアクセシブル
に作成し、ユーザの配信要求があった場合に、ユーザの
特性に応じてコンテンツを動的に再構築して提供するこ
とにより、全ての人がアクセスできる情報を提供するこ
とを目的とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
を利用した情報提供サーバ装置及び情報提供システムに
関する。特にこれらのシステムが多くのユーザにとって
使い易いものであるためのアクセシビリティの向上に関
する。
【0002】
【従来の技術】インターネットをはじめとする情報通信
ネットワークおよび機器の急激な進歩により、多くの高
齢者・障害者・また情報機器の操作に慣れていない方
が、情報にアクセスできないというデジタルデバイドが
大きな社会問題となっている。
【0003】これらの問題を解決するため、画面の小さ
な文字が見にくい高齢者には、画面を拡大する虫眼鏡ソ
フトや、視覚に障害のある方たちのために、画面上のデ
ータを読み上げる音声読み上げソフトなどの開発が進め
られている。
【0004】しかし、従来からの方法では、代替情報を
提供する機能がない場合や、要約、翻訳などは外部機能
を利用するので必ずしも情報提供者の意図どおりにはな
らない(特許文献1参照)。また、情報端末に、自己の
情報入出力手段/周囲環境・使用者の利用環境を監視す
る手段を設け、環境に応じてインタフェースやデータを
選択して提示する方法(特許文献2参照)や、変換ファ
イルを複数作成しておき、普及コンピューティング装置
の特性に応じて、コンテンツを変換して提供する方法が
あるが、多数の変換ファイルが必要で、管理が困難、最
適な変換ファイルが存在しない場合の対応不可能(特許
文献3参照)といった課題が残る。
【0005】
【特許文献1】特開平7−98708号公報(第8ペー
ジ、図1)
【特許文献2】特開平9−244781号公報(第4ペ
ージ、図4)
【特許文献3】特開2000−222276号公報(第
9ページ、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】更に、従来の技術によ
る対応には、以下のような課題がある。
【0007】第1に、画面の部分拡大を行う虫眼鏡機能
では、情報全体がつかみ難い。
【0008】第2に、画面の文字サイズ、画面の解像度
を変化させて、文字サイズの変更をはかる方法では、1
画面に表示できる文字数が減り、スクロールの必要が生
じて操作が煩雑になり、レイアウトが変わることによ
り、非常に見にくくなる場合がある。
【0009】第3に、音声読み上げソフトを利用する場
合、「図のように」や「赤いボタン」など視覚に頼った
表現があった場合、単に音声に変換するだけで十分な情
報補償ができない。同様の理由で、情報出力インタフェ
ース、例えば、画面と音声などを切り替えるだけでは、
十分な情報補償ができない。
【0010】第4に、情報利用者が、認知障害、子供、
外国人、例えば、情報が記述されている言語を母国語と
しない人等の場合、文字サイズの変更や画面出力/音声
出力変更等のインタフェースの切り替えだけでは、十分
な情報を提供することができない。
【0011】第5に、フォントサイズが指定され、イメ
ージ情報へのaltタグが未対応など、提供される情報
そのものに起因する問題で、画面拡大や音声読み上げ等
の支援ソフトを有効に用いることができない場合があ
る。
【0012】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、予めコンテンツそのものをアクセシブル
に作成し、ユーザの特性に応じてコンテンツを動的に再
構築して提供することにより、全ての人がアクセスでき
る情報を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、文字の大きさ、色使い、図の大きさ、レ
イアウト、音声出力の要否などの情報提示方法、コンテ
ンツの複雑さ、音声出力の内容、日本語の場合には漢字
への対応法など情報内容などのそれぞれの特性に対応す
る特性タグを定義して、特性タグおよびタグ指定時の処
理を予めコンテンツ内に記述しておくことにより、コン
テンツそのものをアクセシブルに作成しておき、ユーザ
の指定する特性に従い変換仕様を動的に作成する手段及
び変換仕様に従いコンテンツを再生成する手段を設けた
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、提供されるべき情報であるコンテンツを蓄積する蓄
積手段と、ユーザの嗜好に応じた前記コンテンツの提示
形態を記述したユーザプロファイルに従い前記コンテン
ツの変換仕様を動的に生成する変換仕様生成手段と、前
記変換仕様に従い前記コンテンツを動的に変換するコン
テンツ変換手段と、前記変換されたコンテンツを配信す
る通信手段とを含む情報提供サーバ装置としたものであ
り、ユーザプロファイルにユーザの嗜好で情報提示の仕
方を記述することにより、ユーザの特性に合わせた情報
を提供可能な使いやすい情報の提供を実現するという作
用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、提供されるべき
情報であるコンテンツを蓄積する蓄積手段と、ユーザの
嗜好に応じた前記コンテンツの提示形態を記述したユー
ザプロファイル及びユーザの情報端末の特性を設定した
端末プロファイルに従い前記コンテンツの変換仕様を動
的に生成する変換仕様生成手段と、前記変換仕様に従い
前記コンテンツを動的に変換するコンテンツ変換手段
と、前記変換されたコンテンツを配信する通信手段とを
含む情報提供サーバ装置としたものであり、ユーザの端
末の画面サイズ、音声情報等の端末とユーザの特性に適
応した、全てのユーザにアクセス可能な情報を提供する
ことができるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、コンテンツの配
信を要求された場合に、変換仕様生成手段は、変換仕様
を動的に生成し、更に、コンテンツ変換手段は、前記変
更仕様に従い前記コンテンツを動的に変換する請求項1
又は2記載の情報提供サーバ装置としたものであり、配
信要求された変換仕様のみを作成するため、余分なコン
テンツの作成を削減することができるという作用を有す
る。
【0017】請求項4に記載の発明は、ユーザプロファ
イルは、文字の大きさ、色使い、図の大きさ、レイアウ
ト若しくは音声出力の要否を含む情報提示方法又はコン
テンツの説明の詳しさ、音声出力の内容若しくは日本語
の場合には漢字への対応法を含む情報内容の少なくとも
1つの特性に対してユーザへの最適値を設定する請求項
1ないし3のいずれか記載の情報提供サーバ装置とした
ものであり、文字サイズやコンテンツの複雑さ、音声出
力の有無など、ユーザの特性に合わせた情報を提供可能
な使いやすい情報の提供を実現するという作用を有す
る。
【0018】請求項5に記載の発明は、コンテンツは、
それぞれの特性に対応する特性タグが予め定められ、前
記特性タグ及びタグ指定時の処理を予め記述されている
請求項1ないし4のいずれか記載の情報提供サーバ装置
としたものであり、コンテンツには、それぞれの特性に
対応する特性タグを定義して、特性タグおよびタグ指定
時の処理をあらかじめ記述しておくことにより、全ての
ユーザにアクセス可能な情報として提供することができ
るという作用を有する。
【0019】請求項6に記載の発明は、情報の配信を受
ける複数のクライアントと、情報を提供する情報提供サ
ーバ装置とを通信網で結ぶ情報提供システムであって、
クライアントは、情報の提示形態を記述したユーザプロ
ファイルを設定する手段と、サーバから提供された情報
を提示する提示手段とを含み、情報提供サーバ装置は、
提供されるべき情報であるコンテンツを蓄積する蓄積手
段と、ユーザの嗜好に応じた情報の提示形態を記述した
ユーザプロファイルに従い前記コンテンツの変換仕様を
動的に生成する変換仕様生成手段と、前記変換仕様に従
い前記コンテンツを動的に変換するコンテンツ変換手段
と、前記変換されたコンテンツを配信する通信手段とを
含む情報提供システムとしたものであり、ユーザプロフ
ァイルにユーザの嗜好で情報提示の仕方を記述すること
により、ユーザの特性に合わせた情報を提供可能な使い
やすい情報の提供を実現するという作用を有する。
【0020】請求項7に記載の発明は、情報を提供する
情報提供サーバ装置と、情報の配信を受ける複数のクラ
イアントとを通信網で結ぶ情報提供システムであって、
情報提供サーバ装置は、提供されるべき情報であるコン
テンツを蓄積する蓄積手段と、前記コンテンツを配信す
る通信手段とを含み、クライアントは、情報の提示形態
を記述したユーザプロファイルを設定する手段と、ユー
ザの嗜好に応じた情報の提示形態を記述したユーザプロ
ファイルに従い前記配信されたコンテンツの変換仕様を
動的に生成する変換仕様生成手段と、前記変換仕様に従
い前記配信されたコンテンツを動的に変換するコンテン
ツ変換手段と、前記変換されたコンテンツを提示する提
示手段とを含む情報提供システムとしたものであり、ク
ライアント側でユーザプロファイルに従って配信された
コンテンツを変換することにより、配信要求が集中した
際のサーバ側の負担を軽減することができるという作用
を有する。
【0021】請求項8に記載の発明は、提供されるべき
情報であるコンテンツを提供する複数の情報提供サーバ
装置と、前記コンテンツの配信を中継する中継装置と、
中継装置から前記コンテンツの配信を受ける複数のクラ
イアントとを通信網で結ぶ情報提供システムであって、
情報提供サーバ装置は、前記コンテンツを蓄積する蓄積
手段と、前記コンテンツを中継装置に配信する通信手段
とを含み、中継装置は、コンテンツの配信が要求された
場合に、ユーザの嗜好に応じた前記コンテンツの提示形
態を記述したユーザプロファイルに従い前記情報提供サ
ーバ装置から配信された前記コンテンツの変換仕様を動
的に生成する変換仕様生成手段と、前記コンテンツの配
信が要求された場合に、前記変換仕様に従い前記配信さ
れたコンテンツを動的に変換するコンテンツ変換手段
と、前記変換されたコンテンツをクライアントに配信す
る通信手段とを含み、クライアントは、前記中継装置か
ら配信された前記コンテンツを提示する提示手段とを含
む情報提供システムとしたものであり、中継装置にコン
テンツの変換手段を設けることにより、複数の情報提供
サーバからユーザの特性に合わせたコンテンツ配信を受
けることができるという作用を有する。
【0022】請求項9に記載の発明は、提供されるべき
情報であるコンテンツの提示形態を記述したユーザプロ
ファイルを設定する手段と、前記コンテンツを蓄積する
蓄積手段と、前記コンテンツの提示が要求された場合
に、ユーザの嗜好に応じた情報の提示形態を記述したユ
ーザプロファイルに従い前記コンテンツの変換仕様を動
的に生成する変換仕様生成手段と、前記コンテンツの提
示が要求された場合に、前記変換仕様に従い前記コンテ
ンツを動的に変換するコンテンツ変換手段と、前記変換
されたコンテンツを提示する提示手段とを含む情報端末
装置としたものであり、端末装置側のみでCDやDVD
などの記録媒体に蓄積されたコンテンツをユーザの特性
に合わせたコンテンツ提示ができるという作用を有す
る。
【0023】請求項10に記載の発明は、ユーザプロフ
ァイルは、文字の大きさ、色使い、図の大きさ、レイア
ウト若しくは音声出力の要否を含む情報提示方法又はコ
ンテンツの説明の詳しさ、音声出力の内容若しくは日本
語の場合には漢字への対応法を含む情報内容の少なくと
も1つの特性に対してユーザへの最適値を設定する請求
項9記載の情報端末装置としたものであり、文字サイズ
やコンテンツの説明の詳しさ、音声出力の有無など、ユ
ーザの特性に合わせた情報を提供可能な使いやすい情報
の提供を実現するという作用を有する。
【0024】請求項11に記載の発明は、コンテンツの
配信が要求された場合に、ユーザの嗜好に応じた情報の
提示形態を記述したユーザプロファイルに従い蓄積され
た前記コンテンツの変換仕様を、動的に生成し、更に、
前記変換仕様に従い前記蓄積されたコンテンツを、動的
に変換して配信する情報提供方法としたものであり、ユ
ーザの特性に合わせた情報を提供可能な使いやすい情報
の提供を実現するという作用を有する。
【0025】請求項12に記載の発明は、ユーザプロフ
ァイルは、文字の大きさ、色使い、図の大きさ、レイア
ウト若しくは音声出力の要否を含む情報提示方法又はコ
ンテンツの複雑さ、音声出力の内容若しくは日本語の場
合には漢字への対応法を含む情報内容の少なくとも1つ
の特性に対してユーザへの最適値を設定する請求項11
記載の情報提供方法としたものであり、文字サイズやコ
ンテンツの説明の詳しさ、音声出力の有無など、ユーザ
の特性に合わせた情報を提供可能な使いやすい情報の提
供を実現するという作用を有する。
【0026】請求項13に記載の発明は、コンテンツの
提示が要求された場合に、ユーザの嗜好に応じた情報の
提示形態を記述したユーザプロファイルに従い蓄積され
た前記コンテンツの変換仕様を、動的に生成し、更に、
前記変換仕様に従い前記蓄積されたコンテンツを、動的
に変換したコンテンツを提示する情報提示方法としたも
のであり、端末側のみでCDやDVDなどの記録媒体に
蓄積されたコンテンツをユーザの特性に合わせたコンテ
ンツ提示ができるという作用を有する。
【0027】請求項14に記載の発明は、ユーザプロフ
ァイルは、文字の大きさ、色使い、図の大きさ、レイア
ウト若しくは音声出力の要否を含む情報提示方法又はコ
ンテンツの複雑さ、音声出力の内容若しくは日本語の場
合には漢字への対応法を含む情報内容の少なくとも1つ
の特性に対してユーザへの最適値を設定する請求項13
記載の情報提示方法としたものであり、文字サイズやコ
ンテンツの説明の詳しさ、音声出力の有無など、ユーザ
の特性に合わせた情報を提供可能な使いやすい情報の提
供を実現するという作用を有する。
【0028】請求項15に記載の発明は、提供されるべ
きコンテンツである取扱説明書情報を蓄積する手段と、
ユーザの嗜好に応じた前記取扱説明書情報の提示形態を
記述したユーザプロファイルに従い蓄積された前記取扱
説明書情報の変換仕様を、動的に生成する変換仕様生成
手段と、前記変換仕様に従い蓄積された前記取扱説明書
情報を、動的に変換するコンテンツ変換手段と、変換さ
れた前記取扱説明書情報を配信する通信手段とを含む取
扱説明書情報提供装置としたものであり、ユーザプロフ
ァイルにユーザの嗜好に応じた情報の表示方法を記述す
ることにより、ユーザの特性に合わせた取扱説明書情報
を提供可能な、使いやすい取扱説明書情報提供システム
を実現するという作用を有する。
【0029】請求項16に記載の発明は、コンテンツの
配信を要求された場合に、変換仕様生成手段は、変換仕
様を動的に生成し、更に、コンテンツ変換手段は、前記
変換仕様に従い前記コンテンツを動的に作成する請求項
15記載の取扱説明書情報提供装置としたものであり、
配信要求された変換仕様のみを作成するため、余分なコ
ンテンツの作成を削減することができるという作用を有
する。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による情報提供システムの構成を示す図である。
【0032】図1において、102〜104、106は
ユーザの嗜好で情報提示の仕方を記述したユーザプロフ
ァイルに基づいた情報の配信を受ける情報端末装置又は
携帯端末であるクライアント、101はユーザプロファ
イルに基づいた情報を配信する情報提供サーバ装置であ
るサーバ、100はネットワーク、105はサーバ10
1からの情報を中継し、携帯端末106に配信する携帯
電話用の基地局、110は情報を中継する中継装置であ
る。
【0033】次に、図2に、上記のクライアント102
〜104及びサーバ101の構成を示し、詳細に説明す
る。
【0034】図2において、200は、クライアント1
02〜104である情報端末装置を示し、201は、ユ
ーザの嗜好で情報提示の仕方を記述したユーザプロファ
イルを生成するユーザプロファイル設定手段を示し、2
02は、ユーザプロファイルに基づいてコンテンツを変
換するサーバ用コンテンツ変換手段を示し、203は、
コンテンツを蓄積するサーバ用コンテンツ蓄積手段を示
し、204は、サーバ101から配信された情報をモニ
タやスピーカ等を用いてユーザに提示する情報提供手段
を示し、205は、構造化記述データで記述されたコン
テンツを作成するサーバ用コンテンツ作成手段を示し、
206は、ネットワーク100を介してサーバ101と
通信を行う通信手段を示し、208は、ユーザプロファ
イルを蓄積するユーザプロファイル蓄積手段を示し、2
09は、情報端末装置200からのユーザプロファイル
を解析するユーザプロファイル解析手段を示し、210
は、サーバ101である情報提供サーバ装置を示す。
【0035】ここで、情報端末装置200は、ユーザプ
ロファイル設定手段201、ユーザプロファイル蓄積手
段208、情報提供手段204及び通信手段206から
構成される。
【0036】一方、情報提供サーバ装置210は、サー
バ用コンテンツ作成手段205、サーバ用コンテンツ蓄
積手段203、ユーザプロファイル解析手段209、サ
ーバ用コンテンツ変換手段202及び通信手段206か
ら構成される。
【0037】上記のように構成された情報提供システム
の動作について説明する。
【0038】まず、情報端末装置200のユーザプロフ
ァイル設定手段201により、ユーザプロファイルを作
成する方法について説明する。
【0039】図3に、ユーザプロファイルを示す。図3
(a)は、プロファイル設定画面を示し、図3(b)
は、リストボックスを示す。また、301、303から
305は、ユーザプロファイル設定用ボタンを示し、3
02はリストボックスを示す。
【0040】ユーザプロファイルは、ユーザプロファイ
ル設定手段201において、各設定項目を「▼」ボタン
301をクリックして、リストボックス302で選択す
るようにしてユーザの嗜好に合った表示方法を設定す
る。最後まで設定が終了したら、「設定する」304を
選択することによりユーザプロファイルが生成され、ユ
ーザプロファイル蓄積手段208に蓄積される。
【0041】なお、同画面の「試す」ボタン303は、
設定したプロファイルでテスト表示をするもので、「設
定解除する」ボタン305は、設定した内容を初期化す
るものである。
【0042】本実施の形態では、次の各項目がリストボ
ックスに設定されており、文字の大きさ(5段階:設定
値は0から4を選択)、画像の拡大(1倍・2倍・3
倍:設定値は1から3を選択)、説明の詳しさ(概要・
普通・詳細:設定値は1から3を選択)、音声出力(両
方・音声のみ・テキストのみ:設定値はB、S、Tから
選択)、音声内容(テキスト用の内容・音声出力用の内
容:設定値は0または1を選択)、漢字の理解度(小学
校の各学年レベル:設定値は1から7を選択。1から6
は学年を示す。例えば、設定値2は、小学校2学年以上
のレベルの漢字をひらがなに変換する。0を設定すると
全ての漢字がひらがなに変換、7を設定するとひらがな
への変換は行われない。)、ふりがなの必要度(小学校
の各学年レベル:設定値は1から7を選択。数値の意味
は漢字の理解度と同じである)の項目が選択できるよう
になっている。
【0043】なお、()内の英数字は、ユーザプロファ
イルとして記録される数字を示す。図4に、ユーザプロ
ファイルの記述を示すが、選択された英数字を英数字列
“323B155”として記述される。
【0044】このように設定されたユーザプロファイル
は、必要に応じて情報提供サーバ装置210に送出され
るが、本実施の形態では作成されたユーザプロファイル
を、ホームページを閲覧した人からの個人情報を含む電
子情報ファイルであるCookieとしてネットワーク
100を介して情報提供サーバ装置210に送出される
場合について説明する。
【0045】また、Cookieは、Webサイトの提
供者が、Webブラウザを通じてユーザのコンピュータ
に一時的に個人情報を含む電子情報ファイルを保存でき
る仕組みでもあり、Cookieにはユーザに関する情
報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトの訪問回数
などを記録しておくことができるもので、一度設定して
おくと、次回使用時も再設定することなく、前回の設定
を利用できるものである。
【0046】次に、情報提供サーバ装置210のサーバ
用コンテンツ作成手段205について説明する。
【0047】コンテンツは、ユーザプロファイルの各特
性項目に対して、ud:fontは、文字の大きさを示
し、ud:imgは、画像の拡大を示し、ud:com
plexityは、説明の詳しさを示し、ud:spe
echは、音声出力用テキストを示し、ud:soun
dは、音声ファイルを添付するなどの音声補助情報を示
し、ud:kanjiは、漢字の理解度、ふりがなの必
要度を示すのタグを定義しており、コンテンツ作成時
に、それぞれのタグに対応する処理、内容を予めコンテ
ンツに埋め込むことにより、アクセシブルなコンテンツ
を作成することができる。
【0048】夫々のタグの属性をDTD(Docume
t Type Definition)を用いて以下に
示す。
【0049】ここで、ud:font、ud:imag
eは、HTMLのfont、imageタグに置着替え
られるため、それらと同じ属性が記述可能である。以下
の定義のなかで、小文字で記述されているものは、ud
タグおよび属性を示し、大文字で記述されているものと
しては、!ATTLISTは、属性の定義であるという
宣言を示し、CDATAは、文字列情報であることを示
し、#REQUIREDは、その属性に対する値の設定
が必要であることを示し、#INPLIEDは、属性の
省略可能であることを示す。
【0050】例えば、<!ATTLIST ud:co
mplexity level CDATA #REQ
UIRED>の記述では、ud:comlixityタ
グは、levelという属性を有し、その属性は省略不
可で、文字列として設定されることを示す。図6に本タ
グの使用例を示し、説明は後述する。
【0051】<!ATTLIST ud:kanji
yomi CDATA #REQUIRED leve
l CDATA #REQUIRED>の記述では、u
d:kanjiタグは、yomi及びlevelという
属性を有し、その属性は省略不可で、文字列として設定
されることを示す。
【0052】例えば、「受話器」という漢字にレベル4
の読み仮名を付加する場合の記述は、<ud:kanj
i level=“4” yomi=“じゅわき”>受
話器</ud:kanji>となる。
【0053】次に、<!ATTLIST ud:sou
nd src CDATA #REQUIRED au
tostart CDATA #IMPLIED wi
dth CDATA #IMPLIED height
CDATA #IMPLIED>の記述では、ud:
soundタグは、srcという音声ファイル名を示す
省略不可の属性と、autostart、width、
heightという省略可能な属性を有する。また、s
rcは、音声ファイルのファイル名を示し、autos
tartは、音声の自動再生の要否を示し、width
及びheightは、再生ボタンのサイズを示す。本タ
グの使用例は以下のとおりである。
【0054】ファイル名「sound/manu2−
1.wav」を自動再生無しとし、高さ26、幅50の
再生ボタンを表示する場合の記述は、<ud:soun
d src=“sound/manu2−1.wav”
height=“26” width=“50” a
utostart=“false”>となる。
【0055】次に、<!ATTLIST ud:img
border CDATA #REQUIRED h
eight CDATA #REQUIRED wid
thCDATA>#REQUIRED src CDA
TA #REQUIREDalt CDATA #IM
PLIED align (top | middle
| bottom | left | right)
#IMPLIED hspace CDATA #I
MPLIED vspace CDATA#IMPLI
ED > usemap CDATA #IMPLIE
D ismap CDATA #IMPLIED>>の
記述と、<!ATTLIST ud:font siz
e CDATA #REQUIRED color C
DATA #IMPLIED>の記述とでは、共に、s
izeという省略不可の属性と、HTML定義されてい
るfont、imageの属性をそのまま記述できる。
ud:fontの使用例を図5に示し、説明は後述す
る。
【0056】また、ud:imageの使用例として、
画像ファイル名「image2/imanu2−1.g
if」を、幅223、高さ152の画像サイズで表示
し、表示位置は「left」に指定され、画像に関する
コメントとして、「電話をかける」が音声として出力さ
れる場合の記述は、<ud:img border=
“0” src=“image2/imanu2−1.
gif” width=“223” height=
“152”align=“left” alt=“電話
をかける”/>となる。
【0057】ここで、srcは画像ファイル名、wid
thとheightは画像のサイズ、altは、画像に
関するコメントとして、視覚障害者がテキストリーダを
用いて音声で情報にアクセスする場合には、このalt
に設定された文字列が音声に変換され、alignは図
形の表示位置を示す。
【0058】次に、<!ATTLIST ud:spe
ech level CDATA#REQUIRED>
の記述では、ud:speechタグは、levelと
いう属性を有し、その属性は省略不可で、文字列として
設定されることを示す。ud:speechの使用例を
図12に示し、説明は後述する。
【0059】また、独自に定義するタグを用いるため、
コンテンツは、構造化記述言語XML(eXtensi
ble Markup Language:XML)、
または、HTMLに、XMLの持つ柔軟性、拡張性を取
り入れた文書構造記述言語XHTML(eXtensi
ble HyperText Markup Lang
uage:XTML)等で記述するもので、コンテンツ
記述の一例を図5、図6、図7及び図12に示す。
【0060】図5(a)は、ud:fontタグの記述
を示し、図5(b)及び図5(c)は、作成されるHT
MLの記述を示し、図5(d)及び図5(e)は、表示
結果を示す。
【0061】まず、図5(a)は、ud:fontとい
うフォントサイズに関するタグを用いたコンテンツ記述
であり、size=“3”が指定されている。このsi
zeで指定される値が、作成されるHTMLに反映され
る。
【0062】次に、図5(b)は、ユーザプロファイル
でフォントサイズ=[うんと大きめ(3)]で設定され
たHTMLである。ud:font size=“3”
が指定され、変換前のHTMLのフォントサイズ“3”
に加算され、size=“6”となる。
【0063】また、図5(c)は、ユーザプロファイル
でフォントサイズ=[普通(0)]が設定されたHTM
Lである。ud:font size=“0”が指定さ
れ、変換前のHTMLのフォントサイズ“3”に加算さ
れ、size=“3”となる。
【0064】図5(d)は、フォントサイズ=[うんと
大きめ(3)]で設定されたHTMLによる表示を示
し、図5(e)は、フォントサイズ=[普通(0)]で
設定されたHTMLによる表示を示す。
【0065】以上のように、ud:fontタグを用い
ることで、HTMLを予め複数作成することなく、ユー
ザプロファイルを参照することで、ユーザの嗜好に応じ
たHTMLを表示することができる。
【0066】図6には、ud:complexityと
いう内容の詳しさに関するタグを用いたコンテンツ記述
例を示す。
【0067】ここで、図6(a)は、udタグの記述を
示し、図6(b)、図6(c)及び図6(d)は、ud
タグの記述によるコンテンツの表示を示す。
【0068】HTMLは、ユーザプロファイルによる説
明の詳しさの指定に従って、夫々の内容が選択され出力
される。例えば、図6(b)は、level=“簡単”
を指定した場合であり、「さくら:春に咲く花。」と表
示され、図6(c)は、level=“普通”を指定し
た場合であり、「さくら:落葉樹で、春に淡いピンクの
花をつける。」と表示され、図6(d)は、level
=“複雑”を指定した場合であり、「さくら:落葉樹
で、春に淡いピンクの花をつける。日本の国花。」と表
示される。
【0069】また、図12には、ud:speechと
いう音声出力の内容に関するコンテンツ記述を示す。図
12(a)は、コンテンツの記述表示を示し、図12
(b)及び図12(c)は、音声出力の表示を示す。
【0070】ユーザプロファイルの音声内容の記述に従
い、夫々の内容が選択され出力される。図12(b)
は、speech=“0”を指定した場合であり、視覚
情報を用いない代替情報「右から2番目のボタン」とし
て提供し、図12(c)は、speech=“1”を指
定した場合であり、視覚障害の方や一時的に視覚情報が
使えない状態のユーザに、「赤いボタン」のような視覚
を併用した情報を提供することができる。
【0071】また、このように作成されたコンテンツ
は、サーバ用コンテンツ蓄積手段203に蓄積される。
【0072】次に、サーバ用コンテンツ変換手段202
について、図7に示すフローを用いて詳細に説明する。
コンテンツ変換手段202は、コンテンツの変換仕様
(スタイルシート言語XSL:eXtensible
Style Language)を動的に作成する変換
仕様作成手段202aと、変換仕様(XSL)をもとに
コンテンツをユーザプロファイルに従って変換(XSL
T:XSL Transformations)するコ
ンテンツ変換手段202bから構成されている。
【0073】XMLは、データ構造を記述したものでレ
イアウト情報がなく、XMLをどう表示させるかのスタ
イルを指定する必要がある。そのスタイル言語として、
HTML及びXML用としてCSS(Cascatin
g Style Sheets)があり、XML用とし
てXSL等がある。
【0074】まず、情報端末装置200でユーザプロフ
ァイルが設定される。ここでは、Webのプロファイル
設定画面を使って処理開始時に設定しても良いし、Co
okieを使って情報端末装置200に保持された以前
に設定されたプロファイルを使用することもできる(S
601)。Web上でユーザプロファイルを設定する
と、次に参照したいURLアドレスを入力すると、UR
Lとユーザプロファイル内容をともにサーバ101に送
信する(S602)。
【0075】情報提供サーバ装置210は、まず、ユー
ザプロファイル解析手段209で、ユーザプロファイル
の解析を行い、図4に示した英数字列“323B15
5”から文字の大きさ:3(うんと大きめ)、画像の拡
大:2(2倍)、説明の詳しさ:3(詳細)、音声出
力:B(両方)、音声内容:1(音声出力用)、漢字の
理解度:5(小学校5学年程度)、ふりがなの必要度:
5(小学校5学年程度)が設定されていることを解析す
る(S603)。
【0076】次に、変換仕様作成手段202aでは、ユ
ーザプロファイルの解析結果に従い、表示のスタイルシ
ートである変換ファイル(XSL)をユーザからの情報
提供要求時に動的に作成する。すなわち、変換仕様作成
手段202aでは、ユーザプロファイルから得られる情
報をもとに、コンテンツの変換仕様(XSL)を動的に
作成する(S604)。
【0077】XSLは、XMLで記述されたコンテンツ
の表示方法を記述するもので、その一例を図8に示す。
図8(a)は、udタグの記述を示し、図8(b)は、
変換の記述を示し、図8(c)は、変換されたコンテン
ツの記述を示す。
【0078】図8は、予め作成された汎用のXSLファ
イルに対して、ユーザプロファイルから得られる情報を
パラメータとして提供することにより、ユーザに適応し
たコンテンツを生成するためのXSLファイルを動的に
生成している。
【0079】図8(a)では、udタグにより文字サイ
ズ“3”が記述されており、ユーザプロファイルを解析
することで、文字の大きさ:3(うんと大きめ)が設定
されていることになる。このため、“font#enl
arge”には“3”が設定さる。
【0080】また、図8(b)の変換ファイルには、初
期値として“fontsize#base”には“3”
が設定されており、“fontsize#base”及
び“font#enlarge”が足し合わされた
“6”が記述となり、コンテンツのフォントサイズは、
図8(c)に示すようにfont size=“6”と
なる。
【0081】また、画像の拡大は、基本的にfontと
同様にサイズで規定され、説明の詳しさなどは、複数種
のコンテンツを予め作成し、ユーザの要求に応じて適宜
選択される。
【0082】また、「画像の拡大」は、「font」タ
グと同様にサイズで規定され、それ以外のタグについて
は、図6で説明した「詳しさ」のタグでの説明と同様
に、複数種のコンテンツを予め作成し、ユーザの要求に
応じて適宜選択される。
【0083】次に、コンテンツ変換手段202bでは、
タグ付けされたコンテンツを取得して(S606)、コ
ンテンツを変換ファイルに従って情報端末装置200で
表示可能なフォーマット(HTML、C−HTML)に
変換(XSLT:XSL Transformatio
n)する(S605)。コンテンツ変換手段202bで
は、ユーザプロファイルに従い動的に生成された変換仕
様(XSL)をもとに、サーバ用コンテンツ蓄積手段2
03に蓄積されているコンテンツ(XHTMLもしくは
XML)を変換する。
【0084】ここでは、コンテンツを送出先に必要なフ
ォーマットとして提供可能な形態(HTML、C−HT
ML(i−mode(登録商標))、音声(電話)な
ど)に変換する。コンテンツ変換手段202bであるX
SLTは、XML(XHTM含む)を変換仕様XSLに
従って変換する機能を示す。
【0085】図8では、コンテンツ中に、ud:fon
t size=“3”というタグに対して、変換仕様
(XSL)に基づいてfont size=“6”とい
うHTMLタグに変換して出力することを示す。
【0086】サーバ用コンテンツ変換手段202で変換
されたコンテンツは、通信手段206により情報端末装
置200に配信される(S607)。
【0087】情報端末装置200側では、受信した内容
をユーザに提示する(S608)。
【0088】次に、情報端末装置200の通信手段20
6及び情報提供手段204について、説明する。
【0089】情報提供サーバ装置210でユーザプロフ
ァイルに従って生成・変換されたコンテンツは、ネット
ワーク100を介して通信手段206により受信する。
【0090】受信されたコンテンツは、情報提供手段2
04によりテキスト・映像情報はモニタ画面に、また音
声情報はスピーカ等によりユーザに提供される。図5、
図6にユーザプロファイルに従って提供された情報の例
を示す。図5は、ユーザプロファイルで文字の大きさ
[うんと大きめ(3)]と[普通(0)]を設定したと
きの表示状態を示し、図6では、説明の詳しさを[簡
単]、[普通]及び[複雑]に設定したときの表示内容
である。
【0091】なお、本発明では、作成されたユーザプロ
ファイルは、ネットワーク100を介して情報提供サー
バ装置210に送出されると説明したが、これに限定さ
れるものでなく、作成されたユーザプロファイルはFD
等の記録媒体に記憶し、郵送してもよい。
【0092】また、ユーザプロファイル登録用紙に、各
設定項目にマークし、情報提供サーバ装置210に送
り、情報提供サーバ装置210側で入力・保存してもよ
い。
【0093】また、各ユーザプロファイル設定手段20
1が情報提供サーバ装置210内にあり、Web上で各
項目を設定するようにしてもよい。
【0094】なお、ユーザがICカードや無線タグに、
自分のプロファイルを保持しておき、端末側にそれらの
情報を読み取る機能をもつことによって実現することも
可能である。
【0095】このように、ユーザの嗜好に応じた情報の
提示方法を設定したユーザプロファイルによりコンテン
ツを変換することにより、以下のようなことが可能とな
る。
【0096】第1に、拡大鏡のような部分的な拡大では
なく、全体構造を維持したまま、文字を拡大して読み易
くできる。
【0097】第2に、文字サイズが拡大された場合は、
情報端末の画面に表示できる情報量が制限されるため、
表示する内容の要約とすることで、余計なスクロール等
を生じさせることなく、情報を提供できる。また、レイ
アウトが狂って、見難くなることを回避できる。
【0098】第3に、視覚障害者が音声で情報にアクセ
スする場合には、不要なイメージ情報を削除すること
で、情報提供時間が短縮できる。また、「図のよう
に」、「赤いボタン」等の視覚的な情報を、予め設定し
た代替情報で提供することにより、アクセシビリティの
高い情報提供ができる。更に、音声で聞いたときに理解
し易いように情報提示の順序を変更できる。
【0099】第4に、漢字の使い方や難しい漢字によみ
をつける機能により、認知障害、子供及び日本語を母国
語としないユーザなど、情報利用者を拡張することがで
きる。
【0100】第5に、予めコンテンツをアクセシブルに
作成し、それを活用するための手段もともに提供するの
で、コンテンツに起因する問題を解消することができ
る。
【0101】第6に、情報端末装置によりコンテンツの
配信が要求され、ユーザプロファイルが情報提供サーバ
装置に送信されてから、変換仕様を動的に作成し、更
に、配信するコンテンツを動的に変換するため、予め複
数のユーザの変換仕様を作成する必要がなく、情報提供
サーバ装置のコンテンツ蓄積手段の容量削減と、コンテ
ンツ検索による情報提供サーバ装置の負荷軽減が可能と
なる。
【0102】(実施の形態2)図9は、本発明第2の実
施の形態による情報提供システムの構成を示した図であ
る。
【0103】基本的な構成は、第1の実施の形態と同じ
だが、情報を表示する情報端末装置200、情報を受信
し、ユーザプロファイルに従い情報を変換し、変換した
い情報を情報端末に送信する情報提供中継装置及び情報
を情報提供中継装置に送信する情報提供サーバ装置から
構成される。
【0104】ここで、802は、情報提供サーバ装置か
ら受信した情報を変換する中継用コンテンツ変換手段を
示し、803a〜803cは、情報を蓄積するコンテン
ツ蓄積手段を示し、810a〜810cは、情報を提供
する情報提供サーバ装置を示し、820は、情報提供サ
ーバ装置810から受信した情報を変換し、情報端末装
置200に送信する情報提供中継装置を示す。
【0105】ここで、中継用コンテンツ変換手段802
が、コンテンツ蓄積手段803を有するサーバ101で
ある情報提供サーバ装置810上ではなく、クライアン
ト102〜104である情報端末装置200と情報提供
サーバ装置810の間にある情報提供中継装置820上
に設けられている。
【0106】この構成により、定義されたタグを用いて
記述された複数の情報提供サーバ装置810a〜810
c上のコンテンツ蓄積手段803a〜803cに蓄積さ
れた複数のコンテンツの情報を、ユーザプロファイルに
従って最適に提供することが可能となる。
【0107】(実施の形態3)図10は、本発明第3の
実施の形態による情報提供システムの構成を示した図で
ある。
【0108】基本的な構成は、第1の実施の形態と同様
に、情報端末装置及び情報提供サーバ装置から構成され
ている。
【0109】ただし、端末用コンテンツ変換手段902
が、サーバ用コンテンツ蓄積手段203を有するサーバ
101である情報提供サーバ装置910上ではなく、ク
ライアント102〜104である情報端末装置900に
設けた構成である。
【0110】情報提供サーバ装置910でネットワーク
100を介して配信されたコンテンツは、情報端末装置
900の通信手段206で受信し、端末用コンテンツ変
換手段902でユーザプロファイルを用いて受信したコ
ンテンツを変換して情報提供手段204に出力する。情
報提供手段204は、ユーザの嗜好に合った表示方法に
変換されたコンテンツを提示されることになる。
【0111】また、本発明の情報端末装置900は、情
報提供サーバ装置910から予め配信されたコンテンツ
と、CDやDVD等の蓄積用メディア912を介して入
手したコンテンツとを情報端末装置900側の端末用コ
ンテンツ記憶手段909に一旦蓄積しておき、必要に応
じてユーザの嗜好に合った表示方法に変換してコンテン
ツの提示を受けることも可能である。
【0112】この構成により、使用する情報端末のヘル
プやオンラインマニュアル、クライアント102〜10
4にインストールしたソフトのマニュアルなど、クライ
アント102〜104上にあるコンテンツが、定義され
たタグを用いて記述されていれば、ユーザプロファイル
に従って最適に情報を提供することが可能となる。
【0113】(実施の形態4)図11は、本発明第4の
実施の形態による情報提供システムの構成を示した図で
ある。
【0114】基本的な構成は、第1の実施の形態と同じ
だが、ユーザプロファイル設定手段1001a〜100
1cに加えて、端末プロファイル設定手段1012a〜
1012cを設けた構成とし、ユーザプロファイルと端
末プロファイルの両方を用いて、コンテンツを変換する
ようにしたものである。
【0115】また、情報が提供される情報端末装置とし
ては、モニタ、スピーカを含むパーソナルコンピュータ
1000a、携帯電話及びPDA等の1000b、音声
通話のみの電話1000c等、色々な場合が想定され
る。
【0116】端末プロファイルには、画面の有無(1/
0)、画面の大きさ(800×600などの画面サイ
ズ)カラー表示色数、通信速度などの項目が設定され
る。
【0117】本実施の形態では、各情報端末装置100
0a〜1000cの情報提供手段1004a〜1004
cのモニタやスピーカ等の性能から端末プロファイル設
定手段1012により端末プロファイルを生成する。生
成された端末プロファイルは、ユーザプロファイルと共
に通信手段206によりネットワーク100を介して情
報提供サーバ装置1010に送出される。
【0118】情報提供サーバ装置1010は、情報端末
装置1000からの端末プロファイルとユーザプロファ
イルは、それぞれプロファイル解析手段209で記述内
容を解析する。サーバ用コンテンツ蓄積手段203から
のコンテンツは、プロファイル解析手段209の解析結
果を用いて、ユーザの嗜好に合った表示方法及び端末の
表示能力に合ったコンテンツに変換される。
【0119】変換されたコンテンツは、通信手段206
によりネットワーク100を介して情報端末装置100
0に配信される。
【0120】配信されたコンテンツは、各情報端末装置
1000において、各ユーザの嗜好及び端末の性能に合
った情報の提示を得ることできる。
【0121】その際に、端末プロファイルと、ユーザプ
ロファイルの両方を考慮して、コンテンツ変換を行うこ
とを可能とする。これにより、ユーザ及び端末の特性を
考慮した最適な情報提供を行うことが可能となる。
【0122】(実施の形態5)図13に、本発明第5の
実施の形態によるシステム構成を示す。基本構成は、図
2と同じであり、コンテンツ作成手段205により作成
された取扱説明書に関する情報が取扱説明書情報蓄積手
段1301に蓄積されている。本実施の形態は、電話の
取扱説明書を対象とし、取扱説明書をユーザの特性に合
わせて最適な形で、電子的に提供するシステムである。
【0123】取扱説明書は、購入時に冊子として同梱さ
れることが多いが、保管が面倒という声も多く、また視
覚障害者には利用できないなどの課題がある。また、イ
ンターネット上で電子的に提供される場合も増加しつつ
あるが、取扱説明書の冊子を単純にPDF(Porta
ble Document Format:PDF)化
しただけのものが多く、ユーザ層の拡大や使い易さの向
上には至っていない。
【0124】本システムでは、ユーザは、まず、プロフ
ァイル設定画面で、文字の大きさ、画像の拡大、説明の
詳しさ、音声出力の有無及び漢字の理解度を含むユーザ
に最適なプロファイルの設定を行う。次に、プロファイ
ル設定項目及び設定されたプロファイルが、Cooki
eとして保存され、一度設定すると、次回からは設定し
たプロファイルが利用できるのは、第1の実施の形態と
同様である。
【0125】取扱説明書を提供するサーバ101では、
設定されたプロファイルに応じて、変換仕様であるXS
Lを動的に生成し、予めアクセシブルに記述されたコン
テンツを、ユーザの特性に応じた内容に変換したHTM
L文書として提供する。
【0126】本システムでは、ud:complexi
tyタグを、次の3つのレベルで用いている。
【0127】コンテンツ記述の一例を図14に示す。図
14(a)は、Level=1であり、従来の取扱説明
書を画像情報として提供することを示し、図14(b)
は、Level=2であり、従来の取扱説明書の内容を
HTML化したものを示し、図14(c)は、Leve
l=3であり、音声読み上げソフトを用いて利用する場
合を想定して、音声読み上げに適した内容を提供するこ
とを示す。
【0128】この内容に関しては、第1の実施の形態に
記述した、音声出力用に内容をカスタマイズするタグで
あるud:speechの利用が基本であるが、今回は
電話の取扱説明書を対象としており、内容が比較的簡単
であり、内容の詳しさを1段階とした。
【0129】また、音声出力用のカスタマイズについて
もud:complexityのタグを用いて行ってい
る。
【0130】音声出力用では、次に、第1に、音声読み
上げに適した内容・文体での取扱説明書の提供、第2
に、視覚を必要とする情報に対して、代替/補助情報を
提供することが可能となる。
【0131】具体的には、「取る」、「ダイヤルする」
のような表現を、音声で聞くときに、聞き易いとされる
丁寧語文体「受話器を取ります」「ダイヤルします」で
提供することができ、「再ダイヤルボタンを押す」とい
う情報に対し、「再ダイヤルボタンは、電話機上部のオ
ートダイヤルボタンの下にある横長の機能ボタンの、右
から2つめです」のようにボタンの位置と形の情報を併
せて提供することが可能となる。
【0132】また、音声読み上げソフトを持たないユー
ザでも音声出力を利用できるよう、本システムは、内容
を音声ファイルで提供する機能を持つ。音声ファイルは
予めサーバ101に準備している。この音声ファイルで
提供する機能により、文字の読みにくい高齢者や子ども
等が、音声で内容を知ることができる。
【0133】音声出力は、<ud:sound src
=“filename.wav”>で、音声ファイル名
を指定することによって、実現される。
【0134】また、ud:kanjiタグを用いること
で、「漢字にルビをつけるレベル」、または、「ひらが
なに変換して提供するレベル」を選択することができ
る。
【0135】次に、本システムの提供情報の表示例を図
15(a)から図15(d)に示す。各表示例のユーザ
プロファイルは、以下のように設定されている。
【0136】図15(a)は、すばやく表示するため
に、従来の取扱説明書を示する。complexity
level=1に設定されている。図15(b)は、
大きく表示するために、文字サイズをかなり大きめに示
する。図15(c)は、内容の理解を容易にするため
に、漢字にふりがなをふり、更に、小学校2学年程度の
漢字の理解力に合わせて記述とし、文字サイズは、大き
めとする。図15(b)及び図15(c)は、coml
exity level=2に設定されている。図15
(d)は、音声による表示とし、音声用代替/補助情
報、音声出力を用いる。comlexity leve
l=3である。
【0137】このように、取扱説明書を、ユーザの特性
にあわせて外観、内容ともにカスタマイズして提供する
ことにより、ユーザが利用し易くなるとともに、取扱説
明書を利用可能なユーザ層を拡大することが可能とな
る。
【0138】また、主婦、全盲、弱視などの視覚障害
者、高齢者及び学生に本システムを用いたユーザテスト
を行ったところ、有効な結果を確認できた。
【0139】なお、ユーザプロファイル設定方法とし
て、本実施の形態では、設定画面を用いて文字サイズや
説明のレベル等のユーザプロファイルをユーザが設定す
る方法を用いたが、予めカード、トランスポンダ及び携
帯電話などにユーザプロファイルを設定し、データを転
送することで使用することも可能である。
【0140】また、文字の大きさといった直接的な設定
でなく、ユーザの視力・聴力等を入力することにより、
最適なユーザプロファイルを設定することも可能であ
る。
【0141】更に、いくつかの変換画面から最適なもの
を選択することにより、ユーザプロファイルを設定する
ことも可能である。
【0142】また、情報端末としては、PCを例として
用いたが、TV、PDA及び携帯電話等家庭内で用いる
機器であっても、ATM、券売機、KIOSK又は公共
サービス端末等の社会で用いられる機器でも、全く同じ
効果を得ることができる。
【0143】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特性に
対応した特性タグ及び予め処理が埋め困れたアクセシブ
ルなコンテンツを作成し、ユーザの特性に応じて最適な
情報提供を行うことにより、デジタルデバイドを解消す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態による情報提供システ
ムの構成を示す図
【図2】同第1の実施の形態による情報提供システムの
構成を示す図
【図3】(a)同第1の実施の形態によるプロファイル
設定画面を示す図 (b)同第1の実施の形態によるプロファイル設定画面
のリストボックスを示す図
【図4】同第1の実施の形態によるプロファイル設定を
示す図
【図5】(a)同第1の実施の形態によるudタグの記
述を示す図 (b)同第1の実施の形態によるHTMLを示す図 (c)同第1の実施の形態によるHTMLを示す図 (d)同第1の実施の形態によるコンテンツの表示を示
す図 (e)同第1の実施の形態によるコンテンツの表示を示
す図
【図6】(a)同第1の実施の形態によるudタグの記
述を示す図 (b)同第1の実施の形態によるコンテンツの表示を示
す図 (c)同第1の実施の形態によるコンテンツの表示を示
す図 (d)同第1の実施の形態によるコンテンツの表示を示
す図
【図7】同第1の実施の形態による処理の流れを示す図
【図8】(a)同第1の実施の形態によるudタグの記
述を示す図 (b)同第1の実施の形態によるXLSの記述を示す図 (c)同第1の実施の形態による変換されたコンテンツ
の記述を示す図
【図9】同第2の実施の形態による情報提供システムの
構成を示す図
【図10】同第3の実施の形態による情報提供システム
の構成を示す図
【図11】同第4の実施の形態による情報提供システム
の構成を示す図
【図12】(a)同第1の実施の形態によるコンテンツ
の記述表示を示す図 (b)同第1の実施の形態による音声出力の表示を示す
図 (c)同第1の実施の形態による音声出力の表示を示す
【図13】同第5の実施の形態による取扱説明書情報提
供システムの構成を示す図
【図14】(a)同第5の実施の形態による取扱説明書
情報記述level=1を示す図 (b)同第5の実施の形態による取扱説明書情報記述l
evel=2を示す図 (c)同第5の実施の形態による取扱説明書情報記述l
evel=3を示す図
【図15】(a)同第5の実施の形態による取扱説明書
をすばやく表示する場合を示す図 (b)同第5の実施の形態による取扱説明書を大きく表
示する場合を示す図 (c)同第5の実施の形態による取扱説明書を容易に表
示する場合を示す図 (d)同第5の実施の形態による取扱説明書を音声によ
る表示を示す図
【符号の説明】
100 ネットワーク 101 サーバ 102〜104 クライアント 105 基地局 106 携帯端末 110 中継装置 200 情報端末装置 201 ユーザプロファイル設定手段 202 サーバ用コンテンツ変換手段 202a 変換仕様作成手段 202b コンテンツ変換手段 203 サーバ用コンテンツ蓄積手段 204 情報提供手段 205 サーバ用コンテンツ作成手段 206 通信手段 208 ユーザプロファイル蓄積手段 209 ユーザプロファイル解析手段 210 情報提供サーバ装置 301、303〜305 ユーザプロファイル設定用ボ
タン 302 リストボックス 802 中継用コンテンツ変換手段 803a〜803c コンテンツ蓄積手段 810a〜810c 情報提供サーバ装置 820 情報提供中継装置 900 情報端末装置 902 端末用コンテンツ変換手段 910 情報提供サーバ装置 912 蓄積用メディア 1000a、1000b、1000c 情報端末装置 1001a、1001b、1001c ユーザプロファ
イル設定手段 1004a 情報提供手段(モニタ) 1004b 情報提供手段(PDA) 1004c 情報提供手段(電話) 1010 情報提供サーバ装置 1012a、1012b、1012c 端末プロファイ
ル設定手段 1301 取扱説明書情報蓄積手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 提供されるべき情報であるコンテンツを
    蓄積する蓄積手段と、ユーザの嗜好に応じた前記コンテ
    ンツの提示形態を記述したユーザプロファイルに従い前
    記コンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様生成
    手段と、前記変換仕様に従い前記コンテンツを動的に変
    換するコンテンツ変換手段と、前記変換されたコンテン
    ツを配信する通信手段とを含む情報提供サーバ装置。
  2. 【請求項2】 提供されるべき情報であるコンテンツを
    蓄積する蓄積手段と、ユーザの嗜好に応じた前記コンテ
    ンツの提示形態を記述したユーザプロファイル及びユー
    ザの情報端末の特性を設定した端末プロファイルに従い
    前記コンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様生
    成手段と、前記変換仕様に従い前記コンテンツを動的に
    変換するコンテンツ変換手段と、前記変換されたコンテ
    ンツを配信する通信手段とを含む情報提供サーバ装置。
  3. 【請求項3】 コンテンツの配信を要求された場合に、
    変換仕様生成手段は、変換仕様を動的に生成し、更に、
    コンテンツ変換手段は、前記変更仕様に従い前記コンテ
    ンツを動的に変換する請求項1又は2記載の情報提供サ
    ーバ装置。
  4. 【請求項4】 ユーザプロファイルは、文字の大きさ、
    色使い、図の大きさ、レイアウト若しくは音声出力の要
    否を含む情報提示方法又はコンテンツの説明の詳しさ、
    音声出力の内容若しくは日本語の場合には漢字への対応
    法を含む情報内容の少なくとも1つの特性に対してユー
    ザへの最適値を設定する請求項1ないし3のいずれか記
    載の情報提供サーバ装置。
  5. 【請求項5】 コンテンツは、それぞれの特性に対応す
    る特性タグが予め定められ、前記特性タグ及びタグ指定
    時の処理を予め記述されている請求項1ないし4のいず
    れか記載の情報提供サーバ装置。
  6. 【請求項6】 情報の配信を受ける複数のクライアント
    と、情報を提供する情報提供サーバ装置とを通信網で結
    ぶ情報提供システムであって、クライアントは、情報の
    提示形態を記述したユーザプロファイルを設定する手段
    と、サーバから提供された情報を提示する提示手段とを
    含み、情報提供サーバ装置は、提供されるべき情報であ
    るコンテンツを蓄積する蓄積手段と、ユーザの嗜好に応
    じた情報の提示形態を記述したユーザプロファイルに従
    い前記コンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様
    生成手段と、前記変換仕様に従い前記コンテンツを動的
    に変換するコンテンツ変換手段と、前記変換されたコン
    テンツを配信する通信手段とを含む情報提供システム。
  7. 【請求項7】 情報を提供する情報提供サーバ装置と、
    情報の配信を受ける複数のクライアントとを通信網で結
    ぶ情報提供システムであって、情報提供サーバ装置は、
    提供されるべき情報であるコンテンツを蓄積する蓄積手
    段と、前記コンテンツを配信する通信手段とを含み、ク
    ライアントは、情報の提示形態を記述したユーザプロフ
    ァイルを設定する手段と、ユーザの嗜好に応じた情報の
    提示形態を記述したユーザプロファイルに従い前記配信
    されたコンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様
    生成手段と、前記変換仕様に従い前記配信されたコンテ
    ンツを動的に変換するコンテンツ変換手段と、前記変換
    されたコンテンツを提示する提示手段とを含む情報提供
    システム。
  8. 【請求項8】 提供されるべき情報であるコンテンツを
    提供する複数の情報提供サーバ装置と、前記コンテンツ
    の配信を中継する中継装置と、中継装置から前記コンテ
    ンツの配信を受ける複数のクライアントとを通信網で結
    ぶ情報提供システムであって、情報提供サーバ装置は、
    前記コンテンツを蓄積する蓄積手段と、前記コンテンツ
    を中継装置に配信する通信手段とを含み、中継装置は、
    コンテンツの配信が要求された場合に、ユーザの嗜好に
    応じた前記コンテンツの提示形態を記述したユーザプロ
    ファイルに従い前記情報提供サーバ装置から配信された
    前記コンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様生
    成手段と、前記コンテンツの配信が要求された場合に、
    前記変換仕様に従い前記配信されたコンテンツを動的に
    変換するコンテンツ変換手段と、前記変換されたコンテ
    ンツをクライアントに配信する通信手段とを含み、クラ
    イアントは、前記中継装置から配信された前記コンテン
    ツを提示する提示手段とを含む情報提供システム。
  9. 【請求項9】 提供されるべき情報であるコンテンツの
    提示形態を記述したユーザプロファイルを設定する手段
    と、前記コンテンツを蓄積する蓄積手段と、前記コンテ
    ンツの提示が要求された場合に、ユーザの嗜好に応じた
    情報の提示形態を記述したユーザプロファイルに従い前
    記コンテンツの変換仕様を動的に生成する変換仕様生成
    手段と、前記コンテンツの提示が要求された場合に、前
    記変換仕様に従い前記コンテンツを動的に変換するコン
    テンツ変換手段と、前記変換されたコンテンツを提示す
    る提示手段とを含む情報端末装置。
  10. 【請求項10】 ユーザプロファイルは、文字の大き
    さ、色使い、図の大きさ、レイアウト若しくは音声出力
    の要否を含む情報提示方法又はコンテンツの説明の詳し
    さ、音声出力の内容若しくは日本語の場合には漢字への
    対応法を含む情報内容の少なくとも1つの特性に対して
    ユーザへの最適値を設定する請求項9記載の情報端末装
    置。
  11. 【請求項11】 コンテンツの配信が要求された場合
    に、ユーザの嗜好に応じた情報の提示形態を記述したユ
    ーザプロファイルに従い蓄積された前記コンテンツの変
    換仕様を、動的に生成し、更に、前記変換仕様に従い前
    記蓄積されたコンテンツを、動的に変換して配信する情
    報提供方法。
  12. 【請求項12】 ユーザプロファイルは、文字の大き
    さ、色使い、図の大きさ、レイアウト若しくは音声出力
    の要否を含む情報提示方法又はコンテンツの複雑さ、音
    声出力の内容若しくは日本語の場合には漢字への対応法
    を含む情報内容の少なくとも1つの特性に対してユーザ
    への最適値を設定する請求項11記載の情報提供方法。
  13. 【請求項13】 コンテンツの提示が要求された場合
    に、ユーザの嗜好に応じた情報の提示形態を記述したユ
    ーザプロファイルに従い蓄積された前記コンテンツの変
    換仕様を、動的に生成し、更に、前記変換仕様に従い前
    記蓄積されたコンテンツを、動的に変換したコンテンツ
    を提示する情報提示方法。
  14. 【請求項14】 ユーザプロファイルは、文字の大き
    さ、色使い、図の大きさ、レイアウト若しくは音声出力
    の要否を含む情報提示方法又はコンテンツの複雑さ、音
    声出力の内容若しくは日本語の場合には漢字への対応法
    を含む情報内容の少なくとも1つの特性に対してユーザ
    への最適値を設定する請求項13記載の情報提示方法。
  15. 【請求項15】 提供されるべきコンテンツである取扱
    説明書情報を蓄積する手段と、ユーザの嗜好に応じた前
    記取扱説明書情報の提示形態を記述したユーザプロファ
    イルに従い蓄積された前記取扱説明書情報の変換仕様
    を、動的に生成する変換仕様生成手段と、前記変換仕様
    に従い蓄積された前記取扱説明書情報を、動的に変換す
    るコンテンツ変換手段と、変換された前記取扱説明書情
    報を配信する通信手段とを含む取扱説明書情報提供装
    置。
  16. 【請求項16】 コンテンツの配信を要求された場合
    に、変換仕様生成手段は、変換仕様を動的に生成し、更
    に、コンテンツ変換手段は、前記変換仕様に従い前記コ
    ンテンツを動的に作成する請求項15記載の取扱説明書
    情報提供装置。
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