JP2003223459A - 住所情報の管理方法 - Google Patents

住所情報の管理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住所情報の表記を予め設定された統一的表記
に統一し、表記の不正確さなどに起因する弊害を抑制す
る。 【解決手段】 住所管理装置100は、顧客と住所とを
対応づけた住所ファイルを入力し、その住所表記を正規
の表記に修正する。例えば、旧漢字から常用漢字への修
正、「美しが丘」と「美ケ丘」のような表記のゆらぎの
修正、「大字」の省略などの修正が行われる。これらの
修正は正規化パターンデータベースおよび正規住所デー
タベースを参照して行う。本発明の住所管理装置によれ
ば、住所の表記を正規表記に統一することができる。こ
の結果、住所の検索など、住所情報に基づく種々の操作
を漏れなく効率的に行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住所情報の管理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マーケティング、営業計画の検討
では、顧客の住居を地図上に示すことで得られる分布等
が有効活用されている。近年では、電子地図が普及して
いることから、顧客の住所等を管理するデータに基づ
き、電子地図上に顧客の住居分布を表示する手法も採ら
れている。電子地図上に顧客の住居分布を表示するため
には、顧客の住所に対して、緯度、経度等の位置座標を
予め与えておく必要がある。位置座標の付与は、住所と
位置座標とを対応づけるデータベースを用いて行われて
いた。位置座標は、入力された住所に該当する文字列を
データベースから検索することにより付与される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、住所に対応し
た位置座標の検索では、十分な精度を確保することが困
難であった。入力された住所が不正確であったり、省略
が含まれていたりする場合が少なからず存在するためで
ある。この結果、住所に対応した位置座標が特定できな
かったり、誤った位置座標が付与されたりする場合など
があった。
【0004】住所の表記の不正確さなどに起因する課題
は、位置座標の付与のみならず、郵便番号の付与でも共
通していた。また、例えば、顧客を住所でソート等する
ことにより、住所を基準とした顧客管理を行う場合など
においても同様の課題が生じ得た。
【0005】本発明は、これらの課題を考慮し、住所表
記の不正確さなどに起因する弊害を抑制することを目的
とする。また、住所情報に基づく位置座標の付与精度を
向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明で
は、入力部、参照部、正規化部を備えることにより、住
所情報の管理を行う住所管理装置を構成した。
【0007】入力部は、管理対象となる住所情報を入力
する。住所情報は、一件単位で入力してもよいし、複数
件をまとめて入力してもよい。
【0008】参照部は、住所情報に基づいて表記データ
ベースを参照する機能を奏する。表記データベースと
は、住所情報について予め設定された正規表記と実用表
記とを対応づけたデータベースである。実用表記とは、
正規表記と等価な情報を表す表記として実用されている
表記であり、管理対象となる住所情報に記載され得る種
々の表記が含まれる。表記データベースでは、例えば、
旧漢字と常用漢字との対応付け、「美しが丘」と「美ケ
丘」のような表記のゆらぎの対応づけなどが登録され
る。これらの表記のうちいずれを正規表記と扱うかは、
任意に設定可能である。正規表記とは、必ずしも法規等
によって規定されている必要はなく、利用者が住所管理
上、設定した統一的な表記であればよい。
【0009】正規化部は、住所情報に含まれる実用表記
を、参照部から得られる正規表記に修正する。こうする
ことにより、本発明の住所管理装置によれば、住所の表
記を正規表記に統一することができる。この結果、住所
の検索など、住所情報に基づく種々の操作を漏れなく効
率的に行うことが可能となる。
【0010】本発明において、例えば、表記データベー
スが、行政区画単位で表記を対応づけている場合には、
正規化部は、住所情報の実用表記を行政区画単位で修正
するものとすることができる。行政区画とは、市区町
村、大字町名、丁目字などを意味する。これらの階層単
位で表記を修正することにより、各修正を精度良く実行
することができる。
【0011】本発明においては正規表記を単一のものに
限定する必要はない。例えば、表記データベースにおい
て、正規表記として複数種類の表記を対応づけ、それら
複数種類の表記のいずれかを選択可能としてもよい。こ
うすることにより利用者の意図を反映させる余地が生
じ、実用性が向上する場合がある。
【0012】本発明は、必ずしも表記データベースに基
づいて正規表記への修正を行うものには限られない。例
えば、住所情報について行政区画の階層ごとの区切りを
示す区切り文字の省略の有無を判断し、区切り文字の省
略があると判断された場合に、その箇所に所定の区切り
文字を挿入して、住所表記を修正してもよい。こうする
ことにより、例えば、住所表記中に「大字」、「字」、
「丁目」などが省略されている場合に、これらの区切り
文字を挿入することができる。
【0013】本発明は、例えば、住所情報を入力して位
置座標を対応づける座標付与装置への入力データとし
て、修正された住所情報を出力するものとしてもよい。
こうすることにより、座標付与装置は、正規表記に統一
された住所情報を利用可能となるため、位置座標の付与
精度を向上することができる。
【0014】本発明は、上述の住所管理装置としての態
様に限らず、種々の態様で構成可能である。例えば、コ
ンピュータを用いて住所情報の管理を行う住所管理方法
として構成してもよい。また、コンピュータによりかか
る住所管理を実現するためのコンピュータプログラム、
かかるコンピュータプログラムを記録した記録媒体とし
て構成してもよい。
【0015】ここで、記録媒体としては、フレキシブル
ディスクやCD−ROM、DVD、光磁気ディスク、I
Cカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコ
ードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内
部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部
記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体
を利用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、次
の順序で説明する。 A.システム構成: B.住所表記修正処理: C.住所補完処理: D.効果: E.変形例:
【0017】A.システム構成:図1は実施例としての
住所管理装置100の概略構成を示す説明図である。本
実施例では、コンピュータに住所管理用のソフトウェア
をインストールすることにより装置を構成した。住所管
理装置100は、住所ファイルを入力し、その表記を解
析して予め設定された正規表記に修正して出力する機能
を奏する。なお、住所管理装置100をネットワークに
接続されたサーバとして構成し、同じくネットワークに
接続されたクライアントからネットワークを介して住所
ファイルの入力、修正住所ファイルの出力を行っても良
い。
【0018】なお、以下の実施例では、説明の便宜上、
「住居」という用語を用いるが、これは必ずしも居住し
ている建築物のみを指すものではなく、住所が与えられ
ている建造物一般を意味している。また、「顧客」とい
う用語を用いるが、必ずしも営業上の関係がある者に限
られず、位置座標を付与する対象となる者一般を意味し
ている。
【0019】住所管理装置100は、図示する機能ブロ
ックが、ソフトウェア的に構成されている。また、正規
化パターンデータベース105、正規住所データベース
106とが備えられている。正規化パターンデータベー
ス105とは、住所表記を予め特定された正規表記に統
一するためのパターンを記憶したデータベースである。
例えば、旧漢字に常用漢字を対応づけたデータ、種々の
送り仮名に正規の送り仮名を対応づけたデータがこのデ
ータベースには含まれる。正規住所データベース106
は、正規表記で記載された住所を記憶したデータベース
である。住所は、行政区画に応じてレコードに分類する
こともできるが、本実施例では、一連の文字列として記
憶されているものとした。正規化パターンデータベース
105は、具体的な住所に関わらず汎用的に使用可能な
データベースとして構築可能であるのに対し、正規住所
データベース106は、それぞれの住所を個別具体的に
記憶したものである点で相違する。本実施例では、正規
住所データベース106は、住所表記のみを記憶してい
るが、例えば、各住所に対して緯度、経度などの位置座
標を与えるものとしてもよい。
【0020】正規化パターンデータベース105および
正規住所データベース106は、住所管理装置100と
別体のサーバやCD−ROMなどの記録媒体によって提
供するものとしてもよい。
【0021】本実施例において標準的な表記または正規
表記とは、必ずしも法規等で規定された表記である必要
はなく、利用者が住所情報を利用する目的に応じて任意
に設定した統一的な表記を意味する。従って、住所にお
いて「大字」などの区切り文字を挟んだものを正規表記
と称してもよいし、「大字」を省略したものを正規表記
と称しても良い。いずれか一方を統一的に用いるものと
規定されていれば足りる。
【0022】住所ファイル入力部101は、管理対象と
なる住所ファイルを入力する。住所ファイルとは、顧客
と住所とを対応づけたファイルである。住所ファイル
は、フレキシブルディスクなどの記録媒体から入力する
ものとしてもよいし、住所管理装置100のキーボード
等から直接入力するものとしてもよい。また、利用者の
クライアントからネットワークを介して住所ファイルを
入力するものとしてもよい。この場合には、例えば、住
所管理装置100からクライアントにインタフェース画
面を提供し、この画面を用いて住所ファイルを取得する
方法を採ることができる。
【0023】住所表記解析部102は、住所ファイルの
住所表記を解析し、予め設定された正規表記に修正す
る。この修正は、適宜、データベース105、106を
参照して行う。この修正には、例えば、誤記や送り仮名
の統一、表記のゆれの統一などが含まれる。表記修正部
103は、かかる修正を反映させて修正住所ファイルを
生成し、出力する。
【0024】データ管理部104は、データベース10
5、106の維持管理を行う。住所管理装置100のオ
ペレータの操作に基づき、これらのデータベースに新た
なデータを追加したり、既存のデータベースの修正、削
除をしたりする。
【0025】B.住所表記修正処理:図2は住所表記修
正処理のフローチャートである。住所管理装置100の
CPUが実行する処理である。ここでは、顧客と住所が
対応づけられたファイルを利用者から入力して、その表
記を予め設定された正規表記に修正する場合を例示す
る。本実施例では、入力された住所情報を、正規化パタ
ーンデータベース105を参照して、表記の正規化を行
う。次に、こうして正規化された住所に基づいて正規住
所データベース106を検索することによって、正規表
記を確定する。この処理を行政区画の各階層ごとに実行
する。
【0026】処理が開始されると、CPUは管理対象と
なる住所の文字列を入力し(ステップS10)、文字パ
ターンの正規化を行う(ステップS11)。文字パター
ンの正規化とは、例えば、旧字体から常用漢字への置
換、「美ケ丘」と「美しが丘」など表記上のゆらぎの統
一を行う処理である。この処理には、正規化パターンデ
ータベース105(図1参照)が参照される。
【0027】CPUは正規化された文字パターンに基づ
き、市区町村の確定処理を行う(ステップS12)。こ
の処理では、「市」、「区」、「町」、「村」を区切り
文字として住所情報から市区町村名に相当する部分を抽
出し、データベースから一致するデータを抽出する。こ
の処理は、例えば、「市川市」、「町田町」など区切り
文字が名称自体に含まれている可能性も考慮して実行す
る。例えば、最初に現れた「市」で区切っても名称を確
定することができない場合や、データベース中に該当す
る名称を発見できない場合等には、住所中で次に現れる
「市」を区切り文字と判断して名称の確定を行う。
【0028】ステップS12の処理において、市区町村
の階層が確定されなかった場合には(ステップS1
3)、CPUは位置座標を付与することができない旨の
アンマッチ出力をして(ステップS21)、処理を終了
する。
【0029】市区町村の階層が確定された場合には(ス
テップS13)、次に無町名エリアであるか否かを判断
する(ステップS14)。無町名エリアとは、「○○市
○○番地」のように市区町村の階層に番地が直接続く住
所が付与された地域を言う。無町名エリアの場合には、
号番表示正規化処理(ステップS19)、即ち、「番
地」、「番」、「号」などの省略を修正する処理を実行
し、最終的な検索結果に基づいて住所ファイルの住所表
記を修正して(ステップS20)、処理を終了する。
【0030】無町名エリアでない場合には、大字町名の
階層について正規化および確定処理を行う(ステップS
15)。処理内容は、ステップS11,S12と同様で
ある。この処理は、「大字」、「町」を区切り文字とし
て実行する。なお、「大字」については表記上省略され
ている可能性も考慮して処理を実行する。「大字」が省
略されている場合には、これを補足して住所表記を修正
する処理も行う。この処理によって、市区町村まで一致
したデータ中から、大字町名の階層まで一致したデータ
が抽出されることになる。大字町名の階層が確定されな
かった場合には(ステップS16)、CPUはアンマッ
チ出力をして(ステップS21)、処理を終了する。
【0031】大字町名の階層が確定された場合には(ス
テップS16)、次に丁目字の階層で正規化および確定
処理を行う(ステップS17)。処理内容は、ステップ
S11,S12と同様である。この処理は、「丁目」、
「字」を区切り文字として実行する。なお、これらの文
字が表記上省略されている可能性も考慮して処理および
補足を実行する。この処理によって、大字町名の階層ま
で一致したデータから、丁目字の階層まで一致したデー
タが抽出されることになる。丁目字の階層が確定できな
かった場合(ステップS18)には、アンマッチ出力を
して(ステップS21)、処理を終了する。確定できた
場合には、号番表示正規化処理(ステップS19)およ
び住所表記修正(ステップS20)を行って処理を終了
する。
【0032】なお、丁目字の階層が確定できなかった場
合(ステップS18)、CPUは丁目字を省略可能な地
域であるか否かを判定してもよい。国内には、正式な住
所としては、例えば、「大字○○ 字** ++番地」
のように丁目字の階層が付与されてはいるものの、「字
**」の部分を省略して「大字○○ ++番地」と表記
しても住居を一義に特定することができる地域が存在す
る。ステップS19では、CPUは検索対象となってい
る住所が、かかる地域に該当するか否かを判定するので
ある。この判定は、丁目字を省略可能な地域を予め登録
したデータベースを参照することにより容易に行うこと
ができる。丁目字を省略することができる地域であると
判定された場合には、省略されている表記の補足を行っ
た上で、号番表示正規化処理(ステップS19)および
住所表記修正(ステップS20)を行えばよい。
【0033】C.住所補完処理:図2で例示した処理に
おいては、更に、住居の名称を利用してもよい。例え
ば、図2における文字パターン正規化(ステップS11
など)に住居の名称を併用することにより、住所情報に
不備がある場合でも、これを補完することが可能とな
る。この処理を行う場合には、住居の名称と住所表記と
を対応づけたデータベースが予め用意されているものと
する。
【0034】図3は住所補完処理のフローチャートであ
る。この処理が開始されると、住所管理装置100のC
PUは、住居の名称文字列を入力し(ステップS10
0)、次に示す関連条件を満たすデータの抽出を行う
(ステップS101)。本実施例では、文字列が完全に
一致すること、または連続する4文字以上が一致するこ
とを関連条件として用いた。後者の条件においては、必
ずしも文字列の先頭から4文字が一致する必要はない。
検索対象となる文字列に含まれるいずれかの連続する4
文字以上と、データベースに登録されている名称中のい
ずれかの連続する4文字以上とが一致すればよい。「4
文字以上」としたのは、実験の結果、3文字以下では非
常に多くのデータが抽出されるのに対し、4文字以上と
することにより高い精度での絞り込みが実現されること
が確認されたからである。
【0035】ステップS101におけるデータ抽出に際
しては、住所管理処理と同様、事前に名称の文字列パタ
ーン正規化を行っても良い。また、「株式会社」、「商
店」など定型的に使用される文字を除いた上で、検索を
行うものとしてもよい。
【0036】CPUは、こうして得られたデータから住
所の共通部分を抽出する(ステップS102)。図中に
抽出例を示した。図示する1)、2)の2つのデータに
ついては、市区までが一致しているため、CPUはこの
部分を共通部分として抽出する。CPUは、こうして得
られた共通部分を補完住所データとして出力して(ステ
ップS103)、住所補完処理を完了する。出力された
補完住所データは、例えば、住所管理処理において、市
区の確定ができなかった場合などに利用することができ
る。
【0037】図3の例では、検索されたデータ間で共通
部分を抽出する場合を例示した。検索されたデータと、
利用者から入力された住所との間で一致しているか否か
を判断するものとしてもよい。例えば、入力された住所
のうち区〜番地の部分が、検索されたデータと一致して
いることが判断されれば、入力された住所において
「市」が不明の場合でも、検索されたデータに基づいて
補完することが可能となる。
【0038】D.効果:以上で説明した本実施例のシス
テムによれば、利用者から提示された住所に対し、その
表記を正規表記に修正することができる。従って、利用
者は、統一的に表記された住所を用いて顧客管理等を行
うことができ、その効率を向上することができる。例え
ば、本実施例のシステムによって出力される修正住所フ
ァイルは、座標付与装置への入力として適用することが
できる。座標付与装置とは、住所情報と位置座標とを対
応づけたデータベースを参照しながら、各住所情報に緯
度、経度などの位置座標を付与する装置である。修正住
所ファイルは、住所表示が統一的であるため、位置座標
付与時の検索精度を向上することができる。
【0039】実施例では、住所の他に名称を併用する処
理を例示した。このように複数の情報を併用することに
より、更に住所の修正精度を向上することが可能であ
る。
【0040】E.変形例:実施例の住所管理処理(図
2)では、行政区画の階層に基づいて住所情報の表示を
修正する場合を例示した。かかる処理に代えて、または
かかる処理とともに、各地域ごとに固有の住所表記に対
応した処理を行うものとしてもよい。例えば、京都市内
では、区町など行政区画に基づく表記と併せて、「○○
通り上る」、「下る」、「東入る」などの表記が行われ
る場合がある。かかる場合には、例えば、「上る」、
「下る」、「入る」などを区切り文字として位置座標の
検索を行うものとしてもよい。住所表記を修正する場合
には、いわゆる行政区画に基づく標準的な表記と、これ
とは別に実用されている固有表記とを利用者が任意に選
択可能としてもよい。この場合には、いずれの表記を利
用するかを予め設定しておくものとしてもよいし、標準
の修正表記と、固有表記とを修正候補として表示し、利
用者の選択指示を受けるものとしてもよい。
【0041】実施例の処理(図3)では、住所情報と名
称とを併用して住所表記を補完する場合を例示した。住
居の名称に代えて電話番号を用いるものとしてもよい。
例えば、電話番号と住所情報とを対応づけたデータベー
スを予め用意し、これを参照して入力された住所情報の
補完を行うことができる。
【0042】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。実施例では、ネットワークで接続されたク
ライアント、サーバシステムにおける処理例を示した
が、単一のハードウェアでシステムを構成しても構わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての住所管理装置100の概略構成
を示す説明図である。
【図2】住所表記修正処理のフローチャートである。
【図3】住所補完処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100…住所管理装置 101…住所ファイル入力部 102…住所表記解析部 103…表記修正部 104…データ管理部 105…正規化パターンデータベース 106…正規住所データベース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住所情報の管理を行う住所管理装置であ
    って、 管理対象となる住所情報を入力する入力部と、 住所情報について予め設定された正規表記と、該正規表
    記と等価な情報を表す表記として実用されている実用表
    記とを対応づけた表記データベースを参照する参照部
    と、 前記住所情報に含まれる実用表記を、前記参照部から得
    られる前記正規表記に修正する正規化部とを備える住所
    管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住所管理装置であって、 前記表記データベースは、行政区画単位で前記表記が対
    応づけられたデータベースであり、 前記正規化部は、前記実用表記を前記行政区画単位で修
    正する住所管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の住所管理装置であって、 前記表記データベースは、前記正規表記として複数種類
    の表記が対応づけられており、 該複数種類の表記のいずれを選択するかを指定する選択
    指示を入力する指示入力部を備え、 前記正規化部は、該選択指示に応じて前記修正を行う住
    所管理装置。
  4. 【請求項4】 住所情報の管理を行う住所管理装置であ
    って、 管理対象となる住所情報を入力する入力部と、 住所情報について行政区画の階層ごとの区切りを示す区
    切り文字の省略の有無を判断する省略判定部と、 該区切り文字の省略があると判断された場合に、その箇
    所に所定の区切り文字を挿入して、前記住所情報を修正
    する正規化部とを備える住所管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の住所管理装
    置であって、 住所情報を入力して位置座標を対応づける座標付与装置
    への入力データとして、前記修正された住所情報を出力
    する出力部を備える住所管理装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータを用いて住所情報の管理を
    行う住所管理方法であって、 管理対象となる住所情報を入力する工程と、 住所情報について予め設定された正規表記と、該正規表
    記と等価な情報を表す表記として実用されている実用表
    記とを対応づけた表記データベースを参照する工程と、 前記住所情報に含まれる実用表記を前記表記データベー
    スから得られる正規表記に修正する工程とを備える住所
    管理方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータを用いて住所情報の管理を
    行う住所管理方法であって、 管理対象となる住所情報を入力する工程と、 住所情報について行政区画の階層ごとの区切りを示す区
    切り文字の省略の有無を判断する工程と、 該区切り文字の省略があると判断された場合に、その箇
    所に所定の区切り文字を挿入して、前記住所情報を修正
    する工程とを備える住所管理方法。
  8. 【請求項8】 住所情報の管理を行うためのコンピュー
    タプログラムであって、 管理対象となる住所情報を入力する機能と、 住所情報について予め設定された正規表記と、該正規表
    記と等価な情報を表す表記として実用されている実用表
    記とを対応づけた表記データベースを参照する機能と、 前記住所情報に含まれる実用表記を前記表記データベー
    スから得られる正規表記に修正する機能とを、コンピュ
    ータにより実現するためのコンピュータプログラム。
  9. 【請求項9】 住所情報の管理を行うためのコンピュー
    タプログラムであって、 管理対象となる住所情報を入力する機能と、 住所情報について行政区画の階層ごとの区切りを示す区
    切り文字の省略の有無を判断する機能と、 該区切り文字の省略があると判断された場合に、その箇
    所に所定の区切り文字を挿入して、前記住所情報を修正
    する機能とを、コンピュータにより実現するためのコン
    ピュータプログラム。
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