JP2003218194A - 半導体製造方法およびそれに用いられるウェハケース - Google Patents

半導体製造方法およびそれに用いられるウェハケース

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JP2003218194A
JP2003218194A JP2002010258A JP2002010258A JP2003218194A JP 2003218194 A JP2003218194 A JP 2003218194A JP 2002010258 A JP2002010258 A JP 2002010258A JP 2002010258 A JP2002010258 A JP 2002010258A JP 2003218194 A JP2003218194 A JP 2003218194A
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Japan
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case
wafer
semiconductor
semiconductor wafer
connecting means
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JP2002010258A
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Miki Kato
未喜 加藤
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Renesas Northern Japan Semiconductor Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハの破損を低減する。 【解決手段】 半導体ウェハ1の主面1aおよび裏面に
それぞれ対応する壁部3aを備え、それぞれに半導体ウ
ェハ1を1枚収納可能であるとともに、回転によって開
口する蓋部3bがそれぞれに取り付けられ、かつ開口方
向に向かって下る傾斜を成す底部3cがそれぞれに設け
られた複数の単一ケース3と、複数の単一ケース3を重
ねて連結する連結手段とを有し、複数の単一ケース3を
重ねて前記連結手段によって連結した時には、それぞれ
の単一ケース3に半導体ウェハ1を収納することにより
複数の半導体ウェハ1を収納可能であり、前記連結手段
によって連結されていない時には、分離した単一ケース
3に1枚の半導体ウェハ1を収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
関し、特に、半導体ウェハを収納するウェハケースにお
けるウェハ破損の低減に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】複数の半導体ウェハを収納でき、かつ工程
間などで半導体ウェハの搬送に用いられる容器としてウ
ェハケース(ウェハキャリアケースなどともいう)が知
られている。
【0004】近年、半導体ウェハの薄型化と大口径化に
より、ウェハケースからの半導体ウェハの取り出しや搬
入など半導体ウェハの扱いに注意を払う必要性が高くな
りつつある。
【0005】なお、大口径の半導体ウェハ用のカセット
については、例えば、株式会社プレスジャーナル、19
97年12月20日発行、月刊Semiconductor World 1
998年1月号、132〜134頁にその記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、半導体ウェ
ハの薄型化と大口径化に伴って、半導体ウェハの取扱
時、すなわち、半導体ウェハをウェハケースから取り出
したり、搬入したりする際の半導体ウェハの破損(主
に、半導体ウェハの割れ)が増えており、その結果、チ
ップ取得の歩留りが低下することが問題となる。
【0007】本発明の目的は、半導体ウェハの破損を低
減する半導体製造方法およびそれに用いられるウェハケ
ースを提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明は、半導体ウェハの主面
および裏面にそれぞれ対応する壁部を備えるとともに前
記半導体ウェハを1枚収納可能な単一ケースと、複数の
前記単一ケースを前記壁部と直角を成す方向に重ねて連
結可能な連結手段とを有するウェハケースを準備し、複
数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連結
した時には、前記単一ケースに前記半導体ウェハを収納
することにより複数の前記半導体ウェハを収納し、前記
連結手段によって連結されていない時には、分離された
前記単一ケースに1枚の半導体ウェハを収納するもので
ある。
【0011】また、本発明は、半導体ウェハの主面およ
び裏面にそれぞれ対応する壁部を備えるとともに前記半
導体ウェハを1枚収納可能な単一ケースと、複数の前記
単一ケースを前記壁部と直角を成す方向に重ねて連結可
能な連結手段とを有し、複数の前記単一ケースを重ねて
前記連結手段によって連結した時には、前記単一ケース
に前記半導体ウェハを収納することにより複数の前記半
導体ウェハを収納可能であり、前記連結手段によって連
結されていない時には、分離した前記単一ケースに1枚
の前記半導体ウェハを収納し得るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下の実施の形態では特に必要な
とき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰
り返さない。
【0013】さらに、以下の実施の形態では便宜上その
必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態
に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それ
らはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部
または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にあ
る。
【0014】また、以下の実施の形態において、要素の
数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する
場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の
数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定さ
れるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いもの
とする。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための
全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号
を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】図1は本発明の実施の形態のウェハケース
の構造の一例を示す斜視図、図2は図1に示すウェハケ
ースの取っ手部の構造の一例を示す側面図、図3は図1
に示すウェハケースの連結手段の構造の一例を示す側面
図と拡大詳細図、図4は図3に示す連結手段の構造を示
す部分拡大斜視図、図5は図1に示すウェハケースの蓋
部の開口状態の一例を示す断面図、図6は図1に示すウ
ェハケースの逆流防止弁の非動作状態の一例を示す概念
図、図7は図1に示すウェハケースの逆流防止弁におけ
るウェハ進入時の動作状態の一例を示す概念図である。
【0017】図1に示す本実施の形態のウェハケース2
は、半導体ウェハ1、特に直径300mm程度の大口径
の半導体ウェハ1を1枚ずつ収納可能な薄い個々の単一
ケース3と、この単一ケース3を複数重ねて連結させる
連結手段とからなり、複数の単一ケース3を連結させた
際には、それぞれの単一ケース3に1枚ずつ大口径の半
導体ウェハ1をその両側に配置される壁部3aによって
仕切った状態で収納でき、複数の大口径の半導体ウェハ
1を収納可能なものである。
【0018】すなわち、複数の単一ケース3を重ねて前
記連結手段によって連結した時には、個々の単一ケース
3に半導体ウェハ1を収納することにより複数の半導体
ウェハ1を収納可能であり、また、前記連結手段によっ
て連結されていない時には、分離した単一ケース3それ
ぞれに1枚の半導体ウェハ1を収納することが可能なケ
ースである。
【0019】したがって、ウェハケース2としては、主
に、各工程間または工程内での搬送などに用いることが
有効である。
【0020】なお、それぞれの単一ケース3には、図5
に示すように、半導体ウェハ1の主面1aおよび裏面1
bにそれぞれ対応する壁部3aが設けられている。した
がって、複数の単一ケース3を壁部3aと直角を成す方
向に重ねて前記連結手段によって連結した際には、それ
ぞれの半導体ウェハ1は、その両側が壁部3aによって
確実に仕切られた状態となり、搬送時などに隣接する半
導体ウェハ1同士が接触することを防止できる。
【0021】これにより、例えば、直径300mmの大
口径の複数の半導体ウェハ1を収納して搬送する際に
も、半導体ウェハ1にキズや割れなどの損傷を与えるこ
となく収納・搬送することができる。
【0022】また、複数の単一ケース3を連結する連結
手段は、図2〜図4に示すような連結磁石4であり、そ
れぞれの単一ケース3の上面に設けられたケース側磁石
3eとの磁石結合により複数の単一ケース3を連結させ
るものである。
【0023】すなわち、それぞれの壁部3aと直角を成
す方向に重ねられた複数の単一ケース3を連結磁石4と
ケース側磁石3eとの磁石結合によって連結してウェハ
ケース2とするものである。
【0024】なお、連結磁石4は、各単一ケース3の上
面の上方に配置され、各単一ケース3の上面に設けられ
たケース側磁石3eと対応する位置に配置される。
【0025】その際、それぞれの連結磁石4は、ウェハ
ケース2の左右に配置される取っ手部5間に橋渡し状
で、かつ各単一ケース3の上面の上方に配置するように
設けられた平板部材4aに、各ケース側磁石3eに対応
して設けられている。
【0026】なお、連結磁石4による各ケースの連結と
分離は、図3に示すように連結磁石4とケース側磁石3
eとの結合および反発によって行う。
【0027】つまり、図3の拡大図に示すように平板部
材4aに回転自在に、かつ図4に示すように平板部材4
aの表裏面に貫通して取り付けられた連結磁石4を回転
させ、両磁石間でN極とS極の関係により、吸引または
反発の関係をつくる。
【0028】例えば、複数の単一ケース3を連結させる
場合には、連結磁石4を回転させて連結磁石4とこれに
対応するケース側磁石3eとの関係を、吸引すなわちN
極とS極の関係、あるいはS極とN極の関係に切り換え
る。
【0029】これを、連結する全ての単一ケース3ごと
に行うことにより、平板部材4aに設けられたそれぞれ
の連結磁石4とこれに対応するそれぞれのケース側磁石
3eとが結合するため、それぞれの連結磁石4が設けら
れた平板部材4aおよび平板部材4aが設けられた取っ
手部5によって複数の単一ケース3を連結させてウェハ
ケース2を形成することができる。
【0030】また、それぞれの単一ケース3を分離させ
る時は、連結磁石4を回転させて連結磁石4とこれに対
応するケース側磁石3eとの関係を、反発すなわちN極
とN極、あるいはS極とS極の関係に切り換える。
【0031】これを、連結されている全ての単一ケース
3ごとに行うことにより、平板部材4aに設けられたそ
れぞれの連結磁石4とこれに対応するそれぞれのケース
側磁石3eとが全て反発となるため、単一ケース3をそ
れぞれ分離させることができる。
【0032】また、連結磁石4によって連結された複数
の単一ケース3のうち、ある1つの単一ケース3のみを
分離させる際には、分離させたい単一ケース3に対応し
た連結磁石4のみを回転させて連結磁石4とケース側磁
石3eのN極とS極の関係を反発の関係に切り換える。
これにより、1つの単一ケース3のみを分離することも
可能である。
【0033】なお、平板部材4aは、図2のA部に示す
ように、取っ手部5に対して上下にスライド自在に取り
付けられており、したがって、磁石間の吸引・反発に応
じて平板部材4aを上下方向にスライドさせる。
【0034】さらに、取っ手部5は、ウェハケース2
(単一ケース3)に対して着脱自在に取り付けられてい
る。
【0035】すなわち、図2のA部に示すように、左右
にスライド式で、かつ伸縮自在構造となっており、広げ
ることにより、ウェハケース2との係合点を切り離すこ
とができ、ウェハケース2から取り外すことができる。
【0036】また、平板部材4aも取っ手部5に対して
上下方向にスライド自在に取り付けられているため、平
板部材4aを下方にスライドさせて水平取っ手部5aか
ら離すことにより、水平取っ手部5aが把持可能な状態
となるため、ウェハケース2の持ち運びを行うことがで
きる。
【0037】次に、ウェハケース2からの半導体ウェハ
1の出し入れについて説明する。
【0038】図1に示すように、単一ケース3それぞれ
の前面側には回転によって開口する蓋部3bが取り付け
られ、通常、半導体ウェハ1の単一ケース3に対する出
し入れはこの蓋部3bの開閉によって行う。
【0039】そこで、図1および図5に示すように、単
一ケース3には、蓋部3bを開けて形成される開口部に
向かって下る傾斜を成す底部3cと、この底部3c上で
半導体ウェハ1を案内するレール3gと、ケースから出
て来た半導体ウェハ1を停止させる受け取り部3hとが
設けられている。
【0040】したがって、半導体ウェハ1をウェハケー
ス2から取り出す際には、蓋部3bを回転させて開ける
と、図1に示す底部3cの傾斜に沿るとともに図5に示
すレール3gの案内によって半導体ウェハ1が転がり出
て、さらに蓋部3b上で受け取り部3hによって半導体
ウェハ1の転がりを止める。
【0041】これにより、単一ケース3が複数連結され
たウェハケース2から何れかの半導体ウェハ1を取り出
す際にも、半導体ウェハ1をつまみ出さなくて済むた
め、半導体ウェハ1の取り出しが容易になり、半導体ウ
ェハ1を損傷させることなくウェハケース2から取り出
すことができる。
【0042】また、単一ケース3の蓋部3bが設けられ
ている前面と反対側の背面3dには、図1および図5に
示すように、半導体ウェハ1を挿入することが可能な程
度の大きさのスリット3fが形成されており、したがっ
て、この背面3dからも半導体ウェハ1の挿入が可能で
あるとともに、既に半導体ウェハ1を収納している場合
には、この半導体ウェハ1をスリット3f側からロボッ
トハンドなどによって押すことにより、半導体ウェハ1
の前面側への押し出しも可能である。
【0043】これは、半導体ウェハ1を背面3d側から
スリット3fを介して押すことにより、半導体ウェハ1
によって蓋部3bを押し開けて前面に半導体ウェハ1を
転がり出させるものである。
【0044】また、背面3dは、図1に示すように、収
納される半導体ウェハ1の外周形状に応じて湾曲してお
り、これにより、単一ケース3に半導体ウェハ1を収納
した際に半導体ウェハ1のガタツキを無くすことがで
き、搬送時の半導体ウェハ1の割れなどの損傷を防止で
きる。
【0045】ただし、背面3dの形状は、半導体ウェハ
1の外周形状に無関係な湾曲の無い真っ直ぐな面であっ
てもよい。
【0046】また、背面3dのスリット3fの開口下端
部には、図5〜図7に示すように、収納されている半導
体ウェハ1のスリット3fからの外部への飛び出しを阻
止する逆流防止弁3iが設けられている。
【0047】図6に示すように、逆流防止弁3iは、通
常、バネ部材3jが縮んだ状態でバネ部材3jと結合し
ており、閉じた状態となっているが、図7に示すよう
に、半導体ウェハ1が背面3dの図1に示すスリット3
fから進入してくると、半導体ウェハ1によって逆流防
止弁3iが押されて開いた状態となるが、半導体ウェハ
1が逆流防止弁3i上を通過し終わって収納されると、
逆流防止弁3iは、バネ部材3jのバネ力により、図6
に示す状態に戻る。
【0048】次に、本実施の形態の半導体製造方法につ
いて説明する。
【0049】なお、前記半導体製造方法は、ウェハケー
ス2を用いたものである。
【0050】すなわち、まず、複数の単一ケース3と連
結手段である連結磁石4とからなる図1に示すウェハケ
ース2を準備する。ウェハケース2は、複数の単一ケー
ス3を重ねて連結磁石4によって連結した時には、単一
ケース3ごとに半導体ウェハ1をそれぞれ両側の壁部3
aによって仕切って収納することができ、この状態で搬
送することもできるものである。
【0051】また、連結磁石4によって連結されていな
い時には、分離された単一ケース3に1枚の半導体ウェ
ハ1をその両側を壁部3aによって覆った状態で収納・
搬送することも可能である。
【0052】なお、ウェハケース2は、主に、半導体製
造工程の工程内での搬送などに用いられるものである
が、これに限らず、他の用途にも適用することができ
る。
【0053】例えば、半導体ウェハ1を収納したウェハ
ケース2を半導体製造装置にセットし、ウェハケース2
の背面3dのスリット3fを介してロボットハンドによ
り半導体ウェハ1を押すことにより、半導体ウェハ1を
前面から押し出して半導体製造装置に供給することもで
き、この場合、作業者が自分の手を使わずに半導体ウェ
ハ1を半導体製造装置に供給することも可能となり、半
導体ウェハ1の損傷を低減できる。
【0054】なお、空のウェハケース2を半導体製造装
置にセットし、ウェハケース2の背面3dのスリット3
fを介して半導体ウェハ1をウェハケース2内に進入さ
せ、さらに、ロボットハンドにより半導体ウェハ1を前
面から押し出して半導体製造装置に供給してもよい。
【0055】また、ウェハケース2は、工程内搬送だけ
でなく、ウェハ出荷用の梱包体としても用いることがで
きる。
【0056】その際、例えば、複数の半導体ウェハ1を
ウェハケース2に収納し、このウェハケース2をシリカ
ゲルなどの防湿剤とともに外装箱に納めて梱包すること
により、ウェハケース2を梱包体として用いて出荷を行
うことが可能になる。
【0057】本実施の形態のウェハケース2およびそれ
を用いた半導体製造方法では、半導体ウェハ1の主面1
aおよび裏面1bにそれぞれ対応する壁部3aと、回転
によって開口する蓋部3bと、開口方向に向かって下る
傾斜を成す底部3cとがそれぞれの単一ケース3に設け
られていることにより、ウェハケース2において複数の
単一ケース3を連結した状態でそれぞれの単一ケース3
に半導体ウェハ1を収納した際に、隣接する半導体ウェ
ハ1同士が壁部3aによって確実に仕切られるため、ウ
ェハケース2の搬送などにおいても半導体ウェハ1同士
の接触を防止することができ、半導体ウェハ1の破損を
低減することができる。
【0058】したがって、半導体ウェハ1から取得する
チップ数を増加させることができ、半導体チップの歩留
りを向上できる。
【0059】特に、直径300mmの大口径の半導体ウ
ェハ1においては、搬送時の割れが懸念されるため、大
口径の半導体ウェハ1の搬送時の破損低減には非常に有
効である。
【0060】また、蓋部3bを回転によって開けると半
導体ウェハ1が傾斜した底部3cにしたがって転がり出
てくるため、半導体ウェハ1の取り出しや扱いを容易に
することができる。
【0061】これによって、半導体ウェハ1の割れなど
の破損を低減でき、チップ取得の歩留りを向上できる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0063】例えば、図8の変形例は、半導体ウェハ1
の主面1aまたは裏面1bに対応した大きさの側壁であ
る開口扉6aを有した単一ケース6であり、この場合、
複数の単一ケース6を連結させた状態から1つの単一ケ
ース6のみを取り出して、開口扉6aを開けることによ
り、単一ケース6内に半導体ウェハ1を収納したままの
状態で半導体ウェハ1のプローブ検査や目視検査などを
行うことができ、作業者が自分の手を介さずに半導体ウ
ェハ1の検査を行うことを可能にするものである。
【0064】検査終了後、再び単一ケース6を連結して
搬送などを行うこともできる。
【0065】また、図9の変形例は、骨組みのみによっ
て形成された単一ケース7であり、各単一ケース7内に
は、その4つの角部に半導体ウェハ1の一方通行のみの
走行を許容するバネ付きのストッパ7aが設けられてい
るものである。
【0066】このような骨組みのみの単一ケース7であ
っても、複数連結してウェハケース8とすることがで
き、単一ケース7およびウェハケース8の構造を容易に
することができる。
【0067】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0068】半導体ウェハの主面および裏面にそれぞれ
対応する壁部がそれぞれの単一ケースに設けられている
ことにより、この単一ケースを複数連結したウェハケー
スにおいて、隣接する半導体ウェハ同士が壁部によって
確実に仕切られるため、ウェハケースの搬送においても
ウェハ同士の接触を防止することができ、かつ、ウェハ
ケースからのウェハ取り出しを作業者の手を介さずに行
えるため、半導体ウェハの割れなどの破損を低減するこ
とができる。その結果、半導体ウェハから取得するチッ
プ数を増加させることができ、半導体チップの歩留りを
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のウェハケースの構造の一
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すウェハケースの取っ手部の構造の一
例を示す側面図である。
【図3】図1に示すウェハケースの連結手段の構造の一
例を示す側面図と拡大詳細図である。
【図4】図3に示す連結手段の構造を示す部分拡大斜視
図である。
【図5】図1に示すウェハケースの蓋部の開口状態の一
例を示す断面図である。
【図6】図1に示すウェハケースの逆流防止弁の非動作
状態の一例を示す概念図である。
【図7】図1に示すウェハケースの逆流防止弁における
ウェハ進入時の動作状態の一例を示す概念図である。
【図8】本発明の実施の形態の変形例の単一ケースの構
造を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態の変形例のウェハケースの
構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ 1a 主面 1b 裏面 2 ウェハケース 3 単一ケース 3a 壁部 3b 蓋部 3c 底部 3d 背面 3e ケース側磁石 3f スリット 3g レール 3h 受け取り部 3i 逆流防止弁 3j バネ部材 4 連結磁石(連結手段) 4a 平板部材 5 取っ手部 5a 水平取っ手部 6 単一ケース 6a 開口扉 7 単一ケース 7a ストッパ 8 ウェハケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA01 AA08 AB04 AD03 DA01 DB14 3E096 AA04 AA14 BA16 BB04 CA09 CB03 CC02 DA02 DA09 DA11 DA12 DB01 DB08 DC01 DC02 EA20Y FA03 FA09 FA10 FA11 FA12 FA15 FA16 FA26 FA27 FA30 GA02 GA03 GA04 GA05 GA09 GA10 GA12 GA14 5F031 CA02 DA01 DA12 EA19 FA01 FA07 FA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハの主面および裏面にそれぞ
    れ対応する壁部を備えるとともに前記半導体ウェハを1
    枚収納可能な単一ケースと、複数の前記単一ケースを前
    記壁部と直角を成す方向に重ねて連結可能な連結手段と
    を有するウェハケースを準備し、 複数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連
    結した時には、前記単一ケースに前記半導体ウェハを収
    納することにより複数の前記半導体ウェハを収納し、前
    記連結手段によって連結されていない時には、分離され
    た前記単一ケースに1枚の半導体ウェハを収納すること
    を特徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体ウェハの主面および裏面にそれぞ
    れ対応する壁部を備えるとともに前記半導体ウェハを1
    枚収納可能な単一ケースと、複数の前記単一ケースを前
    記壁部と直角を成す方向に重ねて連結可能な連結手段と
    を有するウェハケースを準備し、 複数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連
    結した時には、前記単一ケースごとに前記半導体ウェハ
    を前記壁部によって仕切って収納することにより複数の
    前記半導体ウェハを収納し、前記連結手段によって連結
    されていない時には、分離された前記単一ケースに1枚
    の前記半導体ウェハを前記壁部によって覆って収納する
    ことを特徴とする半導体製造方法。
  3. 【請求項3】 直径300mmの半導体ウェハの主面お
    よび裏面にそれぞれ対応する壁部を備えるとともに前記
    半導体ウェハを1枚収納可能な単一ケースと、複数の前
    記単一ケースを前記壁部と直角を成す方向に重ねて連結
    可能な連結手段とを有するウェハケースを準備し、 複数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連
    結した時には、前記単一ケースごとに前記半導体ウェハ
    を前記壁部によって仕切って収納することにより複数の
    前記半導体ウェハを収納・搬送し、前記連結手段によっ
    て連結されていない時には、分離された前記単一ケース
    に1枚の前記半導体ウェハを前記壁部によって覆った状
    態で収納・搬送することを特徴とする半導体製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウェハを収納可能なウェハケース
    であって、 前記半導体ウェハの主面および裏面にそれぞれ対応する
    壁部を備えるとともに前記半導体ウェハを1枚収納可能
    な単一ケースと、 複数の前記単一ケースを前記壁部と直角を成す方向に重
    ねて連結可能な連結手段とを有し、 複数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連
    結した時には、前記単一ケースに前記半導体ウェハを収
    納することにより複数の前記半導体ウェハを収納可能で
    あり、前記連結手段によって連結されていない時には、
    分離した前記単一ケースに1枚の前記半導体ウェハを収
    納し得ることを特徴とするウェハケース。
  5. 【請求項5】 半導体ウェハを収納可能なウェハケース
    であって、 前記半導体ウェハの主面および裏面にそれぞれ対応する
    壁部を備え、それぞれに前記半導体ウェハを1枚収納可
    能であるとともに、回転によって開口する蓋部がそれぞ
    れに取り付けられ、かつ開口方向に向かって下る傾斜を
    成す底部がそれぞれに設けられた複数の単一ケースと、 前記複数の単一ケースを前記壁部と直角を成す方向に重
    ねて連結する連結手段とを有し、 複数の前記単一ケースを重ねて前記連結手段によって連
    結した時には、前記単一ケースに前記半導体ウェハを収
    納することにより複数の前記半導体ウェハを収納可能で
    あり、前記連結手段によって連結されていない時には、
    分離した前記単一ケースに1枚の前記半導体ウェハを収
    納し得ることを特徴とするウェハケース。
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