JP2003216686A - 設計業務支援システム - Google Patents

設計業務支援システム

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JP2003216686A
JP2003216686A JP2002017358A JP2002017358A JP2003216686A JP 2003216686 A JP2003216686 A JP 2003216686A JP 2002017358 A JP2002017358 A JP 2002017358A JP 2002017358 A JP2002017358 A JP 2002017358A JP 2003216686 A JP2003216686 A JP 2003216686A
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JP2002017358A
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Kinji Totake
欣司 遠竹
Satoshi Takubo
智 田久保
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計上のノウハウが設計者個人に属すること
がなくなり、設計情報を必要時に速やかに調査、検索す
ることができることに加え、管理者が端末から設計業務
工程の状況判断を迅速かつ的確に行え、開発期間の短縮
に役立つ設計業務支援システムを提供する。 【解決手段】 設計業務を誘導するデータを蓄えて端末
からの指示によりデータを送出する設計業務処理手段4
と、前記設計業務処理手段により作成する作図データを
蓄えると共に前記作図データを解析するCAE解析のデ
ータを蓄えるCADデータ蓄積手段6と、前記設計業務
の進捗状況を管理するためのデータを蓄える管理情報蓄
積手段5とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設計業務を支援する
システムに係り、特に車両の設計業務の遂行に好適な設
計業務支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等の設計業務は、開発日程に
基づき設計マニュアル等の周辺情報を基に各設計者がそ
の担当部位を設計する。近年、多くの設計マニュアル等
の周辺情報は電子化されているものの、設計者固有のノ
ウハウに係る情報は範囲が広く、他人には公開され難
い。例えば、数値化できるデータ、感性的なデータ、画
像データ等様々であり、個人によって蓄積の仕方が異な
り紙の資料である場合が多い。一方、設計業務はその性
質上、作業の進捗が見えにくい。特に、近年のCAD
(Computer Aided Design )装置の画面による作図作業
を進めるなかでは、構造、コスト上の設計要件を満足さ
せた設計品質に対する進捗度は見えにくくなってきてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
設計業務では、設計上のノウハウが設計者個人に属して
あまり共有されていなかった。したがって、経験の浅い
設計者は、従来の設計マニュアルを活用して、ある基準
の設計品質は確保できるものの、洩れや見落としが発生
する場合があり、ベテラン設計者のように短時間で設計
するのは困難であった。また、最近は市場ニーズから開
発期間の短縮の要求があり、製品化までの設計変更に費
やす時間を少なくし、設計業務の進捗把握が困難である
という課題があった。
【0004】また、設計情報である技術資料は、紙の上
に表されたものも多く、調査や検索に時間がかかり、開
発期間が短縮できないという課題もある。
【0005】さらに、管理者が設計業務の進捗状況を把
握する際に、設計業務ごとに設計者が進捗状況の資料を
作成し、それを管理者が管理していて、進捗状況の把握
が容易でないという課題がある。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
創作されたもので、その目的は、開発期間の短縮に役立
つ設計業務支援システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る設計業務支援システムは、設計業務を
誘導するデータを蓄えて端末からの指示によりデータを
送出する設計業務処理手段と、設計業務処理手段により
作成する作図データを蓄えると共に作図データを解析す
るCAE(Computer Aided Engineering)解析のデータ
を蓄えるCAD(Computer Aided Design )データ蓄積
手段と、設計業務の進捗状況を管理するためのデータを
蓄える管理情報蓄積手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明に係る設計業務支援システムによれ
ば、設計業務工程を電子化し、設計の手順を定型化し、
設計業務を誘導すると共に、設計上の情報を共有し、設
計業務の進捗状況の情報を蓄え、端末から読み出すこと
で、設計上の漏れや見落としの発生を防止することがで
きる。また、設計上のノウハウが設計者個人に属するこ
とがなくなり、設計情報を必要時に速やかに調査、検索
することができるとともに、さらに管理者が端末から設
計業務工程の状況判断を迅速かつ的確に行うことができ
るので、開発における期間を短縮することができる。
【0009】本発明に係る設計業務処理手段は、情報を
検索する検索エンジンと、Webサーバとを含み、検索
エンジンとWebサーバがアクセスする設計業務に係る
情報を蓄えることを特徴とする。
【0010】本発明に係る設計業務処理手段によれば、
設計上のノウハウに関する情報を蓄え、端末からアクセ
スし、必要な設計情報を読み出すことで、設計情報が設
計者個人に属することがなくなり、設計情報を複数の設
計者および管理者で共有することができ、必要時に速や
かに調査、検索、確認や判断をすることができる。
【0011】本発明に係る設計業務処理手段に蓄えるデ
ータは階層構造をなし、設計業務を誘導する画面内容に
従って、データから所定の情報を順次取り出して、端末
に表示することを特徴とする。
【0012】本発明に係る設計業務処理手段に蓄えるデ
ータによれば、設計業務工程を電子化し、設計の手順を
定型化し、設計業務を誘導することで、設計上の漏れや
見落としの発生を防止することができる。
【0013】本発明に係る管理情報蓄積手段に蓄えるデ
ータは設計業務の進捗状況を図表化するものであって、
端末からの要求に応じて送出し、端末に表示することを
特徴とする。
【0014】本発明に係る管理情報蓄積手段に蓄えるデ
ータによれば、進捗状況や業務達成度の情報を図表化し
て管理情報蓄積手段に備え、管理者が端末から確認する
ことで、設計業務工程の状況判断を迅速かつ的確に行う
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る設計
業務支援システムのブロック図である。図1の設計業務
支援システム1は、端末2と、端末3と、設計業務処理
手段4と、管理情報蓄積手段5と、CADデータ蓄積手
段6とがバス7を介して相互に連結されて、ローカルエ
リアネットワーク(LAN)として構成される。設計業
務処理手段4は、検索エンジン8と、Webサーバ9と
を備えるものである。管理情報蓄積手段5は、進捗度情
報および達成度情報などの管理情報のデータを含んでい
る。CADデータ蓄積手段6は、作図データおよびCA
EデータなどのCADデータを含んでいる。
【0016】なお、図1では、端末2と、端末3と、設
計業務処理手段4と、管理情報蓄積手段5と、CADデ
ータ蓄積手段6とが、LAN7で接続される構成とした
が、端末2,3と上記各設計業務処理手段4、管理情報
蓄積手段5、CADデータ蓄積手段6との間にインター
ネットや専用線あるいは電話回線などを挿入し、上記各
装置2〜6を遠隔地に分散して配置してもよい。また、
図1では端末を2台とし、設計者が端末2を使用し、管
理者が端末3を使用するものとして説明するが、これに
こだわる必要はなく、端末は1台以上必要数だけあれば
よい。さらに、設計業務処理手段4、管理情報蓄積手段
5、CADデータ蓄積手段6は、それぞれの機能を統合
化し、あるいは分割し、異なる構成とすることも可能で
ある。
【0017】図2は本発明の実施の形態に係る設計業務
処理手段のブロック図である。設計業務処理手段4は、
検索エンジン8と、Webサーバ9とを備えている。こ
こで、端末2から設計業務処理手段4のWebサーバ9
にアクセスする場合には、Webサーバ9は各情報蓄積
手段より所定の情報を取り出し、Webサーバ9にて処
理し、その結果を端末2に対してLAN7を介して送出
し、端末2はその内容を画面に表示する。
【0018】また、端末2から設計業務処理手段4の検
索エンジン8にアクセスする場合には、検索エンジン8
は各情報蓄積手段より所定の情報を検索し取り出し、そ
の結果をLAN7を介して端末2に対して送出し、端末
2はその結果に基づく画面を表示する。
【0019】なお、検索エンジン8とWebサーバ9
は、開発スケジュール,設計プロセス,横並び情報,品
質情報,新技術情報,性能関連情報などからなる設計情
報を蓄える設計情報蓄積手段10、仕入先情報,設備能
力情報などからなる調達情報を蓄える調達情報蓄積手段
11、生産技術要件,製造要件などからなる生産技術情
報を蓄える生産技術情報蓄積手段12、評価情報,評価
報告書などからなる実験情報を蓄える実験情報蓄積手段
13の各情報蓄積手段を内部バス15により共有する。
また、設計プロセスの情報は、シェル、外装、内装など
の情報を含むものである。さらに、横並び情報は、主要
断面、部品構成、原価、質量などの情報を含んでいる。
品質情報は再発防止資料などの情報を含む。
【0020】次に、本発明の実施形態に係る設計業務支
援システム1における、各装置間のデータ送受信のシー
ケンスを概略説明する。図3は本発明の実施の形態に係
る設計者用の端末2、設計業務処理手段4、管理情報蓄
積手段5、CADデータ蓄積手段6および管理者用の端
末3との間のデータの送受信のシーケンスの例を示す図
である。図3中のフェーズAは端末2と設計業務処理手
段4との間のデータの送受信のシーケンスの例であっ
て、端末2は、ある設計段階のステップ(後述)に対応
する画面を表示し、その画面内の所定の位置を指示する
か、あるいはキーボードから所定のコマンドを入力する
ことで、これに対応した指示コマンドaを設計業務処理
手段4にLAN7を介して送信する。設計業務処理手段
4は指示コマンドaを受信すると、設計業務に基づく内
部処理を実行し、その結果に応じて次のステップに対応
する画面データaを端末2にLAN7を介して送信す
る。端末2は、受信した画面データaに基づく設計段階
のステップに対応する画面を表示する。
【0021】フェーズBは端末2とCADデータ蓄積手
段6との間のデータの送受信のシーケンスの例であっ
て、端末2は、ある設計段階のステップ(後述)に対応
する画面を表示し、その画面内の所定の位置を指示する
か、あるいはキーボードから所定のコマンドを入力する
ことで、これに対応した指示コマンドbをCADデータ
蓄積手段6にLAN7を介して送信する。CADデータ
蓄積手段6は指示コマンドbを受信すると、設計業務に
基づく内部処理を実行し、蓄積してある例えば解析デー
タを端末2にLAN7を介して送信する。端末2は、受
信した解析データに基づく画面を表示する。
【0022】フェーズCは、端末2、設計業務処理手段
4、管理情報蓄積手段5および管理者用の端末3との間
のデータの送受信のシーケンスの例であって、端末2
は、ある設計段階のステップ(後述)に対応する画面を
表示し、その画面内の所定の位置を指示するか、或いは
キーボードから所定のコマンドを入力することで、これ
に対応した指示コマンドcを設計業務処理手段4にLA
N7を介して送信する。設計業務処理手段4は指示コマ
ンドcを受信すると、指示コマンドdを管理情報蓄積手
段5にLAN7を介して送信する。管理情報蓄積手段5
は指示コマンドdを受信すると、管理情報蓄積手段5の
内部に所定のデータを蓄積する。その後、端末3が指示
コマンドeを管理情報蓄積手段5にLAN7を介して送
信し、管理情報蓄積手段5が指示コマンドeを受信する
と、所定のデータを含む画面データbを端末3にLAN
7を介して送信する。端末3は受信した画面データbに
基づく画面を表示する。
【0023】フェーズDは端末3とCADデータ蓄積手
段6との間のデータの送受信のシーケンスの例であっ
て、端末3は、ある設計段階のステップ(後述)に対応
する画面を表示し、その画面内の所定の位置を指示する
か、あるいはキーボードから所定のコマンドを入力する
ことで、これに対応した指示コマンドfをCADデータ
蓄積手段6にLAN7を介して送信する。CADデータ
蓄積手段6は指示コマンドfを受信すると、画面データ
cを端末3にLAN7を介して送信する。端末3は受信
した画面データcに基づく画面を表示する。
【0024】以上の説明で、設計者用の端末を端末2、
管理者用の端末を端末3としたが、これに限定するもの
ではなく、端末を利用する際に、IDおよびパスワード
などを入力することで、どちらの端末にもなり得ること
は言うまでもない。
【0025】次に、本発明に係る設計業務支援システム
1で実行する設計業務における端末操作フローについて
説明する。図4は本発明の実施の形態に係る設計業務に
おける端末操作フローの例を示す図である。主として、
図3のフェーズAのシーケンスに従って、フローにおけ
るステップが進行する。なお、特段の説明がない場合に
は、図4に示すブロック中の上段の語句は、そのステッ
プの操作前の端末2のWebブラウザで表示する画面表
示内容を表し、下段の語句は、そのステップにおける端
末2の操作内容を表し、その操作の結果で次のステップ
に進む。
【0026】本発明の実施の形態に係る端末における表
示画面は、次々とステップを進むに従って推移する。こ
こには明示していない端末2のマウスなどによって、表
示画面の所定の位置を次々と指示(クリック)すること
で、表示する画面内容が推移する。設計支援システム画
面中の管理項目を選択し、例えばスケジュール管理の車
種別の項目を指示(クリック)することで、車種別スケ
ージュール画面を表示し、その中の所定の位置を指示
(クリック)することで、業務展開フロー図を表示し、
その中の所定の位置を指示(クリック)することで、タ
スク情報確認画面、管理情報、業務進捗確認画面、車種
や担当者名を入力する情報入力画面などを表示すること
ができる。また、設計支援システム画面中の管理項目を
選択し、例えば進捗管理の項目を指示(クリック)する
ことで、直接、業務展開フロー図を表示することもでき
る。
【0027】図5は本発明の実施の形態に係る端末にお
ける表示画面の例を示す図である。設計業務の初期画面
の例であって、図5のメイン画面の設計支援システム画
面は図6で示す階層構造のトップデータである設計支援
システムに相当する。図5の表示画面の所定の位置を指
示(クリック)することで、所定のデータに対応する画
面内容を表示することができる。また、図5のメイン画
面の脇にはサブ画面を表示し、サブ画面内の所定の項目
を指示(クリック)することで、指示した項目内容がメ
イン画面欄に表示されるようになる。例えばキーワード
検索を指示(クリック)すると、端末2から設計業務処
理手段4の検索エンジン8にアクセスし、検索エンジン
8は各情報蓄積手段よりキーワードに相当する情報を検
索して取り出し、その結果をLAN7を介して端末2に
対して送出し、端末2はその結果に基づく画面を表示す
る。
【0028】図6は本発明に係る情報の階層構造の例を
示す図である。設計情報蓄積手段10、調達情報蓄積手
段11、生産技術情報蓄積手段12、実験情報蓄積手段
13に蓄積されるデータ(テキスト、数値、図、表など
を含む)は、基本的に階層構造をなしたデータベースか
らなる。トップデータである設計支援システムでは、車
種、スケジュール、プロセス、要素などを選択でき、車
種固有情報である車種を選択した場合には、A車、B車
などを表示し、そのいずれかを選択できる。さらに、A
車を選択した場合には、A車の部位であるドア、サイド
メンバなどを表示しそのいずれかを選択できる。またド
アを選択した場合には、ドアの部位別情報、項目別情報
などを表示する。このようにデータは階層的に配列する
構造をしており、次々に必要なデータを選択し、所要の
情報にたどり着くことができる。さらに、ここには明示
しないが、必要に応じて、階層を外れて、所用のデータ
にジャンプし、Webサーバ9での処理に都合の良いよ
うなハイパーリンクも設定する。
【0029】本実施形態に係る設計業務支援システム1
により設計業務を開始すると(図4においてスタートす
ると)、例えば図5に示すような設計支援システムの初
期画面を表示し、ステップS1では、Webサーバ9内
の開発車種コード入力画面の表示を指示し、開発車種コ
ード入力画面を呼び出す。この時の端末2と設計業務処
理手段4との間のデータの送受信のシーケンスは、図3
のフェーズAである。ステップS2では、開発車種コー
ド入力画面を表示し、開発車種コードを入力し、Web
サーバ9内の開発部位選択画面を呼び出す。ステップS
3では、開発車種コードに対応する開発部位選択画面を
表示し、開発部位を入力して、設計情報内の開発スケジ
ュール画面を呼び出す。ステップS4では、開発担当部
位に対応する開発日程表示画面を表示し、開発スケジュ
ール中の所要のフェーズを選択して、設計情報内の設計
プロセスを呼び出す。ステップS5では、開発の所要の
フェーズにおける設計プロセス画面を表示して、その中
の作図ポイントを選択し、作図ポイントを呼び出す。
【0030】ステップS6では、作図ポイント表示画面
を表示し、横並び情報などの蓄積情報(数値、略図)を
呼び出す。ステップS7では、蓄積情報から得られる作
図画面を表示し、作図作業を実施して形状データとして
表示する。この時の蓄積情報(数値、略図)の表示の例
を図7に示す。図7は本発明の実施の形態に係る端末に
おける設計業務作業中のデータ表示の例を示す図であ
る。車種ごとのドアのドア長、ヒンジピッチ、質量のデ
ータの実績値を表示する例であって、グラフ化すること
で、設計作業中の車種の位置付けを明確にすることがで
きる。
【0031】ステップS8では、作図形状を表示し、確
認作業を行い、形状データをCADデータベースへ登録
し、形状を再表示する。ステップS9では、形状保存終
了画面を表示し、CAE解析をしない場合には、プロセ
ス画面の表示を指示し、ステップS12に進む。作図し
た部品をCAE解析する場合には、CAE解析を指示
し、ステップS10に進む。ステップS10では、CA
E解析画面を表示し、形状情報をもとにCAE解析を行
い、解析結果を表示する。この時の端末2とCADデー
タ蓄積手段6との間のデータの送受信のシーケンスは図
3のフェーズBである。ステップS11では、解析結果
を表示し、表示した解析データをもとに作図作業を行っ
て形状を作成し、ステップ8に進む。
【0032】一方、ステップS12では、開発の所要の
フェーズにおける設計プロセス画面を表示し、その中の
作図ポイントを選択し、作図ポイントを呼び出す。ステ
ップS13では、作図ポイント表示画面を表示し、横並
び情報などの蓄積情報を呼び出す。ステップS14で
は、蓄積情報から得られる作図画面を表示し、作図作業
を実施し、形状データとして表示する。作図した部品を
CAE解析する場合にはステップ8に進む。ステップS
15では、作図形状を表示し、確認作業を行い、形状デ
ータをCADデータベースへ登録して、形状を再表示す
る。作図した形状のチェック項目を入力する場合には、
チェック項目入力画面の表示を指示し、ステップS16
に進む。作図した図面(形状データ)を管理者が承認す
る場合にはステップ19に進む。
【0033】なお、ステップS16では、進捗度入力画
面を表示し、蓄積されたCADデータをもとに業務(作
図)のチェック項目(○、×、△)を入力画面から入力
し、ステップS19に進む。なお、業務(作図)のチェ
ック項目(○、×、△)は管理項目ごとの内容により変
わり、例えば、何々を実施していることという項目であ
れば、○は実施、×は不実施を表し、何々はXmm以下
であることという項目であれば、Xmm以下ならば○、
Xmmを超えていれば×、検討中ならば△を表す。この
時の端末2、設計業務処理手段4および管理情報蓄積手
段5との間のデータの送受信のシーケンスは、図3のフ
ェーズCの中の指示コマンドcおよび指示コマンドdで
ある。
【0034】ステップS17およびステップS18は、
設計業務における端末操作とは異なる管理者の端末にお
けるステップであって、ステップS17では、入力デー
タの集計結果を進捗度として表示する。例えば図8に示
すような(○、×、△)による進捗度管理画面を表示
し、管理者はステップS16で入力した業務の進捗度を
確認し、結果を設計者に通知する。図8は本発明の実施
の形態に係る端末における進捗管理のデータ表示の例を
示す図である。管理者はこの図表化した画面の情報を見
ることで、進捗状況を容易に把握することができる。こ
の時の端末3と管理情報蓄積手段5との間のデータの送
受信のシーケンスは図3のフェーズCの中の指示コマン
ドeおよび画像データbである。
【0035】ステップS18では、管理者はCAD作図
データを表示し、業務の確認・承認を実行して、修正の
有無などの承認を設計者に通知する。CAD作図データ
を表示する時の端末3とCADデータ蓄積手段6との間
のデータの送受信のシーケンスは図3のフェーズDであ
る。
【0036】ステップS19では、管理者からの通知を
待ち、通知の結果に従い、修正の必要がある場合にはス
テップ14に進む。修正の必要がない場合には、形状保
存終了画面の表示を指示する。ステップS20では、形
状保存終了画面を表示し、保存作業終了を確認し、設計
情報から設計プロセスを呼び出す。ステップS21で
は、プロセス表示画面を表示し、設計情報内の数値入力
画面を呼び出す。ステップS22では、情報入力画面を
表示し、作図形状情報をもとに新数値を入力し、画面に
表示して確認する。ステップS23では、入力値確認画
面を表示し、入力した新数値を蓄積指示して、蓄積結果
を再表示する。ステップS24では、データ保存終了画
面を表示し、データ蓄積作業終了を指示して作業完了画
面を確認し、一連の設計業務を終了する。
【0037】ステップS25は、設計業務における端末
操作とは異なる関連部署などの端末におけるステップで
あって、関連部署などが、業務達成度確認画面を呼び出
し、業務の達成度を確認し、確認結果を前行程にフィー
ドバックし、修正を必要とする場合には、設計者は、例
えばステップS14から修正作業を再開する。
【0038】以上のステップで、ステップS8〜S11
がCAE解析工程であり、ステップS14〜S15が修
正工程であり、ステップS21〜S24がデータ蓄積工
程であり、ステップS17〜S18が進捗管理工程であ
る。
【0039】このように、本発明の実施形態に係る設計
業務支援システム1によれば、設計業務にあたって、設
計者は、例えば端末2から設計業務処理手段4にアクセ
スして、Webサーバ9から送られてくる情報を端末2
上のWebブラウザで表示し、その内容に従って、定型
化した設計ステップを順次実行して設計業務を遂行す
る。また、設計者は、設計業務作業の途中で、端末2か
ら設計業務処理手段4の中の検索エンジン8、管理情報
蓄積手段5あるいはCADデータ蓄積手段6に必要に応
じてアクセスすることで、設計業務を進める上で必要と
なる情報を得ることができる。さらに、管理者は、例え
ば端末3から管理情報蓄積手段5にアクセスすること
で、設計業務の進捗状況を把握することができ、CAD
データ蓄積手段6にアクセスすることで、設計業務にお
いて作成した作図結果の確認や修正の指示などを行うこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る設計
業務支援は、設計業務工程を電子化して設計の手順を定
型化し、設計業務を誘導すると共に、設計上の情報を共
有し、設計業務の進捗状況の情報を蓄えるとともに、端
末から読み出すことで、設計上の漏れや見落としの発生
を防止することができる。また、これにより設計上のノ
ウハウが設計者個人に属することがなくなり、設計情報
を必要時に速やかに調査、検索することができることに
加え、さらに管理者が端末から設計業務工程の状況判断
を迅速かつ的確に行うことができ、開発における期間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る設計業務支援システ
ムのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る設計業務処理手段の
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る端末、設計業務処理
手段、管理情報蓄積手段及びCADデータ蓄積手段との
間のデータの送受信のシーケンスの例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る設計業務における端
末操作フローの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る端末における表示画
面の例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る情報の階層構造の例
を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る端末における設計業
務作業中のデータ表示の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る端末における進捗管
理のデータ表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1 設計業務支援システム 2,3 端末 4 設計業務処理手段 5 管理情報蓄積手段 6 CADデータ蓄積手段 7 バス 8 検索エンジン 9 Webサーバ 10 設計情報蓄積手段 11 調達情報蓄積手段 12 生産技術情報蓄積手段 13 実験情報蓄積手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計業務を誘導するデータを蓄えて端末
    からの指示により前記データを送出する設計業務処理手
    段と、前記設計業務処理手段により作成する作図データ
    を蓄えると共に前記作図データを解析するCAE(Comp
    uter Aided Engineering)解析のデータを蓄えるCAD
    (Computer Aided Design )データ蓄積手段と、前記設
    計業務の進捗状況を管理するためのデータを蓄える管理
    情報蓄積手段とを備えたことを特徴とする、設計業務支
    援システム。
  2. 【請求項2】 前記設計業務処理手段は、情報を検索す
    る検索エンジンと、Webサーバとを含み、前記検索エ
    ンジンと前記Webサーバがアクセスする設計業務に係
    る情報を蓄えることを特徴とする、請求項1記載の設計
    業務支援システム。
  3. 【請求項3】 前記設計業務処理手段に蓄えるデータは
    階層構造をなし、設計業務を誘導する画面内容に従っ
    て、前記データから所定の情報を順次取り出して、前記
    端末に表示することを特徴とする、請求項1記載の設計
    業務支援システム。
  4. 【請求項4】 前記管理情報蓄積手段に蓄えるデータは
    設計業務の進捗状況を図表化するものであって、端末か
    らの要求に応じて送出し、前記端末に表示することを特
    徴とする、請求項1記載の設計業務支援システム。
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