JP2003215542A - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその駆動方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 OCBモードの液晶パネルを用いて逆転移防
止駆動を行う場合に、駆動周波数の増加を抑えるととも
に、液晶パネルの交流駆動に起因した輝度ムラを防止
し、さらにコストを低減する。 【解決手段】 液晶表示装置に設けられた周波数変換部
101は、入力映像信号を構成する画像信号の間に、液
晶パネルのL本のゲート線上の画素に同時に書き込まれ
る非画像信号を、L(Lは2以上の整数)ライン分の画
像信号に対して1ライン分の間隔で挿入して出力映像信
号を生成し、かつ1フレーム期間を構成する水平走査期
間の数が(L+1)×(2N+1)(Nは整数)となる
ように、出力映像信号における垂直ブランキング期間に
含まれる水平走査期間の数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、液晶パネルを用いた動画像の表示や、OCB
(Optically self−Compensat
ed Birefringence)モードの液晶パネ
ルを用いる場合に好適な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、コンピュータ装置等の
表示デバイスとして数多く使用されているが、今後はT
V用途での使用拡大も見込まれている。しかしながら現
在広く使用されているTN(Twisted Nema
tic)モードの液晶パネルは、視野角が狭く、応答速
度が不充分であるという欠点を有している。よって、T
Nモードの液晶パネルをTV用途で使用するには、視差
によるコントラストの低下や、動画像表示時の輪郭のボ
ケなど、解決すべき大きな課題が存在する。
【0003】近年、上記TNモードに代わり、OCBモ
ードに関する研究が進んでいる。OCBモードは、TN
モードに比べて視野角が広く、応答速度も高速であるた
め、動画表示により適している。
【0004】図26に、一般的な液晶パネルの構成を示
す。これはTNモードでもOCBモードでも共通であ
る。図26において、X1〜Xnはゲート線、Y1〜Y
nはソース線であり、ゲート線X1〜Xnおよびソース
線Y1〜Ynの各交点にはスイッチング素子としての薄
膜トランジスタ(以下、TFTと称す)2604が設け
られており、各TFT2604のドレイン電極は、液晶
パネルの各画素2605の画素電極にそれぞれ接続され
ている。各画素2605では、画素電極と対向電極との
間に液晶が挟持されている。対向電極の電位は、対向駆
動部2603によって制御される。
【0005】2602は、TFT2604の状態のオン
・オフを制御するためのゲートパルスをゲート線X1〜
Xnに供給するゲートドライバである。ゲートドライバ
2602は、ソース線Y1〜Ynへのデータの供給と同
期して、TFT2604の状態をオンにするための電位
をゲート線X1〜Xnに対して順次印加する。2601
は、画素電極の電位を制御するソースドライバである。
ソースドライバ2601によって制御される画素電極の
電位と、対向駆動部2603によって制御される対向電
極の電位との差が液晶にかかる電圧となり、この電圧に
より各画素2605の透過率が決定される。
【0006】ところで、OCBモードの液晶パネルを用
いる場合には、画像表示を開始する最初の段階で、TN
モードにはない独特の手順が必要となる。OCBセル
は、ベンド配向とスプレイ配向という2つの状態を取り
うる。OCBモードの液晶パネルで画像を表示するため
にはOCBセルがベンド配向の状態になっている必要が
ある。しかしながら、通常、OCBセルはスプレイ配向
の状態にあるので、画像を表示する際にはOCBセルの
状態をスプレイ配向からベンド配向に変化させる必要が
ある。以下、このようなスプレイ配向からベンド配向へ
の状態変化を“転移”と称す。OCBセルを転移させる
ためには、一定時間高電圧を印加するなどの独特の手順
が必要であるが、この手順については本発明に直接は関
係しないので説明を省略する。
【0007】上記の独特の手順を経てOCBセルが転移
してベンド配向の状態になると、画像の表示が可能とな
る。しかしながら、OCBセルに所定のレベル以上の電
圧が印加されない状態が一定時間以上続くと、OCBセ
ルの状態がベンド配向からスプレイ配向に戻ってしま
う。以下、このようなベンド配向からスプレイ配向への
状態変化を“逆転移”と称す。よって、OCBモードの
液晶パネルを用いて継続的に画像を表示するためには、
逆転移を防止する必要がある。逆転移を防止するために
は、特開平11−109921号公報(特許文献1)や
日本液晶学会誌1999年4月25日号(Vol.3.
No.2)P99(17)〜P106(24)(非特許
文献1)に開示されているように、OCBセルに定期的
に高い電圧を印加すればよい。以下、このようにOCB
セルに高い電圧を周期的に印加するような液晶パネルの
駆動方法を“逆転移防止駆動”と称す。
【0008】ところで、OCBモードやTNモードに代
表される一般的な液晶パネルでは、液晶セルに直流電圧
が印加されると焼き付き等の不具合が生じることは周知
の通りである。そのため、液晶パネルを駆動する際に
は、液晶セルに印加する電圧の極性を交互に反転させ
る、いわゆる交流駆動を行う必要がある。これは上記の
逆転移防止駆動で液晶パネルを駆動する場合にも当ては
まる。しかしながら、上記の特開平11−109921
号公報(特許文献1)や日本液晶学会誌(非特許文献
1)においては、逆転移防止駆動に対して交流駆動を適
用した場合の液晶表示装置の構成や動作について何ら具
体的に述べられておらず、逆転移防止駆動に対して交流
駆動をいかに適用すべきかは上記文献からは明らかでは
ない。
【0009】ところで上記文献には、画像信号と高電圧
信号(周期的に高い電圧をOCBセルに印加するための
信号)を交互に書き込むために、ソースドライバを上下
両側に配置する方式や、駆動周波数を2倍にする方式が
開示されている。ところがこれらの方式では、ソースド
ライバが2つ必要になるためコストが増加するという課
題や、駆動周波数が2倍になるために信号の書き込み時
間が減少し、OCBセルへの信号の書き込みが不十分に
なるといった課題がある。そこで本発明の発明者らは、
駆動周波数の増加を抑えた逆転移防止駆動を実現した。
以下、本発明の関連技術として、この逆転移防止駆動を
適用した液晶表示装置について説明する。
【0010】図27に、関連技術に係る上記液晶表示装
置の構成を示す。図27において、2701は入力映像
信号に対して周波数変換を行う周波数変換部を、270
2はソースドライバとゲートドライバをそれぞれ制御す
るためのパルスを生成する駆動パルス生成部を、260
1はソースドライバを、2602はゲートドライバを、
2703はOCBモードの液晶パネルをそれぞれ示して
いる。なお、便宜上、液晶パネル2703のゲート線数
を12ラインとし、1フレーム期間が12水平走査期間
からなるものとする。
【0011】本液晶表示装置では、液晶パネル2703
上の各画素に対し、入力映像信号を構成する画像信号
と、入力映像信号とは無関係な非画像信号が、1フレー
ム期間にそれぞれ1度ずつ書き込まれる。ここで非画像
信号とは、逆転移を防止すべくOCBセルに高電圧を印
加するための信号である。上記のような書き込みを実現
するには、入力映像信号を構成する画像信号の間に非画
像信号を適宜に挿入する必要がある。そのために、本液
晶表示装置の周波数変換部2701は、入力映像信号の
4画像信号(4ライン分の画像信号)毎に非画像信号を
1つ挿入して出力映像信号を生成し、これをソースドラ
イバ2601に転送する。ただし、単に非画像信号を挿
入すると1フレーム期間の長さが変化してしまうので、
周波数変換部2701では同時に周波数変換も行われ
る。つまり、入力映像信号として4つの画像信号が入力
される時間(つまり4水平走査期間)に、ソースドライ
バに対して4つの画像信号と1つの非画像信号からなる
計5つの信号の転送を行うために、1.25倍の周波数
変換が行われる。
【0012】図28に周波数変換部2701の具体的構
成を示す。制御信号生成部2801は、入力同期信号に
基づいて、書き込みクロック、読み出しクロック、リー
ドイネーブル信号、出力切替制御信号、出力同期信号を
それぞれ生成する。入力映像信号は、書き込みクロック
に同期してラインメモリ2802に書き込まれる。そし
て、ラインメモリ2802に書き込まれた入力映像信号
は、書き込みクロックの1.25倍の周波数を有する読
み出しクロックに同期してラインメモリ2802から読
み出される。出力信号選択部2804は、出力切替制御
信号に基づいて、ラインメモリ2802の出力と非画像
信号生成部2803の出力の一方を選択して出力映像信
号として出力する。以上の処理に関する信号波形を図2
9に示す。
【0013】ソースドライバ2601の入出力特性を図
30に示す。ソースドライバ2601には、周波数変換
部2701から出力された出力映像信号が入力され、こ
の出力映像信号の信号レベルを、駆動パルス生成部27
02から出力された極性制御信号に応じて基準電位より
も大きなレベルまたは小さなレベルとなるように交互に
変換して出力する。ソースドライバ2601の出力信号
レベルが基準電位よりも大きい場合には液晶セルに正の
電圧が印加され、逆に、ソースドライバ2601の出力
信号レベルが基準電位よりも小さい場合には液晶セルに
負の電圧が印加される。また出力映像信号の信号レベル
が大きいほど、ソースドライバ2601の出力信号レベ
ルは基準電位に近づく(つまり、液晶セルに印加される
電圧が小さくなる。)。
【0014】図31において、ゲートパルスP1〜P1
2は、そのHI期間に液晶パネル2703上のゲート線
GL1〜GL12をそれぞれ選択する。なお、各ゲート
パルスP1〜P12のHI期間に示した“+”、“−”
は、そのゲートパルスによって選択されたゲート線上の
画素に書き込まれる信号の極性(すなわち印加される電
圧の極性)を示している。期間T0_0では、ゲートパ
ルスP5〜P8が同時にHIとなり、ゲート線GL5〜
GL8上の画素に非画像信号が正極性で同時に書き込ま
れる。それに続く期間T0_1〜T0_4では、ゲート
パルスP1〜P4が順次HIとなり、ゲート線GL1〜
GL4上の画素に画像信号S1〜S4がそれぞれ正極性
で順次書き込まれる。期間T0_5では、ゲートパルス
P9〜P12が同時にHIとなり、ゲート線GL9〜G
L12に非画像信号が負極性で同時に書き込まれる。そ
れに続く期間T0_6〜T0_9では、ゲートパルスP
5〜P8が順次HIとなり、ゲート線GL5〜GL8上
の画素に画像信号S5〜S8がそれぞれ負極性で順次書
き込まれる。ここで、ゲート線GL5〜GL8上の各画
素は、非画像信号が書き込まれてからその後に画像信号
が書き込まれるまでの期間、すなわちそれぞれT0_1
〜T0_5、T0_1〜T0_6、T0_1〜T0_
7、T0_1〜T0_8の期間、非画像信号を保持する
ことになる。このように、液晶パネル107上の全ての
ゲート線が1フレーム期間に2回ずつ選択され、各ゲー
ト線上の画素には1フレーム期間に画像信号と非画像信
号が1回ずつ書き込まれる。
【0015】次のフレーム期間の期間T1_0では、ゲ
ートパルスP5〜P8が同時にHIとなり、ゲート線G
L5〜GL8上の画素に非画像信号が負極性(前フレー
ムとは逆の極性)で書き込まれる。それに続く期間T1
_1〜T1_4では、ゲートパルスP1〜P4が順次H
Iとなり、ゲート線GL1〜GL4上の画素に画像信号
S’1〜S’4がそれぞれ負極性(前フレームとは逆の
極性)で順次書き込まれる。
【0016】以上のように、図27に示す液晶表示装置
によれば、駆動周波数の増加を抑えつつ、液晶パネル2
703上の各画素に対して画像信号と非画像信号を交互
に書き込むことができる(特願2001−131414
号)。
【0017】
【特許文献1】特開平11−109921号公報
【非特許文献1】日本液晶学会誌1999年4月25日
号(Vol.3.No.2)P99(17)〜P106
(24)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の液晶
表示装置のような逆転移防止駆動(すなわち、非画像信
号を複数のゲート線上の画素に同時に書き込むことによ
って駆動周波数の増加を抑えた逆転移防止駆動)を行う
ときには、1フレーム期間を構成する水平走査期間の数
に制約がある。
【0019】例えば、上記液晶表示装置のように非画像
信号を4本のゲート線に同時に書き込む方式では、周波
数変換後の時点で(つまり出力映像信号において)1フ
レーム期間を構成する水平走査期間の数が5の奇数倍で
ある必要がある。図31の例では、出力映像信号におい
て1フレーム期間を構成する水平走査期間の数(期間T
0_0〜T0_14)が15(5の奇数倍)なので、こ
の条件を満たしている。この制約を一般的に表すと、非
画像信号をL本のゲート線に同時に書き込む方式では、
周波数変換後の時点で1フレーム期間を構成する水平走
査期間の数が(L+1)×(2N+1)である必要があ
る。この制約を満たさない場合、液晶パネル2703の
表示画面において、あるラインでは比較的明るくなり、
あるラインでは比較的暗くなったりというように、輝度
ムラが発生してしまう。以下、その原因について簡単に
説明する。
【0020】図32に、非画像信号を3本のゲート線に
同時に書き込む方式における各種信号波形を示す。この
例では、出力映像信号において1フレーム期間を構成す
る水平走査期間の数が16個であり、4(=3+1)の
奇数倍ではないため上記条件を満たしていない。図32
において、各ゲート線上の画素に書き込まれる信号の極
性の変化に着目すると、ゲート線GL1〜GL3につい
ては、非画像信号が書き込まれる直前には必ずその非画
像信号とは逆の極性の画像信号が書き込まれている。一
方、ゲート線GL4〜GL12については、非画像信号
が書き込まれる直前には必ずその非画像信号と同じ極性
の画像信号が書き込まれている。ところで、ある極性の
信号がすでに書き込まれている液晶セルに対してその信
号とは逆の極性の信号を書き込む場合には、その信号と
同じ極性の信号を書き込む場合に比べて信号の書き込み
が不十分になるという問題がある。したがって、図32
の例では、ゲート線GL1〜GL3上の画素に対する非
画像信号の書き込みは、他のゲート線GL4〜GL12
上の画素に対する非画像信号の書き込みに比べて不十分
となる。その結果、液晶パネル107上のゲート線GL
1〜GL3に対応する部分と、ゲート線GL4〜GL1
2に対応する部分とで輝度差が生じてしまう。このよう
に、上記制約を満たさない場合には、輝度ムラが発生し
てしまう。
【0021】このような輝度ムラを防止するためには映
像信号の水平走査期間の数を調整する必要があるが、単
純に水平走査期間の数を増減すると、図29に示したよ
うなラインメモリ2802に対する画像信号の書き込み
と読み出しのタイミングがずれ、1ライン分のラインメ
モリ2802だけでは画像信号の適切な転送が不可能に
なる(すなわち画像信号が消失してしまう)可能性があ
る。このような不具合を確実に避けるためには、フレー
ムメモリなど、1ライン分よりも多くの画像信号を同時
に記憶できるメモリを設ける必要があり、液晶表示装置
のコストの増加を招いてしまう。
【0022】したがって、本発明の目的は、駆動周波数
の増加を抑えた逆転移防止駆動が可能であり、かつ輝度
ムラの発生を抑えて良好な映像を表示することができ、
かつ低コストな液晶表示装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
なお括弧内の参照符号等は、本発明の理解を助けるため
に後述する実施形態との対応関係を示したものであっ
て、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
【0024】本発明の液晶表示装置は、入力映像信号に
基づいて液晶パネルを駆動することにより映像を表示す
るものであって、複数のソース線と複数のゲート線を有
する液晶パネル(107)と、入力映像信号を構成する
画像信号の間に、液晶パネルのL本のゲート線上の画素
に同時に書き込まれる非画像信号を、Lライン分の画像
信号に対して1ライン分の間隔で挿入して出力映像信号
を生成し、かつ1フレーム期間を構成する水平走査期間
の数が(L+1)×(2N+1)(Nは整数)となるよ
うに出力映像信号の水平走査期間の数を調整する周波数
変換部(101)と、周波数変換部で生成された出力映
像信号に基づいて液晶パネルを駆動するドライバ(10
5)とを備え、周波数変換部は、垂直ブランキング期間
に含まれる水平走査期間の数を増減することによって、
1フレーム期間を構成する水平走査期間の数を調整する
ことを特徴とする。これにより、非画像信号を定期的に
挿入し、かつ液晶パネルを交流駆動する場合にも、輝度
ムラが発生しない。しかも、水平走査期間の数の調整を
垂直ブランキング期間において行うため、1ライン分よ
りも多くの画像信号を同時に記憶するようなメモリは不
要である。また、液晶パネルに表示される映像に影響を
与えることなく水平走査期間の数を調整することができ
る。なお「1フレーム期間」とは、有効映像期間のみな
らずそれに続く垂直ブランキング期間をも含む期間を意
味する。また「1フレーム期間を構成する水平走査期間
の数」とは、言い換えると、1フレーム期間において水
平同期信号によって刻まれる期間の数であり、具体例で
示すと、図6の入力映像信号については50であり、同
じく出力映像信号については65である。
【0025】なお、請求項において「逆転移」とは、O
CBセルの状態がベンド配向からスプレイ配向に移行す
る現象を意味する。また「垂直ブランキング期間に含ま
れる調整期間」とは、垂直ブランキング期間と調整期間
が一致している場合を除外するものではない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施形態に
ついて、図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1に、本発明の第1の実施形態に
係る液晶表示装置の構成を示す。図1において、液晶表
示装置は、周波数変換部101と、駆動パルス生成部1
02と、期間判別部103と、セレクタ104と、ソー
スドライバ105と、ゲートドライバ106と、液晶パ
ネル107とを備える。ここで、液晶パネル107はO
CBモードとする。
【0027】液晶表示装置には、入力映像信号と、それ
に対応する入力同期信号(水平同期信号と垂直同期信号
を含む)が供給される。期間判別部103は、入力同期
信号に基づいて垂直ブランキング期間を判別する。セレ
クタ104は、期間判別部103による判別結果に基づ
いて、垂直ブランキング期間とその他の期間とで異なる
分周クロック数(分周クロック数A、分周クロック数
B)を選択して周波数変換部101に供給する。周波数
変換部101は、入力映像信号と入力同期信号に対して
周波数変換処理を行い、さらに入力映像信号を構成する
画像信号(1ライン分の映像信号)の隙間に所定の間隔
で非画像信号(逆転移を防止すべくOCBセルに高電圧
を印加するための信号)を挿入する。なお、本実施形態
では、周波数変換部101は、1.25倍の周波数変換
を行うとともに、4画像信号毎に非画像信号を1つ挿入
して出力映像信号を生成するものとする。
【0028】図2に、周波数変換部101の構成を示
す。ラインメモリ202は、1ライン分の画像信号を一
時的に記憶する。制御信号生成部201は、入力同期信
号と、セレクタ104によって選択された分周クロック
数に基づいて、各種制御信号を生成する。具体的には、
制御信号生成部201は、ラインメモリ202に入力映
像信号の各画像信号を書き込むタイミングを制御する書
き込みクロック(WRITE CLK)や、ラインメモ
リ202に記憶された画像信号を読み出すタイミングを
制御するための読み出しクロック(READ CLK)
とやラインメモリ202からのデータの読み出しを可能
にするリードイネーブル信号(READENA)とや出
力信号選択部204の選択動作を制御するための出力切
替制御信号や、周波数変換後の映像信号(出力映像信
号)に対応した同期信号である出力同期信号を生成す
る。非画像信号生成部203は、非画像信号を出力す
る。出力信号選択部204は、制御信号生成部201か
らの出力切替制御信号に基づいてラインメモリ202の
出力と非画像信号生成部203の出力を交互に選択し
て、出力映像信号として出力する。ラインメモリ202
に対する書き込み処理および読み出し処理については図
29に示したものと同じである。
【0029】以下、説明を容易にするための便宜上、入
力映像信号において1フレーム期間を構成する水平走査
期間の数が50(そのうち、有効映像期間における水平
走査期間の数が40、垂直ブランキング期間における水
平走査期間の数が10)である場合を例として、液晶表
示装置の具体的な動作について説明する。なお1フレー
ム期間は20msとする。
【0030】この場合、入力映像信号に対して単純に
1.25倍の周波数変換を行うと、出力映像信号におい
て1フレーム期間を構成する水平走査期間の数は、50
×1.25=62.5となり、(L+1)の奇数倍とは
ならない(なお本実施形態ではL=4である)。よっ
て、輝度ムラが発生してしまう。そこで周波数変換部1
01は、有効映像期間においては、有効映像期間におけ
る水平走査期間の数を40から50に変化させ、垂直ブ
ランキング期間における水平走査期間の数を10から1
5に変化させる。その結果、出力映像信号において1フ
レーム期間を構成する水平走査期間の数は50+15=
65となり、(L+1)の奇数倍となる。
【0031】周波数変換部101の上記動作を実現する
ために、本実施形態では、有効映像期間と垂直ブランキ
ング期間とで分周クロック数を切り替える。
【0032】仮に入力映像信号の水平ドットクロック数
を100とすると、ラインメモリ202の書き込みクロ
ックの周波数は、100×50/0.02=250kH
zとなる。周波数変換部101では1.25倍の周波数
変換が行われ、ラインメモリ202の読み出しクロック
の周波数は、250×1.25=312.5kHzとな
る。
【0033】有効映像期間は、20×40/50=16
msであり、出力映像信号において有効映像期間に含ま
れる水平走査期間の数は50であるので、有効映像期間
における分周クロック数は312.5×16/50=1
00とすればよい。一方、垂直ブランキング期間は、2
0×10/50=4msであり、出力映像信号において
垂直ブランキング期間に含まれる水平走査期間の数は1
5であるので、垂直ブランキング期間における分周クロ
ック数は312.5×4/15=83(小数点以下切捨
て)とすればよい。ここでは説明の便宜上、小数点以下
を切り捨てるとしたが、小数点以下の精度を保ったまま
分周してもよい(その方法については既知であるため、
ここでは説明を省略する)。
【0034】つまり、図1に示す分周クロック数Aを1
00に、分周クロック数Bを83に、予め設定しておけ
ばよい。セレクタ104は、有効映像期間については分
周クロック数A(100)を選択し、垂直ブランキング
期間については分周クロック数B(83)を選択する。
周波数変換部101の制御信号生成部201は、セレク
タ104から供給された分周クロック数に基づいて出力
同期信号および出力映像信号を生成して出力する。周波
数変換部101のこのような動作を示す信号波形を図3
および図4に示す。特に、図3は有効映像期間における
動作を示しており、図4は垂直ブランキング期間におけ
る動作を示している。なお、図4において、出力信号選
択部204は常に非画像信号生成部203の出力を選択
しているが、図5に示すように、ラインメモリ202の
出力と非画像信号生成部203の出力を交互に選択して
も構わない。本実施形態では、図4に示す出力映像信号
のうちの非画像信号以外の部分については液晶パネル1
07の画素に書き込まれることはなく、表示に影響を与
えないからである。
【0035】図6に、周波数変換の前後における水平走
査期間の関係を示す。有効映像期間については水平走査
期間の数が40から50に変化する。一方、垂直ブラン
キング期間については水平走査期間の数が10から15
に変化する。その結果、出力映像信号における1フレー
ム期間を構成する水平走査期間の数は65となり、5
(非画像信号を同時に書き込むライン数4に1を加えた
数)の奇数倍となる。こうして生成された出力映像信号
はソースドライバ105に供給され、ゲートドライバ1
06から出力されるゲートパルスに基づいて、所定のゲ
ート線上の画素に書き込まれる。図7は、あるフレーム
の有効映像期間から垂直ブランキングを経て、次のフレ
ームの有効映像期間までのソースドライバ105の出力
信号およびゲートドライバ106の出力信号(ゲートパ
ルス)を示している。図7の例では、各画素において、
画像信号が書き込まれる前(16〜19水平走査期間
前)に、非画像信号が書き込まれ、非画像信号が16〜
19水平走査期間(すなわち平均すると1フレーム期間
の約27%の期間)保持される。
【0036】図8に、他の具体例として、入力映像信号
において1フレーム期間を構成する水平走査期間の数が
56(そのうち、有効映像期間における水平走査期間の
数が45、垂直ブランキング期間における水平走査期間
の数が11)であるときに、1.2倍の周波数変換を行
って5画像信号毎に非画像信号を1つ挿入して出力映像
信号を生成する場合(つまり非画像信号を5つのゲート
線上の画素に同時に書き込む場合)の周波数変換の前後
における水平走査期間の関係を示す。この場合、輝度ム
ラの発生を防ぐためには出力映像信号における1フレー
ム期間を構成する水平走査期間の数が6の奇数倍である
必要がある。図8の例では、有効映像期間における水平
走査期間の数を45から54に変化させ、垂直ブランキ
ング期間における水平走査期間の数を11から12に変
化させることで、1フレーム期間を構成する水平走査期
間の数が66(6の奇数倍)になるようにしている。こ
の場合、図1に示す分周クロック数Aを100に、分周
クロック数Bを110に、予め設定しておき、セレクタ
104によって有効映像期間には分周クロック数A(1
00)を、垂直ブランキング期間には分周クロック数B
(110)を選択すればよい。
【0037】以上のように、第1の実施形態によれば、
周波数変換部101は、入力映像信号を構成する画像信
号の間に、液晶パネル107のL本のゲート線上の画素
に同時に書き込まれる非画像信号を、Lライン分の画像
信号に対して1ライン分の間隔で挿入して出力映像信号
を生成し、かつ1フレーム期間を構成する水平走査期間
の数が(L+1)×(2N+1)(Nは整数)となるよ
うに出力映像信号の水平走査期間の数を調整するので、
非画像信号を定期的に挿入し、かつ液晶パネル107を
交流駆動する場合にも、輝度ムラが発生しない。
【0038】なお第1の実施形態では、有効映像期間に
おいては通常通りに周波数変換を行い、垂直ブランキン
グ期間における水平走査期間の数を増減することによっ
て、1フレーム期間を構成する水平走査期間の数が(L
+1)×(2N+1)となるように調整している。とこ
ろで、有効映像期間における水平走査期間の数を調整す
ることも考えられるが、この場合、有効映像期間におけ
る水平走査期間の数を増やすことにより、図29に示し
たようなラインメモリ202に対する画像信号の書き込
みと読み出しのタイミングがずれ、1ライン分のライン
メモリ202だけでは画像信号の適切な転送が不可能に
なる可能性がある。しかしながら、本実施形態のように
垂直ブランキング期間における水平走査期間の数を増減
する場合には、有効映像期間におけるラインメモリ20
2に対する画像信号の書き込みと読み出しのタイミング
に影響を与えないので、ラインメモリをさらに追加する
ことなく、水平走査期間の数を自由に増減することがで
きる。ただし、垂直ブランキング期間では図7に示すよ
うに液晶パネル107の画素に非画像信号が書き込まれ
るため、垂直ブランキング期間における水平走査期間の
数を必要以上に増加または減少させることは好ましくな
い。なぜなら、非画像信号の書き込み時間のバランスが
崩れ、輝度ムラの発生の原因となるからである。したが
って、1フレーム期間を構成する水平走査期間の数が
(L+1)×(2N+1)(Nは整数)となる制約を満
たす限りにおいて、垂直ブランキング期間における水平
走査期間の数の増減の幅をできるだけ抑えるのが好まし
い。なお、後述する第3の実施形態は、このような水平
走査期間の数を調整することに起因する非画像信号の書
き込み時間のバランスの崩れを防止するものである。
【0039】なお第1の実施形態では、入力映像信号に
おける1フレームを構成する水平走査期間の数が予め決
まっていると仮定して説明した。ところが、1フレーム
を構成する水平走査期間の数は、映像信号のフォーマッ
ト(例えば750Pや1125iやNTSCなど)に応
じて個別に決定されているので、図1に示す構成では複
数のフォーマットに対応することができない。複数のフ
ォーマットに対応するためには、例えば、分周クロック
数Aと分周クロック数Bの組み合わせを映像信号のフォ
ーマットごとにテーブルで記憶しておき、入力映像信号
のフォーマットに応じた分周クロック数Aと分周クロッ
ク数Bの組み合わせをテーブルから読み出してセレクタ
104に供給するようにすればよい。
【0040】(第2の実施形態)ところで、入力映像信
号における1フレームを構成する水平走査期間の数がダ
イナミックに変動する場合が存在する。本発明の発明者
らの調査によれば、例えばアナログVTRの映像信号を
高速再生する場合には、1フレームを構成する水平走査
期間の数が再生速度に応じてダイナミックに変動するこ
とが判明した。特に、通常再生から高速再生への遷移期
間や、逆に高速再生から通常再生への遷移期間には、再
生速度が1フレーム毎に大きく変動する。以下、第2の
実施形態として、このような場合にも対応可能な液晶表
示装置について説明する。
【0041】図9に、本発明の第2の実施形態に係る液
晶表示装置の構成を示す。図9において、液晶表示装置
は、周波数変換部101と、駆動パルス生成部102
と、セレクタ104と、ソースドライバ105と、ゲー
トドライバ106と、液晶パネル107と、期間判別部
901と、Hr算出部902とを備える。なお、図9に
おいて図1と同等の構成には同一の参照符号を付し、説
明を省略する。
【0042】本実施形態では、アナログVTRのように
映像信号の1フレームを構成する水平走査期間の数がダ
イナミックに変動する場合であっても、垂直同期パルス
が入力されてから有効映像期間が開始するまでの期間が
一定であることを利用して、水平走査期間の数を1フレ
ーム期間毎に個別にリアルタイムに調整する。まず、図
10を参照して、本実施形態の処理を概念的に説明す
る。
【0043】1フレームを構成する水平走査期間の数が
ダイナミックに変動する映像信号の水平走査期間の数を
リアルタイムに調整するために、本実施形態では、図1
0に示すように、有効映像期間の開始時点から垂直同期
パルスが入力される時点までの期間に存在する水平走査
期間の数をカウントする。そして、その数に応じて、出
力映像信号における1フレーム期間を構成する水平走査
期間の数が(L+1)の奇数倍となるように、カウント
を終えた時点から有効映像期間が開始するまでの期間
(図中の調整期間)に含まれる水平走査期間の数を調整
する。なお、垂直同期パルスが入力された時点から有効
映像期間の開始時点までの時間は映像信号のフォーマッ
ト毎に一定であるので、その時点を十分正確に予測する
ことは可能である。以上のような処理を毎フレーム繰り
返すことにより、1フレームを構成する水平走査期間の
数がダイナミックに変動する映像信号にも対応すること
ができる。
【0044】図11に、1.25倍の周波数変換を行う
とともに、4画像信号毎に非画像信号を1つ挿入して出
力映像信号を生成する場合の、周波数変換の前後におけ
る水平走査期間の関係を示す。本実施形態では、このよ
うな処理を実現するために、調整期間とそれ以外の期間
とで異なる分周クロック数を周波数変換部101に供給
する。そして特に、調整期間に対応する分周クロック数
については、上述した水平走査期間の数のカウント結果
に基づいてリアルタイムに算出する。これらの処理は、
図9に示す期間判別部901、Hr算出部、セレクタ1
04により実行される。以下、これらの動作について説
明する。
【0045】期間判別部901は、周波数変換部101
に現在入力されている信号が調整期間に対応するものか
否かを入力同期信号に基づいて判別し、この判別結果を
セレクタ104に出力する。具体的には、垂直同期パル
スが入力されてから有効映像期間が開始するまでの期間
を調整期間として判別する。さらに期間判別部901
は、有効映像期間の開始時点から垂直同期パルスが入力
された時点まで(すなわち図10に示すカウント開始点
からカウント終了点まで)の期間の水平走査期間の数V
eをカウントしてHr算出部902に出力する。また期
間判別部901は、垂直同期パルスが入力されてから有
効映像期間が開始するまでの期間に含まれる水平走査期
間の数Bpをテーブルまたは外部より取得してHr算出
部902に出力する。なお、アナログVTRの高速再生
信号など、一部の映像信号については、擬似水平同期パ
ルスの挿入等により、垂直同期パルスが入力されてから
有効映像期間が開始するまでの期間に含まれる水平走査
期間の数Bpがダイナミックに変動する。しかしなが
ら、この場合にもバックポーチ期間の長さ(時間的な長
さ)は一定であるため、予め定められた通常再生時の設
定値をBpの値として適宜用いることによって水平走査
期間の数を適切に調節できることが、後述する説明から
明らかになるであろう。また期間判別部901は、入力
映像信号の水平ドットクロック数を、分周クロック数H
tとしてセレクタ104とHr算出部902に出力す
る。以上のような期間判別部901の機能は、例えば映
像信号処理プロセッサによって実現することができる。
【0046】Hr算出部902は、期間判別部901か
ら供給されたVe、Bp、Hrの値に基づいて、調整期
間用の分周クロック数Hrを算出する。関数F(x,
n)を、nの奇数倍の値のうちxに最も近い値を返す関
数と定義すると、Hrは下記のように算出される。な
お、Lは非画像信号が同時に書き込まれるゲート線の数
である。 Vr=F(Ve+Bp,L) Hr=Bp/(Vr−Ve)×Ht その結果、例えば図11の例ではHr=75となる。
【0047】関数Fを実現するハードウェアとしては様
々な構成が考えられるが、n=4の場合(すなわちL=
4の場合)には関数F(x、4)を下記のように表すこ
とができる。ただし、int(x)は、xを超えない整
数を返す関数である。 F(x,4)=int(x/8)×8+4 この場合、int(x/8)×8を下位3bit切り捨
てにより簡単に実現できるので、Hr算出部902を図
12に示すように非常に簡易な構成で実現できる。な
お、除算器としては一般に種々の構成が存在するので、
演算速度や回路規模を鑑みて最適な構成を選択すべきで
ある。本実施形態では、少なくとも調整期間よりも十分
に短い時間(望ましくは1水平走査期間よりも十分に短
い時間)で演算を終えなければならないので、引き算を
繰り返す構成のものは演算が遅いため不適当であり、ニ
ュートンラフソン法や筆算法やテーブル引き等が好まし
い。
【0048】セレクタ104は期間判別部の判別結果に
基づいて、調整期間には、Hr算出部902から出力さ
れた分周クロック数Hrを選択して周波数変換部101
に供給し、調整期間以外の期間には、期間判別部901
から出力された分周クロック数Htを選択して周波数変
換部101に供給する。周波数変換部101は、セレク
タ104から供給される分周クロック数に基づいて出力
映像信号を生成する。
【0049】以上のように、第2の実施形態によれば、
入力映像信号の水平走査期間の数をリアルタイムに調整
することができるので、1フレームを構成する水平走査
期間の数がダイナミックに変動するような映像信号を扱
う場合にも、第1の実施形態と同様に輝度ムラが発生し
ない。
【0050】なお、第2の実施形態では、垂直同期パル
スが入力された時点から有効映像期間が開始する時点ま
でを調整期間としたが、本発明はこれに限らず、例えば
バックポーチだけを調整期間としても構わない。ただ
し、調整期間が短くなるほど調整の自由度が少なくなる
ので、調整期間は可能な限り長い期間とするのが好まし
い。
【0051】(第3の実施形態)第1の実施形態の説明
中で述べたように、垂直ブランキング期間では、画像信
号は書き込まれないが、図7に示すように液晶パネル1
07の画素に非画像信号が書き込まれるため、垂直ブラ
ンキング期間における水平走査期間の数を必要以上に増
加または減少させると、非画像信号の書き込み時間のバ
ランスが崩れ、輝度ムラの発生の原因となる。例えば、
図7の例では、垂直ブランキング期間における水平走査
期間の数を増加させると、相対的に1水平走査期間の長
さが短くなり、非画像信号の書き込み時間が減少する。
すると、非画像信号を十分に書き込むことができなくな
り、その結果、垂直ブランキング期間に非画像信号が書
き込まれる領域(図7の例ではゲートパルスP1〜P1
2に対応するゲート線上の領域)と、有効映像期間に非
画像信号が書き込まれる領域(ゲートパルスP13〜P
40に対応するゲート線上の領域)とで、輝度差が生じ
てしまう。しかもこれら領域の境界は常に同じ場所に現
れるため、わずかな輝度差であっても知覚されやすい。
第3の実施形態は、垂直ブランキング期間において非画
像信号が書き込まれる水平走査期間については、その長
さが有効映像期間の水平走査期間の長さと等しくなるよ
うに制御することで、非画像信号の書き込み時間のばら
つきを防止することを特徴とする。
【0052】図13を参照して第3の実施形態に係る液
晶表示装置の動作の概略を説明する。図13において、
入力映像信号は図6に示したものと同じであり、さら
に、1.25倍の周波数変換を行う点も図6に示した例
と同じである。図13と図6が異なる点は、出力映像信
号の垂直ブランキング期間における水平走査期間の長さ
が異なっている。具体的には、図13の例では、垂直ブ
ランキング期間において、非画像信号が実際に液晶パネ
ル107上の画素に書き込まれるタイミングに対応する
水平走査期間については、有効映像期間における水平走
査期間の長さ(ここでは320μs)と同じ長さとし、
他の水平走査期間については、非画像信号が実際に液晶
パネル107上の画素に書き込まれるタイミングに対応
する水平走査期間の長さが図6に示す例(265.6μ
s)よりも長くなったことを考慮して、図6に示す例よ
りも短くなる(252.8μs)。液晶パネル107の
画素に実際に非画像信号が書き込まれるタイミングに対
応する水平走査期間は、図7に示すように、垂直ブラン
キング期間に含まれる15個の水平走査期間のうちの3
つの水平走査期間であり、その3つのうちの最初の水平
走査期間には、非画像信号がゲートパルスP1〜P4に
対応するゲート線上の画素に同時に書き込まれ、2つ目
の水平走査期間には、非画像信号がゲートパルスP5〜
P8に対応するゲート線上の画素に同時に書き込まれ、
3つ目の水平走査期間には、非画像信号がゲートパルス
P9〜P12対応するゲート線上の画素に同時に書き込
まれる。
【0053】上記のような動作を実現するには、垂直ブ
ランキング期間において非画像信号が実際に液晶パネル
107上の画素に書き込まれるタイミングに対応する水
平走査期間の分周クロック数を、83(図6で示した出
力映像信号における垂直ブランキング期間の水平走査期
間の分周クロック数)から100に増加させるととも
に、その増加分に対応して、垂直ブランキング期間にお
けるその他の水平走査期間の分周クロック数を(100
−83)/4=4(小数点以下切捨て)ずつ均等に減ら
し、83−4=79とすればよい。図14に第3の実施
形態の具体的な構成例を示す。図14において、期間判
別部1401は、垂直ブランキング期間のうち、非画像
信号が実際に液晶パネル107上の画素に書き込まれる
タイミングに対応する水平走査期間を除いた期間につい
ては“1”を出力し、その他の期間については“0”を
出力する。そして上記の例では、セレクタ104に供給
する分周クロック数Aとして100を、分周クロック数
Bとして79を予め設定しておけばよい。
【0054】なお、上記の例では、第1の実施形態のよ
うに、入力映像信号の1フレーム期間を構成する水平走
査期間の数が一定である場合を仮定しているが、第2の
実施形態のように、入力映像信号の1フレーム期間を構
成する水平走査期間の数がダイナミックに変動する場合
にも第3の実施形態を適用することができる。その場合
の構成を図15に示す。図15において、期間判別部1
501は、調整期間のうち、非画像信号が実際に液晶パ
ネル107上の画素に書き込まれるタイミングに対応す
る水平走査期間を除いた期間については“1”を出力
し、その他の期間については“0”を出力する。Hr算
出部1502は、下記のようにしてHrを算出する。な
お、関数F(x,n)は、nの奇数倍の値のうちxに最
も近い値を返す関数であり、Lは非画像信号が同時に書
き込まれるゲート線の数である。 Vr=F(Ve+Bp,L) Hro=Bp/(Vr−Ve)×Ht Hr=Hro−(Ht−Hro)/L 上記式において、Hroは、第2の実施形態におけるH
rに相当する。入力映像信号が図10に示したものと同
じであり、さらに、1.25倍の周波数変換を行う場合
(すなわちL=4の場合)、Hrは68(小数点以下切
捨て)となる。
【0055】セレクタ104は、期間判別部1501の
判別結果に基づいてHtまたはHrを選択して周波数変
換部101に出力し、周波数変換部101は、セレクタ
104から供給された分周クロック数に基づいて、図1
6に示すような出力映像信号を出力する。
【0056】なお、上記説明では、垂直ブランキング期
間において非画像信号が実際に液晶パネル107上の画
素に書き込まれるタイミングに対応する水平走査期間に
ついては、無条件に、有効映像期間における水平走査期
間の長さと同じ長さにするとしたが、この期間における
非画像信号の書き込み不足を防止するという点だけを考
慮する場合には、Hro<Htのときだけ、この期間の
分周クロック数としてHtを用いるようにしてもよい。
例えば図8に示すようなケース(Hro=110,Ht
=100)では、垂直ブランキング期間における非画像
信号の書き込み時間が十分にあるので、非画像信号が書
き込まれるタイミングに対応する水平走査期間の分周ク
ロック数としてHro(110)をそのまま用いてもよ
い。
【0057】以上のように、第3の実施形態によれば、
垂直ブランキング期間において非画像信号が書き込まれ
る水平走査期間については、その長さが有効映像期間の
水平走査期間の長さと等しくなるように制御すること
で、非画像信号の書き込み時間のばらつきを防止するこ
とができ、輝度ムラを防止することができる。
【0058】(第4の実施形態)ところで、前述の第1
の実施形態では、出力映像信号における垂直ブランキン
グ期間に含まれる各水平走査期間の長さは均等である
が、垂直ブランキング期間に含まれる水平走査期間の数
を増減した結果、有効映像期間における水平走査期間の
長さと垂直ブランキング期間における水平走査期間の長
さが大きく異なってしまうことがある。この差が大きけ
れば大きいほど画面に輝度ムラが発生してしまう。図1
7および図18を参照してその原理について説明する。
【0059】逆転移防止駆動においては、画像信号と非
画像信号が1フレーム期間にそれぞれ1度ずつ、交互に
書き込まれる。図17に、ライン毎に、画像信号保持期
間(画像信号が書き込まれてから次に非画像信号が書き
込まれるまでの期間)と非画像信号保持期間(非画像信
号が書き込まれてから次に画像信号が書き込まれるまで
の期間)を示す。図18は、1フレーム期間におけるそ
れら画像信号保持期間と非画像信号保持期間の比率をラ
イン毎に示したものである。図18に示すように、その
比率はラインによって変化する。これは、水平走査期間
の長さが垂直ブランキング期間と有効映像期間とで異な
ることが原因である。第4の実施形態は、このような輝
度ムラを知覚されにくくすることを特徴としている。
【0060】図19に、本発明の第4の実施形態に係る
液晶表示装置の構成を示す。図19において、液晶表示
装置は、周波数変換部101と、駆動パルス生成部10
2と、期間判別部103と、ソースドライバ105と、
ゲートドライバ106と、液晶パネル107と、セレク
タ1901とを備える。なお、図19において図1と同
等の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0061】第3の実施形態は、有効映像期間と垂直ブ
ランキング期間とで分周クロック数を第1の実施形態の
ように2値的に切り替えるのではなく、徐々に変えるこ
とを特徴とする。以下、入力映像信号が図6に示すよう
な信号である場合を例に、第3の実施形態の動作につい
て説明する。
【0062】セレクタ1901へは、15個の分周クロ
ック数が供給される。それら分周クロック数は、順に、
例えば95、91、86、82、78、77、77、7
7、77、77、78、82、86、91、96という
ように設定されており、セレクタ1901は、垂直ブラ
ンキング期間において、それら分周クロック数を順番に
切り替えながら周波数変換部101に供給する。分周ク
ロック数の総和は、垂直ブランキング期間の長さに応じ
て決定される。例えば上記の例では、垂直ブランキング
期間は20×10/50=4msであるので、分周クロ
ック数の総和が312.5kHz×4ms=1250と
なるように各分周クロック数を設定する。図20に、周
波数変換の前後における水平走査期間の関係を示す。ま
た図21に、垂直ブランキング期間における各水平走査
期間の長さの関係を示す。
【0063】上記のような制御の結果、ライン毎の1フ
レーム期間における画像信号保持期間と非画像信号保持
期間の比率は、図22に示すようになり、図18に示す
例に比べて輝度ムラの状態がより望ましい状態となる。
【0064】(第5の実施形態)上記第1〜第4の実施
形態では、周波数変換部101に供給する分周クロック
数を制御することによって水平走査期間の数を調整する
としたが、本発明はこれに限らず、分周クロック数を固
定としたまま、クロックを切り替えることによっても同
様の効果を達成することができる。以下、第5の実施形
態として、有効映像期間と垂直ブランキング期間とで周
波数変換部に供給するクロックを切り替える構成につい
て説明する。
【0065】図23に、本発明の第5の実施形態に係る
液晶表示装置の構成を示す。図23において、液晶表示
装置は、駆動パルス生成部102と、期間判別部103
と、ソースドライバ105と、ゲートドライバ106
と、液晶パネル107と、周波数変換部2301と、セ
レクタ2302とを備える。なお、図23において図1
と同等の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0066】セレクタ2302には、異なる周波数を有
するクロックA(312.5kHz)とクロックB(3
75kHz)が供給され、セレクタ2302は、期間判
別部103の判別結果に応じていずれか一方のクロック
を選択して周波数変換部2301に供給する。具体的に
は、有効映像期間にはクロックAを出力し、垂直ブラン
キング期間にはクロックBを出力する。
【0067】図24に、周波数変換部2301の構成を
示す。なお、図24において、図2と同等の構成には同
一の参照符号を付し、説明を省略する。制御信号生成部
2401は、セレクタ2302から供給されたクロック
をラインメモリ202の読み出しクロックとして利用す
る。つまり、有効映像期間には312.5kHzのクロ
ックに基づいてラインメモリ202からデータが読み出
され、垂直ブランキング期間には375kHzのクロッ
クに基づいてラインメモリ202からデータが読み出さ
れる。その結果、周波数変換の前後における水平走査期
間の関係は、図25のようになる。よって、出力映像信
号において1フレーム期間を構成する水平走査期間の数
が(L+1)の奇数倍となり、第1の実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【0068】なお、第5の実施形態では、セレクタ23
02によってクロックを切り替える構成としたが、本発
明はこれに限定されず、例えばPLLを用いて単一のク
ロックの周波数を適宜変化させるような構成でも構わな
い。
【0069】ところで、黒レベルの非画像信号を毎フレ
ーム所定の期間だけ液晶セルに印加することによって、
ホールド型の表示素子に特有の動画像のボケが改善さ
れ、液晶パネルの動画像表示性能が向上することが知ら
れている。このような黒レベルの非画像信号を毎フレー
ム所定の期間だけ液晶セルに印加する駆動と、逆転移防
止駆動とは、非画像信号が黒レベルの信号であるか高電
圧の信号であるかの違いだけである。よって、黒レベル
の非画像信号を毎フレーム所定の期間だけ液晶セルに印
加する場合にも、逆転移防止駆動を行う場合と同様の原
理で輝度ムラが発生し、上述の各実施形態と同様の手法
を用いてその輝度ムラを防止することができる。したが
って、本発明は、OCBモードの液晶パネルの駆動に限
らず、他のモード(例えばTNモードなど)の液晶パネ
ルの駆動にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】周波数変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】有効映像期間における周波数変換部の動作を示
す図である。
【図4】垂直ブランキング期間における周波数変換部の
動作を示す図である。
【図5】垂直ブランキング期間における周波数変換部の
動作を示す図である。
【図6】周波数変換の前後における水平走査期間の関係
を示す図である。
【図7】ソースドライバおよびゲートドライバの出力を
示す図である。
【図8】周波数変換の前後における水平走査期間の関係
を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態の原理を説明するための図で
ある。
【図11】周波数変換の前後における水平走査期間の関
係を示す図である。
【図12】Hr算出部の構成を示すブロック図である。
【図13】周波数変換の前後における水平走査期間の関
係を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図15】第3の実施形態の変形例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】周波数変換の前後における水平走査期間の関
係を示す図である。
【図17】輝度ムラの発生原因を説明するための図であ
る。
【図18】輝度ムラの様子を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図20】周波数変換の前後における水平走査期間の関
係を示す図である。
【図21】垂直ブランキング期間における各水平走査期
間を示す図である。
【図22】輝度ムラの様子を示す図である。
【図23】本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図24】周波数変換部の構成を示すブロック図であ
る。
【図25】周波数変換の前後における水平走査期間の関
係を示す図である。
【図26】一般的な液晶パネルの構成を示す図である。
【図27】関連技術に係る液晶表示装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図28】周波数変換部の構成を示すブロック図であ
る。
【図29】周波数変換部の動作を示す図である。
【図30】極性制御信号とソースドライバの出力との関
係を示す図である。
【図31】ソースドライバおよびゲートドライバの出力
を示す図である。
【図32】ソースドライバおよびゲートドライバの出力
を示す図である。
【符号の説明】
101 周波数変換部 102 駆動パルス生成部 103 期間判別部 104 セレクタ 105 ソースドライバ 106 ゲートドライバ 107 液晶パネル 201 制御信号生成部 202 ラインメモリ 203 非画像信号生成部 204 出力信号選択部 901 期間判別部 902 Hr算出部 1401 期間判別部 1501 期間判別部 1502 Hr算出部 1901 セレクタ 2301 周波数変換部 2302 セレクタ 2401 制御信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611J 612 612K 612L 612T 622 622Q 623 623C 623P 623U 641 641R 642 642A 650 650J 660 660V 670 670E 3/36 3/36 H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B (72)発明者 小林 隆宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 有元 克行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H088 GA02 HA03 HA06 HA08 JA04 MA04 MA10 MA20 2H093 NA16 NA32 NA34 NA43 NA47 NC13 NC15 NC16 NC28 NC34 NC49 ND05 ND09 ND15 ND32 ND34 ND35 ND49 NF04 NH13 NH14 NH15 NH18 5C006 AA01 AA16 AC11 AC23 AC24 AC26 AF13 AF23 AF42 AF47 AF50 AF52 AF53 AF72 AF73 BA15 BA19 BB16 BC03 BC16 BF05 BF08 BF14 BF22 BF23 BF24 BF27 BF42 FA04 FA16 FA22 FA29 FA34 FA37 FA44 FA54 5C058 AA06 BA06 BB12 5C080 AA10 BB05 DD02 DD05 DD29 EE19 EE29 FF03 FF11 GG08 GG12 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 KK43

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号に基づいて液晶パネルを駆
    動することにより映像を表示する液晶表示装置であっ
    て、 複数のソース線と複数のゲート線を有する液晶パネル
    と、 入力映像信号を構成する画像信号の間に、前記液晶パネ
    ルのL本のゲート線上の画素に同時に書き込まれる非画
    像信号を、L(Lは2以上の整数)ライン分の画像信号
    に対して1ライン分の間隔で挿入して出力映像信号を生
    成し、かつ1フレーム期間を構成する水平走査期間の数
    が(L+1)×(2N+1)(Nは整数)となるように
    該出力映像信号の水平走査期間の数を調整する周波数変
    換部と、前記周波数変換部で生成された出力映像信号に
    基づいて前記液晶パネルを駆動するドライバとを備え、 前記周波数変換部は、垂直ブランキング期間に含まれる
    水平走査期間の数を増減することによって、1フレーム
    期間を構成する水平走査期間の数を調整することを特徴
    とする、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルがOCBモードの液晶パ
    ネルであって、前記非画像信号は、逆転移を防ぐべく前
    記液晶パネルの液晶に所定の高電圧を印加するための信
    号であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記非画像信号が黒レベルの信号である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数変換部は、垂直ブランキング
    期間に含まれる調整期間と、1フレーム期間の該調整期
    間を除く期間とで、異なる分周クロック数に基づいて前
    記出力映像信号を生成することを特徴とする、請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 入力映像信号に同期した同期信号に基づ
    いて、前記周波数変換部に供給される画像信号が前記調
    整期間に対応するものか否かを判別する期間判別部と、 前記期間判別部の判別結果に基づいて、前記調整期間
    と、1フレーム期間の該調整期間を除く期間とで異なる
    分周クロック数を前記周波数変換部に供給するセレクタ
    とをさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記調整期間が、垂直同期パルスの入力
    時点から垂直ブランキング期間の終了時点までの期間で
    あり、 有効映像期間の開始時点から垂直同期パルスの入力時点
    までの期間に含まれる水平走査期間の数に基づいて、該
    期間に続く調整期間に対応する分周クロック数を算出す
    る分周クロック数算出部をさらに備えることを特徴とす
    る、請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記周波数変換部は、有効映像期間の開
    始時点から垂直同期パルスの入力時点までの期間に含ま
    れる水平走査期間の数に基づいて、該垂直同期パルスの
    入力時点から垂直ブランキング期間の終了時点までの期
    間に含まれる水平走査期間の数を増減することを特徴と
    する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記周波数変換部は、前記垂直ブランキ
    ング期間に含まれる調整期間において前記液晶パネルの
    画素に前記非画像信号が書き込まれるタイミングに対応
    する水平走査期間の長さが、1フレーム期間の該調整期
    間を除く期間における水平走査期間の長さ以上となるよ
    うな出力映像信号を生成することを特徴とする、請求項
    1に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記周波数変換部は、前記垂直ブランキ
    ング期間に含まれる調整期間において各水平走査期間の
    長さがほぼ均等であるような出力映像信号を生成するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記周波数変換部は、前記垂直ブラン
    キング期間に含まれる調整期間において各水平走査期間
    の長さが徐々に変化するような出力映像信号を生成する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 複数のソース線と複数のゲート線を有
    する液晶パネルを入力映像信号に基づいて駆動すること
    により映像を表示する液晶表示装置の駆動方法であっ
    て、 入力映像信号を構成する画像信号の間に、前記液晶パネ
    ルのL本のゲート線上の画素に同時に書き込まれる非画
    像信号を、L(Lは2以上の整数)ライン分の画像信号
    に対して1ライン分の間隔で挿入して出力映像信号を生
    成し、 1フレーム期間を構成する水平走査期間の数が(L+
    1)×(2N+1)(Nは整数)となるように前記出力
    映像信号の水平走査期間の数を調整し、 前記出力映像信号に基づいて前記液晶パネルを駆動し、 垂直ブランキング期間に含まれる水平走査期間の数を増
    減することによって、1フレーム期間を構成する水平走
    査期間の数を調整することを特徴とする、液晶表示装置
    の駆動方法。
  12. 【請求項12】 垂直ブランキング期間に含まれる調整
    期間と、1フレーム期間の該調整期間を除く期間とで、
    異なる分周クロック数に基づいて前記出力映像信号を生
    成することを特徴とする、請求項11に記載の液晶表示
    装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 入力映像信号に同期した同期信号に基
    づいて、該入力映像信号を構成する各画像信号が前記調
    整期間に対応するものか否かを判別し、 前記判別結果に基づいて、前記調整期間と、1フレーム
    期間の該調整期間を除く期間とで異なる分周クロック数
    を選択し、 前記選択した分周クロック数に基づいて前記出力映像信
    号を生成することを特徴とする、請求項12に記載の液
    晶表示装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記調整期間が、垂直同期パルスの入
    力時点から垂直ブランキング期間の終了時点までの期間
    であり、 有効映像期間の開始時点から垂直同期パルスの入力時点
    までの期間に含まれる水平走査期間の数に基づいて、該
    期間に続く調整期間に対応する分周クロック数を算出す
    ることを特徴とする、請求項12に記載の液晶表示装の
    駆動方法。
  15. 【請求項15】 有効映像期間の開始時点から垂直同期
    パルスの入力時点までの期間に含まれる水平走査期間の
    数に基づいて、該垂直同期パルスの入力時点から垂直ブ
    ランキング期間の終了時点までの期間に含まれる水平走
    査期間の数を増減することを特徴とする、請求項11に
    記載の液晶表示装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記垂直ブランキング期間に含まれる
    調整期間において前記液晶パネルの画素に前記非画像信
    号が書き込まれるタイミングに対応する水平走査期間の
    長さが、1フレーム期間の該調整期間を除く期間におけ
    る水平走査期間の長さ以上となるような出力映像信号を
    生成することを特徴とする、請求項11に記載の液晶表
    示装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記垂直ブランキング期間に含まれる
    調整期間において各水平走査期間の長さがほぼ均等であ
    るような出力映像信号を生成することを特徴とする、請
    求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記垂直ブランキング期間に含まれる
    調整期間において各水平走査期間の長さが徐々に変化す
    るような出力映像信号を生成することを特徴とする、請
    求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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