JP2003215471A - ファインダー光学系 - Google Patents
ファインダー光学系Info
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Abstract
出面より、アイポイントまでの距離が長く、視度補正機
構を搭載した良好なファインダー光学系を比較的簡単な
構成で提供する。 【構成】 接眼レンズを物体側から順に、物体側に凸面
を向けた負メニスカスレンズを有する負の屈折力の第1
レンズ群、正レンズを有する正の屈折力の第2レンズ
群、物体側に凸面を向けたレンズを最も物体側に配置し
たことからなる正負何れかの屈折力を有する第3レンズ
群で構成し、一定の条件を満足させる。
Description
カメラ等の撮像機器に用いられるファインダー光学系に
関するものである。
の観察光学系のファインダー光学系において、視度補正
機構を搭載したものには、3群3枚、3群4枚のレンズ
構成のものが種々知られており、ファインダー倍率を大
きくしようとしたものや、アイレリーフを充分長く取る
ことを目的としたものが提案されている。
るためには、接眼レンズの焦点距離を短くすることが必
要となる。例えば、対物レンズの焦点距離を50mmと
し、ファインダー光路長が60mmの場合、視度を0d
ptに固定して考慮した際のファインダー倍率は0.8
3倍という高倍率を得ることができる。しかし、対物レ
ンズの焦点距離を50mmのままファインダー光路長を
75mmにして視度を0dptに保つ為には、接眼レン
ズの焦点距離が75mmとなり、ファインダー倍率は
0.66倍という低倍率になってしまう。一眼レフレッ
クスカメラのファインダー視度は通常0〜−1dptを
基準とするので、焦点板から接眼レンズまでの距離およ
び視度が決定されると、実質的な接眼レンズの焦点距
離、つまり、ファインダー倍率も決定されてしまう。
距離を短くするためには、ペンタプリズムの光路長を短
くするか、ファインダー光学系をペンタプリズムに近接
して配置すればよいこととなる。しかしこのような構成
にすると、ファインダーの射出面がカメラの後面に対し
て奥まってしまい、目をレンズに近づけることが難しく
なり、ファインダー像を観察しようとした際に必要な視
野全体を観察することが困難であった。
な広い視野率を確保することと相反し、近年は、ファイ
ンダー光路中にファインダー内表示のための光学系や測
光のための光学系を組み込むことが必要となってきてお
り、ペンタプリズムは大型化の傾向がある。
を短くするために、より接眼レンズの主点を焦点板側に
配置することにより、より大きなファインダー倍率を得
ることができるファインダー光学系が、特開平6−10
9984号公報にて開示されている。
と、一般的にペンタプリズムを充分大きくして、その射
出面での光線のケラレを小さくすることが必要である
が、ペンタプリズムの大型化につがなり、焦点板から接
眼レンズまでの距離が長くなってしまう。つまり、ファ
インダー倍率を大きくすることと、アイレリーフを長く
取ることもまた相反する関係にある。
ダー光学系の最終レンズからアイポイントまでの距離で
表されるが、観察者にとっての実質的なアイレリーフと
は、一眼レフレックスカメラの後面からアイポイントま
での値が重要な要素となるので、レンズ最終面からアイ
ポイントまでの距離(通常数値上アイレリーフ)ではな
い。このカメラの後面からアイポイントまでの値が大き
ければアイレリーフの数値以上に良好なファインダーと
言うことができる。この値を大きくするためには、ファ
インダー光学的にはペンタプリズム射出面から、アイポ
イントまでの距離を大きくすることが必要となる。
ダー光学系では、観察者に合わせて視度を変更すること
を可能とする視度補正機構を搭載することの要望が大き
い。視度補正機構を搭載したものとして、接眼レンズを
複数枚のレンズより構成し、その一部のレンズを光軸方
向に移動させることにより、視度補正を可能としたファ
インダー光学系が特開2000−98266号公報、特
開平11−109259号公報、特開昭62−2668
05号公報に開示されている。
ラのファインダー光学系では、ファインダー倍率が高い
こと、視野率が高いことつまり視野の広いこと、アイレ
リーフついてはペンタプリズム射出面よりアイポイント
までの距離が長いこと、視度補正機構を搭載することが
より良いファインダーということになる。しかし、これ
らの中には相反する機能が有り、全てを満たすことがで
きるファインダー光学系を実現することは大変困難であ
る。
タプリズム射出面よりアイポイントまでの距離が長く、
視度補正機構を搭載した良好なファインダー光学系を比
較的簡単な構成で提供することを目的とする。
解決するために、対物レンズによって形成された像を正
立像形成用の光学系を介して接眼レンズにより観察する
ファインダー光学系において、接眼レンズを物体側から
順に物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有する
負の屈折力の第1レンズ群、正レンズを有する正の屈折
力の第2レンズ群、物体側に凸面を向けたレンズを最も
物体側に配置したことからなる正負何れかの屈折力を有
する第3レンズ群よりなり、以下の条件を満足すること
で課題を解決した。 0.0<SF1<6.0 ・・・(1) |f1/f|<1.5 ・・・(2) 但し、前記第1レンズ群のシェイプファクターをSF1
とし、シェイプファクターSFは各レンズ群における最
も物体側の面の曲率半径をR0最も瞳側(アイポイント
側)の面の曲率半径をReとするとき、 SF=(R0+Re)/(R0−Re) f1:第1レンズ群の焦点距離、 f:視度が−1dpt時のファインダー系全系の焦点距
離 を満足する。
を、正立像形成用の光学系を介して接眼レンズより観察
するファインダー光学系において、前記接眼レンズの最
も物体側と、瞳側(アイポイント側)を負レンズとする
4枚構成のファインダーレンズにおいて、第2レンズま
たは第3レンズのより屈折力弱いレンズGwの焦点距離
をfw、fを視度が−1dpt時の全系の焦点距離とし
たとき、 |f/fw|<1.0 ・・・(3) |1/SFGW|<0.25 ・・・(4) SFGW:前記屈折力の弱いレンズのシェイプファクタ
ーである。 の条件を満足する。
は、前記第2レンズ群を両凸単レンズとし、光軸方向に
移動させることで視度補正を行う手段がある。
に凸面を向けた負メニスカスレンズを有する負の屈折力
の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、物体側に
凸面を向けたレンズを最も物体側に配置したことからな
る正負何れかの屈折力を有する第3レンズ群を備えるこ
とにより、接眼レンズの主点を焦点板により近づけら
れ、焦点板から接眼レンズまでの距離が比較的長くて
も、接眼レンズの焦点距離を短くすることができ、高い
ファインダー倍率を保ちつつも、視度補正機構を搭載す
ることが可能となる。
に使用した際のファインダー光学系の断面図である。正
立像形成用の光学系としてガラスブロックよりなるペン
タプリズムを用いた場合のものである。Iは焦点板、I
Iはペンタプリズム部光路を展開してある。L11は物
体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズ、
L12は正レンズの第2レンズ、L13は物体側に凸面
を向けた第3レンズ、L14は第4レンズである。ファ
インダー光学系は、第1レンズL11、第2レンズL1
2、第3レンズL13、第4レンズL14から構成さ
れ、第2レンズL12を光軸方向に移動させることによ
り、視度補正を可能にしている。
る。
成する第1レンズ群の形状因子(シェイプファクター)
について適切な範囲を規定している。条件式(1)を満
足することにより、第1レンズ群は、物体側に凸面を向
け、アイポイント側に凹面を向けた凹メニスカス形状と
なる。このように第1レンズ群の形状を規定することに
より、諸収差に対し、良好な補正状態を保ちつつ、物体
側より第1レンズ群に入射し、第2レンズ群に射出する
光線の有効光線高を低く抑えることができる。第2レン
ズ群の有効光線高が高くなるとファインダー光学系全体
の大型化を招き、その状態でファインダー光学系を小型
化しようとすると、ファインダー視野の周辺が暗くな
り、ファインダー視野のシャープさ、コントラストの低
下を招く。また、第1レンズ群のシェイプファクターを
この条件式の範囲内に入れることにより、第1レンズ群
の主点を物体側にすることが可能となり、ファインダー
光学系の焦点距離をより短くすることを可能とし、ファ
インダー観察倍率を高くすることを実現した。また、第
1レンズ群を単レンズで構成する場合、第1レンズの中
心部における肉厚と、周辺部における肉厚の差が小さい
負メニスカス単レンズとなり、プラスチック樹脂等を用
いたレンズの射出成形でより高い精度を求めることが容
易になる、条件式(1)の上限を超えることは、R0と
Reの曲率半径の差を小さくする方向となり、実質的に
第1レンズ群の屈折力が弱くなり、ペンタプリズム射出
面の光線高を高くする必要が生じる。これは、ペンタプ
リズムの大型化につながり、小型で行おうとするとファ
インダー周辺部の光束をファインダー光学系、アイポイ
ントの眼窩に十分に導くことが困難となる。また、R0
の曲率半径を小さくすることでも条件式(1)の上限を
超えるが、曲率半径を小さくすると、第1レンズ群とペ
ンタプリズム射出面よりなる迷光、フレアーがファイン
ダー視野内に発生し、視界のクリアーさが低下する。更
に、曲率半径が小さくなることは収差補正上通常好まし
くはない。また、条件式(1)の下限を超えると、R0
の曲率半径を大きくすることになり、上述のように接眼
レンズ径の有効光線高が高くなり、接眼レンズ径の大型
化、またはファインダー視野のシャープさ、コントラス
トの低下を招く。また、単レンズの場合、メニスカス形
状が、平凹形状となり、レンズ中心部の肉厚と、周辺部
の肉厚差が大きくなり、プラスチック樹脂などを使用し
た射出成形で精度を求めにくくなる。また、第1レンズ
群の焦点板側の面を非球面とすることによって、焦点板
の広い範囲を良好に観察することができるように構成し
ても尚且つ、非点収差、歪曲収差を良好に補正すること
が可能となり、高視野を良好に観察することが可能とな
る。
と、ファインダー光学系全系の焦点距離の比を表してい
る。条件式(2)を満足することにより、ペンタプリズ
ム射出面よりの光束を発散させる屈折力を指定してい
る。この条件式(2)の範囲を外れることは、第1レン
ズ群の負の屈折力が強いことを示している。前述のよう
に負の屈折力を強くすることは、第2レンズ群の大型化
を招くほかにも、収差補正上好ましくない。
ることで視度補正を行うことが可能である。第1レンズ
群と第3レンズ群に挟まれたファインダー系内部にある
第2レンズ群を可動とすることにより、接眼レンズの全
長を変化させることが無く、また、視野の大きな変化を
招くことも無く、効果的に視度補正を行うことができ
る。第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、 0.4<|f2/f|<0.6 ・・・(5) f:ファインダー系の視度が−1dpt時のファインダ
ー系全系の焦点距離の範囲に入ることがより望ましい。
と各視度においてアイポイントからレンズ最終面までの
距離、つまりアイリリースが変わる。ファインダー光学
系では各視度全域でハイポイント仕様が求められてお
り、視度によりアイリリースが変わることは望ましくな
い。また、最もペンタプリズム側のレンズを視度補正に
関し、可動とすると、各視度でペンタプリズム射出面か
らの光束の高さ、傾きが変化する。これはある視度にお
いて、ペンタプリズム射出面の光束を充分接眼レンズ系
に導くことができなくなり、視野四隅にケラレが生じ、
視野周辺部が暗くなるなど、コントラスト低下に繋がり
好ましくない。
視度補正で可動とすることが望ましい。内側のレンズの
み可動とすることにより、最もペンタプリズム側、アイ
ポイント側のレンズは固定となり、接眼レンズ部、焦点
板にゴミ等の進入を防ぐダストプロテクターの役割も果
たすことになる。
動群の焦点距離を規定したものである。視度補正量は、
それにおける可動レンズの屈折力(焦点距離の逆数)と
移動距離の夫々ほぼ、1次関数で表される。ある一定の
視度補正における可動群の移動量を小さくしたければ、
可動群の屈折力を強く、また、可動群の屈折力を弱くし
たければ移動量は大きくなる。通常ファインダー光学系
は、コンパクトにすることが望まれ、視度補正に必要な
移動量も小さいことが要求される。前述のように移動量
を小さくするためには、可動群の屈折力を強くすればよ
いことになるが、屈折力を強くすることは通常設計的に
は収差発生の要因となり、また製造上には製造公差が厳
しくなり、多少のレンズ位置ずれで視度が大幅に変わっ
てしまうなど、好ましくない。また、可動群の屈折力を
弱くすると、移動量の増大に繋がりやはり好ましくな
い。条件式(5)はその適切な範囲を規定するもので、
3〜4DPTの広範囲の視度補正を、高性能を保ったま
ま行うことが可能となる。
アイポイントまでの距離を長くするために、視度補正に
より可動となるレンズ群の直前、または直後に比較的弱
い屈折力のレンズをコリメートレンズとして配置するこ
とが効率的である。その条件を与えるのが条件式(3)
および(4)である。
ると、コリメートレンズの屈折力が強くなり、曲率半径
の差が大きくなることになり、コリメートレンズとして
の用途を果たさなくなる。屈折率の強いレンズを通るこ
とで入射、射出光束に傾き変化が生じ、収差発生の一因
になる。また、本発明のように物体側から、負の第1レ
ンズ群、正の第2レンズ群、負正何れかの第3レンズ群
の構成とし、正の第2レンズ群を光軸方向に移動させて
視度補正を行うことで、ファインダー光学系の第1レン
ズ群および第3レンズ群の屈折力を第2レンズ群のそれ
と比べて比較的弱くし、第2レンズ群の移動量を稼ぐこ
とができる。この視度補正移動量が小さすぎると、製造
誤差等により、第2レンズ群が微小に移動してしまった
場合にも視度が変化してしまう、つまり、敏感度、必要
精度が高くなってしまい、該第2レンズ群の位置を決め
る周辺部の機構が複雑になり好ましくない。また、この
視度補正量が大きすぎると、第1レンズ群から、第3レ
ンズ群までの距離が長くなってしまい、視度補正で第2
レンズ群を移動させると第3レンズ群に対する光線入射
角の変化が大きく、光線ケラレが発生しやすくなり、観
察視野周辺部の光量低下、クリアーさ、シャープさが低
下する。また、移動量が大きくなり過ぎることはファイ
ンダー光学系の大型化に繋がり、収差補正上も移動量が
大きくなり、好ましくない。
をする。各実施例において、非球面は光軸に垂直な高さ
をHとし、高さHにおける光軸方向の変位量(サグ量)
をXとし、基準面の曲率半径をR、非球面係数(con
ic constant)をA、n次の非球面係数をA
nとしたとき、以下の数式で表される。
に基づいて説明をする。
の断面図である。ファインダー光学系は、物体側から順
に焦点板I、該焦点板I上に形成された物体像を正立化
させるためのペンタプリズム部II、接眼レンズ系II
Iから構成されている。接眼レンズ系IIIは、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズL11
からなる第1レンズ群、両凸レンズの第2レンズL12
からなる第2レンズ群、物体側に凸面を向けた第3レン
ズL13と、第4レンズL14とで正の屈折力となる第
3レンズ群から構成されている。前記第2レンズL12
を光軸方向に移動させることにより、接眼レンズ系II
Iの焦点距離を変化させると共に、ファインダー光学系
の視度を変化させることが可能である。
側からの各レンズ面の順序、Rは各面の曲率半径(非球
面の場合は基準R)、dは各面の光軸上における面間
隔、nはd線に対する屈折率、νはアッベ数、面番号右
側の※は非球面を示している。
諸収差図であり、図2は視度が最も負側−2.96dp
tのときの収差図、図3は視度が−0.96dptのと
きの収差図、図4は視度が+0.97dptのときの収
差図である。該各収差図は、アイポイントIVの位置に
焦点距離15mmの理想レンズをおいて結像させた結像
系の収差図としており、球面収差、非点収差の単位はm
m、歪曲収差は百分率(%)で表している。また、非点
収差図において、メリジオナル像面を破線で表し、サジ
タル像面を実線で表している。該各収差図から−2.9
6〜+0.97dptまでの視度補正範囲の全体にわた
って諸収差が良好に補正されていることがわかる。
に基づいて説明をする。
の断面図である。ファインダー光学系は物体側から順に
焦点板I、該焦点板I上に形成された物体像を正立化さ
せるためのペンタプリズム部II、接眼レンズ系III
から構成されている。接眼レンズ系IIIは、物体側に
凸面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズL21か
らなる第1レンズ群、両凸レンズの第2レンズL22か
らなる第2レンズ群、物体側に凸面を向けた第3レンズ
L23と、第4レンズL24とで正の屈折力となる第3
レンズ群から構成されている。前記第2レンズL22を
光軸方向に移動させることにより、接眼レンズ系III
の焦点距離を変化させると共に、ファインダー光学系の
視度を変化させることが可能である。
側からの各レンズ面の順序、Rは各面の曲率半径(非球
面の場合は基準R)、dは各面の光軸上における面間
隔、nはd線に対する屈折率、νはアッベ数、面番号右
側の※は非球面を示している。
諸収差図であり、図6は視度が最も負側−2.98dp
tのときの収差図、図7は視度が−0.98dptのと
きの収差図、図8は視度が+0.99dptのときの収
差図である。該各収差図は、アイポイントIVの位置に
焦点距離15mmの理想レンズをおいて結像させた結像
系の収差図としており、球面収差、非点収差の単位はm
m、歪曲収差は百分率(%)で表している。また、非点
収差図において、メリジオナル像面を破線で表し、サジ
タル像面を実線で表している。該各収差図から−2.9
8〜+0.99dptまでの視度補正範囲の全体にわた
って諸収差が良好に補正されていることがわかる。
づいて説明をする。
の断面図である。ファインダー光学系は、物体側から順
に焦点板I、該焦点板1上に形成された物体像を正立化
させるためのペンタプリズム部II、接眼レンズ系II
Iから構成されている。接眼レンズ系IIIは、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズL31
と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第2レ
ンズL32からなる第1レンズ群、両凸レンズの第3レ
ンズL33からなる第2レンズ群、負レンズの第4レン
ズL34からなる第3レンズ群により構成されている。
前記第3レンズL33を光軸方向に移動させることによ
り、接眼レンズ系IIIの焦点距離を変化させると共
に、ファインダー系の視度を変化させることが可能であ
る。
側からの各レンズ面の順序、Rは各面の曲率半径(非球
面の場合は基準R)、dは各面の光軸上における面間
隔、nはd線に対する屈折率、νはアッベ数、面番号右
側の※は非球面を示している。
おける諸収差図であり、図10は視度が最も負側−3.
02dptのときの収差図、図11は視度が−1.02
dptのときの収差図、図13は視度が+0.91dp
tのときの収差図である。該各収差図は、アイポイント
IVの位置に焦点距離15mmの理想レンズをおいて結
像させた結像系の収差図としており、球面収差、非点収
差の単位はmm、歪曲収差は百分率(%)で表してい
る。また、非点収差図において、メリジオナル像面を破
線で表し、サジタル像面を実線で表している。該各収差
図から−3.02〜+0.91dptまでの視度補正範
囲の全体にわたって諸収差が良好に補正されていること
がわかる。
比較的簡単なレンズ構成で良好な収差性能、視度補正機
構、高倍率、ハイアイポイントの作用を容易に達成する
ことのできる小型のファインダー接眼光学系を実現す
る。
である。
収差図である。
の諸収差図である。
収差図である。
である。
収差図である。
の諸収差図である。
収差図である。
である。
諸収差図である。
のときの諸収差図である。
諸収差図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 対物レンズによって形成された像を、正
立像形成用の光学系を介して接眼レンズにより観察する
ファインダー光学系において、前記接眼レンズを物体側
から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを
有する負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レ
ンズ群、物体側に凸面を向けたレンズを最も物体側に配
置したことからなる正負何れかの屈折力を有する第3レ
ンズ群よりなり、以下の条件を満足することを特徴とす
るファインダー光学系。 0.0<SF1<6.0 |f1/f|<1.5 但し、前記第1レンズ群のシェイプファクターをSF1
とし、シェイプファクターSFは各レンズ群における最
も物体側の面の曲率半径をR0、最も瞳側(アイポイン
ト側)の面の曲率半径をReとするとき、 SF=(R0+Re)/(R0−Re) f1:第1レンズ群の焦点距離、 f:視度が−1dpt時のファインダー系全系の焦点距
離 を満足する。 - 【請求項2】 対物レンズによって形成された像を、正
立像形成用の光学系を介して接眼レンズより観察するフ
ァインダー光学系において、前記接眼レンズの最も物体
側と瞳側(アイポイント側)を負レンズとする4枚構成
のファインダー光学系において、物体側から第2番目の
レンズまたは第3番目のレンズのうち、屈折力の弱いレ
ンズGwの焦点距離をfwとするとき、以下の条件を満
足するファインダー光学系。 |f/fw|<1.0 f:視度が−1dpt時のファインダー光学系全系の焦
点距離 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のファイ
ンダー光学系において、前記第2レンズ群は両凸単レン
ズからなり、光軸方向に移動することで視度補正を可能
とすることを特徴とするファインダー光学系。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載のファイ
ンダー光学系において、物体側から第2番目のレンズま
たは第3番目のレンズのうち、屈折力の弱いレンズGw
のシェイプファクターが以下の条件を満足するファイン
ダー光学系。 |1/SFGw|<0.25
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