JP2003215444A - 透過型光学素子 - Google Patents
透過型光学素子Info
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- JP2003215444A JP2003215444A JP2002010132A JP2002010132A JP2003215444A JP 2003215444 A JP2003215444 A JP 2003215444A JP 2002010132 A JP2002010132 A JP 2002010132A JP 2002010132 A JP2002010132 A JP 2002010132A JP 2003215444 A JP2003215444 A JP 2003215444A
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- curvature
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Abstract
(57)【要約】
【課題】屈折率を長手方向位置で1回微分した値が変曲
点を有するような射出速度および冷却速度などの成形時
の諸条件を設定することで、量産性が高く低コストな、
樹脂成形による透過型光学素子を実現すること。 【解決手段】短冊形状に樹脂成形され、長手方向の一方
の端部付近に樹脂材料を充填するゲを有し、屈折率を長
手方向位置で1回微分した値が変曲点を有せしめた。前
記変曲点の位置は光軸の位置と異ならせた。また、前記
変曲点の位置において、短手方向曲率半径を長手方向位
置で1回微分した値が変曲点を有することとした。
点を有するような射出速度および冷却速度などの成形時
の諸条件を設定することで、量産性が高く低コストな、
樹脂成形による透過型光学素子を実現すること。 【解決手段】短冊形状に樹脂成形され、長手方向の一方
の端部付近に樹脂材料を充填するゲを有し、屈折率を長
手方向位置で1回微分した値が変曲点を有せしめた。前
記変曲点の位置は光軸の位置と異ならせた。また、前記
変曲点の位置において、短手方向曲率半径を長手方向位
置で1回微分した値が変曲点を有することとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置の走査
レンズ等に使われる短冊形状の樹脂製透過型光学素子に
関するものである。
レンズ等に使われる短冊形状の樹脂製透過型光学素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズ等の透過型光学素子として
樹脂成形により製作されたものが広く用いられている。
その理由としては、量産性が高く低コスト化に有効であ
ること、複雑な非球面形状の製作も可能であることが挙
げられる。しかしながら光学素子の厚さが一様でないな
どの理由で、熱溶融した樹脂材料の金型内部での冷却速
度に差が生じ、屈折率分布が発生することが既に知られ
ている。
樹脂成形により製作されたものが広く用いられている。
その理由としては、量産性が高く低コスト化に有効であ
ること、複雑な非球面形状の製作も可能であることが挙
げられる。しかしながら光学素子の厚さが一様でないな
どの理由で、熱溶融した樹脂材料の金型内部での冷却速
度に差が生じ、屈折率分布が発生することが既に知られ
ている。
【0003】光走査装置に用いられる走査レンズに入射
する偏向光束は、一般に単一の平面内またはその近傍を
通るため、走査レンズは不要な部分を除いた「短冊形
状」とされることが多い。このような短冊形状のレンズ
を樹脂成形で製作すると、特に短冊形状の短手方向(走
査平面に垂直な方向)において屈折率分布が発生しやす
い。この現象については特開平9−49976号公報お
よび特開平11−2768号公報に開示されている。こ
の屈折率分布を緩和する手段としては、熱溶融した樹脂
材料を長時間かけて冷却することが考えられるが、量産
性が低下してしまい樹脂成形の特長を活かせない。
する偏向光束は、一般に単一の平面内またはその近傍を
通るため、走査レンズは不要な部分を除いた「短冊形
状」とされることが多い。このような短冊形状のレンズ
を樹脂成形で製作すると、特に短冊形状の短手方向(走
査平面に垂直な方向)において屈折率分布が発生しやす
い。この現象については特開平9−49976号公報お
よび特開平11−2768号公報に開示されている。こ
の屈折率分布を緩和する手段としては、熱溶融した樹脂
材料を長時間かけて冷却することが考えられるが、量産
性が低下してしまい樹脂成形の特長を活かせない。
【0004】また、屈折率分布が発生する原因は冷却時
の条件だけでなく射出時の条件でも起こり得る。長手方
向の一方の端部付近に設けたゲートから樹脂材料を射出
する場合、場所によって充填に時間差が生じ、温度の分
布が生じる。この温度の分布によりせん断応力の分布が
生じ、屈折率分布が発生するものと考える。
の条件だけでなく射出時の条件でも起こり得る。長手方
向の一方の端部付近に設けたゲートから樹脂材料を射出
する場合、場所によって充填に時間差が生じ、温度の分
布が生じる。この温度の分布によりせん断応力の分布が
生じ、屈折率分布が発生するものと考える。
【0005】この影響を緩和する手段としては、樹脂材
料の射出速度を上げて時間差を小さくすることが考えら
れるが、フローマーク、ジェッティング、シルバー、バ
リなどが発生しやすくなり、また残留歪みが大きくなる
などの問題が生じる。
料の射出速度を上げて時間差を小さくすることが考えら
れるが、フローマーク、ジェッティング、シルバー、バ
リなどが発生しやすくなり、また残留歪みが大きくなる
などの問題が生じる。
【0006】この他の緩和手段として、レンズ形状を薄
肉化するなど形状を工夫することが考えられる。しかし
薄肉では長手方向端部の肉厚を確保するために曲率半径
の下限が厳しくなりパワーが十分取れなくなるため、少
ないレンズ枚数で光学系の基本仕様を満たすことが困難
となる。
肉化するなど形状を工夫することが考えられる。しかし
薄肉では長手方向端部の肉厚を確保するために曲率半径
の下限が厳しくなりパワーが十分取れなくなるため、少
ないレンズ枚数で光学系の基本仕様を満たすことが困難
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、量産性が高
く低コストな、樹脂成形による透過型光学素子を実現す
ることを課題とする。
く低コストな、樹脂成形による透過型光学素子を実現す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、屈折率を長手
方向位置で1回微分した値が変曲点を有し、この変曲点
の位置において、短手方向曲率半径を長手方向位置で1
回微分した値が変曲点となるようにすることを特徴とす
る。
方向位置で1回微分した値が変曲点を有し、この変曲点
の位置において、短手方向曲率半径を長手方向位置で1
回微分した値が変曲点となるようにすることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に金型の構造を示す。図にお
いて2はゲート側、3は反ゲート側、20は金型内部、
21および22は入れ子、23は樹脂材料流路、24は
ゲート、25は樹脂材料射出口、26は型分割面であ
る。
いて2はゲート側、3は反ゲート側、20は金型内部、
21および22は入れ子、23は樹脂材料流路、24は
ゲート、25は樹脂材料射出口、26は型分割面であ
る。
【0010】図3に金型内にゲートから樹脂材料が射出
される様子の一例を示す。図において、31は樹脂材料
である。このように、場所によって充填に時間差が生じ
る。
される様子の一例を示す。図において、31は樹脂材料
である。このように、場所によって充填に時間差が生じ
る。
【0011】図4に充填直後の温度分布の一例を示す。
図において、高濃度部ほど高温であることを示す。ゲー
ト側と反ゲート側で非対称であり、W1点付近にて極値
をとっている。
図において、高濃度部ほど高温であることを示す。ゲー
ト側と反ゲート側で非対称であり、W1点付近にて極値
をとっている。
【0012】図5に充填直後のせん断応力分布の一例を
示す。図において、高濃度部ほど応力が高いことを示
す。ゲート側と反ゲート側で非対称であり、W2点付近
にて極値をとっている。
示す。図において、高濃度部ほど応力が高いことを示
す。ゲート側と反ゲート側で非対称であり、W2点付近
にて極値をとっている。
【0013】図1に光走査装置の走査レンズ用として成
形されたレンズを示す。図において、1は成形レンズ、
2はゲート側、3は反ゲート側、5は回転対称軸、6は
光軸、41はゲート側短手方向曲率半径、42は中央部
短手方向曲率半径、43は反ゲート側短手方向曲率半径
である。また、長手方向すなわち走査方向にX軸、短手
方向すなわち走査垂直方向にY軸、光軸方向にZ軸をと
る。
形されたレンズを示す。図において、1は成形レンズ、
2はゲート側、3は反ゲート側、5は回転対称軸、6は
光軸、41はゲート側短手方向曲率半径、42は中央部
短手方向曲率半径、43は反ゲート側短手方向曲率半径
である。また、長手方向すなわち走査方向にX軸、短手
方向すなわち走査垂直方向にY軸、光軸方向にZ軸をと
る。
【0014】各レンズ面の形状は(1)式で与えられ
る。 Z=f0(X、Y)+f2(X、Y)…(1) ここでf0(X、Y)は基本的なト−リック形状を表
し、f2(X、Y)は回転非対称な追加関数を表す。各
面と光軸6の交点を原点としたローカル座標系のXZ平
面における断面が(2)式で表され、XZ平面にあり、
X軸に平行で、Z軸に沿って原点からrの距離にある軸
5について回転対称である。SQRTは平方根の意味で
ある。 f0(X、Y)=(X2/R)/(1+SQRT(1−(K+1)(X/R)2 ))…(2) ここで、Kは円錐定数である。YZ平面における断面は
曲率半径rの円である。f2(X、Y)は(3)式で表
される。 f2(X、Y)=ΣaijXiYj+ζY2exp(−2((X−X0)/ω) 2 )…(3) ここでaij、ζ、X0、ωは定数である。
る。 Z=f0(X、Y)+f2(X、Y)…(1) ここでf0(X、Y)は基本的なト−リック形状を表
し、f2(X、Y)は回転非対称な追加関数を表す。各
面と光軸6の交点を原点としたローカル座標系のXZ平
面における断面が(2)式で表され、XZ平面にあり、
X軸に平行で、Z軸に沿って原点からrの距離にある軸
5について回転対称である。SQRTは平方根の意味で
ある。 f0(X、Y)=(X2/R)/(1+SQRT(1−(K+1)(X/R)2 ))…(2) ここで、Kは円錐定数である。YZ平面における断面は
曲率半径rの円である。f2(X、Y)は(3)式で表
される。 f2(X、Y)=ΣaijXiYj+ζY2exp(−2((X−X0)/ω) 2 )…(3) ここでaij、ζ、X0、ωは定数である。
【0015】表1および表2に走査レンズの諸元を示
す。表において、面番号(1)は瞳面、(2)および
(3)はレンズ面、(4)は像面である。Rは主走査方
向の光軸上の曲率半径、rは走査垂直方向の光軸上の曲
率半径、thは面間距離、n0は光軸上の屈折率であ
る。面(1)、(2)、(4)の追加関数は0である。
また、表記しない係数はすべて0である。いずれの面も
Xに関して奇数次の項の係数は0であるので、ゲート側
と反ゲート側の形状は同一である。以下、R、r、th
の単位はmmである。
す。表において、面番号(1)は瞳面、(2)および
(3)はレンズ面、(4)は像面である。Rは主走査方
向の光軸上の曲率半径、rは走査垂直方向の光軸上の曲
率半径、thは面間距離、n0は光軸上の屈折率であ
る。面(1)、(2)、(4)の追加関数は0である。
また、表記しない係数はすべて0である。いずれの面も
Xに関して奇数次の項の係数は0であるので、ゲート側
と反ゲート側の形状は同一である。以下、R、r、th
の単位はmmである。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】図6に面(3)の短手方向の曲率半径を示
す。符号の(−)は面の向きを示すものなので、ここで
は無視している。前記したように、ゲート側と反ゲート
側は同一である。
す。符号の(−)は面の向きを示すものなので、ここで
は無視している。前記したように、ゲート側と反ゲート
側は同一である。
【0019】屈折率をn(X、Y)とおいて、(4)式
で表す。ここではZ方向の分布は十分小さいとする。 n(X、Y)=n0+AX2+BY2+CXY2+DX3Y2+ε(1+ηY2 )exp(−2((X−X0)/ξ)2)…(4) n0は光軸上(X、Y=0)の屈折率、A〜D、ε、
η、X0、ξは定数である。
で表す。ここではZ方向の分布は十分小さいとする。 n(X、Y)=n0+AX2+BY2+CXY2+DX3Y2+ε(1+ηY2 )exp(−2((X−X0)/ξ)2)…(4) n0は光軸上(X、Y=0)の屈折率、A〜D、ε、
η、X0、ξは定数である。
【0020】図7に、n0、A〜D、ε、η、X0、ξ
を(5)式とした場合の屈折率分布を示す。これは表1
および表2で表されるレンズ形状において、樹脂材料の
射出速度および冷却速度などの諸条件を量産性が高くな
るように設定した場合の屈折率分布の一例である。 n0=1.5、A=4.0E−8、B=1.2E−5、C=−2.1E−8、D =−1.3E−11、ε=1.2E−5、η=0.053、X0=30、ξ=1 0…(5) 図7のE、F、Gは異なる短手方向位置を表し、EはY
=±2、FはY=±1、GはY=0である。X=30付
近で(4)式最終項の影響によるnの変化が見られる。
を(5)式とした場合の屈折率分布を示す。これは表1
および表2で表されるレンズ形状において、樹脂材料の
射出速度および冷却速度などの諸条件を量産性が高くな
るように設定した場合の屈折率分布の一例である。 n0=1.5、A=4.0E−8、B=1.2E−5、C=−2.1E−8、D =−1.3E−11、ε=1.2E−5、η=0.053、X0=30、ξ=1 0…(5) 図7のE、F、Gは異なる短手方向位置を表し、EはY
=±2、FはY=±1、GはY=0である。X=30付
近で(4)式最終項の影響によるnの変化が見られる。
【0021】図8に、図7で示した屈折率を長手方向位
置で1回微分した値を示す。L、M、Nは異なる短手方
向位置を表し、LはY=±2、MはY=±1、NはY=
0である。図8からわかるように、X=−30において
変曲点をとる。
置で1回微分した値を示す。L、M、Nは異なる短手方
向位置を表し、LはY=±2、MはY=±1、NはY=
0である。図8からわかるように、X=−30において
変曲点をとる。
【0022】図9に副走査方向像面湾曲を示す。横軸は
走査角度、縦軸は面(3)位置を基準としたZ座標であ
る。図中Sはレンズに屈折率分布が無くすなわち(4)
式においてn0=1.5、A、B、C、D、ε=0の場
合であり、Tは(5)式で表される屈折率分布を有する
場合である。TはX=−30に相当するθ=−17de
g付近において屈折率分布の影響による像面湾曲の変化
が見られる。
走査角度、縦軸は面(3)位置を基準としたZ座標であ
る。図中Sはレンズに屈折率分布が無くすなわち(4)
式においてn0=1.5、A、B、C、D、ε=0の場
合であり、Tは(5)式で表される屈折率分布を有する
場合である。TはX=−30に相当するθ=−17de
g付近において屈折率分布の影響による像面湾曲の変化
が見られる。
【0023】表3および表4に面(3)の短手方向の形
状が前記走査レンズと若干異なる走査レンズの諸元を示
す。各面の形状は前記走査レンズと同様、(1)乃至
(3)式で与えられる。面(1)、(2)、(4)の追
加関数は0である。また、表記しない係数はすべて0で
ある。
状が前記走査レンズと若干異なる走査レンズの諸元を示
す。各面の形状は前記走査レンズと同様、(1)乃至
(3)式で与えられる。面(1)、(2)、(4)の追
加関数は0である。また、表記しない係数はすべて0で
ある。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】図10に面(3)の短手方向の曲率半径を
示す。符号の(−)は面の向きを示すものなので、図6
同様無視している。X=−30付近で(3)式最終項の
影響によるrの変化が見られる。
示す。符号の(−)は面の向きを示すものなので、図6
同様無視している。X=−30付近で(3)式最終項の
影響によるrの変化が見られる。
【0027】図11に図10で示される短手方向曲率半
径を有する場合の副走査方向像面湾曲を示す。図9同
様、縦軸は面(3)位置を基準としたZ座標である。図
中Uはレンズに屈折率分布が無くすなわち(4)式にお
いてn0=1.5、A、B、C、D、ε=0の場合であ
り、Vは(5)式で表される屈折率分布を有する場合で
ある。Vの場合、像面湾曲は±0.5mm程度で十分小
さく、走査角度−30degから+30degの範囲内
で平坦な像面が得られる。
径を有する場合の副走査方向像面湾曲を示す。図9同
様、縦軸は面(3)位置を基準としたZ座標である。図
中Uはレンズに屈折率分布が無くすなわち(4)式にお
いてn0=1.5、A、B、C、D、ε=0の場合であ
り、Vは(5)式で表される屈折率分布を有する場合で
ある。Vの場合、像面湾曲は±0.5mm程度で十分小
さく、走査角度−30degから+30degの範囲内
で平坦な像面が得られる。
【0028】なお、前記した走査レンズの2つの例にお
いては短手方向の形状が若干異なるだけであるので、量
産性が高くなるように設定した場合の樹脂材料の射出速
度および冷却速度などの諸条件はほぼ同一と見なせる。
いては短手方向の形状が若干異なるだけであるので、量
産性が高くなるように設定した場合の樹脂材料の射出速
度および冷却速度などの諸条件はほぼ同一と見なせる。
【0029】また、本実施例においては変曲点は1箇所
であったが、金型形状、射出口の数、樹脂材料の違いな
どの理由により、変曲点が2箇所以上である場合も考え
られる。
であったが、金型形状、射出口の数、樹脂材料の違いな
どの理由により、変曲点が2箇所以上である場合も考え
られる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
短冊形状の樹脂成形による透過型光学素子において、屈
折率を長手方向位置で1回微分した値が変曲点を有する
ような射出速度および冷却速度などの成形時の諸条件を
設定することにより、量産性を高くすることができる。
短冊形状の樹脂成形による透過型光学素子において、屈
折率を長手方向位置で1回微分した値が変曲点を有する
ような射出速度および冷却速度などの成形時の諸条件を
設定することにより、量産性を高くすることができる。
【図1】成形レンズの形状を示す図。
【図2】金型の構造を示す図。
【図3】樹脂材料の射出を示す図。
【図4】充填直後の温度分布を示す図。
【図5】充填直後のせん断応力分布を示す図。
【図6】従来例の短手方向の曲率半径を示す図。
【図7】屈折率の分布を示す図。
【図8】屈折率の1回微分値を示す図。
【図9】従来例の像面湾曲を示す図。
【図10】本発明実施例の短手方向の曲率半径を示す
図。
図。
【図11】本発明実施例の像面湾曲を示す図。
1 成形レンズ
2 ゲート側
3 反ゲート側
5 回転対称軸
6 光軸
41 ゲート側短手方向曲率半径
42 中央部短手方向曲率半径
43 反ゲート側短手方向曲率半径
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 白井 俊克
茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工
機株式会社内
Fターム(参考) 2H087 KA19 LA22 PA01 PA17 PB01
QA02 QA07 QA14 QA34 RA04
RA07 UA01
Claims (3)
- 【請求項1】短冊形状に樹脂成形され、長手方向の一方
の端部付近に樹脂材料を充填するゲートを有し、屈折率
を長手方向位置で1回微分した値が変曲点を有すること
を特徴とする透過型光学素子。 - 【請求項2】前記変曲点の位置は光軸の位置と異なるこ
とを特徴とする請求項1記載の透過型光学素子。 - 【請求項3】前記変曲点の位置において、短手方向曲率
半径を長手方向位置で1回微分した値が変曲点を有する
ことを特徴とする請求項1記載の透過型光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002010132A JP2003215444A (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 透過型光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002010132A JP2003215444A (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 透過型光学素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003215444A true JP2003215444A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27647947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002010132A Pending JP2003215444A (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 透過型光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003215444A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013118580A1 (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-15 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光学素子、光走査装置、光学素子の製造方法、及び成形用金型 |
WO2020183707A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | ナルックス株式会社 | 走査光学系及び走査レンズ |
-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002010132A patent/JP2003215444A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013118580A1 (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-15 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光学素子、光走査装置、光学素子の製造方法、及び成形用金型 |
CN104136192A (zh) * | 2012-02-09 | 2014-11-05 | 柯尼卡美能达株式会社 | 光学元件、光扫描装置、光学元件制造方法及成形用模具 |
CN104136192B (zh) * | 2012-02-09 | 2016-06-29 | 柯尼卡美能达株式会社 | 光学元件、光扫描装置、光学元件制造方法及成形用模具 |
US9625710B2 (en) | 2012-02-09 | 2017-04-18 | Konica Minolta, Inc. | Optical element, an optical scanning device, a manufacturing method of the optical element, and a molding die |
WO2020183707A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | ナルックス株式会社 | 走査光学系及び走査レンズ |
CN112236707A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-01-15 | 纳卢克斯株式会社 | 扫描光学系统和扫描透镜 |
CN112236707B (zh) * | 2019-03-14 | 2022-06-21 | 纳卢克斯株式会社 | 扫描光学系统和扫描透镜 |
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