JP2003214623A - ガスライター - Google Patents

ガスライター

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JP2003214623A
JP2003214623A JP2002015984A JP2002015984A JP2003214623A JP 2003214623 A JP2003214623 A JP 2003214623A JP 2002015984 A JP2002015984 A JP 2002015984A JP 2002015984 A JP2002015984 A JP 2002015984A JP 2003214623 A JP2003214623 A JP 2003214623A
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Japan
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gas lighter
shield cover
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JP2002015984A
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Yoshitsugu Takahashi
橋 佳 嗣 高
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TOKYO TABACO SHOJI KK
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TOKYO TABACO SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用の仕方を理解していない者によるライタ
ーの安易な着火操作を防ぐ。そのための保護機構の破壊
の可能性も低くする。 【解決手段】 先端に炎口1を有す筒体2の後端に、燃
料槽を内蔵する本体ケース3a,3bがあって、指掛け
引き具4があり、筒体を前方に向けて本体ケースを手で
握り人差し指を引き具に掛けたとき該指を取巻くように
位置しかつ本体ケースに連続の渡り部材5a,5bがあ
るガスライターにおいて:引き具4を間においてx方向
に分布し、指入れ空間FOSへのx方向の人差し指の差
し込みを遮るに十分な大きさの1対の遮蔽板6a,6
b、および、x方向に延びてそれらを繋ぐ連繋部材6c
a,6cb、を有し、本体ケースに摺動自在であって指
入れ空間FOSへの指の差し込みを遮る保護位置(図
1)と、人差し指の差し込みを可能にする退避位置(図
2)に移動可能である遮蔽カバー6;を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケ−ス内に収納し
た燃料槽からガス放出弁およびノズルを介して炎口に燃
料ガスを供給し、炎口内で高圧電気放電によって燃料ガ
スに着火して炎口から燃焼炎または燃焼ガスを出す、携
帯ガスライターに関する。
【0002】このガスライターは例えば、タバコ,ロー
ソク,コンロ,薪,花火,線香,蚊取り線香などの火付
けに用いられる。コンロ,薪,花火,線香,蚊取り線香
などの火付けでは、本体から筒体が長く延びてその先か
ら炎が出るガスライターが使いやすく、また、アウトド
アでは、燃焼ガスを高速で吹き出すいわゆるターボライ
ターが、対風性が高いので好ましい。
【0003】
【従来の技術】この種のライターの中で、先端に炎口が
ある筒体の後端に、燃料槽を内蔵する本体ケースがあっ
て、該筒体の軸が延びる方向に摺動自在の引き金があ
り、筒体を前方に向けて本体ケースを手で握り人差し指
で引き金を引くとガスが炎口に出て、電気スパークが発
生して炎口から燃焼炎または燃焼ガスがでるライター、
代表的なものはピストル型ライター、は比較的に年少者
の身近で使用されて、年少者が興味を持ちやすく、年少
者が触って見たり使ってみたりする可能性が高いことが
考えられる。
【0004】引き金を引くと炎口から燃焼炎または燃焼
ガスがでるので、火が危険のものとの認識が不十分な者
がいじって簡単に火が出るのはよくない。したがってガ
スライターは、蓋付きにして蓋を開いてからでなければ
着火操作ができなくするとか、安全ロックを備えて安全
ロックを外してからでなければ着火操作子が動かないよ
うにするとかの工夫が必要である。
【0005】そこで、例えばピストル型ライターでは、
着火操作子である引き金が動かないようにロックするス
トッパが備えられ、その頭部がライター本体から突出し
ている。このストッパをロック解除位置にスライド又は
回動させることにより、引き金のロックが外れる。スト
ッパを拘止位置に置くことにより、ストッパの爪が引き
金の凹みに嵌まり込み、引き金が移動できなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引き金
は指の腹を当てるように比較的に大きく頑丈であるが、
安全ロック用のストッパは指先を引っ掛ける程度の小形
物であるので、また、引き金が常時露出しているので、
安全ロックが掛かったままで引き金が強引かつ強力に引
かれて、ストッパが破壊する可能性が考えられる。スト
ッパが破壊しても着火操作機構が壊れなければ、ライタ
ーから火が出る可能性が考えられる。何れもよくない。
【0007】本発明は、使用の仕方を理解していない者
によるライターの安易な着火操作を防ぐことを第1の目
的とし、そのための保護機構の破壊の可能性も低くする
ことを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)先端に炎口(1)
を有する筒体(2)の後端に、燃料槽を内蔵する本体ケ
ース(3a,3b)があって、該筒体(2)の軸が延び
る方向yに摺動自在の指掛け引き具(4)があり、前記
筒体(2)を前方に向けて前記本体ケース(3a,3
b)を手で握り人差し指を前記引き具(4)に掛けたと
き該人差し指の前方および下方を取巻くように位置しか
つ本体ケースに連続の渡り部材(5a,5b)があるガ
スライターにおいて、前記引き具(4)を間においてx
方向に分布し、前記渡り部材(5a,5b)と本体ケー
ス(3a,3b)の間の指入れ空間(FOS)へのx方
向の人差し指の差し込みを遮るに十分な大きさの1対の
遮蔽板(6a,6b)、および、x方向に延びてそれら
を繋ぐ連繋部材(6ca,6cb)、を有し、前記本体
ケース(3a,3b)に摺動自在であって指入れ空間
(FOS)への人差し指の差し込みを遮る保護位置(図
1)と、人差し指の差し込みを可能にする退避位置(図
2)に移動可能である遮蔽カバー(6)、を備えたこと
を特徴とするガスライター。
【0009】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
考までに付記した。以下も同様である。
【0010】これによれば、遮蔽カバー(6)が保護位
置(図1)にあるときには、指を引き具(4)に当てる
ことができないので、引き具(4)は操作できない。使
用の仕方を理解していない者によるライターの安易な着
火操作が防止され、保護機構の破壊の可能性も低減す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】(2)前記本体ケース(3a,3
b)および遮蔽カバー(6)に、遮蔽カバー(6)が保
護位置(図1)にあるとき係合し合う外れやすい凹み
(3rL)と突起(6d)との一方(3rL)および他
方(6d)がある、上記(1)に記載のガスライター。
【0012】これによれば、遮蔽カバー(6)が保護位
置(図1)にあるときには少々強い力を加えなければ遮
蔽カバー(6)が本体ケース(3a,3b)から外れな
いので、ちょっとした接触や衝撃では遮蔽カバー(6)
が保護位置(図1)から外れることは無く、使用の仕方
を理解していない者によるライターの安易な着火操作を
防止する効果が高い。
【0013】(3)前記本体ケース(3a,3b)には
更に、遮蔽カバー(6)が退避位置(図2)にあるとき
に、遮蔽カバー(6)の前記他方(6d)が係合する、
前記一方(3rL)と同様な手段(3rU)がある、上
記(2)のガスライター。
【0014】使用の仕方を理解している者が、遮蔽カバ
ー(6)に退避位置(図2)方向に駆動する少々強い力
を加えると、保護位置での係合が外れて遮蔽カバー
(6)が退避位置(図2)方向に滑る。退避位置近くで
少し強く駆動すると、本体ケース(3a,3b)と遮蔽
カバー(6)の、凹み(3rU)と突起(6d)が係合
し、遮蔽カバー(6)が退避位置に定まるので、使用者
は遮蔽カバー(6)に煩わされること無く、引き具
(4)を操作できる。
【0015】(4)本体ケース(3)に、断面がL形で
あって本体ケース側表面との間に断面がコ形となる溝を
形成する段差(7ra,7rb)を端部に有する化粧板
(7a,7b)を貼り付けて、該溝に前記遮蔽板(6
a,6b)の端部(6pa,6pb)を挿入して、本体
ケース(3)で遮蔽カバー(6)を摺動案内した、上記
(1)乃至(3)のいずれかに記載のガスライター。
【0016】これによれば、化粧板(7a,7b)によ
ってライターの外観をきれいに整えることができると共
に、ライター本体を組み上げてから遮蔽カバー(6)
を、化粧板(7a,7b)を用いてライター本体に組み
付けることができ、遮蔽カバー(6)の組付けが容易に
なる。
【0017】(5)前記遮蔽カバー(6)においてその
連繋部材(6ca,6cb)は、筒体(2)に近い前方
側にあって前記指入れ空間をx方向に貫通している、請
求項4に記載のガスライター。
【0018】これによれば、連繋部材(6ca,6c
b)を2分割し互いにスナップ状に係合可にして、遮蔽
カバー(6)を2分割形態にしておくことにより、指入
れ空間を指入れ方向xで挟むようにして該空間に連繋部
材(6ca,6cb)を差し込んで圧搾してスナップ結
合することにより、遮蔽カバー(6)がライター本体を
挟む形で組み上がる。遮蔽カバー(6)の組付けが容易
である。
【0019】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0020】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の外観を示す。
(a)は遮蔽カバー6を保護位置において引き具4(図
2)を遮蔽した状態のガスライターの正面を示し、その
概観を(b)に示す。本体ケースは、ケース半体3a,
3bを、両者をx方向に貫通する図示しない止めねじで
一体に固着したものである。本体ケース(3a,3b)
から筒体2が突出しており、その先端に、燃焼ガスを噴
出する火口1がある。
【0021】本体ケース(3a,3b)から、燃料ガス
放出量(量/時間)を調節するためのアジャスタ8の一
部が突出しており、そこを紙面に垂直なx方向(紙面の
裏に向かう方向)に動かすことによりガス放出量が少な
くなり、逆方向に動かすことによりガス放出量が多くな
る。
【0022】本体ケース(3a,3b)を手で握って親
指又は人差し指の腹を、遮蔽カバー6に貼り付けた化粧
板9a又は9b(図6)の表面に押し付けてy方向の、
図示矢印とは逆の方向に滑らすことにより、遮蔽カバー
6が、図2に示す退避位置に移動する。
【0023】図2の(a)は遮蔽カバー6が退避位置に
あって引き具4が露出した状態のガスライターの正面を
示し、(b)はその概観を示す。この状態で、筒体2を
前方に向けて本体ケース(3a,3b)を手で握って人
差し指を、指入れ空間FOSに差し込んで、引き具4を
y方向(の図示矢印とは逆の方向)に押すと、筒体2の
先端から高温の燃焼ガス(燃焼ジェット)が噴出する。
この燃焼ガスによる所望の火付けを終えると、たとえば
ローソクに火をつけると、人差し指の押し力を弱める
と、引き具4が本体ケース(3a,3b)内の高電圧発
生器(通称ピエゾユニット)の操作子に加わっている戻
しばね力により引き具4が押し戻されて、燃焼ガスの噴
出が止まる。本体ケース(3a,3b)を握った手の親
指又は人差し指の腹を、遮蔽カバー6に貼り付けた化粧
板9a又は9b(図6)の表面に押し付けてy方向の、
図示矢印方向に滑らすことにより、遮蔽カバー6が、図
1に示す保護位置に移動する。
【0024】図1に示すように遮蔽カバー6を保護位置
に置いているときには、このライターの使用の仕方を知
らない年少者が安易に引き具4を操作することはできな
い。
【0025】図3に、遮蔽カバー6の主要部を示す。遮
蔽カバー6は、1対の遮蔽板6a,6bの各連繋部材6
ca,6cbを、一方の穴に他方の突起を差し込んで圧
入することにより一体化したものである。図1,図2に
示すように本体ケース3a,3bに遮蔽カバー6を組み
つけているときには、遮蔽カバー6の連繋部材6ca,
6cbが指入れ空間FOSをx方向に貫通し、連繋部材
6ca,6cbの上面が指入れ空間FOSの上端にある
本体ケース(3a,3b)の下面に略摺接する。遮蔽板
6a,6bの上端の端部6pa,6pbが突条であって
それらが、本体ケースの各半体3a,3bに貼り付けた
各化粧板7a,7b(図6)の下端の、断面がL形であ
って本体ケース側表面との間に断面がコ形となる溝を形
成する段差7ra,7rbに、下方から上方に進入し、
これによってy方向に移動自在に、しかもx方向には実
質上移動不可に、遮蔽板6a,6bがケース半体3a,
3bに結合している。
【0026】図4に、ケース半体3aを除去し、筒体2
を破断した形で、ケース半体3bおよび円筒2内の機構
の概要を示す。ケース半体3bに燃料層10が挿入され
ており、この燃料層10の中に液体燃料が入っている。
液体燃料は、注入バルブ11に、図示しないガスボンベ
の注入ノズルを差し込んで、燃料層10に補充すること
ができる。
【0027】燃料槽10のガス放出バルブの部位には、
放出量調整機構がありそれに、アジャスタ8が結合して
いる。ガス放出バルブのガス放出ノズルはy方向に移動
可であり、引き具4が図4で右方に押されると、連結子
12が同じく右方に移動し、これによってレバー13が
反時計方向に回動して、ガス放出ノズルをy方向に引き
出す。これにより、燃料ガスが中継チューブ14を通し
て、円筒先端側の空気混合管を通って、空気との混合気
となって、火口1の燃焼ノズル15から吹き出す。その
直後に、引き具4の右方移動によって、ピエゾユニット
16の操作子17がラッチ位置から外れて、ピエゾユニ
ット16内の、そこまでの操作子の移動により圧縮され
ていたコイルスプリングの反発伸びによってプランジャ
が押されてピエゾ素子を打撃し、これにより20KV前
後の高電圧が火口1内の燃焼ノズル15に加わり、燃焼
ノズル15と火口内金属リングの間に高電圧スパークを
生じ、これにより燃料ガスと空気との混合気が着火し、
高温の燃焼ガスが高速で火口から吹き出す。引き具4に
対する右方駆動力を解除すると、ピエゾユニット16の
コイルスプリングの反発力によって、操作子17を介し
て引き具4がy方向に押し戻される。
【0028】図5には、ケース半体3a,3bおよび円
筒2ならびにそれらを一体結合状態に維持するための結
合リング19を、分解部品の状態で示す。円筒2を結合
リング19に通してケース半体3bのy方向先端部の半
円筒状空間に挿入し、そしてケース半体3bの内部を閉
じるようにそれにケース半体3aを重ね合わせて、これ
によって生じたy方向先端部の円筒を結合リング19に
圧入して円筒2も一体化し、そしてケース半体3aの後
端(図5上で右端)のねじ通し穴にねじを通して、ケー
ス半体3bにねじ込む。以上によって、円筒2およびケ
ース半体3a,3bの3者が一体固着となる。
【0029】図6に、ケース半体3a,3bおよび遮蔽
カバー6の部品を示す。遮蔽板6aの外表面に化粧板9
aを貼り付け、同様に遮蔽板6bの外表面に化粧板9a
を貼り付け、そしてケース半体3bの外表面に化粧板2
0bを貼り付けてその外表面に遮蔽板6bの内表面を押
し当てて、この遮蔽板6bの上端の突条である端部6p
bを化粧板7bの下端の段差7rbに受け入れるように
遮蔽板6bと化粧板7bを重ね合わせて遮蔽板6bの連
繋部材6cbを指入れ空間FOSに差し込んで、化粧板
7bをケース半体3bの外表面に貼り付ける。そして、
それまでに、ケース半体3bには図4に示す燃料槽1
0,ピエゾユニット16,連結子12,レバー13およ
び引き具4を組み込み、そして図4に示すように、燃焼
ノズル15,空気混合器,中継チューブ14,電気リー
ド18等所要のものを装備した円筒2をケース半体3b
に付加して中継チューブ14をガス放出ノズルに、電気
リード18をピエゾユニット16の電極に接続する。そ
れからケース半体3bにケース半体3aを被せて、結合
リング19でケース半体3a,3bと円筒2とを一体に
固着し、ケース半体3aの後端(図5上で右端)のねじ
通し穴にねじを通して、ケース半体3bにねじ込んで、
ケース半体3aと3bを一体化する。
【0030】そしてねじ頭を隠すように化粧板20aを
ケース半体3aの外表面に貼り付けてその外表面に遮蔽
板6aの内表面を押し当てて、この遮蔽板6aの上端の
突条である端部6paを化粧板7aの下端の段差7ra
に受け入れるように遮蔽板6aと化粧板7aを重ね合わ
せて遮蔽板6aの連繋部材6caを指入れ空間FOSに
差し込んで、化粧板7aをケース半体3aの外表面に貼
り付ける。このとき、遮蔽板6aの連繋部材6caの先
端の穴に、遮蔽板6bの連繋部材6cbの先端の突起を
圧入して、遮蔽板6aと遮蔽板6bを、引き具4を両者
の間において、図3に示すように一体化する。この時点
には、遮蔽板6aと遮蔽板6bにはそれぞれ化粧板9a
と9bが貼り付けてある。
【0031】以上によって、図1および図2に示すガス
ライターが組み上がったことになる。図1に示すように
遮蔽カバー6を保護位置に置いているときには、遮蔽カ
バー6の連繋部材6ca,6cbの突起6d(図3)
が、本体ケース(3a,3b)の凹み3rL(図4,図
5)に嵌まり込んでいるので、少々強い力を加えなけれ
ば、遮蔽カバー6をy方向の図示矢印とは逆の方向すな
わち退避位置に向かう方向、に滑らすことができない。
これにより、単なる接触や衝撃によっては、遮蔽カバー
6は保護位置から離れない。同様に、図2に示すように
遮蔽カバー6を退避位置に置いているときには、遮蔽カ
バー6の連繋部材6ca,6cbの突起6d(図3)
が、本体ケース(3a,3b)の凹み3rU(図4,図
5)に嵌まり込んでいるので、少々強い力を加えなけれ
ば、遮蔽カバー6をy方向の図示矢印方向すなわち保護
位置に向かう方向に滑らすことができない。これによ
り、単なる接触や衝撃によっては、遮蔽カバー6は退避
位置から離れない。したがって使用者は、引き具4を円
滑に操作できる。遮蔽カバー6は引き具4の操作性を損
なわない。
【0032】
【発明の効果】遮蔽カバー(6)が保護位置(図1)に
あるときには、指を引き具(4)に当てることができな
いので、引き具(4)は操作できない。使用の仕方を理
解していない者によるライターの安易な着火操作が防止
され、保護機構の破壊の可能性も低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の、遮蔽カバー6を保護位
置に置いた状態の外形を示し、(a)は正面図、(b)
は斜視図である。
【図2】 遮蔽カバー6を退避位置に置いた状態の外形
を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。
【図3】 図1に示す遮蔽カバー6の主要部を示す斜視
図である。
【図4】 図1に示すガスライターのケース半体3aを
除去し、円筒3を破断して示す拡大正面図である。
【図5】 図1に示すガスライターの、ケース半体3
a,3bおよび円筒2と、これらを一体に固定する結合
リングの、分解斜視図である。
【図6】 図1に示すガスライターの、ケース半体3
a,3bに組みつけられる部品の分解斜視図である。
【符号の説明】
1:火口 2:円筒 3a,3b:ケース半体 4:引き具 5a,5b:渡り部材 6:遮蔽カバー 7a,7b:化粧板 8:アジャスタ 9a,9b:化粧板 10:燃料槽 11:注入バルブ 12:連結子 13:レバー 14:中継チューブ 15:燃焼ノズル 16:ピエゾユニット 17:操作子 18:電気リード 19:結合リング 20a,20b:化粧板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に炎口を有する筒体の後端に、燃料
    槽を内蔵する本体ケースがあって、該筒体の軸が延びる
    方向yに摺動自在の指掛け引き具があり、前記筒体を前
    方に向けて前記本体ケースを手で握り人差し指を前記引
    き具に掛けたとき該人差し指の前方および下方を取巻く
    ように位置しかつ本体ケースに連続の渡り部材があるガ
    スライターにおいて、 前記引き具を間においてx方向に分布し、前記渡り部材
    と本体ケースの間の指入れ空間へのx方向の人差し指の
    差し込みを遮るに十分な大きさの1対の遮蔽板、およ
    び、x方向に延びてそれらを繋ぐ連繋部材、を有し、前
    記本体ケースに摺動自在であって指入れ空間への人差し
    指の差し込みを遮る保護位置と、人差し指の差し込みを
    可能にする退避位置に移動可能である遮蔽カバー、を備
    えたことを特徴とするガスライター。
  2. 【請求項2】前記本体ケースおよび遮蔽カバーに、遮蔽
    カバーが保護位置にあるとき係合し合う外れやすい凹み
    と突起との一方および他方がある、請求項1に記載のガ
    スライター。
  3. 【請求項3】前記本体ケースには更に、遮蔽カバーが退
    避位置にあるときに、遮蔽カバーの前記他方が係合す
    る、前記一方と同様な手段がある、請求項2に記載のガ
    スライター。
  4. 【請求項4】本体ケースに、断面がL形であって本体ケ
    ース側表面との間に断面がコ形となる溝を形成する段差
    を端部に有する化粧板を貼り付けて、該溝に前記遮蔽板
    の端部を挿入して、本体ケースで遮蔽カバーを摺動案内
    した、請求項1乃至3のいずれかに記載のガスライタ
    ー。
  5. 【請求項5】前記遮蔽カバーにおいてその連繋部材は、
    筒体に近い前方側にあって前記指入れ空間をx方向に貫
    通している、請求項4に記載のガスライター。
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