JP2003213852A - 融雪屋根構造 - Google Patents

融雪屋根構造

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JP2003213852A
JP2003213852A JP2002008083A JP2002008083A JP2003213852A JP 2003213852 A JP2003213852 A JP 2003213852A JP 2002008083 A JP2002008083 A JP 2002008083A JP 2002008083 A JP2002008083 A JP 2002008083A JP 2003213852 A JP2003213852 A JP 2003213852A
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snow melting
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insulating panel
heat insulating
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JP2002008083A
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Hirofumi Yoshida
弘文 吉田
Atsushi Yokoyama
敦 横山
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】融雪効率の良い融雪屋根構造を提供する。 【解決手段】野地板上部に多数の桟木を介して金属瓦が
敷設されてなる屋根構造において、野地板上の桟木と桟
木の間に、断熱パネルが介設され、同断熱パネル表面に
は良熱伝導性の表面材が被着され、さらにその上面に強
固な板状の蓄熱性部材と金属瓦が順に積層される。な
お、表面材には加熱用熱媒体液が流通する交互配管形態
の加熱用チューブを嵌設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は融雪屋根構造に係
り、特に融雪効率の良い融雪屋根構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとしている課題】従
来、屋根の積雪を溶融するため、ボイラ、電気ヒータ等
の専用の熱発生源から屋根に溶融熱を供給して融雪して
いる。しかしながら、一般に熱効率が悪く、必要最小限
の熱量でかつ大面積で融雪を行えるシステムは未だ提供
されていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来技術
の問題点を解決するもので、下記構成の融雪屋根構造で
ある。 (1)野地板上部に多数の桟木を介して金属瓦が敷設さ
れてなる屋根構造において、野地板上の桟木と桟木の間
に、断熱パネルが介設され、同断熱パネル表面には良熱
伝導性の表面材が被着され、かつその表面材には加熱用
熱媒体液が流通する加熱用チューブを嵌設するための長
溝部が凹設され、また前記断熱パネル表面にも前記表面
材の長溝部を受容する長溝が凹設され、そして前記良熱
伝導性の表面材の上面には強固な板状の蓄熱性部材が積
層されてなることを特徴とする融雪屋根構造。 (2)野地板上部に多数の桟木を介して金属瓦が敷設さ
れてなる屋根構造において、野地板上の桟木と桟木の間
に、断熱パネルが介設され、同断熱パネル表面には良熱
伝導性の表面材が被着され、かつその表面材には加熱用
熱媒体液が流通する加熱用チューブを嵌設するための長
溝部が凹設され、また前記断熱パネル表面にも前記表面
材の長溝部を受容する長溝が凹設され、そして前記加熱
用チューブが嵌設された表面材の長溝の上面には、同加
熱用チューブを挟んで良熱伝導性の薄板が架設接着され
てなり、さらに前記良熱伝導性の表面材の上面には強固
な板状の蓄熱性部材が積層されてなることを特徴とする
融雪屋根構造。 (3)断熱パネルと良熱伝導性の表面材と強固な板状の
蓄熱性部材と金属瓦とが順に、かつ相互に接触された状
態で配設されてなることを特徴とする(1)又は(2)
に記載の融雪屋根構造。 (4)表面材が、アルミニウム又はその合金、銅又はそ
の合金、銀又はその合金等の良熱伝導性金属であること
を特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の融
雪屋根構造。 (5)表面材が、炭化珪素、窒化アルミニウム等の良熱
伝導性セラミックスを含むものであることを特徴とする
(1)〜(3)のいずれか1項に記載の融雪屋根構造。 (6)表面材が、遠赤外線放射性能を有するものである
ことを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載
の融雪屋根構造。 (7)強固な板状の蓄熱性部材が、木質材であることを
特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載の融雪
屋根構造。 (8)強固な板状の蓄熱性部材が、ベニヤ材であること
を特徴とする(7)に記載の融雪屋根構造。 (9)強固な板状の蓄熱性部材と金属瓦が接着されて一
体化されてなることを特徴とする(1)〜(8)のいず
れか1項に記載の融雪屋根構造。 (10)桟木の途中に加熱用チューブを横架する横溝が
刻設されてなることを特徴とする(1)〜(9)のいず
れか1項に記載の融雪屋根構造。
【0004】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。図1は本発明の融雪屋根
構造を備えた住宅の斜視図であり、図2は金属瓦の一部
を切り欠いて描写した本発明の融雪屋根構造の斜視図で
あり、図3は図2のA−A矢視断面図である。図中、1
は屋根、2は加熱用チューブ、3は熱媒体液移送管、4
は野地板、5は桟木、6は断熱パネル、7は良熱伝導性
の表面材、8は強固な板状の蓄熱性部材(ベニヤ材)、
9は金属瓦、10(10a,10b)は加熱用チューブ
曲折部受け板(断熱材料製)、11はアスファルトルー
フィング、12は良熱伝導性の薄板(アルミニウムテー
プ)、20は連結部、30は温水器である。
【0005】図1、図2において、温水器30内で加熱
された熱媒体液は熱媒体移送管3を通じて、屋根の野地
板(下地)上に配設された多数のS字管を平面的に連接
した交互配管形態の加熱用チューブ2中を移送される。
それによって、その上の金属瓦9屋根上に雪が積もって
も、容易に融雪される。また、13は吊り子部、14は
釘である。すなわち、熱媒体液(通常、温水器で加熱さ
れた温水)は良熱伝導性の表面材7上に配設された加熱
用チューブ2中を通り、その間に表面材7を暖めるが、
表面材7は熱伝導性が良いものであるため、その均質に
暖められた熱が蓄熱性部材8に伝達され、次いでその上
面の金属瓦9に均質にかつ長時間にわたって伝達され、
その結果金属瓦9上に積重する雪、氷等が長時間にわた
って融解される。なお、蓄熱性部材8は圧縮強度、曲げ
強度等が十分に高く、その上の金属瓦9上面に人間が歩
行しても金属瓦が変形されないような強固な材料で構成
され、特に木質合板であるベニヤ板材は強度及び蓄熱性
(保温性)に優れるため好適なものである。
【0006】上記の断熱パネル6の断熱材としては、例
えばグラスウール、セルロースファイバー、木繊維等の
繊維系断熱板、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチ
レン等の樹脂を所定の倍率に発泡させた発泡プラスチッ
ク系断熱板が使用できる。次ぎに、本願発明の融雪屋根
構造の製作順序を図4〜図9の組立斜視図に基づいて説
明する。まず、図4において、野地板4上にアスファル
トルーフィング11を貼着した後、さらに桟木5・・を
貼着し、それらを釘14で打ち付けて固定する。次い
で、図5において、桟木5の両端近傍に加熱用チューブ
曲折部受け板(断熱材料製)10(10a,10b)を
貼着する。図6において、桟木5に加熱用チューブ曲折
部受け板10bの溝部に連通する溝5aを刻設する。
【0007】図7において、断熱パネル6に良熱伝導性
の表面材7を、断熱パネル6の長溝6aに表面材7の長
溝部7aが嵌合するように組合せて、表面材7付き断熱
パネル60を製作する。次ぎに、図8において、図6の
構成材の加熱用チューブ曲折部受け板10a、10b間
に表面材7付き断熱パネル60を貼着し、図9におい
て、加熱用チューブ2を嵌合する。なお、加熱用チュー
ブ2を嵌入・横架した桟木5の溝5aには、図10に示
すように、良熱伝導性金属性の保護蓋5bを被せること
が好ましい。そして、図11に示すように長溝部7aに
はS字管を平面的に連接した状態の交互配管形態の加熱
用チューブ2を嵌設し、さらに加熱用チューブ2を挟ん
で表面材7の上部に良熱伝導性の薄板(アルミニウムテ
ープ)12を架設接着する。その後、図2、図3に示す
ごとく、強固な板状の蓄熱性部材(例えばベニヤ材)8
が裏面に接着されて一体化された金属瓦90を敷設す
る。以上により、本願発明の融雪屋根構造が完成され
る。さらに、図12,図13に示すごときものも提案さ
れる。図12に示すものは、蓄熱性部材8が金属瓦9の
裏面の傾斜空間を埋める形状の断面クサビ型で構成され
てなるものである。また、図13のものは、表面材7の
上面に大サイズ(例えば900mm×1800mm)の
蓄熱性部材(ベニヤ材)8を固定した後、金属瓦9を短
い釘15で固定し、また、同蓄熱性部材8は釘14で桟
木5に固定することで、完成された融雪屋根構造を示す
ものである。
【0008】
【発明の効果】以上に説明した通り、本願発明の融雪屋
根構造によれば、加熱用チューブで加熱された良熱伝導
性の表面材から強固な板状の蓄熱性部材を介して長時間
にわたって温熱が金属瓦に伝達される熱効率の良く、高
強度の融雪屋根構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の融雪屋根構造を備えた住宅の斜視図。
【図2】金属瓦の一部を切り欠いて描写した本発明の融
雪屋根構造の斜視図。
【図3】図2のA−A矢視断面図。
【図4】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図5】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図6】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図7】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図8】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図9】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図10】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図11】融雪屋根構造の製作順序を示す斜視図。
【図12】融雪屋根構造の他の例の断面図。
【図13】融雪屋根構造の他の例の断面図。
【符号の説明】
1:屋根、 2:加熱用チューブ、3;熱媒
体液移送管、 4:野地板、 5:桟木、6:断熱パ
ネル、 7:良熱伝導性の表面材、8:強固な板状
の蓄熱性部材、 9:金属瓦、10(10a,10
b):加熱用チューブ曲折部受け板、11:アスファル
トルーフィング、12:良熱伝導性の薄板(アルミニウ
ムテープ)、13:吊り子部、 14:釘、
15:短い釘、20:連結部、 30:温水器、 6
0:表面材付き断熱パネル、90:蓄熱性部材が裏面に
接着されて一体化された金属瓦、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】野地板上部に多数の桟木を介して金属瓦が
    敷設されてなる屋根構造において、野地板上の桟木と桟
    木の間に、断熱パネルが介設され、同断熱パネル表面に
    は良熱伝導性の表面材が被着され、かつその表面材には
    加熱用熱媒体液が流通する加熱用チューブを嵌設するた
    めの長溝部が凹設され、また前記断熱パネル表面にも前
    記表面材の長溝部を受容する長溝が凹設され、そして前
    記良熱伝導性の表面材の上面には強固な板状の蓄熱性部
    材が積層されてなることを特徴とする融雪屋根構造。
  2. 【請求項2】野地板上部に多数の桟木を介して金属瓦が
    敷設されてなる屋根構造において、野地板上の桟木と桟
    木の間に、断熱パネルが介設され、同断熱パネル表面に
    は良熱伝導性の表面材が被着され、かつその表面材には
    加熱用熱媒体液が流通する加熱用チューブを嵌設するた
    めの長溝部が凹設され、また前記断熱パネル表面にも前
    記表面材の長溝部を受容する長溝が凹設され、そして前
    記加熱用チューブが嵌設された表面材の長溝の上面に
    は、同加熱用チューブを挟んで良熱伝導性の薄板が架設
    接着されてなり、さらに前記良熱伝導性の表面材の上面
    には強固な板状の蓄熱性部材が積層されてなることを特
    徴とする融雪屋根構造。
  3. 【請求項3】断熱パネルと良熱伝導性の表面材と強固な
    板状の蓄熱性部材と金属瓦とが順に、かつ相互に接触さ
    れた状態で配設されてなることを特徴とする融雪屋根構
    造。
  4. 【請求項4】表面材が、アルミニウム又はその合金、銅
    又はその合金、銀又はその合金等の良熱伝導性金属であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の融雪屋根構造。
  5. 【請求項5】表面材が、炭化珪素、窒化アルミニウム等
    の良熱伝導性セラミックスを含むものであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の融雪屋根構
    造。
  6. 【請求項6】表面材が、遠赤外線放射性能を有するもの
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の融雪屋根構造。
  7. 【請求項7】強固な板状の蓄熱性部材が、木質材である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    融雪屋根構造。
  8. 【請求項8】強固な板状の蓄熱性部材が、ベニヤ材であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の融雪屋根構造。
  9. 【請求項9】強固な板状の蓄熱性部材と金属瓦が接着さ
    れて一体化されてなることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の融雪屋根構造。
  10. 【請求項10】桟木の途中に加熱用チューブを横架する
    横溝が刻設されてなることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれか1項に記載の融雪屋根構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025334A (ja) * 2006-06-20 2008-02-07 Hideo Nanao 熱伝導と半断熱の効果を併用した融雪装置と半断熱材付熱伝導板。
JP2017141658A (ja) * 2016-02-05 2017-08-17 日新工業株式会社 防水工事用アスファルト溶解装置

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