JP2003212725A - キサンタンガム及び混合ケイ酸塩を含むアイシャドウ - Google Patents

キサンタンガム及び混合ケイ酸塩を含むアイシャドウ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイシャドウに、特に２ヶ月間に亘り４５℃
にて貯蔵しても優れた安定性を有する流体テクスチャー
を提供する。 【解決手段】 化粧品として許容される水性媒質中に、
キサンタンガム、混合ケイ酸塩、この組成物全重量に対
して１０．１重量％以上の含量で存在する染料を含むア
イシャドウを調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、キサンタンガムと
混合ケイ酸塩を含むアイシャドウ化粧品組成物に関す
る。本発明はまた、前記組成物を使用する瞼のメイクア
ップ方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】アイシャドウは、メイクアップ製品及び
これらが瞼に適用された後に所定の色を付与することを
企図する、適当な媒体及び様々な染料からなる。これら
は水性または無水形態であってよい。
【０００３】アイシャドウを使用する際に最も一般的に
遭遇する欠点は、実際のところ、ある程度の時間後に
は、瞼の皺のためにメイクアップがその均一性を喪失し
て、遅かれ早かれ、深さによらず瞼の皺の中に集中する
傾向を有する。これは、一般的に魅力的でないと考えら
れている結果を生む。
【０００４】無水アイシャドウ、特にコンパクトパウダ
ーの形態のものは、いったん瞼に適用されても、とりわ
けメイクアップを施した瞼のまばたきによって生じる機
械的動作のために、時間と共に剥げ落ちる傾向を有す
る。これは、物質を喪失し、メイクアップの劣化をもた
らし、使用者がメイクアップを新たに適用することを要
する結果を生む。
【０００５】さらにまた、流体テクスチャーを有する水
性アイシャドウについては、貯蔵の間の沈殿によって染
料が分離しうるが、この不安定性のために該メイクアッ
プ製品は瞼への均一な適用に不適当となっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アイ
シャドウに、特に２ヶ月間に亘り４５℃にて貯蔵しても
優れた安定性を有する流体テクスチャーを与えることで
ある。
【０００７】本発明の別の目的は、瞼上で容易に延び
て、その表面に均一且つ経時的に優れた保持力を有する
メイクアップを形成するアイシャドウを提供することで
ある。
【０００８】本発明者らは、こうしたアイシャドウは水
性媒質中においてキサンタンガム、混合ケイ酸塩、及び
染料を使用することによって得られることを見出した。
これらのゲル化剤を用いれば、アイシャドウは流動性で
あり（これは２５℃の室温においてそれ自身の重量によ
って流れる）、該ゲルは、経時的に、特に４５℃におい
て２週間に亘る貯蔵に際しても、完全な均一性を維持す
る。このゲルは染料、特に顔料と完全に適合性である。
したがって、該アイシャドウは経時的に優れた安定性を
有する。
【０００９】また、該アイシャドウは、瞼に良く延び、
爽やかさの心地よい感触を与え、さらに、得られるメイ
クアップ結果は染料の均一な分布を示す。さらにまた、
該メイクアップは、皮脂及び／または瞼の動き（瞬き）
の機械的作用に関して、経時的に優れた保持力を有す
る。該染料は瞼の皺内に拡散せず、よって瞼表面に完全
に分布した状態を経時的に維持する。該メイクアップ
は、瞼上に適切にとどまり、次第に剥げ落ちることがな
い。
【００１０】さらにまた、該アイシャドウは、水を用い
て容易に除去され、特定のメイクアップリムーバーを使
用する必要がない。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の１つの主題は、
とりわけ、化粧品として許容される媒質中に少なくとも
１つのキサンタンガム、混合ケイ酸塩、及び、このアイ
シャドウ全重量に対して１０．１重量％以上の含量で存
在する染料を含むアイシャドウである。
【００１２】本発明の主題はまた、以上に定義されるよ
うにアイシャドウを瞼に適用することを含む、瞼のメイ
クアップのための美容方法である。
【００１３】本発明の主題はまた、以上に定義されるよ
うに、瞼表面に塗布され、均一性及び／または優れた保
持力を有するメイクアップを作り出すためのアイシャド
ウの使用である。
【００１４】本発明の別の主題は、瞼表面に塗布され、
均一性及び／または優れた保持力を有するメイクアップ
を作り出すための、化粧品として許容される水性媒質中
に該アイシャドウ全重量に対して１０．１重量％以上の
含量で染料を含むアイシャドウにおける、キサンタンガ
ム及び混合ケイ酸塩の使用である。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明においては、「混合ケイ酸
塩」なる語は、アルカリ金属（例えばＮａ、Ｌｉ、また
はＫ）、アルカリ土類金属（例えばＢｅ、Ｍｇ、または
Ｃａ）、遷移金属、及びアルミニウムから選択される幾
つか（２つ以上）のタイプのカチオンを含む、天然また
は合成由来のあらゆるケイ酸塩を意味する。
【００１６】これら合成ケイ酸塩は、天然または合成由
来のものであって良く、例えばモンモリロナイト、ヘク
トライト、ベントナイト、バイドライト、及びサポナイ
トから選択されて良い。本発明の１つの好ましい実施態
様によれば、使用される混合ケイ酸塩は、ヘクトライト
及びベントナイト、更に好適にはラポナイトから選択さ
れる。
【００１７】優れた化粧品特性を確保するために、これ
らのケイ酸塩は、好ましくは細分割形態、特に５nm乃至
１０００nm、好ましくは２０nm乃至６００nmの範囲の平
均径であるべきである。混合ケイ酸塩粒子は、一般的に
は円盤または小葉の形態である。したがって、ここでの
「平均粒子径」なる表現は、これら円盤または小葉の最
大直径（長径）の数値表現での大きさを意味する。これ
らの円盤または小葉の形態の粒子は、一般的に約０．５
乃至５nmの範囲の厚さを有する。
【００１８】フィロケイ酸塩、すなわち、小葉の間に金
属カチオンが封入された状態にSiO4テトラヘドラが組織
された構成を有するケイ酸塩が、本発明においては好ま
しく使用される。
【００１９】本発明の組成物において特に好ましいケイ
酸塩の１つの族は、ラポナイトのものである。ラポナイ
トは、マグネシウム、ナトリウム、及びことによるとリ
チウムのケイ酸塩であり、モンモリロナイトに類似する
層状構造を有する。ラポナイトは、「ヘクトライト」と
して既知の天然鉱物の合成形態である。合成由来のこの
族のケイ酸塩は、製品の組成に優れた制御を与えられる
ため、天然形態に対してかなりの利点を有する。さらに
また、ラポナイトは天然のヘクトライト及びベントナイ
トよりもずっと小さな粒子径を有するという利点を備え
ている。
【００２０】特に挙げることのできるラポナイトには、
Rookwood社製の、Laponite XLS、Laponite XLG、Laponi
te RD、及びLaponite RDSの名称でLaporte社により市販
されている製品が含まれる（これらの製品は、ナトリウ
ムマグネシウムシリケート及びナトリウムリチウムマグ
ネシウムシリケートである）。
【００２１】挙げることのできる混合ケイ酸塩には、ベ
ントナイト、例えばRheox社製のBentone HCの名で市販
の製品；マグネシウムアルミニウムシリケート、特に水
和したもの、例えばVanderbilt社によりVeegum Ultraの
名で市販の製品、またはケイ酸カルシウム、特にCelite
社よりMicro-cel Cの名で市販の合成形態の製品が含ま
れる。
【００２２】混合ケイ酸塩は、本発明による組成物中
に、組成物全重量に対して０．１乃至１０重量％の範
囲、好ましくは０．５乃至５重量％の範囲、好ましくは
１乃至４重量％の範囲の含量で存在して良い。
【００２３】キサンタンガムは、糖とbacterium Xantho
monas campestri及びそれらの突然変異体または変異体
との発酵によって、一般的に合成される。
【００２４】キサンタンガムは、その構造中に３つの異
なる単糖類、すなわちマンノース、グルコース、及びグ
ルクロン酸を、塩、特にナトリウム塩の形態で含む。
【００２５】キサンタンガムは、一般的には０．６乃至
１．６５Pa・sの範囲の粘度（Ｂ型粘度計（タイプLVT）
を使用して60rpmにて測定）を有する。これらは１００
００００乃至５０００００００の範囲をとりうる分子量
を有する。
【００２６】こうした製品は、特に、Keltro社により市
販のKeltrol T、Phodia社により市販のRhodicare S、及
びMonsanto Chemical社により市販のKelsan Sである。
【００２７】キサンタンガムは、本発明による組成物中
に、該組成物全重量に対して０．０１乃至１０重量％、
好ましくは０．１乃至５重量％、及び好ましくは０．１
乃至３重量％の含量で存在してもよい。
【００２８】有利には、混合ケイ酸塩及びキサンタンガ
ムは、混合ケイ酸塩／キサンタンガム重量比が０．１乃
至２０、好ましくは５乃至１５、更に好ましくは８乃至
１３の範囲となるような含量で存在する。
【００２９】本発明による組成物は、化粧品として許容
される水性媒質、即ち瞼の皮膚と適合性である水性媒質
を含む。特に、この水性媒質は、連続する水性相を形成
する。該組成物は、特に組成物全重量に対して２０重量
％以上、特に２０乃至８９．７重量％、好ましくは３５
乃至８９．７重量％、更に好ましくは４０乃至８９．７
重量％の含量で水を含む。
【００３０】該水性相はまた、水混和性溶媒、例えばＣ
２−Ｃ６モノアルコール、例えばエタノール、イソプロ
パノール、またはn-プロパノールを含む。水混和性有機
溶媒、例えばＣ２−Ｃ６モノアルコールは、組成物全重
量に対して０．１乃至２０重量％の範囲、好ましくは
０．５乃至１５重量％の範囲で存在して良い。
【００３１】該組成物が水性相を含むため、これは流動
組成物の形態、すなわちそれ自身の重量の下、室温（２
５℃）にて流れる組成物の形態であることが好ましい。
該組成物は特に水性ゲルの形態であってよい。
【００３２】本発明の別の実施態様によれば、該組成物
はまた、水性相中に分散された脂肪相を含んで水中油型
エマルジョンを形成していても良い。
【００３３】脂肪相は、少なくとも１つのオイルを含
み、これは鉱物、動物、植物、または合成由来のオイ
ル、炭化水素ベースのオイル及び／またはシリコーンオ
イルから、単独で、または混合物として選択して良い。
【００３４】挙げることのできる炭化水素ベースのオイ
ルの例には、流動パラフィン、流動ワセリン、ミンクオ
イル、タートルオイル、大豆油、ペルヒドロスクアレ
ン、スウィートアーモンドオイル、ビューティーリーフ
オイル、ヤシ油、グレープピップオイル、ゴマ油、コー
ン油、落花生油、菜種油、サンフラワーオイル、綿実
油、アプリコットオイル、ヒマシ油、アボカドオイル、
ホホバオイル、オリーブオイル、または穀類胚芽油；ラ
ノリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、またはステアリン
酸のエステル；脂肪エステル、例えばイソプロピルミリ
ステート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレ
ート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペー
ト、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパ
ルミテート、2-ヘキシルデシルラウレート、2-オクチル
デシルパルミテート、2-オクチルドデシルミリステー
ト、または2-オクチルドデシルラクテート、2-ジエチル
ヘキシルスクシネート、ジイソステアリルマレート、グ
リセリルトリイソステアレート、またはジグリセリルト
リイソステアレート；高級脂肪酸、例えばミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸、またはイソステアリン
酸；高級脂肪アルコール、例えばセタノール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコ
ール、リノレニルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、またはオクチルドデカノールが含まれる。
【００３５】挙げることのできるシリコーンオイルの例
には、直鎖状または環状のシリコーン鎖を含む揮発性ま
たは不揮発性のポリメチルシロキサン類（ＰＤＭＳｓ）
が含まれ、特にシクロジメチルシロキサン類（シクロメ
チコーン類）、例えばシクロヘキサシロキサン；アルキ
ル、アルコキシ、またはフェニル基（これらの基は２乃
至２４の炭素原子を含む）をペンダント状にまたはシリ
コーン鎖の末端に含むポリジメチルシロキサン類；フェ
ニルシリコーン類、例えばフェニルトリメチコーン類、
フェニルジメチコーン類、フェニルトリメチルシロキシ
ジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコーン類、
ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、2-フェ
ニルエチルトリメチルシロキシシリケート類、及びポリ
メチルフェニルシロキサン類；及びこれらの混合物が含
まれる。
【００３６】オイルは、本発明による組成物中に、該組
成物全重量に対して０．１乃至３０重量％、好ましくは
１乃至２０重量％、更に好ましくは５乃至１５重量％の
含量で存在して良い。
【００３７】脂肪相はまた、オイル以外の付加的脂肪物
質、例えばワックス、ペースト状物質、またはゴムを含
んでも良い。
【００３８】挙げることのできるワックス（室温で固体
の脂肪物質）には、炭化水素ベースのワックス、例えば
任意に変性されたミツロウ、カルナウバワックス、カン
デリラワックス、オウリカリーワックス、木ろう、コル
クファイバーワックス、サトウキビワックス、パラフィ
ンワックス、リグナイトワックス、ミクロクリスタリン
ワックス、ラノリンワックス、モンタンろう、オゾケラ
イト、ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシ
ュ合成によって得られるワックス、及びＣ２０−Ｃ６０
脂肪アルコール類が含まれる。シリコーンワックスも使
用しても良く、中でもポリメチルシロキサンのアルキル
類、アルコキシ類、及び／またはエステル類、並びにこ
れらの混合物を挙げることができる。
【００３９】挙げることのできるペースト状脂肪物質に
は、２５乃至４５℃の範囲の融点及び／または60Hzで回
転するMS-r3またはMS-r4スピンドルを取り付けたContra
vesTV粘度計を使用して測定して、４０℃にて０．１乃
至４０Pa・sの範囲の粘度を有する脂肪物質が含まれ
る。挙げることのできるペースト状脂肪物質の例には、
ラノリン及びラノリン誘導体、例えば１８乃至２１Pa・
s、好ましくは１９乃至２０．５Pa・sの粘度、及び／ま
たは３０乃至５５℃の融点を有する、アセチル化ラノリ
ン類またはオキシプロピレン化ラノリン類、及びこれら
の混合物が含まれる。脂肪酸または脂肪アルコールのエ
ステル、特に２０乃至６５の炭素原子を含むもの（約２
０乃至３５℃の融点及び／または４０℃にて０．１乃至
４０Pa・sの粘度）、例えばトリイソステアリルまたは
セチルシトレート；アラキジルプロピオネート；ポリビ
ニルラウレート；コレステロースエステル、例えば植物
由来のトリグリセリド、例えば水素添加植物オイル、粘
性ポリエステル、例えばポリ（12-ヒドロキシステアリ
ン酸）、及びこれらの混合物を使用することも可能であ
る。使用しても良い植物由来のトリグリセリドは、水素
添加ヒマシ油誘導体、例えばRhox社製の「Thixinr」で
ある。
【００４０】ペースト状シリコーン脂肪物質、例えば８
乃至２４の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシタ
イプのペンダント鎖を含み、２０乃至５５℃の融点を有
するむポリジメチルシロキサン類（ＰＤＭＳｓ）、例え
ばステアリルジメチコーン類、特にDow Corning社によ
りDC2503及びDC25514の商品名で市販のもの、及びこれ
らの混合物を挙げることができる。
【００４１】使用して良いゴムには、シリコーンゴム
（ジメチコノール）が含まれる。
【００４２】付加的な脂肪物質は、組成物全重量に対し
て０．１乃至２５重量％、好ましくは１乃至１５重量％
の範囲の含量で存在して良い。
【００４３】該組成物が水中油型エマルジョンの形態で
ある場合には、これは乳化剤を含んで良く、これは特に
水中油型エマルジョンを得るために好適に選択される乳
化剤を含んで良い。特に、水溶性乳化剤が使用され、特
に１０以上のＨＬＢ（親水性−親油性バランス）値を有
するものが使用される。
【００４４】乳化剤は、両性、アニオン性、カチオン
性、及び非イオン性の乳化剤、及びこれらの混合物から
選択されて良い。 ・挙げることのできる両性乳化剤には、N-アシルアミノ
酸類、例えばN-アルキルアミノアセテート類及び二ナト
リウムココアンホジアセテート、及びアミンオキシド
類、例えばステアラミンオキシドが含まれる。 ・挙げることのできるアニオン性乳化剤には、アシルグ
ルタメート類、例えば「二ナトリウム水素添加タロウグ
ルタメート」（Ajinomoto社によって市販のAmisoft HS-
21(登録商標)）；カルボン酸類及びその塩類、例えばス
テアリン酸ナトリウム；リン酸エステル類及びその塩
類、例えば「DEA Oleth-10 phosphate」；スルホシネー
ト類、例えば「二ナトリウムPEG-5シトレートラウリル
スルホスクシネート」及び「二ナトリウムリシノーレア
ミドMEAスルホスクシネート」；アルキルエーテルスル
フェート類、例えばナトリウムラウリルエーテルスルフ
ェート；スルホスクシネート類；イセチオネート類が含
まれる。 ・挙げることのできるカチオン性乳化剤には、アルキル
イミダゾリジニウム類、例えばイソステアリルエチルイ
ミドニウムエトスルフェート；アンモニウム塩類、例え
ばN,N,N-トリメチル-1-ドコサナミニウムクロライド
（ベヘントリモニウムクロライド）が含まれる。 ・挙げることのできる非イオン性乳化剤には、糖エステ
ル類及びエーテル類、例えばスクロースステアレート、
スクロースココエート、及びICI社によりArlatone 2121
の名で市販のソルビタンステアレートとスクロースココ
エートとの混合物；ポリオール類、特にグリセリンまた
はソルビトールの、脂肪酸（特にC8-C24の、好ましくは
C16-C22の脂肪酸）エステル、例えばグリセリルステア
レート、ポリ-２-グリセリルステアレート、ソルビタン
トリステアレート、及びグリセリルリシノレエート；グ
リセリンエーテル；脂肪アルコール（特にC8-C24、好ま
しくはC12-C18のアルコール）のオキシエチレン化及び
／またはオキシプロピレン化エーテル（１乃至１５０の
オキシエチレン化及び／またはオキシプロピレン化基を
含んでよい）、例えば、２５のオキシエチレン化基及び
２５のオキシプロピレン化基を含むラウリルアルコール
のオキシエチレン化またはオキシプロピレン化エーテル
（CTFA名：「PPG-25 Laureth-25」）及び７つのオキシ
エチレン化基を含むC12-C15脂肪アルコールの混合物の
オキシエチレン化エーテル（CTFA名：「C12-15 Pareth-
7」）；ポリエチレングリコール（１乃至１５０のエチ
レングリコールユニットを含んで良い）の脂肪酸エステ
ル類（特にC8-C24、好ましくはC16-C22酸のエステ
ル）、例えばPEG-50ステアレート及びPEG-40ステアレー
ト；プロピレンオキシドとエチレンオキシドとのコポリ
マー類、例えばUniqema社により「Synperonic PE/F6
8」、「Synperonic PE/L44」、及び「Synperonic PE/F1
27」の名で市販のものが含まれる。 ・挙げることのできるシリコーン乳化剤には、ジメチコ
ーンコポリオール類、例えばDow Corning社により「DC2
-5695」及び「Q2-5220」の名で市販のもの、DowCorning
社により「Q2-3225C」の名で市販のシクロメチコーン／
ジメチコーンコポリオールの混合物、及びジメチコーン
コポリオールホスフェート、例えばPhoenix Chemical社
により「Pecosil PS 100」の名で市販の製品などが含ま
れる。使用して良いシリコーン乳化剤には、ジメチコー
ンコポリオールベンゾエート、すなわち安息香酸とジメ
チコーンコポリオールとの部分エステルが含まれ、前記
ジメチコーンコポリオールは、ポリオキシエチレン及び
／またはポリオキシプロピレン側鎖を含むジメチルポリ
シロキサンポリマーである。使用して良いジメチコーン
コポリオールベンゾエート類には、Finetex社により「F
insolv（登録商標）SLB-101」及び「Finsolv（登録商
標）SLB-201」の名で市販のものが含まれる。
【００４５】乳化剤は、本発明による組成物中に、組成
物全重量に対して０．１乃至１０重量％の範囲、好まし
くは０．５乃至８重量％の範囲、更に好ましくは０．５
乃至５重量％の範囲の含量で存在して良い。
【００４６】本発明による組成物中に存在する染料は、
通常化粧品組成物中に使用される粉体染料、例えば顔
料、真珠母（nacres）、またはフレーク、あるいはまた
水溶性染料、並びにこれらの混合物から選択して良い。
【００４７】前記顔料は、白色または有色の顔料、並び
に鉱物及び／または有機顔料であってよく、更に干渉顔
料であってもなくても良い。挙げることのできる鉱物顔
料の中には、二酸化チタン（任意に表面処理したも
の）、酸化ジルコニウムまたは酸化セリウム、更に酸化
亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、マンガンヴァイオレット、
ウルトラマリンブルー、クロミウムハイドレート、及び
フェリックブルーがある。挙げることのできる有機顔料
の中には、カーボンブラック、Ｄ＆Ｃタイプの顔料、及
び、コキニールカルミンに基づく、またはバリウム、ス
トロンチウム、カルシウム、またはアルミニウムに基づ
くレーキがある。
【００４８】真珠母顔料は、白色真珠母顔料、例えばチ
タンまたはオキシ塩化ビスマスで被覆したマイカ、有色
真珠母顔料、例えば酸化鉄で被覆したチタンマイカ、特
にフェリックブルーまたは酸化クロムで被覆したチタン
マイカ、上述のタイプの有機顔料で被覆したチタンマイ
カ、及びさらにオキシ塩化ビスマスに基づく真珠母顔料
から選択されて良い。
【００４９】水溶性染料は、例えば、ビートルートジュ
ース、メチレンブルー、ポンソーの二ナトリウム塩、ア
リザリングリーンの二ナトリウム塩、キノリンイエロ
ー、アマランスの三ナトリウム塩、タルトラジンの二ナ
トリウム塩、ローダミンの一ナトリウム塩、フクシンの
二ナトリウム塩、及びキサントフィルである。
【００５０】染料は、本発明による組成物中に、組成物
全重量に対して１０．１重量％以上の含量で、特に１
０．１乃至５０重量％の範囲、好ましくは１０．１乃至
４０重量％の範囲、更に好ましくは１５乃至３０重量％
の範囲の含量で存在する。
【００５１】本発明による組成物はまた、顔料に優れた
湿潤を与えるために、すなわち該組成物の水性媒質中に
おけるこれらの使用及びこれらの（凝固のない）均一な
分散を促進するために、少なくとも１つのグリコールを
含んでよい。グリコールは、皮膚に優れた湿潤を与え、
瞼に該組成物を延ばすことがより容易になる。本願にお
いては、「グリコール」なる語は２乃至８、好ましくは
２乃至４の炭素原子を含むジオールを意味する。
【００５２】前記グリコールは、プロピレングリコー
ル、エチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、及
びジプロピレングリコールから選択されて良い。
【００５３】グリコールは、組成物中に、該組成物全重
量に対して０．１乃至３０重量％、好ましくは５乃至２
０重量％の含量で存在しても良い。
【００５４】本発明による組成物は、当業者にとって周
知であって、化粧品組成物中に一般的に使用されている
ものから選択される充填剤を含んで良い。特に使用して
良い充填剤は下記のものである。 ・タルク（一般的に４０ミクロン未満の粒子の形態で使
用される、水和ケイ酸マグネシウムである）、 ・マイカ（２乃至２００、好ましくは５乃至７０ミクロ
ンのサイズ及び０．１乃至５、好ましくは０．２乃至３
ミクロンの厚さのフレークの形態である、様々な組成の
アルミノシリケートである。これらのマイカは、モスコ
バイト、マーガライト、ロスケライト、リピドライド、
または黒雲母などの天然由来のものであっても、または
合成由来のものであってもよい）、 ・デンプン、特に米デンプン、 ・カオリン（一般的に３０ミクロン未満のサイズの等方
形態の粒子の形態である水和アルミニウムシリケートで
ある）、 ・酸化亜鉛及び酸化チタン（一般的に数ミクロンを越え
ないサイズの粒子の形態で使用される）、 ・炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、または炭酸水素
マグネシウム、 ・ミクロクリスタリンセルロース、 ・シリカ、 ・ポリエチレン、ポリエステル（ポリエチレンイソフタ
レートまたはテレフタレート）、ポリアミド、例えば
「Nylon（登録商標）」または「Teflon（登録商標）」
の商品名で市販されているもの等の合成ポリマーのパウ
ダー、及びシリコーンパウダー。
【００５５】本発明による組成物は、保存料、香料、ビ
タミン、保湿剤、柔軟剤、サンスクリーン、フィルム形
成性ポリマー、金属イオン封鎖剤、及び産生化剤または
塩基性化剤によって成る群から選択される、少なくとも
１つの化粧品添加剤を含んでも良い。
【００５６】言うまでもないが、当業者であればこうし
た任意の付加的化合物及び／またはこれらの量を、行お
うとする添加によって本発明による組成物の有利な特性
が損なわれないように、または実質的に損なわれないよ
うに選択するであろう。
【００５７】本発明による組成物は、懸かる分野の定法
に従って調製して良い。本発明は、下記の実施例により
詳細に説明される。
【００５８】
【実施例】 （実施例１） ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・プロピレングリコール 7g ・グリセリン 5g ・ジメチコーンコポリオールベンゾエート （Finetex社製のFinsolv SLB-101） 3g ・顔料 10g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００５９】この流動性アイシャドウは、２ヶ月間、４
５℃での貯蔵に際して安定である。これは瞼上で容易に
延び、爽やかな感覚を与え、均一なメイクアップを形成
し、前記メイクアップは筋を成すことがなく優れた保持
力を有しており、特に皮脂及び瞼の機械的動作（瞬き）
に対して優れた耐性を有する。これは水で容易に除去さ
れる。
【００６０】 （実施例２） ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・プロピレングリコール 7g ・グリセリン 5g ・フェニルシリコーン（Wacker社製のBelsil PDM1000） 10g ・ジメチコーンコポリオールベンゾエート （Finetex社製のFinsolv SLB-101） 3g ・顔料 10g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００６１】この流動性アイシャドウは、２ヶ月間、４
５℃での貯蔵に際して安定である。これは瞼に容易に延
び、爽やかな感覚を与え、優れた保持性を有する均一な
メイクアップを形成する。
【００６２】 （実施例３） ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・グリセリン 5g ・プロピレングリコール 7g ・αω-ヒドロキシル基とシクロペンタジメチルシロキサン基と を含む（15/85）ポリジメチルシロキサンの混合物 （Dow Corning社製のDC2-9071） 10g ・ジメチコーンコポリオールベンゾエート （Finetex社製のFinsolv SLB-101） 3g ・顔料 15g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００６３】このアイシャドウは、瞼表面に均一なメイ
クアップを形成し、瞼の動作に耐える。
【００６４】（実施例４）下記の組成を有するアイシャ
ドウを調製した。 ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・プロピレングリコール 7g ・グリセリン 5g ・フェニルシリコーン（Wacker社製のBelsil PDM1000） 10g ・ジメチコーンコポリオール（Dow Corning社製のQ2-5220） 3g ・顔料 15g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００６５】このアイシャドウは、瞼に容易に適用さ
れ、優れた保持力を有する均一なメイクアップを形成す
る。
【００６６】 （実施例５） ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・プロピレングリコール 7g ・グリセリン 5g ・イソノニルイソノネート 10g ・ジメチコーンコポリオールベンゾエート （Finetex社製のFinsolv SLB-101） 3g ・顔料 15g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００６７】この流動性アイシャドウは、瞼に容易に適
用され、優れた保持力を有する均一なメイクアップを形
成する。
【００６８】（実施例６）下記の組成を有するアイシャ
ドウを調製した。 ・キサンタンガム 0.3g ・ナトリウムマグネシウムシリケート（Rockwood社製のLaponite XLG） 3g ・エタノール 10g ・プロピレングリコール 7g ・グリセリン 5g ・イソノニルイソノネート 10g ・プロピレングリコールステアレート（40EO） 5g ・顔料 15g ・オキシ塩化ビスマス 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残量
【００６９】このアイシャドウは、瞼に容易に適用さ
れ、優れた保持力を有する均一なメイクアップを形成す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ペイ フランス・94550・シェヴィリー−ラル ュ・リュ・デュ・ペール・マズーリエ・18 Ｆターム(参考） 4C083 AA081 AA121 AB051 AB052 AB131 AB211 AB212 AB221 AB231 AB241 AB281 AB371 AB372 AB431 AB441 AC011 AC101 AC102 AC111 AC121 AC122 AC171 AC231 AC352 AC391 AC392 AC401 AC441 AC561 AC661 AC691 AC781 AC791 AC851 AC901 AD011 AD051 AD151 AD152 AD351 AD352 AD611 BB01 BB11 BB12 BB21 BB41 BB42 BB43 BB45 BB51 BB60 CC05 CC14 DD33 EE01 EE06 EE07

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 化粧品として許容される水性媒質中に下
    記を含むアイシャドウであって、キサンタンガム、混合
    ケイ酸塩、及び、この組成物全重量に対して１０．１重
    量％以上の含量で存在する染料を含むアイシャドウ。
  2. 【請求項２】 前記混合ケイ酸塩が、１５nm乃至１００
    ０nmの範囲の平均粒子径を有する、細分割形態であるこ
    とを特徴とする、請求項１に記載のアイシャドウ。
  3. 【請求項３】 前記混合ケイ酸塩が、フィロケイ酸塩で
    あることを特徴とする、請求項１または２に記載のアイ
    シャドウ。
  4. 【請求項４】 前記混合ケイ酸塩が、ヘクトライト族に
    属することを特徴とする、請求項１乃至３のいずれか一
    項に記載のアイシャドウ。
  5. 【請求項５】 前記混合ケイ酸塩が、ラポナイトである
    ことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれか一項に記
    載のアイシャドウ。
  6. 【請求項６】 前記混合ケイ酸塩が、組成物全重量に対
    して０．１乃至１０重量％、好ましくは０．５乃至５重
    量％、更に好ましくは１乃至４重量％の範囲の含量で存
    在することを特徴とする、請求項１乃至５のいずれか一
    項に記載のアイシャドウ。
  7. 【請求項７】 前記キサンタンガムが、組成物全重量に
    対して０．０１乃至１０重量％、好ましくは０．１乃至
    ５重量％、更に好ましくは０．１乃至３重量％の含量で
    存在することを特徴とする、請求項１乃至６のいずれか
    一項に記載のアイシャドウ。
  8. 【請求項８】 前記混合ケイ酸塩及びキサンタンガム
    が、混合ケイ酸塩／キサンタンガム重量比が０．１乃至
    ２０、好ましくは５乃至１５、更に好ましくは８乃至１
    ３の範囲になるような含量で存在することを特徴とす
    る、請求項１乃至７のいずれか一項に記載のアイシャド
    ウ。
  9. 【請求項９】 組成物全重量に対して、少なくとも２０
    重量％の水を含むことを特徴とする、請求項１乃至８の
    いずれか一項に記載のアイシャドウ。
  10. 【請求項１０】 前記水が、組成物全重量に対して２０
    乃至８９．７重量％、好ましくは３５乃至８９．７重量
    ％、更に好ましくは４０乃至８９．７重量％の範囲の含
    量で存在することを特徴とする、請求項９に記載のアイ
    シャドウ。
  11. 【請求項１１】 エタノール、イソプロパノール、また
    はn-プロパノール等のＣ２−Ｃ６モノアルコールを含む
    ことを特徴とする、請求項１乃至１０のいずれか一項に
    記載のアイシャドウ。
  12. 【請求項１２】 Ｃ２−Ｃ６モノアルコールが、組成物
    全重量に対して０．１乃至２０重量％、好ましくは０．
    ５乃至１５重量％の範囲の含量で存在することを特徴と
    する、請求項１１に記載のアイシャドウ。
  13. 【請求項１３】 前記染料が、顔料、真珠母、フレー
    ク、及び水溶性染料、並びにこれらの混合物からなる群
    より選択されることを特徴とする、請求項１乃至１２の
    いずれか一項に記載のアイシャドウ。
  14. 【請求項１４】 前記染料が、二酸化チタン、酸化ジル
    コニウム、もしくは酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、
    酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブ
    ルー、クロム水和物、フェリックブルー、カーボンブラ
    ック、コキニールカルミンに基づくレーキ、またはバリ
    ウム、ストロンチウム、カルシウム、もしくはアルミニ
    ウムに基づくレーキ；チタンもしくはオキシ塩化ビスマ
    スで被覆されたマイカ、酸化鉄で被覆されたチタニウム
    マイカ、フェリックブルーもしくは酸化クロムで被覆さ
    れたチタニウムマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づ
    く真珠母顔料からなる群より選択されることを特徴とす
    る、請求項１乃至１３のいずれか一項に記載のアイシャ
    ドウ。
  15. 【請求項１５】 前記染料が、組成物全重量に対して１
    ０．１乃至５０重量％、好ましくは１０．１乃至４０重
    量％、更に好ましくは１５乃至３０重量％の範囲の含量
    で存在することを特徴とする、請求項１乃至１４のいず
    れか一項に記載のアイシャドウ。
  16. 【請求項１６】 プロピレングリコール、エチレングリ
    コール、１，３-ブチレングリコール、及びジプロピレ
    ングリコールからなる群より特に選択される、２乃至８
    の炭素原子を含むグリコールを含むことを特徴とする、
    請求項１乃至１５のいずれか一項に記載のアイシャド
    ウ。
  17. 【請求項１７】 前記グリコールが、組成物全重量に対
    して０．１乃至３０重量％、好ましくは５乃至２０重量
    ％の範囲の含量で存在することを特徴とする請求項１６
    に記載のアイシャドウ。
  18. 【請求項１８】 水中油型エマルジョンの形態であるこ
    とを特徴とする、請求項１乃至１７のいずれか一項に記
    載のアイシャドウ。
  19. 【請求項１９】 少なくとも１つのオイルを含む脂肪相
    を含むことを特徴とする、請求項１８に記載のアイシャ
    ドウ。
  20. 【請求項２０】 前記オイルが、炭化水素ベースのオイ
    ル及びシリコーンオイルからなる群より選択されること
    を特徴とする、請求項１９に記載のアイシャドウ。
  21. 【請求項２１】 前記オイルが、組成物全重量に対して
    ０．１乃至３０重量％、好ましくは１乃至２０重量％、
    更に好ましくは５乃至１５重量％の範囲の含量で存在す
    ることを特徴とする、請求項１９または２０に記載のア
    イシャドウ。
  22. 【請求項２２】 前記脂肪相が、ワックス、ゴム、及び
    ペースト状物質から選択される付加的脂肪物質を含むこ
    とを特徴とする、請求項１９乃至２１のいずれか一項に
    記載のアイシャドウ。
  23. 【請求項２３】 前記付加的脂肪物質が、組成物全重量
    に対して０．１乃至２５重量％、好ましくは１乃至１５
    重量％の含量で存在することを特徴とする、請求項２２
    に記載のアイシャドウ。
  24. 【請求項２４】 乳化剤を含むことを特徴とする、請求
    項１９乃至２３のいずれか一項に記載のアイシャドウ。
  25. 【請求項２５】 前記乳化剤が、N-アシルアミノ酸類、
    アミンオキシド類、アシルグルタメート類、カルボン酸
    類及びこれらの塩類、リン酸エステル類及びこれらの塩
    類、スルホシネート類、アルキルエーテルスルフェート
    類、スルホスクシネート類、イセチオネート類、アルキ
    ルイミダゾリジニウム類；アンモニウム塩類；糖エステ
    ル類及びエーテル類、ポリオール類の脂肪酸エステル
    類、グリセリンエーテル類、脂肪アルコール類のオキシ
    エチレン化及び／またはオキシプロピレン化エーテル
    類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類、プロ
    ピレンオキシドとエチレンオキシドとのコポリマー類、
    ジメチコーンコポリオール類、ジメチコーンコポリオー
    ルホスフェート類、及びジメチコーンコポリオールベン
    ゾエートからなる群より選択されることを特徴とする請
    求項２４に記載のアイシャドウ。
  26. 【請求項２６】 前記乳化剤が、組成物全重量に対して
    ０．１乃至１０重量％、好ましくは０．５乃至８重量
    ％、更に好ましくは０．５乃至５重量％の範囲の含量で
    存在することを特徴とする、請求項２４または２５に記
    載のアイシャドウ。
  27. 【請求項２７】 充填剤、保存料、香料、ビタミン、保
    湿剤、柔軟剤、サンスクリーン、フィルム形成性ポリマ
    ー、金属イオン封鎖剤、及び酸性化剤もしくは塩基性化
    剤からなる群より選択される化粧品添加剤を含むことを
    特徴とする、請求項１乃至２６のいずれか一項に記載の
    アイシャドウ。
  28. 【請求項２８】 請求項１乃至２７のいずれか一項に記
    載のアイシャドウを瞼に塗布する工程を含む、瞼のメイ
    クアップ方法。
  29. 【請求項２９】 瞼に付着し、均一性及び／または優れ
    た保持力を有するメイクアップを形成するための、請求
    項１乃至２７のいずれか一項に記載のアイシャドウの使
    用。
  30. 【請求項３０】 瞼に付着し、均一性及び／または優れ
    た保持力を有するメイクアップを形成するための、化粧
    品として許容される媒質中にアイシャドウ全重量に対し
    て１０．１重量％以上の含量で染料を含むアイシャドウ
    における、キサンタンガムと混合ケイ酸塩との使用。
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