JP2003210155A - コメットアッセイ解析装置 - Google Patents

コメットアッセイ解析装置

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JP2003210155A
JP2003210155A JP2002011092A JP2002011092A JP2003210155A JP 2003210155 A JP2003210155 A JP 2003210155A JP 2002011092 A JP2002011092 A JP 2002011092A JP 2002011092 A JP2002011092 A JP 2002011092A JP 2003210155 A JP2003210155 A JP 2003210155A
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comet
dna
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specimens
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JP2002011092A
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Kotaro Aoyama
光太郎 青山
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体によるDNA損傷の発現の形態を多面
的に、かつ、客観的に解析でき、この解析結果をビジュ
アルに表示する。 【解決手段】 撮影部10には所定の処理を経た複数の
標本12A、12B…が並列して載置される。撮影部1
0で撮影された各標本の画像は解析部30に送信され
る。解析部30では入力記憶部20から受信した標本1
2A、12B…の目録や解析項目に基づき、対象細胞の
DNAのコメット像のみを選択的に検出して、順次、各
標本における細胞のDNA損傷程度を解析する。表示部
40では入力記憶部20から受信した表示項目に従っ
て、前記解析結果をグラフ化し出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は環境汚染物質の生態
毒性をコメットアッセイ法によって評価する場合の解析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の化学物質の需要拡大と多様化に伴
い、環境汚染物質が生態系に及ぼす悪影響が指摘されて
いる。環境汚染物質による水系、大気系、土壌系の汚染
状態を的確に把握し、対策を講じることが重大な課題と
なっている。しかしながら、環境汚染物質の中には未知
の物質も数多く含まれており、これらの環境汚染物質を
個々に特定し、定量して生態系に及ぼす悪影響を評価す
るには限界がある。このため、生態系に対する毒性を総
合的に評価する手法が求められている。
【0003】その評価方法として生物評価法(バイオア
ッセイ)が知られており、この生物評価法の一つにアル
カリ性単細胞ゲル電気泳動法がある。この方法は環境汚
染物質を含むか又は含む可能性のある被検体を特定の細
胞と接触させることによって細胞のDNAに損傷を起こ
させ、このDNA損傷の程度によって被検体の毒性を評
価する方法である。DNA損傷を検出する方法は、アル
カリ性の細胞溶解液を用いて試料中の細胞を溶解した
後、DNAの巻戻しと、電気泳動を行う。電気泳動によ
って、細胞の核DNAから切り離され断片化した多数個
のDNAがコメット(ほうき星)状の広がりを形成す
る。したがって、このコメット形状を観察し、定量化す
ることによって被検体の遺伝毒性を評価することができ
る。アルカリ性単細胞ゲル電気泳動法はDNAのコメッ
ト像の形状によって、DNA損傷の程度、ひいては被検
体の毒性を評価する方法であるから、コメットアッセイ
法とも称されている。検査に用いる特定の細胞として
は、例えばヒト抹消血リンパ球、マウス肝初代培養細
胞、ハムスター由来の培養細胞、植物鞭毛虫類などが利
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コメットアッセイ法は
検出感度が比較的高い、短時間での検定が可能、個々の
細胞レベルでのDNA損傷を定量できるなどの利点があ
る。しかしながら、被検体によるDNA損傷の発現の形
態はかなり複雑であり、例えば、被検体の濃度、利用す
る特定細胞の種類、被検体と特定細胞との暴露時間によ
ってDNA損傷の発現のパターンが大きく変わる場合が
ある。このため、1つのサンプルのみにコメットアッセ
イ法を適用し、その毒性を評価することは危険であり、
偏った評価を下す可能性が高いことが判明した。また、
従来のコメットアッセイ法では電気泳動によって生じた
DNAのコメット形状を顕微鏡によって観察し、一つ一
つの細胞を目測した結果に基づいてDNA損傷程度を定
量化していた。しかしながら、このような方法は観察者
の主観が入り込み易いという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、被検体によるDNA損傷の発現の形態を多面的
に、かつ、客観的に解析でき、この解析結果をビジュア
ルに表示することができるコメットアッセイ解析装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコメットア
ッセイ解析装置は、コメットアッセイ法によって作成し
た複数の標本を撮影する撮影部と、この撮影部で撮影さ
れた各標本の画像から対象細胞のDNAのコメット像を
検出し画像解析する解析部と、この解析部で解析された
各標本の解析結果をグラフ化して表示する表示部とを備
えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るコメットアッセイ解析
装置は、前記撮影部は受け入れた標本に対して相対的に
移動可能な顕微鏡を具備しており、標本の同一撮影位置
において標本の厚み方向にピントを合わせた複数枚の画
像を撮影し、前記解析部では前記複数枚の画像の中から
ピントが合った対象細胞のDNAのコメット像のみを選
別し画像解析することを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るコメットアッセイ解析
装置は、前記複数の標本は対象細胞に対して被検体との
暴露時間を変化させた複数の試料についてコメットアッ
セイ法によって作成された標本であることを特徴とす
る。さらに、本発明に係るコメットアッセイ解析装置
は、前記複数の標本は対象細胞に対して希釈率又は濃縮
率を変化させた被検体を同一時間で暴露させた複数の試
料についてコメットアッセイ法によって作成された標本
であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す装
置構成図である。この実施形態に係るコメットアッセイ
解析装置は、撮影部10、入力記憶部20、解析部3
0、表示部40によって構成される。撮影部10には電
気泳動を含む所定の処理を経た複数の標本12A、12
B…がパレット14上の所定位置に並列して載置され
る。パレット14の上方には図示されない顕微鏡が移動
可能に配置されており、標本12A、12B…の順に各
標本を撮影する。撮影部10で撮影された各標本の画像
は解析部30に送信される。入力記憶部20には複数の
標本12A、12B…の目録が手入力される。また、入
力記憶部20には画像解析のための解析項目、解析結果
の表示項目などが記憶されており、これらの項目は手入
力によって必要に応じて修正し、又は解析のつど指示す
ることができる。
【0010】解析部30では入力記憶部20から受信し
た標本12A、12B…の目録や解析項目に基づき、撮
影部10から送信された各標本の画像から対象細胞のD
NAのコメット像のみを選択的に検出して、順次、各標
本における細胞のDNA損傷程度を解析する。解析部3
0での解析結果は表示部40に送信される。表示部40
では入力記憶部20から受信した表示項目に従って、前
記解析結果をグラフ化し出力する。
【0011】撮影部10で受け入れる複数の標本12
A、12B…は特開平2001―83120号などに記
載された公知のコメットアッセイ法によって作成された
ものである。すなわち、図2に示すように検査の対象で
ある廃水や汚泥等の被検体50を特定細胞であるヒト抹
消血リンパ球、マウス肝初代培養細胞、ハムスター由来
の培養細胞、植物鞭毛虫類等の中から選んだいずれか一
種の対象細胞52と混合し、暴露する。被検体と対象細
胞との暴露時間によってDNA損傷の発現のパターンが
大きく変わる場合があるので、同一の被検体に対して対
象細胞との暴露時間を変化させた複数の試料54を準備
する。
【0012】これらの試料54のそれぞれをスライドグ
ラス上に形成した3重層の寒天の中間層に包理して複数
の包理試料56を得る。細胞溶解工程58ではこの包理
試料56を所定の溶液に浸漬して包理試料56中の対象
細胞の細胞膜を溶解する。次のDNA巻戻し工程60で
は包理試料56をアルカリ電気泳動溶液に所定時間、浸
漬して対象細胞のDNAの巻戻しを行う。次の電気泳動
工程62では包理試料56を上記のアルカリ電気泳動溶
液に浸漬した状態で、溶液に一定方向の電圧と電流を印
加し、所定時間、電気泳動を行う。この電気泳動工程6
2によって、対象細胞の核DNAの回りに断片化した多
数個のDNAが広がりを持って流れ、流れ星状のコメッ
トが形成される。次の染色工程64では包理試料56を
中和液で洗浄した後、所定の染色液を用いて、DNAを
着色し、以降の画像処理を容易にする。以上の操作によ
って作成された包理試料56が画像解析用の標本12で
あり、前記したように複数の試料54に対応して複数
枚、作成される。
【0013】図3は標本12の側断面を示した図であ
り、スライドグラス70上には3重層の寒天72が形成
され、中間の寒天層74内に対象細胞76が包理されて
いる。この対象細胞76は上述のとおり、図2に示した
操作を終了しているので、寒天層74内には着色された
対象細胞のDNAが顕微鏡によって観察し得る状態にあ
る。通常、長さ30mm×幅15mm×厚さ0.5mm
程度の中間の寒天層74内に100〜200個程度の対
象細胞が存在するように、前記包理試料56が予め調整
される。この標本12を前記撮影部10のパレット14
上に載置し、標本12の上方に顕微鏡を走査することに
よって、対象細胞のDNAを撮影することになる。
【0014】図4は撮影部10で撮影されるコメット像
のモデルを示しており、核DNA80のまわりに、電気
泳動によって電極のプラス方向(図4では右方向)に流
れ広がった断片化したDNAが流れ星状のコメット82
を形成している。このコメット像においてコメット82
の広がり程度が大きいほどDNAの損傷の度合いが激し
い。DNAの損傷の度合いを定量的に評価するために各
種の指標が提案されている。図中、寸法aはテイル・レ
ングス(Tail length)と呼ばれ最も単純で判り易い
指標である。また、寸法aから核DNA80の直径bを
差し引いた値(a−b)は電気泳動によるDNAの移動
量を示しており、DNAミグレーション(DNA migr
ationn)と呼ばれる。また、核DNA80の直径bに
対する寸法aの比率(a/b)はシェイプ・ファクタ
(Shape facter)と呼ばれる。コメットの面積Aはテ
イル・インテンシティ(Tail intensity)と呼ばれ
る。また、核DNA80の面積をBとして場合の計算値
A/(A+B)はレシオ(Ratio)と呼ばれる。さら
に、核DNA80の重心とコメット82の重心との距離
cと上記のレシオ(Ratio)を乗算した値はテイル・モ
ーメント(Tail moment)と呼ばれる。これらの各種
評価指標はいずれもその値が大きいほどDNAの損傷の
度合いが激しいことを意味しているが、それぞれ異なっ
たニュアンスを持っており、組み合せて用いられること
が多い。代表的には、テイル・レングスとテイル・モー
メントの組み合せが用いられる。
【0015】この実施形態に係る解析部30では撮影部
10から送信された画像から公知の手法を用いて画像解
析し、上記各種の評価指標の中から選択された少なくと
も1つの指標を演算する。画像解析を効率良く、かつ正
確に実施するためには、撮影部10から送信される画像
から対象細胞のみを確実に識別でき、かつコメット像の
輪郭を明確に写し出すことが重要である。
【0016】図5は撮影部10での撮影状況をモデル化
して示したものである。(イ)は標本の中間の寒天層7
4部分を強調した側断面図であり、矢印Xが顕微鏡の撮
影方向とする。寒天層74の厚み方向に沿って矢印Xに
近い寒天層74の上層位置y1には対象細胞76Aと異
物84が存在し、中層位置y2には対象細胞76Bが存
在し、下層位置y3には対象細胞76Cが存在している
状態とする。この(イ)の状態において顕微鏡のピント
を上層位置y1に合わせて撮影すると、その撮影画像は
(ロ)に示すように対象細胞76Aと異物84が鮮明に
写り、対象細胞76Bと対象細胞76Cが不鮮明とな
る。また、顕微鏡のピントを中層位置y2に合わせて撮
影すると、その撮影画像は(ハ)に示すように対象細胞
76Bが鮮明に写り、対象細胞76Aと異物84と対象
細胞76Cが不鮮明となる。また、顕微鏡のピントを下
層位置y3に合わせて撮影すると、その撮影画像は
(ニ)に示すように対象細胞76Cが鮮明に写り、対象
細胞76Aと異物84と対象細胞76Bが不鮮明とな
る。
【0017】したがって、撮影部10では標本の同一撮
影位置において標本の厚み方向y1、y2、y3のそれ
ぞれにピントを合わせた複数枚の画像を撮影し、解析部
20ではこの複数枚の画像の中からピントが合った対象
細胞のDNAのコメット像のみを選別し画像解析する。
すなわち、解析部30では上層位置y1にピントを合わ
せた図5(ロ)の画像からは鮮明な対象細胞76Aのみ
を選別し、画像解析によって前記した各種評価指標を算
出する。なお、(ロ)の画像では異物84も鮮明に写し
出されているが、大きさや形状が対象細胞のそれとは明
らかに異なるので、画像解析の対象から除外される。同
様に図5(ハ)の画像から対象細胞76Bのみが、図5
(ニ)の画像から対象細胞76Cのみが選別され、それ
ぞれの各種評価指標が算出される。このように、解析部
30は所定の基準に基づいてピントが合った対象細胞の
DNAのコメット像のみを選別し画像解析する機能を持
つことで、解析の効率と精度を向上させることができ
る。
【0018】解析部30では1つの標本に存在する30
〜50個程度の対象細胞のそれぞれを上記の方法で解析
して各種評価指標を算出し、これらを統計処理して各種
評価指標の平均値等を求める。同様に、他の標本につい
ても各種評価指標の平均値等を求める。解析部30で求
めたこれらの複数の標本に関する解析結果は、表示部4
0に送信される。表示部40では入力記憶部20から受
信した表示項目に従って、前記解析結果をグラフ化し出
力する。
【0019】図6は出力されるグラフの一例を示す説明
図である。この図は被検体と対象細胞との暴露時間を変
化させた複数の標本について画像解析した結果を例示し
ており、横軸は暴露時間を示し、縦軸はテイル・レング
スを示す。パターン1は暴露時間にほぼ比例してテイル
・レングスが大きくなる例であり、パターン2は最初の
比較的短い暴露時間にテイル・レングスが最大値に近づ
き、以降は暴露時間の増加に伴いテイル・レングスが微
増するか又は平衡に達する例である。パターン3は前半
の暴露時間ではテイル・レングスが増大するが、途中か
ら対象細胞が被検体に対して耐性を発揮し始め、後半の
暴露時間ではテイル・レングスが減少する例である。こ
のように、暴露時間を変化させた場合でも、被検体によ
っては対象細胞のDNA損傷の状況が著しく異なるパタ
ーンを示す場合がある。したがって、同一の被検体に対
して対象細胞との暴露時間を変化させた試料を複数用意
し、画像解析した結果をグラフ化して表示すれば、当該
被検体が対象細胞に対してどのようなパターンでDNA
に損傷を与えるかが、一目瞭然に理解できる。
【0020】図6では被検体と対象細胞との暴露時間を
変化させた場合について示したが、これに限らず、毒性
の強さに応じて希釈率又は濃縮率を複数に変化させた被
検体を対象細胞に対して同一時間で暴露させた場合にも
適用できる。この場合には被検体の希釈率又は濃縮率に
応じて、被検体が対象細胞に対してどのようなパターン
でDNAに損傷を与えるかが、一目瞭然に理解できる。
さらに、希釈率又は濃縮率を変化させた場合と、暴露時
間を変化させた場合とを複合的に組み合せて複数の標本
を作成し、これらの標本を本実施形態の装置で解析し、
グラフ化して表示すれば、より一層、被検体が対象細胞
に対してどのようなパターンでDNAに損傷を与えるか
が、一目瞭然に理解できる。
【0021】上述のとおり、本実施形態によれば被検体
によるDNA損傷の発現の形態を多面的に解析でき、こ
の解析結果をビジュアルに表示することができる。ま
た、解析部30では所定の基準に基づいてピントが合っ
た対象細胞のDNAのコメット像のみを選別し画像解析
する機能を持つことで、解析の効率と精度を向上させる
ことができる。前記実施形態の撮影部10においてはパ
レット14上の標本12に対して顕微鏡が移動する場合
について説明した。しかしながら、本発明はこれに限ら
ず、固定された顕微鏡に対して標本12が移動するよう
にしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るコメットアッセイ解析装置
によれば、被検体によるDNA損傷の発現の形態を多面
的に、かつ、客観的に解析でき、この解析結果をビジュ
アルに表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置構成図である。
【図2】コメットアッセイ法に係る標本を作成するため
の手順を示す説明図である。
【図3】実施形態に係る標本12の側断面図である。
【図4】コメット像の説明図である。
【図5】実施形態に係る撮影部10での撮影状況をモデ
ル化して示した説明図である。
【図6】実施形態に係る表示部40で出力されるグラフ
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10……撮影部 12、12A、12B……標本 20……入力記憶部 30……解析部 40……表示部 74……(中間の)寒天層 76、76A,76B、76C……対象細胞 80……核DNA 82……コメット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/26 325A 325D 315Z C12N 15/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コメットアッセイ法によって作成した複数
    の標本を撮影する撮影部と、この撮影部で撮影された各
    標本の画像から対象細胞のDNAのコメット像を検出し
    画像解析する解析部と、この解析部で解析された各標本
    の解析結果をグラフ化して表示する表示部とを備えたこ
    とを特徴とするコメットアッセイ解析装置。
  2. 【請求項2】前記撮影部は受け入れた標本に対して相対
    的に移動可能な顕微鏡を具備しており、標本の同一撮影
    位置において標本の厚み方向にピントを合わせた複数枚
    の画像を撮影し、前記解析部では前記複数枚の画像の中
    からピントが合った対象細胞のDNAのコメット像のみ
    を選別し画像解析することを特徴とする請求項1に記載
    のコメットアッセイ解析装置。
  3. 【請求項3】前記複数の標本は対象細胞に対して被検体
    との暴露時間を変化させた複数の試料についてコメット
    アッセイ法によって作成された標本であることを特徴と
    する請求項1に記載のコメットアッセイ解析装置。
  4. 【請求項4】前記複数の標本は対象細胞に対して希釈率
    又は濃縮率を変化させた被検体を同一時間で暴露させた
    複数の試料についてコメットアッセイ法によって作成さ
    れた標本であることを特徴とする請求項1に記載のコメ
    ットアッセイ解析装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507385A (ja) * 2006-10-26 2010-03-11 ユニバーシティ・オブ・ブラッドフォード アッセイ及び方法
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