JP2003208832A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2003208832A
JP2003208832A JP2002003381A JP2002003381A JP2003208832A JP 2003208832 A JP2003208832 A JP 2003208832A JP 2002003381 A JP2002003381 A JP 2002003381A JP 2002003381 A JP2002003381 A JP 2002003381A JP 2003208832 A JP2003208832 A JP 2003208832A
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Japan
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fixed contact
insulating substrate
contact
inner fixed
movable contact
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Application number
JP2002003381A
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English (en)
Inventor
Minoru Sato
実 佐藤
Haruichi Nagai
晴一 永井
Koji Nikaido
浩二 二階堂
Junji Hashida
淳二 橋田
Takeshi Ando
武志 安藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルーホールを介して導通される内側固定接
点と導電パターンとの電気的接続を確実に得ることがで
きる信頼性の高いスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 絶縁基板1の一面には、内側固定接点2
とこの内側固定接点2を囲む外側固定接点3が形成され
ているとともに、天面内側に内側固定接点2と接離可能
な突起部9aを有するドーム状の可動接点9の外周部が
外側固定接点3上に載置されている。絶縁基板1の他面
には、内側固定接点2と導通する導電パターン5が形成
されており、絶縁基板1の互いに異なる面に設けられた
内側固定接点2と導電パターン5とを複数のスルーホー
ル6により導通接続させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ装置に係わ
り、特に固定接点と接離する突起部が形成された可動接
点を備えたスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は、この種のスイッチ装置の
従来技術を説明するためのもので、図7は従来のスイッ
チ装置の断面図、図8は図7のスイッチ装置の粘着シー
トを取り除いた状態を示す平面図、図9は図8から可動
接点を取り除いて示す平面図である。
【0003】これらの図に示すように、このスイッチ装
置の絶縁基板21は、一面に内側固定接点22と該内側
固定接点22を包囲する環状の外側固定接点23、及
び、この外側固定接点23と導通する導電パターン24
とが銅箔をエッチングすることにより形成されており、
絶縁基板21の他面には、導電パターン25が銅箔をエ
ッチングすることによって形成されている。そして、内
側固定接点22と導電パターン25とは、内面に銅メッ
キが施されたスルーホール26によって電気的に導通接
続されている。
【0004】絶縁基板21の一面には、シート状の絶縁
カバー部材27が接着剤28によって接着され、この絶
縁カバー部材27に設けられた円形の開口27aから内
側固定接点22と外側固定接点23とが露出されてお
り、外側固定接点23の外周部と導電パターン24は絶
縁カバー部材27によって被覆されている。
【0005】絶縁カバー部材27の開口27a内には、
ドーム状の反転動作可能な可動接点29が、外周縁を外
側固定接点23上に載置して収容され、この可動接点2
9は下面に粘着層(図示せず)が設けられた粘着シート
30によって絶縁基板21上に保持されている。なお、
可動接点29は金属薄板にて形成されており、内側固定
接点22との安定した接触を得るため、その天面の中央
部内側には、図7に示すように、内側固定接点22と対
向する1個の突起部29aがプレス加工等の適宜の手段
によって設けられている。
【0006】以上のように構成されたスイッチ装置にお
いて、可動接点29のドーム形状の膨出部分(頂部近
傍)を、粘着シート30を介して押圧操作すると、可動
接点29が反転動作して突起部29aが内側固定接点2
2に当接し、内側固定接点22と外側固定接点23との
間が可動接点29を介して導通したスイッチオン状態と
なる。また、押圧力を解除すると、反転していた可動接
点29は自身の弾発力により元の形状に復帰し、この復
帰によって可動接点29の突起部29aが内側固定接点
22から離間してスイッチオフの状態に戻る。なお、こ
のスイッチ装置のオン/オフ信号は一対の導電パターン
24,25を介して検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスイッチ装置は、可動接点29が粘着シート3
0によって貼着されて絶縁基板21上に保持されるが、
組み立て時に可動接点29が固定接点に対して位置ずれ
を起こした状態で取り付けられたり、マウント後の不所
望な外力により位置がずれる場合がある。そして、この
位置ずれによって、可動接点29の天面内側に形成され
た突起部29aとスルーホール26とが対向状態になっ
てしまうと、スイッチ装置の押圧操作時に、スルーホー
ル26が金属製の突起部29aによって打たれることと
なり、この状態で使用され続けると、スルーホール26
の銅メッキ等にクラックが入るなどして、内側固定接点
22と導電パターン25との電気的な接続が損なわれる
おそれがあった。
【0008】本発明は上述した従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、突起部を備えた可動接点
を用いながら、スルーホールを介して導通される内側固
定接点と導電パターンとの電気的接続を確実に得ること
ができる信頼性の高いスイッチ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスイッチ装置は、絶縁基板と、この絶縁基
板の一面に形成された内側固定接点と、この内側固定接
点を囲むように前記絶縁基板の一面に形成された外側固
定接点と、この外側固定接点上に外周部が載置されると
ともに、天面内側に前記内側固定接点と接離可能な突起
部が形成されたドーム状の可動接点と、この可動接点を
前記絶縁基板上に保持する保持部材と、前記絶縁基板の
他面に形成された導電パターンと、前記内側固定接点と
前記導電パターンとを導通させるべく前記絶縁基板に形
成されたスルーホールとを備え、前記スルーホールを複
数設け、前記内側固定接点と前記導電パターンとを複数
箇所で導通接続するようにしたことを最も主要な特徴と
している。
【0010】また、本発明のスイッチ装置は、前記突起
部が前記可動接点の天面内側に複数設けられている。
【0011】また、本発明のスイッチ装置は、隣接ずる
前記突起部同士の距離と、隣接する前記スルーホール同
士の距離とを異ならせている。
【0012】また、本発明のスイッチ装置は、複数の前
記突起部が前記可動接点の中心に対して等角度間隔で環
状線上に配置されているとともに、複数の前記スルーホ
ールは前記内側固定接点の中心に対して前記突起部の角
度間隔とは異なる角度間隔で形成されている
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスイッチ装置の実
施形態を図に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の
一実施形態を説明するためのもので、図1は本発明の一
実施形態に係わるスイッチ装置の平面図、図2は該スイ
ッチ装置の断面図、図3は図1から粘着シート(保持部
材)を取り除いて示す平面図、図4は図3から可動接点
を取り除いて示す平面図である。
【0014】図1〜図4に示すように、本一実施形態に
係わるスイッチ装置は、内側固定接点2と該内側固定接
点2を包囲する環状の外側固定接点3、及び、これら固
定接点2,3とそれぞれ導通する導電パターン5,4と
が形成された絶縁基板1の上面に絶縁カバー部材7が固
着され、内側固定接点2と外側固定接点3とを露出させ
るように設けられた円形の開口7a内にドーム状の反転
動作可能な可動接点9が収容され、この可動接点9が粘
着シート(保持部材)10によって絶縁基板1上に保持
された概略構成となっている。
【0015】次に、このスイッチ装置を構成する各部材
の具体的構成について、順次説明する。
【0016】絶縁基板1は、ポリイミド等の熱硬化性樹
脂フィルムからなる可撓性を有するものである。この絶
縁基板1の一面(上面)には、内側固定接点2と、この
内側固定接点2を包囲する外側固定接点3と、この外側
固定接点3の一部から外周側に向かって延設された導電
パターン4とが、絶縁基板1の一面に接着等により貼り
合わされた銅箔をエッチング処理することによって形成
されている。内側固定接点2は、図4に示すように、略
円環状をした外側固定接点3と同一中心を有する略円形
状をしており、該中心に対して180度の角度間隔をお
いて外周側(外側固定接点3側)に向かってそれぞれ突
出するU字状の2つの突出部2aが設けられている。絶
縁基板1の他面(下面)には、後述するスルーホール6
を介して内側固定接点2と導通する銅箔からなる導電パ
ターン5が、上面側と同様のエッチング処理によって形
成されている。
【0017】スルーホール6は、絶縁基板1を貫通する
円形をした小孔の内面に銅メッキ等のスルーホールメッ
キを施したものであり、このスルーホール6は、内側固
定接点2の2つの突出部2aにそれぞれ形成されてい
る。そして、絶縁基板1の一面に形成された内側固定接
点2と他面に形成された導電パターン5とは、内側固定
接点2の中心に対して180度の角度間隔を隔てて設け
られた2つのスルーホール6によって電気的に接続され
ている。
【0018】絶縁カバー部材7は、絶縁基板1と同じポ
リイミド等の熱硬化性樹脂フィルムからなる可撓性を有
するものであり、下面全面に設けられた熱硬化性等の接
着剤8により絶縁基板1の上面に接着されており、導電
パターン4を被覆保護するとともに、図4に示すよう
に、内側及び外側固定接点2,3を露出させる開口7a
の周辺部によって外側固定接点3の外周部を押さえつけ
て外側固定接点3の捲れ上がりを防止している。なお、
図3,図4において、開口7aより露出する内側固定接
点2及び外側固定接点3に対し斜線帯を実線で付すとと
もに、絶縁カバー部材7で覆われた外側固定接点3及び
導電パターン4に対し斜線帯を破線で付した。
【0019】可動接点9は、ステンレスや燐青銅等のバ
ネ性を有する金属薄板によってドーム状に形成されてな
るものであり、その天面内側には可動接点9の中心に対
して120度の等角度間隔で同一円周上に3個の突起部
9aが下方に突出するように形成されている。これらの
突起部9aはプレス加工等によって形成されるため、突
起部9aが形成された面とは反対側の面(図2において
上側の面)には、図3に示すように、120度間隔に3
個の凹部9bが形成される。なお、隣接する突起部9a
同士の第1間隔(突起部9aの中心部同士を直線で結ん
だ距離)は、絶縁基板1に形成された2つのスルーホー
ル6同士の第2間隔(スルーホール6の中心部同士を直
線で結んだ距離)よりも小さくなるように設定している
(図2参照)。この可動接点9は、外周縁が開口7a内
の外側固定接点3上に載置され、中央部分の天面内側に
形成された3個の突起部9aが内側固定接点2と対向し
た状態となっている。
【0020】粘着シート10は、ポリエステルフィルム
等の可撓性を有する透光性の絶縁シートの下面に粘着層
(図示せず)を形成してなるものであり、可動接点9の
上面を覆うように該粘着層の粘着性によって絶縁カバー
部材7の上面に貼り付けられている。このとき、可動接
点9もこの粘着層に貼着されており、可動接点9の外周
縁が外側固定接点3に載置されるように絶縁基板1上に
保持されている。すなわち、粘着シート10が可動接点
9を絶縁基板1上に保持する保持部材となっている。
【0021】次に、このように構成されたスイッチ装置
の動作について説明する。なお、このスイッチ装置は、
各種電子機器、例えば、ビデオカメラ等の小型の携帯用
電子機器の入力操作部に用いられ、導電パターン4,5
を介して外側固定接点3及び内側固定接点2をこれらの
電子機器の制御部に接続して使用される。
【0022】可動接点9のドーム形状の膨出部分(頂部
近傍)に位置する粘着シート10を図示せぬアクチュエ
ータを介して押圧操作すると、可動接点9が反転動作し
てクリック感触が生起され、可動接点9の3個の突起部
9aが内側固定接点2と当接し、内側固定接点2と外側
固定接点3との間が可動接点9を介して導通したスイッ
チオン状態となり、これに基づくスイッチオン信号が導
電パターン4,5を介して前記制御部に伝達され、前記
電子機器の種々の設定・制御が行われる。
【0023】ここで、可動接点9の天面内側には3個の
突起部9aが形成されているため、仮に1個の突起部9
aがゴミや異物等により内側固定接点2と導通しなかっ
たとしても、他の突起部9aで内側固定接点2との導通
を得ることができ、スイッチ装置としての信頼性を高め
られる。また、この突起部9aは可動接点9の中心に対
して120度の等角度間隔をおいて同一円周上に3個形
成されているため、バランスがよく、クリック感触を損
なうことがない。
【0024】また、スイッチオンの状態から粘着シート
10すなわち可動接点9の膨出部分に対する押圧力を解
除すると、反転していた可動接点9が自身の弾発力によ
り元の形状に復帰し、この復帰によって可動接点9の突
起部9aが内側固定接点2から離間し、両固定接点2,
3間の導通が断たれたスイッチオフの状態に戻る。
【0025】次に、本一実施形態に係わるスイッチ装置
の組立方法について説明すると、まず、粘着シート10
の所定位置に可動接点9の上面が貼着された可動接点付
き粘着シートを準備する。そして、絶縁基板1の上面に
絶縁カバー部材7を重ね合わせ絶縁カバー部材7を加熱
・加圧して、絶縁カバー部材7の下面に設けられた熱硬
化性等の接着剤8によって絶縁カバー部材7を絶縁基板
1に接着する。この接着の後、可動接点9が貼着された
前記可動接点付き粘着シートを絶縁カバー部材7に貼り
合わせることにより、可動接点9の外周縁が開口7a内
の外側固定接点3上に載置されるように、可動接点9を
絶縁基板1上に保持する。
【0026】このようにしてこのスイッチ装置の組立は
完了するが、可動接点9を粘着シート10に貼着(マウ
ント)する工程や粘着シート10(可動接点付き粘着シ
ート)を絶縁カバー部材7に貼り合わせる工程等におい
て、可動接点9に位置ずれが生じ、可動接点9と内側及
び外側固定接点2,3とが位置ずれを起こした状態で保
持され、この位置ずれによって、可動接点9の突起部9
aの1つがスルーホール6と対向状態となる場合もあ
る。
【0027】しかしながら、上述したように、隣接する
突起部9a同士の第1間隔と隣接するスルーホール6同
士の第2間隔とを異ならせているため、2つのスルーホ
ール6がいずれも可動接点9の天面内側に設けた突起部
9aと対向状態となることはない。従って、仮に一方の
スルーホール6が突起部9aと対向し、押圧操作時に突
起部9aによって繰り返し打鍵されることにより、スル
ーホール6の導電材としての銅メッキ(スルーホールメ
ッキ)にクラック等が入り、絶縁基板1の互いに異なる
面に形成された内側固定接点2と導電パターン5との導
電が断たれたとしても、他方のスルーホール6により内
側固定接点2と導電パターン5との電気的接続は維持さ
れる。
【0028】また、前記第1間隔を第2間隔よりも小さ
くしているため、3個の突起部9aを可動接点9の天面
中央付近に近接させて配置することができ、可動接点9
のストロークがそれほど小さくならないことから、スイ
ッチオン時に確実なクリック感触を得ることができる。
【0029】さらに、同一円周上に設けられた3個の突
起部9aの角度間隔(120度)と2つのスルーホール
6の角度間隔(180度)とを異ならしていることによ
り、2つのスルーホール6がいずれも突起部9aと対向
状態となることをより確実に防ぐことができる。
【0030】図5及び図6は本発明の他の実施形態を示
すものであり、図5は本発明の他の実施形態に係わるス
イッチ装置の断面図、図6は図5から粘着シート(保持
部材)と可動接点を取り除いて示す平面図である。な
お、上述した一実施形態と同一構造部分には同一の符号
を付すことにより、重複する説明は省略した。
【0031】この他の実施形態が図1〜図4に示す一実
施形態と異なる点は、固定接点の形状にあり、他の構成
は上述の一実施形態と同様である。すなわち、図6に示
すように、内側固定接点2が完全な円形状をなすととも
に、この内側固定接点2を包囲する外側固定接点3が内
側固定接点2と同心円上の円環状をなしている。そし
て、内側固定接点2の中心に対して180度の角度間隔
をおいた円形状の内側固定接点2に2つのスルーホール
6が形成されている。
【0032】可動接点9は、上述した一実施形態と同様
であり、その天面内側には可動接点9の中心に対して1
20度の等角度間隔で同一円周上に3個の突起部9aが
下方に突出するように形成されている。そして、この可
動接点9は、外周縁が開口7a内の外側固定接点3上に
載置され、中央部分の天面内側に形成された3個の突起
部9aが内側固定接点2と対向した状態となっている。
なお、隣接する突起部9a同士の第3間隔(突起部9a
の中心部同士を直線で結んだ距離)は、絶縁基板1に形
成された2つのスルーホール6同士の第4間隔(スルー
ホール6の中心部同士を直線で結んだ距離)よりも小さ
くなるように設定されているが、その差は、上述の一実
施形態における第1間隔と第2間隔との差よりも小さな
ものとなっている。
【0033】この他の実施形態におけるスイッチ装置の
動作及び組立方法は上述の一実施形態のスイッチ装置と
同様であるため、その説明は省略する。
【0034】この他の実施形態においても上述した一実
施形態と同様の効果を奏するが、内側固定接点2が円形
状をなし、図4に示すような突出部2aを有していない
ことから、可動接点9の外径を小さくでき、小型のスイ
ッチ装置を提供することができる。
【0035】また、この他の実施形態のように、隣接す
る突起部9a同士の第3間隔と隣接するスルーホール6
同士の第4間隔との差が比較的小さい場合でも、距離間
隔に加えて角度間隔を異ならせているため、可動接点9
が内側及び外側固定接点2,3に対して位置ずれを起こ
して保持されていても、2つのスルーホール6がいずれ
も突起部9aと対向状態となることを回避することがで
きる。
【0036】なお、上述した両実施形態においては、突
起部9aの数を3個としたもので説明したが、本発明は
これに限られず、1個、2個あるいは4個以上の突起部
9aを可動接点9の天面内側に形成したものでもよく、
スルーホール6の数も3つ以上としてもよい。
【0037】また、上記両実施形態においては、隣接す
る突起部9a同士の距離と隣接するスルーホール6同士
の距離とを異ならせたことに加えて、その角度間隔も異
ならせたが、本発明はこれに限られず、距離のみあるい
は、角度間隔のみ異ならせたものでもよい。
【0038】また、両実施形態においては、外側固定接
点3が内側固定接点2を完全に包囲した環状のもので説
明したが、この形態に限られず、外側固定接点がU字状
をなして、実質的に内側固定接点2を囲むようにその周
囲に設けられたものでもよいことは言うまでもない。
【0039】さらに、固定接点2,3及び導電パターン
4,5をエッチングにて形成し、スルーホールの6の導
通を銅メッキ等の導電メッキで行うもので説明したが、
本発明はこれに限られず、ポリエステルフィルム等から
なる絶縁基板に固定接点及び導電パターンを銀ペースト
等の導電性ペーストを用いて印刷形成したものや、絶縁
基板の互いに異なる面に形成された内側固定接点と導電
パターンとを導通させるスルーホールの導電材として、
絶縁基板に設けた小孔に導電性ペーストを充填して乾燥
させた導電体を用いたものであってもよい。なお、本発
明における絶縁基板としては、可撓性を有する上述した
ようなフレキシブル基板以外に、ガラス入りエポキシ樹
脂基板のようなリジッド基板を用いることもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載したような効果を奏する。
【0041】本発明のスイッチ装置は、絶縁基板の一面
に形成された内側固定接点と他面に形成された導電パタ
ーンとを導通させるスルーホールを複数設けて電気的に
接続しているので、ドーム状をした可動接点の天面内側
に設けた突起部によって一つのスルーホールが打たれる
などして、内側固定接点と導電パターンとの導通が断た
れても、他のスルーホールによって両者の導通を得るこ
とができ、信頼性の高いスイッチ装置を提供することが
できる。
【0042】また、突起部が可動接点の天面内側に複数
設けられているので、押圧操作時に異物等により1つの
突起部が内側固定接点と導通しなくても、他の突起部で
内側固定接点との導通を図ることができるため、スイッ
チ装置としての接触信頼性を高めることができる。
【0043】また、隣接ずる突起部同士の距離と、隣接
するスルーホール同士の距離とを異ならせているので、
複数のスルーホールがいずれも可動接点の突起部と対向
することはないため、いずれかのスルーホールによって
内側固定接点と導電パターンとの導通を図ることができ
る。
【0044】また、複数の突起部が可動接点の中心に対
して等角度間隔で環状線上に配置されているため、可動
接点のバランスがよく、良好な操作感触を得ることがで
きるとともに、複数のスルーホールは内側固定接点の中
心に対して突起部の角度間隔とは異なる角度間隔で形成
されているので、複数のスルーホールが機能しなくなる
ようなことが起こりにくくなり、より信頼性を高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるスイッチ装置の平
面図である。
【図2】図1に示すスイッチ装置の断面図である。
【図3】図1から粘着シートを取り除いて示す平面図で
ある。
【図4】図3から可動接点を取り除いて示す平面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施形態に係わるスイッチ装置の
断面図である。
【図6】図5から粘着シートと可動接点を取り除いて示
す平面図である。
【図7】従来のスイッチ装置の断面図である。
【図8】従来のスイッチ装置の粘着シートを取り除いた
状態を示す平面図である。
【図9】図8から可動接点を取り除いて示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 内側固定接点 3 外側固定接点 4 導電パターン 5 導電パターン 6 スルーホール 7 絶縁カバー部材 7a 開口 8 接着剤 9 可動接点 9a 突起部 10 粘着シート(保持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 淳二 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 安藤 武志 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AB25 AC01 AC07 AZ01 BA01 BB03 CD04 DB03 FB01 FB04 FB15 FB18 FB33 FD03 FD05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、この絶縁基板の一面に形成
    された内側固定接点と、この内側固定接点を囲むように
    前記絶縁基板の一面に形成された外側固定接点と、この
    外側固定接点上に外周部が載置されるとともに、天面内
    側に前記内側固定接点と接離可能な突起部が形成された
    ドーム状の可動接点と、この可動接点を前記絶縁基板上
    に保持する保持部材と、前記絶縁基板の他面に形成され
    た導電パターンと、前記内側固定接点と前記導電パター
    ンとを導通させるべく前記絶縁基板に形成されたスルー
    ホールとを備え、前記スルーホールを複数設け、前記内
    側固定接点と前記導電パターンとを複数箇所で導通接続
    したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部が前記可動接点の天面内側に
    複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載のスイ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】 隣接ずる前記突起部同士の距離と、隣接
    する前記スルーホール同士の距離とを異ならせたことを
    特徴とする請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記突起部が前記可動接点の中心
    に対して等角度間隔で環状線上に配置されているととも
    に、複数の前記スルーホールは前記内側固定接点の中心
    に対して前記突起部の角度間隔とは異なる角度間隔で形
    成されていることを特徴とする請求項2または3に記載
    のスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100349237C (zh) * 2003-12-18 2007-11-14 阿尔卑斯电气株式会社 带可动接点的薄片及使用该薄片的按钮开关

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