JP2003208776A - カード型光ディスク用カバー、カード型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの印刷システム、光ディスク駆動装置 - Google Patents

カード型光ディスク用カバー、カード型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの印刷システム、光ディスク駆動装置

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JP2003208776A
JP2003208776A JP2002004488A JP2002004488A JP2003208776A JP 2003208776 A JP2003208776 A JP 2003208776A JP 2002004488 A JP2002004488 A JP 2002004488A JP 2002004488 A JP2002004488 A JP 2002004488A JP 2003208776 A JP2003208776 A JP 2003208776A
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JP
Japan
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type optical
card type
optical disk
optical disc
card
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JP2002004488A
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English (en)
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Toshinori Takahashi
利典 高橋
Yoshitaka Suzuki
義高 鈴木
Shinji Kawamoto
真志 川本
Kouei Chin
宏栄 陳
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード型光ディスクを保護するためのカード
型光ディスク用カバーにループアンテナとIC回路とを
設ける。 【解決手段】 カード型光ディスクを保護するためのカ
ード型光ディスク用カバーであって、外形形状がカード
型光ディスク1と略同じサイズで略カード状に形成さ
れ、且つ、中心部にカード型光ディスク1の中心孔1a
に着脱自在に嵌合するチャッキング爪2aが複数個リン
グ状に突出形成されていると共に、カード型光ディスク
の信号面1bと無信号面1c,1cとを保護するための
保護面(凹面)2cが形成され、この保護面2cより外
周側の左右にカード型光ディスク1の余白面1d,1d
に対向した凸面2d,2dと、カード型光ディスク1の
外周部位に嵌合する回り止め部2e,2eとが形成さ
れ、更に、前記保護面2cにループアンテナ4とIC回
路5とを設けたことを特徴とするカード型光ディスク用
カバーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード型光ディス
クの信号面を保護するためのカード型光ディスク用カバ
ーに、外部機器との間で情報信号を非接触で送受信する
ループアンテナとIC回路とを内蔵させると共に、カー
ド型光ディスクの信号面に記録した情報信号と関連のあ
るIDデータをカード型光ディスクの露出面及びカード
型光ディスク用カバーの露出面にそれぞれ印刷し、更
に、カード型光ディスク用カバーに内蔵したIC回路内
のICメモリからのデータに基づいてカード型光ディス
クを記録及び又は再生する光ディスク駆動装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下に説明するカード型光ディスクと
は、コンパクト・ディスク(以下「CD」と記す),デ
ジタル・バーサタイル・ディスク(以下「DVD」と記
す)等の光ディスクの信号フォーマットに準拠して情報
信号を記録及び/又は再生すると共に、光ディスクの中
心孔と略同径の中心孔を備えたカード型の光ディスクで
ある。
【0003】例えば、直径80mm又は直径120mm
のコンパクト・ディスク(以下「CD」と記す)に対し
て再生互換性があるカード型CDのことである。このカ
ード型CDは既に提案され、実用化されている(米国特
許第6016298号公報)。このカード型CDは通
称、デジカード、カードCDや電子カードと称される。
将来はCDよりも高データ容量であるDVDの信号フォ
ーマットに準拠したカード型DVDも実用化されると予
想される。
【0004】ところで、前記したカード型CDの特徴
は、次の通りである。
【0005】定期券,クレジットカード,キャッシュ
カード等のカードサイズと略同一のサイズにしたことで
携帯性に優れる。パソコン内のCDドライブで再生可
能な直径80mm又は直径120mmのCDと互換性が
あるから、CDドライブがありさえすればカード型CD
の内容を再生できる。
【0006】一方、携帯時に、カード型CDの信号面に
キズ付きが生じると、信号面に記録された情報信号を読
み出すことができない恐れがあるために、これを対策し
たパーソナル電子カードが実用新案登録第307053
5号公報に開示されている。
【0007】図10は従来のパーソナル電子カードを説
明するための斜視図である。図10に示した従来のパー
ソナル電子カード100は、上記した実用新案登録第3
070535号公報に開示されているものであり、ここ
では同号公報を参照して簡略に説明する。
【0008】従来のパーソナル電子カード100は、円
盤状形態の通常の光ディスクの左右あるいは上下を削除
して携帯可能なカード状に形成されており、且つ、中心
孔100aと略同心の信号面100bは比較的大容量の
情報信号をパソコン内のCDドライブで記録及び/又は
再生できる。従って、従来のパーソナル電子カード10
0の信号面に、名刺用としては会社案内や製品カタログ
等を格納でき、また、医療カードとして個人医療情報を
記録することで診察券としても使用できるものである。
【0009】ここで、従来のパーソナル電子カード10
0は、袋またはケース101に格納されているので、信
号面100bを保護できると共に、パーソナル電子カー
ド100と袋またはケース101とに互いに関連のある
情報を表示している。
【0010】また、最近、非接触型のICカードが開発
され、この例として定期券などに既に利用が開始されて
いる。この種の非接触型のICカードは特開2000−
50534号公報に開示されている。
【0011】図11は従来のICカードを説明するため
の図である。
【0012】図11に示した従来のICカード200は
上記した特開2000−50534号公報に開示されて
いるものであり、ここでは同号公報を参照して簡略に説
明する。
【0013】従来のICカード200は、外部機器から
の外来電波に共振する1次コイルL1と、この1次コイ
ルL1に電磁的に結合して、ICモジュール201に接
続する2次コイルL2とを組み合わせて構成されてお
り、情報を1次コイルL1及び2次コイルL2を介して
非接触で受信してICモジュール201に記憶させた
り、ICモジュール201に記憶した情報を1次コイル
L1及び2次コイルL2を介して非接触で送信できるよ
うになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパー
ソナル電子カード100は、袋またはケース101に格
納されているので信号面100bを保護できるものの、
更に、多目的用途への利用を図るためには信号面100
bの情報だけでなく、別な形態の情報も必要となる。
【0015】そこで、従来のパーソナル電子カード10
0に、従来のICカード200を組み合わせた場合に、
信号面100bを保護できると共に外部機器との間で情
報信号を非接触で送受信するICモジュール201を内
蔵させることができるようなカード用カバーが望まれて
いる。
【0016】この際、従来のパーソナル電子カード10
0とカード用カバーとを一体化でき、且つ、両者の関係
を関連付けて印刷できる印刷システムが要求されている
と共に、カード用カバーに内蔵させたICモジュール2
01を効果的に利用できるカード型光ディスク及び光デ
ィスク駆動装置も望まれている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、外形形状が略カ
ード状に形成され、且つ、中心部に光ディスクの中心孔
と略同径の中心孔が貫通して穿設され、この中心孔の外
周側に前記光ディスクの信号フォーマットに準拠した信
号面が少なくとも形成されたカード型光ディスクの前記
信号面を保護するためのカード型光ディスク用カバーで
あって、外形形状が前記カード型光ディスクと略同じサ
イズで略カード状に形成され、且つ、中心部に前記カー
ド型光ディスクの中心孔に着脱自在に嵌合するチャッキ
ング爪が複数個リング状に突出形成されていると共に、
前記カード型光ディスクの前記信号面に対向しながら該
信号面を保護するための保護面が形成され、且つ、この
保護面の外周部位に前記カード型光ディスクの外周部位
と嵌合する回り止め部が凸状に形成され、更に、前記保
護面にループアンテナとIC回路とを設けたことを特徴
とするカード型光ディスク用カバーである。
【0018】また、第2の発明は、上記した第1の発明
のカード型光ディスク用カバーにおいて、前記カード型
光ディスクの前記信号面中のリードイン領域に記録すべ
き情報信号に関連したIDデータを記録した際に、前記
カード型光ディスク用カバーの前記保護面に設けた前記
IC回路内のICメモリに前記カード型光ディスクの前
記信号面中のリードイン領域に記録した前記IDデータ
に対して共通の情報を有するデータを格納し、更に、前
記リードイン領域以外の前記信号面に記録する前記情報
信号を必要に応じて暗号化した際には、暗号化情報信号
復号用のキー情報を前記ICメモリに格納することを特
徴とするカード型光ディスク用カバーである。
【0019】また、第3の発明は、上記した第1又は第
2の発明のカード型光ディスク用カバーの前記保護面
を、前記カード型光ディスクの前記信号面に対向させて
両者を蓋合わせした状態で、前記カード型光ディスクの
露出面に貼り付けたレーベル(又は露出面)と、前記カ
ード型光ディスク用カバーの露出面とに印刷を行うカー
ド型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの印刷
システムであって、前記カード型光ディスクの前記信号
面に記録するための第1記録データと、前記カード型光
ディスク用カバーに内蔵した前記IC回路内の前記IC
メモリに格納するための第2記録データと、前記カード
型光ディスクの前記露出面に貼り付けた前記レーベル
(又は露出面)に印刷するための第1印刷データと、前
記カード型光ディスク用カバーの前記露出面に印刷する
ための第2印刷データとを同一のデータファイルから取
り出すと共に、前記第1記録データ,前記第2記録デー
タ,前記第1印刷データ,前記第2印刷録データは互い
に関連のあるIDデータを含んでいることを特徴とする
カード型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの
印刷システムである。
【0020】また、第4の発明は、通常の光ディスク
と、カード型光ディスクに蓋合わせした第2の発明の前
記カード型光ディスク用カバーを取り外した状態の前記
カード型光ディスクとを選択的に装着可能に構成した光
ディスク駆動装置であって、前記通常の光ディスクと、
前記カード型光ディスクとを選択的に載置して回転する
ターンテーブルと、前記通常の光ディスクの信号面と、
前記カード型光ディスクの信号面とに対向して各信号面
の径方向に移動自在な光ピックアップと、前記通常の光
ディスクの信号面と、前記カード型光ディスクの信号面
とを前記光ピックアップで選択的に読み取った各信号を
処理する光ディスク信号処理回路と、前記ターンテーブ
ル上に載置した前記通常の光ディスクと、前記ターンテ
ーブル上に載置した前記カード型光ディスクとを判別す
る第1フォトセンサと、装置の外部にあるカード型光デ
ィスク用カバーを検出する第2フォトセンサと、前記カ
ード型光ディスク用カバーに内蔵した前記IC回路内の
ICメモリからのデータを電磁波情報信号に変調して前
記ループアンテナから送信した際に、前記電磁波情報信
号を無接触で受信する受信手段と、前記第1フォトセン
サで前記通常の光ディスクであると判断した場合には、
前記光ピックアップ及び前記光ディスク信号処理回路を
前記通常の光ディスクに対応するように制御し、一方、
前記第1フォトセンサで前記カード型光ディスクである
と判断し、且つ、前記第2フォトセンサで前記カード型
光ディスク用カバーを検出した場合には、前記カード型
光ディスクの前記信号面中のリードイン領域から前記光
ピックアップで読み取ったIDデータと、前記受信手段
で抽出した前記カード型光ディスクカバー側からのデー
タとが一致した場合のみ前記カード型光ディスクの前記
信号面中でリードイン領域以外に記録された前記情報信
号を前記光ピックアップで読み取るように制御する制御
部とを備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置であ
る。
【0021】また、第5の発明は、カード型光ディスク
に蓋合わせした第2の発明の前記カード型光ディスク用
カバーを取り外した状態の前記カード型光ディスクのみ
を装着可能に構成した光ディスク駆動装置であって、前
記カード型光ディスクを載置して回転するターンテーブ
ルと、前記カード型光ディスクの信号面に対向して該信
号面の径方向に移動自在な光ピックアップと、前記カー
ド型光ディスクの信号面を前記光ピックアップで読み取
った信号を処理する光ディスク信号処理回路と、前記タ
ーンテーブル上に前記カード型光ディスクが載置された
ことを検出する第1フォトセンサと、装置の外部にある
カード型光ディスク用カバーを検出する第2フォトセン
サと、前記カード型光ディスク用カバーに内蔵した前記
IC回路内のICメモリからのデータを電磁波情報信号
に変調して前記ループアンテナから送信した際に、前記
電磁波情報信号を無接触で受信する受信手段と、前記第
1フォトセンサで前記カード型光ディスクを検出し、且
つ、前記第2フォトセンサで前記カード型光ディスク用
カバーを検出した場合には、前記カード型光ディスクの
前記信号面中のリードイン領域から前記光ピックアップ
で読み取ったIDデータと、前記受信手段で抽出した前
記カード型光ディスクカバー側からのデータとが一致し
た場合のみ前記カード型光ディスクの前記信号面中でリ
ードイン領域以外に記録された前記情報信号を前記光ピ
ックアップで読み取るように制御する制御部とを備えた
ことを特徴とする光ディスク駆動装置である。
【0022】更に、第6の発明は、上記した第4又は第
56の光ディスク駆動装置において、前記カード型光デ
ィスクの前記信号面中でリードイン領域以外に記録され
た情報信号を必要に応じて暗号化した場合に、前記カー
ド型光ディスク用カバーに内蔵した前記IC回路内のI
Cメモリからの前記キー情報を前記受信手段で受信した
後に抽出して、抽出した前記キー情報を前記光ディスク
信号処理回路に入力することで、暗号化された前記情報
信号を前記キー情報に基づいて解読することを特徴とす
る光ディスク駆動装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るカード型光デ
ィスク用カバー、カード型光ディスク及びカード型光デ
ィスク用カバーの印刷システム、光ディスク駆動装置の
一実施例を図1乃至図9を参照して項目順に詳細に説明
する。
【0024】<カード型光ディスク用カバー>図1は本
発明に係るカード型光ディスク用カバーを説明するため
に、カード型光ディスクとカード型光ディスク用カバー
とを分離した状態で示した斜視図、図2(a),(b)
は図1に示したカード型光ディスクとカード型光ディス
ク用カバーとをそれぞれ示した断面図、図3は図1に示
したカード型光ディスクとカード型光ディスク用カバー
とを蓋合わせして一体化した状態を示した斜視図、図4
は図1に示したカード型光ディスク用カバーに内蔵した
ループアンテナとIC回路とを説明するためのブロック
図である。
【0025】図1及び図2(a),(b)に示した如
く、本発明に係るカード型光ディスク用カバー2を適用
するカード型光ディスク1は、透明な樹脂材を用いて外
形形状が略定期券サイズで略カード状(略矩形状)に形
成されている。具体的には、カード型光ディスク1の縦
寸法(短手寸法)が略56mm、横寸法(長手寸法)は
略86mmであり、中心部に通常の光ディスクの中心孔
と略同径で直径15mmの中心孔1aが貫通して穿設さ
れ、且つ、この中心孔1aより外周側に縦寸法と同じで
直径が略56mmの信号面1bが凸状に形成され、更
に、信号面1bより外周側の左右に別れて直径が略80
mmの無信号面1c,1cが信号面1bと同じ高さで凸
状に形成されている。
【0026】この際、リードイン領域1b1を含む信号
面1bは成膜されているが、信号面1bより外周側の無
信号面1c,1cは成膜されてなく、また、信号面1b
及び無信号面1c,1cの基板厚みは周知のCD,DV
D等の光ディスクの基板厚みと略同じ寸法で略1.2m
mに設定されている。更に、無信号面1c,1cより外
周側にこの無信号面1c,1cに対して一段低く0.5
〜0.6mm程度の段差を持って余白面1d,1dが左
右に別れて形成されている。
【0027】また、カード型光ディスク1の信号面1b
及び無信号面1c,1cとは反対側の露出面1eは平坦
面に形成されており、この露出面1eにレーベル3(図
2に図示)を貼り付けて、このレーベル3に光ディスク
1の信号面1bに記録した情報信号に関連する情報を印
刷するか又は露出面1eに直接印刷できるようになって
いる。
【0028】そして、カード型光ディスク1は後述する
光ディスク駆動装置40(図5,図9)内のターンテー
ブル上にチャッキングされて、光ピックアップにより信
号面1bに記録された情報信号を再生したり、あるい
は、信号面1bに情報信号を記録している。
【0029】ここで、上記したカード型光ディスク1の
信号面1bを周知のCD(Compact Disc)の信号フォーマ
ットに準拠して形成した場合には、音楽情報を予め記録
した再生専用のものとか、コンピュータデータを予め記
録した再生専用のCD−ROM(CD-Read Only Memory)
とか、情報信号を1回だけ記録できる記録再生可能なC
D−R(CD-Recordable) などに対応しており、これらの
信号面1bは基板厚みが略1.2mmの単一の透明基板
を用いている。
【0030】また、上記したカード型光ディスク1の信
号面1bをCDよりも情報信号への記録密度を高めたD
VD(Digital Versatile Disc)の信号フォーマットに準
拠して形成した場合には、ディジタル化して圧縮した映
像や音声を再生する再生専用のものとか、コンピュータ
データを予め記録した再生専用のDVD−ROM(DVD-R
ead Only Memory)とか、情報信号を1回だけ記録できる
記録再生可能なDVD−R(DVD-Recordable)とか、情報
信号を複数回記録できる記録再生可能なDVD−RW(D
VD-Re recordable) ,DVD−RAM(DVD-Random Acce
ss Memory 又はDVD-Writable) などに対応しており、こ
れらの信号面1bは基板厚みが略0.6mmの透明基板
上に成膜した後に、接着材を介して基板厚みが略0.6
mmの補強基板を貼り合わせて合計の基板厚みが略1.
2mmに形成されている。
【0031】更に、カード型光ディスク1が再生専用タ
イプの場合には、透明な樹脂材を用いて射出成形により
透明基板上に凹凸状のピット列でトラックを螺旋状又は
同心円状に形成して、この凹凸状のピット列上にアルミ
などの反射膜を膜付けして信号面を形成しており、透明
基板側から再生用レーザービームを照射して反射膜から
の戻り光により情報信号を再生している。
【0032】一方、カード型光ディスク1が記録再生可
能タイプの場合には、透明な樹脂材を用いて射出成形に
より透明基板上に凹凸状のグルーブとランドとでトラッ
クを螺旋状又は同心円状に予め形成し、これらのグルー
ブとランド上に記録膜,反射膜を順に膜付けして信号面
を形成しており、透明基板側から記録用レーザービーム
を照射して情報信号を記録膜に記録した後に、透明基板
側から再生用レーザービームを照射して反射膜からの戻
り光により情報信号を再生している。
【0033】次に、本発明に係るカード型光ディスク用
カバー2は、上記したカード型光ディスク1の信号面1
bを少なくとも保護すると共に、外部機器との間で情報
信号を非接触で送受信するループアンテナ4とIC回路
5とを内蔵させているものである。
【0034】即ち、上記したカード型光ディスク用カバ
ー2は、不透明な樹脂材を用いて外形形状がカード型光
ディスク1と略同じサイズで略カード状(略矩形状)に
形成されている。具体的には、カード型光ディスク用カ
バー2の縦寸法がカード型光ディスク1と同寸法で略5
6mm、横寸法はカード型光ディスク1よりごく僅かに
大きく87〜88mm程度であり、中心部にカード型光
ディスク1の中心孔1aに着脱自在に嵌合するためのチ
ャッキング爪2aが複数個リング状に突出形成されてお
り、且つ、リング状のチャッキング爪2a内には有底孔
2bが形成されている。この際、複数個リング状に形成
したチャッキング爪2aは先端部位がカード型光ディス
ク1の中心孔1aの径よりも僅かに細径で、且つ、根元
部位が中心孔1aの径よりも僅かに太径に形成されてお
り、各チャッキング爪2aは樹脂材が持つ弾性力により
弾性変位可能になっている。
【0035】また、カード型光ディスク用カバー2は、
チャッキング爪2aを中心に保護面(凹面)2cがカー
ド型光ディスク1に凸状に突出形成した信号面1b及び
無信号面1c,1cと対向して相補的に凹状に形成され
ており、この保護面2cはカード型光ディスク1の無信
号面1c,1cの径寸法80mmよりごく僅かに大径に
形成されている。また、カード型光ディスク用カバー2
の保護面2cより外周側に凸面2d,2dが左右に別れ
て形成されており、これらの凸面2d,2dはカード型
光ディスク1に形成した余白面1d,1dと対向して相
補的に凸状に形成されている。更に、カード型光ディス
ク用カバー2の凸面2d,2dの外側には、カード型光
ディスク1の左右の外周部位(横寸法側の左右)と嵌合
する回り止め部2e,2eが左右に別れて凸状に突出形
成されており、これらの回り止め部2e,2eは、カー
ド型光ディスク用カバー2の各チャッキング爪2aをカ
ード型光ディスク1の中央孔1aに嵌合させて両者1,
2を蓋合わせした時に、回り止め部2e,2eがカード
型光ディスク1の左右の外周部位(横寸法側の左右)に
嵌合してカード型光ディスク1に沿うように位置決めさ
れるので、カード型光ディスク用カバー2はカード型光
ディスク1に対して回転することなく回り止めをしてい
る。
【0036】この際、カード型光ディスク用カバー2に
凹状に形成した保護面2cの基板厚みは略0.8mm程
度に設定され、凸面2d,2dの基板厚みは略1.4m
m程度に設定され、更に、回り止め部2e,2eの基板
厚みは略2.0mm程度に設定されている。
【0037】また、カード型光ディスク用カバー2の保
護面2cとは反対側の露出面2fは平坦面に形成されて
おり、この露出面2fに光ディスク1の信号面1bに記
録した情報信号に関連する情報を直接印刷できるように
なっている。
【0038】また、カード型光ディスク用カバー2に凹
状に形成した保護面2c上には、ループアンテナ4が導
電材を用いてパターン印刷又は蒸着などにより周回され
ており、このループアンテナ4にIC回路5が接続した
状態で内蔵されている。この際、IC回路5はカード型
光ディスク用カバー2に凹状に形成した保護面2cから
突出しないように埋設されており、保護面(凹面)2c
の基板厚みが略0.8mm程度である場合に略0.3m
m程度の深さで埋設されている。
【0039】そして、カード型光ディスク1の信号面1
b及び無信号面1c,1cを上にして、上方から矢印A
方向に向かってカード型光ディスク用カバー2の保護面
2cを信号面1b及び無信号面1c,1cに対向させな
がらカード型光ディスク用カバー2をカード型光ディス
ク1上に蓋合わせすると、カード型光ディスク用カバー
2の各チャッキング爪2aがカード型光ディスク1の中
心孔1a内に弾性変位しながら嵌合し、カード型光ディ
スク用カバー2の回り止め部2e,2eによってカード
型光ディスク用カバー2は回転することなくカード型光
ディスク1と一体化されて図3に示したようになる。こ
の際、両者1,2を合わせた全体の厚みが略2.0mm
程度になる。この状態で携帯すればカード型光ディスク
1の信号面1b及び無信号面1c,1cはカード型光デ
ィスク用カバー2に保護されて信号面1b及び無信号面
1c,1cが傷つくことない。
【0040】尚、カード型光ディスク1の信号面1bに
情報信号を記録したり、記録した情報を再生する場合に
は、カード型光ディスク用カバー2を取り外した後に、
後述する光ディスク駆動装置40(図5,図9)に装着
すれば良い。
【0041】ここで、カード型光ディスク用カバー2に
形成した保護面(凹面)2c上に周回したループアンテ
ナ4と、IC回路5とを図4を用いて説明すると、IC
回路5は復調回路5aと、信号処理回路5bと、ICメ
モリ5cと、変調回路5dとで集積化して構成されてい
る。尚、IC回路5を動作させる電源回路は図示してい
ないがIC回路5内に備えられており、技術的にはカー
ド型光ディスク用カバー2内に電池を持つことも可能で
ある。
【0042】そして、カード型光ディスク用カバー2を
カード型光ディスク1に取り付けた状態、又は、カード
型光ディスク用カバー2をカード型光ディスク1から取
り外した状態のいずれの状態においても、外部機器6か
ら無線で送信された電磁波情報信号をループアンテナ4
で受信すると、この電磁波情報信号はIC回路5の復調
回路5aで復調された後、復調データが信号処理回路5
bで適宜処理されてICメモリ5c内にデータが格納さ
れる。一方、ICメモリ5c内に格納されたデータを読
み出す場合には、ICメモリ5c内から読み出したデー
タを信号処理回路5bで適宜処理した後に、変調回路5
dで送信データに変調して、ループアンテナ4を介して
送信データを無線で外部機器6に送信している。
【0043】従って、外部機器6とIC回路5との間で
ループアンテナ4を介して電磁波情報信号を非接触で送
受信可能になっている。
【0044】尚、実施例のカード型光ディスク1及びカ
ード型光ディスク用カバー2は上記した形状に形成され
ているが、これに限定されるものではなく、図示を省略
するものの、カード型光ディスクは外形形状が略カード
状に形成され、且つ、中心部に光ディスクの中心孔と略
同径の中心孔が貫通して穿設され、この中心孔の外周側
に光ディスクの信号フォーマットに準拠した信号面が少
なくとも形成されたものであれば良く、これに蓋合わせ
するカード型光ディスク用カバーは外形形状がカード型
光ディスクと略同じサイズで略カード状に形成され、且
つ、中心部にカード型光ディスクの中心孔に着脱自在に
嵌合するチャッキング爪が複数個リング状に突出形成さ
れていると共に、カード型光ディスクの信号面に対向し
ながら信号面を保護するための保護面(凹面)が形成さ
れ、且つ、この保護面(凹面)の外周部位にカード型光
ディスクの外周部位と嵌合する回り止め部が凸状に形成
され、更に、保護面(凹面)にループアンテナとIC回
路とを設けたものであっても良い。
【0045】<カード型光ディスク及びカード型光ディ
スク用カバーの印刷システム>図5は本発明に係るカー
ド型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの印刷
システムを示したブロック図、図6は図5に示したカー
ドプリンタを拡大して示した図、図7は本発明に係るカ
ード型光ディスク及びカード型光ディスク用カバーの印
刷システムを用いて印刷する方法を説明するためのフロ
ー図、図8(a),(b)はカード型光ディスクの露出
面に貼り付けたレーベル(又は露出面)と、カード型光
ディスク用カバーの露出面とにカード型光ディスクの信
号面に記録した情報信号に関連した情報を印刷した状態
を示した図である。
【0046】図5に示した如くの印刷システム10は、
カード型光ディスク1の信号面1bを先に説明したCD
−R,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなど
の信号フォーマットに準拠して記録再生可能に形成した
場合に、この信号面1bに記録した情報信号に関連した
情報をカード型光ディスク1の露出面1eに貼り付けた
レーベル3(又は露出面1e)と、カード型光ディスク
用カバー2の露出面2fと印刷するものである。
【0047】上記した印刷システム10は、この印刷シ
ステム全体を制御するホストコンピュータ20と、多量
のデータを蓄積したデータファイル30と、データファ
イル30に蓄積した多量のデータの中から一つのカード
型光ディスク1の信号面1bに記録するための第1記録
データを取り出して一時的に蓄積するための第1記録デ
ータファイル31と、データファイル30に蓄積した多
量のデータの中から一つのカード型光ディスク1に蓋合
わせするためのカード型光ディスク用カバー2に内蔵し
たIC回路5内のICメモリ5cに格納するための第2
記録データを取り出して一時的に蓄積するための第2記
録データファイル32と、データファイル30に蓄積し
た多量のデータの中から前記カード型光ディスク1の露
出面1eに貼り付けたレーベル3(又は露出面1e)に
印刷するための第1印刷データを取り出して一時的に蓄
積するための第1印刷データファイル33と、データフ
ァイル30に蓄積した多量のデータの中から前記カード
型光ディスク用カバー2の露出面2fに印刷するための
第2印刷データを取り出して一時的に蓄積するための第
2印刷データファイル34と、カード型光ディスク1の
信号面1bに第1記録データを記録したり、記録済みの
第1記録データを再生するための光ディスク駆動装置4
0と、カード型光ディスク1上にカード型光ディスク用
カバー2を自動的に蓋合わせてして両者1,2を一体化
するためのカバー取り付け装置60と、カード型光ディ
スク用カバー2に内蔵したIC回路5内のICメモリ5
cに第2記録データを非接触で格納するためのICメモ
リ駆動装置70と、カード型光ディスク1の露出面1e
に貼り付けたレーベル3(又は露出面1e)及びカード
型光ディスク用カバー2の露出面2fに印刷するための
カードプリンタ80とで構成されている。
【0048】ここで、第1記録データファイル31に格
納された第1記録データと、第2記録データファイル3
2に格納された第2記録データと、第1印刷データファ
イル33に格納された第1印刷データと、第2印刷デー
タファイル34に格納された第2印刷データとは、共通
のデータファィル30で管理されているために、一つの
カード型光ディスク1と、これに蓋合わせするカード型
光ディスク用カバー2に対して間違ったデータの混在が
生じないように各データファイル31〜34で管理され
ていると共に、第1記録データ,第2記録データ,第1
印刷データ,第2印刷データは互いに関連のあるIDデ
ータが含まれるように管理されている。
【0049】次に、印刷システム10の構成部材のうち
でカードプリンタ80について図6を用いて簡略に説明
する。
【0050】図6に示したカードプリンタ80は再転写
型方式と言われているもので、詳細な構成は本出願人が
先に提案した特開平8−48047号公報に開示してい
るものである。
【0051】即ち、カードプリンタ80中のプラテンロ
ーラ81に透明な中間記録媒体(中間転写フィルム)8
2を巻き付け、且つ、中間記録媒体82上にインクフィ
ルム83を重畳させてサーマルヘッド84により加圧す
ることで熱エネルギーを付与して中間記録媒体82に画
像を形成する記録部85と、中間記録媒体82の受像面
とカード(具体的には、露出面1eを上にしたカード型
光ディスク1とカバー2とが組み合わされて一体化した
もの、あるいは、露出面2fを上にしたカバー2とカー
ド型光ディスク1とが組み合わされて一体化したもの)
86を対向させてヒートローラ87と加圧ローラ88と
の間で加熱圧して、中間記録媒体82に形成された画像
をカード86に再転写する再転写部89とで基本構成さ
れている。更に、カード86の両面に容易に転写させる
ため、カード86の片面に画像を転写した後にカード8
6の表裏を反転させるカード反転部90を付加したもの
もある。
【0052】また、上記したカードプリンタ80では、
カード86の位置制御に赤外線センサが用いられている
ことが多く、このカード86がカード型光ディスク1単
体では赤外線を透過することもあるから、赤外線を透過
しない不透明な樹脂材でカード型光ディスク用カバー2
を成形している。
【0053】以上のようなカードプリンタ80を用いる
ことによって、カード型光ディスク1とカード型光ディ
スク用カバー2とを蓋合わせして一体化した状態で、カ
ード型光ディスク1の露出面1eに貼り付けたレーベル
3(又は露出面1e)と、カード型光ディスク用カバー
2の露出面2fとに、互いに関連性を持って第1印刷デ
ータ,第2印刷データをそれぞれ容易に印刷することが
可能となる。
【0054】次に、上記した印刷システム10を用い
て、カード型光ディスク1及びカード型光ディスク用カ
バー2に印刷する動作を図5,図7を併用して説明す
る。
【0055】図7に示した如く、ステップS1では未使
用状態のカード型光ディスク1の信号面1bに、第1記
録データファイル31からの第1記録データを記録す
る。この際、未使用状態のカード型光ディスク1の信号
面1bは記録再生可能に形成されているものを使用し、
このカード型光ディスク1を光ディスク駆動装置40内
に設けたターンテーブル上に装着した後、カード型光デ
ィスク1を回転させながら光ピックアップから出射した
記録用レーザービームを用いて第1記録データを信号面
1bに記録していると共に、第1記録データ中で記録す
べき情報信号に関連したIDデータは信号面1b中のリ
ードイン領域1b1に記録している。更に、IDデータ
を除いた第1記録データに対して暗号化が必要であれ
ば、暗号化した第1記録データをリードイン領域1b1
以外の信号面1b中に記録しているが、この場合には暗
号化情報信号復号用のキー情報を第2記録データ中に含
ませている。
【0056】次に、ステップS2では、第1記録データ
を記録したカード型光ディスク1上にカード型光ディス
ク用カバー2をカバー取り付け装置60を用いて自動的
に蓋合わせして両者1,2を一体化する。これにより、
カード型光ディスク1の信号面1bはカード型光ディス
ク用カバー2で保護されている。
【0057】次に、ステップS3では、カード型光ディ
スク用カバー2に内蔵したIC回路5内のICメモリ5
cに、第2記録データファイル32からの第2記録デー
タをICメモリ駆動装置70により非接触で格納する。
この際、第2記録データはカード型光ディスク1の信号
面1b中のリードイン領域1b1に記録したIDデータ
に対して共通の情報を有するデータ(IDデータ)を含
んでいると共に、カード型光ディスク1の信号面1b中
でリードイン領域1b以外に記録した情報信号が必要に
応じて暗号化されている場合に暗号化情報信号復号用の
キー情報なども含んでいる。
【0058】尚、第2記録データのICメモリ5cへの
格納動作は、非接触のためにステップS3以外の適宜な
ステップでも可能であり、この場合には、当然ステップ
順が変わる。
【0059】次に、ステップS4では、カード型光ディ
スク1上にカード型光ディスク用カバー2を蓋合わせし
た状態で、カード型光ディスク1の露出面1eに貼り付
けたレーベル3(又は露出面1e)に、第1印刷データ
ファイル33からの第1印刷データをカードプリンタ8
0を用いて図8(a)に示したように印刷している。そ
して、図8(a)に示したように、カード型光ディスク
1の露出面1eに貼り付けたレーベル3(又は露出面1
e)に印刷した情報は、カード型光ディスク1の信号面
1bのリードイン領域1b1に記録したIDデータと、
カード型光ディスク用カバー2に内蔵したIC回路5内
のICメモリ5cに格納したデータ(IDデータ)とに
関連するIDデータである。
【0060】次に、ステップS5では、カード型光ディ
スク1上にカード型光ディスク用カバー2を蓋合わせし
た状態で、カード型光ディスク用カバー2の露出面2f
に、第2印刷データファイル34からの第2印刷データ
をカードプリンタ80を用いて図8(b)に示したよう
に印刷している。そして、図8(b)に示したように、
カード型光ディスク用カバー2の露出面2fに印刷した
情報は、カード型光ディスク1の信号面1bのリードイ
ン領域1b1に記録したIDデータと、カード型光ディ
スク用カバー2に内蔵したIC回路5内のICメモリ5
cに格納したデータ(IDデータ)と、カード型光ディ
スク1の露出面1e側に印刷した情報とに関連するID
データである。
【0061】尚、上記したステップS4,ステップS5
の動作は、カード型光ディスク1上にカード型光ディス
ク用カバー2を蓋合わせした状態であれば、ステップ順
を逆転させても良い。
【0062】上記の各ステップを処理することにより、
カード型光ディスク1の信号面1bに記録した情報信号
と、カード型光ディスク用カバー2に内蔵したIC回路
5内のICメモリ5cに格納したデータ(IDデータ)
と、カード型光ディスク1に印刷した情報と、カード型
光ディスク用カバー2に印刷した情報とが互いに関連が
あり、且つ、カード型光ディスク1に印刷した情報及び
カード型光ディスク用カバー2に印刷した情報は目視で
きるので、両者1,2を蓋合わせする場合に間違った組
み合わせを避けることができる。
【0063】<光ディスク駆動装置>図9は本発明に係
る光ディスク駆動装置を説明するためのブロック図であ
る。
【0064】図9に示した本発明に係る光ディスク駆動
装置40は、通常の光ディスク(図示せず)を装着で
き、且つ、カード型光ディスク1に蓋合わせしたカード
型光ディスク用カバー2を取り外した状態でカード型光
ディスク1を装着できるものである。
【0065】上記した光ディスク駆動装置40では、C
PU41でこの装置全体を制御している。
【0066】また、スピンドルモータ42の軸に取り付
けたターンテーブル43上には、通常の光ディスクと、
カード型光ディスク1とが選択的に載置可能になってお
り、このターンテーブル43のセンターコーン44で通
常の光ディスクの中心孔又はカード型光ディスク1の中
心孔1aをチャッキングして、通常の光ディスク又はカ
ード型光ディスク1をターンテーブル43と一体にスピ
ンドルモータ42によって回転させている。
【0067】また、通常の光ディスクの信号面(図示せ
ず)と、カード型光ディスク1の信号面1bと対向して
光ピックアップ45が各信号面の径方向に移動自在に設
けられている。
【0068】また、通常の光ディスクの信号面と、カー
ド型光ディスク1の信号面1bとを光ピックアップ45
で選択的に読み取った各信号を処理する光ディスク信号
処理回路46が設けられている。
【0069】また、ターンテーブル42と一体に通常の
光ディスク(図示せず)又はカード型光ディスク1を回
転させながら、ターンテーブル42上に通常の光ディス
ク(図示せず)が載置されたか、それともカード型光デ
ィスク1が載置されたかを検出するための第1ホトセン
サ47が光ディスクの外周側で、且つ、カード型光ディ
スク1の横寸法側(長手寸法側)の外周側に設けられ、
この第1ホトセンサ47の検出結果はCPU41に入力
されている。そして、通常の光ディスクが載置された場
合には、この通常の光ディスクが円盤状であるために、
第1ホトセンサ47で常にオン状態の出力が得られるの
で、CPU41は光ピックアップ45及び光ディスク信
号処理回路46の動作を通常の光ディスクに対応するよ
うに制御している。
【0070】一方、カード型光ディスク1が載置された
場合には、このカード型光ディスク1が略矩形状である
ために、第1ホトセンサ47でオン状態とオフ状態とを
繰り返した出力が得られるので、CPU41は後述する
第2ホトセンサ48の結果を組み合わせて判断してい
る。
【0071】また、光ディスク駆動装置40の外部にあ
るカード型光ディスク用カバー2を検出するための第2
ホトセンサ48が設けられ、この第2ホトセンサ48の
検出結果もCPU41に入力されている。ここで、第1
ホトセンサ47の出力結果がオン状態とオフ状態とを繰
り返し、且つ、第2ホトセンサ48の出力結果がオフ状
態であれば、CPU41は単なるカード型光ディスクで
あると判断し、光ピックアップ45及び光ディスク信号
処理回路46の動作を通常の光ディスクと同様に制御し
ている。
【0072】一方、第1ホトセンサ47の出力結果がオ
ン状態とオフ状態とを繰り返し、且つ、第2ホトセンサ
48の出力結果がオン状態であれば、IC回路5を内蔵
したカード型光ディスク用カバー2と組んだカード型光
ディスク1であると判断できるので、光ピックアップ4
5でカード型光ディスク1の信号面1bのリードイン領
域1b1だけは読み取ることができるように制御してい
る。
【0073】また、第2ホトセンサ48でカード型光デ
ィスク用カバー2を検出した時には、カード型光ディス
ク用カバー2に内蔵したIC回路5内のICメモリ5c
に格納したIDデータと、カード型光ディスク1の信号
面1b中でリードイン領域1b1以外に記録した情報信
号が暗号化されている場合のキー情報とを電磁波情報信
号に変調して、この電磁波情報信号をループアンテナ4
を介して送信した際に、送信された電磁波情報信号を光
ディスク駆動装置40内に設けたループアンテナ49で
受信して、復調回路50で復調した後、復調信号をID
データ抽出回路51とキー情報抽出回路52とに入力し
ている。この後、IDデータ抽出回路51では復調信号
からカード型光ディスク1の信号面1b中のリードイン
領域1b1に記録したIDデータに対して共通の情報を
有するデータ(IDデータ)だけを抽出して、抽出した
データ(IDデータ)をCPU41に知らせている。ま
た、キー情報抽出回路52では復調信号からキー情報だ
けを抽出して、キー情報があることをCPU41に知ら
せると共に抽出したキー情報を光ディスク信号処理回路
46に入力している。
【0074】また、第2ホトセンサ48でカード型光デ
ィスク用カバー2を検出した時には、光ピックアップ4
5によりカード型光ディスク1の信号面1bのリードイ
ン領域1b1に記録されたIDデータを読み込んで、こ
のIDデータをCPU41に知らせている。そして、C
PU41は、IDデータ抽出回路51で検出したIDデ
ータと、光ピックアップ45で読み込んだIDデータと
が一致した場合にのみ、CPU41は光ディスク信号処
理回路46を動作可能状態に設定するので、この後、光
ピックアップ45はカード型光ディスク1の信号面1b
に記録された情報信号を読み取ることができる。
【0075】更に、第2ホトセンサ48でカード型光デ
ィスク用カバー2を検出して、上記したように光ディス
ク信号処理回路46が動作可能状態に設定され、且つ、
カード型光ディスク1の信号面1b中でリードイン領域
1b1以外に記録された情報信号が必要に応じて暗号化
されている場合には、キー情報抽出回路52で抽出した
キー情報をCPU41の命令により光ディスク信号処理
回路46内に取り込むことができるので、このキー情報
に基づいて信号面1bに記録された暗号化情報信号を解
読することができる。
【0076】従って、本発明に係る光ディスク駆動装置
40は、通常の光ディスクと、カード型光ディスク1と
を選択的に装着でき、しかも、カード型光ディスク1の
信号面1bのリードイン領域1b1に記録したIDデー
タと、カード型光ディスク用カバー2に内蔵したIC回
路5内のICメモリ5cに格納したデータ(IDデー
タ)とが一致した時に、カード型光ディスク1の信号面
1bのリードイン領域1b1以外に記録された情報信号
を読み取ることができるので、カード型光ディスク1の
信号面1bに記録した情報信号の秘密保持及び著作権保
護を図ることができる。
【0077】更に、カード型光ディスク1の信号面1b
中でリードイン領域1b1以外に記録する情報信号を必
要に応じて暗号化した場合に、カード型光ディスク用カ
バー2に内蔵したIC回路5内のICメモリ5cに格納
したキー情報により暗号化情報信号を解読すれば、カー
ド型光ディスク1の信号面1bに記録した暗号化情報信
号の秘密保持及び著作権保護をより一層図ることができ
る。
【0078】次に、本発明に係る光ディスク駆動装置4
0を一部変形して、カード型光ディスク1に蓋合わせし
たカード型光ディスク用カバー2を取り外した状態のカ
ード型光ディスク1のみを装着可能に光ディスク駆動装
置を構成した場合には、装置40内の各構成部材は先に
図9に示したと同じであるものの、ここではターンテー
ブル43と一体にカード型光ディスク1を回転させなが
ら、第1ホトセンサ47でターンテーブル43上にカー
ド型光ディスク1が載置されたことを検出している点が
異なるだけであり、この場合でもカード型光ディスク1
がカード型光ディスク1が略矩形状であるために、第1
ホトセンサ47でオン状態とオフ状態とを繰り返した出
力が得られるので、CPU41は第2ホトセンサ48の
結果を組み合わせて判断している。
【0079】そして、第1フォトセンサ47でカード型
光ディスク1を検出し、且つ、第2フォトセンサ48で
カード型光ディスク用カバー2を検出した場合に、CP
U41は、カード型光ディスク1の信号面1b中のリー
ドイン領域1b1から光ピックアップ45で読み取った
IDデータと、ループアンテナ49,復調回路50を介
してIDデータ抽出回路51で抽出したカード型光ディ
スクカバー1側からのデータ(IDデータ)とが一致し
た場合のみカード型光ディスク1の信号面1b中でリー
ドイン領域1b1以外に記録された情報信号を光ピック
アップ45で読み取るように制御している。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係るカード型光デ
ィスク用カバー、カード型光ディスク及びカード型光デ
ィスク用カバーの印刷システム、光ディスク駆動装置に
おいて、請求項1記載のカード型光ディスク用カバーに
よると、カード型光ディスクの信号面を保護するための
カード型光ディスク用カバーの保護面にループアンテナ
とIC回路とを設けため、カード型光ディスク用カバー
はカード型光ディスクの信号面を保護するだでなく、外
部機器とカード型光ディスク用カバーに内蔵したIC回
路内のICメモリとの間でデータを非接触で送受信でき
る。
【0081】また、請求項2記載のカード型光ディスク
用カバーによると、上記した請求項1記載のカード型光
ディスク用カバーにおいて、カード型光ディスクの信号
面中のリードイン領域に記録すべき情報信号に関連した
IDデータを記録した際に、カード型光ディスク用カバ
ーの保護面に設けたIC回路内のICメモリにカード型
光ディスクの信号面中のリードイン領域に記録したID
データに対して共通の情報を有するデータを格納したた
め、カード型光ディスクの信号面に記録した情報信号の
秘密保持及び著作権保護を図ることができ、更に、リー
ドイン領域以外の信号面に記録する情報信号を必要に応
じて暗号化した際には、暗号化情報信号復号用のキー情
報をICメモリに格納しているため、カード型光ディス
ク用カバーに内蔵したIC回路内のICメモリからのキ
ー情報により暗号化情報信号を解読すれば、カード型光
ディスクの信号面に記録した暗号化情報信号の秘密保持
及び著作権保護をより一層図ることができる。
【0082】また、請求項3記載のカード型光ディスク
及びカード型光ディスク用カバーの印刷システムによる
と、カード型光ディスクの信号面に記録するための第1
記録データと、カード型光ディスク用カバーに内蔵した
IC回路内のICメモリに格納するための第2記録デー
タと、カード型光ディスクの露出面に貼り付けたレーベ
ル(又は露出面)に印刷するための第1印刷データと、
カード型光ディスク用カバーの露出面に印刷するための
第2印刷データとを同一のデータファイルから取り出す
と共に、第1記録データ,第2記録データ,第1印刷デ
ータ,第2印刷録データは互いに関連のあるIDデータ
を含んでいるで、カード型光ディスクの信号面に記録し
た情報信号と関連のある各IDデータを間違ったデータ
の混在なしにカード型光ディスクとカード型光ディスク
用カバーに印刷でき、且つ、カード型光ディスク用カバ
ーに内蔵したIC回路内のICメモリにもIDデータを
格納できる。
【0083】また、請求項4記載の光ディスク駆動装置
によれば、通常の光ディスクと、カード型光ディスクに
蓋合わせした請求項2記載のカード型光ディスク用カバ
ーを取り外した状態のカード型光ディスクとを選択的に
装着可能に構成した際、とくに、ターンテーブル上に載
置した通常の光ディスクと、ターンテーブル上に載置し
たカード型光ディスクとを判別する第1フォトセンサ
と、装置の外部にあるカード型光ディスク用カバーを検
出する第2フォトセンサと、カード型光ディスク用カバ
ーに内蔵したIC回路内のICメモリからのデータを電
磁波情報信号に変調してループアンテナから送信した際
に、電磁波情報信号を無接触で受信する受信手段と、第
1フォトセンサで通常の光ディスクであると判断した場
合には、光ピックアップ及び光ディスク信号処理回路と
を通常の光ディスクに対応するように制御し、一方、第
1フォトセンサでカード型光ディスクであると判断し、
且つ、第2フォトセンサでカード型光ディスク用カバー
を検出した場合には、カード型光ディスクの信号面中の
リードイン領域から光ピックアップで読み取ったIDデ
ータと、受信手段で抽出したカード型光ディスクカバー
側からのデータとが一致した場合のみカード型光ディス
クの信号面中でリードイン領域以外に記録された情報信
号を光ピックアップで読み取るように制御する制御部と
を備えているため、カード型光ディスクの信号面に記録
した情報信号の秘密保持及び著作権保護を図ることがで
きる。
【0084】また、請求項5記載の光ディスク駆動装置
によれば、カード型光ディスクに蓋合わせした請求項2
記載のカード型光ディスク用カバーを取り外した状態の
カード型光ディスクのみを装着可能に構成した際、とく
に、ターンテーブル上にカード型光ディスクが載置され
たことを検出する第1フォトセンサと、装置の外部にあ
るカード型光ディスク用カバーを検出する第2フォトセ
ンサと、カード型光ディスク用カバーに内蔵したIC回
路内のICメモリからのデータを電磁波情報信号に変調
してループアンテナから送信した際に、電磁波情報信号
を無接触で受信する受信手段と、第1フォトセンサでカ
ード型光ディスクを検出し、且つ、第2フォトセンサで
カード型光ディスク用カバーを検出した場合には、カー
ド型光ディスクの信号面中のリードイン領域から光ピッ
クアップで読み取ったIDデータと、受信手段で抽出し
たカード型光ディスクカバー側からのデータとが一致し
た場合のみカード型光ディスクの信号面中でリードイン
領域以外に記録された情報信号を光ピックアップで読み
取るように制御する制御部とを備えているため、カード
型光ディスクの信号面に記録した情報信号の秘密保持及
び著作権保護を図ることができる。
【0085】また、請求項6記載の光ディスク駆動装置
によれば、上記した請求項4又は請求項5記載の光ディ
スク駆動装置において、カード型光ディスクの信号面中
でリードイン領域以外に記録された情報信号を必要に応
じて暗号化した場合に、カード型光ディスク用カバーに
内蔵したIC回路内のICメモリからのキー情報を受信
手段で受信した後に抽出して、抽出したキー情報を光デ
ィスク信号処理回路に入力することで、暗号化された情
報信号をキー情報に基づいて解読しているので、カード
型光ディスクの信号面に記録した情報信号の秘密保持及
び著作権保護をより一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード型光ディスク用カバーを説
明するために、カード型光ディスクとカード型光ディス
ク用カバーとを分離した状態で示した斜視図である。
【図2】(a),(b)は図1に示したカード型光ディ
スクとカード型光ディスク用カバーとをそれぞれ示した
断面図である。
【図3】図1に示したカード型光ディスクとカード型光
ディスク用カバーとを蓋合わせして一体化した状態を示
した斜視図である。
【図4】図1に示したカード型光ディスク用カバーに内
蔵したループアンテナとIC回路とを説明するためのブ
ロック図である。
【図5】本発明に係るカード型光ディスク及びカード型
光ディスク用カバーの印刷システムを示したブロック図
である。
【図6】図5に示したカードプリンタを拡大して示した
図である。
【図7】本発明に係るカード型光ディスク及びカード型
光ディスク用カバーの印刷システムを用いて印刷する方
法を説明するためのフロー図である。
【図8】(a),(b)はカード型光ディスクの露出面
に貼り付けたレーベル(又は露出面)と、カード型光デ
ィスク用カバーの露出面とにカード型光ディスクの信号
面に記録した情報信号に関連した情報を印刷した状態を
示した図である。
【図9】本発明に係る光ディスク駆動装置を説明するた
めのブロック図である。
【図10】従来のパーソナル電子カードを説明するため
の斜視図である。
【図11】従来のICカードを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…カード型光ディスク、1a…中心孔、1b…信号
面、1b1…リードイン領域、1c…無信号面、1d…
余白面、1e…露出面、2…カード型光ディスク用カバ
ー、2a…チャッキング爪、2b…有底孔、2c…保護
面(凹面)、2d…凸面、2e…回り止め部、2f…露
出面、3…レーベル、4…ループアンテナ、5…IC回
路、5a…復調回路、5b…信号処理回路、5c…IC
メモリ、5d…変調回路、6…外部機器、10…印刷シ
ステム、20…ホストコンピュータ、30…データファ
イル、31…第1記録データファイル、32…第2記録
データファイル、33…第1印刷データファイル、32
…第2印刷データファイル、40…光ディスク駆動装
置、41…CPU、42…スピンドルモータ、43…タ
ーンテーブル、44…センターコーン、45…光ピック
アップ、46…光ディスク信号処理回路、47…第1ホ
トセンサ、48…第2ホトセンサ、49…ループアンテ
ナ、50…復調回路、51…IDデータ抽出回路、52
…キー情報抽出回路、60…カバー取り付け装置、70
…ICメモリ駆動装置、80…カードプリンタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/004 G06K 19/00 Q 23/03 601 K 23/38 B41J 3/00 F (72)発明者 川本 真志 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 陳 宏栄 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 2C062 RA01 5B035 BA09 BB09 BC00 CA23 5D090 AA01 AA03 HH01 HH07 JJ11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形形状が略カード状に形成され、且
    つ、中心部に光ディスクの中心孔と略同径の中心孔が貫
    通して穿設され、この中心孔の外周側に前記光ディスク
    の信号フォーマットに準拠した信号面が少なくとも形成
    されたカード型光ディスクの前記信号面を保護するため
    のカード型光ディスク用カバーであって、 外形形状が前記カード型光ディスクと略同じサイズで略
    カード状に形成され、且つ、中心部に前記カード型光デ
    ィスクの中心孔に着脱自在に嵌合するチャッキング爪が
    複数個リング状に突出形成されていると共に、前記カー
    ド型光ディスクの前記信号面に対向しながら該信号面を
    保護するための保護面が形成され、且つ、この保護面の
    外周部位に前記カード型光ディスクの外周部位と嵌合す
    る回り止め部が凸状に形成され、更に、前記保護面にル
    ープアンテナとIC回路とを設けたことを特徴とするカ
    ード型光ディスク用カバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード型光ディスク用カ
    バーにおいて、 前記カード型光ディスクの前記信号面中のリードイン領
    域に記録すべき情報信号に関連したIDデータを記録し
    た際に、前記カード型光ディスク用カバーの前記保護面
    に設けた前記IC回路内のICメモリに前記カード型光
    ディスクの前記信号面中のリードイン領域に記録した前
    記IDデータに対して共通の情報を有するデータを格納
    し、更に、前記リードイン領域以外の前記信号面に記録
    する前記情報信号を必要に応じて暗号化した際には、暗
    号化情報信号復号用のキー情報を前記ICメモリに格納
    することを特徴とするカード型光ディスク用カバー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のカード型光
    ディスク用カバーの前記保護面を、前記カード型光ディ
    スクの前記信号面に対向させて両者を蓋合わせした状態
    で、前記カード型光ディスクの露出面に貼り付けたレー
    ベル(又は露出面)と、前記カード型光ディスク用カバ
    ーの露出面とに印刷を行うカード型光ディスク及びカー
    ド型光ディスク用カバーの印刷システムであって、 前記カード型光ディスクの前記信号面に記録するための
    第1記録データと、前記カード型光ディスク用カバーに
    内蔵した前記IC回路内の前記ICメモリに格納するた
    めの第2記録データと、前記カード型光ディスクの前記
    露出面に貼り付けた前記レーベル(又は露出面)に印刷
    するための第1印刷データと、前記カード型光ディスク
    用カバーの前記露出面に印刷するための第2印刷データ
    とを同一のデータファイルから取り出すと共に、前記第
    1記録データ,前記第2記録データ,前記第1印刷デー
    タ,前記第2印刷録データは互いに関連のあるIDデー
    タを含んでいることを特徴とするカード型光ディスク及
    びカード型光ディスク用カバーの印刷システム。
  4. 【請求項4】 通常の光ディスクと、カード型光ディス
    クに蓋合わせした請求2記載の前記カード型光ディスク
    用カバーを取り外した状態の前記カード型光ディスクと
    を選択的に装着可能に構成した光ディスク駆動装置であ
    って、 前記通常の光ディスクと、前記カード型光ディスクとを
    選択的に載置して回転するターンテーブルと、 前記通常の光ディスクの信号面と、前記カード型光ディ
    スクの信号面とに対向して各信号面の径方向に移動自在
    な光ピックアップと、 前記通常の光ディスクの信号面と、前記カード型光ディ
    スクの信号面とを前記光ピックアップで選択的に読み取
    った各信号を処理する光ディスク信号処理回路と、 前記ターンテーブル上に載置した前記通常の光ディスク
    と、前記ターンテーブル上に載置した前記カード型光デ
    ィスクとを判別する第1フォトセンサと、 装置の外部にあるカード型光ディスク用カバーを検出す
    る第2フォトセンサと、 前記カード型光ディスク用カバーに内蔵した前記IC回
    路内のICメモリからのデータを電磁波情報信号に変調
    して前記ループアンテナから送信した際に、前記電磁波
    情報信号を無接触で受信する受信手段と、 前記第1フォトセンサで前記通常の光ディスクであると
    判断した場合には、前記光ピックアップ及び前記光ディ
    スク信号処理回路を前記通常の光ディスクに対応するよ
    うに制御し、一方、前記第1フォトセンサで前記カード
    型光ディスクであると判断し、且つ、前記第2フォトセ
    ンサで前記カード型光ディスク用カバーを検出した場合
    には、前記カード型光ディスクの前記信号面中のリード
    イン領域から前記光ピックアップで読み取ったIDデー
    タと、前記受信手段で抽出した前記カード型光ディスク
    カバー側からのデータとが一致した場合のみ前記カード
    型光ディスクの前記信号面中でリードイン領域以外に記
    録された前記情報信号を前記光ピックアップで読み取る
    ように制御する制御部とを備えたことを特徴とする光デ
    ィスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 カード型光ディスクに蓋合わせした請求
    2記載の前記カード型光ディスク用カバーを取り外した
    状態の前記カード型光ディスクのみを装着可能に構成し
    た光ディスク駆動装置であって、 前記カード型光ディスクを載置して回転するターンテー
    ブルと、 前記カード型光ディスクの信号面に対向して該信号面の
    径方向に移動自在な光ピックアップと、 前記カード型光ディスクの信号面を前記光ピックアップ
    で読み取った信号を処理する光ディスク信号処理回路
    と、 前記ターンテーブル上に前記カード型光ディスクが載置
    されたことを検出する第1フォトセンサと、 装置の外部にあるカード型光ディスク用カバーを検出す
    る第2フォトセンサと、 前記カード型光ディスク用カバーに内蔵した前記IC回
    路内のICメモリからのデータを電磁波情報信号に変調
    して前記ループアンテナから送信した際に、前記電磁波
    情報信号を無接触で受信する受信手段と、 前記第1フォトセンサで前記カード型光ディスクを検出
    し、且つ、前記第2フォトセンサで前記カード型光ディ
    スク用カバーを検出した場合には、前記カード型光ディ
    スクの前記信号面中のリードイン領域から前記光ピック
    アップで読み取ったIDデータと、前記受信手段で抽出
    した前記カード型光ディスクカバー側からのデータとが
    一致した場合のみ前記カード型光ディスクの前記信号面
    中でリードイン領域以外に記録された前記情報信号を前
    記光ピックアップで読み取るように制御する制御部とを
    備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載又は請求項5記載の光ディ
    スク駆動装置において、 前記カード型光ディスクの前記信号面中でリードイン領
    域以外に記録された情報信号を必要に応じて暗号化した
    場合に、前記カード型光ディスク用カバーに内蔵した前
    記IC回路内のICメモリからの前記キー情報を前記受
    信手段で受信した後に抽出して、抽出した前記キー情報
    を前記光ディスク信号処理回路に入力することで、暗号
    化された前記情報信号を前記キー情報に基づいて解読す
    ることを特徴とする光ディスク駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010141414A2 (en) * 2009-06-01 2010-12-09 Larin, Timothy Interactive multimedia smart affinity card with flash memory

Cited By (2)

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