JP2003208597A - 画像コンバータ及び画像コンバート方法 - Google Patents

画像コンバータ及び画像コンバート方法

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JP2003208597A
JP2003208597A JP2002005114A JP2002005114A JP2003208597A JP 2003208597 A JP2003208597 A JP 2003208597A JP 2002005114 A JP2002005114 A JP 2002005114A JP 2002005114 A JP2002005114 A JP 2002005114A JP 2003208597 A JP2003208597 A JP 2003208597A
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image
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Wataru Shoji
渉 庄司
Daisuke Tabuchi
大介 田渕
Ichiro Nakajima
一郎 中島
Yasuo Higano
保夫 日向野
Tomonori Ito
友紀 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークを用いた地図等の画像の表
示システムにおいて、画像のスクロールや拡大縮小を連
続的に円滑に行えるようにする。 【解決手段】 画像コンバータは、元画像データから、
ピクセルサイズが段階的に異なる複数枚の副画像データ
を作成し、各副画像データを多数の小領域の断片画像デ
ータに分割して出力する。こうして作成された多数の断
片画像データの塊をネットワーク上の画像サーバに記憶
させておき、クライアントが元画像の所望部分を表示し
ようとするときに、その表示に必要な断片画像データを
選択的に画像サーバからクライアントへと伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、インターネットの
ような通信ネットワークを通じてクライアントコンピュ
ータが画像サーバから画像データを受信して表示するた
めのシステムに関わり、特に、そのようなシステムに好
適な特別形式の画像データを作成するための画像コンバ
ートの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像表示システム、例え
ば地図表示システムでは、クライアントコンピュータに
対してユーザが、画面に表示されている地図のスクロー
ルや拡大縮小などの地図表示範囲を変更する操作を行う
と、クライアントコンピュータは、新たな地図表示範囲
の地図画像を地図サーバに要求する。地図サーバは、そ
の新たな地図表示範囲の地図データを同サーバのデータ
ベースから読み出し、その地図データから、その新たな
地図表示範囲のビットマップ地図画像を描画して、その
ビットマップ地図画像をクライアントコンピュータへ送
信する。クライアントコンピュータは、そのビットマッ
プ(ラスタ型)地図画像を受信して表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のシステムの
問題は、地図等の表示画像のスクロールや拡大縮小を連
続的に円滑に行うことができない点にある。すなわち、
ユーザが地図のスクロールや拡大縮小操作を行うと、サ
ーバが新たな地図表示範囲の地図画像を描画し終わって
返送してくるまで、しばらくの時間待たされた後、画面
上の地図画像が一気に新たな地図表示範囲の地図画像に
切換わる。これは、ちょうど、ウェブブラウザで或るペ
ージを別のページへとジャンプしたような不連続な切換
わりである。そして、このようにしばらく待って画面上
の地図画像が切換わって初めて、ユーザは、スクロール
先がどの場所か、或いは拡大縮小後の倍率がどの程度か
を知ることになる。これでは、地図をスクロールしてい
るとか拡大縮小しているという操作感覚をユーザが得る
ことはまったくできず、非常に使いずらい。この問題
は、多数のユーザがサーバにアクセスしていたり通信回
線が混んでいるなどの事情で、待ち時間が長くなるとよ
り顕著になる。
【0004】同様の問題は、地図画像に限らず、他の画
像についてもいえる。例えば、新聞紙面や商品カタログ
や航空写真などのビットマップ画像(ラスタ型画像)をネ
ットワークで配信する場合、大面積の画像において細か
い文字の説明文や細かい建物などを細部まで明瞭に読め
るようにしようとする場合、拡大縮小及びスクロールに
関して同様の問題が発生する。
【0005】従って、本発明の目的は、通信ネットワー
クを用いた画像表示システムにおいて、画像のスクロー
ルや拡大縮小を連続的に円滑に行えるようにすることに
ある。
【0006】本発明の別の目的は、上記のことを可能に
するような特別の形式の画像データを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様に従
う画像コンバータは、元画像データから、ピクセルサイ
ズが段階的に異なる複数枚の副画像データを作成する手
段と、前記複数枚の副画像データの各々を、多数の小領
域の断片画像データに分割する手段と、前記複数枚の副
画像データの全部についての前記多数の断片画像データ
を出力する手段とを備える。
【0008】この画像コンバータによって作成された多
数の断片画像データの塊をネットワーク上の画像サーバ
に記憶させておくと、クライアントが元画像の所望部分
を表示しようとするときに、その表示に必要な断片画像
データを選択的に画像サーバからクライアントへと伝送
することができる。その際、小ピクセルサイズの副画像
データの断片画像データから優先的に伝送することがで
きる。これにより、小ピクセルサイズの粗い画像から大
ピクセルサイズの精細な画像へと順次に画像が表示され
ていくというプログレッシブ表示が行われる。また、デ
ータサイズの小さい断片画像データを必要な分だけ伝送
すれば済むから、ユーザが表示画像のスクロールや拡大
縮小の操作を行ってから、目的の画像が表示されるまで
の待ち時間が短くて済む。こうして、表示画像のスクロ
ールや拡大縮小を円滑かつ高速に行うことが可能にな
る。
【0009】好適な実施形態では、各副画像データを構
成する多数の断片画像データは、階層構造のフォルダに
格納される。これにより、必要な断面画像データを見つ
けることが容易になる。
【0010】本発明の別の態様に従う画像データ構造
は、共通の対象画像をそれぞれ表した、ピクセルサイズ
が段階的に異なる複数枚の副画像データを含み、各副画
像データが多数の小領域の断片画像データに分割されて
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用可能な画像
表示システムの一実施形態の概略的な全体構成を示す。
この例は、地図を表示するためのものである。
【0012】地図提供サービスを行う地図サーバ10
と、多数のユーザがそれぞれ利用する多数のクライアン
トコンピュータ30とが、例えばインターネット20の
ような通信ネットワークを通じて通信可能になってい
る。地図サーバ10は広範な地域の地図データを格納し
た地図データベース11を有している。クライアントコ
ンピュータ30は、地図サーバ10にアクセスするため
のクライアントプログラム31を有する。クライアント
プログラム31には、地図サーバ10に具体的な地図デ
ータの要求を送り地図サーバ10から受信した地図デー
タを表示するためのイメージビューワ32が、例えばプ
ラグインのような形で付属している。クライアントコン
ピュータ30は、ディスプレイ装置33や、マウス34
のようなコントローラも有している。
【0013】(必ずしもそうである必要はないが、)こ
の実施形態では、地図サーバ10はWWWサーバであ
り、クライアントコンピュータ30内のクライアントプ
ログラム31はWWWブラウザであり、両者はHTTP
プロトコルによって地図データの要求や地図データをや
り取りする。
【0014】図2は、地図サーバ10がもつ地図の種類
と、クライアントコンピュータ30内のイメージビュー
ワ32が地図サーバ10に対して地図データを要求する
ときの順序を説明したものである。
【0015】地図サーバ10の地図データベース11に
は、縮尺の異なる複数種類の地図110〜112のデー
タが格納されている。図示の例では、2千5百分の1の
大縮尺地図(いわゆる市街地図)110、2万5千分の
1の中縮尺地図111、及び20万分の1の小縮尺地図
112の3種類が格納されている(勿論、もっと多くの
種類の地図が格納されていてもよい)。
【0016】なお、ここでは地図を取り扱うので「縮
尺」という用語を使っているが、これは、画像の「ピク
セルサイズ」又は「ピクセル数」(つまり、画像の縦横
のピクセル数)という用語に置き換えて説明することも
できる。また、後の説明では、「縮尺」又は「ピクセル
サイズ」が段階的に小さくなっていく複数の画像データ
のそれぞれの「縮尺」又は「ピクセルサイズ」のレベル
を指すために、「深さ」という用語も用いる。
【0017】さて、上述した異なる縮尺の複数の地図1
10〜112はいずれも、その地図がカバーする広範囲
な地域を緯度と経度の方向で細かく分割した小さい矩形
地域(以下、「メッシュ」という)単位の地図データに
分割されている。1つのメッシュを単位として、地図サ
ーバ10からイメージビューワ32への地図データの送
信が行われる。すなわち、両者間の1回のHTTPセッ
ションで、1つのメッシュの地図データがイメージビュ
ーワ32から地図サーバ10へ要求され、そして、その
1つのメッシュの地図データが地図サーバ10からイメ
ージビューワ32へ返信される。従って、メッシュのサ
イズ(面積)が小さいほど、メッシュの地図データの量
が少なくなり、1回のHTTPセッションに要する時間
は短くなるから、1つのメッシュの表示に要する時間は
短くなる。しかし、メッシュのサイズ(面積)が小さい
ほど、ユーザが所望する地図の表示範囲に含まれるメッ
シュの個数が多くなるから、イメージビューワ32と地
図サーバ10との間で行われるHTTPセッションの回
数が増える。この観点から、ユーザが所望する地図の表
示範囲を高速に表示し終わるようにする(または、その
ようにユーザに感じさせる)ためには、1つのメッシュ
の地図データ量が適度であって、1回のHTTPセッシ
ョンに要する時間が長すぎず、かつ、ユーザが所望する
地図の表示範囲に必要なHTTPセッションの回数が多
すぎないように、1つのメッシュのサイズ、換言すれば
一つのメッシュのデータ量、を適度に設定することが肝
要である。この理由から、地図の縮尺が異なればメッシ
ュのサイズも異なる。すなわち、縮尺が小さい(つま
り、縮尺の分母が大きい)地図ほど、同じ地図データ量
でカバーできる地域面積が大きくなるので、メッシュの
サイズも大きく設定されている(但し、1つのメッシュ
のデータ量がどの地図110〜112でも同じというわ
けではない)。
【0018】クライアントコンピュータ30内のイメー
ジビューワ32は、ユーザのマウス34等による地図の
スクロールや拡大縮小の操作に応じて、ユーザの所望す
る地図の表示範囲を把握し、その表示範囲と重なる(つ
まり、その表示範囲に含まれるか、又は、その表示範囲
を包含する)メッシュがどれであるかを、各縮尺の地図
110〜112ごとに決定する。例えば、図2でディス
プレイ装置33内に示された地図の表示範囲の例の場
合、その表示範囲と重なっているメッシュは、大縮尺地
図110の16個のメッシュ110A〜110P(図
中、破線で境界が示されている)と、中縮尺地図111
の4個のメッシュ111A〜111D(図中、実線で境
界が示されている)と、大縮尺地図112の1個のメッ
シュ112Aである。これらのメッシュ110A〜11
0P、111A〜111D、112Aを決定すると、続
いて、イメージビューワ32は、それらのメッシュの地
図データを地図サーバ10に要求する。その際、イメー
ジビューワ32は、小縮尺の地図から優先的に、すなわ
ち、まず小縮尺の地図112のメッシュ112A、次に
中縮尺の地図111のメッシュ111A〜111D、最
後に大縮尺の地図110のメッシュメッシュ110A〜
110Pという順序で、地図サーバ10にメッシュデー
タ要求を発する。但し、ユーザの拡大縮小操作によって
決まる表示範囲が広域であって、そのために、或る縮尺
以上の縮尺の地図(例えば、大縮尺地図110)を表示
する必要がない場合には、その不要な地図(例えば、大
縮尺地図110)のメッシュは要求しない。
【0019】地図サーバ10は、要求された順序で各メ
ッシュの地図データを地図データベース11から読み出
してイメージビューワ32に返信する。結果として、イ
メージビューワ32は、(時には、通信ネットワークの
事情によって順序が前後することがあるが)通常は、よ
り小縮尺の地図のメッシュデータから先に受信して表示
することができる。より小縮尺な地図ほど、前述したよ
うに、1つのメッシュのサイズがより大きいから、ユー
ザの所望する表示範囲の全域を少ない個数のメッシュで
カバーできる。よって、より小縮尺の地図が高速に、ユ
ーザの所望する表示範囲の全域に表示される。その後
に、より大縮尺の地図が表示されていく。より大縮尺の
地図ほど、より詳細な地物まで表現している。よって、
ユーザの所望する表示範囲に、まず高速に、小縮尺地図
の大まかな地物の表示が出現し、その後に、より大縮尺
な地図の詳細な地物の表示が現われてくる。
【0020】以上のような、縮尺の異なる複数種類の地
図を用いたプログレッシブな地図表示方法を採用するこ
とで、ユーザが地図のスクロールや拡大縮小を行なう
と、直ちに大まかな小縮尺地図が表示されるので、ユー
ザはもはや、従来のようにしばらく待ってから地図が不
連続に切り替わるという感覚を感じることは無くなり、
地図のスクロールや拡大縮小を連続的に円滑に行えると
いう操作感覚を得ることができる。
【0021】また、地図サーバ10がもつ地図データ
は、ポリゴンや線や文字コードなどを記述したベクトル
データを主体にして構成されており、地図サーバ10
は、要求されたメッシュの地図データを、ビットマップ
データ化する(つまり、地図画像を描画する)ことな
く、ベクトルデータのままでイメージビューワ32に送
信する。そして、イメージビューワ32が、その受信し
たベクトルデータから地図画像を描画する。要するに、
地図サーバ10は、クライアントから要求されたデータ
をデータベースから取得してクライアントへ返すという
単純な作業をひたすら繰り返すだけである。これによ
り、地図サーバ10の負担は小さくなり、地図サーバ1
0は、多数のクライアントから要求を受けているときで
も、各クライアントに対して即座に要求された地図デー
タを返信することができる。このことも、地図のスクロ
ールや拡大縮小を連続的に円滑に行えるという操作感覚
を得ることができるという効果に寄与する。
【0022】図3は、地図サーバ10がもつ各種類の地
図のファイル構成を示す。
【0023】図2を参照して既に説明したように、地図
サーバ10は複数種類の地図110〜112を有してい
るが、それらの地図110〜112の各々は、図3に示
すようなファイル構成を有している。図3に示すよう
に、1つの種類の完全な地図200は、データの種類が
異なる複数のレイヤ、例えば、ポリゴンレイヤ210、
線レイヤ220及び文字レイヤ230に分かれている。
ポリゴンレイヤ210は、例えば建物や敷地などを表し
たポリゴンデータを集めたものである。線レイヤ220
は、例えば道路や鉄道や河川などを表した線データを集
めたものである。文字レイヤ230は、例えば地名や建
物名称などを表した文字コード列と、アイコンや地図記
号などのシンボルマークのデータを集めたものである。
【0024】既に説明したように、地図がカバーする全
体地域は緯度と経度の方向に細分された多数のメッシュ
に分割されている。よって、ポリゴンレイヤ210、線
レイヤ220及び文字レイヤ230はそれぞれ、メッシ
ュごとのデータ211、221、231に分割されてい
る。そして、1つのレイヤの1つのメッシュのデータ
が、1つのファイルとして構成されている。
【0025】各メッシュには、各メッシュの全体地図上
での位置座標に相当するメッシュ番号が割り当てられて
いる。図3に示すように、各メッシュのメッシュ番号
は、経度方向の座標値(経度方向のメッシュ番号)Xi
と、緯度方向の座標値(緯度方向のメッシュ番号)Yj
とのセット(Xi、Yj)で表される。そして、図3に
示すように、ポリゴンレイヤ210に含まれるメッシュ
ごとのポリゴンファイル211、211、…、線レイヤ
220に含まれるメッシュごとの線ファイル221、2
21、…、及び文字レイヤ230に含まれるメッシュご
との文字ファイル231、231、…には、それぞれの
メッシュのメッシュ番号(Xi、Yj)と同じファイル
名「XiYj」が付けられている。従って、或るメッシ
ュの地図データが欲しいとき、そのメッシュのメッシュ
番号(つまり、緯度方向と経度方向の座標値)が分れ
ば、そのメッシュ番号がそのまま欲しい地図データのフ
ァイル名を表すことになる。これにより、イメージビュ
ーワ32が、ユーザの欲する表示範囲に必要なメッシュ
かを決定して、それらのメッシュのデータを地図サーバ
10に要求するとき、メッシュ番号から要求すべきファ
イル名を即座に決めることができる。
【0026】図3に示すように、(必ずしもそうである
必要はないが)この実施形態では、ポリゴンレイヤ21
0、線レイヤ220及び文字レイヤ230はぞれぞれ、
地図データベース11内の異なるディレクトリ、例えば
ポリゴンレイヤディレクトリ121、線レイヤディレク
トリ122及び文字レイヤディレクトリ123に格納さ
れている。
【0027】図4は、図3に示した地図データベース1
1内のレイヤ別のディレクト121〜123の各々の内
部の階層構造を示す。
【0028】前述したように、1つのメッシュのサイズ
は、ユーザに待つという実感を与えない程度の短時間で
1回のHTTPセッションを終えられる程度に、適度に
小さく設定されている。そのため、地図の全体領域は膨
大な数のメッシュに分割されている。この膨大な数のメ
ッシュのファイルを単純に1つのディレクトリに並列に
格納したとすると、或るファイルの要求が着たとき、そ
のファイルを検索するのに非常に長い時間がかかってし
まう。そこで、この実施形態では、図4に示すような階
層構造のディレクトリで、その膨大な数のメッシュのフ
ァイルを管理している。
【0029】すなわち、図4(C)に示すような連続的
な位置座標(つまりメッシュ番号、つまりファイル名)
をもつ8×8配列の64個のメッシュのファイル13
1、131、…を1群に纏めて、図4(B)に示す1階
層上(第2階層)のディレクトリ(以下、「フォルダ」
という)132、132、…の一つに格納してある。そ
して、図4(B)に示す各フォルダ132のフォルダ名
(ディレクトリ名)は、各フォルダに格納された64個
のメッシュファイル131、131、…のファイル名
「XiYj」の経度成分「Xi」と緯度成分「Yj」をそれ
ぞれ経度方向と緯度方向のファイル数「8」で除算した
商で表した名称、つまり
【0030】
【数1】 となっている。よって、この第2階層の各フォルダ13
2のフォルダ名は、各フォルダ132に格納されている
64個のメッシュファイルがカバーする8×8メッシュ
区域の位置座標に相当するということができる。
【0031】そして、図4(B)に示すような連続的な
フォルダ名(つまり図4(C)に示した8×8メッシュ
区域の位置座標)をもつ8×8配列の64個の第2階層
のフォルダ132、132、…を1群に纏めて、図4
(A)に示す更に1階層上(第1階層)のフォルダ13
3、133、…の一つに格納してある。そして、図4
(A)に示す各フォルダ133のフォルダ名(ディレク
トリ名)は、各フォルダ133に格納された64個のフ
ォルダ132、132、…のフォルダ名の経度成分「X
i/8」と緯度成分「Yj/8」をそれぞれ経度方向と緯
度方向のフォルダ数「8」で除算した商で表した名称、
つまり
【0032】
【数2】 となっている。よって、この第1階層の各フォルダ13
3のフォルダ名は、各フォルダ133に格納されている
第2階層の8×8個のフォルダ(つまり、64×64個
のメッシュファイル)がカバーする64×64メッシュ
区域の位置座標に相当するということができる。
【0033】さらに、図4(A)に示すような連続的な
フォルダ名(つまり64×64メッシュ区域の位置座
標)をもつ8×8配列の64個の第1階層のフォルダ1
33、133、…を1群に纏めて、図示しない更に上の
階層のディレクトリ(ポリゴンレイヤの場合ならば、例
えば図3に示したポリゴンレイヤディレクトリ121)
に格納してある。
【0034】なお、この実施形態では、図4(A)〜
(C)に示したように、3階層の構造のディレクトリを
用い、1つのディレクトリで64個のファイル又はフォ
ルダを管理することで、全部で64×64×64=約2
6万個のメッシュのファイルを管理することができる。
しかし、これは一例であり、メッシュの個数が更に多く
なれば、更に階層数を増やしても良い。また、64個の
ファイル又はフォルダを1ディレクトリに管理するよう
にした理由は、米国マイクロソフト社のOS環境である
Windows(登録商標)環境(このOS環境では、1ディ
レクトリ内のファイル又はフォルダの数が100より少
ないときに高い検索速度が得られる)で地図サーバ10
を稼動させる場合には64個が扱いやすいと判断したた
めであり、一例に過ぎない。
【0035】図4に示した階層構造のディレクトリで重
要なことは、各階層のディレクトリの名称が、最終的な
検索目的である特定のメッシュのファイル名から簡単に
計算できるようになっている点である。すなわち、「X
iYj」という名称のファイルが欲しいとき、そのファイ
ル名「XiYj」の経度成分Xiと緯度成分Yjをそれぞれ
8で割っていくことで、より上位のフォルダのフォルダ
名が簡単に決定され、それを並べることで、目的のメッ
シュのファイルのへのパスが
【0036】
【数3】 というように簡単に決定される。因みに、n階層のディ
レクトリであるならば、目的のファイルのへのパスは
【0037】
【数4】 というように、簡単に計算で決定される。なお、ファイ
ル名「XiYj」の経度成分Xiと緯度成分Yjをそれぞれ
8で割っていくという上記の計算方法は一例にすぎず、
別の計算方法を採用してもよい。
【0038】どのような計算方法を用いるにせよ、目的
のメッシュのファイル名から、そのファイルへのパスが
所定の数値演算で演算できることは、各メッシュのファ
イル名がそのメッシュのメッシュ番号(位置座標)に相
当するという前述の特徴と相俟って、イメージビューワ
32が表示に必要なメッシュのファイルを地図サーバ1
0に要求するときの手間を大幅に簡単化し、地図表示の
高速化に寄与する。
【0039】図5は、イメージビューワ32の機能的な
構成を示す。
【0040】図5に示すように、イメージビューワ32
は、表示部320とダウンローダ322を有する。表示
部320の主たる役目は、ユーザによるマウス等を用い
た地図のスクロールや拡大縮小の操作に応答して、地図
の表示すべき範囲を決め、その表示範囲に必要なメッシ
ュのファイル名(メッシュ番号)を決めて、そのメッシ
ュのファイルをダウンローダ322に要求することと、
ダウンローダ322から取得したメッシュのファイルに
含まれるベクトルデータから表示すべき地図画像を描画
することである。また、ダウンローダ322の主たる役
割は、表示部320からファイルの要求を受けて、その
要求されたファイルを地図サーバ10からダウンロード
することである。
【0041】表示部320は、過去に取得したファイル
のデータを最近のアクセス頻度などに応じた優先順位で
メモリ内に保存しておくメモリ・キャッシュ321を有
している。ダウンローダ326は、ダウンロード対象の
ファイルのファイル名(地図サーバ10内のそのファイ
ルへのパス)をリストアップしたダウンロード・リクエ
スト・リスト325(表示部320は随時にこのリスト
内のファイル名を消去する)と、新たなファイルがダウ
ンロードされたか否かを表示部320に知らせるための
ダウンロード・フラグ326と、各ファイルをダウンロ
ードするときの各HTTPセッションをそれぞれ行う複
数のHTTPセッション・スレッド324A〜324D
(図示の例では4個のスレッドがあるが、その個数は可
変である)、及び、ダウンロードしたファイルをハード
ディスクドライブなどの大容量の不揮発性ストレージに
保存しておくディスク・キャッシュ323を有してい
る。
【0042】図6は、表示部320の動作の流れを示し
ている。
【0043】ユーザがマウスなどで地図のスクロール又
は拡大縮小などの地図の表示範囲を変化させる操作を行
うと(ステップS1)、表示部320はこれに応答し
て、次の動作を行う。すなわち、ダウンロード・リクエ
スト・リスト325に記載されている全てのファイル名
を消去し(S2)、ダウンロード・フラグ326をリセ
ットし(S4)、そして、変化後の新しい表示範囲を決
定して、その表示範囲に必要なメッシュのファイル名
(メッシュ番号)を決定する(S5)。ステップS5で
は、表示部320は、拡大縮小操作で決まる表示倍率に
基づいて、その表示範囲に表示すべき地図の縮尺として
最適な縮尺を(例えば、表示倍率が大きければ大縮尺、
中程度なら中縮尺、小さければ小縮尺というように)決
定し、その最適縮尺の地図について、新しい表示範囲に
必要なファイル名を決定する(ここで決定したの最適縮
尺のファイルを、以下「必要ファイル」という)。それ
に加え、この最適縮尺の必要ファイルが直ちに入手でき
なかったときの一時的な代替表示(つまり、前述したプ
ログレッシブ表示を行う)ために、最適縮尺よりも小さ
い(つまり、分母がより大きい)各縮尺の地図について
も、新しい表示範囲と重なるメッシュのファイル名を決
定する(この代替表示のためのより小縮尺の地図のファ
イルを、以下、「代替ファイル」という)。
【0044】続いて、表示部320は、その新しい表示
範囲に、最初にポリゴンレイヤ、次に線レイヤ、最後に
文字レイヤの順で地図画像を描画して表示するために、
以下の処理に入る。
【0045】まず、ポリゴンレイヤの表示が未完了の段
階(S6でNO)では、ポリゴンレイヤのファイルであ
って、ステップS5で決定したファイル名(メッシュ番
号)をもつものを、メモリ・キャッシュ321から探す
(S9)。このとき、各メッシュについて、まず、最適
縮尺の必要ファイルを探し、それが無ければ、それより
1段階小縮尺の代替ファイルを探し、それも無ければ、
更に1段階小縮尺の代替ファイルを探す。このように、
最適縮尺の必要ファイルを最優先に探し、それがない場
合、段階的により小縮尺の代替ファイルを探していく。
メモリ・キャッシュ321内から目的のファイル(必要
ファイルか又は代替ファイル)が見つかれば(S9でY
ES)、そのファイルのベクトルデータからポリゴン地
図画像を描画してディスプレイ画面の対応するメッシュ
の領域に表示する(S10)。このとき、より小縮尺の
地図画像が既に代替表示されていたところに、より大縮
尺の地図画像を表示しようとする場合には、その先に代
替表示されていた小縮尺の地図画像を消去して、より大
縮尺の地図画像を新たに表示することになる。
【0046】全ての必要ファイルがメモリ・キャッシュ
321から見つかれば(S11でNO)、ポリゴンレイ
ヤの地図の表示が完了するので、次に、表示範囲に変化
がない限り(S17でNO)、まだ未完了な線レイヤの
地図の描画と表示を行うために(S7でNO)、上述し
たステップS9以下の処理に入る。線レイヤについて
も、全ての必要ファイルがメモリ・キャッシュ321か
ら見つかれば(S11でNO)、次に、表示範囲に変化
がない限り(S17でNO)、まだ未完了な文字レイヤ
の地図の描画と表示をするために(S8でNO)、上述
したステップS9以下の処理に入る。ポリゴンレイヤの
地図画像が既に表示されているところに、次に線レイヤ
の地図画像を表示するときや、更にその文字レイヤの地
図画像を表示するときには、より小縮尺の地図画像が代
替表示されていたところにより大縮尺の地図画像を表示
する場合とは違って、既に表示されているポリゴンレイ
ヤの地図画像を消去することなく、それに重ねて線レイ
ヤの地図画像を表示し、更にそれに重ねて文字レイヤの
地図画像を表示していく。
【0047】一方、ポリゴンレイヤの地図を表示しよう
としているとき、メモリ・キャッシュ321からは見つ
からない必要ファイルが一つでもあった場合には(S1
1でYES)、表示部320は次に、その見つからなか
った必要ファイルと、その見つからなかった必要ファイ
ルのための代替ファイルであってメモリ・キャッシュ3
21から見つからなかったもの(これらの見つからなか
った必要ファイルと代替ファイルを、以下、「不足ファ
イル」と総称する)を、ダウンローダ322に要求する
(S12)。このときも、表示部320は、まず最適縮
尺の必要ファイルを最優先で要求し、続いて、段階的に
より小縮尺の代替ファイルを要求する。
【0048】後述するように、ダウンローダ322は、
表示部320から不足ファイルの要求を受けると、要求
された順番で(つまり、表示部320がメモリ・キャッ
シュ内を探したときと同様に、まず必要ファイル、それ
が見つからなければ、段階的により小縮尺の代替ファイ
ルの順で)、各不足ファイルをディスク・キャッシュ3
23の中から探し、見つかれば、ディスク・キャッシュ
323内で見つかったそのファイルへのパスを表示部3
20に返し、見つからなければ、ファイル無しという回
答を表示部320に返す。表示部320は、ダウンロー
ダ322から、ディスク・キャッシュ323内で見つか
ったファイルへのパスを受けた場合には(S13でYE
S)、そのパスを用いてそのファイルをディスク・キャ
ッシュ323から読み込んでメモリ・キャッシュ321
に保存し(S14)、そしてそのファイルのベクトルデ
ータからポリゴンの地図画像を描画して、ディスプレイ
画面の対応するメッシュの領域に表示する(S15)。
前述したように、より小縮尺の地図画像が既に代替表示
されていたところに、より大縮尺の地図画像を表示しよ
うとする場合には、その先に代替表示されていた小縮尺
の地図画像を消去して、より大縮尺の地図画像を新たに
表示することになる。
【0049】全ての必要ファイルがディスク・キャッシ
ュ323から見つかれば(S16でNO)、ポリゴンレ
イヤの地図の表示が完了するので、次に、表示範囲に変
化がない限り(S17でNO)、既に説明したと同様
に、線レイヤの地図を描画し表示する処理(S9以下)
に入る。線レイヤについても、全ての必要ファイルがデ
ィスク・キャッシュ323から見つかれば(S16でN
O)、線レイヤの地図の表示が完了するので、次に、表
示範囲に変化がない限り(S17でNO)、同様に、文
字レイヤの地図を描画し表示する処理(S9以下)に入
る。前述したように、ポリゴンレイヤの地図画像が既に
表示されているところに、次に線レイヤの地図画像を表
示するときや、更にその文字レイヤの地図画像を表示す
るときには、より小縮尺の地図画像が代替表示されてい
たところにより大縮尺の地図画像を表示する場合とは違
って、既に表示されているポリゴンレイヤの地図画像を
消去することなく、それに重ねて線レイヤの地図画像を
表示し、更にそれに重ねて文字レイヤの地図画像を表示
していく。
【0050】このようにして、全てのレイヤの全ての必
要ファイルがメモリ・キャッシュ321内か又はディス
ク・キャッシュ323内に存在すれば、新しい表示範囲
の地図の表示は瞬時に完了する。新しい表示範囲の地図
の表示が完了すれば(S8でYES)、処理は最初に戻
る。
【0051】一方、ポリゴンレイヤの不足ファイルをダ
ウンローダ322に要求したところ、ダウンローダ32
2からファイル無しという回答が返って来た必要ファイ
ルが一つでもあった場合には(S16でYES)、表示
部320の処理は最初に戻る。そして、表示部320
は、表示範囲に変化が無い限り(S1でNO)、ダウン
ロード・フラグ326が立つのを待つ(S2)。後述す
るように、ダウンローダ322は、或るファイルについ
てファイル無しという回答を返した場合には、そのファ
イルを地図サーバ10からダウンロードする作業に入
り、そのファイルのダウンロードが終わると、そのファ
イルをディスク・キャッシュ323に格納して、ダウン
ロード・フラグ326を立てる。ダウンロード・フラグ
326が立ったことを知ると(S2でYES)、表示部
320は、表示範囲が変化したときに行ったと同様のス
テップS3以下の処理を再び繰り返す。すなわち、ダウ
ンロード・リクエスト・リスト325内の全てのファイ
ル名を消去し(S2)、ダウンロード・フラグ326を
リセットし(S4)、表示範囲を計算し直して、その表
示範囲に必要なメッシュのファイル名(メッシュ番号)
を決定し(S5)、そして、ポリゴンレイヤ、線レイ
ヤ、文字レイヤの順でファイルを取得して地図画像を描
画して表示するためのステップS9以下の処理を繰り返
す。それにより、表示部320は、既に描画して表示済
みであったメッシュについては、再び同じ地図画像を描
画して表示し直すことになり、また、ファイルがダウン
ロードされたメッシュについては、そのダウンロードさ
れたファイルをディスク・キャッシュ323から読み込
んで地図画像を描画してそのメッシュの領域に表示する
ことになる。
【0052】不足ファイルが1つダウンロードされる都
度に、表示部320は、ステップS3からの処理を繰り
返すので、ディスプレイ画面上の表示領域は1メッシュ
づつ順次に完成に近づいていく。ディスプレイ画面上の
表示領域全域の地図画像が完成すると(S8でYE
S)、表示部320は、最初のステップS1に戻り、ユ
ーザによって表示範囲が変更されるの待ち、変更されれ
ばステップS3以下の処理を再び繰り返す。
【0053】また、ディスプレイ画面上の表示領域全域
の地図画像が完成する前に、ユーザによって表示範囲が
変更された場合(S17でYES)にも、表示部320
は、ステップS3以下の処理を再び繰り返す。
【0054】図7は、ダウンローダ322の動作の流れ
を示す。
【0055】図7に示すように、ダウンローダ322
は、表示部320からファイルの要求を受けると(S2
1)、まず、その要求されたファイルをディスク・キャ
ッシュ323から探す(S22)。ディスク・キャッシ
ュ323からその目的のファイルが見つかれば(S22
でYES)、ダウンローダ322は、そのファイルのデ
ィスク・キャッシュ323内でのパスを表示部320に
知らせる(S23)。表示部320から要求された全て
のファイルがディスク・キャッシュ323から見つかっ
て、それらのパスを表示部320に通知ことができれば
(S24でNO)、ダウンローダ322は、最初のステ
ップS21へ戻り、表示部320から再びファイルの要
求が来るのを待つ。
【0056】一方、表示部320から要求されたファイ
ルの中にディスク・キャッシュ323から見つからなか
ったファイルがあれば(S24でYES)、ダウンロー
ダ322は、その見つからなかったファイルについてフ
ァイル無しの旨を表示部320へ通知する(S25)と
共に、その見つからなかったファイルのファイル名(地
図サーバ10内でのそのファイルへのパスを含む)をダ
ウンロード・リクエスト・リスト325に書く(S2
6)。このとき、ダウンロード・リクエスト・リスト3
25には、予め、既に説明した表示部320による図6
のステップS3の処理により、過去に書いてあったファ
イル名は全て消去されているので、このときに見つから
なかったファイルのファイル名だけが書かれることにな
る。このとき、ダウンローダ322は、見つからなかっ
たファイルのうち、より小縮尺の地図のファイルを優先
的にダウンロード・リクエスト・リスト325に書いて
いく(つまり、小縮尺のファイルほどリストの先頭近く
に書かれる)。
【0057】続いて、ダウンローダ322は、ダウンロ
ード・リクエスト・リスト325に書かれているファイ
ル名を、そのリスト325の先頭から順に(つまり、よ
り小縮尺の地図ファイルから優先的に)、アイドル状態
にあるHTTPセッション・スレッド324A〜324
Dへ割り当てていく(S28)。HTTPセッション・
スレッド324A〜324Dは、ファイル名を割り当て
られると直ちに地図サーバ10との間でHTTPセッシ
ョンを実行して、それぞれに割り当てられたファイルを
地図サーバ10からダウンロードする。より小縮尺の地
図のファイルから先にHTTPセッション・スレッド3
24A〜324Dに割り当てたので、ダウンロードも、
より小縮尺の地図のファイルから先に完了する。
【0058】個々のファイルのダウンロードが完了する
都度(S29でYes)、ダウンローダ322は、その
ファイルのファイル名をダウンロード・リクエスト・リ
スト325から消去し(S30)、そのファイルをディ
スク・キャッシュ323に保存し(S31)、そして、
ダウンロード・フラグ326を立てる(S32)。その
後、ダウンローダ322は、最初のステップS21へ戻
って、表示部320から再びファイル要求が来るのを待
つ。ダウンロード・フラグ326を立てると、既に説明
したように、表示部320が再びファイル要求を発し、
ダウンロードされたファイルをディスク・キャッシュ3
23から読み出してその地図画像を描画し表示する。
【0059】以上の表示部320とダウンローダ322
の動作説明を要約すれば、ダウンローダ322は、ひた
すら、不足したファイルをダウンロードする処理を単純
に繰り返すだけである。また、表示部320は、表示範
囲の変化又はファイルのダウンロード完了が発生する都
度、ひたすら、表示範囲に必要な全てのファイルの入手
を試みて、入手できたファイルのみで地図を描画する処
理を単純に繰り返すだけである。そこには、表示範囲が
変化したり、ファイルのダウンロードが完了する都度、
既に描画済みのファイルも含めて必要な全てのファイル
を入手して始めから描画し直すという、一見無駄に思え
る重複作業が入っているが、その見返りとして、どのフ
ァイルの描画が完了し、どのファイルの描画が完了して
ないかを判別して、未描画のファイルだけを選択的に描
画するというような面倒な判断処理を行わずに済んでい
る。また、表示部320とダウンローダ322は非同期
で動作しており、両者の動作タイミングを合わせるとい
うような面倒な同期処理も行っていない。これらのこと
から、結果的に、地図画像を高速に表示することが可能
である。
【0060】また、クライアントコンピュータ30で描
画を行うため、地図サーバ10に描画の負担をかけさせ
ないという点も、地図サーバ10の応答を高速化し、地
図画像の高速表示に寄与する。
【0061】それに加え、最終的に欲しい地図画像を一
気に完成させようとするのではなく、ポリゴンレイヤ、
線レイヤ、文字レイヤの順で地図画像を順次に表示して
いくという、見え方の異なる地理要素のプログレッシブ
表示の手法と、より小縮尺の地図ファイルを先にダウン
ロードして先に表示するという、縮尺の異なる地図画像
のプログレッシブ表示(つまり、最適縮尺の地図が手元
に無い時のより小縮尺の地図によるを代替表示)の手法
とを用いることで、ユーザにダウンロード時間に起因す
る地図表示の遅さを実質的に感じさせることなく、連続
的で円滑なスクロールや拡大縮小の操作感を実感させる
ことができる。
【0062】図8は、このプログレッシブ表示の一例を
示す。
【0063】図8(A)に示すような或る地域の大縮尺
地図を表示している状態から、ユーザが地図のスクロー
ルを行ったとする。すると、最終的には図8(D)に示
すような、スクロール先の地域の完全な大縮尺地図が表
示されることになるが、この図8(D)の最終的な画面
に至るまでに、図8(B)や(C)に示す中間段階の画
面が順番に表示される。
【0064】図8(B)の画面は、スクロール直後のも
のであり、図中の破線は、メッシュの境界を示す。この
スクロール直後の画面では、右上の1つのメッシュ41
についてだけ、大縮尺地図のポリゴンレイヤのファイル
が既にキャッシュ内にあったため、大縮尺地図のポリゴ
ン画像が表示されている。残りの3つのメッシュ42〜
44については、まだ大縮尺地図のポリゴンレイヤのフ
ァイルはダウンロード中であるため、大縮尺地図の画像
は全く表示されていないが、しかし、中縮尺地図のファ
イルがキャッシュ内にあったため、その中縮尺地図に載
っている大きい建物431、441のポリゴン画像が代
替表示されている。
【0065】少し待つと、残り3つのメッシュ42〜4
4についても、大縮尺地図のポリゴンレイヤのファイル
のダウンロードが完了して、図8(C)に示すような画
面となる。この画面では、大縮尺地図のポリゴンレイヤ
の表示は完了しているが、次の線レイヤについては、ま
だ、右上の1つのメッシュ41についてしか表示が完了
していない。残りの3つのメッシュ42〜44について
は、まだ大縮尺地図の線レイヤのファイルはダウンロー
ド中であるため、大縮尺地図の線レイヤの画像は全く表
示されていないが、しかし、中縮尺地図のファイルがキ
ャッシュ内にあった(又は、先にダウンロード完了し
た)ため、その中縮尺地図に載っている主要な道路43
2、433の線画像が代替表示されている。
【0066】更に少し待つと、大縮尺地図の全てのレイ
ヤのファイルが揃い、図8(D)に示すような最終的な
画面が完成する(ただし、図では、文字レイヤの画像は
図示省略してある)。
【0067】従来技術によれば、図8(A)の状態から
スクロールを行うと、地図サーバ側で図8(D)のよう
な最終的な画面を作成して送信してくるため、スクロー
ル操作をしてから長い時間待った後に、画面が図8
(A)から図8(D)へと一気に切換わることになる。
これに対し、本実施形態では、スクロール操作をする
と、直ぐに図8(B)のような画面が表示され、段階的
に図8(D)の最終画面へ完成されていくので、ユーザ
としては、直ちに地図表示が開始されたという実感をも
つことができ、スクロール先がどこであるかも即座に判
断できるので連続的なスクロール感が得られる(拡大縮
小も同様)。また、特に建物などのポリゴン画像が真っ
先に表示されるので、ユーザは即座に地図を把握し易
い。
【0068】さらに、図8(B)のような不完全な画像
が表示された段階でも、ユーザはそれがどの地域である
かが分るから、更にもっと先へスクロールを進めるべき
か否かが即座に判断でき、必要なら、スクロールを止め
ることなく先へ先へと連続的に進めていくことができ
る。
【0069】図9は、複数の地図サーバを設けて負担を
分散するようにした本発明の別の実施形態を示す。
【0070】複数台の地図サーバ50、50、…が、イ
ンターネット60などの通信ネットワークに接続されて
おり、多数のクライアントコンピュータ70、70、…
の各々は、それら複数台の地図サーバ50、50、…の
いずれにもアクセスすることができる。複数台の地図サ
ーバ50、50、…は、同じ地図データを格納した地図
データベース51、51、…をそれぞれもつ。
【0071】図10は、クライアントコンピュータ70
がユーザの所望する表示範囲に必要なメッシュのファイ
ルを複数台の地図サーバ50、50、…に要求するとき
の方法を示したものである。
【0072】各クライアントコンピュータ70は、原則
的に、図10(A)に示すように、表示範囲80と重な
る複数のメッシュ81、81、…のファイルを、全部1
台の地図サーバ50に要求するのではなく、最初のメッ
シュはAサーバに、次のメッシュはBサーバに、次のメ
ッシュはCサーバにというように、複数のファイルを複
数台のサーバ50、50、…にほぼ均等に分散して要求
する。それにより、複数台のサーバ50、50、…で負
荷が均等に分散され、より高速な地図表示が可能にな
る。また、複数台のサーバ50、50、…のどれもが同
じ地図データをもっているので、それらサーバ50、5
0、…のメンテナンスも容易である。
【0073】また、もし、複数台のサーバ50、50、
…の中のどれか、例えばCサーバ、に障害が発生したと
する。この場合、各クライアントコンピュータ70は、
Cサーバから正常な応答が返って来ないことを知ると、
図10(B)に示すように、残りの正常なAサーバとB
サーバに対して、ファイルを均等に分散して要求する。
このように、複数台のサーバ50、50、…のどれもが
同じ地図データをもっているので、その中の一部のサー
バで障害が発生しても、他のサーバが代わって対応する
ことができる。
【0074】複数のサーバによる負荷分散の形態には、
上記以外にも色々なものが採用し得る。例えば、地域毎
にサーバを分けても良い。例えば、アクセスの多い首都
圏を1台か複数台のサーバが担当し、残りの地域を別の
1台か複数台のサーバが担当するというようにである。
或いは、縮尺の異なる地図別にサーバを分けてもよい。
例えば、データ量の多い大縮尺地図を1台か複数台のサ
ーバが担当し、残りの縮尺の地図を別の1台か複数台の
サーバが担当するというようにである。また、レイヤー
毎にサーバを分けても良い。
【0075】さて、上述したシステムは、地図を取り扱
うものであるが、本発明が適用できる画像の種類は、地
図だけに限られず、あらゆる種類の画像にわたる。一般
的な画像に本発明を適用した場合、例えば、その画像に
ついてピクセルサイズの異なる複数のビットマップ画像
データを用意し、各サイズのビットマップ画像データを
メッシュに分割し、それらのメッシュデータを、上述し
たようにサーバからネットワークを通じてクライアント
配信し、クライアントにて表示することができる。
【0076】次に、本発明に従う画像コンバータの一実
施形態について説明する。
【0077】この画像コンバータは、上述した画像表示
システムのサーバ10に蓄積されるような、それぞれメ
ッシュ分割された異なる縮尺(ピクセルサイズ、深さ)
をもつた複数枚の画像データを作成して、それをサーバ
にアップロードするために用いられる。この画像コンバ
ータは、例えば上述した地図表示システムのために使用
される場合には、上述したような地図画像データ11を
作成するのであるが、地図は単なる説明のための一例に
すぎず、あらゆる内容のビットマップ画像を処理するこ
とができる。この画像コンバータは、以下の実施形態で
はコンピュータプログラムをコンピュータで実行するこ
とによって実現されるが、それだけに限られるわけでは
なく専用ハードウェアを用いて実現することもできる。
この画像コンバータを実現するコンピュータプログラム
は、以下の実施形態では例えば図1に示したクライアン
トコンピュータ30にインストールされるが、それにの
みに限られるわけではなく、他のコンピュータにもイン
ストールすることができる。
【0078】図11は、この画像コンバータが行う処理
の流れを示す。
【0079】図11に示すように、画像コンバータは、
ステップS101で、ユーザの指示によりコンバート対
象の元画像データを選択する。元画像データは原則的に
ビットマップ(ラスタ型)画像データであるが、それに
限られるわけではなく、ベクタ型画像データであっても
よく、その場合には、画像コンバータはそのベクタ型画
像データを読み込んでビットマップ(ラスタ型)画像デ
ータに変換することになる。
【0080】ステップS102とS103で、画像コン
バータは、ユーザの指示により、メッシュサイズと圧縮
方式を選択する。ここで、メッシュサイズとは、各メッ
シュデータ(この実施形態では正方形とする)の一辺の
ピクセル数である。例えば、64、128及び256ピ
クセルの3つのメッシュサイズの中からユーザ所望の一
つが選択できる。例えば、地図の基礎として用いられる
航空写真のように微細な変化を見逃せない画像では、6
4ピクセルのような比較的に小さいメッシュサイズを選
ぶとよく、逆に、イラストのような微細な変化の少ない
画像では、256ピクセルのように比較的に大きいメッ
シュサイズを選ぶとよい。風景や人物などの通常の写真
画像では、128ピクセルのような中程度のメッシュサ
イズを選ぶことができる。
【0081】また、圧縮方式とは、作成されたたメッシ
ュデータをファイル化する際に行う圧縮方式のことであ
り、例えば、特定の不可逆圧縮方式と特定の可逆圧縮方
式の2通りの中からユーザ所望の一つを選ぶことができ
る。微細な変化を見逃せない画像では可逆圧縮方式がよ
いであろうし、通常の写真画像のような用途では不可逆
圧縮方式でも十分であろう。
【0082】ステップS104でユーザから実行要求を
受けると、画像コンバータは、ステップS105で、元
画像データを読み込んでメッシュ作成処理を行う。メッ
シュ作成処理の具体的な流れは、後に図12を参照して
説明する。メッシュ作成処理の実行によって、元画像デ
ータは、それぞれメッシュ分割された縮尺(ピクセルサ
イズ、深さ)の異なる複数枚の画像データにコンバート
され、コンバートされた画像データは、図4に示したよ
うな階層状のフォルダに分類格納された多数のメッシュ
データファイルの形式で、クライアントコンピュータ3
0内の所定のディレクトリに保存される。
【0083】ステップS106で、画像コンバータは、
ユーザの指示により雛型HTMLファイルを選択する。
ここで、雛型HTMLファイルとは、図1に示したイメ
ージビューワ32(例えば、米国マイクロソフト社のAc
tiveX技術を用いたプラグインプログラム)を実行する
ためのスクリプトや、その表示画面の背景の定義などが
記述されたHTMLファイルである。
【0084】ステップS107で、ユーザからのプレビ
ューの要求を受けると、画像コンバータは、図1に示し
たWWWブラウザ31を起動してイメージビューワ32
を実行させて、上述のコンバートされた画像データのプ
レビュー(予備的表示)を行わせる。すなわち、画像コ
ンバータは上述した雛型HTMLファイルを読み込み、
その雛型HTMLファイル内のイメージビューワ実行用
のスクリプトを、上述のコンバートされた画像データが
表示対象になるように書き換えた上で、その書き換え後
のHTMLファイルを所定ディレクトリに新たに保存
し、そして、WWWブラウザ31を起動して、その保存
された書き換え後HTMLファイルをWWWブラウザ3
1に開かせる。WWWブラウザ31は、そのHTMLフ
ァイルを開き、その中のスクリプトに従ってイメージビ
ューワ32を実行して、上述の所定ディレクトリに保存
されているコンバートされた画像データを表示する。既
に説明したとおり、画像のスクロールや拡大縮小がスム
ーズに行える。
【0085】ステップS108で、画像コンバータは、
ユーザの指示により、上述の書き換え後HTMLファイ
ルとコンバートされた画像データのそれぞれのアップロ
ード先(例えば、図1に示したサーバ10内の所定場所
を示すURL)を指定する。ステップS109で、ユー
ザからアップロード実行を要求されると、画像コンバー
タは、上述の書き換え後HTMLファイルとコンバート
された画像データとを、それぞれの指定されたアップロ
ード先に、インターネットなどのネットワークを通じて
アップロードする。
【0086】図12は、上述のステップS105のメッ
シュ作成処理の具体的手順を示す。
【0087】図12に示すように、ステップS201
で、画像コンバータは、選択された元画像データを読み
込み、その元画像データのピクセルサイズに基づいて、
深さ数nを決定する。ここで、深さ数nとは、その元画
像データをコンバートした結果出来上がる、ピクセルサ
イズの段階的に異なる複数枚のビットマップ画像データ
の枚数である。例えば、深さ数nが3であれば、コンバ
ート結果として、例えば、元画像データと同じピクセル
サイズと、それより1段階小さいピクセルサイズと、さ
らに1段階小さいピクセルサイズの、計3段階の深さ
(ピクセルサイズ)のビットマップ画像データが出来上
がることになる。深さ数nの決め方については、例え
ば、元画像データの縦横辺のうちの長辺のピクセル数、
或いは、ピクセル総数(つまり、縦ピクセル数×横ピク
セル数)などを、所定の複数の閾値と比較して、その比
較結果に応じて、例えば最小閾値未満ならn=3、最小
閾値以上2番目閾値未満ならn=4、2番目閾値以上な
らn=5などというように決定することができる。
【0088】ステップS202で、画像コンバータは、
決定された深さ数nに従って、深さ(ピクセル)の異な
るn枚の画像を、元画像データを用いて作成する。例え
ば、n=3の場合、第1の深さの画像データは元画像デ
ータであり、第2の深さの画像データは元画像データを
ピクセル数において1段階縮小することで作成し、第3
の深さの画像データは元画像データをピクセル数におい
て2段階縮小する、というような方法で3枚の画像デー
タを用意することができる。この場合、1段階分の縮小
倍率として例えばk=0.8のような1未満の定数kを
用いて、この定数kの段階的なべき乗倍率で縮小するこ
ともできるし、或るいは、深さ毎に予め設定された最適
な縮小倍率を使用してもよい。
【0089】ステップS203で、画像コンバータは、
深さ毎のn枚の画像データの各々のピクセルサイズと、
選択されたメッシュサイズとから、各画像データをメッ
シュ分割したときに出来るメッシュの個数mを計算す
る。そして、このメッシュ数mに基づいて、画像コンバ
ータは、メッシュデータを格納するためのフォルダの階
層構造や、各フォルダの名称や、各メッシュデータファ
イルをどのフォルダに入れるかなどを決定し、そのよう
な階層構造をもったフォルダ群をクライアントコンピュ
ータ30内の所定ディレクトリに作成する。
【0090】ステップ204で、画像コンバータは、深
さ毎のn枚の画像データの各々を、その画像データ毎に
計算されたメッシュ数m個のメッシュデータに分割す
る。そして、画像コンバータは、ステップS205で、
分割された個々のメッシュデータを、選択された圧縮方
法で圧縮されたファイルにして、ステップ206で、そ
のメッシュデータファイルを上記階層構造のフォルダ群
中のしかるべきフォルダに保存する。n枚の全ての画像
データについて上記の処理が行なわれて、コンバートが
完了する。
【0091】以上、本発明の実施形態を説明した、これ
らの実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本
発明の範囲を上記実施形態のみに限定する趣旨ではな
い。よって、本発明は、上記の実施形態以外の様々な形
態でも実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用可能な画像表示システムの一実
施形態の概略的な全体構成を示すブロック図。
【図2】地図サーバ10がもつ地図の種類と、クライア
ントコンピュータ30内のイメージビューワ32が地図
サーバ10に対して地図データを要求する順序を説明し
た図。
【図3】地図サーバ10がもつ各種類の地図のファイル
構成を示す説明図。
【図4】図3に示した地図データベース11内のレイヤ
別のディレクト121〜123の各々の内部の階層構造
を示す説明図。
【図5】イメージビューワ32の機能的な構成を示すブ
ロック図。
【図6】表示部320の動作のフローチャート。
【図7】ダウンローダ322の動作のフローチャート。
【図8】プログレッシブ表示の一例を示す画面の遷移
図。
【図9】複数の地図サーバで負担を分散した実施形態を
示すブロック図。
【図10】クライアントコンピュータ70がユーザの所
望する表示範囲に必要なメッシュのファイルを複数台の
地図サーバ50、50、…に要求するときの方法を示し
た説明図。
【図11】本発明の一実施形態にかかる画像コンバータ
が行う処理全体のフローチャート。
【図12】本発明の一実施形態にかかる画像コンバータ
のメッシュ分割処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 地図サーバ 20 インターネット 30 クライアントコンピュータ 31 クライアントプログラム 32 イメージビューワ 34 マウス 131 メッシュのファイル 132 第2階層のフォルダ 133 第1階層のフォ
ルダ 211、221、231 メッシュ
フロントページの続き (72)発明者 田渕 大介 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿 ガーデンプレイスタワー13階 ドリームテ クノロジーズ株式会社内 (72)発明者 中島 一郎 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿 ガーデンプレイスタワー13階 ドリームテ クノロジーズ株式会社内 (72)発明者 日向野 保夫 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿 ガーデンプレイスタワー13階 ドリームテ クノロジーズ株式会社内 (72)発明者 伊藤 友紀 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿 ガーデンプレイスタワー13階 ドリームテ クノロジーズ株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB03 HB31 HC24 HC32 5B050 AA08 BA07 BA10 BA17 CA07 CA08 EA03 EA12 EA19 FA02 FA09 FA19 GA08 5B057 CA12 CA17 CB12 CB16 CD05 CE08 CE09 CH12 5C076 AA17 AA21 AA22 AA36 BA04 BB42 CB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元画像データから、ピクセルサイズが段
    階的に異なる複数枚の副画像データを作成する手段と、 前記複数枚の副画像データの各々を、多数の小領域の断
    片画像データに分割する手段と、 前記複数枚の副画像データの全部についての前記多数の
    断片画像データを出力する手段とを備えた画像コンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 各副画像データについての前記多数の断
    片画像データが、階層構造のフォルダに格納されている
    請求項1記載の画像表示システム。
  3. 【請求項3】 元画像データから、ピクセルサイズが段
    階的に異なる複数枚の副画像データを作成するステップ
    と、 前記複数枚の副画像データの各々を、多数の小領域の断
    片画像データに分割するステップと、 前記複数枚の副画像データの全部についての前記多数の
    断片画像データを出力するステップとを備えた画像コン
    バート方法。
  4. 【請求項4】 元画像データから、ピクセルサイズが段
    階的に異なる複数枚の副画像データを作成するステップ
    と、 前記複数枚の副画像データの各々を、多数の小領域の断
    片画像データに分割するステップと、 前記複数枚の副画像データの全部についての前記多数の
    断片画像データを出力するステップとを備えた画像コン
    バート方法をコンピュータに行わせるためのコンピュー
    タプログラム。
  5. 【請求項5】 共通の対象画像をそれぞれ表した、ピク
    セルサイズが段階的に異なる複数枚の副画像データを含
    み、 前記複数枚の副画像データの各々が、多数の小領域の断
    片画像データに分割されている、画像データ構造。
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