JP2003208371A - 名前解決を用いたルーティング方法およびそのシステム - Google Patents

名前解決を用いたルーティング方法およびそのシステム

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JP2003208371A JP2002005292A JP2002005292A JP2003208371A JP 2003208371 A JP2003208371 A JP 2003208371A JP 2002005292 A JP2002005292 A JP 2002005292A JP 2002005292 A JP2002005292 A JP 2002005292A JP 2003208371 A JP2003208371 A JP 2003208371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体ネットワークのクライアントに対し
て、クライアントの位置を考慮したリクエスト・ルーテ
ィングを行うことで、最適なエッジサーバへの誘導を可
能とする名前解決を用いたルーティング方法およびその
システムを提供する。 【解決手段】 ローカルDNSサーバ2aは、クライア
ント1のホームアドレス及び気付アドレスの組からなる
バインディング・キャッシュと、外部ネットワークのD
NSサーバである外部ローカルDNSサーバ2bのIP
アドレスと、を有してなるフォワーディング・テーブル
21を、管理する。そして、ローカルDNSサーバ2a
は、クライアント1のレゾルバから名前解決の要求があ
った場合に、フォワーディング・テーブル21を用い
て、当該名前解決の要求を外部ローカルDNSサーバ2
bへ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、名前解決を用いた
ルーティング方法およびそのシステムに関する。特に、
移動体ネットワークのクライアントに対して、クライア
ントの位置を考慮したルーティングでコンテンツを配信
することが可能な名前解決を用いたルーティング方法お
よびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、アクセスネットワークの広帯域化
及びWebコンテンツの大容量化に伴いクライアントの
近傍のサーバ(エッジサーバ)に予めコンテンツを配布
するコンテンツ配信ネットワーク(CDN:Content De
livery Network)が注目されている。リクエスト・ルー
ティング・システム(RRS:Request Routing Syste
m)は、CDNの1コンポーネントであり、クライアン
トのコンテンツ要求を、そのコンテンツのコピーを持つ
エッジサーバへと誘導するためのシステムである。リク
エスト・ルーティング・システムの基本機能としては、
下記の2つがある。 1)リクエストに応えることができるエッジサーバにク
ライアントを誘導する。 2)最良のサービスを提供可能なエッジサーバにクライ
アントを誘導する。
【0003】現在、Webサイトで提供するコンテンツ
などをCDNを用いて配布する際に使用されるリクエス
ト・ルーティング・システムには、“DNS−base
d”リクエスト・ルーティング・システムという従来技
術がある。上記従来技術は、DNS(Domain Name Syst
em)をクライアントの誘導に用いる方法である。この場
合は、1つ以上のドメイン名がリクエスト・ルーティン
グ・システムに付与される。そして、このドメイン名
は、クライアントのリクエストを誘導するために利用さ
れ、URLの一部として使用される。また、この方法
は、既にインターネット上に広く普及している既存のD
NSをベースとして用いるので、インターネット上のど
こからでも利用できるという特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モバイルI
Pネットワーク等の移動体ネットワークに上記従来技術
を適用しようとすると、次の問題がある。つまり、クラ
イアントは、移動体ネットワーク内で本来所属している
エリア(ホームネットワーク)のDNSサーバ(以下、
「ホーム・ローカル・DNS」という)のIPアドレス
を予め把握しているので、このクライアントが移動体ネ
ットワーク内の他のエリアに移動しても、ホーム・ロー
カル・DNSサーバ及びホームネットワーク内のエッジ
サーバを利用することはできる。
【0005】しかしながら、その場合、従来の技術で
は、ホーム・ローカル・DNSサーバのIPアドレスを
元にエッジサーバを決定するため、移動先のエリアにい
るクライアントにとっては最適なエッジサーバとはなら
ない場合がある。即ち、移動先のクライアントは、その
クライアントが現在属するエリアに存在するエッジサー
バからではなく、そのクライアントから遠く離れたホー
ムネットワークに存在するエッジサーバからコンテンツ
の配信を受けることとなるという問題点が生じる。
【0006】また、エッジサーバに関しては、三角問題
(Triangle Routing)という問題が生じることがある。
つまり、クライアントは、リクエスト・ルーティング・
システムにより誘導されたエッジサーバからコンテンツ
を取得するが、移動先のエリアにいるクライアントに対
してコンテンツを送信する際には、クライアントとエッ
ジサーバ間の通信が直線的な経路とならずに、クライア
ントとホームネットワークとエッジサーバとで三角の通
信経路、即ち大きく遠回りした通信経路になる場合があ
り、ホームネットワークと外部ネットワーク間のネット
ワーク帯域を圧迫する可能性がある。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、移動体ネットワークのクライアントに対して、
クライアントの位置を考慮したリクエスト・ルーティン
グを行うことで、最適なエッジサーバへの誘導を可能と
する名前解決を用いたルーティング方法およびそのシス
テムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、移動体ネットワークに
おいて移動する端末であるクライアントと、前記ネット
ワークに分散して複数配置されてコンテンツを前記クラ
イアントに配信するエッジサーバとの間の通信経路を選
択するルーティング方法であって、前記ネットワークの
各エリア毎に、当該エリアのDNSサーバをなすローカ
ルDNSサーバと前記エッジサーバを配置し、前記クラ
イアントが本来所属しているエリアであるホームネット
ワークに、当該エリアのDNSをなすホーム・ローカル
DNSサーバを配置し、同一エリア内の前記ローカルD
NSサーバと前記エッジサーバのアドレスを対応付けた
テーブルを管理する権限DNSサーバを配置した場合
に、前記ホーム・ローカルDNSサーバは、前記クライ
アントの移動情報を受信し、当該移動情報に基づいて前
記クライアントの移動先のエリアのローカルDNSサー
バのアドレスを記録するとともに、前記クライアントか
ら当該ホーム・ローカルDNSサーバに対してコンテン
ツにアクセスするために必要となる名前解決の要求があ
った場合に、当該記録されたアドレスに基づいて前記移
動先のエリアのローカルDNSサーバへ当該要求を転送
し、前記移動先のエリアのローカルDNSサーバは、前
記権限DNSサーバへ、前記コンテンツに対応するエッ
ジサーバのアドレスを問い合わせ、前記権限DNSサー
バは、前記記録されたアドレスに基づいて、前記移動先
のエリアのエッジサーバのアドレスを当該エリアのロー
カルDNSサーバへ送信し、当該移動先エリアのローカ
ルDNSサーバは、受信した前記アドレスを前記クライ
アントに送信することを特徴とする。本発明によれば、
“DNS−based”リクエスト・ルーティング・シ
ステムにおいて、クライアントがホームネットワークか
ら他のエリア(外部ネットワーク)に移動したときに、
エッジサーバの名前解決の問い合わせをしたDNSサー
バ(ホームネットワークのDNSサーバ)のIPアドレ
スではなく、外部ネットワークのDNSサーバのIPア
ドレスに基づいて、クライアントを外部ネットワークの
エッジサーバへと誘導する。したがって、モバイルIP
ネットワークのクライアントに対しても、最適なエッジ
サーバへと誘導することができる。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
に記載の前記クライアントの移動情報が当該クライアン
トの前記ホームネットワーク上でのアドレスであるホー
ムアドレスと、当該クライアントの移動先のエリアでの
アドレスである気付アドレスとを有してなることを特徴
とする。
【0010】また、請求項3記載の発明では、請求項1
又は2記載のホーム・ローカルDNSサーバが、前記ク
ライアントの移動先のエリアのローカルDNSサーバの
アドレスを記録するときに、当該記録されるアドレス
と、前記気付アドレス又は前記権限DNSサーバが管理
するエリアを示す権限ゾーンのアドレスのうちの少なく
とも一つとを、対応付けて記録することを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれか1項記載のルーティング方法におい
て、前記エッジサーバが、当該エッジサーバと前記クラ
イアント間の通信経路として最短の経路を自動的に選択
することを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために、請求項5記
載の発明では、ネットワークにおいて移動する端末であ
るクライアントと、前記ネットワークの各エリア毎に配
置されてコンテンツを前記クライアントに配信するエッ
ジサーバとの間の通信経路を選択するルーティング・シ
ステムであって、前記ネットワークの各エリア毎に配置
されて、当該エリアのDNSをなすローカルDNSサー
バと、前記ローカルDNSサーバの一つであって、前記
クライアントが本来所属しているエリアであるホームネ
ットワークのDNSをなすホーム・ローカルDNSサー
バと、前記エッジサーバに割り当てられたアドレスを、
同一エリア内の前記ローカルDNSサーバに対応付けた
テーブルで管理し、前記ローカルDNSサーバから出さ
れた前記コンテンツに対応するエッジサーバのアドレス
の問い合わせに、当該テーブルを用いて返答する権限D
NSサーバと、を有し、前記ホーム・ローカルDNSサ
ーバは、前記クライアントの移動先のエリアのローカル
DNSサーバのアドレスを記録する機能と、前記クライ
アントからのコンテンツの要求を当該記録されたアドレ
スのDNSサーバへ転送する機能と、を有することを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。本発明は、従来の“DNS−bas
ed”リクエスト・ルーティング・システムを改良して
モバイルIPネットワーク等の移動体用のネットワーク
に適用可能なリクエスト・ルーティング・システムとし
たものである。
【0014】A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態によるリクエスト・ルーティ
ング・システムを示す概念模式図である。本図におい
て、クライアント1は、コンテンツの配信を受ける移動
体端末である。モバイルIPネットワークは、複数のエ
リアに分割され、各エリアをクライアント1が移動す
る。この実施形態では、クライアント1が本来所属する
エリアであるホームネットワークから、クライアント1
の移動先のエリアである外部ネットワークへ、クライア
ント1が移動した場合を考える。また、クライアント1
のIPアドレスは、(192.168.1.100)と
する。クライアント1のレゾルバには、ホームネットワ
ークに存在するローカルDNSサーバのIPアドレス
(192.168.1.2)が設定される。なお、レゾ
ルバとは、IPアドレスとURL(ドメイン名)間にお
ける名前解決を行うソフトウェアであり、クライアント
1(移動体端末)に内蔵されている。又、ホームネット
ワークには、モバイルIPの提供及び管理をするサーバ
であるホーム・エージェント(HA)が配置されてい
る。ホーム・エージェントは、クライアント1の移動情
報を、逐次、ホーム・ネットワークに存在するローカル
DNSサーバに送信する。なお、ホーム・エージェント
がホームネットワークにおけるクライアントの通信経路
として、最短の経路を自動的に選択する経路最適化拡張
機能(RO:Route Optimization)をサポートしていると
よい。
【0015】ローカルDNSサーバ2a,2bは、エッ
ジサーバの名前解決(ドメイン名とIPアドレスを同定
する処理)についての権限を持つサーバ(権限DNSサ
ーバ6)へ、当該名前解決についての問い合わせをする
DNSサーバである。ローカルDNSサーバ2aはホー
ム・ネットワークに存在し、ローカルDNSサーバ2b
は外部ネットワークに存在し、それぞれIPアドレス
(192.168.1.2)、(192.168.2.
2)が割り当てられている。また、ローカルDNSサー
バ2aは、フォワーディングテーブル(後述)21を具
備している。
【0016】エッジサーバ3a,3bは、クライアント
1に対してコンテンツを配信するサーバである。エッジ
サーバ3aはホーム・ネットワークに存在し、エッジサ
ーバ3bは外部ネットワークに存在し、それぞれIPア
ドレス(192.168.1.3)、(192.16
8.2.3)が割り当てられている。
【0017】モバイルIPネットワークと別のネットワ
ークであるインターネットには、オリジン・サーバ4、
ルートDNSサーバ5、権限DNS(Authoritative DN
S)サーバ6が配置されている。オリジン・サーバ4は、
Webサーバであり、クライアント1に配信されるコン
テンツの原本(オリジナル)をもっているサーバであ
る。オリジン・サーバ4がもつコンテンツは、通常、ミ
ラーサーバであるエッジサーバ3a,3bにそれぞれ送
られ、エッジサーバ3a又はエッジサーバ3bからクラ
イアント1に配信される。ルートDNSサーバ5は、ロ
ーカルDNSサーバ2a,2bの上位に位置する最上位
のDNSサーバである。権限DNS(Authoritative DN
S)サーバ6は、クライアント1をエッジサーバ3a,3
bへ誘導するとき、各エッジサーバ3a,3bの名前解
決についての権限を持つDNSサーバである。権限DN
Sサーバ6は、ローカルDNSサーバ2a,2bのIP
アドレスと、これに対応するエッジサーバ3a,3bの
IPアドレスとからなる「リクエスト・ルーティング・
テーブル」を具備している。なお、オリジン・サーバ
4、ルートDNSサーバ5、権限DNS(Authoritative
DNS)サーバ6は、どのネットワークに配置されていて
もよい。
【0018】B.実施形態の動作 次に、図1に示すリクエスト・ルーティング・システム
の動作について説明する。先ず、事前処理として、クラ
イアント1のレゾルバに、ホームネットワークに存在す
るローカルDNSサーバ2aのIPアドレス(192.
168.1.2)を設定する。その後、クライアント1
は、ホームネットワークから外部ネットワークに移動し
たものとする。そして、クライアント1は、所望のコン
テンツの配信を受けるべく、Webブラウザで所望のU
RL(例えば、http://www.sp.foo.com/movie.mpeg)を
入力又はリンクをクリックする。
【0019】すると、クライアント1のレゾルバは、上
記のURLのドメイン名(例えば、www.sp.foo.com)の
名前解決を、ローカルDNSサーバ2aに対して要求す
る。この名前解決では、ドメイン名をIPアドレスに変
換する処理を繰り返し行う、すなわち再帰的に行う。そ
の要求を受けたローカルDNSサーバ2aは、フォワー
ディング・テーブル21を利用して、クライアント1が
現在いる外部ネットワークの外部ローカルDNSサーバ
2bへ名前解決要求を転送する(符号)。ここで、フ
ォワーディング・テーブル21は、次のようなにしてデ
ータが記録される。
【0020】先ず、予めローカルDNSサーバ2aはホ
ーム・エージェント(図示せず)に対し、クライアント
1の移動情報(ホームアドレスと気付アドレスの組から
なる情報、「バインディング・キャッシュ」と呼ばれ
る)の取得を要求する。ここで、ホームアドレスとは、
クライアント1のホームネットワーク上におけるクライ
アント1のアドレスであり、変動しないものである。気
付アドレスとは、クライアント1の移動先のエリアでの
クライアント1のアドレスであり、エリアを移動する毎
に変動するものである。この要求により、ローカルDN
Sサーバ2aは、ホーム・エージェントからの応答(バ
インディング・アップデート・メッセージ)を移動情報
として得る。この移動情報には有効期限が付され、古く
なった情報の更新要求を発することができるようになっ
ている。
【0021】そして、ローカルDNSサーバ2aは、そ
の応答に基づいて、クライアント1のバインディング・
キャッシュと、後述する方法で取得したクライアントの
移動先エリア(外部ネットワーク)のローカルDNSサ
ーバ2bのIPアドレスとを、フォワーディング・テー
ブル21に記録する。なお、フォワーディング・テーブ
ル21に記録された気付アドレス(以後、これを「ポイ
ンティング・アドレス」と称する)と、ホーム・エージ
ェントから時々刻々送付される気付アドレスとは必ずし
も一致しない場合がある。つまり、ホーム・エージェン
トから送付された最新の気付アドレスによりポインティ
ング・アドレスが更新されるまで、タイトラグが生じる
ことがある。そして、ローカルDNSサーバ2aは、上
記フォワーディング・テーブル21を利用して、名前解
決要求を外部ローカルDNSサーバ2bへ転送するよう
になっている。
【0022】このようにしてデータが記録されたフォワ
ーディング・テーブル21の具体例を図3を参照して説
明する。テーブルの各レコードには、それぞれ別のクラ
イアント(a,b1,b2,b3)の移動情報が記録さ
れている。表中の「ポインティングアドレス」フィール
ドは、前記したポインティングアドレスを示す。「権限
ゾーン」フィールドは、クライアントの移動先エリアに
配置されたローカルDNSサーバ2bが管理する対象と
なるアドレス示し、(6.128.133.in−ad
dr.arpa)は「133.128.6.1」〜「1
33.128.6.254」までのアドレスを有するク
ライアントをローカルDNSサーバ2bが管理する。権
限ゾーンの詳細については、後述する。
【0023】クライアントb1,b2,b3の場合、ポ
インティング・アドレスは、DHCP(Dynamic Host C
onfiguration Protocol)によって動的に割り当てられ
ている。ここで、動的に割り当てる方法とは、クライア
ントがネットワークにログインすると、DHCPサーバ
ーが、予め用意されたIPアドレスの1つをそのクライ
アントに割り当てるものである。したがって、クライア
ントが同一のエリア上に存在し続けても、クライアント
のログイン・ログアウトの動作により、そのクライアン
トに割り当てられるポインティング・アドレスが変動す
る場合がある。
【0024】また、「外部ローカルDNS」フィールド
は、クライアントの移動先エリアの外部ローカルDNS
サーバのIPアドレスを示している。「外部ローカルD
NS」の記録の手順についても後述する。「有効期限」
フィールドは、各レコードの有効期限を示し、データ更
新を促すためのものである。
【0025】以上のフォワーディング・テーブルにより
転送された名前解決要求に基づき、外部ローカルDNS
サーバ2bは、ルートDNSサーバ5に対して、ドメイ
ン名の名前解決を要求する(符号)。この名前解決で
は、ドメイン名をIPアドレスに変換する処理を反復す
る、即ち反復的に行う。すると、ルートDNSサーバ5
は、外部ローカルDNSサーバ2bに対して、上記ドメ
イン名の名前解決についての権限を持つ権限DNSサー
バ6のIPアドレスを返答する(符号)。
【0026】次に、外部ローカルDNSサーバ2bは、
権限DNSサーバ6に対して、反復的名前解決を要求す
る(符号)。この要求を受けた権限DNSサーバ6
は、リクエスト・ルーティング・テーブルに基づいて所
定のエッジサーバ3bを選択し、そのIPアドレスを外
部ローカルDNSサーバ2bに返す(符号)。ここ
で、リクエスト・ルーティング・テーブルは、ローカル
DNSサーバ2a,2bのIPアドレスと、これと同一
エリアのエッジサーバ3a,3bのIPアドレスとを対
応付けて記録したテーブルである。そして、権限DNS
サーバ6は、要求してきた外部ローカルDNSサーバ2
bのアドレスをリクエスト・ルーティング・テーブルか
ら参照して、対応するエッジサーバ(192.168.
2.3)のIPアドレスを特定する。外部ローカルDN
Sサーバ2bは、このエッジサーバ3bのIPアドレス
(192.168.2.3)をクライアント1のレゾル
バに返す(符号)。以上により、クライアント1のW
ebブラウザは、最寄りのエリアである外部ネットワー
クのエッジサーバ3b(http://192.168.2.3/video.aw
t)にアクセスして、所望のコンテンツの配信を受ける
ことができる(符号)。
【0027】次に、ホーム・ローカルDNSサーバがフ
ォワーディングテーブルを作成・管理する手順について
図2を参照して説明する。
【0028】図2において、ローカルDNSサーバ2a
は、ホーム・エージェントから取得したクライアント1
のバインディング・キャッシュの有効期限を判断し、有
効期限が切れる前に(ステップS1)、警告(「バイン
ディング・ワーニング」)をホーム・エージェント(H
A)に送信する(ステップS2)。つまり、最新のバイ
ンディング・キャッシュを要求する。
【0029】その後、ローカルDNSサーバ2aは、ホ
ーム・エージェントからバインディング・アップデート
を受信したか判断する(ステップS3)。バインディン
グ・アップデートとは、上記バインディング・キャッシ
ュの更新情報である。ステップS3で、バインディング
・アップデートを受信していない場合は、クライアント
1がホームネットワークに存在している場合なので、ロ
ーカルDNSサーバ2aの処理は終了となる。
【0030】ステップS3でバインディング・アップデ
ートを受信している場合は、クライアント1がホームネ
ットワークから外部ネットワークへ移動したことを示す
場合である。この場合は、ローカルDNSサーバ2a
は、バインディング・キャッシュ内の気付アドレスとホ
ームアドレスが一致しているか判断する(ステップS
4)。ステップS4で、気付アドレスとホームアドレス
が一致している場合は、クライアント1が外部ネットワ
ークからホームネットワークに戻っている場合なので、
ローカルDNSサーバ2aの処理は終了となる。
【0031】ステップS4で「No」の場合は、もう一
度、クライアント1の気付アドレスとホームアドレスが
一致しているか判断する(ステップS5)。ステップS
5で、気付アドレスとホームアドレスが一致すれば、ク
ライアント1が外部ネットワークからホームネットワー
クに戻っていることになるので、ローカルDNSサーバ
2aの処理は終了となる。
【0032】ステップS5で気付アドレスとホームアド
レスが一致していない場合は、クライアント1が外部ネ
ットワークに存在していることになる。そこで、ローカ
ルDNSサーバ2aは、フォワーディング・テーブル2
1のポインティング・アドレスとホーム・エージェント
から取得した気付アドレスが一致しているか判断する
(ステップS6)。ステップS6で、ポインティング・
アドレスと気付アドレスが一致している場合は、クライ
アント1の現在の移動情報が既にフォワーディング・テ
ーブル21に蓄積されていることになるので、ローカル
DNSサーバ2aの処理は終了となる。
【0033】ステップS6でポインティング・アドレス
と気付アドレスが一致していない場合は、クライアント
1の現在の移動情報がフォワーディング・テーブル21
に蓄積されていない可能性がある。そこで、ローカルD
NSサーバ2aは、フォワーディング・テーブル21の
権限ゾーン内にクライアント1の気付アドレスが含まれ
ているか判断する(ステップS7)。ここで、権限ゾー
ンに記録されるデータは、クライアント1が別のエリア
に移動しない限り変動しない。従って、ステップS7
で、権限ゾーン内にクライアント1の気付アドレスが含
まれている場合とは、クライアント1が存在するエリア
が前回のフォワーディング・テーブル21の更新時と変
わっていないことを示す。すなわち、この場合は、クラ
イアント1の気付アドレスがDHCPによって動的に割
り当てられているため、前回のフォワーディング・テー
ブル21更新時と変わっているものの、実際にはクライ
アント1が前回の更新時と同一エリア内にいることを示
す。したがって、クライアント1の現在の移動情報が既
にフォワーディング・テーブル21に蓄積されているの
で、ローカルDNSサーバ2aの処理は終了となる。
【0034】ステップS7で、「No」の場合は、クラ
イアント1の現在の移動情報がフォワーディング・テー
ブル21に蓄積されていない場合であり、初めてクライ
アント1の移動情報をフォワーディング・テーブル21
に記録する場合か、又はクライアント1が他のエリア
(外部ネットワーク)に移動した場合である。そこで、
クライアント1の現在の移動情報をフォワーディング・
テーブル21に蓄積するため、即ち、フォワーディング
・テーブル21に新しいエントリを作成するための以下
の処理(ステップS8〜S10)を行う。
【0035】先ず、ローカルDNSサーバ2aは、クラ
イアント1の気付アドレスからクライアント1の移動先
のエリアの権限ゾーンのアドレス及び外部ローカルDN
Sサーバのアドレスを求める名前解決要求を実行する
(ステップS8)。移動先エリアの権限ゾーンのアドレ
スはそのエリアに存在する外部ローカルDNSサーバが
把握しているので、上記名前解決要求は、当該名前解決
要求の権威を持つ外部ローカルDNSサーバ(例えば、
クライアント1の移動先の外部ローカルDNSサーバ2
b)のIPアドレスを探す処理を繰り返し実行する反復
的逆引き名前解決要求として実行される。そして、ロー
カルDNSサーバ2aは、ステップS8のアドレスに基
づいて外部ローカルDNSサーバに、権限ゾーンのアド
レスを問い合わせる(ステップS9)。
【0036】その後、ローカルDNSサーバ2aは、ク
ライアント1の気付アドレスと、ステップS8及びステ
ップS9で取得した権限ゾーンのアドレス及び外部ロー
カルDNSサーバのIPアドレスをフォワーディング・
テーブル21に記述する(ステップS10)。
【0037】次に、クライアント1がエッジサーバ2
a、2bから所望のコンテンツの配信を受けるときの処
理手順を、図4を参照して説明する。クライアント1が
所望のコンテンツの配信を受けるべく、クライアント1
のレゾルバから、名前解決要求があった場合は、ホーム
・ローカルDNSサーバ2aが図4に示す処理を行う。
先ず、ホーム・ローカルDNSサーバ2aは、レゾルバ
から名前解決要求を受信する(ステップS21)。する
と、ホーム・ローカルDNSサーバ2aは、クライアン
ト1のホームアドレス及び気付アドレスの組からなる情
報であるバインディング・キャッシュを参照し(ステッ
プS22)、バインディング・キャッシュがあるか否か
判断する(ステップS23)。
【0038】ステップS23でバインディング・キャッ
シュがないと判断された場合は、クライアント1がホー
ムネットワークから移動していないか、フォワーディン
グ・テーブル21における有効期限が切れていることを
示すので、ホーム・ローカルDNSサーバ2aは、ホー
ム・エージェントに対して、警告(バインディング・ワ
ーニング・メッセージ)を送信する(ステップS2
4)。
【0039】その後、ホーム・ローカルDNSサーバ2
aは、ホーム・エージェントからバインディング・アッ
プデートを受信したか判断する(ステップS25)。こ
こで、バインディング・アップデートの受信がない場合
は、クライアント1がホームネットワークに存在してい
ることを示すので、ホーム・ローカルDNSサーバ2a
は、反復的名前解決の実行を行う(ステップS26)。
そして、ホーム・ローカルDNSサーバ2aは、反復的
名前解決の実行結果をレゾルバに送信して、処理を終了
する(ステップS27)。
【0040】ステップS25で、バインディング・アッ
プデートの受信があった場合は、クライアント1がホー
ムネットワークに存在していないことを示すので、ホー
ム・ローカルDNSサーバ2aは、フォワーディング・
テーブル21のポインティング・アドレスとクライアン
ト1の気付アドレスが一致しているか判断する(ステッ
プS28)。
【0041】ステップS28で、ポインティング・アド
レスと気付アドレスが一致していない場合、ホーム・ロ
ーカルDNSサーバ2aは、フォワーディング・テーブ
ル21の権限ゾーン内にクライアント1の気付アドレス
が含まれているか判断する(ステップS29)。ステッ
プS29で、権限ゾーン内に気付アドレスが入っていな
い場合は、クライアント1が別のエリアに移動したこと
となるので、フォワーディング・テーブル21の記録を
更新する必要がある。そこで、ホーム・ローカルDNS
サーバ2aは、クライアント1の気付アドレスからクラ
イアント1の移動先のエリアの権限ゾーンのアドレス及
び外部ローカルDNSサーバのアドレスを求める名前解
決要求を繰り返し実行する(ステップS30)。上記名
前解決要求は、図2のステップS8と同様に、当該名前
解決要求の権威を持つ外部ローカルDNSサーバ(移動
先の外部ローカルDNSサーバ2b)のIPアドレスを
探す処理を繰り返し実行する反復的逆引き名前解決要求
として実行する。次に、ステップS31ではホーム・ロ
ーカルDNSサーバ2aは、外部ローカルDNSサーバ
を見つけたか否か判断し(ステップS31)、「No」
の場合は、その要求を諦め、後述のステップS27の処
理を実行する。
【0042】ステップS31で、名前解決要求の権威を
持つローカルDNSサーバが見つかった場合、ホーム・
ローカルDNSサーバ2aは、図2のステップS9及び
ステップS10と同様にして、権限ゾーンのアドレス及
び外部ローカルDNSサーバのIPアドレスを取得し、
このデータによりフォワーディング・テーブル21を更
新する(ステップS32)。その後、ホーム・ローカル
DNSサーバ2aは、ステップS32で更新されたフォ
ワーディング・テーブル21を用いて外部ローカルDN
Sサーバ2bと通信し、クライアント1からのエッジサ
ーバの名前解決要求をこの外部ローカルDNSサーバ2
bに転送して、再帰的に当該名前解決要求を実行させる
(ステップS33)。外部ローカルDNSサーバ2b
は、エッジサーバの名前解決の実行結果をレゾルバに送
信して、処理を終了する(ステップS27)。クライア
ント1のレゾルバがエッジサーバの名前解決の実行結果
を受信することにより、最寄りのエッジサーバ3bのI
Pアドレスを取得し、クライアント1は、エッジサーバ
3bから所望のコンテンツの配信を受ける。
【0043】次に、外部ローカルDNSサーバ2bがダ
ウンしたり、サーバのアドレスが変更された場合に対処
するため、フォワーディング・テーブル21の管理方法
について、図5を参照して説明する。先ず、ホーム・ロ
ーカルDNSサーバ2aは、フォワーディング・テーブ
ル21に記録されている各レコードの有効期限を判断
し、有効期限が切れる前に(ステップS41)、そのレ
コードのポインティング・アドレスの名前解決要求を実
行する(ステップS42)。この名前解決要求は、図2
のステップS8と同様に、当該名前解決要求の権威を持
つ外部ローカルDNSサーバ(例えば、クライアント1
の移動先の外部ローカルDNSサーバ2b)のIPアド
レスを探す処理を繰り返し実行する反復的逆引き名前解
決要求として実行する。
【0044】その後、ホーム・ローカルDNSサーバ2
aは、ステップS42の処理によって外部ローカルDN
Sサーバが見つかったか判断する(ステップS43)。
ステップS43で、外部ローカルDNSサーバが見つか
らなかった場合は、クライアント1がホームネットワー
クに存在していて外部ローカルDNSサーバを必要とし
ない場合であるので、ホーム・ローカルDNSサーバ2
aはフォワーディング・テーブル21の管理処理を終了
する。
【0045】ステップS43で、外部ローカルDNSサ
ーバが見つかった場合、ホーム・ローカルDNSサーバ
2aは、その外部ローカルDNSサーバのIPアドレス
と、フォワーディング・テーブル21に記録されている
外部ローカルDNSサーバのIPアドレスとが同一であ
るか判断する(ステップS44)。ステップS44で同
一と判断した場合は、外部ローカルDNSサーバのダウ
ン又はサーバ変更が生じていないので、フォワーディン
グ・テーブル21の内容を変更する必要がなく、ホーム
・ローカルDNSサーバ2aはフォワーディング・テー
ブル21の管理処理を終了する。
【0046】ステップS44で、同一でないと判断した
場合は、外部ローカルDNSサーバのダウン又はサーバ
変更が生じている。そこで、ホーム・ローカルDNSサ
ーバ2aは、図2のステップS10と同様にして、クラ
イアント1の気付アドレス、並びに外部ローカルDNS
サーバから受信した権限ゾーンのアドレス及び外部ロー
カルDNSサーバのIPアドレスをフォワーディング・
テーブル21に記録する(ステップS45)。これによ
り、外部ローカルDNSサーバ2bのダウン又はサーバ
の変更によって、新たな外部ローカルDNSサーバ2b
が設置されても、その内容がフォワーディング・テーブ
ル21に正しく更新されるので、既に説明した本実施形
態のルーティング方法を実行することができる。
【0047】ところで、上記したようにしてクライアン
トに最も近いエッジサーバが判明したとしても、エッジ
サーバからクライアントへのコンテンツ送信の経路が最
適でなければ、本発明の効果が充分発揮できない。例え
ば、図1においてエッジサーバがクライアントと同一エ
リアにいながら、他のエリアを経由してクライアントと
通信するような不具合を指す。そこで、エッジサーバが
経路最適化拡張機能(RO :Route Optimization)つまり
通信相手との通信経路として最短の経路を自動的に選択
する経路最適化機能をサポートすることが好ましい。
【0048】以上により、本実施形態のリクエスト・ル
ーティング・システムによれば、ローカルDNSサーバ
2aがモバイルIPネットワークのクライアント1に対
して、そのクライアント1の存在位置を考慮したリクエ
スト・ルーティングを行うので、最適なエッジサーバへ
クライアント1を誘導することができる。例えば、図1
において、ローカルDNSサーバ2aは、クライアント
1がホームネットワークにいるときはホームネットワー
クのエッジサーバ3aからコンテンツをクライアント1
へ配信させることができる。また、ローカルDNSサー
バ2aは、クライアント1が外部ネットワークに移動し
ているときは外部ネットワークのエッジサーバ3bから
コンテンツをクライアント1へ配信させることができ
る。
【0049】なお、上記実施形態におけるリクエスト・
ルーティング・システムの機能を実現するためのプログ
ラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するこ
とにより各種の処理を実行してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ホーム・ローカルDNSサーバがクライアント
の移動先のローカルDNSサーバのアドレスを記録し、
クライアントからのコンテンツにアクセスするために必
要となる名前解決の要求を当該記録されたアドレスのロ
ーカルDNSサーバに転送するので、移動体ネットワー
クのクライアントに対して、クライアントの位置を考慮
したルーティングを行うことができ、クライアントの位
置に対応したエッジサーバへ当該クライアントを誘導す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるリクエスト・ルーテ
ィング・システムを示す概念模式図である。
【図2】 ホーム・ローカルDNSサーバが行う処理を
示すフローチャートである。
【図3】 フォワーディング・テーブル21の具体例を
示す図である。
【図4】 レゾルバからの名前解決要求に対する処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】 フォワーディング・テーブル21の管理方法
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 クライアント 2a ローカルDNSサーバ(ホーム・ローカル
DNSサーバ) 2b ローカルDNSサーバ(外部ローカルDN
Sサーバ) 3a、3b エッジサーバ 4 オリジン・サーバ 5 ルートDNSサーバ 6 権限DNSサーバ 21 フォワーディング・テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 貴仁 埼玉県上福岡市大原2丁目1番15号 株式 会社ケイディーディーアイ研究所内 (72)発明者 堀内 浩規 埼玉県上福岡市大原2丁目1番15号 株式 会社ケイディーディーアイ研究所内 Fターム(参考) 5K030 GA01 HC09 JT09 LB05 5K067 AA34 BB04 DD17 DD57 EE02 EE10 EE16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体ネットワークにおいて移動する端
    末であるクライアントと、前記ネットワークに分散して
    複数配置されてコンテンツを前記クライアントに配信す
    るエッジサーバとの間の通信経路を選択するルーティン
    グ方法であって、 前記ネットワークの各エリア毎に、当該エリアのDNS
    サーバをなすローカルDNSサーバと前記エッジサーバ
    を配置し、 前記クライアントが本来所属しているエリアであるホー
    ムネットワークに、当該エリアのDNSをなすホーム・
    ローカルDNSサーバを配置し、 同一エリア内の前記ローカルDNSサーバと前記エッジ
    サーバのアドレスを対応付けたテーブルを管理する権限
    DNSサーバを配置した場合に、 前記ホーム・ローカルDNSサーバは、前記クライアン
    トの移動情報を受信し、当該移動情報に基づいて前記ク
    ライアントの移動先のエリアのローカルDNSサーバの
    アドレスを記録するとともに、 前記クライアントから当該ホーム・ローカルDNSサー
    バに対してコンテンツにアクセスするために必要となる
    名前解決の要求があった場合に、当該記録されたアドレ
    スに基づいて前記移動先のエリアのローカルDNSサー
    バへ当該要求を転送し、 前記移動先のエリアのローカルDNSサーバは、前記権
    限DNSサーバへ、前記コンテンツに対応するエッジサ
    ーバのアドレスを問い合わせ、 前記権限DNSサーバは、前記記録されたアドレスに基
    づいて、前記移動先のエリアのエッジサーバのアドレス
    を当該エリアのローカルDNSサーバへ送信し、 当該移動先エリアのローカルDNSサーバは、受信した
    前記アドレスを前記クライアントに送信することを特徴
    とするルーティング方法。
  2. 【請求項2】 前記クライアントの移動情報は、 当該クライアントの前記ホームネットワーク上でのアド
    レスであるホームアドレスと、当該クライアントの移動
    先のエリアでのアドレスである気付アドレスとを有して
    なることを特徴とする請求項1に記載のルーティング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ホーム・ローカルDNSサーバは、 前記クライアントの移動先のエリアのローカルDNSサ
    ーバのアドレスを記録するときに、 当該記録されるアドレスと、前記気付アドレス又は前記
    権限DNSサーバが管理するエリアを示す権限ゾーンの
    アドレスのうちの少なくとも一つとを、対応付けて記録
    することを特徴とする請求項1又は2に記載のルーティ
    ング方法。
  4. 【請求項4】 前記エッジサーバは、当該エッジサーバ
    と前記クライアント間の通信経路として最短の経路を自
    動的に選択することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項記載のルーティング方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークにおいて移動する端末であ
    るクライアントと、前記ネットワークの各エリア毎に配
    置されてコンテンツを前記クライアントに配信するエッ
    ジサーバとの間の通信経路を選択するルーティング・シ
    ステムであって、 前記ネットワークの各エリア毎に配置されて、当該エリ
    アのDNSをなすローカルDNSサーバと、 前記ローカルDNSサーバの一つであって、前記クライ
    アントが本来所属しているエリアであるホームネットワ
    ークのDNSをなすホーム・ローカルDNSサーバと、 前記エッジサーバに割り当てられたアドレスを、同一エ
    リア内の前記ローカルDNSサーバに対応付けたテーブ
    ルで管理し、前記ローカルDNSサーバから出された前
    記コンテンツに対応するエッジサーバのアドレスの問い
    合わせに、当該テーブルを用いて返答する権限DNSサ
    ーバと、を有し、 前記ホーム・ローカルDNSサーバは、前記クライアン
    トの移動先のエリアのローカルDNSサーバのアドレス
    を記録する機能と、前記クライアントからのコンテンツ
    にアクセスするために必要となる名前解決の要求を当該
    記録されたアドレスのDNSサーバへ転送する機能と、
    を有することを特徴とするルーティング・システム。
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