JP2003208243A - 携帯形電子機器 - Google Patents

携帯形電子機器

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JP2003208243A
JP2003208243A JP2002358440A JP2002358440A JP2003208243A JP 2003208243 A JP2003208243 A JP 2003208243A JP 2002358440 A JP2002358440 A JP 2002358440A JP 2002358440 A JP2002358440 A JP 2002358440A JP 2003208243 A JP2003208243 A JP 2003208243A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、オペレータの音声を効率よく明瞭に
収録できる携帯形電子機器を得ることにある。 【構成】ポータブルコンピュータ(1)のような携帯形電
子機器は、筐体(2)と、脚部(168,169)を有し、この脚部
を介して筐体を上方から覆う第1の位置と、筐体に対し
起立する第2の位置とに亘って回動可能に筐体に支持さ
れたディスプレイユニット(161)とを備えている。脚部
は、オペレータの音声を収録するマイクロホン(191)を
内蔵しており、このマイクロホンは、ディスプレイユニ
ットを第2の位置に回動させた時に、オペレータと向か
い合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブック形のポータ
ブルコンピュータやワードプロセッサのような携帯形の
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形のポータブルコンピュータは、
持ち運びが容易で、商用電源を得られないような外出先
でも、内蔵されたバッテリパックを電源とすることで自
由に使用できるといった利点を有している。
【0003】この種のポータブルコンピュータは、キー
ボードやフラットパネル形のディスプレイユニットを支
持する筐体を備えている。筐体は、偏平な箱状をなして
おり、この筐体の内部に各種の回路部品が実装された回
路基板と、フロッピー(登録商標)ディスク駆動装置や
ハードディスク駆動装置のような各種の機能部品とが一
括して収容されている。
【0004】ところで、高機能なポータブルコンピュー
タは、オペレータの音声を収録するマイクロホンを装備
している。従来のマイクロホンは、筐体の内部に収容さ
れており、このマイクロホンのヘッドが筐体の上面に露
出している。そして、この場合、筐体の上面の大部分
は、キーボードによって占有されているとともに、筐体
の内部には、回路基板や各種の機能部品が高密度に収容
されているため、マイクロホンは、キーボード、回路基
板および機能部品を避けるようにして筐体の隅に配置さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
構成によると、マイクロホンのヘッドが筐体の上面に露
出しているので、情報をキーボードではなくてオペレー
タの音声で入力する場合に、この音の放射方向とマイク
ロホンの向きとが一致せず、オペレータの音声を明瞭に
収録することができないことがあり得る。
【0006】しかも、マイクロホンが設置された筐体
は、卓上に直接載置されるために、マイクロホンがON
されている時に、例えば卓に衝撃が加わったりすると、
この衝撃に伴う雑音をマイクロホンが拾い易いといった
問題がある。
【0007】本発明の目的は、オペレータの音声を効率
よく明瞭に収録できる携帯形電子機器を得ることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一つの形態に係る携帯形電子機器は、筐体
と、脚部を有し、この脚部を介して上記筐体を上方から
覆う第1の位置と、上記筐体に対し起立する第2の位置
とに亘って回動可能に上記筐体に支持されたディスプレ
イユニットと、上記脚部に収容されたマイクロホンと、
を具備したことを特徴としている。
【0009】この構成によれば、ディスプレイユニット
を第2の位置に回動させると、脚部が起立するととも
に、この脚部に収容されたマイクロホンがオペレータと
向かい合う。このため、オペレータからの音声の放射方
向にマイクロホンが位置し、この音声を効率よく収録で
きる。
【0010】さらに、マイクロホンが筐体から浮き上が
った状態となるので、卓上に設置された筐体に何等かの
衝撃が加わっても、この衝撃に伴う雑音をマイクロホン
が拾い難くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、ポー
タブルコンピュータに適用した図面にもとづいて説明す
る。
【0012】図1は、A4サイズのブック形のポータブ
ルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、四角形箱状をなす筐体2を備えている。筐体2は、
ロアハウジング3と、このロアハウジング3に取り外し
可能に連結されたアッパハウジング4とを備えている。
これらロアハウジング3およびアッパハウジング4は、
ABS樹脂のような合成樹脂材料にて構成されている。
【0013】ロアハウジング3は、平坦な底壁3aと、
この底壁3aの左右両側部および前端部に連なる三つの
周壁3b,3c,3dとを有する箱形状をなしている。
アッパハウジング4は、平坦な上壁4aと、この上壁4
aの前後両端部および左右両側部に連なる四つの周壁4
b,4c,4d,4eを有している。アッパハウジング
4の前部および左右両側部の周壁4b,4d,4eは、
ロアハウジング3の周壁3b,3c,3dに面一に連続
している。そして、これら周壁3b,3c,3dおよび
4b,4d,4eによって筐体2の前面および左右の側
面が構成されている。
【0014】アッパハウジング4は、フロント部分6と
リヤ部分7とに分割されている。リヤ部分7の上面に
は、キーボード装着部8と凸部9とが形成されている。
図6に示すように、キーボード装着部8は、リヤ部分7
の上面の略全面に亘る大きさを有する凹部にて構成さ
れ、この上面に開口された長方形状の導出口10を有し
ている。このキーボード装着部8は、前後左右の側壁8
a〜8dと、これら側壁8a〜8dに連なる底壁8eと
を有している。底壁8eは、導出口10と対向してお
り、この底壁8eの中央部に筐体2の内部に連なる開口
部11が形成されている。
【0015】凸部9は、アッパハウジング4の全幅に亘
って延びている。この凸部9は、リヤ部7の上面から上
向きに延びる前面12と、この前面12の上端から後方
に延びる上面13と、この上面13の後端から下向きに
延びる後面14とを有し、アッパハウジング4の下方に
向けて開口された中空状をなしている。突部9の後面1
4は、アッパハウジング4の後側の周壁4cに連なって
いる。
【0016】凸部9は、第1および第2の脚取り付け部
17a,17bを有している。第1および第2の脚取り
付け部17a,17bは、凸部9の幅方向に離間して配
置されており、夫々凸部9の前方、上方および後方に連
続して開放している。これら脚取り付け部17a,17
bは、リヤ部分7の上面に連なる底面18と、この底面
18に連なる左右の側面19(一方のみを図示)とを有
している。底面18は、底部開口18aを有し、この底
部開口18aは、筐体2の内部に連なっている。側面1
9は、側部開口19aを有している。側部開口19a
は、底部開口18aに連なるとともに、凸部9の内部に
連なっている。
【0017】図1や図4に示すように、ロアハウジング
3は、その前半部の左端部にバッテリ収容部21を一体
に備えている。バッテリ収容部21は、底壁3aに連な
る左右の側壁22a,22bと、これら側壁22a,2
2bの後端部間を結ぶ後端壁23と、これら後端壁23
および側壁22a,22bの上端に連なる天井壁24と
で定められており、ロアハウジング3の底面から前面に
亘って連続して開放された凹部をなしている。これら各
壁22a,22b,23および24は、バッテリ収容部
21と筐体2の内部との間を仕切っている。後端壁23
には、複数の接点25aを有する電源コネクタ25が配
置されている。電源コネクタ25は、バッテリ収容部2
1に露出している。
【0018】バッテリ収容部21には、バッテリパック
26が取り外し可能に収容されている。バッテリパック
26は、商用電源を得られない場所でコンピュータ1を
使用する場合に、その駆動用電源となるもので、ロアハ
ウジング3の前面側からバッテリ収容部21に出し入れ
されるようになっている。バッテリパック26をバッテ
リ収容部21に収容すると、このバッテリパック26の
正負の端子(図示せず)が電源コネクタ25の接点25
aに接するようになっている。
【0019】図4に示すように、ロアハウジング3の前
半部には、ハードディスク駆動装置27と、フロッピー
ディスク駆動装置28とが収容されている。ハードディ
スク駆動装置27およびフロッピーディスク駆動装置2
8は、バッテリ収容部21の右側において、左右に並べ
て配置されている。ハードディスク駆動装置27は、ブ
ラケット29に支持されており、このブラケット29
は、ロアハウジング3の底壁3aから延びるボス部30
にねじ止めされている。
【0020】フロッピーディスク駆動装置28は、箱形
のケーシング32を備えている。ケーシング32は、ブ
ラケット33を介してロアハウジング3の底壁3aにね
じ止めされている。ケーシング32の前面には、フロッ
ピーディスクを出し入れするディスク挿入口34と、フ
ロッピーディスクを取り出す際に押圧するプッシュボタ
ン35とが配置されている。ケーシング32は、ディス
ク挿入口34やプッシュボタン35をロアハウジング3
の前方に向けた姿勢で、このロアハウジング3の内側に
配置されている。このため、ロアハウジング3の前面に
は、ディスク挿入口34やプッシュボタン35を露出さ
せる開口部36が形成されている。
【0021】図3や図5に示すように、ロアハウジング
3の後半部には、第1ないし第4の回路基板40a〜4
0dが収容されている。回路基板40a〜40dは、バ
ッテリパック26、ハードディスク駆動装置27および
フロッピーディスク駆動装置28の後方において、ロア
ハウジング3の底壁3aと略平行な姿勢で、このロアハ
ウジング3の厚み方向に間隔を存して積み上げられてい
る。
【0022】第1の回路基板40aは、ロアハウジング
3の略全幅に亘る長さを有する長方形状をなしている。
第1の回路基板40aは、ロアハウジング3の底壁3a
上のボス部41にねじ42を介して固定されている。第
1の回路基板40aの上面と下面には、ICチップに代
表される多数の回路部品43が実装されているととも
に、この第1の回路基板40aの上面に電源コネクタ2
5と第1のスタッキングコネクタ39とが配置されてい
る。そして、本実施形態の場合は、第1の回路基板40
aがシステム基板となっており、この第1の回路基板4
0aの前端部にハードディスク駆動装置27が中継コネ
クタ38を介して接続されている。第1の回路基板40
aの後端部には、金属製のコネクタパネル44が取り付
けられている。コネクタパネル44は、第1の回路基板
40aの全幅に亘る長さを有し、この回路基板40aか
ら上向きに延びている。
【0023】図7に示すように、コネクタパネル44に
は、外部CRTディスプレイを接続するためのRGBコ
ネクタ45と、プリンタや外部フロッピーディスク駆動
装置を接続するためのパラレルポート46と、光ディス
ク装置や外部ハードディスク駆動装置のような高速のデ
ータ転送を要求される周辺機器を接続するためのインタ
ーフェースコネクタ47と、RS232C規格のインタ
ーフェースコネクタを有する周辺機器を接続するための
接続ポート48と、図示しない拡張ユニットを接続する
際に使用する中継コネクタ49とが支持されている。こ
れら各種のポート46,48やコネクタ45,47,4
9は、コネクタパネル44の左右方向に一列に並んで配
置されており、その中継コネクタ49がコネクタパネル
44の略中央部に位置している。各種のポート46,4
8やコネクタ45,47,49は、第1の回路基板40
aの上面に電気的に接続されており、この回路基板40
aとの接続部は、コネクタパネル44によって後方から
覆われている。
【0024】コネクタパネル44は、第1の回路基板4
0aの下方に突出する脚部44aを有している。脚部4
4aは、ロアハウジング3の底壁3aにねじ止めされて
いる。そのため、コネクタパネル44は、底壁3aから
上向きに延びており、このコネクタパネル44に支持さ
れた各種のポート46,48やコネクタ45,47,4
9は、ロアハウジング3の後端から後方に露出してい
る。
【0025】コネクタパネル44は、アッパハウジング
4の凸部9の下方に位置している。コネクタパネル44
の上端部は、ロアハウジング3よりも上方に突出してお
り、このコネクタパネル44の上端部に後方に延びるフ
ランジ部50aと、このフランジ部50aの後端から上
向きに延びる壁部50bとが形成されている。フランジ
部50aおよび壁部50bは、コネクタパネル44の略
全幅に亘っている。
【0026】コネクタパネル44の後面には、第1のコ
ネクタカバー51が取り付けられている。第1のコネク
タカバー51は、中継コネクタ49を開閉可能に覆って
いる。第1のコネクタカバー51は、上カバー部51a
と下カバー部51bとを有している。上下のカバー部5
1a,51bは、中継コネクタ49の後方において互い
に突き合わされる閉じ位置と、中継コネクタ49の上下
両側に回り込む開き位置とに亘って回動可能にコネクタ
パネル44に支持されている。そして、これらカバー部
51a,51bは、図示しないスプリングにより常時閉
じ位置に向けて回動付勢され、中継コネクタ49を後方
から覆い隠している。
【0027】ロアハウジング3の後端部には、第2のコ
ネクタカバー52と第3のコネクタカバー53とが取り
付けられている。第2のコネクタカバー52は、RGB
コネクタ45やパラレルポート46を開閉するためのも
ので、これらRGBコネクタ45およびパラレルポート
46を後方から覆う閉じ位置と、ロアハウジング3の後
方に倒れ込んで、RGBコネクタ45およびパラレルポ
ート46を露出させる開き位置とに亘って回動可能にロ
アハウジング3に支持されている。
【0028】第3のコネクタカバー53は、インターフ
ェースコネクタ47や接続ポート48を開閉するための
もので、これらインターフェースコネクタ47や接続ポ
ート48を後方から覆う閉じ位置と、ロアハウジング3
の後方に倒れ込んで、インターフェースコネクタ47や
接続ポート48を露出させる開き位置とに亘って回動可
能にロアハウジング3に支持されている。
【0029】第2および第3のコネクタカバー52,5
3を閉じ位置に回動させた状態では、これらコネクタカ
バー52,53と第1のコネクタカバー51とが面一に
連続し、アッパハウジング4の後側の周壁4cと同一面
上に位置するようになっている。
【0030】図3に示すように、第1の回路基板40a
の上方に配置された第3の回路基板40cは、第1の基
板部55と第2の基板部56とを有している。第1の基
板部55は、第1の回路基板40aの上方からハードデ
ィスク駆動装置27の上方に向けて前後方向に延びてい
る。第1の基板部55の上面には、各種の回路部品57
が実装されている。
【0031】第2の基板部56は、第1の基板部55の
前端部からロアハウジング3の左右方向に延びている。
第2の基板部56の左右両端部は、バッテリ収容部21
およびフロッピーディスク駆動装置28の上方に位置し
ている。この第2の基板部56の左右両端部は、バッテ
リ収容部21の天井壁24およびロアハウジング3のボ
ス部30に夫々ねじ止めされている。
【0032】第2の回路基板40bは、第1の回路基板
40aと第3の回路基板40cとを電気的に接続する中
継基板であって、これら第1の回路基板40aと第3の
回路基板40cの第1の基板部55との間に配置されて
いる。この第2の回路基板40bの支持構造について、
図9および図10を加えて説明する。
【0033】第2の回路基板40bは、第1および第3
の回路基板40a,40cよりも遥かに小さな長方形板
状をなしている。第2の回路基板40bの上には、各種
の回路部品58が実装されている。また、第2の回路基
板40bには、フレキシブルな配線基板59が接続され
ている。配線基板59の一端には、第2のスタッキング
コネクタ60が接続されている。第2のスタッキングコ
ネクタ60は、第1の回路基板40aの上方から第1の
スタッキングコネクタ39に取り外し可能に嵌合し、こ
の嵌合により、第1の回路基板40aと第2の回路基板
40bとが電気的に接続されている。この第2のスタッ
キングコネクタ60は、第2の回路基板40bと略同等
の幅寸法を有している。
【0034】第2のスタッキングコネクタ60の上面に
は、配線基板59との接続部分を覆う硬質な補強板61
が取り付けられている。補強板61は、第2のスタッキ
ングコネクタ60に沿って延びる細長い帯板状をなして
いる。この補強板61と第2の回路基板40bとは、金
属製のブラケット63を介して一体化されている。ブラ
ケット63は、第2の回路基板40bを支持する第1の
部分64と、補強板61の上面に重ね合わされる第2の
部分65と、これら第1の部分64と第2の部分65と
を結ぶ第3の部分66(図3に示す)とを一体に有して
いる。
【0035】ブラケット63の第1の部分64は、第2
の回路基板40bの下面に張り付けられて、この第2の
回路基板40bと一体化されている。第1の部分64と
第2の部分65とは、図3に示すように、第3の部分6
6の高さ分だけ上下方向に段差を存して位置されてお
り、第1の部分64が第2の部分65よりも第1の回路
基板40a側にずれた低い位置に配置されている。
【0036】このため、第2の回路基板40bと補強板
61とは、略同一高さに位置されている。そして、第1
の部分64を含む第2の回路基板40bの後端部には、
夫々左右一対のねじ挿通孔67a,67bと嵌合孔68
a,68bとが開口されている。
【0037】図3に示すように、第2の回路基板40b
の後端部は、コネクタパネル44の直前に位置してい
る。このコネクタパネル44の前面に支持金具71が固
定されている。支持金具71は、溶接あるいはかしめ等
の手段によりコネクタパネル44と一体化されている。
この支持金具71は、図9に最も良く示されるように、
第2の回路基板40bの後端部を支持する基板受け部7
2を備えている。基板受け部72は、第2の回路基板6
0bと略同等の幅寸法を有し、第1の回路基板40aの
上方において、コネクタパネル44の前方に向けて突出
されている。そして、この基板受け部72の上面にブラ
ケット63の第1の部分64の後端部が重ね合わされて
いる。
【0038】基板受け部72は、その左右両端部に上向
きに延びる嵌合片73a,73bとねじ孔74a,74
bとを備えている。嵌合片73a,73bは、基板受け
部72の上面にブラケット63の第1の部分64を重ね
合わせた時に、上記嵌合孔68a,68bに嵌合するよ
うになっている。この嵌合により、基板受け部72と第
2の回路基板40bおよびブラケット63との位置合わ
せがなされ、第2の回路基板40bのねじ挿通孔67
a,67bがねじ孔74a,74bと合致するようにな
っている。そのため、第2の回路基板40bの後端部
は、ねじ挿通孔67a,67bに夫々ねじ75を挿通
し、これらねじ75をねじ孔74a,74bにねじ込む
ことで、基板受け部72に固定される。
【0039】このことから、第2の回路基板40bは、
補強板61とコネクタパネル44の支持金具71との間
に亘って掛け渡されている。
【0040】図3に示すように、第2の回路基板40b
の上面に第3のスタッキングコネクタ78が配置されて
いる。第3のスタッキングコネクタ78は、補強板61
に隣接した第2の回路基板40bの前端部において、こ
の第2の回路基板40bの幅方向に沿って延びている。
また、第3の回路基板40cの第1の基板部55の下面
には、第4のスタッキングコネクタ79が配置されてい
る。第4のスタッキングコネクタ79は、第2の回路基
板40bの上方から第3のスタッキングコネクタ78に
取り外し可能に嵌合されており、この嵌合により、第2
の回路基板40bと第3の回路基板40cとが電気的に
接続されている。
【0041】図5や図6に示すように、第1の基板部5
5の後半部は、ロアハウジング3にアッパハウジング4
を被せた時に、そのキーボード装着部8の開口部11に
臨んでいる。この場合、キーボード装着部8の底壁8e
は、開口部11の左右両側部から下向きに延びる支持壁
11a,11bを備えている。これら支持壁11a,1
1bの下端部は、第1の基板部55の左右両側部に引っ
掛かっており、第1の基板部55の浮き上がりを抑えて
いる。
【0042】第4の回路基板40dは、メモリ基板であ
り、その上面にメモリカードが接続されるカードコネク
タ81を有している。図5に示すように、第4の回路基
板40dは、第2の回路基板40bの右側に配置されて
いるとともに、第1の回路基板40aの略右半分の上方
において、この第1の回路基板40aと略平行に配置さ
れている。
【0043】この場合、第1の回路基板40aの右端部
の上面には、第5のスタッキングコネクタ82が配置さ
れている。第5のスタッキングコネクタ82と対向し合
う第4の回路基板40dの下面には、第6のスタッキン
グコネクタ83が配置されている。第6のスタッキング
コネクタ83は、第5のスタッキングコネクタ82に嵌
合されており、この嵌合により、第1の回路基板40a
と第4の回路基板40dとが電気的に接続されている。
【0044】図9に示すように、第4の回路基板40d
の左端部の後端は、基板受け部72の右端部に重ね合わ
され、ここにねじ84を介して止められている。また、
この第4の回路基板40dの左端部は、ブラケット63
に隣接している。本実施形態の場合、ブラケット63の
第2の部分65は、図9に示すように、右側方に向って
延びる支持片86を一体に備えている。支持片86は、
第4の回路基板40dの左端部の前端と対向し合い、こ
の支持片86の上面に第4の回路基板40dの左端部の
前端が重ね合わされている。
【0045】このため、第4の回路基板40dは、その
右端部が第5および第6のスタッキングコネクタ82,
83を介して支持されているとともに、左端部がブラケ
ット86および支持金具71を介して支持されている。
【0046】第4の回路基板40dは、フロッピーディ
スク駆動装置28の後方に位置している。このフロッピ
ーディスク駆動装置28の上方には、図6に示すよう
に、第5の回路基板87が配置されている。第5の回路
基板87は、音響基板であり、第4の回路基板40dの
前方に隣接して配置されている。
【0047】図4に示すように、第3の回路基板40c
の第2の基板部56は、アッパハウジング4のフロント
部分6の下方に位置している。第2の基板部56の左端
部は、筐体2の左側面に隣接する位置まで延長されてお
り、この第2の基板部56とフロント部分6との間に
は、第1のカード収容部91が形成されている。
【0048】第1のカード収容部91は、アプリケーシ
ョンプログラムが格納されたICメモリーカードのよう
なカード状電子部品92(図12に示す)を収容するた
めのものであり、バッテリ収容部21の上方に位置して
いる。この第1のカード収容部91は、カード状電子部
品92が抜き差し可能に挿入されるカード挿入口93を
備えている。カード挿入口93は、筐体2の左側面に開
口されている。このカード挿入口93は、図12や図1
3に示すように、筐体2の左側面と前面とで規定される
角部に隣接している。そして、ロアハウジング3の左側
面には、カード挿入口93を開閉する第1のカードカバ
ー94が取り付けられている。
【0049】第1のカード収容部91に臨む第2の基板
部56の上面には、一対のガイドレール95a,95b
と、これらガイドレール95a,95bの一端部に連な
る第1のコネクタ96とが取り付けられている。ガイド
レール95a,95bは、カード挿入口93に隣接する
位置から第1のカード収容部91の終端に向けて延びて
おり、夫々カード状電子部品92の両側部が摺動可能に
嵌合されるガイド溝97を有している。ガイド溝97
は、カード状電子部品92を第1のカードコネクタ96
に導くためのものであり、このガイド溝97は、ガイド
レール95a,95bのカード挿入口93と対向し合う
他端部に開口している。
【0050】第1のコネクタ96は、従来周知のものと
同様の構成であり、カード挿入口93と対向し合う部分
に多数のピン端子(図示せず)を有している。この第1
のコネクタ96にカード状電子部品92を接続した状態
では、このカード状電子部品92は、カード挿入口93
から突出することなく、第1のカード収容部91に完全
に入り込むようになっている。そして、この第1のコネ
クタ96の上面からガイドレール95,95bの上面に
亘る範囲には、金属製の支持プレート98が取り付けら
れている。
【0051】図4に示すように、第2の基板部56の右
端部には、金属製のシールド板100が取り付けられて
いる。シールド板100は、筐体2の右側面に隣接する
位置まで延長されており、このシールド板100の右端
部は、フロッピーディスク駆動装置28のブラケット3
3の上面に止められている。
【0052】このシールド板100とフロント部分6と
の間には、第2のカード収容部101が形成されてい
る。第2のカード収容部101は、カード状電子部品9
2およびこのカード状電子部品92とは規格の異なる他
のカード状電子部品(図示せず)を収容するためのもの
であり、フロッピーディスク駆動装置28の上方に位置
している。
【0053】この第2のカード収容部101は、カード
状電子部品が抜き差し可能に挿入されるカード挿入口1
02を備えている。カード挿入口102は、筐体2の右
側面に開口されている。このカード挿入口102は、図
11に示すように、筐体2の右側面と前面とで規定され
る角部に隣接している。そして、ロアハウジング3の右
側面には、カード挿入口102を開閉する第2のカード
カバー103が取り付けられている。
【0054】第2のカード収容部101には、第1のカ
ード収容部91と同様に、カード状電子部品の挿入をガ
イドする一対のガイドレール104(一方のみを図示)
と、カード状電子部品が取り外し可能に接続される第2
のコネクタ105とが配置されている。ガイドレール1
04は、シールド板100の上面から第2の基板部56
の下面に亘って取り付けられている。また、第2のコネ
クタ105は、第2の基板部56の右端部に取り付けら
れ、カード挿入口102と対向している。
【0055】第1および第2のカード収容部91,10
1には、夫々カード状電子部品92を排出するためのイ
ジェクタ110が配置されている。各カード収容部9
1,101のイジェクタ110は、略同一の構造を有し
ており、本実施形態では、第1のカード収容部91のイ
ジェクタ110を代表して説明する。
【0056】図12に示すように、イジェクタ110
は、支持プレート98の下面に支持されたスライド板1
11と、オペレータが指先で操作する操作レバー112
と、これらスライド板111と操作レバー112とを連
係させる連係機構113とを備えている。
【0057】スライド板111は、ガイドレール95
a,95bの間において、カード状電子部品92の挿入
方向にスライド可能に支持プレート98に支持されてい
る。このスライド板111は、下向きに延びる一対の押
圧片115a,115bを備えている。押圧片115
a,115bは、第1のコネクタ96の直前に配置され
ており、カード状電子部品92を第1のカード収容部9
1に挿入した際に、その挿入先端部に接するようになっ
ている。
【0058】連係機構113は、合成樹脂製のベース1
17と、このベース117の上面に支持されたスライダ
118と、このスライダ118とスライド板111とを
連結する回動レバー119とを備えている。ベース11
7は、一方のガイドレール95aとアッパハウジング4
のフロント部分6の前面との間に配置されており、この
フロント部分6の前面に沿って左右方向に延びる細長い
板状をなしている。このベース117は、第2の基板部
56と共にバッテリ収容部21の天井壁24にねじ止め
されている。
【0059】図15に示すように、ベース117の上面
は、平坦なスライドガイド面120をなしており、この
スライドガイド面120にばね受け121と一対の係合
突起122a,122bとが配置されている。ばね受け
121は、スライドガイド面120の左右方向に沿う中
間部において上向きに延びている。このばね受け121
は、その上端に開口するガイド溝123を有している。
係合突起122a,122bは、左右方向に離間して配
置されており、スライドガイド面120の上方に向けて
突出している。
【0060】スライダ118は、スライドガイド面12
0に左右方向にスライド可能に載置される底壁125
と、この底壁125に連なる第1の側壁126aと第2
の側壁126bとを有している。底壁125には、左右
方向に延びる一対の係合孔127a,127bが形成さ
れている。係合孔127a,127bは、左右方向に離
間して配置されており、これら係合孔127a,127
bに係合突起122a,122bがスライド可能に係合
されている。この係合により、スライダ118がベース
117に左右方向にスライド可能に支持されている。
【0061】底壁125の一端部に座部130が一体に
形成されている。座部130の上面には、係合凸部13
1が突設されている。底壁125の座部130とは反対
側の他端部には、ロック部132が一体に形成されてい
る。このロック部132は、上下方向に延びるロック壁
132aを有している。
【0062】回動レバー119は、座部130とスライ
ド板111との間に架設されている。回動レバー119
は、その中間部が支持プレート98に回動可能に枢支さ
れている。この回動レバー119の一端は、スライド板
111に連結されている。回動レバー119の他端は、
一方のガイドレール95aの前方に導出されている。回
動レバー119の他端には、連結孔133が開口されて
おり、この連結孔133に係合凸部131が回動可能に
嵌合されている。
【0063】このため、スライダ118を左右にスライ
ドさせると、回動レバー119が支持プレート98との
連結部を支点に回動し、この回動により、スライド板1
11がスライダ118とは逆方向にスライドされるよう
になっている。したがって、スライダ118は、スライ
ド板111の押圧片115a,115bを第1のコネク
タ96の直前に位置させる待機位置と、押圧片115
a,115bをカード状電子部品92の挿入先端に向け
て押し出す押圧位置とに亘ってスライドされる。
【0064】スライダ118の第1の側壁126aと第
2の側壁126bとは、フロント部分6の前面と一方の
ガイドレール95aとの間で互いに対向している。第1
の側壁126aは、フロント部分6の前面の内側に位置
されており、この第1の側壁126aの前面に操作レバ
ー112が一体に形成されている。
【0065】図11に示すように、フロント部分6の前
面には、左右方向に延びる通孔135が開口されてい
る。この通孔135は、スライダ118のスライド方向
に沿う長孔状をなしている。そして、第1の側壁126
aは、フロント部分6の内側から通孔135を覆ってお
り、この通孔135を介して操作レバー112がフロン
ト部分6の前面に露出されている。
【0066】スライダ118の第2の側壁126bは、
この側壁126bと平行に延びる棒状のガイド部137
を一体に備えている。ガイド部137の先端は、ばね受
け121のガイド溝123を摺動可能に貫通しており、
このガイド部137の外周に圧縮コイルばね138が装
着されている。圧縮コイルばね138は、第2の側壁1
26bの端部とばね受け121との間で圧縮されてい
る。この圧縮により、スライダ118は、上記待機位置
に向けて押圧され、常時この待機位置に保持されてい
る。
【0067】図15に示すように、ベース117は、ス
ライダ118の座部130とは反対側の端部に支持片1
41を一体に備えている。支持片141は、上向きに延
びるとともに、筐体2の前後方向に沿って延びている。
この支持片141には、スライダ118のスライドを制
限する合成樹脂製のロックレバー143が支持されてい
る。
【0068】ロックレバー143は、指掛け部144を
有している。指掛け部144には、装着溝145が形成
されており、この装着溝145に支持片141が前後方
向にスライド可能に嵌合されている。指掛け部144に
は、ロック片146が一体に形成されている。ロック片
146は、スライダ118が待機位置にスライドされて
いる時に、このスライダ118のロック壁132aと対
向し合うようになっている。
【0069】このため、ロックレバー143は、そのロ
ック片146がスライダ118のロック壁132aに引
っ掛かるロック位置と、ロック片146がロック壁13
2aから離脱する解除位置とに亘ってスライド可能にベ
ース117に支持されている。このロックレバー143
のスライド方向は、スライダ118のスライド方向と直
交している。
【0070】図16に示すように、指掛け部144は、
フロント部分6の前面と左側面とで規定される角部に位
置している。この角部には、指掛け部144を露出させ
る開口部150が形成されている。開口部150は、フ
ロント部分6の前面から左側面に連続して開口され、カ
ード挿入口93に連なっている。
【0071】指掛け部144は、フロント部分6の左側
面に連なる第1の面151と、フロント部分6の前面に
連なる第2の面152とを有している。これら第1およ
び第2の面151,152は、フロント部分6の角部の
曲率に沿うように、円弧を描いて連続している。第1の
面151および第2の面152は、ロックレバー143
がロック位置にスライドされている状態において、フロ
ント部分6の左側面および前面に連なっており、このフ
ロント部分6の一部となっている。ロックレバー143
をロック解除位置にスライドさせると、図17に示すよ
うに、第2の面152がフロント部分6の前面から筐体
2の前方に向けて突出するようになっている。
【0072】図12に示すように、ロックレバー143
の指掛け部144は、カード挿入口93に臨む端部に金
属製の抜け止め片155を備えている。抜け止め片15
5は、ロックレバー143をロック位置にスライドさせ
た時に、カード挿入口93内に進出し、第1のカード収
容部91に収容されたカード状電子部品92の挿入後端
と対向し合うようになっている。
【0073】このような構成のイジェクタ110によれ
ば、カード状電子部品92を第1のカード収容部91に
収容した状態において、図14に示すように、ロックレ
バー143をロック位置にスライドさせると、そのロッ
ク片146がスライダ118のロック壁132aに引っ
掛かる。この場合、ロック片146は、スライダ118
のスライド方向とは直交する方向からロック壁132a
に引っ掛かるので、このロック片146によってスライ
ダ118のスライドが拘束される。
【0074】そのため、カード状電子部品92を第1の
コネクタ96に接続して使用している時に、誤って操作
レバー112を押圧位置に向けて押圧したとしても、こ
の操作レバー112と一体のスライダ118の動きが拘
束されているので、操作レバー112を押圧位置に向け
てスライドさせることができない。このことから、スラ
イダ118やスライド板111は静止状態を保ち、カー
ド状電子部品92が第1のカード収容部91から押し出
されずに済む。
【0075】このイジェクタ110によると、ロックレ
バー143の存在により、操作レバー112の押圧力が
カード状電子部品92に伝わらずに済むので、カード状
電子部品92や第1のコネクタ96に無理な力を生じさ
せることなく、このカード状電子部品92の押し出しを
防止することができる。したがって、付加価値の高いカ
ード状電子部品92や第1のコネクタ96の破損を防止
できる。
【0076】また、同様にスライド板111の押圧片1
15a,115bを初めとして、スライド板111と回
動レバー119との連結部およびスライダ118の座部
130と回動レバー119との連結部にも無理な力が加
わらずに済み、イジェクタ110の破損も防止すること
ができる。
【0077】さらに、ロックレバー143をロック位置
にスライドさせると、抜け止め片155がカード挿入口
93内に進出し、カード状電子部品92の挿入後端と対
向し合う。このため、抜け止め片155によってカード
状電子部品92を第1のカード収容部91に抜け止め保
持することができ、操作レバー112のスライドが拘束
されることと合わせて、カード状電子部品92の不所望
な押し出しを二重に防止することができる。
【0078】一方、第1のカード収容部91に収容され
たカード状電子部品92を取り出すには、まず、ロック
レバー143をロック解除位置に向けてスライドさせ、
スライダ118のロックを解除する。そして、筐体2の
前面に露出されている操作レバー112を待機位置から
押圧位置に向けて右側にスライドさせる。すると、図1
2の矢印に示すように、回動レバー119が反時計回り
方向に回動し、スライド板111がカード状電子部品9
2に向けて左側にスライドする。このスライドにより、
カード状電子部品92が押圧片115a,115bによ
って押圧され、このカード状電子部品92が第1のコネ
クタ96から離脱する方向に押し出される。
【0079】この結果、カード状電子部品92の端部が
カード挿入口93から筐体2の外方に突出するので、こ
の突出部分を指先で掴んでカード挿入口93から引き出
す。これにより、カード状電子部品92を第1のカード
収容部91から取り出すことができる。
【0080】ロックレバー143をロック解除位置にス
ライドさせると、図17に示すように、ロックレバー1
43の第2の面152がフロント部分6の角部から前方
に向けて突出する。このため、ロックレバー143の第
2の面152とフロント部分6の前面とが不連続とな
り、このフロント部分6の角部に段差が生じるので、オ
ペレータは、操作レバー112がロックされているか否
かを、カード挿入口93の開口部分を覗き込むことなく
コンピュータ1の前方から容易に認識することができ
る。
【0081】そして、この場合、ロックレバー143
は、フロント部分6の前方に突出するので、このフロン
ト部分6の内部にロックレバー143のスライドを許容
するようなスペースを確保する必要はなく、その分、筐
体2の小形化が可能となる。
【0082】しかも、イジェクタ110の操作レバー1
12は、図1からも明らかなように、筐体2の前面に露
出されているので、この操作レバー112がオペレータ
の手元側に位置される。このため、コンピュータ1の操
作中、操作レバー112がオペレータの視野の範囲内に
位置し、オペレータは、操作レバー112の位置をその
都度確認しなくとも、この操作レバー112をスライド
操作することができる。
【0083】また、上記構成のイジェクタ110による
と、そのベース117やスライダ118は、第1のカー
ド収容部91の一方のガイドレール95aとアッパハウ
ジング4の前面との間のデッドスペースに収められてい
るので、筐体2の内部に広いスペースを新たに確保する
必要はなく、筐体2のコンパクト化に寄与する。
【0084】加えて、操作レバー112をロックするロ
ックレバー143は、連係機構113のベース117に
支持されているので、このロックレバー143と連係機
構113とを一つのユニットとして組み立てることがで
きる。そのため、ロックレバー143と連係機構113
とを一度にロアハウジング3に組み込むことができ、コ
ンピュータ1の組み立て作業を容易に行うことができ
る。
【0085】ところで、図1に示すように、筐体2は、
ディスプレイユニット161を支持している。ディスプ
レイユニット161は、薄い箱状をなすハウジング16
2と、このハウジング162に収容された液晶ディスプ
レイ163とを備えている。ハウジング162は、フロ
ントハウジング164とリヤハウジング165とに分割
されており、このフロントハウジング164に液晶ディ
スプレイ163を露出させる開口部166が形成されて
いる。
【0086】ハウジング162は、第1の枢支用脚部1
68と、第2の枢支用脚部169とを備えている。第1
および第2の枢支用脚部168,169は、フロントハ
ウジング164に連なるフロント部分170と、リヤハ
ウジング165に連なるリヤ部分171とを互いに突き
合わせて構成されている。これら枢支用脚部168,1
69は、ハウジング162の内部に連なる中空の筒状を
なしている。
【0087】第1および第2の枢支用脚部168,16
9は、夫々アッパハウジング4の脚取り付け部17a,
17bに位置するようになっている。第1および第2の
枢支用脚部168,169は、第1および第2の脚取り
付け部17a,17bの側面19と対向し合う左右の脚
側面175a,175bを有している。そして、第1の
枢支用脚部168の左側の脚側面175aと第2の枢支
用脚部169の右側の脚側面175bには、夫々連通孔
176が開口されている。連通孔176は、脚取り付け
部17a,17bの側部開口19aに連なっている。
【0088】図18ないし図20に示すように、第1お
よび第2の枢支用脚部168,169は、第1のヒンジ
装置177および第2のヒンジ装置178を介してロア
ハウジング3に支持されている。ヒンジ装置177,1
78は、ヒンジ軸179,180と、ヒンジ軸179,
180の一端に固定された第1のブラケット181,1
82と、ヒンジ軸179,180の他端に軸回り方向に
回動可能に連結された第2のブラケット183,184
と、ヒンジ軸179,180の自由な回動を制限する複
数のスプリングワッシャ185とを備えている。このよ
うなヒンジ装置177,178は、第1および第2の枢
支用脚部168,169の左右外側に配置されている。
【0089】ヒンジ軸179,180は、脚取り付け部
17a,17bと枢支用脚部168,169との間に跨
がって配置されている。そのため、ヒンジ軸179,1
80は、脚取り付け部17a,17bの側面19と枢支
用脚部168,169の夫々外側の脚側面175b,1
75aを貫通している。ヒンジ軸179,180の一端
は、枢支用脚部168,169の内側に導入されてお
り、このヒンジ軸179,180の一端に連なる第1の
ブラケット181,182が、夫々ねじ186を介して
リヤハウジング165の内面および各枢支用脚部16
8,169のリヤ部分171の内面に固定されている。
第2のブラケット183,184は、第1の回路基板4
0aと共にロアハウジング3の底壁3aにねじ止めされ
ている。
【0090】第1のブラケット181,182および第
2のブラケット183,184をリヤハウジング165
やロアハウジング3に固定した状態では、ヒンジ軸17
9,180が互いに同軸状に配置されており、これらヒ
ンジ軸179,180がディスプレイユニット161の
回動支点となっている。
【0091】このため、ディスプレイユニット161
は、図2に示すように、筐体2を上方から覆う第1の位
置と、液晶ディスプレイ163をキーボード装着部8の
後方で起立させる第2の位置と、筐体2の後方に向けて
略水平に近い角度にまで倒れ込む第3の位置とに亘って
回動可能に筐体2に支持されている。ディスプレイユニ
ット161を第1の位置に回動させた状態では、このデ
ィスプレイユニット161のハウジング162が筐体2
の前面や左右の側面および凸部9の上面13に略面一に
連続し、コンピュータ1が携帯に便利な箱形状をなすよ
うになっている。
【0092】図19や図20に示すように、第1のヒン
ジ装置177の第1のブラケット181は、第1の枢支
用脚部168の内部において、その右半分に位置してい
る。この第1のブラケット181の左側に開いたスペー
スには、円筒状のマイクロホン191が配置されてい
る。マイクロホン191は、例えばオペレータの音声を
収録するためのもので、合成樹脂製のホルダ192に支
持されている。ホルダ192は、リヤ部分171の内面
と対向し合う壁部193を有し、この壁部193に上下
一対の係合孔194a,194bが開口されている。こ
れら係合孔194a,194bには、リヤ部分171の
内面から延びる係合突起195a,195bが差し込ま
れており、これにより、マイクロホン191がリヤ部分
171の内面に支持されている。
【0093】図18および図19に示すように、第1の
ブラケット181は、ねじ挿通孔181aを有してい
る。このねじ挿通孔181aは、マイクロホン191の
右側に位置している。
【0094】図18ないし図20に示すように、マイク
ロホン191には、コネクタ196を有するケーブル1
97が接続されている。ケーブル197は、第1の枢支
用脚部168の左側の脚側面175aに開口された連通
孔176および脚取り付け部17aの側部開口19aを
通じて筐体2の内部に導かれている。そして、ケーブル
197は、筐体2の内部において、第4の回路基板40
dの上方を通して第5の回路基板87にまで引き回され
ており、このケーブル197の先端のコネクタ196が
第5の回路基板87に接続されている。
【0095】図22に示すように、リヤ部分171に突
き合わされるフロント部分170には、第1の通孔19
8aと第2の通孔198bとが左右に並んで開口されて
いる。第1の通孔198aは、マイクロホン191と対
向している。第2の通孔198bは、第1のブラケット
181のねじ挿通孔181aと対向している。この第2
の通孔198bには、図22に示すように、ねじ201
が挿通されている。このねじ201は、ねじ挿通孔18
1aを貫通してリヤ部分171にねじ込まれている。こ
のねじ込みにより、第1の枢支用脚部168のフロント
部分170とリヤ部分171とが互いに結合されてい
る。
【0096】フロント部分170の前面には、第1およ
び第2の通孔198a,198bやねじ201を覆い隠
す化粧パネル199が取り付けられている。化粧パネル
199は、多数の小孔200を有し、これら小孔200
は、第1の通孔198aとの対向部に位置している。
【0097】図18に示すように、ディスプレイユニッ
ト161を第2の位置に回動させた状態では、第1およ
び第2の枢支用脚部168,169も筐体2に対し起立
するので、第1の通孔198aを通じて露出されたマイ
クロホン191がオペレータと対向し合うようになって
いる。
【0098】図20に示すように、第2の枢支用脚部1
69の内側には、液晶ディスプレイ163に連なるケー
ブル202が導かれている。ケーブル202は、第2の
枢支用脚部169の右側の脚側面175bに開口された
連通孔176および第2の脚取り付け部17bの側部開
口19aを通じて凸部9の内部に導かれている。ケーブ
ル202は、凸部9の内部から第2の回路基板40bの
上面に導かれており、このケーブル202の先端のコネ
クタ203が第2の回路基板40bに接続されている。
そして、ケーブル202の凸部9への導入部には、円筒
状のコア204が装着されている。
【0099】図3や図18に示すように、筐体2の凸部
9は、アイコン装着口205を備えている。アイコン装
着口205は、凸部9の内部に開口されており、このア
イコン装着口205にアイコン206が配置されてい
る。アイコン206は、第1の脚取り付け部17aと第
2の脚取り付け部17bとの間に位置している。このア
イコン206は、透光性を有する合成樹脂製のアイコン
基板207を備えている。アイコン基板207は、アイ
コン装着口205に接着等の手段により固着されてい
る。
【0100】アイコン基板207は、凸部9の外方に露
出する表示面208を備えている。表示面208は、凸
部9の前面12に面一に連続する第1の面208aと、
凸部9の上面13に面一に連続する第2の面208bと
を有している。この表示面208の上には、コンピュー
タ1の動作状態や機能の内容を図柄で表示する複数の表
示マーク209が描かれている。表示マーク209は、
凸部9の左右方向に間隔を存して配置されている。そし
て、表示マーク209は、第1の面208aと第2の面
208bとに亘っており、図2に示すように、ディスプ
レイユニット161を第1の位置に回動させた状態で
も、凸部9の上面13と共にコンピュータ1の上方に露
出するようになっている。
【0101】図3、図19ないし図21に示すように、
アッパハウジング4の凸部9とロアハウジング3の後端
部との間には、合成樹脂製のホルダ211が配置されて
いる。ホルダ211は、第1および第2のカバー21
2,213と,これらカバー212,213の間を結ぶ
連結部214とを一体に備えている。
【0102】第1および第2のカバー212,213
は、第1および第2の脚取り付け部17a,17bの底
部開口18aをアッパハウジング4の内側から覆ってお
り、このアッパハウジング4の上面に略面一に連続して
いる。第1および第2のカバー212,213は、その
左右両端部に夫々上向きに延びる側壁215a,215
bを備えている。側壁215a,215bは、第1およ
び第2の脚取り付け部17a,17bの側部開口19a
に嵌合しており、この側部開口19aと協働して脚取り
付け部17a,17bの側面19にケーブル197,2
02を通すケーブル通路216を構成している。(図1
8を参照) 第1および第2のカバー212,213の底面には、下
向きに延びる左右一対の位置決め突部212a,212
b、213a,213bが一体に形成されている。ま
た、図7に示すように、第1および第2のカバー21
2,213の後端部には、下向きに延びる後端壁21
7,218が形成されており、これら後端壁217,2
18は、位置決め突部212a,212b、213a,
213bに連なっている。
【0103】図21に示すように、ホルダ211の連結
部214は、第1ないし第4の部品受け部220a〜2
20dを有している。第1ないし第3の部品受け部22
0a〜220cは、第1および第2のカバー212,2
13の間において、左右方向に並んで配置されていると
ともに、第4の部品受け部220dは、第3の部品受け
部220cの直後に配置されている。
【0104】このホルダ211は、図3や図7に示すよ
うにコネクタパネル44のフランジ部50aの上面に重
ね合わされている。この場合、第1および第2のカバー
212,213の位置決め突部212a,212b、2
13a,213bが、フランジ部50に形成したスリッ
ト(図示せず)に挿通されており、この挿通により、ロ
アハウジング3に対するホルダ211の左右方向の位置
決めがなされている。また、第1および第2のカバー2
12,213の後端壁217,218は、フランジ部5
0aに連なる壁部50bの後面に被さっており、このこ
とにより、ロアハウジング3に対するホルダ211の前
後方向の位置決めがなされている。
【0105】ホルダ211の第1および第2のカバー2
12,213は、アッパハウジング4のリヤ部分7をロ
アハウジング3に被せることによって第1および第2の
脚取り付け部17a,17bの底部開口18aに入り込
み、この底部開口18を閉塞する。そして、この時、第
1および第2のカバー212,213の側壁215a,
215bが第1および第2の脚取り付け部17a,17
bの側部開口19aに嵌合し、この第1および第2のカ
バー212,213がコネクタパネル44とアッパハウ
ジング4のリヤ部分7との間で挾み込まれる。
【0106】アッパハウジング4のリヤ部分7をロアハ
ウジング3に被せると、連結部214が凸部9の下端に
位置される。この連結部214は、図3に示すように、
凸部9の内面との間に収容空間219を構成している。
収容空間219は、第1の脚取り付け部17a,17b
の間に位置しており、この収容空間219に第1ないし
第4の部品受け部220a〜220dが位置している。
【0107】図20や図21に示すように、ホルダ21
1の第1ないし第3の各部品受け部220a〜220c
には、夫々ケーブル202のコア204、レジューム機
能を設置するための円筒状のサブバッテリ221および
円盤状のスピーカ222が配置されている。コア204
やサブバッテリ221を受ける第1および第3の部品受
け部220a,220cは、上方に向けて開口された凹
状をなしており、これら部品受け部220a,220c
にコア204およびサブバッテリ221が嵌合保持され
ている。
【0108】スピーカ222を受ける第2の部品受け部
220bは、複数の係合片223を一体に有している。
係合片223は、スピーカ222の上下端部に係脱可能
に係合している。この係合により、スピーカ222が第
2の部品受け部220bに略起立した姿勢で保持されて
いる。
【0109】第4の部品受け部220dは、図3に示す
ように、アイコン基板207の下方に位置している。こ
の第4の部品受け部220dには、ダイオード基板22
5が支持されている。この第4の部品受け部220d
は、複数の係合片226を有し、これら係合片226が
ダイオード基板225の角部や周縁部に係脱可能に係止
されている。この係合により、ダイオード基板225
は、略起立した姿勢で第4の部品受け部220dに支持
されており、このダイオード基板225の前面がアイコ
ン基板207に近接している。
【0110】ダイオード基板225の前面には、フレキ
シブルな配線基板228が貼り付けられている。配線基
板228には、複数の発光ダイオード229が左右方向
に間隔を存して配置されている。発光ダイオード229
は、アイコン206の光源となるもので、夫々アイコン
基板207の上の表示マーク209と対向し合う位置に
配置されている。このため、発光ダイオード229が発
光すると、それに対応した表示マーク209が点灯し、
コンピュータ1の動作状態や機能の内容が表示されるよ
うになっている。
【0111】そして、本実施形態の場合、アイコン基板
207の発光ダイオード229との対向面には、拡散シ
ート(図示せず)が貼り付けられている。拡散シート
は、指向性の強い発光ダイオード229からの光を広範
囲に拡散させるためのものであり、この拡散シートの存
在により、表示マーク209が局部的に発光することな
く全体に亘って均等に点灯するようになっている。
【0112】なお、配線基板228の先端は、図19や
図20に示すように、第4の回路基板40d上の中継コ
ネクタ230に接続されている。
【0113】図1に示すように、アッパハウジング4の
キーボード装着部8には、情報やコマンドを入力するた
めのキーボード235が取り外し可能に装着されてい
る。図23や図24に見られるように、キーボード23
5は、キーボードパネル236を備えている。キーボー
ドパネル236は、キーボード装着部8に嵌合可能な長
方形板状をなしており、キーボード装着部8の底壁8e
に載置されるようになっている。このキーボードパネル
236の上面には、多数のキー237と、ポインティン
グデバイスの一種であるジョイスティック238とが配
置されている。
【0114】キーボードパネル236は、キーボード装
着部8の前側の側壁8aに沿う前縁部236aと、後側
の側壁8bに沿う後縁部236bとを有している。キー
ボードパネル236の前縁部236aには、複数の第1
の係合突起240が左右方向に間隔を存して突設されて
いる。キーボードパネル236の後縁部236bには、
複数の第2の係合突起241が左右方向に間隔を存して
突設されている。
【0115】図25に示すように、キーボード装着部8
の前側の側壁8aと底壁8eとで規定される角部には、
リブ状の座部242が形成されている。座部242は、
キーボード装着部8の全幅に亘っており、この座部24
2に複数の係合凹部243が形成されている。係合凹部
243は、左右方向に間隔を存して配置されており、座
部242の上面および後面に連続して開口されている。
そして、これら係合凹部243には、キーボード235
をキーボード装着部8に装着した時に、キーボードパネ
ル236の第1の係合突起240が上方から差し込まれ
るようになっている。これら第1の係合突起240の上
面は、座部242の上面と略面一となっている。
【0116】図21や図24に示すように、キーボード
装着部8の後側の側壁8bと底壁8eとで規定される角
部には、複数の係合口245が形成されている。係合口
245は、左右方向に間隔を存して配置されている。こ
れら係合口245には、キーボードパネル236の第2
の係合突起241が抜き差し可能に差し込まれるように
なっている。
【0117】図1に示すように、アッパハウジング4の
フロント部分6は、キーボード235の幅方向に沿う全
長に亘って延びる長さを有している。このフロント部分
6は、キーボード装着部8に連なる前縁部に、下向きに
延びる挾持壁部247を有している。挾持壁部247
は、フロント部分6の全幅に亘って延びている。この挾
持壁部247は、フロント部分6とリヤ部分7とを突き
合わせた際に、図24に示すように、キーボード装着部
8の前側の側壁8aの後面に重なり合い、その下端が座
部242の上面に接するようになっている。
【0118】また、フロント部分6は、キーボード23
5の手元側に位置している。このフロント部分6の上面
は、キーボード235を操作する際に手を置く手置き台
250となっている。この手置き台250の略中央部に
は、液晶ディスプレイ163に表示されたコマンドの実
行および取り消しを行う操作ボタン251a,251b
が前後に並べて配置されている。
【0119】このような構成のポータブルコンピュータ
1によれば、オペレータの音声を収録するマイクロホン
191をディスプレイユニット161の第1の枢支用脚
部168に収容し、この枢支用脚部168のフロント部
分170にマイクロホン191に連なる第1の通孔19
8aを形成したので、ディスプレイユニット161を第
2の位置に回動させると、マイクロホン191および第
1の通孔198aがオペレータと向き合うような位置関
係となる。このため、オペレータの音声をマイクロホン
191で収録する場合に、音声の放射方向にマイクロホ
ン191が位置し、この音声を効率良く確実に収録する
ことができる。
【0120】また、マイクロホン191が卓上に載置さ
れる筐体2から切り離され、卓上から浮き上がった状態
となるので、例えば卓を叩く等して筐体2に何等かの振
動が加わったとしても、この振動に伴う雑音をマイクロ
ホン191が拾い難くなるといった利点がある。
【0121】さらに、上記構成によると、第1の枢支用
脚部168は、筐体2の第1の脚取り付け部17aに入
り込んでおり、この第1の枢支用脚部168の左側の脚
側面175aに開けた連通孔176が、第1の脚取り付
け部17aの側部開口19aに連なっている。このた
め、図18に示すように、マイクロホン191に連なる
ケーブル197を、第1の枢支用脚部168の内側から
連通孔176および側部開口19aを通じて筐体2の内
部に導くことができ、このケーブル197の配線処理を
容易に行えるとともに、ケーブル197の長さも短くす
ることができる。
【0122】その上、ケーブル197がディスプレイユ
ニット161や筐体2の外方に引き出されずに済むの
で、外観が良好となるとともに、このケーブル197を
覆う格別なカバー類も不要となる。
【0123】しかも、第1の枢支用脚部168の内部に
は、ヒンジ軸179の一端を支持する第1のブラケット
181が配置されているにすぎず、このブラケット18
1の左側方に充分なデッドスペースが存在する。このた
め、第1の枢支用脚部168の内側に生じたデッドスペ
ースを利用してマイクロホン191を設置することがで
き、限られた広さのハウジング162の内部に、マイク
ロホン191を設置する専用のスペースを確保する必要
はない。
【0124】また、マイクロホン191は、そのホルダ
192をリヤ部分171の内面の係合突起195a,1
95bに差し込むことで第1の枢支用脚部168に支持
される。このため、格別なねじ類を用いることなくマイ
クロホン191を支持することができ、面倒なねじ回し
作業が不要となって、このマイクロホン191の組み込
み作業を容易に行うことができる。
【0125】なお、本発明に係る携帯形電子機器は、コ
ンピュータに特定されるものではなく、携帯形のワード
プロセッサにも同様に実施可能である。
【0126】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、オペレー
タとマイクロホンとが向かい合うので、音声をマイクロ
ホンで効率よく収録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスプレイユニットを第2の位置に回動させ
た状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】ディスプレイユニットを第1の位置に回動させ
た状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】ポータブルコンピュータの筐体の断面図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図。
【図6】ポータブルコンピュータの筐体の斜視図。
【図7】第2のコネクタカバーと第3のコネクタカバー
を開いた状態を示すポータブルコンピュータの背面図。
【図8】第2のコネクタカバーと第3のコネクタカバー
を閉じた状態を示すポータブルコンピュータの背面図。
【図9】第2の回路基板を支持するブラケットとコネク
タパネルの支持金具との関係を示す斜視図。
【図10】第2の回路基板と第3の回路基板の取り付け
状態を示す斜視図。
【図11】第1のカード収容部の部分を破断して示す筐
体の斜視図。
【図12】第1のカード収容部の平面図。
【図13】ロックレバーを解除位置にスライドさせ、イ
ジェクタのロックを解除した状態の斜視図。
【図14】ロックレバーをロック位置にスライドさせ、
イジェクタをロックした状態の斜視図。
【図15】イジェクタの連係機構を分解して示す斜視
図。
【図16】ロックレバーをロック位置にスライドさせた
時の筐体の斜視図。
【図17】ロックレバーを解除位置にスライドさせた時
の筐体の斜視図。
【図18】マイクロホンをディスプレイユニットの第1
の枢支用脚部に取り付けた状態を示す斜視図。
【図19】マイクロホンに連なるケーブルの配線経路を
示す斜視図。
【図20】ホルダに各種の機能部品を支持させた状態を
示すポータブルコンピュータの正面図。
【図21】アッパハウジングとホルダとの関係を分解し
て示す斜視図。
【図22】筐体とディスプレイユニットとの連結部を示
すポータブルコンピュータの斜視図。
【図23】キーボードの斜視図。
【図24】キーボードの取り付け部を破断して示すポー
タブルコンピュータの側面図。
【図25】アッパハウジングのフロント部分をロアハウ
ジングから取り外した状態を示すポータブルコンピュー
タの斜視図。
【図26】アッパハウジングのフロント部分をロアハウ
ジングに取り付けた状態を示すポータブルコンピュータ
の斜視図。
【図27】キーボードを筐体に組み込む状態を示すポー
タブルコンピュータの側面図。
【符号の説明】
2…筐体 9…凸部 17a,17b…脚取り付け部(第1の脚取り付け部、
第2の脚取り付け部) 161…ディスプレイユニット 168,169…脚部(第1の枢支用脚部、第2の枢支
用脚部) 191…マイクロホン 235…キーボード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 脚部を有し、この脚部を介して上記筐体を上方から覆う
    第1の位置と、上記筐体に対し起立する第2の位置とに
    亘って回動可能に上記筐体に支持されたディスプレイユ
    ニットと、 上記脚部に収容されたマイクロホンと、を具備したこと
    を特徴とする携帯形電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記マイクロ
    ホンは、オペレータの音声を収録するものであり、上記
    ディスプレイユニットが上記第2の位置に回動された時
    に、上記オペレータと向かい合うことを特徴とする携帯
    形電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
    上記脚部は、その前面に上記マイクロホンと対向する通
    孔を有することを特徴とする携帯形電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記脚部の前
    面に上記通孔を覆うパネルが取り付けられているととも
    に、このパネルは、上記通孔と対向する複数の孔を有す
    ることを特徴とする携帯形電子機器。
  5. 【請求項5】 上面を有する筐体と、 上記筐体の上面に形成され、脚取り付け部を有する凸部
    と、 上記筐体の脚取り付け部に位置する脚部を有し、この脚
    部を介して上記筐体を上方から覆う第1の位置と、上記
    筐体に対し起立する第2の位置とに亘って回動可能に上
    記筐体に支持されたディスプレイユニットと、 上記脚部に収容されたマイクロホンと、を具備したこと
    を特徴とする携帯形電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記ディスプ
    レイユニットは、ヒンジ装置を介して上記筐体に回動可
    能に支持されており、このヒンジ装置は、脚部内に固定
    されたブラケットを有し、上記マイクロホンは上記脚部
    内で上記ブラケットと隣り合っていることを特徴とする
    携帯形電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6の記載において、
    上記脚取り付け部は、上記脚部が入り込む凹みであり、
    この脚取り付け部の側面に側部開口が形成されていると
    ともに、上記脚部の側面に上記側部開口に連なる連通孔
    が形成され、上記マイクロホンに接続されたケーブル
    は、上記側開口および連通孔を通じて上記筐体の内部に
    導かれていることを特徴とする携帯形電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項5の記載において、上記マイクロ
    ホンはホルダに支持され、このホルダは上記脚部の内面
    から突出する係合突起に差し込むことで、上記脚部に支
    持されていることを特徴とする携帯形電子機器。
  9. 【請求項9】 上面にキーボードを有する筐体と、 上記筐体の上面に形成され、上記キーボードの後方に位
    置する脚取り付け部と、 上記筐体の脚取り付け部に位置する脚部を有し、この脚
    部を介して上記筐体を上方から覆う第1の位置と、上記
    筐体に対し起立する第2の位置とに亘って回動可能に上
    記筐体に支持されたディスプレイユニットと、 上記脚部に収容され、上記ディスプレイユニットを上記
    第2の位置に回動させた時に、オペレータと向かい合う
    マイクロホンと、を具備したことを特徴とする携帯形電
    子機器。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、上記ディス
    プレイユニットは、ディスプレイと、このディスプレイ
    を収容するとともに、上記脚部を有するハウジングとを
    備え、このハウジングは、フロントハウジングとリヤハ
    ウジングとに分割されているとともに、上記脚部は、上
    記フロントハウジングに連なるフロント部分と、上記リ
    ヤハウジングに連なるリヤ部分とを互いに突き合わすこ
    とで構成され、上記マイクロホンは、上記脚部のリヤ部
    分に支持されていることを特徴とする携帯形電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項10の記載において、上記脚部
    のフロント部分は、上記マイクロホンと対向する通孔を
    有するとともに、上記フロント部分の前面は、上記通孔
    と対向する複数の孔を有するパネルによって覆われてい
    ることを特徴とする携帯形電子機器。
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