JP2003207232A - 膨張弁一体積層型熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

膨張弁一体積層型熱交換器およびその製造方法

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JP2003207232A
JP2003207232A JP2002008688A JP2002008688A JP2003207232A JP 2003207232 A JP2003207232 A JP 2003207232A JP 2002008688 A JP2002008688 A JP 2002008688A JP 2002008688 A JP2002008688 A JP 2002008688A JP 2003207232 A JP2003207232 A JP 2003207232A
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heat exchanger
expansion valve
inlet
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Hiroshi Arai
寛 新居
Kazuyuki Kakinuma
和幸 柿沼
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数および組み付け工数の低減を図るこ
とによりコストダウンを達成しつつ、装置全体の小型
化、軽量化を促進できる膨張弁一体積層型熱交換器およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 積層型熱交換器本体に予めろう付けされ
た入出口ブロック体内に膨張弁本体を組み込んだことを
特徴とする、膨張弁一体積層型熱交換器およびその製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置等
に用いられる熱交換器に関し、とくにチューブとフィン
とが交互に積層された積層型熱交換器本体にろう付けさ
れたブロック体に膨張弁が一体化された熱交換器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、チューブとフィンとが交互に
積層された積層型熱交換器本体にブロックタイプ膨張弁
が接続される入出口ブロック体が接合された熱交換器と
しては、図4ないし図6に示すようなものが知られてい
る。図において、100は熱交換器を示している。熱交
換器100は、チューブ101とフィン102とが交互
に積層された積層型熱交換器本体103と、該積層型熱
交換器本体103の最外層に設けられたサイドタンク1
04に接合される入出口ブロック体(入出口フランジ)
105と、該入出口ブロック体105に接続されるブロ
ックタイプ膨張弁106とを有している。
【0003】上記のような熱交換器100においては、
積層型熱交換器本体103を仮組みし炉中でろう付けす
るとともに、本体103のサイドタンク104にブロッ
ク体105をろう付けし、ろう付け後さらに入出口ブロ
ック体105に膨張弁106をねじ107、108で接
続することにより熱交換器が製造されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような熱交換器においては、膨張弁106はねじ107
等により入出口ブロック体105に接続されるので、部
品点数、組み付け工数が増加しコストアップを招くおそ
れがある。また、入出口ブロック体105は、通常、ア
ルミニウム合金等からなるブロック状材料に熱交換媒体
の流通路等を切削加工したものから構成されているの
で、材料コストが嵩むとともに、装置の重量化を招くお
それがある。また、サイドタンク104に熱容量の大き
いブロック体105をろう付けするためには炉中を高温
にする必要があるため、熱交換器本体103を構成する
部材のうち比較的熱容量の小さい部材が変形等するおそ
れがある。さらに、本体103の側部に入出口ブロック
体105をろう付けし、該ブロック体105に膨張弁1
06を接続したのでは、熱交換器100の幅方向(図5
の左右方向)の寸法が増大するので、近年の装置の小型
化の要請に対応できなくなるおそれがある。
【0005】本発明の課題は、部品点数、組み付け工数
の低減を図ることによりコストダウンを達成しつつ、装
置全体の小型化、軽量化を促進できる膨張弁一体積層型
熱交換器およびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の膨張弁一体積層型熱交換器は、積層型熱交
換器本体に予めろう付けされた入出口ブロック体内に膨
張弁本体を組み込んだことを特徴とするものからなる。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
の膨張弁一体積層型熱交換器の製造方法は、膨張弁本体
を内蔵可能な大きさのブロック体を熱交換器本体にろう
付けし、ろう付けされたブロック体に膨張弁を組み込む
ことを特徴とする方法からなる。
【0008】上記ブロック体は熱交換器本体のサイドタ
ンクに直にろう付けすることができる。
【0009】上記のような膨張弁一体積層型熱交換器お
よびその製造方法によるときは、積層型熱交換器本体に
予めろう付けされた入出口ブロック体内に膨張弁本体が
組み込まれているので、入出口ブロック体にさらにブロ
ック状の膨張弁本体が接続される従来の積層型熱交換器
に比べて軽量化、小型化を促進することができる。ま
た、入出口ブロック体を膨張弁本体を内蔵可能なブロッ
ク体から構成すれば、従来用いられていたねじ等の接続
用部材を廃止しつつ、ブロック体に膨張弁本体を容易に
組み込むことができるので、部品点数および組み付け工
数を低減できる。また、膨張弁本体を内蔵可能な入出口
ブロック体は、従来の入出口ブロック体に比べて空洞部
が多くなるため熱容量を低減できる。したがって、炉中
におけるろう付け温度を低く設定できるので、積層型熱
交換器本体の変形のおそれも解消される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の膨張弁一体積層
型熱交換器の望ましい実施の形態を図面を参照して説明
する。図1ないし図3は、本発明の一実施態様に係る膨
張弁一体積層型熱交換器を示している。図において、1
は膨張弁一体積層型熱交換器を示している。膨張弁一体
積層型熱交換器1は、積層型熱交換器本体2と該積層型
熱交換器本体2のサイドタンク3にろう付けされる入出
口フランジとしての入出口ブロック体4と膨張弁本体5
等から構成されている。
【0011】積層型熱交換器本体2は、複数のチューブ
6とコルゲート状のフィン7とが交互に積層されてお
り、該積層部の上下には上タンク8と下タンク9とが形
成されている。また、積層部の最外層にはサイドタンク
3が設けられている。サイドタンク3には、積層型熱交
換器本体の上下に延びる熱交換媒体導入路10と熱交換
媒体導出路11とが形成されている。
【0012】サイドタンク3には、膨張弁本体5を内蔵
可能な大きさの入出口ブロック体4が直にろう付けされ
ている。入出口ブロック体4には、熱交換媒体導入配管
(図示略)が接続される導入配管接続口12と、熱交換
媒体導出配管(図示略)が接続される導出配管接続口1
3とが設けられている。なお、24は上記配管を固定す
るためのねじ穴を示している。
【0013】入出口ブロック体4内には、膨張弁本体5
が内蔵されている。膨張弁本体5は入出口ブロック体4
に設けられた挿入孔14から挿入されるようになってい
る。膨張弁本体5の頭部17にはキャップ15の脚部1
8に嵌合する凸部19が設けられている。キャップ15
の頭部20には、挿入孔14の内面に当接するCリング
16が設けられている。該Cリング16によりキャップ
15および膨張弁本体15の入出口ブロック体4からの
抜けが防止されるようになっている。なお、キャップの
頭部20により挿入孔14が閉塞され該部の気密性が保
持されるようになっている。
【0014】また、入出口ブロック体4内には、導入配
管接続口12が開口される室21と導出配管接続口13
および挿入孔14が開口される室22とに区画されてい
る。室21はサイドタンク3の熱交換媒体導入路10に
挿通されている。一方室22はサイドタンク3の室22
に挿通されている。入出口ブロック体4の挿入孔14か
ら膨張弁本体5が挿入されると、膨張弁本体5の頭部1
7は室22の内面に当接し行き止りになるが、膨張弁本
体5の脚部23は室21にまで進入する。そして、脚部
23が伸縮することにより室21の容積が変更され、該
空間21内における熱交換媒体(冷媒)の膨張率が変更
されるようになっている。
【0015】本実施態様のような熱交換器1において
は、入出口ブロック体4の導入配管接続口12から流入
した冷媒は室21内で膨張された後にサイドタンク3の
熱交換媒体導入路10に流入する。そして、積層型熱交
換器本体2内を流通しながら外部空気との間で熱交換が
行われ、サイドタンク3の熱交換媒体導出路11から入
出口ブロック体4の室22を経て導出配管接続口13か
ら外部へと導出されるようになっている。
【0016】次に、熱交換器1の製造方法について説明
する。まずはじめにチューブ6、フィン7、サイドタン
ク3等の各部材を組み合わせて積層型熱交換器本体2を
仮組みする。そしてサイドタンク3の所定の位置に入出
口ブロック体4を治具等で仮止めしこれらを一括して炉
中においてろう付けする。これにより、積層型熱交換器
本体2の各部材がろう付けされるとともに、積層型熱交
換器本体2のサイドタンク3に入出口ブロック体4がろ
う付けされる。続いて入出口ブロック体4の挿入孔から
膨張弁本体5、キャップ15、Cリング16を挿入する
ことにより、入出口ブロック4内の所定の位置に膨張弁
本体5が内蔵されるようになっている。
【0017】本実施態様のような熱交換器1において
は、積層型熱交換器本体2に入出口ブロック体4が予め
ろう付けされ、該入出口ブロック体4内に膨張弁本体5
が組み込まれるので、入出口ブロック体にさらにブロッ
ク状の膨張弁が接続される従来の熱交換器に比べて熱交
換器1の幅方向(図2の左右方向)に対する寸法が縮小
され小型化を達成できる。また、カプセル型の膨張弁本
体5は従来のブロック状の膨張弁に比べてはるかに軽量
であるから、熱交換器1全体の軽量化を促進できる。
【0018】また、入出口ブロック体4には膨張弁本体
5を内蔵可能な室21、22が設けられており、入出口
ブロック4の挿入口14から膨張弁本体5、キャップ1
5、Cリング16をこの順に挿入すれば膨張弁本体5を
入出口ブロック体4内に容易に内蔵させることができ
る。したがって従来必要であったねじ等の膨張弁を接続
するための部材を廃止しつつ、ブロック体4内に膨張弁
本体5を組み込むことができるので、部品点数および組
み付け工数を低減できる。
【0019】さらに、入出口ブロック体4は、従来の入
出口ブロック体に比べて内部の空洞が多くなるので、熱
容量を低減することができる。このため、炉中における
ろう付け温度を低くすることができるので、積層型熱交
換器本体2を構成する熱容量の小さい部材の変形等のお
それを解消することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の膨張弁一
体積層型熱交換器およびその製造方法によるときは、入
出口ブロック体内に膨張弁本体を容易に組み込むことが
できるので、部品点数、組み付け工数を低減しつつ、装
置全体の小型化、軽量化を達成し熱交換器全体のトータ
ルコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る膨張弁一体積層型熱
交換器の分解側面図である。
【図2】本発明の一実施態様に係る膨張弁一体積層型熱
交換器の底面図である。
【図3】図1の熱交換器の積層型熱交換器本体の正面図
である。
【図4】従来の熱交換器の側面図である。
【図5】図1の熱交換器の分解正面図である。
【図6】図4の熱交換器のVI−VI方向からの矢視図
である。
【符号の説明】
1 膨張弁一体積層型熱交換器 2 積層型熱交換器本体 3 サイドタンク 4 入出口ブロック体 5 膨張弁本体 6 チューブ 7 フィン 8 上タンク 9 下タンク 10 熱交換媒体導入路 11 熱交換媒体導出路 12 導入配管接続口 13 導出配管接続口 14 挿入孔 15 キャップ 16 Cリング 17 頭部(膨張弁本体の) 18 脚部(キャップの) 19 凸部 20 頭部(キャップの) 21、22 室 23 脚部(膨張弁本体の) 24 ねじ穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層型熱交換器本体に予めろう付けされ
    た入出口ブロック体内に膨張弁本体を組み込んだことを
    特徴とする、膨張弁一体積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記ブロック体がサイドタンクに直にろ
    う付けされている、請求項1の膨張弁一体積層型熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 膨張弁本体を内蔵可能な大きさのブロッ
    ク体を熱交換器本体にろう付けし、ろう付けされたブロ
    ック体に膨張弁を組み込むことを特徴とする、膨張弁一
    体積層型熱交換器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ブロック体をサイドタンクに直にろ
    う付けする、請求項3の膨張弁一体積層型熱交換器の製
    造方法。
JP2002008688A 2002-01-17 2002-01-17 膨張弁一体積層型熱交換器およびその製造方法 Pending JP2003207232A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082440A (ja) * 2009-09-25 2010-04-15 Noritz Corp ミスト機能付浴室暖房装置、並びに、ミスト機能付浴室暖房装置の浴室室内機
JP2011195091A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

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